JP2013031398A - 農産物皮剥き装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】農産物5が水平方向に送られる谷状の搬送路6を構成するように互いに平行に並ぶ状態で機枠7に回転自在に支持された一対のドラム2,3を備える。両ドラム2,3を回転させる駆動装置4を備える。ドラム2,3には、このドラム2,3を径方向に貫通する多数の穴8,9が形成される。一対のドラム2,3のうち少なくとも一方のドラムは、内部に筒体10を有する。筒体10は、この筒体10とドラムとの間の筒状の空間11と、この筒体10の内側の空間とを隔絶するものである。
【選択図】 図1
Description
前記ドラムは、皮剥き作業が終了した後に機枠から取外されて清掃される。この清掃作業は、例えばドラムに水を掛けながらブラシでドラムを擦ることによって行われる。また、この清掃作業は、ドラムを機枠から取り外して行うこともある。
したがって、本発明によれば、剥かれた皮がドラムの内面に固着したり堆積することがなく、清掃が容易な農産物皮剥き装置を提供することができる。
図1に示す農産物皮剥き装置1は、一対のドラム2,3と、これらのドラム2,3を回転させる駆動装置4とを備えている。この農産物皮剥き装置1に用いることができる農産物は、じゃがいも、里芋、さつまいも、人参、大根、キウイフルーツ、アボガドなどである。
前記一対のドラム2,3のうち、一方のドラム2は、主に前記農産物5の皮を剥く機能を有する皮剥き用ドラムである。他方のドラム3は、主に前記農産物5を跳ね上げる機能を有する跳ね上げ用ドラムである。これらのドラム2,3は、それぞれ円筒状に形成され、機枠7に回転自在かつ着脱自在に支持されている。
これらのドラム2,3は、それぞれ内部に筒体10を備えている。図1においては、ドラム2,3と筒体10とをそれぞれ部分的に破断した状態で描いてある。
前記筒体10は、図2に示すように、この筒体10と前記ドラム2,3との間の筒状の空間11と、この筒体10の内側の空間12とを隔絶するものである。すなわち、この実施の形態による筒体10は、筒壁に穴が形成されていない円筒によって形成されている。
したがって、この実施の形態によれば、剥かれた皮がドラム2,3の内面に固着したり堆積することがなく、清掃が容易な農産物皮剥き装置を提供することができる。
図3に示す農産物皮剥き装置21は、農産物5の皮をより一層効率よく剥くことができるように、二つの互いに平行な第1の搬送路6Aと第2の搬送路6Bとを備えている。また、この農産物皮剥き装置21は、図4に示すように、機枠7と隣接する位置に農産物供給装置22を備えている。
第2の搬送路6Bは、搬送方向に並ぶ第3、第4の皮剥き用ドラム2C,2Dと、搬送方向に並ぶ第3、第4の跳ね上げ用ドラム3C,3Dとによって構成されている。
これらのドラム2A〜2D,3A〜3Dは、図4に示すように、略水平となるように機枠7に取付けられている。
機枠7の上部には、図3、図5および図6に示すように、第1〜第4の農産物ガイド31〜34が載せられている。これらの農産物ガイド31〜34は、詳細な構成は後述するが、前記ドラム2A〜2D,3A〜3Dの上方近傍でこれらのドラムと平行に延びて前記第1、第2の搬送路6A,6Bの側壁を構成するものである。
この実施の形態による農産物皮剥き装置21を構成する機枠7、第1〜第4の農産物ガイド31〜34、蓋体35、ダクト37などの部材は、それぞれステンレス鋼によって形成されている。
第1、第2の長穴38,39は、第1、第2の跳ね上げ用ドラム3A,3Bの軸線方向Aに隙間Dをおいて交互に並ぶように形成されている。また、第1、第2の長穴38,39は、それぞれ第1、第2の跳ね上げ用ドラム3A,3Bの回転方向Bに間隔Eで並ぶように形成されている。
前記第1の円板部41aには、図11に示すように、切り欠き42が形成されている。この切り欠き42は、第1の円板部41aを周方向に4等分する位置にそれぞれ形成されている。この切り欠き42には、ドラム2A〜2D,3A〜3Dの突起43が嵌合している。この突起43は、ドラム2A〜2D,3A〜3Dの一部が部分的に突出しているものである。
この実施の形態による農産物皮剥き装置21においては、ドラム2A〜2D,3A〜3Dやドラムに接続される部品は全てステンレス鋼によって形成されている。
この上流側フランジ41の軸心部には、図13に示すように、後述するソケット46が溶接されている。
これらの取付用リング47と下流側フランジ48とは、請求項2記載の発明でいう「第2の連結部材」を構成するものである。
前記取付用リング47は、図12に示すように、軸線方向から見て円環状の板からなり、ドラム2A〜2D,3A〜3Dの内周部に嵌合した状態で溶接されている。
この実施の形態による各ドラムは、図13に示すように、筒体10と、上流側フランジ41と、下流側フランジ48と、ソケット46と、第1の軸52または第2の軸53などの部材と一体的に組立てられた状態で機枠7に装填されている。すなわち、この実施の形態による農産物皮剥き装置21は、第1〜第8のドラム組立体61〜68(図7参照)を備えている。
前記ソケット46は、駆動力を伝達するためのものである。搬送方向の上流側に位置する4個の前記ドラム組立体61,63,65,67に設けられているソケット46は、図13に示すように、それぞれドラム駆動用モータ71の出力軸71aが接続される。ドラム駆動用モータ71は、図7に示すように、農産物皮剥き装置21の前後方向に4個並べて設けられており、前記4個のソケット46にそれぞれ接続されている。
この第1の軸52の先端部は、中空部を有する四角柱状に形成されている。この先端部は、搬送方向の下流側に位置する4個の前記ドラム組立体62,64,66,68に設けられているクッションゴム69の貫通穴70に着脱自在に嵌合する形状に形成されている。このため、搬送方向上流側のドラム回転体61,63,65,67の回転がクッションゴム69を介して搬送方向下流側のドラム組立体62,64,66,68に伝達される。
この第3の筒状部材84は、図17に示すように、機枠7の第2の支持部材28の上に載せられており、第2のホルダー85によって第2の支持部材28に固定されている。第2のホルダー85は、前記第1のホルダー78と同一のもので、取付用ブロック85aと、一対のアーム85b,85cとによって構成されている。
第1の農産物ガイド31と第3の農産物ガイド33の下流側端部は、図19および図20に示すように、前記第1、第2の支持用ブラケット80,81に着脱可能かつ装置前後方向へは移動ができない状態で支持されている。なお、第2の搬送路6B用の第1の農産物ガイド31と第3の農産物ガイド33の下流側端部は、図18(A)および図20に示すように、第2、第3の支持用ブラケット81,82に着脱可能かつ装置前後方向へは移動できないように支持されている。
第2の農産物ガイド32と第4の農産物ガイド34の上流側端部は、第1、第3の農産物ガイド31,33の下流側端部と同等の構造となるように形成されており、前記第1〜第3の支持用ブラケット80〜82に着脱可能かつ装置前後方向へは移動できないように支持されている。
蓋体
搬送装置92は、多数の可動隔壁93が第1、第2の搬送路6A,6Bに沿って移動する構成のものである。可動隔壁93は、搬送方向に延びるように設けられたチェーン94(図4参照)に取付けられており、チェーン94が回転することによって移動する。チェーン94は、蓋体35の装置前側と装置後側とにそれぞれ設けられており、蓋体35に取付けられたモータ95(図5参照)による駆動によって、農産物皮剥き装置21の前後方向を軸線方向として回転する。
農産物供給装置22は、図3および図4に示すように、農産物5が溜められる貯留槽101と、この貯留槽101から農産物5を取り出すコンベア102とを備えている。コンベア102は、いわゆる傾斜コンベアで、一対の側壁103,104の間を斜めに上昇する多数の支持板105を備えている。コンベア102の上端部には、農産物5を供給するためのシュート106が設けられている。このシュート106は、前記蓋体35の農産物入口35a(図5参照)に農産物5が入るように形成されている。
剥かれた皮の一部は、皮剥き用ドラム2A〜2Dの第1の穴8や、跳ね上げ用ドラム3A〜3Dの第2の穴9からドラムの中に入る。ドラムの中に入った皮を図10中に符号111で示す。
ドラム2A〜2D,3A〜3Dの中に入った皮は、ドラムの内面や筒体10に付着するものの、容易に剥がれることがないように固着してしまうことはない。このため、この実施の形態による農産物皮剥き装置21においては、運転停止後に蓋体35を開いて8個のドラム回転体61〜68を露出させ、この状態で各ドラムに外側から水を掛けるだけで、ドラム内の皮を簡単に洗い流すことができる。
したがって、この実施の形態においても、剥かれた皮がドラムの内面に固着したり堆積することがなく、清掃が容易な農産物皮剥き装置を提供することができる。
したがって、この実施の形態によれば、洗浄が容易になるように筒体10を備えているにもかかわらず、ドラムが摩耗したときの交換部品をドラムのみとすることができるから、洗浄が容易であるとともに維持費を低く抑えることが可能な農産物皮剥き装置を提供することができる。
また、皮剥き用ドラム2A〜2Dの第1の穴8の穴形状と、跳ね上げ用ドラム3A〜3Dの第2の穴9の穴形状は、上述した形状に限定されることはなく、適宜変更することができる。例えば、第1の穴8と第2の穴9の穴形状は、上述した形状の他に、長方形、菱形、円形、台形などの形状に形成することができるし、一つのドラムに複数種類の形状の穴を形成することもできる。
Claims (3)
- 農産物が水平方向に送られる谷状の搬送路を構成するように互いに平行に並ぶ状態で機枠に回転自在に支持された一対のドラムと、
前記両ドラムを回転させる駆動装置とを備え、
前記ドラムには、このドラムを径方向に貫通する多数の穴が形成され、
前記一対のドラムのうち少なくとも一方のドラムは、内部に筒体を有し、
前記筒体は、この筒体と前記ドラムとの間の筒状の空間と、この筒体の内側の空間とを隔絶するものであることを特徴とする農産物皮剥き装置。 - 請求項1記載の農産物皮剥き装置において、前記ドラムと前記筒体とにおける軸線方向の一端部どうしを連結する第1の連結部材と、
前記ドラムと前記筒体とにおける軸線方向の他端部どうしを連結する第2の連結部材とを備え、
前記ドラムと筒体とは、前記第1、第2の連結部材を介して前記機枠に回転自在かつ着脱可能に支持され、
前記第1、第2の連結部材のうち、少なくとも一方の連結部材には、この連結部材を前記軸線方向に貫通して前記筒状の空間とドラムの外とを連通する穴が形成されていることを特徴とする農産物皮剥き装置。 - 請求項2記載の農産物皮剥き装置において、前記ドラムは、前記第1、第2の連結部材に着脱可能に取付けられていることを特徴とする農産物皮剥き装置。
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JP2014230507A (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-11 | 株式会社徳尾商事 | 農産物皮剥き装置 |
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