JP2013049129A5 - - Google Patents

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従来のワークの旋回装置は、例えば、特公平7−115252号公報(特許文献1)や、実用新案登録2520867号公報(特許文献2)から知られている。
特公平7−115252号公報 実用新案登録2520867号公報
本発明は、軸線を有する一方圧入ワークを側方から把持可能な把持爪と、前記把持爪の一方圧入ワークに対する把持動作及び開放動作を駆動する開閉駆動機構と、前記把持爪及び前記開閉駆動機構を前記軸線回りに回転させる回転機構と、前記把持爪に把持された一方圧入ワークからの前記軸線方向の荷重を受ける荷重受部材と、を備え、前記把持爪、前記開閉駆動機構及び前記回転機構を有する旋回機能構造体が、前記荷重受部材に対して、前記軸線方向に相対移動可能な機構を介して連結されていることを特徴とする旋回圧入装置である。
好ましくは、前記荷重受部材は、前記開閉駆動機構及び前記回転機構に設けられた孔に非係合状態で挿入されており、前記把持爪に把持された一方圧入ワークが他方圧入ワークからの反力を受ける際に、前記旋回機能構造体は前記荷重受部材に対して前記軸線方向に相対移動するようになっている。このような態様によれば、前記把持爪に把持された一方圧入ワークが荷重受部材と接触していなかった場合において、当該一方圧入ワークが他方圧入ワークから受ける反力を利用して、荷重受部材を当該一方圧入ワークに確実に接触させることができる。
この場合、更に好ましくは、前記旋回機能構造体は、前記把持爪に把持された一方圧入ワークが他方圧入ワークからの反力を受けるまで、前記荷重受部材に対して前記軸線方向に相対移動しないようになっている。このような態様によれば、前記荷重受部材を、前記旋回機能構造体と一体の状態で、他方圧入ワークの方へ移動させることができる。
また、好ましくは、前記荷重受部材は、前記把持爪に把持された一方圧入ワークの前記軸線方向の後退を規制しており、前記旋回機能構造体と共に当該一方圧入ワークを前記軸線方向に相対移動させて、他方圧入ワークに接触させるようになっている。このような態様によれば、前記把持爪に把持された一方圧入ワークが荷重受部材と接触していなくても、把持爪に把持された状態のまま、他方圧入ワークの方へ移動される。
また、本発明は、前記のような特徴を備えた旋回圧入装置を用いて、軸線を有する一方圧入ワークを所定の位相に調整してから所定の他方圧入ワークに圧入する旋回圧入方法であって、軸線を有する一方圧入ワークを側方から把持爪によって把持させる工程と、前記把持爪及び前記開閉駆動機構を前記軸線回りに回転させて、前記一方圧入ワークを所定の位相に調整する工程と、前記荷重受部材を所定の位相に調整された前記一方圧入ワークに当接させる工程と、前記荷重受部材によって、前記旋回機能構造体と共に当該一方圧入ワークを所定の他方圧入ワークに対して前記軸線方向に相対移動させて圧入する工程と、を備えたことを特徴とする旋回圧入方法である。
あるいは、本発明は、前記のような特徴を備えた旋回圧入装置を用いて、軸線を有する一方圧入ワークを所定の位相に調整してから所定の他方圧入ワークに圧入する旋回圧入方法であって、軸線を有する一方圧入ワークを側方から把持爪によって把持させる工程と、前記把持爪及び前記開閉駆動機構を前記軸線回りに回転させて、前記一方圧入ワークを所定の位相に調整する工程と、前記荷重受部材を、所定の位相に調整された一方圧入ワークを把持する前記旋回機能構造体と共に、前記軸線方向に沿って他方圧入ワークの方へ相対移動させる工程と、前記把持爪に把持された一方圧入ワークが他方圧入ワークからの反力を受ける際に、必要に応じて、前記旋回機能構造体を当該荷重受部材の基端側に待避させ、前記荷重受部材を前記一方圧入ワークに確実に接触させる工程と、前記荷重受部材によって、前記把持爪、前記開閉駆動機構及び前記回転機構と共に当該一方圧入ワークを所定の他方圧入ワークに対して前記軸線方向に相対移動させて圧入する工程と、を備えたことを特徴とする旋回圧入方法である。

Claims (11)

  1. 軸線を有する一方圧入ワーク(100)を側方から把持可能な把持爪(20)と、
    前記把持爪(20)の一方圧入ワーク(100)に対する把持動作及び開放動作を駆動する開閉駆動機構(30)と、
    前記把持爪(20)及び前記開閉駆動機構(30)を前記軸線回りに回転させる回転機構(40)と、
    前記把持爪(20)に把持された一方圧入ワーク(100)からの前記軸線方向の荷重を受ける荷重受部材(50)と、
    を備え、
    前記把持爪(20)、前記開閉駆動機構(30)及び前記回転機構(40)を有する旋回機能構造体(60)が、前記荷重受部材(50)に対して、前記軸線方向に相対移動可能な機構(80、85)を介して連結されている
    ことを特徴とする旋回圧入装置。
  2. 前記荷重受部材(50)は、前記開閉駆動機構(30)及び前記回転機構(40)に設けられた孔(30a、40a)に非係合状態で挿入されており、前記把持爪(20)に把持された一方圧入ワーク(100)が他方圧入ワーク(200)からの反力を受ける際に、前記旋回機能構造体(60)は前記荷重受部材(50)に対して前記軸線方向に相対移動するようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の旋回圧入装置。
  3. 前記旋回機能構造体(60)は、前記把持爪(20)に把持された一方圧入ワーク(100)が他方圧入ワーク(200)からの反力を受けるまで、前記荷重受部材(50)に対して前記軸線方向に相対移動しないようになっている
    ことを特徴とする請求項2に記載の旋回圧入装置。
  4. 前記相対移動可能な機構(80、85)は、案内シャフト(80)と、ボールブッシュ(85)と、を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の旋回圧入装置。
  5. 前記荷重受部材(50)は、前記把持爪(20)に把持された一方圧入ワーク(100)の前記軸線方向の後退を規制しており、前記旋回機能構造体(60)と共に当該一方圧入ワーク(100)を前記軸線方向に相対移動させて、他方圧入ワーク(200)に接触させるようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の旋回圧入装置。
  6. 前記荷重受部材(50)は、基端側に本体部(51、55)を有しており、先端側に当該本体部(51、55)に対して前記軸線回りに回転可能な荷重受突起要素(52)を有しており、
    当該荷重受突起要素(52)は、フランジ(101)を有する一方圧入ワーク(100)からの前記軸線方向の荷重を受けるべく、当該フランジ(101)と当接可能となっている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の旋回圧入装置。
  7. 前記把持爪(20)は、複数の爪要素(20a、20b、20c)を有しており、
    前記荷重受部材(50)は、複数の荷重受突起要素(52a、52b、52c)を有しており、
    当該複数の荷重受突起要素(52a、52b、52c)は、前記複数の爪要素(20a、20b、20c)の間に配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の旋回圧入装置。
  8. 前記複数の荷重受突起要素(52a、52b、52c)は、前記複数の爪要素(20a、20b、20c)の間に交互に配置されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の旋回圧入装置。
  9. 前記開閉駆動機構は、空気圧で作動するようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の旋回圧入装置。
  10. 請求項1に記載の旋回圧入装置を用いて、軸線を有する一方圧入ワーク(100)を所定の位相に調整してから所定の他方圧入ワーク(200)に圧入する旋回圧入方法であって、
    軸線を有する一方圧入ワーク(100)を側方から把持爪(20)によって把持させる工程と、
    前記把持爪(20)及び前記開閉駆動機構(30)を前記軸線回りに回転させて、前記一方圧入ワーク(100)を所定の位相に調整する工程と、
    前記荷重受部材(50)を所定の位相に調整された前記一方圧入ワーク(100)に当接させる工程と、
    前記荷重受部材(50)によって、前記旋回機能構造体(60)と共に当該一方圧入ワーク(100)を所定の他方圧入ワーク(200)に対して前記軸線方向に相対移動させて圧入する工程と、
    を備えたことを特徴とする旋回圧入方法。
  11. 請求項2に記載の旋回圧入装置を用いて、軸線を有する一方圧入ワーク(100)を所定の位相に調整してから所定の他方圧入ワーク(200)に圧入する旋回圧入方法であって、
    軸線を有する一方圧入ワーク(100)を側方から把持爪(20)によって把持させる工程と、
    前記把持爪(20)及び前記開閉駆動機構(30)を前記軸線回りに回転させて、前記一方圧入ワーク(100)を所定の位相に調整する工程と、
    前記荷重受部材(50)を、所定の位相に調整された一方圧入ワーク(100)を把持する前記旋回機能構造体(60)と共に、前記軸線方向に沿って他方圧入ワーク(200)の方へ相対移動させる工程と、
    前記把持爪(20)に把持された一方圧入ワーク(100)が他方圧入ワーク(200)からの反力を受ける際に、必要に応じて、前記旋回機能構造体(60)を当該荷重受部材(50)の基端側に待避させ、前記荷重受部材(50)を前記一方圧入ワーク(100)に確実に接触させる工程と、
    前記荷重受部材(50)によって、前記把持爪(20)、前記開閉駆動機構(30)及び前記回転機構(40)と共に当該一方圧入ワーク(100)を所定の他方圧入ワーク(200)に対して前記軸線方向に相対移動させて圧入する工程と、
    を備えたことを特徴とする旋回圧入方法。
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