JP2013021743A - バスバーと基板の接続構造、及び電気接続箱 - Google Patents

バスバーと基板の接続構造、及び電気接続箱 Download PDF

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Abstract

【課題】バスバーと基板との接続信頼性を確保することが可能な接続構造、及び電気接続箱を提供する。
【解決手段】縦置き基板であるメタルコア基板58、及び横置き基板であるプリント配線基板26、45のうち、プリント配線基板26、45には、バスバー34〜37、49〜52が配索されている。バスバー34〜37、49〜52は、この各一端近傍にクランク部43を有しており、各一端が半田接続部42を介してメタルコア基板58に対し直交方向に接続されている。このようなバスバーと基板との接続構造において、仮にメタルコア基板58に対し外力が加わった場合には、半田接続部42とメタルコア基板58との電気的な接続部に掛かる応力がバスバー34〜37、49〜52の各クランク部43により分散される。
【選択図】図3

Description

本発明は、バスバーと基板の接続構造、及び電気接続箱に関する。
自動車等の車両に搭載される電気機器としては、例えば電気接続箱が挙げられる。電気接続箱は、リレーボックスやヒューズボックス、或いはジャンクションブロックや電子制御ユニットボックス等を総称するものとして知られている。
下記特許文献1には、電気接続箱に関する技術が開示されている。この開示技術によれば、電気接続箱にはバスバーが設けられている。以下、図面を参照しながらバスバーを有する電気接続箱について説明をする。
図13において、電気接続箱は、図示しないケース内に配線基板ユニット101を有している。この配線基板ユニット101は、電気接続箱の本体であって、基板102と、複数の基板コネクタ103と、バスバー104と、ヒューズホルダー105と、複数の接続端子106と、リレー107と、電子部品108とを備えて構成されている。
基板コネクタ103は、コネクタハウジング109と、L字状となる複数の接続端子110とを備えて基板102の上面に実装されている。基板コネクタ103は、基板102の第一の縁部と、この反対側の第二の縁部とにそれぞれ実装されている。
バスバー104は、上記第一の縁部に実装された基板コネクタ103の隣に一端が接続されている。バスバー104の一端は、基板102に面接触するような部分に形成されている。この一端には、基板102を貫通する別体の端子(図示省略)が溶接されている。バスバー104の一端は、上記端子を介して基板102に電気的に接続されている。
バスバー104の他端は、電源入力部111として形成されている。電源入力部111は、上記第二の縁部に実装された基板コネクタ103の隣となる位置から外側へ突出するように配置されている。電源入力部111は、タブ状となる端子形状に形成されている。電源入力部111の周囲は、コネクタハウジング(図示省略)により囲われている。電源入力部111を囲うコネクタハウジングは、基板102に対して基板コネクタ103と同様の高さ位置に配置されている。また、ヒューズホルダー105と同様の高さ位置にも配置されている。
バスバー104は、上記の他に次の部分を有している。すなわち、立ち上げ部112と、基板平行部113と、複数のヒューズ端子114とを有している。複数のヒューズ端子114は、ヒューズホルダー105に配置されている。
ヒューズ115は、ヒューズホルダー105に装着されると、対応するヒューズ端子114にヒューズ115の端子が接続されるようになっている。尚、ヒューズホルダー105は、上記第一の縁部及び第二の縁部に直交する第三の縁部に配置されている。
複数の接続端子106は、上記第三の縁部の反対側となる第四の縁部に配置されている。リレー107や電子部品108は、基板102の略中央位置などに実装されている。
ところで、複数のバスバーを有する電気接続箱に関しては、下記特許文献2にも開示されている。ここでは特に図示を省略することにするが、下記特許文献2に開示された電気接続箱には、ケース内に複数のバスバー配索板が設けられている。複数のバスバー配索板は、積層されて積層バスバー配索板として形成されている。
各バスバー配索板は、基板と、この基板に配索されるバスバーとを有している。バスバーには、基板に直交する方向に突出するタブが複数形成されている。基板には、タブを挿通するためのタブ挿通孔が形成されている。このようなバスバー配索板は複数積層された状態になると、所定のタブが基板を貫通して一番上のバスバー配索板から突出するように形成されている。
特開2007−311435号公報 特開昭59−28818号公報
特許文献1に係る上記従来技術にあっては、図14(a)に示す如く、電源入力部111がヒューズホルダー105と同様の高さ位置に配置されている。ここで、電源入力部111を囲うコネクタハウジングを引用符号116で示すものとするとともに、電源入力部111及びコネクタハウジング116で構成される電源用コネクタを引用符号117で示すものとすると、この電源用コネクタ117の配置を仮想線で示す上方位置(上方位置の電源用コネクタを引用符号118で示す)に変更する必要性がある場合には、次のような問題点を有している。
すなわち、電源用コネクタ118を十分に高い位置に配置する場合には、バスバー104を上方へのばすためとして複雑な曲げ加工を施さなければならないという問題点を有している。また、バスバー104を上方へのばすことによりバスバー自体が複雑な三次元形状になることから、十分なバスバー保持構造を形成しないと電源用コネクタ118におけるコネクタ接続が困難になってしまうという問題点を有している。ちなみに、バスバー104はヒューズホルダー105に保持されており、例えばこのような保持構造を上方位置にも設けなければならないことになる。
電源用コネクタ118を十分に高い位置に配置するためとして、図14(b)に示す如くの基板119(バスバー配索板又は積層バスバー配索板など)の使用を本願発明者は考えてみた。
しかしながら、基板119を使用する場合には、電源用コネクタ118へのコネクタ接続を行った時に、バスバー104の端部120と基板119の図示しないバスバーとの電気的な接続部に応力が集中してしまうという虞があり、この応力集中によって破損等が生じてしまうという問題点があることを本願発明者は突き止めた。尚、電気的な接続部に破損等が生じると、接続信頼性に影響を来してしまうのは言うまでもない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、バスバーと基板との接続信頼性を確保することが可能な接続構造、及び電気接続箱を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のバスバーと基板の接続構造は、縦置き基板及び横置き基板のいずれか一方の基板に配索される一又は複数のバスバーの端末部分近傍に、略クランク状の折り曲げ部分となるクランク部を形成し、その上で前記端末部分をいずれか他方の基板に対し略直交方向に接続することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、仮に上記いずれか他方の基板に外力が加わった場合、バスバーの端末部分といずれか他方の基板との電気的な接続部に掛かる応力がバスバーのクランク部の撓みにより分散され、影響は緩和される。従って、上記接続部における破損等が防止される。
請求項2記載の本発明のバスバーと基板の接続構造は、請求項1に記載のバスバーと基板の接続構造に係り、前記バスバーを複数配索するものとし、且つ、各前記端末部分を前記いずれか一方の基板に対し略平行な同一平面上に一列で並べた状態に配置し、その上で各前記端末部分を前記いずれか他方の基板に対し略直交方向に接続することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、バスバーが複数配索される場合、この複数のバスバーの各端末部分は一列に並んだ状態で上記いずれか他方の基板に対し電気的に接続される。仮にいずれか他方の基板に外力が加わった場合、バスバーの端末部分といずれか他方の基板との電気的な接続部に掛かる応力は、各クランク部へバランスよく振り分けられる。
請求項3記載の本発明のバスバーと基板の接続構造は、請求項1に記載のバスバーと基板の接続構造に係り、前記いずれか一方の基板を複数の平行な配置の基板とし、且つ、前記いずれか一方の基板毎に配索される前記一又は複数のバスバーの前記クランク部を略同一位置に配置することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、上記いずれか一方の基板が複数平行に配置され、各基板毎にバスバーが配索される。この場合、各基板のバスバーは、クランク部が略同一位置に配置される。仮に上記いずれか他方の基板に外力が加わった場合、バスバーの端末部分といずれか他方の基板との電気的な接続部に掛かる応力は、各クランク部へバランスよく振り分けられる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項4記載の本発明の電気接続箱は、請求項1ないし請求項3いずれか記載のバスバーと基板の接続構造を採用してなることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、電気接続箱を構成する基板に外力が加わった場合、電気的な接続部の応力による破損等は、上記接続構造にて防止される。
請求項1に記載された本発明によれば、電気的な接続部に掛かる応力をクランク部により分散し、結果、上記接続部での破損等を防止する。従って、バスバーと基板との接続信頼性を確保することができるという効果を奏する。
請求項2、3に記載された本発明によれば、電気的な接続部に掛かる応力を各クランク部へバランスよく分散することができるという効果を奏する。本発明によれば、上記接続部での破損等の防止に有効であるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、請求項1ないし請求項3いずれか記載の接続構造を採用してなることから、バスバーと基板との接続信頼性を確保した電気接続箱の提供をすることができるという効果を奏する。
本発明に係る電気接続箱を示す外観斜視図である。 電気接続箱の分解斜視図である。 配線基板ユニットの分解斜視図である。 配線基板ユニットの斜視図である。 配線基板ユニットの側面図である。 図5のメタルコア基板側の拡大側面図である。 図5のメタルコア基板側の要部拡大斜視図である。 図7のメタルコア基板をコアのみで示した要部拡大斜視図である。 メタルコア基板の正面図(外部入出力コネクタ有り)である。 メタルコア基板の正面図である。 L字状ピンヘッダーユニットの図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のL字状ピンヘッダーの斜視図、(c)は(a)のケースの斜視図である。 ピンヘッダーユニットの図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のピンヘッダーの斜視図、(c)は(a)のケースの斜視図である。 従来例の電気接続箱における配線基板ユニットの斜視図である。 図13の配線基板ユニットにおける電源用コネクタの配置変更に係る模式図である。
本発明は、縦置き基板及び横置き基板のいずれか一方の基板に一又は複数のバスバーが配索される。この一又は複数のバスバーは、端末部分近傍にクランク部を有し、端末部分が縦置き基板及び横置き基板のいずれか他方の基板に電気的に接続される。一又は複数のバスバーの端末部分は、いずれか他方の基板に対し直交方向に接続される。仮に、縦置き基板及び横置き基板のいずれか他方の基板に対し外力が加わった場合には、いずれか他方の基板と一又は複数のバスバーの端末部分との電気的な接続部に掛かる応力がバスバーのクランク部により分散される。このようなバスバーと基板の接続構造は、電気接続箱に採用されることが好適である。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明に係る電気接続箱を示す外観斜視図である。また、図2は電気接続箱の分解斜視図である。また、図3〜図5は配線基板ユニットの分解斜視図、斜視図、側面図である。また、図6〜図8はメタルコア基板側の拡大側面図、要部拡大斜視図である。また、図9及び図10はメタルコア基板の正面図である。また、図11はL字状ピンヘッダーユニットの図である。また、図12はピンヘッダーユニットの図である。
以下の説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができるものとする。
図1及び図2中の矢印Pは上下方向、矢印Qは左右方向、矢印Rは前後方向を示すものとする。
図1及び図2において、自動車等の車両(図示省略)に搭載される電気接続箱1は、ECU2を一体化してなるものであって、アッパーカバー3と、ロアカバー4と、サイドカバー5と、これらカバー内に収容される配線基板ユニット6とを備えて構成されている。このような構成の電気接続箱1には、図示しないワイヤハーネス等が接続されている。電気接続箱1は、本実施例において、自動車室内を構成するパネル部材にボルト締めにて固定されている。
ECU2は、電子制御ユニット(Engine Control Unit)のことであるものとする。ECU2は、絶縁性を有する合成樹脂製のハウジング7と、このハウジング7内に収容される図示しない基板とを含んで構成されている。ハウジング7は、平面視略正方形状の比較的薄い箱体であって、上下方向に分割可能となるように形成されている。ハウジング7の側部両側には、軸部8が一対となるように形成されている。また、一対の軸部8が形成される側部の反対側となる側部中央には、略枠状のロック部9が形成されている。
ECU2は、一対の軸部8を回転軸として回転し、ロック部9によるロック状態の形成がなされると、アッパーカバー3に対し固定されるようになっている。
ECU2は、自動車等の車両に搭載される多種多様な電子機器(エアコンやワイパー、パワーウィンドウなどを構成する多種多様な電子機器)に制御信号等を送受信するためのものとして備えられている。尚、ECU2は、公知のものが用いられており、ここでの詳細な説明は省略するものとする。
アッパーカバー3は、絶縁性を有する合成樹脂製のカバーであって、この上壁にECU2に対するECU取り付け部10が形成されている。ECU取り付け部10は、ECU2を収容するような凹状の部分と、ECU2の軸部8を回転自在に収容支持する軸支部11と、ECU2のロック部9を引っ掛けて係止するロック部12とを有している。ロック部12は、可撓性の係止アームを有するように形成されている。
アッパーカバー3の前壁には、前方へ突出する断面略門形の突出壁13と、この突出壁13に連続して上下方向にのびる基板後面壁14とが形成されている。基板後面壁14は、後述するメタルコア基板58の後面側を覆う壁として形成されている。また、突出壁13は、後述するメタルコア基板58と、後述するバスバー34〜37及び49〜52やL字状ピンヘッダーユニット28等との接続部分を囲う壁として形成されている。
アッパーカバー3における引用符号15は、電気接続箱1を上記パネル部材に固定するための固定部を示している。この固定部15は、十分な剛性を有するように形成されている。固定部15における一対の脚部には、ボルト挿通孔16がそれぞれ貫通形成されている。
アッパーカバー3は、配線基板ユニット6の上部及び側部を覆うことができるように形成されている。アッパーカバー3は、配線基板ユニット6の側部を覆う部分に、コネクタ接続用の開口部17を有している。
ロアカバー4は、絶縁性を有する合成樹脂製のカバーであって、配線基板ユニット6の下部を覆うことができるように形成されている。また、ロアカバー4は、配線基板ユニット6の側部に対して、この一部を覆うことができるようにも形成されている。
ロアカバー4における引用符号18は、アッパーカバー3の突出壁13に対応する突出下壁を示している。また、引用符号19は、アッパーカバー3の開口部17に対応するコネクタ接続用の開口部を示している。
以上のようなアッパーカバー3及びロアカバー4は、これらの嵌合部分であるロック部(図示省略)を有している。ロック部は、アッパーカバー3及びロアカバー4が上下方向から配線基板ユニット6を覆うことができる位置に配置形成されている。
サイドカバー5は、絶縁性を有する合成樹脂製のカバーであって、後述するメタルコア基板58の前面及び側方を覆う形状に形成されている。サイドカバー5は、この前壁にコネクタ挿通孔(図示省略)を有している。コネクタ挿通孔は、後述する外部入出力コネクタ59を挿通する部分として貫通形成されている。上記コネクタ挿通孔の開口縁部には、枠状のコネクタガイド部20が突出形成されている。後述する外部入出力コネクタ59は、コネクタ挿通孔に挿通されると、コネクタガイド部20によりスムーズに案内されるようになっている。サイドカバー5の枠状となる側壁21は、アッパーカバー3の基板後面壁14及びロアカバー4の突出下壁18に対して嵌合するように形成されている。
サイドカバー5の側壁21における引用符号22は、逃がし部を示している。この逃がし部22は、スリット状に形成されており、後述する外部入出力コネクタ59の一部(使用しないネジ止め用の固定部70)を逃がすことができるようになっている。
サイドカバー5と、アッパーカバー3の基板後面壁14と、ロアカバー4の突出下壁18は、これらが嵌合した状態において、後述するメタルコア基板58を収容することができるようになっている。
図2ないし図4において、配線基板ユニット6は、第一基板アッセンブリ23と、第二基板アッセンブリ24と、第三基板アッセンブリ25とを含んで構成されている。
第一基板アッセンブリ23及び第二基板アッセンブリ24は、第一基板アッセンブリ23が下側、第二基板アッセンブリ24が上側の上下二段となるように配置されている。また、第一基板アッセンブリ23及び第二基板アッセンブリ24は、これらの各基板(後述する)が平行且つ横置きとなるように配置されている。
一方、第三基板アッセンブリ25は、この基板(後述するメタルコア基板58)が縦置きとなるように配置されている。第一基板アッセンブリ23、第二基板アッセンブリ24、及び第三基板アッセンブリ25は、上記の如く配置されつつ、電気的に接続されている。
先ず、第一基板アッセンブリ23について説明をする。
第一基板アッセンブリ23は、プリント配線基板26(横置きの基板)と、複数のリレー27等を含む電気及び電子部品と、L字状ピンヘッダーユニット28と、ピンヘッダーユニット29と、複数の基板コネクタ30〜33と、ヒューズホルダー(図示省略)と、四種のバスバー34〜37と、その他の複数のバスバー38とを含んで構成されている。
プリント配線基板26は、この表面(上面)に所定の回路パターンを有する平面視矩形となる形状に形成されている。また、プリント配線基板26は、ロアカバー4に対し載置可能な形状にも形成されている。
プリント配線基板26の表面における所定位置には、上記の複数のリレー27等を含む電気及び電子部品と、L字状ピンヘッダーユニット28と、ピンヘッダーユニット29と、複数の基板コネクタ30〜33とが実装されている。また、プリント配線基板26の表面における所定位置には、ヒューズホルダー(図示省略)が固定されている。また、プリント配線基板26の表面側には、四種のバスバー34〜37と、その他の複数のバスバー38とが配索されている。
L字状ピンヘッダーユニット28は、プリント配線基板26と、第三基板アッセンブリ25の後述するメタルコア基板58における所定の回路パターンとを電気的に接続する部分として設けられている。L字状ピンヘッダーユニット28は、横置きのプリント配線基板26に対し第三基板アッセンブリ25が縦置きとなることから、これら直交するもの同士を接続することができるように形成されている。
L字状ピンヘッダーユニット28は、プリント配線基板26の前側の縁部に実装されている。尚、L字状ピンヘッダーユニット28の詳細な説明は、図11を参照しながら後述するものとする。
ピンヘッダーユニット29は、プリント配線基板26と、第二基板アッセンブリ24とを電気的に接続する部分として設けられている。ピンヘッダーユニット29は、横置きのプリント配線基板26に対し第二基板アッセンブリ24も横置きとなることから、これら平行なもの同士を接続することができるように形成されている。
ピンヘッダーユニット29は、プリント配線基板26の右側の縁部近傍に実装されている。尚、ピンヘッダーユニット29の詳細な説明は、図12を参照しながら後述するものとする。
複数の基板コネクタ30〜33は、図示しないワイヤハーネスの端末に設けられるコネクタとの嵌合接続部分として設けられている。例えば基板コネクタ30を代表例に挙げると、基板コネクタ30は、絶縁性を有する合成樹脂製のコネクタハウジング39と、導電性を有する金属製の複数の端子40とを備えて構成されている。コネクタハウジング39は、相手側コネクタの差し込みが可能な雌型の形状に形成されている。このようなコネクタハウジング39には、プリント配線基板26に対しネジ止めをする部分としての固定部41が形成されている。
基板コネクタ30等は、プリント配線基板26の後側の縁部に実装されている。基板コネクタ30等が実装されると、上記後側の縁部からは、コネクタハウジング39が後方へ向けて突出するようになっている。
端子40は、断面が矩形となるピン形状のものであって、この中間が90度に折り曲げられてL字状に形成されている。端子40は、この一端がプリント配線基板26の所定位置に半田付けされており、他端はコネクタハウジング39内に突出するように配置されている。端子40は、コネクタハウジング39内で上下方向に三段の列をつくることができるように数多く備えられている。
基板コネクタ30は、上記の如く数多くの端子40を備えることから、所謂LIFコネクタとなるように形成されている。
図示しないヒューズホルダーは、プリント配線基板26の左側の縁部に固定されている。ヒューズホルダーは、絶縁性を有する合成樹脂製の略箱体であって、後述するヒューズ端子44や、この他の図示しないヒューズ端子を数多く収容することができるように形成されている。尚、図示しないヒューズ端子は、中間が90度に折り曲げられてL字状となる細いバスバーの一端に設けられている。細いバスバーの他端は、プリント配線基板26の所定位置に半田付けされている。
図示しないヒューズホルダーは、第二基板アッセンブリ24の後述するヒューズホルダー48と同様に形成されている。また、上記細いバスバーは、後述する細いバスバー55と同様に形成されている。
四種のバスバー34〜37及びその他の複数のバスバー38は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより形成されている。四種のバスバー34〜37及びその他の複数のバスバー38は、それぞれ所定の経路を有するように形成されている(四種のバスバー34〜37は左右方向の左から順に34、35…とする。その他の複数のバスバー38は便宜上同じ符号を付すものとする)。
四種のバスバー34〜37及びその他の複数のバスバー38のうち、四種のバスバー34〜37は、第三基板アッセンブリ25の後述するメタルコア基板58に接続されるバスバーとして備えられている。四種のバスバー34〜37は、後述するメタルコア基板58の存在により複雑な曲げ加工等を施さなくてもよいバスバーになっている。
四種のバスバー34〜37は、所定の幅を有するように形成されている。本実施例においては、バスバー35及び36が配線基板ユニット6で一番幅広になるように、また、バスバー34及び37が二番目に幅広となるように形成されている。
四種のバスバー34〜37のうち、バスバー35は第一系統、バスバー34、36は第二系統、バスバー37は第三系統のバスバーとなっている。第一〜第三系統に関しては、バッテリーに接続される系統、オルタネーターに接続される系統、デフォッガに接続される系統の三つに対応する系統であるものとする。尚、本実施例は三つの系統であるが、これに限らず例えば二つの系統であってもよいものとする。
四種のバスバー34〜37の各一端(各端末部)には、後述するメタルコア基板58に差し込まれ、この後に対応するコア(後述する)に半田付けされる略ピン状の半田接続部42が突出形成されている。半田接続部42は、バスバーの幅に応じて一又は複数形成されている。バスバー35及び36は四つ、バスバー34及び37は二つ並んで形成されている。半田接続部42は、これが複数の場合、略櫛歯状に突出するように形成されている。
四種のバスバー34〜37の各一端は、後述するメタルコア基板58の同一高さ位置に差し込まれ、左右方向に一列となるように配置されている。すなわち、各一端は、同一平面上に位置するように配置されている。また、四種のバスバー34〜37は、この中間部分も同一平面上に位置するように配置されている。
四種のバスバー34〜37の各一端と中間との間には(各端末部の近傍には)、同位置で二回、略90度に折り曲げてなるクランク部43が配置形成されている(折り曲げ状態は図5及び図6参照)。本実施例においては、上記中間側が一段下がる状態にクランク部43が形成されている。尚、一段下がるのは一例であるものとする。すなわち、一段上がる状態の形成であってもよいものとする。
クランク部43は、後述するメタルコア基板58に対し前後方向の力が加わった場合に、この受けた力を分散して影響を緩和させることができるように形成されている。これは、上記力を受けた場合であっても、半田接続部42の半田付け部分に影響を来さないようにするためである。クランク部43は、上記の力を受けると、図示の如くのクランク形状から略Z字状に撓むように形成されている。
本実施例においては、四種のバスバー34〜37の各一端が左右方向に一列となるように配置されることから、上下方向に配置がばらつく場合と比べて、効率よく力を分散することができるようになっている。また、各一端が左右方向に一列となるように配置されることから、上記の力を各クランク部43へバランスよく分散することができるようにもなっている。
尚、四種のバスバー34〜37の各一端が左右方向に一列となるように配置されると、上記前後方向の力が加わった場合に、後述するメタルコア基板58の歪みが起こり難くなるという利点を有している。
四種のバスバー34〜37の各一端の反対側となる他端には、図示しないヒューズに対するヒューズ端子44が形成されている。また、特に限定するものでないが、図示しないヒュージブルリンクに対する端子も形成されている。ヒューズ端子44は、音叉形状に形成されている。ヒューズ端子44は、図示しないヒューズホルダーに収容されるようになっている。
その他の複数のバスバー38は、後述するメタルコア基板58に対し接続されないバスバー等であって、比較的細く、例えばジャンパー線のような機能を有してプリント配線基板26に配索されている。
次に、第二基板アッセンブリ24について説明をする。
第二基板アッセンブリ24は、プリント配線基板45(横置きの基板)と、複数のリレー27等を含む電気及び電子部品と、ECUコネクタ46と、基板コネクタ47と、ヒューズホルダー48と、二種のバスバー49、50と、その他の二種のバスバー51、52と、複数のヒュージブルリンク53、54とを含んで構成されている。
プリント配線基板45は、この表面(上面)に所定の回路パターンを有する平面視矩形となる形状に形成されている。
プリント配線基板45の表面における所定位置には、上記の複数のリレー27等を含む電気及び電子部品と、ECUコネクタ46と、基板コネクタ47とが実装されている。また、プリント配線基板45の表面における所定位置には、ヒューズホルダー48が固定されている。また、プリント配線基板45の表面側には、バスバー49〜52が配索されている。
プリント配線基板45は、ピンヘッダーユニット29を介して下側の第一基板アッセンブリ23におけるプリント配線基板26と電気的に接続されている。プリント配線基板45は、第一基板アッセンブリ23におけるプリント配線基板26に対し平行となるように配置されている。
基板コネクタ47は、図示しないワイヤハーネスの端末に設けられるコネクタとの嵌合接続部分であって、絶縁性を有する合成樹脂製のコネクタハウジング39と、導電性を有する金属製の複数の端子40とを備えて構成されている。基板コネクタ47は、第一基板アッセンブリ23における基板コネクタ30と基本的に同じであり、構成に同一の符号を付して詳細な説明を省略するものとする。基板コネクタ47は、第一基板アッセンブリ23における基板コネクタ30の上側に位置するように実装されている。
ヒューズホルダー48は、プリント配線基板45の左側の縁部に固定されている。また、ヒューズホルダー48は、第一基板アッセンブリ23における図示しないヒューズホルダーの上側に位置するようにも固定されている。ヒューズホルダー48は、絶縁性を有する合成樹脂製の略箱体であって、ヒューズ端子を数多く収容することができるように形成されている。尚、上記ヒューズ端子は、バスバー他端側のヒューズ端子44や図示しないヒューズ端子であるものとする。図示しないヒューズ端子は、中間が90度に折り曲げられてL字状となる細いバスバー55の一端に設けられている。細いバスバー55の他端は、プリント配線基板45の所定位置に半田付けされている。
二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより形成されている。二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52は、それぞれ所定の経路を有するように形成されている。
二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52は、第三基板アッセンブリ25の後述するメタルコア基板58に接続されるバスバーとして備えられている。二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52は、後述するメタルコア基板58の存在により複雑な曲げ加工等を施さなくてもよいバスバーになっている。
二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52は、所定の幅を有するように形成されている。本実施例においては、バスバー49及び50が配線基板ユニット6で一番幅広になるように、また、バスバー51及び52が一番幅狭で且つ複数本となるように形成されている。
二種のバスバー49、50のうち、バスバー50は第一系統、バスバー49は第二系統のバスバーとなっている。第一及び第二系統は、第一基板アッセンブリ23で説明したのと同様で、バッテリーに接続される系統、オルタネーターに接続される系統の二つに対応する系統であるものとする。尚、ここではデフォッガに接続される系統(第三系統)には対応しないものとする。
二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52の各一端(各端末部)には、後述するメタルコア基板58に差し込まれ、この後に対応するコア(後述する)に半田付けされる略ピン状の半田接続部42が突出形成されている。半田接続部42は、バスバーの幅に応じて一又は複数形成されている。バスバー49及び50は四つ、バスバー51及び52は一つ形成されている。半田接続部42は、第一基板アッセンブリ23における四種のバスバー34〜37の半田接続部42と同じであるものとする。
二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52の各一端は、後述するメタルコア基板58の同一高さ位置に差し込まれ、左右方向に一列となるように配置されている。すなわち、各一端は、同一平面上に位置するように配置されている。また、二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52は、この中間部分も同一平面上に位置するように配置されている。
二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52の各一端と中間との間には、同位置で二回、略90度に折り曲げてなるクランク部43が形成されている(折り曲げ状態は図5及び図6参照)。本実施例においては、上記中間側が一段下がる状態にクランク部43が形成されている。尚、一段下がるのは一例であるものとする。すなわち、一段上がる状態の形成であってもよいものとする。
二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52のクランク部43は、第一基板アッセンブリ23における四種のバスバー34〜37と同じであるものとする。クランク部43は、後述するメタルコア基板58に対し前後方向の力が加わった場合に、この受けた力を分散して影響を緩和させることができるように形成されている。クランク部43は、図示の如くのクランク形状から略Z字状に撓むように形成されている。
クランク部43は、第一基板アッセンブリ23におけるバスバー34〜37のクランク部43と同じ位置に配置形成されている。上下で同じ位置に配置するのは、上記の力を各クランク部43へバランスよく分散するためである。
本実施例においては、二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52の各一端が左右方向に一列となるように配置されることから、上下方向に配置がばらつく場合と比べて、効率よく力を分散することができるようになっている。また、各一端が左右方向に一列となるように配置されることから、上記の力を各クランク部43へバランスよく分散することができるようにもなっている。
尚、二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52の各一端が左右方向に一列となるように配置されると、上記前後方向の力が加わった場合に、後述するメタルコア基板58の歪みが起こり難くなるという利点を有している。
二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52のうち、バスバー49の他端には、ヒュージブルリンク53に対する端子56や、プリント配線基板45への半田接続部57が形成されている。また、バスバー50の他端には、図示しないヒューズに対するヒューズ端子44や、ヒュージブルリンク54に対する端子(図示省略)が形成されている。ヒューズ端子44は、音叉形状に形成されている。ヒューズ端子44は、ヒューズホルダー48に収容されるようになっている。
二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52のうち、その他の二種のバスバー51、52の他端は、プリント配線基板45に半田付けされている。
図5及び図6において、第二基板アッセンブリ24における二種のバスバー49、50及びその他の二種のバスバー51、52と、第一基板アッセンブリ23における四種のバスバー34〜37と、同じく第一基板アッセンブリ23におけるL字状ピンヘッダーユニット28との配置に関し、これらは上下方向に同じになるような間隔にて配置されるものとする。これは、後述するメタルコア基板58に対し前後方向の力が加わった場合に、受けた力をバランスよく分散させることができるように配置されるからである。
続いて、第三基板アッセンブリ25について説明をする。
図6ないし図8において、第三基板アッセンブリ25は、メタルコア基板58(縦置きの基板)と、外部入出力コネクタ59と、図示しない電気及び電子部品とを含んで構成されている。
メタルコア基板58は、この表面(前面)及び裏面(後面)に配置される絶縁層60と、これら絶縁層60に挟まれるように配置される導電性のコア61とを有している。絶縁層60及びコア61は、この外形形状が矩形となるように形成されている。コア61は、少なくとも第一基板アッセンブリ23及び第二基板アッセンブリ24のバスバー系統の数分だけ分割されたコア(後述する分割コア62〜64)を有するように構成されている。
絶縁層60は、絶縁性を有する樹脂製の基板であって、所定の回路パターンを有している。また、特に符号を付さないが、上記回路パターンに貫通するスルーホールも多数く有している。上記回路パターンに対しては、外部入出力コネクタ59の一部や、第一基板アッセンブリ23におけるL字状ピンヘッダーユニット28が半田付けにより接続されるようになっている。
絶縁層60には、上記の他に、外部入出力コネクタ59をネジ止めにて固定するための貫通孔(符号省略)も複数形成されている。
図8ないし図10において、コア61は、少なくともバスバー系統の数分だけ分割されたコアを有するように構成されている。本実施例においては、上記の如く、バッテリーに接続される系統、オルタネーターに接続される系統、デフォッガに接続される系統の三つに対応するようにバスバーが分けられることから、三つの分割コア62〜64を有するように構成されている。
分割コア62〜64は、図8ないし図10に示す如く分割されている(分割の形状は一例であるものとする)。
分割コア62〜64は、銅などの導電性の良い金属板をプレス加工することにより形成されている。尚、銅に限らず、例えば銅合金やアルミニウム、アルミニウム合金等であってもよいものとする。分割コア62〜64の材質は、バスバーの材質に合わせることが好ましいものとする。
分割コア62〜64のうち、分割コア62はバッテリーに接続される第一系統のコアとなっている。また、分割コア63は、オルタネーターに接続される第二系統のコア、分割コア64は、デフォッガに接続される第三系統のコアとなっている。
分割コア62〜64には、第一基板アッセンブリ23における四種のバスバー34〜37と、第二基板アッセンブリ24における二種のバスバー49、50とが半田付けにより電気的に接続されている。また、外部入出力コネクタ59の一部も半田付けにより電気的に接続されている(絶縁層60の回路パターンに接続されない部分)。
コア61は、分割コア62〜64同士が接触しない状態に形成されている。また、コア61は、固定用のネジ(符号省略)や、L字状ピンヘッダーユニット28を介して分割コア62〜64同士が接触しない状態にも形成されている。
外部入出力コネクタ59は、複数のコネクタを集合させてなるような大型のコネクタに形成されている。また、外部入出力コネクタ59は、図示しない相手側コネクタとの嵌合接続が一括して行えるようなコネクタに形成されている。
外部入出力コネクタ59は、多極のコネクタであって、図示しない相手側コネクタとの嵌合接続が締結部65を介して行われるようになっている。外部入出力コネクタ59は、絶縁性を有する合成樹脂製のコネクタハウジング66と、導電性を有する金属製の複数のタブ67、68、69(端子)と、その他の端子とを備えて構成されている。
図8及び図9において、コネクタハウジング66は、相手側コネクタの差し込みが可能な雌型の形状に形成されている。このようなコネクタハウジング66には、メタルコア基板58に対しネジ止めをする部分としての固定部70が複数形成されている。コネクタハウジング66は、メタルコア基板58の上方にネジ止め固定される配置になっている。
コネクタハウジング66は、メタルコア基板58に固定されると、前方へ向けて突出するような形状に形成されている。コネクタハウジング66は、前方から見ると、長方形状となる箱体に形成されている。
外部入出力コネクタ59を構成する端子としてのタブ67、68、69(図9参照)は、特に図示しないがタブ状となる突起形状のタブ本体と、このタブ本体の下端に連成される複数の半田接続部とを有している。半田接続部は、メタルコア基板58に差し込まれた後に、対応する分割コア62〜64に半田付けされる略ピン状の形状に形成されている。半田接続部は、上記の半田接続部42(図8参照)と同じに形成されている。半田接続部は、左右方向に所定の間隔で二つ突出するように配置形成されている。
図9において、タブ67はバッテリーに接続される第一系統のタブ(端子)となっている。また、タブ68は、オルタネーターに接続される第二系統のタブ(端子)となっている。さらに、タブ69は、デフォッガに接続される第三系統のタブ(端子)となっている。
タブ67、68、69は、本実施例において、この幅方向が左右方向に一致するように固定されている。このようなタブ67、68、69の配置に係り、メタルコア基板58には、図10に示す如くのスルーホール71、72、73が形成されている。スルーホール71、72、73は、左右方向に所定の間隔で二つ貫通するように配置形成されている。
尚、タブ67、68、69の向きを例えば上下方向に幅広くなるように変更する場合には、スルーホール71、72、73を上下方向に所定の間隔(半田接続部の配置に合わせた間隔)で二つ配置すればよく、結果、簡単に変更することが可能であることが分かる。これは、メタルコア基板58を用いるからであり、バスバー配索板の場合では変更できないこともある。
以上の外部入出力コネクタ59は一例であり、例えば上記の第一〜第三系統に対応する複数のコネクタ(外部接続部)を採用するようにしてもよいものとする。
図3、図5、及び図11において、L字状ピンヘッダーユニット28は、第一基板アッセンブリ23におけるプリント配線基板26と、第三基板アッセンブリ25におけるメタルコア基板58とを電気的に接続する部分であって、複数のL字状ピンヘッダー74と、ケース75とを備えて構成されている。L字状ピンヘッダー74は、市販品が用いられている(接続数に合わせた専用のL字状ピンヘッダーを形成するのではなく、市販品を接続数に対応する分だけ並べて形成するものとする。このため安価なL字状ピンヘッダーユニット28になるのは勿論である)。
図11において、L字状ピンヘッダー74は、複数(本実施例において六本)の端子76と、絶縁性を有する樹脂製のホルダー77とを有している。端子76は、断面が矩形となるピン形状のものであって、この中間が90度に折り曲げられてL字状に形成されている。端子76は、この一端がプリント配線基板26の所定位置に半田付けされる部分となっている。また、他端は、メタルコア基板58の所定位置に半田付けされる部分となっている。
ホルダー77は、複数(六本)の端子76を一括して保持することができるように形成されている。ホルダー77は、この外形形状が平面視長方形となるような略ブロック形状に形成されている。
L字状ピンヘッダーユニット28は、本実施例において、三段の端子76による列をつくることができるように、上記中間の折り曲げ位置が異なるように形成されている。
ケース75は、絶縁性を有する樹脂製の部品であって、L字状ピンヘッダー74を左右方向に三つ、また、前後方向にも三つ並べて保持することができるように形成されている。引用符号78は第一基板アッセンブリ23におけるプリント配線基板26(図3参照)に載置されるベース部を示しており、このベース部78には、L字状ピンヘッダー74のホルダー77を収容保持する凹部79が複数形成されている。凹部79の底には、複数の端子76の各一端を挿通させる端子挿通孔80が形成されている。
引用符号81はネジ止め部を示している。このネジ止め部81は、左右方向に一対となるように配置形成されている。一対のネジ止め部81には、第三基板アッセンブリ25のメタルコア基板58に対するネジ穴82と、第一基板アッセンブリ23のプリント配線基板26に対するネジ穴83とが形成されている。
以上のようなL字状ピンヘッダーユニット28は、上記の如く安価になるのは勿論のこと、基板コネクタ30の数多くの端子40(図3参照)と比べ、電気的な接続安定性や信頼性、更には接続作業性が良好となるようになっている。また、半田付け部分に外力が加わったとしても影響しないようになっている。
図3、図5、及び図12において、ピンヘッダーユニット29は、第一基板アッセンブリ23におけるプリント配線基板26と、第二基板アッセンブリ24におけるプリント配線基板45とを電気的に接続する部分であって、ピンヘッダー84と、ケース85とを備えて構成されている。ピンヘッダー84は、市販品が用いられている(接続数に合わせた専用のピンヘッダーを形成するのではなく、市販品を接続数に対応する分だけ並べて形成するものとする。このため安価なピンヘッダーユニット29になるのは勿論である)。
ピンヘッダー84は、複数(本実施例において六本)の端子86と、絶縁性を有する樹脂製のホルダー87とを有している。端子86は、断面が矩形となるピン形状のものであって、上下方向に真っ直ぐのびるように形成されている。端子86は、この一端(下端)がプリント配線基板26の所定位置に半田付けされる部分となっている。また、他端(上端)は、プリント配線基板45の所定位置に半田付けされる部分となっている。
ホルダー87は、複数(六本)の端子86を一括して保持することができるように形成されている。ホルダー87は、この外形形状が平面視長方形となるような略ブロック形状に形成されている。
尚、ピンヘッダー84とL字状ピンヘッダー74(図11参照)は、端子をL字状に曲げるか否かの違いだけしかなく、元々は同じものであるものとする。
ケース85は、絶縁性を有する樹脂製の部品であって、ピンヘッダー84を左右方向に二つ、また、前後方向に三つ並べて保持することができるように形成されている。引用符号88は第一基板アッセンブリ23におけるプリント配線基板26(図3参照)に載置されるベース部を示しており、このベース部88には、ピンヘッダー84のホルダー87を収容保持する凹部89が複数形成されている。凹部89の底には、複数の端子86の各一端を挿通させる端子挿通孔90が形成されている。
引用符号91はネジ止め部を示している。このネジ止め部91は、前後方向に一対となるように配置形成されている。一対のネジ止め部91には、第二基板アッセンブリ24のプリント配線基板45に対するネジ穴92が形成されている。尚、第一基板アッセンブリ23のプリント配線基板26に対するネジ穴93は、ベース部88に形成されている。
引用符号94、95は、ケース85の強度を確保するための壁を示している。本実施例においては、壁94に対し複数の壁95が交差するように配置形成されている。
以上のようなピンヘッダーユニット29は、上記の如く安価になるのは勿論のこと、電気的な接続安定性や信頼性、更には接続作業性が良好となるようになっている。また、壁94及び95により十分に強度が確保されることから、半田付け部分に外力が加わったとしても影響しないようになっている。
上記構成及び構造に基づきながら電気接続箱1についてまとめると、電気接続箱1は、外部入出力コネクタ59と、複数系統のバスバー34〜37、49、50と、複数に分割されたコア61(分割コア62〜64)を含むメタルコア基板58とを備えて構成されている。外部入出力コネクタ59と複数系統のバスバー34〜37、49、50との間には、メタルコア基板58が介在している。すなわち、外部入出力コネクタ59と複数のバスバー34〜37、49、50は、メタルコア基板58にて電気的に接続されている。
このような電気接続箱1によれば、メタルコア基板58が配索材として機能するようになっている。従って、電気接続箱1は、外部入出力コネクタ59を所望の位置に配置しても、メタルコア基板58の介在によりバスバー34〜37、49、50の経路が複雑になることはない。
電気接続箱1についてもう少し詳しくまとめると、電気接続箱1は、次のようなバスバーと基板との接続構造を採用している。
上記バスバーと基板との接続構造は、縦置き基板であるメタルコア基板58と、横置き基板であるプリント配線基板26、45とを含んでいる。これらのうち、プリント配線基板26、45には、バスバー34〜37、49〜52が配索されている。バスバー34〜37、49〜52は、この各一端近傍にクランク部43を有しており、各一端が半田接続部42を介してメタルコア基板58に電気的に接続されている。バスバー34〜37、49〜52は、メタルコア基板58に対し直交方向に接続されている。このようなバスバーと基板との接続構造において、仮にメタルコア基板58に対し外力が加わった場合には、半田接続部42とメタルコア基板58との電気的な接続部に掛かる応力がバスバー34〜37、49〜52の各クランク部43により分散される。
上記バスバーと基板との接続構造によれば、半田接続部42とメタルコア基板58との電気的な接続部に掛かる応力をクランク部43により分散し、上記接続部での破損等を防止できることから、結果、バスバーと基板の接続信頼性を確保することができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…電気接続箱
2…ECU
3…アッパーカバー
4…ロアカバー
5…サイドカバー
6…配線基板ユニット
23…第一基板アッセンブリ
24…第二基板アッセンブリ
25…第三基板アッセンブリ
26…プリント配線基板(横置きの基板)
28…L字状ピンヘッダーユニット
29…ピンヘッダーユニット
34〜37…バスバー
42…半田接続部
43…クランク部
45…プリント配線基板(横置きの基板)
46…ECUコネクタ
48…ヒューズホルダー
49〜52…バスバー
58…メタルコア基板(縦置きの基板)
59…外部入出力コネクタ
60…絶縁層
61…コア
62〜64…分割コア
67〜69…タブ
74…L字状ピンヘッダー
75…ケース
76…端子
77…ホルダー
78…ベース部
79…凹部
80…端子挿通孔
84…ピンヘッダー
85…ケース
86…端子
87…ホルダー
88…ベース部
89…凹部
90…端子挿通孔
94、95…壁

Claims (4)

  1. 縦置き基板及び横置き基板のいずれか一方の基板に配索される一又は複数のバスバーの端末部分近傍に、略クランク状の折り曲げ部分となるクランク部を形成し、その上で前記端末部分をいずれか他方の基板に対し略直交方向に接続する
    ことを特徴とするバスバーと基板の接続構造。
  2. 請求項1に記載のバスバーと基板の接続構造において、
    前記バスバーを複数配索するものとし、且つ、各前記端末部分を前記いずれか一方の基板に対し略平行な同一平面上に一列で並べた状態に配置し、その上で各前記端末部分を前記いずれか他方の基板に対し略直交方向に接続する
    ことを特徴とするバスバーと基板の接続構造。
  3. 請求項1に記載のバスバーと基板の接続構造において、
    前記いずれか一方の基板を複数の平行な配置の基板とし、且つ、前記いずれか一方の基板毎に配索される前記一又は複数のバスバーの前記クランク部を略同一位置に配置する
    ことを特徴とするバスバーと基板の接続構造。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか記載のバスバーと基板の接続構造を採用してなる
    ことを特徴とする電気接続箱。
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