JP2013024820A - 金属物検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属物検出装置1であって、ベルト11を回転可能に支持するベースフレーム12を有するベルトコンベア10と、ベースフレーム10に取り付けられ、ベルト11が通過する開口部23が形成された枠体20と、枠体20に取り付けられた励磁部材30および検出コイル40と、検出コイル40に生じた起電力を検出する電力検出装置50と、を備え、ベースフレーム12および枠体20には磁性体が用いられており、励磁部材30は、ベースフレーム12および枠体20を含む領域に静磁場M1を発生させるように構成されている。
【選択図】図1
Description
この構成では、原料に混入した金属物が、励磁コイルおよび検出コイルに接近すると、磁力線が金属物に引き寄せられ、検出コイルと磁力線との鎖交数が変化して、検出コイルに起電力が生じることで、原料に混入した金属物を検出することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、励磁部材および検出コイルを非磁性体で水密にカバーすることで、雨や漏水の可能性がある場所に金属物検出装置を設置することができる。
この構成では、非磁性体が静磁場を移動して、検出コイルに渦電流が生じた場合など、検出コイルに生じた起電力が小さい場合でも、起電力を確実に検出することができる。
また、起電力を増幅して検出するため、検出コイルの素線を細くすることができる。したがって、素線を細くして、検出コイルの巻き数を増やすことで、検出コイルの大きさを抑えつつ、検出コイルに生じる起電力を大きくすることができる。
また、励磁部材および検出コイルを移動させる必要がないため、構造が簡単で製作が容易であるとともに、消費電力を抑えることができる。
本実施形態の金属物検出装置1は、図2に示すように、トンネルなどの建設現場において、土砂100を搬送する際に、土砂100に混入した金属物110を検出するためのものである。
ベルト11は、非磁性体であるゴム製の部材である。このベルト11は、ベースフレーム12の前端部および後端部に設けられた駆動ローラ(図示せず)に掛け渡されており、駆動ローラの回転に連動して周方向に回転するように構成されている。
両側壁部12a,12aの間には、ベルト11の上側の領域(送り側の領域)を支持する複数の支持ローラ13aと、ベルト11の下側の領域(戻り側の領域)を支持する複数の支持ローラ13bとが上下に設けられている。
ベースフレーム12の側壁部12a、梁部12bおよび支持ローラ13a,13bは、主に鉄製の部材(磁性体)を用いて形成されている。
枠体20の両脚部21,21および上梁部22は、鉄製の部材(磁性体)を用いて形成されている。
励磁部材30に電源60から通電すると、ベースフレーム12および枠体20を含む領域に静磁場M1が発生する。
静磁場M1の磁力線M2のルートは、鉄製の部材(磁性体)を用いたベースフレーム12および枠体20を通過するルートになる。具体的には、磁力線M2のルートは、励磁部材30から支持ローラ13a、側壁部12a、脚部21、上梁部22を順に通過して、励磁部材30に戻るルートになる。つまり、ベースフレーム12および枠体20は、磁力線M2のルートを定めるヨークを構成している。
図1(b)に示すように、枠体20の開口部23に金属物110が接近して、磁力線M2の一部が金属物110に引き寄せられて変動すると(図2参照)、検出コイル40と磁力線M2との鎖交数が変化して、電磁誘導によって検出コイル40に起電力が生じる。
なお、金属物110が検出コイル40の下方を通過するときに生じる起電力は、ベルト11上の金属物110が検出コイル40に近づくときと離れていくときに、ベルト11の通過速度に準じた周期の波形として示される。したがって、起電力の周期の波形を観察することで、ベルト11上の金属物110以外に、電磁ノイズや装置周辺で移動する車両などの金属物の影響で生じた起電力を区別することができる。
ベルト11に土砂100を載置し、ベルト11を回転させて土砂を搬送した場合において、図1(a)に示すように、土砂100に金属物が混入していないときには、励磁部材30からの磁力線M2のルートは、ベースフレーム12および枠体20を通過するルートとなり安定している。
磁力線M2のルートがベースフレーム12および枠体20を通過するルートになると、磁力線M2が金属物検出装置1の周辺に広がるのを防ぐことができるため、作業機械や工具などの金属物が金属物検出装置1の周辺で移動しても、それらの金属物に影響されることなく、磁力線M2を安定させることができる。
電力検出装置50において起電力が検出された場合には、作業者はベルトコンベア10の駆動を一旦停止し、土砂100から金属物110を取り除いた後に、ベルトコンベア10を再度駆動させる。
例えば、本実施形態の励磁部材30は、図1(a)に示すように、通電して静磁場M1を発生させる励磁コイルであるが、ネオジム磁石などの永久磁石を用いて静磁場を発生させてもよい。
10 ベルトコンベア
11 ベルト
12 ベースフレーム
12a 側壁部
13a,13b 支持ローラ
20 枠体
23 開口部
30 励磁部材
40 検出コイル
50 電力検出装置
51 電圧増幅手段
100 土砂
110 金属物
M1 静磁場
M2 磁力線
Claims (2)
- ベルトを回転可能に支持するベースフレームを有するベルトコンベアと、
前記ベースフレームに取り付けられ、前記ベルトが通過する開口部が形成された枠体と、
前記枠体に取り付けられた励磁部材および検出コイルと、
前記検出コイルに生じた起電力を検出する電力検出装置と、を備え、
前記ベースフレームおよび前記枠体には磁性体が用いられており、
前記励磁部材は、前記ベースフレームおよび前記枠体を含む領域に静磁場を発生させることを特徴とする金属物検出装置。 - 前記電力検出装置は、前記検出コイルに生じた起電力の電圧を増幅する電圧増幅手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の金属物検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011162622A JP2013024820A (ja) | 2011-07-25 | 2011-07-25 | 金属物検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011162622A JP2013024820A (ja) | 2011-07-25 | 2011-07-25 | 金属物検出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2013024820A true JP2013024820A (ja) | 2013-02-04 |
Family
ID=47783316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011162622A Pending JP2013024820A (ja) | 2011-07-25 | 2011-07-25 | 金属物検出装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2013024820A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105151717A (zh) * | 2015-10-16 | 2015-12-16 | 潍坊华强电磁设备有限公司 | 用于皮带输送机的金属探测器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0978446A (ja) * | 1995-09-11 | 1997-03-25 | N C Ee:Kk | 縫製品用検針装置 |
JPH1088469A (ja) * | 1996-09-12 | 1998-04-07 | Sanko Denshi Kenkyusho:Kk | 鉄片探知器 |
JPH1097681A (ja) * | 1996-09-20 | 1998-04-14 | Ishida Aitesu Kk | チェックアウトカウンタ |
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2011
- 2011-07-25 JP JP2011162622A patent/JP2013024820A/ja active Pending
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