JP5326067B2 - 処置具 - Google Patents

処置具 Download PDF

Info

Publication number
JP5326067B2
JP5326067B2 JP2013519288A JP2013519288A JP5326067B2 JP 5326067 B2 JP5326067 B2 JP 5326067B2 JP 2013519288 A JP2013519288 A JP 2013519288A JP 2013519288 A JP2013519288 A JP 2013519288A JP 5326067 B2 JP5326067 B2 JP 5326067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation member
drive operation
drive
rotation center
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013519288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013021850A1 (ja
Inventor
学 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5326067B2 publication Critical patent/JP5326067B2/ja
Publication of JPWO2013021850A1 publication Critical patent/JPWO2013021850A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B17/2909Handles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B17/2909Handles
    • A61B2017/2912Handles transmission of forces to actuating rod or piston
    • A61B2017/2913Handles transmission of forces to actuating rod or piston cams or guiding means
    • A61B2017/2916Handles transmission of forces to actuating rod or piston cams or guiding means pins in guiding slots
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B17/2909Handles
    • A61B2017/2925Pistol grips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B2017/2926Details of heads or jaws
    • A61B2017/2932Transmission of forces to jaw members
    • A61B2017/2933Transmission of forces to jaw members camming or guiding means
    • A61B2017/2936Pins in guiding slots
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B2017/2926Details of heads or jaws
    • A61B2017/2932Transmission of forces to jaw members
    • A61B2017/2944Translation of jaw members

Description

本発明は、処置具に関する。本願は、2011年8月5日に米国に出願された仮出願61/515430号に基づく優先権を主張した出願であり、前記米国仮出願の内容をここに援用する。
従来、軟性内視鏡とともに使用される処置具は、操作部から処置部へ、ワイヤやコイルなどによって駆動力を伝達するように構成されている。ワイヤやコイルは、駆動力によって伸び縮みする場合があるので、このような処置具は、処置部の可動範囲に対応した必要最小限の移動量よりも多くワイヤやコイルを移動させる構成を有する。
特許文献1には、所定の支点を回転中心として駆動操作部材(可動ハンドル)を回動させ、回動される駆動操作部材によって操作ロッドを移動させる操作部の構成が開示されている。
特開平06−296618号公報
従来の処置具では、駆動操作部の移動速度に対する処置部の移動速度や、駆動操作部材に操作者がかける力と処置部を動作させる力とは一定の関係から変化しなかった。そのため、大きな力を加えたり、素早く移動させる動作が好ましい場合でも、対応できなかった。
本発明は、把持対象物を好適に把持することができる処置具を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に係る処置具は、先端部及び基端部を有し、前記先端部から前記基端部まで延びる長手軸を有する長軸部材と、前記長軸部材の前記先端部に設けられ、対象部位を処置するために第1の位置と第2の位置の間で動作可能な処置部と、前記処置部と接続され、前記処置部を前記第1の位置と前記第2の位置との間で動作させるために、前記長軸部材に対して前記長手軸に沿って移動自在に延設された駆動力伝達部材と、前記駆動力伝達部材を前記長軸部材に対して移動させるために操作可能な操作部と、前記操作部の操作量に応じて、前記処置部を前記第1の位置と前記第2の位置との間で動作させると共に前記操作部の操作量に対する前記駆動力伝達部材の移動量の比を切り替える切替手段と、を備える。
本発明の第二の態様によれば、第一の態様に係る処置具において、前記処置部は、前記駆動力伝達部材と連結され前記駆動力伝達部材を介して伝達された力によって開閉動作される一対のジョーを有し、前記第1の位置は前記一対のジョーが互いに開いた位置であり、前記第2の位置は前記一対のジョーが互い閉じた位置である。
本発明の第三の態様に係る処置具は、第二の態様に係る処置具において、前記操作部は、前記長軸部材の前記基端部に設けられた操作部本体と、前記駆動力伝達部材と接続されており前記操作部本体に対して移動可能な駆動操作部材と、を備える。前記切替手段は、前記操作部本体に対する前記駆動操作部材の操作量に応じて、前記処置部を前記第1の位置と前記第2の位置との間で動作させると共に前記操作部本体に対する前記駆動操作部材の操作量に対する前記駆動伝達部材の移動量の比を切り替える。前記切替手段は、前記操作部本体に対する前記駆動操作部材の移動状態を、前記駆動操作部材が前記操作部本体に対して第一回転中心を中心として回動する第一状態と、前記駆動操作部材が前記操作部本体に対して前記第一回転中心とは異なる第二回転中心を中心として回動する第二状態との何れかの移動状態に切り替える回転中心切替手段を備える。
本発明の第四の態様によれば、第三の態様に係る処置具において、前記駆動操作部材は、開始位置から終了位置まで、又は前記終了位置から前記開始位置まで、前記操作部本体に対して略一方向に移動される。前記回転中心切替手段は、前記開始位置と前記終了位置との間の少なくとも一箇所において、前記第一回転中心から前記第二回転中心へ、又は前記第二回転中心から前記第一回転中心へと前記操作部本体に対する前記駆動操作部材の回転中心を切り替える。前記駆動操作部材に加えられる力の大きさをFinとし、前記駆動力伝達部材が前記切替手段を介して駆動される力の大きさをFoutとし、前記駆動操作部材を操作するために前記駆動操作部材に力が加えられる所定の点を入力部としたときの前記入力部と前記第一回転中心との距離をLとし、前記駆動力伝達部材と前記駆動操作部材との接続位置と前記第一回転中心との距離をLとし、前記入力部と前記第二回転中心との距離をLとし、前記接続位置と前記第二回転中心との距離をLとしたときに、前記第一状態では、Fout/Fin=L/Lとされ、前記第二状態では、Fout/Fin=L/Lとされ、L/L<L/Lとされる。
上記の処置具によれば、処置具が第1の位置から第2の位置となる間で駆動操作部材を略一方向へ移動させるだけで把持対象物を好適に把持することができる。
本発明の第1実施形態の処置具を示す側面図である。 本発明の第1実施形態の処置具に設けられたハンドル機構を示す側面図である。 ハンドル機構に設けられた駆動操作部材の一部を示す斜視図である。 ハンドル機構の動作原理を示す模式図である。 本発明の第1変形例のハンドル機構を示す側面図である。 本発明の第2変形例のハンドル機構を示す側面図である。 本発明の第3変形例のハンドル機構を示す側面図である。 本発明の第2実施形態のハンドル機構を示す側面図である。 本発明の第4変形例のハンドル機構を示す側面図である。 本発明の第3実施形態のハンドル機構を示す側面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の処置具1について説明する。図1は、本発明の第1実施形態の処置具を示す側面図である。図2は、同処置具に設けられたハンドル機構を示す側面図である。図3は、ハンドル機構に設けられた駆動操作部材の一部を示す斜視図である。図4は、ハンドル機構の動作原理を示す模式図である。
処置具1は、長尺な挿入部(長軸部材)2と、処置部3と、操作部6と、駆動力伝達部材30とを備える。処置部3は、挿入部2の先端(先端部)2aに設けられている。操作部6は、処置部3を操作するために挿入部2の基端(基端部)2bに設けられている。駆動力伝達部材30は、操作部6と処置部3とに連結されている。
挿入部2は、可撓性を有する筒状部材であり、挿入部2の長手軸2cに沿って、内部に駆動力伝達部材30が進退可能に挿通されている。本実施形態では、挿入部2は、可撓性の線材が巻かれたコイルシースで構成される。コイルシースで構成される挿入部2は、挿入部2の中心軸線方向への圧縮に対する耐性が高い。また、挿入部2は、挿入部2の基端を中心軸線回りに回転させたときの回転力を、挿入部2の先端を中心軸線回りに回転させる回転力として伝達することもできる。
処置部3は、挿入部2の中心軸線方向に駆動力伝達部材30が直線移動されることによって開閉動作される一対のジョー4を有する。ジョー4は、公知のリンク機構5を介して駆動力伝達部材30の先端に接続されている。駆動力伝達部材30を介して伝達された力が、ジョー4を開閉動作させる力にリンク機構5によって変換される。本実施形態では、駆動力伝達部材30が挿入部2の先端側へ移動されると一対のジョー4が開き(第1の位置)、駆動力伝達部材30が挿入部2の基端側へ移動されると一対のジョー4が閉じる(第2の位置)。
なお、処置部3は、開閉可能な一対のジョー4に代えて、その他の鉗子類、ステープラ、クリップ、持針器などを備えてもよい。この場合、リンク機構5は、駆動力伝達部材30の直線移動をこれらの処置部3の動作に変換するように構成される。
操作部6は、挿入部2の基端が接続された外装体(操作部本体)7と、外装体7の内部に一部が設けられたハンドル機構10とを備える。
外装体7には、操作者が握って駆動操作部材11を操作するためのグリップ8が形成されている。グリップ8は、駆動操作部材11が外装体7から突出する方向と略同じ方向へ向けて延びる棒状の部材である。
図2に示すように、ハンドル機構10は、駆動操作部材11と、切替手段20とを備える。駆動操作部材11は、外装体7の内部で駆動力伝達部材30の基端に接続され外装体7の外側へ突出するように構成されている。切替手段20は、外装体7の内部に設けられ外装体7の内部で駆動操作部材11に連結されている。
駆動操作部材11は、操作者の指が掛けられる指掛け部12と、切替手段20に連結される連結部14とを備える。
指掛け部12では、操作者が指掛け部12を用いて処置具1の操作をする際に操作者の指が接し得る範囲内の一部が、操作者による操作量が入力される入力部13を構成している。入力部13には、設計上の力点P6があらかじめ定められている。上記切替手段20は、前記設計上の力点P6に操作者からの力が加わることを前提として設計されている。
指掛け部12にかけられた操作者の指によって、駆動操作部材11は操作部6の外装体7に対して移動される。
図2及び図3に示すように、連結部14は、外装体7の内部に配置された第一ピン15及び第二ピン16を有する。第一ピン15及び第二ピン16は、略円柱形状の部材であり、それぞれの中心軸線O1,O2は互いに平行である。本実施形態では、第一ピン15と第二ピン16とには、それぞれの中心軸線O1,O2を回転中心として回転自在なベアリング18が挿入されている。本実施形態では、ベアリング18は、円柱形状の外周面を有し、後述するスライドレール22に接したときに回転中心回りに回転動作を行う。
図2に示すように、切替手段20は、処置部3を第1の位置と第2の位置との間で動作させると共に駆動操作部材11の移動量に対する駆動力伝達部材30の移動量の比を切り替える目的で操作部6に設けられている。切替手段20は、操作部6の内部に配置され操作部6と固定されたベース21と、ベース21に形成されたスライドレール22とを有する。
ベース21に形成されたスライドレール22は、第一スライドレール23と、第二スライドレール24とを有している。第一スライドレール23は、操作部6から挿入部2が突出する方向と平行に延びる直線状のスライドレールである。第二スライドレール24は、第一スライドレール23から離間した位置に形成されスライドレールである。
第一スライドレール23は、ベース21に形成された溝若しくは貫通孔である。第一スライドレール23では、第一スライドレール23の長手方向に延びる一対の内面が互いに平行に形成されている。前記一対の内面の互いの距離は、第一ピン15に取り付けられたベアリング18の外寸より僅かに大きい。
第一ピン15に取り付けられたベアリング18の外周面が第一スライドレール23の内面と接することにより、第一ピン15は第一スライドレール23の長手方向へ案内される。
第二スライドレール24は、ベース21に形成された溝若しくは貫通孔によって構成されている。第二スライドレール24は、第一スライドレール23と平行な直線部25と、直線部25と繋がった円弧部26とを有する。
直線部25及び円弧部26には、ベアリング18が取り付けられている第二ピン16が挿入され、第二ピン16に取り付けられたベアリング18の外周面が直線部25若しくは円弧部26の内面と接する。
円弧部26は、第一スライドレール23の基端側の端部を中心とする円弧形状に形成されている。具体的には、第一スライドレール23の基端側の端部に第一ピン15のベアリング18が当接しているときにおける第一ピン15の中心軸線の位置が、円弧部26の円弧の中心とされている。円弧部26において直線部25と繋がっている側と反対側の端部は、ベアリング18の外周面の形状に倣った半円形状に形成されている。
第一スライドレール23と第二スライドレール24との距離は、第一ピン15と第二ピン16との距離と略等しい。第二スライドレール24の直線部25と第一スライドレール23とは、第二ピン16と第一ピン15とがそれぞれ挿入された駆動操作部材11を直線状に移動することができるように駆動操作部材11を支持している。また、第二スライドレール24の円弧部26と第一スライドレール23とは、駆動操作部材11を支持している。駆動操作部材11は、第二ピン16が、第一ピン15の中心軸を中心とした円弧部26に沿って回動することができるようにスライドレールに支持されている。
第一スライドレール23の先端側の端部に第一ピン15が位置し、かつ第二スライドレール24の先端側の端部に第二ピン16が位置している場合は、一対のジョー4が完全に開く。本実施形態では前記位置を「開始位置」と称する。
また、スライドレール22に沿って駆動操作部材11が移動されることにより、第一スライドレール23の基端側の端部に第一ピン15が位置し、かつ第二スライドレール24の基端側の端部に第二ピン16が位置している場合は、一対のジョー4が完全に閉じる。本実施形態では、前記位置を「終了位置」と称する。
本実施形態では、上記開始位置と上記終了位置との間で、操作部6に対して駆動操作部材11が略一方向に移動される。
なお、本実施形態では、スライドレール22のうち第二スライドレール24は直線部25と円弧部26とが繋がった形状を有する。そのため、直線部25に沿って駆動操作部材11が移動する移動方向と円弧部26に沿って駆動操作部材11が移動する方向とは厳密な意味では一方向ではない。本実施形態において、略一方向には、開始位置から終了位置まで駆動操作部材11を移動させたとき、若しくは終了位置から開始位置まで駆動操作部材11を移動させたときに、駆動操作部材11の移動方向が反転しない程度に移動方向が変化する場合が含まれる。
駆動操作部材11に形成された第一ピン15及び第二ピン16と、ベース21に形成された第一スライドレール23及び第二スライドレール24とによって、駆動操作部材11の回転中心を切り替える回転中心切替手段が構成されている。
本実施形態では、第一スライドレール23は直線状に形成され、第二スライドレール24の直線部25は第一スライドレール23と平行に直線状に形成されている。図2及び図4に示すように、第一スライドレール23に第一ピン15が挿入され、直線部25に第二ピン16が挿入されている状態の駆動操作部材11は、第一スライドレール23から無限遠方に位置する仮想的な回転中心回りに回転動作しているといえる。
本実施形態では、前記仮想的な回転中心を第一回転中心R1と称し、第一スライドレール23の基端側の端部に第一ピン15が位置するときの第一ピン15の中心軸線の位置を第二回転中心R2と称する。また、本実施形態では、駆動操作部材11が第一回転中心R1回りに回動している状態を第一状態と称し、駆動操作部材11が第二回転中心R2回りに回動している状態を第二状態と称する。
回転中心切替手段は、開始位置と終了位置との間であって、直線部25と円弧部26との境界において、第一回転中心R1から第二回転中心R2へ、又は第二回転中心R2から第一回転中心R1へと操作部6に対する駆動操作部材11の回転中心を切り替える。すなわち、回転中心切替手段によって、上記第一状態と上記第二状態とが切り替えられる。
図1及び図2に示すように、駆動力伝達部材30は、可撓性を有するとともに中心軸線方向への圧縮や引張りに対する強度が高い線材によって形成されている。駆動力伝達部材30は、駆動操作部材11によって牽引され、処置部3を駆動させるために必要な力を操作部6から処置部3へ伝達する。
次に、ハンドル機構10の要部の構成について、回転中心切替手段によって回転中心が切り替わるときの力の大小関係と合わせて図4を参照して説明する。
本実施形態のハンドル機構10は、入力部13における設計上の力点P6に操作者から力が加えられるものとして設計されている。操作者が駆動操作部材11に加える力の大きさをFinとする。駆動力伝達部材30が切替手段20を介して駆動される力の大きさをFoutとする。入力部13の力点P6と第一回転中心R1との距離をLとする。駆動力伝達部材30が駆動操作部材11に接続された接続位置と第一回転中心R1との距離をLとする。入力部13の力点P6と第二回転中心R2との距離をLとする。上記接続位置と前記第二回転中心R2との距離をLとする。このときに、第一状態では、Fout/Fin=L/Lとされ、第二状態では、Fout/Fin=L/Lとされている。
また、本実施形態では、L/L<L/Lとされている。すなわち、第二状態では、第一状態と比較して、入力部13へ入力される力に対して駆動力伝達部材30に加わる力の方が大きい。これは、梃子の原理によって入力部13への入力が減速されて駆動力伝達部材30に伝わるからである。
以上に説明した構成のハンドル機構10の作用について、処置具1の使用時の動作とともに説明する。
処置具1の使用時には、たとえば軟性内視鏡(不図示)の処置具チャンネルに処置具1をセットし、処置部3を処置対象まで案内する。
処置具1の操作者は、操作部6のグリップ8を握り、外装体7から突出された駆動操作部材11に指を掛けて、駆動操作部材11を操作部6に対して所望の方向へ移動させる。たとえば、駆動操作部材11を開始位置から終了位置まで移動させると、駆動操作部材11を移動させる力によって駆動力伝達部材30は挿入部2の先端から基端へ向かう方向に移動され、一対のジョー4は完全に開いた状態(第1の位置)から完全に閉じた状態(第2の位置)に変化する。一対のジョー4が完全に閉じた状態であるときには、第二ピン16は、円弧部26の基端側の端部よりも僅かに先端側に位置している。このため、円弧部26の基端側の端部に第二ピン16のベアリング18が接触するまで駆動操作部材11をさらに移動させると、完全に閉じた状態の一対のジョー4に対してさらに閉じる方向への力を加えることができる。これにより、挿入部2の伸び縮みや駆動力伝達部材30の伸び縮みが生じても一対のジョー4を確実に閉じることができる。
たとえば開始位置から終了位置へと駆動操作部材11を操作部6に対して移動させている間に、切替手段20によって、操作部6に対する駆動操作部材11の移動状態が、第一状態から第二状態へと切り替えられる。具体的には、操作部6に対する駆動操作部材11の移動状態が、駆動操作部材11が操作部6に対して第一回転中心R1を中心として回動する第一状態から、駆動操作部材11が操作部6に対して第一回転中心R1とは異なる第二回転中心R2を中心として回動する第二状態へと切り替えられる。上記第一状態では駆動操作部材11の移動量と駆動力伝達部材30の移動量が等しい。一方、上記第二状態では、駆動操作部材11の移動量に対して駆動力伝達部材30の移動量が小さい。上記第二状態では、駆動操作部材11に移動量に対して駆動力伝達部材30の移動量が小さい分、処置部3に加えられる力は大きい。このため、第二状態では、第一状態よりも大きな力で一対のジョー4によって把持対象物を把持することができる。また、第一状態では、把持対象物を特に把持していない状態で一対のジョー4を素早く移動させることができる。
従来のハンドル機構は、第一状態と第二状態との間で減速比を変える機構を有していないため、大きな力を加える必要がある範囲と素早く移動させることが好ましい範囲とを有していたとしても、駆動操作部材の移動速度に対する処置部の移動速度や、駆動操作部材に操作者が加える力と処置部を動作させる力とは一定の関係から変化しなかった。
これに対して、本実施形態のハンドル機構10によれば、第一状態と第二状態との間で減速比を変える機構を有している。そのため、一対のジョー4が開閉動作される可動範囲のうち完全に開いた状態となる位置に近い位置では上記第一状態で素早く各ジョー4を移動させることができ、且つ一対のジョー4が開閉される可動範囲のうち完全に閉じた状態となる位置に近い位置では上記第二状態で一対のジョー4に第一状態よりも大きな力を加えることができる。処置中には、一対のジョー4を閉じることによってたとえば生体組織など弾力のある把持対象物を一対のジョー4を用いて挟む場合がある。このとき、ジョー4が完全に閉じた状態に近づくほど、一対のジョー4を閉じるために必要な力は大きくなる。このため、本実施形態のように一対のジョー4が完全に開いた状態から完全に閉じた状態となる間で駆動操作部材11を略一方向へ移動させるだけで把持対象物を好適に把持することができる。
また、上記第一状態では、把持対象物の弾力によって駆動操作部材11を移動させることが困難な状況は、上記第二状態において一対のジョー4が把持対象物を挟んでいる場合に比べて起こりにくい。したがって、駆動力伝達部材30の移動量に対する駆動操作部材11の移動量を小さく設定しても、一対のジョー4を開閉させる力が不足する可能性は低い。
本実施形態では、操作部6に対する駆動操作部材11の可動範囲は、操作者が手を開いたり閉じたりすることによって駆動操作部材11を移動させることができる範囲内にあることが好ましい。このため、駆動操作部材11の可動範囲には上限がある。そこで、第一状態で駆動操作部材11を移動させる移動量を小さくすることにより、第二状態で駆動操作部材11を移動させる移動量を大きく設定することができる。このため、駆動操作部材11の可動範囲が限られた状態であっても、一対のジョー4の開閉移動量を十分に確保するとともに一対のジョー4に対して十分に大きな力を加えることができる。
また、第一回転中心R1が無限遠に位置していることにより、第一状態では実質的に駆動操作部材11は直線移動される。このため、駆動操作部材11は、第一状態では直線移動で動き、第二状態では回転移動で動き、第一状態と第二状態とが切り替わる位置で駆動操作部材11の動き方が顕著に変化する。その結果、処置具1を操作する操作者は、ハンドル機構10が第一状態にあるか第二状態にあるかを容易に把握することができる。
(第1変形例)
次に、上述の第1実施形態で説明したハンドル機構10の第1変形例について図5を参照して説明する。図5は、本変形例のハンドル機構を示す側面図である。
図5に示すように、本変形例では、ハンドル機構10が、上述の第1実施形態と前後逆に配置されている点が異なる。すなわち、第二スライドレール24の円弧部26が、操作部6の先端側に位置している。
また、本変形例の場合には、駆動操作部材11は、駆動操作部材11を先端側へ押す際に指が掛けやすい形状を有している。具体的には、駆動操作部材11には、指を通すことができる環部が形成されている。
このような構成であっても上記第1実施形態で説明したハンドル機構10と同様の効果を奏する。
さらに、本変形例の場合、操作部6の先端側から基端側へ向かって駆動操作部材11を移動させると、第二スライドレール24の円弧部26から直線部25へと第二ピン16の位置が切り替わるときに、操作者が駆動操作部材11を操作するのに必要な力量が大きくなる。これにより、操作者は、円弧部26の先端から基端までの一定量だけ駆動操作部材11を操作したことを、駆動操作部材11に触れている手の感触によって把握することができる。
たとえば、把持鉗子などでは、このように操作力量が切り替わることで、操作者は、駆動操作部材11を一定量握り込んでいることを認知することができる。すなわち、操作者は、把持鉗子を一定量だけ閉じていることを認知することができる。これにより、把持鉗子によって必要以上に強く生体組織等を把持することを抑制することが可能となる。
(第2変形例)
次に、上述の第1実施形態で説明したハンドル機構10の第2変形例について図6を参照して説明する。図6は、本変形例のハンドル機構を示す側面図である。
図6に示すように、本変形例では、円弧部26の半径が上述の第1実施形態で説明した円弧部26の半径よりも大い点が異なる。また、第二スライドレール24の直線部25は、第1実施形態で説明した直線部25よりも先端側にオフセットされている。
このような構成であっても上記第1実施形態で説明したハンドル機構10と同様の効果を奏する。
(第3変形例)
次に、上述の第1実施形態で説明したハンドル機構10の第3変形例について図7を参照して説明する。図7は、本変形例のハンドル機構を示す側面図である。
図7に示すように、本変形例では、円弧部26が、第一スライドレール23に設けられている点が異なる。すなわち、本変形例の場合には、第二スライドレール24の直線部25の基端側の端部において第二ピン16が支持される。そして、第二ピン16の中心軸線の位置が、上述の第1実施形態で説明した第二回転中心R2に相当する回転軸となる。第二スライドレール24の直線部25の基端側の端部に第二ピン16が支持されている状態において、駆動操作部材11の入力部13を操作部6の基端側へ移動させると、第二ピン16の中心軸線の位置を回転中心として第一ピン15が円弧部26に沿って先端側へ移動する。
このような構成であっても上記第1実施形態で説明したハンドル機構10と同様の効果を奏する。
また、第一スライドレール23と直線部25との間に円弧部26が配置されているので、ハンドル機構10を第1実施形態よりも小型化することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態のハンドル機構10Aについて説明する。以下では、上述の第1実施形態で説明した構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図8は、本実施形態のハンドル機構を示す側面図である。
図8に示すように、ハンドル機構10Aは、駆動操作部材11に代えて駆動操作部材11Aを備え、切替手段20に代えて切替手段20Aを備える点が異なる。
駆動操作部材11Aは、第一ピン15および第二ピン16に加えて、第三ピン17をさらに備えている。第一ピン15、第二ピン16、及び第三ピン17は、一直線上に並べて配置されている。第三ピン17には、上述のベアリング18(図3参照)が取り付けられている。
切替手段20Aは、第一スライドレール23Aと、第二スライドレール24A及び第三スライドレール27Aとを備える。第一スライドレール23Aは、第一回転中心R1とは異なる位置に設定された第一回転中心R1Aを中心とする円弧状に形成されている。第二スライドレール24A及び第三スライドレール27Aは、第一スライドレール23Aから離間して形成されている。
第二スライドレール24Aは、第一円弧部25Aと、第二円弧部26Aとを備える。第一円弧部25Aは、第一スライドレール23Aと同心円状に設けられ、第一スライドレール23Aと平行な円弧状に形成されている。第二円弧部26Aは、第一円弧部25Aよりも大きな曲率を有する円弧状に形成されている。
第三スライドレール27Aは、第二円弧部26Aと同心円状の円弧状に形成されている。第三スライドレール27Aの基端側の端部は、第一円弧部25Aと第二円弧部26Aとの境界と、第一スライドレール23Aの基端側の端部とを通る直線上に位置している。第三スライドレール27Aの先端側の端部は、第二円弧部26Aの基端側の端部と第一スライドレール23Aの基端側の端部とを通る直線上に位置している。
本実施形態では、第二ピン16が第一円弧部25Aに沿って移動している状態が、駆動操作部材11Aが第一回転中心R1A回りに移動する第一状態である。また、第二ピン16が第二円弧部26Aに沿って移動している状態が、駆動操作部材11Aが第二回転中心R2A回りに移動する第二状態である。
本実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、第一状態ではFout/Fin=L/Lとされ、第二状態では、Fout/Fin=L/Lとされている。本実施形態では、L/L<L/Lとされている。
次に、本実施形態のハンドル機構10の作用について説明する。
第三スライドレール27Aの円弧の中心は上述の第二回転中心R2Aであり、第一ピン15が第一スライドレール23Aの基端側の端部に移動するまでは、第三ピン17は第三スライドレール27Aの基端側の端部に固定される。
第一ピン15が第一スライドレール23Aの基端側の端部に接触するまで駆動操作部材11Aが移動されると、第二ピン16は、第一円弧部25Aと第二円弧部26Aとの境界に位置する。その後、駆動操作部材11Aがさらに移動されると、第二ピン16は第二円弧部26Aの基端側へ向かって移動する。このとき、第三スライドレール27Aは第二円弧部26Aと回転中心が同じ円弧状に形成されているので、駆動操作部材11Aは、第一スライドレール23Aの基端側の端部に接触している第一ピン15の中心軸線の位置を回転中心として回転動作される。
本実施形態でも、上記第1実施形態のハンドル機構10と同様に、第一状態と第二状態との間で減速比が変わる。
なお、第一ピン15、第二ピン16、及び第三ピン17は同一直線状に並べて配置されていなくても構わない。
(第4変形例)
次に、上記第2実施形態で説明したハンドル機構10Aの変形例について図9を参照して説明する。図9は、本変形例のハンドル機構を示す側面図である。
図9に示すように、本変形例では、第一スライドレール23Aには、第一スライドレール23Aの基端から分岐され、第二円弧部26Aの基端を中心とする円弧状に形成され、先端側へ延びる第四スライドレール28が設けられている。さらに、第三スライドレール27Aには、第2実施形態で説明した第三スライドレール27Aの先端からさらに先端側へ、第四スライドレール28と回転中心が同一の円弧状に形成された第三円弧部29が設けられている。
本変形例では、第二円弧部26Aの基端側の端部に第二ピン16が位置している状態から、さらに駆動操作部材11Aを基端側へ移動させると、駆動操作部材11Aは、第二ピン16の中心軸線の位置を回転中心として回動される。第二円弧部26Aの基端側の端部に第二ピン16が位置している状態における第二ピン16の中心軸線の位置は、上記第一状態及び第二状態とは別の減速比で駆動操作部材11Aから駆動力伝達部材30へ力を伝達するための第三回転中心R3となっている。以下、駆動操作部材11が第三回転中心R3回りに回動している状態を「第三状態」と称する。
本変形例の場合には、駆動操作部材11Aを先端側から基端側へと略一方向に移動させると、第一回転中心R1A回りに駆動操作部材11が回転する第一状態と、第二回転中心R2A回りに駆動操作部材11が回転する第二状態と、第三回転中心R3回りに駆動操作部材11が回転する第三状態とがこの順に切り替わる。これにより、一対のジョー4などを備える処置部3にかかる力の大きさを3段階に切り替えることができる。
なお、曲率が異なるスライドレールをさらに組み合わせることにより、処置部3にかかる力の大きさの切り替えを3段階より多くすることもできる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態の処置具について説明する。図10は、本実施形態のハンドル機構10Bを示す側面図である。
図10に示すように、本実施形態のハンドル機構10Bは、上述の第1実施形態で説明した第一状態と第二状態とのいずれにおいても駆動操作部材11が直線移動で動く点が異なっている。
すなわち、ハンドル機構10Bでは、第一スライドレール23は、操作部6の先端側に設けられた直線部23Bと、操作部6の基端側に設けられた第二直線部23Cとを有し、第二スライドレール24は、操作部6の先端側に設けられた直線部25Bと、操作部6の基端側に設けられた第二直線部25Cとを有している。
各第二直線部23C、25Cは、各直線部23B、25Bに対して角度θだけ傾いて設けられている。すなわち、第一スライドレール23と第二スライドレール24とは操作部6の先端側と基端側との間で互いに平行に設けられている。
また、操作部6には、駆動力伝達部材30が外面に接するプーリ31が固定されている。プーリ31は、直線部25Bと第二直線部25Cとの境界部分の近傍に配置されている。
次に、ハンドル機構10Bの作用について説明する。
駆動操作部材11を操作部6の先端から基端へ向かって移動させる場合には、まず、駆動操作部材11は第一スライドレール23と第二スライドレール24とのそれぞれの直線部23B、25Bに沿って直線移動で動かされる。続いて、駆動操作部材11に設けられた第一ピン15及び第二ピン16は、それぞれ各直線部23B、25Bから各第二直線部23C、25Cへと移動される。すると、駆動操作部材11の移動方向が角度θだけ変更される。また、駆動力伝達部材30の基端がプーリ31よりも操作部6の基端側へ移動されると、駆動力伝達部材30は、プーリ31の外面に接する。プーリ31の外面に接した駆動力伝達部材30は、プーリ31によって角度θだけ曲げられた状態とされる。
これにより、各第二直線部23C、25Cにおいては、各直線部に対して減速比が1:(1/cosθ)となるように減速された状態で駆動力伝達部材30が牽引される。
本実施形態の処置具では、操作者がハンドル機構10Bを一定量握りこんだところで低い減速比に切り替わる。この際、操作者がハンドルを操作するのに必要な力量が大きくなるため、操作者は一定量ハンドルを操作したことを感覚的に把握することができる。
なお、上記変形例1と同様に、各第二直線部を操作部6の先端側に配置してもよい。この場合、駆動操作部材11を先端から基端へと移動させると、操作感が途中で軽くなるように変化する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
たとえば、上述の各実施形態及びこれらの変形例にて説明した構成のほか、第一状態が駆動操作部材を回転移動で動かす状態であり第二状態が駆動操作部材を直線移動で動かす状態である構成などを用いることができる。
上記処置具によれば、処置具が第1の位置から第2の位置となる間で駆動操作部材を略一方向へ移動させるだけで把持対象物を好適に把持することができる。
1 処置具
2 挿入部(長軸部材)
3 処置部
4 ジョー
6 操作部
7 外装体(操作部本体)
10 ハンドル機構
11 駆動操作部材
15 第一ピン(回転中心切替手段)
16 第二ピン(回転中心切替手段)
20 切替手段
23 第一スライドレール(回転中心切替手段)
24 第二スライドレール(回転中心切替手段)
30 駆動力伝達部材
R1 第一回転中心
R2 第二回転中心

Claims (4)

  1. 先端部及び基端部を有し、前記先端部から前記基端部まで延びる長手軸を有する長軸部材と、
    対象部位を把持するために互いに開閉動作自在に前記長軸部材の前記先端部に設けられた一対の把持部材と、
    前記一対の把持部材と接続され、前記長軸部材に対して前記長手軸に沿って移動自在に延設された駆動力伝達部材と、
    前記駆動力伝達部材の基端部に連結され、前記駆動力伝達部材を前記長軸部材に対して移動させるように操作可能な駆動操作部と、
    前記駆動操作部材を移動操作させる際に前記駆動操作部材を移動させる力の大きさに対して前記駆動力伝達部材を移動させる力の大きさが第1の比率になる位置で前記駆動操作部材を摺動可能に支持する第1の被摺動部と、前記第1の比率と異なる第2の比率になる位置で前記駆動操作部材を摺動可能に支持する第2の被摺動部とを有し、前記第1の被摺動部と前記第2の被摺動部との間で前記駆動操作部材を摺動させる位置を切り替えることによって、前記第1の比率と前記第2の比率とを切り替える切替手段と、
    を備える処置具。
  2. 前記駆動操作部は、前記長軸部材の基端部に設けられた操作部本体に対して移動可能であり、
    前記切替手段は、
    前記操作部本体に対する前記駆動操作部材の操作量に応じて、前記一対の把持部材開閉動作させると共に前記操作部本体に対する前記駆動操作部材の操作量に対する前記駆動伝達部材の移動量の比を切り替え、
    記操作部本体に対する前記駆動操作部材の移動状態を、前記駆動操作部材が前記操作部本体に対して第一回転中心を中心として回動する第一状態と、前記駆動操作部材が前記操作部本体に対して前記第一回転中心とは異なる第二回転中心を中心として回動する第二状態との何れかの移動状態に切り替える
    請求項に記載の処置具。
  3. 前記駆動操作部材は、開始位置から終了位置まで、又は前記終了位置から前記開始位置まで、前記操作部本体に対して略一方向に移動され、
    前記切替手段は、前記開始位置と前記終了位置との間の少なくとも一箇所において、前記第一回転中心から前記第二回転中心へ、又は前記第二回転中心から前記第一回転中心へと前記操作部本体に対する前記駆動操作部材の回転中心を切り替え、
    前記駆動操作部材に加えられる力の大きさをFinとし、前記駆動力伝達部材が前記切替手段を介して駆動される力の大きさをFoutとし、前記駆動操作部材を操作するために前記駆動操作部材に力が加えられる所定の点を入力部としたときの前記入力部と前記第一回転中心との距離をLとし、前記駆動力伝達部材と前記駆動操作部材との接続位置と前記第一回転中心との距離をLとし、前記入力部と前記第二回転中心との距離をLとし、前記接続位置と前記第二回転中心との距離をLとしたときに、
    前記第一状態では、Fout/Fin=L/Lとされ、
    前記第二状態では、Fout/Fin=L/Lとされ、
    /L<L/Lとされる
    請求項2に記載の処置具。
  4. 前記第1の被摺動部と、前記第2の被摺動部とが連続して形成され、前記駆動操作部材が前記第1の被摺動部に位置する際は、前記駆動操作部材に加えられる力の大きさと前記駆動力伝達部材が駆動される力の大きさとの比率が第1の比率となり、前記駆動操作部材が前記第2の被摺動部に位置する際は、前記第1の比率と異なる第2の比率となる請求項1に記載の処置具。
JP2013519288A 2011-08-05 2012-07-30 処置具 Active JP5326067B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161515430P 2011-08-05 2011-08-05
US61/515,430 2011-08-05
PCT/JP2012/069352 WO2013021850A1 (ja) 2011-08-05 2012-07-30 処置具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5326067B2 true JP5326067B2 (ja) 2013-10-30
JPWO2013021850A1 JPWO2013021850A1 (ja) 2015-03-05

Family

ID=47668362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013519288A Active JP5326067B2 (ja) 2011-08-05 2012-07-30 処置具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8821531B2 (ja)
EP (1) EP2740420B1 (ja)
JP (1) JP5326067B2 (ja)
CN (1) CN103476352B (ja)
WO (1) WO2013021850A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016073502A1 (en) 2014-11-04 2016-05-12 Rotation Medical, Inc. Medical implant delivery system and related methods
US10675019B2 (en) * 2014-11-04 2020-06-09 Rotation Medical, Inc. Medical implant delivery system and related methods
AU2015343273B2 (en) * 2014-11-04 2017-12-14 Rotation Medical, Inc. Medical implant delivery system and related methods
US10226269B2 (en) 2015-05-27 2019-03-12 Covidien Lp Surgical forceps
EP3397175B1 (en) 2015-12-31 2021-11-24 Rotation Medical, Inc. Fastener delivery system
US10433842B2 (en) 2017-04-07 2019-10-08 Lexington Medical, Inc. Surgical handle assembly
US10912560B2 (en) 2017-06-23 2021-02-09 Lexington Medical, Inc. Surgical reloadable cartridge assembly
WO2019008631A1 (ja) * 2017-07-03 2019-01-10 オリンパス株式会社 医療装置及び処置システム
US11166723B2 (en) 2018-09-21 2021-11-09 Lexington Medical, Inc. Surgical handle assembly modes of operation
US10856871B2 (en) 2019-01-16 2020-12-08 Lexington Medical, Inc. Advancing a toothed rack of a surgical handle assembly
US11298131B2 (en) 2020-01-15 2022-04-12 Lexington Medical, Inc. Multidirectional apparatus
US11116501B1 (en) 2020-04-10 2021-09-14 Lexington Medical, Inc. Surgical handle articulation assemblies
US11864757B2 (en) 2021-01-15 2024-01-09 Lexington, Medical, Inc. Reloadable cartridge assembly
US11622764B2 (en) 2021-04-27 2023-04-11 Lexington Medical, Inc. Surgical handle assembly

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0871072A (ja) * 1994-09-01 1996-03-19 Olympus Optical Co Ltd 手術用マニピュレータシステム
JP2008093271A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Terumo Corp マニピュレータ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06296618A (ja) 1993-04-14 1994-10-25 Olympus Optical Co Ltd 把持鉗子
SI0732078T1 (en) * 1995-03-15 2000-12-31 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Instrument for applying surgical clips
US7223273B2 (en) * 1996-07-23 2007-05-29 Tyco Healthcare Group Lp Anastomosis instrument and method for performing same
US6544274B2 (en) * 2001-05-02 2003-04-08 Novare Surgical Systems, Inc. Clamp having bendable shaft
US7241264B2 (en) * 2003-06-30 2007-07-10 Ethicon, Inc. Variable-pitch cam mechanism for tension devices
ATE470399T1 (de) * 2006-10-13 2010-06-15 Terumo Corp Manipulator
FR2913783B1 (fr) * 2007-03-14 2009-10-09 Landanger Sa Ensemble a poignees, notamment pour instrument chirurgical endoscopique

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0871072A (ja) * 1994-09-01 1996-03-19 Olympus Optical Co Ltd 手術用マニピュレータシステム
JP2008093271A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Terumo Corp マニピュレータ

Also Published As

Publication number Publication date
CN103476352B (zh) 2016-03-09
US20130304115A1 (en) 2013-11-14
EP2740420B1 (en) 2016-10-12
US8821531B2 (en) 2014-09-02
JPWO2013021850A1 (ja) 2015-03-05
EP2740420A1 (en) 2014-06-11
WO2013021850A1 (ja) 2013-02-14
CN103476352A (zh) 2013-12-25
EP2740420A4 (en) 2015-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5326067B2 (ja) 処置具
WO2016125574A1 (ja) マニピュレータ
JP5722514B1 (ja) 内視鏡処置具
WO2018096689A1 (ja) 医療用処置具
US20120130401A1 (en) Ergonomic and semi-automatic manipulator, and applications to instruments for minimally invasive surgery
JP2010505523A5 (ja)
EP2810607A1 (en) Endoscopic treatment instrument
WO2013077330A1 (ja) 把持器、持針器及びアタッチメント
US10357244B2 (en) Suturing device
JP5500715B2 (ja) 医療用開閉式鉗子
KR101447266B1 (ko) 복강경 수술장치
WO2012042920A1 (ja) 処置具
EP1736093B1 (en) Endoscope treatment system
WO2016002932A1 (ja) 縫合持針器及び内視鏡システム
US10786909B2 (en) Swing mechanism and gripping tool
JP2007144201A (ja) 外科用処置具
JP2013512011A (ja) 溝係合部を有する外科用鉗子
WO2014007113A1 (ja) 医療用マニピュレータ
JP5695835B2 (ja) 外科用処置具
JP2013188323A (ja) 鉗子
WO2020079824A1 (ja) 内視鏡用処置具
WO2021255878A1 (ja) 鉗子装置
WO2020149408A1 (ja) 内視鏡用処置具、及び内視鏡用処置具の補助器具
WO2010071064A1 (ja) 処置具
JP2022067707A (ja) 手術器具

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130722

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5326067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250