JP2013020730A - 電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電池100の製造方法は、挿入部183で貫通孔170を気密に仮封止する仮封止工程と、被覆部181を孔周囲部113mに気密に接合する本封止工程と、被覆部181と孔周囲部113mとの間の気密性を検査する気密検査工程とを備える。仮封止工程から本封止工程までは、挿入部183の弾性により貫通孔170を気密に仮封止可能な第1温度範囲内の環境温度で行い、気密検査工程は、挿入部183の弾性低下により貫通孔170の仮封止を維持不能な第2温度範囲内の環境温度で行う。
【選択図】図5
Description
なお、ゴム栓部と金属蓋部とを有する封止部材で貫通孔を封止した形態の電池として、例えば特許文献1に開示された電池が挙げられる。
しかしながら、このようにした電池は、製造直後にはゴム栓部がまだ劣化しておらず、ゴム栓部と貫通孔との間が気密に封止されている。つまり、この電池は、ゴム栓部と貫通孔との密着、及び、金属蓋部と電池ケースとの接合により、二重に封止されている。このため、金属蓋部と電池ケースとの接合の不具合で封止不良が生じていたとしても、この封止不良が生じた電池を検査により判別するのが難しい。従って、金属蓋部を電池ケースに確実に気密に接合した電池を製造するのが困難であった。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態1に係るリチウムイオン二次電池(電池)100(以下、単に電池100とも言う)を示す。また、図2及び図3に、この電池100を構成する捲回型の電極体120及びこれを展開した状態を示す。また、図4に、ケース蓋部材113、正極端子150及び負極端子160等の詳細を示す。また、図5及び図6に、注液孔(貫通孔)170及び封止部材180の近傍の形態を示す。なお、図1,図4及び図5における上方を電池100の上側、下方を電池100の下側として説明する。
また、セパレータ141は、樹脂からなる多孔質膜であり、帯状をなす。
注液孔170は、電解液117を電池ケース110内に注入するために形成され、ケース蓋部材113の内側主面113cと外側主面113dとの間を貫通する形態で軸線BX方向に延びる孔であり、電池ケース110の内外を連通している。この注液孔170は、円孔をなす内側円筒部171と、これよりも径大な円孔をなす外側円筒部173とが同軸状に繋がった段付き孔である。
このうち被覆部材181は、電池ケース110の材質と同じ材質、具体的には、アルミニウムからなる。この被覆部材181は、封止部材180の軸線CX方向の内側CC(ケース蓋部材113側、図5及び図7中、下方)に位置する主面である被覆部内側面181cと、これに平行で軸線CX方向の外側CD(ケース蓋部材113とは反対側、図5及び図7中、上方)に位置する主面である被覆部外側面181dとを有し、注液孔170(その外側円筒部173)の内径よりも径大な円板状をなす。
また別途、被覆部材181と挿入部材183とからなる封止部材180(図7参照)を形成しておく。具体的には、金属板からなる被覆部材181を射出成形用の金型にセットし、前述のようにパーフロロエラストマー(デュポン社製、カルレッツ)を用いて、射出成形により挿入部材183を被覆部材181と一体に成形する。
ところで、注液孔170が仮封止されていない場合には、電池ケース110内に収容された電解液117が、電池外部に漏れ出たり、電池ケース110の孔周囲部113mに付着するおそれがある。しかし、本実施形態1では、前述の仮封止工程において挿入部材183で注液孔170を気密に仮封止しているので、電解液117が電池外部に漏れ出るのを確実に防止できる。また、次述する本封止工程をも、電池ケース110内を減圧状態に保ったまま、大気圧下で行うことができる。
次いで、本発明の効果を確認するために行った試験結果について説明する。この試験では、試験を容易かつ確実に行うために、電極体、絶縁フィルム包囲体及び電解液を電池ケース内に収容することなく、電池ケース、正極端子、負極端子及び封止部材のみにより試験用電池を作製した。また、電池外部から電池ケース内に気体を供給できるように、電池ケースのケース本体部材に配管を取り付けた。
これに対し、試験用電池2は、25℃から−30℃のいずれの環境温度でも、ヘリウムガスのリーク量がごく僅か(1.0×10-9 程度)で、しかも、このリーク量が環境温度に拘わらずほぼ一定であった。
次いで、第2の実施の形態について説明する。本実施形態2に係るハイブリッド自動車(車両)700(以下、単に自動車700とも言う)は、実施形態1に係る電池100を搭載し、この電池100に蓄えた電気エネルギを、駆動源の駆動エネルギの全部または一部として使用するものである(図10参照)。
前述したように、電池100は、長期間にわたり封止部材180で注液孔170を気密に封止できるので、この自動車700の耐久性を高くできる。
次いで、第3の実施の形態について説明する。本実施形態3のハンマードリル800は、実施形態1に係る電池100を搭載した電池使用機器である(図11参照)。このハンマードリル800は、本体820の底部821に、電池100を含むバッテリパック810が収容されており、このバッテリパック810を、ドリルを駆動するためのエネルギー源として利用している。
前述したように、電池100は、長期間にわたり封止部材180で注液孔170を気密に封止できるので、このハンマードリル800の耐久性を高くできる。
また、実施形態1では、「封止部材」として、被覆部材(被覆部)181と挿入部材(挿入部)183とが一体化されたものを例示したが、被覆部と挿入部とを別体として形成することもできる。また、被覆部の形状や大きさ、挿入部の形状や大きさは、適宜変更できる。
また、実施形態1では、「仮封止工程」を減圧下で行っているが、これを大気圧下で行うこともできる。
また、実施形態1では、「気密検査工程」として、電池100を減圧下に置き、ガス検知器を用いて電池ケース110内からの気体の漏れを検知しているが、気密検査の方法はこれに限られない。例えば、電池100を水などの液中に没して、電池ケース110内からの気体の漏れ(泡)を目視等により確認してもよい。
110 電池ケース
111 ケース本体部材
113 ケース蓋部材
117 電解液
120 電極体
150 正極端子
160 負極端子
170 注液孔(貫通孔)
171 内側円筒部
171fa 角部
173 外側円筒部
180 封止部材
181 被覆部材(被覆部)
181m (被覆部材の)周縁部
181y 溶接部
183 挿入部材(挿入部)
183f 側面
183t 当接部
700 ハイブリッド自動車(車両)
710 組電池
800 ハンマードリル(電池使用機器)
810 バッテリパック
Claims (3)
- 自身の内外を連通する貫通孔を有する電池ケースと、
前記電池ケース内に収容された電極体と、
前記電池ケース内に収容された電解液と、
前記貫通孔を前記電池ケースの外部から気密に封止してなる封止部材であって、
ゴム状弾性体からなり、前記貫通孔に挿入された挿入部、及び、
前記挿入部を前記外部から覆いつつ、前記電池ケースのうち前記貫通孔の周囲を囲む環状の孔周囲部に気密かつ環状に接合してなる被覆部、を有する封止部材と、を備える
電池の製造方法であって、
前記挿入部を、前記電解液が収容された前記電池ケースの前記貫通孔に前記外部から圧入し、前記挿入部で前記貫通孔を気密に仮封止する仮封止工程と、
前記仮封止工程の後、前記挿入部を前記外部から覆いつつ、前記被覆部を前記電池ケースの前記孔周囲部に気密かつ環状に接合する本封止工程と、
前記本封止工程の後、前記封止部材の被覆部と前記電池ケースの前記孔周囲部との間の気密性を検査する気密検査工程と、を備え、
前記仮封止工程から前記本封止工程までを、
前記挿入部の弾性によって、前記挿入部で前記貫通孔を気密に仮封止可能な第1温度範囲内の環境温度で行い、
前記気密検査工程を、
前記第1温度範囲よりも低温で、かつ、
前記挿入部の弾性の低下により、前記挿入部による前記貫通孔の仮封止を維持不能な第2温度範囲内の環境温度で行う
電池の製造方法。 - 請求項1に記載の電池の製造方法であって、
前記ゴム状弾性体は、
前記第1温度範囲が20〜35℃の温度範囲を含み、かつ、
前記第2温度範囲が−50〜10℃の温度範囲と少なくとも一部で重なる材質からなる
電池の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の電池の製造方法であって、
前記仮封止工程は、減圧下で行い、
前記本封止工程は、大気圧下で行う
電池の製造方法。
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