JP2013036631A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調負荷に対し圧縮機効率の最適化を図ることができる空気調和機を提供する。
【解決手段】空調の運転開始の際、2台の圧縮機101、102のうち予め設定された圧縮機101の運転を開始し、室温サーミスタ112の検出温度と設定温度の温度差に基づく空調負荷が一定以上となったときに、残りの圧縮機102の運転を開始して、2台の圧縮機101、102の運転による空調負荷に対し平均効率を算出し、かつ、その平均効率を得たときの各圧縮機101、102の効率と対応する回転数をそれぞれ算出し、各圧縮機101、102をそれぞれの回転数で運転する制御回路108aを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の圧縮機を備えた空気調和機、特に複数の圧縮機を空調負荷に応じて制御する空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機として、例えばインバータ回路によって駆動される2台の圧縮機を備え、回路構成の簡易化および形状の小型化を図ったものがある(例えば、特許文献1参照)。
WO2005/124988号公報(第5頁、図3)
しかしながら、前述した従来の空気調和機では、冷媒回路上に2台の圧縮機を備えているものの、空調負荷に対し圧縮機の同一仕事量あたりの消費電力量、圧縮機効率の最適化を行うものではなかった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、空調負荷に対し圧縮機効率の最適化を図ることができる空気調和機を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和機は、複数台の圧縮機を有する室外機と、室内の温度を検出する室温センサーを有し、室外機とで冷媒回路を構成する室内機とを備えた空気調和機において、空調の運転開始の際、複数台の圧縮機のうち予め設定された圧縮機の運転を開始し、室温センサーの検出温度と設定温度の温度差に基づく空調負荷が一定以上となったときに、残りの圧縮機の運転を開始して、先に運転した圧縮機を含む全圧縮機の運転による空調負荷に対し平均効率を算出し、かつ、その平均効率を得たときの各圧縮機の効率と対応する回転数をそれぞれ算出し、各圧縮機をそれぞれの回転数で運転する制御回路を備えたものである。
本発明によれば、予め設定された圧縮機の運転により、室温センサーの検出温度と設定温度の温度差に基づく空調負荷が一定以上となったときに、残りの圧縮機の運転を開始して、先に運転した圧縮機を含む全圧縮機の運転による空調負荷に対し平均効率を算出し、かつ、その平均効率を得たときの各圧縮機の効率と対応する回転数をそれぞれ算出し、各圧縮機をそれぞれの回転数で運転する。これにより、空調負荷に対し各圧縮機の効率の最適化を図ることができ、そのため、全圧縮機の運転時の合計電流値を抑えることができ、空気調和機の消費電力量の低減を図ることができる。
実施の形態に係る空気調和機を示す冷房運転時の冷媒回路図である。 図1に示す空気調和機の暖房運転時の冷媒回路図である。 実施の形態の空気調和機における空調負荷と圧縮機効率の相関を示す曲線図である。 実施の形態に係る空気調和機の圧縮機の制御を示すフローチャートである。
図1は本発明の実施の形態に係る空気調和機を示す冷房運転時の冷媒回路図、図2は図1に示す空気調和機の暖房運転時の冷媒回路図である。
本実施の形態の空気調和機は、室外機100と、その室外機100に冷媒配管を介して接続された室内機110とで構成されている。室外機100は、例えば2台の圧縮機101、102、四方弁103、室外熱交換器104、膨張弁105、ストップバルブ106、107、回路基板108、室外用送風ファン、回路基板108等により構成されている。室内機110は、室内熱交換器111、室温センサーである例えば室温サーミスタ112、室内用送風ファン(図示せず)等により構成されている。
2台の圧縮機101、102は、吐出側が1本の冷媒配管を介して四方弁103の入口と接続され、吸込側が1本の冷媒配管を介して四方弁103の出口と接続されている。四方弁103の一方の入出口と他方の入出口との間には、室外熱交換器104、膨張弁105、ストップバルブ106、室内熱交換器111、ストップバルブ107が順次に冷媒配管により接続されている。
四方弁103は、冷房と暖房のサイクルを切り替えるための弁である。四方弁103により冷房運転に切り替えられたときには、室外熱交換器104が凝縮器として、室内熱交換器111が蒸発器として動作する。また、暖房運転に切り替えられたときには、室外熱交換器104が蒸発器として、室内熱交換器111が凝縮器として動作する。膨張弁105は、流入する液冷媒を絞り量の調節に応じて膨張させ、冷媒の圧力・温度を下げる。ストップバルブ106には液状態の冷媒が流れ、ストップバルブ107にはガス状態の冷媒が流れる。これらストップバルブ106、107は、本製品の出荷時や移設時に弁が閉じられ、室内機110との接続後に弁が開放される。
室温サーミスタ112は、室内機110が設置された室内の温度を検出し、検出温度に応じた信号を回路基板108に出力する。回路基板108は、交流電圧を直流に変換するコンバータ回路、各圧縮機101、102を駆動する2つのインバータ回路、室温サーミスタ112からの信号をデジタルに変換するA/D変換器、2つのインバータ回路や膨張弁105、室外用送風ファン等を駆動・制御する制御回路108a、メモリ108b等が基板に実装されて構成されている。
前記のように構成された空気調和機において、冷房運転時の冷媒の流れは図1に示す矢印のように流れる。冷媒は、2台の圧縮機101、102により圧縮されて高温高圧のガス冷媒となり、四方弁103を介して室外熱交換器104へと流れ込む。そして、そのガス冷媒は、室外熱交換器104で室外用送風ファンにて送り込まれる室外空気と熱交換(放熱)され高圧の液冷媒となる。その後、その液冷媒は、膨張弁105により所定の圧力まで膨張されて低圧の気液二相の冷媒となり、ストップバルブ106を介して室内熱交換器111に流入する。室内熱交換器111に流入した気液二相の冷媒は、室内用送風ファンにより送り込まれる室内空気と熱交換(吸熱)され低温低圧のガス冷媒となり、ストップバルブ107、四方弁103を介して圧縮機101、102へと戻る。
また、暖房運転時の冷媒の流れは図2に示す矢印のように流れる。冷媒は、前記と同様に2台の圧縮機101、102により圧縮されて高温高圧のガス冷媒となり、四方弁103、ストップバルブ107を介して室内熱交換器111へと流れ込む。そのガス冷媒は、室内熱交換器111で室内用送風ファンにて送り込まれる室内空気と熱交換(放熱)され高圧の液冷媒となる。その後、その液冷媒は、ストップバルブ106を通過し膨張弁105により所定の圧力まで膨張されて低圧の気液二相の冷媒となり、室外熱交換器104に流入する。室外熱交換器104に流入した気液二相の冷媒は、室外用送風ファンにより送り込まれる室外空気と熱交換(吸熱)され低温低圧のガス冷媒となり、四方弁103を介して圧縮機101、102へと戻る。
図3は実施の形態の空気調和機における空調負荷と圧縮機効率の相関を示す曲線図である。その曲線図は、圧縮機の性能データを示し、例えば、室外機100に2台の小容量圧縮機が搭載された場合における1台運転時の空調負荷と圧縮機効率の相関を示すと共に、2台運転時の空調負荷と圧縮機効率の相関を示しており、また、2台の大容量圧縮機が搭載された場合における1台運転時の空調負荷と圧縮機効率の相関を示すと共に、2台運転時の空調負荷と圧縮機効率の相関を示している。なお、小容量圧縮機とは、ストロークボリューム(圧縮機が1回の回転で冷媒回路に送り込める冷媒量)が小さい圧縮機のことであり、大容量圧縮機とは、ストロークボリュームが大きい圧縮機のことである。
一般に、小容量圧縮機は、図3に示すように、空調できる負荷の限界が大容量圧縮機より低いが、空調できる負荷の範囲では大容量圧縮機よりも効率が高い。これは、圧縮機の加工ばらつきや機械損失にどうしても差異が出るためである。圧縮機は、ある回転数をピークに上に凸となる効率特性をもつため、その回転数を超えると効率が下がる一方である。しかし、圧縮機を2台運転した場合は、ある回転数から1台運転したときより効率が高くなる。1台あたりの回転数が下がる分、より高回転数に元々もっているピークが移動するためである。
図3より以下に示す2点が判る。
(1)空気調和機として対応させたい空調負荷の領域(主にその上限)が決まれば、それに応じた圧縮機を決定できるが、その際に、より小さい圧縮機を複数台で構成することにより、対応させたい空調負荷の領域における圧縮機効率の全体的な引き上げが可能である。
(2)圧縮機を複数台で構成した上で、例えば、空調負荷が小さい領域においては圧縮機は1台で運転し、空調負荷が一定以上となったときに圧縮機の運転台数を増やし、1台あたりの回転数を下げることで平均効率が上がるため、圧縮機効率の効果的な引き上げが可能である。
本実施の形態においては、空気調和機の運転を開始する際、2台の圧縮機101、102のうち予め設定された例えば圧縮機101を運転し、空調負荷が一定以上となったとき、即ち1台目の圧縮機101の効率が低下したときに2台目の圧縮機102も駆動して、2台の圧縮機101、102の運転による空調負荷に対し最高となる平均効率を算出し、かつ、その平均効率を得たときの各圧縮機101、102の効率と対応する回転数でそれぞれ制御する。
前述の制御を実現するために、以下に示す制御パラメータを用い、制御パラメータから得られるデータが予めメモリ108bに格納されている。なお、本実施の形態における室外機100に搭載されている圧縮機101、102は、一例としてストロークボリュームが小さい小容量圧縮機が使用されているものとして説明する。
R1 圧縮機101の回転数
R2 圧縮機102の回転数
S1 圧縮機101のストロークボリューム
S2 圧縮機102のストロークボリューム
V1 圧縮機101の吐出冷媒流量
V2 圧縮機102の吐出冷媒流量
C1 圧縮機101の回転数R1に対応する効率
C2 圧縮機102の回転数R2に対応する効率
N 圧縮機の運転台数
Q 空調負荷
T1 リモコンの設定による室内の設定室温
T2 室温サーミスタ112により検出される室温
T3 空調能力が空調負荷に対して不足であることを示す温度閾値
T4 空調能力が空調負荷に対して過剰であることを示す温度閾値
ΔT T1とT2の温度差
そして、前述の各パラメータは、下記のような関係になっている。
(1)Q∝(V1+V2) 空調負荷Qは、圧縮機101、102の吐出冷媒流量V1+V2と比例関係にあり、また、圧縮機101のみの吐出冷媒流量V1と比例関係にある。
(2)V1=S1×R1 圧縮機101の吐出冷媒流量V1は、ストロークボリュームS1と回転数R1の積である。
(3)V2=S2×R2 圧縮機102の吐出冷媒流量V2は、ストロークボリュームS2と回転数R2の積である。
(4)C1=F(R1) 圧縮機101の効率C1は、回転数R1の関数である。
(5)C2=F(R2) 圧縮機102の効率C2は、回転数R2の関数である。
(6)((C1+C2)/N)=F(V1+V2) Nは圧縮機の台数、C1、C2は式(4)、(5)より算出される。
前述したメモリ108bには、運転開始の際に最初に運転する圧縮機101の情報がデータとして格納され、圧縮機101、102のストロークボリュームS1、S2、前記(4)、(5)に基づいて作成された圧縮機101、102毎の回転数R1、R2と効率C1、C2の相関データが格納されている。また、メモリ108bには、小容量圧縮機の1台運転時の空調負荷・圧縮機効率の相関曲線、及び小容量圧縮機の2台運転時の空調負荷・圧縮機効率の相関曲線が性能データとして格納されている。また、メモリ108bには、前記の式(1)〜(5)及び式(6)が格納されている。
次に、図4に示すフローチャートに基づいて動作を説明する。
回路基板108上の制御回路108aは、リモコンの操作による運転開始の指令が室内機110を介して入力されると(S1)、最初に起動する圧縮機101の情報をメモリ108bから読み込む(S2)。次いで、制御回路108aは、メモリ108bから小容量圧縮機の1台運転時の空調負荷・圧縮機効率の相関曲線、及び小容量圧縮機の2台運転時の空調負荷・圧縮機効率の相関曲線を性能データとして読み込む(S3)。
その後、制御回路108aは、先に読み込んだ情報に基づいて圧縮機101を起動する(S4)。これ以降は、前述の性能データに基づいて、空調負荷が一定に達していないときに圧縮機101を運転し、空調負荷が一定以上となったときに2台の圧縮機101、102で運転する。
制御回路108aは、S3において読み込んだ性能データから現在の空調負荷Qに対し最適な圧縮機101の効率を認識し、かつ、その効率と対応する回転数R1を、メモリ108bに格納された圧縮機101の回転数R1と効率の相関データから検索する。そして、制御回路108aは、その回転数R1で圧縮機101が運転するように制御し、吐出冷媒流量V1を増加させる。
この時、制御回路108aは、圧縮機101の回転数R1に基づいて吐出冷媒流量V1を算出し(式(2)参照)、かつ、空調状態を認識して吐出冷媒流量V1と空調状態とを関連づけてメモリ108bに書き込む(S5)。空調状態とは、リモコンによって設定された室内の設定温度T1と室温サーミスタ112により検出された室温T2との温度差ΔTである。冷房運転時の温度差ΔTは、ΔT=T2−T1となり、暖房運転時の温度差ΔTは、ΔT=T1−T2となる。
そして、制御回路108aは、メモリ108bに書き込んだ空調状態から圧縮機101の吐出冷媒流量V1が十分か否かを確認する(S6)。制御回路108aは、ΔT≧T3のときには、空調能力が空調負荷に対し不足しているとして吐出冷媒流量V1を増加させ、T4≦ΔT<T3のときには現在の吐出冷媒流量V1を維持し、ΔT<T4のときには、空調能力が空調負荷に対し過剰であるとして吐出冷媒流量V1を減少させる。なお、圧縮機101の吐出冷媒流量V1の変化は、冷凍サイクル制御においてハンチングの原因になりやすいため、T3とT4には適切な差を設けることが望ましい。
制御回路108aは、S6において決定した圧縮機101の吐出冷媒流量V1から回転数R1を算出する(S7)。例えば、制御回路108aは、現在の吐出冷媒流量V1を維持するときには現在の回転数R1を維持し、吐出冷媒流量V1を増加あるいは減少させるときには、式(2)を用いて吐出冷媒流量V1から回転数R1を算出する。そして、制御回路108aは、算出した回転数R1で圧縮機101が運転されるように制御する(S8)。この時、制御回路108aは、S6で決定した圧縮機101の吐出冷媒流量V1と比例関係にある現在の空調負荷Qを認識し、その空調負荷Qが一定以上でないときにはS5に戻って前述した動作を繰り返す。また、制御回路108aは、前述の吐出冷媒流量V1から認識した空調負荷Qが一定以上となったときに2台目の圧縮機102も起動する。
制御回路108aは、2台目の圧縮機102を起動したときに、前述の性能データから現在の空調負荷Qに対し最高となる効率(平均効率)を認識する。その平均効率は、式(4)、(5)より得られる圧縮機101、102の効率C1、C2を式(6)を用いて算出された値である。そして、制御回路108aは、その平均効率を得たときの圧縮機101、102の効率C1、C2とそれぞれ対応する回転数R1、R2を、メモリ108bに格納された圧縮機101、102毎の回転数R1、R2と効率C1、C2の各相関データから検索する。次いで、制御回路108aは、その回転数R1、R2でそれぞれの圧縮機101、102が運転されるように制御し、吐出冷媒流量V1+V2を増加させる(S4)。
この時、制御回路108aは、圧縮機101の回転数R1に基づいて吐出冷媒流量V1を算出すると共に、圧縮機102の回転数R2に基づいて吐出冷媒流量V2を算出して(式(2)、(3)参照)、合計の吐出冷媒流量V1+V2をメモリ108bに書き込む。また、制御回路108aは、前記と同様に空調状態を認識して吐出冷媒流量V1+V2と関連づけてメモリ108bに書き込む(S5)。
そして、制御回路108aは、メモリ108bに書き込んだ空調状態から圧縮機101、102から吐出される吐出冷媒流量V1+V2が十分か否かを確認する(S6)。制御回路108aは、前記と同様にΔT≧T3のときには吐出冷媒流量V1+V2を増加させ、T4≦ΔT<T3のときには現在の吐出冷媒流量V1+V2を維持し、ΔT<T4のときには吐出冷媒流量V1+V2を減少させる。なお、圧縮機101、102の吐出冷媒流量V1+V2の変化は、冷凍サイクル制御においてハンチングの原因になりやすいため、T3とT4には適切な差を設けることが望ましい。また、一定時間以上を経過したらメモリ108bに書き込んだ吐出冷媒流量V1+V2とΔTから、吐出冷媒流量V1+V2を増減させるか否かを判定するようにしてもよい。
制御回路108aは、S6において決定した圧縮機101の吐出冷媒流量V1から回転数R1を算出すると共に、圧縮機102の吐出冷媒流量V2から回転数R2を算出する(S7)。例えば、制御回路108aは、現在の吐出冷媒流量V1+V2を維持するときには各圧縮機101、102の現在の回転数R1、R2を維持する。また、制御回路108aは、吐出冷媒流量V1+V2を増加あるいは減少させるときには、式(2)、(3)を用いて吐出冷媒流量V1、V2から各圧縮機101、102の回転数R1、R2を算出する。そして、制御回路108aは、算出した回転数R1で圧縮機101を運転すると共に、回転数R2で圧縮機102を運転する(S8)。この時、制御回路108aは、S6で決定した圧縮機101の吐出冷媒流量V1+V2と比例関係にある現在の空調負荷Qを認識し、その空調負荷Qが一定以上のときにはS5に戻って前述した動作を繰り返す。
以上のように本実施の形態によれば、予め設定された圧縮機101の運転により、室温サーミスタ112の検出温度と設定温度の温度差に基づく空調負荷が一定以上となったときに、2台目の圧縮機102も運転し、2台の圧縮機101、102の運転による空調負荷に対し最高となる平均効率を算出し、かつ、その平均効率を得たときの各圧縮機の効率C1、C2と対応する回転数R1、R2をそれぞれ算出し、各圧縮機101、102をそれぞれの回転数R1、R2で運転する。これにより、空調負荷Qに対し各圧縮機101、102の効率の最適化を図ることができ、そのため、各圧縮機101、102の運転時の合計電流値を抑えることができ、空気調和機の消費電力量の低減を図ることができる。
なお、実施の形態では、圧縮機101、102を同じ小容量圧縮機として説明したが、大容量圧縮機として説明してもよい。また、圧縮機101を小容量圧縮機とし、圧縮機102を大容量圧縮機として説明してもよい。
100 室外機、101、102 圧縮機、103 四方弁、104 室外熱交換器、105 膨張弁、106、107 ストップバルブ、108 回路基板、108a 制御回路、108b メモリ、110 室内機、111 室内熱交換器、112 室温サーミスタ。

Claims (3)

  1. 複数台の圧縮機を有する室外機と、室内の温度を検出する室温センサーを有し、前記室外機とで冷媒回路を構成する室内機とを備えた空気調和機において、
    空調の運転開始の際、複数台の圧縮機のうち予め設定された圧縮機の運転を開始し、前記室温センサーの検出温度と設定温度の温度差に基づく空調負荷が一定以上となったときに、残りの圧縮機の運転を開始して、先に運転した圧縮機を含む全圧縮機の運転による空調負荷に対し平均効率を算出し、かつ、その平均効率を得たときの各圧縮機の効率と対応する回転数をそれぞれ算出し、各圧縮機をそれぞれの回転数で運転する制御回路
    を備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記制御回路は、予め設定された圧縮機を運転しているときに、空調負荷に対し最適な効率と対応する回転数を算出し、当該圧縮機をその回転数で運転することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記複数台の圧縮機は、容量が同じあるいは異なっていることを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
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