JP2013042791A - 内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】内視鏡の内部空間を外気に連通させる連通口の開閉を確実に行うことができる、具体的には処置具挿入口に対する鉗子栓や洗浄アダプタの取り付け、取り外しに伴って、連通口を栓によって閉塞、開放することを明確に認識できる内視鏡を提供する。
【解決手段】内視鏡の内部空間56と外気とを連通させる連通口34を、手元操作部12に設けるとともに処置具挿入口32に隣接配置するとともに、鉗子栓60と栓82とを一体化させ、さらに洗浄アダプタとその栓とを一体化させた。
【選択図】図5
【解決手段】内視鏡の内部空間56と外気とを連通させる連通口34を、手元操作部12に設けるとともに処置具挿入口32に隣接配置するとともに、鉗子栓60と栓82とを一体化させ、さらに洗浄アダプタとその栓とを一体化させた。
【選択図】図5
Description
本発明は内視鏡に係り、特に内視鏡の内部空間を外気に連通させる連通口を備えた内視鏡に関する。
医療診断に使用された内視鏡は、洗浄装置の液体によって、その外表面が洗浄消毒された後、エチレンオキサイドガス滅菌装置、又はステラッド滅菌装置(ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社製)等の滅菌装置の滅菌室に収納されて滅菌処理される。
内視鏡は、手元操作部及び挿入部等の各部材の接合部をパッキンで補強した気密構造(防水構造)であり、前記洗浄装置の液体が内視鏡の内部空間に浸入するのを防止している。
また、内視鏡を滅菌処理する前記滅菌装置は、滅菌処理工程の前工程に、前記滅菌室の気圧を真空状態まで減圧する減圧工程を備える。この減圧工程時に内視鏡が気密構造のままであると、内視鏡の内部空間と外気との気圧差によって柔軟な挿入部やユニバーサルケーブルの外皮チューブが膨張して破損する虞があるので、前記内部空間を開放する操作を行い、その後、内視鏡を前記滅菌室に収納している。
特許文献1には、内視鏡のコネクタに通気部(連通口)を備え、この通気部によって、内視鏡の内部空間を外部に連通することが開示されている。この内視鏡は、前記通気部を防水キャップによって閉塞した後、洗浄装置の液体に浸漬されて洗浄消毒される。また、滅菌処理時には、前記防水キャップを前記通気部から取り外して、内視鏡の内部空間を外部に連通している。
また、特許文献1には、手元操作部に処置具挿入口が備えられていることが開示されている。この処置具挿入口は、内視鏡挿入部に挿通された鉗子チャンネルを介して、内視鏡挿入部の先端部に配置された鉗子口に連通されている。施術時において、前記処置具挿入口には、特許文献2に開示された鉗子栓が取り付けられる。また、前記鉗子チャンネルの洗浄消毒時において、前記処置具挿入口には、特許文献3に開示された前記洗浄アダプタが取り付けられる。
しかしながら、特許文献1の如く通気部がコネクタに配置されている場合、コネクタは内視鏡の手元操作部から離れた位置にあるので、防水キャップの着脱を忘れる場合があった。また、特許文献1では、コネクタを開閉するために、内視鏡と共に使用しない専用の防水キャップを必要とするので、防水キャップの管理に手間がかかるという問題もあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、内視鏡の内部空間を外気に連通させる連通口の開閉を確実に行うことができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、内視鏡用処置具を挿入する処置具挿入口を備えた内視鏡であって、前記内視鏡には、該内視鏡の内部空間と大気とを連通する連通口が設けられ、前記処置具挿入口と前記連通口とは、隣接配置されていることを特徴とする。
内視鏡の処置具挿入口は、水密状態が必要な施術中では第1の栓(鉗子栓)によって必ず閉塞される。また、前記処置具挿入口は、管路(鉗子チャンネル)の洗浄消毒時にはアダプタ(洗浄アダプタ)が接続される。このような処置具挿入口に連通口を隣接配置することにより、処置具挿入口に対する前記第1の栓や前記アダプタの取り付け、取り外しに伴って、連通口を閉塞、開放することを明確に認識できるので、連通口の開閉を、忘れることなく確実に行うことができる。
本発明によれば、前記処置具挿入口を閉塞する第1の栓と、前記連通口を閉塞する第2の栓とが一体化されていることが好ましい。
内視鏡の施術時には、前記管路、及び内視鏡の内部空間は気密性を要するため、処置具挿入口、及び連通口は閉塞される。本発明では、処置具挿入口を閉塞する第1の栓と、連通口を閉塞する第2の栓とが一体なので、第1の栓による処置具挿入口の封止時に、第2の栓による連通口の封止を、忘れることなく確実に行うことができる。また、内視鏡の滅菌処理時には、滅菌ガスを管路に行き届かせるために管路を開放させる必要があり、また、減圧による内視鏡の破損を防止するために、内視鏡の内部空間を開放させる必要がある。このため、処置具挿入口、及び連通口は開放される。本発明では、処置具挿入口を閉塞する第1の栓と、連通口を閉塞する第2の栓とが一体なので、第1の栓による処置具挿入口の開放時に、第2の栓による連通口の開放を、忘れることなく確実に行うことができる。
本発明によれば、前記処置具挿入口に接続される管路の洗浄時に前記処置具挿入口に取り付けられるアダプタと、前記連通口を閉塞する第3の栓とが一体化されていることが好ましい。
内視鏡の外表面の洗浄消毒時には、処置具挿入口にはアダプタが接続され、このアダプタを介して管路に液体が供給されることにより、管路も外表面と同時に洗浄消毒される。この洗浄消毒時には、内視鏡の内部空間は密閉する必要があるので連通口は閉塞される。本発明では、アダプタと、連通口を閉塞する第3の栓とが一体化されているので、処置具挿入口にアダプタを接続する接続時に、第3の栓による連通口の閉塞を、忘れることなく確実に行うことができる。
本発明によれば、前記処置具挿入口と前記連通口とが前記手元操作部に備えられていることが好ましい。
処置具挿入口は一般的に手元操作部に設けられているため、連通口も同様に手元操作部に設けることが好ましい。
本発明によれば、前記処置具挿入口の軸芯と前記連通口の軸芯とは、手元操作部の軸芯に対して互いに傾斜して配置されるとともに平行に配置され、かつ、前記処置具挿入口の入口面、及び前記連通口の入口面は、略同一面上に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、第1の栓を処置具挿入口に、そして第2の栓を連通口に同時に、かつワンタッチで装着することができるので装着が容易になる。また、アダプタを処置具挿入口に、そして第3の栓を連通口に同時に、かつワンタッチで装着することができる。
本発明の内視鏡によれば、処置具挿入口に連通口を隣接配置したので、連通口の開閉を確実に行うことができる。
以下、添付図面に従って、本発明に係る内視鏡の好ましい実施の形態について詳述する。
図1は、本発明が適用された内視鏡10の全体図である。
同図に示す内視鏡10は、施術者が把持する手元操作部12と、この手元操作部12に基端部が連結されて体腔内に挿入される挿入部14とを備える。手元操作部12には、ユニバーサルケーブル16の基端部が接続され、ユニバーサルケーブル16の先端部にLGコネクタ18が設けられる。LGコネクタ18は不図示の光源装置に着脱自在に接続され、これによって後述する照明窓に前記光源装置から照明光が送られる。また、LGコネクタ18には、ケーブル20を介して電気コネクタ22が接続され、電気コネクタ22が不図示のプロセッサに着脱自在に接続される。なお、図1の符号23は、電気コネクタ22のキャップであり、洗浄消毒時に電気コネクタ22に装着される。
手元操作部12には、送気・送水ボタン24、吸引ボタン26、及びシャッターボタン28が並設されるとともに、一対のアングルノブ30、30が設けられる。
また、図2に示す手元操作部12の要部拡大斜視図によれば、手元操作部12には、鉗子等の処置具が挿入される処置具挿入口32が設けられている。更に、手元操作部12に設けられるとともに、処置具挿入口32に隣接して連通口34が配置されている。この連通口34は、内視鏡10の内部空間と外気とを連通させる開口部である。
図1の如く挿入部14は、手元操作部12側から順に可撓管部36、湾曲部38、及び先端部40によって構成される。湾曲部38は、手元操作部12のアングルノブ30、30を回動することによって遠隔的に湾曲操作される。これにより、先端部40を所望の方向に向けることができる。
図3の如く先端部40の先端面42には、観察窓44、前述した照明窓46、46、送気・送水ノズル48、及び鉗子口50が設けられる。
観察窓44の後方には観察光学系、CCD(不図示)が配設され、このCCDを支持する基板には信号ケーブル(不図示)が接続される。信号ケーブルは図1の挿入部14、手元操作部12、ユニバーサルケーブル16、LGコネクタ18、及びケーブル20に挿通されて電気コネクタ22まで延設され、不図示のプロセッサに接続される。また、図3の観察窓44から取り込まれた観察像は、前記CCDの受光面に結像されて電気信号に変換された後、この電気信号が前記信号ケーブルを介してプロセッサに出力され、映像信号に変換される。これにより、プロセッサに接続されたモニタ(不図示)に観察画像が表示される。
照明窓46、46の後方にはライトガイド(不図示)の出射端が配設されている。このライトガイドは、図1の挿入部14、手元操作部12、ユニバーサルケーブル16に挿通され、LGコネクタ18まで延設される。したがって、LGコネクタ18が光源装置(不図示)に接続されると、光源装置から照射された照明光が前記ライトガイドを介して図3の照明窓46、46に伝送され、照明窓46、46から前方に照射される。
送気・送水ノズル48は、図1の送気・送水ボタン24によって操作される送気・送水バルブ(不図示)に連通され、更にこの送気・送水バルブはLGコネクタ18の送気・送水コネクタ52に連通される。送気・送水コネクタ52には不図示の送気・送水手段が接続され、この送気・送水手段からエア及び水が供給される。したがって、送気・送水ボタン24を操作することによって、図3の送気・送水ノズル48からエア又は水を観察窓44に向けて噴射することができる。
鉗子口50は、図1の処置具挿入口32に、図4の鉗子チャンネル(管路)33を介して連通されている。よって、処置具挿入口32から鉗子等の処置具を挿入することによって、この処置具を図3の鉗子口50から導出することができる。また、鉗子口50は、図1の吸引ボタン26によって操作される吸引バルブ(不図示)に連通され、更にこの吸引バルブがLGコネクタ18の吸引コネクタ54に接続される。したがって、吸引コネクタ54に不図示の吸引ポンプを接続し、吸引ボタン26で吸引バルブを操作することによって、図3の鉗子口50から病変部等を吸引することができる。
図4は、手元操作部12の要部断面図であり、同図には処置具挿入口32と内視鏡10の内部空間56に連通された連通口34とが示されている。
図4では、手元操作部12の内部空間56のみ示しているが、この内部空間56は、図1に示した挿入部14、ユニバーサルケーブル16、LGコネクタ18、及びケーブル20のそれぞれの内部空間と連通されている。そしてこの内部空間は、内視鏡10を構成する各部材の各接合部をパッキン(不図示)によって補強連結することにより内視鏡10の外部から密閉されている。すなわち、内視鏡10自体が気密構造となっている。
図4の如く処置具挿入口32は、手元操作部12の筒状マウント部12Aに固定された口金58によって構成さる。また、図5に示した手元操作部12の要部断面図の如く、口金58に鉗子栓(第1の栓)60が装着される。この鉗子栓60は、内視鏡10の施術時に処置具挿入口32に必ず装着されるものである。
鉗子栓60は、栓本体62と蓋体64とを帯状の連結部66で連結することによって構成される。これらの栓本体62、蓋体64及び連結部66は、シリコンゴム等のゴム材によって一体的に構成される。
栓本体62は、略円筒状に構成されており、その内周面には凹状の溝68が一周にわたって備えられている。この溝68が口金58に嵌合されることによって、鉗子栓60が処置具挿入口32に装着される。
また、栓本体62の内周面には、溝68に対して小径の絞り通路70が備えられている。この絞り通路70は、鉗子等の内視鏡処置具を挿入するためのものであり、内視鏡処置具よりも若干小さい径で開口されている。絞り通路70を挟んで溝68の反対側には、凹条部72が円周方向に一周にわたって備えられている。この凹条部72に蓋体64の凸条部74が嵌合されることによって、蓋体64が栓本体62に装着される。これによって、処置具挿入口32が鉗子栓60によって閉塞される。
更に、蓋体64の中心部にはスリット76が備えられている。したがって、蓋体64を栓本体62に装着した状態であっても、注射針などの細径の処置具を、スリット76を介して絞り通路70に挿入することができる。
なお、蓋体64の表面には、半球状の窪み78が備えられており、この窪み78はスリット76に細径の処置具を挿入する際のガイド面として機能する。
上記の如く構成された鉗子栓60において、鉗子等の内視鏡処置具を使用しない場合には、蓋体64が栓本体62に装着される。これにより、絞り通路70が蓋体64によって閉塞されるので、処置具挿入口32からの体液等の流出が防止される。
一方、連通口34は、図4の如く筒状マウント部12A固定された口金80によって構成され、この口金80に図5の如く栓(第2の栓)82が装着される。この栓82は、内視鏡10の内部空間56の気密性を保持するために、内視鏡10の施術時、及び内視鏡の洗浄消毒時に連通口34に装着されるものである。
栓82は、その内周面に凹状の溝84が一周にわたって備えられており、この溝84が口金80に嵌合されることによって、栓82が連通口34に装着され、連通口34が栓82によって閉塞される。
栓82は、図5、及び図6に示す外観斜視図の如く、鉗子栓60と一体に構成されている。
また、図4の如く、処置具挿入口32の口金58の軸芯Aと連通口34の口金80の軸芯Bとは、手元操作部12の軸芯Cに対して互いに傾斜して配置されるとともに、平行に配置されている。更に、口金58、及び口金80の各々の入口面58A、80Aは、略同一面上に配置されている。これによって、鉗子栓60を口金58に、そして栓82を口金80に同時に、かつワンタッチで装着することができるので装着が容易になる。なお、前記略同一面上とは、同一面上、及び同一面に対して若干ずれた面も含む。すなわち、前記ワンタッチで装着できる効果を有する面に入口面58A、80Aが配置されていればよいことを意味する。
図7は、洗浄アダプタ86が処置具挿入口32に装着されるとともに、栓(第3の栓)88が連通口34に装着された手元操作部12の要部断面図である。また、図8は、図7の外観斜視図である。
図7の如く洗浄アダプタ86は、筒状のアダプタ本体90と、アダプタ本体90の貫通孔92に嵌合固定されたコネクタ管94とから構成される。アダプタ本体90の内周面には、凹状の溝96が一周にわたって備えられており、この溝96が口金58に嵌合されることによって、洗浄アダプタ86が処置具挿入口32に装着される。また、この装着時において、コネクタ管94にチューブ(不図示)が接続され、このチューブを介して送液されてくる液体によって鉗子チャンネル33が洗浄消毒される。
一方、栓88は、その内周面に凹状の溝98が一周にわたって備えられており、この溝98が口金80に嵌合されることによって、栓88が連通口34に装着され、連通口34が栓88によって閉塞される。栓88は、洗浄アダプタ86と一体に構成されている。
次に、前記の如く構成された内視鏡10の特徴について説明する。
前述の如く、内視鏡10の内部空間56と外気とを連通させる連通口34は、図2の如く手元操作部12の筒状マウント部12Aに設けられるとともに処置具挿入口32に隣接配置されている。
処置具挿入口32は、水密状態が必要な施術中では図5の如く鉗子栓60によって必ず閉塞される。また、処置具挿入口32は、鉗子チャンネル33の洗浄消毒時には、図7の洗浄アダプタ86によって必ず閉塞される。
このように連通口34を処置具挿入口32に隣接配置することによって、処置具挿入口32に対する鉗子栓60や洗浄アダプタ86の取り付け、取り外しに伴って、連通口34を栓82(図5参照)、88(図7参照)によって閉塞、開放することを明確に認識できるので、連通口34の開閉を、忘れることなく確実に行うことができる。
また、図5、図6に示したように鉗子栓60と栓82とが一体化されている。
内視鏡10の施術時には、鉗子チャンネル33、及び内視鏡10の内部空間56は気密性を要するため、処置具挿入口32、及び連通口34は閉塞される。そこで、実施の形態では、鉗子栓60と栓82とが一体なので、鉗子栓60による処置具挿入口32の封止時に、栓82による連通口34の封止を、忘れることなく確実に行うことができる。
また、滅菌装置による内視鏡10の滅菌処理時には、滅菌ガスを鉗子チャンネル33に行き届かせるために鉗子チャンネル33を開放させる必要があり、また、減圧による内視鏡10の破損を防止するために、内視鏡10の内部空間56を開放させる必要がある。このため、処置具挿入口32、及び連通口34は開放される。そこで、実施の形態では、鉗子栓60と栓82とが一体なので、鉗子栓60による処置具挿入口32の開放時に、栓82による連通口34の開放を、忘れることなく確実に行うことができる。
一方、図7、図8に示したように洗浄アダプタ86と栓88とが一体化されている。
内視鏡10の外表面の洗浄消毒時に、処置具挿入口32には洗浄アダプタ86が取り付けられ、この洗浄アダプタ86のコネクタ管94を介して鉗子チャンネル33に液体が供給されることによって鉗子チャンネル33の内表面が洗浄消毒される。この洗浄消毒時には、内視鏡10の内部空間56は密閉する必要があるので連通口34は閉塞される。実施の形態の内視鏡10では、洗浄アダプタ86と、連通口34を閉塞する栓88とが一体化されているので、処置具挿入口32に洗浄アダプタ86を装着する装着時に、栓88による連通口34の閉塞を、忘れることなく確実に行うことができる。
なお、実施の形態では、処置具挿入口32と連通口34とを手元操作部12に設けたが、この位置に限定されるものではない。
しかしながら、処置具挿入口32は一般的に手元操作部12に設けられているため、連通口34も同様に手元操作部12に設けることが好ましい。
また、実施の形態では、鉗子栓60と栓82とを一体化するとともに、洗浄アダプタ86と栓88とを一体化したが、それぞれ別体としてもよい。しかしながら、処置具挿入口32に必ず脱着される鉗子栓60に栓82を一体化し、また、処置具挿入口32に必ず脱着される洗浄アダプタ86に栓88を一体化することによって、栓82を鉗子栓60と共に取り扱うことができ、また、栓88を洗浄アダプタ86と共に取り扱うことができる。これにより、連通口34を閉塞するための専用の栓が不要になるので、栓82、88の取り扱い、及び管理が容易になる。
以上、実施の形態に係る内視鏡10について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10…内視鏡、12…手元操作部、12A…筒状マウント部、14…挿入部、16…ユニバーサルケーブル、18…LGコネクタ、20…ケーブル、22…電気コネクタ、23…キャップ、24…送気・送水ボタン、26…吸引ボタン、28…シャッターボタン、30…アングルノブ、32…処置具挿入口、33…鉗子チャンネル、34…連通口、36…可撓管部、38…湾曲部、40…先端部、42…先端面、44…観察窓、46…照明窓、48…送気・送水ノズル、50…鉗子口、52…送気・送水コネクタ、54…吸引コネクタ、56…内部空間、58…口金、60…鉗子栓、62…栓本体、64…蓋体、66…連結部、68…溝、70…絞り通路、72…凹条部、74…凸条部、76…スリット、78…窪み、80…口金、82…栓、84…溝、86…洗浄アダプタ、88…栓、90…アダプタ本体、92…貫通孔、94…コネクタ管、96…溝、98…溝
Claims (5)
- 内視鏡用処置具を挿入する処置具挿入口を備えた内視鏡であって、
前記内視鏡には、該内視鏡の内部空間と大気とを連通する連通口が設けられ、
前記処置具挿入口と前記連通口とは、隣接配置されていることを特徴とする内視鏡。 - 前記処置具挿入口を閉塞する第1の栓と、前記連通口を閉塞する第2の栓とが一体化されている請求項1に記載の内視鏡。
- 前記処置具挿入口に接続される管路の洗浄時に前記処置具挿入口に取り付けられるアダプタと、前記連通口を閉塞する第3の栓とが一体化されている請求項1に記載の内視鏡。
- 前記処置具挿入口と前記連通口とが前記手元操作部に備えられている請求項1、2又は3に記載の内視鏡。
- 前記処置具挿入口の軸芯と前記連通口の軸芯とは、手元操作部の軸芯に対して互いに傾斜して配置されるとともに平行に配置され、かつ、前記処置具挿入口の入口面、及び前記連通口の入口面は、略同一面上に配置されている請求項4に記載の内視鏡。
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