JP2013041311A - 音声報知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地域広報に用いる音声報知装置において環境に即応した音声の出力レベルを実現すること。
【解決手段】スピーカから音声が出力されていない期間において、周囲の環境における騒音レベルを予測又は検出する騒音レベル検知手段22と、スピーカ18に出力する信号を増幅する可変利得増幅器15と、センタ30から送信された信号が緊急情報である場合には、騒音レベル検知手段の出力に係わらず可変利得増幅器の利得を基準値に制御して、スピーカの出力を最大の音声レベルとする緊急時制御手段を有する。緊急情報でない場合には、騒音レベルが所定値以上のときには、可変利得増幅器の利得を、基準値から一段階増加させて、スピーカの出力をセンタから送信される信号に基づく音声レベルより1段階増加させた音声レベルとする。騒音レベルが所定値未満の場合には、可変利得増幅器の利得を、基準値として、スピーカの出力を送信信号に基づく音声レベルとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋外の電柱などの高所に設置されたスピーカから、所定エリアにおいて、音声による一般広報を行ったり、地震発生、つなみ襲来、土砂崩れ、河川氾濫などの緊急情報を報知する装置に関する。
地域住民に対して、広報するシステムとして、下記特許文献1〜3に記載の技術が知られている。特許文献1では、サイレンや拡声器広報に代えて、バス停のポールに文字情報を音声出力により緊急情報を報知する装置を取り付ける技術が開示されている。また、特許文献2では、電柱や電話線支柱に、同様に、文字情報や音声出力による緊急警報を報知する装置を取り付けることが開示されている。また、特許文献3では、各PHS基地局に音声合成装置と音声出力装置とを配置し、公衆回線を用いて、基地局の周辺のエリアに防災情報を音声出力する装置が開示されている。
特に、従来から、電柱や電話支柱に、スピーカを取り付け、自治体から緊急情報を音声出力する屋外拡声装置が知られている。この屋外拡声装置は、一般にトランペットスピーカから音響的に、各種の一般広報や緊急情報を放送し、周辺に居る人々に情報を伝達する装置である。
特開2010−102279 特開2010−44341 特開2002−24974
ところが、従来のこの屋外拡声装置によると、一定の音量で音声が出力されるために、スピーカに接近した家屋の住民からは音声がうるさい、スピーカから遠い家屋の住民からは情報が聞き取れないという苦情がある。これらの聞き取れない場合の苦情は、風や雨の強い日や、車両の通行量が多い地域において発生する。逆に、夜間の場合には、スピーカに接近した家屋の住民からは、音声がうるさいとの苦情が発生する。
この問題を解決するために、スピーカを4方向に向けて4つ設けて、各スピーカ毎に、増幅器の出力レベルを調整したり、各スピーカの向きを調整することが行われている。しかしながら、これらの調整だけでは不十分であり、上述した場合に発生する問題を解決することができない。
そこで、本発明は、これらの課題を解決するために成されたものであり、その目的は、環境に即応した出力レベルを実現することで、音声出力がうるさいこと、音声出力が聞き取れないことを防止することである。
上記の課題を解決するための第1発明は、センタから送信される信号に応じて、高所に配置されたスピーカから、そのスピーカが支配する領域に音声を出力するようにした音声報知装置において、スピーカから音声が出力されていない期間において、周囲の環境における騒音レベルを予測又は検出する騒音レベル検知手段と、スピーカに出力する信号を増幅する可変利得増幅器と、センタから送信された信号が緊急情報である場合には、騒音レベル検知手段の出力に係わらず可変利得増幅器の利得を基準値に制御して、スピーカの出力を最大の音声レベルとする緊急時制御手段と、センタから送信された信号が緊急情報でない場合には、騒音レベル検知手段により得られる騒音レベルが所定値以上のときには、可変利得増幅器の利得を、基準値から一段階増加させて、スピーカの出力をセンタから送信される信号に基づく音声レベルより1段階増加させた音声レベルとし、騒音レベル検知手段により得られる騒音レベルが所定値未満の場合には、可変利得増幅器の利得を、基準値として、スピーカの出力をセンタから送信される信号に基づく音声レベルとする第1レベル制御手段とを有することを特徴とする音声報知装置である。
本装置の設置位置は、電柱、電話線支柱や、家屋の屋上や屋根などの高所であるが、特に、限定されるものではない。スピーカの設置数は、任意であり、1又は複数である。複数の場合には、通常は、向きを変化させて設置される。例えば、東西南北の4方向に向けて、4個のスピーカを設置しても良い。スピーカの向きは、変更可能であっても、固定であっても良い。スピーカを複数設ける場合には、音量は、共通に変化させても、各スピーカ毎に、各スピーカの支配する環境に応じて、変化させるようにしても良い。センタの送信する音声信号のレベルの段数は任意である。
第2発明は、第1発明において、夜間時間帯、又は、夜間時間帯以外の時間帯である昼間時間帯を設定する時間帯設定手段と、センタから送信された信号が緊急情報でない場合において、現在時刻が時間帯設定手段に設定された時間帯により夜間時間帯に存在すると判定された場合には、可変利得増幅器の利得を、第1レベル制御手段により設定された利得から1段階減少させて、スピーカの出力を第1レベル制御手段により制御される音声レベルより1段階減少させ、現在時刻が時間帯設定手段に設定された時間帯により昼間時間帯に存在すると判定された場合には、可変利得増幅器の利得を変化させずに、スピーカの出力を第1レベル制御手段により制御される音声レベルとする第2レベル制御手段とを有し、緊急時制御手段は、センタから送信された信号が緊急情報である場合には、現在時刻が時間帯設定手段に設定されている夜間時間帯、又は、昼間時間帯に属するか否かに係わらず、可変利得増幅器の利得を基準値に制御して、スピーカの出力を最大の音声レベルとする手段としたことを特徴とする。
夜間時間帯は、可変設定できるようにしても良い。また、季節に応じて、夜間時間帯を変更するようにしても良い。本発明では、第1発明による環境の騒音レベルに応じた可変利得増幅器の利得の設定に対して、さらに、夜間時間帯であれば、1段階、利得が減少される。これにより、夜間のような昼間に比べて静かな環境にある場合には、スピーカの音量が低下されるので、通常情報の報知が騒音となることがない。
上記第1、第2発明において、センタから送信される信号に含まれる音声出力期間を示すデータ信号に基づいて、音声出力期間においてのみ可変利得増幅器へ給電する給電制御手段を設けても良い。また、センタから送信される信号に含まれる音声出力期間を示すデータ信号によりスピーカに給電開始された時にスピーカから出力される起動音と音声とを検出する音声レベル検出手段と、音声レベル検出手段により、起動音が検出された場合には、可変利得増幅器に給電を開始し、音声レベル検出手段により検出される音声レベルが所定レベル以下となる期間が所定時間継続した時に、可変利得増幅器への給電を停止する給電制御手段を設けるようにしても良い。
上記発明において、可変利得増幅器は、利得固定の増幅器と、その増幅器の前段に設けられた可変減衰器とで構成しても良い。また、騒音レベル検知手段は、環境の騒音レベルを検出する騒音センサとすることができる。また、騒音レベル検知手段は、環境の風速又は雨量を検出し、この風速又は雨量から環境の騒音レベルを予測する手段とすることもできる。
本発明は、センタから送信される音声信号が緊急情報である場合には、環境の雑音レベルや、夜間時間帯に依存せずに、最大音量でスピーカから音声が出力される。この結果、緊急事態の場合には、情報の伝達を確実に実行することかできる。また、音声信号が通常情報である場合には、環境の雑音レベルや、夜間時間帯によって、減衰量、すなわち、可変利得増幅器の利得が適切に設定される。これにりよ、騒音環境においては、スピーカの出力する音声のレベルが、センタの出力する音声レベルより1段階大きくなり、広報の伝達を確実に行うことができる。また、静かな環境の場合には、センタの出力する音声レベルに相当したレベルの音声が出力されるので、住民に対して騒音となることがない。さらに、夜間においては、スピーカの出力する音声のレベルが、センタの出力する音声レベルより1段階小さくなり、住民に対して騒音となることがない。また、夜間においても、強風、強雨などの騒音環境の場合には、スピーカの出力する音声のレベルは、センタの出力する音声レベルより夜間により1段階小さくなり、騒音環境により1段階大きくなるで、結局、センタの送信する音声信号の音声レベルに相当した音量となり、住民に対して騒音となることがなく、且つ、広報を確実に実行することができる。
本発明の一実施例に係る音声報知装置を示した構成図。 音声報知装置のCPUの処理手順を示したフローチャート。 センタから送信される音声信号の種別、音声レベルと、音声報知装置の可変減衰器に設定される減衰量とスピーカの出力レベルとの関係を示した説明図。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
図1は、本実施例に係る音声報知装置1の構成図である。本音声報知装置1は、自治体地域に設置されている電柱、電話支柱などの柱状体やビルや家屋の高所などに取り付けられる。MCA受信機10は、センタ30から無線信号を受信して、音声をスピーカ18から出力する装置である。MCA受信機10の音声信号出力端子Aは、可変減衰器12に入力し、可変減衰器12は増幅器14の入力段に設けられている。可変減衰器12と増幅器14とが、可変利得増幅器15を構成している。増幅器14の出力は、駆動増幅器16に入力し、駆動増幅器16によりスピーカ18が駆動されて、スピーカ18から音声が出力される。増幅器14と駆動増幅器16の利得は固定されている。
また、MCA受信機10はセンタ30が送信する信号のうちデータ信号を復調して、信号が緊急情報か、そうでない通常情報かの送信される信号の種別を表す信号が、データ端子Bから出力される。すなわち、緊急情報であれば、データ端子BはHレベル、通常情報であればデータ端子BはLレベルとなる。また、センタ30から送信される信号には、音声情報の出力期間を示す放送開始と放送終了のタイミングを示す情報が含まれている。MCA受信機10は、この出力期間情報を復調して、データ端子Cからは、放送開始時刻から放送終了時刻の間Hレベルとなる出力期間信号が出力される。MCA受信機10のデータ端子Bからの種別信号はCPU20に入力している。
また、CPU20には、本音声報知装置1が設置されている環境の騒音レベルを検出するための騒音レベル検出器22の出力信号が入力している。また、CPU20には夜間時間帯又は昼間時間帯のデータを記憶するメモリ24が接続されており、PC26によりその時間帯を新規設定したり、時間帯を変更したりすることができる。また、PC26を用いて、騒音レベル検出器22の出力する騒音レベルの閾値を、メモリ24に設定することができる。
CPU20は、MCA受信機10のダータ端子Bから出力される緊急情報か、通常情報かを示す種別信号、騒音レベル検出器22から出力される騒音レベル、現在時刻が夜間時間帯に存在するか否かに基づいて、可変減衰器12の減衰量を可変設定する。また、MCA受信機10のデータ端子Cから出力される出力期間信号は、CPU29、増幅器14、駆動増幅器16に給電するためのリレー29、28の制御端子に入力している。したがって、データ端子Cの電圧レベルがHレベルの期間、すなわち、放送開始時刻から放送終了時刻の期間、CPU29、増幅器14、駆動増幅器16に給電されることになる。なお、騒音レベル検出器22、メモリ24は、CPU20から給電されている。また、センタ30から送信される信号に含まれる音声信号は、出力期間信号の立ち上がり、すなわち、放送開始信号が出力されてから、CPU29、増幅器14、駆動増幅器16に給電されて、これらの機器が動作可能状態となる遅延時間の後に、送信される。
また、スピーカ18は、4つのあり、それぞれは、水平面内で直交する4方向に向かって配設されている。利得可変増幅器15、駆動増幅器16、スピーカ18、リレー28を1組として、4チャンネル分存在し、上記の4つのスピーカが、それぞれ、独立した減衰量で駆動されるように構成されている。
次に、本音声報知装置1の作用をCPU20の制御手順を示した図2のフローチャートに基づいて説明する。まず、センタ30から送信される音声信号の音声レベルは、3dB毎の3段階に分かれている。音声情報は、地震波や津波などの到来、火災の発生などの緊急報知を必要とする緊急情報と、緊急性のない広報を目的とした通常情報との種別に分かれている。緊急情報は、音声信号のレベルが最も高く、通常情報は、レベルが中と小との2段階に分かれている。具体的には、緊急情報の音声信号のレベルは0dB、通常情報は、−3dBと、−6dBとの2種類である。
CPU20に給電されると本プログラムが起動される。ステップ100では、可変減衰器12の減衰量Dが基準値D0 に設定される。基準値D0 は、−3dBに設定されている。なお、下記の説明において、減衰量は、負値で表し、減衰量の大きさは、負値の絶対値を意味し、減衰量の増加は、その負値の絶対値の増加、減衰量の減少は、負値の絶対値の減少を意味するものとする。増幅器14の利得は、3dBに固定されている。したがって、可変減衰器12の減衰量Dが基準値D0 の場合には、可変利得増幅器15の利得は、0dBとなり、スピーカ18は、MAC受信機10の音声信号出力端子Aから出力される音声信号が駆動増幅器16による利得で増幅されたレベルで駆動されることになる。
次に、ステップ102において、MAC受信機10のデータ端子Bから出力されている種別信号が読み取られる。次に、ステップ104において、その種別信号が緊急情報を示すか否かが判定されて、緊急情報である場合には、ステップ116に移行して、可変減衰器12の減衰量が現在設定されている減衰量D、すなわち、基準値D0 に設定される。増幅器14の利得は3dBで固定であるので、この場合には、可変利得増幅器15の利得は0dBとなり、MCA受信機10の音声信号出力端子Aから出力された音声信号は、駆動増幅器16により増幅された後に、スピーカ18から音声として出力されることになる。この時、スピーカ18から出力される音声量は、センタ30が出力する緊急情報の音声信号のレベルに相当した、最大音量となる。
一方、ステップ104において、種別信号が通常情報と判定された場合には、ステップ106に移行して、騒音レベル検出器22により環境の騒音レベルが検出される。この騒音レベルは、スピーカ18から音声が出力される前に検出されるので、音声出力による音圧が騒音として検出されることはない。
次に、ステップ108において、検出された騒音レベルが閾値Th以上か否かが判定される。騒音レベルが閾値Th以上の場合には、ステップ110において、可変減衰器12の減衰量Dが、現在設定されている値に対して、補正減衰量Δだけ減少される。補正減衰量Δは、−3dBに設定されている。したがって、この場合には、減衰量Dは、基準値D0 から3dBだけ小さい値、すなわち、0dBとなる。また、騒音レベルが閾値Th未満の場合には、減衰量Dの補正は行われずに、ステップ112に移行する。したがって、この場合には、減衰量Dは、基準値D0 である。
次に、ステップ112において、現在時刻がメモリ24内の夜間時間帯メモリ241に設定されている夜間時間帯に属するか否かが判定される。現在時刻が夜間時間帯に属する場合には、ステップ114において、可変減衰器12の減衰量Dが、現在設定されている値に対して、補正減衰量Δだけ増加される。すなわち、騒音レベルが閾値Th以上の場合には、現在設定されている減衰量Dは、0dBであるので、減衰量Dは補正減衰量Δだけ増加されて、−3dBとなる。また、騒音レベルが閾値Th未満の場合には、現在設定されている減衰量Dは、基準値D0 の−3dBであるので、減衰量Dは補正減衰量Δだけ増加されて、−6dBとなる。
また、ステップ112において、現在時刻が夜間時間帯でない昼間時間帯に属すると判定された場合には、減衰量Dの補正は行われずに、ステップ116に移行する。すなわち、減衰量Dは、現在時刻に関する減衰量の補正は行われずに、雑音レベルに関する減衰量の補正だけが実行された値となる。
次に、ステップ116において、4つのチャネルCH1〜CH4の可変減衰器12に減衰量Dの値が設定される。可変減衰器12は、抵抗が並列接続された抵抗ラダー回路からなり、各抵抗に対する通電をスイッチ(リレー、バラクタダイオード)で制御する回路である。可変減衰器12は、抵抗値の異なる並列回路の選択により減衰量が可変設定される。
CPU20は、MCA受信機10のデータ端子CがLレベルからHレベルに遷移した時、すなわち、放送開始時刻にリレー29がオンとなり、CPU20に給電されてから、図2のプログラムが実行されて、ステップ116において、減衰量Dが可変減衰器12に設定されるまでの期間は、センタ30において放送開始信号(出力期間信号のHレベルへの遷移)を出力して、音声信号が出力されるまでの遅延時間よりも短い時間である。したがって、可変減衰器12に環境の雑音レベルや時間帯に応じて決定された減衰量Dが設定された後に、MCA受信機10の音声信号出力端子Aから音声信号が出力される。この結果、スピーカ18からは、設定された減衰量Dに応じたレベルの音声が出力される。
センタ30は、音声信号の出力が完了して一定の遅延時間の後に、放送終了信号(出力期間信号のLレベルへの遷移)を出力し、MCA受信機10のデータ端子Cの電圧は、Lレベルに遷移する。これにより、リレー29、28はオフ状態となり、CPU20、増幅器14、駆動増幅器16への給電が停止されて、音声報知が終了する。
センタ30から音声信号が送信される毎に、上記の給電、減衰量の設定、給電停止が実行されることになる。なお、緊急時制御手段は、CPU20、CPU20の処理ステップ102、104、116で実現されている。第1レベル制御手段は、CPU20、CPU20の処理ステップ106−110、116で実現されている。第2レベル制御手段は、CPU20、CPU20の処理ステップ112−116で実現されている。給電制御手段は、MCA受信機10、そのデータ端子B、リレー28、29で構成されている。
次に、センタ30から送信される音声信号が緊急情報、通常情報(2段階の音声レベル)である場合に、昼間時間帯、夜間時間帯、騒音レベルが閾値Th以上、騒音レベルが閾値Th未満、の組み合わせにより、減衰器12に設定される減衰量Dの値、スピーカ18の出力する音声レベルを、図3に示す。ただし、スピーカ18の出力する音声レベルは、緊急情報の音声がスピーカ18から出力された場合の音声レベルを0dBとして、他の場合には、それを基準とした相対レベルで表している。
本実施例は、以上の構成を採用することにより、センタ30から送信される音声信号が緊急情報である場合には、環境の雑音レベルや、夜間時間帯に依存せずに、最大音量でスピーカ18から音声が出力される。この結果、緊急事態の場合には、情報の伝達を確実に実行することかできる。また、音声信号が通常情報である場合には、環境の雑音レベルや、夜間時間帯によって、減衰量、すなわち、可変利得増幅器15の利得が適切に設定される。これにりよ、騒音環境においては、スピーカ18の出力する音声のレベルが、センタ30の出力する音声レベルより1段階大きくなり、広報の伝達を確実に行うことができる。また、静かな環境の場合には、センタ30の出力する音声レベルに相当したレベルの音声が出力されるので、住民に対して騒音となることがない。さらに、夜間においては、スピーカ18の出力する音声のレベルが、センタ30の出力する音声レベルより1段階小さくなり、住民に対して騒音となることがない。また、夜間においても、強風、強雨などの騒音環境の場合には、スピーカ18の出力する音声のレベルは、センタ30の出力する音声レベルより夜間により1段階小さくなり、騒音環境により1段階大きくなるで、結局、センタ30の送信する音声信号の音声レベルに相当した音量となり、住民に対して騒音となることがなく、且つ、広報を確実に実行することができる。
[変形例]
上記実施例に対する変形例を、以下に説明する。
騒音レベル検出器22に代えて、雨量計、風速計を用いても良い。すなわち、検出された単位時間当たりの雨量からCPU20により騒音レベルを演算し、この値を上記実施例において検出された騒音レベルとしても良い。風速計の場合も、風速と騒音レベルは、相関関係があるので、検出された風速からCPU20により騒音レベルを演算し、この値を上記実施例において検出された騒音レベルとしても良い。
MAC受信機10のデータ端子Cから出力される出力期間信号をリレー29、28の制御端子に入力して、CPU20、増幅器14、駆動増幅器16への給電を直接制御しているが、この出力期間信号をCPU20に入力して、CPU20による出力信号により増幅器14、駆動増幅器16への給電を制御するようにしても良い。この場合には、CPU20には常時、給電するようにしても良いし、CPU20への給電だけ、出力期間信号によりリレー29をオンオフすることで制御しても良い。
上記実施例では、4つのCHを用いているが、可変利得増幅器15、リレー28は、共通に1つだけ設けるようにしても良い。CH数、スピーカ18の数は、1つ又は2以上の複数であって、任意である。
さらに、風向検出器を設けて、風上、風下の向きを決定し、風下に向かうスピーカには、減衰量を1段階増加させて、出力される音量を1段階低下させ、逆に、風上に向かうスピーカには、減衰量を1段階減少させて、出力される音量を1段階増加させるようにしても良い。
また、MCA受信機には、駆動増幅器16を含んで、一体化されたものも存在する。この装置は、音声信号出力端子と音声信号入力端子のみが設けられており、通常は、この出力端子と入力端子とをUターンジャックで接続した装置である。この一体型のMCA受信機を用いる場合には、このUターンジャックを取り外して、音声出力端子と、図1の可変減衰器12とを接続し、増幅器14の出力を音声信号入力端子に接続する。これにより、MCA受信機から出力される音声信号は、可変減衰器12と増幅器14を通過して、所定利得で増幅された後に、音声信号入力端子を介して駆動増幅器16に入力することになる。これにより、受信した音声信号を増幅して、スピーカ18から出力させることができる。
受信機にこの装置を使用する場合には、出力期間信号は受信機の外部に出力されないので、出力期間信号に基づいて、CPU20、増幅器14への給電の制御ができない。そこで、CPU20は、常時、給電しておいて、マイクロホンをCPU20に接続する。駆動増幅器に対する給電は、MCA受信機により、直接、制御されるが、放送開始信号が入力されると駆動増幅器に急峻に給電されるので、スピーカから起動音が出力される。この起動音を、マイクロホンで受信して、検出時刻を出力期間信号の立ち上がり、すなわち、放送開始時刻とすることができる。この出力期間信号の立ち上がりに同期して、増幅器14に給電するようにしても良い。CPU20は、プログラムによりリトリガブルのタイマーを構成して、一定時間を計測する。マイクロホンからの出力がある場合に、その信号をタイマのトリガーとする。これにより、マイクロホンからの出力がなくなってから、一定時間後に、タイマの出力レベルが変化するので、この出力レベルの遷移に同期して給電を停止するようにしても良い。
本発明は、地震、津波の到来、火災の発生などの緊急情報と、一般広報を目的とする通常情報とを、地域に音声報知する地域防災システムに用いることができる。
1…音声報知装置
10…MCA受信機
20…CPU
22…騒音レベル検出器
12…可変減衰器
14…増幅器
15…可変利得増幅器
本発明は、屋外の電柱などの高所に設置されたスピーカから、所定エリアにおいて、音声による一般広報を行ったり、地震発生、つなみ襲来、土砂崩れ、河川氾濫などの緊急情報を報知する装置に関する。
地域住民に対して、広報するシステムとして、下記特許文献1〜3に記載の技術が知られている。特許文献1では、サイレンや拡声器広報に代えて、バス停のポールに文字情報を音声出力により緊急情報を報知する装置を取り付ける技術が開示されている。また、特許文献2では、電柱や電話線支柱に、同様に、文字情報や音声出力による緊急警報を報知する装置を取り付けることが開示されている。また、特許文献3では、各PHS基地局に音声合成装置と音声出力装置とを配置し、公衆回線を用いて、基地局の周辺のエリアに防災情報を音声出力する装置が開示されている。
特に、従来から、電柱や電話支柱に、スピーカを取り付け、自治体から緊急情報を音声出力する屋外拡声装置が知られている。この屋外拡声装置は、一般にトランペットスピーカから音響的に、各種の一般広報や緊急情報を放送し、周辺に居る人々に情報を伝達する装置である。
特開2010−102279 特開2010−44341 特開2002−24974
ところが、従来のこの屋外拡声装置によると、一定の音量で音声が出力されるために、スピーカに接近した家屋の住民からは音声がうるさい、スピーカから遠い家屋の住民からは情報が聞き取れないという苦情がある。これらの聞き取れない場合の苦情は、風や雨の強い日や、車両の通行量が多い地域において発生する。逆に、夜間の場合には、スピーカに接近した家屋の住民からは、音声がうるさいとの苦情が発生する。
この問題を解決するために、スピーカを4方向に向けて4つ設けて、各スピーカ毎に、増幅器の出力レベルを調整したり、各スピーカの向きを調整することが行われている。しかしながら、これらの調整だけでは不十分であり、上述した場合に発生する問題を解決することができない。
そこで、本発明は、これらの課題を解決するために成されたものであり、その目的は、環境に即応した出力レベルを実現することで、音声出力がうるさいこと、音声出力が聞き取れないことを防止することである。
上記の課題を解決するための第1発明は、センタから送信される信号に応じて、高所に配置されたスピーカから、そのスピーカが支配する領域に音声を出力するようにした音声報知装置において、センタから送信される信号は、緊急情報と緊急情報でない情報とあり、緊急情報の信号レベルは最大で、緊急情報でない情報の信号レベルは、緊急情報の信号レベルよりも低く、情報に応じて異なる複数の信号レベルを有しており、スピーカから音声が出力されていない期間において、周囲の環境における騒音レベルを予測又は検出する騒音レベル検知手段と、夜間時間帯、又は、夜間時間帯以外の時間帯である昼間時間帯を設定する時間帯設定手段と、スピーカに出力する信号を増幅する可変利得増幅器と、センタから送信された信号が緊急情報である場合には、騒音レベル検知手段の出力及び現在時刻が時間帯設定手段に設定されている夜間時間帯、又は、昼間時間帯に属するか否かに係わらず可変利得増幅器の利得を基準値に制御して、スピーカの出力を最大の音声レベルとする緊急時制御手段と、センタから送信された信号が緊急情報でない場合には、騒音レベル検知手段により得られる騒音レベルが所定値以上のときには、可変利得増幅器の利得を、基準値から一段階増加させて、スピーカの出力をセンタから送信される信号に基づく音声レベルより1段階増加させた音声レベルとし、騒音レベル検知手段により得られる騒音レベルが所定値未満の場合には、可変利得増幅器の利得を、基準値として、スピーカの出力をセンタから送信される信号に基づく音声レベルとする第1レベル制御手段と、センタから送信された信号が緊急情報でない場合において、現在時刻が時間帯設定手段に設定された時間帯により夜間時間帯に存在すると判定された場合には、可変利得増幅器の利得を、第1レベル制御手段により設定された利得から1段階減少させて、スピーカの出力を第1レベル制御手段により制御される音声レベルより1段階減少させ、現在時刻が時間帯設定手段に設定された時間帯により昼間時間帯に存在すると判定された場合には、可変利得増幅器の利得を変化させずに、スピーカの出力を第1レベル制御手段により制御される音声レベルとする第2レベル制御手段とを有することを特徴とする音声報知装置である。
本装置の設置位置は、電柱、電話線支柱や、家屋の屋上や屋根などの高所であるが、特に、限定されるものではない。スピーカの設置数は、任意であり、1又は複数である。複数の場合には、通常は、向きを変化させて設置される。例えば、東西南北の4方向に向けて、4個のスピーカを設置しても良い。スピーカの向きは、変更可能であっても、固定であっても良い。スピーカを複数設ける場合には、音量は、共通に変化させても、各スピーカ毎に、各スピーカの支配する環境に応じて、変化させるようにしても良い。センタの送信する音声信号のレベルの段数は任意である。
第2発明は、センタから送信される信号に応じて、高所に配置されたスピーカから、そのスピーカが支配する領域に音声を出力するようにした音声報知装置において、スピーカから音声が出力されていない期間において、周囲の環境における騒音レベルを予測又は検出する騒音レベル検知手段と、スピーカに出力する信号を増幅する可変利得増幅器と、センタから送信された信号が緊急情報である場合には、騒音レベル検知手段の出力に係わらず可変利得増幅器の利得を基準値に制御して、スピーカの出力を最大の音声レベルとする緊急時制御手段と、センタから送信された信号が緊急情報でない場合には、騒音レベル検知手段により得られる騒音レベルが所定値以上のときには、可変利得増幅器の利得を、基準値から一段階増加させて、スピーカの出力をセンタから送信される信号に基づく音声レベルより1段階増加させた音声レベルとし、騒音レベル検知手段により得られる騒音レベルが所定値未満の場合には、可変利得増幅器の利得を、基準値として、スピーカの出力をセンタから送信される信号に基づく音声レベルとする第1レベル制御手段と、センタから送信される信号に含まれる音声出力期間を示すデータ信号によりスピーカに給電開始された時にスピーカから出力される起動音と音声とを検出する音声レベル検出手段と、音声レベル検出手段により、起動音が検出された場合には、可変利得増幅器に給電を開始し、音声レベル検出手段により検出される音声レベルが所定レベル以下となる期間が所定時間継続した時に、可変利得増幅器への給電を停止する給電制御手段とを有することを特徴とする音声報知装置である。
夜間時間帯は、可変設定できるようにしても良い。また、季節に応じて、夜間時間帯を変更するようにしても良い。本発明では、第1発明による環境の騒音レベルに応じた可変利得増幅器の利得の設定に対して、さらに、夜間時間帯であれば、1段階、利得が減少される。これにより、夜間のような昼間に比べて静かな環境にある場合には、スピーカの音量が低下されるので、通常情報の報知が騒音となることがない。
上記第1発明において、センタから送信される信号に含まれる音声出力期間を示すデータ信号に基づいて、音声出力期間においてのみ可変利得増幅器へ給電する給電制御手段を設けても良い。また、第1発明において、センタから送信される信号に含まれる音声出力期間を示すデータ信号によりスピーカに給電開始された時にスピーカから出力される起動音と音声とを検出する音声レベル検出手段と、音声レベル検出手段により、起動音が検出された場合には、可変利得増幅器に給電を開始し、音声レベル検出手段により検出される音声レベルが所定レベル以下となる期間が所定時間継続した時に、可変利得増幅器への給電を停止する給電制御手段を設けるようにしても良い。
上記発明において、可変利得増幅器は、利得固定の増幅器と、その増幅器の前段に設けられた可変減衰器とで構成しても良い。また、騒音レベル検知手段は、環境の騒音レベルを検出する騒音センサとすることができる。また、騒音レベル検知手段は、環境の風速又は雨量を検出し、この風速又は雨量から環境の騒音レベルを予測する手段とすることもできる。
本発明は、センタから送信される音声信号が緊急情報である場合には、環境の雑音レベルや、夜間時間帯に依存せずに、最大音量でスピーカから音声が出力される。この結果、緊急事態の場合には、情報の伝達を確実に実行することかできる。また、音声信号が通常情報である場合には、環境の雑音レベルや、夜間時間帯によって、減衰量、すなわち、可変利得増幅器の利得が適切に設定される。これにりよ、騒音環境においては、スピーカの出力する音声のレベルが、センタの出力する音声レベルより1段階大きくなり、広報の伝達を確実に行うことができる。また、静かな環境の場合には、センタの出力する音声レベルに相当したレベルの音声が出力されるので、住民に対して騒音となることがない。さらに、夜間においては、スピーカの出力する音声のレベルが、センタの出力する音声レベルより1段階小さくなり、住民に対して騒音となることがない。また、夜間においても、強風、強雨などの騒音環境の場合には、スピーカの出力する音声のレベルは、センタの出力する音声レベルより夜間により1段階小さくなり、騒音環境により1段階大きくなるで、結局、センタの送信する音声信号の音声レベルに相当した音量となり、住民に対して騒音となることがなく、且つ、広報を確実に実行することができる。
本発明の一実施例に係る音声報知装置を示した構成図。 音声報知装置のCPUの処理手順を示したフローチャート。 センタから送信される音声信号の種別、音声レベルと、音声報知装置の可変減衰器に設定される減衰量とスピーカの出力レベルとの関係を示した説明図。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
図1は、本実施例に係る音声報知装置1の構成図である。本音声報知装置1は、自治体地域に設置されている電柱、電話支柱などの柱状体やビルや家屋の高所などに取り付けられる。MCA受信機10は、センタ30から無線信号を受信して、音声をスピーカ18から出力する装置である。MCA受信機10の音声信号出力端子Aは、可変減衰器12に入力し、可変減衰器12は増幅器14の入力段に設けられている。可変減衰器12と増幅器14とが、可変利得増幅器15を構成している。増幅器14の出力は、駆動増幅器16に入力し、駆動増幅器16によりスピーカ18が駆動されて、スピーカ18から音声が出力される。増幅器14と駆動増幅器16の利得は固定されている。
また、MCA受信機10はセンタ30が送信する信号のうちデータ信号を復調して、信号が緊急情報か、そうでない通常情報かの送信される信号の種別を表す信号が、データ端子Bから出力される。すなわち、緊急情報であれば、データ端子BはHレベル、通常情報であればデータ端子BはLレベルとなる。また、センタ30から送信される信号には、音声情報の出力期間を示す放送開始と放送終了のタイミングを示す情報が含まれている。MCA受信機10は、この出力期間情報を復調して、データ端子Cからは、放送開始時刻から放送終了時刻の間Hレベルとなる出力期間信号が出力される。MCA受信機10のデータ端子Bからの種別信号はCPU20に入力している。
また、CPU20には、本音声報知装置1が設置されている環境の騒音レベルを検出するための騒音レベル検出器22の出力信号が入力している。また、CPU20には夜間時間帯又は昼間時間帯のデータを記憶するメモリ24が接続されており、PC26によりその時間帯を新規設定したり、時間帯を変更したりすることができる。また、PC26を用いて、騒音レベル検出器22の出力する騒音レベルの閾値を、メモリ24に設定することができる。
CPU20は、MCA受信機10のデータ端子Bから出力される緊急情報か、通常情報かを示す種別信号、騒音レベル検出器22から出力される騒音レベル、現在時刻が夜間時間帯に存在するか否かに基づいて、可変減衰器12の減衰量を可変設定する。また、MCA受信機10のデータ端子Cから出力される出力期間信号は、CPU29、増幅器14、駆動増幅器16に給電するためのリレー29、28の制御端子に入力している。したがって、データ端子Cの電圧レベルがHレベルの期間、すなわち、放送開始時刻から放送終了時刻の期間、CPU20、増幅器14、駆動増幅器16に給電されることになる。なお、騒音レベル検出器22、メモリ24は、CPU20から給電されている。また、センタ30から送信される信号に含まれる音声信号は、出力期間信号の立ち上がり、すなわち、放送開始信号が出力されてから、CPU20、増幅器14、駆動増幅器16に給電されて、これらの機器が動作可能状態となる遅延時間の後に、送信される。
また、スピーカ18は、4つのあり、それぞれは、水平面内で直交する4方向に向かって配設されている。利得可変増幅器15、駆動増幅器16、スピーカ18、リレー28を1組として、4チャンネル分存在し、上記の4つのスピーカが、それぞれ、独立した減衰量で駆動されるように構成されている。
次に、本音声報知装置1の作用をCPU20の制御手順を示した図2のフローチャートに基づいて説明する。まず、センタ30から送信される音声信号の音声レベルは、3dB毎の3段階に分かれている。音声情報は、地震波や津波などの到来、火災の発生などの緊急報知を必要とする緊急情報と、緊急性のない広報を目的とした通常情報との種別に分かれている。緊急情報は、音声信号のレベルが最も高く、通常情報は、レベルが中と小との2段階に分かれている。具体的には、緊急情報の音声信号のレベルは0dB、通常情報は、−3dBと、−6dBとの2種類である。
CPU20に給電されると本プログラムが起動される。ステップ100では、可変減衰器12の減衰量Dが基準値D0 に設定される。基準値D0 は、−3dBに設定されている。なお、下記の説明において、減衰量は、負値で表し、減衰量の大きさは、負値の絶対値を意味し、減衰量の増加は、その負値の絶対値の増加、減衰量の減少は、負値の絶対値の減少を意味するものとする。増幅器14の利得は、3dBに固定されている。したがって、可変減衰器12の減衰量Dが基準値D0 の場合には、可変利得増幅器15の利得は、0dBとなり、スピーカ18は、MAC受信機10の音声信号出力端子Aから出力される音声信号が駆動増幅器16による利得で増幅されたレベルで駆動されることになる。
次に、ステップ102において、MAC受信機10のデータ端子Bから出力されている種別信号が読み取られる。次に、ステップ104において、その種別信号が緊急情報を示すか否かが判定されて、緊急情報である場合には、ステップ116に移行して、可変減衰器12の減衰量が現在設定されている減衰量D、すなわち、基準値D0 に設定される。増幅器14の利得は3dBで固定であるので、この場合には、可変利得増幅器15の利得は0dBとなり、MCA受信機10の音声信号出力端子Aから出力された音声信号は、駆動増幅器16により増幅された後に、スピーカ18から音声として出力されることになる。この時、スピーカ18から出力される音声量は、センタ30が出力する緊急情報の音声信号のレベルに相当した、最大音量となる。
一方、ステップ104において、種別信号が通常情報と判定された場合には、ステップ106に移行して、騒音レベル検出器22により環境の騒音レベルが検出される。この騒音レベルは、スピーカ18から音声が出力される前に検出されるので、音声出力による音圧が騒音として検出されることはない。
次に、ステップ108において、検出された騒音レベルが閾値Th以上か否かが判定される。騒音レベルが閾値Th以上の場合には、ステップ110において、可変減衰器12の減衰量Dが、現在設定されている値に対して、補正減衰量Δだけ減少される。補正減衰量Δは、−3dBに設定されている。したがって、この場合には、減衰量Dは、基準値D0 から3dBだけ小さい値、すなわち、0dBとなる。また、騒音レベルが閾値Th未満の場合には、減衰量Dの補正は行われずに、ステップ112に移行する。したがって、この場合には、減衰量Dは、基準値D0 である。
次に、ステップ112において、現在時刻がメモリ24内の夜間時間帯メモリ241に設定されている夜間時間帯に属するか否かが判定される。現在時刻が夜間時間帯に属する場合には、ステップ114において、可変減衰器12の減衰量Dが、現在設定されている値に対して、補正減衰量Δだけ増加される。すなわち、騒音レベルが閾値Th以上の場合には、現在設定されている減衰量Dは、0dBであるので、減衰量Dは補正減衰量Δだけ増加されて、−3dBとなる。また、騒音レベルが閾値Th未満の場合には、現在設定されている減衰量Dは、基準値D0 の−3dBであるので、減衰量Dは補正減衰量Δだけ増加されて、−6dBとなる。
また、ステップ112において、現在時刻が夜間時間帯でない昼間時間帯に属すると判定された場合には、減衰量Dの補正は行われずに、ステップ116に移行する。すなわち、減衰量Dは、現在時刻に関する減衰量の補正は行われずに、雑音レベルに関する減衰量の補正だけが実行された値となる。
次に、ステップ116において、4つのチャネルCH1〜CH4の可変減衰器12に減衰量Dの値が設定される。可変減衰器12は、抵抗が並列接続された抵抗ラダー回路からなり、各抵抗に対する通電をスイッチ(リレー、バラクタダイオード)で制御する回路である。可変減衰器12は、抵抗値の異なる並列回路の選択により減衰量が可変設定される。
CPU20は、MCA受信機10のデータ端子CがLレベルからHレベルに遷移した時、すなわち、放送開始時刻にリレー29がオンとなり、CPU20に給電されてから、図2のプログラムが実行されて、ステップ116において、減衰量Dが可変減衰器12に設定されるまでの期間は、センタ30において放送開始信号(出力期間信号のHレベルへの遷移)を出力して、音声信号が出力されるまでの遅延時間よりも短い時間である。したがって、可変減衰器12に環境の雑音レベルや時間帯に応じて決定された減衰量Dが設定された後に、MCA受信機10の音声信号出力端子Aから音声信号が出力される。この結果、スピーカ18からは、設定された減衰量Dに応じたレベルの音声が出力される。
センタ30は、音声信号の出力が完了して一定の遅延時間の後に、放送終了信号(出力期間信号のLレベルへの遷移)を出力し、MCA受信機10のデータ端子Cの電圧は、Lレベルに遷移する。これにより、リレー29、28はオフ状態となり、CPU20、増幅器14、駆動増幅器16への給電が停止されて、音声報知が終了する。
センタ30から音声信号が送信される毎に、上記の給電、減衰量の設定、給電停止が実行されることになる。なお、緊急時制御手段は、CPU20、CPU20の処理ステップ102、104、116で実現されている。第1レベル制御手段は、CPU20、CPU20の処理ステップ106−110、116で実現されている。第2レベル制御手段は、CPU20、CPU20の処理ステップ112−116で実現されている。給電制御手段は、MCA受信機10、そのデータ端子B、リレー28、29で構成されている。
次に、センタ30から送信される音声信号が緊急情報、通常情報(2段階の音声レベル)である場合に、昼間時間帯、夜間時間帯、騒音レベルが閾値Th以上、騒音レベルが閾値Th未満、の組み合わせにより、減衰器12に設定される減衰量Dの値、スピーカ18の出力する音声レベルを、図3に示す。ただし、スピーカ18の出力する音声レベルは、緊急情報の音声がスピーカ18から出力された場合の音声レベルを0dBとして、他の場合には、それを基準とした相対レベルで表している。
本実施例は、以上の構成を採用することにより、センタ30から送信される音声信号が緊急情報である場合には、環境の雑音レベルや、夜間時間帯に依存せずに、最大音量でスピーカ18から音声が出力される。この結果、緊急事態の場合には、情報の伝達を確実に実行することかできる。また、音声信号が通常情報である場合には、環境の雑音レベルや、夜間時間帯によって、減衰量、すなわち、可変利得増幅器15の利得が適切に設定される。これにりよ、騒音環境においては、スピーカ18の出力する音声のレベルが、センタ30の出力する音声レベルより1段階大きくなり、広報の伝達を確実に行うことができる。また、静かな環境の場合には、センタ30の出力する音声レベルに相当したレベルの音声が出力されるので、住民に対して騒音となることがない。さらに、夜間においては、スピーカ18の出力する音声のレベルが、センタ30の出力する音声レベルより1段階小さくなり、住民に対して騒音となることがない。また、夜間においても、強風、強雨などの騒音環境の場合には、スピーカ18の出力する音声のレベルは、センタ30の出力する音声レベルより夜間により1段階小さくなり、騒音環境により1段階大きくなるで、結局、センタ30の送信する音声信号の音声レベルに相当した音量となり、住民に対して騒音となることがなく、且つ、広報を確実に実行することができる。
[変形例]
上記実施例に対する変形例を、以下に説明する。
騒音レベル検出器22に代えて、雨量計、風速計を用いても良い。すなわち、検出された単位時間当たりの雨量からCPU20により騒音レベルを演算し、この値を上記実施例において検出された騒音レベルとしても良い。風速計の場合も、風速と騒音レベルは、相関関係があるので、検出された風速からCPU20により騒音レベルを演算し、この値を上記実施例において検出された騒音レベルとしても良い。
MAC受信機10のデータ端子Cから出力される出力期間信号をリレー29、28の制御端子に入力して、CPU20、増幅器14、駆動増幅器16への給電を直接制御しているが、この出力期間信号をCPU20に入力して、CPU20による出力信号により増幅器14、駆動増幅器16への給電を制御するようにしても良い。この場合には、CPU20には常時、給電するようにしても良いし、CPU20への給電だけ、出力期間信号によりリレー29をオンオフすることで制御しても良い。
上記実施例では、4つのCHを用いているが、可変利得増幅器15、リレー28は、共通に1つだけ設けるようにしても良い。CH数、スピーカ18の数は、1つ又は2以上の複数であって、任意である。
さらに、風向検出器を設けて、風上、風下の向きを決定し、風下に向かうスピーカには、減衰量を1段階増加させて、出力される音量を1段階低下させ、逆に、風上に向かうスピーカには、減衰量を1段階減少させて、出力される音量を1段階増加させるようにしても良い。
また、MCA受信機には、駆動増幅器16を含んで、一体化されたものも存在する。この装置は、音声信号出力端子と音声信号入力端子のみが設けられており、通常は、この出力端子と入力端子とをUターンジャックで接続した装置である。この一体型のMCA受信機を用いる場合には、このUターンジャックを取り外して、音声出力端子と、図1の可変減衰器12とを接続し、増幅器14の出力を音声信号入力端子に接続する。これにより、MCA受信機から出力される音声信号は、可変減衰器12と増幅器14を通過して、所定利得で増幅された後に、音声信号入力端子を介して駆動増幅器16に入力することになる。これにより、受信した音声信号を増幅して、スピーカ18から出力させることができる。
受信機にこの装置を使用する場合には、出力期間信号は受信機の外部に出力されないので、出力期間信号に基づいて、CPU20、増幅器14への給電の制御ができない。そこで、CPU20は、常時、給電しておいて、マイクロホンをCPU20に接続する。駆動増幅器に対する給電は、MCA受信機により、直接、制御されるが、放送開始信号が入力されると駆動増幅器に急峻に給電されるので、スピーカから起動音が出力される。この起動音を、マイクロホンで受信して、検出時刻を出力期間信号の立ち上がり、すなわち、放送開始時刻とすることができる。この出力期間信号の立ち上がりに同期して、増幅器14に給電するようにしても良い。CPU20は、プログラムによりリトリガブルのタイマーを構成して、一定時間を計測する。マイクロホンからの出力がある場合に、その信号をタイマのトリガーとする。これにより、マイクロホンからの出力がなくなってから、一定時間後に、タイマの出力レベルが変化するので、この出力レベルの遷移に同期して給電を停止するようにしても良い。
本発明は、地震、津波の到来、火災の発生などの緊急情報と、一般広報を目的とする通常情報とを、地域に音声報知する地域防災システムに用いることができる。
1…音声報知装置
10…MCA受信機
20…CPU
22…騒音レベル検出器
12…可変減衰器
14…増幅器
15…可変利得増幅器

Claims (7)

  1. センタから送信される信号に応じて、高所に配置されたスピーカから、そのスピーカが支配する領域に音声を出力するようにした音声報知装置において、
    前記スピーカから音声が出力されていない期間において、周囲の環境における騒音レベルを予測又は検出する騒音レベル検知手段と、
    前記スピーカに出力する信号を増幅する可変利得増幅器と、
    前記センタから送信された前記信号が緊急情報である場合には、前記騒音レベル検知手段の出力に係わらず前記可変利得増幅器の利得を基準値に制御して、前記スピーカの出力を最大の音声レベルとする緊急時制御手段と、
    前記センタから送信された前記信号が緊急情報でない場合には、前記騒音レベル検知手段により得られる騒音レベルが所定値以上のときには、前記可変利得増幅器の利得を、基準値から一段階増加させて、前記スピーカの出力を前記センタから送信される信号に基づく音声レベルより1段階増加させた音声レベルとし、前記騒音レベル検知手段により得られる騒音レベルが所定値未満の場合には、前記可変利得増幅器の利得を、基準値として、前記スピーカの出力を前記センタから送信される信号に基づく音声レベルとする第1レベル制御手段と
    を有することを特徴とする音声報知装置。
  2. 夜間時間帯、又は、夜間時間帯以外の時間帯である昼間時間帯を設定する時間帯設定手段と、
    前記センタから送信された前記信号が緊急情報でない場合において、現在時刻が前記時間帯設定手段に設定された時間帯により夜間時間帯に存在すると判定された場合には、前記可変利得増幅器の利得を、前記第1レベル制御手段により設定された利得から1段階減少させて、前記スピーカの出力を前記第1レベル制御手段により制御される音声レベルより1段階減少させ、現在時刻が前記時間帯設定手段に設定された時間帯により昼間時間帯に存在すると判定された場合には、前記可変利得増幅器の利得を変化させずに、前記スピーカの出力を前記第1レベル制御手段により制御される音声レベルとする第2レベル制御手段と
    を有し、
    前記緊急時制御手段は、前記センタから送信された前記信号が緊急情報である場合には、現在時刻が前記時間帯設定手段に設定されている夜間時間帯、又は、昼間時間帯に属するか否かに係わらず、前記可変利得増幅器の利得を基準値に制御して、前記スピーカの出力を最大の音声レベルとする手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声報知装置。
  3. 前記センタから送信される信号に含まれる音声出力期間を示すデータ信号に基づいて、前記音声出力期間においてのみ前記可変利得増幅器へ給電する給電制御手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の音声報知装置。
  4. 前記センタから送信される信号に含まれる音声出力期間を示すデータ信号により前記スピーカに給電開始された時に前記スピーカから出力される起動音と音声とを検出する音声レベル検出手段と、
    前記音声レベル検出手段により、前記起動音が検出された場合には、前記可変利得増幅器に給電を開始し、前記音声レベル検出手段により検出される前記音声レベルが所定レベル以下となる期間が所定時間継続した時に、前記可変利得増幅器への給電を停止する給電制御手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の音声報知装置。
  5. 前記可変利得増幅器は、利得固定の増幅器と、その増幅器の前段に設けられた可変減衰器とから成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の音声報知装置。
  6. 前記騒音レベル検知手段は、前記環境の前記騒音レベルを検出する騒音センサであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の音声報知装置。
  7. 前記騒音レベル検知手段は、前記環境の風速又は雨量を検出し、この風速又は雨量から前記環境の騒音レベルを予測する手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の音声報知装置。
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