JP2013052435A - 溶接方法 - Google Patents
溶接方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013052435A JP2013052435A JP2011193942A JP2011193942A JP2013052435A JP 2013052435 A JP2013052435 A JP 2013052435A JP 2011193942 A JP2011193942 A JP 2011193942A JP 2011193942 A JP2011193942 A JP 2011193942A JP 2013052435 A JP2013052435 A JP 2013052435A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- perforated
- closed
- suction port
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
【解決手段】溶接方法であって、主吸引口15を有する吸着治具12に、主貫通孔19が形成された少なくとも一つの有孔被溶接物17を、主吸引口15と主貫通孔19とを対応させた姿勢で載置する工程と、有孔被溶接物17に更に閉塞被溶接物18を重ねて主吸引口15及び主貫通孔19を塞ぐ工程と、有孔被溶接物17に重ねられた閉塞被溶接物18を主吸引口15によって吸着した状態で、有孔被溶接物17と閉塞被溶接物18とを溶接する工程と、を実行する。
【選択図】図1
Description
前記有孔被溶接物と前記閉塞被溶接物とを、前記閉塞被溶接物側に位置する溶接治具を用いて溶接することが好ましい。
本発明の実施形態1を図1ないし図5を参照しつつ説明する。本実施形態は、重ね合わされた複数の被溶接物10を溶接することで溶接物11を製造する方法に係る。被溶接物10は、異なる機器間を接続するバスバー、異なる電池電極同士を接続する接続部材、電池の発電要素と接続される電池電極等、任意の部材を使用することができる。以下の説明においては、図1における上方を上方とし、下方を下方として説明する。
図1に示すように、被溶接物10は、吸着治具12に重ねて配される。吸着治具12は、上方から見て略矩形状をなす扁平な板状をなす。吸着治具12の側面には、吸着管13の一方の端部が接続されている。吸着管13の他方の端部は、公知のポンプ(図示せず)に接続されている。このポンプにより負圧が発生されるようになっている。
本実施形態においては、被溶接物10は金属板材を所定形状にプレス加工してなる。被溶接物10を構成する金属は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。被溶接物10の表面には、スズ、ニッケル等の金属からなるメッキ層が形成されていてもよい。
続いて、被溶接物10を溶接する方法について説明する。図1に示すように、吸着治具12の上面に、上方(図1における矢線で示す方向)から有孔被溶接物17を載置する。このとき、有孔被溶接物17は、吸着治具12に対して、有孔被溶接物17の主貫通孔19と、吸着治具12の主吸引口15とが対応する姿勢で、吸着治具12に載置される。有孔被溶接物17の主貫通孔19と、吸着治具12の主吸引口15とが対応するとは、主貫通孔19と主吸引口15とが整合する場合を含むと共に、主貫通孔19と主吸引口15とが整合していない場合でも、主貫通孔19の一部と主吸引口15の一部とが重なって配される場合を含む。また、有孔被溶接物17によって、副吸引口16を塞ぐ。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、有孔被溶接物17は、吸着治具12と、吸着治具12の主吸引口15によって吸着された閉塞被溶接物18との間に挟まれた状態で固定される。これにより、有孔被溶接物17及び閉塞被溶接物18を把持するための把持部材が不要となるので、溶接作業におけるスペース効率を向上させることができる。
次に、本発明の実施形態2を図6ないし図9を参照しつつ説明する。図6及び図7に示すように、本実施形態においては、2つの有孔被溶接物37A,37Bが、1つの閉塞被溶接物38と溶接される。2つの有孔被溶接物37A,37Bのうち図6における下側に位置して、吸着治具12の上面に載置されるものと下側有孔被溶接物37Aとし、下側有孔被溶接物37Aの上に重ねられるものを上側有孔被溶接物37Bとする。下側有孔被溶接物37A、及び上側有孔被溶接物37Bのそれぞれには、主貫通孔39A,39Bが形成されている。
続いて、閉塞被溶接物18、上側有孔被溶接物37B、及び下側有孔被溶接物37Aを溶接する方法について説明する。なお、実施形態1と重複する説明については省略する。図6及び図7の矢線で示すように、吸着治具12の上面に、下側有孔被溶接物37A、上側有孔被溶接物37B、閉塞被溶接物38の順に重ねて載置する。このとき、吸着治具12の主吸引口15と、下側有孔被溶接物37Aの主貫通孔39A、及び上側有孔被溶接物37Bの主貫通孔39Bと、を対応させて配する。吸着治具12の主吸引口15、下側有孔被溶接物37Aの主貫通孔39A、及び上側有孔被溶接物37Bの主貫通孔39Bは、閉塞被溶接物38によって塞がれる。
本実施形態によれば、複数の有孔被溶接物37A,37Bを吸着治具12と閉塞被溶接物38との間に挟んだ状態で、複数の有孔被溶接物37A,37B同士を溶接すると共に、閉塞被溶接物38と上側有孔被溶接物37Bとを溶接することができる。詳細には、下側有孔被溶接物37A、上側有孔被溶接物37B、及び閉塞被溶接物18を、一回の溶接作業により一体に溶接できる。
次に、本発明の実施形態3を、図10を参照しつつ説明する。図10に示すように、本実施形態に係る吸着治具52においては、図10における左手前側の端部寄りの位置に、主吸引口55が形成されており、長手方向の中央付近と、右奥側の端部寄りの位置とには、それぞれ、副吸引口56A,56Bが形成されている。
続いて、閉塞被溶接物18、上側有孔被溶接物57B、及び下側有孔被溶接物57Aを溶接する方法について説明する。なお、実施形態2と重複する説明については省略する。図10の矢線で示すように、吸着治具52の上面に、下側有孔被溶接物57A、上側有孔被溶接物57B、閉塞被溶接物38の順に重ねて載置する。
本実施形態によれば、閉塞被溶接物38、下側有孔被溶接物57A、及び上側有孔被溶接物57Bを、それぞれ、吸着治具52に吸着されることにより、閉塞被溶接物38、下側有孔被溶接物57A、及び上側有孔被溶接物57Bの相対的な位置決めをすることができる。これにより、吸着治具52に対する下側有孔被溶接物57A、及び上側有孔被溶接物57Bの相対的な位置精度を向上させることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
15,55…主吸引口
16,56A,56B…副吸引口
17…有孔被溶接物
18,38…閉塞被溶接物
19,39A,39B,59A,59B…主貫通孔
20…溶接治具
37A,57B…下側有孔被溶接物
37B、57B…上側有孔被溶接物
60…副貫通孔
Claims (6)
- 主吸引口を有する吸着治具に、主貫通孔が形成された少なくとも一つの有孔被溶接物を、前記主吸引口と前記主貫通孔とを対応させた姿勢で載置する工程と、
前記有孔被溶接物に更に閉塞被溶接物を重ねて前記主吸引口及び前記主貫通孔を塞ぐ工程と、
前記有孔被溶接物に重ねられた前記閉塞被溶接物を前記主吸引口によって吸着した状態で、前記有孔被溶接物と前記閉塞被溶接物とを溶接する工程と、を実行する溶接方法。 - 前記有孔被溶接物と前記閉塞被溶接物とを、前記閉塞被溶接物側に位置する溶接治具を用いて溶接する請求項1に記載の溶接方法。
- 前記有孔被溶接物と前記閉塞被溶接物とを、レーザー溶接、又はTIG溶接する請求項2に記載の溶接方法。
- 前記吸着治具には更に副吸引口が形成されており、
前記吸着治具に前記有孔被溶接物が載置された状態で、前記副吸引口を前記有孔被溶接物で塞ぐことにより、前記有孔被溶接物を前記副吸引口によって吸着する請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の溶接方法。 - 複数の前記有孔被溶接物を前記吸着治具と前記閉塞被溶接物との間に挟んだ状態で、複数の前記有孔被溶接物同士を溶接すると共に、前記閉塞被溶接物と前記有孔被溶接物とを溶接する請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の溶接方法。
- 前記吸着治具には複数の副吸引口が形成されており、複数の前記有孔被溶接物には、前記副吸引口に対応する位置に副貫通孔が形成されており、
前記副貫通孔を、前記副貫通孔が形成された前記有孔被溶接物よりも前記吸着治具から離間した位置に配された前記有孔被溶接物によって塞ぐことにより、前記有孔被溶接物を前記副吸引口によって吸着する請求項5に記載の溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011193942A JP5831744B2 (ja) | 2011-09-06 | 2011-09-06 | 溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011193942A JP5831744B2 (ja) | 2011-09-06 | 2011-09-06 | 溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013052435A true JP2013052435A (ja) | 2013-03-21 |
JP5831744B2 JP5831744B2 (ja) | 2015-12-09 |
Family
ID=48129899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011193942A Expired - Fee Related JP5831744B2 (ja) | 2011-09-06 | 2011-09-06 | 溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5831744B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106736200A (zh) * | 2017-03-17 | 2017-05-31 | 卡尔迈耶(中国)有限公司 | 经编机左墙板定位焊装置及其使用方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010035696A1 (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-01 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 接合構造体、接合方法及び接合装置 |
-
2011
- 2011-09-06 JP JP2011193942A patent/JP5831744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010035696A1 (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-01 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 接合構造体、接合方法及び接合装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106736200A (zh) * | 2017-03-17 | 2017-05-31 | 卡尔迈耶(中国)有限公司 | 经编机左墙板定位焊装置及其使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5831744B2 (ja) | 2015-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4908476B2 (ja) | T型継手の溶接方法 | |
JP2016030280A (ja) | 金属箔のレーザ溶接方法及び装置 | |
KR102463774B1 (ko) | 레이저 용접 방법 및 레이저 용접용 지그 장치 | |
JP6314192B2 (ja) | 異材接合体及び異材接合方法 | |
JPWO2014126172A1 (ja) | レーザー溶接方法、およびレーザー溶接装置 | |
KR20150028511A (ko) | 백킹 박판을 이용한 전자빔 용접방법 | |
JPWO2012090668A1 (ja) | 電池端子用接続板および電池端子用接続板の製造方法 | |
JP2012071333A (ja) | スポット溶接方法及びその装置 | |
JP5831744B2 (ja) | 溶接方法 | |
CN111001930A (zh) | 用于激光焊接的方法和设备 | |
JP2010526669A (ja) | 融解性の金属材料から成る複数の部品を永久接続するための方法と装置 | |
JP4508919B2 (ja) | 溶接ロボット用トーチ取付治具及びタンデム溶接方法 | |
WO2017057232A1 (ja) | 接合方法、及び、異種材接合体の製造方法 | |
JP6343971B2 (ja) | レーザー溶接方法、およびレーザー溶接装置 | |
JP2011031271A (ja) | 抵抗溶接方法 | |
CN105436789B (zh) | 新能源车b柱横梁总成焊接夹具 | |
US20240173800A1 (en) | Laser welding metal foil stack to metal substrate | |
JP5239572B2 (ja) | ロボット装置及びワークの組立方法 | |
CN205290209U (zh) | 新能源车b柱横梁总成焊接夹具 | |
JP6260325B2 (ja) | 製缶構造及び建設機械 | |
JP7423929B2 (ja) | スポット溶接方法、溶接装置及び車両 | |
JP6252262B2 (ja) | レーザー溶接方法、およびレーザー溶接装置 | |
CN206010245U (zh) | 一种用于叉车的油箱加油管焊接夹具 | |
JP2012146930A (ja) | パワーモジュール用基板の製造方法及びろう材箔の接合装置 | |
JP2015066598A (ja) | 金属板積層体の接合方法および金属板積層体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151001 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151014 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5831744 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |