JP2013028362A - 吐出器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容物を収容した容器本体2の口部3に装着される有頂筒状の装着キャップ4と、装着キャップ4に上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム21を有するポンプ5と、ステム21の上端部に固定されると共に内容物を吐出する噴霧孔49Bが形成された押下ヘッド7と、装着キャップ4に装着キャップ4の周方向に沿って延在する収容管状体8と、収容管状体8に出没自在に収容されたストラップ体9と、を備え、ストラップ体9の両端部が、収容管状体8から露出すると共に収容管状体8に沿ってスライド自在な操作片61に連結されており、操作片61のスライドに伴ってストラップ体9のうち両端部を除く部分が収容管状体8に対して出没する。
【選択図】図1
Description
この場合では、ストラップ体の一端部のみを収容管状体に対してスライドさせるため、吐出器の構成が簡略化される。
ここで、容器本体2、装着キャップ4、ステム21、継手部材6及び収容管状体8それぞれの中心軸は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸Oとし、中心軸Oに沿って押下ヘッド7側を上側、容器本体2側を下側と称し、中心軸Oに直交する方向を径方向、中心軸O回りの方向を周方向と称する。
周壁部12の内周面には、容器本体2の口部3に形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されている。また、周壁部12の上端部は、他の部分よりも径方向内方に陥没しており、収容管状体8が取り付けられる取付段部15となっている。この取付段部15の下端部の外周面には、径方向内方に向けて陥没する係合溝部15A(図2参照)が全周にわたって形成されており、取付段部15の上端部は、径方向内方に向けてさらに陥没している。
なお、装着キャップ4には、オーバーキャップ16が被着されている。
ステム21の上部は、シリンダ22の上端から上方に突出し、かつ装着キャップ4の案内筒部13内に配設されている。また、ステム21の上端部は、案内筒部13の上端から上方に突出している。さらに、ステム21の上端部には、径方向外方に突設されており、継手部材6の内周面に摺接する摺接部23が設けられている。
連通筒部42は、継手部材6の上筒部33よりも径方向内方に配設されており、連通筒部42の内側には、継手部材6の内筒部34が嵌合されている。この連通筒部42の内部は、継手部材6を介してステム21内と連通しており、容器本体2内の内容物が流通する。
外壁部45は、上部が押下ヘッド7の頂壁部41によって形成されており、押下ヘッド7と一体に形成されている。また、外壁部45の基端部(連通筒部42側の端部)は、連通筒部42の内部に向けて開口しており、外壁部45の先端部(押下ヘッド7の径方向外方側の端部)は、ヘッド筒部43の外部に向けて開口している。
噴霧キャップ47は、芯部46と同軸上に配設されており、芯部46の外周面に設けられた円筒状のキャップ筒部48と、キャップ筒部48の先端部(押下ヘッド7の径方向外方側の端部)に設けられた端壁部49と、を有する。
キャップ筒部48は、外壁部45の内周面に嵌合されており、端壁部49は、芯部46の先端面に当接している。端壁部49のうち芯部46の先端面に当接する面には、芯部46の凹溝46Aに連通するスピン流路49Aが形成されている。また、端壁部49の中央部分には、スピン流路49Aに連通する噴霧孔49Bが形成されている。
環状底部51は、装着キャップ4の周壁部12における取付段部15上に載置されている。また、環状底部51の内周縁には、図4に示すように、径方向外方に向けて陥没する複数(本実施形態では4つ)の取付凹部51Aが周方向で間隔をあけて形成されている。さらに、環状底部51の外周縁は、図1及び図2に示すように、収容溝部8A内に収容されているストラップ体9が容易に収容溝部8Aから離脱することを防止するために、全周にわたって上方に向けて突出している。
環状頂部53の内縁部は、連結筒部54よりも径方向内方に向けて突出しており、周壁部12における取付段部15の上端と係合している。また、環状頂部53の外周縁は、図1及び図2に示すように、収容溝部8A内に収容されているストラップ体9が容易に収容溝部8Aから離脱することを防止するために、全周にわたって下方に向けて突出している。
連結筒部54の外周面には、径方向内方に向けて陥没すると共に、後述する操作片61の被着筒部62の周方向のスライド移動を案内する一対のスライド溝部54Aが形成されている。スライド溝部54Aは、係止部55の周方向端部を起点として図3(a)における時計回り及び反時計回り双方において周方向で約90°ずらした位置まで延在しており、収容溝部8Aと連通している。
操作片61は、図2及び図3に示すように、ストラップ体9の端部に被着、固定される円筒状の被着筒部62と、収容溝部8Aに沿って周方向にスライドするスライド部63と、収容溝部8Aを介して被着筒部62とスライド部63とを連結する連結部64と、を有する。一方の操作片61は、収容溝部8Aの周方向の一端部に位置しており、他方の操作片61は、収容溝部8Aの周方向の他端部に位置している。
被着筒部62は、スライド溝部54Aに沿って周方向で案内され、スライド溝部54Aの周方向端部において周方向の移動が規制される。
このようにして、内容物を適宜噴霧した後、オーバーキャップ16を再度被着する。
なお、ストラップ体9を繰り出してからオーバーキャップ16を取り外しているが、オーバーキャップ16を取り外してからストラップ体9を繰り出してもよく、ストラップ体9を収容してからオーバーキャップ16を被着させてもよい。
例えば、吐出器は、内容物を噴霧する構成となっているが、内容物を霧状とせずに吐出させる構成や内容物を泡状に吐出する構成など、内容物を外部に吐出できれば、他の構成であってもよい。
吐出器本体は、吐出ポンプの構成となっているが、いわゆるエアゾール機構など、他の構造であってもよい。
収容溝部は、径方向外方に向けて開口しているが、収容管状体の外部に向けて開口していればよく、上方や下方に向けて開口していてもよい。
収容管状体は、環状底部と環状壁部とを連結した構成となっているが、環状底部と環状壁部とを一体成形してもよい。また、収容管状体を装着キャップと別体としているが、収容管状体と装着キャップとを一体としてもよく、例えば環状底部のみを装着キャップと一体としてもよい。同様に、ストラップ体の両端部の少なくとも一方に操作片を被着、固定しているが、ストラップ体と操作片とを一体成形してもよい。
収容管状体には係止部が形成されており、これにより平面視でC字状の収容溝部が形成されているが、係止部を形成せずに、収容管状体の全周にわたって収容溝部を形成してもよい。
ストラップ体は、紐状に限らず、帯状など、他の形状をなしてもよい。また、ストラップ体は、少なくとも一部が収容管状体内に収容されればよい。この場合、ストラップ体のうち収容管状体内に収容されない部分は、収容管状体に近接または当接していることが好ましい。
ストラップ体及び操作片の配設位置は、上述した実施形態に限らず、他の部分であってもよく、ストラップ体を複数配設してもよい。
オーバーキャップは、収容管状体を露出させるように装着キャップに被着されているが、収容管状体を覆うように装着キャップに被着されてもよい。これにより、操作片が外部に露出しないため、操作片を誤動作させることを防止できる。
Claims (2)
- 内容物を収容した容器本体の口部に装着される有頂筒状の装着キャップと、
前記装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有する吐出器本体と、
前記ステムの上端部に固定されると共に内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、
前記装着キャップに該装着キャップの周方向に沿って延在する収容管状体と、
前記収容管状体に出没自在に収容されたストラップ体と、を備え、
前記ストラップ体の両端部のうち少なくとも一方が、前記収容管状体から露出すると共に前記収容管状体に沿ってスライド自在な操作片に連結されており、前記操作片のスライドに伴って前記ストラップ体のうち両端部を除く少なくとも一部が前記収容管状体に対して出没することを特徴とする吐出器。 - 前記ストラップ体の一端部が前記操作片に連結され、他端部が前記収容管状体に対して固定されていることを特徴とする請求項1に記載の吐出器。
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