JP2013045566A - 雌型端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型でありながら所定の接圧を確保できる雌型端子を提供すること。
【解決手段】雌型端子1は、金属板が折り曲げられ、継合せ部29を介して継合せられて形成された略角筒状の側壁21〜24を有し、雄型端子7が挿入されるソケット部12を備えている。ソケット部12は、側壁23に設けられ雄型端子7との導通をとる接点15と、側壁21,22に支持され、その支持端30Aからソケット部12の軸線方向に離間した押圧部18にて雄型端子7を接点15に向けて押し付けるバネであって、各々の撓み易さの方向が略直交する第1バネ部31および第2バネ部32を有する接触バネ30と、押圧部18から支持端30Aに向かう力による継合せ部29の両側に位置する第1側壁21と第2側壁24との相対変位を規制する変位規制部25と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、雄型端子が嵌合される雌型端子に関する。
従来、金属板を打ち抜き、折り曲げ成形することで形成された角筒状のソケット部を備えるとともに、ソケット部の側壁の一部が内側に折り曲げられ、ソケット部に挿入された雄型端子をソケット部内壁の接点に押し付ける接触バネを有する雌型端子が知られている。その中で特許文献1の雌型端子は、外寸を小さくしながらも、接触バネを最低限保護できる、とされている。
特開2006−54166号公報
上述した雌型端子の利用を拡大するためには、小型化に留まらず、より厳しい条件、例えば、端子に加わる振動が大きい環境下での信頼性を確保する必要がある。しかしながら、特に、数mm角以下の非常に小さい雌型端子の場合、端子を構成する金属板の厚さが1mm以下と薄いので、雄型端子を押し付ける接触バネの接触荷重を十分に得ることが難しい。そうすると、厳しい条件下に足りる雄型端子と接点との接圧を安定して確保できなくなるおそれがある。
本発明は、このような課題に基づいてなされたもので、小型でありながら所定の接圧を確保できる雌型端子を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するべく本発明者らは、ソケット部に雄型端子を挿入したときの接触バネの挙動を観察した。その結果、詳しくは後述するが、ソケット部の軸線方向に接触バネが所定の位置からずれるために、設計値よりも接圧が低くなることが確認された。
ここで、接触バネは、ソケット部を構成する側壁に連続しているので、接触バネの位置がずれるときは、側壁の位置もずれる。したがって、例えば、当該側壁の位置ずれを機械的に拘束する部材をソケット部の外周に嵌めることも考えられる。しかし、これでは端子の外寸が大きくなるので、許容することができない。
そこでなされた本発明の雌型端子は、金属板が折り曲げられ、継合せ部を介して継合せられて形成された略角筒状の側壁を有し、雄型端子が挿入されるソケット部を備え、ソケット部は、接点と、接触バネと、変位規制部とを備えている。
接点は、側壁に設けられ雄型端子との導通をとるものである。
接触バネは、側壁に支持され、その支持端からソケット部の軸線方向に離間した押圧部にて雄型端子を接点に向けて押し付けるバネであって、各々の撓み易さの方向が略直交する第1バネ部および第2バネ部を有している。
変位規制部は、押圧部から支持端に向かう力による継合せ部の両側に位置する第1側壁と第2側壁との相対変位を規制するものである。
採用しうる接触バネの形態としては、第1バネ部と第2バネ部との各々の支持端が側壁に独立に支持され、かつ、各々の先端が互いに連続し、これら第1バネ部と第2バネ部との間に空隙が形成されている形態を例示できる。このような接触バネは、側壁を構成する金属板の一部を切り欠いて折り曲げることによって形成することができる。この接触バネは、角筒状の側壁を四方の部分側壁に区分したときに隣り合う部分側壁の断面形状に倣って、断面略L字状に形成されている。隣り合う部分側壁の一方に第1バネ部が位置し、他方に第2バネ部が位置するので、これら第1バネ部および第2バネ部の各々の撓み易さの方向が略直交している。
雄型端子がソケット部に挿入されると、接触バネの押圧部が接点に対して押し広げられ、詳しくは、〔発明を実施するための形態〕の欄で述べるように、押圧部から支持端に向かう力によって接触バネが接点に対して位置ずれを起こし、所定の接圧を得ることができなくなる。
そこで本発明は変位規制部を設けることで、接触バネが、接点において所定の接圧を実現する設計位置からずれることを抑制し、所定の接圧を確保する。
本発明におけるソケット部は、継合せ部が離れる向きに接触バネが撓もうとする際の第1側壁と第2側壁との相対変位を規制する変位規制部をさらに備える、ことが好ましい。
雄型端子がソケット部に挿入されると、継合せ部が離れる向き(第1バネ部と第2バネ部とがなす角度が鈍角化する向き)に接触バネが撓もうとするので、この向きに対応した変位規制部を設けることで、接触バネが設計位置からずれることを抑制し、所定の接圧を確保する。
本発明における変位規制部は、その目的を達成できるものであれば形態を問わない。例えば、第1側壁と第2側壁との位置決めのために、これら第1側壁および第2側壁の一方に位置決め突起が、他方にこの位置決め突起が挿入される位置決め孔が設けられることがあるが、これらの位置決め孔および位置決め突起を変位規制部に好適に利用できる。つまり、位置決め孔の端縁に位置決め突起を突き当てることで変位規制部を構成できるので、別途の構成を側壁に付加することなく変位規制部を設けることができる。
本発明における変位規制部は、第1側壁に形成された第1係止面と、第2側壁に形成された第2係止面とが突き当てられることで構成されることが好ましい。
第1係止面と第2係止面との面同士が隙間なく突き当てられることにより、これらの面と面との接触面積を大きく確保できるので、第1側壁と第2側壁との相対変位を確実に規制できる。また、面同士が突き当てられることで、寸法精度によらずに変位規制の効果が得られる。
第1係止面および第2係止面は、例えば、上述した位置決め突起の外面および位置決め孔の内壁として構成することができる。
本発明によれば、小型でありながら所定の接圧を確保できる雌型端子を提供できる。
本発明の実施形態に係る雌型端子を挿入口側から見たときの斜視図である。 雌型端子のソケット部の側壁突き当て部を示す斜視図である。 (A)は、突起が孔に突き当てられている状態を示す図である。(B)は、位置決め用突起および位置決め用孔を示す図である。 (A)は、雌型端子の挿入口側の端面図である。(B)は、(A)の4B−4B線断面図である。 (A)は、雌型端子の側面図である。(B)は、(A)の5B−5B線断面図である。(C)は、(A)の5C−5C線断面図である。(D)は、(A)の5D−5D線断面図である。 雌型端子のソケット部に雄型端子が挿入された状態を示す断面図である。 突起と孔との間の隙間によって生じる不具合を説明するための図である。 本発明の変形例であり、突起および孔を示す図である。 本発明の変形例に係る突起および孔を示す図である。 本発明の変形例に係る第1係合部および第2係合部を示す図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1および図2に示す雌型端子1は、薄い金属板の打ち抜き、折り曲げ成形によって形成されている。この雌型端子1は、雄型端子7(図6)が挿入される角筒状の側壁を有するソケット部12と、ソケット部12に連続し、図示しない電線が圧着される断面U字状の圧着部13と、圧着部13の電線引き出し側に設けられた平板状のキャリア部14とを備えている。雌型端子1は、典型的には、図示しないハウジングに多数保持されて、多極のコネクタを構成する。
なお、以降の説明では、雌型端子1に関し、ソケット部12が設けられた側を「前」、キャリア部14が設けられた側を「後」とそれぞれ定義する。
ソケット部12は、雄型端子7が挿入される矩形状の挿入口11と、雄型端子7との導通をとる接点15(図2、図4)と、詳しくは後述する接触バネ30とを有している。
ソケット部12は、角筒状の側壁をなす側壁21〜24(部分側壁)に囲まれ雄型端子7が挿入される挿入空間120(図2)を内包しており、挿入空間120の前端側が挿入口11とされている。挿入口11の一辺は、例えば1mmである。図2、図4に示すように、挿入空間120に向けて突出する接点15が、側壁23の軸線方向の略中央に形成されている。
このソケット部12は、所定形状に打ち抜かれた金属板を角筒の稜線Lに沿って折り曲げ、継合せ部29(図2)を介して継ぎ合わせて形成されており、ソケット部12の軸線方向(以下、単に軸線方向と呼ぶことがある)に沿って延びる4つの側壁21〜24を有している。側壁21と側壁23とが対向し、側壁22と側壁24とが対向している。継合せ部29の両側には、側壁21(第1側壁)と側壁24(第2側壁)とが位置している。側壁21の長手方向に沿った端縁21Aは、側壁24の内面に突き当てられており、この部分が継合せ部29とされている。
また、ソケット部12は、側壁21の外周面に重ねられ、側壁21を支持する支持壁16を有している。この支持壁16は、ソケット部12の軸線方向に沿って長く、長手方向の異なる位置に形成された切欠162,163からはそれぞれ、支持壁16の面外方向に向けて係止突起17,19が突出している。これらの係止突起17,19は、ソケット部12の前端部121と後端部122とにそれぞれ設けられており、図示しないハウジングに係止される。係止突起17,19は、側壁24の端縁24A(図1)から突出する突出片を側壁21側に折り曲げて形成されている。
支持壁16の切欠162は、支持壁16の前端から、長手方向略中央まで形成されており、係止突起17の隣に開口164が形成されている。また、支持壁16の側壁22側の端部には、支持壁16の幅方向に突出し、側壁22側に向けて折り曲げられた突出部161(図2)が形成されている。
側壁24には、いずれも開口形状が矩形状とされ側壁24を厚み方向に貫通した前位置決め孔241と、後位置決め孔242とが形成されている。これらの前位置決め孔241および後位置決め孔242は、係止突起17,19に対応する位置に形成されているともに軸線方向に沿った長辺を有している。前位置決め孔241は、後述する接触バネ30の支持端30Aよりも前端側に位置し、後位置決め孔242は、接触バネ30よりも後端側(支持端30Aから見て接触バネ30を通過した位置)に位置している。
前位置決め孔241は、図3に示すように、ソケット部12の軸線方向と直交する前端縁241Aおよび後端縁241Cと、軸線方向に沿った上端縁241Bおよび下端縁241Dとを有している。なお、説明の便宜のため、図3における上方、下方を基準として「上」および「下」と称する。
前位置決め孔241と同様に、後位置決め孔242も、前端縁242Aおよび後端縁242Cと、上端縁242Bおよび下端縁242Dとを有している。
一方、側壁21の端縁21Aには、側壁21の面に沿って突出し、前位置決め孔241および後位置決め前位置決め孔241にそれぞれ挿入される、いずれも断面矩形状とされた前位置決め突起211および後位置決め突起212とが形成されている。
前位置決め突起211は、図3に示すように、ソケット部12の軸線方向と直交する前面211Aおよび後面211Cと、軸線方向に沿った上面211Bおよび下面211Dとを有している。これと同様に、後位置決め突起212も、前面212Aおよび後面212Cと、上面212Bおよび下面212Dとを有している。
図3(A)に示すように、前位置決め孔241の縦横寸法および開口面積は、前位置決め突起211の縦横寸法および断面積よりも僅かに大きく設定されている。そして、前位置決め突起211の前面211Aは、前位置決め孔241の前端縁241Aに沿って突き当てられている。このように前端縁241Aに前面211Aが突き当てられていることにより、前端縁241Aより前側への前位置決め突起211の変位が規制されるので、前端縁241Aと前面211Aとの突き当て部分は、前位置決め突起211の前側への変位規制部25を構成している。変位規制部25においては、前面211A(第1係止面)と前端縁241Aの内壁(第2係止面)とが突き合わせられている。
また、前位置決め突起211の上面211Bも、前位置決め孔241の上端縁241Bに沿って突き当てられている。このように上端縁241Bに上面211Bが突き当てられていることにより、上端縁241Bよりも上側への前位置決め突起211の変位が規制されるので、上端縁241Bと上面211Bとの突き当て部分は、前位置決め突起211の上側への変位規制部27を構成している。変位規制部27においては、上面211B(第1係止面)と上端縁241Bの内壁(第2係止面)とが突き合わせられている。
なお、前端縁241Aに前面211Aが「突き当てられる」とは、前面211Aと前端縁241Aとの間に負荷が生じることなく単に接しているだけでもよいし、負荷が生じるように接していてもよい。上面211Bおよび上端縁241Bについても同様である。
一方、後端縁241Cと後面211Cとの間、および下端縁241Dと下面211Dとの間にはそれぞれ、隙間S1,S2が空いている。ただし、本実施形態のような隙間S1,S2は必須ではない。
図3(B)に示すように、後位置決め孔242の縦横寸法および開口面積は、後位置決め突起212の縦横寸法および断面積よりも大きく設定されている。後位置決め孔242の端縁242A〜242Dと後位置決め突起212の各面212A〜212Dとは突き当てられておらず、これらの間にはそれぞれ隙間Sが空いている。しかし、これは例示であり、後位置決め孔242と後位置決め突起212とが突き当てられているか、それとも間に隙間を有しているかは限定されない。後位置決め孔242と後位置決め突起212とが、前位置決め孔241と前位置決め突起211との関係のように突き当てられる部分と隙間が空けられる部分とを有していてもよい。
次に、図4、図5も参照して接触バネ30について説明する。
接触バネ30は、ソケット部12に挿入される雄型端子7を接点15に向けて押圧することで、雌型端子1と雄型端子7との導通を確保するものである。この接触バネ30は、ソケット部12の側壁21,22を構成する金属板の一部を切り欠き、折り曲げることによって形成されている。このように側壁21,22を構成する金属板の一部を接触バネ30に用いることにより、雌型端子1の小型化が図られている。
ソケット部12の前端部121は、側壁21,22に沿って断面L字状とされた支柱123を有している。この支柱123が支持壁16によって補強されているので、接触バネ30は支柱123に安定して片持ち支持されている。
接触バネ30は、前端側に設けられた支持端30Aから、ソケット部12の軸線方向略中央に位置する先端30Bまで延びている。この接触バネ30は、ソケット部12の軸線方向にほぼ沿って並設された第1バネ部31と第2バネ部32とを有している。第1バネ部31は、支柱123における側壁21の部分に連続しており、第2バネ部32は、支柱123における側壁22の部分に連続している。これらの第1、第2バネ部31,32は接触バネ30の先端30Bにおいて互いに連続している。支持端30Aと先端30Bとの間には、第1バネ部31と第2バネ部32とを隔てる空隙Pが設けられている(図4(B)、図5(C))。
第1バネ部31は、支持端30A側から先端30B側に向かうにつれて次第に側壁23に近づくように傾斜している。第1バネ部31の先端30Bの近傍には、接点15に向けて突出する押圧部18が形成されている。押圧部18と接点15との間に雄型端子7が挿入されることで接触バネ30に生じる接触荷重により、押圧部18は雄型端子7を接点15に向けて押し付ける。なお、押圧部18は、その機能を実現できる限り、形状に制約はない。接点15についても同様である。
第1バネ部31の寸法を図4(A)における上下・左右方向を用いて説明すると、第1バネ部31の上下方向の寸法(厚さ)は、左右方向の寸法(幅)よりも小さい。したがって、第1バネ部31の主たる撓み方向(撓み易さの方向)は図4(A)の上下方向に相当する。
第2バネ部32も、支持端30A側から先端30B側に向かうにつれて次第に側壁24に近づくように僅かに傾斜している。なお、図2に示すように、側壁23において側壁22側の端部に、第2バネ部32に向けて折り曲げられる突出部231が形成されている。
第2バネ部32は、図4(A)における上下・左右方向によれば、左右方向の寸法(厚さ)の方が、上下方向の寸法(幅)よりも小さい。したがって、第2バネ部32の主たる撓み方向(撓み易さの方向)は、第1バネ部31の主たる撓み方向とは直交し、図4(A)の左右方向に相当する。以上のような第1、第2バネ部31,32の主たる撓み方向から、第2バネ部32の方が雄型端子7を接点15に向けて押し付ける力が相対的に大きい。
圧着部13は、電線の芯線が圧着されるワイヤバレル131と、電線の被覆部が圧着されるインシュレーションバレル132とを有している。ワイヤバレル131は、芯線に巻き付けられる一対の巻き付け部131Aを有している。インシュレーションバレル132も、被覆部に巻き付けられる一対の巻き付け部132Aを有している。
キャリア部14は、雌型端子1の製造時の搬送に用いられるものであり、不要となれば圧着部13から取り外される。
雌型端子1のソケット部12に挿入される雄型端子7は、図6に示すように、金属製の細長い板状の接触部71と、接触部71に連続し、図示しない回路基板等に接続される実装部72とを有している。雄型端子7は、図示しないハウジングに保持されている。
雌型端子1の製造にあたっては、プレス機を使用して、前位置決め突起211と前位置決め孔241とが上述のように突き当てられる寸法となるように金属板を打ち抜いて、所定形状の端子用板材を形成する。そして、この端子用板材を稜線Lに沿って折り曲げ、ソケット部12の概略の形状を成形する。
次に、側壁24に側壁21の端縁21Aを突き当てるように曲げ加工することによって角筒状のソケット部12を成形する。その際、図3に示すように、前位置決め突起211を前位置決め孔241に挿入するとともに、後位置決め突起212を後位置決め孔242に挿入することによって、側壁24に対して側壁21を位置決めする。これによって側壁21〜24の相対位置が決められる。このとき、前位置決め突起211の前面211Aが前位置決め孔241の前端縁241Aに、また、上面211Bが上端縁241Bに、それぞれ突き当たるように曲げ加工する。
続いて、支持壁16を側壁21に重ねたら、側壁24に形成された凸部24C(図1)を支持壁16の溝165に係合させ、支持壁16の前端16A(図4(B))に係止突起17の端部を折り曲げることによって、支持壁16をソケット部12に固定する。これによって、図2に示すように、第2バネ部32の幅方向の一方の側に突出部161が配置され、他方の側に側壁23の突出部231が配置されるので、ソケット部12が外乱から保護される。
以上の手順によって雌型端子1が製造される。製造された雌型端子1は、コネクタのハウジングに組み付けられる。
次に、雌型端子1のソケット部12に雄型端子7が挿入されたときに発揮される効果について説明する。
接触部71が、接点15および押圧部18よりも挿入口11寄りに位置する状態(図6)から、接点15と押圧部18との間に挿入されると、接触バネ30は押圧部18において上向き(図6において)の力を受ける。この上向きの力に抗して接触バネ30に生じる接触荷重によって、接触部71が接点15に向けて押し付けられる。
一方で、上向きの力を受けた接触バネ30には、支持端30Aを中心とするモーメントが図6における反時計回り方向に生じる。支持端30Aは回転軸に軸支されていないから、このモーメントにより、押圧部18から支持端30Aに向かう力(矢印A)が作用し、この力によって、接触バネ30と連続する側壁21,22は、(他の側壁23,24に対して)前端側に相対的に変位しようとする。仮に、この力によって側壁21,22が変位したとすると、接触バネ30も前端側に向けて変位するから、接点15に対して決められた設計位置から支持端30Aおよび押圧部18が前端側にずれてしまい、接圧が低下してしまう。しかし、前位置決め突起211の前面211Aが前位置決め孔241の前端縁241Aに突き当てられることによって(変位規制部25)、側壁21と側壁24との相対変位が規制されるので、側壁21,22の側壁23,24に対する変位も規制される。このため、接点15に対する接触バネ30の前端側への位置ずれを防ぐことができる。
また、上述の上向きの力が接触バネ30に加わることで、第1バネ部31と第2バネ部32とがなす角度が直角から鈍角化する向き(継合せ部29が離れる向き)に拡がるように(図7(C)の矢印B)、接触バネ30が撓もうとする。この撓みを許容したとすると、接触バネ30と連続した側壁21,22は、他の側壁23,24に対して、反時計回りに傾く。そうすると、押圧部18が設計位置から上方にずれてしまい、接圧が低下してしまう。しかし、前位置決め突起211の上面211Bが前位置決め孔241の上端縁241Bに突き当てられることによって(変位規制部27)、側壁21と側壁24との相対変位が規制される結果、接点15に対する押圧部18の上方への位置ずれを防ぐことができる。
以上のように、押圧部18から支持端30Aに向かう力(矢印A)による側壁21,24の相対変位と、接触バネ30が矢印Bの向きに鈍角化する際の側壁21,24の相対変位とが規制されることによって、側壁21〜24の相対位置が雄型端子7の挿入前と同様に維持されるので、支持端30Aおよび押圧部18が設計位置からずれることによる接圧低下を回避できる。
仮に、図7(A)に示すように、前位置決め突起211の前面211Aと前位置決め孔241の前端縁241Aとの間に隙間S3が空いていれば、雄型端子7の挿入により、隙間S3がなくなるまで、前位置決め突起211が矢印Aの向きに変位し、図7(B)に示すように、側壁21,22と側壁23,24との相対位置がずれてしまう。これによって、接触バネ30の支持端30Aおよび押圧部18が設計位置から前端側にずれるので、接圧が設計値よりも小さくなってしまう。
さらに、前位置決め突起211の上面211Bと前位置決め孔241の上端縁241Bとの間に隙間S4が空いていれば、隙間S4がなくなるまで前位置決め突起211が矢印Bの向きに変位する。これにより、接点15から押圧部18が上方に離れるので、上記同様、接圧が設計値よりも小さくなってしまう。
以上のように、本実施形態の雌型端子1によれば、前位置決め突起211が前位置決め孔241の端縁に突き当てられた変位規制部25,27を備えていることによって、上述した側壁21〜24の相対変位に起因する不具合が起こらないので、所定の接圧を安定して得ることができる。しかも、変位規制部25,27は、側壁21,24の位置決めにも使われる前位置決め突起211および前位置決め孔241を利用したものであり、変位規制のための別途の構成を付加する必要がないので、コストが増加しない。前位置決め突起211および前位置決め孔241は金属板の打ち抜きによって形成されているので、変位規制機能の追加によって大型化を招くことなく、雌型端子1を小型に維持できる。
なお、接触バネ30に作用する上述したモーメントによる矢印Aで示した力は、接触バネ30が形成された部分において側壁21,22と側壁23,24とが切り離されていることもあって、支柱123から離間した後端部122側には、間接的にしか作用しない。したがって、後端部122に位置する後位置決め突起212は後位置決め孔242の端縁に突き当てられていなくてもよい。
上記実施形態では、支持端30Aが前端側にあり、押圧部18および接点15が後端側にあったが、これとは逆に、支持端30Aが後端側にあり、押圧部18および接点15が前端側にあってもよい。この場合には、図8に示すように、後位置決め突起212の後面212Cが後位置決め孔242の後端縁242Cに突き当てられていればよい。また、後位置決め突起212の上面212Bが後位置決め孔242の上端縁242Bに突き当てられていればよい。
また、上記実施形態では矩形状の前位置決め突起211および前位置決め孔241を例示したが、本発明においては、図9(A)の例のように、L字状の突起411および孔441によって変位規制部が構成されていてもよい。この例では、突起411と孔441とは、軸線方向と交差する方向に沿った各々の係止面が突き当てられることによって構成された変位規制部4A,4Aを有している。これらの変位規制部4A,4Aは、同じ向き(矢印A)への突起411と孔441との相対変位を規制している。このように変位規制部の数を増やすことにより、いずれかの変位規制部に隙間が生じた場合でも、他の変位規制部によって突起と孔との相対変位を確実に規制することができる。
変位規制部を構成する突起および孔の形状は上述した構成に限らず、例えば、十字状とすることもできる。そうすれば、変位規制部を、Aの向きに加えてAの向きと交差するBの向きにも、2つずつ設けることができる。
さらに、本発明においては、図9(B)のように、後端側から前端側に向けて幅が狭くなるテーパ状の突起511および孔541によって変位規制部が構成されていてもよい。突起511の斜面511B,511Dが孔541の斜面541B,541Dにそれぞれ突き当てられ、変位規制部5AB,5ABを形成する。このような構成によれば、Aの向き、Bの向きのいずれにおいても、突起511と孔541との相対変位が規制される。この場合、突起511の前面511Aは孔541の前端縁541Aに突き当てられていなくてもよい。また、テーパ形状を採用すると、孔541の幅が広い後端側から、突起511を孔541に容易に挿入させることができる。
さらに、本発明における第1係合部および第2係合部は、上述のように突起および孔でなくてもよい。例えば、図10のように、側壁24に挿入空間120に向けて突出する係止片641を形成し、側壁21の端部611を係止片641に突き当てるようにしてもよい。係止片641は、例えば、側壁24の前端縁24Dから後端側に向けて折り曲げられたのち、その上端部が軸線方向に沿って折り曲げられることにより、断面L字状に形成することができる。この係止片641は、軸線方向に沿ったA方向と軸線方向に交差するB方向との二方向において端部611の変位を規制できる。
また、上記実施形態における接触バネ30と接点15との相互の位置関係は、あくまで一例である。例えば、接触バネ30と接点15との位置関係を上下反転させてもよいし、90度回転させてもよい。この場合には、接触バネ30と接点15との相対位置関係に応じて、前位置決め突起211と前位置決め孔241の端縁とを突き当てる位置を決める必要がある。
また、上記実施形態では、第1バネ部31のみに押圧部18が形成されていたが、第2バネ部32にも押圧部が形成され、この押圧部と対向する側壁の位置に接点が形成されていてもよい。
上記の接触部71は、雄型端子のコンタクトの例示に過ぎず、断面円形や断面正方形のピン状のコンタクトが雌型端子のソケット部に挿入される構成としてもよい。
以上で述べた以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 雌型端子
7 雄型端子
11 挿入口
12 ソケット部
13 圧着部
14 キャリア部
15 接点
16 支持壁
16A 前端
17,19 係止突起
18 押圧部
21 側壁(第1側壁)
21A 端縁
22 側壁
23 側壁
24 側壁(第2側壁)
24A 端縁
24C 凸部
24D 前端縁
25,27,4A,5AB 変位規制部
29 継合せ部
30 接触バネ
30A 支持端
30B 先端
31 第1バネ部
32 第2バネ部
71 接触部
72 実装部
120 挿入空間
121 前端部
122 後端部
123 支柱
131 ワイヤバレル
131A 巻き付け部
132 インシュレーションバレル
132A 巻き付け部
161 突出部
162,163 切欠
164 開口
165 溝
211 前位置決め突起
211A 前面
211B 上面
211C 後面
211D 下面
212 後位置決め突起
212A 前面
212B 上面
212C 後面
212D 下面
231 突出部
241 前位置決め孔
241A 前端縁
241B 上端縁
241C 後端縁
241D 下端縁
242 後位置決め孔
242A 前端縁
242B 上端縁
242C 後端縁
242D 下端縁
411 突起
441 孔
511 突起
511A 前面
511B,511D 斜面
541 孔
541A 前端縁
541B,541D 斜面
611 端部
641 係止片
L 稜線
P 空隙
S1〜S4,S隙間

Claims (3)

  1. 金属板が折り曲げられ、継合せ部を介して継合せられて形成された略角筒状の側壁を有し、雄型端子が挿入されるソケット部を備え、
    前記ソケット部は、
    前記側壁に設けられ前記雄型端子との導通をとる接点と、
    前記側壁に支持され、その支持端から前記ソケット部の軸線方向に離間した押圧部にて前記雄型端子を前記接点に向けて押し付けるバネであって、各々の撓み易さの方向が略直交する第1バネ部および第2バネ部を有する接触バネと、
    前記押圧部から前記支持端に向かう力による前記継合せ部の両側に位置する第1側壁と第2側壁との相対変位を規制する変位規制部と、を備える
    ことを特徴とする雌型端子。
  2. 前記ソケット部は、
    前記継合せ部が離れる向きに前記接触バネが撓もうとする際の前記第1側壁と前記第2側壁との相対変位を規制する変位規制部をさらに備える、
    請求項1に記載の雌型端子。
  3. 前記変位規制部は、
    前記第1側壁に形成された第1係止面と、前記第2側壁に形成された第2係止面とが突き当てられることで構成される、
    請求項1または2に記載の雌型端子。
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