JP2013050288A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正及び負の帯電粒子を交互に発生させることにより、空気を清浄化する能力を向上させた空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気調和装置は、負の帯電水粒子を発生させる静電霧化部2と、正の空気イオンを発生させる空気イオン発生部3を備える。空気調和装置は、休止期間を挟みながら、負の帯電水粒子と正の空気イオンとを交互に発生させ、負の帯電水粒子及び正の空気イオンを含む空気を放出する。発生させる帯電粒子を空気中での移動速度が小さい負の帯電水粒子から空気中での移動速度が大きい正の空気イオンへ変更する際の休止期間は、発生させる帯電粒子を逆に変更する際の休止期間よりも長い。正の空気イオンが負の帯電水粒子に追いついて結合する割合が減少し、帯電粒子の量の減少が抑制され、空気調和装置の空気を清浄化する能力が向上する。
【選択図】図6

Description

本発明は、空気中に帯電粒子を放出して空気調和を行う空気調和装置に関する。
従来、空気中で帯電粒子を発生させて放出することによって空気を清浄化する空気調和装置が用いられている。帯電粒子を発生させる方法としては、放電電極の先端に水を結露させ、放電電極の先端に高電圧を印加することにより、対極間との静電気力によって帯電水粒子が放電電極から噴出する静電霧化現象を利用した方法がある。他に帯電粒子を発生させる方法として、空気中で放電を行ってH+ (H2 O)m 又はO2 -(H2 O)n 等の空気イオンを発生させる方法がある。ここで、m及びnは任意の自然数である。静電霧化現象により発生させた帯電水粒子と空中での放電により発生させた空気イオンとは、どちらも水分子を含むものの、帯電水粒子の方のサイズが大きい。このため、空気中の移動速度は空気イオンの方が高く帯電水粒子の方が低い。特許文献1には、静電霧化現象により発生させた負の帯電水粒子を空気中に放出する空気調和装置が開示されている。
特開2011−33293号公報
正及び負の帯電粒子の両方を利用する空気調和装置では、内部の狭い空間内で正及び負の帯電粒子の両方を発生させているので、発生させた正及び負の帯電粒子同士が結合して消滅し易い。このため、実際に空気調和装置から放出される帯電粒子の量は、内部で発生させた帯電粒子の量よりも減少しており、発生させた帯電粒子の内で空気を清浄化するために利用できる帯電粒子はごく一部にとどまってしまうという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、正及び負の帯電粒子を交互に発生させることにより、空気を清浄化する能力を向上させた空気調和装置を提供することにある。
本発明に係る空気調和装置は、帯電粒子を空気中に発生させる手段を備え、該手段が発生させた帯電粒子を含む空気を放出する空気調和装置において、正及び負の帯電粒子を個別に発生させる帯電粒子発生部と、予め定められた休止期間を隔てて、前記帯電粒子発生部に正及び負の帯電粒子を交互に発生させる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、内部で発生した帯電粒子を含む空気を放出する空気調和装置は、帯電粒子を発生しない休止期間を挟みながら、正及び負の帯電粒子を交互に発生させる。正及び負の帯電粒子が同時に発生せず、空気調和装置の内部で発生した正及び負の帯電粒子同士が結合して消滅することが起こり難くなる。
本発明に係る空気調和装置は、前記帯電粒子発生部は、空気中での移動速度が互いに異なる正及び負の帯電粒子を発生させる構成としてあり、前記制御手段は、前記帯電粒子発生部に発生させる帯電粒子を前記移動速度が低い方の帯電粒子から高い方の帯電粒子へ変更する際の休止期間を、前記移動速度が高い方の帯電粒子から低い方の帯電粒子へ変更する際の休止期間よりも長くする構成としてあることを特徴とする。
本発明においては、空気調和装置は、空気中での移動速度が互いに異なる正及び負の帯電粒子を発生させ、発生させる帯電粒子を空気中での移動速度が低い帯電粒子から空気中での移動速度が高い帯電粒子へ変更する際の休止期間を、発生させる帯電粒子を逆に変更する際の休止期間よりも長くする。移動速度の高い帯電粒子が移動速度の低い帯電粒子へ追いついて互いに結合するまでの時間が長くなり、帯電粒子の消滅が起こり難くなる。
本発明に係る空気調和装置は、放出すべき空気を流動させる送風機を更に備え、前記制御手段は、前記送風機が流動させる空気の流速を調整する手段と、前記流速が低いほど、発生させる帯電粒子を前記移動速度が低い方の帯電粒子から高い方の帯電粒子へ変更する際の休止期間をより長くするように、前記流速に応じて前記休止期間の長さを調整する手段とを特徴とする。
本発明においては、空気調和装置は、空気の流速を変更可能であり、発生させる帯電粒子を空気中での移動速度が低い帯電粒子から空気中での移動速度が高い帯電粒子へ変更する際の休止期間の長さを、空気の流速が低いほど長くなるように調整する。移動速度の高い帯電粒子が移動速度の低い帯電粒子へ追いついて互いに結合するまでの時間が長くなる。
本発明に係る空気調和装置は、前記帯電粒子発生部は、コロナ放電により正の空気イオンを発生させる手段と、静電霧化現象により負の帯電水粒子を発生させる手段とを有することを特徴とする。
本発明においては、空気調和装置は、負の帯電水粒子と正の空気イオンとを発生させて空気の清浄化を行う。
本発明にあっては、空気調和装置の内部で発生した正及び負の帯電粒子同士が結合して消滅する割合が減少し、空気に混合して空気調和装置から放出される帯電粒子の量の減少が抑制される。従って、従来よりも多くの帯電粒子が空気調和装置から放出され、空気調和装置の空気を清浄化する能力が向上する等、本発明は優れた効果を奏する。
空気調和装置の外観の例を示す模式的斜視図である。 空気調和装置の模式的断面図である。 通流路内に配置された空気調和装置の構成部分を示す模式図である。 静電霧化部の内部構成を示す断面図である。 空気イオン発生部の内部構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る空気調和装置の電気的構成を示すブロック図である。 空気調和装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 空気調和装置が負の帯電水粒子を発生させる期間、正の空気イオンを発生させる期間及び休止期間を時間軸上に示した概念図である。 実施の形態2に係る空気調和装置の電気的構成を示すブロック図である。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、空気調和装置の外観の例を示す模式的斜視図である。図1には、空気調和装置の背面、側面及び上面を示している。空気調和装置は、全体的にほぼ直方体状に形成されてあり、上面を傾斜させてあるハウジング11を備えている。ハウジング11の上面には、空気を放出する放出口12が形成されている。また空気調和装置の背面には、空気を吸入する吸入口13が形成されている。空気調和装置は、吸入口13から空気を吸入し、内部で帯電粒子を発生させ、発生させた帯電粒子を含んだ空気を放出口12から放出する。本実施の形態では、負の帯電粒子として負の帯電水粒子を用い、正の帯電粒子として正の空気イオンを用いる。
図2は、空気調和装置の模式的断面図である。図2には、空気調和装置の断面を側面側から見た図を示しており、図2の右側が空気調和装置の背面側、左側が正面側である。ハウジング11内には、吸入口13につながった空洞17が形成されている。空洞17は、吸入口13から正面側に向かって形成されており、空洞17内には集塵フィルタ16が配置されている。また、ハウジング11内には、空気の通流路14が上下方向に形成されている。通流路14の上端は放出口12につながっており、通流路14の下端部には空洞17がつながっている。また、通流路14の下端部には、送風機15が配置されている。送風機15は例えばシロッコファンである。送風機15は、空洞17から空気を吸入し、通流路14へ空気を放出する構成となっている。送風機15が動作することにより、空気調和装置外の空気が吸入口13から空気調和装置内へ吸入され、吸入された空気は通流路14を通って放出口12から空気調和装置外へ放出される。また、送風機15から放出口12までの通流路14の途中には、静電霧化現象により負の帯電水粒子を発生させる静電霧化部2が配置されている。
図3は、通流路14内に配置された空気調和装置の構成部分を示す模式図である。図3には、通流路14内を正面側から見た図を示している。通流路14の上端は放出口12につながっており、下端部には送風機15が配置されている。送風機15から放出口12までの通流路14の途中には、静電霧化部2と、正の空気イオンを発生させる空気イオン発生部3とが配置されている。静電霧化部2及び空気イオン発生部3はほぼ同じ位置に配置されている。静電霧化部2が発生させた負の帯電水粒子と空気イオン発生部3が発生させた正の空気イオンは、通流路14を通流する空気に混合し、負の帯電水粒子及び正の空気イオンを含む空気は放出口12から放出される。放出された空気に含まれる負の帯電水粒子及び正の空気イオンは、空気中の菌類を不活性化する等して、ハウジング11外の空気を清浄化する。
図4は、静電霧化部2の内部構成を示す断面図である。静電霧化部2は、突起状の放電電極21を備え、放電電極21はペルチェ素子23の冷却側に接触している。ペルチェ素子23の放熱側には、放熱フィン24が接触している。放電電極21の先端側には、円環電極22が対向配置されている。円環電極22の中心は、放電電極21の中心軸の延長上にある。放電電極21と円環電極22との間は絶縁されている。放電電極21はペルチェ素子23によって冷却され、水蒸気が凝結して放電電極21の先端に水が結露する。放電電極21の先端に水が結露した状態で、円環電極22を接地極として放電電極21を負極とした電圧が放電電極21と円環電極22との間に印加される。電圧の印加によって、結露した水の中から、負イオンを含有した水の微粒子が噴出する。この現象が静電霧化現象であり、噴出した水の微粒子は負に帯電した帯電水粒子である。このようにして、静電霧化部2では、放電電極21の先端に負の帯電水粒子が発生する。発生した負の帯電水粒子は、通流路14を流れる空気へ放出される。通流路14の内で静電霧化部2よりも下流では、負の帯電水粒子を含んだ空気が流れることになる。
図5は、空気イオン発生部3の内部構成を示す断面図である。空気イオン発生部3は、針状の放電電極31と、放電電極31の周囲を囲む円環状の誘導電極32とを備えている。誘導電極32は放電電極31から一定距離離れており、放電電極31の中心軸が誘導電極32の中心になる。放電電極31と誘導電極32との間は絶縁されている。放電電極31を正極とし誘導電極32を負極とした電圧が印加され、放電電極31と誘導電極32との間にコロナ放電が発生する。コロナ放電により、放電電極31の先端の周囲に正の空気イオンが発生する。発生した正の空気イオンは、通流路14を流れる空気へ放出される。空気イオン発生部3よりも下流では、正の空気イオンを含んだ空気が通流路14を流れることになる。
図6は、実施の形態1に係る空気調和装置の電気的構成を示すブロック図である。静電霧化部2には、放電電極21と円環電極22との間に電圧を印加する電圧印加回路42が接続されている。また電圧印加回路42は、ペルチェ素子23へ電力を供給する。空気イオン発生部3には、放電電極31と誘導電極32との間に電圧を印加する電圧印加回路43が接続されている。静電霧化部2、電圧印加回路42、空気イオン発生部3及び電圧印加回路43は、本発明における帯電粒子発生部に対応する。空気調和装置は、空気調和装置の動作を制御する制御部41を備えており、電圧印加回路42及び電圧印加回路43は制御部41に接続されている。制御部41は、空気調和装置を制御するための演算を行う演算部及び演算に必要なデータを記憶する記憶部を含んで構成されている。また、制御部41には、時間を計測する計時部44が接続されている。
次に、空気調和装置の動作を説明する。静電霧化部2及び空気イオン発生部3が同時に動作した場合は、発生した負の帯電水粒子と正の空気イオンとが結合して消滅し易く、放出される空気に含まれる帯電粒子の量が不十分となる。そこで、本発明の空気調和装置は、帯電粒子を発生しない休止期間を挟みながら、負の帯電水粒子と正の空気イオンとを交互に発生させる処理を行う。
図7は、空気調和装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。送風機15が空洞17から空気を吸入して通流路14へ放出することにより、空気調和装置は、吸入口13から空気を吸入して放出口12から放出している。制御部41は、正の空気イオンの発生を停止した状態で、静電霧化部2及び電圧印加回路42に、負の帯電水粒子の発生を開始させる(S1)。以後、電圧印加回路42は、ペルチェ素子23へ電力を供給し、放電電極21と円環電極22との間に電圧を連続的に又は断続的に印加する。静電霧化部2は、断続的に負の帯電水粒子を発生させる。負の帯電水粒子の発生を所定期間継続した後、制御部41は、静電霧化部2及び電圧印加回路42に、負の帯電水粒子の発生を停止させる(S2)。なお、制御部41は、負の帯電水粒子の発生回数又は発生量が所定値になった段階で負の帯電水粒子の発生を停止させる処理を行ってもよい。
制御部41は、次に、計時部44が計測する時間に基づいて、負の帯電水粒子の発生を停止してから、予め定められた休止期間T1 が経過したか否かを判定する(S3)。負の帯電水粒子の発生を停止してからまだ休止期間T1 が経過していない場合は(S3:NO)、制御部41は、時間経過の判定を随時繰り返す。負の帯電水粒子の発生を停止してから休止期間T1 が経過した場合は(S3:YES)、制御部41は、空気イオン発生部3及び電圧印加回路43に、正の空気イオンの発生を開始させる(S4)。電圧印加回路43は、放電電極31と誘導電極32との間に電圧を印加し、空気イオン発生部3は空気イオンを発生させる。正の空気イオンの発生を所定期間継続した後、制御部41は、空気イオン発生部3及び電圧印加回路43に、正の空気イオンの発生を停止させる(S5)。なお、制御部41は、正の空気イオンの発生回数又は発生量が所定値になった段階で正の空気イオンの発生を停止させる処理を行ってもよい。
制御部41は、次に、計時部44が計測する時間に基づいて、正の空気イオンの発生を停止してから、予め定められた休止期間T2 が経過したか否かを判定する(S6)。正の空気イオンの発生を停止してからまだ休止期間T2 が経過していない場合は(S6:NO)、制御部41は、時間経過の判定を随時繰り返す。正の空気イオンの発生を停止してから休止期間T2 が経過した場合は(S6:YES)、制御部41は、処理を終了するか否かを判定する(S7)。ステップS7では、例えば、制御部41は、図示しない操作部を使用者が操作することによって処理終了の指示が入力された場合に、処理を終了すると判定する。また例えば、制御部41は、予め指定された終了時刻になった場合に、処理を終了すると判定する。なお、ステップ7の処理は、他のタイミングで実行してもよい。
ステップS7でまだ処理を終了しないと判定した場合は(S7:NO)、制御部41は、処理をステップS1へ戻して、負の帯電水粒子の発生を開始させる。ステップS7で処理を終了すると判定した場合は(S7:YES)、制御部41は、送風機15、静電霧化部2、電圧印加回路42、空気イオン発生部3及び電圧印加回路43等の空気調和装置の各部を停止させ、処理を終了する。
図8は、空気調和装置が負の帯電水粒子を発生させる期間、正の空気イオンを発生させる期間及び休止期間を時間軸上に示した概念図である。図8に示すように、空気調和装置は、負の帯電水粒子を発生させた後、休止期間T1 の間は帯電粒子の発生を休止し、次に正の空気イオンを発生させ、休止期間T2 の間は帯電粒子の発生を休止し、再度負の帯電水粒子を発生させ、これを繰り返す。休止期間T1 及び休止期間T2 の長さは予め定められており、制御部41に記憶されている。休止期間T1 の長さは、休止期間T2 よりも長く定められている。空気イオンは帯電水粒子よりもサイズが小さいので、空気中の移動速度は空気イオンの方が帯電水粒子よりも高い。このため、負の帯電水粒子よりも後で発生した正の空気イオンは、空気の流れの中で先に発生した負の帯電水粒子に追いつくことになる。空気が放出口12から放出される前に正の空気イオンが負の帯電水粒子に追いついた場合は、負の帯電水粒子と正の空気イオンとが結合して消滅する。休止期間T1 の長さは、空気が放出口12から放出される前に正の空気イオンが先に発生した負の帯電水粒子に追いつくことが無い長さに定められているのが望ましい。例えば、休止期間T1 の長さは20秒〜100秒であり、休止期間T2 の長さは0秒〜1秒である。なお、帯電粒子の一部が消滅したとしても、消滅せずに残留した帯電粒子による空気清浄化の効果が充分であるのであれば、休止期間T1 の長さは、正の空気イオンの一部が負の帯電水粒子の一部に追いつく可能性のある長さであってもよい。このような場合では、休止期間T1 の長さはより短くてもよく、例えば、5秒〜10秒であってもよい。
以上詳述した如く、本実施の形態においては、内部で発生した帯電粒子を含む空気を放出する空気調和装置は、帯電粒子を発生しない休止期間を挟みながら、負の帯電水粒子と正の空気イオンとを交互に発生させる。正及び負の帯電粒子を同時に発生させずに交互に発生させることにより、空気調和装置の内部で発生した正及び負の帯電粒子同士が結合して消滅することが起こり難くなる。また、一方の帯電粒子を発生させる期間と他方の帯電粒子を発生させる期間との間に帯電粒子を発生しない休止期間を設けることにより、正及び負の帯電粒子同士が結合して消滅することがより起こり難くなる。また、空気調和装置は、発生させる帯電粒子を空気中での移動速度が低い負の帯電水粒子から空気中での移動速度が高い正の空気イオンへ変更する際の休止期間T1 を、発生させる帯電粒子を逆に変更する際の休止期間T2 よりも長くする。正の空気イオンが先に発生した負の帯電水粒子に追いつくまでにある程度の時間がかかるので、負の帯電水粒子と正の空気イオンとが結合して消滅する割合が減少し、空気に混合して空気調和装置から放出される帯電粒子の量の減少が抑制される。従って、従来よりも多くの帯電粒子が空気調和装置から放出され、空気調和装置の空気を清浄化する能力が向上する。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2に係る空気調和装置の電気的構成を示すブロック図である。制御部41には、送風機15が接続されている。制御部41は、送風機15の回転速度を制御することにより、放出口12から放出する空気の流速を調整する処理を行う。また、制御部41には、使用者の操作によって各種の指示を受け付ける操作部45が接続されている。操作部45は、放出口12から放出する空気の流速を変更する指示を受け付ける構成となっている。空気調和装置のその他の構成は実施の形態1と同様であり、対応する部分に同符号を付してその説明を省略する。
制御部41は、操作部45で受け付けた空気の流速を変更する指示に従って、送風機15の回転速度を制御して空気の流速を調整する処理を行う。また、制御部41は、発生させる帯電粒子を空気中での移動速度が低い負の帯電水粒子から空気中での移動速度が高い正の空気イオンへ変更する際の休止期間T1 の長さを、流速に応じて調整する処理を行う。具体的には、制御部41は、空気の流速が低いほど、休止期間T1 をより長くする制御を行う。制御部41は、変更可能な複数種類の流速の夫々を示す情報に関連付けて送風機15の回転速度を制御するための情報と休止期間T1 の値とを記録したデータを予め記憶している。休止期間T1 の値は、空気の流速が低いほど長くなるように定められている。制御部41は、操作部45で受け付けた指示に従って、送風機15の回転速度を制御して空気の流速を調整し、休止期間T1 の値を設定する処理を行う。更に、制御部41は、図7のフローチャートで示した実施の形態1と同様の処理を実行する。
以上のように、本実施の形態においても、空気調和装置は、帯電粒子を発生しない休止期間を挟みながら、負の帯電水粒子と正の空気イオンとを交互に発生させ、負の帯電水粒子及び正の空気イオンを含む空気を放出する。また空気調和装置は、空気の流速が低いほど、休止期間T1 をより長くする。通流路14を流れる空気の流速が低い場合は、発生した負の帯電水粒子及び正の空気イオンが放出口12から放出されるまでの時間が長くなるので、正の空気イオンが負の帯電水粒子に追いついて結合し易くなる。そこで、休止期間T1 をより長くすることにより、正の空気イオンが負の帯電水粒子に追いつくまでの時間がより長くなり、負の帯電水粒子と正の空気イオンとが結合して消滅する割合が減少する。従って、本実施の形態においても、空気に混合して空気調和装置から放出される帯電粒子の量の減少が抑制され、従来よりも多くの帯電粒子が空気調和装置から放出され、空気調和装置の空気を清浄化する能力が向上する。
なお、空気調和装置は、送風機15の回転速度を制御するのではなく、通流路14の幅を調整することにより空気の流速を調整する形態であってもよい。通流路14を流れる空気の流速は、通流路14の幅が広いほど低くなり、通流路14の幅が狭いほど高くなる。この形態では、空気調和装置は、通流路14の壁を動かすことで幅を変更することが可能な構成となっており、制御部41の制御により通流路14の幅を調整して空気の流速を調整する。この形態においても、空気の流速が低いほど、休止期間T1 をより長くする制御を行いうとによって、空気調和装置の空気を清浄化する能力を向上させることが可能である。
なお、以上の実施の形態1及び2においては、正の帯電粒子として正の空気イオンを用い、負の帯電粒子として負の帯電水粒子を用いる形態を示したが、空気調和装置は、その他の形態であってもよい。例えば、空気調和装置は、正の帯電粒子として正の帯電水粒子を用い、負の帯電粒子として負の空気イオンを用いる形態であってもよい。この形態では、空気調和装置は、発生させる帯電粒子を空気中での移動速度が低い正の帯電水粒子から空気中での移動速度が高い負の空気イオンへ変更する際の休止期間を、発生させる帯電粒子を逆に変更する際の休止期間よりも長くする。これらの形態においても、空気に混合して空気調和装置から放出される帯電粒子の量の減少が抑制され、従来よりも多くの帯電粒子が空気調和装置から放出され、空気調和装置の空気を清浄化する能力が向上する。
また、以上の実施の形態1及び2においては、空気調和装置が空気清浄機の形をとった例を示したが、本発明の空気調和装置は、空気清浄機に限定されるものでは無く、その他の形態であってもよい。例えば、空気調和装置は、エアコンディショナー又は加湿機であってもよい。また例えば、空気調和装置は、冷蔵庫等の他の電気機器に内蔵された形態であってもよい。
11 ハウジング
12 放出口
13 吸入口
14 通流路
15 送風機
2 静電霧化部
3 空気イオン発生部
41 制御部
42、43 電圧印加回路
44 計時部
45 操作部
本発明に係る空気調和装置は、帯電粒子を空気中に発生させる手段を備え、該手段が発生させた帯電粒子を含む空気を放出する空気調和装置において、空気中での移動速度が互いに異なる正及び負の帯電粒子を個別に発生させる帯電粒子発生部と、予め定められた休止期間を隔てて、前記帯電粒子発生部に正及び負の帯電粒子を交互に発生させる制御手段とを備え、該制御手段は、前記帯電粒子発生部に発生させる帯電粒子を前記移動速度が低い方の帯電粒子から高い方の帯電粒子へ変更する際の休止期間を、前記移動速度が高い方の帯電粒子から低い方の帯電粒子へ変更する際の休止期間よりも長くする構成としてあることを特徴とする。
本発明に係る空気調和装置は、放出すべき空気を流動させる送風機を更に備え、前記制御手段は、前記送風機が流動させる空気の流速を調整する手段と、前記流速が低いほど、発生させる帯電粒子を前記移動速度が低い方の帯電粒子から高い方の帯電粒子へ変更する際の休止期間をより長くするように、前記流速に応じて前記休止期間の長さを調整する手段とを有することを特徴とする。
なお、空気調和装置は、送風機15の回転速度を制御するのではなく、通流路14の幅を調整することにより空気の流速を調整する形態であってもよい。通流路14を流れる空気の流速は、通流路14の幅が広いほど低くなり、通流路14の幅が狭いほど高くなる。この形態では、空気調和装置は、通流路14の壁を動かすことで幅を変更することが可能な構成となっており、制御部41の制御により通流路14の幅を調整して空気の流速を調整する。この形態においても、空気の流速が低いほど、休止期間T1 をより長くする制御を行うことによって、空気調和装置の空気を清浄化する能力を向上させることが可能である。

Claims (4)

  1. 帯電粒子を空気中に発生させる手段を備え、該手段が発生させた帯電粒子を含む空気を放出する空気調和装置において、
    正及び負の帯電粒子を個別に発生させる帯電粒子発生部と、
    予め定められた休止期間を隔てて、前記帯電粒子発生部に正及び負の帯電粒子を交互に発生させる制御手段と
    を備えることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記帯電粒子発生部は、
    空気中での移動速度が互いに異なる正及び負の帯電粒子を発生させる構成としてあり、
    前記制御手段は、
    前記帯電粒子発生部に発生させる帯電粒子を前記移動速度が低い方の帯電粒子から高い方の帯電粒子へ変更する際の休止期間を、前記移動速度が高い方の帯電粒子から低い方の帯電粒子へ変更する際の休止期間よりも長くする構成としてあること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 放出すべき空気を流動させる送風機を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記送風機が流動させる空気の流速を調整する手段と、
    前記流速が低いほど、発生させる帯電粒子を前記移動速度が低い方の帯電粒子から高い方の帯電粒子へ変更する際の休止期間をより長くするように、前記流速に応じて前記休止期間の長さを調整する手段と
    を特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記帯電粒子発生部は、
    コロナ放電により正の空気イオンを発生させる手段と、
    静電霧化現象により負の帯電水粒子を発生させる手段と
    を有することを特徴とする請求項1から3までの何れか一つに記載の空気調和装置。
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