JP2013052141A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】アース構造を簡素化できると共に前面扉の自重による垂れを防止しつつ開閉動作をスムーズに行うことができる遊技機を提供する。
【解決手段】本体枠2に対して前面扉3が開閉可能に軸支されているパチンコ機Pにおいて、合成樹脂製の差し込み体20と金属製の板ばね21とからなる垂れ防止部材8を前面扉3の下部背面側に設けると共に、グランドに接地された板金製の受け部材7を本体枠2の下部前面側に設け、前面扉3の開閉動作に伴って差し込み体20の突出部20bが受け部材7のガイド部7a上を摺動することにより、閉鎖状態の前面扉3が自重で下方に垂れるのを防止するようにした。また、前面扉3の閉鎖時に突出部20bの下方へ突出する板ばね21の接触片21cをガイド部7a上に弾接することにより、前面扉3に発生または帯電した静電気を板ばね21と受け部材7を介して本体枠2側にアースするようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技機本体に対し前面扉がヒンジ機構を介して開閉可能に軸支された遊技機に係り、特に、前面扉が自重で下方にへたるのを防止する垂れ防止構造に関するものである。
遊技機の一例であるパチンコ機は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠と、この機枠にヒンジを介して扉状に開閉可能に取り付けられた本体枠(遊技機本体)と、この本体枠の前面に別のヒンジを介して開閉可能に取り付けられた前面扉とを備えており、本体枠の内側には遊技盤や発射装置等が収容されている。遊技盤はガイドレール等によって区画形成された遊技領域を有しており、この遊技領域には可変表示装置や始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。本体枠の前面には前面扉の開放端(反ヒンジ側)を施錠/開錠する施錠装置が設けられており、常態では、本体枠に対して前面扉の開放端は施錠されている。前面扉の中央部には遊技盤の盤面を臨む開口が設けられており、この開口は透明板によって塞がれている。また、前面扉には開口を包囲するように電飾部品やスピーカ等の演出装置が設けられており、前面扉の下部には遊技球を収容する受皿や発射装置の発射強度を調整する操作ハンドル等が設けられている。
このように概略構成されたパチンコ機では、通常、本体枠が機枠に対して閉じられていると共に、前面扉も本体枠に対して閉じられているため、何人も内部の遊技盤や電子機器等に触れることができないようになっている。ただし、遊技盤に発生した球詰まり等を解消するために前面扉を開放することがあり、その場合、前面扉はヒンジを中心に本体枠に対して回動する。ここで、前面扉には演出装置や操作ハンドル等の各種部品が設けられているため、前面扉の総重量がかなり大きなものになることがあり、そのような場合は、前面扉の反ヒンジ側が経年的に下方へ下がる「へたり」という現象を生じ易くなる。
そこで、従来より、前面扉の反ヒンジ側の背面にL字型金具からなる差し込み部材を取り付けると共に、遊技機本体の前面に断面L字型の受け部材を取り付け、前面扉の閉鎖時に差し込み部材の水平方向に延びる突出片を受け部材の支持板上に当接させることにより、前面扉の反ヒンジ側が自重で下方へ下がらないようにした遊技機(スロットマシン)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる従来技術では、開放状態の前面扉を遊技機本体に対して閉じていくと、差し込み部材の突出片が支持板の上面を摺動しながら受け部材の奥側へと導かれるため、前面扉の反ヒンジ側に作用する下方への動きが受け部材によって規制され、前面扉が自重で下方へ垂れてしまうことを防止することができる。
特開2005−296542号公報
ところで、特許文献1に開示された従来技術では、前面扉の背面側に取り付けられた差し込み部材と遊技機本体の前面側に取り付けられた受け部材とが両方とも金属材料からなるため、前面扉を遊技機本体に対して繰り返し開閉動作すると、差し込み部材と受け部材の金属同士の摩擦によって両者の摺動箇所が比較的短期間で摩耗してしまい、その結果生じる摺動面の荒れや摩耗粉に起因して前面扉をスムーズに開閉しにくくなるという問題がある。なお、差し込み部材と受け部材が金属同士の摺動になるのを避けるために、差し込み部材と受け部材のいずれか一方または両方を合成樹脂の成形品とすることも考えられるが、その場合、静電気を外部に逃がすためのアース構造が煩雑になるという別の問題が発生する。
すなわち、一般的に前面扉の外装体は絶縁性の合成樹脂で成形され、このような外装体の内部に静電気の影響を受け易い種々の電機部品が収納されている関係上、前面扉に発生または帯電した静電気を所望の導電経路を介して遊技機本体側にアースする必要がある。ただし、前面扉はヒンジ機構を介して遊技機本体に開閉可能に軸支されており、前面扉が遊技機本体に対峙するのは閉鎖時だけであるため、上記したように差し込み部材と受け部材の少なくとも一方を合成樹脂で成形した場合、前面扉に設けた導電板等に接続したリード線をヒンジを経由して遊技機本体のグランド端子に接続しなければならず、かかるリード線の引き回しによってスペース効率が悪化したりメンテナンス作業が煩雑になるという問題が発生する。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、アース構造を簡素化できると共に前面扉の自重による垂れを防止しつつ開閉動作をスムーズに行うことができる遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、下部前面側に受け部材が設けられた遊技機本体と、下部背面側に垂れ防止部材が設けられた前面扉とを備え、前記前面扉が前記遊技機本体の前方にヒンジ機構を介して開閉可能に軸支されると共に、この前面扉の閉鎖時に前記垂れ防止部材が前記受け部材に支持されるようになっている遊技機において、前記垂れ防止部材が突出部を有する合成樹脂製の差し込み体と接触片を有する金属製の板ばねとで構成され、前記接触片を前記突出部の底面に設けた開口から下方へ突出させると共に、前記受け部材がグランドに接続された板金製の接地板からなり、前記前面扉の閉鎖時に、前記突出部の下面を前記接地板上に当接させると共に、前記接触片を前記接地板上に弾接させるようにした。
このように構成された遊技機では、前面扉が遊技機本体に対して閉じられているとき、前面扉の下部背面側に設けた差し込み体の突出部が遊技機本体の下部前面側に設けた受け部材(接地板)上に当接するため、前面扉が自重で下方に垂れることを確実に防止できる。そして、前面扉を遊技機本体に対して開閉動作するとき、合成樹脂で成形された突出部の下面が板金製の受け部材上を摺動するため、両者の摺動が滑らかになって前面扉をスムーズに開閉動作することが可能になる。さらに、前面扉の閉鎖時に突出部の底面から下方へ突出する板ばねの接触片が受け部材(接地板)上に弾接するため、前面扉に発生または帯電した静電気を板ばねと受け部材を介して遊技機本体側にアースすることができ、前面扉の垂れ防止構造を利用したコンパクトで簡素化されたアース構造を実現できる。
上記の構成において、接触片が板ばねに片持ち状に形成されていると共に、差し込み体に接触片の自由端側を包囲する収納凹部が設けられており、前面扉の開放時に、接触片の自由端側が収納凹部の内底面に弾接して位置規制されるようになっていると、前面扉を開放動作したときに、接触片の自由端側が作業者等に引っ掛かって不用意に変形してしまうことを防止できる。
本発明の遊技機では、前面扉に設けた合成樹脂製の差し込み体と遊技機本体に設けた板金製の受け部材(接地板)とを用いて前面扉の垂れを防止するようになっており、前面扉を遊技機本体に対して開閉動作するとき、差し込み体の突出部と接地板との摺動が金属同士に比べて滑らかになるため、前面扉をスムーズに開閉動作することができる。また、前面扉の閉鎖時に突出部の底面から下方へ突出する板ばねの接触片を受け部材上に弾接させたので、前面扉に発生または帯電した静電気を板ばねと受け部材を介して遊技機本体側にアースすることができ、前面扉の垂れ防止構造を利用したコンパクトで簡素化されたアース構造を実現できる。
本発明の実施形態例に係るパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機の前面扉を開けた状態の斜視図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 該パチンコ機に備えられる垂れ防止部材の斜視図である。 該垂れ防止部材の分解斜視図である。 該垂れ防止部材と受け部材の関係を示す動作説明図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本発明の実施形態例に係るパチンコ機(遊技機)Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠(遊技機本体)2と、本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられた前面扉3等を備えている。
図2に示すように、機枠1の左側枠部には上側軸受け体5と下側軸受け体(図示省略)が固着されており、この下側軸受け体よりも下方の左下隅部には大型のスピーカ6が配設されている。一方、本体枠2の左側枠部の上下両端には第1ピン(図示省略)が設けられており、これら両第1ピンを上側軸受け体5と下側軸受け体に軸支することによって、本体枠2を機枠1に対して開閉自在に支持する第1ヒンジ機構が構成されている。
図示省略されているが、本体枠2の上部の収納部2aには遊技盤が収納されており、この遊技盤はガイドレール等によって区画形成された遊技領域を有している。なお、遊技領域には可変表示装置や始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。収納部2aよりも下方の本体枠2は前面扉3によって覆い隠される設置部2bとなっており、この設置部2b内の下部中央には遊技球を遊技領域に向けて発射する発射装置10が配設されている。
本体枠2の右側枠部は第1ヒンジ機構と反対側の自由端側であり、この右側枠部にはシリンダ錠11aを有する施錠装置11が設置されている。図示せぬが、この施錠装置11は本体枠2の裏面に配置された後部施錠杆と本体枠2の前面に配置された前部施錠杆とを備えており、常態では、施錠装置11の後部施錠杆により本体枠2が機枠1に対して施錠されると共に、前部施錠杆により前面扉3が本体枠2に対して施錠されている。そして、シリンダ錠11aの鍵穴に図示せぬ鍵を差し込み、この鍵を一方向(例えば時計回り)へ回動すると、後部施錠杆が上動して本体枠2が開錠されるようになっている。また、シリンダ錠11aの鍵穴に差し込んだ鍵を他方向(反時計回り)へ回動すると、前部施錠杆が上動して前面扉3が開錠されるようになっている。さらに、本体枠2の自由端側の下部前面側には受け部材7がねじ止め固定されており、詳細については後述するが、この受け部材7と前面扉3の下部背面側に固定された垂れ防止部材8とにより、閉鎖状態の前面扉3が自重で下方へ垂れないようになっている。受け部材7はL字状に折り曲げ形成された金属板からなり、この金属板を図示せぬグランド端子に接続することにより、受け部材7は接地板として機能する。なお、受け部材7は本体枠2の前後方向へ延びるガイド部7aを有しており、このガイド部7aは前方に向かって僅かに下り勾配で傾斜している(図6参照)。
前面扉3の左側枠部の上下両端には第2ピン(図示省略)が設けられており、これら両第2ピンを本体枠2の左側枠部に突設した上下の支持板9に軸支することによって、前面扉3を本体枠2に対して開閉自在に支持する第2ヒンジ機構が構成されている。
図1に戻り、前面扉3には遊技盤の盤面に対向する大きな開口3aが開設されており、この開口3aはガラスやプラスチック等からなる透明板4によって塞がれている。前面扉3の前面上部には比較的小型のスピーカ12が左右に1個ずつ配設されており、これらスピーカ12と前述した大型のスピーカ6とによって遊技に関する様々な効果音を発するようになっている。また、前面扉3の前面下部には、遊技盤の裏面に配設された賞球払出装置(後述する)から払い出された遊技球を収容する上段受皿13と、上段受皿13から排出された遊技球を収容する下段受皿14と、遊技者による押下操作が可能なプッシュ釦15とが設けられており、上段受皿13の右側方には発射装置10の発射強度を調整するための操作ハンドル16が配設されている。
図3に示すように、このパチンコ機Pの背面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御基板17と、主制御基板17からの指令を受けて可変表示装置やスピーカ等の各種装置を制御する副制御基板18と、前述した賞球払出装置19と、主制御基板17からの指令を受けて賞球払出装置19を制御する払出制御基板20と、操作ハンドル16の回動量に応じて発射装置10の作動を制御する発射制御基板21と、大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板22等が設けられている。
図4と図5に示すように、前記垂れ防止部材8は、合成樹脂の成形品からなる差し込み体20と、リン青銅等の弾性金属板からなる板ばね21とで構成されており、板ばね21を差し込み体20に組み込むことで両者は一体化されるようになっている。差し込み体20には、前面扉3の背面にねじ止め固定される保持板部20aと、保持板部20aの中央部から後方へ向かって先窄まり形状に延びる突出部20bとが形成されており、保持板部20aの下部中央にはボス20cが突設されている。突出部20bは保持板部20a側を開放した中空構造となっており、この突出部20bの底面には矩形状の開口20dが穿設されている。また、突出部20bの底面入口には収納凹部20eが形成されており、この収納凹部20eは保持板部20aから開口20cに至る間に延在している。さらに、図6に示すように、突出部20bの内部奥側には上下方向へ板状に延びるリブ20fが形成されており、このリブ20fの下端と開口20dとの間には隙間が確保されている。
板ばね21には、下端をL字状に折り曲げた取付板部21aと、取付板部21aの上端から直交する方向へ延びる平板部21bと、平板部21bから片持ち梁状に下方へ突出する接触片21cとが形成されており、接触片21cは平板部21bを固定端として略V字状にフォーミングされている。取付板部21aには位置決め孔21dが穿設されており、この位置決め孔21dを差し込み体20のボス20cに挿入することにより、取付板部21aを保持板部20aの所定位置に位置決めできるようになっている。平板部21bは差し込み体20の突出部20bの内部に配置され、その先端部をリブ20fの下端に差し込むことにより、平板部21bは突出部20b内の所定位置に位置決めされるようになっている。接触片21cは開口20dから下方へ突出しており、その自由端側を収納凹部20eの内底面に弾接させることにより、開口20dから突出する接触片21cの突出量が規定されるようになっている。
このような形状の板ばね21を差し込み体20に組み込む場合は、平板部21bを突出部20bの開放端から内部に挿入すると共に、位置決め孔21dをボス20cに一致させた状態で取付板部21aを保持板部20aに重ね合わせれば良い。これにより、平板部21bの先端部がリブ20eの下端に入り込んで位置決めされると共に、接触片21cが開口20dを挿通して突出部20bの下方へ突出した状態となり、図4に示すように、差し込み体20と板ばね21が一体化された垂れ防止部材8のユニット品を得ることができる。そして、かかるユニット品の状態で差し込み体20の保持板部20aと板ばね21の取付板部21aとを前面扉3の背面に複数本のねじ(図示省略)を用いて固定することにより、図2に示すように、垂れ防止部材8が前面扉3の背面から突出して本体枠2の前面に固定された受け部材7と対峙する。その際、前面扉3の背面側には開口3aを包囲するように導体板30が取り付けられており、垂れ防止部材8を前面扉3の背面に固定することによって、板ばね21の取付板部21aが導体板30の一部に接続するようになっている。
本実施形態例に係るパチンコ機Pにおいて、常態では、本体枠2が機枠1に対して閉じられていると共に、前面扉3が本体枠2に対して閉じられているため、何人も内部の遊技盤や電子機器類に触れることができないようになっている。この場合、図6(c)に示すように、前面扉3の下部背面側に固定した垂れ防止部材8のうち、合成樹脂で成形された差し込み体20の突出部20bが本体枠2の下部前面側に固定した受け部材7のガイド部7a上に当接しているため、前面扉3が自重で下方に垂れることを確実に防止できる。また、かかる前面扉3の閉鎖状態において、突出部20bの開口20dから下方へ突出する板ばね21の接触片21cが受け部材7のガイド部7a上に弾接しているため、前面扉3に発生または帯電した静電気を導体板30から板ばね21と受け部材(接地板)7を介して本体枠2側にアースすることができる。しかも、板ばね21の平板部21bに片持ち梁状に形成された接触片21cは、ガイド部7aに当接することで収納凹部20eの内底面から離れる方向へ撓ませられるため、その反力を受けて接触片21cは受け部材7のガイド部7a上に大きな接触圧で弾接した状態となる。したがって、遊技者が前面扉3を叩いたり揺すったりして大きな外力が作用したとしても、その外力によって板ばね21の接触片21cが受け部材7のガイド部7aから離反する虞は少なく、長期に亘って確実なアース経路を確保することができる。
そして、遊技盤に発生した球詰まり等を解消するために、前面扉3を本体枠2に対して開放すると、図6(b)から図6(a)に示すように、その開放動作の初期段階で突出部20bの下面が受け部材7のガイド部7a上を手前側へ摺動した後、垂れ防止部材8は受け部材7から離反する。このとき、合成樹脂で成形された突出部20bの下面が金属板からなる受け部材7のガイド部7a上を摺動するため、両者の摺動が滑らかになって前面扉3をスムーズに開放動作することができる。また、板ばね21の接触片21cは受け部材7から離れることによって開口3aから突出する向き(下方)に弾性復帰しようとするが、その場合、接触片21cの自由端側が収納凹部20eの内底面に当接時点で、接触片21cはそれ以上移動しないように位置規制されるため、前面扉3の開放動作中に接触片21cの自由端側が作業者等に引っ掛かって不用意に変形することを防止できる。
なお、球詰まり等の解消後に前面扉3を再び本体枠2に対して閉鎖する場合、垂れ防止部材8は上記と逆の手順を経て受け部材7に係合する。すなわち、前面扉3の閉鎖動作に伴って垂れ防止部材8が受け部材7に近付くと、まず、図6(a)に示すように、突出部20bの先端側下面が受け部材7のガイド部7aの手前側に乗り上げる。次いで、前面扉3をさらに閉鎖方向へ回動すると、図6(b)から図6(c)に示すように、突出部20bの下面がガイド部7a上を奥側に向かって摺動すると共に、板ばね21の接触片21cがガイド部7aに当接して弾性変形する。この場合も、合成樹脂で成形された突出部20bの下面が金属板からなるガイド部7a上を摺動するため、両者の摺動が滑らかになって前面扉3をスムーズに閉鎖動作することができる。また、前面扉3の閉鎖状態において、板ばね21の接触片21cがガイド部7a上に弾接するため、前面扉3に発生または帯電した静電気を導体板30から板ばね21と受け部材(接地板)7を介して本体枠2側にアースすることができる。
以上説明したように、本実施形態例に係るパチンコ機(遊技機)Pでは、前面扉3が本体枠(遊技機本体)2に対して閉じられているとき、前面扉3の下部背面側に固定した垂れ防止部材(差し込み体20と板ばね21)8のうち、合成樹脂で成形された差し込み体20の突出部20bが本体枠2の下部前面側に固定した受け部材7のガイド部7a上に当接するようになっているため、前面扉3が自重で下方に垂れることを確実に防止できる。そして、前面扉3を本体枠2に対して開閉動作するとき、合成樹脂で成形された突出部20bの下面が金属板からなる受け部材7のガイド部7a上を摺動するため、両者の摺動が金属同士に比べて滑らかになり、前面扉3をスムーズに開閉動作することができる。また、前面扉3の閉鎖状態において、突出部20bの開口20dから下方へ突出する板ばね21の接触片21cが受け部材7のガイド部7a上に弾接しているため、前面扉3に発生または帯電した静電気を導体板30から板ばね21と受け部材(接地板)7を介して本体枠2側にアースすることができ、前面扉3の垂れ防止構造を利用したコンパクトで簡素化されたアース構造を実現することができる。
また、接触片21cが板ばね21の平板部21bに片持ち状に形成されていると共に、差し込み体20に接触片21cの自由端側を包囲する収納凹部20eが形成されており、前面扉3の閉鎖時に、接触片21cの自由端側が収納凹部20eの内底面に弾接して位置規制されるようになっているため、前面扉3の開放動作中に接触片21cの自由端側が作業者等に引っ掛かって不用意に変形することを防止できる。
なお、上記の実施形態例では、透明板4や操作ハンドル16等が設けられた一体型の前面扉3を本体枠2に開閉可能に軸支したパチンコ機Pについて説明したが、前面扉を上扉と下扉の2つに分割したタイプのパチンコ機にも適用可能であり、その場合、少なくとも下扉側に上記した垂れ防止構造を適用すれば良い。
また、上記の実施形態例では、本発明による前面扉の垂れ防止構造をパチンコ機Pに適用した場合について説明したが、パチンコ機P以外の他の遊技機(例えばスロットマシン等)に適用することも可能である。
1 機枠
2 本体枠(遊技機本体)
3 前面扉
7 受け部材
7a ガイド部
8 垂れ防止部材
11 施錠装置
20 差し込み体
20a 保持板部
20b 突出部
20c ボス
20d 開口
20e 収納凹部
20f リブ
21 板ばね
21a 取付板部
21b 平板部
21c 接触片
21d 位置決め孔
30 導体板
P パチンコ機(遊技機)

Claims (2)

  1. 下部前面側に受け部材が設けられた遊技機本体と、下部背面側に垂れ防止部材が設けられた前面扉とを備え、前記前面扉が前記遊技機本体の前方にヒンジ機構を介して開閉可能に軸支されると共に、この前面扉の閉鎖時に前記垂れ防止部材が前記受け部材に支持されるようになっている遊技機において、
    前記垂れ防止部材が突出部を有する合成樹脂製の差し込み体と接触片を有する金属製の板ばねとで構成され、前記接触片を前記突出部の底面に設けた開口から下方へ突出させると共に、前記受け部材がグランドに接続された板金製の接地板からなり、
    前記前面扉の閉鎖時に、前記突出部の下面を前記接地板上に当接させると共に、前記接触片を前記接地板上に弾接させたことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1の記載において、前記接触片が前記板ばねに片持ち状に形成されていると共に、前記差し込み体に前記接触片の自由端側を包囲する収納凹部が設けられており、前記前面扉の開放時に、前記接触片の自由端側が前記収納凹部の内底面に弾接して位置規制されていることを特徴とする遊技機。
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