JP2005304141A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 バスバーの短絡防止を行うことを目的とする。
【解決手段】 電気接続箱20は、電子部品32を回路基板33上に実装した回路構成体31を内部に収容する接続箱本体21、ヒューズボックス70、上部コネクタ90を主体として構成され、例えば、エンジンルーム内に縦向きに配置される。ヒューズボックス70と上部コネクタ90との間を電気的に接続するコネクタ用バスバー110はクランク状に折れ曲がった形状であるがその折れ曲がった部分、すなわち連結板部121は板面が組み付け状態において上下方向に沿うようになっている。そのため仮にヒューズボックス70側から雨滴が侵入しても、雨滴はバスバー110の折れ曲がった部分に貯まることがなく下方に排水されるから、同部位におけるバスバー110間の短絡が未然に防止される。
【選択図】 図6
Description
このものは回路基板を収容するためのケーシング3の上面に、外部コネクタ接続用の取付部3cが一体的に設けられている。この取付部3cには上下に貫通する端子収容孔3dが設けられており、そこには、外部コネクタの備える端子と回路基板を接続するための接続端子(バスバー)13が収容されている。そのため、この端子収容孔3dを介して侵入した水分がバスバーを伝って電気接続箱内部の回路基板5を浸水させる虞があった。
そこで、取付部3cから回路基板5に至る経路上においてバスバー13の外周に別部品11を液密状に嵌着し、これにより、バスバー13を伝う水分の経路を変えることで回路基板5を保護するようにしていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、バスバーの短絡防止を行うことを目的とする。
請求項1の発明によれば、連結板部は上下方向に沿う板状をなす。従って、バスバーの形状はクランク状に折れ曲がっているにも拘わらず当該バスバーを伝う水分は、連結板部(クランクする部分)に留まることなく排水される。そのため、当該連結板部の周縁における雨滴溜まりに起因する隣接するバスバー間の短絡が未然に防止される。
請求項2の発明によれば、バスバーは一体的に形成されるから、低コスト化が図れる。
請求項3の発明によれば、ヒューズ側接続部、ハウジング側接続部の配置をバスバーの並び方向に関して任意に設定することが可能となるから配置の自由度が高まる。
請求項4の発明によれば、ハウジング側接続部の全体の幅寸法をヒューズ側接続部の全体の幅寸法より狭く出来るから、回路ハウジングの小型化が図られる。
請求項5の発明によれば、装着状態にあっては各連結板部は各収容溝の溝壁によって隔てた状態とされているから、同部位における短絡防止対策として更に有効である。
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。
図1に示す20は自動車に使用される電気接続箱であって、バッテリ等の電源と電気的負荷(ランプ、オーディオ等の電装品)との間に介設され、電源から供給される電力を各電装品に分配・供給するとともに、これら電力供給の切り替え等の制御を行うものである。電気接続箱20は、スイッチング素子等の電子部品32を回路基板33上に実装した回路構成体31を内部に収容する接続箱本体21、ヒューズボックス70、上部コネクタ(本発明の回路ハウジングに相当する)90を主体として構成され、例えば、エンジンルーム内に縦向きに配置される。尚、以下の説明において、上下方向に関しては組付け時、すなわち図3の向きを基準とし、左右方向に関しては図1の向きを基準とする。
同図に示す35は枠体であって、合成樹脂等の絶縁材料からなるとともに回路構成体31の外周を取り囲むような枠状をなし上方より同回路構成体31を内部に受け入れるようになっている。この枠体35の底側の開口縁(図2における下側の面)には放熱板39が装着されるようになっている。
また、図2に示すように枠体35の左右両縁部には、図示上方に立ち上がる取り付け用の内壁37が設けられるとともに、これら各内壁37の外面側には次述するカバー61に対するロック片37Aが一対設けられている。
尚、この状態にあっては、ヒューズ端子接続部42は接続箱本体21から露出された状態にあって、図3における上方を向いた姿勢にある。
また、図3に示すように取り付け状態においては、ヒューズボックス70の左半分が接続箱本体21の側方に突出しており、この突出した部分の下方領域に、上部コネクタ90がカバー61の壁面61Aに沿って図示下方から組まれるようになっている。
コネクタ用バスバー110は所定展開形状の金属片を曲げ加工して形成されており、本実施形態においてヒューズボックス70の幅方向に沿って6本が併設されている。コネクタ用バスバー110はヒューズ端子接続部(本発明のヒューズ側接続部に相当する)111とタブ(本発明のハウジング側接続部に相当する)116を備えてなる。このうちヒューズ端子接続部111は前記端子挿通孔77を介して前記ヒューズ室72内に挿通され、タブ116は第1の受け入れ孔91Aを介して第1のフード部93内に挿通される。尚、端子挿通孔77及び第1の受け入れ孔91Aが本発明の取り付け孔に相当するものであり、これら両孔は図4に示すように、同図に示すR方向に関して離間した配置とされている。
尚、このコネクタ用バスバー110はヒューズボックス70に対して上部コネクタ90が装着される前段階で、ヒューズ端子接続部111をヒューズボックス70の端子挿通孔77にやや圧入気味に押し込むことで組付けされるようになっている。
カバー側排水用斜面部67は第1の収容部71と対向する位置にあって、横幅は第1の収容部71の横幅とほぼ等しくなっている。排水用斜面部67は枠体35の先端部分(図3に示すP部分であって、基板用バスバー41が枠体35内側から枠体35の外側に引き出される部分)を始端としており、そこから上部コネクタ90に向かって約45度の勾配をもって下降傾斜し、その終端はカバー61の壁面61Aに達している。
ヒューズHの交換作業はボンネットを空けた状態で行うことから、例えば降雨時に交換作業を行うとヒューズ室72内に雨滴が侵入する場合がある。ヒューズ室72内に侵入した雨滴はヒューズ室72の底面に一時的に貯まるが、その後、雨滴はバスバー41、110のヒューズ端子接続部42、111を伝って、端子挿通孔76、77内に経時的にしみ出してゆく。
加えて、図8に示すように各コネクタ用バスバー110をヒューズボックス70に装着したときには、各連結板部121は端子挿通孔77或いは、収容溝77A内に収容され、その壁面によって隣り合う連結板部121同士が隔てられるようになっている。これにより、更に短絡が起こり難くなる。
本発明の実施形態2を図10を参照して説明する。
実施形態2は実施形態1に対して中央のコネクタ用バスバー131の形状を変えたものであり、その他の構成については実施形態1と同様である。
コネクタ用バスバー131のヒューズ端子接続部132の基端部には同図において奥側に延びる延設部133が形成されている。延設部133の奥側の縁には連結板部135がバスバーの並び方向に沿って形成されるとともに、その上縁にタブ136が繋がれている。
このように中央のバスバー131の連結板部135の板面は組付け時において、上下方向に沿う垂直面とされておらず、バスバーの幅方向に沿う水平面とされているが、これは連結板部135の面積が小さく、そこに雨滴が貯まり難いからである。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
21…接続箱本体
70…ヒューズボックス
77…端子挿通孔(取り付け孔)
90…上部コネクタ(回路ハウジング)
91A…第1の受け入れ孔(取り付け孔)
110…コネクタ用バスバー
121…連結板部
Claims (5)
- ヒューズ素子が着脱可能に収容されるヒューズボックスと、
前記ヒューズボックスの下方に配された回路ハウジングと、
前記ヒューズボックスの底面に設けられた取り付け孔に装着され前記ヒューズボックス内を上向きに延びる板状のヒューズ側接続部とこのヒューズ側接続部に連なり前記取り付け孔から下向きに引き出される板状の連結板部とこの連結板部に連なり回路ハウジングに設けられる取り付け孔に挿通されるハウジング側接続部とを有する複数本のバスバーとを備えてなり、
前記両取り付け孔は前記ヒューズ側接続部の板厚方向に関して離れて位置する配置にあって、前記バスバーの両接続部はこの両取り付け孔の離れた配置に合わせて前記連結板部を介してクランク状に繋がれている電気接続箱において、
前記連結板部の板面は上下方向に沿っていることを特徴とする電気接続箱。 - 前記ヒューズ側接続部、前記連結板部及び前記ハウジング側接続部は板材を折り曲げて一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
- 前記連結板部は前記バスバーの並び方向に延びる横延長部を有し、前記ヒューズ側接続部と前記ハウジング側接続部とを前記バスバーの並び方向に関して位置ずれした状態で接続することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
- 前記ハウジング側接続部の幅寸法が前記ヒューズ側接続部の幅寸法に比べて幅狭とされたものにおいて、
前記横延長部は、前記ハウジング側接続部の全体の幅寸法が前記ヒューズ側接続部の全体の幅寸法より狭くなるように各ハウジング側接続部を並べて配していることを特徴とする請求項3記載の電気接続箱。 - 前記連結板部は前記ヒューズ側接続部の延び方向に沿う一側縁部を折り曲げて形成されるとともに、
前記ヒューズボックス側の各取り付け孔の孔壁には前記連結板部を個別に収容する収容溝が設けられ、前記バスバーを前記ヒューズボックスに装着した状態にあっては各連結板部が各収容溝の溝壁によって隔てた状態とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電気接続箱。
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