JP2013043457A - 歩行型管理機 - Google Patents
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- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/14—Measures for saving energy, e.g. in green houses
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Abstract
【課題】
走行クラッチ切り時のエンジン高速回転にもとづいて燃費効率が低下するという問題を解消できるだけでなく、作業中断や作業再開におけるエンジンコントロールレバーの操作を不要にし、操作負担の軽減や作業効率の向上を図る。
【解決手段】
エンジンの動力で走行する機体と、機体から延出するハンドルと、ハンドルの把持部の操作と共に把持操作することにより走行クラッチを入りにし、手を放す非把持操作することにより走行クラッチを切りにするデッドマン式走行クラッチレバーと、該走行クラッチレバーの把持操作に連動してエンジンを設定作業回転にすると共に、該走行クラッチレバーの切り操作に応じて、エンジンの回転を低速回転にし、該走行クラッチレバーを把持操作した時のエンジン設定回転を変更するエンジン作業回転変更手段とを備える。
【選択図】図5
走行クラッチ切り時のエンジン高速回転にもとづいて燃費効率が低下するという問題を解消できるだけでなく、作業中断や作業再開におけるエンジンコントロールレバーの操作を不要にし、操作負担の軽減や作業効率の向上を図る。
【解決手段】
エンジンの動力で走行する機体と、機体から延出するハンドルと、ハンドルの把持部の操作と共に把持操作することにより走行クラッチを入りにし、手を放す非把持操作することにより走行クラッチを切りにするデッドマン式走行クラッチレバーと、該走行クラッチレバーの把持操作に連動してエンジンを設定作業回転にすると共に、該走行クラッチレバーの切り操作に応じて、エンジンの回転を低速回転にし、該走行クラッチレバーを把持操作した時のエンジン設定回転を変更するエンジン作業回転変更手段とを備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、デッドマン式走行クラッチレバーを備えた歩行型管理機に関する。
デッドマン式走行クラッチレバーを備えた歩行型管理機が知られている(例えば、特許文献1参照)。デッドマン式走行クラッチレバーは、ハンドルの把持部に沿って設けられ、ハンドルと一緒に握られることにより走行クラッチを入りにし、手を放すことにより走行クラッチを切りにするように構成されている。したがって、オペレータは、デッドマン式走行クラッチレバーから手を離すだけで、作業を容易に中断できるだけでなく、デッドマン式走行クラッチレバーを再度握ることにより、作業を容易に再開することができる。
しかしながら、従来の歩行型管理機では、デッドマン式走行クラッチレバーの切り操作に応じて、走行クラッチが切れた状態でも、エンジン回転は高速回転状態を維持するので、燃費効率が悪くなるという問題があった。このような問題は、デッドマン式走行クラッチレバーの切り操作毎に、エンジンコントロールレバーを低速回転側に操作することにより回避されるが、作業再開時にエンジンコントロールレバーを再び高速回転側に操作しなければならないので、オペレータの操作負担が増加するだけでなく、作業効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、エンジンの動力で走行する機体と、機体から延出するハンドルと、ハンドルの把持部の操作と共に把持操作することにより走行クラッチを入りにし、手を放す非把持操作することにより走行クラッチを切りにするデッドマン式走行クラッチレバーと、該走行クラッチレバーの把持操作に連動してエンジンを設定作業回転にすると共に、該走行クラッチレバーの切り操作に応じて、エンジンの回転を低速回転にし、該走行クラッチレバーを把持操作した時のエンジン設定回転を変更するエンジン作業回転変更手段とを備えることを特徴とする。
また、エンジン作業回転変更手段は、ハンドルのデッドマン式走行クラッチレバー近傍部位に取り付け、該クラッチレバーの非把持操作位置から把持操作位置までの操作量を変更可能なストッパーで構成したことを特徴とする。
また、前記ストッパーはハンドルに勘合回動自在で構成され外周部に複数の高さが異なる突起を有する回動体で構成し、該ストッパーを回動して選択した突起が、該クラッチレバーの把持操作時に、該クラッチレバーに当接してエンジンの設定回転の変更を規制したことを特徴とする。
また、エンジン作業回転変更手段は、ハンドルのデッドマン式走行クラッチレバー近傍部位に取り付け、該クラッチレバーの非把持操作位置から把持操作位置までの操作量を変更可能なストッパーで構成したことを特徴とする。
また、前記ストッパーはハンドルに勘合回動自在で構成され外周部に複数の高さが異なる突起を有する回動体で構成し、該ストッパーを回動して選択した突起が、該クラッチレバーの把持操作時に、該クラッチレバーに当接してエンジンの設定回転の変更を規制したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、エンジンの動力で走行する機体と、機体から延出するハンドルと、ハンドルの把持部の操作と共に把持操作することにより走行クラッチを入りにし、手を放す非把持操作することにより走行クラッチを切りにするデッドマン式走行クラッチレバーと、該走行クラッチレバーの把持操作に連動してエンジンを設定作業回転にすると共に、該走行クラッチレバーの切り操作に応じて、エンジンの回転を低速回転にし、該走行クラッチレバーを把持操作した時のエンジン設定回転を変更するエンジン作業回転変更手段とを備えるので、走行クラッチ切り時のエンジン高速回転にもとづいて燃費効率が低下するという問題を解消できるだけでなく、作業中断や作業再開におけるエンジンコントロールレバーの操作を不要にし、操作負担の軽減や作業効率の向上を図ることができ、また、クラッチレバーの把持操作した時のエンジン設定回転を更なる燃費効率を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、エンジン作業回転変更手段は、ハンドルのデッドマン式走行クラッチレバー近傍部位に取り付け、該クラッチレバーの非把持操作位置から把持操作位置までの操作量を変更可能なストッパーで構成したので、ストッパーの構成をあまり考慮することなく構造を簡単にすることができる。
また、請求項3の発明によれば、前記ストッパーはハンドルに勘合回動自在で構成され外周部に複数の高さが異なる突起を有する回動体で構成し、該ストッパーを回動して選択した突起が、該クラッチレバーの把持操作時に、該クラッチレバーに当接してエンジンの設定回転の変更を規制したので、ストッパー構造の簡素化を図ることができ、エンジン回転の調節を容易に行うことができ、ストッパーを勘合支持で回動自在に構成したことにより一層構造が簡単で、クラッチレバー操作接当時の操作フィーリングを向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、エンジン作業回転変更手段は、ハンドルのデッドマン式走行クラッチレバー近傍部位に取り付け、該クラッチレバーの非把持操作位置から把持操作位置までの操作量を変更可能なストッパーで構成したので、ストッパーの構成をあまり考慮することなく構造を簡単にすることができる。
また、請求項3の発明によれば、前記ストッパーはハンドルに勘合回動自在で構成され外周部に複数の高さが異なる突起を有する回動体で構成し、該ストッパーを回動して選択した突起が、該クラッチレバーの把持操作時に、該クラッチレバーに当接してエンジンの設定回転の変更を規制したので、ストッパー構造の簡素化を図ることができ、エンジン回転の調節を容易に行うことができ、ストッパーを勘合支持で回動自在に構成したことにより一層構造が簡単で、クラッチレバー操作接当時の操作フィーリングを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1、図2において、1は本発明に係わるデッドマン式走行クラッチレバー10を備えた管理機を示し、該管理機1は、機体前部にガスを燃料として動作するガスエンジン2を搭載し、ガスエンジン2にガスを供給するガス供給ボンベ3と、ミッションケース4の下端部から左右側方に延出し、ガスエンジン2の動力で回転駆動される車軸5と、車軸5に複数設けられる耕耘爪7と、機体後部から後ろ上方に延出するハンドルフレーム8と、ハンドルフレーム8の先端部に設けられるハンドル9とを備え、ハンドル9の左側にはクラッチレバー10を取り付け、該クラッチレバー10を上方から押圧するように握り操作することによりワイヤ10aを介し、機側に設けた在来の機構からなるベルトクラッチ方式の走行クラッチ装置の動力を伝達状態となし、エンジン2から伝動ケース6内を経て耕耘爪7を回転伝動するようにしている。
図2及び図3に示すように、デッドマン式走行クラッチレバー10は、ハンドル9の把持部9aに沿って設けられ、ハンドル9と略同時に握ることにより走行クラッチを入りにし、手を放すことにより走行クラッチを切りにするように構成されている。詳しくは、本実施形態の走行クラッチレバー10は、ハンドル9の把持部9aの外周に沿うように断面冂状に形成されており、その基端部がレバー支軸10bを介してハンドル9に上下回動自在に支持されると共に、ワイヤ10aを介して走行クラッチに連繋されている。そして、非把持状態のデッドマン式走行クラッチレバー10は、ワイヤ10aを介して伝達される走行クラッチの切り位置復帰力(又はデッドマン式走行クラッチレバー10に連繋される切り位置復帰スプリングの付勢力)により、ハンドル9に対して約60°立ち上がった姿勢を維持しており、この状態では走行クラッチが切りとなる。
また、デッドマン式走行クラッチレバー10を下方に倒してハンドル9の把持部9aと略同時に握ると、ワイヤ10aを介して走行クラッチが入り操作され、機体が走行を開始する。また、走行状態でハンドル9の把持部9aから手を放すと、デッドマン式走行クラッチレバー10が立ち上がり姿勢に自動的に戻り、機体の走行が停止する。
また、デッドマン式走行クラッチレバー10を下方に倒してハンドル9の把持部9aと略同時に握ると、ワイヤ10aを介して走行クラッチが入り操作され、機体が走行を開始する。また、走行状態でハンドル9の把持部9aから手を放すと、デッドマン式走行クラッチレバー10が立ち上がり姿勢に自動的に戻り、機体の走行が停止する。
図1、図2に示すように、エンジン起動・停止スイッチ11は、ハンドル9の右側に設けられている。また、デッドマン式走行クラッチレバー10からは、ワイヤ10aとは別にワイヤ10c(アウタワイヤ10c1とインナワイヤ10c2)を介してエンジン2の調速レバー(ガバナレバー)15に連繋している。また、エンジン2の回転数の調整は、デッドマン式走行クラッチレバー10の回動操作に連動するようになっている。即ち、図4に示す状態にあっては、ガバナレバー15の先端15aがエンジン2回転を低速回転にするストッパボルトLBに接当した状態で、エンジン7回転を低速(アイドリング)状態にすることができる。また、ガバナレバー15の先端15aを図4で示す状態から反時計方向Hに回転させて、ガバナレバー15の先端15aがエンジン2回転を高速回転にするストッパボルトHBに接当させることで、エンジン回転を高速回転にすることができる。
尚、低速、高速のそれぞれのストッパボルトは螺子式になっており任意に調節できるようになっている。
また、ガバナレバー15は、常時は戻しスプリングSによって、エンジン回転を低速側へ付勢させることで、クラッチレバー10の把持操作が解除されのに伴い、自動的に、エンジン回転を低速にすることを可能としている。
尚、低速、高速のそれぞれのストッパボルトは螺子式になっており任意に調節できるようになっている。
また、ガバナレバー15は、常時は戻しスプリングSによって、エンジン回転を低速側へ付勢させることで、クラッチレバー10の把持操作が解除されのに伴い、自動的に、エンジン回転を低速にすることを可能としている。
従って、本発明の実施形態に係る歩行型管理機1は、デッドマン式走行クラッチレバー10の切り操作に応じて、エンジン回転を低速回転(アイドリング回転)にする一方、デッドマン式走行クラッチレバー10の入り操作に応じて、エンジン回転を設定回転に復帰させている。そのエンジン回転の調整については、図5に示すように、ハンドル9の把持部9aの外周に、予め、クラッチレバー10のハンドル9の把持部9aに対する把持量を調節出来るように、突起付のストッパーSが勘合回動自在に構成されている。該突起付のストッパーSは、ハンドル9把持部9a中心から突出量が異なる複数のストッパー部を有して構成されているため、例えば、エンジン回転を高速回転時のストッパー部SH、エンジン回転を中速回転時のストッパー部SM、エンジン回転を低速回転時のストッパー部SLのそれぞれのストッパー部Sをクラッチレバー10下面に接当するようにしている。それにより、エンジン回転をさまざまな作業形態、例えば、寒冷地でエンジンの始動や始動後の持続が困難な場面で使用する場合においては、比較的、高速回転が望ましく、予め突起付のストッパーSを回転させてストッパー部のSH部をクラッチレバー10下面にしておくことで、クラッチが入った状態、即ち、クラッチレバー10をハンドル9と略同時に把持した状態にあっては、エンジン回転を高速回転とすることができ、また、クラッチレバーから手を放した状態、即ち、非把持状態とすることでエンジン回転を低速(アイドル)状態に出来るので、走行クラッチ切り時のエンジン高速回転にもとづいて燃費効率が低下するという問題を解消することができる。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、エンジン2の動力で走行する機体と、機体から延出するハンドル9と、ハンドルの把持部の操作と共に把持操作することにより走行クラッチを入りにし、手を放す非把持操作することにより走行クラッチを切りにするデッドマン式走行クラッチレバー10と、該走行クラッチレバー10の把持操作に連動してエンジン2を設定作業回転にすると共に、該走行クラッチレバー10の切り操作に応じて、エンジン2の回転を低速回転にし、該走行クラッチレバー10を把持操作した時のエンジン2設定回転を変更するエンジン2作業回転変更手段とを備えるので、走行クラッチ切り時のエンジン高速回転にもとづいて燃費効率が低下するという問題を解消できるだけでなく、走行クラッチレバー10を把持操作した時のエンジンの回転数を容易に変更することが出来、操作負担の軽減や作業効率の向上を図ることができ、また、走行クラッチレバー10の揺動量を規制してそれ以上の増速操作、即ち、設定回転の変更を規制することによって作業効率を図ることができる。
また、エンジン作業回転変更手段は、ハンドル9のデッドマン式走行クラッチレバー10近傍部位に取り付け、該クラッチレバー10の非把持操作位置から把持操作位置までの操作量を変更可能なストッパーSで構成したので、別途、特別な手段を用いることなく、ストッパーS構造を簡略化して取り付けることが出来る。
さらに、ストッパーSはハンドル9に勘合回動自在で構成され外周部に複数の高さが異なる突起を有する回動体で構成し、該ストッパーSを回動して選択した突起が、該クラッチレバー10の把持操作時に、該クラッチレバー10に当接してエンジン2の設定回転の変更を規制したので、ストッパーSとクラッチレバー10との操作フィーリングを向上させることが出来る。
1 歩行型管理機
2 エンジン
9 ハンドル
9a 把持部
10 デッドマン式走行クラッチレバー
2 エンジン
9 ハンドル
9a 把持部
10 デッドマン式走行クラッチレバー
Claims (3)
- エンジンの動力で走行する機体と、機体から延出するハンドルと、ハンドルの把持部の操作と共に把持操作することにより走行クラッチを入りにし、手を放す非把持操作することにより走行クラッチを切りにするデッドマン式走行クラッチレバーと、該走行クラッチレバーの把持操作に連動してエンジンを設定作業回転にすると共に、該走行クラッチレバーの切り操作に応じて、エンジンの回転を低速回転にし、該走行クラッチレバーを把持操作した時のエンジン設定回転を変更するエンジン作業回転変更手段とを備えることを特徴とする歩行型管理機。
- エンジン作業回転変更手段は、ハンドルのデッドマン式走行クラッチレバー近傍部位に取り付け、該クラッチレバーの非把持操作位置から把持操作位置までの操作量を変更可能なストッパーで構成したことを特徴とする請求項1記載の歩行型管理機。
- 前記ストッパーはハンドルに勘合回動自在で構成され外周部に複数の高さが異なる突起を有する回動体で構成し、該ストッパーを回動して選択した突起が、該クラッチレバーの把持操作時に、該クラッチレバーに当接してエンジンの設定回転の変更を規制したことを特徴とする請求項1又は2記載の歩行型管理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011180208A JP2013043457A (ja) | 2011-08-22 | 2011-08-22 | 歩行型管理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011180208A JP2013043457A (ja) | 2011-08-22 | 2011-08-22 | 歩行型管理機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013043457A true JP2013043457A (ja) | 2013-03-04 |
Family
ID=48007718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011180208A Withdrawn JP2013043457A (ja) | 2011-08-22 | 2011-08-22 | 歩行型管理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013043457A (ja) |
-
2011
- 2011-08-22 JP JP2011180208A patent/JP2013043457A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20141104 |