JP2013013984A - 工作機械及びそれを用いた加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成でありながらコンタリング加工を行うことが可能な工作機械を提供する。
【解決手段】多軸ヘッド14には、複数個の工具12が設けられる。全ての工具12は、回転シリンダのピストンロッド28からギアトレイン30を介して伝達された回転駆動力によって回転動作(自転運動)する。また、ピストンロッド28の先端に形成された第1スプライン44が第3従動軸70の中空軸部72に進入して第2スプライン74に噛合すると、工具12を挿入した偏心スピンドル32に対し、ベルトドライブ62を介して回転駆動力が伝達される。その結果として偏心スピンドル32が回転動作し、これに伴って、工具12が、その軌跡が円形状となるように変位(公転動作)する。すなわち、工具12は、自転運動作及び公転運動を同時に行うことでコンタリング動作を営むに至る。
【選択図】図2

Description

本発明は、多軸ヘッドに設けられた複数個の工具によってワークに加工を施す工作機械及びそれを用いた加工方法に関する。
車両に搭載されるエンジンのシリンダブロックやミッションケース等をはじめとする各種の構造部材は、例えば、複数個の工具を配設した多軸ヘッド(ギャングヘッドとも称呼される)を備える工作機械を用い、ワークに対する機械加工を施すことで作製される。この種の工作機械は、特許文献1の図6にも示されるように、多軸ヘッドと、ワークを保持するワーク保持盤とを有し、通常、多軸ヘッドにガイドバーが設けられるとともに、ワーク保持盤にガイドブッシュが設けられる。
ワークに機械加工を施す際には、例えば、多軸ヘッドをワーク保持盤に接近させる。この接近の際に前記ガイドバーが前記ガイドブッシュに進入して係合するので、多軸ヘッドは、ガイドバー及びガイドブッシュに案内されながらワーク保持盤にさらに接近する。そして、多軸ヘッドとワーク保持盤との間が所定の距離となると、予め回転動作された工具によってワークに機械加工が施される。
ここで、ワークに対してネジ穴を形成したいときには、図10A、図10Bに示すように、下穴形成加工とタップ加工が行われる。すなわち、先ず、図10Aに示すドリル1を回転動作させながらワーク2に埋入させ、下穴形成加工を行う。その結果、図10Bに示すように下穴3が形成される。
次に、該下穴3に対してネジ切りタップ4を進入させる。これによりタップ加工が行われ、図10Cに示すように、下穴3の側壁にネジ部5が形成される。すなわち、下穴3がネジ穴6となる。
最後に、図10Cに示す面取り具7によって、ネジ穴6の開口に対して面取り加工を行い、面取り部8を形成する。この工程をもって、ネジ穴形成加工が終了する。
以上の説明から諒解されるように、1個のネジ穴6を形成するためには、少なくとも3種類の工具が必要となる。すなわち、多数の工具を用意しなければならない。従って、特に、工作機械によって複数個のネジ穴6を同時に形成しようとする場合には、設備投資が顕著に高騰する。
しかも、この場合、ドリル1を取り付けた多軸ヘッドを使用した後、ネジ切りタップ4を取り付けた多軸ヘッドに交換し、さらに、面取り具7を取り付けた多軸ヘッドに交換しなければならない。すなわち、少なくとも3個の多軸ヘッドが必要である。このことも、設備投資を高騰させる一因となる。
さらに、多軸ヘッドを交換するために所定の時間が必要であるので、ネジ穴形成加工を開始してから終了するまでのサイクルタイムを短くすること、換言すれば、ネジ穴を効率よく形成することが容易ではない。
このような不具合を回避するべく、本出願人は、特許文献2において、穿孔加工、タップ加工及び面取り加工の全てを実施することが可能なネジ切り工具を提案している。このネジ切り工具によれば、特許文献2の図10及び図11に示されるように、該ネジ切り工具をワークに埋入させる前進動作時に下穴形成加工を行うとともに、該ネジ切り工具をワークから離脱させる後退動作時にタップ加工及び面取り加工を行うことが可能である。
ここで、特許文献2の図10(c)に示されるように、下穴の側壁にネジ部を形成するためには、ネジ切り工具の回転中心を下穴の中心軸線からオフセットさせた状態で回転させる必要がある。これを実現するべく工具をコンタリング動作させることが想起されるが、このためには、多軸ヘッドをコンタリング動作させる必要がある。
しかしながら、一般的な工作機械は、ワーク保持盤に対して多軸ヘッドが前進又は後退する(又は、多軸ヘッドに対してワーク保持盤が前進又は後退する)ことのみが可能なように構成されているため、工具もワークに対して前進又は後退することのみが可能である。すなわち、通常、工作機械は、プランジング加工を行うことのみが可能なように構成されており、コンタリング加工を行うようには構成されていない。
また、精密なネジ穴を形成するためには、相当な重量物であり且つ形状が大なる多軸ヘッドを高精度に制御しながらコンタリング動作させる必要があるが、このような高精度の制御を行うこと自体、容易ではない。
特許文献3には、工具が偏心した状態で回転することが可能な多軸ヘッドを有する工作機械が開示されている。これは、第1の回転駆動手段によって工具を自転させるとともに第2の回転駆動手段によって工具を公転させ、これにより工具を偏心させた状態で回転させる(すなわち、コンタリング動作させる)ものである。
この工作機械によれば、工具のみがコンタリング動作を行うので、工具を交換することなく穿孔加工に引き続いてタップ加工を行うことが可能となるとも推察される。
特開平7−164222号公報 特許第3831167号公報 特開平5−57513号公報
特許文献3記載の技術では、工具を回転動作(自転運動)させるためのモータと、該工具を公転動作させるためのモータとを別個に多軸ヘッドに設けるようにしている。すなわち、この場合、工具をコンタリング動作させるために2個のモータが必要となる。従って、工作機械の構成が複雑化するとともに、そもそも相当の重量物である多軸ヘッドのさらなる重量増を招いてしまうという不具合が惹起される。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、簡素な構成でコンタリング加工を行うことが可能な工作機械及びそれを用いた加工方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、工具が設けられた多軸ヘッドと、前記工具によって加工が施されるワークを保持するワーク保持盤とを備える工作機械であって、
回転駆動手段と、
前記回転駆動手段の回転駆動力を前記工具に伝達する第1回転駆動力伝達機構と、
前記工具を挿入した偏心スピンドルと、
前記回転駆動手段の回転駆動力を前記偏心スピンドルに伝達する第2回転駆動力伝達機構と、
前記多軸ヘッドと前記ワーク保持盤を相対的に接近又は離間するための変位機構と、
を備え、
前記回転駆動手段の回転駆動力伝達軸は、その軸線方向に沿って変位することで前記第2回転駆動力伝達機構に対して結合又は分離することを特徴とする。
この構成において、第2回転駆動力伝達機構から分離した状態の回転駆動力伝達軸が回転駆動手段の作用下に回転動作を開始すると、その回転駆動力が第1回転駆動力伝達機構を介して工具に伝達され、その結果、工具が回転動作(自転運動)を開始する。
この状態から、回転駆動力伝達軸が第2回転駆動力伝達機構に対して結合すると、その回転駆動力が第2回転駆動力伝達機構を介して偏心スピンドルに伝達される。すなわち、偏心スピンドルが回転する。これに伴い、該偏心スピンドルに挿入された工具が、その軌跡が円形状となるように変位する。すなわち、公転運動する。
以上のようにして工具が自転運動をしながら公転運動を行うことにより、該工具がコンタリング動作を営むことになる。このため、工具を交換することなくコンタリング加工を実施することが可能となる。
勿論、回転駆動力伝達軸を第2回転駆動力伝達機構に対して結合しない場合には、偏心スピンドルが回転することはない。従って、このときには、工具は自転運動のみを行う。従って、コンタリング加工ではなくプランジング加工が実施される。
要するに、本発明に係る工作機械によれば、1種類の工具でプランジング加工とコンタリング加工を選択的に実施することが可能である。しかも、コンタリング加工を行うには、一般的な工作機械において工具を挿入したスピンドルを偏心スピンドルに代替し、且つ、工具を回転動作させるための回転駆動手段の回転駆動力を偏心スピンドルに伝達する第2回転駆動力伝達機構を設ければよい。このため、工具を自転運動させるための回転駆動手段と、工具を公転運動させるための回転駆動手段とを別個に設ける必要がないので、構成が複雑になることが回避される。
そして、1種類の工具でプランジング加工とコンタリング加工を実施し得るので、プランジング加工を行う工具から、コンタリング加工を行う工具に交換する必要がない。従って、多種類且つ多数の工具を用意する必要もない。その上、プランジング加工を行う工具が設けられた多軸ヘッドを、コンタリング加工を行う工具が設けられた多軸ヘッドに交換する必要もない。このため、多軸ヘッドの個数を低減することもできる。以上のような理由から、設備投資が低廉化する。
また、上記したように多軸ヘッドを交換する必要が特にないので、多軸ヘッドの交換作業に要していた分だけ、加工を開始してから終了するまでの時間を短縮することができる。すなわち、加工を効率よく遂行することができる。
コンタリング加工は、例えば、多軸ヘッドがワーク保持盤に対して相対的に離間するときに実施することができる。すなわち、工具が自転運動している間、第2回転駆動力伝達機構に対して回転駆動力伝達軸を結合する。これにより、上記したようにして工具が公転運動し、コンタリング動作を行う。
一方、多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に接近するときには、上記と同様にコンタリング加工を施すようにしてもよいが、プランジング加工を施すようにしてもよい。なお、この場合、第2回転駆動力伝達機構に対して回転駆動力伝達軸を分離した状態とすればよい。このときには偏心スピンドルが停止したままであるので、工具が公転運動することはない。
多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に接近するときにプランジング加工を行い、且つ相対的に離間するときにコンタリング加工を行う好適な一例としては、ネジ穴形成加工が挙げられる。すなわち、プランジング加工によってワークに対して下穴を形成した後、前記多軸ヘッドを公転運動させて前記工具をコンタリング動作させながら下穴から離脱する方向に変位させる。これにより、前記下穴の側壁に対してネジ部が螺刻される。
また、本発明は、多軸ヘッドに設けられ且つ偏心スピンドルに挿入された工具によって、ワーク保持盤に保持されたワークに対して加工を施す、工作機械を用いた加工方法であって、
前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に接近するとき、回転駆動手段から第1回転駆動力伝達機構を介して前記工具に回転駆動力を伝達して該工具を回転動作させ、この状態で、前記工具によって前記ワークに対して第1の加工を施す工程と、
前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に離間するとき、前記回転駆動手段の回転駆動力伝達軸を第2回転駆動力伝達機構に結合することで前記偏心スピンドルを回転させることにより、前記工具にコンタリング動作を営ませながら、前記工具によって前記ワークに対して第2の加工であるコンタリング加工を施す工程と、
を有することを特徴とする。
このように、本発明によれば、下加工(第1の加工)と、コンタリング加工による本加工(第2の加工)とを、工具が一往復する間に実施することができる。しかも、第1の加工及び第2の加工の双方を同一の工具で実施することができるので、多種類・多数の工具を用意する必要も、相違する工具が取り付けられた多軸ヘッドを用意する必要もない。従って、設備投資を低廉化しながら、加工を効率よく遂行することができる。
第1の加工は、第2の加工と同様にコンタリング加工であってもよいが、プランジング加工を行うようにしてもよい。この場合、多軸ヘッドがワーク保持盤に対して相対的に接近する際に第1案内用係合部材と第2案内用係合部材とが互いに係合しても、偏心スピンドルを回転動作させなければよい。
このように、多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に接近するときにプランジング加工を行い、且つ相対的に離間するときにコンタリング加工を行う好適な一例としては、上記したネジ穴形成加工が挙げられる。
本発明においては、回転駆動手段の回転駆動力を、第1回転駆動力伝達機構を介して工具に伝達して該工具を回転動作させるとともに、前記回転駆動手段の回転駆動力伝達軸を、第2回転駆動力伝達機構に対して分離又は結合可能に工作機械を構成するようにしている。前記回転駆動力伝達軸が前記第2回転駆動力伝達機構に結合されたときには、前記工具を挿入した偏心スピンドルが回転動作するので、前記工具は、自転運動に加えて公転運動を行う。すなわち、コンタリング動作を営む。
このため、本発明によれば、コンタリング加工を実施することが可能となる。この場合、工具を自転運動させるための回転駆動手段と、工具を公転運動させるための回転駆動手段とを別個に設ける必要がないので、構成が複雑になることが回避される。すなわち、簡素な構成でありながら、1種類の工具でプランジング加工とコンタリング加工とを選択的に実施することができる。
このため、多種類・多数の工具を用意する必要や、相違する工具を取り付けた多軸ヘッドを用意する必要がない。従って、設備投資が低廉化する。
また、多軸ヘッドを交換する必要がないので、その分、加工を開始してから終了するまでのサイクルタイムを短縮することができ、結局、加工を効率よく遂行することができる。
本発明の実施の形態に係る工作機械の要部概略斜視図である。 図1の工作機械を構成する多軸ヘッドの要部概略縦断面図である。 図1の多軸ヘッドにおける工具近傍の要部概略拡大斜視図である。 本実施の形態において工具として用いられるネジ切り工具の側面図である。 図2のネジ切り工具の正面図である。 図6A及び図6Bは、図2に示す工具を用いたプランジング加工によって下穴を形成するまでの過程を示した一部縦断面正面図であり、図6Cは、工具がコンタリング動作を営み始めた(ネジ部形成を開始した)状態を示した一部縦断面正面図である。 図2に示すピストンロッドがベルトドライブに結合した状態を示す要部概略縦断面図である。 偏心スピンドルが偏心した状態で回転動作する過程を模式的に示した模式正面図である。 図9A及び図9Bは、図2に示す工具を用いたコンタリング加工によってネジ部を形成するまでの過程を示した一部縦断面正面図であり、図9Cは、工具によって面取り加工を行った状態を示した一部縦断面正面図である。 図10A〜図10Cは、従来技術に係るネジ穴形成加工につき、下穴の形成から面取り部の形成までの過程を示した一部縦断面正面図である。
以下、本発明に係る加工方法につき、それを実施するための工作機械との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る工作機械10の要部概略斜視図である。この工作機械10は、複数個の工具12が設けられた多軸ヘッド14と、工具12によって加工が施されるワーク16を保持するワーク保持盤18とを有する。なお、多軸ヘッド14とワーク保持盤18は、実際には同一軸線上で互いに対向しているが、図1においては、工作機械10の構成を明確にするために、多軸ヘッド14及びワーク保持盤18を意図的に若干傾斜させて示している。
工作機械10は、さらに、案内テーブル20を有する。この案内テーブル20の上端面には2本のレール22a、22bが敷設されるとともに、該レール22a、22bに、ヘッド支持盤24が摺動自在に係合する。
ヘッド支持盤24の一端面における四方の隅部近傍には、図示しない変位用シリンダを構成するロッド26a〜26dが連結される。一方、ヘッド支持盤24の残余の一端面には、前記多軸ヘッド14が支持される。従って、多軸ヘッド14は、前記変位用シリンダが付勢されてロッド26a〜26dが前進・後退動作することに伴ってヘッド支持盤24がワーク保持盤18に対して接近又は離間するように変位したとき、ヘッド支持盤24と一体的に変位する。勿論、この際、ヘッド支持盤24は、前記レール22a、22bに沿って変位(前進又は後退)する。
以上のようにして、多軸ヘッド14は、位置決め固定されたワーク保持盤18に対して接近又は離間するように前進・後退動作することが可能である。すなわち、本実施の形態において、多軸ヘッド14は可動盤であり、一方、ワーク保持盤18は固定盤である。
多軸ヘッド14には、複数個の工具12を同時に回転動作させるための図示しない回転シリンダ(回転駆動手段)が設けられる。具体的には、図2に示すように、この回転シリンダのピストンロッド28(回転駆動力伝達軸)は、多軸ヘッド14の内部で、ギアトレイン30(第1回転駆動力伝達機構)を介して、偏心スピンドル32に挿入された工具12に連結されている。
一層詳細には、ギアトレイン30は、第1歯車34、第2歯車36、第3歯車38、第4歯車40及び第5歯車42を含む。この中、第1歯車34は前記ピストンロッド28に外嵌されている。すなわち、ピストンロッド28の先端には第1スプライン44が刻設されており、この第1スプライン44に第1歯車34の内歯(図示せず)が摺接可能に噛合される。ここで、第1歯車34は、多軸ヘッド14の図示しない部位に位置決め固定された1対のストッパ部材46a、46bに挟まれている。
第2歯車36は、多軸ヘッド14と偏心スピンドル32との間に配設された第1従動軸48の軸線方向略中央に外嵌されており、且つ第1歯車34と噛合している。第1従動軸48と多軸ヘッド14、偏心スピンドル32との間には第1軸受50が介在しており、第1従動軸48は、第1軸受50に回転可能に軸支される。なお、図2においては偏心スピンドル32側の第1軸受50のみを示し、多軸ヘッド14側の第1軸受50は省略している。
第1従動軸48の一端部は、偏心スピンドル32の内部に進入している。この偏心スピンドル32内に進入した一端部に、前記第3歯車38が外嵌される。
偏心スピンドル32の内部には、工具12を収容する主室52と、該主室52に連通する副室54とが形成されており、この中の副室54には第2従動軸56が収容される。第2従動軸56は、図示しない第2軸受によって回転可能に軸支されている。
第2従動軸56には、若干長尺な第4歯車40が外嵌される。さらに、工具12の後端部には第5歯車42が設けられており、前記第4歯車40は、この第5歯車42と、第1従動軸48に外嵌された前記第3歯車38との双方に噛合している。
従って、ピストンロッド28が回転動作を開始すると、後述するように、第1歯車34、第2歯車36、第3歯車38、第4歯車40、第5歯車42を経て回転駆動力が伝達される。その結果、工具12が回転動作を開始する。
その一方で、回転シリンダは、ベルトドライブ62(第2回転駆動力伝達機構)の媒介によって、偏心スピンドル32を回転動作させることも可能である。
ベルトドライブ62は、多軸ヘッド14の内部に回転可能に軸支された第1プーリ64と、偏心スピンドル32に外嵌された第2プーリ66と、これら第1プーリ64及び第2プーリ66に巻回されたタイミングベルト68とを含む。この中、第1プーリ64は、第3従動軸70に外嵌されている。
第3従動軸70の一端部は、図示しない第3軸受によって回転可能に軸支されている。また、第3従動軸70の他端部は円環形状の中空軸部72として形成されており、該中空軸部72の内壁には、第2スプライン74が刻設されている。前記ピストンロッド28の先端部は、この中空軸部72の内部に対して進入・離脱が可能である。
すなわち、前記回転シリンダが付勢されると、該回転シリンダのピストンロッド28は、ワーク保持盤18に対して接近又は離間するように前進・後退動作することが可能である。そして、ピストンロッド28がワーク保持盤18に対して接近(前進)したときには、前記第1スプライン44が前記中空軸部72の内部に進入し、前記第2スプライン74に対して噛合する。一方、ピストンロッド28がワーク保持盤18に対して離間(後退)したときには、該ピストンロッド28の先端が前記中空軸部72の内部から露呈して離脱し、前記第1スプライン44と、前記第2スプライン74との噛合が解かれる。
ピストンロッド28が上記したように前進又は後退する際には、第1スプライン44が第1歯車34の内歯に対して摺動するとともに、第1歯車34がストッパ部材46a、46bによって堰止される。このために第1スプライン44が第1歯車34に対して滑動することにより、第1歯車34の位置が保たれる。
なお、回転シリンダにおけるピストンロッド28は、周知の通り、回転動作を行うことも可能である。回転動作は、前進・後退動作と同時に行うことも可能であるし、前進・後退動作とは別に行うことも可能である。
また、偏心スピンドル32は、偏心した状態で回転動作を行うスピンドルとして周知である。すなわち、図3に示すように、偏心スピンドル32に形成された挿通孔76の中心は、該偏心スピンドル32を挿入した保護筒77の挿入穴78の中心からオフセットされた位置にある。
本実施の形態において、偏心スピンドル32に挿入された工具12は、面取り部形成部79が形成されていることを除き、前記特許文献2に示されるネジ切り工具に準拠して構成されている。すなわち、図4及び図5に示すように、このネジ切り工具は、その先端に、正面すくい面80及び側面すくい面82、ドリル刃84及びネジ切り刃86、正面逃げ面88及び側面逃げ面90を有し、さらに、油孔91が形成されたものであるが、この構成は特許文献2によって公知であるので、それ以上の詳細な説明は省略する。
ネジ切り刃86には、該ネジ切り刃86に比して小径で且つ長尺な胴体92が連なる。前記面取り部形成部79は、この胴体92に連なっている。なお、面取り部形成部79は、テーパー状に拡径するようにして形成されている。
図2においては、1個の工具12を例示しているが、その他の工具12にも、第2歯車36、第3歯車38、第4歯車40及び第5歯車42が上記と同様にして付設され、この中の第2歯車36が第1歯車34に噛合する。すなわち、第1歯車34には、複数個の第2歯車36が噛合している。
また、タイミングベルト68及び第2プーリ66も工具12ごとに設けられ、各タイミングベルト68は第1プーリ64に巻回される。すなわち、第1プーリ64には、複数個のタイミングベルト68が巻回されている。
ここで、図2における参照符号93a、93bは、それぞれ、ベアリングを示す。
多軸ヘッド14において、工具12が設けられた面(加工面)には、図1に示すように、第1案内用係合部材としての2本のガイドバー94a、94bが設けられる。すなわち、ガイドバー94a、94bは、工具12と同様に、ワーク保持盤18に指向して延在する。
一方、ワーク保持盤18には、ガイドバー94a、94bの位置に対応する位置にガイドブッシュ96a、96bが設けられる。略円筒体をなすガイドブッシュ96a、96bには、後述するように、ガイドバー94a、94bが進入して係合する。すなわち、ガイドバー94a、94b及びガイドブッシュ96a、96bは、案内用係合部材としての役割を果たす。
ワーク保持盤18には、さらに、ワーク16を保持するためのクランプ爪98a、98bが設けられる。クランプ爪98a、98bは開閉可能であり、クランプ爪98a、98bが閉状態となることによってワーク16が保持され、一方、開状態となることによってワーク16が解放される。
なお、ワーク16としては、車両に搭載される内燃機関を構成するシリンダブロックやシリンダヘッド、又はミッションケース等が例示される。
本実施の形態に係る工作機械10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果につき、該工作機械10を用いて実施される加工方法との関係で説明する。
ワーク16に対して加工を施すに際しては、はじめに、作業者ないしロボットによってワーク保持盤18の所定箇所にワーク16を配置し、クランプ爪98a、98bを閉状態とする。これにより、ワーク16がワーク保持盤18に保持される。
次に、ピストンロッド28の先端が中空軸部72に対して分離している状態、すなわち、第1スプライン44と第2スプライン74の噛合が解かれている状態で、前記回転シリンダを付勢する。これにより、ピストンロッド28が回転付勢される。
ピストンロッド28の回転駆動力は、ギアトレイン30を構成する第1歯車34、各工具12に付設された第2歯車36、第3歯車38、第4歯車40及び第5歯車42を介して、偏心スピンドル32内の工具12に伝達される。その結果、全ての工具12が同期して回転動作(自転運動)を開始する。
次に、前記変位用シリンダを付勢することでロッド26a〜26dを前進動作させ、これにより、ヘッド支持盤24をワーク保持盤18側に指向して前進させる。この際には、ヘッド支持盤24が案内テーブル20上のレール22a、22bに案内されるとともに、多軸ヘッド14がヘッド支持盤24と一体的に変位してワーク保持盤18に接近する。
この変位の途中、多軸ヘッド14に設けられたガイドバー94a、94bの先端が、ワーク保持盤18に設けられたガイドブッシュ96a、96bに進入して係合する。これにより、多軸ヘッド14がワーク保持盤18に対して、ひいては工具12がワーク16に対して位置ズレを起こすことが回避される。そして、図6Aに示すように、工具12(ネジ切り工具)がワーク16に近接する。
多軸ヘッド14がさらに前進すると、図6Bに示すように、工具12のドリル刃84によって穿孔加工が進行し、その結果、下穴100が形成される。この際には、多軸ヘッド14が水平方向に沿って前進するのみであるので、いわゆるプランジング加工が施される。ロッド26a〜26d(図1参照)は、多軸ヘッド14が所定の位置に到達すると、前記変位用シリンダが滅勢されることに伴って停止する。これに伴って、所定の深さの下穴100が得られる。
同時に、工具12の面取り部形成部79によって、下穴100の開口近傍がテーパー状に拡径するように研削される。これにより、面取り部102が形成される。
次に、この状態から、ピストンロッド28が前進動作する。これにより、図7に示すように、該ピストンロッド28の先端部が中空軸部72に進入する。その結果、第1スプライン44と第2スプライン74が互いに噛合する。なお、第1歯車34は、ストッパ部材46a、46bによって堰止されるので、ピストンロッド28に同伴されることなく、その位置を保つ。従って、第1スプライン44は、第1歯車34の内歯に対して摺動する。
このようにしてピストンロッド28とベルトドライブ62とが結合状態となると、ピストンロッド28に伝達された回転シリンダの回転駆動力が、第3従動軸70を介して第1プーリ64に伝達される。すなわち、第3従動軸70及び第1プーリ64が回転動作を開始し、さらに、該第1プーリ64に巻回されたタイミングベルト68が周回動作を開始する。これに追従して、該タイミングベルト68が巻回された第2プーリ66が回転動作し始める。
第2プーリ66が偏心スピンドル32に外嵌されているので、偏心スピンドル32も回転動作を始める。図8に模式的に示すように、偏心スピンドル32の挿通孔76の中心が、該偏心スピンドル32を挿入した保護筒77の挿入穴78の中心からオフセットされているため、偏心スピンドル32、ひいては該偏心スピンドル32に挿入された工具12が、挿入穴78の中心に対して偏心した状態で回転動作する。
すなわち、工具12は、円形状の軌跡を描くように変位する。換言すれば、公転運動する。上記したように、工具12は、ギアトレイン30を介して伝達された回転駆動力によって自転運動を継続しているので、この時点で、自転運動しながら公転運動することになる。これにより、工具12がコンタリング動作を営む。その結果、図6Cに示すように、ネジ切り刃86によって、下穴100の側壁に対するネジ切りが開始される。また、面取り部形成部79によって面取り部102が拡径される。
なお、この際には、偏心スピンドル32の副室54に収容された第2従動軸56も公転動作する。
次に、前記変位用シリンダが再付勢されてロッド26a〜26dが後退動作する。これにより、ヘッド支持盤24及び多軸ヘッド14がワーク保持盤18から離間するように後退する。勿論、この際にも、ヘッド支持盤24が案内テーブル20上のレール22a、22bに案内されるとともに、ガイドバー94a、94bがガイドブッシュ96a、96bに案内される。
このようにしてヘッド支持盤24が後退することに伴って、図9A及び図9Bに示すように、工具12がコンタリング動作を続行しながら、下穴100から離脱する方向に後退する。このときに、下穴100の側壁に対してネジ部104が連続的に刻設される。すなわち、タップ加工が施される。最終的に、工具12が下穴100の開口に到達することにより、下穴100に対して大径であり、且つ面取り部102が形成されたネジ穴106が得られる。
その後、ロッド26a〜26dが一層後退すると、工具12がネジ穴106から離脱して全ての加工が終了する。また、ガイドバー94a、94bがガイドブッシュ96a、96bから離脱する。その後、クランプ爪98a、98bを開状態とすれば、ワーク16が解放される。
以上のように、本実施の形態によれば、工具12を回転付勢するための回転駆動手段が、工具12をコンタリング動作させるためのコンタリング動作用駆動手段を兼ねる。すなわち、1個の駆動手段によって、工具12に自転運動のみを行わせることも、自転運動と同時に公転運動(コンタリング動作)を行わせることも可能である。従って、構成が簡素となる。
このため、1種類の工具12によって下穴形成加工、タップ加工及び面取り加工を全て実施することができるので、多種類且つ多数の工具12を用意する必要がない。また、多軸ヘッド14は、工具12を設けたものを1個用意すればよく、ドリル1(図10参照)を取り付けたもの、ネジ切りタップ4を取り付けたもの、面取り具7を取り付けたものを個別に用意する必要がない。以上の理由から、設備投資が低廉化する。
しかも、本実施の形態によれば、多軸ヘッド14を交換する必要がないので、その分、ネジ穴形成加工を開始してから終了するまでのサイクルタイムを従来技術に比して短縮することが可能である。このため、ネジ穴106を効率よく形成することができる。
さらに、偏心スピンドル32を偏心量が相違するものに交換したり、第1プーリ64又は第2プーリ66として径が相違するものに交換することでプーリ比を変更したりすることにより、直径が相違するネジ穴を形成することも可能である。すなわち、例えば、ワークの任意の部位に対して所定の径のネジ穴を形成する一方で、別の部位に対して径が相違するネジ穴を形成することが可能である。勿論、任意のワークに対して所定の径のネジ穴を形成した後、別のワークに対して径が相違するネジ穴を形成することもできる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、上記した実施の形態では、ピストンロッド28に設けられた第1歯車34を含むギアトレイン30を介して回転シリンダと工具12を連結ようにしているが、ピストンロッド28と工具12との距離が大きい場合等、第1歯車34と第2歯車36を互いに噛合させることが容易でないときには、第1歯車34と第2歯車36との間に別のギアトレイン等を介在させるようにしてもよい。第1プーリ64と第2プーリ66についても同様である。
また、多軸ヘッド14にガイドブッシュ96a、96bを設ける一方で、ワーク保持盤18にガイドバー94a、94bを設けるようにしてもよい。そして、多軸ヘッド14をワーク保持盤18に対して接近・離間するように変位させることに代替し、ワーク保持盤18を多軸ヘッド14に対して接近・離間するように変位させるようにしてもよい。
さらに、本発明に係る加工方法は、ネジ穴106を形成する場合に特に限定されるものではなく、コンタリング加工を行うことが必要である場合に適用することが可能である。ここで、必要に応じ、プランジング加工を行うことなく、最初からコンタリング加工のみを実施するようにしてもよい。この場合、ワーク保持盤18に対して多軸ヘッド14を相対的に接近させるとき、及び離間させるときの双方で、上記したようにして多軸ヘッド14にコンタリング動作を営ませればよい。
さらにまた、本発明に係る工作機械10は、工具12がコンタリング動作を営むことが可能な構成であるが、コンタリング加工を行う必要がない場合には、ピストンロッド28が中空軸部72に対して分離した状態を維持し、工具12にコンタリング動作を営ませないようにすればよい。すなわち、工作機械10によってプランジング加工のみを実施するようにしてもよい。例えば、上記したネジ切り工具に代替してドリルやリーマを選定し、プランジング加工を実施することによって穿孔加工を行うことも可能である。
そして、ワーク16がシリンダブロックやシリンダヘッド、ミッションケースに限定されるものではないことはいうまでもない。
1…ドリル 2、16…ワーク
3、100…下穴 4…ネジ切りタップ
5、104…ネジ部 6、106…ネジ穴
7…面取り具 8、102…面取り部
10…工作機械 12…工具
14…多軸ヘッド 18…ワーク保持盤
24…ヘッド支持盤 26a〜26d…ロッド
28…ピストンロッド 30…ギアトレイン
32…偏心スピンドル 34、36、38、40、42…歯車
44、74…スプライン 46a、46b…ストッパ部材
62…ベルトドライブ 64、66…プーリ
68…タイミングベルト 72…中空軸部
94a、94b…ガイドバー 96a、96b…ガイドブッシュ
98a、98b…クランプ爪

Claims (6)

  1. 工具が設けられた多軸ヘッドと、前記工具によって加工が施されるワークを保持するワーク保持盤とを備える工作機械であって、
    回転駆動手段と、
    前記回転駆動手段の回転駆動力を前記工具に伝達する第1回転駆動力伝達機構と、
    前記工具を挿入した偏心スピンドルと、
    前記回転駆動手段の回転駆動力を前記偏心スピンドルに伝達する第2回転駆動力伝達機構と、
    前記多軸ヘッドと前記ワーク保持盤を相対的に接近又は離間するための変位機構と、
    を備え、
    前記回転駆動手段の回転駆動力伝達軸は、その軸線方向に沿って変位することで前記第2回転駆動力伝達機構に対して結合又は分離することを特徴とする工作機械。
  2. 請求項1記載の工作機械において、前記変位機構の作用下に前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に接近するとき、前記回転駆動力伝達軸が前記第2回転駆動力伝達機構に対して分離される一方、前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に離間するとき、前記回転駆動力伝達軸が前記第2回転駆動力伝達機構に対して結合されることを特徴とする工作機械。
  3. 請求項2記載の工作機械において、前記変位機構の作用下に前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に接近するとき、前記ワークに対して下穴を形成する一方、前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に離間するとき、前記ワークに形成された前記下穴に対してネジ部を螺刻することを特徴とする工作機械。
  4. 多軸ヘッドに設けられ且つ偏心スピンドルに挿入された工具によって、ワーク保持盤に保持されたワークに対して加工を施す、工作機械を用いた加工方法であって、
    前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に接近するとき、回転駆動手段から第1回転駆動力伝達機構を介して前記工具に回転駆動力を伝達して該工具を回転動作させ、この状態で、前記工具によって前記ワークに対して第1の加工を施す工程と、
    前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に離間するとき、前記回転駆動手段の回転駆動力伝達軸を第2回転駆動力伝達機構に結合することで前記偏心スピンドルを回転させることにより、前記工具にコンタリング動作を営ませながら、前記工具によって前記ワークに対して第2の加工であるコンタリング加工を施す工程と、
    を有することを特徴とする工作機械を用いた加工方法。
  5. 請求項4記載の加工方法において、前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に接近するとき、前記回転駆動力伝達軸を前記第2回転駆動力伝達機構から分離するとともに、前記第1の加工としてプランジング加工を行うことを特徴とする工作機械を用いた加工方法。
  6. 請求項5記載の加工方法において、前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に接近するとき、前記プランジング加工によって前記ワークに対して下穴を形成する一方、前記多軸ヘッドが前記ワーク保持盤に対して相対的に離間するとき、前記コンタリング加工によって前記下穴に対してネジ部を螺刻することを特徴とする工作機械を用いた加工方法。
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