JP2013024975A - 画像形成装置および光沢付与方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることのできる画像形成装置および光沢付与方法を提供する。
【解決手段】画像形成装置としてのMFPは、記録紙上に固定された画像を形成する定着部と、定着部で形成した画像に対して熱を加えることにより、定着部で形成した画像の光沢度を変化させるサーマルヘッド91と、サーマルヘッド91に対して記録紙を相対的に移動させる加圧ローラ92とを備える。サーマルヘッド91は、加圧ローラ92による記録紙の移動方向(矢印A3で示す方向)と交差する方向に並んだ複数の発熱体を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は画像形成装置および光沢付与方法に関し、より特定的には、光沢付与手段を備えた画像形成装置および光沢付与方法に関する。
電子写真法にて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置には、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、およびサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなどがある。
電子写真法を用いた一般的な画像形成プロセスでは、以下の方法で記録紙にカラー(多色)画像が形成される。静電記録法を用いて像担持体表面にトナー像が形成され、このトナー像が中間転写体に転写され、転写部まで搬送される。そして中間転写体上のトナー像が、用紙搬送部によって給紙トレイから搬送されてきた用紙に対して、転写部によって静電的に転写される。続いて用紙が定着部へと搬送される。定着部においては、定着ローラまたは加熱ローラと、加圧ローラとによって用紙を加熱および加圧することにより、用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、用紙搬送部によって排紙トレイへ排紙される。
近年、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の有色トナー用の現像装置の他に、透明トナー(クリアトナー)用の現像装置を備えた画像形成装置が増えている。透明トナー用の現像装置を備えた画像形成装置によれば、ベタ画像上に透明トナーにより光沢差のある画像を付加するテクスチャプリントや、用紙上に透明トナーで文字を描く透かし絵プリントなどが可能である。また、透明トナーは、通常各色のトナー層のうち最下層となるように中間転写体に転写されるので、凹凸のある用紙の平滑性を透明トナーで改善することができ、凹凸のある用紙に対する画像の転写性を向上することができる。
透明トナー用の現像装置を備えた画像形成装置は、たとえば下記特許文献1〜4に開示されている。下記特許文献1には、有色画像形成装置と、有色画像形成装置の後段に接続されたクリアコート画像形成装置とを備えた画像形成システムが開示されている。この画像形成システムでは、有色画像形成装置にて有色トナー像を用紙に定着した後で、クリアコート画像形成装置にてクリアコート画像が用紙に形成される。
下記特許文献2には、YMCK各色の画像形成ユニットと特殊色用の画像形成ユニットとを、中間転写ベルトに沿って配置した画像形成装置が開示されている。
下記特許文献3には、加熱ローラと、加熱ローラにより回動可能に支持された無担ベルト上の透明トナー担持体と、加熱ローラに透明トナー担持体を介して圧接する加圧ローラとを備えたカラー画像形成装置が開示されている。加熱ローラおよび加圧ローラによってカラートナー画像が基材上に加熱溶融されるのと同時に、透明トナー担持体によって透明トナー像がカラートナー画像の表面に加熱溶融されて融着される。
下記特許文献4には、YMCK各色の現像装置と、透明トナー現像装置とを、感光体ドラムの外周に沿って配置した画像生成装置が開示されている。
また下記特許文献5〜7には、定着器としてサーマルヘッドを用いる技術が開示されている。さらに下記特許文献8および9には、用紙への光沢付与方法に関する技術が開示されている。
特開2007−322818号公報 特開2006−267706号公報 特開2002−341619号公報 特開平06−262821号公報 特開2007−240550号公報 特開2007−147995号公報 特開2005−266727号公報 特開2008−197687号公報 特開2005−283653号公報
従来の画像形成装置においては、テクスチャプリントや透かし絵プリントを実現するために、上述のように、YMCKの有色トナー用の他に透明トナー用の現像装置が必要であった。透明トナー用の現像装置を画像形成装置に搭載した場合、透明トナー用の現像装置やトナーボトルを収容するスペースが画像形成装置内に必要となり、画像形成装置の大型化やコストの増加を招いていた。
また、テクスチャプリントや透かし絵プリントを行う場合には、透明トナーを用紙上に完全に転写することができない場合があり、これが画像のムラの発生要因となっていた。
上述の問題は、電子写真法を用いた画像形成装置のみならず、画像形成装置全般で起こり得るものであった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その一の目的は、小型化を図ることのできる画像形成装置および光沢付与方法を提供することである。
また本発明の他の目的は、画像の品質を向上することのできる画像形成装置および光沢付与方法を提供することである。
本発明の一の局面に従う画像形成装置は、用紙上に固定された画像を形成する固定画像形成手段と、固定画像形成手段にて形成した画像に対して熱を加えることにより、固定画像形成手段にて形成した画像の光沢度を変化させる光沢付与手段と、光沢付与手段に対して用紙を相対的に移動させる用紙移動手段とを備え、光沢付与手段は、用紙移動手段による用紙の移動方向と交差する方向に並んだ複数の発熱体を含む。
上記画像形成装置において好ましくは、複数の発熱体を選択的に加熱する選択加熱手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、用紙移動手段は、複数の発熱体と対向して配置され、かつ複数の発熱体とともに用紙を挟み込むローラを含む。
上記画像形成装置において好ましくは、固定画像形成手段は、用紙上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、トナー像形成手段にて形成したトナー像を用紙上に定着する定着手段とを含む。
上記画像形成装置において好ましくは、定着手段は、用紙上に形成されたトナー像に対して熱および圧力を加える用紙の移動方向と垂直な方向に延在する1対の回転体を含む熱印加部を含み、複数の発熱体はサーマルヘッドである。
上記画像形成装置において好ましくは、光沢付与手段は用紙にトナー像を形成しない。
本発明の他の局面に従う光沢付与方法は、光沢付与装置を用いて非感熱紙よりなる用紙に対して熱を加えることにより、用紙の光沢度を変化させる光沢付与ステップと、光沢付与装置に対して用紙を相対的に移動させる用紙移動ステップとを備え、光沢付与装置は、用紙移動ステップにおける用紙の移動方向と交差する方向に並んだ複数の発熱体を含む。
上記光沢付与方法において好ましくは、用紙上に画像を形成する画像形成ステップをさらに備え、光沢付与ステップにおいて、画像形成ステップにて形成した画像に対して熱を加えることにより、画像の光沢度を変化させる。
上記光沢付与方法において好ましくは、光沢付与ステップにおいて、用紙の白地部分に対して熱を加えることにより、白地部分の光沢度を変化させる。
本発明によれば、小型化を図ることのできる画像形成装置および光沢付与方法を提供することができる。また本発明によれば、画像の品質を向上することのできる画像形成装置および光沢付与方法を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成を模式的に示す断面図である。 図1のMFP1の構成を示すブロック図である。 光沢付与装置90の概略的な構成を示す図である。 光沢付与装置90の詳細な構成を示す断面図である。 光沢付与装置90における配線44aおよび44bならびに発熱抵抗体51の構成を示す斜視図である。 サーマルヘッド91における発熱抵抗体51の形成位置の種類を模式的に示す図である。 透明トナー用の現像装置を用いて、テクスチャプリントや透かし絵プリントを行う場合の画像形成装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態のMFP1において、光沢付与装置90による光沢付与処理が行われなかった場合(通常定着)の記録紙Pと、光沢付与処理が行われた場合(サーマルヘッド定着)の記録紙Pとの各々の表面粗さを比較した図である。 本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の第1の変形例の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の第2の変形例の構成を模式的に示す断面図である。 図10における光沢付与装置90の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の第3の変形例の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の第4の変形例の構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態における画像形成装置は、たとえば電子写真方式や静電記録方式などによって画像形成を行うものであり、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、およびサーバ機能を備えたMFPや、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなどであってもよい。画像形成装置は、インクジェット方式や昇華型のプリンタなど、電子写真方式以外の方式の画像形成装置であってもよい。
[第1の実施の形態]
始めに、本実施の形態における画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成を模式的に示す断面図である。
図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置としてのMFP1は、用紙の両面への画像形成が可能な両面画像形成装置であり、画像形成部100と、画像形成部100の上部に設置された画像読取部200とから構成される。画像形成部100は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるものであり、4組のイメージングユニット10Y、10M、10C、および10Kと、ベルト状の中間転写体6と、一次転写部(一次転写ローラ)7Y、7M、7C、および7Kと、二次転写部(二次転写ローラ)7Aと、定着装置8と、給紙搬送部20とを含んでいる。イメージングユニット10Y、10M、10C、および10K、ベルト状の中間転写体6、一次転写部7Y、7M、7C、および7K、ならびに二次転写部7Aは、記録紙P(用紙)上にトナー像を形成するトナー像形成部を構成している。
イメージングユニット10Y、10M、10C、および10Kの各々における現像装置4Y、4M、4C、および4Kの各々は、YMCKの各色の小粒径トナーと、キャリアとからなる二成分現像剤を内包する。各色のトナーのガラス転移温度は約60℃であり、融点は約100℃である。
イメージングユニット10Y、10M、10C、および10Kのうち、ここではYのトナーによる画像を形成するイメージングユニット10Yを例にとって説明する。イメージングユニット10Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、帯電器2Yと、露光部3Yと、現像装置4Yと、クリーニング装置5Yとを含んでいる。感光体ドラム1Yは、一次転写部7Yと対向する位置に配置されている。感光体ドラム1Yの周囲には、帯電器2Y、露光部3Y、現像装置4Y、およびクリーニング装置5Yが配置されている。
感光体ドラム1Yは図1中矢印A1で示す方向に回転する。帯電器2Yは感光体ドラム1Y上に電荷を供給し、感光体ドラム1Yの表面を一様に帯電させる。露光部3Yは、画像形成の指示を受けた画像データに基づいて、一様に帯電した感光体ドラム1Y上にレーザ光を走査する。これにより、感光体ドラム1Y上に静電潜像が形成される。現像装置4Yは、感光体ドラム1Y上にトナーを供給する。これにより、感光体ドラム1Y上の静電潜像が現像され、感光体ドラム1Y上にトナー像が形成される。感光体ドラム1Y上の残存トナーはクリーリング装置5Yによって除去され、廃トナー収容部に回収される。
イメージングユニット10Yと同様に、Mのトナーによる画像を形成するイメージングユニット10Mは、感光体ドラム1Mと、帯電器2Mと、露光部3Mと、現像装置4Mと、クリーニング装置5Mとを含んでいる。Cのトナーによる画像を形成するイメージングユニット10Cは、感光体ドラム1Cと、帯電器2Cと、露光部3Cと、現像装置4Cと、クリーニング装置5Cとを含んでいる。Kのトナーによる画像を形成するイメージングユニット10Kは、感光体ドラム1Kと、帯電器2Kと、露光部3Kと、現像装置4Kと、クリーニング装置5Kとを含んでいる。帯電器2Yと露光部3Y、帯電器2Mと露光部3M、帯電器2Cと露光部3C、および帯電器2Kと露光部3Kは、潜像形成部を構成する。
中間転写体6は、複数のローラに巻回され、回転可能に支持されている。イメージングユニット10Y、10M、10C、および10Kより形成された各色の画像は、矢印A2で示す方向に回転する中間転写体6上に、一次転写部7Y、7M、7C、7Kの各々により逐次転写される(一次転写)。これにより、中間転写体6上には合成されたカラー画像が形成される。
給紙搬送部20の給紙カセット21内に収容された非感熱紙である記録紙Pは、給紙ローラ22により給紙され、給紙ローラ23、24、25、26、およびレジストローラ27などを経て、二次転写部7A(トナー像形成手段の一例)に搬送される。そして二次転写部7Aによって、中間転写体6上のカラー画像が記録紙P上に転写される(二次転写)。これにより記録紙P上にトナー像が形成される。二次転写部7Aにより記録紙Pにカラー画像を転写し、記録紙Pを曲率分離した後の中間転写体6は、クリーニング装置5Aにより転写残トナーが除去される。
カラー画像が転写された記録紙Pは、定着装置8に搬送される。定着装置8は、定着部80と、光沢付与装置90とを含んでいる。定着部80は、二次転写ローラ7Aにて転写(形成)されたトナー像を記録紙P上に定着(固定)する。定着部80は、加圧ローラ81と、加熱ローラ82と、定着ベルト83と、定着ローラ84とを含んでいる。加熱ローラ82には加熱ヒータ(図示無し)が内蔵されている。定着ローラ84は、加圧ローラ81と加熱ローラ82との間に設けられており、定着ベルト83は加熱ローラ82および定着ローラ84に巻き掛けられている。加圧ローラ81は、モータ(図示無し)によって回転駆動され、定着ローラ84に巻き掛けられた定着ベルト83の部分と接触してニップ部を形成している。
定着装置8にてトナー像が定着された記録紙Pは、排紙ローラ28により排出されて、機外の排紙トレイ29上に載置される。
定着処理された記録紙Pを反転排紙する場合には、定着装置8と排紙ローラ28との間に配置された分岐板28Aを下方に向かって記録紙Pは通過し、第1搬送路R1に搬送される。第1搬送路R1に搬送された記録紙Pは、上方に向かって逆転搬送されて分岐板28Aを経由して第2搬送路R2を通過し、排紙ローラ28により装置外に排出される。
記録紙Pの両面に複写する場合には、記録紙Pの第1面に形成された画像が定着処理された後、記録紙Pは分岐板28A、第1搬送路R1、および分岐板28Bを経由して下方に向かって搬送され、第4搬送路R4に導入される。第4搬送路R4に導入された記録紙Pは、上方に向かって逆転搬送され、分岐板28Bを経由して右方の第3搬送路R3に搬送された後、上方に迂回し給紙ローラ26により搬送される。記録紙Pは、二次転写部7Aによって第2面に各色の画像が転写され、定着装置8により定着処理され、排紙ローラ28によって装置外に排出される。
画像読取部200は、自動原稿送り装置201と、原稿画像走査露光装置202とを含んでいる。自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された原稿dは、自動原稿送り装置201の搬送部により搬送される。搬送部により搬送された原稿dは、原稿画像走査露光装置202の光学系によりその片面または両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。コピージョブを実行する場合、ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、および画像圧縮処理などが行われた後、露光部3Y、3M、3C、および3Kの各々に入力される。
なお、上述においてはMFP1がカラー画像の画像形成装置である場合について説明したが、MFP1はモノクロ画像の画像形成装置であってもよい。
光沢付与装置90は、たとえば定着装置8内に設置されており、記録紙Pの搬送方向における定着部80の下流側(後方)に配置されている。光沢付与装置90は、たとえば操作パネル139を通じてテクスチャプリントや透かし絵プリントが設定された場合に、テクスチャプリントや透かし絵プリントの処理を実行し、記録紙P上に固定された画像および記録紙Pの白地部分の光沢度を変化させる。以降、この処理を光沢付与処理と呼ぶことがある。
光沢付与装置90の設置位置は、定着部80の下流側であればよい。MFP1が両面複写に対応しているか否かにより、両面通紙経路の前後のいずれの位置に設置されるかが決められてもよい。
図2は、図1のMFP1の構成を示すブロック図である。
図2を参照して、MFP1は、CPU(中央演算処理装置)111と、画像読取部200と、画像処理部123と、画像形成部100と、画像出力部127と、ファクシミリ制御部129と、ネットワーク接続部131と、ROM(Read Only Memory)133と、RAM(Random Access Memory)135と、HDD(Hard Disk Drive)137と、操作パネル139と、後処理部141と、光沢付与装置90とを備えている。
画像読取部200は原稿の画像を読み取る。画像処理部123は画像データに対して処理を行なう。画像形成部100は画像処理部123にて処理された画像データに基づいて用紙などに画像を形成する。画像出力部127は画像データなどの出力処理を制御する。ファクシミリ制御部129は通信回線を通して画像データを送信する。ネットワーク接続部131はMFP1と外部機器との接続を制御する。ROM133は、MFP1の制御プログラムなどを保存する。RAM135は、画像読取部200にて読み取った画像データなどのデータを一時的に記憶する。HDD137は、各種データを保存し、データの書き換えが可能である。操作パネル139は、ユーザーからMFP1の操作を受け付けたり、ユーザーへの各種情報の表示を行ったりする。操作パネル139は、テクスチャプリントや透かし絵プリントの設定を受け付ける。後処理部141は読み取った原稿および/または画像形成した用紙に対して後処理を施す。
CPU111を中心に、各モジュールが通信および制御信号に基づいて制御される。CPU111は、画像読取部200、画像処理部123、画像形成部100、画像出力部127、ファクシミリ制御部129、ネットワーク接続部131、ROM133、RAM135、HDD137、操作パネル139、後処理部141、および光沢付与装置90の各々と、通信または信号の送受信を実施することで、MFP1全体を制御する。
図3は、光沢付与装置90の概略的な構成を示す図である。
図3を参照して、光沢付与装置90は、サーマルヘッド91(光沢付与手段の一例)と、加圧ローラ92(用紙移動手段の一例、対向ローラ)とを含んでいる。サーマルヘッド91は、記録紙P上に固定された画像および記録紙Pの白地部分に対して熱を加えることにより、記録紙P上に固定された画像および記録紙Pの白地部分の光沢度を変化させる。加圧ローラ92は、サーマルヘッド91と対向して配置されている。加圧ローラ92は、サーマルヘッド91とともに記録紙Pを挟み込むことにより、矢印A3で示す方向に記録紙Pをサーマルヘッド91に対して相対的に移動させる。
加圧ローラ92を用いることで、記録紙Pに対して大きな圧力を加えることができ、光沢付与効果を向上することができる。サーマルヘッド91と加圧ローラ92との間隔を調節可能であってもよい。これにより、記録紙Pに対して加える圧力を調節することができ、
光沢付与効果を制御することができる。なお、サーマルヘッド91に対して記録紙Pを相対的に移動させる手段としては、加圧ローラ92以外のものであってもよい。
サーマルヘッド91は、定着部80通過後の記録紙Pがサーマルヘッド91と加圧ローラ92との間を通過する際、記録紙Pに対して熱を加える。サーマルヘッド91表面の温度は、トナーの融点以上であることが好ましい。
光沢付与装置90が光沢度を変化させるメカニズムは次の通りである。電子写真方式の現像、転写、および定着の各工程により記録紙P上には画像が固定(形成)される。記録紙Pの画像(固定されたトナー像)は、サーマルヘッド91で構成される光沢付与装置90を通過する際、サーマルヘッド91の熱と加圧ローラ92からの圧力とにより局所的に再び溶融される。このとき、定着時に生じた表面粗さ(再溶融していない部分の表面粗さ)と、再溶融した部分の表面粗さとの差異が、光沢度の違いとなって現れる。また、トナー像の形成されていない白地部分や、電子写真方式以外の方式で形成された固定画像や、白紙などにおいても、上述と同様の作用が発生する。すなわち、これらの部分においても、サーマルヘッドの熱(好ましくは熱および圧力)が局所的に加えられると、用紙の表面粗さに差異が発生し、この差異が光沢度の違いとなって現れる。その結果、光沢付与装置90は、ベタ画像上に透明トナーにより光沢差のある画像を付加するテクスチャプリントや、用紙上に透明トナーで文字を描く透かし絵プリントなどを行うことが可能となる。
光沢度は、たとえばJIS(Japanese Industrial Standards)に規定される75度鏡面光沢度の測定方法(JIS P 8142)を用いて測定可能である。
サーマルヘッド91が図3の構成のように記録紙Pの画像面に対して直接接触する場合において、サーマルヘッド91の保護膜45(図4)の表面粗さが、定着後の画像の表面粗さよりも大きいときは、サーマルヘッド91および加圧ローラ92によって熱および圧力が加えられる領域は、表面粗さが大きくなり、光沢度が下がる。一方、サーマルヘッド91の保護膜45の表面粗さが、定着後の画像の表面粗さよりも小さいときは、サーマルヘッド91および加圧ローラ92によって熱および圧力が加えられる領域は、表面粗さが小さくなり、光沢度が上がる。つまり光沢付与装置90によって光沢度がどのように変化するかは、サーマルヘッド91における記録紙Pとの接触部分の表面粗さと、定着後の画像の表面粗さとの関係に依存する。
図4は、光沢付与装置90の詳細な構成を示す断面図である。図5は、光沢付与装置90における配線44aおよび44bならびに発熱抵抗体51の構成を示す斜視図である。なお図4および図5では、説明の便宜のため、光沢付与装置90を図3とは上下逆の状態で示しており、図5では保護膜45の図示を省略している。
図4よび図5を参照して、サーマルヘッド91は、発熱抵抗体51と、放熱板41と、両面テープ42と、セラミック基板43と、配線44aおよび44bと、保護膜45と、コモン電極補強部46と、ドライバIC47と、IC保護樹脂層48と、コネクタ49と、回路基板50と、発熱抵抗体51と、グレーズ層52とを含んでいる。
セラミック基板43の下面には、発熱抵抗体51の熱を放熱するための放熱板41が両面テープ42にて貼り付けられている。セラミック基板43の上面の一部には、紙面に垂直方向に延在するグレーズ層52が形成されている。
グレーズ層52を覆うように、複数の発熱抵抗体51ならびに配線44aおよび44bがこの順序で積層されて形成されている。複数の発熱抵抗体51ならびに配線44aおよび44bの各々は、矢印A3で示す記録紙Pの搬送方向(記録紙Pの移動方向)に沿って延在しており、記録紙Pの搬送方向に対してたとえば垂直な方向(軸方向、矢印A4で示す方向)に並んでいる。なお、複数の発熱抵抗体51ならびに配線44aおよび44bの各々は、記録紙Pの搬送方向と交差する方向に並んでいればよい。配線44aおよび44bは、グレーズ層52上において途切れており、発熱抵抗体51によって互いに電気的に接続されている。つまり、配線44aおよび44bならびに発熱抵抗体51が一組の回路となり、配線44aおよび44bならびに発熱抵抗体51で構成された線状の回路CTが矢印A4で示す方向に複数本並んでいる。
配線44bの各々におけるグレーズ層52上にある端部とは反対側(図4中左側)の端部は、ドライバIC47(選択的加熱手段の一例)と電気的に接続されている。ドライバIC47は、回路基板50と電気的に接続されている。ドライバIC47は、配線44aおよび44bならびに発熱抵抗体51で構成される複数の回路CTに対して選択的に電流を流すことにより、各回路CTの発熱抵抗体51を選択的に加熱する。ドライバIC47は、各回路CTの発熱抵抗体51の温度や加熱エネルギを、時々刻々フィードバックしながら、各発熱抵抗体51の加熱制御を行う。その結果、記録紙Pにおける画像上または白地部分上に、光沢差のある任意の文字や絵を描くことができる。
回路基板50の下面にはコネクタ49が設けられている。配線44aの各々におけるグレーズ層52上にある端部とは反対側(図4中右側)の端部は、コモン電極補強部46と電気的に接続されている。
配線44aと配線44bの一部とを覆うように保護膜45が形成されている。配線44bのそのほかの部分と、ドライバIC47とを覆うように、セラミック基板43および配線44bの上にはIC保護樹脂層48が形成されている。
なお、定着部80において、記録紙P上に形成されたトナー像に対して熱および圧力を加える1対の回転体である加圧ローラ81および定着ベルト83(熱印加部の一例)の各々は、記録紙Pの搬送方向(移動方向)に対して垂直な方向(矢印A4で示す方向)に沿って延在している。
図6は、サーマルヘッド91における発熱抵抗体51の形成位置の種類を模式的に示す図である。
図6を参照して、発熱抵抗体51はサーマルヘッド91におけるどの位置に形成されていてもよい。たとえば、(a)に示すサーマルヘッド91では、発熱抵抗体51はセラミック基板43の上面と端面との間のコーナー部に形成されている。このサーマルヘッド91はコーナー型と呼ばれる。(b)に示すサーマルヘッド91では、発熱抵抗体51はセラミック基板43の上面における端面付近に形成されている。このサーマルヘッド91はニアエッジ型と呼ばれる。(c)に示すサーマルヘッド91では、発熱抵抗体51はセラミック基板43の端面に形成されている。このサーマルヘッド91は端面型と呼ばれる。さらに(d)に示すサーマルヘッド91では、発熱抵抗体51はセラミック基板43の上面に形成されている。このサーマルヘッド91は平面型と呼ばれる。
続いて、本実施の形態において得られる効果について説明する。
本実施の形態においては、電子写真方式の現像、転写、および定着の行程を経て画像が形成される定着部80の後方に光沢付与装置90が設けられ、記録紙P上に形成された画像または記録紙Pの白地部分に対して光沢付与装置90が熱を加えることにより、記録紙Pに形成された画像または記録紙Pの白地部分の光沢度を変化させる。これにより、記録紙P上に透明トナー像を形成せずに記録紙Pに光沢を付与することができ、テクスチャプリントや透かし絵プリントなどが可能となる。その結果、透明トナー像を形成するイメージングユニットが不要となり、装置の大型化を防ぐことができる。また本実施の形態によれば、画像の品質を向上することができる。
図7は、透明トナー用の現像装置を用いて、テクスチャプリントや透かし絵プリントを行う場合の画像形成装置の一部の構成を模式的に示す図である。
図7(a)を参照して、画像形成装置が透明トナー用の現像装置を備える場合、透明トナー用の現像装置1004TPは、YMCKの各色の現像装置1004Y、1004M、1004C、および1004Kとともに、矢印A2で示す中間転写体1006の回転方向に沿って配置される。その結果、現像装置1004TPおよび透明トナー用のトナーボトルを収容するスペースが画像形成装置内にさらに必要となり、画像形成装置の大型化を招く。また、透明トナーを消費するため、コストの増加を招く。一方、本実施の形態によれば、透明トナー像を形成するイメージングユニットが不要となり、装置の大型化を防ぐことができる。
また、画像形成装置が透明トナー用の現像装置1004TPを備える場合、透明トナー用の現像装置1004TPは、5つの現像装置のうち中間転写体1006の回転方向の最上流側に配置される。中間転写体1006上には、下層から上層に向かってTP(透明)、Y、M、C、およびKの順番でトナー像が重ね合わされる。
仮に、画像形成装置が赤色のベタ画像上にテクスチャプリントを行う場合には、(b)に示すように、中間転写体1006上には、下層(図7中下側)から上層(図7中上側)に向かってTP、Y、およびMの順番でトナー像が重ね合わされる。また、中間転写体1006上に重ね合わされたトナー像には、透明トナーが形成された領域RG1と透明トナーが形成されなかった領域RG2とが存在する。中間転写体1006上のトナー像は、中間転写体1006と二次転写部1007Aとの間に印加される電界によって用紙に転写される。一枚の記録紙P内における電界強度は通常一定であるので、三層のトナー像(TP、Y、およびMのトナー像)が積層されている領域RG1の方が、二層のトナー像(YおよびMのトナー像)が積層されている領域RG2よりも、トナーは中間転写体1006上から記録紙Pへ移動し難い。その結果、特に領域RG2と隣接する領域RG1の部分PTにおいて、トナーが記録紙Pに転写されにくくなり、記録紙P上には画像ムラが発生し易くなる。一方、本実施の形態によれば、記録紙Pにトナー像を形成せずにテクスチャプリントなどを行うことができるので、画像ムラが発生せず、画像の品質を向上することができる。
また、サーマルヘッドは熱容量が小さく、温度の上昇および下降が速い。このため、光沢付与装置としてサーマルヘッドを用いた場合には、サーマルヘッドの各発熱抵抗体51のスイッチのオンオフを制御することにより、任意の文字や図などを描くことが可能であり、テクスチャプリントを容易に実行可能となる。すなわち、サーマルヘッドは、軸方向(図5中矢印A4で示す方向)に沿って複数の発熱抵抗体51を有しているため、複数の発熱抵抗体51により軸方向画像の解像度を確保することができ、各発熱抵抗体51のスイッチのオンオフを制御することにより、回転方向の画像の解像度を確保することができる。またサーマルヘッドは、透明トナー像を形成するイメージングユニットに比べて小型であり、かつコストも安い。このため、光沢付与装置としてサーマルヘッドを用いることで、一層の小型化およびコスト削減を図ることができる。
図8は、本発明の第1の実施の形態のMFP1において、光沢付与装置90による光沢付与処理が行われなかった場合(通常定着)の記録紙Pと、光沢付与処理が行われた場合(サーマルヘッド定着)の記録紙Pとの各々の表面粗さを比較した図である。
図8を参照して、最大高さ(Ry)は、基準長さ毎の最低谷底から最大山頂までの高さを算出した値である。十点平均粗さ(Rz)は、基準長さ毎の山頂の高い方から5点、および谷底の低い方から5点を選び、その平均高さを算出した値である。光沢付与装置90による光沢付与処理が行われた場合の最大高さおよび十点平均粗さはいずれも、光沢付与処理が行われなかった場合の最大高さおよび十点平均粗さよりも小さくなっている。このことから、本実施の形態では、光沢付与処理により記録紙Pの表面粗さが変化した結果、記録紙Pの光沢度が変化するものと推測される。
[第2の実施の形態]
本実施の形態においては、画像形成装置または光沢付与装置の構造の変形例について説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の第1の変形例の構成を模式的に示す断面図である。
図9を参照して、第1の変形例における画像形成装置としてのMFP1は、光沢付与装置90が定着装置8とは別体で形成され、かつMFP1に対して外付けされている点において、第1の実施の形態におけるMFPとは異なる。光沢付与装置90は、排紙ローラ28の下流側の排出口30に取り付けられている。テクスチャプリントや透かし絵プリントが設定された場合、画像が定着された後の記録紙Pは、排紙ローラ28を通過した後で、光沢付与装置90によって光沢付与処理が行われ、その後排出口30を通じて排紙トレイ29へ排出される。
光沢付与装置90の構成は、従来のものに比べて小型で簡単であるため、画像形成装置内部の領域だけでなく、オフィス領域に存在するフィニッシャーなどにも光沢付与装置90を取り付けることが可能である。その結果、画像形成装置の容積の増加を抑えたいというオフィスでのニーズに応えることができる。
図10は、本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の第2の変形例の構成を模式的に示す断面図である。図11は、図10における光沢付与装置90の構成を模式的に示す断面図である。
図10および図11を参照して、第2の変形例における画像形成装置としてのMFP1は、光沢付与装置90の構成において、第1の実施の形態におけるMFPとは異なる。光沢付与装置90は、サーマルヘッド91と、加圧ローラ92と、ベルト93と、ローラ94、95、および96とを含んでいる。ベルト93は、サーマルヘッド91、ならびにローラ94、95、および96に巻き掛けられている。加圧ローラ92は、モータ(図示無し)によって回転駆動され、サーマルヘッド91に巻き掛けられたベルト93の部分と接触してニップ部を形成している。第2の変形例の場合、光沢付与装置90によって光沢度がどのように変化するかは、ベルト93における記録紙Pとの接触部分の表面粗さと、定着後の画像の表面粗さとの関係に依存する。
図12は、本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の第3の変形例の構成を模式的に示す断面図である。
図12を参照して、第3の変形例における画像形成装置としてのMFP1は、光沢付与装置90が定着装置8とは別体で形成され、かつMFP1に対して外付けされている点において、第3の実施の形態におけるMFPとは異なる。光沢付与装置90は、排紙ローラ28の下流側の排出口30に取り付けられている。テクスチャプリントや透かし絵プリントが設定された場合、画像が定着された後の記録紙Pは、排紙ローラ28を通過した後で、光沢付与装置90によって光沢付与処理が行われ、その後排出口30を通じて排紙トレイ29へ排出される。
図13は、本発明の第2の実施の形態における画像形成装置の第4の変形例の構成を模式的に示す断面図である。
図13を参照して、第4の変形例における画像形成装置としてのライン型のインクジェットプリンタ301は、給紙部310と、給紙搬送部320と、ヘッドユニット部330と、光沢付与装置90と、排紙部340とを備えている。
給紙部310は、給紙カセット311と、取出装置312とを含んでいる。給紙カセット311は、インクジェットプリンタ301の内部下方に設けられている。給紙カセット311は、複数の記録紙Pを積層して収容する。給紙カセット311の図13中右上側には、画像を記録しようとする記録紙Pを一枚ずつ給紙カセット311から取り出す取出装置312が設けられている。
給紙搬送部320は、給紙部310の上方に配設されている。給紙搬送部320は、記録紙Pを搬送する。給紙搬送部320は、搬送ベルト321と、ベルト用ローラ322と、押圧ローラ323と、搬送ローラ324とを含んでいる。搬送ベルト321は、記録紙Pを平面状に支持して水平方向に搬送する環状のベルトである。搬送ベルト321は、複数のベルト用ローラ322により回転可能に張架されている。押圧ローラ323は、搬送ベルト321と記録紙Pとが接触を開始する位置に設けられている。押圧ローラ323は、搬送ベルト321上を記録紙Pが平面状に搬送されるように、搬送ベルト321と接触している。搬送ローラ324は、搬送路325の所定位置に設けられている。搬送ローラ324は、搬送方向Xに沿って記録紙Pを搬送する。搬送路325は、給紙カセット311から供給された記録紙Pを搬送ベルト321へ搬送し、記録紙Pが搬送ベルト321の周面に沿って搬送された後、搬送ベルト321から排紙部340に排出させる経路である。
ヘッドユニット部330は、搬送ベルト321の上部近傍に、搬送方向Xに沿って順に、KCMYの各色のインクを記録紙Pに吐出するヘッドユニット331、332、333、および334を含んでいる。ヘッドユニット331、332、333、および334の各々は、搬送ベルト321の全幅にわたって設けられている。
光沢付与装置90は、各ヘッドユニット331、332、333、および334からのインク滴の吐出によって画像が固定(形成)された記録紙Pに対して、光沢を付与する。
排紙部340は、インクジェットプリンタ301の側部に設けられた排紙トレイ341を含んでいる。光沢付与装置90に手光沢を付与された記録紙Pは、排紙トレイ341に排出される。
なお、第1〜第4の変形例における上述以外の画像形成装置の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
本実施の形態における第1〜第4の変形例によれば、第1の実施の形態における画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
また、サーマルヘッド91が図3の構成のように記録紙Pの画像面に対して直接接触する場合には、サーマルヘッド91の熱効率を高めることができる。一方、サーマルヘッド91が図11の構成のように記録紙Pの画像面に対してベルト93を介して接触する場合には、サーマルヘッド91に記録紙Pからトナーが付着することを抑止することができ、サーマルヘッド91の寿命を高めることができる。
[その他]
サーマルヘッド91は、記録紙Pの白地部分または白紙に対して熱を加えることにより、白地部分または白紙の光沢度を変化させるものであってもよいし、記録紙P上に形成された画像に対して熱を加えることにより、画像の光沢度を変化させるものであってもよい。サーマルヘッド91が白紙の用紙に対してのみ熱を加えるものである場合、画像形成装置は定着部や画像形成部を備えていなくてもよい。
サーマルヘッド91が搭載されるインクジェットプリンタは、図13に示すように固定されたヘッドユニット部330(プリントヘッド)に対して用紙のみが移動するライン型(ラインヘッド型)のものである場合の他、ヘッドユニット部が移動しながら用紙に印字するシリアル型のものであってもよい。
画像形成装置は、印字に用いるトナーまたはインクとして、YMCK以外の色を含んでいてもよい。画像形成装置は、YMCKの各色のトナーまたはインクの他に、さらに別の色のトナーまたはインクを含んでいてもよい(5色以上のトナーまたはインクを含んでいてもよい)。
上述の実施の形態は適宜組み合わせることができる。たとえば図13に示す第4の変形例における画像形成装置に対して、図11のベルト型の光沢付与装置90を適用してもよいし、図13に示す第4の変形例における画像形成装置に対して、図9または図12に示すように光沢付与装置90が外付けされてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 MFP
1C,1K,1M,1Y 感光体ドラム
2C,2K,2M,2Y 帯電器
3C,3K,3M,3Y 露光部
4C,4K,4M,4Y,1004C,1004K,1004M,1004TP,1004Y 現像装置
5A,5C,5K,5M,5Y クリーニング装置
6,1006 中間転写体
7A,1007A 二次転写部
7C,7K,7M,7Y 一次転写部
8 定着装置
10C,10K,10M,10Y イメージングユニット
20,320 給紙搬送部
21,311 給紙カセット
22,23,24,25,26 給紙ローラ
27 レジストローラ
28 排紙ローラ
28A,28B 分岐板
29,341 排紙トレイ
30 排出口
41 放熱板
42 両面テープ
43 セラミック基板
44a,44b 配線
45 保護膜
46 コモン電極補強部
47 ドライバIC
48 保護樹脂層
49 コネクタ
50 回路基板
51 発熱抵抗体
52 グレーズ層
80 定着部
81,92 加圧ローラ
82 加熱ローラ
83 定着ベルト
84 定着ローラ
90 光沢付与装置
91 サーマルヘッド
93 ベルト
94,95,96 ローラ
100 画像形成部
123 画像処理部
127 画像出力部
129 ファクシミリ制御部
131 ネットワーク接続部
133 ROM
135 RAM
137 HDD
139 操作パネル
141 後処理部
200 画像読取部
201 自動原稿送り装置
202 原稿画像走査露光装置
301 インクジェットプリンタ
310 給紙部
312 取出装置
321 搬送ベルト
322 ベルト用ローラ
323 押圧ローラ
324 搬送ローラ
325,R1,R2,R3,R4 搬送路
330 ヘッドユニット部
331,332,333,334 ヘッドユニット
340 排紙部
CCD ラインイメージセンサ
CT 回路
P 記録紙
PT トナー像の一部分
RG1,RG2 中間転写体上に重ね合わされたトナー像の領域
X 搬送方向
d 原稿

Claims (9)

  1. 用紙上に固定された画像を形成する固定画像形成手段と、
    前記固定画像形成手段にて形成した画像に対して熱を加えることにより、前記固定画像形成手段にて形成した画像の光沢度を変化させる光沢付与手段と、
    前記光沢付与手段に対して前記用紙を相対的に移動させる用紙移動手段とを備え、
    前記光沢付与手段は、前記用紙移動手段による用紙の移動方向と交差する方向に並んだ複数の発熱体を含む、画像形成装置。
  2. 前記複数の発熱体を選択的に加熱する選択加熱手段をさらに備えた、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙移動手段は、前記複数の発熱体と対向して配置され、かつ前記複数の発熱体とともに前記用紙を挟み込むローラを含む、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記固定画像形成手段は、
    前記用紙上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像形成手段にて形成したトナー像を前記用紙上に定着する定着手段とを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記定着手段は、前記用紙上に形成されたトナー像に対して熱および圧力を加える用紙の移動方向と垂直な方向に延在する1対の回転体を含む熱印加部を含み、
    前記複数の発熱体はサーマルヘッドである、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記光沢付与手段は用紙にトナー像を形成しない、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 光沢付与装置を用いて非感熱紙よりなる用紙に対して熱を加えることにより、前記用紙の光沢度を変化させる光沢付与ステップと、
    前記光沢付与装置に対して前記用紙を相対的に移動させる用紙移動ステップとを備え、
    前記光沢付与装置は、前記用紙移動ステップにおける用紙の移動方向と交差する方向に並んだ複数の発熱体を含む、光沢付与方法。
  8. 前記用紙上に画像を形成する画像形成ステップをさらに備え、
    前記光沢付与ステップにおいて、前記画像形成ステップにて形成した画像に対して熱を加えることにより、前記画像の光沢度を変化させる、請求項7に記載の光沢付与方法。
  9. 前記光沢付与ステップにおいて、前記用紙の白地部分に対して熱を加えることにより、前記白地部分の光沢度を変化させる、請求項7または8に記載の光沢付与方法。
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JP2017003908A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置

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