JP2013018459A - ステアリングホイール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングホイールの芯金が負荷によって変形した場合でも、木部材が破損、破壊し難いステアリングホイール構造を提供する。
【解決手段】ステアリングホイールにおいて、木部材9を、所定の肉厚である基準肉厚部22でリム芯金5の周囲を被覆すると共に、リム部6の環状の外側及び内側において、この基準肉厚部22の肉厚よりも薄肉に形成された薄肉部23を有してリム芯金5の周囲を被覆して構成する。このような構成により、リム芯金5が外力により変形しても、木部材9に大きな応力が発生することを軽減でき、木部材が破損、破壊し難いステアリングホイール構造とすることが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、木部材が取り付けられたステアリングホイール構造に関する。
車両の運転操作に使用されるステアリングホイールには、木部材が取り付けられた構成のものがある。木部材が取り付けられたステアリングホイールは、ステアリングシャフトを中心として環状に形成されて取付けられている。この木部材は、環状に形成されてステアリングシャフトに取付けられた芯金の周囲をその断面において一定の肉厚部を有して被覆されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−262870号公報
しかし、特許文献1のステアリングホイールは、環状の芯金の周囲を一定の肉厚部を有して被覆されているので、芯金が外からの負荷によって変形した場合は、芯金の変形が木部材へ伝わり、大きな応力が発生して木部材の破損、破壊に繋がる場合がある。
本発明の目的は、ステアリングホイールの芯金が負荷によって変形した場合でも、木部材が破損、破壊し難いステアリングホイール構造を提供することにある。
[1]本発明は、上記目的を達成するため、環状に形成され、車両のステアリングシャフトに固定される芯金と、前記環状又は前記環状の一部領域において、前記芯金の周囲を所定の肉厚形状で被覆する木部材と、を有し、前記木部材は、前記環状の径方向の外側及び内側において、前記所定の肉厚形状よりも薄い薄肉部を有して前記芯金の周囲を被覆することを特徴とするステアリングホイール構造を提供する。
[2]前記薄肉部を有する木部材は、ステアリングホイールの上部側に備えられることを特徴とする上記[1]に記載のステアリングホイール構造であってもよい。
[3]また、前記薄肉部は、前記環状の一部領域に形成されていることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のステアリングホイール構造であってもよい。
本発明によれば、ステアリングホイールの芯金が負荷によって変形した場合でも、木部材が破損、破壊し難いステアリングホイール構造を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るステアリングホイールを車両の側面(例えば、運転席のドア付近)から見た側面図である。 図2は、図1においてA方向(例えば、運転者から見る方向)から見た平面図である。 図3は、図2におけるE−E横断面図である。 図4は、図2におけるF−F横断面図である。 図5は、図2におけるM−M縦断面図である。 図6は、ステアリングホイールの変形例を示す平面図である。
(本発明の実施の形態)
[ステアリングホイールの構成]
図1は、本発明の実施の形態に係るステアリングホイールを車両の側面(例えば、運転席のドア付近)から見た側面図である。図2は、図1においてA方向(例えば、運転者から見る方向)から見た平面図である。図3は、図2におけるE−E横断面図である。図4は、図2におけるF−F横断面図である。なお、図3に示すE−E横断面図、及び、図4示すF−F横断面図は、それぞれE−E方向、F−F方向から断面した方向に展開して図示している。
(ステアリングホイール本体の全体構成)
図1、2において、全体を示す符号1は、この実施の形態に係る典型的な自動車用のステアリングホイール本体を例示している。このステアリングホイール本体1は、ステアリングシャフト2の先端に嵌着固定される中央のボス3と、リム芯金5を被包する円環状のリム部6と、このボス3及びリム芯金5を互いに連結する3本のスポーク芯金7,7,7の一部を被包するスポーク部8,8,8とを備えている。図示例では、ステアリングホイール本体1は、車両を直進させる状態にあり、直進操舵位置にある。
このボス3の上部には、図2に示すように、パッド部4が取り付けられるとともに、このボス3の下部には、ボス3及びステアリングシャフト2の先端を挿通する図示しない開口を有する合成樹脂製の下部カバーが取り付けられる。このパッド部4は、例えば発泡ポリウレタン等の軟質部材で形成されており、パッド部4の内部には、図示しない警笛ホーン、インフレータ、及びエアバッグなどが収容固定されている。
リム部6は、環状に形成されたトーラス(torus)体であり、運転者が把持し、回転操作に主に用いられる領域である。このリム部6は、図3、4に示すように、内部に、ステアリングシャフト2に固定されるリム芯金5を有し、リム部6又はリム部6の一部領域において、リム芯金5の周囲を略一定の肉厚形状で被覆する硬質被覆部である木部材9と、を有して概略構成されている。
このリム部6のリム芯金5は、図1及び図3、4に示すように、断面略U字状をなしており、例えばアルミニウム、又はアルミニウム合金等の金属を鋳造成形することで形成される。一方、ボス3及びスポーク芯金7は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、又はマグネシウム合金等の金属を鋳造成形することで形成される。
この木部材9は、図3、4に示すように、リム部6における上側部分(図2のG領域及びH領域)及び左右下側部分(図2のJ領域及びK領域)のリム芯金5の外周に被覆されている。この木部材9は、例えば天然木(本杢)の無垢材により形成されており、ウッドアッパー9a及びウッドロア9bの2部材を接合して構成されている。ウッドアッパー9a及びウッドロア9bの内面とリム芯金5との間には、木部材9の内周部9c、9dとリム芯金5の外周部5aの間隙を保つためのスペーサとしての弾性接着剤12が介在している。弾性接着剤12は、例えば、シリコン系等のエラストマ樹脂が使用される。
ここで、図3に示すように、木部材9は、所定の肉厚である基準肉厚部22でリム芯金5の周囲を被覆すると共に、リム部6の環状の径方向の外側(図1、2で示すB方向)及び内側(図1、2で示すD方向)において、この基準肉厚部22の肉厚よりも薄肉に形成された薄肉部23を有してリム芯金5の周囲を被覆している。すなわち、図3において、図1、2で示すB方向、及び、図1、2で示すD方向において、木部材9の肉厚が薄い薄肉部23が形成されている。
木部材9において薄肉部23が形成されている領域は、例えば、リム部6における上側部分のうち上部側(図2で示すH領域)である。所定の肉厚である基準肉厚部22の寸法L1に対して、薄肉部23の寸法L2は、L1>L2に設定されている。このような構成により、リム芯金5が外力により変形しても、リム部6の環状の外側及び内側の木部材9が薄肉なのでリム芯金5の変形に追従しやすい。この追従性の向上により、ステアリングホイールの芯金が負荷によって変形した場合でも、木部材9に大きな応力が発生することを軽減でき、木部材が破損、破壊し難いステアリングホイールとすることが可能となる。
一方、図2で示すG領域、J領域、K領域は、木部材9の肉厚が全周に亘って略一定の肉厚である基準肉厚部22に設定されている。これらの3つの領域を代表して、G領域におけるF−F横断面図を図4に示している。断面における構成は、図3で示したE−E横断面と同様であるが、木部材9の肉厚が全周に亘って略一定の肉厚である基準肉厚部22とされている。
又、このリム部6は、図2に示すように、軟質被覆部10の外周に被覆された皮革部材11とを備えている。
図5は、図2におけるH−H縦断面図である。この軟質被覆部10は、図5に示すように、木部材9の部位を除くリム芯金5の一部にあって、リム部6における左右両側部分及び下側部分のリム芯金5とスポーク部8とを被覆している。この軟質被覆部10は、例えば発泡ポリウレタン等の軟質材料からなり、軟質被覆部10を覆う皮革部材11は、例えば天然皮革又は合成皮革などからなる。
このリム芯金5における木部材9と皮革部材11との境界部には、図5に示すように、樹脂ピース13が接着剤等の固定手段を介して固定されている。この樹脂ピース13は、例えばポリプレンやABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)などの硬質の熱可塑性合成樹脂からなり、二分割構成とされた環状の被覆部材として形成されている。この樹脂ピース13における軟質被覆部10側の外端縁側角部がリム芯金延在方向に向けて下斜めに面取りされている。
この樹脂ピース13は、図5に示すように、木部材9に隣接して配置されるとともに、皮革部材11により覆われている。この樹脂ピース13は、リム芯金5の一部分に軟質被覆部10を形成しないようにするための成形時のバリ切りとしての機能を有するとともに、皮革部材11のリム芯金延在方向の自由端部を折り曲げた端末部11aを保持する機能を有している。
図6は、ステアリングホイールの変形例を示す平面図である。図6では、金属材料で形成された、リム芯金5、ボス3、及びスポーク芯金7の全体の変形例を示している。図2で示したステアリングホイール本体1と対比すると、略円形状のステアリングホイールは、例えば、車両の衝突等により、ステアリングホイール本体に衝撃、荷重が加わることで、ステアリングホイール本体は図6で示すように概ね楕円形状に変形する。これは、リム芯金5とボス3、スポーク芯金7の位置関係、及び、車両正面からの衝撃等の要因によるものと考えられる。
このように楕円形状に変形する場合は、リム部6における上側部分のうち上部側、すなわち、図2で示すH領域、において、リム芯金5の変形量は大きいと想定される。従って、本実施の形態では、上記説明したように、図2で示すH領域において、図3に示すように、木部材9は、リム部6の環状の径方向の外側(図1、2で示すB方向)及び内側(図1、2で示すD方向)において、所定の肉厚である基準肉厚部22でリム芯金5の周囲を被覆すると共に、この基準肉厚部22の肉厚よりも薄肉に形成された薄肉部23を有してリム芯金5の周囲を被覆する構成としている。
ただし、木部材9の全領域、すなわち、図2において、G領域、H領域、J領域、K領域の全て、あるいは、これらの任意の領域において、図3で示した構成とすることも可能である。例えば、リム部6における上側部分(図2のG領域及びH領域)において、木部材9が基準肉厚部22の肉厚よりも薄肉に形成された薄肉部23を有してリム芯金5の周囲を被覆する構成とすることも可能である。
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、次のような効果を有する。
(1)木部材9は、所定の肉厚である基準肉厚部22でリム芯金5の周囲を被覆すると共に、リム部6の環状の径方向の外側(図1、2で示すB方向)及び内側(図1、2で示すD方向)において、この基準肉厚部22の肉厚よりも薄肉に形成された薄肉部23を有してリム芯金5の周囲を被覆する構成とされている。したがって、車両の衝突等により、ステアリングホイール本体に衝撃、荷重が加わってリム芯金5が変形しても、木部材9は、リム芯金5の変形に追従しやすい。すなわち、図6で示したように、リム芯金5の変形状態を想定して、変形量の大きいと推測される部位において薄肉部23を設けた構成としているので、変形したリム芯金5への追従性を向上させることが可能となる。これにより、ステアリングホイールの芯金が負荷によって変形した場合でも、木部材9に大きな応力が発生することを軽減でき、木部材が破損、破壊し難いステアリングホイール構造を提供することができる。
(2)環状の一部領域、すなわち、リム部6における上側部分のうち上部側(図2で示すH領域)において、上記の薄肉部23を設けた構成としているので、より効果的にリム芯金の変形に追従することができる。すなわち、図2で示すH領域以外の木部材9の領域では、従来から用いられていた基準肉厚部22とするので、通常の使用状態では変形に対する剛性が十分に確保されると共に、上記説明した衝撃、荷重によるリム芯金5の変形への追従性も付加することが可能となる。
(3)上記の薄肉部23を設けた構成は、木部材9の全領域又は任意の領域とすることも可能である。車両の設計等に応じて、想定されるリム芯金の変形を考慮して、薄肉部23を設ける領域を決定することも可能である。
以上、本発明に好適な実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
1…ステアリングホイール本体
2…ステアリングシャフト
3…ボス
4…パッド部
5…リム芯金
5a…外周部
6…リム部
7…スポーク芯金
8…スポーク部
9…木部材
9a…ウッドアッパー
9b…ウッドロア
9c、9d…内周部
10…軟質被覆部
11…皮革部材
11a…端末部
12…弾性接着剤
13…樹脂ピース
22…基準肉厚部
23…薄肉部

Claims (3)

  1. 環状に形成され、車両のステアリングシャフトに固定される芯金と、
    前記環状又は前記環状の一部領域において、前記芯金の周囲を所定の肉厚形状で被覆する木部材と、を有し、
    前記木部材は、前記環状の径方向の外側及び内側において、前記所定の肉厚形状よりも薄い薄肉部を有して前記芯金の周囲を被覆することを特徴とするステアリングホイール構造。
  2. 前記薄肉部を有する木部材は、ステアリングホイールの上部側に備えられることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール構造。
  3. 前記薄肉部は、前記環状の一部領域に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリングホイール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20040200310A1 (en) * 2003-04-10 2004-10-14 Trw Automotive Safety Systems Gmbh Vehicle steering wheel

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