JP2013022690A - タンク孔開けシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】タンク孔開けユニットの構造を簡易化して小型化及び軽量化する。切断の終期において切断片に相当する部分が肉薄になった場合でも、該部分の撓みや振動を低減して開口を高い精度で形成する。切断刃の折損を低減して歩留まりを高める。
【解決手段】タンク孔開けユニットをスピンドルの軸端部に対して基端部が遊転可能に軸支された固定部材、電動モータの出力軸に設けられた送りねじ、固定部材に対して軸線方向へ移動可能に支持され、電動モータの駆動に伴って回転する送りねじにより昇降する可動部材、可動部材に対して昇降可能に軸支されたホルダ、可動部材に対してホルダを軸線下方へ付勢する弾性部材、ホルダに対して揺動可能に軸支され、先端部に係止爪部が設けられると共に基端部が可動部材にリンクされる揺動アームとを備える。切断片取外しユニットは、ホルダの下端面に対して軸部材を当接して該ホルダを弾性部材の弾性力に抗して押し上げる係合解除部材を備える。
【選択図】図2

Description

本発明はタンク、特に車両用燃料タンクにゲージやセンサ等の各種部品を取付けるための孔を形成するタンク孔開けシステムに関する。
タンク、特に車両用燃料タンクにゲージやセンサ等の各種部品を取付けるための孔を形成する際に、切断片がタンク内に落下して汚れるのを防止するため、孔開け作業の終了後に切断片をタンク外へ取出す必要があり、切断片の取出し作業によりタンクの製造効率が悪くなっている。
切断作業の終了時に切断片を取出すことが可能なタンク孔開け装置としては、例えば特許文献1に示すタンク孔開け装置が知られている。該タンク孔開け装置はタンクの所定個所に各種部品を装着するための孔を開穿するドリルユニットに、スピンドルを回転中心として所定距離を隔ててカッタ刃を装着すると共にスピンドルの下方部に、スピンドルの軸心に沿って上下動するピストン、該ピストンの下部に固設されたピストンロッド、該ピストンロッドを囲繞するように下向き且つ等間隔で枢着された複数のアームからなり、アームには枢着部近傍の内側に突起部を突設すると共に該アームの下端部を外側に突設して爪部が形成され、更に、前記ピストンロッドにカム溝を設けて前記アームの突起部をこのカム溝に係合し、前記ピストンの上下動によりアームの突起部が押し上げ若しくは押し下げられて、アームの下端部が縮径若しくは拡径する膨拡機構部を設け、予め前記タンクの所定位置に開穿されている下孔に膨拡機構部を挿入して貫通させると共に膨拡機構部を拡径して該下孔の下面部を支持し、スピンドルと一体に回転するカッタ刃をタンクの表面に当接して所定径の孔を開穿し、更に前記カッタ刃が切り抜いた切断片を前記膨拡機構部にて保持するように構成される。
上記したタンク孔開け装置の膨拡機構部にあっては貫通孔の下面部を支持するアームを拡径または縮径する部材として、ピストン及びピストンロッドにより構成されるシリンダを設け、スピンドルに遊嵌されたエアーパイプから圧縮空気を供給して作動するように構成される。
しかし、上記孔開け装置にあっては膨拡機構部の構造が複雑化して大型化するため、ある程度の大きさの貫通孔が形成されたタンクにしか孔を形成することができなかった。即ち、タンクに小径の孔を形成するには形成される孔に応じて貫通孔も小径になるが、大型化した膨拡機構部を小径の貫通孔内に挿入することができず、従って所望の大きさの孔を形成できなかった。
また、上記膨拡機構部のエアーパイプはスピンドルに遊嵌され、スピンドルの回転時には回転しないように構成する必要がある。このため、上記孔開け装置の膨拡機構部は、タンクの貫通孔内に挿入して貫通させた後にアームを拡径作動して貫通孔の下面部に当接して回転抵抗を与え、この状態でスピンドルを回転して孔開け動作を実行しても、エアーパイプが回転しないように構成している。
このため、タンクに孔を形成するのに先立って貫通孔に対する膨拡機構部を挿入可能にするためにアームを縮径する動作及び膨拡機構部を作動してアームを拡径して下面部を当接させる動作をそれぞれ行わなければならず、直ちに孔開け作業を行うことができず、作業効率が悪かった。
更に、上記アームは回転するカッタ刃による孔の開穿時には下穴の下面を支持して切断片がタンク内に抜け落ちるのを防止しているが、特に切断終期においては、切断片外周箇所が肉薄になって強度が弱くなっている。この状態で切断を継続すると、切断片外周に対してカッタ刃が不規則に作用して孔を高い精度で形成できないと共にカッタ刃が折損し易くなる問題を有している。
特許3618693号公報
解決しようとする問題点は、従来のタンク孔開け装置の膨拡機構部にあっては、アームを拡径動作させるシリンダ等の作動部材を必要とするため、膨拡機構部が複雑化して大型化し、小径の孔を形成することが困難な点にある。また、回転するカッタ刃により孔の形成する際にはドリルユニットのスピンドルに対して膨拡機構部を回転止めする必要があり、孔形成に先立って膨拡機構部のアームを貫通孔周縁の下面部に支持させなければならず、孔形成に時間がかかり、作業効率が悪い点にある。更に、切断の終期においては切断片外周箇所が肉薄になって強度が弱くなり、切断片外周に対してカッタ刃が不規則に作用して孔を高い精度で形成できないと共にカッタ刃が折損し易くなる点にある。
本発明は、スピンドルの軸線直交方向に所要の距離をおいて設けられた切断刃を上記スピンドルの回転駆動により回動してタンクの部品取付け部に開口を形成するタンク孔開けユニット及びタンク孔開けユニットに保持された切断片を離脱させる切断片取外しユニットからなるタンク孔開けシステムにおいて、上記タンク孔開けユニットは、上記スピンドルの軸端部に対して基端部が遊転可能に軸支された固定部材と、上記固定部材に設けられた電動モータの出力軸に設けられた送りねじと、固定部材に対して軸線方向へ移動可能に支持されると共に上記送りねじが噛合わされ、電動モータの駆動に伴って回転する送りねじにより昇降する可動部材と、可動部材に対して昇降可能に軸支されたホルダと、可動部材に対してホルダを軸線下方へ付勢する弾性部材と、上記ホルダに対して揺動可能に軸支され、先端部に係止爪部が設けられると共に基端部が可動部材にリンクされる揺動アームとを備えると共に切断片取外しユニットは、
ホルダの下端面に対して軸部材を当接して該ホルダを弾性部材の弾性力に抗して押し上げる係合解除部材を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明は、タンク孔開けユニットの構造を簡易化して小型化及び軽量化することができる。また、切断の終期において切断片に相当する部分が肉薄になった場合でも、該部分の撓みや振動を低減して開口を高い精度で形成することができると共に切断刃の折損を低減して歩留まりを高めることができる。
タンク孔開け装置により孔が形成されるタンクの部品取付け部を示す部分斜視図である。 タンク孔開けシステムにおけるタンク孔開けユニットの全体斜視図である。 タンク孔開け装置の中央縦断面図である。 タンク孔開けシステムにおける切断片取外しユニットの全体斜視図である。 タンク孔開ユニットを貫通孔内に挿入する前の状態を示す断面説明図である。 貫通孔内に対するタンク孔開ユニットの挿入途中の状態を示す断面説明図である。 貫通孔内にタンク孔開ユニットを挿入した状態を示す断面説明図である。 貫通孔周縁に係止爪部を係止した状態を示す断面説明図である。 切断終期の状態を示す断面説明図である。 切断終了時の状態を示す断面説明図である。 タンク孔開けユニットから切断片を取り外す状態を示す断面説明図である。
タンク孔開けユニットをスピンドルの軸端部に対して基端部が遊転可能に軸支された固定部材、電動モータの出力軸に設けられた送りねじ、固定部材に対して軸線方向へ移動可能に支持され、電動モータの駆動に伴って回転する送りねじにより昇降する可動部材、可動部材に対して昇降可能に軸支されたホルダ、可動部材に対してホルダを軸線下方へ付勢する弾性部材、ホルダに対して揺動可能に軸支され、先端部に係止爪部が設けられると共に基端部が可動部材にリンクされる揺動アームとを備えると共に切断片取外しユニットは、ホルダの下端面に対して軸部材を当接して該ホルダを弾性部材の弾性力に抗して押し上げる係合解除部材を備えることを最適の実施形態とする。
以下、実施例を示す図に従って本発明を説明する。
先ず、本発明に係るタンク孔開けシステムにより孔が形成されるタンクとしての車輛用燃料タンク1を説明すると、図1に示すように車輛用燃料タンク1は樹種が異なる複数枚の合成樹脂シートを積層接着又は積層融着した合成樹脂製で、その上面には該車輛用燃料タンク1に装着される、例えばゲージや各種センサ、燃料ポンプ等の各種部品に応じた個数の部品取付け部3が一体に設けられる。
上記部品取付け部3は所要の外径及び高さで外周面に雄ねじ3aが旋設され、上面が上面板3bで閉鎖された筒状部3cとして形成される。そして上記上面板3bの中央部には所要深さで、中央部に後述するホルダ41の下部が挿入可能な内径の貫通孔3dが予め形成された凹所3eが設けられる。そして孔としての開口5は上記上面板3bを筒状部3cの内周面に沿って切除して形成される。
図2乃至図4に示すように、タンク孔開けシステムは上記上面板3bに開口5を形成するタンク孔開けユニット7及び上面板3bから接離された切断片3fをタンク孔開けユニット7から取り外す切断片取外しユニット9から構成される。上記タンク孔開けユニット7は、例えば少なくとも三次元方向へ移動制御される産業用ロボットのアーム(いずれも図示せず)の先端部に取付けられ、アームを移動制御して部品取付け部3に開口5を形成する。
上記タンク孔開けユニット7の本体(図示せず)にはスピンドル11が回転可能に軸支され、該スピンドル11には本体に設けられた電動モータ13の回転軸が駆動連結される。上記スピンドル11は電動モータ13の駆動により所要の回転数で回転される。
上記スピンドル11には回転体15が固定され、該回転体15にはスピンドル11を回転中心として放射方向へ延出する刃物取付けアーム17が設けられる。該刃物取付けアーム17の先端部には上記スピンドル11の軸線と一致する図示する下方へ延出する刃先を有した切断刃19が取付けられる。該切断刃19は切断抵抗を低減するため、上面板3bに対して刃が直交するようにセットされる。
なお、上記刃物取付けアーム17と反対側の回転体15にはバランサ部材15aが取付けられ、スピンドル11を中心に刃物取付けアーム17側と反対側の重量が一致するように調整される。
上記回転体15の中心部にはスピンドル11に一致する軸線を有した連結回転体21が軸受23を介して回転可能に軸支される。該軸受23としてはスラスト方向及びラジアル方向の双方の荷重を受けるアンギュラ軸受が適している。
上記連結回転体21の下部には固定盤25が軸線方向へ所要の間隔をおいて配置され、該固定盤25及び連結回転体21は軸線周りに適宜の間隔をおいて配置された複数本(本例では、3本とする。)の固定ロッド27により固定される。
固定盤25には電動モータ29が固定される。該電動モータ29の出力軸は固定盤25に中心部に設けられた貫通孔25aを挿通して軸線下方へ突出され、該出力軸には送りねじ31が軸線を一致させて固定される。
上記固定盤25の外周側には上下方向に軸線を有して下方へ突出する複数本(本例では、3本とする。)の支持軸33の上部が周方向へ等間隔に固定される。各支持軸33には可動部材としての可動盤35が上下方向へ摺動可能に支持され、各支持軸33の下端部は可動盤35に対して抜け止めされる。
上記可動盤35の上面中央部には上下方向に軸線を有したナット部材37が設けられ、該ナット部材37には上記送りねじ31の下部が噛合わされる。上記可動盤35は電動モータ29の駆動に伴って回転する送りねじ31により昇降される。
また、可動盤35の下面中央部には支持円筒部39が設けられ、該支持円筒部39の中空部39a内にはホルダ41の軸部41aが摺動するように支持される。該ホルダ41は支持円筒部39の中空部39a内に装着された圧縮ばね等の弾性部材43の弾性力により軸線下方へ摺動するように付勢される。
上記ホルダ41の下部には上下方向へ延出する複数本(本例においては、3本とする。)の空隙部41bが周方向へ等間隔に形成され、各空隙部41b内には二椀状の揺動アーム45がそれぞれ配置される。各揺動アーム45の上部は上記ホルダ41に対して軸47を中心に揺動可能に支持され、各揺動アーム45の一方腕部45aは空隙部41bから外側へ突出するように構成される。
そして各一方腕部45aの先端部は一端部が上記可動盤35の下部に軸支されたリンクアーム49の他端部に対し、軸51を介して回動可能に軸支される。また、各揺動アーム45の他方腕部45bは先端部に係止爪部45cが設けられる。各揺動アーム45は可動盤35に対してホルダ41が弾性部材43の弾性力により軸線下方へ付勢されることによりそれぞれの係止爪部45cが互いに離間する方向(拡径方向)へ揺動される。
上記切断片取外しユニット9は上記タンク孔開けユニット7によるタンク孔開け位置の側方に配置され、切断された切断片3fをタンク孔開けユニット7から取り外す。該切断片取外しユニット9は切断片3fの外径に応じた間隔をおいて対向し、切断片3fの集積位置に至る長さで傾斜配置された一対のシュータ53と、該シュータ53の上方位置に応じたフレーム55に対して上下方向に軸線を有したエアーシリンダ等の係合解除部材57とから構成される。
該係合解除部材57の作動ロッド57aは上記ホルダ41の下端面より小さい外径で、係合解除部材57の非作動時には上記シュータ53の搬送面より下方に位置される。
次に、上記のように構成されるタンク孔開けシステムによる作用を説明する。
先ず、タンク孔開けユニット7において可動盤35は送りねじ31の下部にナット部材37が噛合い、下方側へ移動されている。この状態においてホルダ41は弾性部材43の弾性力により軸線下方へ付勢されていると共に各揺動アーム45はそれぞれの係止爪部45cが互いに離間する拡径方向へ揺動されている。(図5参照)
上記状態のタンク孔開けユニット7を移動制御して車輛用燃料タンク1における部品取付け部3の貫通孔3dに対してホルダ41が互いに軸線を一致させた状態で上方に位置される。次に、上記状態にてタンク孔開けユニット7を貫通孔3dに向かって移動してホルダ41の下部を貫通孔3d内に挿入させる。
ホルダ41の係止爪部41cが貫通孔3dに内周面を摺接する際に、各揺動アーム45は係止爪部41cが互いに近づく方向へ揺動される。このとき、揺動アーム45に対して一方腕部45a及びリンクアーム49を介して連結された可動盤35が弾性部材43の弾性力に抗して軸線下方へ移動し、揺動アーム45の上記揺動を可能にする。(図6参照)
そしてタンク孔開けユニット7が更に軸線下方へ移動して係止爪部41cが貫通孔3dの下端を通過すると、各揺動アーム45は上記可動盤35の下動により付勢された弾性部材43の弾性力により各係止爪部41cが互いに遠ざかる方向へ揺動し、各係止爪部41cを貫通孔3d周縁の凹所3e下面側に位置させる。このとき、可動盤35は揺動アーム45の上記揺動及び弾性部材43の弾性力により軸線上方へ移動される。また、互いに遠ざかる方向へ移動した各係止爪部41cは貫通孔3d周縁の凹所3e下面に対して非当接状態に保たれる。(図7参照)
上記状態にて電動モータ29を駆動制御して送りねじ31を回転し、これに噛合うナット部材37を介して可動盤35を軸線上方へ移動し、各係止爪部41cを貫通孔3d周縁の凹所3e下面に当接させて切断片3fに相当する部分を上方へ持ち上げる。このとき、ホルダ41は弾性部材43の弾性力により軸線下方へ付勢されるため、各揺動アーム45の揺動状態が保たれる。(図8参照)
上記状態にて電動モータ13を回転駆動してスピンドル11を中心に切断刃19を回動しながらタンク孔開けユニット7を軸線下方へ移動制御し、切断刃19を上面板3bに圧接して切断を開始させる。このとき、電動モータ29の回転駆動が継続されるため、可動盤35が軸線上方へ移動し、貫通孔3d周縁の凹所3e下面に圧接する各係止爪部41cによる切断片3fに相当する部分の持ち上げ状態が保たれる。
そして切断中期または終期においては、切断の進展により切断箇所の肉厚が薄くなり、切断片3fに相当する部分が切断抵抗により撓んだり、振動したりして切断抵抗になり、切断屑が余分に排出される恐れが発生する。本例においては、上記したように駆動制御される電動モータ29による送りねじ31の回転により可動盤35を軸線上方へ移動して切断片3fに相当する部分を上方へ持ち上げ、該部分の撓みや振動を低減し、切断時の切断抵抗が増大するのを防止する。(図9参照)
上記切断の進展に伴って上面板3bから切断片3fが切断されると、継続して回転駆動される電動モータ29により送りねじ31を回転して可動盤35を軸線上方へ移動してホルダ41を上方へ持ち上げることにより貫通孔3d周縁の凹所3e下面に係止する各係止爪部41cにより切断片3fを上方へ持ち上げて上面板3bから離脱させる。(図10参照)
上記切断後においては、タンク孔開けユニット7を移動制御してホルダ41に保持された切断片3fをシュータ53の上面に当接し、かつホルダ41の下端面に対して作動ロッド55aを一致させる。この状態にて係合解除部材57を作動してホルダ41の下端面に当接する作動ロッド55aを軸線上方へ移動してホルダ41を弾性部材43の弾性力に抗して軸線上方へ押し上げると、各揺動アーム45はホルダ41の上動に伴ってそれぞれの係止爪部45cが互いに近づく方向へ揺動して貫通孔3d周縁の凹所3e下面に対する係合が解除される。これにより切断片3fはホルダ41から抜け出して自重落下して貫通孔3d内に作動ロッド55aが挿入される。(図11参照)
この状態でタンク孔開けユニット7を軸線上方へ移動すると共に作動ロッド55aを復動すると、切断片3fは作動ロッド55aから抜け出してシュータ53上に移載された後、該シュータ53の傾斜により集積位置へ滑動して排出される。
上記説明は、タンク孔開けユニット7のホルダ41を貫通孔3d内に挿入して各係止爪部45cを貫通孔3d周縁の凹所3e下面側に位置させた後に、電動モータ29を駆動制御して可動盤35を軸線上方へ移動し、各係止爪部41cを貫通孔3d周縁の凹所3e下面に当接させて切断片3fに相当する部分を上方へ持ち上げる構成としたが、本発明にあっては上面板3bに対する切断の進展状況、即ち切断刃19の回動数により切断終期に達した時に電動モータ29を駆動制御して可動盤35を軸線上方へ移動し、各係止爪部41cを貫通孔3d周縁の凹所3e下面に当接させて切断片3fに相当する部分を上方へ持ち上げて該部分の撓みや振動を低減する構成としてもよい。
1 車輛用燃料タンク
3 部品取付け部
3a 雄ねじ
3b 上面板
3c 筒状部
3d 貫通孔
3e 凹所
3f 切断片
5 開口
7 タンク孔開けユニット
9 切断片取外しユニット
11 スピンドル
13 電動モータ
15 回転体
15a バランサ部材
17 刃物取付けアーム
19 切断刃
21 連結回転体
23 軸受
25 固定盤
25a 貫通孔
27 固定ロッド
29 電動モータ
31 送りねじ
33 支持軸
35 可動部材としての可動盤
37 ナット部材
39 支持円筒部
41 ホルダ
41a 軸部
41b 空隙部
43 弾性部材
45 揺動アーム
45a 一方腕部
45b 他方腕部
45c 係止爪部
47 軸
49 リンクアーム
51 軸
53 シュータ
55 フレーム
57 係合解除部材
55a 作動ロッド

Claims (5)

  1. スピンドルの軸線直交方向に所要の距離をおいて設けられた切断刃を上記スピンドルの回転駆動により回動してタンクの部品取付け部に開口を形成するタンク孔開けユニット及びタンク孔開けユニットに保持された切断片を離脱させる切断片取外しユニットからなるタンク孔開けシステムにおいて、
    上記タンク孔開けユニットは、
    上記スピンドルの軸端部に対して基端部が遊転可能に軸支された固定部材と、
    上記固定部材に設けられた電動モータの出力軸に設けられた送りねじと、
    固定部材に対して軸線方向へ移動可能に支持されると共に上記送りねじが噛合わされ、電動モータの駆動に伴って回転する送りねじにより昇降する可動部材と、
    可動部材に対して昇降可能に軸支され、部品取付け部に予め設けられた貫通孔内に挿入可能なホルダと、
    可動部材に対してホルダを軸線下方へ付勢する弾性部材と、
    上記ホルダに対して揺動可能に軸支され、先端部に係止爪部が設けられると共に基端部が可動部材にリンクされる揺動アームと、
    を備えると共に、
    切断片取外しユニットは、
    ホルダの下端面に対して軸部材を当接して該ホルダを弾性部材の弾性力に抗して押し上げる係合解除部材と、
    を備えたタンク孔開けシステム。
  2. 請求項1において、タンク孔開けユニットの揺動アームは、常には弾性部材の弾性力により付勢された各係止爪部が互いに離間する方向へ揺動されるタンク孔開けシステム。
  3. 請求項1において、タンク孔開けユニットの揺動アームは、部品取付け部の貫通孔内にホルダを挿入する際に弾性部材の弾性力に抗して各係止爪部が互いに近づく方向へ揺動し、貫通孔内に対するホルダの挿入を可能にするタンク孔開けシステム。
  4. 請求項1において、タンク孔開けユニットの可動部材は、部品取付け部の開口形成に伴って回転駆動される送りねじにより軸線上方へ移動して各係止爪部を貫通孔周縁に係止して切断される部分を持ち上げ可能にしたタンク孔開けシステム。
  5. 請求項1において、タンク孔開けユニットの可動部材は、部品取付け部に開口が形成された後に回転駆動される送りねじにより軸線上方へ移動して切断片を持ち上げて開口から離脱させるタンク孔開けシステム。
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