JP2013010750A - 2−ピリドン化合物を含有する医薬 - Google Patents

2−ピリドン化合物を含有する医薬 Download PDF

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尚則 河口
Kengo Wataya
憲吾 綿谷
Keiko Fushiki
啓子 伏木
Tadahiro Bono
匡宏 坊野
Hajime Asanuma
肇 浅沼
Shoichi Kuroda
翔一 黒田
Yudai Imai
佑大 今井
Tomomichi Naganami
具通 長南
Nagaaki Sato
長明 佐藤
Shigeru Tokita
滋 鴇田
Shigemasa Sasako
滋正 笹子
Takumi Okada
匠 岡田
Keiji Hayashi
圭史 林
Susumu Ito
晋 伊藤
Noriko Saito
憲子 齊藤
Rui Jibiki
瑠衣 地曳
Kiyoshi Ishiyama
聖志 石山
Hiroshi Ota
博史 太田
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Abstract

【課題】GK活性化作用を有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬の提供。
【解決手段】式[1]
Figure 2013010750

式[1]中、Aで示される環はベンゼン環、又はピリジン環を示し、Xは、下記に示す式[3]で表されるいずれかの構造を示し、
Figure 2013010750

Vは単結合などを示し、Wは単結合、エーテル結合などで表される2−ピリドン化合物。
【選択図】なし

Description

本発明は、グルコキナーゼ(glucokinase)活性化作用を有する新規2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬に関する。
グルコキナーゼ(glucokinase:以下GKと記載する)はヘキソキナーゼファミリーに属し、膵ベータ細胞や肝細胞などで、細胞内に取り込まれたグルコースのリン酸化を触媒する。肝臓と膵臓ベータ細胞のGKは、それぞれスプライシングの違いによりN末15アミノ酸の配列が異なっているが、酵素学的には同一である。GKは、グルコースに対する親和性S0.5が10mM前後と高く、かつ、生成物であるグルコース6リン酸の抑制は受けないため、その反応速度は血糖値の生理的な変動域に敏感に反応する。膵ベータ細胞ではグルコース依存的なインスリン分泌を調節し、一方、肝臓では、解糖系あるいはグリコーゲン合成を調節し、血糖値を維持・調節している。このため、GKは、血糖値恒常性維持のためのグルコースセンサーとして機能していると考えられている(非特許文献1参照)。
GKが生体内グルコースセンサーとして機能するという仮説は、遺伝子操作マウスやヒトの遺伝子変異の発見によって支持されている。GKホモ欠損マウスは、生後まもなく高血糖を呈して死亡し、またヘテロ欠損マウスでは、高血糖、耐糖能不全が観察されている(非特許文献2参照)。一方、GK過剰発現マウスでは、血糖低下が確認されている(非特許文献3参照)。さらに、GK遺伝子変異が認められるヒトMODY2(maturity onset diabetes of the young)では若年から糖尿病を発症する(非特許文献4参照)。この遺伝子変異では、GKの活性低下が確認されている。一方、GK活性を亢進させる遺伝子変異を有する家系も報告されている(非特許文献5参照)。この遺伝子変異では、GKのグルコースに対する親和性が亢進し、血中インスリン濃度上昇を伴う絶食時低血糖症状が認められる。
このように、GKは、ヒトを含む哺乳類においてグルコースセンサーとして機能することが示されている。
GK活性を増大させる物質(以下GK活性化物質と記載する)は、肝臓での糖代謝やグリコーゲン合成、膵ベータ細胞からのグルコース誘導性インスリン分泌を増大させることで、高血糖を是正することが可能と考えられる。高血糖是正により、網膜症、腎症、神経症、虚血性心疾患、動脈硬化などの糖尿病性慢性合併症の治療及び予防、さらには肥満症、高脂血症、高血圧症、メタボリックシンドロームなどの糖尿病関連疾患の治療及び予防につながることも期待できる。よってGK機能を増大させる化合物は、有効な糖尿病治療薬となることが期待される。
一方、GKは、膵臓や肝臓だけでなく、摂食中枢にも発現し、かつグルコースによる摂食抑制作用において重要な機能を有していることが報告されている(非特許文献6参照)。従って、GK活性化物質は、摂食中枢に作用し、摂食抑制作用を有することも考えられ、糖尿病治療だけではなく、肥満治療薬としても期待できる。
従来、GK活性化物質として、ある種のプロピオンアミド化合物、ピコリン酸アミド化合物、ベンズアミド化合物、ベンズイミダゾール化合物が報告されているが、本発明の化合物の開示はない(特許文献1,2,3及び4参照)。また、構造的に類似した2−ピリドン化合物が報告されているが、本発明化合物の開示は無く、医薬用途への記載は無く、目的を2−ピリドン化合物の合成法としている点で本発明とは異なる(非特許文献7参照)。また2−ピリドン化合物が糖尿病治療薬として報告されているが、ピリドンの3位置換基をはじめとして本発明化合物の構造とは異なる(特許文献5参照)。さらに、擬似の環状構造をとり得る、ある種のアシルウレア化合物がGK活性化物質として報告されているが、非環状の化合物であり、本発明化合物とは異なる(特許文献6参照)。
Matschinsky F.M.and Magnuson M.A.,Frontiers in Diabetes,16,2004 Grupe A.et al.Cell,83,1,69−78,1995 Ferre T.et al.Proc.Natl.Acad.Sci.,93,14,7225−7230,1996 Vionnet N.et al.Nature,356,6371,721−722,1992 Glaser B.et al.N.Engl.J.Med.338,4,226−230,1998 Kang L.et al,Diabetes,55,2,412−420,2006 Latif R.et al.J.Chem.Soc.C.Organic,17,2140−2144,1968
WO01/085707 WO04/081001 WO05/044801 WO07/007910 US4275069 WO01/44216
本発明の目的は、優れたGK活性化作用を有する化合物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することにある。
本発明者らは、GK活性化作用を有する化合物を見出すべく鋭意研究を進めた結果、一般式[1]で表される2−ピリドン化合物又はその薬学的に許容される塩がこの目的を達成することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(I) 式[1]
Figure 2013010750
{式[1]中、
Aで示される環はベンゼン環又はピリジン環を示し、
は、R−Z−を示し、
ここで−Z−は、単結合を示すか、下記式[2]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が、式[2]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ホルミル基、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、ホルミルアミノ基、スルファモイル基又はウレイド基を示し、
Xは、下記に示す式[3]で表されるいずれかの構造を示し、
Figure 2013010750
は水素原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、ORZ3、SRZ3又はNRZ3Z4を示し、
Z1、RZ2、RZ3及びRZ4は、同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基を示し、
Y1及びRY2は、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基又はヒドロキシ基を示し、
Yは−O−、−S−又は−NRZ5−を示し、
Z5は、水素原子又は低級アルキル基を示し、
は、RY1とともに、該置換基が結合する炭素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成するか(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
又はRは、RZ5とともに、該置換基が結合する窒素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成するか(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
又は、Rは、R−Z−を示し、
ここで−Z−は、単結合を示すか、下記式[4]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が、式[4]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ホルミル基、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、ホルミルアミノ基、スルファモイル基又はウレイド基を示し、
Z6及びRZ7は、同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基を示し、
はOR又はNRZ8を示し、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
Z8は、水素原子又は低級アルキル基を示し、
又はRZ8は、Rとともに、該置換基が結合する窒素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成してもよく(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
置換基群A1は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級シクロアルキル基、アリール基(該アリール基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、ヘテロシクリル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級シクロアルキルカルボニル基、ヘテロシクリルカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示し、
及びRは、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基(該低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)又はヒドロキシ基を示し、
又は、隣り合うRとRは一緒になって、該置換基が結合しているベンゼン環又はピリジン環と共にC−C12縮合二環式炭化水素環又はC−C11縮合二環式ヘテロシクロ環を形成し(ここで該C−C12縮合二環式炭化水素環又はC−C11縮合二環式ヘテロシクロ環は、置換されていないか、又は下記の置換基群A4から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
及び置換基群A4は、同一又は異なってハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルカノイル基、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基又はヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A3から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
置換基群A3は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルコキシカルボニル基又はカルバモイル基を示し、
Vは単結合又は低級アルキレン基を示し、
Wは単結合、エーテル結合又は低級アルキレン基(該低級アルキレン基はエーテル結合を含んでも良い)を示す。}
で表される2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(II) 本発明の他の態様としては、
式[1]
Figure 2013010750
{式[1]中、
Aで示される環はベンゼン環又はピリジン環を示し、
は、R−Z−を示し、
ここで−Z−は、単結合を示すか、下記式[2]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が、式[2]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ホルミル基、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、ホルミルアミノ基、スルファモイル基又はウレイド基を示し、
Xは、下記に示す式[3]で表されるいずれかの構造を示し、
Figure 2013010750
は水素原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、ORZ3、SRZ3又はNRZ3Z4を示し、
Z1、RZ2、RZ3及びRZ4は、同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基を示し、
Y1及びRY2は、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基又はヒドロキシ基を示し、
Yは−O−、−S−又は−NRZ5−を示し、
Z5は、水素原子又は低級アルキル基を示し、
は、RY1とともに、該置換基が結合する炭素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成するか(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
又はRは、RZ5とともに、該置換基が結合する窒素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成するか(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
又は、Rは、R−Z−を示し、
ここで−Z−は、単結合を示すか、下記式[4]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が、式[4]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ホルミル基、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、ホルミルアミノ基、スルファモイル基又はウレイド基を示し、
Z6及びRZ7は、同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基を示し、
はOR又はNRZ8を示し、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
Z8は、水素原子又は低級アルキル基を示し、
又はRZ8は、Rとともに、該置換基が結合する窒素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成してもよく(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
置換基群A1は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示し、
及びRは、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基又は低級シクロアルコキシ基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)を示し、
又は、隣り合うRとRは一緒になって、該置換基が結合しているベンゼン環又はピリジン環と共にC−C12縮合二環式炭化水素環又はC−C11縮合二環式ヘテロシクロ環を形成し(ここで該C−C12縮合二環式炭化水素環又はC−C11縮合二環式ヘテロシクロ環は、置換されていないか、又は下記の置換基群A4から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
及び置換基群A4は、同一又は異なってハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基又はヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A3から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
置換基群A3は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基又は低級アルコキシカルボニル基を示し、
Vは単結合又は低級アルキレン基を示し、
Wは単結合、エーテル結合又は低級アルキレン基(該低級アルキレン基はエーテル結合を含んでも良い)を示す。}
で表される、(I)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(III) 本発明の他の態様としては、
式[5]
Figure 2013010750
で表される、(I)又は(II)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(IV) 本発明の他の態様としては、
式[6]
Figure 2013010750
で表される、(III)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(V) 本発明の他の態様としては、
式[7]
Figure 2013010750
{式[7]中、
は、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[8]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[8]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
置換基群A1は、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示す。}
で表される、(IV)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(VI) 本発明の他の態様としては、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[9]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[9]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、水素原子又は低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
が、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級アルコキシ基を示し、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は単結合を示し、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
が、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はアリール基を示す、
(V)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(VII) 本発明の他の態様としては、
式[10]
Figure 2013010750
{式[10]中、
は、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[8]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[8]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
置換基群A1は、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示す。}
で表される、(IV)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(VIII) 本発明の他の態様としては、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[9]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[9]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基を示し、
が、水素原子、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)又は低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルコキシ基又はヒドロキシ基を示し、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は単結合を示し、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級シクロアルキルカルボニル基、ヘテロシクリルカルボニル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
が、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルカノイル基、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、アリール基、ヘテロアリール基又はアリールオキシ基(該アリールオキシ基は、置換されていないか、ハロゲン原子及び低級アルキル基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)を示す、
(VII)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(IX) 本発明の他の態様としては、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[11]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[11]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又はハロゲン原子を示し、
が、水素原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示し、
が、水素原子又はハロゲン原子を示し、
が、塩素原子又はシクロプロピル基を示す、
(VIII)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(X) 本発明の他の態様としては、
が、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、1つのオキソ基又は低級アルカノイル基で置換されている。)である、(VI)又は(IX)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XI) 本発明の他の態様としては、
が、式[12]
Figure 2013010750
で表される基である、(X)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XII)本発明の他の態様としては、以下に示す2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-(4-クロロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-(4-クロロ-3-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメチル)-3-フルオロフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-(5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-エトキシ-2,3-ジフルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-(2-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-[(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-{4-[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}エテニル]ピリジン-2(1H)-オン、
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(エチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロペンチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(XIII) 本発明の他の態様としては、
式[13]
Figure 2013010750
で表される、(III)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XIV) 本発明の他の態様としては、
式[14]
Figure 2013010750
{式[14]中、
は、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[8]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[8]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
置換基群A1は、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示す。}
で表される、(XIII)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XV) 本発明の他の態様としては、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[9]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[9]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、水素原子又は低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
が、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級アルコキシ基を示し、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は単結合を示し、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
が、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はアリール基を示す、
(XIV)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XVI) 本発明の他の態様としては、
式[15]
Figure 2013010750
{式[15]中、
は、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[8]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[8]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
置換基群A1は、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示す。}
で表される、(XIII)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XVII) 本発明の他の態様としては、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[9]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[9]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基を示し、
が、水素原子、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)又は低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルコキシ基又はヒドロキシ基を示し、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は単結合を示し、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級シクロアルキルカルボニル基、ヘテロシクリルカルボニル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
が、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルカノイル基、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、アリール基、ヘテロアリール基又はアリールオキシ基(該アリールオキシ基は、置換されていないか、ハロゲン原子及び低級アルキル基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)を示す、
(XVI)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XVIII) 本発明の他の態様としては、
が、R−Z−を示し、
ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[11]のいずれかを示し、
Figure 2013010750
−Z−が式[11]のいずれかを示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を示し、
−Z−が単結合を示すとき、
は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又はハロゲン原子を示し、
が、水素原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示し、
が、水素原子又はハロゲン原子を示し、
が、塩素原子又はシクロプロピル基を示す、
(XVII)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XIX) 本発明の他の態様としては、
が、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、1つのオキソ基又は低級アルカノイル基で置換されている。)である、(XV)又は(XVIII)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XX) 本発明の他の態様としては、
が、式[12]
Figure 2013010750
で表される基である、(XIX)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XXI) 本発明の他の態様としては、以下に示すいずれかの2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
6-{1-(4-クロロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{1-[4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{1-[4-(ジフルオロメチル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{1-[4-(ジフルオロメチル)-3-フルオロフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
6-{1-[3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{1-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
6-{1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{1-(5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
6-{1-[3-クロロ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
3-シクロプロピル-6-{1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
3-クロロ-6-{1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
6-{1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
(XXII) 本発明の他の態様としては、
式[16]
Figure 2013010750
で表される、(III)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XXIII) 本発明の他の態様としては、
式[17]
Figure 2013010750
で表される、(III)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
(XXIV) 本発明の他の態様としては、
式[18]
Figure 2013010750
で表される、(III)に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬を提供することである。
本発明により、優れたGK活性化作用を有する化合物を提供することができた。
以下に、本発明について詳細に説明するが、例示されたものに特に限定されない。
本発明において、「n」はノルマルを、「i」はイソを、「s」はセカンダリーを、「t」及び「tert」はターシャリーを、「c」はシクロを、「o」はオルトを、「m」はメタを、「p」はパラを示す。
「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を示す。
「低級アルキル基」とは、炭素原子を1から6個有する直鎖状又は分岐状のアルキル基を示す。例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、i−ペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、i−ヘキシル基が挙げられる。
「低級シクロアルキル基」とは、炭素原子を3から8個有する環状のアルキル基を示す。例えばc−プロピル基、c−ブチル基、c−ペンチル基、c−ヘキシル基、c−ヘプチル基、c−オクチル基が挙げられる。
「4から6員環の低級シクロアルキル基」とは、炭素原子を4から6個有する環状のアルキル基を示す。例えばc−ブチル基、c−ペンチル基、c−ヘキシル基が挙げられる。
「アリール基」とは、炭素原子を6から14個有する単環系炭化水素芳香環基又は縮合多環系芳香族炭化水素環基を示す。例えばフェニル基、ナフチル基、アントリル基が挙げられる。
「ヘテロアリール基」とは、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子からなる群から同一又は異なって選ばれる1つ以上の原子と1から9個の炭素原子からなる、5から7員環の単環系芳香族複素環基又は10から14の原子から構成される縮合多環系芳香族複素環基を示す。例えばイミダゾリル基、ピラゾリル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、ピロリル基、トリアゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、インドリル基、キノリル基、ピリダジニル基、テトラゾリル基が挙げられる。
「ヘテロシクリル基」とは、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子からなる群から同一又は異なって選ばれる1つ以上の原子と1から9個の炭素原子からなる、4から7員環の単環系飽和複素環基、4から7員環の部分的に飽和された単環系複素環基又は10から14の原子から構成される縮合多環系複素環基を示す。例えばアゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、テトラヒドロフラニル基、ジヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオフェニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ジヒドロチオピラニル基、テトラヒドロピリジニル基、ジヒドロピリジニル基、チオモルホリニル基、ジオキサニル基、イミダゾリニル基、チアゾリニル基、イソチアゾリジニル基、チアジナニル基、ジアゼパニル基、ジオキソラニル基、イミダゾリジニル基、チアゾリジニル基、1,3−オキサゾリジニル基、1,4,5,6−テトラヒドロピリダジニル基、1,2,3,4−テトラヒドロピリミジニル基、ピラゾリジニル基、オキサビシクロ[2,2,1]ヘプチル基、テトラヒドロ−2H−チオピラニル基、1,1−ジヒドロピリダジニル基が挙げられる。
「4から6員環のヘテロシクリル基」とは、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子からなる群から同一又は異なって選ばれる1つ以上の原子と1から5個の炭素原子からなる、4から6員環の単環系飽和複素環基、又は4から6員環の部分的に飽和された単環系複素環基を示す。例えば、アゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、1,1−ジヒドロピリダジニル基、モルホリニル基が挙げられる。
「C−C12縮合二環式炭化水素環」とは、炭素原子数9から12個からなる、ベンゼン環を構造内に含む芳香族又は部分飽和の縮合二環式炭化水素環を示す。例えば、インダン環、ナフタレン環が挙げられる。
「C−C11縮合二環式ヘテロシクロ環」とは、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子からなる群から同一又は異なって選ばれる1つ以上の原子と6個から11個の炭素原子からなり、ベンゼン環又はピリジン環を構造内に含む芳香族又は部分飽和の縮合二環式複素環を示す。例えば、クロマン環、クロメン環、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン環、ベンゾフラン環、キノリン環、1,3−ジヒドロイソベンゾフラン環、イソインドリン環、2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]オキサチイン環、2,3−ジヒドロベンゾ[d]イソチアゾリン環が挙げられる。
「結合する炭素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環」とは、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子からなる群から同一又は異なって選ばれる1つ以上の原子を含んでもよい、1から8個の炭素原子からなる、3から8員環の環を示し、このとき、環は部分的に不飽和であってもよい。例えば、シクロヘキサン環、ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、チオモルホリン環、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン環、イソチアゾリジン環、1,3−オキサゾリジン環、1,1−ジヒドロピリダジン環が挙げられる。
「結合する窒素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環」とは、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子からなる群から同一又は異なって選ばれる1つ以上の原子と1から7個の炭素原子からなる、3から8員環の複素環を示し、このとき、複素環は部分的に不飽和であってもよい。例えば、ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、チオモルホリン環、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン環、イソチアゾリジン環、1,3−オキサゾリジン環、1,1−ジヒドロピリダジン環が挙げられる。
「低級アルケニル基」とは、炭素原子を2から6個有する直鎖状又は分岐状のアルケニル基を示す。例えば(E)−エテニル基、(Z)−エテニル基、(1E)−プロペニル基、(2E)−プロペニル基、(1E)−ブテニル基、(1E)−ペンテニル基、(1E)−ヘキセニル基、i−プロペニル基、i−ブテニル基、s−ブテニル基、i−ペンテニル基、ネオペンテニル基、t−ペンテニル基が挙げられる。
「低級アルキニル基」とは、炭素原子を2から6個有する直鎖状又は分岐状のアルキニル基を示す。例えばエチニル基、n−プロピニル基、n−ブチニル基、n−ペンチニル基、n−ヘキシニル基が挙げられる。
「低級アルコキシ基」とは、炭素原子を1から6個有する直鎖状又は分岐状のアルコキシ基を示す。例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、i−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基が挙げられる。
「低級シクロアルコキシ基」とは、前記の「低級シクロアルキル基」とオキシ基が接続された基を示す。例えばc−プロポキシ基、c−ブトキシ基、c−ペンチルオキシ基、c−ヘキシルオキシ基が挙げられる。
「アリールオキシ基」とは、前記の「アリール基」とオキシ基が接続された基を示す。例えばフェノキシ基、ナフチルオキシ基が挙げられる。
「ヘテロシクリルオキシ基」とは、前記の「ヘテロシクリル基」とオキシ基が接続された基を示す。例えばピラニルオキシ基、ピペリジニルオキシ基が挙げられる。
「アリール低級アルコキシ基」とは、前記の「アリール基」を置換基として有する「低級アルコキシ基」を示す。
「ヘテロシクリル低級アルコキシ基」とは、前記の「ヘテロシクリル基」を置換基として有する「低級アルコキシ基」を示す。
「低級アルキルチオ基」とは、炭素原子を1から6個有する直鎖状又は分岐状のアルキルチオ基を示す。例えばメチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、s−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基が挙げられる。
「モノ低級アルキルアミノ基」とは、前記の「低級アルキル基」を、置換基として1個有するアミノ基を示す。例えばメチルアミノ基、エチルアミノ基、n−プロピルアミノ基、i−プロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基が挙げられる。
「モノ低級シクロアルキルアミノ基」とは、前記の「低級シクロアルキル基」を、置換基として1個有するアミノ基を示す。例えばc−プロピルアミノ基、c−ブチルアミノ基、c−ペンチルアミノ基、c−ヘキシルアミノ基、c−ヘプチルアミノ基、c−オクチルアミノ基が挙げられる。
「ジ低級アルキルアミノ基」とは、前記の「低級アルキル基」を、置換基として同一又は異なって2個有するアミノ基を示す。例えばジメチルアミノ基、ジ(n−プロピル)アミノ基、ジ(i−プロピル)アミノ基、エチルメチルアミノ基、メチル(n−プロピル)アミノ基が挙げられる。
「低級アルカノイル基」とは、炭素原子を2から7個有する直鎖状又は分岐状のアルキル基を有するカルボニル基を示す。例えばアセチル基、プロピオニル基、n−ブチリル基、i−ブチリル基、n−バレリル基、i−バレリル基、ピバロイル基が挙げられる。
「低級シクロアルキルカルボニル基」とは、前記の「低級シクロアルキル基」を置換基として有するカルボニル基を示す。例えばシクロプロパンカルボニル基が挙げられる。
「ヘテロシクリルカルボニル基」とは、前記の「ヘテロシクリル基」を置換基として有するカルボニル基を示す。例えばテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニル基が挙げられる。
「低級アルキルスルホニル基」とは、炭素原子を1から6個有する直鎖状又は分岐状のアルキル基とスルホニル基が結合した基を示す。例えばメチルスルホニル基、n−プロピルスルホニル基、i−ブチルスルホニル基、n−ヘキシルスルホニル基が挙げられる。
「低級アルコキシカルボニル基」とは、前記の「低級アルコキシ基」とカルボニル基が結合した基を示す。例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基が挙げられる。
「低級アルカノイルアミノ基」とは、前記の「低級アルカノイル基」とアミノ基が結合した基を示す。例えばアセチルアミノ基が挙げられる。
「低級アルキレン基」とは、炭素原子を1から3個有する2価の炭化水素基を示す。例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基が挙げられる。また「エーテル結合を含んでも良い低級アルキレン基」とは、前記の「低級アルキレン基」の任意の場所に1個、又は2個のエーテル結合が挿入された基を示す。
「オキソ基」とは、酸素原子が二重結合を介して置換する置換基(=O)を示す。従って、オキソ基が炭素原子に置換した場合は当該炭素原子と一緒となってカルボニル基を形成し、一つのオキソ基が硫黄原子に置換した場合は当該硫黄原子と一緒となってスルフィニル基を形成し、2つのオキソ基が硫黄原子に置換した場合は当該硫黄原子と一緒になってスルホニル基を形成する。本発明においてオキソ基がヘテロシクリル基に置換した場合のオキソ基置換ヘテロシクリル基の具体的な例としては、2−オキソピロリジニル基、2−オキソピペリジニル基、1−オキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニル基、1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラニル基、1,1−ジオキシドイソチアゾリジニル基、2−オキソ−1,3−オキサゾリジニル基、6−オキソ−1,1−ジヒドロピリダジニル基などが挙げられる。
本発明化合物の好ましい形態は以下の通りである。
すなわち、
Aで示される、好ましい環はベンゼン環であり、
好ましいRは、R−Z−であり、
におけるひとつの好ましい−Z−は、下記式[9]のいずれかであり、
Figure 2013010750
このときの好ましいRZ1は、水素原子又は低級アルキル基であり、
このときの好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)である。
より好ましい−Z−は、下記式[19]であり、
Figure 2013010750
このときのより好ましいRは、低級アルキル基又は低級シクロアルキル基である。
他の好ましい−Z−は、単結合であり、
このときの好ましいRは、水素原子又は低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)であり、
より好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)である。
好ましいRは水素原子である。
好ましいRY1及びRY2は、水素原子である。
好ましいRは、R−Z−であり、
好ましい−Z−は、単結合であり、
好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
より好ましいRは、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
特に好ましいRは4から6員環の低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又は4から6員環のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
好ましいRはORであり、
好ましいRは、低級シクロアルキル基である。
好ましいRは、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級アルコキシ基である。
より好ましいRは、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)である。
好ましいRは、水素原子である。
好ましいRは、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はアリール基である。
より好ましいRは、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルキル基である。
好ましいVは単結合である。
好ましいWは単結合である。
他の好ましい形態は以下の通りである。
Aで示される、好ましい環はベンゼン環であり、
好ましいRは、R−Z−であり、
におけるひとつの好ましい−Z−は、下記式[9]のいずれかであり、
Figure 2013010750
このときの好ましいRZ1は、水素原子又は低級アルキル基であり、
このときの好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)である。
より好ましい−Z−は、下記式[11]であり、
Figure 2013010750
このときのより好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級シクロアルキル基である。
他の好ましい−Z−は、単結合であり、
このときの好ましいRは、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)であり、
より好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又はハロゲン原子である。
好ましいRは水素原子である。
好ましいRY1及びRY2は、水素原子である。
好ましいRは、R−Z−であり、
好ましい−Z−は、単結合であり、
好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級シクロアルキルカルボニル基、ヘテロシクリルカルボニル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
より好ましいRは、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
特に好ましいRは4から6員環の低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又は4から6員環のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
好ましいRはORであり、
好ましいRは、低級シクロアルキル基である。
好ましいRは、水素原子、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)又は低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)である。
より好ましいRは、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級アルコキシ基である。
好ましいRは、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基(該低級アルキル基、低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)又はヒドロキシ基である。
より好ましいRは、水素原子又はハロゲン原子である。
好ましいRは、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルカノイル基、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、アリール基、ヘテロアリール基又はアリールオキシ基(該アリールオキシ基は、置換されていないか、ハロゲン原子及び低級アルキル基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)である。
より好ましいRは、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルキル基である。
特に好ましいRは、塩素原子又はシクロプロピル基である。
好ましいVは単結合である。
好ましいWは単結合である。
ひとつの好ましい形態は式[7]で示される構造である。
Figure 2013010750
(式[7]中、
好ましいRは、R−Z−であり、
におけるひとつの好ましい−Z−は、下記式[19]であり、
Figure 2013010750
このときの好ましいRは、低級アルキル基又は低級シクロアルキル基である。
他の好ましい−Z−は、単結合であり、
このときの好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)である。
好ましいRは、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)である。
好ましいRは、R−Z−であり、好ましい−Z−は、単結合であり、
好ましいRは、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
より好ましいRは4から6員環の低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又は4から6員環のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
好ましいRは、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級シクロアルキル基である。)
他の好ましい形態は式[10]で示される構造である。
Figure 2013010750
(式[10]中、
好ましいRは、R−Z−であり、
におけるひとつの好ましい−Z−は、下記式[11]であり、
Figure 2013010750
このときの好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級シクロアルキル基である。
他の好ましい−Z−は、単結合であり、
このときの好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又はハロゲン原子である。
好ましいRは、水素原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基である。
好ましいRは、水素原子又はハロゲン原子である。
好ましいRは、R−Z−であり、好ましい−Z−は、単結合であり、
好ましいRは、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
より好ましいRは4から6員環の低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又は4から6員環のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
好ましいRは、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級シクロアルキル基である。)
より好ましいRは、塩素原子又はシクロプロピル基である。)
他の好ましい形態は式[14]で示される構造である。
Figure 2013010750
(式[14]中、
好ましいRは、R−Z−であり、
におけるひとつの好ましい−Z−は、下記式[19]であり、
Figure 2013010750
このときの好ましいRは、低級アルキル基又は低級シクロアルキル基である。
他の好ましい−Z−は、単結合であり、
このときの好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)である。
好ましいRは、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)である。
好ましいRは、R−Z−であり、
好ましい−Z−は、単結合であり、
好ましいRは、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
より好ましいRは4から6員環の低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又は4から6員環のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
好ましいRは、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルキル基である。)
他の好ましい形態は式[15]で示される構造である。
Figure 2013010750
(式[15]中、
好ましいRは、R−Z−であり、
におけるひとつの好ましい−Z−は、下記式[11]であり、
Figure 2013010750
このときの好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級シクロアルキル基である。
他の好ましい−Z−は、単結合であり、
このときの好ましいRは、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又はハロゲン原子である。
好ましいRは、水素原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基である。
好ましいRは、水素原子又はハロゲン原子である。
好ましいRは、R−Z−であり、好ましい−Z−は、単結合であり、
好ましいRは、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
より好ましいRは4から6員環の低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又は4から6員環のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)である。
好ましいRは、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級シクロアルキル基である。)
より好ましいRは、塩素原子又はシクロプロピル基である。)
本発明において、薬学的に許容される塩とは、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩、硝酸塩のような鉱酸塩;メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩のようなスルホン酸塩;シュウ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、酢酸塩、安息香酸塩、マンデル酸塩、アスコルビン酸塩、乳酸塩、グルコン酸塩、リンゴ酸塩のようなカルボン酸塩;グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩;あるいはリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のような無機塩又はアンモニウム塩、トリエチルアミン塩、ジイソプロピルアミン塩、シクロヘキシルアミン塩のような有機塩基との塩であり、好適には塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、又はトリエチルアミン塩があげられる。
本発明における溶媒和物とは、本発明の化合物又はその塩の医薬上許容される溶媒和物である。本発明の化合物及びその塩は、大気にさらされ、又は再結晶することなどにより、水分を吸収し、吸着水が付く場合や水和物となる場合がある。本発明における化合物には、そのような水和物も含む。
本発明の化合物は、不斉中心を持つことがあり、その場合種々の光学異性体が存在する。したがって、本発明の化合物は、(R)体(単体)、(S)体(単体)、ラセミ体又は両光学活性体を任意の割合で含む(RS)混合物として存在し得る。また、不斉中心を2個以上持つ化合物の場合には、さらにそれぞれの光学異性によるジアステレオマーも存在する。本発明の化合物は、これらすべての型を、任意の割合で含んだものも含む。たとえば、ジアステレオマーは当業者によく知られた方法、たとえば分別結晶法等によって分離することができ、また、光学活性体はこの目的のためによく知られた有機化学的手法によって得ることができる。なお本願明細書において、図中の化合物においてその不斉炭素原子に*記号が付された場合、*記号は、記号が付された不斉炭素原子における立体異性に関し、一方のエナンチオマーの存在比率が大きいことを意味するが、実質的に単一のエナンチオマーであることが好ましい。また、当該不斉炭素原子の絶対配置は不明であっても構わない。また、本発明の化合物は、(E)体、(Z)体などの幾何異性体が存在することがある。本発明の化合物は、それらの異性体、及びそれらの異性体を任意の割合で含んだものも含む。
本発明の2−ピリドン化合物は、その薬学的に許容される塩でも良く、又はそれらの溶媒和物であっても良い。以下、本発明の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩又はそれらの溶媒和物を含めて、「本発明化合物」という。
また、化学的又は代謝的に分解できる基を有し、加溶媒分解により又は生理的条件下のin vivoにおいて薬理学的に活性な本発明化合物を形成する化合物、通常プロドラッグと呼ばれる化合物についても「本発明化合物」に含む。
本発明化合物は、GK活性化作用を有する。よって、本発明化合物は、肝臓での糖代謝やグリコーゲン合成、膵ベータ細胞からのグルコース誘導性インスリン分泌を増大させることで、高血糖を是正することができる。従って、既存の糖尿病治療薬とは作用機序の異なる新たな薬物療法として利用できる。糖尿病とは、I型糖尿病、II型糖尿病、特定の原因によるその他の糖尿病を包含する。さらに、本発明化合物は、ケトアシドーシス、細小血管症(網膜症、腎症)、動脈硬化症(アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈閉塞など)、神経障害(感覚神経、運動神経、自律神経など)、足壊疽、感染症などの糖尿病性合併症の治療及び予防にも有効である。
さらには肥満症、高脂血症、高血圧症、メタボリックシンドローム、浮腫、高尿酸血症、痛風などの糖尿病関連疾患の治療及び予防にも利用可能である。
また、本発明化合物は、GK活性化作用以外の異なった作用機序の糖尿病治療薬、糖尿病合併症治療薬、高脂血症治療薬、高血圧症治療薬などと併用して使用することもできる。本発明の化合物とその他の薬剤を組み合わせることによって、上記疾患においてそれぞれ単剤で得られる効果よりも併用した場合に相加的な効果が期待できる。
併用可能な糖尿病治療薬、糖尿病合併症治療薬としては、例えばインスリン製剤、インスリン抵抗性改善薬(PPARγアゴニスト、PPARα/γアゴニスト、PPARδアゴニスト、PPARα/γ/δアゴニスト等)(例、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、GW−501516、GW−590735、ABT−335、AZD−6610、AVE−8133)、αグルコシダーゼ阻害薬(例、ボグリボース、アカルボース、ミグリトール)、ビグアナイド薬(例、メトホルミン、ブホルミン、フェンホルミン)、インスリン分泌促進薬(例、グリベンクラミド、グリメピリド、レパグリニド、ナテグリニド、ミチグリニド)、グルカゴン受容体アンタゴニスト、インスリン受容体キナーゼ促進薬、ジペプチジルペプチダーゼIV阻害薬(例、ビルダグリプチン、アログリプチン、シタグリプチン、リナグリプチン、サクサグリプチン)、SGLT阻害薬(例、サーグリフロジン、カナグリフロジン、ダパグリフロジン、TS−071、ASP−1941)、PTP1b阻害薬(例、バナジン酸ナトリウム)、グルコース6ホスファターゼ阻害薬、グリコーゲンホスホリラーゼ阻害薬(例、PSN−357、FR−258900)、FBPase阻害薬(例、MB−07803)、PEPCK阻害薬、ピルビン酸デヒドロゲナーゼキナーゼ阻害薬、D−カイロイノシトール、GSK3阻害薬、GLP−1アゴニスト(例、リラグルチド、エクセナチド)、アミリンアゴニスト(例、プラムリンチド)、グルココルチコイド受容体アンタゴニスト、11ベータHSD1阻害薬(例、AMG−221、INCB−13739)、プロテインキナーゼC阻害薬(例、ルボキシスタウリン)、ベータ3アドレナリン受容体アゴニスト(例、AJ−9677)、フォスファチジルイノシトールキナーゼ阻害薬、フォスファチジルイノシトールホスファターゼ阻害薬、ACC阻害薬、GPR40受容体アゴニスト、GPR119受容体アゴニスト(例、APD−597)、GPR120受容体アゴニスト、TGR5受容体アゴニスト、AMPK活性化薬(例、DRL−16536)、アルドース還元酵素阻害薬、AGE阻害薬などが挙げられる。
また併用可能な糖尿病関連疾患の薬剤としては、HMG−CoA還元酵素阻害薬、スクアレン合成酵素阻害薬、胆汁酸吸着剤、IBAT阻害薬、CETP阻害薬、CPT阻害薬、フィブラート系薬剤、ACAT阻害薬、MGAT阻害薬、DGAT阻害薬、コレステロール吸収阻害薬、膵リパーゼ阻害薬、MTP阻害薬、ニコチン酸誘導体、LXRアゴニスト、LDL受容体促進薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシンIIアンタゴニスト、利尿薬、カルシウム拮抗薬、エンドセリン変換酵素阻害薬、エンドセリン受容体アンタゴニスト、食欲抑制薬、尿酸生成阻害薬、尿酸排泄促進薬などが挙げられる。
本発明化合物は、単独又は薬学的あるいは薬剤学的に許容される担体又は希釈剤と共に投与することができる。本発明化合物をGK活性化物質などとして使用する場合は、本発明化合物をそのまま経口投与、又は非経口投与してもよい。また、本発明化合物を有効成分として含む剤として経口投与、又は非経口投与してもよい。非経口投与としては、静脈内投与、経鼻投与、経皮投与、皮下投与、筋肉内投与、舌下投与があげられる。
本発明化合物の投与量は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状などによっても異なるが、例えば、成人の糖尿病患者に経口投与する場合、通常1回量として約0.01〜1000mg、好ましくは0.1〜100mgであり、この量を1日1回−3回投与するのが望ましい。
本発明化合物は、以下に示す方法によって合成することができるが、下記製造法は一般的製造法例を示すものであり、製造法を限定するものではない。
本発明化合物の合成は、化学の分野において自体公知の方法、若しくはそれに類似する一つ又は二つ以上のプロセスを経る方法を用いることも可能である。このような方法としては、例えば、オーガニック ファンクショナル グループ プレパレーションズ(ORGANIC FUNCTIONAL GROUP PREPARATIONS) 第2版 アカデミックプレス社(ACADEMIC PRESS,INC.)1989年刊、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーション(Comprehensive Organic Transformations) ブイシーエイチ パブリッシャーズ(VCH Publishers Inc.)1989年刊、ペプチド合成の基礎と実験 丸善株式会社刊 1985年、などに記載の方法等が挙げられる。
本発明化合物の合成において、出発原料又は中間体等に含まれる官能基の適当な保護及び脱保護の方法は、当業者に周知の方法、例えば、グリーンズ プロテクティブ グループス イン オーガニック シンセシス(Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis) ジョン・ウィリー アンド サンズ(John Wily and Sons社)2006年刊等に記載の方法に準じて実施することができる。
本発明化合物の一般的な製造法をスキーム1から13に示すが、下記製造法は実施例の大部分を占める化合物の一般的製造法例を示すものであり、製造法を限定するものではない。工程を実施する順番を変更する、ヒドロキシ基やアミノ基に保護基を施して反応を実施し後の工程で脱保護を実施する、それぞれの工程途中において新たな工程を追加することによりR、R、R、及びRを本発明から逸脱しない範囲内で変更する等の当業者において周知の方法を用いることでも本発明化合物は製造できる。
スキーム1:化合物(1−a)から化合物(1−c)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、及びRは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(1−1):
化合物(1−b)の製造方法:化合物(1−a)とアリールリチウム等のリチウム試薬、アリールマグネシウムブロミド等のグリニャール試薬などを用いた「付加反応」を行うことにより化合物(1−b)を製造する方法である。
「付加反応」としては、例えば、アリールブロミドを基質とし、不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度でn−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等の有機金属試薬やリチウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド等の塩基を用いることにより発生したアニオンと(1−a)などのカルボニル化合物を反応させることにより、化合物(1−b)を与える方法が挙げられる。
工程(1−2):
化合物(1−c)の製造方法:ヒドロキシ基を有する化合物(1−b)を、酸化剤を用いて「酸化反応」を行うことにより、化合物(1−c)を製造する方法である。
「酸化反応」としては、例えば、不活性溶媒中、二酸化マンガン等の酸化剤を用い、0℃乃至100℃の温度で化合物(1−b)を反応させることにより、化合物(1−c)を与える方法が挙げられる。
スキーム2:化合物(1−b)から化合物(2−a)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、及びRは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(2−1):
化合物(2−a)の製造方法:ヒドロキシ基を有する化合物(1−b)を、還元剤を用いて「還元反応」を行うことにより、化合物(2−a)を製造する方法である。
「還元反応」としては、例えば、トリエチルシリルヒドリドとトリフルオロ酢酸を用い、0℃乃至100℃の温度で化合物(1−b)を反応させることにより、化合物(2−a)を与える方法が挙げられる。
スキーム3:
化合物(1−c)から化合物(3−b)、(3−d)、及び(3−f)の合成法、又は化合物(2−a)から化合物(3−d)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、R、R、R、RY1、及びRY2は前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示し、Lはハロゲン原子、又はメシラート、トシラート、トリフラート等の脱離基を示す。)
工程(3−1)で用いるトリアリールホスホニウム塩等のWittig試薬、ホスホン酸エステル等のHorner−Emmons試薬、アリールアルキルスルホン等のJulia試薬は、市販化合物、公知化合物、又は当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて入手容易な化合物より合成した化合物として入手できる。
工程(3−8)で用いるアルキル化試薬(3−g)は、市販化合物、公知化合物、又は当業者に公知である種々の有機合成手法を用いて入手容易な化合物より合成した化合物として入手できる。
工程(3−1):
化合物(3−a)の製造方法:カルボニル化合物(1−c)とトリアリールホスホニウム塩等のWittig試薬、ホスホン酸エステル等のHorner−Emmons試薬、又はアリールアルキルスルホン等のJulia試薬を用いた「カップリング反応」を行うことにより化合物(3−a)を製造する方法である。
「カップリング反応」としては、例えば、トリアリールホスホニウム塩、ホスホン酸エステル、アリールアルキルスルホンを基質とし、不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度でn−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等の有機金属試薬やリチウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド等の塩基を用いることにより発生したアニオンとカルボニル化合物(1−c)を反応させることによりオレフィン化合物(3−a)を与える方法が挙げられる。得られるオレフィン化合物は一般にE/Z混合物として得られるが、シリカゲルカラムクロマトグラフィーやHPLC等を利用してそれぞれを単離することができる。
工程(3−2):
化合物(3−b)の製造方法:化合物(3−a)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(3−b)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、例えば、(i)保護基Gがアルキル基・アリル基である場合、0℃乃至200℃の温度で、不活性溶媒中、酸、又は強酸存在下加水分解反応により除去する方法や、トリメチルシリルヨージド等を用いた方法や塩化アルミニウムとアルキルチオールを用いた方法などの脱保護反応を挙げることができ、(ii)保護基Gがベンジル基、4−メトキシベンジル基、2,4−ジメトキシベンジル基、ベンジルオキシカルボニル基、又はベンズヒドリル(ジフェニルメチル)基等である場合、0℃乃至80℃の温度で、不活性溶媒中、酸存在下、又は非存在下、パラジウム−活性炭素、又はロジウム−活性炭素を触媒量用いた加水素分解反応により除去する方法、若しくは硝酸セリウム(IV)アンモニウムや2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン等の酸化剤を使用する方法が挙げられる。
工程(3−3):
化合物(3−c)の製造方法:化合物(3−a)を基質とし、0℃乃至80℃の温度で、不活性溶媒中、酸存在下又は非存在下、パラジウム−活性炭素、ロジウム−活性炭素、又は白金−活性炭素を触媒量用いた接触水素化反応により還元する方法を挙げることができる。
工程(3−4):
化合物(3−d)の製造方法:化合物(3−c)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(3−d)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(3−5):
化合物(3−e)の製造方法:オレフィン化合物(3−a)を基質とし、「シクロプロパン化反応」によりシクロプロパン化合物(3−e)を製造することができる。
「シクロプロパン化反応」としては、不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度で亜鉛−銅合金、ジアルキル亜鉛とジヨードメタン、クロロヨードメタン等のジハロメタンを反応させるSimmons−Smith型のシクロプロパン化反応等が挙げられる。
工程(3−6):
化合物(3−f)の製造方法:化合物(3−e)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(3−f)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(3−7):
化合物(3−f)の別途製造方法:オレフィン化合物(3−b)を基質とし、「シクロプロパン化反応」によりシクロプロパン化合物(3−f)を製造することができる。
「シクロプロパン化反応」としては、工程(3−5)において既述の「シクロプロパン化反応」と同様の反応が挙げられる。
化合物(3−c)の別途製造方法:メチレン化合物(2−a)と化合物(3−g)を用いた「アルキル化反応」を行うことにより化合物(3−c)を製造する方法である。
「アルキル化反応」としては、例えば、メチレン化合物(2−a)を基質とし、不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度でn−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等の有機金属試薬やリチウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド等の塩基を用いることにより発生したアニオンと化合物(3−g)を反応させることにより化合物(3−c)を与える方法が挙げられる。
スキーム4:
化合物(1−c)から化合物(4−b)、(4−d)、及び(4−g)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、R、R、R、RY1、RY2、及びYは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(4−1):
化合物(4−a)の製造方法:カルボニル化合物(1−c)を基質とし、不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度で有機リチウム試薬、有機マグネシウム試薬、有機亜鉛試薬等の金属試薬を反応させることにより、化合物(4−a)を製造することができる。
工程(4−2):
化合物(4−b)の製造方法:化合物(4−a)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(4−b)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(4−3):
化合物(4−c)の製造方法:RがORZ3、SRZ3、及びNRZ3Z4を示すとき、不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度で化合物(4−a)のヒドロキシ基をメシラート、トシラート、ハロゲン原子等の脱離基とした後、塩基存在下、対応する低級アルキルアルコール、低級アルキルチオール、モノ低級アルキルアミン等を反応させることにより、化合物(4−c)を製造することができる。
工程(4−4):
化合物(4−d)の製造方法:化合物(4−c)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(4−d)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(4−5):
化合物(4−c)の別途製造方法:RがNRZ3Z4を示すとき、カルボニル化合物(1−c)を基質とし、不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度でモノ低級アルキルアミン等を作用させ、イミンを生成させた後、有機リチウム試薬、有機マグネシウム試薬、有機亜鉛試薬等の金属試薬を反応させることにより、化合物(4−c)を製造することができる。
工程(4−6):
化合物(4−e)の製造方法:Rが低級アルキル基、又は低級シクロアルキル基を示すとき、カルボニル化合物(1−c)を基質とし、不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度で有機リチウム試薬、有機マグネシウム試薬、有機亜鉛試薬等の金属試薬を反応させることにより、化合物(4−e)を製造することができる。
工程(4−7):
化合物(4−f)の製造方法:不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度で化合物(4−e)のヒドロキシ基をメシラート、トシラート、ハロゲン原子等の脱離基とした後、塩基存在下、対応する低級アルキルアルコール、低級アルキルチオール、モノ低級アルキルアミン等を反応させることにより、化合物(4−f)を製造することができる。
工程(4−8):
化合物(4−g)の製造方法:化合物(4−f)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(4−g)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
スキーム5:
化合物(1−b),又は(1−c)から化合物(5−b)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、R、R、R、及びYは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(5−1):
化合物(5−a)の製造方法:不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度で化合物(1−b)のヒドロキシ基をメシラート、トシラート、ハロゲン原子等の脱離基とした後、塩基存在下、対応する低級アルキルアルコール、低級アルキルチオール、モノ低級アルキルアミン等を作用させることにより、化合物(5−a)を製造することができる。
又は、Yが−O−を示すとき、不活性溶媒中、0℃乃至100℃の温度で化合物(1−b)のヒドロキシ基をパラジウム触媒存在下、低級アルキルアルコールを作用させることにより、化合物(5−a)を製造することができる。
もしくは、室温乃至100℃の温度で、不活性溶媒中、化合物(1−b)とフェノール化合物の混合物に対して、アゾジカルボン酸ジエチルなどのアゾ化合物とトリフェニルホスフィンなどのホスフィン化合物を用いた求核置換反応を行うことにより化合物(5−a)を製造することができる。
工程(5−2):
化合物(5−b)の製造方法:化合物(5−a)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(5−b)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(5−3):
化合物(5−a)の別途製造方法: Yが−NRZ5−を示すとき、不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度で化合物(1−c)を基質とし、「還元的アミノ化反応」により製造することができる。
「還元的アミノ化反応」としては、例えば不活性溶媒中、−78℃乃至100℃の温度で、対応するモノ低級アルキルアミン等を作用させ、イミンを生成させた後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウムや水素化アルミニウムリチウム等の金属還元剤を作用させる還元的アミノ化反応が挙げられる。
スキーム6:
化合物(1−c)から化合物(6−b)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、R、及びRは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(6−1):
化合物(6−a)の製造方法:化合物(1−c)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(6−a)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(6−2):
化合物(6−b)の製造方法:化合物(6−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至200℃の温度で低級アルキルヒドロキシルアミン、モノ低級アルキルヒドラジン等を作用させることにより、化合物(6−b)を製造することができる。
スキーム7:化合物(7−a)から化合物(7−d)、(7−e)、(7−f)、(7−h)の合成法及び、化合物(7−i)から化合物(7−k)、(7−l)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(7−1):
化合物(7−b)の製造方法:塩化アンモニウム又は塩酸などの酸存在下、鉄又は塩化スズと化合物(7−a)の混合物をエタノールなどの溶媒を用いて加熱還流することにより化合物(7−b)を製造することができる。もしくは化合物(7−a)を基質とし、0℃乃至80℃の温度で、不活性溶媒中、酸存在下、又は非存在下、パラジウム−活性炭素、ロジウム−活性炭素、又は白金−活性炭素を触媒量用い、水素雰囲気中、接触還元反応を行うことにより化合物(7−b)を製造することができる。
工程(7−2):
化合物(7−c)の製造方法:−30℃乃至80℃の温度で、N−ブロモスクシンイミド又はテトラブチルアンモニウムトリブロミドなどの臭素化剤存在下、化合物(7−b)をN,N−ジメチルホルムアミドなどの不活性溶媒を用いて反応させることにより化合物(7−c)を製造することができる。
工程(7−3):
化合物(7−d)の製造方法:−30℃乃至80℃の温度で、化合物(7−c)と亜硝酸ナトリウム又は亜硝酸tert−ブチルの混合物から濃塩酸又は濃硫酸を溶媒として形成したジアゾニウム塩に塩化銅を作用させることにより化合物(7−d)を製造することができる。
工程(7−4):
化合物(7−e)の製造方法:−30℃乃至80℃の温度で、化合物(7−c)と亜硝酸ナトリウム又は亜硝酸tert−ブチルの混合物から濃塩酸又は濃硫酸を溶媒として形成したジアゾニウム塩にヨウ化カリウムを作用させることにより化合物(7−e)を製造することができる。
工程(7−5):
化合物(7−f)の製造方法:不活性溶媒中、0℃乃至200℃の温度で、化合物(7−e)を基質とし、パラジウム触媒存在下、シクロプロピルボロン酸とのカップリング反応を行うことにより、化合物(7−f)を製造することができる。
工程(7−6):
化合物(7−g)の製造方法:不活性溶媒中、0℃乃至200℃の温度で化合物(7−c)を基質とし、ヨウ化銅及びDMEDA(N,N´−ジメチルエチレンジアミン)存在下、ヨウ化ナトリウムを作用させることにより化合物(7−g)を製造することができる。
工程(7−7):
化合物(7−h)の製造方法:−30℃乃至80℃の温度で、化合物(7−g)と亜硝酸ナトリウム又は亜硝酸tert−ブチルの混合物から濃塩酸又は濃硫酸を溶媒として形成したジアゾニウム塩に臭化銅を作用させることにより化合物(7−h)を製造することができる。
工程(7−8):
化合物(7−j)の製造方法:0℃乃至200℃の温度で化合物(7−i)を基質とし、塩基存在下、不活性溶媒中、アルキルハライドを作用させることにより、化合物(7−j)を製造することができる。
工程(7−9):
化合物(7−k)の製造方法:0℃乃至200℃の温度で化合物(7−j)に、塩基存在下、不活性溶媒中、メタノールや4−メトキシベンジルアルコール等のアルコール類を作用させることにより、化合物(7−k)を製造することができる。
工程(7−10):
化合物(7−l)の製造方法:0℃乃至200℃の温度で化合物(7−k)に、不活性溶媒中、トリフルオロ酢酸のような酸存在下、トリイソプロピルシランを作用させ、4−メトキベンジル基を脱保護することにより化合物(7−l)を製造することができる。
工程(7−11):
化合物(7−k)の別途製造方法:0℃乃至200℃の温度で化合物(7−l)を基質とし、塩基存在下、不活性溶媒中、アルキルハライドを作用させることにより、化合物(7−k)を製造することができる。
スキーム8:化合物(8−a)から化合物(8−i)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、及びRは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示し、nは1乃至3の整数を示し、Dは下記式(α)
Figure 2013010750
(該式(α)はヘテロシクリル基を示す。)で表される基、アリール基又はアリールオキシ基を示す。
工程(8−1):
化合物(8−b)の製造方法:0℃乃至80℃の温度で、化合物(8−a)と3−ブチン−1−オール又は2−プロピン−1−オールを不活性溶媒中、塩基存在下、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)等のパラジウム(0)触媒とヨウ化銅(I)等のハロゲン化銅(I)を用いたPd(0)−Cu(I)カップリングさせることにより、化合物(8−b)を製造することができる。
工程(8−2):
化合物(8−c)の製造方法:−20℃乃至室温で、化合物(8−b)を基質とし、不活性溶媒中、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム(Red−Al(登録商標))又は水素化アルミニウムリチウムを加えた後、−78℃乃至−20℃でN−ヨードスクシンイミドなどのヨウ素化剤を加えることにより化合物(8−c)を製造することができる。なお、nであらわされる炭素数が1乃至2の整数の場合においてZ選択的にオレフィン化合物を得ることができる。
工程(8−3):
化合物(8−d)の製造方法:0℃乃至室温で、化合物(8−c)を基質とし、不活性溶媒中、トリフェニルホスフィンならびに四臭化炭素を作用させることにより化合物(8−d)を製造することができる。
工程(8−4):
化合物(8−f)の製造方法:室温乃至100℃の温度で、不活性溶媒中、化合物(8−d)と式D−Hで表される化合物の混合物に対して、塩基を用いた求核置換反応を行うことにより化合物(8−f)を製造することができる。
工程(8−5):
化合物(8−f)の別途製造方法:室温乃至100℃の温度で、不活性溶媒中、化合物(8−c)と式D−Hで表される化合物の混合物に対して、アゾジカルボン酸ジエチルなどのアゾ化合物とトリフェニルホスフィンなどのホスフィン化合物を用いた求核置換反応を行うことにより化合物(8−f)を製造することができる。
工程(8−6):
化合物(8−h)の製造方法:化合物(8−f)を基質とし、パラジウム触媒存在下、アリールホウ素化合物又はアリールスズ化合物とのカップリング反応を行うことにより化合物(8−h)を製造することができる。
カップリング反応とは、例えば、20℃乃至160℃の温度で、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリル、トルエン、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、1,4−ジオキサン、又は水等の不活性溶媒中、パラジウム触媒と塩基存在下、化合物(8−f)とアリールホウ素化合物又はアリールスズ化合物を反応させる方法が挙げられる。反応は、マイクロウェーブを用いることもできる。
カップリング反応に用いるパラジウム触媒としては、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)アセテート又は[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(1:1)等の当業者に公知のパラジウム触媒が挙げられる。また、塩基存在下、酢酸パラジウム(II)又はパラジウム−活性炭素とトリフェニルホスフィンを用いて系中でパラジウム(0)触媒を発生させて反応に用いることもできる。
工程(8−7):
化合物(8−e)の製造方法:化合物(8−c)を基質とし、パラジウム触媒存在下、アリールホウ素化合物又はアリールスズ化合物とのカップリング反応を行うことにより化合物(8−e)を製造することができる。
「カップリング反応」としては、工程(8−6)において既述の「カップリング反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(8−8):
化合物(8−g)の製造方法:0℃乃至室温で、化合物(8−e)を基質とし、不活性溶媒中、トリフェニルホスフィンならびに四臭化炭素を作用させることにより化合物(8−g)を製造することができる。
工程(8−9):
化合物(8−h)の製造方法:
室温乃至100℃の温度で、不活性溶媒中、化合物(8−g)と式D−Hで表される化合物の混合物に対して、塩基を用いた求核置換反応を行うことにより化合物(8−h)を製造することができる。
又は、化合物(8−g)を基質とし、不活性溶媒中、パラジウム触媒存在下、アリールホウ素化合物又はアリールスズ化合物とのカップリング反応を行うことにより化合物(8−h)を製造することができる。
「カップリング反応」としては、工程(8−6)において既述の「カップリング反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(8−10):
化合物(8−h)の別途製造方法:室温乃至100℃の温度で、不活性溶媒中、化合物(8−e)と式D−Hで表される化合物の混合物に対して、アゾジカルボン酸ジエチルなどのアゾジカルボン酸ジアルキルとトリフェニルホスフィンを用いた求核置換反応を行うことにより化合物(8−h)を製造することができる。
工程(8−11):
化合物(8−i)の製造方法:化合物(8−h)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(8−i)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
スキーム9:化合物(8−e)から化合物(9−d)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、R、及びRは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(9−1):
化合物(9−a)の製造方法:化合物(8−e)を基質とし、各種酸化剤を作用させることにより化合物(9−a)を2工程若しくは1工程で製造することができる。2工程で製造する方法としては、例えばデス・マーチン試薬、二酸化マンガンなどの酸化剤や、ジメチルスルホキシド、オキザリルクロライド、トリエチルアミンを用いてアルコールをアルデヒドまで酸化し、亜塩素酸を用いてカルボン酸へと酸化する方法が挙げられる。1工程で製造する方法としては、例えば過マンガン酸カリウムを用いて酸化する方法が挙げられる。
工程(9−2):
化合物(9−b)の製造方法:化合物(9−a)を基質とし、トリエチルアミン、酢酸リチウム、4級アンモニウム塩などを触媒として用い、N−ブロモスクシンイミドを作用させることにより化合物(9−b)を製造することができる。
工程(9−3):
化合物(9−c)の製造方法:化合物(9−b)を基質とし、パラジウム触媒存在下、アリールホウ素化合物とのカップリング反応、又は式D’−H(D’は前記式(α)で表されるヘテロシクリル基を示す。)で表される化合物とのC−Nカップリング反応を行うことにより化合物(9−c)を製造することができる。
C−Nカップリング反応とは、例えば、20℃乃至160℃の温度で、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリル、トルエン、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド又は1,4−ジオキサン等の不活性溶媒中、パラジウム触媒と塩基存在下、化合物(9−b)とD’−Hで表される化合物を反応させる方法が挙げられる。反応は、マイクロウェーブを用いることもできる。C−Nカップリング反応に用いるパラジウム触媒としては、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)アセテート、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)又は[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(1:1)等の当業者に公知のパラジウム触媒が挙げられる。また、塩基存在下、酢酸パラジウム(II)又はパラジウム−活性炭素とトリフェニルホスフィン、dppf([1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン])又はBINAP(2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル)などの単座、あるいは二座配位子を用いて系中でパラジウム触媒を発生させて反応に用いることもできる。
また、金属触媒存在下、アミド化合物とのカップリング反応を行うことにより化合物(9−c)を与える方法が挙げられる。金属触媒とはヨウ化銅や各種パラジウム触媒が挙げられる。
工程(9−4):
化合物(9−d)の製造方法:化合物(9−c)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(9−d)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
スキーム10:化合物(9−a)から化合物(10−b)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、及びRは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示し、Eはメチルアミノ基、エチルアミノ基などの1級脂肪族アミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などの2級脂肪族アミノ基、ピペリジニル基、モルホリニル基などの環状アミノ基又はアニリノ基などの芳香族アミノ基を示す。)
工程(10−1):
化合物(10−a)の製造方法:0℃乃至80℃の温度で、不活性溶媒中、各種カルボジイミド、ジフェニルリン酸アジド、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリスジメチルアミノホスホニウム塩、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリン塩酸塩などの脱水縮合剤存在下、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基存在下、又は非存在下、化合物(9−a)と式E−Hで表されるアミンを反応させることにより、化合物(10−a)を製造することができる。
工程(10−2):
化合物(10−b)の製造方法:化合物(10−a)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(10−b)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
スキーム11:化合物(11−a)から化合物(11−g)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、及びRは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(11−1):
化合物(11−b)の製造方法:化合物(11−a)と、2−ブロモピリジンあるいは2−ヨードピリジン化合物を、不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で、塩基存在下、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)等のパラジウム(0)触媒とヨウ化銅(I)等のハロゲン化銅(I)を用いたPd(0)−Cu(I)カップリングさせることにより、化合物(11−b)を製造することができる。
工程(11−2):
化合物(11−c)の製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で化合物(11−b)の持つ2,4−ジメトキシベンジル基の「脱保護反応」を行うことにより、化合物(11−c)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、トリフルオロ酢酸のような酸を用いた方法、又はパラジウム−活性炭素やロジウム−活性炭素を触媒量用いた加水素分解反応により除去する方法、若しくは硝酸セリウム(IV)アンモニウムや2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン等の酸化剤を使用する方法が挙げられる。
工程(11−3):
化合物(11−d)の製造方法:化合物(11−c)を基質とし、不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で、リンドラー触媒(パラジウム−炭酸カルシウム−酢酸鉛、パラジウム−炭酸バリウム、ニッケル−炭酸バリウム又は白金−炭酸バリウム)を触媒量用いた接触水素化反応を行うことにより、化合物(11−d)を製造することができる
工程(11−4):
化合物(11−e)の製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で、化合物(11−d)を、臭素を用いて臭素化した後、塩基を作用させることにより、化合物(11−e)を製造することができる。
工程(11−5):
化合物(11−f)の製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で、化合物(11−e)を基質とし、塩基及びパラジウム触媒存在下、アリールホウ素化合物、アリールスズ化合物とのカップリング反応を行うことにより化合物(11−f)を製造することができる。
「カップリング反応」としては、工程(8−6)において既述の「カップリング反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(11−6):
化合物(11−g)の製造方法:化合物(11−f)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(11−g)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(11−7):
化合物(11−h)の製造方法:化合物(11−e)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(11−h)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(11−8):
化合物(11−g)の別途製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で、化合物(11−h)を基質とし、塩基及びパラジウム触媒存在下、アリールホウ素化合物又はアリールスズ化合物とのカップリング反応を行うことにより化合物(11−g)を製造することができる。
「カップリング反応」としては、工程(8−6)において既述の「カップリング反応」と同様の反応が挙げられる。
スキーム12:化合物(11−a)から化合物(12−e)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、及びRは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(12−1):
化合物(12−a)の製造方法:化合物(11−a)と、アリールハライドあるいはアリールトリフレート化合物を、不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で、塩基存在下、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)等のパラジウム(0)触媒とヨウ化銅(I)等のハロゲン化銅(I)を用いたPd(0)−Cu(I)カップリングさせることにより、化合物(12−a)を製造することができる。
工程(12−2):
化合物(12−b)の製造方法:化合物(12−a)を基質とし、不活性溶媒中、0℃乃至100℃の温度で、パラジウム触媒存在下、トリブチルチンハイドライドのような水素化スズ化合物を作用させることにより、化合物(12−b)を製造することができる。
工程(12−3):
化合物(12−c)の製造方法:化合物(12−b)を基質とし、不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で、塩基及びパラジウム触媒存在下、2−ブロモピリジンあるいは2−ヨードピリジン化合物とのカップリング反応を行うことにより、化合物(12−c)を製造することができる。
工程(12−4):
化合物(12−d)の製造方法:化合物(12−c)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(12−d)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(12−5):
化合物(12−e)の製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で,化合物(12−d)の持つ2,4−ジメトキシベンジル基の「脱保護反応」を行うことにより、化合物(12−e)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(11−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(12−6):
化合物(12−f)の製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で,化合物(12−c)の持つ保護基2,4−ジメトキシベンジル基の「脱保護反応」を行うことにより、化合物(12−f)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(11−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(12−7):
化合物(12−e)の別途製造方法:化合物(12−f)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(12−e)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
スキーム13:化合物(13−a)から化合物(13−e)の合成法
Figure 2013010750
(スキーム中、R、R、R、及びRは前記に同じであり、Gはヒドロキシ基の保護基を示す。)
工程(13−1):
化合物(13−b)の製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で、化合物(13−a)を基質とし、パラジウム触媒もしくは銅触媒存在下、アリール及びビニルホウ素化合物、アリールスズ化合物、ベンジル亜鉛化合物、フェノール類とのカップリング反応を行うことにより化合物(13−b)を製造することができる。
「カップリング反応」としては、工程(8−6)において既述の「カップリング反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(13−2):
化合物(13−d)の製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で化合物(13−b)の持つ2,4−ジメトキシベンジル基の「脱保護反応」を行うことにより、化合物(13−d)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(11−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(13−3):
化合物(13−e)の製造方法:化合物(13−d)のもつGの「脱保護反応」を行うことにより化合物(13−e)を製造することができる。
「脱保護反応」としては、工程(3−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(13−4):
化合物(13−c)の製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で化合物(13−a)の持つ2,4−ジメトキシベンジル基の「脱保護反応」を行うことにより、化合物(13−c)を製造する方法である。
「脱保護反応」としては、工程(11−2)において既述の「脱保護反応」と同様の反応が挙げられる。
工程(13−5):
化合物(13−d)の別途製造方法:不活性溶媒中、室温乃至100℃の温度で、化合物(13−c)を基質とし、パラジウム触媒もしくは銅触媒存在下、アリール及びビニルホウ素化合物、アリールスズ化合物、ベンジル亜鉛化合物、フェノール類とのカップリング反応を行うことにより化合物(13−d)を製造することができる。
「カップリング反応」としては、工程(8−6)において既述の「カップリング反応」と同様の反応が挙げられる。
本発明化合物の一般的製造法の反応温度とは、−78℃乃至250℃、好ましくは−20℃乃至80℃である。反応時間は5分乃至3日間であり、好ましくは30分間乃至18時間である。本製造方法は常圧下、加圧下、マイクロウエーブ照射下等で実施することができる。
本発明化合物の一般的製造法の記載における塩基、酸、及び不活性溶媒について、さらに具体的に記載するが、以下の例示に限定されない。また、使用できる単離手法についても具体的に記載するが、同様に以下の例示に限定されない。
「塩基」とは、例えば、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水素化物(水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等)、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のアミド類(リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド等)、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のC−Cアルコキシド(ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド等)、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム等)、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩(炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム等)、アルカリ金属の炭酸水素塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等)、アルカリ金属又はアルカリ土類金属とのリン酸塩などの無機塩基(リン酸三カリウム等)、アミン類(トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン等)、塩基性複素環化合物(ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデス−7−エン)、DBN(1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノン−5−エン)、イミダゾール、2,6−ルチジン等)が挙げられる。
「酸」とは、例えば、無機酸(塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等)、有機酸(p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、酢酸、カンファースルホン酸等)、ルイス酸(三フッ化ホウ素、三臭化ホウ素、塩化アルミニウム、スカンジウムトリフラート、イッテルビウムトリフラート等)が挙げられる。
「不活性溶媒」としては、例えば、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ハロゲン化炭素系溶媒、エーテル系溶媒、芳香族系溶媒、炭化水素系溶媒、エステル系溶媒、アルコール系溶媒、スルホキシド系溶媒、水が挙げられ、これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
ニトリル系溶媒としては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリルが用いられる。アミド系溶媒としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(以下DMFと略す場合もある)、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンが挙げられる。ハロゲン化炭素系溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素が挙げられる。エーテル系溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル(以下“エーテル”と略す場合もある。)、テトラヒドロフラン(以下THFと略す場合もある。)、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンが挙げられる。芳香族系溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジンが挙げられる。炭化水素系溶媒としては、例えば、ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサンが挙げられる。エステル系溶媒としては、例えば、酢酸エチル、ギ酸エチルが挙げられる。アルコール系溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、t−ブチルアルコール、エチレングリコールが挙げられる。スルホキシド系溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシド(以下DMSOと略す場合もある。)が挙げられる。
上記製造法により得られた化合物は、公知の手段、例えば、溶媒抽出、液性変換、転溶、晶出、再結晶、各種クロマトグラフィーによって単離精製することができる。
本発明化合物の一般的製造における化合物が用いることができる保護基を以下に記載するがその例示に限定されず、他にも適当に選択することができる。
アミノ基の保護基としては、例えば、ペプチド合成時に一般的に用いられるC−Cアシル基(ホルミル、アセチル、プロピオニル等)、C−C12アルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメチレノキシカルボニル等)、アリールカルボニル基(ベンゾイル等)、トリチル基、フタロイル基、N,N−ジメチルアミノメチレン基、置換シリル基(トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジエチルシリル等)、C−Cアルケニル基(1−アリル等)が挙げられる。これらの基は、ハロゲン原子、C−Cアルコキシ基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)、及びニトロ基から選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
カルボキシ基の保護基としては、例えば、C−Cアルキル基(メチル、エチル、t−ブチル等)、C−C20アラルキル基(ベンジル、トリチル等)、フェニル基、置換シリル基(トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジエチルシリル等)、C−Cアルケニル基(1−アリル等)が挙げられる。これらの基は、ハロゲン原子、C−Cアルコキシ基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)、及びニトロ基から選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
ヒドロキシ基の保護基としては、例えば、C−Cアルキル基(メチル、エチル、t−ブチル等)、C−C20アラルキル基(ベンジル、トリチル等)、フェニル基、置換シリル基(トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジエチルシリル等)、C−Cアルケニル基(1−アリル等)、C−Cアシル基(ホルミル、アセチル、プロピオニル等)、C−C12アルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメチレノキシカルボニル等)、アリールカルボニル基(ベンゾイル等)、2−テトラヒドロピラニル基、2−テトラヒドロフラニル基が挙げられる。これらの基は、ハロゲン原子、C−Cアルコキシ基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)、ニトロ基から選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
カルボニル基の保護基としては、例えば、環状アセタール(1,3−ジオキサン、1,3−ジオキソラン等)、非環状アセタール(ジ−C−Cアルキルアセタール(ジメチルアセタール、ジエチルアセタール等))が挙げられる。
本発明は、以下の参考例、実施例、試験例及び製剤例によって、更に詳細に説明されるが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
NMR(核磁気共鳴)スペクトルは、室温にて、200MHz(GEMINI2000/200,Varian Instruments) 300MHz(INOVA 300,Varian Instruments、JEOL JNM−ECP300,日本電子、JEOL JNM−ECX300,日本電子)500MHz(JEOL ECA500、JEOL JNM−ECP500,日本電子) 600MHz(JEOL JNM−ECA600,日本電子) 700MHz(JEOL JNM−ECA700,日本電子)にて測定した。本明細書中の化学シフト値は、内部標準物質(テトラメチルシラン)に対するparts per million(δ)値で示した。
質量スペクトルは、Waters micromass ZQ(ESI:電子スプレーイオン化法)、micromass Platform−LC mass spectrometer(EI:電子イオン化法)又は島津LCMS−2010EV (ESI:電子スプレーイオン化法/APCI:大気圧イオン化法 Dual) にて測定した。
反応はTLC(Silica gel 60、F254;メルク社製)もしくは逆相HPLCを用いて進行度合を測定した。
シリカゲルカラムクロマトグラフィーには、メルク 「シリカゲル60」、富士シリシア化学「シリカゲルPSQ60」、関東化学「シリカゲル60」、「シリカゲル60N」、富士シリシア化学「クロマトレックスNH」もしくはパックドカラム(YAMAZEN Hi−FlashTM Column もしくは MORITEX Purif Pack、Biotage(登録商標)SNAP Catridge KP−Sil)を用いた。特に断りがない限り、富士シリシア化学「シリカゲルPSQ60」、関東化学「シリカゲル60N」もしくはパックドカラムを使用した。
生成物をプレパラティブTLCにて精製を行った際は、メルク シリカゲル60、1mmもしくは0.5mm、F254を使用するか、あるいは、富士シリシア化学 CHROMATOREX NH−PLC 05 PLATEを使用した。
分取HPLCカラムには、SunFireTM Prep C18OBDTM 5μm (I.D.30mm、Length 50mm)、Daicel Chemical Industries,LTD.CHIRALCEL OD−H 5μm(I.D.20mm、Length 250mm)、GL Science Inc.Inertsil ODS−3 5μm(I.D.20mm、Length 250mm)、Daicel Chemical Industries,LTD.CHIRALPAK IA 5μm(I.D.10mm、Length 250mm)又はDaicel Chemical Industries,LTD.CHIRALPAK IB 5μm(I.D.20mm、Length 250mm)を用いた。
本参考例、実施例中において、マイクロウェーブを用いた反応は、Biotage社製 Initiator SixtyTMを用いた。
参考例1−1
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(メチルスルファニル)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
(1)アルゴンガス雰囲気下、メチルピペラジン(2.31g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(2.64M、7.55mL)を滴下した。同温で15分間攪拌後、6−メトキシピコリンアルデヒド(2.5g)のテトラヒドロフラン溶液を加え、30分間攪拌した。反応溶液にt−ブチルリチウム(1.59M、17.1mL)を滴下し、同温で1時間、−40℃で15分間攪拌した。再度反応溶液を−78℃まで冷却し、ヘキサクロロエタン(12.9g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液をゆっくりと滴下し、同温で30分間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1→10:1)で精製し、5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−カルバルデヒドを無色粉末(1.21g)として得た。
(2)窒素雰囲気下、4−ブロモチオアニソール(1.61g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(2.64M、2.9mL)を加え、同温で30分間攪拌した。反応液に5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−カルバルデヒド(1.14g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を加え、1時間攪拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1→4:1)で精製し、(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(メチルスルファニル)フェニル]メタノールを淡黄色油状物質(1.42g)として得た。
(3)(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(メチルスルファニル)フェニル]メタノール(1.42g)のクロロホルム(40mL)溶液に、二酸化マンガン(8.34g)を加え、65℃で1時間攪拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、表題化合物を黄色粉末(1.02g、71%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.55 (s, 3H), 4.02 (s, 3H), 7.29 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.56 - 7.68 (m, 1H), 7.82 (d, J=7.9Hz, 1H), 8.09 (d, J=8.9Hz, 2H).
MS (+) : 294 [M+H]+.
参考例1−1と同様の方法にて反応を実施し、それぞれ対応するアリールブロマイドを用いることにより、以下の化合物群(参考例1−2〜1−29)を得た。
参考例1−2
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.61 - 0.83 (m, 2H), 1.07 - 1.22 (m, 2H), 2.23 (tt, J=7.3, 4.4Hz, 1H), 4.02 (s, 3H), 7.43 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.63 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.82 (d, J=7.9Hz, 1H), 8.09 (d, J=8.7Hz, 2H).
MS (+) : 342 [M+Na]+.
参考例1−3
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(シクロペンチルスルファニル)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.58 - 1.74 (m, 4H), 1.75 - 1.91 (m, 2H), 2.08 - 2.30 (m, 2H), 3.61 - 3.85 (m, 1H), 4.02 (s, 3H), 7.34 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.63 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.81 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.07 (d, J=8.7Hz, 2H).
MS (+) : 348 [M+H]+.
参考例1−4
[3−クロロ−4−(エチルスルファニル)フェニル](5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (t, J=7.4Hz, 3H), 3.06 (q, J=7.3Hz, 2H), 4.04 (s, 3H), 7.27 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.68 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.83 (d, J=7.9Hz, 1H), 8.04 (dd, J=8.4, 1.9Hz, 1H), 8.31 (d, J=1.9Hz, 1H).
参考例1−5
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[3−(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.68 - 0.75 (m, 2H), 1.06 - 1.14 (m, 2H), 2.17 - 2.27 (m, 1H), 4.01 (s, 3H), 7.35 - 7.43 (m, 1H), 7.56 - 7.61 (m, 1H), 7.65 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.82 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.86 (dt, J=7.7, 1.3Hz, 1H), 8.10 (t, J=1.6Hz, 1H).
MS (+) : 320 [M+H]+.
参考例1−6
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(シクロプロピルスルファニル)−3−メチルフェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.70-0.80 (m, 2H), 1.12-1.23 (m, 2H), 2.10-2.22 (m, 1H), 2.29 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 7.61 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.62 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.81 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.92-7.95 (m, 1H), 8.00 (dd, J=8.3, 1.9Hz, 1H).
MS (+) : 334 [M+H]+.
参考例1−7
(4−tert−ブチルフェニル)(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.37 (s, 9H), 4.04 (s, 3H), 7.45 - 7.52 (m, 2H), 7.62 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.80 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.05 - 8.12 (m, 2H).
MS (+) : 304 [M+H]+.
参考例1−8
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.58 (d, J=1.5Hz, 3H), 4.01 (s, 3H), 7.42 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.73 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.84 (d, J=8.3Hz, 1H), 8.20 (dd, J=7.7, 1.8 Hz, 1H), 8.63 (d, J=1.2Hz, 1H).
MS (+) : 330 [M+H]+.
参考例1−9
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)(4−エチルフェニル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.29 (t, J=7.6Hz, 3H), 2.74 (q, J=7.6Hz, 2H), 4.02 (s, 3H), 7.30 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.61 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.80 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.07 (dd, J=6.6, 1.8Hz, 2H).
MS (+) : 276 [M+H]+.
参考例1−10
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル){4−[(3−メチルブトキシ)メチル]フェニル}メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.92 (d, J=6.6Hz, 6H), 1.50 - 1.60 (m, 2H), 1.67 - 1.84 (m, 1H), 3.54 (t, J=6.7Hz, 2H), 4.00 (s, 3H), 4.58 (s, 2H), 7.44 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.64 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.81 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.10 (d, J=8.0Hz, 2H).
MS (+) : 348 [M+H]+.
参考例1−11
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(プロパン−2−イル)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.29 (s, 3H), 1.31 (s, 3H), 2.92 - 3.06 (m, 1H), 4.03 (s, 3H), 7.33 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.61 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.80 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.09 (d, J=8.7Hz, 2H).
参考例1−12
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(メチルスルファニル)−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.60 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 7.41 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.74 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.84 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.28 (dd, J =8.2, 1.7Hz, 1H), 8.71 (d, J = 1.7Hz, 1H).
MS (+) : 362 [M+H]+.
参考例1−13
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル){4−[2−(2−メチルプロポキシ)エチル]フェニル}メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.88 (d, J = 6.8Hz, 6H), 1.75-1.95 (m, 1H), 2.96 (t, J = 6.8Hz, 2H), 3.20 (d, J = 6.8Hz, 2H), 3.67 (t, J = 6.8Hz, 2H), 4.01 (s, 3H), 7.34 (d, J = 8.2Hz, 2H), 7.63 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.81 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.06 (d, J = 8.2Hz, 2H).
MS (+) : 348 [M+H]+.
参考例1−14
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)(3,4−ジメチルフェニル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.33 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 4.01 (s, 3H), 7.23 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.61 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.81 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.87 (dd, J = 8.0, 1.4Hz, 1H), 7.93 (s, 1H).
参考例1−15
(4−ブチルフェニル)(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.94 (t, J = 7.4Hz, 3H), 1.30-1.45 (m, 2H), 1.57-1.71 (m, 2H), 2.69 (t, J = 7.8Hz, 2H), 4.02 (s, 3H), 7.28 (d, J = 8.6Hz, 2H), 7.62 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.81 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.07 (d, J = 8.6Hz, 2H).
MS (+) : 304 [M+H]+.
参考例1−16
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)(3−クロロ−4−メチルフェニル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.47 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 7.34 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.68 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.83 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.94 (dd, J = 8.0, 1.8Hz, 1H), 8.25 (d, J = 1.6Hz, 1H).
MS (+) : 296 [M+H]+.
参考例1−17
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 3.98 (s, 3H), 7.68-7.78 (m, 3H), 7.86 (d, J = 8.2Hz, 1H), 8.22 (d, J = 8.2Hz, 2H).
MS (+) : 316 [M+H]+.
参考例1−18
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)(4−プロピルフェニル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.97 (t, J = 7.4Hz, 3H), 1.61-1.76 (m, 2H), 2.67 (t, J = 7.8Hz, 2H), 4.02 (s, 3H), 7.28 (d, J = 8.6Hz, 2H), 7.62 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.81 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.07 (d, J = 8.2Hz, 2H).
MS (+) : 290 [M+H]+.
参考例1−19
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(2−メチルプロピル)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.92 (s, 3H), 0.94 (s, 3H), 1.84-2.00 (m, 1H), 2.56 (d, J=7.4Hz, 2H), 4.02 (s, 3H), 7.21-7.28 (m, 2H), 7.61 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.80 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.06 (d, J=8.3Hz, 2H).
参考例1−20
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)(2,4−ジメチルフェニル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.37 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 3.89 (s, 3H), 7.02 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.42 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.59 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.76 (d, J=7.7Hz, 1H).
MS (+) : 276 [M+H]+.
参考例1−21
[4−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)フェニル](5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.00 (s, 6H), 0.85 (s, 9H), 1.46 - 1.75 (m, 4H), 2.67 (t, J=7.4Hz, 2H), 3.59 (t, J=6.3Hz, 2H), 3.97 (s, 3H), 7.23 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.57 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.75 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.01 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS (+) : 434 [M+H]+.
参考例1−22
[3−クロロ−4−(シクロプロピルスルファニル)フェニル](5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.74 - 0.82 (m, 2H), 1.15 - 1.27 (m, 2H), 2.13 - 2.22 (m, 1H), 4.05 (s, 3H), 7.67 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.68 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.83 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.07 (dd, J=8.3, 1.9Hz, 1H), 8.28 (d, J=1.9Hz, 1H).
MS (+) : 354 [M+H]+.
参考例1−23
4−({4−[(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)カルボニル]フェニル}スルホニル)ピペラジン−1−カルボン酸 tert−ブチル
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.41 (s, 9H), 3.03 (t, J=5.1Hz, 4H), 3.53 (t, J=5.1Hz, 4H), 3.98 (s, 3H), 7.73 - 7.78 (m, 1H), 7.82 - 7.90 (m, 3H), 8.23 - 8.31 (m, 2H).
MS (+) : 518 [M+Na]+.
参考例1−24
(3−クロロ−4−エトキシフェニル)(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.42 - 1.61 (m, 3H), 4.05 (s, 3H), 4.22 (q, J=7.0Hz, 2H), 6.98 (d, J=8.7Hz, 1H), 7.65 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.83 (s, 1H), 8.11 (dd, J=8.7, 2.2Hz, 1H), 8.39 (s, 1H).
MS (+) : 326 [M+H]+.
参考例1−25
(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−3−メチルフェニル)(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.28 (s, 6H), 1.03 (s, 9H), 2.26 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 6.81 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.58 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.80 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.91 - 7.96 (m, 1H), 8.01 - 8.05 (m, 1H).
MS (+) : 392 [M+H]+.
参考例1−26
(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−3−フルオロフェニル)(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.23 - 0.26 (m, 6H), 1.02 (s, 9H), 4.04 (s, 3H), 6.98 (t, J=8.4Hz, 1H), 7.64 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.82 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.92 (ddd, J=8.5, 2.1, 1.0Hz, 1H), 8.03 (dd, J=11.8, 2.2Hz, 1H).
MS (+) : 396 [M+H]+.
参考例1−27
[4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−3−(トリフルオロメチル)フェニル](5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.34 (s, 6H), 1.03 (s, 9H), 4.04 (s, 3H), 6.99 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.71 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.83 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.27 (dd, J=8.9, 2.1Hz, 1H), 8.74 (d, J=2.3Hz, 1H).
MS (+) : 446 [M+H]+.
参考例1−28
(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.25 (s, 6H), 1.00 (s, 9H), 4.03 (s, 3H), 6.78 - 6.97 (m, 2H), 7.60 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.80 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.04 - 8.19 (m, 2H).
MS (+) : 378 [M+H]+.
参考例1−29
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 4.01 (s, 3H), 7.30 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.68 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.83 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.18 - 8.25 (m, 2H).
MS (+) : 332 [M+H]+.
参考例1−2〜参考例1−29の構造を示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
参考例1−30
(5−クロロ−6−メトキシピリジン−2−イル)[3−クロロ−4−(プロパン−2−イルオキシ)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
(1)(4-ブロモ-2-クロロフェノキシ)(tert-ブチル)ジメチルシランを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様の反応を実施して、(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを橙色油状物質(3.94g、55%(2工程))として得た。
(2)(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン(700mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、室温で1Mテトラブチルアンモニウムフルオライドのテトラヒドロフラン溶液(3.39mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下濃縮した。得られた残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、室温で2−ヨードプロパン(333μL)及び炭酸カリウム(464mg)を順次加え、65℃で3時間攪拌した。反応液を室温に戻し、水を加え、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=30:1)で精製し、表題化合物を無色油状物質(538mg、93%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.42 (s, 3H), 1.44 (s, 3H), 4.03 (s, 3H), 4.60 - 4.80 (m, 1H), 6.98 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.62 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.78 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.08 (dd, J=8.6, 2.1Hz, 1H), 8.38 (d, J=2.7 Hz, 1H).
MS (+) : 340 [M+H]+.
参考例1−30と同様の方法にて反応を実施し、それぞれ対応するアルキルハライドを用いることにより、以下の化合物群(参考例1−31〜1−33)を得た。
参考例1−31
(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[3-クロロ-4-(3-メチルブトキシ)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.99 (s, 3H), 1.01 (s, 3H), 1.79 (td, J=6.5Hz, 6.5Hz, 2H), 1.82 - 1.98 (m, 1H), 4.05 (s, 3H), 4.16 (t, J=6.6Hz, 2H), 6.99 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.65 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.82 (d, J=7.5Hz, 1H), 8.11 (dd, J=8.7, 2.1Hz, 1H), 8.38 (d, J=2.4Hz, 1H).
参考例1−32
(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[3-クロロ-4-(2-メチルプロポキシ)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.09 (d, J = 6.8Hz, 6H), 2.12-2.30 (m, 1H), 3.88 (d, J = 6.8Hz, 2H), 4.04 (s, 3H), 6.97 (d, J = 8.7Hz, 1H), 7.65 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.81 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.10 (dd, J = 8.7, 2.2Hz, 1H), 8.38 (d, J = 2.2Hz, 1H).
MS (+) : 354 [M+H]+.
参考例1−33
(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル){3-クロロ-4-[(4-メチルペンチル)オキシ]フェニル}メタノン
Figure 2013010750
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.93 (d, J = 6.8Hz, 6H), 1.32-1.43 (m, 2H), 1.55-1.72 (m, 1H), 1.82-1.97 (m, 2H), 4.04 (d, J=1.7Hz, 3H), 4.11 (t, J = 6.0Hz, 2H), 6.97 (d, J = 8.7Hz, 1H), 7.65 (d, J = 7.8Hz, 1H), 7.81 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.10 (dd, J = 8.7, 2.2Hz, 1H), 8.38 (d, J = 2.2Hz, 1H).
MS (+) : 382 [M+H]+.
参考例1−34
[4-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブトキシ)-3-クロロフェニル](5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
Figure 2013010750
(1)2−ヨードプロパンを使用するかわりに4−ブロモ−1−ブタノールを使用する以外は実質的に参考例1−30(2)と同様の反応を実施して、[3-クロロ-4-(4-ヒドロキシブトキシ)フェニル](5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン(759mg、54%)を得た。
(2)[3-クロロ-4-(4-ヒドロキシブトキシ)フェニル](5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン(391mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、氷冷下、tert-ブチルジメチルクロロシラン(240mg)及びイミダゾール(108mg)を順次加え、室温で4.5時間攪拌した。反応液を氷冷し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→10:1)で精製し、表題化合物(389mg、76%)を得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.06 (s, 6H), 0.89 (s, 9H), 1.69-1.80 (m, 2H), 1.89-2.00 (m, 2H), 3.71 (t, J=6.1Hz, 2H), 4.04 (s, 3H), 4.17 (t, J=6.3Hz, 2H), 6.97 (d, J=8.9Hz, 1H), 7.65 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.81 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.09 (dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 8.37 (d, J=2.4Hz, 1H).
参考例1−35
4-メチルベンゼンスルホン酸 4-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]フェノキシ}ブチル
Figure 2013010750
参考例1−34(1)で得られた[3-クロロ-4-(4-ヒドロキシブトキシ)フェニル](5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン(360mg)のクロロホルム(8mL)溶液に氷冷下、トリエチルアミン(830μL)、トリメチルアミン塩酸塩(188mg)及び4−メチルベンゼンスルホン酸クロライド(555mg)を順次加え、室温で4.5時間撹拌した。氷冷下、トリエチルアミン(150μL)及び4−メチルベンゼンスルホン酸クロライド(185mg)を順次加え、室温でさらに1.5時間撹拌した。反応液に水を加え、クロロホルムにて抽出を行なった。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、表題化合物(357mg、70%)を得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.90-2.00 (m, 4H), 2.44 (s, 3H), 4.04 (s, 3H), 4.06-4.22 (m, 4H), 6.93 (d, J = 8.9Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.6Hz, 2H), 7.66 (d, J = 7.9Hz, 1H), 7.76-7.85 (m, 3H), 8.10 (dd, J = 8.8, 2.1Hz, 1H), 8.36 (d, J = 2.0Hz, 1H).
MS (+) : 524 [M+H]+.
参考例1−36
(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
(1)ヨウ化メチルを使用する以外は、実質的に参考例1−1(1)と同様の反応を実施して、6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-カルバルデヒドを得た(14.8g、67%)。
(2)6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-カルバルデヒドを使用する以外は、実質的に参考例1−1(2)と同様の反応を実施して(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノールを得た(15.0g、74%)。
(3)(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノールを使用する以外は、実質的に参考例1−1(3)と同様の反応を実施して(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを得た(400mg、81%)。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.28 (s, 3H), 2.54 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 7.28 (d, J=9.8Hz, 2H), 7.49 - 7.66 (m, 2H), 8.14 (d, J=8.7Hz, 2H).
参考例1−36と同様の方法にて反応を実施し、ヨウ化メチルを使用するかあるいはかわりにヨウ化エチルを使用し、それぞれ対応するアリールブロマイドを用いることにより、以下の化合物群(参考例1−37〜1−50)を得た。
参考例1−37
[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.67 - 0.78 (m, 2H), 1.10 - 1.21 (m, 2H), 2.18 - 2.26 (m, 1H), 2.28 (s, 3H), 3.96 (s, 3H), 7.42 (d, J=8.9Hz, 2H), 7.51 - 7.66 (m, 2H), 8.14 (d, J=8.9Hz, 2H).
MS (+) : 300 [M+H]+.
参考例1−38
4-[(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)カルボニル]-N,N-ジメチルベンゼンスルホンアミド
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.30 (s, 3H), 2.76 (s, 6H), 3.90 (s, 3H), 7.56 - 7.65 (m, 1H), 7.73 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.87 (d, J=8.7Hz, 2H), 8.30 (d, J=8.9Hz, 2H).
MS (+) : 335 [M+H]+.
参考例1−39
N-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-[(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)カルボニル]-N-メチルベンゼンスルホンアミド
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.06 (s, 6H), 0.88 (s, 9H), 2.30 (s, 3H), 2.91 (s, 3H), 3.20 (t, J=5.8Hz, 2H), 3.76 - 3.84 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 7.56 - 7.63 (m, 1H), 7.72 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.88 (d, J=8.7Hz, 2H), 8.23 - 8.34 (m, 2H).
MS (+) : 479 [M+H]+.
参考例1−40
[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.29 (s, 3H), 2.55 (s, 3H), 3.97 (s, 3H), 7.21 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.54 - 7.61 (m, 1H), 7.63 - 7.69 (m, 1H), 8.12 (dd, J=8.4, 1.9Hz, 1H), 8.38 (d, J=1.9Hz, 1H).
MS (+) : 308 [M+H]+.
参考例1−41
{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.08 (s, 6H), 0.92 (s, 9H), 1.90 - 2.01 (m, 2H), 2.29 (s, 3H), 3.12 (t, J=7.4Hz, 2H), 3.77 (t, J=5.8Hz, 2H), 3.97 (s, 3H), 7.32 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.54 - 7.60 (m, 1H), 7.63 - 7.68 (m, 1H), 8.08 (dd, J=8.4, 1.9Hz, 1H), 8.38 (d, J=1.87Hz, 1H).
MS (+) : 466 [M+H]+.
参考例1−42
3-({4-[(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)カルボニル]フェニル}スルファニル)アゼチジン-1-カルボン酸 tert-ブチル
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.44 (s, 9H), 2.28 (s, 3H), 3.85 - 3.97 (m, 5H), 4.06 - 4.21 (m, 1H), 4.37 - 4.53 (m, 2H), 7.19 (d, J=8.9Hz, 2H), 7.50 - 7.70 (m, 2H), 8.14 (d, J=8.9Hz, 2H).
MS (+) : 414 [M+H]+.
参考例1−43
[4-(エチルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.39 (t, J=7.4Hz, 3H), 2.28 (s, 3H), 3.05 (q, J=7.4Hz, 2H), 3.95 (s, 3H), 7.32 (d, J=8.9Hz, 2H), 7.51 - 7.66 (m, 2H), 8.13 (d, J=8.7Hz, 2H).
MS (+) : 288 [M+H]+.
参考例1−44
[4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-2-イル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.41 (s, 6H), 2.28 (s, 3H), 3.90 (s, 3H), 4.15 (s, 2H), 7.51 - 7.61 (m, 1H), 7.64 - 7.71 (m, 1H), 7.98 - 8.07 (m, 2H), 8.13 - 8.23 (m, 2H).
MS (+) : 325 [M+H]+.
参考例1−45
(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[6-(メチルスルファニル)ピリジン-3-イル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.29 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 3.97 (s, 3H), 7.18 - 7.37 (m, 1H), 7.49 - 7.63 (m, 1H), 7.65 - 7.74 (m, 1H), 8.24 - 8.41 (m, 1H), 9.29 - 9.41 (m, 1H).
MS (+) : 275 [M+H]+.
参考例1−46
[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.25 (t, J=7.5Hz, 3H), 2.55 (s, 3H), 2.68 (q, J=7.7Hz, 2H), 3.97 (s, 3H), 7.21 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.56 - 7.62 (m, 1H), 7.66 - 7.72 (m, 1H), 8.12 (dd, J=8.4, 1.8Hz, 1H), 8.39 (d, J=1.7Hz, 1H).
MS (+) : 322 [M+H]+.
参考例1−47
{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]フェニル}(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (200MHz, CDCl3) δ ppm 0.07 (s, 6H), 0.91 (s, 9H), 1.14 - 1.37 (m, 3H), 1.78 - 2.05 (m, 2H), 2.55 - 2.81 (m, 2H), 2.99 - 3.21 (m, 2H), 3.65 - 3.82 (m, 2H), 3.94 (s, 3H), 7.28 - 7.43 (m, 2H), 7.51 - 7.72 (m, 2H), 8.03 - 8.25 (m, 2H).
MS (+) : 446 [M+H]+.
参考例1−48
{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.08 (s, 6H), 0.92 (s, 9H), 1.20 - 1.30 (m, 3H), 1.89 - 2.02 (m, 2H), 2.68 (q, J=7.7Hz, 2H), 3.03 - 3.17 (m, 2H), 3.77 (t, J=5.8Hz, 2H), 3.96 (s, 3H), 7.32 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.58 (d, J=6.7Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 8.08 (dd, J=8.4, 1.7Hz, 1H), 8.39 (s, 1H).
MS (+) : 480 [M+H]+.
参考例1−49
[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.66 - 0.80 (m, 2H), 1.08 - 1.20 (m, 2H), 1.24 (t, J=7.5Hz, 3H), 2.16 - 2.30 (m, 1H), 2.68 (q, J=7.7Hz, 2H), 3.95 (s, 3H), 7.42 (d, J=8.9Hz, 2H), 7.53 - 7.60 (m, 1H), 7.61-7.66 (m, 1H), 8.15 (d, J=8.7Hz, 2H).
MS (+) : 314 [M+H]+.
参考例1−50
(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.28 (s, 6H), 1.05 (s, 9H), 1.25 (t, J=7.5Hz, 3H), 2.68 (q, J=7.7Hz, 2H), 3.97 (s, 3H), 6.94 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.53 - 7.60 (m, 1H), 7.63 - 7.70 (m, 1H), 8.05 (dd, J=8.6, 2.2Hz, 1H), 8.45 (d, J=2.2Hz, 1H).
MS (+) : 406 [M+H]+.
参考例1−37〜参考例1−50の構造を示す。
Figure 2013010750
参考例1−51
(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
(1)塩化亜鉛(27g)のテトラヒドロフラン(300mL)懸濁液を窒素ガス存在下、0℃に冷却し、そこへ、1Mのシクロプロパンマグネシウムブロマイドのテトラヒドロフラン溶液(186mL)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液を0℃に冷却し、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)(3.26g)及び5-ブロモピリジン-2-カルボン酸エチル(21.4g)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液を順次加え、0℃にて30分間、室温にて一時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、5-シクロプロピルピリジン-2-カルボン酸エチル(15.5g、87%)を淡褐色油状物質として得た。
(2)5-シクロプロピルピリジン-2-カルボン酸エチル(15.5g)のクロロホルム(300mL)溶液に、氷冷下、m−クロロ過安息香酸(55g)を加え、室温で4時間撹拌した。反応液を飽和重曹水と飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液の混合溶媒にあけ、室温にて30分間撹拌した。クロロホルムで抽出を行ない、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製し、5-シクロプロピルピリジン-2-カルボン酸-1-酸化エチル(15.4g)を淡黄色油状物質として得た。
(3)5-シクロプロピルピリジン-2-カルボン酸-1-酸化エチル(15.4g)のN,N−ジメチルホルムアミド(45mL)溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(23mL)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製し、5-シクロプロピル-6-ヒドロキシピリジン-2-カルボン酸エチル(12.4g、78%)を無色粉末として得た。
(4)5-シクロプロピル-6-ヒドロキシピリジン-2-カルボン酸エチル(12.4g)のクロロホルム(250mL)溶液に、炭酸銀(70g)及びヨウ化メチル(11.2mL)を加え、60℃にて8時間撹拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-カルボン酸エチル(13.05g、99%)を無色油状物質として得た。
(5)5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-カルボン酸エチル(17.3g)のテトラヒドロフラン(300mL)溶液に氷冷下、リチウムアルミニウムヒドリド(4.44g)を少量ずつ加え、同温で1時間攪拌した。反応溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧下濃縮し、(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノール(14.1g)を得た。
(6)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノール(14.1g)のクロロホルム(200mL)溶液に二酸化マンガン(67g)を加え、65℃で1時間攪拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液を濃縮し、5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド(11g、85%)を得た。
(7)5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド(1.53g)を使用する以外は、実質的に参考例1−1(2)と同様の反応を実施して、(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノール(2.93g、93%)を得た。
(8)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノールを使用する以外は、実質的に参考例1−1(3)と同様の反応を実施して、表題化合物を淡黄色油状物質(2.38g、99%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.71 - 0.81 (m, 2H), 0.99 - 1.12 (m, 2H), 2.11 - 2.24 (m, 1H), 2.55 (s, 3H), 3.97 (s, 3H), 7.20 - 7.32 (m, 3H), 7.62 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.11 - 8.19 (m, 2H).
MS (+) : 300 [M+H]+.
参考例1−51と同様の方法にて反応を実施し、それぞれ対応するアリールブロマイドを用いることにより、以下の化合物群(参考例1−52〜1−59)を得た。
参考例1−52
[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.72 - 0.83 (m, 2H), 0.98 - 1.16 (m, 2H), 2.09 - 2.26 (m, 1H), 2.55 (s, 3H), 3.99 (s, 3H), 7.15 - 7.31 (m, 2H), 7.66 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.12 (dd, J=8.3, 1.8Hz, 1H), 8.39 (d, J=1.7Hz, 1H).
MS (+) : 334 [M+H]+.
参考例1−53
(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-エチルフェニル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.67 - 0.82 (m, 2H), 0.97 - 1.15 (m, 2H), 1.29 (t, J=7.6Hz, 3H), 2.10 - 2.27 (m, 1H), 2.73 (q, J=7.6Hz, 2H), 3.98 (s, 3H), 7.15 - 7.37 (m, 3H), 7.60 (d, J=8.1Hz, 1H), 8.13 (d, J=8.2Hz, 2H).
MS (+) : 282 [M+H]+.
参考例1−54
(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.25 (s, 6H), 0.65 - 0.84 (m, 2H), 0.93 - 1.12 (m, 11H), 2.05 - 2.32 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 6.79 - 6.96 (m, 2H), 7.23 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.58 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.05 - 8.35 (m, 2H).
MS (+) : 384 [M+H]+.
参考例1−55
(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.28 (s, 6H), 0.65 - 0.83 (m, 2H), 0.95 - 1.31 (m, 11H), 2.05 - 2.29 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 6.94 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.24 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.63 (d, J=8.1Hz, 1H), 8.05 (dd, J=8.5, 2.1Hz, 1H), 8.45 (d, J=2.2Hz, 1H).
MS (+) : 418 [M+H]+.
参考例1−56
[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.00 (s, 6H), 0.66 - 0.75 (m, 2H), 0.84 (s, 9H), 0.94 - 1.03 (m, 2H), 1.89 - 2.03 (m, 2H), 2.06 - 2.18 (m, 1H), 3.76 (t, J=6.0Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 4.11 (t, J=6.4Hz, 2H), 6.86-6.92 (m, 2H), 7.17 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.53 (d, J=8.3Hz, 1H), 8.13 - 8.20 (m, 2H).
MS (+) : 442 [M+H]+.
参考例1−57
(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(シクロプロピルスルファニル)-3-メチルフェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.70-0.80 (m, 4H), 1.00-1.09 (m, 2H), 1.13-1.22 (m, 2H), 2.12-2.22 (m, 2H), 2.29 (s, 3H), 3.99 (s, 3H), 7.23 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.60 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.61 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.98-8.02 (m, 1H), 8.05 (dd, J=8.3, 1.9Hz, 1H).
MS (+) : 340 [M+H]+.
参考例1−58
(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.70-0.80 (m, 2H), 0.95-1.11 (m, 2H), 2.08-2.25 (m, 1H), 2.44 (s, 3H), 3.97 (s, 3H), 7.23 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.27 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.60 (d, J=7.4Hz, 1H), 8.09 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS (+) : 268 [M+H]+.
参考例1−59
(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-2-イル)フェニル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.71 - 0.80 (m, 2H), 1.00 - 1.09 (m, 2H), 1.41 (s, 6H), 2.10 - 2.22 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 4.15 (s, 2H), 7.24 (d, J =7.7Hz, 1H), 7.66 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.02 (d, J=8.9Hz, 2H), 8.17 (dd, J=7.1, 2.1Hz, 2H).
MS (+) : 351 [M+H]+.
参考例1−52〜参考例1−59の構造を示す。
Figure 2013010750
参考例1−60
(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-エトキシフェニル)メタノン
Figure 2013010750
(1)窒素雰囲気下、1−ブロモ−4−エトキシベンゼン(484μL)、マグネシウム(82.3mg)のTHF懸濁液に室温でヨウ素を少量添加し、50℃で1時間攪拌した。反応液を室温に戻し、5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド(300mg)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液を加え、50℃で1時間攪拌した。テトラヒドロフランを減圧下濃縮し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層をケイソウ土ろ過後、減圧下溶媒を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→9:1)で精製し、(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-エトキシフェニル)メタノールを黄色油状物質(438mg、86%)として得た。
(2)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-エトキシフェニル)メタノールを使用する以外は、実質的に参考例1−1(3)と同様の反応を実施して、表題化合物を淡黄色油状物質(441mg、99%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.71-0.79 (m, 2H), 0.99-1.08 (m, 2H), 1.45 (t, J = 7.2Hz, 3H), 2.10-2.23 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 4.12 (q, J = 7.2Hz, 2H), 6.94 (d, J = 8.9Hz, 2H), 7.22 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.58 (d, J = 7.6Hz, 1H), 8.22 (d, J = 8.9Hz, 2H).
MS (+) : 298 [M+H]+.
参考例1−61
(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)(3-エトキシフェニル)メタノン
Figure 2013010750
(1)(3-ブロモフェノキシ)(tert-ブチル)ジメチルシランを使用する以外は実質的に参考例1−51(7)(8)と同様の反応を実施して、(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを褐色油状物質(1.193g、84%(2工程))として得た。
(2)(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用し、2−ヨードプロパンを使用するかわりにヨウ化エチルを使用する以外は、実質的に参考例1−30(2)と同様の反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(270mg、75%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.71-0.82 (m, 2H), 0.99-1.11 (m, 2H), 1.43 (t, J = 6.9Hz, 3H), 2.11-2.24 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 4.10 (q, J = 6.9Hz, 2H), 7.07-7.16 (m, 1H), 7.23 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.35 (t, J = 8.1Hz, 1H), 7.60 (d, J = 7.6Hz, 1H), 7.64-7.70 (m, 1H), 7.74 (dd, J = 8.1, 2.0Hz, 1H).
MS (+) : 298 [M+H]+.
参考例1−62
(3-クロロ-4-エトキシフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
Figure 2013010750
参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は、実質的に参考例1−61(2)と同様の反応を実施して、表題化合物を白色固体(1.77g、94%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.73-0.79 (m, 2H), 1.01-1.09 (m, 2H), 1.52 (t, J=7.2Hz, 3H), 2.12-2.22 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 4.21 (q, J=7.2Hz, 2H), 6.97 (d, J=8.7Hz, 1H), 7.23 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.63 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.15 (dd, J=8.7Hz, 1.8Hz, 1H), 8.46 - 8.49 (m, 1H).
MS (+) : 332 [M+H]+.
参考例1−63
[3-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブトキシ)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
Figure 2013010750
参考例1−61(1)で得られた(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は、実質的に参考例1−34と同様の反応を実施して、表題化合物を淡黄色油状物質(291mg、59%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.06 (s, 6H), 0.73-0.80 (m, 2H), 0.90 (s, 9H), 1.00-1.11 (m, 2H), 1.64-1.75 (m, 2H), 1.80-1.92 (m, 2H), 2.11-2.23 (m, 1H), 3.69 (t, J=6.3Hz, 2H), 3.97 (s, 3H), 4.04 (t, J=6.3Hz, 2H), 7.11 (ddd, J=8.3, 2,8, 1.1Hz, 1H), 7.23 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.35 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.60 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.67 (dd, J=2.8, 1.7Hz, 1H), 7.73 (dt, J=8.0, 1.1Hz, 1H).
MS (+) : 456 [M+H]+.
参考例1−64
[3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
Figure 2013010750
4−ブロモ−1−ブタノールを使用するかわりに、3−ブロモ−1−プロパノールを使用する以外は、実質的に参考例1−63と同様の反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(349mg、72%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.04 (s, 6H), 0.72-0.81 (m, 2H), 0.88 (s, 9H), 1.01-1.11 (m, 2H), 1.95-2.04 (m, 2H), 2.07-2.23 (m, 1H), 3.81 (t, J=6.1Hz, 2H), 3.97 (s, 3H), 4.12 (t, J=6.1Hz, 2H), 7.11 (ddd, J=8.3, 2.5, 0.8Hz, 1H), 7.23 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.36 (t, J=7.7Hz, 1H), 7.60 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.68 (dd, J=2.8, 1.4Hz, 1H), 7.73 (dt, J=7.7, 1.1Hz, 1H).
MS (+) : 442 [M+H]+.
参考例1−65
4-メチルベンゼンスルホン酸 4-{2-クロロ-4-[(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]フェノキシ}ブチル
Figure 2013010750
参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は、実質的に参考例1−34(1)及び参考例1−35と同様の反応を順次実施して、表題化合物(440mg、52%(2工程))を得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.68-0.81 (m, 2H), 1.00-1.10 (m, 2H), 1.83-1.98 (m, 4H), 2.10-2.23 (m, 1H), 2.44 (s, 3H), 3.99 (s, 3H), 4.01-4.20 (m, 4H), 6.91 (d, J=8.7Hz, 1H), 7.23 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.33 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.63 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.79 (d, J=8.4Hz, 2H), 8.14 (dd, J=8.7, 2.1Hz, 1H), 8.43 (d, J=2.4Hz, 1H).
MS (+) : 530 [M+H]+.
参考例1−66
[4-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブトキシ)-3-クロロフェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
Figure 2013010750
参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は、実質的に参考例1−34と同様の反応を実施して、表題化合物(277mg、57%(2工程))を得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.06 (s, 6H), 0.72-0.82 (m, 2H), 0.90 (s, 9H), 0.98-1.12 (m, 2H), 1.68-1.81 (m, 2H), 1.88-2.02 (m, 2H), 2.12-2.23 (m, 1H), 3.72 (t, J=6.1Hz, 2H), 4.00 (s, 3H), 4.16 (t, J=6.3Hz, 2H), 6.97 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.24 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.63 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.15 (dd, J=8.8, 2.3Hz, 1H), 8.46 (d, J=2.5Hz, 1H).
参考例1−67
[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル][4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
(1)6−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボン酸エチル(670mg、WO2005058830パンフレット記載)のメタノール(20mL)溶液に氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(405mg)を加え、室温で2時間撹拌した。反応溶液を水にあけ、クロロホルムにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮し、[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノール(540mg)を得た。
(2)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノールを使用する以外は、実質的に参考例1−51(6)と同様に反応を実施し、6−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルバルデヒド(405mg)を得た。
(3)6−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルバルデヒドを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様の方法にて反応を実施し、表題化合物を無色油状物質(305mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.55 (s, 3H), 4.04 (s, 3H), 7.30 (d, J=8.9Hz, 2H), 7.63 - 7.70 (m, 1H), 8.01 - 8.14 (m, 3H).
MS (+) : 328 [M+H]+.
参考例1−67と同様の方法にて反応を実施し、それぞれ対応するアリールブロマイドを用いることにより、以下の化合物群(参考例1−68〜1−75)を得た。
参考例1−68
[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.68 - 0.79 (m, 2H), 1.12 - 1.22 (m, 2H), 2.23 (tt, J=7.4, 4.4Hz, 1H), 4.04 (s, 3H), 7.36 - 7.50 (m, 2H), 7.60 - 7.70 (m, 1H), 7.99 - 8.13 (m, 3H).
MS (+) : 354 [M+H]+.
参考例1−69
(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.29 (s, 6H), 1.05 (s, 9H), 4.06 (s, 3H), 6.96 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.68 (dd, J=7.7, 0.8Hz, 1H), 8.00 (dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 8.05 (dd, J=7.7, 0.6Hz, 1H), 8.35 (d, J=2.2Hz, 1H).
MS (+) : 446 [M+H]+.
参考例1−70
{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.08 (s, 6H), 0.91 (s, 9H), 1.90-2.02 (m, 2H), 3.12 (t, J=7.2Hz, 2H), 3.77 (t, J=5.4Hz, 2H), 4.05 (s, 3H), 7.33 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.71 (dd, J=7.5, 0.7Hz, 1H), 8.02 (dd, J=8.2, 1.7Hz, 1H), 8.06 (dd, J=7.8, 0.7Hz, 1H), 8.27 (d, J=1.7Hz, 1H).
MS (+) : 520 [M+H]+.
参考例1−71
{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]フェニル}[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.07 (s, 6H), 0.91 (s, 9H), 1.85 - 2.00 (m, 2H), 3.05 - 3.18 (t, J=7.4Hz, 2H), 3.75 (t, J=6.3Hz, 2H), 4.03 (s, 3H), 7.34 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.65 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.00 - 8.10 (m, 3H).
MS (+) : 486 [M+H]+.
参考例1−72
[4-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.05 (s, 6H), 0.89 (s, 9H), 1.50-1.80 (m, 4H), 2.72 (t, J=7.7Hz, 2H), 3.64 (t, J=6.3Hz, 2H), 4.04 (s, 3H), 7.30 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.64 (dd, J=7.8, 0.6Hz, 1H), 8.00 - 8.10 (m, 3H).
MS (+) : 468 [M+H]+.
参考例1−73
(3-クロロ-4-メトキシフェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 4.01 (s, 3H), 4.06 (s, 3H), 7.02 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.70 (dd, J=7.7, 0.8Hz, 1H), 8.06 (dd, J=7.7, 0.6Hz, 1H), 8.13 (dd, J=8.5, 2.2Hz, 1H), 8.37 (d, J=2.2Hz, 1H).
参考例1−74
(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.26 (s, 6H), 1.00 (s, 9H), 4.04 (s, 3H), 6.91 (d, J=9.0Hz, 2H), 7.62 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.95 - 8.11 (m, 3H).
MS (+) : 412 [M+H]+.
参考例1−75
(4-{2-[3-(ジエチルアミノ)プロピル]-1,3-ジオキソラン-2-イル}フェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.98 (t, J=7.1Hz, 6H), 1.45 - 1.65 (m, 2H), 1.86 - 1.95 (m, 2H), 2.40 (t, J=7.6Hz, 2H), 2.47 (q, J=7.0Hz, 4H), 3.75 - 3.82 (m, 2H), 4.01 - 4.07 (m, 5H), 7.57 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.66 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.05 (d, J=7.7Hz, 1H), 8.10 (d, J=8.6Hz, 2H).
MS (+) : 467 [M+H]+.
参考例1−68〜1−75の構造を以下に示す。
Figure 2013010750
参考例1−76
[6-メトキシ-5-(プロパン-2-イル)ピリジン-2-イル][4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
(1)プロパ−1−エン−2−イルマグネシウムブロマイドを使用する以外は実質的に参考例1−51(1)と同様に反応を実施し、5-(プロパ-1-エン-2-イル)ピリジン-2-カルボン酸エチルを黄色油状物質(10g、71%)として得た。
(2)5-(プロパ-1-エン-2-イル)ピリジン-2-カルボン酸エチル(10g)のエタノール(100mL)溶液に10%パラジウム−活性炭素(5.8g)を加え、水素ガス気流下、室温で一晩撹拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→0:1)で精製し、5-イソプロピルピリジン-2-カルボン酸エチルを無色油状物質(10g、95%)として得た。
(3)5-イソプロピルピリジン-2-カルボン酸エチルを使用する以外は実質的に参考例1−51(2)〜(7)と同様の方法にて反応を実施し、表題化合物を黄色油状物質(1.88g)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.26 (d, J=7.0Hz, 6H), 2.54 (s, 3H), 3.12 - 3.35 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 7.28 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.52 - 7.75 (m, 2H), 8.16 (d, J=8.7Hz, 2H).
MS (+) : 302 [M+H]+.
参考例1−77
[5-({[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)-6-メトキシピリジン-2-イル][4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
(1)6-(ジメトキシメチル)-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボニトリル(4.47g,J.Hetero.Chem.,1994,31,297ページ記載)を使用する以外は実質的に、参考例1−51(4)と同様に反応を実施し、6-(ジメトキシメチル)-2-メトキシピリジン-3-カルボニトリルを淡黄色油状物質(4.17g、86%)として得た。
(2)6-(ジメトキシメチル)-2-メトキシピリジン-3-カルボニトリル(4,17g)のテトラヒドロフラン−メタノール(30mL)溶液に、水(10mL)及び水酸化ナトリウム(3.96g)を加え、90℃で15時間撹拌した。反応液を水にあけ、1M塩酸にて弱酸性とし、クロロホルムにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後減圧下溶媒を留去し、6-(ジメトキシメチル)-2-メトキシピリジン-3-カルボン酸を含む粗生成物(4.1g)を得た。
(3)6-(ジメトキシメチル)-2-メトキシピリジン-3-カルボン酸(4.1g)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液に氷冷下、ジイソプロピルエチルアミン(4.56mL)及びBop reagent(登録商標)(10g)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウムを(2,72g)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1→1:1)で精製し、[6-(ジメトキシメチル)-2-メトキシピリジン-3-イル]メタノール(2.3g、60%)を無色油状物質として得た。
(5)[6-(ジメトキシメチル)-2-メトキシピリジン-3-イル]メタノール(2.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(23mL)溶液にイミダゾール(1.47g)及びt−ブチルジフェニルクロロシラン(3.54g)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→10:1)で精製し、3-({[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)-6-(ジメトキシメチル)-2-メトキシピリジン(5.47g、99%)を無色油状物質として得た。
(6)3-({[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)-6-(ジメトキシメチル)-2-メトキシピリジン(5.47g)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液に、1M塩酸(40mL)を加え、60℃で2時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1→1:1)で精製し、5-({[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド(3.2g、73%)を無色油状物質として得た。
(7)5-({[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)-6-メトキシピリジン−2−カルバルデヒドを使用し、4−ブロモチオアニソールを使用するかわりに1−ブロモ−4−(シクロプロピルスルファニル)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(2.3g、51%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.67 - 0.80 (m, 2H), 1.08 - 1.20 (m, 11H), 2.22 (tt, J=7.4, 4.4Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 4.80 (s, 2H), 7.34 - 7.53 (m, 8H), 7.64 - 7.78 (m, 5H), 8.04 - 8.17 (m, 3H).
MS (+) : 554 [M+H]+.
参考例1−78
[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-フェニルピリジン-2-イル)メタノン
Figure 2013010750
(1)四臭化炭素を使用する以外は、実質的に参考例1−1(1)と同様の反応を実施して、5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド(754mg、42%)を得た。
(2)窒素雰囲気下、5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド(753mg)の1,2-ジメトキシエタン(23mL)溶液にテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(403mg)、フェニルボロン酸(510mg)及び2M炭酸ナトリウム水溶液(3.5mL)を順次加え、80℃で3時間攪拌した。室温で反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→1:1)で精製し、さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1)で精製し、6-メトキシ-5-フェニルピリジン-2-カルバルデヒド(445mg、60%)を得た。
(3)6-メトキシ-5-フェニルピリジン−2−カルバルデヒドを使用し、4−ブロモチオアニソールを使用するかわりに1−ブロモ−4−(シクロプロピルスルファニル)ベンゼンを使用する以外は、実質的に参考例1−1(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物(360mg、53%(2工程))を得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.70 - 0.85 (m, 2H), 1.10 - 1.25 (m, 2H), 2.15 - 2.35 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 7.40 - 7.50 (m, 5H), 7.60 - 7.65 (m, 2H), 7.76 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.81 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.15 - 8.25 (m, 2H).
MS (+) : 362 [M+H]+
参考例 1−79 (5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(プロパン-2-イル)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
1-ブロモ-4-(プロパン-2-イル)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−51(7)(8)と同様に反応を順次実施し、表題化合物(352mg、76%(2工程))を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.73 - 0.80 (m, 2H), 1.00 - 1.08 (m, 2H), 1.28 (s, 3H), 1.31 (s, 3H), 2.12- 2.23 (m, 1H), 2.91 - 3.06 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 7.22 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.31 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.57 - 7.62 (m, 1H), 8.14 (d, J=8.3 Hz, 2H).
参考例 1−80 (4-tert-ブチル-3-クロロフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
Figure 2013010750
(1)4-ブロモ-2-クロロ安息香酸(2g)を用い、WO2006013048記載の方法に従って反応を行うことにより、4-ブロモ-1-tert-ブチル-2-クロロベンゼンと4-ブロモ-2-クロロ-1-(プロパ-1-エン-2-イル)ベンゼンの混合物(1:1)を無色油状物質(166mg)として得た。
(2)(4-ブロモ-1-tert-ブチル-2-クロロベンゼンと4-ブロモ-2-クロロ-1-(プロパ-1-エン-2-イル)ベンゼンの混合物(1:1)を使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様に反応を順次実施し、表題化合物と(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[3-クロロ-4-(プロパ-1-エン-2-イル)フェニル]メタノンの混合物(1:1)を得た。
MS (+) : 338 [M+H]+.
参考例 1−81 (5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(4-メトキシブチル)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
1-ブロモ-4-(4-メトキシブチル)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様に反応を順次実施し、表題化合物(625mg、66%(2工程))を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.55 - 1.81 (m, 4H), 2.72 (t, J=7.4Hz, 2H), 3.33 (s, 3H), 3.40 (t, J=6.4Hz, 2H), 4.01 (s, 3H), 7.28 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.61 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.80 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.06 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS (+) : 334 [M+H]+.
参考例 1−82 (4-tert-ブチルフェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン
Figure 2013010750
1-ブロモ-4-tertブチルベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−67(3)と同様に反応を実施し、表題化合物(694mg、54%(2工程))を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.37 (s, 9H), 4.06 (s, 3H), 7.51 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.65 (d, J=8.1Hz, 1H), 8.05 (d, J=7.5Hz, 1H), 8.10 (d, J=8.1Hz, 2H).
MS (+) : 338 [M+H]+.
参考例 1−83 (5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-7-イル)メタノン
Figure 2013010750
(1)7-ブロモ-4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジンを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)と同様に反応を実施し、(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-7-イル)メタノールを黄色結晶(413mg、72%)として得た。
(2)氷冷下、(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-7-イル)メタノール(302mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に、水素化ナトリウム(純度63%、75mg)を加え、室温まで昇温しながら終夜撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、表題化合物を黄色固体(231mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 3.02 (s, 3H), 3.40 - 3.45 (m, 2H), 4.05 (s, 3H), 4.23 - 4.28 (m, 2H), 6.63 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.51 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.69 (d, J=2.1 Hz, 1H), 7.76 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.80 (dd, J=8.6, 2.1 Hz, 1H).
MS (+) : 319 [M+H]+.
参考例 1−84 [3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
Figure 2013010750
4-ブロモ-2-クロロ-1-(プロパン-2-イル)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−51(7)(8)と同様に反応を順次実施し、表題化合物(160mg、54%(2工程))を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.68 - 0.81 (m, 2H), 0.98 - 1.10 (m, 2H), 1.28 (s, 3H), 1.31 (s, 3H), 2.08- 2.26 (m, 1H), 3.41 - 3.53 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 7.20 - 7.29 (m, 1H), 7.40 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.66 (d, J=7.8 Hz, 1H), 8.07 (dd, J=8.1, 1.5 Hz, 1H), 8.35 (d, J=1.8 Hz, 1H).
MS (+) : 330 [M+H]+.
参考例 1−85 (4-tert-ブチルフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
Figure 2013010750
1-ブロモ-4-tertブチルベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−51(7)(8)と同様に反応を順次実施し、表題化合物を無色油状物質(405mg、71%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.73 - 0.79 (m, 2H), 1.00 - 1.08 (m, 2H), 1.33 (s, 9H), 2.12 - 2.23 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 7.23 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.48 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.61 (d, J=7.5 Hz, 1H), 8.17 (d, J=8.7 Hz, 2H).
参考例 1−86 (5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
4-ブロモ-2-クロロ-1-(プロパン-2-イル)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様に反応を順次実施し、表題化合物を淡黄色油状物質(240mg、23%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.28 (s, 3H), 1.31 (s, 3H), 3.40 - 3.56 (m, 1H), 4.05 (s, 3H), 7.41 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.68 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.83 (d, J=7.8 Hz, 1H), 8.03 (d, J=9.8 Hz, 1H), 8.28 (s, 1H).
参考例 1−87 (5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-シクロプロピルフェニル)メタノン
Figure 2013010750
(1)シクロプロピルベンゼン(1.59mL)、酢酸ナトリウム(1.14g)の酢酸(16mL)溶液に、氷冷下、臭素(0.65mL)の酢酸(3mL)溶液を滴下し、室温で終夜攪拌した。反応液にヘキサン、水を加え、さらに飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液を添加し、抽出した。有機層を飽和炭酸ナトリウム水溶液で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサンのみ)で精製し、4-ブロモ-1-シクロプロピルベンゼンとシクロプロピルベンゼンの混合物を無色油状物質(851mg)として得た。
(2)窒素雰囲気下、4-ブロモ-1-シクロプロピルベンゼンとシクロプロピルベンゼンの混合物(976mg)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(1.65M、3mL)を滴下し、同温で30分間攪拌した。反応液に−78℃で5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド(732mg)のテトラヒドロフラン(9mL)溶液を加え、同温で3時間攪拌した。反応液に水を添加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→1:10)で精製し、(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-シクロプロピルフェニル)メタノール(765mg)を得た。
(3)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-シクロプロピルフェニル)メタノールを使用する以外は実質的に参考例1−1(3)と同様に反応を実施し、表題化合物(732mg、96%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.74 - 0.87 (m, 2H), 1.01 - 1.14 (m, 2H), 1.90 - 2.05 (m, 1H), 4.02 (s, 3H), 7.14 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.62 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.81 (d, J=8.1 Hz, 1H), 8.05 (d, J=8.4 Hz, 2H).
MS (+) : 288 [M+H]+.
参考例 1−88 (5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]メタノン
Figure 2013010750
1−ブロモ−4−シクロプロピルオキシベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様に反応を順次実施し、表題化合物(813mg、46%(2工程))を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.70 - 0.79 (m, 2H), 1.12 - 1.21 (m, 2H), 2.18 - 2.28 (m, 1H), 4.03 (s, 3H), 7.43 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.63 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.82 (d, J=7.8 Hz, 1H), 8.09 (d, J=8.9 Hz, 2H).
MS (+) : 304[M+H]+.
参考例 1−89 tert-ブチル{4-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]フェニル}カルバミン酸
Figure 2013010750
tert−ブチル−4-ブロモフェニルカルバメートを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様に反応を順次実施し、表題化合物(2.15g)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.54 (s, 9H), 4.01 (s, 3H), 6.67 - 6.72 (brs, 1H), 7.48 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.63 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.81 (d, J=7.8 Hz, 1H), 8.16 (d, J=8.9 Hz, 2H).
MS (+) : 363 [M+H]+.
参考例1−90
(3-クロロ-4-エチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
4-ブロモ-2-クロロ-1-エチルベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物を淡黄色油状物質(385mg、66%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.28 (t, J=7.5Hz, 3H), 2.84 (q, J=7.5Hz, 2H), 4.04 (s, 3H), 7.35 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.68 (dd, J=9.2, 0.8Hz, 1H), 7.83 (dd, J=7.8, 0.6Hz, 1H), 7.98 (dd, J=7.5, 1.5Hz, 1H), 8.26 (d, J=1.5Hz, 1H).
参考例1−91
(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
4-ブロモトルエンを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)(3)と同様の反応を実施して、表題化合物を白色アモルファス状物質(584mg、77%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.44 (s, 3H), 4.00 (s, 3H), 7.27 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.62 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.75 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.03 (d, J=8.2Hz, 2H).
MS(+): 262 [M+H]+.
参考例1−92
[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に参考例1−30(2)と同様の反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(643mg、78%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.72 - 0.80 (m, 2H), 1.00 - 1.10 (m, 2H), 1.43 (s, 3H), 1.45 (s, 3H), 2.10 - 2.25 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 4.60 - 4.80 (m, 1H), 6.98 (d, J=8.9Hz, 1H), 7.23 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.62 (d, J=7.4Hz, 1H), 8.13 (dd, J=8.3, 2.1Hz, 1H), 8.47 (d, J=2.1Hz, 1H).
参考例1−93
[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル][4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
4-ブロモベンゾトリフルオリドを使用する以外は実質的に参考例1−67(3)と同様の反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(201mg、16%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 4.01 (s, 3H), 7.76 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.77 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.10 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.23 (d, J=8.1Hz, 2H).
MS(+): 350 [M+H]+.
参考例1−94
(3-クロロ-4-メトキシフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用し、2−ヨードプロパンを使用するかわりにヨウ化メチルを使用する以外は実質的に参考例1−30(2)と同様の反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(772mg、quant.(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.73 - 0.80 (m, 2H), 1.00 - 1.10 (m, 2H), 2.10 - 2.25 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 4.00 (s, 3H), 7.00 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.23 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.63 (d, J=8.3Hz, 1H), 8.18 (dd, J=8.6, 2.1Hz, 1H) 8.47 (d, J=2.1Hz, 1H).
参考例1−95
(4-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン
4-ブロモクロロベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−51(7)(8)と同様の反応を実施して、表題化合物を白色固体(1.04g、69%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.71 - 0.81 (m, 2H), 1.01 - 1.10 (m, 2H), 2.11 - 2.23 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 7.24 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.44 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.65 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.14 (d, J=8.3Hz, 2H).
以下に、参考例1−90〜参考例1−95の構造を示す。
Figure 2013010750
参考例2−1
2-メトキシ-3-メチル-6-[4-(メチルスルファニル)ベンジル]ピリジン
Figure 2013010750
参考例1−36(2)で得られた(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノール(2.13g)にトリエチルシラン(5mL)及びトリフルオロ酢酸(5mL)を順次加え、60℃で4時間撹拌した。反応液を飽和重曹水にあけ、クロロホルムで抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1→2:1)で精製し、表題化合物を無色油状物質(1.69g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.13 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 3.93 (s, 3H), 3.95 (s, 2H), 6.55 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.15 - 7.28 (m, 5H).
MS (+) : 260 [M+H]+.
それぞれ対応するピリジン-2-カルバルデヒドを使用する以外は実質的に参考例2−1と同様の反応を実施し、参考例2−2〜2−4の化合物を得た。
参考例2−2
3-エチル-2-メトキシ-6-[4-(メチルスルファニル)ベンジル]ピリジン
Figure 2013010750
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.15 (t, J=7.5 Hz, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.53 (q, J=7.4 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.95 (s, 2H), 6.58 (d, J=7.3 Hz, 1H), 7.17 - 7.29 (m, 5H).
MS (+) : 274 [M+H]+
参考例2−3
2-メトキシ-6-[4-(メチルスルファニル)ベンジル]-3-プロピルピリジン
Figure 2013010750
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.92 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.48 - 1.67 (m, 2H), 2.47 (dd, J=8.5, 6.8 Hz, 5H), 3.92 (s, 3H), 3.95 (s, 2H), 6.57 (d, J=7.3 Hz, 1H), 7.11 - 7.32 (m, 5H).
MS (+) : 288 [M+H]+
参考例2−4
6-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)ベンジル]-2-メトキシ-3-メチルピリジン
Figure 2013010750
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.13 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 3.92 (s, 2H), 3.93 (s, 3H), 6.57 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.04 - 7.13 (m, 1H), 7.16 - 7.21 (m, 1H), 7.23 - 7.29 (m, 1H), 7.33 (d, J=1.7 Hz, 1H).
MS (+) : 294 [M+H]+
参考例3−1
5-({[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]メチル}スルホニル)-1-フェニル-1H-テトラゾール
Figure 2013010750
(1)(2R,3R,7S)-7-(ヨードメチル)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナン(48.3g、WO2003095438パンフレット記載)のアセトン(500mL)溶液に、1−フェニル−1H−テトラゾール−5−チオール ナトリウム塩(25g)を加え、60℃で3時間攪拌した。反応液を減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、5-({[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]メチル}スルファニル)-1-フェニル-1H-テトラゾール(39.5g)を淡黄色油状物質として得た。
(2)5-({[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]メチル}スルファニル)-1-フェニル-1H-テトラゾール(39.5g)のクロロホルム(395mL)溶液に、氷冷下、m−クロロ過安息香酸を加え、室温で一晩撹拌した。反応液を飽和重曹水と飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液の混合溶媒にあけ、室温にて30分間撹拌した。クロロホルムで抽出を行ない、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1→4:1→1:1)で精製し、5-({[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]メチル}スルホニル)-1-フェニル-1H-テトラゾール(41g)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.69 - 1.86 (m, 1H),1.99 - 2.37 (m, 4H),2.46 - 2.59 (m, 1H),2.83 - 3.05 (m, 1H),3.82 - 4.02 (m, 2H),4.70 (s, 2H),7.15 - 7.24 (m, 4H),7.28 - 7.36 (m, 6H),7.56 - 7.65 (m, 3H),7.66 - 7.73 (m, 2H).
参考例3−2
(5R)-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-2-オン
Figure 2013010750
(1)(R)−(−)−5−(ヒドロキシメチル)−2−ピロリジノン(4.5g)のテトラヒドロフラン(90mL)溶液に、1−フェニル−1H−テトラゾール−5−チオール(9.0g)及びトリフェニルホスフィン(13.2g)を加え、氷冷した。そこに2.2Mジエチルアゾジカルボキシレートのトルエン溶液(23mL)を滴下し、室温で一晩撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1→0:1)で精製し、(R)-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルファニル]メチル}ピロリジン-2-オン(1.98g)を無色油状物質として得た。
(2)(R)-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルファニル]メチル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に参考例3−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物(5.8g、87%)を無色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.88 - 2.03 (m, 1H),2.32 - 2.44 (m, 2H),2.46 - 2.64 (m, 1H),3.73 - 3.93 (m, 1H),4.09 - 4.20 (m, 1H),4.32 - 4.48 (m, 1H),6.41 - 6.54 (m, 1H),7.55 - 7.74 (m, 5H).
参考例3−3
(5R)-1-メチル-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-2-オン
Figure 2013010750
(1)(R)-5-(ヒドロキシメチル)-1-メチルピロリジン-2-オン(2.93g、48.3g、J.Med.Chem.,34(3),1991,887〜900記載)のクロロホルム(40mL)溶液に氷冷下、トリエチルアミン(5.26mL)、トリメチルアミン塩酸塩(1.07g)及び4-メチルベンゼンスルホン酸クロライド(5.6g)を順次加え、室温で1時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去し、4-メチルベンゼンスルホン酸 (R)-(1-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル)メチルを黄色アモルファス状物質(6.6g)として得た。
(2)4-メチルベンゼンスルホン酸 (R)-(1-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル)メチルを使用する以外は実質的に参考例3−1(1)と同様に反応を実施して、(R)-1-メチル-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル) スルファニル]メチル}ピロリジン-2-オンを無色粉末(4.9g)として得た。
(3)(R)-1-メチル-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル) スルファニル]メチル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に参考例3−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(2.2g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.09 - 2.28 (m, 1H),2.31 - 2.57 (m, 3H),2.95 (s, 3H),3.61 - 3.84 (m, 1H),4.15 - 4.36 (m, 2H),7.53 - 7.82 (m, 5H).
MS (+) : 321 [M+H]+
上記参考例3−1〜3−3に準じ、対応するアルコール体を用い、同様の操作にて反応及び精製を行い、以下の化合物群(参考例3−4〜3−21)を得た。
参考例3−4
5-{[(cis-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキシル)メチル]スルホニル}-1-フェニル-1H-テトラゾール
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.03 (s, 6H),0.89 (s, 9H),1.40 - 1.57 (m, 2H),1.60 - 1.77 (m, 6H),2.11 - 2.30 (m, 1H),3.69 (d, J=6.2 Hz, 2H),3.87 - 4.05 (m, 1H),7.55 - 7.65 (m, 3H),7.66 - 7.74 (m, 2H).
MS (+) : 437 [M+H]+
参考例3−5
5-{[(trans-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキシル)メチル]スルホニル}-1-フェニル-1H-テトラゾール
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.05 (s, 6H),0.87 (s, 9H),1.10 - 1.44 (m, 4H),1.79 - 2.06 (m, 4H),2.07 - 2.23 (m, 1H),3.44 - 3.60 (m, 1H),3.69 (d, J=6.4 Hz, 2H),7.54 - 7.75 (m, 5H).
MS (+) : 437 [M+H]+
参考例3−6
1-フェニル-5-[(テトラヒドロフラン-3-イルメチル)スルホニル]-1H-テトラゾール
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.74 - 1.94 (m, 1H),2.21 - 2.38 (m, 1H),2.81 - 3.07 (m, 1H),3.65 (dd, J=9.1, 6.3 Hz, 1H),3.73 - 4.06 (m, 5H),7.56 - 7.66 (m, 3H),7.66 - 7.74 (m, 2H).
MS(+): 295 [M+H]+
参考例3−7
1-フェニル-5-{[2-(テトラヒドロフラン-2-イル)エチル]スルホニル}-1H-テトラゾール
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.47 - 1.62 (m, 1H),1.84 - 1.98 (m, 2H),2.00 - 2.27 (m, 3H),3.66 - 4.03 (m, 5H),7.53 - 7.65 (m, 3H),7.65 - 7.73 (m, 2H).
MS (+) : 309 [M+H]+
参考例3−8
1-フェニル-5-{[2-(テトラヒドロフラン-3-イル)エチル]スルホニル}-1H-テトラゾール
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.48 - 1.74 (m, 1H),1.92 - 2.22 (m, 3H),2.30 - 2.50 (m, 1H),3.45 (dd, J=8.6, 6.4 Hz, 1H),3.66 - 3.84 (m, 3H),3.84 - 3.99 (m, 2H),7.52 - 7.66 (m, 3H),7.67 - 7.75 (m, 2H).
MS(+): 309 [M+H]+
参考例3−9
1-(4-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピペリジン-1-イル)エタノン
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.33 - 1.49 (m, 2H),1.94 - 2.01 (m, 1H),2.09 (s, 3H),2.13 (s, 1H),2.35 - 2.52 (m, 1H),2.53 - 2.67 (m, 1H),3.03 - 3.17 (m, 1H),3.74 (d, J=6.2 Hz, 2H),3.78 - 3.88 (m, 1H),4.58 - 4.69 (m, 1H),7.54 - 7.73 (m, 5H). MS (+) : 372 [M+Na]+
参考例3−10
1-[(3S)-3-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-1-イル]エタノン
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.69 - 2.00 (m, 1H),2.02 (s, 3H),2.20 - 2.54 (m, 1H),2.74 - 3.11 (m, 1H),3.15 - 4.13 (m, 6H),7.53 - 7.79 (m, 5H).
MS (+) : 358 [M+Na]+
参考例3−11
1-(3-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}アゼチジン-1-イル)エタノン
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.87 (s, 3H),3.32 - 3.46 (m, 1H),3.91 (dd, J=10.6, 6.0 Hz, 1H),4.06 - 4.17 (m, 3H),4.23 - 4.44 (m, 2H),7.56 - 7.73 (m, 5H).
MS (+) : 344 [M+Na]+
参考例3−12
(5R)-5-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-2-オン
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.79 - 1.98 (m, 1H),2.31 - 2.55 (m, 3H),3.59 (dd, J=14.5, 9.9 Hz, 1H),3.73 - 3.85 (m, 1H),4.26 - 4.42 (m, 1H),6.36 - 6.51 (brs, 1H),7.58 - 7.74 (m, 2H),7.99 - 8.07 (m, 1H),8.20 - 8.29 (m, 1H).
MS (+) : 297 [M+H]+
参考例3−13
5-({[1-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)シクロプロピル]メチル}スルホニル)-1-フェニル-1H-テトラゾール
LC-Mass 保持時間 5.20 min
SunFire C18 3.5μm 2.1×20mm カラム温度40℃
H2O:CH3CN(0.1%HCO2H添加) =
90 : 10 〜 15 : 85 v/v 0.4mL/min (0 〜 3min)
15 : 85 v/v 0.4mL/min (3 〜 5min)
15 : 85 〜 90 : 10 v/v 0.5mL/min (5 〜 5.5min)
MS (+) : 409 [M+H]+
参考例3−14
5-{[(2R)-3-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-2-メチルプロピル]スルホニル}-1-フェニル-1H-テトラゾール
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.06 (s, 9H),1.16 (d, J=6.8 Hz, 3H),2.41 - 2.60 (m, 1H),3.45 - 3.65 (m, 2H),3.67 - 3.80 (m, 1H),4.05 - 4.20 (m, 1H),7.30 - 7.49 (m, 6H),7.52 - 7.73 (m, 9H).
MS (+) : 543 [M+Na]+
参考例3−15
5-{[(2S)-3-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-2-メチルプロピル]スルホニル}-1-フェニル-1H-テトラゾール
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.08 (s, 9H),1.17 (d, J=6.8 Hz, 3H),2.45 - 2.60 (m, 1H),3.50 - 3.65 (m, 2H),3.75 (dd, J=10.4, 4.8 Hz, 1H),4.16 (dd, J=14.6, 4.5 Hz, 1H),7.30 - 7.50 (m, 6H),7.55 - 7.75 (m, 9H).
MS (+) : 543 [M+Na]+
参考例3−16
tert-ブチル (3S)-3-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-1-カルボキシラート
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.43 (s, 9H), 1.65 - 1.89 (m, 1H), 2.11 - 2.32 (m, 1H), 2.73 - 2.94 (m, 1H), 3.09 (dd, J=11.0, 8.0Hz, 1H), 3.21 - 3.36 (m, 1H), 3.40 - 3.77 (m, 4H), 7.57 - 7.70 (m, 2H), 8.00 - 8.06 (m, 1H), 8.19 - 8.25 (m, 1H).
参考例3−17
1-{(3S)-3-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-1-イル}エタノン
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.64 - 2.00 (m, 1H), 2.05(s, 3H), 2.15 - 2.49 (m, 1H), 2.78 - 3.04 (m, 1H), 3,09 - 3.96 (m, 6H), 7.59 - 7.71 (m, 2H), 8.01 - 8.08 (m, 1H), 8.23 (d, J=7.5 Hz, 1H).
参考例3−18
(2R)-2-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチル
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.79 - 1.99 (m, 2H), 2.09 - 2.30 (m, 2H), 3.27 - 3.61 (m, 3H), 3.90 - 4.28 (m, 1H), 4.28 - 4.48 (m, 1H), 7.50 - 7.70 (m, 2H), 8.01 (d, J=7.5Hz, 1H), 8.22 (dd, J=7.5, 1.8Hz, 1H).
MS (+) : 405 [M+Na]+
参考例3−19 1-{(3S)-3-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-1-イル}プロパン-1-オン
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.14 (tt, J=7.4, 1.6 Hz, 3H), 1.64-1.99 (m, 1H), 2.16-2.42 (m, 3H), 2.74-3.01 (m, 1H), 3.32-3.92 (m, 6H), 7.59-7.71 (m, 2H), 8.03-8.05 (m, 1H), 8.21-8.24 (m, 1H).
参考例3−20 2-({[(3S)-1-(エチルスルホニル)ピロリジン-3-イル]メチル}スルホニル)-1,3-ベンゾチアゾール
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.37 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.87 (ddd, J=19.4, 10.6, 6.8 Hz, 1H), 2.27-2.37 (m, 1H), 2.91 (dd, J=15.3, 8.0 Hz, 1H), 3.02 (q, J=7.4 Hz, 2H), 3.24 (dd, J=10.0, 8.0 Hz, 1H), 3.32-3.41 (m, 1H), 3.56 (tt, J=9.0, 3.1 Hz, 1H), 3.61-3.79 (m, 3H), 7.60-7.70 (m, 2H), 8.04 (dd, J=7.0, 1.6 Hz, 1H), 8.23 (dd, J=7.6, 1.8 Hz, 1H).
MS (+) : 375 [M+H]+.
参考例3−21 (5S)-5-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-2-オン
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.80-1.99 (m, 1H), 2.30-2.52 (m, 3H), 3.50-3.68 (m, 1H), 3.74-3.87 (m, 1H), 4.26-4.42 (m, 1H), 6.32-6.54 (brs, 1H), 7.58-7.73 (m, 2H), 8.00-8.10 (m, 1H), 8.20-8.30 (m, 1H).
MS (+) : 297 [M+H]+.
参考例3−4〜3−21の構造を以下に示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
参考例4−1
6-ブロモ-3-クロロ-2-メトキシピリジン
Figure 2013010750
(1)市販の2-メトキシ-3-ニトロピリジン(50.5g)のメタノール(500mL)溶液に10% パラジウム−活性炭素(2.5g)を加え水素雰囲気下、4時間撹拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製し、2-メトキシピリジン-3-アミンを黄色粉末(37.2g、92%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 3.64 - 3.88 (m, 2H), 3.92 - 4.05 (m, 3H), 6.67 - 6.76 (m, 1H), 6.84 - 6.92 (m, 1H), 7.54 - 7.62 (m, 1H).
MS (+) : 125 [M+H]+.
(2) 2-メトキシピリジン-3-アミン(39.4g)のN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)溶液を−30℃へ冷却し、N−ブロモスクシンイミド(62.1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)溶液を滴下した。30分撹拌後、水にあけクロロホルムで抽出した。有機層を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-アミンを黄色粉末(51.9g、80%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 3.64 - 3.84 (m, 2H), 3.98 (s, 3H), 6.78 (dd, J=7.9, 1.0 Hz, 1H), 6.87 (d, J=7.9 Hz, 1H).
MS (+) : 203 [M+H]+.
(3)氷冷下、6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-アミン(10.4g)の濃塩酸(35mL)懸濁液に亜硝酸ナトリウム(7.04g)の水溶液(10mL)を滴下した。10分撹拌後、氷冷下、反応系を塩化銅(12.7g)の濃塩酸(15mL)懸濁液へ滴下し、65℃で1時間15分撹拌した。反応液を水にあけ酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、表題化合物を黄色粉末(9.69g、85%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 4.03 (s, 3H), 7.03 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.47 (d, J=7.9 Hz, 1H).
参考例4−2 3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-イン-1-オール
Figure 2013010750
窒素雰囲気下、6-ブロモ-3-クロロ-2-メトキシピリジン(12.1g)、2−プロピン−1−オール(4.0g)、ヨウ化銅(210mg)にトリエチルアミン(70mL)、ビストリフェニルホスフィンパラジウム(II)ジクロリド(756mg)を加えて室温で4時間撹拌した。反応液に水、酢酸エチルを加えてろ過した。水層を1M塩酸でpH3以下とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→5:5)にて精製し、表題化合物を薄茶色粉末(8.60g、80%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 4.03 (s, 3H), 4.52 (s, 2H), 7.01 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.58 (d, J=7.8 Hz, 1H).
MS (+) : 198 [M+H]+.
参考例4−3 (2Z)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-3-ヨードプロパ-2-エン-1-オール
Figure 2013010750
窒素雰囲気下、3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-イン-1-オール(3.0g)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を氷冷下撹拌しているところに水素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム(Red-Al(登録商標))のトルエン溶液(3.6M、7mL)を滴下して室温で1時間撹拌した。反応液を外温−78℃に冷却し、N-ヨードスクシンイミド(6.2g)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を滴下した後、外温−78℃で1時間撹拌した。反応液に1M塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→5:5)で精製し、表題化合物を茶色粉末(3.79g、76%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 4.07 (s, 3H), 4.47 (t, J=5.8 Hz, 2H), 7.11 (t, J=5.6 Hz, 1H), 7.24 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.60 (d, J=7.9 Hz, 1H).
MS (+) : 326[M+H]+.
参考例4−4 (2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-オール
Figure 2013010750
窒素雰囲気下、(2Z)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-3-ヨードプロパ-2-エン-1-オール(881mg)の1,4−ジオキサン(20mL)−水(10mL)溶液に、4−tert−ブチルフェニルボロン酸(3.5g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(183mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(280mg)、炭酸セシウム(1.98g)を加えて、外温65℃で1.5時間撹拌した。反応液を放冷後酢酸エチルで希釈し、ろ過した。ろ液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→1:1)にて精製し、表題化合物を薄黄色粉末(912mg、91%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 4.09 (s, 3H), 4.18 - 4.24 (m, 2H), 6.42 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.09 - 7.17 (m, 3H), 7.39 - 7.46 (m, 3H).
MS (+) : 332 [M+H]+.
参考例4−5 6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン
Figure 2013010750
氷冷下、(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-オール(912mg)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に、トリフェニルホスフィン(1.10g)、四臭化炭素(1.81g)を順次加え、氷冷下1.5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製し、表題化合物を黒色粉末(1.28g)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.38 (s, 9H), 4.03 (d, J=8.9 Hz, 2H), 4.11 (s, 3H), 6.42 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.17 - 7.24 (m, 3H), 7.42 - 7.50 (m, 3H).
参考例4−6 (2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン酸
Figure 2013010750
(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-オール(601mg)のクロロホルム(20mL)溶液にデス−マーチン試薬(770mg)を加えて室温で30分撹拌した。反応液に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えクロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去して得られた残渣、2−メチル−2−ブテン(2.3g)、のtert-ブタノール(15mL)−水(5mL)溶液にリン酸二水素ナトリウム(1.0g)、亜塩素酸(1.6g)を加えて室温で1時間撹拌した。反応液を氷冷後、1M塩酸を加えてpH<2とし、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1)にて精製後、得られた固体をヘキサンで洗浄後乾燥させて、表題化合物を無色粉末(434mg、69%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.37 (s, 9H), 4.10 (s, 3H), 6.50 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.13 - 7.19 (m, 2H), 7.22 (s, 1H), 7.43 (d, J=8.2 Hz, 2H), 7.50 (d, J=7.9 Hz, 1H).
MS (+) : 368[M+Na]+.
参考例4−7 6-[(E)-2-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン
Figure 2013010750
(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン酸(1.3g)にトリエチルアミン(26μL)を含有した97%アセトニトリル水溶液(52mL)を加え、ここにN−ブロモスクシンイミド(806mg)を加えて室温で15分撹拌した。反応液を減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1)にて精製し、表題化合物を無色粉末(363mg、25%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.37 (s, 9H), 4.07 (s, 3H), 6.39 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.19 (d, J=8.2 Hz, 2H), 7.42 - 7.49 (m, 3H) 7.72 (s, 1H).
MS (+) : 380 [M+H]+.
参考例4−8 4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-イン-1-オール
Figure 2013010750
2−プロピン−1−オールの代わりに3−ブチン−1−オールを使用する以外は、実質的に参考例4−2と同様に反応を実施して、表題化合物を淡茶色固体(4.10g、85%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.73 (t, J=6.3 Hz, 2H), 3.86 (t, J=6.3 Hz, 2H), 4.03 (s, 3H), 6.97 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.55 (d, J=7.8 Hz, 1H).
MS (+) : 212 [M+H]+.
参考例4−9 (3Z)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-ヨードブタ-3-エン-1-オール
Figure 2013010750
3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-イン-1-オールの代わりに4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-イン-1-オールを使用する以外は、実質的に参考例4−3と同様に反応を実施して、表題化合物を茶色固体(2.26g、47%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.69 (q, J=6.5 Hz, 2H), 3.87 (t, J=6.5 Hz, 2H), 4.06 (s, 3H), 6.88 (t, J=6.9 Hz, 1H), 7.22 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.58 (d, J=7.9 Hz, 1H).
MS (+) : 340 [M+H]+.
参考例4−10 (3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-エン-1-オール
Figure 2013010750
(2Z)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-3-ヨードプロパ-2-エン-1-オールの代わりに(3Z)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-ヨードブタ-3-エン-1-オールを使用する以外は、実質的に参考例4−4と同様に反応を実施して、表題化合物を橙色粉末(2.39g、quant.)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.33 - 2.43 (m, 2H), 3.69 - 3.80 (m, 2H), 4.08 (s, 3H), 6.36 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.04 (t, J=7.7 Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.41 (d, J=7.3 Hz, 3H).
MS (+) : 346 [M+H]+.
参考例4−11
5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド
Figure 2013010750
(1)5-クロロピリジン-2-カルボン酸(25.3g)のエタノール(500mL)溶液に、氷冷下、濃硫酸(4mL)を加え、還流下で4時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルムのみ→ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、5-クロロピリジン-2-カルボン酸エチルを含む画分を、減圧下溶媒留去した。残渣のクロロホルム(300mL)溶液に、氷冷下、過酸化尿素(30.2g)を加え、トリフルオロ酢酸無水物(44.7mL)とクロロホルム(300mL)の混合液を30分間かけて滴下し、徐々に室温に戻しながら2時間攪拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を滴下し、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、5-クロロピリジン-2-カルボン酸-1-酸化エチルを黄色油状物質(36.8g、quant.)として得た。
(2)5-クロロピリジン-2-カルボン酸-1-酸化エチル(36.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(220mL)溶液に、氷冷下、トリフルオロ酢酸無水物(147mL)を20分間かけて滴下し、50℃で1時間撹拌した。反応液を氷冷し、水を加え、炭酸水素ナトリウムをゆっくりと加えて中和した後、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣に酢酸エチルを加え懸濁撹拌後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。同様の操作をさらに2回繰り返し、得られた固体を合わせて減圧下乾燥させることで、5-クロロ-6-ヒドロキシピリジン-2-カルボン酸エチルを白色固体(24.2g、75%)として得た。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、5-クロロ-6-ヒドロキシピリジン-2-カルボン酸エチルを白色固体(1.84g、6%)として得た。
(3)5-クロロ-6-ヒドロキシピリジン-2-カルボン酸エチル(26.0g)のクロロホルム(500mL)溶液に、炭酸銀(142.4g)及びヨウ化メチル(25mL)を加え、70℃で7時間撹拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=30:1)で精製し、再度シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1)で精製し5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-カルボン酸エチルを白色固体(22.3g、80%)として得た。
(4)5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-カルボン酸エチル(22.3g)のテトラヒドロフラン(223mL)溶液に、氷冷下、リチウムアルミニウムヒドリド(2.54g)を少量ずつ加え、同温で10分間攪拌した。氷冷下、反応液に水を加え、セライト濾過後、濾液を減圧下濃縮した。残渣に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、減圧下濃縮した。残渣のクロロホルム(223mL)溶液に二酸化マンガン(116.4g)を加え、60℃で1時間攪拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣にヘキサンを加え懸濁撹拌後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。同様の操作をさらに3回繰り返し、得られた固体を合わせて減圧下乾燥させることで、表題化合物を白色固体(14.7g、83%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 4.13 (s, 3H), 7.54 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.80 (dd, J=7.7, 0.8Hz, 1H), 9.94 (d, J=0.8Hz, 1H).
MS (+) : 172 [M+H]+.
参考例4−12
6-{(1E)-3-ブロモ-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]プロパ-1-エン-1-イル}-3-クロロ-2-メトキシピリジン
4−tert−ブチルフェニルボロン酸の代わりに、[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]ボロン酸を使用する以外は実質的に参考例4−4及び4−5と同様の反応を実施し、表題化合物を黒色油状物質(1.2g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.70 - 0.81 (m, 2H) 1.07 - 1.18 (m, 2H) 2.16 - 2.29 (m, 1H) 4.01 (d, J=8.7Hz, 2H) 4.09 (s, 3H) 6.43 (d, J=7.9Hz, 1H) 7.17 - 7.25 (m, 3H) 7.44 (d, J=5.8Hz, 2H) 7.46 (d, J=5.1Hz, 1H).
参考例4−13
(3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-エンニトリル
6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(500mg)のエタノール(10mL)溶液にシアン化ナトリウム(137mg)を加えて室温で22時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を2M水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→4:1)で精製し、表題化合物を黄色油状物質(230mg、53%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.37 (s, 9H), 3.11 (d, J=7.5Hz, 2H), 4.10 (s, 3H), 6.38 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.96 (t, J=7.5Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.43 - 7.50 (m, 3H).
MS(+): 341 [M+H]+.
参考例4−14
6-メトキシ-5-プロピルピリジン-2-カルバルデヒド
ヘキサクロロエタンの代わりに、1−ヨードプロパンを使用する以外は実質的に参考例1−1(1)と同様の反応を実施し、表題化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δppm 0.83 - 1.10 (m, 3H), 1.53 - 1.78 (m, 2H), 2.46 - 2.69 (m, 2H), 4.04 (s, 3H), 7.43 - 7.61 (m, 2H), 9.87 - 10.02 (m, 1H).
MS(+): 180 [M+H]+.
参考例4−15
(5R)-5-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エチニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン
6-ブロモ-3-クロロ-2-メトキシピリジン(667mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド(II)(81mg)及びヨウ化銅(22mg)のトリエチルアミン(12mL)溶液に、窒素ガス気流下、(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-エチニルピロリジン-2-オン(600mg、原料に(R)−グルタミン酸ジメチル塩酸塩を用い、Tetrahedron Asymmetry,1995,239に準じ合成した)のアセトニトリル(6mL)を40℃で30分間かけて加え、室温で4時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、表題化合物を無色油状物質(452mg、52%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.12 - 2.48 (m, 3H), 2.53 - 2.70 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.80 (s, 3H), 4.04 (s, 3H), 4.26 (d, J=15Hz, 1H), 4.37 - 4.46 (m, 1H), 4.89 (d, J=15Hz, 1H), 6.38 - 6.49 (m, 2 H), 6.94 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.18 - 7.25 (m, 1H), 7.57 (d, J=7.8Hz, 1H).
参考例4−16
(5R)-5-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エチニル]ピロリジン-2-オン
(5R)-5-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エチニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(457mg)にトリフルオロ酢酸(4mL)及びアニソール(2mL)を加え、80℃で2時間攪拌した。反応液を濃縮、残渣をクロロホルムで希釈し、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、表題化合物を無色油状物質(234mg、82%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.27 - 2.45 (m, 2H), 2.46 - 2.65 (m, 2H), 4.04 (s, 3H), 4.54 - 4.72 (m, 1H), 5.64 - 5.80 (m, 1H), 6.99 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.59 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 251 [M+H]+.
参考例4−17
(5R)-5-[(Z)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン
(5R)-5-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エチニル]ピロリジン-2-オン(232mg)のメタノール(5mL)溶液に、リンドラー触媒(50mg)を加え、水素雰囲気下、室温で8時間攪拌した。反応液をセライトろ過後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、表題化合物を無色油状物質(166mg、71%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.85 - 2.01 (m, 1H), 2.25 - 2.64 (m, 3H), 4.02 (s, 3H), 5.43 - 5.60 (m, 1H), 5.72 - 5.85 (m, 1H), 5.86 - 6.04 (m, 1H), 6.28 - 6.45 (m, 1H), 6.77 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.60 (d, J=7.8Hz, 1H).
参考例4−18
(5R)-5-[(Z)-2-ブロモ-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン
(5R)-5-[(Z)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(200mg)の四塩化炭素(2mL)溶液に、氷冷下、臭素(80μL)を加え、同温(0℃)で15分間攪拌した。反応液を濃縮した残渣をクロロホルムに溶解し、氷冷下、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス-7-エン(238μL)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、表題化合物を無色粉末(164mg、62%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.90 - 2.10 (m, 1H), 2.38 - 2.48 (m, 2H), 2.50 - 2.70 (m, 1H), 4.05 (s, 3H), 4.70 - 4.85 (m, 1H), 5.67 - 5.84 (m, 1H), 7.19 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.31 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.65 (d, J=7.9Hz, 1H).
MS(+): 331 [M+H]+.
参考例4−19
6-{(Z)-1-ブロモ-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(5R)-5-[(Z)-2-ブロモ-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(115mg)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に48%臭化水素酸(2mL)を加えて、65℃で1時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→4:1)にて精製し、表題化合物を無色粉末(40mg、37%)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 2.05 - 2.14 (m, 1H), 2.32 - 2.41 (m, 1H), 2.44 - 2.55 (m, 2H), 4.67 - 4.76 (m, 1H), 6.59 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.04 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.48 - 7.55 (brs, 1H), 7.57 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.84 - 13.24 (brs, 1H).
MS(+): 317 [M+H]+.
参考例4−20
6-ブロモ-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジン
(1)6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-アミン(16.0g)の濃塩酸(130mL)、水(175mL)懸濁液に内温5℃以下で亜硝酸ナトリウム(5.44g)の水溶液(15mL)を滴下し、そのまま20分間撹拌した。この懸濁液をヨウ化カリウム(39.2g)水溶液(760mL)に内温5℃以下で滴下し、室温にした後に60℃で2時間撹拌した。室温にした後に酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→85:15)で精製して、6-ブロモ-3-ヨード-2-メトキシピリジンを淡橙色粉末(21.1g)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 3.99 (s, 3H), 6.85 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.82 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 314 [M+H]+.
(2)6-ブロモ-3-ヨード-2-メトキシピリジン(1.0g)、シクロプロピルボロン酸(547mg)、トリフェニルホスフィン(84mg)及び炭酸カリウム(1.32g)のトルエン(20mL)、水(1mL)の懸濁液に酢酸パラジウム(36mg)を加え、110℃で4.5時間撹拌した。反応液に水及び酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=99:1→96:4)で精製して、表題化合物を無色油状物質(782mg)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 0.60 - 0.63 (m, 2H), 0.92 - 0.96 (m, 2H), 1.95 - 2.01 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 6.95 (s, 2H).
MS(+): 228 [M+H]+.
参考例4−21
(5R)-5-[(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エチニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン
6-ブロモ-3-クロロ-2-メトキシピリジンの代わりに、6-ブロモ-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に参考例4−15と同様の反応を実施し、表題化合物を淡茶色ガム状物質(6.84g)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 0.64 - 0.69 (m, 2H), 0.94 - 1.00 (m, 2H), 2.03 - 2.10 (m, 1H), 2.18 - 2.24 (m, 1H), 2.27 - 2.35 (m, 1H), 2.37 - 2.44 (m, 1H), 2.57 - 2.64 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.80 (s, 3H), 4.00 (s, 3H), 4.26 (d, J=15.1Hz, 1H), 4.40 (dd, J=8.3, 4.1Hz, 1H), 4.90 (d, J=14.7Hz, 1H), 6.41 - 6.45 (m, 2H), 6.91 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.02 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.21 - 7.24 (m, 1H) .
MS(+) : 407 [M+H]+.
参考例4−22
(5R)-5-[(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エチニル]ピロリジン-2-オン
(5R)-5-[(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エチニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に参考例4−16と同様の反応を実施し、表題化合物を淡茶色ガム状物質(14.6g)として得た。
1H NMR (600MHz, CDCl3) δ ppm 0.63 - 0.68 (m, 2H), 0.95 - 1.00 (m, 2H), 2.05 - 2.10 (m, 1H), 2.31 - 2.39 (m, 2H), 2.49 - 2.58 (m, 2H), 3.99 (s, 3H), 4.63 (dd, J=7.6, 4.8Hz, 1H), 5.73 (brs, 1H), 6.94 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.02 (d, J=7.3Hz, 1H).
参考例4−23
(5R)-5-[(Z)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン
(5R)-5-[(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エチニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に参考例4−17と同様の反応を実施して、表題化合物を淡茶色粉末(10.2g)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 0.62 - 0.68 (m, 2H), 0.92 - 0.99 (m, 2H), 1.88 - 1.96 (m, 1H), 2.04 - 2.09 (m, 1H), 2.33 - 2.55 (m, 3H), 3.98 (s, 3H), 5.53 - 5.58 (m, 1H), 5.70 (dd, J=11.7, 8.0Hz, 1H), 6.05 (brs, 1H), 6.33 (dd, J=11.7, 1.2Hz, 1H), 6.70 (d, J=7.3 Hz, 1H) ,7.07 (d, J=7.3 Hz, 1H) .
MS (+) : 259 [M+H]+.
参考例4−24
(5R)-5-[(Z)-2-ブロモ-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン
(5R)-5-[(Z)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に参考例4−18と同様の反応を実施して、表題化合物を淡茶色粉末(11.3g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.61 - 0.71 (m, 2H), 0.91 - 1.07 (m, 2H), 1.91 - 2.15 (m, 2H), 2.35 - 2.69 (m, 3H), 4.00 (s, 3H), 4.71 - 4.90 (m, 1H), 5.59 - 5.71 (m, 1H), 7.06 - 7.18 (m, 2H), 7.24 (d, J=7.6Hz, 1H).
MS(+): 337 [M+H]+.
参考例4−25
6-[(Z)-1-ブロモ-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン
(1)トリフェニル(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメチル)ホスホニウムヨージド(5.51g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、氷冷下、リチウムヘキサメチルジシラジドのテトラヒドロフラン溶液(1M、10mL)を加え、室温で1時間撹拌した。その反応溶液に、5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド(1.3g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液をゆっくりと加え、室温で1時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、3-クロロ-2-メトキシ-6-[(Z)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジンを無色粉末(1.62g、60%)として得た。
(2)3-クロロ-2-メトキシ-6-[(Z)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジンを使用する以外は実質的に参考例4−18と同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(1.97g、93%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.57 - 1.70 (m, 2H), 1.71 - 1.82 (m, 2H), 2.80 - 3.04 (m, 1H), 3.41 - 3.61 (m, 2H), 3.94 - 4.07 (m, 5H), 6.99 (d, J=8.9Hz, 1H), 7.28 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.61 (d, J=8.1Hz, 1H).
参考例4−26
(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン
(1)4−tert−ブチルヨードベンゼン(3.0g)のトリエチルアミン(10mL)溶液に、ヨウ化銅(74mg)及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(135mg)を加え、室温で15分間攪拌した。そこに(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-エチニルピロリジン-2-オン(1.0g)を1時間かけて加え、室温で3時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:0→1:1)で精製し、(5R)-5-[(4-tert-ブチルフェニル)エチニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを無色粉末(1.25g、84%)として得た。
(2)(5R)-5-[(4-tert-ブチルフェニル)エチニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(1.24g)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液に、窒素ガス気流下、ビス(トリシクロへキシルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(230mg)、トリブチルチンクロライド(1.0mL)を順次加え、室温で2時間攪拌した。反応液をセライトろ過後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、表題化合物を無色粉末(2.16g、96%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.65 - 1.49 (m, 33H), 1.68 - 1.87 (m, 1H), 1.99 - 2.21 (m, 1H), 2.26 - 2.58 (m, 3H), 3.66 (s, 3H), 3.76 (s, 3H), 4.00 - 4.26 (m, 3H), 4.66 (d, J=16Hz, 2H), 5.58 (s, 1H), 6.23 - 6.31 (m, 1H), 6.36 (s, 1H), 6.62 (d, J=8.5Hz, 2H), 6.88 (s, 1H), 7.12 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 684 [M+H]+.
4−tert−ブチル−1−ヨードベンゼンの代わりに、それぞれ対応するアリールハライド(1−ヨード−4−イソプロピルベンゼン、1−クロロ−4−ヨードベンゼン、1−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン)を使用し、実質的に参考例4−26と同様の反応を実施し、実施例4−27〜4−30の化合物群を合成した。
参考例4−27
(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-[(E)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]ピロリジン-2-オン
表題化合物を無色油状物質(4.7g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.72 - 0.93 (m, 15H), 1.13 - 1.31 (m, 12H), 1.32 - 1.48 (m, 6H), 1.68 - 1.88 (m, 1H), 2.04 - 2.18 (m, 1H), 2.26 - 2.60 (m, 2H), 2.71 - 2.93 (m, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.76 (s, 3H), 4.03 - 4.22 (m, 2H), 4.66 (d, J=16Hz, 1H), 5.56 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.24 - 6.33 (m, 1H), 6.33 - 6.41 (m, 1H), 6.55 - 6.69 (m, 2H), 6.88 (d, J=8.2Hz, 1H), 6.93 - 7.03 (m, 2H).
MS(+): 670 [M+H]+.
参考例4−28
(5R)-5-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン
表題化合物を淡茶色油状物質(12.8g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.71 - 0.97 (m, 15H), 1.19 - 1.48 (m, 12H), 1.65 - 1.81 (m, 1H), 1.98 - 2.13 (m, 1H), 2.27 - 2.55 (m, 2H), 3.71 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.97 - 4.15 (m, 2H), 4.71 (d, J=15.2Hz, 1H), 5.60 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.32 (dd, J=8.3, 2.4Hz, 1H), 6.39 (d, J=2.3Hz, 1H), 6.51 - 6.61 (m, 2H), 6.84 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 662 [M+H]+.
参考例4−29
(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-{(E)-2-(トリブチルスタンナニル)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン
表題化合物を淡橙色油状物質(8.9g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.83 - 0.90 (m, 15H), 1.18 - 1.48 (m, 12H), 1.62 - 1.84 (m, 1H), 1.99 - 2.13 (m, 1H), 2.28 - 2.57 (m, 2H), 3.71 (s, 3H), 3.76 (brs, 3H), 3.91 - 4.03 (m, 1H), 4.08 (d, J=15.7Hz, 1H), 4.73 (d, J=15.4Hz, 1H), 5.63 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.29 (dd, J=8.3, 2.4Hz, 1H), 6.39 (d, J=2.3Hz, 1H), 6.71 (d, J=7.9Hz, 2H), 6.80 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.35 (d, J=7.9Hz, 2H).
MS(+): 696 [M+H]+.
参考例4−30
(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-{(E)-2-(トリブチルスタンナニル)-2-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]エテニル}ピロリジン-2-オン
表題化合物を無色粉末(800mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.70 - 1.07 (m, 15H), 1.14 - 1.34 (m, 6H), 1.35 - 1.51 (m, 6H), 1.69 - 1.96 (m, 1H), 2.08 - 2.71 (m, 3H), 3.66 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 3.93 - 4.38 (m, 2H), 4.71 - 5.07 (m, 1H), 5.69 - 5.91 (m, 1H), 6.13 - 6.44 (m, 2H), 6.59 - 6.76 (m, 1H), 6.78 - 6.96 (m, 1H), 7.48 - 7.76 (m, 1H), 8.65 - 8.83 (m, 1H).
MS(+): 697 [M+H]+.
参考例4−31
3-ブロモ-6-ヨード-2-メトキシピリジン
(1)窒素ガス気流下、6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-アミン(26g)の1,4−ジオキサン(250mL)溶液にヨウ化ナトリウム(40g)、ヨウ化銅(6.0g)、N,N’−ジメチルエチレンジアミン(7mL)を加え、120℃で14時間攪拌した。反応液を放冷後、水、酢酸エチルを加え、セライトろ過を行い、抽出を行った。その有機層を20%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=85:15→70:30)で精製し、6-ヨード-2-メトキシピリジン-3-アミンを無色粉末(25g、75%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 3.66 - 3.83 (brs, 2H), 3.96 (s, 3H), 6.58 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.09 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 251 [M+H]+.
(2)氷冷下、6-ヨード-2-メトキシピリジン-3-アミン(25g)のアセトニトリル(400mL)溶液に亜硝酸tert−ブチル(6.2mL)、臭化銅(I)(5.0g)及び臭化銅(II)(6.5g)を順次加え、65℃で2時間攪拌した。反応液を1M塩酸にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30→0:100)で精製し、表題化合物(3.7g)を無色粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 4.00 (s, 3H), 7.19 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.40 (d, J=7.8 Hz, 1H).
MS(+): 313 [M+H]+.
参考例4−32
6-ヨード-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-3-プロポキシピリジン
(1)2-ブロモ-6-ヨードピリジン-3-オール(1.0g、WO2007088996パンフレット記載)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、炭酸カリウム(1.38g)及び n−プロピルヨージド(1.13g)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出を行った。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去し、2-ブロモ-6-ヨード-3-プロポキシピリジンを粗生成物として得た。
(2)水素化ナトリウム(200mg)のN, N−ジメチルホルムアミド(4mL)溶液に氷冷下、4−メトキシベンジルアルコール(689mg)を加え、室温で15分間攪拌した。そこに2-ブロモ-6-ヨード-3-プロポキシピリジンのN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を加え、85℃で6時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1→1:1)で精製し、表題化合物を無色粉末(670mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.87 - 1.11 (m, 3H), 1.69 - 1.91 (m, 2H), 3.81 (s, 3H), 3.85 - 3.98 (m, 2H), 5.35 (s, 2H), 6.72 (d, J=8.1Hz, 1H), 6.83 - 6.95 (m, 2H), 7.18 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.36 - 7.52 (m, 2H).
MS(+): 400 [M+H]+.
1−ヨードプロパンの代わりに、ヨウ化メチル、クロロジフルオロ酢酸メチル、2−ヨードプロパンを使用する以外は、実質的に参考例4−32と同様の反応を実施し、参考例4−33〜4−35の化合物群を合成した。
参考例4−33
6-ヨード-3-メトキシ-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン
表題化合物を無色油状物質(660mg、29%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 3.80 (s, 6H), 5.36 (s, 2H), 6.72 (d, J=8.1Hz, 1H), 6.89 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.21 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.45 (d, J=8.7Hz, 2H).
MS(+): 372 [M+H]+ .
参考例4−34
3-(ジフルオロメトキシ)-6-ヨード-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン
90℃で反応を実施し、表題化合物(1.53g、23%(2工程))を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 3.82 (s, 3H), 5.36 (s, 2H), 6.22 - 6.81 (m, 1H), 6.86 - 6.95 (m, 2H), 7.08 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.29 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.41 (d, J=8.7Hz, 2H).
参考例4−35
6-ヨード-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-3-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン
表題化合物を無色粉末(430mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.30 (d, J=6.1Hz, 6H), 3.81 (s, 3H), 4.33 - 4.53 (m, 1H), 5.34 (s, 2H), 6.76 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.85 - 6.96 (m, 2H), 7.18 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.38 - 7.47 (m, 2H).
MS(+): 400 [M+H]+.
参考例4−36
6-ヨード-2-メトキシピリジン-3-オール
(1)2-ブロモ-6-ヨードピリジン-3-オール(12g)のN,N−ジメチルホルムアミド(130mL)溶液に、炭酸カリウム(12g)及び4−メトキシベンジルクロライド(8.8mL)を加え、室温で6時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:1→0:100)で精製し、2-ブロモ-6-ヨード-3-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジンを無色粉末(18g、100%)として得た。
(2)2-ブロモ-6-ヨード-3-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン(17g)のジメチルスルホキシド(90mL)溶液にナトリウムメトキサイド(11g)を加え、90℃で3時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→70:30)で精製し、6-ヨード-2-メトキシ-3-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジンを無色粉末(10g、71%)として得た。
(3)6-ヨード-2-メトキシ-3-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン(1g)のクロロホルム(10mL)溶液に、トリイソプロピルシラン(2.1g)、トリフルオロ酢酸(4.0mL)を加え、0℃で1時間攪拌した。反応液を減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10→50:50)で精製し、表題化合物を無色粉末(604mg、96%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 4.01 (s, 3H), 6.82 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.20 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 252 [M+H]+.
参考例4−36で得られた6-ヨード-2-メトキシピリジン-3-オールを用い、炭酸カリウムの代わりに水素化ナトリウムを使用し、4−メトキシベンジルクロライドの代わりに、それぞれ対応するアルキルハライド(シクロペンチルヨージド、3−ブロモプロポキシ−tert−ブチルジメチルシラン、3−ブロモ−2,2ジメチルプロポキシ−tert−ブチルジフェニルシラン)を使用する以外は実質的に参考例4−36(1)と同様の反応を実施し、参考例4−37〜4−39の化合物群を合成した。
参考例4−37
3-(シクロペンチルオキシ)-6-ヨード-2-メトキシピリジン
表題化合物を薄赤色油状物質(169mg、66%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.56 - 1.69 (m, 2H), 1.73 - 1.97 (m, 6H), 3.96 (s, 3H), 4.66 - 4.76 (m, 1H), 6.72 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.18 (d, J=7.9Hz, 1H).
MS(+): 320 [M+H]+.
参考例4−38
3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)-6-ヨード-2-メトキシピリジン
表題化合物を無色油状物質(638mg、100%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.08 (s, 6H), 0.88 (s, 9H), 2.02 - 2.09 (m, 2H), 3.79 (t, J=5.8Hz, 2H), 3.98 (s, 3H), 4.09 (t, J=6.5Hz, 2H), 6.78 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.21 (d, J=7.9Hz, 1H).
MS(+): 424 [M+H]+.
参考例4−39
3-(3-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-2,2-ジメチルプロポキシ)-6-ヨード-2-メトキシピリジン
表題化合物を無色油状物質(37mg、7%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.01 (s, 9H), 1.02 (s, 6H), 3.53 (s, 2H), 3.76 (s, 2H), 3.92 (s, 3H), 6.70 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.16 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.28 - 7.40 (m, 6H), 7.57 - 7.62 (m, 4H).
MS(+): 576 [M+H]+.
参考例4−40
1-(6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-イル)エタノン
窒素雰囲気下、6-ブロモ-3-ヨード-2-メトキシピリジン(500mg)のジエチルエーテル(15mL)溶液を−80℃へ冷却しn−ブチルリチウム(2.6M、0.735mL)を滴下した。同温で1時間攪拌後、N,N−ジメチルアセトアミド(0.37mL)を滴下した。1.5時間かけ−40℃まで昇温し反応を終了した。反応系に水、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、表題化合物を無色粉末(284mg、78%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.62 (s, 3H), 4.08 (s, 3H), 7.16 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.97 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 230 [M+H]+.
参考例4−41
3-(6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-イル)プロパン酸 tert-ブチル
(1)窒素雰囲気下、6-ブロモ-3-ヨード-2-メトキシピリジン(1.0g)のジエチルエーテル(38mL)溶液を−80℃へ冷却しn−ブチルリチウム(2.6M、0.735mL)を滴下した。同温で1時間攪拌後、N,N−ジメチルホルムアミド(0.62mL)を滴下した。同温で1時間攪拌し、反応系に水を加え、酢酸エチルにて抽出を行った。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=94:6→9:1)で精製し、6-ブロモ-2-メトキシニコチンアルデヒドを無色粉末(618mg、90%)として得た。
(2)6-ブロモ-2-メトキシニコチンアルデヒド(500mg)のクロロホルム(5mL)溶液に氷冷下、(tert-ブトキシカルボニルメチレン)トリフェニルホスホラン(1.74g)を加え、1時間攪拌した。反応液を減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製し、3-(6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-イル)アクリル酸 tert-ブチルを無色油状物質(726mg、100%)として得た。
(3)3-(6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-イル)アクリル酸 tert-ブチル(727mg)の酢酸エチル(7.3mL)溶液に10%白金−活性炭素を加え、水素雰囲気下、4時間攪拌した。反応液をセライトろ過、濃縮を行い、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製し表題化合物を無色油状物質(657mg、90%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.41 (s, 9H), 2.42 - 2.56 (m, 2H), 2.72 - 2.84 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 6.98 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.27 (d, J=7.6Hz, 1H).
MS(+): 316 [M+H]+.
参考例4−42
(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン
(1)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(4.0g)、3-ブロモ-6-ヨード-2-メトキシピリジン(3.7g)、フッ化セシウム(1.8g)、ヨウ化銅(1.3g)を窒素置換し、N,N−ジメチルホルムアミド(40mL)を加えて脱気した。ここにテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(693mg)を加えて、65℃で2時間撹拌した。室温に戻した後に水、酢酸エチルを加えてセライトろ過を行った。ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを茶色粉末(2.6g、77%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.32 (s, 9H), 1.80 - 1.95 (m, 1H), 2.06 - 2.20 (m, 1H), 2.32 - 2.46 (m, 1H), 2.48 - 2.61 (m, 1H), 3.59 (s, 3H), 3.76 (s, 3H) 3.98 (s, 3H), 4.01 - 4.11 (m, 1H), 4.17 (d, J=15.1Hz, 1H), 4.63 (d, J=15.4Hz, 1H), 6.23 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.27 - 6.34 (m, 2H), 6.79 (d, J=9.8Hz, 1H), 6.87 - 6.98 (m, 3H), 7.26 - 7.32 (m, 2H), 7.80 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 579 [M+H]+.
(2)(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(950mg)にトリフルオロ酢酸(10mL)及びアニソール(5mL)を加えて70℃で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:4)にて精製し、表題化合物を黄色アモルファス(460mg、66%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.37 (s, 9H), 2.20 - 2.51 (m, 4H), 4.07 (s, 3H), 4.14 - 4.23 (m, 1H), 5.48 - 5.63 (brs, 1H), 6.29 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.89 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.44 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.61 (d, J=7.9Hz, 1H).
MS(+): 429 [M+H]+.
(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンの代わりに、(5R)-5-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(参考例4−28)及び(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-{(E)-2-(トリブチルスタンナニル)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(参考例4−29)を使用する以外は実質的に参考例4−42(1)と同様の反応を実施し、参考例4−43及び4−44の化合物群を合成した。
参考例4−43
(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-クロロフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン
表題化合物を薄黄色アモルファス(2.37g、80%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.77 - 1.92 (m, 1H), 2.02 - 2.15 (m, 1H), 2.31 - 2.45 (m, 1H), 2.47 - 2.62 (m, 1H), 3.62 (s, 3H), 3.78 (s, 3H), 3.92 - 4.03 (m, 4H), 4.15 (d, J=15.1Hz, 1H), 4.69 (d, J=15.2Hz, 1H), 6.19 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.31 - 6.37 (m, 2H), 6.79 (d, J=9.8Hz, 1H), 6.87 (d, J=8.5Hz, 2H), 6.92 (d, J=8.9Hz, 1H), 7.25 (d, J=9.5Hz, 2H), 7.61 (d, J=7.9Hz, 1H).
MS(+): 557 [M+H]+.
参考例4−44
(5R)-5-{(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン
表題化合物を薄黄色アモルファス(2.47g、82%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.79 - 1.94 (m, 1H), 2.05 - 2.17 (m, 1H), 2.33 - 2.46 (m, 1H), 2.49 - 2.62 (m, 1H), 3.62 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 3.89 - 4.02 (m, 4H), 4.15 (d, J=15.4Hz, 1H), 4.70 (d, J=15.2Hz, 1H), 6.16 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.28 - 6.36 (m, 2H), 6.82 (d, J=10.1Hz, 1H), 6.89 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.05 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.52 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.61 (d, J=7.9Hz, 1H).
MS(+): 591 [M+H]+.
参考例4−45
1-プロパン-2-イル-3-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]尿素
1−tert−ブチル−4−ヨードベンゼンの代わりに1-(シクロプロピルスルホニル)-4-ヨードベンゼン(参考例5−55)を使用する以外は参考例4−26と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物を黄色油状物質(2.2g、79%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.82 - 0.91 (m, 15H), 0.97 - 1.06 (m, 2H), 1.19 - 1.49 (m, 14H), 1.68 - 1.83 (m, 1H), 2.00 - 2.14 (m, 1H), 2.30 - 2.57 (m, 3H), 3.74 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.86 - 3.98 (m, 1H), 4.08 (d, J=15.7 Hz, 1H), 4.74 (d, J=15.7Hz, 1H), 5.65 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.30 (dd, J=8.3, 2.4Hz, 1H), 6.39 (d, J=2.3Hz, 1H), 6.73 - 6.83 (m, 3H), 7.61 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 732 [M+H]+.
参考例4−12〜4−45の構造を以下に示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
参考例5−1
(4-クロロ-3-メトキシフェニル)ボロン酸
市販の4-ブロモ-2-クロロアニソール(1.0g)のトルエン(8mL)、テトラヒドロフラン(3mL)溶液に−78℃でn−ブチルリチウム(2.76M、2.5mL)を滴下し、そのまま30分撹拌した後に、ホウ酸トリメチル(1.0mL)を加え、室温で15時間撹拌した。希塩酸、酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→98:2)で精製し、表題化合物を無色粉末(535mg)として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 3.88 (s, 3H), 7.15 (d, J=7.8Hz, 1H) 7.24 (s, 1H) 7.34 (d, J=7.8Hz, 1H).
参考例5−2
[3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸
4−ブロモ2−クロロアニソールの代わりに、4−ブロモ−2−クロロ−1−(トリフロオロメトキシ)ベンゼンを使用する以外は、参考例5−1と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物を得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 7.34 - 7.44 (m, 1H), 7.58 - 7.82 (m, 2H).
MS(-): 239 [M-H]-.
参考例5−3
[4-クロロ-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸
4−ブロモ−2−クロロアニソールの代わりに、4−ブロモ−1−クロロ−2−(トリフロオロメトキシ)ベンゼンを使用する以外は、参考例5−1と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 4.60 (s, 2H), 7.63 - 7.66 (m, 1H), 8.02 - 8.04 (m, 1H), 8.05 - 8.08 (m, 1H).
MS(-): 239 [M-H]-.
参考例5−4
[4-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸
(1)5-ブロモ-2-クロロ-1-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン(1.0g)、塩化1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロロメタン錯体(317mg)、ビス(ピナコラート)ジボラン(1.48g)及び酢酸カリウム(1.14g)の1,4−ジオキサン(20mL)懸濁液を80℃で14時間撹拌した。反応溶液に酢酸エチルと飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、不溶物をセライトろ過した後に濾液を酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→99:1)で精製し、2-(4-クロロ-3-ジフルオロメトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランの粗生成物(1.14g)を得た。
(2)2-(4-クロロ-3-ジフルオロメトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランの粗生成物(1.14g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に2M塩酸(10mL)を加え、室温で4時間撹拌した。反応溶液に水、酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を2M水酸化ナトリウム水溶液で抽出して、得られた水溶液に濃塩酸を加え酸性にした後に酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=99:1→50:50)で精製し表題化合物(93mg)を得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 6.64 (t, J=73.0Hz, 1H), 7.60 - 7.63 (m, 1H), 7.96 - 8.01 (m, 2H).
参考例5−5
2-[3-クロロ-4-(ジフルオロメチル)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
(1)4−ブロモ−2−クロロベンズアルデヒド(3.2g)のクロロホルム(30mL)溶液に氷冷下、Deoxo−fluoro(商標登録)(5.63mL)及びエタノール(数滴)を加え、80℃で2時間攪拌した。反応液を飽和重曹水にあけ、クロロホルムで抽出を行った。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→90:10)で精製し、4−ブロモ−2−クロロ−1−(ジフルオロメチル)ベンゼン(3.0g)を無色油状物質として得た。
(2)4−ブロモ−2−クロロ−1−(ジフルオロメチル)ベンゼン(1.0g)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液にビス(ピナコラート)ジボラン(2.1g)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体(346mg)及び酢酸カリウム(812mg)を加え、65℃で3時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出を行った。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→90:10)で精製し、表題化合物(780mg、65%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 (s, 12H), 6.71 - 7.17 (m, 1H), 7.58 - 7.69 (m, 1H), 7.73 - 7.80 (m, 1H), 7.81 - 7.88 (m, 1H).
4−ブロモ−2−クロロベンズアルデヒドの代わりにそれぞれ対応するアルデヒド体(4-ブロモ-2-フルオロベンズアルデヒド、4-ブロモ-2-メチルベンズアルデヒド、4-ブロモ-2-メトキシベンズアルデヒド、4-ブロモ-2-(メチルスルホニル)ベンズアルデヒド)を使用する以外は実質的に参考例5−5と同様の反応を実施し、参考例5−6〜5−9の化合物を合成した。
参考例5−6
2-[4-(ジフルオロメチル)-3-フルオロフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
表題化合物を無色油状物質(540mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 (s, 12H), 6.61 - 7.18 (m, 1H), 7.41 - 7.73 (m, 3H).
参考例5−7
2-[4-(ジフルオロメチル)-3-メチルフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
表題化合物を無色粉末(1.0g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 (s, 12H), 2.43 (s, 3H), 6.50 - 7.07 (m, 1H), 7.41 - 7.56 (m, 1H), 7.62 - 7.83 (m, 2H).
参考例5−8
2-[4-(ジフルオロメチル)-3-メトキシフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
表題化合物を無色油状物質(400mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 12H), 3.91 (s, 3H), 6.74 - 7.17 (m, 1H), 7.30 - 7.37 (m, 1H), 7.44 - 7.51 (m, 1H), 7.53 - 7.61 (m, 1H).
参考例5−9
2-[4-(ジフルオロメチル)-3-(メチルスルホニル)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
表題化合物を無色粉末(982mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 12H), 3.13 (s, 3H), 7.65 (s, 1H), 7.89 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.16 (d, J=7.1Hz, 1H), 8.52 (d, J=0.8Hz, 1H).
参考例5−10
N-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-N-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミド
(1)4-ブロモベンゼンスルホニルクロリド(1.10g)のクロロホルム(10mL)溶液を氷浴撹拌しながら、N-メチルエタノールアミン(5mL)をゆっくり滴下し、室温に戻して約2.5時間撹拌した。再び氷浴撹拌しながら濃塩酸を加えてクエンチし、そのまま混合溶液を6M塩酸(10mL)にあけて、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮し、4-ブロモ-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチルベンゼンスルホンアミドの粗生成物を無色油状物(1.339g、quant.)として得た。
(2)4-ブロモ-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチルベンゼンスルホンアミド(1.339g)のクロロホルム(15mL)溶液を氷浴撹拌しながら、tert-ブチルジメチルクロロシラン(1.04g)、N,N-ジメチル-4-アミノピリジン(84mg)を加え、トリエチルアミンを滴下し、室温に戻して16時間撹拌した。反応液を水にあけて、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→60:40)で精製し、4-ブロモ-N-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-N-メチルベンゼンスルホンアミドを無色粉末(1.77g、100%)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 0.05 (s, 6H), 0.87 (s, 9H), 2.87 (s, 3H), 3.16 (t, J=5.7 Hz, 2H), 3.77 (t, J=5.7 Hz, 2H), 7.66 (s, 4H).
MS(+): 408 [M+H]+.
(3)4-ブロモ-N-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-N-メチルベンゼンスルホンアミド(1.77g)の1,4−ジオキサン(18mL)溶液にビスピナコールジボレート(2.21g)、塩化1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロロメタン錯体(355mg)、酢酸カリウム(853mg)を加えて、84℃で2.5時間撹拌した。反応液を水にあけて、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→60:40)で精製し、表題化合物を無色粉末(2.461g、quant.)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 0.05 (s, 6H), 0.87 (s, 9H), 1.36 (s, 12H), 2.85 (s, 3H), 3.13 (t, J=5.7Hz, 2H), 3.77 (t, J=5.7Hz, 2H), 7.77 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.94 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS(+): 456 [M+H]+.
参考例5−1〜5−10の構造を以下に示す。
Figure 2013010750
参考例5−11
5,5-ジメチル-2-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-1,3,2-ジオキサボリナン
窒素雰囲気下、4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリド(500mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を外温−78℃に冷却し、n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.57M、2.0mL)を滴下した。−78℃のまま30分間撹拌した後、ホウ酸トリイソプロピル(0.72mL)を滴下し、室温で終夜撹拌した。酢酸(0.18mL)、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール(240mg)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、表題化合物を無色固体(353mg、62%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.03 (s, 6H), 2.48 (d, J=1.8Hz, 3H), 3.78 (s, 4H), 7.56 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.67 (d, J=8.9Hz, 1H), 7.69 (s, 1H).
参考例5−12
6-(5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン-2-イル)-2,2-ジメチル-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン
4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに6-ブロモ-2,2-ジメチル-3,4-ジヒドロ-2H-クロメンを使用し、ホウ酸トリイソプロピルを使用するかわりにホウ酸トリメチルを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物を白色固体(72mg、13%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.01 (s, 6H), 1.32 (s, 6H), 1.79 (t, J=6.8Hz, 2H), 2.77 (t, J=6.9Hz, 2H), 3.73 (s, 4H), 6.75 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.46 - 7.58 (m, 2H).
参考例5−13
2-(4-シクロプロピルフェニル)-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン
4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに4-ブロモ-1-シクロプロピルベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物を無色固体(721mg、63%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.65 - 0.78 (m, 2H), 0.92 - 1.16 (m, 2H), 1.01 (s, 6H), 1.80 - 1.95 (m, 1H), 3.77 (s, 4H), 7.04 (d, J=7.7Hz, 2H), 7.67 (d, J=8.3Hz, 2H).
参考例5−14
2-[3-クロロ-4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン
4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロプロピルオキシ)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物(834mg、74%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.78 - 0.91 (m, 4H), 1.01 (s, 6H), 3.74 (s, 4H), 3.78 - 3.86 (m, 1H), 7.25 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.64 (dd, J=8.3, 1.2Hz, 1H), 7.76 (d, J=1.5Hz, 1H).
参考例5−15
2-[3-クロロ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン
(1)4-ブロモ-2-クロロフェノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に2,2,2-トリフルオロエチルヨージド(15.2g)、炭酸カリウム(10.0g)を加え、80℃で20時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサンのみ)で精製し、4-ブロモ-2-クロロ-1-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ベンゼンを無色油状物質(3.0g、43%)として得た。
(2)4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに4-ブロモ-2-クロロ-1-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物を粗生成物(236mg、21%)として得た。
参考例5−16
4-ブロモ-2-クロロ-1-エチルベンゼン
水素雰囲気下、4-ブロモ-2-クロロ-1-エテニルベンゼン(883mg)、酢酸鉄(II)(7mg)、5%ロジウム−活性炭素(167mg)のテトラヒドロフラン(17mL)溶液を室温で3時間撹拌した。反応液をセライトろ過後、濾液を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサンのみ)にて精製し、表題化合物を無色油状物質(414mg、46%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.21 (t, J=7.4Hz, 3H), 2.70 (q, J=7.9Hz, 2H), 7.09 (d, J=8.9Hz, 1H), 7.31 (dd, J=8.9, 3.0Hz, 1H), 7.49 (d, J=3.0Hz, 1H).
参考例5−17
2-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン
4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに参考例5−16で得られた4-ブロモ-2-クロロ-1-エチルベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(148mg、27%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.01 (s, 6H), 1.23 (t, J=7.4Hz, 3H), 2.76 (q, J=7.4Hz, 2H), 3.75 (s, 4H), 7.21 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.59 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.74 (s, 1H).
参考例5−18
4-ブロモ-1-(シクロプロピルスルファニル)-2-メチルベンゼン
(1)2-メチルベンゼンチオール(1.05g)のジメチルスルホキシド(10mL)溶液にカリウムt−ブトキシド(994mg)、ブロモシクロプロパン(2.92g)を加え、100℃で9.5時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、1-(シクロプロピルスルファニル)-2-メチルベンゼンを橙色油状物質(1.41g、quant.)として得た。
(2)1-(シクロプロピルスルファニル)-2-メチルベンゼン(1.35g)の酢酸(10mL)溶液に、氷冷下、臭素(0.42mL)を加え、室温で17時間攪拌した。反応液を氷冷し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサンのみ)で精製し、溶媒を減圧留去し、析出した固体をろ過、ヘキサン洗浄後、濾液を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサンのみ)で精製し、表題化合物を淡黄色油状物質(1.59g、80%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.62 - 0.73 (m, 2H), 1.03 - 1.14 (m, 2H), 2.04 - 2.14 (m, 1H), 2.22 (s, 3H), 7.25 (d, J=1.1Hz, 1H), 7.29 (dd, J=8.3, 1.9Hz, 1H), 7.37 (d, J=8.3Hz, 1H).
参考例5−19
1-ブロモ-4-[(3-メチルブトキシ)メチル]ベンゼン
4-ブロモベンジルアルコール(2.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に、氷冷下、水素化ナトリウム(純度55%、700mg)、1-ブロモ-3-メチルブタン(2.56mL)を加え、室温で5時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ヘキサン−酢酸エチル混合液(1:1)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:1→50:1→30:1)で精製し、表題化合物(2.31g、85%)を得た。
LC-Mass 保持時間 4.24 min
SunFire C18 3.5μm 2.1×20mm カラム温度40℃
H2O:CH3CN(0.1%HCO2H添加) =
60 : 40 〜 0 : 100 v/v 0.4mL/min (0 〜 3min)
0 : 100 v/v 0.4mL/min (3 〜 5min)
参考例5−20
1-ブロモ-4-[2-(2-メチルプロポキシ)エチル]ベンゼン
2-(4-ブロモフェニル)エチルアルコール(140μL)のジメチルスルホキシド(2mL)溶液に、水酸化カリウム(1.32g)、1-ブロモ-2-メチルプロパン(1.04mL)を加え、室温で終夜攪拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層をケイソウ土濾過後、濾液を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサンのみ)で精製し、表題化合物を無色油状物質(180mg、70%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.88 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.84 (qt, J=6.8, 6.5Hz, 1H), 2.83 (t, J=6.8Hz, 2H), 3.18 (d, J=6.5Hz, 2H), 3.59 (t, J=6.8Hz, 2H), 7.11 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.39 (d, J=8.2Hz, 2H).
参考例5−21
[4-(4-ブロモフェニル)ブトキシ](tert-ブチル)ジメチルシラン
(1)4-(4-ブロモフェニル)酪酸(3.12g)のテトラヒドロフラン(90mL)溶液に、氷冷下、水素化アルミニウムリチウム(759mg)を加え、氷冷下1時間攪拌した。反応液にアセトン、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=30:1→10:1→7:1→5:1)で精製し、4-(4-ブロモフェニル)ブタン-1-オール(2.29g、quant.)を得た。
(2)4-(4-ブロモフェニル)ブタン-1-オール(1.15g)のN,N−ジメチルホルムアミド(35mL)溶液に、氷冷下、tert-ブチルジメチルクロロシラン(1.13g)、イミダゾール(513mg)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水を加え、ヘキサン−酢酸エチル混合液(1:1)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:1→50:1→20:1)で精製し、表題化合物(1.78g、quant.)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.00 (s, 6H), 0.85 (s, 9H), 1.40 - 1.70 (m, 4H), 2.54 (t, J=7.3Hz, 2H), 3.57 (t, J=6.1Hz, 2H), 7.00 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.34 (d, J=8.0Hz, 2H).
参考例5−22
4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロプロピルスルファニル)ベンゼン
2-メチルベンゼンチオールを使用するかわりに2-クロロベンゼンチオールを使用する以外は実質的に参考例5−18と同様の反応を実施して、表題化合物を黄色油状物質(2.18g、34%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.66 - 0.79 (m, 2H), 1.08 - 1.19 (m, 2H), 2.03 - 2.19 (m, 1H), 7.36 (dd, J=8.5, 1.9Hz, 1H), 7.41 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.47 (d, J=1.9Hz, 1H).
参考例5−23
[3-(4-ブロモフェノキシ)プロポキシ](tert-ブチル)ジメチルシラン
(1)4-ブロモフェノール(5.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)溶液に、氷冷下、炭酸カリウム(12.0g)、3-ブロモ-1-プロパノール(5.1mL)を加え、室温で8.5時間攪拌した。反応液を氷冷し、飽和塩化アンモニウム水溶液、水を加え、ヘキサン−酢酸エチル混合液(1:1)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:1→4:1→3:1)で精製し、3-(4-ブロモフェノキシ)プロパン-1-オールを粗生成物として得た。
(2)3-(4-ブロモフェノキシ)プロパン-1-オールのN,N−ジメチルホルムアミド(193mL)溶液に、氷冷下、tert-ブチルジメチルクロロシラン(8.7g)、イミダゾール(3.9g)を加え、室温で40分間攪拌した。反応液を氷冷し、水、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ヘキサン−酢酸エチル混合液(1:1)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:1)で精製し、得られた粗生成物のテトラヒドロフラン(145mL)溶液に、氷冷下、ピロリジン(4.82mL)、トリエチルアミン(8.86mL)を加え、室温で27時間攪拌した。反応液を氷冷し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ヘキサン−クロロホルム混合液(1:1)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:1→80:1)で精製し、表題化合物(7.88g、79%(2工程))を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.05 (s, 6H), 0.89 (s, 9H), 1.90 - 2.05 (m, 2H), 3.79 (t, J=6.0Hz, 2H), 4.03 (t, J=6.1Hz, 2H), 6.78 (dd, J=6.8, 2.4Hz, 2H), 7.36 (dd, J=6.8, 2.1Hz, 2H).
参考例5−24
3-[2-(4-ブロモフェニル)-1,3-ジオキソラン-2-イル]-N,N-ジエチルプロパン-1-アミン
(1)4'-ブロモ-4-クロロブチロフェノン(18.13g)のアセトニトリル(90mL)溶液に、ジエチルアミン(180mL)、トリエチルアミン(90mL)を加え、100℃で1時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1→酢酸エチル:メタノール:トリエチルアミン=40:4:1)で精製し、1-(4-ブロモフェニル)-4-(ジエチルアミノ)ブタン-1-オンを褐色油状物質(9.02g、44%)として得た。
(2)1-(4-ブロモフェニル)-4-(ジエチルアミノ)ブタン-1-オン(2.0g)のトルエン(80mL)溶液に、エチレングリコール(10mL)、p-トルエンスルホン酸1水和物(128mg)を加え、150℃で1時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、p-トルエンスルホン酸1水和物(1.28g)を加え、150℃でさらに1時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、飽和重曹水で中和し、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)で精製し、表題化合物を褐色油状物質(2.09g、91%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.99 (t, J=7.2Hz, 6H), 1.41 - 1.58 (m, 2H), 1.58 (t, J=7.8Hz, 2H), 2.40 (t, J=7.8Hz, 2H), 2.50 (q, J=7.2Hz, 4H), 3.67 - 3.81 (m, 2H), 3.93 - 4.07 (m, 2H), 7.27 - 7.34 (m, 2H), 7.39 - 7.48 (m, 2H).
参考例5−25
1-ブロモ-4-(4-メトキシブチル)ベンゼン
参考例5−21(1)で得られた4-(4-ブロモフェニル)ブタン-1-オールのN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)溶液に、氷冷下、水素化ナトリウム(純度55%、434mg)、ヨウ化メチル(0.62mL)を加え、室温で7.5時間攪拌した。反応液に水を加え、ヘキサン−酢酸エチル混合液(1:1)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→20:1→10:1)で精製し、表題化合物(1.06g、88%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.51 - 1.73 (m, 4H), 2.06 (t, J=7.4Hz, 2H), 3.32 (s, 3H), 3.37 (t, J=6.1Hz, 2H), 7.00 - 7.08 (m, 2H), 7.33 - 7.42 (m, 2H).
参考例5−26
4-ブロモ-2-クロロ-1-(プロパン-2-イル)ベンゼン
2-(4-ブロモ-2-クロロフェニル)プロパン-2-オール(1.9g)のジクロロメタン(76mL)溶液にトリエチルシラン(1.8mL)、トリフルオロ酢酸(5.8mL)を加え、室温で1日間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサンのみ)で精製し、表題化合物を無色油状物質(1.74g、98%)として得た。
LC-Mass 保持時間 5.82 min
SunFire C18 3.5μm 2.1×20mm カラム温度40℃
H2O:CH3CN(0.1%HCO2H添加) =
90 : 10 v/v 0.3mL/min (0 〜 1min)
90 : 10 〜 40 : 60 v/v 0.3mL/min (1 〜 4min)
40 : 60 v/v 0.4mL/min (4 〜 5min)
40 : 60 〜 10 : 90 v/v 0.4mL/min (5 〜 5.1min)
10 : 90 v/v 0.5mL/min (5.1 〜 5.3min)
10 : 90 〜 90 : 10 v/v 0.5mL/min (5.3 〜 5.5min)
90 : 10 v/v 0.5mL/min (5.5 〜 8min)
MS (+) : 233 [M+H]+.
参考例5−27
4,4,5,5-テトラメチル-2-[4-(2,2,2-トリフルオロエチル)フェニル]-1,3,2-ジオキサボロラン
窒素雰囲気下、1−ブロモ−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼン(510mg)、ビス(ピナコラート)ジボラン(1.08g)、塩化1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロロメタン錯体(70mg)、トリエチルアミン(1.2mL)の1,4−ジオキサン(10mL)溶液を80℃で7.5時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:0→10:1)で精製し、表題化合物を無色固体(68mg、12%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 (s, 12H), 3.37 (q, J=10.9Hz, 2H), 7.29 (d, J=7.2 Hz, 2H), 7.80 (d, J=8.1Hz, 2H).
参考例5−28
2-[4-(3-メトキシプロピル)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン
(1)4-(4-ブロモフェニル)ブタン-1-オールを使用するかわりに3-(4-ブロモフェニル)プロパン-1-オールを使用する以外は実質的に参考例5−25と同様の反応を実施して、1-ブロモ-4-(3-メトキシプロピル)ベンゼンを無色油状物質(2.07g、84%)として得た。
(2)4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに1-ブロモ-4-(3-メトキシプロピル)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物を白色固体(116.8mg、51%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 (s, 6H), 1.82 - 1.96 (m, 2H), 2.69 (t, J=7.2Hz, 2H), 3.33 (d, J=0.8Hz, 3H), 3.37 (t, J=6.6Hz, 2H), 3.76 (s, 4H), 7.19 (d, J=7.7Hz, 2H), 7.72 (d, J=7.7Hz, 2H).
参考例5−29
2-[4-(ジフルオロメチル)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1-ブロモ-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンゼンを使用するかわりに1-ブロモ-4-(ジフルオロメチル)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−27と同様の反応を実施して、表題化合物を淡黄色油状物質(238mg、36%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 (s, 12H), 6.63 (t, J=56.4Hz, 1H), 7.49 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.89 (d, J=7.5Hz, 2H).
参考例5−30
4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロプロピルスルホニル)ベンゼン
参考例5−22で得られた4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロプロピルスルファニル)ベンゼン(964mg)のテトラヒドロフラン(20mL)−メタノール(20mL)−水(10mL)溶液にOxone(登録商標)(20.3g)を加え、室温で1日攪拌した。さらにOxone(登録商標)(6.8g)を加え、室温で18時間攪拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルムのみ)で精製し、表題化合物を淡黄色アモルファス状物質(597mg、55%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.00 - 1.18 (m, 2H), 1.28 - 1.42 (m, 2H), 2.92 - 3.11 (m, 1H), 7.58 (dd, J=8.5, 1.9Hz, 1H), 7.74 (d, J=1.9Hz, 1H), 7.88 (d, J=8.3Hz, 1H).
MS (+) : 295 [M+H]+.
参考例5−31
2-[3-クロロ-4-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン
(1)4-ブロモ-2-クロロフェノール(1.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に炭酸カリウム(2.0g)、ブロモシクロペンタン(0.775mL)を加え、室温で4日間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロペンチルオキシ)ベンゼンを無色油状物質(1.31g、98%)として得た。
(2)4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロペンチルオキシ)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物を淡黄色固体(1.24g、86%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.01 (s, 6H), 1.50 - 1.75 (m, 2H), 1.75 - 2.00 (m, 6H), 3.74 (s, 4H), 4.75 - 4.93 (m, 1H), 6.89 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.61 (dd, J=7.8, 1.8Hz, 1H), 7.70 (d, J=1.2Hz, 1H).
参考例5−32
2-[3-クロロ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
(1)4−ブロモ−2−クロロフェノール(830mg)、30%水酸化カリウム水溶液(16mL)のアセトニトリル溶液(16mL)を−78℃に冷却し、2−クロロ−2,2−ジフルオロアセトフェノン(2.95mL)を加え、80℃で40時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:0→10:1)で精製し、4−ブロモ−2−クロロ−1−(ジフルオロメトキシ)ベンゼンを無色油状物質(533mg、52%)として得た。
(2)窒素雰囲気下、4−ブロモ−2−クロロ−1−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン(100mg)、酢酸カリウム(114mg)、ビス(ピナコラート)ジボラン(108mg)、塩化1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロロメタン錯体(15.8mg)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液を100℃で19時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、セライト濾過し、酢酸エチルで洗浄後、濾液を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→2:1)で精製し、表題化合物を淡黄色油状物質(104mg、88%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 (s, 12H), 6.56 (t, J=73.3Hz, 1H), 7.21 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.68 (dd, J=8.1, 1.5Hz, 1H), 7.88 (d, J=1.8Hz, 1H).
参考例5−33
2-[4-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン
4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに1-ブロモ-4-(シクロペンチルオキシ)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物を無色固体(1.27g、96%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.01 (s, 6H), 1.50 - 1.70 (m, 2H), 1.70 - 2.00 (m, 6H), 3.75 (s, 4H), 4.71 - 4.85 (m, 1H), 6.85 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.71 (d, J=8.7Hz, 2H).
参考例5−34
2-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン
4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに4-ブロモ-2-クロロ-1-メトキシベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物(738mg、72%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.01 (s, 6H), 3.75 (s, 4H), 3.92 (s, 3H), 6.90 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.66 (dd, J=8.2, 1.6Hz, 1H), 7.79 (d, J=1.2Hz, 1H).
参考例5−35
1-(ベンジルスルホニル)-4-ブロモ-2-クロロベンゼン
4-ブロモ-2-クロロベンゼンスルホニルクロリド(1.16g)、亜硫酸ナトリウム(1.01g)、炭酸水素ナトリウム(672mg)の水(8mL)溶液を100℃で1.5時間攪拌した。反応液を50℃に冷却し、テトラブチルアンモニウムブロマイド(1.29g)、ベンジルブロマイド(1.43mL)を加え、70℃でさらに3時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製し、表題化合物を白色固体(1.29g、94%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 4.63 (s, 2H), 7.16 - 7.22 (m, 2H), 7.22 - 7.37 (m, 3H), 7.38 - 7.46 (m, 1H), 7.58 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.71 - 7.77 (m, 1H).
参考例5−36
4,4,5,5-テトラメチル-2-[4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-1,3,2-ジオキサボロラン
1-ブロモ-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)ベンゼンを使用するかわりに1-ブロモ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−32と同様の反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(303mg、17%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.30 - 1.40 (m, 12H), 4.25 - 4.44 (m, 2H), 6.85 - 6.97 (m, 2H), 7.69 - 7.84 (m, 2H) .
参考例5−11〜5−36の構造を以下に示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
参考例5−37
4-ブロモ-2-クロロ-1-(エチルスルファニル)ベンゼン
4−ブロモ−2−クロロ−1−フルオロベンゼン(5.0g)のN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に、ナトリウムエタンチオレート(2.0g)を加え、65℃で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出を行った。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:1→0:100)で精製し、表題化合物を無色油状物質(4.8g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.22 - 1.41 (m, 3H), 2.83 - 3.07 (m, 2H), 7.01 - 7.18 (m, 1H), 7.31 - 7.40 (m, 1H), 7.48 - 7.61 (m, 1H).
参考例5−38
1-ブロモ-3-(シクロプロピルスルファニル)ベンゼン
3−ブロモチオフェノール(6g)のジメチルスルホキシド(30mL)溶液に、カリウム−t−ブトキシド(4g)、シクロプロピルブロミド(7.6mL)を加えて80℃で5時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1=7:3)にて精製し、表題化合物を薄黄色油状物質(1.6g、23%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.63 - 0.77 (m, 2H), 1.04 - 1.18 (m, 2H), 2.11 - 2.25 (m, 1H), 7.09 - 7.17 (m, 1H), 7.22 - 7.29 (m, 2H), 7.48 - 7.53 (m, 1H).
MS(+): 229 [M+H]+.
参考例5−39
[4-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)フェノキシ](tert-ブチル)ジメチルシラン
(1)2−ヒドロキシベンゾトリフロリド(10g)のクロロホルム(350mL)溶液に、テトラ−n−ブチルアンモニウムトリブロミド(37g)を少量ずつ加え、室温で8時間撹拌した。反応液を減圧下溶媒留去後、残渣に0.5Mの塩酸を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を5%チオ硫酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:2→6:4)で精製し、2−ヒドロキシベンゾトリフロリド及び4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)フェノールの混合物(16g)を得た。
(2)2−ヒドロキシベンゾトリフロリド及び4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)フェノールの混合物(16g)のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)溶液に、イミダゾール(6.8g)、tert-ブチルジメチルシリルクロリド(12g)を加えて室温で1時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:2→7:3)にて精製し、[4-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)フェノキシ](tert-ブチル)ジメチルシラン及び[2-(トリフルオロメチル)フェノキシ](tert-ブチル)ジメチルシランの混合物(17g)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.26 (s, 6H), 1.00 (s, 9H), 6.79 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.45 - 7.51 (m, 1H), 7.65 (d, J=2.8Hz, 1H).
MS(+): 299 [M-tBu]+
参考例5−40
{3-[(4-ブロモ-2-クロロフェニル)スルファニル]プロポキシ}(tert-ブチル)ジメチルシラン
ナトリウムエタンチオレートの代わりに、3−ヒドロキシー1−プロパンチオールを使用する以外は実質的に参考例5−37及び参考例5−39(2)と同様の反応を順次実施し、表題化合物を無色油状物質(4.0g)として得た。
1H NMR (200 MHz, CDCl3) δ ppm 0.06 (s, 6H), 0.90 (s, 9H), 1.77 - 1.97 (m, 2H), 2.91 - 3.09 (m, 2H), 3.63 - 3.82 (m, 2H), 7.10 - 7.21 (m, 1H), 7.28 - 7.37 (m, 1H), 7.44 - 7.57 (m, 1H).
参考例5−41
tert-ブチル 3-[(4-ブロモフェニル)スルファニル]アゼチジン-1-カルボキシラート
シクロプロピルブロミドの代わりに、tert-ブチル 3−[(フェニルスルホニル)オキシ]アゼチジン−1−カルボキシレートを使用し、4−ブロモチオフェノールを使用する以外は実質的に参考例5−38と同様の反応を実施し、表題化合物を無色油状物質(9.2g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.43 (s, 9H), 3.78 - 3.89 (m, 2H), 3.92 - 4.04 (m, 1H), 4.25 - 4.45 (m, 2H), 7.03 - 7.14 (m, 2H), 7.38 - 7.49 (m, 2H).
MS(+): 366 [M+Na]+.
参考例5−42
{3-[(4-ブロモフェニル)スルファニル]プロポキシ}(tert-ブチル)ジメチルシラン
4−ブロモチオフェノール(3.0g)のN,N-ジメチルホルムアミド溶液に、炭酸カリウム(4.1g)及び(3−ブロモプロポキシ)−tert−ブチルジメチルシラン(4.1g)を加え、室温で一晩攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→20:1)で精製し、表題化合物を無色油状物質(5.5g)として得た。
1H NMR (200 MHz, CDCl3) δ ppm 0.05 (s, 6H), 0.90 (s, 9H), 1.64 - 1.95 (m, 2H), 2.81 - 3.13 (m, 2H), 3.60 - 3.79 (m, 2H), 7.09 - 7.24 (m, 2H), 7.34 - 7.49 (m, 2H).
参考例5−43
(4-ブロモ-2-フルオロフェノキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン
4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)フェノールの代わりに、4−ブロモ−2−フルオロフェノールを使用する以外は実質的に参考例5−39(2)と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物を無色油状物質(16g)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.18 (d, J=1.1Hz, 6H), 0.99 (s, 9H), 6.79 (t, J=8.7Hz, 1H), 7.08 - 7.13 (m, 1H), 7.21 (dd, J=10.1, 2.3Hz, 1H).
参考例5−44
N,N-ジメチル-N'-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]硫酸 ジアミド
4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)アニリン(500mg)のクロロホルム(5mL)溶液に、ジメチルスルファモイルクロリド(492mg)及びトリエチルアミン(0.95mL)を加え、室温で一晩攪拌した。反応液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:0→2:1)で精製し、表題化合物を淡橙色粉末(427mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 (s, 12H), 2.84 (s, 6H), 6.47 - 6.54 (m, 1H), 7.14 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.76 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 327 [M+H]+.
参考例5−45
1-プロパン-2-イル-3-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]尿素
ジメチルスルファモイルクロリドの代わりに、2−イソシアネートプロパンを使用する以外は、参考例5−44と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(514mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.16 (s, 3H), 1.19 (s, 3H), 1.33 (s, 12H), 3.91 - 4.07 (m, 1H), 4.49 - 4.61 (m, 1H), 6.23 - 6.35 (m, 1H), 7.29 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.75 (d, J=8.4Hz, 2H).
MS(+): 305 [M+H]+.
以下に参考例5−37〜5−45の構造を示す。
Figure 2013010750
参考例5−46
4-(5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン-2-イル)-2-メチルベンゾニトリル
窒素雰囲気下、4-ブロモ-2-メチルベンゾニトリル(1.0g)のテトラヒドロフラン(16mL)溶液を外温−78℃に冷却し、n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.57M、3.5mL)を滴下した。−78℃のまま40分間撹拌した後、ホウ酸トリイソプロピル(1.5mL)を滴下し、室温で1.5時間撹拌した。反応液に1M塩酸(10mL)を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣にトルエン(4mL)、テトラヒドロフラン(3mL)を加えて溶解し、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール(531mg)、無水硫酸マグネシウム(触媒量)を加え、室温で5分撹拌した。反応液の不溶物をろ別後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→20:1)で精製し、表題化合物を無色固体(778mg、67%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 (s, 6H), 2.54 (s, 3H), 3.78 (s, 4H), 7.56 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.66 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.73 (s, 1H).
参考例5−47
4-ブロモ-2-クロロ-1-(プロパン-2-イルスルホニル)ベンゼン
ベンジルブロマイドを使用するかわりに2-ブロモプロパンを使用する以外は実質的に参考例5−35と同様の反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(432mg、36%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.32 (d, J=6.9Hz, 6H), 3.68-3.83 (m, 1H), 7.61 (dd, J=8.5, 1.9Hz, 1H), 7.73 (d, J=1.9Hz, 1H), 7.96 (d, J=8.3Hz, 1H).
MS (+) : 319 [M+Na]+.
参考例5−48
{3-[(4-ブロモフェニル)スルホニル]プロポキシ}(tert-ブチル)ジメチルシラン
(1)ベンジルブロマイドを使用するかわりに3-ブロモ-1-プロパノールを使用し、4-ブロモ-2-クロロベンゼンスルホニルクロリドを使用するかわりに4-ブロモベンゼンスルホニルクロリドを使用する以外は実質的に参考例5−35と同様の反応を実施して、3-(4-ブロモフェニルスルホニル)プロパン-1-オールを無色油状物質(784mg、70%)として得た。
(2)3-(4-ブロモフェニルスルホニル)プロパン-1-オール(784mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)溶液にtert-ブチルジメチルクロロシラン(508mg)、ジイソプロピルエチルアミン(587μL)を加え、室温で2.5時間攪拌した。反応液にtert-ブチルジメチルクロロシラン(127mg)、ジイソプロピルエチルアミン(147μL)を加え、さらに室温で2時間攪拌した。反応液にtert-ブチルジメチルクロロシラン(254mg)、ジイソプロピルエチルアミン(1.17mL)を加え、室温でさらに30分攪拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→33:1→19:1→9:1)で精製し、表題化合物を白色固体(720mg、65%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.00 (s, 6H), 0.84 (s, 9H), 1.82-1.96 (m, 2H), 3.14-3.26 (m, 2H), 3.64 (t, J=5.8Hz, 2H), 7.64-7.83 (m, 4H).
MS(+): 393 [M+H]+ .
参考例5−49
4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロペンチルスルホニル)ベンゼン
ベンジルブロマイドを使用するかわりにブロモシクロペンタンを使用する以外は実質的に参考例5−35と同様の反応を実施して、表題化合物を白色アモルファス状物質(308mg、24%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.51-2.20 (m, 8H), 3.99-4.16 (m, 1H), 7.60 (dd, J=8.5, 1.9Hz, 1H), 7.73 (d, J=1.9Hz, 1H), 7.97 (d, J=8.3Hz, 1H).
MS(+): 345 [M+Na]+ .
参考例5−50
2-クロロ-5-(5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン-2-イル)ベンゾニトリル
4-ブロモ-2-メチルベンゾトリフルオリドを使用するかわりに 5-ブロモ-2-クロロベンゾニトリルを使用する以外は実質的に参考例5−11と同様の反応を実施して、表題化合物を黄色固体(454mg、39%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 (s, 6H), 3.77 (s, 4H), 7.48 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.91 (dd, J=7.9, 1.3Hz, 1H), 8.09 (d, J=1.5Hz, 1H).
参考例5−51
2-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-メトキシフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
(1)4-ブロモ-2-メトキシフェノール(2.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液にジクロロフルオロ酢酸エチル(1.87mL)、炭酸カリウム(2.72g)を加え、70℃で23時間攪拌した。 反応液を室温に冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1)で精製し、さらにNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=30:1→20:1)で精製し、4-ブロモ-1-(ジフルオロメトキシ)-2-メトキシベンゼンを白色固体(636g、26%)として得た。
(2)4-ブロモ-2-クロロ-1-(ジフルオロメトキシ)ベンゼンを使用するかわりに4-ブロモ-1-(ジフルオロメトキシ)-2-メトキシベンゼンを使用する以外は実質的に参考例5−32と同様の反応を実施して、表題化合物を白色固体(357mg、47%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 (s, 12H), 3.92 (s, 3H), 6.56 (t, J=75.1Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.40 (d, J=7.4Hz, 1H).
参考例5−52
2-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-メチルフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
4-ブロモ-2-メトキシフェノールを使用するかわりに、4-ブロモ-2-メチルフェノールを使用する以外は、実質的に参考例5−51と同様の反応を実施して、表題化合物を淡黄色油状物質(1.21g、40%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 (s, 12H), 2.28 (d, J=6.6Hz, 3H), 6.52 (t, J=74.0Hz, 1H), 7.04 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.63 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.68 (s, 1H).
参考例5−53
2-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-フルオロフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
4-ブロモ-2-メトキシフェノールを使用するかわりに、4-ブロモ-2-フルオロフェノールを使用する以外は、実質的に参考例5−51と同様の反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(0.67g、24%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 (s, 12H), 6.57 (t, J=73.4 Hz, 1H), 7.15 - 7.24 (m, 1H), 7.48 - 7.63 (m, 2H).
参考例5−54
4-ブロモ-2-クロロ-1-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]ベンゼン
ベンジルブロマイドを使用するかわりに(ブロモメチル)シクロプロパンを使用する以外は実質的に参考例5−35と同様の反応を実施して、表題化合物を淡褐色油状物質(444mg、36%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.14 - 0.37 (m, 2H), 0.44 - 0.70 (m, 2H), 0.90 - 1.15 (m, 1H), 3.33 (d, J=7.2Hz, 2H), 7.64 (dd, J=8.5, 1.9Hz, 1H), 7.73 (d, J=1.9Hz, 1H), 8.02 (d, J=8.5Hz, 1H).
MS(+): 331 [M+Na]+.
参考例5−55
1-(シクロプロピルスルホニル)-4-ヨードベンゼン
1-ブロモ-4-(シクロプロピルスルホニル)ベンゼン(WO2004009086パンフレット記載)を使用する以外は、参考例4-31(1)と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(2.19g、93%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.98 - 1.11 (m, 2H) 1.29 - 1.41 (m, 2H) 2.36 - 2.53 (m, 1H) 7.61 (d, J=8.5 Hz, 2H) 7.92 (d, J=8.2 Hz, 2H)
MS(+): 309 [M+H]+.
以下に参考例5−46〜5−55の構造を示す。
Figure 2013010750
実施例1−1
3-クロロ-6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)窒素ガス気流下、(シクロペンチルメチル)トリフェニルホスホニウムヨージド(WO2001044216パンフレット記載)(2.46g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に氷冷下、リチウムヘキサメチルジシラジドのテトラヒドロフラン溶液(1M、5.22mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を再び氷冷し、参考例1−1で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノン(1.0g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:ヘキサン=1:1)で精製し、3-クロロ-6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシピリジン(710mg、58%)を無色油状物質として得た。
(2)3-クロロ-6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシピリジン(250mg)の1,4−ジオキサン(1.5mL)溶液に、48%臭化水素酸(1.5mL)を加え、85℃で1時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1)で精製し、淡褐色油状物質を得た。これをヘキサン/酢酸エチル溶液にて粉末化し、ろ過操作により表題化合物を淡褐色粉末(230mg、71%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.40 - 1.63 (m, 4H), 1.68 - 1.90 (m, 4H), 2.32 - 2.58 (m, 4H), 5.81 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.47 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.23 - 7.33 (m, 2H), 7.44 (d, J=7.8Hz, 1H), 10.91 - 11.23 (brs, 1H).
MS (+) : 345 [M+H]+.
実施例1−2
3-クロロ-6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−1で得られた3-クロロ-6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン(160mg)のTHF−メタノール(1:1、6mL)溶液に、水(3mL)及びOxone(登録商標)(853mg)を順次加え、室温で1時間攪拌した。その反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:ヘキサン=10:0→9:1)で精製した。得られた粗生成物をクロロホルム:酢酸エチル:ヘキサン(1:1:1、6mL)溶液を用いて再結晶し、表題化合物を無色粉末(130mg、74%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.40 - 1.64 (m, 4H), 1.67 - 1.92 (m, 4H), 2.22 - 2.52 (m, 1H), 3.14 (s, 3H), 5.66 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.63 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.37 - 7.57 (m, 3H), 8.00 (d, J=8.5Hz, 2H), 11.40 - 11.73 (brs, 1H).
MS (+) : 378 [M+H]+.
実施例1−3
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-(プロパン-2-イル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−76で得られた[6-メトキシ-5-(プロパン-2-イル)ピリジン-2-イル][4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(135mg、23%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.17 (d, J=7.0Hz, 6H), 1.32 - 1.81 (m, 8H), 2.35 - 2.51 (m, 1H), 2.53 (s, 3H), 3.08 - 3.28 (m, 1H), 5.86 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.19 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.03 - 7.18 (m, 3H), 7.23 - 7.32 (m, 2H), 9.34 - 9.59 (brs, 1H).
MS (+) : 354 [M+H]+.
実施例1−4
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エテニル}-3-(プロパン-2-イル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−3で得られた6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-(プロパン-2-イル)ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(60mg、50%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.17 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.40 - 1.60 (m, 4H), 1.64 - 1.89 (m, 4H), 2.21 - 2.44 (m, 1H), 3.13 (s, 3H), 3.15 - 3.26 (m, 1H), 5.63 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.53 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.05 - 7.18 (m, 1H), 7.42 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.92 - 8.05 (m, 2H), 10.91-11.05 (brs, 1H).
MS (+) : 386 [M+H]+.
実施例1−5
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−51で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は、実質的に実施例1−1(1)と同様の反応を実施し、6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを無色油状物質(480mg、33%)として得た。
(2)6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジン(150mg)の水(1.5mL)懸濁液に、4M塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(4.5mL)を加え、90℃で1.5時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、クロロホルムで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後、減圧下濃縮した。得られた残渣をヘキサン−酢酸エチル系溶液に加熱下溶解させた後、室温まで冷却することで再結晶し、表題化合物を無色粉末(111mg、77%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.54 - 0.63 (m, 2H), 0.87 - 0.98 (m, 2H), 1.29 - 1.82 (m, 8H), 2.03 - 2.15 (m, 1H), 2.36 - 2.51 (m, 1H), 2.51 (s, 3H), 5.80 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.18 (d, J=10.0Hz, 1H), 6.80 (dd, J=7.3, 0.6Hz, 1H), 7.05 - 7.13 (m, 2H), 7.23 - 7.30 (m, 2H), 9.34 - 9.65 (brs, 1H).
MS (+) : 352 [M+H]+.
実施例1−6
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例1−5(1)で得られた6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを使用する以外は、実質的に実施例1−2と同様の反応を実施して、6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-シクロプロピルピリジンを含む粗生成物を得た。
(2)6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-シクロプロピルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−5(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(132mg、84%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.66 (m, 2H), 0.83 - 1.01 (m, 2H), 1.36 - 1.84 (m, 8H), 2.05 - 2.20 (m, 1H), 2.23 - 2.43 (m, 1H), 3.13 (s, 3H), 5.58 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.51 (d, J=10.1Hz, 1H), 6.78 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.35 - 7.48 (m, 2H), 7.91 - 8.04 (m, 2H), 10.82 - 11.14 (brs, 1H).
MS (+) : 384 [M+H]+.
実施例1−7
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−36で得られた(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は、実質的に実施例1−1と同様の反応を実施して表題化合物を無色アモルファス状物質(174mg、29%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.10-1.85 (m, 8H), 2.12 (s, 3H), 2.35-2.55 (m, 1H), 2.53 (s, 3H), 5.85 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.12 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.00-7.30 (m, 5H), 8.90-9.35 (brs, 1H).
MS (+) : 326 [M+H]+.
実施例1−8
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−7で得られた6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は、実施例1−2及び実施例1−1(2)と実質的に同様の反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(375mg、88%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.31 - 1.62 (m, 4H), 1.67 - 1.87 (m, 4H), 2.12 (s, 3H), 2.23 - 2.48 (m, 1H), 3.14 (s, 3H), 5.64 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.39 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.43 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.99 (d, J=8.4Hz, 2H), 10.12 - 10.48 (brs, 1H).
MS (+) : 358 [M+H]+.
実施例1−9
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(エチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−43で得られた[4-(エチルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は、実施例1−1(1)と実質的に同様の反応を実施して6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(エチルスルファニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色油状物質(470mg、31%)として得た。
(2)6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(エチルスルファニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は、実施例1−1(2)と実質的に同様の反応を実施して表題化合物を無色粉末(180mg、76%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.28 - 1.86 (m, 8H), 1.38 (t, J=7.3, 3H), 2.12 (s, 3H), 2.34 - 2.63 (m, 1H), 3.00 (q, J=7.3Hz, 2H), 5.82 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.20 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.14 (d, J=5.9Hz, 1H), 7.32 (d, J=8.5Hz, 2H), 9.52 - 9.80 (brs, 1H).
MS (+) : 340 [M+H]+.
実施例1−10
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(エチルスルホニル)フェニル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−9(1)で得られた6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(エチルスルファニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は、実施例1−2及び実施例1−1(2)と実質的に同様の反応を順次実施して表題化合物を無色粉末(118mg、46%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.27 - 1.42 (m, 3H), 1.42 - 1.64 (m, 4H), 1.66 - 1.83 (m, 4H), 2.12 (s, 3H), 2.25 - 2.48 (m, 1H), 3.19 (q, J=7.5Hz, 2H), 5.60 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.36 - 6.57 (m, 1H), 7.08 - 7.18 (m, 1H), 7.35 - 7.52 (m, 2H), 7.88 - 8.08 (m, 2H), 10.56 - 10.85 (m, 1H).
MS (+): 372 [M+H]+.
実施例1−11
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−37で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は、実施例1−1(1)及び実施例1−2及び実施例1−1(2)と実質的に同様の反応を順次実施して表題化合物を無色粉末(105mg、5.3%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.99 - 1.21 (m, 2H), 1.36 - 1.64 (m, 6H), 1.67 - 1.89 (m, 4H), 2.13 (s, 3H), 2.27 - 2.44 (m, 1H), 2.48 - 2.67 (m, 1H), 5.69 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.38 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.16 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.39 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.94 (d, J=8.5Hz, 2H), 10.08 - 10.25 (brs, 1H).
MS (+): 384 [M+H]+.
実施例1−12
6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルファニル]フェニル}エテニル]-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−47で得られた{[4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]フェニル}(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、6-[1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]フェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチル-2-メトキシピリジン(E:Z=1:1の混合物)を無色油状物質(800mg)として得た。
(2)6-[1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]フェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチル-2-メトキシピリジン(E:Z=1:1の混合物)を使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(50mg、33%)として得た。
1H NMR (200MHz, CDCl3) δ ppm 1.17 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.30 - 1.85 (m, 8H), 1.90 - 2.07 (m, 2H), 2.33 - 2.62 (m, 3H), 3.01 - 3.20 (m, 2H), 3.71 - 3.91 (m, 2H), 5.88 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.13 (d, J=9.7Hz, 1H), 6.99 - 7.20 (m, 3H), 7.37 (s, 2H).
MS (+): 384 [M+H]+.
実施例1−13
6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルホニル]フェニル}エテニル]-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−12(1)で得られた6-[1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]フェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチル-2-メトキシピリジン(E:Z=1:1の混合物)を使用する以外は、実施例1−2及び実施例1−1(2)と実質的に同様の反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(86mg、17%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.17 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.35 - 1.63 (m, 4H), 1.67 - 1.88 (m, 4H), 1.98 - 2.14 (m, 2H), 2.25 - 2.43 (m, 1H), 2.54 (q, J=7.5Hz, 2H), 3.22 - 3.42 (m, 2H), 3.71 - 3.85 (m, 2H), 5.69 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.41 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.13 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.42 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.97 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS (+): 416 [M+H]+.
実施例1−14
4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)エテニル]-N,N-ジメチルベンゼンスルホンアミド
Figure 2013010750
参考例1−38で得られた4-[(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)カルボニル]-N,N-ジメチルベンゼンスルホンアミドを使用する以外は実質的に実施例1−1と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(135mg、5.1%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 - 1.59 (m, 4H), 1.64 - 1.87 (m, 4H), 2.13 (s, 3H), 2.27 - 2.48 (m, 1H), 2.80 (s, 6H), 5.66 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.37 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.15 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.38 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.82 (d, J=8.4Hz, 2H), 10.12 - 10.37 (brs, 1H).
MS (+): 387 [M+H]+.
実施例1−15
4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)エテニル]-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチルベンゼンスルホンアミド
Figure 2013010750
参考例1−39で得られたN-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-4-[(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)カルボニル]-N-メチルベンゼンスルホンアミドを使用する以外は実質的に実施例1−1と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(132mg、16%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.33 - 1.61 (m, 6H), 1.65 - 1.86 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 2.23 - 2.52 (m, 1H), 2.94 (s, 3H), 3.21 - 3.39 (m, 2H), 3.69 - 3.94 (m, 2H), 5.72 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.38 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.10 - 7.20 (m, 1H), 7.37 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.85 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS (+): 417 [M+H]+.
実施例1−16
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−50で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、6-[(E)-1-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチル-2-メトキシピリジンを無色アモルファス状物質(409mg、43%)として得た。
(2)6-[(E)-1-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチル-2-メトキシピリジン(409mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に、氷冷下、1Mテトラブチルアンモニウムフルオライドのテトラヒドロフラン溶液(1.73mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を水にあけ、1M塩酸で酸性にした後、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1→1:1)で精製し、2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェノールを黄色油状物質(306mg、99%)として得た。
(3)2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェノール(163mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に、炭酸カリウム(188mg)及びヨウ化メチル(73μL)を順次加え、室温で4時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:0→2:1)で精製し、6-[(E)-1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチル-2-メトキシピリジンを黄色油状物質(131mg、77%)として得た。
(4)6-[(E)-1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(50mg、39%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.17 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.32 - 1.89 (m, 8H), 2.30 - 2.61 (m, 3H), 3.95 (s, 3H), 5.81 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.24 (d, J=10.0Hz, 1H), 6.91 - 6.99 (m, 1H), 7.02 - 7.09 (m, 1H), 7.13 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 9.70 - 9.86 (brs, 1H).
MS (+): 358 [M+H]+.
実施例1−17
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
ヨウ化メチルのかわりにヨウ化エチルを使う以外は実質的に実施例1−16と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(50mg、11%(4工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.17 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.29 - 1.85 (m, 11H), 2.31 - 2.67 (m, 3H), 4.15 (q, J=7.0Hz, 2H), 5.82 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.22 (d, J=10.0Hz, 1H), 6.88 - 6.97 (m, 1H), 6.99 - 7.06 (m, 1H), 7.12 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.19 (d, J=2.0Hz, 1H), 9.61 -9.79 (brs, 1H).
MS (+): 372 [M+H]+.
実施例1−18
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−40で得られた[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを(196mg 25%)を得た。
(2)6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(162mg、89%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 - 1.60 (m, 4H), 1.60 - 1.85 (m, 4H), 2.14 (s, 3H), 2.35 - 2.50 (m, 1H), 2.52 (s, 3H), 5.85 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.26 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.07 (dd, J=8.1, 1.8Hz, 1H), 7.15 - 7.25 (m, 3H), 9.80 - 10.00 (brs, 1H).
MS (+): 360 [M+H]+.
実施例1−19
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−18(1)で得られた6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色固体(91mg、22%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.40 - 1.55 (m, 4H), 1.68 - 1.83 (m, 4H), 2.14 (s, 3H), 2.24 - 2.43 (m, 1H), 3.35 (s, 3H), 5.65 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.35 (d, J=10.5Hz, 1H), 7.16 (dd, J=6.9, 0.9Hz, 1H), 7.32 (dd, J=8.1, 1.5Hz, 1H), 7.40 (d, J=1.5Hz, 1H), 8.19 (d, J=8.1Hz, 1H), 9.90 - 10.15 (brs, 1H).
MS (+): 392 [M+H]+.
実施例1−20
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−46で得られた[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-エチル-2-メトキシピリジンを淡黄色油状物質(60mg、10%)として得た。
(2)6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-エチル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(15mg、26%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.17 (d, J=7.5Hz, 3H), 1.33 - 1.84 (m, 8H), 2.52 (s, 3H), 2.33 - 2.61 (m, 3H), 5.77 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.26 (d, J=10.1Hz, 1H), 6.98 - 7.23 (m, 4H), 10.25-10.42 (brs, 1H).
MS (+): 374 [M+H]+.
実施例1−21
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−20(1)で得られた6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-エチル-2-メトキシピリジンを使用する以外は、実施例1−2及び実施例1−1(2)と実質的に同様の反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(25mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.17 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.39 - 1.64 (m, 4H), 1.67 - 1.87 (m, 4H), 2.20 - 2.42 (m, 1H), 2.46 - 2.71 (m, 2H), 3.35 (s, 3H), 5.62 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.51 (d, J=10.3Hz, 1H), 7.12 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.33 (dd, J=8.1, 1.6Hz, 1H), 7.41 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.19 (d, J=8.1Hz, 1H), 10.82 - 11.11 (brs, 1H).
MS (+) : 406 [M+H]+.
実施例1−22
6-[(E)-1-{3-クロロ-4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルファニル]フェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−41で得られた{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、6-[(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色油状物質(1.24g、42%)として得た。
(2)6-[(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(77mg、40%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.38 - 1.61 (m, 4H), 1.63 - 1.84 (m, 4H), 1.93 - 2.06 (m, 2H), 2.11 (s, 3H), 2.32 - 2.53 (m, 1H), 3.11 (t, J=7.2Hz, 2H), 3.84 (t, J=6.0Hz, 2H), 5.70 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.41 (d, J=10.0Hz, 1H), 7.06 (dd, J=8.1, 1.9Hz, 1H), 7.14 (dd, J=7.0, 1.1Hz, 1H), 7.21 (d, J=1.9Hz, 1H), 7.30 (d, J=8.1Hz, 1H).
MS (+) : 404 [M+H]+.
実施例1−23
6-[(E)-1-{3-クロロ-4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルホニル]フェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例1−22(1)で得られた6-[(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は、実施例1−2と実質的に同様の反応を実施して、3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルホニル)プロパン-1-オールを無色油状物質(148mg、88%)として得た。
(2)3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルホニル)プロパン-1-オールを使用する以外は、実施例1−1(2)と実質的に同様の反応を実施して表題化合物を無色アモルファス状物質(31mg、72%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm1.38 - 1.88 (m, 8H), 2.01 - 2.16 (m, 5H), 2.25 - 2.44 (m, 1H), 3.58 - 3.66 (m, 2H), 3.81 (t, J=5.9Hz, 2H), 5.62 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.47 (d, J=10.3Hz, 1H), 7.13 - 7.19 (m, 1H), 7.32 (dd, J=8.1, 1.6Hz, 1H), 7.41 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.16 (d, J=8.1Hz, 1H).
MS (+) : 436 [M+H]+.
実施例1−24
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]スルファニル}フェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例1−22で得られた6-[(E)-1-{3-クロロ-4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルファニル]フェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(143mg)のクロロホルム(5mL)溶液に氷冷下、トリエチルアミン(148μL)、トリメチルアミン塩酸塩(50mg)及び4-メチルベンゼンスルホン酸クロライド(74mg)を順次加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水、N,N−ジメチルエチレンジアミンを加え、クロロホルムにて抽出を行なった。有機層を1M塩酸、飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、4-メチルベンゼンスルホン酸 3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロピル(33mg、18%)を無色アモルファス状物質として得た。
(2)4-メチルベンゼンスルホン酸 3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロピル(33mg)のアセトニトリル(3mL)溶液に、炭酸カリウム(290mg)及びジエチルアミン(219μL)を順次加え、90℃で2時間撹拌した。反応液を水にあけ、クロロホルムにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製し、表題化合物(18mg、66%)を無色アモルファス状物質として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.04 (t, J=7.2Hz, 6H), 1.37 - 1.82 (m, 8H), 1.81 - 1.95 (m, 2H), 2.12 (d, J=0.9Hz, 3H), 2.37 - 2.64 (m, 7H), 3.02 (t, J=7.3Hz, 2H), 5.70 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.38 (d, J=10.0Hz, 1H), 7.05 (dd, J=8.1, 1.7Hz, 1H), 7.11 - 7.17 (m, 1H), 7.20 (d, J=1.9Hz, 1H), 7.29 (d, J=8.2Hz, 1H).
MS (+) : 459 [M+H]+.
実施例1−25
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]スルホニル}フェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−23(1)で得られた3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルホニル)プロパン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例1−24(1)(2)及び実施例1−1(2)と同様の反応を順次実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(19mg、16%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 - 1.89 (m, 14H), 2.13 (d, J=0.8Hz, 3H), 2.27 - 2.71 (m, 3H), 3.09 - 3.43 (m, 6H), 3.62 (t, J=6.2Hz, 2H), 5.63 - 5.72 (m, 1H), 6.38 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.16 - 7.22 (m, 1H), 7.35 (dd, J=8.1, 1.6Hz, 1H), 7.43 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.14 (d, J=8.1Hz, 1H).
MS (+) : 491 [M+H]+.
実施例1−26
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]スルファニル}フェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−48で得られた{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、6-[(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチル-2-メトキシピリジンを無色油状物質(273mg、37%)として得た。
(2)6-[(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−16(2)と同様に反応を実施して、3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロパン-1-オールを無色油状物質(195mg、86%)として得た。
(3)3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロパン-1-オール(95mg)のクロロホルム(2mL)溶液に氷冷下、トリエチルアミン(87μL)、トリメチルアミン塩酸塩(20mg)及び4−メチルベンゼンスルホン酸クロライド(60mg)を順次加え、室温で1時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去し、4-メチルベンゼンスルホン酸 3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロピル(120mg)を黄色アモルファス状物質として得た。
(4)4-メチルベンゼンスルホン酸 3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロピル(120mg)のアセトニトリル(3mL)溶液に、炭酸カリウム(290mg)及びジエチルアミン(219μL)を順次加え、90℃で2時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製し、3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)-N,N-ジエチルプロパン-1-アミン(110mg、80%)を無色油状物質として得た。
(5)3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)-N,N-ジエチルプロパン-1-アミンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(45mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.04 (t, J=7.2Hz, 6H), 1.14 - 1.23 (m, 3H), 1.33 - 1.97 (m, 12H), 2.31 - 2.68 (m, 7H), 2.93 - 3.13 (m, 2H), 5.78 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.24 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.04 (dd, J=8.1, 1.9Hz, 1H), 7.10 - 7.15 (m, 1H), 7.19 (d, J=1.7Hz, 1H), 7.29 (d, J=8.1Hz, 1H), 9.67 - 9.89 (brs, 1H).
MS (+) : 473 [M+H]+.
実施例1−27
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]スルホニル}フェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例1−26(2)で得られた3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロパン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルホニル)プロパン-1-オールを無色アモルファス状物質(82mg、66%)として得た。
(2)3-({2-クロロ-4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルホニル)プロパン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例1−26(3)〜(5)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(40mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.91 - 1.05 (m, 6H), 1.18 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.37 - 2.06 (m, 10H), 2.22 - 2.63 (m, 9H), 3.40 - 3.62 (m, 2H), 5.61 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.43 (d, J=10.3Hz, 1H), 7.12 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.31 (dd, J=8.1, 1.6Hz, 1H), 7.40 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.16 (d, J=8.1Hz, 1H).
MS (+) : 505 [M+H]+.
実施例1−28
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−67で得られた[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル][4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は、実施例1−1(1)、実施例1−2及び実施例1−1(2)と実質的に同様の反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(57mg、14%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.43 - 1.63 (m, 4H), 1.67 - 1.87 (m, 4H), 2.16 - 2.45 (m, 1H), 3.14 (s, 3H), 5.73 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.82 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.42 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.65 (d, J=7.5Hz, 1H), 8.02 (d, J=8.5Hz, 2H), 11.89 - 12.21 (brs, 1H).
MS (+) : 412 [M+H]+.
実施例1−29
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-フェニルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−78で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-フェニルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は、実質的に実施例1−1と同様の反応を実施して表題化合物を無色粉末(130mg、38%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.70-0.80 (m, 2H), 1.05-1.20 (m, 2H), 1.20-1.84 (m, 8H), 2.15-2.30 (m, 1H), 2.36-2.54 (m, 1H), 6.01 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.29 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.12 (d, J=7.9Hz, 2H), 7.32 (d, J=6.6Hz, 1H), 7.35-7.50 (m, 5H), 7.70 (d, J=8.3Hz, 2H), 9.70-10.00 (brs, 1H).
MS (+) : 414 [M+H]+.
実施例1−30
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]エテニル}-3-(ヒドロキシメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−77で得られた[5-({[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)-6-メトキシピリジン-2-イル][4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)、実施例1−16(2)、実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(18mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.98 - 1.22 (m, 2H), 1.34 - 1.64 (m, 6H), 1.68 - 1.90 (m, 4H), 2.29 - 2.47 (m, 1H), 2.49 - 2.64 (m, 1H), 3.20 - 3.47 (brs, 1H), 4.44 - 4.65 (m, 2H), 5.83 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.40 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.21 - 7.32 (m, 1H), 7.35 - 7.42 (m, 2H), 7.96 (d, J=8.6Hz, 2H), 10.43 - 10.67 (brs, 1H).
MS (+) : 400 [M+H]+.
実施例1−31
6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[(1-エチルアゼチジン-3-イル)スルファニル]フェニル}エテニル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−42で得られた3-({4-[(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)カルボニル]フェニル}スルファニル)アゼチジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、3-({4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)アゼチジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを無色アモルファス状物質(505mg、33%)として得た。
(2)3-({4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)アゼチジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(156mg)のジエチルエーテル(4mL)溶液に4M塩酸(4mL、1,4−ジオキサン溶液)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、6-{(E)-1-[4-(アゼチジン-3-イルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを含む粗生成物を得た。
(3)6-{(E)-1-[4-(アゼチジン-3-イルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンのクロロホルム(2mL)溶液に90%アセトアルデヒド(31μL)及び酢酸を加え、室温で30分間撹拌した。反応液を冷却し、ナトリウムトリアセトキシボロハイドライド(206mg)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→93:7)で精製し、6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[(1-エチルアゼチジン-3-イル)スルファニル]フェニル}エテニル]-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色油状物質(78mg、58%)として得た。
(4)6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[(1-エチルアゼチジン-3-イル)スルファニル]フェニル}エテニル]-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(28mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.97 (t, J=7.2Hz, 3H), 1.25 - 1.57 (m, 4H), 1.60 - 1.85 (m, 4H), 2.12 (s, 3H), 2.32 - 2.58 (m, 3H), 3.02 - 3.18 (m, 2H), 3.70 - 3.87 (m, 2H), 3.95 - 4.10 (m, 1H), 5.82 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.16 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.06 - 7.11 (m, 2H), 7.12 - 7.17 (m, 1H), 7.19 - 7.24 (m, 2H), 9.31 - 9.47 (brs, 1H).
MS (+) : 395 [M+H]+.
実施例1−32
6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[(1-エチルアゼチジン-3-イル)スルホニル]フェニル}エテニル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例1−31(1)で得られた3-({4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)アゼチジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、3-({4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルホニル)アゼチジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを無色アモルファス状物質(240mg、68%)として得た。
(2)3-({4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルホニル)アゼチジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は実質的に実施例1−31(2)〜(4)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(103mg、48%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.95 (t, J=7.2Hz, 3H), 1.38 - 1.59 (m, 4H), 1.62 - 1.84 (m, 4H), 2.12 (s, 3H), 2.23 - 2.42 (m, 1H), 2.47 - 2.61 (m, 2H), 3.41 - 3.68 (m, 4H), 3.91 - 4.19 (m, 1H), 5.59 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.44 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.08 - 7.20 (m, 1H), 7.34 - 7.48 (m, 2H), 7.82 - 7.98 (m, 2H), 10.54 - 10.81 (brs, 1H).
MS (+) : 427 [M+H]+.
実施例1−33
4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)エテニル]安息香酸メチル
Figure 2013010750
(1)参考例1−44で得られた[4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様の反応を実施して、6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-2-イル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色油状物質(400mg、67%)として得た。
(2)6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-2-イル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジン(80mg)のアセトニトリル(1mL)溶液に、48%臭化水素酸(1mL)を加え、100℃で2時間攪拌し、減圧下濃縮した。残渣をメタノール(1mL)に溶解し、4M塩酸(2mL)を加え、90℃で4時間撹拌した。反応液を水にあけ、クロロホルムにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、表題化合物を無色粉末(15mg、21%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.31 - 1.62 (m, 4H), 1.64 - 1.86 (m, 4H), 2.12 (s, 3H), 2.28 - 2.52 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 5.68 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.26 (d, J=10.0Hz, 1H), 7.13 (dd, J=7.0, 1.1Hz, 1H), 7.22 - 7.38 (m, 2H), 8.00 - 8.13 (m, 2H), 9.49 - 9.88 (brs, 1H).
MS (+) : 338 [M+H]+.
実施例1−34
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-(メチルスルファニル)ピリジン-3-イル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−45で得られた(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[6-(メチルスルファニル)ピリジン-3-イル]メタノンを使用する以外は、実施例1−1と実質的に同様の反応を実施して、表題化合物を無色粉末(110mg、16%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.29 - 1.64 (m, 4H), 1.67 - 1.89 (m, 4H), 2.12 (s, 3H), 2.30 - 2.54 (m, 1H), 2.61 (s, 3H), 5.68 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.36 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.19 - 7.25 (m, 1H), 7.28 - 7.37 (m, 1H), 8.30 (d, J=3.0Hz, 1H), 10.24 - 10.55 (brs, 1H).
MS (+) : 327 [M+H]+.
実施例1−35
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-(メチルスルホニル)ピリジン-3-イル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−34で得られた6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-(メチルスルファニル)ピリジン-3-イル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(52mg、50%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.44 - 1.64 (m, 4H), 1.67 - 1.86 (m, 4H), 2.12 (s, 3H), 2.23 - 2.45 (m, 1H), 3.30 (s, 3H), 5.52 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.67 (d, J=10.3Hz, 1H), 7.14 (dd, J=7.1, 1.2Hz, 1H), 7.82 (dd, J=8.0, 2.1Hz, 1H), 8.08 - 8.18 (m, 1H), 8.56 - 8.62 (m, 1H), 11.65 - 11.82 (brs, 1H).
MS (+) : 359 [M+H]+.
実施例1−36
6-{(1E)-3-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]プロパ-1-エン-1-イル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)(シクロペンチルメチル)トリフェニルホスホニウムヨージドのかわりに(2-シクロペンチルエチル)(トリフェニル)ホスホニウムヨージドを用い、参考例1−37で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、6-{(1E)-3-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]プロパ-1-エン-1-イル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色油状物質(564mg、44%)として得た。
(2)6-{(1E)-3-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]プロパ-1-エン-1-イル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(81mg、84%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.70 - 0.78 (m, 2H), 1.01 - 1.19 (m, 4H), 1.41 - 1.65 (m, 4H), 1.71 - 1.86 (m, 2H), 1.87 - 2.01 (m, 1H), 2.04 - 2.26 (m, 6H), 5.79 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.48 (t, J=7.3Hz, 1H), 7.03 - 7.11 (m, 2H), 7.14 - 7.20 (m, 1H), 7.33 - 7.41 (m, 2H).
MS (+) : 366 [M+H]+.
実施例1−37
6-{(1E)-3-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]プロパ-1-エン-1-イル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−36(1)で得られた6-{(1E)-3-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]プロパ-1-エン-1-イル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(52mg、50%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.99 - 1.16 (m, 4H) 1.37 - 1.46 (m, 2H) 1.47 - 1.59 (m, 4H) 1.69 - 1.85 (m, 2H) 1.92 - 1.98 (m, 1H) 2.03 - 2.11 (m, 2H) 2.12 (s, 3H) 2.54 (tt, J=8.0, 4.8Hz, 1H) 5.69 (d, J=7.0Hz, 1H) 6.55 (t, J=7.5Hz, 1H) 7.15 (dd, J=7.1, 1.2Hz, 1H) 7.32 - 7.43 (m, 2H) 7.90 - 7.99 (m, 2H) 10.35 - 10.56 (brs, 1H)
実施例1−38
6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(4-ヒドロキシブチル)フェニル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−72で得られた[4-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は、実質的に実施例1−1と同様の反応を実施して表題化合物を白色固体(212mg、54%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.20 - 1.95 (m, 12H), 2.36 - 2.58 (m, 1H), 2.70 (t, J=7.4Hz, 2H), 3.70 (t, J=6.3Hz, 2H), 5.94 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.56 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.08 (dd, J=6.6, 1.8Hz, 2H), 7.24 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.65 (d, J=7.4Hz, 1H).
MS (+) : 406 [M+H]+.
実施例1−39
6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[4-(ジエチルアミノ)ブチル]フェニル}エテニル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−38で得られた6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(4-ヒドロキシブチル)フェニル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は、実質的に実施例1−24と同様の反応を実施して表題化合物を白色固体(7.0mg、14%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.19 (t, J=7.0Hz, 6H), 1.30 - 1.88 (m, 14H), 2.36 - 2.55 (m, 1H), 2.56 - 2.90 (m, 6H), 6.06 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.42 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.24 (d, J=11.3Hz, 2H), 7.67 (d, J=8.0Hz, 1H).
MS (+) : 461 [M+H]+.
実施例1−40
6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルホニル]フェニル}エテニル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−71で得られた{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]フェニル}[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は、実質的に実施例1−1(1)、実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様の反応を順次実施して表題化合物を白色固体(17mg、17%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.40 - 1.63 (m, 4H), 1.65 - 1.85 (m, 4H), 2.01 - 2.14 (m, 2H), 2.25 - 2.45 (m, 1H), 3.32 (t, J=7.1Hz, 2H), 3.78 (t, J=6.3Hz, 2H), 5.85 (d, 7.1Hz, 1H), 6.61 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.41 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.67 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.00 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS (+) : 456 [M+H]+.
実施例1−41
6-[(E)-2-シクロペンチル-1-(4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]スルホニル}フェニル)エテニル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−71で得られた{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]フェニル}[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は、実質的に実施例1−1(1)、実施例1−2、実施例1−24及び実施例1−1(2)と同様の反応を順次実施して表題化合物を白色固体(51mg、15%(5工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.85 - 1.15 (m, 6H), 1.30 - 1.74 (m, 8H), 1.75 - 2.10 (m, 2H), 2.21 - 2.70 (m, 7H), 3.25 (t, J=7.7Hz, 2H), 5.73 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.76 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.40 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.65 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.98 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS (+) : 511 [M+H]+.
実施例1−42
6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[4-(ジエチルアミノ)ブタノイル]フェニル}エテニル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−75で得られた(4-{2-[3-(ジエチルアミノ)プロピル]-1,3-ジオキソラン-2-イル}フェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は、実質的に実施例1−1と同様の反応を実施して表題化合物を無色固体(28mg、11%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.40 - 1.80 (m, 14H) 2.25 - 2.46 (m, 3H) 3.07 - 3.26 (m, 6H) 3.30 (t, J=6.6Hz, 2H) 5.85 (d, J=7.7Hz, 1H) 6.57 (d, J=10.1Hz, 1H) 7.31 (d, J=8.0Hz, 2H) 7.64 (d, J=7.7Hz, 1H) 8.04 (d, J=8.0Hz, 2H) 10.28 - 10.81 (brs, 1H)
MS (+) : 475 [M+H]+.
実施例1−43
6-[(E)-2-シクロペンチル-1-(4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]アミノ}フェニル)エテニル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−74で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は、実質的に実施例1−16(1)及び(2)と同様の反応を実施して、4-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチルピリジン)-2-イル]エテニル}フェノール(256mg、63%(2工程))を得た。
(2)4-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチルピリジン)-2-イル]エテニル}フェノール(50mg)の塩化メチレン(4mL)溶液に、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.035mL)及びピリジン(0.017mL)を順次加え、室温で攪拌し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.07mL)及びピリジン(0.034mL)を追加し、計90分間攪拌した。別途、4-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチルピリジン)-2-イル]エテニル}フェノール(130mg)の塩化メチレン(7.16mL)溶液に、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.241mL)及びピリジン(0.115mL)を順次加え、氷冷下5分間攪拌した。氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.6mL)を追加し、室温でさらに4時間攪拌した。それぞれ、反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣を一緒にし、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1→30:1)で精製し、トリフルオロメタンスルホン酸 4-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチルピリジン)-2-イル]エテニル}フェニル(243mg、99%)を得た。
(3)アルゴン雰囲気下、トリフルオロメタンスルホン酸 4-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチルピリジン)-2-イル]エテニル}フェニル(30mg)及び3-(ジエチルアミノ)プロピルアミン(0.012mL)のトルエン(3mL)溶液に室温で炭酸セシウム(30mg)、(2-ビフェニル)ジシクロヘキシルホスフィン(4.3mg)及び酢酸パラジウム(3mg)を順次加え、110℃で3時間攪拌した。反応液を室温に戻し、アルゴン雰囲気下、tert-ブトキシナトリウム(3.0mg)を加え、110℃で1時間攪拌した。反応液を室温に戻し減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→10:1)で精製し、N'-(4-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]エテニル}フェニル)-N,N-ジエチルプロパン-1,3-ジアミン(16mg、57%)を得た。
(4)N'-(4-{(E)-2-シクロペンチル-1-[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]エテニル}フェニル)-N,N-ジエチルプロパン-1,3-ジアミンを使用する以外は、実質的に実施例1−1(2)と同様の反応を実施して表題化合物を白色固体(9.2mg、40%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.31 (t, J=7.2 Hz, 6H) ,1.35 - 2.16 (m, 10H), 2.48 - 2.64 (m, 1H), 2.90 - 3.10 (m, 6H), 3.32 (t, J=6.2 Hz, 2H), 6.15 (d, J=7.5 Hz, 1H), 6.37 (d, J=9.9 Hz, 1H), 6.64 (dd, J=6.8, 1.8 Hz, 2H),6.95 (dd, J=6.6, 1.8Hz, 2H), 7.67 (d, J=7.5 Hz, 1H)
MS (+) : 462 [M+H]+.
実施例1−44
6-[(E)-1-{3-クロロ-4-[3-(エチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-シクロペンチルエテニル]-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用し、ヨウ化メチルを使用するかわりに3-ブロモ-1-プロパノールを使用する以外は、実質的に実施例1−16(1)〜(3)と同様の反応を実施して、6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(3-ヒドロキシプロポキシ)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを無色油状物質(140mg、46%(3工程))として得た。
(2)6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(3-ヒドロキシプロポキシ)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジン及び2Mエチルアミン-メタノール溶液を用いる以外は、実質的に実施例1−26(3)〜(5)と同様の反応を実施して、表題化合物を白色固体(66mg、46%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.50 - 0.61 (m, 2H), 0.72 - 0.89 (m, 2H), 1.19 (t, J=7.7Hz, 3H), 1.32 - 1.52 (m, 4H), 1.55 - 1.73 (m, 4H), 1.89 - 2.02 (m, 1H), 2.10 (t, J=6.0Hz, 2H), 2.22 - 2.40 (m, 1H), 3.00 (q, J=7.7Hz, 2H), 3.11(t, J=7.4Hz, 2H), 4.18 (t, J=6.0Hz, 2H), 5.30 - 5.45 (m, 1H), 6.41 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.81 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.08 (dd, J=8.6, 1.5Hz, 1H), 7.10 - 7.22 (m, 2H), 8.19 - 8.40 (brs, 1H), 11.22 - 11.38 (brs, 1H).
MS (+) : 441 [M+H]+.
実施例1−45
4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)エテニル]-N-[2-(ジエチルアミノ)エチル]ベンズアミド
Figure 2013010750
(1)参考例1−59で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-2-イル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-2-イル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを黄色油状物質(136mg、46%)として得た。
(2)6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-2-イル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジン(136mg)のアセトニトリル(4mL)溶液に、室温で48%臭化水素酸(4mL)を加え、室温で3時間攪拌後、90℃で3時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、室温でメタノール(2mL)及び35%塩酸(2mL)を加え、室温で終夜攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧下濃縮した。得られた粗物に室温でエタノール(6.5mL)及び1M水酸化ナトリウム水溶液(1.2mL)を加え、室温で3日間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→10:1)で精製し、4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)エテニル]安息香酸(100mg、88%)を得た。
(3) 4-[(E)-2-シクロペンチル-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)エテニル]安息香酸(50mg)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液に、室温で、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(39mg)、トリエチルアミン(0.04mL)、N,N-ジエチルエチレンジアミン(0.061mL)及び1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドハイドロクロライド(55mg)を順次加え、室温で終夜攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をプレパラティブTLC(クロロホルム:メタノール=20:1)で精製し、得られた固体をジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物を白色固体(17mg、26%)として得た。
HPLC保持時間 3.815 min
L-Column ODS 4.6 x 250mm
0.01M Acetate Buffer : MeCN = 40:60 v/v, 40℃, 1.0mL/min
MS (+) : 448 [M+H]+.
実施例1−46
3-クロロ-6-[(E)-2-シクロペンチル-1-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)スルホニル]フェニル}エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−23で得られた4-({4-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]フェニル}スルホニル)ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は、実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施し、4-({4-[(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-シクロペンチルエテニル]フェニル}スルホニル)ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを無色アモルファス状物質(178mg、17%)として得た。
(2)4-({4-[(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-シクロペンチルエテニル]フェニル}スルホニル)ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(178mg)のクロロホルム(3mL)溶液にトリフルオロ酢酸(0.2mL)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、1-({4-[(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-シクロペンチルエテニル]フェニル}スルホニル)ピペラジンを粗生成物として得た。
(3)アセトアルデヒドのかわりに37%ホルムアルデヒド水溶液を使用し、1-({4-[(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-シクロペンチルエテニル]フェニル}スルホニル)ピペラジンを使用する以外は実質的に実施例1−31(3)と同様に反応を実施して、1-({4-[(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-シクロペンチルエテニル]フェニル}スルホニル)-4-メチルピペラジンを無色アモルファス状物質(154mg、99%)として得た。
(4)1-({4-[(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-シクロペンチルエテニル]フェニル}スルホニル)-4-メチルピペラジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(66mg、44%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.40 - 1.66 (m, 4H) 1.69 - 1.88 (m, 4H) 2.23 - 2.42 (m, 4H) 2.47 - 2.60 (m, 4H) 2.99 - 3.26 (m, 4H) 5.59 (d, J=7.6Hz, 1H) 6.47 (d, J=10.3Hz, 1H) 7.32 - 7.41 (m, 2H) 7.45 (d, J=7.6Hz, 1H) 7.71 - 7.86 (m, 2H) 10.64 - 10.98 (brs, 1H)
MS (+) : 462 [M+H]+.
実施例1−47
3-シクロプロピル-6-[(E)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-(テトラヒドロフラン-3-イル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例3−6で得られた1-フェニル-5-[(テトラヒドロフラン-3-イルメチル)スルホニル]-1H-テトラゾール(1.51g)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液に−78℃、窒素ガス気流下、1Mリチウムヘキサメチルジシラジドのテトラヒドロフラン溶液(5.14mL)を加え、−78℃で1時間撹拌した。参考例1−51で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノン(700mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を加え、−78℃〜0℃にて1時間撹拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、3-シクロプロピル-2-メトキシ-6-[(E)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-(テトラヒドロフラン-3-イル)エテニル]ピリジン(122mg、14%)を無色油状物質として得た。
(2)3-シクロプロピル-2-メトキシ-6-[(E)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-(テトラヒドロフラン-3-イル)エテニル]ピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(25mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.54 - 0.67 (m, 2H) 0.86 - 1.03 (m, 2H) 1.77 - 1.93 (m, 1H) 1.96 - 2.20 (m, 2H) 2.53 (s, 3H) 2.77 - 2.98 (m, 1H) 3.52 - 3.63 (m, 1H) 3.66 - 3.99 (m, 3H) 5.81 (d, J=7.3Hz, 1H) 6.32 (d, J=9.9Hz, 1H) 6.81 (d, J=7.3Hz, 1H) 7.02 - 7.13 (m, 2H) 7.23 - 7.33 (m, 2H) 10.23 - 10.40 (brs, 1H)
MS (+) : 354 [M+H]+.
実施例1−48
6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-(テトラヒドロフラン-3-イル)エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−68で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−47と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(37mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.66 - 0.83 (m, 2H) 1.06 - 1.21 (m, 2H) 1.82 - 2.13 (m, 2H) 2.14 - 2.30 (m, 1H) 2.78 - 3.02 (m, 1H) 3.59 (t, J=8.2Hz, 1H) 3.69 - 4.07 (m, 3H) 5.94 (d, J=7.5Hz, 1H) 6.66 (d, J=9.8Hz, 1H) 7.04 - 7.15 (m, 2H) 7.35 - 7.48 (m, 2H) 7.61 - 7.74 (m, 1H) 11.43 - 11.68 (brs, 1H).
MS (+) : 408 [M+H]+.
実施例1−49
3-シクロプロピル-6-{(1E)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-3-(テトラヒドロフラン-3-イル)プロパ-1-エン-1-イル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例3−8で得られた1-フェニル-5-{[2-(テトラヒドロフラン-3-イル)エチル]スルホニル}-1H-テトラゾールを使用する以外は実質的に実施例1−47と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(36mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.67 (m, 2H) 0.82 - 1.04 (m, 2H) 1.37 - 1.58 (m, 1H) 1.97 - 2.14 (m, 2H) 2.15 - 2.24 (m, 2H) 2.26 - 2.39 (m, 1H) 2.52 (s, 3H) 3.25 - 3.39 (m, 1H) 3.63 - 3.91 (m, 3H) 5.86 (d, J=7.1Hz, 1H) 6.24 (t, J=7.3Hz, 1H) 6.83 (d, J=7.3Hz, 1H) 7.02 - 7.12 (m, 2H) 7.23 - 7.32 (m, 2H) 9.24 - 9.45 (brs, 1H)
MS (+) : 368 [M+H]+.
実施例1−50
6-[(1E)-1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-3-(テトラヒドロフラン-2-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
1-フェニル-5-[(テトラヒドロフラン-3-イルメチル)スルホニル]-1H-テトラゾールのかわりに参考例3−7で得られた1-フェニル-5-{[2-(テトラヒドロフラン-2-イル)エチル]スルホニル}-1H-テトラゾールを用い、参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−47(1)及び実施例1−16(2)〜(4)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(6.7mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.54 - 0.69 (m, 2H) 0.86 - 1.02 (m, 2H) 1.35 - 1.52 (m, 1H) 1.79 - 2.16 (m, 4H) 2.24 - 2.41 (m, 2H) 3.66 - 3.79 (m, 1H) 3.80 - 4.00 (m, 5H) 5.87 (d, J=7.2Hz, 1H) 6.30 (t, J=7.5Hz, 1H) 6.82 (d, J=7.3Hz, 1H) 6.91 - 6.99 (m, 1H) 7.02 - 7.10 (m, 1H) 7.22 (d, J=2.2Hz, 1H) 9.01 - 9.27 (brs, 1H)
MS (+) : 386 [M+H]+.
実施例1−51
3-シクロプロピル-6-[(E)-1-(4-メトキシフェニル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(シクロペンチルメチル)トリフェニルホスホニウムヨージドのかわりにトリフェニル(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメチル)ホスホニウムヨージド(J.Med.Chem.,51(14).2008,4340〜4345記載)を用い、参考例1−54で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−16(1)〜(4)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(51mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.53 - 0.67 (m, 2H) 0.88 - 0.99 (m, 2H) 1.40 - 1.71 (m, 4H) 2.03 - 2.17 (m, 1H) 2.25 - 2.43 (m, 1H) 3.17 - 3.37 (m, 2H) 3.86 (s, 3H) 3.87 - 3.94 (m, 2H) 5.85 (d, J=7.3Hz, 1H) 6.10 (d, J=9.8Hz, 1H) 6.75 - 6.86 (m, 1H) 6.89 - 6.99 (m, 2H) 7.03 - 7.13 (m, 2H) 9.53 - 9.71 (brs, 1H)
MS (+) : 352 [M+H]+.
実施例1−52
3-シクロプロピル-6-[(E)-1-(4-エトキシフェニル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
ヨウ化メチルのかわりにヨウ化エチルを使う以外は実質的に実施例1−51と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(23mg、(4工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.54 - 0.64 (m, 2H), 0.88 - 0.99 (m, 2H), 1.46 (t, J=7.0Hz, 3H), 1.50 - 1.68 (m, 4H), 2.02 - 2.18 (m, 1H), 2.26 - 2.45 (m, 1H), 3.18 - 3.36 (m, 2H), 3.83 - 3.98 (m, 2H), 4.08 (q, J=7.0Hz, 2H), 5.88 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.04 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.89 - 6.96 (m, 2H), 7.02 - 7.09 (m, 2H), 9.24 - 9.39 (brs, 1H).
MS (+) : 366 [M+H]+.
実施例1−53
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)(シクロペンチルメチル)トリフェニルホスホニウムヨージドのかわりにトリフェニル(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメチル)ホスホニウムヨージドを用い、参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(1)と同様に反応を実施して、6-[(E)-1-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを無色粉末(400mg、41%)として得た。
(2)6-[(E)-1-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−16(2)と同様に反応を実施し、4-[(E)-1-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]フェノールを黄色アモルファス状物質(300mg、97%)として得た。
(3)4-[(E)-1-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]フェノールを使用する以外は実質的に実施例1−16(3)と同様に反応を実施し、3-シクロプロピル-2-メトキシ-6-[(E)-1-(4-メトキシフェニル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジンを含む粗生成物(134mg)として得た。
(4)3-シクロプロピル-2-メトキシ-6-[(E)-1-(4-メトキシフェニル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−16(4)と同様に反応を実施し、表題化合物を無色粉末(56mg、43%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.71 (m, 2H), 0.95 (dt, J=10.6, 4.3Hz, 2H), 1.40 - 1.80 (m, 4H), 2.00 - 2.20 (m, 1H), 2.23 - 2.45 (m, 1H), 3.14 - 3.42 (m, 2H), 3.87 - 3.95 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 5.78 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.14 (d, J=9.8Hz, 1H), 6.73 - 6.86 (m, 1H), 6.92 - 7.08 (m, 2H), 7.17 (d, J=2.0Hz, 1H), 9.66 - 9.95 (brs, 1H).
MS (+) : 386 [M+H]+.
実施例1−54
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−73で得られた(3-クロロ-4-メトキシフェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−53(1)及び1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を白色固体(6.7mg、21%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.41 - 1.82 (m, 4H), 2.23 - 2.42 (m, 1H), 3.20 - 3.36 (m, 2H), 3.88 - 4.10 (m, 2H), 3.97 (s, 3H), 5.83 (d, J=7.7Hz, 1H), 6.61 (d, J=9.8Hz, 1H), 6.98 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.06 (dd, J=8.6, 2.1Hz, 1H), 7.18 (d, J=2.1Hz, 1H) ,7.65 (d, J=7.4Hz, 1H).
MS (+) : 414 [M+H]+.
実施例1−55
6-[(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−40で得られた[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−53(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色アモルファス状物質(400mg、35%)として得た。
(2)6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(82mg、39%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.40 - 1.80 (m, 4H), 2.14 (s, 3H), 2.21 - 2.40 (m, 1H), 2.54 (s, 3H), 3.21 - 3.38 (m, 2H), 3.81 - 4.03 (m, 2H), 5.72 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.29 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.02 - 7.10 (m, 1H), 7.11 - 7.23 (m, 3H), 10.53 - 10.71 (brs, 1H).
MS (+) : 376 [M+H]+.
実施例1−56
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−55(1)で得られた6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(86mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.42 - 1.89 (m, 4H), 2.07 - 2.33 (m, 4H), 3.21 - 3.41 (m, 5H), 3.86 - 4.03 (m, 2H), 5.58 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.55 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.09 - 7.20 (m, 1H), 7.33 (dd, J=8.1, 1.6Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 8.22 (d, J=8.1Hz, 1H), 11.63 - 11.91 (brs, 1H).
MS (+) : 430 [M+Na]+.
実施例1−57
6-[(E)-1-{3-クロロ-4-[3-(ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例1−53(2)で得られた2-クロロ-4-[(E)-1-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]フェノール(200mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)溶液に炭酸カリウム(214mg)及び(3-ブロモプロポキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン(240μL)を加え、65℃で1.5時間、室温で一晩撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、6-{(E)-1-[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)-3-クロロフェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを無色油状物質(245mg、80%)として得た。
(2)6-{(E)-1-[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)-3-クロロフェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−26(2)〜(5)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(60mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.66 (m, 2H), 0.91 - 1.00 (m, 2H), 1.02 - 1.10 (m, 6H), 1.42 - 1.70 (m, 4H), 1.92 - 2.17 (m, 3H), 2.23 - 2.42 (m, 1H), 2.57 (q, J=7.2Hz, 4H), 2.64 - 2.74 (m, 2H), 3.18 - 3.37 (m, 2H), 3.85 - 3.99 (m, 2H), 4.07 - 4.20 (m, 2H), 5.81 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.06 (d, J=9.8Hz, 1H), 6.77 - 6.86 (m, 1H), 6.92 - 7.05 (m, 2H), 7.15 (d, J=1.7Hz, 1H), 9.26 - 9.49 (brs, 1H).
MS (+) : 485 [M+H]+.
実施例1−58
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-エチルフェニル)-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例3−1で得られた5-({[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]メチル}スルホニル)-1-フェニル-1H-テトラゾール(2.01g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に−78℃、窒素ガス気流下、1Mリチウムヘキサメチルジシラジドのテトラヒドロフラン溶液(4.0mL)を加え、−78℃で1時間撹拌した。参考例1−53で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-エチルフェニル)メタノンのテトラヒドロフラン(10mL)溶液を加え、−78℃〜0℃にて1時間撹拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:クロロホルム=1:1)で精製し、3-シクロプロピル-6-[(E)-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]-1-(4-エチルフェニル)エテニル]-2-メトキシピリジンを無色アモルファス状物質(270mg、24%)として得た。
(2)3-シクロプロピル-6-[(E)-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]-1-(4-エチルフェニル)エテニル]-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(56mg、33%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.66 (m, 2H), 0.83 - 1.03 (m, 2H), 1.29 (t, J=7.6Hz, 3H), 1.75 - 1.95 (m, 1H), 2.00 - 2.25 (m, 4H), 2.27 - 2.44 (m, 2H), 2.70 (q, J=7.5Hz, 2H), 2.80 - 2.99 (m, 1H), 5.81 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.39 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.81 (d, J=8.1Hz, 1 H,) 7.09 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.18 - 7.32 (m, 2H), 10.51 - 10.68 (brs, 1H).
MS (+) : 348 [M+H]+.
実施例1−59
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−50で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-3-エチル-2-メトキシピリジンを無色粉末(250mg、37%)として得た。
(2)6-{(E)-1-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-3-エチル-2-メトキシピリジンを使用し、ヨウ化メチルを使用するかわりにヨウ化エチルを使用する以外は実質的に1−16(2)〜(4)と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色アモルファス状物質(71mg、49%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.16 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.51 (t, J=6.9Hz, 3H), 1.80 - 1.98 (m, 1H), 2.02 - 2.27 (m, 3H), 2.30 - 2.45 (m, 2H), 2.52 (q, J=7.7Hz, 2H), 2.78 - 3.02 (m, 1H), 4.16 (q, J=7.0Hz, 2H), 5.78 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.49 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.92 - 6.98 (m, 1H), 7.01 - 7.06 (m, 1H), 7.14 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.21 (d, J=2.0Hz, 1H), 10.99 - 11.22 (brs, 1H).
MS (+) : 386 [M+H]+.
実施例1−60
6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−37で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色アモルファス状物質(48mg、10%)として得た。
(2)6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジン
を使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(18mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.71 - 0.81 (m, 2H), 1.07 - 1.17 (m, 2H), 1.81 - 1.96 (m, 1H), 2.12 - 2.27 (m, 4H), 2.12 (s, 3H), 2.30 - 2.45 (m, 2H), 2.82 - 3.00 (m, 1H), 5.83 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.38 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.16 (dd, J=7.1, 1.2Hz, 1H), 7.36 - 7.43 (brs, 2H).
MS (+) : 366 [M+H]+.
実施例1−61
6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−60(1)で得られた6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(28mg、31%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.04 - 1.20 (m, 2H), 1.32 - 1.49 (m, 2H), 1.85 - 2.03 (m, 1H), 2.04 - 2.22 (m, 5H), 2.23 - 2.46 (m, 3H), 2.49 - 2.63 (m, 1H), 2.68 - 2.93 (m, 1H), 5.63 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.63 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.10 - 7.19 (m, 1H), 7.35 - 7.51 (m, 2H), 7.98 (d, J=8.4Hz, 2H), 11.36 - 11.72 (brs, 1H).
MS (+) : 398 [M+H]+.
実施例1−62
6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−49で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)、実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(62mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.01 - 1.24 (m, 5H), 1.35 - 1.51 (m, 2H), 1.82 - 2.03 (m, 1H), 2.04 - 2.23 (m, 2H), 2.25 - 2.44 (m, 3H), 2.46 - 2.63 (m, 3H), 2.66 - 2.87 (m, 1H), 5.63 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.73 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.14 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.42 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.98 (d, J=8.4Hz, 2H), 11.77 - 12.05 (brs, 1H).
MS (+) : 412 [M+H]+.
実施例1−63
6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−68で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58及び実施例1−2と同様に反応を順次実施して、表題化合物を白色固体(53mg、5%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.08 - 1.17 (m, 2H), 1.40 - 1.48 (m, 2H), 1.97 - 2.16 (m, 3H), 2.26 - 2.43 (m, 3H), 2.50 - 2.61 (m, 1H), 2.68 - 2.83 (m, 1H), 5.72 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.05 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.41 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.67 (d, J=7.5Hz, 1H), 8.00 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS (+) : 452 [M+H]+.
実施例1−64
6-{(E)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-(プロパン-2-イル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−76で得られた[6-メトキシ-5-(プロパン-2-イル)ピリジン-2-イル][4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(54mg、6%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.16 (d, J=6.8Hz, 6H), 1.76 - 1.96 (m, 1H), 2.01 - 2.24 (m, 3H), 2.27 - 2.43 (m, 2H), 2.53 (s, 3H), 2.76 - 2.97 (m, 1H), 3.05 - 3.24 (m, 1H), 5.83 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.43 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.05 - 7.19 (m, 3H), 7.22 - 7.38 (m, 2H), 10.47 - 10.71 (brs, 1H).
MS (+) : 368 [M+H]+.
実施例1−65
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−51で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(83mg、14%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.64 (m, 2H), 0.86 - 0.97 (m, 2H), 1.81 - 1.95 (m, 1H), 2.00 - 2.25 (m, 4H), 2.27 - 2.42 (m, 2H), 2.53 (s, 3H), 2.77 - 2.97 (m, 1H), 5.78 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.41 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.81 (dd, J=7.3, 0.6Hz, 1H), 7.07 - 7.14 (m, 2H), 7.25 - 7.32 (m, 2H), 10.62 - 10.90 (brs, 1H).
MS (+) : 366 [M+H]+.
実施例1−66
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-{4-[3-(ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−56で得られた[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)及び実施例1−26(2)〜(5)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を褐色アモルファス状物質(18mg、8%(5工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.65 (m, 2H), 0.85 - 0.96 (m, 2H), 1.06 (t, J=7.1Hz, 6H), 1.75 - 2.42 (m, 9H), 2.51 - 2.72 (m, 6H), 2.80 - 2.98 (m, 1H), 4.05 (t, J=6.3Hz, 2H), 5.78 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.44 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.80 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.93 (d, J=8.4Hz, 2H) , 7.09 (d, J=8.7Hz, 2H).
MS (+) : 449 [M+H]+.
実施例1−67
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−40で得られた[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色アモルファス状物質(230mg、15%)として得た。
(2)6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(50mg、55%)として得た。
1H NMR (600MHz, CDCl3) δ ppm 1.79 - 1.99 (m, 1H), 2.11 (s, 3H), 2.08 - 2.28 (m, 3H), 2.32 - 2.42 (m, 2H), 2.51 (s, 3H), 2.76 - 2.99 (m, 1H), 5.69 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.55 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.08 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.14 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.19 (s, 2H), 11.51 - 11.67 (brs, 1H).
MS (+) : 374 [M+H]+.
実施例1−68
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−67(1)で得られた6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(35mg、42%(2工程))として得た。
1H NMR (600MHz, CDCl3) δ ppm 1.90 - 2.02 (m, 1H), 2.10 (s, 3H), 2.12 - 2.20 (m, 2H), 2.23 - 2.32 (m, 1H), 2.33 - 2.45 (m, 2H), 2.69 - 2.83 (m, 1H), 3.34 (s, 3H), 5.58 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.70 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.15 - 7.19 (m, 1H), 7.33 (dd, J=8.0, 1.6Hz, 1H), 7.42 (d, J=1.4Hz, 1H), 8.21 (d, J=8.3Hz, 1H).
MS (+) : 406 [M+H]+.
実施例1−69
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−46で得られた[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(49mg、26%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.16 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.82 - 1.99 (m, 1H), 2.05 - 2.45 (m, 5H), 2.46 - 2.59 (m, 5H), 2.72 - 2.98 (m, 1H), 5.73 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.58 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.03 - 7.16 (m, 2H), 7.17 - 7.24 (m, 2H), 11.35 - 11.60 (brs, 1H).
MS (+) : 388 [M+H]+.
実施例1−70
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−69で得られた6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(17mg、43%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.16 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.84 - 2.03 (m, 1H), 2.06 - 2.24 (m, 2H), 2.26 - 2.45 (m, 3H), 2.52 (q, J=7.4Hz, 2H), 2.65 - 2.89 (m, 1H), 3.35 (s, 3H), 5.61 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.78 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.15 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.30 - 7.39 (m, 1H), 7.44 (s, 1H), 8.23 (d, J=8.1Hz, 1H), 12.01 - 12.39 (brs, 1H).
MS (+) : 420 [M+H]+.
実施例1−71
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−52で得られた[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを淡黄色粉末(610mg、40%)として得た。
(2)6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(131mg、68%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.67 (m, 2H), 0.84 - 1.05 (m, 2H), 1.81 - 2.00 (m, 1H), 2.02 - 2.24 (m, 3H), 2.25 - 2.46 (m, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.74 - 2.97 (m, 1H), 5.68 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.61 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.81 (s, 1H), 7.04 - 7.16 (m, 1H), 7.15-7.22 (m, 2H), 11.63 - 11.95 (brs, 1H).
MS (+) : 400 [M+H]+.
実施例1−72
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−71(1)で得られた6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(74mg、33%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.54 - 0.67 (m, 2H), 0.86 - 1.01 (m, 2H), 1.85 - 2.23 (m, 4H), 2.25 - 2.51 (m, 3H), 2.64 - 2.91 (m, 1H), 3.35 (s, 3H), 5.57 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.70 - 6.91 (m, 2H), 7.31 - 7.38 (m, 1H), 7.43 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.22 (d, J=8.1Hz, 1H), 12.13 - 12.38 (m, 1H).
MS (+) : 432 [M+H]+.
実施例1−73
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルファニル]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−41で得られた{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色アモルファス状物質(510mg、37%)として得た。
(2)6-{(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−5(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色粉末(10mg、19%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.81 - 2.26 (m, 10H), 2.29 - 2.45 (m, 2H), 2.77 - 2.94 (m, 1H), 3.13 (t, J=7.2Hz, 2H), 3.85 (t, J=6.0Hz, 2H), 5.77 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.43 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.06 (dd, J=8.1, 1.9Hz, 1H), 7.14 - 7.20 (m, 1H), 7.21 (d, J=1.7Hz, 1H), 7.33 (d, J=8.1Hz, 1H).
MS (+) : 418 [M+H]+.
実施例1−74
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルホニル]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−73(1)で得られた6-{(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(6.5mg、10%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.85 - 2.48 (m, 11H), 2.68 - 2.86 (m, 1H), 3.57 - 3.67 (m, 2H), 3.81 (t, J=5.9Hz, 2H), 5.61 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.72 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.15 - 7.23 (m, 1H), 7.31 - 7.37 (m, 1H), 7.43 (d, J=1.4Hz, 1H), 8.19 (d, J=8.1Hz, 1H).
MS (+) : 450 [M+H]+.
実施例1−75
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルファニル]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−48で得られた{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-3-エチル-2-メトキシピリジンを無色アモルファス状物質(570mg、39%)として得た。
(2)6-{(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-3-エチル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色粉末(24mg、42%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.16 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.80 - 2.26 (m, 6H), 2.28 - 2.44 (m, 2H), 2.46 - 2.59 (m, 2H), 2.76 - 2.95 (m, 1H), 3.13 (t, J=7.2Hz, 2H), 3.85 (t, J=6.0Hz, 2H), 5.79 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.47 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.06 (dd, J=8.1, 1.9Hz, 1H), 7.11 - 7.19 (m, 1H), 7.21 (d, J=1.7Hz, 1H), 7.33 (d, J=8.1Hz, 1H).
MS (+) : 432 [M+H]+.
実施例1−76
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルホニル]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−75(1)で得られた6-{(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-3-エチル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を淡黄色粉末(16mg、17%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.17 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.84 - 2.59 (m, 10H), 2.68 - 2.86 (m, 1H), 3.58 - 3.67 (m, 2H), 3.82 (t, J=5.9Hz, 2H), 5.65 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.71 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.14 - 7.20 (m, 1H), 7.34 (dd, J=8.1, 1.6Hz, 1H), 7.43 (d, J=1.7Hz, 1H), 8.20 (d, J=8.1Hz, 1H).
MS (+) : 464 [M+H]+.
実施例1−77
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]スルファニル}フェニル)-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例1−75(1)で得られた6-{(E)-1-{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]エテニル}-3-エチル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−16(2)と同様に反応を実施して3-({2-クロロ-4-[(E)-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロパン-1-オールを無色アモルファス状物質(222mg、88%)として得た。
(2)3-({2-クロロ-4-[(E)-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロパン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例1−26(3)〜(5)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(36mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.00 - 1.23 (m, 9H), 1.81 - 2.02 (m, 4H), 2.06 - 2.28 (m, 3H), 2.31 - 2.44 (m, 2H), 2.46 - 2.74 (m, 7H), 2.79 - 2.97 (m, 1H), 3.00 - 3.13 (m, 2H), 5.75 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.52 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.06 (dd, J=8.0, 1.8Hz, 1H), 7.14 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.21 (d, J=1.9Hz, 1H), 7.32 (d, J=8.2Hz, 1H), 11.04 - 11.28 (brs, 1H).
MS (+) : 487 [M+H]+.
実施例1−78
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]スルホニル}フェニル)-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−77(1)で得られた3-({2-クロロ-4-[(E)-2-[(2R,3R,7S)-2,3-ジフェニル-1,4-ジオキサスピロ[4.4]ノナ-7-イル]-1-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]フェニル}スルファニル)プロパン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例1−27(1)〜(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(21mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.93 - 1.05 (m, 6H), 1.16 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.86 - 2.05 (m, 4H), 2.07 - 2.25 (m, 3H), 2.26 - 2.63 (m, 9H), 2.67 - 2.88 (m, 1H), 3.46 - 3.70 (m, 2H), 5.58 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.79 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.15 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.34 (dd, J=8.0, 1.6Hz, 1H), 7.42 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.19 (d, J=7.9Hz, 1H).
MS (+) : 519 [M+H]+.
実施例1−79
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[3-(ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用し、実質的に実施例1−58(1)及び実施例1−16(2)と同様に反応を順次実施して、2-クロロ−4−{(E)−1−(5−シクロプロピル-6-メトキシピリジン−2−イル)-2-[(2R,3R,7S)−2,3−ジフェニル−1,4−ジオキサスピロ[4.4]ノナ−7−イル]エテニル}フェノール(429mg、31%(2工程))を得た。
(2)2-クロロ−4−{(E)−1−(5−シクロプロピル-6-メトキシピリジン−2−イル)-2-[(2R,3R,7S)−2,3−ジフェニル−1,4−ジオキサスピロ[4.4]ノナ−7−イル]エテニル}フェノールを使用し、ヨウ化メチルを使用するかわりに3-ブロモ-1-プロパノールを使用する以外は実質的に実施例1−16(3)及び実施例1−26(3)〜(5)と同様の反応を順次実施して、表題化合物を褐色アモルファス状物質(167mg、48%(4工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.56 - 0.63 (m, 2H), 0.86 - 0.97 (m, 2H), 1.05 (t, J=7.2Hz, 6H), 1.88 - 2.44 (m, 9H), 2.56 (q, J=7.2Hz, 4H), 2.68 (t, J=7.5Hz, 2H), 2.77 - 2.96 (m, 1H), 4.12 (t, J=6.1Hz, 2H), 5.74 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.43 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.80 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.92 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.01 (dd, J=8.5, 2.0Hz, 1H), 7.18 (d, J=1.7Hz, 1H), 10.78 - 11.02 (brs, 1H).
MS (+) : 483 [M+H]+.
実施例1−80
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[4-(ジエチルアミノ)ブトキシ]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−79(1)で得られた2-クロロ−4−{(E)−1−(5−シクロプロピル-6-メトキシピリジン−2−イル)-2-[(2R,3R,7S)−2,3−ジフェニル−1,4−ジオキサスピロ[4.4]ノナ−7−イル]エテニル}フェノールを使用し、3−ブロモ-1-プロパノールを使用するかわりに4-ブロモ-1-ブタノールを使用する以外は実質的に実施例1−79(2) と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色アモルファス状物質(23mg、25%(4工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.68 (m, 2H), 0.88 - 1.00 (m, 2H), 1.05 (t, J=7.0Hz, 6H), 1.63 - 1.78 (m, 2H), 1.78 - 1.98 (m, 3H), 1.98 - 2.24 (m, 4H), 2.24 - 2.44 (m, 2H), 2.44 - 2.71 (m, 6H), 2.78 - 2.97 (m, 1H), 4.09 (t, J=6.1Hz, 2H), 5.80 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.30 (d, J=9.4Hz, 1H), 6.81 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.94 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.01 (dd, J=8.2, 2.0Hz, 1H), 7.18 (d, J=2.0Hz, 1H), 9.88 - 10.39 (brs, 1H).
MS (+) : 497 [M+H]+.
実施例1−81
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(3-ヒドロキシプロポキシ)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−69で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)[ 6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用し、ヨウ化メチルを使用するかわりに3-ブロモ-1-プロパノールを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)及び実施例1−16(2)〜(4)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を白色固体(67mg、11%(4工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.78 - 2.50 (m, 8H), 2.74 - 2.98 (m, 1H), 3.94 (t, J=5.7Hz, 2H), 4.26 (t, J=5.7Hz, 2H), 5.84 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.86 (d, J=9.4Hz, 1H), 6.97 - 7.08 (m, 2H), 7.20 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.66 (d, J=7.4Hz, 1H), 12.11 - 12.29 (brs, 1H).
MS (+) : 456 [M+H]+.
実施例1−82
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルファニル]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−70で得られた{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(5.2mg、4%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.74 - 2.20 (m, 5H), 2.20 - 2.48 (m, 3H), 2.73 - 2.94 (m, 1H), 3.14 (t, J=7.0Hz, 2H), 3.85 (t, J=6.1Hz, 2H), 5.84 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.90 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.06 (dd, J=8.2, 1.6Hz, 1H), 7.20 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.35 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.67 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.21 - 12.42 (brs, 1H).
MS (+) : 472 [M+H]+.
実施例1−83
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[3-(ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−69で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)[ 6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−79と同様に反応を実施して、表題化合物を淡褐色アモルファス状物質(137mg、7%(6工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.06 (t, J=7.2Hz, 6H), 1.90 - 2.44 (m, 8H), 2.50 - 2.63 (m, 4H), 2.63 - 2.76 (m, 2H), 2.76 - 2.93 (m, 1H), 4.14 (t, J=6.1Hz, 2H), 5.84 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.87 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.98 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.02 (dd, J=8.5, 1.7Hz, 1H), 7.18 (d, J=1.7Hz, 1H), 7.66 (d, J=7.5Hz, 1H).
MS (+) : 511 [M+H]+.
実施例1−84
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]スルファニル}フェニル)-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−70で得られた{4-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルファニル]-3-クロロフェニル}[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)及び実施例1−26(2)〜(5)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(20mg、4%(5工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.11 (t, J=7.2Hz, 6H), 1.88 - 2.47 (m, 8H), 2.59 - 2.78 (m, 6H), 2.78 - 2.90 (m, 1H), 3.06 (t, J=7.2Hz, 2H), 5.81 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.95 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.06 (dd, J=8.2, 1.7Hz, 1H), 7.19 (d, J=1.7Hz, 1H), 7.34 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.66 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS (+) : 527 [M+H]+.
実施例1−85
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(1S)-3-ヒドロキシシクロペンチル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−71で得られた6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン(50mg)のエタノール−テトラヒドロフラン(2.5mL、4:1)懸濁液に、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(11mg)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液を0.5M塩酸にあけ、クロロホルムにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製し、表題化合物(35mg、60%)を無色アモルファス状物質として得た。
diastereomer mixture (colorless amorphous)
MS (+) : 402 [M+H]+.
実施例1−86
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[3-(ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-[(1S)-3-ヒドロキシシクロペンチル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−83で得られた6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[3-(ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン(30mg)のメタノール(0.15mL)溶液に、室温で水素化ホウ素ナトリウム(4.4mg)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水及び飽和食塩水を加え、クロロホルムにて抽出を行なった。無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去し、残渣をジエチルエーテルで洗浄することにより、表題化合物(10mg、34%)を淡黄色固体として得た。
diastereomer mixture (pale yellow solid)
MS (+) : 513 [M+H]+.
実施例1−87
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[3-(ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-[(1S)-3-ヒドロキシシクロペンチル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−79で得られた6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[3-(ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−86と同様に反応を実施して、表題化合物(4.4mg、15%)を淡黄色固体として得た。
diastereomer mixture (pale yellow solid)
MS (+) : 485 [M+H]+.
実施例1−88
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-(cis-4-ヒドロキシシクロヘキシル)エテニル]-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)1-フェニル-5-[(テトラヒドロフラン-3-イルメチル)スルホニル]-1H-テトラゾールのかわりに参考例3−4で得られた5-{[(cis-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキシル)メチル]スルホニル}-1-フェニル-1H-テトラゾールを用い、参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−47(1)と同様に反応を実施して、6-[(E)-1-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-(cis-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキシル)エテニル]-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを淡黄色アモルファス状物質(620mg、61%)として得た。
(2)6-[(E)-1-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-(cis-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキシル)エテニル]-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−16(2)〜(4)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(77mg、35%(3工程)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.49 - 0.67 (m, 2H), 0.83 - 1.06 (m, 2H), 1.28 - 1.88 (m, 8H), 1.99 - 2.27 (m, 2H), 3.83 - 4.13 (m, 4H), 5.80 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.19 (d, J=10.0Hz, 1H), 6.81 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.93 - 6.98 (m, 1H), 7.01 - 7.09 (m, 1H), 7.18 (d, J=2.0Hz, 1H), 9.38 - 9.60 (brs, 1H).
MS (+) : 400 [M+H]+.
実施例1−89
6-[(E)-1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-(trans-4-ヒドロキシシクロヘキシル)エテニル]-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例3−5で得られた5-{[(trans-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキシル)メチル]スルホニル}-1-フェニル-1H-テトラゾールを使用する以外は実質的に実施例1−88(1)(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(91mg、4.7%(4工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.49 - 0.69 (m, 2H), 0.82 - 0.98 (m, 2H), 1.07 - 1.46 (m, 4H), 1.54 - 1.82 (m, 2H), 1.88 - 2.29 (m, 4H), 3.39 - 3.72 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 5.75 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.09 (d, J=10.0Hz, 1H), 6.81 (s, 1H), 6.90 - 7.08 (m, 2H), 7.17 (d, J=2.0Hz, 1H), 9.47 - 10.10 (brs, 1H).
MS (+) : 400 [M+H]+.
実施例1−90
6-[(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-(trans-4-ヒドロキシシクロヘキシル)エテニル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−68で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−89と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(50mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.65 - 0.83 (m, 2H), 1.05 - 1.50 (m, 6H), 1.62 - 1.76 (m, 2H), 1.96 (d, J=11.3Hz, 3H), 2.15 - 2.28 (m, 1H), 3.49 - 3.70 (m, 1H), 5.83 - 5.95 (m, 1H), 6.45 - 6.59 (m, 1H), 7.07 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.65 (d, J=7.5Hz, 1H).
MS (+): 436 [M+H]+.
実施例1−91
6-[(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-(trans-4-ヒドロキシシクロヘキシル)エテニル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−90で得られた6-[(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-(trans-4-ヒドロキシシクロヘキシル)エテニル]-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色粉末(44mg、55%)として得た。
1H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.88 - 1.37 (m, 8H), 1.53 - 1.66 (m, 2H), 1.73 - 1.94 (m, 3H), 2.89 - 3.01 (m, 1H), 4.46 (d, J=4.5Hz, 1H), 5.54 - 5.69 (m, 1H), 6.45 - 6.59 (m, 1H), 7.48 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.78 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.96 (d, J=8.4Hz, 2H), 12.23 - 12.38 (brs, 1H).
MS (+) : 468 [M+H]+.
実施例1−92
3-シクロプロピル-6-{(1E)-4-ヒドロキシ-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-1-エン-1-イル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)5-[(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピル)スルホニル]-1-フェニル-1H-テトラゾールを使用する以外は実質的に実施例1−47(1)と同様に反応を実施して、6-{(1E)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-1-エン-1-イル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを無色油状物質(360mg、19%)として得た。
(2)6-{(1E)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-1-エン-1-イル}-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−16(2)と同様に反応を実施して、(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-オールを無色油状物質(260mg、96%)として得た。
(3)(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(45mg、40%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.49 - 0.59 (m, 2H), 0.86 - 1.00 (m, 2H), 2.03 - 2.16 (m, 1H), 2.36 - 2.48 (m, 2H), 2.51 (s, 3H), 3.69 - 3.78 (m, 2H), 3.91 - 3.40 (brs, 1H), 5.79 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.51 (t, J=7.4Hz, 1H), 6.88 (dd, J=7.3, 0.8Hz, 1H), 7.10 - 7.18 (m, 2H), 7.23 - 7.31 (m, 2H).
MS (+) : 328 [M+H]+.
実施例1−93
3-シクロプロピル-6-{(1E)-4-ヒドロキシ-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]ブタ-1-エン-1-イル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−92(3)で得られた3-シクロプロピル-6-{(1E)-4-ヒドロキシ-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-1-エン-1-イル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(17mg、44%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.42 - 0.63 (m, 2H), 0.88 - 1.06 (m, 2H), 1.95 - 2.23 (m, 1H), 2.31 - 2.50 (m, 2H), 3.11 (s, 3H), 3.64 - 3.96 (m, 2H), 4.18 - 4.40 (brs, 1H), 5.68 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.63 (t, J=7.5Hz, 1H), 6.92 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.47 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.98 (d, J=8.5Hz, 2H), 12.26 - 12.55 (brs, 1H).
MS (+) : 360 [M+H]+.
実施例1−94
N-{(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-イル}アセトアミド
Figure 2013010750
(1)実施例1−92(2)で得られた(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-オール(275mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、フタルイミド(154mg)、トリフェニルホスフィン(275mg)を加え、窒素ガス気流下、氷冷した。そこにジエチルアゾジカルボキシレイトの40%トルエン溶液(0.477mL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、2-{(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-イル}-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオンを無色アモルファス状物質(320mg、84%)として得た。
(2)2-{(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-イル}-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオン(320mg)のエタノール(4mL)溶液にヒドラジン一水和物(1mL)を加え、95℃で1時間撹拌した。反応液を3M水酸化ナトリウム水溶液にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去し、(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-アミンを無色アモルファス状物質(225mg、97%)として得た。
(3)(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-アミン(95mg)のピリジン(1mL)溶液に、氷冷下、無水酢酸(85mg)を加え、室温で一時間撹拌した。反応溶液を1M塩酸にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→0:1)で精製し、N-{(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-イル}アセトアミドを無色アモルファス物質(87mg、81%)として得た。
(4)N-{(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-イル}アセトアミド(87mg)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、48%臭化水素酸(2mL)を加え、80℃で1時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をクロロホルム−酢酸エチル−ヘキサンの混合溶媒で再結晶し、ろ過により表題化合物を無色固体(54mg、64%)として得た。
1H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.47 - 0.65 (m, 2H), 0.76 - 0.91 (m, 2H), 1.76 (s, 3H), 1.89 - 2.05 (m, 1H), 2.12 (q, J=7.1Hz, 2H), 2.51 (s, 3H), 3.04 - 3.18 (m, 2H), 5.38 - 5.55 (m, 1H), 6.22 - 6.43 (m, 1H), 6.84 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.04 - 7.15 (m, 2H), 7.22 - 7.36 (m, 2H), 7.77 - 7.96 (m, 1H), 11.11 - 11.33 (brs, 1H).
MS (+) : 369 [M+H]+.
実施例1−95
N-{(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルホニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-イル}アセトアミド
Figure 2013010750
実施例1−94(4)で得られたN-{(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-イル}アセトアミドを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(29mg、64%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.69 (m, 2H), 0.82 - 1.02 (m, 2H), 1.92 - 2.10 (m, 4H), 2.27 - 2.49 (m, 2H), 3.13 (s, 3H), 3.30 - 3.53 (m, 2H), 5.65 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.60 (t, J=7.5Hz, 1H), 6.89 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.19 - 7.28 (m, 1H), 7.35 - 7.48 (m, 2H), 7.89 - 8.08 (m, 2H), 12.05 - 12.23 (brs, 1H).
MS (+) : 401 [M+H]+.
実施例1−96
3-シクロプロピル-6-{(1E)-5-ヒドロキシ-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ペンタ-1-エン-1-イル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
5-[(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)スルホニル]-1-フェニル-1H-テトラゾールを使用する以外は実質的に実施例1−47(1)及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(117mg、14%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.49 - 0.67 (m, 2H), 0.86 - 1.08 (m, 2H), 1.62 - 1.77 (m, 2H), 2.00 - 2.14 (m, 1H), 2.21 (q, J=7.5Hz, 2H), 3.62 (t, J=6.2Hz, 2H), 5.85 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.31 (t, J=7.5Hz, 1H), 6.83 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.27 (d, J=8.5Hz, 2H),
MS (+) : 342 [M+H]+.
実施例1−97
3-シクロプロピル-6-{(1E)-5-ヒドロキシ-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]ペンタ-1-エン-1-イル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−96で得られた3-シクロプロピル-6-{(1E)-5-ヒドロキシ-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ペンタ-1-エン-1-イル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(84mg、75%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.47 - 0.74 (m, 2H), 0.84 - 1.04 (m, 2H), 1.49 - 1.88 (m, 1H), 1.98 - 2.13 (m, 2H), 2.14 - 2.29 (m, 2H), 3.13 (s, 3H), 3.54 - 3.71 (m, 2H), 5.65 (d, J=7.3Hz, 1H),6.53 (t, J=7.5Hz, 1H), 6.85 (s, 1H), 7.42 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.99 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS (+) : 374 [M+H]+.
実施例1−98
6-{(1E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-5-ヒドロキシペンタ-1-エン-1-イル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−68で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−96と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(65mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.68 - 0.82 (m, 2H), 1.06 - 1.18 (m, 2H), 1.69 - 1.86 (m, 2H), 2.13 - 2.37 (m, 3H), 3.58 - 3.71 (m, 2H), 5.93 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.79 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.03 - 7.14 (m, 2H), 7.37 - 7.46 (m, 2H), 7.67 (d, J=8.4Hz, 1H), 11.34 - 11.66 (brs, 1H).
MS (+) : 396 [M+H]+.
実施例1−99
6-{(1E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-5-ヒドロキシペンタ-1-エン-1-イル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−98で得られた6-{(1E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-5-ヒドロキシペンタ-1-エン-1-イル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色油状物質(63mg、92%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.98 - 1.17 (m, 2H), 1.34 - 1.48 (m, 2H), 1.69 - 1.92 (m, 2H), 2.14 - 2.32 (m, 2H), 2.44 - 2.62 (m, 1H), 3.47 - 3.79 (m, 2H), 5.77 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.98 (t, J=7.5Hz, 1H,) 7.34 - 7.49 (m, 2H), 7.68 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.92 - 8.05 (m, 2H), 12.21 - 12.59 (brs, 1H).
MS (+) : 450 [M+Na]+.
実施例1−100
6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−37で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノンを使用し、1-フェニル-5-[(テトラヒドロフラン-3-イルメチル)スルホニル]-1H-テトラゾールを使用するかわりに参考例3−13で得られた5-({[1-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)シクロプロピル]メチル}スルホニル)-1-フェニル-1H-テトラゾールを使用する以外は実質的に実施例1−47(1)、実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を淡黄色固体(3.2mg、1%(3工程))として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δ ppm 0.47 - 0.52 (m, 2H), 0.58 - 0.65 (m, 2H), 1.00 - 1.15 (m, 2H), 1.30 -1.45 (m, 2H), 2.14 (s, 3H), 2.50 - 2.57 (m, 1H), 3.41 (s, 2H), 5.82 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.60 (s, 1H), 7.21 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.57 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.92 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS (+) : 386 [M+H]+.
実施例1−101
6-{(1E,3S)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−68で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用し、1-フェニル-5-[(テトラヒドロフラン-3-イルメチル)スルホニル]-1H-テトラゾールを使用するかわりに参考例3−14で得られた5-{[(2R)-3-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-2-メチルプロピル]スルホニル}-1-フェニル-1H-テトラゾールを使用する以外は実質的に実施例1−47(1)、実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を白色固体(22mg、4%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 - 1.18 (m, 5H), 1.38 - 1.47 (m, 2H), 2.42 - 2.60 (m, 2H), 3.52 - 3.65 (m, 2H), 5.82 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.62 (d, J=10.1Hz, 1H), 7.44 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.70 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.97 (d, J=8.0Hz, 2H).
MS (+) : 428 [M+H]+.
実施例1−102
6-{(1E,3R)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−68で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用し、1-フェニル-5-[(テトラヒドロフラン-3-イルメチル)スルホニル]-1H-テトラゾールを使用するかわりに参考例3−15で得られた5-{[(2S)-3-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-2-メチルプロピル]スルホニル}-1-フェニル-1H-テトラゾールを使用する以外は実質的に実施例1−47(1)、実施例1−2及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を白色固体(24mg、13%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.00 - 1.20 (m, 5H), 1.38 - 1.47 (m, 2H), 2.20 - 2.39 (brs, 1H), 2.42 - 2.62 (m, 2H), 3.52 - 3.68 (m, 2H), 5.82 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.61 (d, J=10.7Hz, 1H), 7.44 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.70 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.97 (d, J=8.0Hz, 2H), 11.95 - 12.20 (brs, 1H).
MS (+) : 428 [M+H]+.
実施例1−103 3-クロロ-6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−2で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は、実質的に実施例1−1と同様の反応を実施して表題化合物を得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.57 - 0.65 (m, 2H), 1.07 - 1.17 (m, 2H), 1.35 - 1.55 (m, 4H), 1.58 - 1.75 (m, 4H), 2.24 - 2.36 (m, 2H), 5.48 - 5.60 (m, 1H), 6.45 (d, J=9.8 Hz, 1H), 7.11 (d, J=8.1 Hz, 2H), 7.40 (d, J=8.1 Hz, 2H), 7.58 (d, J=7.8 Hz, 1H), 11.93 - 12.18 (brs, 1H).
MS (+) : 372 [M+H]+.
実施例1−104 3-クロロ-6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−103で得られた3-クロロ-6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は、実施例1−2と実質的に同様の反応を実施して、表題化合物を得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.07 - 1.17 (m, 2H), 1.38 - 1.47 (m, 2H), 1.49 - 1.59 (m, 4H), 1.71 - 1.84 (m, 4H), 2.31 - 2.44 (m, 1H), 2.49 - 2.61 (m, 1H), 5.77 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.49 (d, J=10.1 Hz, 1H), 7.39 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.47 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.96 (d, J=8.6 Hz, 2H), 10.42 - 10.75 (brs, 1H).
MS (+) : 404 [M+H]+.
実施例1−105 N-{4-[(E)-1-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-シクロペンチルエテニル]フェニル}アセトアミド
Figure 2013010750
(1)参考例1−89で得られたtert-ブチル{4-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]フェニル}カルバミン酸の1,4−ジオキサン(5mL)溶液に48%臭化水素酸(2mL)を加えて外温65℃で1時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)にて精製し、6-[(E)-1-(4-アミノフェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オンを黄色油状物質(326mg、quant.)として得た。
(2)6-[(E)-1-(4-アミノフェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン(173mg)に無水酢酸(5mL)を加え、室温で15分撹拌した。反応液に飽和重曹水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)にて精製した。これを酢酸エチルにて粉末化し、ろ過操作により表題化合物を薄黄色粉末(75mg、38%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 - 1.54 (m, 4H), 1.63 - 1.83 (m, 4H), 2.22 (s, 3H), 2.40 - 2.55 (m, 1H), 5.94 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.20 (d, J=10.0 Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.22 (s, 1H), 7.47 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.56 (d, J=8.7 Hz, 2H).
MS (+) : 357 [M+H]+.
実施例1−106 1-{4-[(E)-1-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-シクロペンチルエテニル]フェニル}尿素
Figure 2013010750
実施例1−105(1)で得られた6-[(E)-1-(4-アミノフェニル)-2-シクロペンチルエテニル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン(153mg)の酢酸(2mL)−水(1mL)溶液にシアン酸カリウム(41mg)の水溶液(2mL)を加えて室温で30分撹拌した。反応液に飽和重曹水、酢酸エチルを順次加えた。有機層を分取後、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1→8:2)にて精製した。これを酢酸エチルにて粉末化し、ろ過操作により表題化合物を薄黄色粉末(37mg、21%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm1.32 - 1.55 (m, 4H), 1.59 - 1.77 (m, 4H), 2.35 - 2.46 (m, 1H), 5.47 - 5.59 (m, 1H), 5.88 (s, 2H), 6.39 (d, J=10.0 Hz, 1H), 7.00 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.43 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.56 (d, J=7.6 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H).
MS (+) : 358 [M+H]+.
実施例1−107
6-{(E)-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}-3-(プロパン-2-イル)ピリジン-2(1H)-オン
参考例1−76で得られた[6-メトキシ-5-(プロパン-2-イル)ピリジン-2-イル][4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)、実施例1−1(2)及び実施例1−2と同様の反応を順次実施し、表題化合物を無色粉末(18mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.99 - 1.32 (m, 6H), 1.75 - 2.50 (m, 6H), 2.61 - 2.88 (m, 1H), 2.98 - 3.30 (m, 4H), 5.50 - 5.80 (m, 1H), 6.66 - 6.83 (m, 1H), 7.06 - 7.21 (m, 1H), 7.38 - 7.55 (m, 2H), 7.89 - 8.16 (m, 2H), 11.66 - 12.13 (brs, 1H).
MS(+): 400 [M+H]+.
実施例1−108
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(1S)-3-オキソシクロペンチル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
参考例1−51で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−58(1)、実施例1−1(2)及び実施例1−2と同様の反応を順次実施し、表題化合物を無色粉末(55mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.53 - 0.68 (m, 2H), 0.82 - 1.05 (m, 2H), 1.84 - 2.48 (m, 7H), 2.63 - 2.89 (m, 1H), 3.08 - 3.21 (m, 3H), 5.46 - 5.64 (m, 1H), 6.65 - 6.92 (m, 2H), 7.38 - 7.52 (m, 2H), 7.95 - 8.09 (m, 2H), 11.84 - 12.19 (brs, 1H).
MS(+): 398 [M+H]+.
実施例1−109
3-クロロ-6-[(E)-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
(1)6-[(Z)-1-ブロモ-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(140mg)の1,4−ジオキサン(3mL)溶液に、4−イソプロピルフェニルボロン酸(103mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(38mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(58mg)、炭酸セシウム(273mg)及び水(0.5mL)を加え、90℃で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、不純物を含む3-クロロ-2-メトキシ-6-[(E)-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジンを黄色油状物質(170mg)として得た。
(2)3-クロロ-2-メトキシ-6-[(E)-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様の反応を実施して、表題化合物を無色粉末(61mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.31 (d, J=7.0Hz, 6H), 1.48 - 1.75 (m, 4H), 2.21 - 2.48 (m, 1H), 2.87 - 3.04 (m, 1H), 3.21 - 3.39 (m, 2H), 3.82 - 4.03 (m, 2H), 5.93 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.27 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.04 - 7.10 (m, 2H), 7.24 - 7.34 (m, 2H), 7.47 (d, J=7.6Hz, 1H), 10.26 - 10.48 (brs, 1H).
MS(+): 358 [M+H]+.
実施例1−110
3-クロロ-6-[(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
4−イソプロピルフェニルボロン酸を使用する代わりに、[4-(シクロプロピルチオ)フェニル]ボロン酸を使用する以外は、実質的に実施例1−109(1)、1−1(2)、1−2と同様の反応を順次実施し、表題化合物を無色粉末(151mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.90 - 1.25 (m, 2H), 1.30 - 1.49 (m, 2H), 1.48 - 1.62 (m, 2H), 1.65 - 1.93 (m, 2H), 2.05 - 2.36 (m, 1H), 2.45 - 2.70 (m, 1H), 3.09 - 3.51 (m, 2H), 3.76 - 4.17 (m, 2H), 5.67 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.62 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.36 - 7.43 (m, 2H), 7.47 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.93 - 8.03 (m, 2H), 12.08 - 12.18 (brs, 1H).
MS(+): 420 [M+H]+.
実施例1−111
3-クロロ-6-[(E)-1-[4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
4−イソプロピルフェニルボロン酸を使用する代わりに、(4-モルホリノフェニル)ボロン酸を使用する以外は、実質的に実施例1−109(1)、1−1(2)と同様の反応を順次実施し、表題化合物を無色粉末(29mg、23%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 - 1.80 (m, 4H), 2.27 - 2.54 (m, 1H), 3.14 - 3.42 (m, 6H), 3.73 - 4.03 (m, 6H), 5.99 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.19 (d, J=9.8Hz, 1H), 6.86 - 7.00 (m, 2H), 7.01 - 7.10 (m, 2H), 7.47 (d, J=7.6Hz, 1H), 9.87 - 10.15 (brs, 1H).
MS(+): 401[M+H] +.
実施例1−112
6-[(E)-1-(4-アセチルフェニル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
4−イソプロピルフェニルボロン酸を使用する代わりに、(4-アセチルフェニル)ボロン酸を使用する以外は、実質的に実施例1−109(1)、1−1(2)と同様の反応を順次実施し、表題化合物を無色粉末(82mg、73%(2工程))として得た
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 - 1.64 (m, 2H), 1.69 - 1.88 (m, 2H), 2.17 - 2.35 (m, 1H), 2.66 (s, 3H), 3.21 - 3.35 (m, 2H), 3.88 - 4.02 (m, 2H), 5.66 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.61 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.28 - 7.34 (m, 2H), 7.44 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.98 - 8.07 (m, 2H), 12.11 - 12.28 (brs, 1H).
MS(+): 358 [M+H]+.
実施例1−113
3-クロロ-6-[(1E)-3-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロパ-1-エン-2-イル]ピリジン-2(1H)-オン
(1)亜鉛粉末(78mg)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液に、アルゴンガス存在下、1−(ブロモメチル)−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(110mg)、トリメチルシリルクロライド(12.5μL)及び1,2−ジブロモエタン(8.6μL)を加え、80℃で2時間攪拌した。反応液を室温に戻し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(45mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(69mg)及び6-[(Z)-1-ブロモ-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エテニル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(380mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液を加え、90℃で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、3-クロロ-2-メトキシ-6-[(1E)-3-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロパ-1-エン-2-イル]ピリジンを黄色油状物質(110mg)として得た。
(2)3-クロロ-2-メトキシ-6-[(1E)-3-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロパ-1-エン-2-イル]ピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(64mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.53 - 1.90 (m, 4H), 2.50 - 2.78 (m, 1H), 3.04 (s, 3H), 3.33 - 3.55 (m, 2H), 3.91 - 4.08 (m, 4H), 6.06 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.39 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.38 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.48 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.78 - 7.92 (m, 2H), 12.15 - 12.35 (brs, 1H)
MS(+): 408 [M+H]+.
以下に、実施例1−107〜実施例1−113の構造を示す。
Figure 2013010750
実施例2−1
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例2−1で得られた2-メトキシ-3-メチル-6-[4-(メチルスルファニル)ベンジル]ピリジン(400mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に、アルゴンガス存在下、−78℃にて2.46Mのn−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.11mL)を加え、−35℃で30分間撹拌した。反応液を再び−78℃に冷却し、4-メチルベンゼンスルホン酸シクロペンチルメチル(549mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液を加え、−78℃〜0℃で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をプレパラティブTLC(ヘキサン:酢酸エチル=19:1)で精製し、6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エチル}-2-メトキシ-3-メチルピリジンを無色アモルファス物質(220mg、42%)として得た。
(2)6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エチル}-2-メトキシ-3-メチルピリジン(220mg)のアセトニトリル(2mL)溶液に48%臭化水素酸(2mL)を加え、110℃で2時間撹拌した。反応液を飽和重曹水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=0:1)で精製し、表題化合物を無色アモルファス状物質(200mg、94%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 - 1.29 (m, 2H), 1.37 - 1.84 (m, 7H), 1.94 - 2.05 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 3.69 - 3.83 (m, 1H), 6.03 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.15 - 7.24 (m, 5H), 10.18 - 10.35 (m, 1H).
MS (+) : 328 [M+H]+.
実施例2−2
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(154mg)のアセトン−水(10mL)溶液に、氷冷下、炭酸カリウム(324mg)及びOxone(登録商標)(1.45g)を順次加え、0℃で30分間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=0:1)で精製し、表題化合物を無色アモルファス状物質(20mg、12%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 - 1.29 (m, 2H), 1.38 - 1.87 (m, 7H), 1.95 - 2.16 (m, 5H), 3.03 (s, 3H), 3.88 - 4.02 (m, 1H), 6.10 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.18 - 7.30 (m, 1H), 7.49 - 7.60 (m, 2H), 7.80 - 7.90 (m, 2H), 11.38 - 11.57 (brs, 1H).
MS (+) : 360 [M+H]+.
実施例2−3
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]エチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−11で合成した6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(50mg)のテトラヒドロフラン及びメタノールの混合溶液(2mL、1:1)に、10%パラジウム−活性炭素(50mg)を加え、水素ガス気流下、室温で3時間撹拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:1→0:1)で精製し、表題化合物を無色アモルファス状物質(33mg、60%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.96 - 1.26 (m, 3H), 1.29 - 1.39 (m, 2H), 1.42 - 1.83 (m, 8H), 1.98 - 2.10 (m, 2H), 2.13 (s, 3H), 2.33 - 2.51 (m, 1H), 3.83 - 4.04 (m, 1H), 6.10 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.20 - 7.29 (m, 1H), 7.45 - 7.55 (m, 2H), 7.76 - 7.86 (m, 2H), 11.31 - 11.48 (brs, 1H).
MS (+) : 386 [M+H]+.
実施例1−2、実施例2−1又は実施例2−3と実質的に同様の反応を実施して実施例2−4〜2−25を合成した。
実施例2−4
6-{1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(320mg、80%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 - 1.28 (m, 2H), 1.38 - 1.82 (m, 7H), 1.94 - 2.04 (m, 2H), 2.12 (d, J=0.9Hz, 3H), 2.45 (s, 3H), 3.72 - 3.81 (m, 1H), 6.03 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.06 - 7.11 (m, 1H), 7.15 - 7.24 (m, 2H), 7.29 (d, J=1.9Hz, 1H).
MS (+) : 362 [M+H]+.
実施例2−5
6-{1-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-シクロペンチルエチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(150mg、40%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 - 1.31 (m, 2H), 1.38 - 1.85 (m, 7H), 1.96 - 2.12 (m, 2H), 2.15 (d, J=0.9Hz, 3H), 3.23 (s, 3H), 3.91 - 4.02 (m, 1H), 6.11 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.22 - 7.31 (m, 1H), 7.49 (dd, J=8.2, 1.7Hz, 1H), 7.63 (d, J=1.7Hz, 1H), 8.04 (d, J=8.2Hz, 1H), 12.52 - 12.80 (brs, 1H).
MS (+) : 394 [M+H]+.
実施例2−6
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エチル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(200mg、25%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.97 - 1.24 (m, 5H), 1.35 - 1.84 (m, 7H), 1.91 - 2.07 (m, 2H), 2.40 - 2.66 (m, 5H), 3.61 - 3.83 (m, 1H), 6.06 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.11 - 7.24 (m, 5H), 10.04 - 10.34 (brs, 1H).
MS (+) : 342 [M+H]+.
実施例2−7
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エチル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(180mg、82%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.04 - 1.30 (m, 5H), 1.35 - 1.84 (m, 7H), 1.98 - 2.19 (m, 2H), 2.48 - 2.64 (m, 2H), 3.02 (s, 3H), 3.92 - 4.08 (m, 1H), 6.13 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.24 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.61 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.84 (d, J=8.4Hz, 2H), 12.53 - 12.71 (brs, 1H).
MS (+) : 374 [M+H]+.
実施例2−8
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エチル}-3-プロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(80mg、20%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.95 (t, J=7.38Hz, 3H), 1.04 - 1.30 (m, 2H), 1.36 - 1.85 (m, 9H), 1.94 - 2.07 (m, 2H), 2.39 - 2.51 (m, 5H), 3.69 - 3.83 (m, 1H), 6.04 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.11 - 7.23 (m, 5H), 10.23 - 10.40 (brs, 1H).
MS (+) : 356 [M+H]+.
実施例2−9
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エチル}-3-プロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(60mg、68%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.92 - 1.02 (m, 3H), 1.05 - 1.30 (m, 2H), 1.36 - 1.85 (m, 9H), 2.02 - 2.17 (m, 2H), 2.44 - 2.57 (m, 2H), 3.02 (s, 3H), 3.94 - 4.06 (m, 1H), 6.11 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.22 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.53 - 7.65 (m, 2H), 7.79 - 7.90 (m, 2H), 12.45 - 12.75 (brs, 1H).
MS (+) : 388 [M+H]+.
実施例2−10
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(102mg、35%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.64 - 0.74 (m, 2H), 0.87 - 0.99 (m, 2H), 1.03 - 1.31 (m, 2H), 1.34 - 1.84 (m, 7H), 1.97 - 2.17 (m, 3H), 3.02 (s, 3H), 3.98 (t, J=7.7Hz, 1H), 6.10 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.95 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.51 - 7.62 (m, 2H), 7.79 - 7.89 (m, 2H), 11.92 - 12.24 (brs, 1H).
MS (+) : 386 [M+H]+.
実施例2−11
6-(2-シクロペンチル-1-{4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルホニル]フェニル}エチル)-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(26mg、52%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 - 1.27 (m, 4H), 1.38 - 1.85 (m, 8H), 1.90 - 2.23 (m, 4H), 2.44 - 2.64 (m, 2H), 3.08 - 3.28 (m, 2H), 3.61 - 3.78 (m, 2H), 3.87 - 4.06 (m, 1H), 6.15 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.24 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.44 - 7.61 (m, 2H), 7.76 - 7.86 (m, 2H), 11.54 - 11.91 (brs, 1H).
MS (+) : 418 [M+H]+.
実施例2−12
6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エチル}-3-(プロパン-2-イル)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(36mg、97%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 - 1.29 (m, 7H), 1.39 - 1.88 (m, 8H), 2.02 - 2.20 (m, 2H), 3.02 (s, 3H), 3.06 - 3.23 (m, 1H), 3.89 - 4.06 (m, 1H), 6.15 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.23 (d, J=6.5Hz, 1H), 7.53 - 7.69 (m, 2H), 7.81 - 7.96 (m, 2H), 12.18 - 12.41 (brs, 1H).
MS (+) : 388 [M+H]+.
実施例2−13
6-[1-(3-クロロ-4-{[3-(ジエチルアミノ)プロピル]スルホニル}フェニル)-2-シクロペンチルエチル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(315mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.05 - 1.90 (m, 15H), 2.07 - 2.32 (m, 5H,) 2.34 - 2.56 (m, 2H), 3.02 - 3.42 (m, 6H), 3.45 - 3.64 (m, 2H), 4.34 (t, J=7.5Hz, 1H), 6.82 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.57 - 7.80 (m, 3H), 8.06 (d, J=7.9Hz, 1H), 10.87 - 11.13 (brs, 1H).
MS (+) : 493 [M+H]+.
実施例2−14
6-(1-{3-クロロ-4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルホニル]フェニル}-2-シクロペンチルエチル)-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(36mg、51%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.02 - 1.29 (m, 2H), 1.37 - 1.83 (m, 6H), 1.88 - 2.21 (m, 8H), 3.43 - 3.55 (m, 2H), 3.71 (t, J=5.9Hz, 2H), 3.96 (t, J=8.0Hz, 1H), 6.13 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.25 - 7.31 (m, 1H), 7.48 (dd, J=8.2, 1.7Hz, 1H), 7.62 (d, J=1.7Hz, 1H), 8.00 (d, J=8.1Hz, 1H).
MS (+) : 438 [M+H]+.
実施例2−15
6-{3-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]プロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(88mg、88%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.91 - 1.12 (m, 4H), 1.14 - 1.39 (m, 4H), 1.41 - 1.64 (m, 4H), 1.65 - 1.83 (m, 3H), 1.88 - 2.20 (m, 5H), 2.36 - 2.49 (m, 1H), 3.86 (t, J=7.7Hz, 1H), 6.12 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.21 - 7.32 (m, 1H), 7.46 - 7.58 (m, 2H), 7.75 - 7.84 (m, 2H), 11.74 - 11.98 (brs, 1H).
MS (+) : 400 [M+H]+.
実施例2−16
6-{2-シクロヘキシル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(750mg、55%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.85 - 1.02 (m, 2H), 1.04 - 1.20 (m, 4H), 1.48 - 1.94 (m, 7H), 2.10 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 3.81 - 3.93 (m, 1H), 6.01 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.11 - 7.24 (m, 5H), 10.30 - 10.48 (brs, 1H).
MS (+) : 342 [M+H]+.
実施例2−17
6-{2-シクロヘキシル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(105mg、87%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.82 - 1.23 (m, 6H), 1.52 - 2.06 (m, 7H), 2.13 (s, 3H), 3.02 (s, 3H), 4.00 - 4.18 (m, 1H), 6.08 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.18 - 7.31 (m, 1H), 7.49 - 7.63 (m, 2H), 7.78 - 7.90 (m, 2H), 12.13 - 12.38 (brs, 1H).
MS (+) : 374 [M+H]+.
実施例2−18
3-メチル-6-{1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(220mg、65%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.18 - 1.46 (m, 3H), 1.48 - 1.72 (m, 2H), 1.82 - 2.01 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 3.16 - 3.35 (m, 2H), 3.78 - 4.02 (m, 3H), 6.01 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.11 - 7.24 (m, 5H), 10.91 - 11.14 (brs, 1H).
MS (+) : 344 [M+H]+.
実施例2−19
3-メチル-6-{1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(410mg、78%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.25 - 1.45 (m, 3H), 1.51 - 1.75 (m, 2H), 1.91 - 2.11 (m, 2H), 2.13 (d, J=0.9Hz, 3H), 3.03 (s, 3H), 3.19 - 3.34 (m, 2H), 3.84 - 3.98 (m, 2H), 4.06 - 4.20 (m, 1H), 6.09 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.23 - 7.31 (m, 1H), 7.52 - 7.64 (m, 2H), 7.81 - 7.89 (m, 2H), 12.88 - 13.08 (brs, 1H).
MS (+) : 376 [M+H]+.
実施例2−20
3-メチル-6-{1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-(4-オキソシクロヘキシル)エチル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(22mg、12%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.33 - 1.69 (m, 3H), 1.94 - 2.42 (m, 11H), 2.47 (s, 3H), 3.81 - 4.02 (m, 1H), 5.93 - 6.09 (m, 1H), 7.15 - 7.29 (m, 5H), 10.91 - 11.23 (brs, 1H).
MS (+) : 356 [M+H]+.
実施例2−21
3-メチル-6-{1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-(4-オキソシクロヘキシル)エチル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(56mg、20%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.39 - 1.59 (m, 3H), 1.97 - 2.43 (m, 11H), 3.04 (s, 3H), 4.03 - 4.18 (m, 1H), 6.09 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.23 - 7.31 (m, 1H), 7.54 - 7.67 (m, 2H), 7.81 - 7.93 (m, 2H), 12.49 - 12.72 (brs, 1H).
MS (+) : 388 [M+H]+.
実施例2−22
3-メチル-6-{1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(1R)-3-オキソシクロペンチル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(170mg、13%(2工程))として得た。
diastereomer mixture (colorless amorphous)
MS (+) : 342 [M+H]+.
実施例2−23
3-メチル-6-{1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(1R)-3-オキソシクロペンチル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(86mg、54%)として得た。
diastereomer mixture (colorless amorphous)
MS (+) : 374 [M+H]+.
実施例2−4〜実施例2−23の構造を示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
実施例2−24 3-クロロ-6-(2-シクロペンチル-1-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)スルホニル]フェニル}エチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
表題化合物(183mg、90%)を無色アモルファスとして得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.07 - 1.28 (m, 2H), 1.42 - 1.80 (m, 7H), 2.04 (t, J=7.6 Hz, 2H), 2.26 (s, 3H), 2.45 - 2.52 (m, 4H), 2.99 - 3.09 (m, 4H), 3.93 (t, J=7.9 Hz, 1H), 6.11 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.46 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.55 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.68 (d, J=8.6 Hz, 2H).
MS (+) : 464 [M+H]+.
実施例2−25 3-クロロ-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
表題化合物(70mg、49%)を無色粉末として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.83 - 0.93 (m, 2H), 0.98 - 1.85 (m, 11H), 2.00 - 2.12 (m, 2H), 2.37 - 2.52 (m, 1H), 3.97 (t, J=7.7 Hz, 1H), 6.18 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.51 (d, J=8.2 Hz, 2H), 7.57 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.82 (d, J=8.2 Hz, 2H), 11.67 - 12.04 (brs, 1H).
MS (+) : 406 [M+H]+.
実施例3−1
トランス-6-{-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルシクロプロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−18で得られた6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルエテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(36.0mg)のジクロロメタン(2.5mL)溶液に、窒素雰囲気下、氷冷下、1.0Mジエチル亜鉛のn−ヘキサン溶液(0.6mL)を加え、続いてジヨードメタン(322mg)のジクロロメタン(1.5mL)溶液をゆっくり滴下した。室温にて12時間攪拌した後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過し、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル、クロロホルム:ヘキサン=3:2→1:0)で精製し、表題化合物を無色固体(8.2mg、22%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.80 - 1.10 (m, 2H), 1.20 - 1.80 (m, 10H), 2.09 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 5.99 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.16 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.21 (dd, J=8.4, 1.8Hz, 1H), 7.32 (d, J=1.5Hz, 1H), 9.05 - 9.35 (brs, 1H).
MS (+) : 374 [M+H]+.
実施例3−2
トランス-6-{1-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-シクロペンチルシクロプロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例3−1で得られたトランス-6-{1-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-シクロペンチルシクロプロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(20.0mg)のメタノール−テトラヒドロフラン(1:1)溶液(1.5mL)に、氷冷下、水(0.2mL)、Oxone(登録商標)(99mg)を加え、室温にて1日攪拌した。反応進行をLC/MSで確認しながらさらにOxone(登録商標)(99mg、4時間後さらに66mg)を加え、計31時間攪拌した。反応混合液に水と酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、溶媒を減圧留去した。残渣を分取用TLC(NHシリカゲル、クロロホルム)にて精製し、表題化合物を無色固体(7.7mg、41%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.80 - 0.98 (m, 2H), 1.20 - 1.50 (m, 7H), 1.50 - 1.78 (m, 3H), 2.13 (s, 3H), 3.25 (s, 3H), 6.13 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.21 (dd, J=6.9, 0.9 Hz, 1H), 7.53 (dd, J=8.1, 1.8 Hz, 1H), 7.68 (d, J=1.8 Hz, 1H), 8.04 (d, J=8.1Hz, 1H), 11.15 - 11.45 (brs, 1H).
MS (+) : 406 [M+H]+.
実施例3−3
トランス-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]シクロプロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例1−7で得られた6-{(E)-2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例3−1と同様に反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(71mg、20%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.84-1.77 (m, 12H), 2.07 (d, J=0.9 Hz, 3H), 2.49 (s, 3H), 5.96 (d, J=6.9 Hz, 1H), 7.15 (dd, J=6.9, 0.9 Hz, 1H), 7.21 (s, 4H), 8.40-8.50 (brs, 1H).
MS (+) : 340 [M+H]+.
実施例3−4
トランス-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]シクロプロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例3−3で得られたトランス-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]シクロプロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例3−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(28mg、42%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.75-1.00 (m, 1H), 1.20-1.75 (m, 11H), 2.10 (s, 3H), 3.05 (s, 3H), 6.11 (d, J=7.0 Hz, 1H), 7.20 (dd, J=8.2, 1.2 Hz, 1H), 7.62 (d, J=8.2 Hz, 2H), 7.85 (d, J=8.2 Hz, 2H), 10.40-11.00 (brs, 1H).
MS (+) : 372 [M+H]+.
実施例3−5
シス-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]シクロプロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)窒素ガス気流下、(シクロペンチルメチル)トリフェニルホスホニウムヨージド(1.73g、3.66mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に氷冷下、リチウムヘキサメチルジシラジドのテトラヒドロフラン溶液(1M、5.5mL)を加え、氷冷下、1時間撹拌した。反応液に氷冷下、参考例1−36で得られた(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノン(1.0g)のテトラヒドロフラン(2.5mL)溶液を加え、室温で16時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:ヘキサン=1:9→1:2)で精製することにより、高極性生成物として (Z)-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジン(493mg、40%)を得た。
(2)(Z)-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-2-メトキシ-3-メチルピリジン(405mg)のジクロロメタン(20mL)溶液に、窒素雰囲気下、氷冷下、1.0Mジエチル亜鉛のn−ヘキサン溶液(5.96mL)を加え、続いてジヨードメタン(3.2g)のジクロロメタン(8mL)溶液をゆっくり滴下した。室温にて4時間攪拌した後、反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機相を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:ヘキサン=1:5)で精製し、シス-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル] シクロプロピル}-2-メトキシ-3-メチルピリジン(127mg、30%)を得た。
(3)シス-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル] シクロプロピル}-2-メトキシ-3-メチルピリジン(100mg)のアセトニトリル(1.0mL)溶液に、48%臭化水素酸(1.0mL)を加え、95℃で1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル、クロロホルム:ヘキサン=1:1)で精製することにより、表題化合物を無色アモルファス状物質(91mg、94%)として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.94-1.04 (m, 1H), 1.10-1.90 (m, 11H), 1.92 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 6.11 (d, J=5.3Hz, 1H), 7.16-7.20 (brs, 4H), 7.24 (d, J=7.0Hz, 1H) ,11.20-11.40 (brs, 1H).
MS (+) : 340 [M+H]+.
実施例3−6
シス-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]シクロプロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例3−5で得られたシス-6-{2-シクロペンチル-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]シクロプロピル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例3−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(71mg、72%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.15-1.90 (m, 12H), 2.09 (s, 3H), 3.01 (s, 3H), 6.18 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.24 (dd, J=7.0, 1.2Hz, 1H), 7.45 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.80 (d, J=8.2Hz, 2H) ,10.20-10.85 (brs, 1H).
MS (+) : 372 [M+H]+.
実施例4−1
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例3−2で得られた(5R)-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-2-オン(1.07g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に−78℃、窒素ガス気流下、1Mリチウムヘキサメチルジシラジドのテトラヒドロフラン溶液(6.68mL)を加え、−78℃で30分間撹拌した。参考例1−51で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノン(500mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を加え、−78℃にて1時間撹拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:酢酸エチル=1:2)で精製し、(5R)-5-{(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを無色油状物質(50.6mg、8%)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(21mg、45%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.46 - 0.75 (m, 2H), 0.85 - 1.11 (m, 2H), 2.00 - 2.18 (m, 2H), 2.21 - 2.43 (m, 3H), 2.53 (s, 3H), 4.12 - 4.31 (m, 1H), 5.78 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.25 - 6.34 (brs, 1H), 6.43 (s, 1H), 6.83 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.23 - 7.34 (m, 2H), 11.47 - 11.66 (brs, 1H).
MS (+) : 367 [M+H]+.
実施例4−2
3-クロロ-6-{(E)-1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−24で得られた(3-クロロ-4-エトキシフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用し、(5R)-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-2-オンを使用するかわりに参考例3−12で得られた(5R)-5-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−1(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色油状物質(180mg、17%)として得た。また、(5R)-5-[2-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(E:Z=1:1)の混合物を無色油状物質(182mg)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(118mg、73%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.51 (t, J=7.0Hz, 3H), 2.19 - 2.57 (m, 4H), 4.09 - 4.30 (m, 3H), 5.78 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.50 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.94 - 7.01 (m, 1H), 7.05 - 7.14 (m, 2H), 7.22 (d, J=2.2Hz, 1H), 7.48 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.84 - 13.14 (brs, 1H).
MS (+) : 393 [M+H]+.
実施例4−3
3-クロロ-6-{1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例4−2(1)で得られた(5R)-5-[2-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(E:Z=1:1)の混合物を使用する以外は実質的に実施例2−3と同様に反応を実施して、(5R)-5-[2-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エチル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(73mg、91%)として得た。
(2)(5R)-5-[2-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エチル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(43mg、61%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.46 (t, J=7.0Hz, 3H), 1.71 - 1.92 (m, 2H), 2.09 - 2.49 (m, 4H), 3.46 - 3.69 (m, 1H), 3.89 - 4.15 (m, 3H), 6.00 - 6.05 (m, 1H), 6.85 - 6.91 (m, 1H), 7.13 - 7.25 (m, 1H), 7.29 - 7.35 (m, 1H), 7.50 - 7.51 (m, 1H).
MS (+) : 395 [M+H]+.
実施例4−1又は実施例4−2と実質的に同様の反応を実施して、実施例4−4〜実施例4−38を合成した。
実施例4−4
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(78mg、21%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.67 (m, 2H), 0.92 - 1.03 (m, 2H), 1.98 - 2.19 (m, 2H), 2.19 - 2.47 (m, 3H), 2.40 (s, 3H), 4.08 - 4.22 (m, 1H), 5.79 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 6.40 (d, J=9.1Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.05 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.22 (d, J=7.7Hz, 2H), 11.28 - 11.48 (brs, 1H).
MS (+) : 335 [M+H]+.
実施例4−5
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(30mg、12%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.50-0.70 (m, 2H), 0.80-1.05 (m, 2H), 1.29 (t, J=7.8Hz, 3H), 1.95-2.19 (m, 2H), 2.19-2.43 (m, 3H), 2.70 (q, J=7.8Hz, 2H), 4.08-4.25 (m, 1H), 5.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 5.95 (s, 1H), 6.31 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.06 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.25 (d, J=8.3Hz, 2H), 10.50 - 10.73 (brs, 1H).
MS (+) : 349 [M+H]+.
実施例4−6
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(44mg、16%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.55-0.70 (m, 2H), 0.91-1.06 (m, 2H), 1.45 (t, J=7.0Hz, 3H), 1.97-2.20 (m, 2H), 2.22-2.46 (m, 3H), 4.07 (q, J=7.0Hz, 2H), 4.21 (dd, J=16.0, 7.0Hz, 1H), 5.86 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.08 (s, 1H), 6.29 (d, J=9.1Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.92 (d, J=9.1Hz, 2H), 7.06 (d, J=9.1Hz, 2H), 10.73 - 10.92 (brs, 1H).
MS (+) : 365 [M+H]+.
実施例4−7
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(3-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(46mg、18%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.54 - 0.63 (m, 2H), 0.90 - 1.05 (m, 2H), 1.43 (t, J=6.9Hz, 3H), 1.92 - 2.17 (m, 2H), 2.20 - 2.48 (m, 3H), 3.95 - 4.28 (m, 3H), 5.67 - 5.79 (m, 1H), 5.94 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.25 (d, J=9.3Hz, 1H), 6.60 - 6.68 (m, 1H), 6.71 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.94 (dd, J=8.1, 2.1Hz, 1H).
MS (+) : 365 [M+H]+.
実施例4−8
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-(3-ヒドロキシプロポキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(17mg、9%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.58 - 0.64 (m, 2H), 0.94 - 1.00 (m, 2H), 2.00 - 2.16 (m, 5H), 2.21 - 2.41 (m, 3H), 3.86 (t, J=5.7Hz, 2H), 4.08 - 4.22 (m, 3H), 5.87 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.12 - 6.18 (brs, 1H), 6.33 (d, J=8.9Hz, 1H), 6.65 - 6.75 (m, 2H), 6.83 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.86 - 6.95 (m, 1H), 7.32 (t, J=8.0Hz, 1H), 10.63 - 11.02 (brs, 1H).
MS (+) : 395 [M+H]+.
実施例4−9
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-(4-ヒドロキシブトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(16mg、6%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.45 - 0.70 (m, 2H), 0.85 - 1.05 (m, 2H), 1.62 - 2.45 (m, 10H), 3.71 (t, J=6.3Hz, 2H), 3.92 - 4.08 (m, 2H), 4.10 - 4.23 (m, 1H), 5.75 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.50 (d, J=8.9Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.73 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.80 (d, J=7.4Hz, 2H), 6.91 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.30 (t, J=7.9Hz, 1H).
MS (+) : 409 [M+H]+.
実施例4−10
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(17mg、12%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.68 (m, 2H), 0.90 - 1.05 (m, 2H), 1.51 (t, J=6.9Hz, 3H), 2.00 - 2.20 (m, 2H), 2.20 - 2.45 (m, 3H), 4.10 - 4.23 (m, 3H), 5.75 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.44 (d, J=8.7Hz, 1H), 6.54 (s, 1H), 6.84 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.94 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.01 (dd, J=8.1, 2.1Hz, 1H), 7.16 (d, J=2.1Hz, 1H), 11.70 - 11.90 (brs, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
実施例4−11
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(4-ヒドロキシブトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(22mg、9%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.50-0.75 (m, 2H), 0.92-1.07 (m, 2H), 1.75-1.90 (m, 2H), 1.90-2.20 (m, 4H), 2.20-2.48 (m, 3H), 3.77 (t, J=6.1 Hz, 2H), 4.04-4.23 (m, 3H), 5.77 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.36-6.50 (m, 2H), 6.85 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.90-7.07 (m, 2H), 7.17 (s, 1H), 11.50-11.80 (brs, 1H).
MS (+) : 443 [M+H]+.
実施例4−12
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(54mg、3%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.57 - 0.68 (m, 2H), 0.70 - 0.78 (m, 2H), 0.92 - 1.04 (m, 2H), 1.10 - 1.21 (m, 2H), 1.92 - 2.20 (m, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.28 - 2.50 (m, 3H), 4.20 - 4.27 (m, 1H), 5.93 (d, J=7.3Hz, 1H), 5.98 (s, 1H), 6.26 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.82 - 6.92 (m, 2H), 6.97 (dd, J=7.9, 2.0Hz, 1H), 7.57 (d, J=8.3Hz, 1H), 10.27 - 10.64 (brs, 1H).
MS (+) : 407 [M+H]+.
実施例4−13
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(156mg、32%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.70 - 0.82 (m, 2H), 1.10 - 1.29 (m, 2H), 2.06 - 2.20 (m, 1H), 2.20 - 2.60 (m, 4H), 4.12 - 4.30 (m, 1H), 5.81(d, J=7.9Hz, 1H), 6.53 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.94 (s, 1H), 7.12 (dd, J=8.3, 1.7Hz, 1H), 7.17 (d, J= 1.7Hz, 1H), 7.50 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.63 (d, J=8.3Hz, 1H), 12.93 - 13.01 (brs, 1H).
MS (+) : 421 [M+H]+.
実施例4−14
3-クロロ-6-{(E)-1-(4-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(64mg、15%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.29 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.65 - 1.95 (brs, 1H), 2.18 - 2.58 (m, 4H), 2.70 (q, J=7.5Hz, 2H), 4.13 - 4.35 (m, 1H), 5.78 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.50 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.12 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.26 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.46 (d, J=7.5Hz, 1H).
MS (+) : 343 [M+H]+.
実施例4−15
3-クロロ-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(21mg、5%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.29 (s, 3H), 1.31 (s, 3H), 2.07 - 2.50 (m, 4H), 2.90 - 3.02 (m, 1H), 4.17- 4.28 (m, 1H), 5.93 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.04 - 6.15 (m, 1H), 6.38 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.09 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.29 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.50 (d, J=7.5Hz, 1H), 11.50 - 11.84 (brs, 1H).
実施例4−16
3-クロロ-6-[(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-(4-プロピルフェニル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(21mg、7%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.99 (t, J=7.4Hz, 3H), 1.69 (qt, J=7.5, 7.5Hz, 2H), 2.12-2.51 (m, 4H) 2.64 (t, J=7.6Hz, 2H), 4.15-4.27 (m, 1H), 5.89 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.23 (s, 1H), 6.41 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.08 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.21-7.27 (m, 2H), 7.50 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.03-12.12 (brs, 1H).
MS (+) : 357 [M+H]+.
実施例4−17
6-{(E)-1-(4-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(51mg、15%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.96 (t, J=7.4Hz, 3H), 1.40 (qt, J=7.5, 7.5Hz, 2H), 1.57-1.70 (m, 2H), 2.16-2.52 (m, 4H), 2.66 (t, J=7.8Hz, 2H), 4.16-4.26 (m, 1H), 5.82 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.46 (d, J = 9.4Hz, 1H), 6.63 (s, 1H), 7.09 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.24 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.48 (d, J= 7.8Hz, 1H), 12.60-12.67 (brs, 1H).
MS (+) : 371 [M+H]+.
実施例4−18
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(52mg、14%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.38 (s, 9H), 2.10 - 2.25 (m, 1H), 2.30 - 2.55 (m, 3H), 4.15 - 4.35 (m, 1H), 5.97 (d, J=7.7Hz, 1H), 6.01 - 6.15 (brs, 1H), 6.37 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.10 (dd, J=6.6, 1.5Hz, 2H), 7.46 (d, J=6.6Hz, 2H), 7.52 (d, J=7.4Hz, 1H), 11.30 - 11.70 (brs, 1H).
MS (+) : 371 [M+H]+.
実施例4−19
3-クロロ-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(125mg、37%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.20-2.42 (m, 4H), 4.08-4.17 (m, 1H), 5.66 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.65 (d, J=9.4Hz, 1H), 7.41 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.47 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.68-7.75 (m, 3H), 13.19-13.30 (brs, 1H).
MS (+) : 383 [M+H]+.
実施例4−20
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(3-メチルブトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(27mg、21%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.99 (s, 3H), 1.01 (s, 3H), 1.78 (td, J=6.6Hz, 6.6Hz, 2H), 1.84 - 1.97 (m, 1H), 2.12 - 2.55 (m, 4H), 4.08 (t, J=6.3Hz, 2H), 4.17 - 4.22 (m, 1H), 5.85 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.43 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.40 - 6.52 (m, 1H), 6.97 (d, J=8.7Hz, 1H), 7.05 (dd, J=8.6, 2.0Hz, 1H), 7.19 (d, J=2.1Hz, 1H), 7.51 (d, J=7.5Hz, 1H), 12.30 - 12.74 (brs, 1H).
MS (+) : 435 [M+H]+.
実施例4−21
3-クロロ-6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[(4-メチルペンチル)オキシ]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(21mg、7%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.95 (d, J=6.5Hz, 6H), 1.31-1.71 (m, 3H), 1.80-1.98 (m, 2H), 2.10-2.53 (m, 4H), 4.06 (t, J=6.5Hz, 2H), 4.22 (dd, J=16.0, 7.8Hz, 1H), 5.87 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.28 (s, 1H), 6.41 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.96 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.03 (dd, J=8.2, 2.0Hz, 1H), 7.19 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.51 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.15 - 12.30 (brs, 1H).
MS (+) : 449 [M+H]+.
実施例4−22
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(2-メチルプロポキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(5mg、5%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.09 (d, J=7.0Hz, 6H), 2.09-2.52 (m, 5H), 3.83 (d, J=6.1Hz, 2H), 4.22 (dd, J=16.0, 7.0Hz, 1H), 5.81 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.47 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.77 (s, 1H), 6.95 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.06 (dd, J=8.6, 2.0Hz, 1H), 7.20 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.50 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.70 - 12.92 (brs, 1H).
MS (+) : 421 [M+H]+.
実施例4−23
3-クロロ-6-{(E)-1-(3,4-ジメチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(56mg、12%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.14-2.27 (m, 2H), 2.29 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.33-2.52 (m, 2H), 4.15-4.25 (m, 1H), 5.86 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.44 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.47 (s, 1H), 6.87-6.95 (m, 2H), 7.19 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.48 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.35-12.45 (brs, 1H).
MS (+) : 343 [M+H]+.
実施例4−24
3-クロロ-6-{(E)-1-(3-クロロ-4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(40mg、10%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.16-2.40 (m, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.45-2.54 (m, 1H), 4.11-4.22 (m, 1H), 5.78 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.54 (d, J=9.4Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 7.01 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.30 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.48 (d, J=7.4Hz, 1H), 12.88-12.98 (brs, 1H).
MS (+) : 363 [M+H]+.
実施例4−25
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(41mg、18%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.20 - 2.50 (m, 4H), 2.57 (s, 3H), 4.05 - 4.35 (brs, 1H), 5.73 (d, J=6.6Hz, 1H), 6.40 - 6.85 (m, 2H), 7.35 - 7.45 (m, 3H), 7.46 - 7.60 (m, 1H), 12.50 - 13.40 (brs, 1H).
MS (+) : 397 [M+H]+.
実施例4−26
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(4-ヒドロキシブチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(15mg、4%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.40 - 1.90 (m, 5H), 2.10 - 2.58 (m, 4H), 2.69 (t, J=7.4Hz, 2H), 3.69 (t, J=6.1Hz, 2H), 4.10 - 4.28 (m, 1H), 5.78 (d, J=7.7Hz, 1H), 6.48 (d, J=8.9Hz, 1H), 6.80 - 6.95 (brs, 1H), 7.10 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.24 (d, J=7.1Hz, 2H), 7.46 (d, J=7.7Hz, 1H), 12.60 - 13.00 (brs, 1H).
MS (+) : 387 [M+H]+.
実施例4−27
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(エチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(315mg(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.43 (t, J=7.4Hz, 3H), 2.17 - 2.57 (m, 4H), 3.02 (q, J=7.4Hz, 2H), 4.10 - 4.33 (m, 1H), 5.79 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.53 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.92 - 7.04 (brs, 1H), 7.10 (dd, J=8.1, 2.0Hz, 1H), 7.21 (d, J=1.9Hz, 1H), 7.29 (d, J=8.1Hz, 1H), 7.50 (d, J=7.6Hz, 1H), 12.92 - 13.10 (brs, 1H).
MS (+) : 431 [M+Na]+.
実施例4−28
3-クロロ-6-{(E)-1-{4-[2-(2-メチルプロポキシ)エチル]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(24mg、9%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.89 (d, J=6.5Hz, 6H), 1.79-1.93 (m, 1H), 2.11-2.54 (m, 4H), 2.93 (t, J=6.8Hz, 2H), 3.22 (d, J=6.5Hz, 2H), 3.67 (t, J=7.0Hz, 2H), 4.20 (dd, J=16.0, 7.8Hz, 1H), 5.79 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.48 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.55-6.72 (brs, 1H), 7.11 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.30 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.47 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.55 - 12.78 (brs, 1H).
MS (+) : 415 [M+H]+.
実施例4−29
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(2-メチルプロピル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(56mg、20%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.94 (s, 3H), 0.96 (s, 3H), 1.84-1.98 (m, 1H), 2.12-2.47 (m, 4H), 2.52 (d, J=7.2Hz, 2H), 4.16-4.26 (m, 1H), 5.86 (d, J=8.1Hz, 1H), 6.32 (s, 1H), 6.43 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.21 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.49 (d, J= 7.5Hz, 1H), 12.17-12.37 (brs, 1H).
MS (+) : 371 [M+H]+.
実施例4−30
3-クロロ-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(57mg、19%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.22-2.60 (m, 4H), 4.10-4.21 (m, 1H), 5.71 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.56 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.25-7.40 (m, 4H), 7.47 (d, J=7.5Hz, 1H), 12.95-13.20 (brs, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
実施例4−31
3-クロロ-6-{(E)-1-(2,4-ジメチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(6.9mg、2%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.00 - 2.55 (m, 10H) 3.92 - 4.10 (m, 1H) 5.64 - 5.78 (m, 0.5H) 5.80 - 5.92 (m, 1.5H) 6.45 - 6.65 (m, 1H) 6.95 - 7.00 (m, 1H) 7.02 - 7.15 (m, 2H) 7.47 (d, J=7.7 Hz, 1H).
MS (+) : 343 [M+H]+.
実施例4−32
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(71mg、22%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.42 (s, 3H) 1.44 (s, 3H) 2.05 - 2.60 (m, 4H) 4.10 - 4.30 (m, 1H) 4.55 - 4.75 (m, 1H) 5.87 (d, J=7.7 Hz, 1H) 6.25 - 6.36 (brs, 1H) 6.41 (d, J=8.6 Hz, 1H) 6.95 - 7.05 (m, 2H) 7.18 (s, 1H) 7.51 (d, J=7.7 Hz, 1H) 12.20 - 12.45 (brs, 1H).
MS (+) : 407 [M+H]+.
実施例4−33
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロペンチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(71mg(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.59 - 1.89 (m, 6H), 2.04 - 2.59 (m, 6H), 3.51 - 3.79 (m, 1H), 4.14 - 4.31 (m, 1H), 5.83 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.46 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.60 - 6.75 (brs, 1H), 7.09 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.49 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.53 - 12.78 (brs, 1H).
MS (+) : 415 [M+H]+.
実施例4−34
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(94mg、16%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.70 - 0.78 (m, 2H), 1.12 - 1.21 (m, 2H), 2.08 - 2.52 (m, 5H), 2.26 (s, 3H), 4.20 - 4.32 (m, 1H), 5.90 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.30 - 6.50 (m, 2H), 6.92 (s, 1H), 7.00 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.51 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.58 (d, J=8.3Hz, 1H), 12.10 - 12.36 (brs, 1H).
MS (+) : 401 [M+H]+.
実施例4−35
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(メチルスルファニル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(108mg、15%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.21-2.53 (m, 4H), 2.58 (s, 3H), 4.17 (dd, J=16.0, 7.4Hz, 1H), 5.70-5.78 (m, 1H), 6.51-6.63 (m, 1H), 6.95 (s, 1H), 7.30-7.52 (m, 4H), 13.01 - 13.28 (brs, 1H).
MS (+) : 429 [M+H]+.
実施例4−36
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を淡褐色粉末(3.2mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.65 - 0.75 (m, 2H), 1.05 - 1.16 (m, 2H), 2.14 - 2.54 (m, 5H), 4.15 - 4.27 (m, 1H), 5.82 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.54 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.95 (dt, J=7.4, 1.4Hz, 1H), 7.15 (t, J=1.6Hz, 1H), 7.31 - 7.53 (m, 4H).
MS (+) : 409 [M+Na]+.
実施例4−37
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を淡褐色粉末(55mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.60 - 0.83 (m, 2H), 1.01 - 1.21 (m, 2H), 2.01 - 2.58 (m, 5H), 4.10 - 4.38 (m, 1H), 5.85 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.46 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.60 - 6.73 (brs, 1H), 7.11 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.43 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.49 (d, J=7.6Hz, 1H), 12.47 - 12.79 (m, 1H).
MS (+) : 409 [M+Na]+.
実施例4−38
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(4-ヒドロキシブトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(64mg、18%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.76 - 1.88 (m, 2H), 1.94 - 2.04 (m, 2H), 2.10 - 2.56 (m, 4H), 3.78 (t, J=6.2 Hz, 2H), 4.14 (t, J=6.0 Hz, 2H), 4.16 - 4.28 (m, 1H), 5.84 (d, J=7.5 Hz, 1H), 6.44 (d, J=9.0 Hz, 1H), 6.39 - 6.52 (brs, 1H), 6.97 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.05 (dd, J=8.6, 2.0Hz, 1H), 7.20 (d, J=2.1 Hz, 1H), 7.51 (d, J=7.5 Hz, 1H), 12.34 - 12.64 (brs, 1H).
MS (+) : 437 [M+H]+.
実施例4−4〜実施例4−38の構造を示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
実施例4−39
6-{(E)-2-[(3R)-1-アセチルピロリジン-3-イル]-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例3−10で得られた1-[(3S)-3-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-1-イル]エタノンを使用する以外は実質的に実施例4−1と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色アモルファス状物質(52mg)として得た。
MS (+) : 417 [M+Na]+.
実施例4−40
6-[(E)-2-[(3R)-1-アセチルピロリジン-3-イル]-1-(4-エチルフェニル)エテニル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−9で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-エチルフェニル)メタノンを使用し、1-[(3S)-3-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-1-イル]エタノンを使用するかわりに参考例3−17で得られた1-{(3S)-3-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-1-イル}エタノンを使用する以外は実質的に実施例4−39と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(24mg、9%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.18 - 1.34 (m, 3H), 1.94 - 2.34 (m, 6H), 2.58 - 3.03 (m, 3H), 3,21 - 3.43 (m, 1H), 3.55 (d, J=8.7Hz, 1H), 3.60 - 3.80 (m, 1H), 5.73 (dd, J=7.8, 2.7Hz, 1H), 6.69 (dd, J=14.6, 9.5Hz, 1H), 7.06 - 7.14 (m, 2H), 7.21 - 7.31 (m, 2H), 7.45 (dd, J=7.7, 1.7Hz, 1H), 12.41 - 13.19 (brs, 1H).
MS (+) : 371 [M+H]+.
実施例4−41
6-[(E)-2-[(3R)-1-アセチルピロリジン-3-イル]-1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)エテニル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−24で得られた(3-クロロ-4-エトキシフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−40と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(24mg、6%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 - 1.60 (m, 3H) 2.03 (s, 3H), 2.08 - 2.20 (m, 1H), 2.75 - 3.05 (m, 1H), 3.25 - 3.47 (m, 2H), 3.50 - 3.80 (m, 3H), 4.10 - 4.20 (m, 2H), 5.75 - 5.85 (m, 1H), 6.43 - 6.63 (m, 1H), 6.82 - 7.05 (m, 2H), 7.19 (dd, J = 3.6, 2.1Hz, 1H), 7.47 (d, J = 7.1Hz, 1H).
MS (+) : 421 [M+H]+.
実施例4−42
6-{(E)-2-(1-アセチルピペリジン-4-イル)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例3−9で得られた1-(4-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピペリジン-1-イル)エタノンを使用する以外は実質的に実施例4−1と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(52mg、3.5%(2工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.64 (m, 2H), 0.87 - 0.97 (m, 2H), 1.35 - 1.54 (m, 1H), 1.66 - 1.74 (m, 2H), 2.06 (s, 3H), 2.07 - 2.14 (m, 2H), 2.23 - 2.38 (m, 1H), 2.38 - 2.51 (m, 1H), 2.54 (s, 3H), 2.87 - 3.00 (m, 1H), 3.76 (d, J=12.4Hz, 1H), 4.56 (d, J=13.8Hz, 1H), 5.72 - 5.80 (m, 1H), 6.15 - 6.25 (m, 1H), 6.79 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.28 (d, J=8.5Hz, 2H), 10.11 - 10.45 (brs, 1H).
MS (+) : 409 [M+H]+.
実施例4−43
6-{(E)-2-(1-アセチルピペリジン-4-イル)-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−42で得られた6-{(E)-2-(1-アセチルピペリジン-4-イル)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(20mg、31%)として得た。
1H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.53 - 0.61 (m, 2H), 0.77 - 0.87 (m, 2H), 1.18 - 1.46 (m, 2H), 1.48 - 1.64 (m, 2H), 1.90 - 1.95 (m, 1H), 1.97 (s, 3H), 2.06 - 2.20 (m, 1H), 2.85 - 3.01 (m, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.29 - 3.30 (m, 1H), 3.73 (d, J=13.5Hz, 1H), 4.20 (d, J=13.2Hz, 1H), 5.27 - 5.45 (m, 1H), 6.44 (d, J=10.1Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.46 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.97 (d, J=8.4Hz, 2H), 11.31 - 11.55 (brs, 1H).
MS (+) : 463 [M+Na]+.
実施例4−44
6-{(E)-2-(1-アセチルアゼチジン-3-イル)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例3−11で得られた1-(3-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}アゼチジン-1-イル)エタノンを使用する以外は実質的に実施例4−1と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(7.3mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.69 (m, 2H), 0.91 - 1.03 (m, 2H), 1.82 (s, 3H), 2.01 - 2.19 (m, 1H), 2.53 (s, 3H), 3.27 - 3.43 (m, 1H), 3.87 - 3.99 (m, 1H), 4.01 - 4.26 (m, 3H), 5.78 - 5.89 (m, 1H), 6.63 - 6.78 (m, 1H), 6.82 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.99 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.27 (d, J=8.4Hz, 2H).
MS (+) : 381 [M+H]+.
実施例4−45
3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-1-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例3−3で得られた(5R)-1-メチル-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−1と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(9.5mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.66 (m, 2H), 0.88 - 1.06 (m, 2H), 1.85 - 2.49 (m, 5H), 2.53 (s, 3H), 2.75 (s, 3H), 3.93 - 4.09 (m, 1H), 5.79 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.45 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.79 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.25 - 7.43 (m, 2H), 10.98 - 11.32 (brs, 1H).
MS (+) : 381 [M+H]+.
実施例4−46
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(3R)-1-プロパノイルピロリジン-3-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−2で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メタノン(406mg)を使用し、参考例3−16で得られたtert-ブチル (3S)-3-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-1-カルボキシラートを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(3R)-3-{2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(EZ混合物)を粗生成物(630mg)として得た。
(2)(3R)-3-{2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(EZ混合物)(296mg)のジクロロメタン(3mL)溶液に、氷冷下、トリフルオロ酢酸(1.5mL)を添加し、3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮して、3-クロロ-6-{1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(3R)-ピロリジン-3-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン(EZ混合物)を粗生成物(235mg)として得た。
(3)3-クロロ-6-{1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(3R)-ピロリジン-3-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン(EZ混合物)(235mg)、トリエチルアミン(83μL)のテトラヒドロフラン(6mL)溶液に、氷冷下、塩化プロピオニル(58μL)を添加し、室温にて4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:5)で精製し、1-[(3R)-3-{2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-1-イル]プロパン-1-オン(EZ混合物)を粗生成物(363mg)として得た。
(4)1-[(3R)-3-{2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-1-イル]プロパン-1-オン(EZ混合物)(303mg)を使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、1-[(3R)-3-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-1-イル]プロパン-1-オンを無色固体(215mg、66%)として得た。また1-[(3R)-3-{2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-1-イル]プロパン-1-オン(EZ混合物)を無色アモルファス状物質(49mg、15%)として得た。
(5)1-[(3R)-3-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-1-イル]プロパン-1-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(47mg、84%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.06 - 1.16 (m, 5H), 1.38 - 1.47 (m, 2H), 1.60 - 2.38 (m, 2H), 2.25 (q, J=7.8Hz, 2H), 2.50 - 2.60 (m, 1H), 2.60 - 2.91 (m, 1H), 3.20 - 3.88 (m, 4H), 5.59 - 5.65 (m, 1H), 6.83 (t, J=10.5Hz, 1H), 7.42 (dd, J=8.3, 2.3Hz, 2H), 7.48 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.95 - 8.03 (m, 2H), 12.8 - 13.3 (brs, 1H).
MS (+) : 461 [M+H]+.
MS (-) : 459 [M-H]-.
実施例4−47
6-[(E)-2-[(2R)-1-アセチルピロリジン-2-イル]-1-(4-エチルフェニル)エテニル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−9で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-エチルフェニル)メタノンを使用し、(5R)-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-2-オンを使用するかわりに参考例3−18で得られた(2R)-2-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は実質的に実施例4−1と同様に反応を実施して、3-クロロ-6-{1-(4-エチルフェニル)-2-[(2R)-ピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン(E:Z=1:3混合物)を黄色固体(230mg、73%(2工程))として得た。
(2)3-クロロ-6-{1-(4-エチルフェニル)-2-[(2R)-ピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン(E:Z=1:3混合物)(32.9mg)の塩化メチレン(1mL)溶液に、室温でトリエチルアミン(15.3μL)を加え、氷冷下、塩化アセチル(7.8μL)を添加し、氷冷下30分間攪拌した。氷冷下、トリエチルアミン(15.3μL)、塩化アセチル(7.8μL)を添加し、氷冷下、さらに30分間攪拌した。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層をケイソウ土ろ過後、減圧下溶媒を濃縮し、得られた残渣にアセトニトリル(329μL)、48%臭化水素酸(329μL)を加え、50℃で1時間攪拌した。別途、3-クロロ-6-{1-(4-エチルフェニル)-2-[(2R)-ピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン(E:Z=1:3混合物)(190mg)の塩化メチレン(2mL)溶液に、氷冷下、トリエチルアミン(121μL)、塩化アセチル(61.6μL)を添加し、氷冷下で30分間攪拌した。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、有機層をケイソウ土ろ過後、減圧下溶媒を濃縮し、得られた残渣にアセトニトリル(1.9mL)、48%臭化水素酸(1.9mL)を加え、室温で30分間攪拌した。反応液にそれぞれ室温で飽和重曹水を加え中和し、一緒にして酢酸エチルで抽出した。有機層をケイソウ土ろ過後、減圧下溶媒を濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→酢酸エチル:メタノール=4:1)で精製し、黄色油状物質を得た。これにアセトニトリルを加えることにより粉末化させ、ろ過操作により表題化合物を無色固体(49mg、23%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.20-1.40 (m, 3H), 1.76-2.32 (m, 7H), 2.60-2.80 (m, 2H), 3.38-3.74 (m, 2H), 4.16-4.29 (m, 0.45H), 4.39-4.52 (m, 0.55H), 5.88 (d, J=7.8 Hz, 0.55H), 6.02 (d, J=7.8Hz, 0.45H), 6.21-6.35 (m, 0.55H), 6.35-6.49 (m, 0.45H), 7.07 (d, J=7.8Hz, 0.9H), 7.22-7.30 (m, 3.1H), 7.42 (d, J=7.5Hz, 0.55H), 7.49 (d, J=7.5 Hz, 0.45H), 10.38 - 10.55 (brs, 1H).
MS (+) : 371 [M+H]+.
実施例4−48
3-クロロ-6-{(E)-1-(4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例3−12で得られた(5R)-5-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-2-オン(5.01g)のテトラヒドロフラン(150mL)溶液に−78℃、窒素ガス気流下、1Mリチウムヘキサメチルジシラジドのテトラヒドロフラン溶液(35mL)を加え、−78℃で40分間撹拌した。参考例1−28で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン(3.2g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を加え、−78℃にて2時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:酢酸エチル=7:3→3:7)で精製し、(5R)-5-[(E)-2-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色油状物質(688mg、17%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用し、ヨウ化メチルを使用するかわりにヨウ化エチルを使用する以外は実質的に実施例1−16(2)〜(3)及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色粉末(62mg、43%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.45 (t, J=7.0 Hz, 3H), 2.11 - 2.54 (m, 4H), 4.00 - 4.13 (m, 2H), 4.17 - 4.33 (m, 1H), 5.83 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.42 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.64 - 6.81 (brs, 1H), 6.87 - 6.99 (m, 2H), 7.05 - 7.15 (m, 2H), 7.48 (d, J=7.6Hz, 1H), 12.56 - 12.78 (brs, 1H).
MS (+) : 359 [M+H]+.
実施例4−49
3-クロロ-6-{(E)-1-(4-エトキシ-3-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−26で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-フルオロフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−48(1)(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(22mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.50 (t, J=7.0Hz, 3H), 2.11 - 2.53 (m, 4H), 4.18 - 4.30 (m, 3H), 5.86 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.29 - 6.37 (brs, 1H), 6.42 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.86 - 7.07 (m, 3H), 7.51 (d, J=7.6Hz, 1H).
MS (+) : 377 [M+H]+.
実施例4−50
3-クロロ-6-{(E)-1-(4-エトキシ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−25で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-メチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−48(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-メチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(1.41g、24%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-メチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−16(2)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(610mg、94%)として得た。
(3)(5R)-5-[(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用し、ヨウ化メチルを使用するかわりにヨウ化エチルを使用する以外は実質的に実施例1−16(3)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-エトキシ-3-メチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを淡青色アモルファス状物質(356mg、95%)として得た。
(4)(5R)-5-[(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-エトキシ-3-メチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(140mg、40%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.46 (t, J=7.0Hz, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.26 - 2.55 (m, 4H), 4.08 (q, J=7.0Hz, 2H), 4.19 - 4.30 (m, 1H), 5.87 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.39 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.61 (s, 1H), 6.84 (d, J=8.1Hz, 1H), 6.91 - 7.00 (m, 2H), 7.48 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.38 - 12.57 (brs, 1H).
MS (+) : 373 [M+H]+.
実施例4−51
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-エトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−27で得られた[4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル](5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−48(1)(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(45mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.49 (t, J=7.0Hz, 3H), 2.19 - 2.54 (m, 4H), 4.12 - 4.23 (m, 3H), 5.77 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.50 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 7.06 (d, J=8.7Hz, 1H), 7.30 - 7.36 (m, 1H), 7.39 (d, J=2.2Hz, 1H), 7.51 (d, J=7.6Hz, 1H), 12.83 - 12.92 (brs, 1H).
MS (+) : 427 [M+H]+.
実施例4−52
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(3-ヒドロキシプロポキシ)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例4−50(2)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(610mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に炭酸カリウム(470mg)及び(3−ブロモプロポキシ)−tert−ブチルジメチルシラン(600μL)を順次加え、室温で15時間、65℃で3時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行なった。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:4→2:8)で精製し、(5R)-5-[(E)-2-[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)-3-メチルフェニル]-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(879mg、97%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)-3-メチルフェニル]-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(34mg、23%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.04 - 2.19 (m, 2H), 2.24 (s, 3H), 2.28 - 2.54 (m, 4H), 3.82 - 3.99 (m, 2H), 4.07 - 4.34 (m, 3H), 5.90 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.23 - 6.46 (m, 2H), 6.72 - 7.08 (m, 3H), 7.50 (d, J=7.6Hz, 1H), 11.89 - 12.21 (br, 1H).
MS (+): 403 [M+H]+.
実施例4−53
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−1で得られた3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(メチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(27mg、42%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.49 - 0.72 (m, 2H), 0.88 - 1.10 (m, 2H), 1.97 - 2.19 (m, 2H), 2.22 - 2.48 (m, 3H), 3.14 (s, 3H), 3.95 - 4.21 (m, 1H), 5.67 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.38 - 6.51 (brs, 1H), 6.56 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.36 - 7.49 (m, 2H), 7.93 - 8.13 (m, 2H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
実施例4−54
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−12で得られた3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(11mg、26%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.92 - 1.05 (m, 2H), 1.05 - 1.18 (m, 2H), 1.35 - 1.45 (m, 2H), 2.00 - 2.20 (m, 2H), 2.20 - 2.50 (m, 3H), 2.60 - 2.70 (m, 1H), 2.78 (s, 3H), 4.03 - 4.18 (m, 1H), 5.66 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.57 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.95 (s, 1H), 7.15 - 7.25 (m, 2H), 7.99 (d, J=8.7Hz, 1H), 11.80 - 12.30 (brs, 1H).
MS (+) : 439 [M+H]+.
実施例4−55
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4-34で得られた3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(27mg、42%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.05 - 1.18 (m, 2H), 1.34 - 1.45 (m, 2H), 2.20 - 2.45 (m, 3H), 2.45 - 2.60 (m, 1H), 2.60 - 2.73 (m, 1H), 2.80 (s, 3H), 4.08 - 4.19 (m, 1H), 5.69 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.64 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.26-7.29 (m, 2H), 7.48 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 8.01 (d, J=8.3Hz, 1H), 13.12 - 13.28 (brs, 1H).
MS (+) : 433 [M+H]+.
実施例4−56
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(メチルスルホニル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4-35で得られた3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(メチルスルファニル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(20mg、29%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.98-2.49 (m, 4H), 3.24 (s, 3H), 3.88-4.04 (m, 1H), 5.49-5.60 (m, 1H), 6.49-6.61 (m, 1H), 6.99-7.10 (m, 1H), 7.41-7.46 (m, 1H), 7.65-7.78 (m, 2H), 8.28-8.39 (m, 1H), 12.02 - 12.28 (brs, 1H).
MS (+) : 461 [M+H]+.
実施例4−57
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−37で得られた3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を淡褐色粉末(31mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.99 - 1.25 (m, 2H), 1.36 - 1.48 (m, 2H), 2.16 - 2.43 (m, 3H), 2.46 - 2.63 (m, 2H), 3.98 - 4.27 (m, 1H), 5.67 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.66 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.39 - 7.54 (m, 3H), 7.59 - 7.75 (brs, 1H), 8.00 (d, J=8.5Hz, 2H), 13.00 - 13.33 (brs, 1H).
MS (+) : 441 [M+Na]+.
実施例4−58
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(エチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−27で得られた3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(エチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(54mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.30 - 1.46 (m, 3H), 2.22 - 2.61 (m, 4H), 3.38 - 3.58 (m, 2H), 4.01 - 4.20 (m, 1H), 5.67 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.68 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.42 (dd, J=8.1, 1.7Hz, 1H), 7.47 - 7.56 (m, 2H), 7.57 - 7.66 (brs, 1H), 8.23 (d, J=8.1Hz, 1H), 13.08 - 13.37 (brs, 1H).
MS (+) : 463 [M+Na]+.
実施例4−59
3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−13で得られた3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(33mg、32%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.10 - 1.20 (m, 2H), 1.37 - 1.50 (m, 2H), 2.21 - 2.48 (m, 3H), 2.48 - 2.64 (m, 1H), 3.00 - 3.19 (m, 1H), 4.06 - 4.21 (m, 1H), 5.70 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.67 (d, J=8.9Hz, 1H), 7.37 (dd, J=7.9, 1.3Hz, 1H), 7.48 (d, J= 1.3Hz, 1H), 7.52 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.12 (d, J=7.9Hz, 1H), 12.97 - 13.33 (brs, 1H).
MS (+) : 453 [M+H]+.
実施例4−60
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロペンチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−33で得られた3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロペンチルスルファニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(13mg)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.58 - 1.74 (m, 2H), 1.75 - 2.02 (m, 4H), 2.06 - 2.23 (m, 2H), 2.24 - 2.44 (m, 3H), 2.44 - 2.62 (m, 1H), 3.44 - 3.73 (m, 1H), 3.97 - 4.20 (m, 1H), 5.64 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.66 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.42 - 7.55 (m, 3H), 7.59 - 7.70 (brs, 1H), 8.00 (d, J=8.2Hz, 2H), 13.06 - 13.34 (brs, 1H).
MS (+) : 447 [M+H]+.
実施例4−61
3-クロロ-6-{(E)-1-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)スルホニル]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−23で得られた4-({4-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]フェニル}スルホニル)ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は実質的に実施例4−48(1)と同様に反応を実施し、4-[(4-{(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}フェニル)スルホニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを無色アモルファス状物質(620mg、28%)として得た。
(2)4-[(4-{(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}フェニル)スルホニル]ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は実質的に実施例1−46(2)と同様に反応を実施し、(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(ピペラジン-1-イルスルホニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを含む粗生成物を得た。
(3)(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(ピペラジン-1-イルスルホニル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−46(3)と同様に反応を実施し、(5R)-5-[(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)スルホニル]フェニル}エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(234mg、98%)として得た。
(4)(5R)-5-[(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)スルホニル]フェニル}エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は、実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施し、表題化合物(69mg、30%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 2.17 - 2.43 (m, 7H), 2.46 - 2.64 (m, 4H), 3.01 - 3.21 (m, 4H), 3.90 - 4.22 (m, 1H), 5.63 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.63 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.34 - 7.64 (m, 4H), 7.82-7.88 (m, 2H).
MS (+) : 477 [M+H]+.
実施例4−62
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[4-(ジエチルアミノ)ブトキシ]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−65で得られた4-メチルベンゼンスルホン酸 4-{2-クロロ-4-[(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]フェノキシ}ブチルを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)及び実施例1−26(4)〜(5)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色固体(20mg、6%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.56 - 0.67 (m, 2H), 0.96 - 1.10 (m, 8H), 1.65 - 1.76 (m, 2H), 1.84 - 1.94 (m, 2H), 2.00 - 2.16 (m, 2H), 2.24 - 2.42 (m, 3H), 2.50 - 2.62 (m, 6H), 4.10 (t, J=6.3Hz, 2H), 4.14 - 4.24 (m, 1H), 5.84 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.02 (s, 1H), 6.29 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.92 - 7.02 (m, 2H), 7.16 (d, J=1.8Hz, 1H), 10.50 - 11.00 (brs, 1H).
MS (+) : 498 [M+H]+.
実施例4−63
3-クロロ-6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[4-(ジエチルアミノ)ブトキシ]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−35で得られた4-メチルベンゼンスルホン酸 4-{2-クロロ-4-[(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)カルボニル]フェノキシ}ブチルを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)及び実施例1−26(4)〜(5)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を白色固体(48mg、21%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.04 (t, J=7.2Hz, 6H), 1.61-1.77 (m, 2H), 1.77-1.97 (m, 2H), 2.18-2.61 (m, 10H), 4.10 (t, J=6.3Hz, 2H), 4.17-4.28 (m, 1H), 5.81 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.47 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.75 (s, 1H), 6.97 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.06 (dd, J=8.6, 2.0Hz, 1H), 7.20 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.49 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS (+) : 492 [M+H]+.
実施例4−64
3-クロロ-6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[4-(ピロリジン-1-イル)ブトキシ]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
ジエチルアミンを使用するかわりにピロリジンを使用する以外はは実質的に実施例4−63と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(3mg、0.9%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.71 - 2.68 (m, 18H), 4.11 (t, J=6.3Hz, 2H), 4.22 (ddd, J=7.8Hz, 7.8Hz, 7.8Hz, 1H), 5.84 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.45 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.49 - 6.58 (brs, 1H), 6.96 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.05 (dd, J=8.3, 2.3Hz, 1H), 7.19 (d, J=1.8Hz, 1H), 7.50 (d, J=7.5Hz, 1H).
実施例4−65
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-{4-[3-(ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−56で得られた[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(77mg、16%)を得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(77mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に室温でトリエチルアミン(0.031mL)、二炭酸ジ-tert-ブチル(39mg)及び4-ジメチルアミノピリジン(18mg)を順次加え、途中、二炭酸ジ-tert-ブチルを数回追加し、室温で20時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→4:1)で精製し、(2R)-2-[(E)-2-[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]-5-オキソピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(89mg、97%)を得た。
(3)(2R)-2-[(E)-2-[4-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]-5-オキソピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は実質的に実施例1−26(2)〜(5)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(19mg、31%(4工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 0.48 - 0.58 (m, 2H) 0.89 - 1.05 (m, 2H) 1.06 (t, J=7.1 Hz, 6H) 1.85 - 2.45 (m, 7H) 2.50 - 2.70 (m, 6H) 4.04 (t, J=6.4 Hz, 2H) 4.12 - 4.25 (m, 1H) 5.77 (d, J=7.4 Hz, 1H) 6.39 (d, J=8.9 Hz, 1H) 6.45 - 6.60 (brs, 1H) 6.82 (d, J=7.4 Hz, 1H) 6.91 (d, J=8.6 Hz, 2H) 7.06 (d J=8.6 Hz, 2H)
MS (+) : 450 [M+H]+.
実施例4−66
3-クロロ-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−10で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル){4-[(3-メチルブトキシ)メチル]フェニル}メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-{4-[(3-メチルブトキシ)メチル]フェニル}エテニル]ピロリジン-2-オン(E:Z=1:2混合物)(448mg、95%)を得た。
(2)(5R)-5-[2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-{4-[(3-メチルブトキシ)メチル]フェニル}エテニル]ピロリジン-2-オン(E:Z=1:2混合物)(396mg)のアセトニトリル(4mL)溶液に室温で48%臭化水素酸(4mL)を加え、70℃で3時間攪拌した。室温で反応液に飽和重曹水及び水を順次加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=50:1→5:1)で精製し、6-{1-[4-(ブロモメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン(E:Z=1:2混合物)(321mg、85%)を得た。
(3)6-{1-[4-(ブロモメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン(E:Z=1:2混合物)(30mg)のアセトニトリル(1.2mL)溶液に室温でピロリジン(0.062mL)を加え、室温で5時間攪拌した。
別途、6-{1-[4-(ブロモメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン(E:Z=1:2混合物)(206mg)のアセトニトリル(8.24mL)溶液に室温でピロリジン(0.424mL)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に室温で水及び飽和塩化アンモニウム水溶液を順次加え、一緒にし、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をプレパラティブTLC(クロロホルム:メタノール=5:1)で精製し、表題化合物を白色固体(70mg、30%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.70 - 1.90 (m, 4H), 2.15 - 2.65 (m, 8H), 3.65 (d, J=1.8Hz, 2H), 4.10 - 4.26 (m, 1H), 5.76 (d, J=7.7Hz, 1H), 6.50 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 7.14 (d, J=7.7Hz, 2H), 7.39 (d, J=7.7Hz, 2H), 7.45 (d, J=7.7Hz, 1H).
MS (+) : 398[M+H]+.
実施例4−67 3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−79で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(プロパン-2-イル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-{2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(E:Z=7:2)を無色アモルファス状物質(67mg、14%)として得た。また、(5R)-5-{(Z)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(236mg、49%)として得た。
(2)(5R)-5-{2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(E:Z=7:2)を使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(34mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.70 (m, 2H) 0.94 - 1.06 (m, 2H) 1.30 (s, 3H) 1.32 (s, 3H) 1.99- 2.19 (m, 2H) 2.24 - 2.49 (m, 3H) 2.90 - 3.03 (m, 1H) 4.15 - 4.28 (m, 1H) 5.84 - 5.98 (brs, 1H) 5.94 (d, J=7.4 Hz, 1H) 6.27 (d, J=8.9 Hz, 1H) 6.87 (d, J=7.4 Hz, 1H) 7.07 (d, J=8.3 Hz, 2H) 7.21 - 7.34 (m, 2H) 10.17 - 10.47 (brs, 1H)
MS (+) : 363 [M+H]+.
実施例4−68 6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-1-プロパノイルピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−7で得られた(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用し、(5R)-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-2-オンを使用するかわりに参考例3−19で得られた1-{(3S)-3-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-1-イル}プロパン-1-オンを使用する以外は実質的に実施例4−1と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(48mg、38%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.13 (td, J=7.4, 2.0 Hz, 3H) 1.36 (d, J=2.0 Hz, 9H) 1.87-2.32 (m, 4H) 2.76-3.02 (m, 1H) 3.25-3.79 (m, 4H) 5.88 (dd, J=13.1, 7.8 Hz, 1H) 6.48 (dd, J=31.7, 9.6, 1H) 7.10 (dd, J=8.2, 2.5 Hz, 2H) 7.41-7.49 (m, 3H)
MS (+) : 413 [M+H]+.
実施例4−69 4−70
6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−7で得られた(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(E:Z≧9:1)(110mg、28%)を得た。また、(5R)-5-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(E:Z=2:8)(172mg、44%)を得た。
(2)(5R)-5-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(E:Z=2:8)(150mg)のメタノール溶液に5%パラジウム−活性炭素(30mg)を加え、水素ガス気流下、室温で7時間撹拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)で精製し、さらにプレパラティブTLC(クロロホルム)で精製し、(5R)-5-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エチル]ピロリジン-2-オンを淡褐色アモルファス状物質(110mg、73%)として得た。
(3)(5R)-5-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エチル]ピロリジン-2-オン(100mg)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に48%臭化水素酸(1mL)を加え、室温で30分、65℃で30分攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をプレパラティブTLC(クロロホルム:メタノール=10:1)で精製して得た6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オンを、分取HPLC(Inertsil ODS−3 (20mm i.d.×250mm L, GL Sciences Inc.)、40℃、流速10 mL/min、アセトニトリル:水=40 :60)で分離し、保持時間43分で溶出した単一ジアステレオマーを含む画分を濃縮して、表題化合物を白色固体(18mg、19%)として得た。(実施例4−69)
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.30 (s, 9H) 1.80-2.00 (m, 1H) 2.12-2.55 (m, 5H) 3.60-3.78 (m, 1H) 3.95-4.10 (m, 1H) 6.09 (d, J=8.0 Hz, 1H) 7.21 (d, J=8.3 Hz, 2H) 7.30-7.43 (m, 3H) 7.52 (d, J=7.4 Hz, 1H) 12.15-12.40 (brs, 1H)
MS (+) : 373 [M+H]+.
また、保持時間48分で溶出した単一ジアステレオマーを含む画分を濃縮して表題化合物を白色固体(28mg、29%)として得た。(実施例4−70)
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.30 (s, 9H) 1.63-1.85 (m, 1H) 2.10-2.55 (m, 5H) 3.41-3.62 (m, 1H) 3.95 (dd, J=9.5, 6.3 Hz, 1H) 6.03 (d, J=7.4 Hz, 1H) 7.02-7.18 (brs, 1H) 7.23 (d, J=8.0 Hz, 2H) 7.36 (d, J=8.0 Hz, 2H) 7.49 (d, J=7.4 Hz, 1H) 11.30-11.65 (brs, 1H)
MS (+) : 373 [M+H]+.
実施例4−71 6-{(E)-1-(4-tert-ブチル-3-クロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−80で得られた(4-tert-ブチル-3-クロロフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンと(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[3-クロロー4-(プロパ-1-エン-2-イル)フェニル]メタノンの混合物(1:1)を用いる以外は実質的に実施例4−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(10mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.52 (s, 9H) 2.09 - 2.26 (m, 1H) 2.26 - 2.54 (m, 3H) 4.21 (td, J=7.6, 8.0 Hz, 1H) 5.89 (d, J=8.0 Hz, 1H) 6.15 - 6.22 (m, 1H) 6.42 (d, J=9.5 Hz, 1H) 7.01 (dd, J=8.2, 1.6 Hz, 1H) 7.16 (d, J=1.8 Hz, 1H) 7.45 - 7.54 (m, 2H) 11.95 - 12.19 (brs, 1H)
MS (+) : 405 [M+H]+.
実施例4−72 6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-1-(エチルスルホニル)ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−7で得られた(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用し、(5R)-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-2-オンを使用するかわりに参考例3−20で得られた2-({[(3S)-1-(エチルスルホニル)ピロリジン-3-イル]メチル}スルホニル)-1,3-ベンゾチアゾールを使用する以外は実質的に実施例4−1と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(65mg、25%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.34 (t, J=7.6Hz, 3H) 1.37 (s, 9H) 2.05-2.17 (m, 2H) 2.87-3.06 (m, 3H) 3.26-3.39 (m, 2H) 3.53-3.57 (m, 2H) 5.86 (d, J=7.6 Hz, 1H) 6.53 (d, J=9.6 Hz, 1H) 7.08 (d, J=8.3 Hz, 2H) 7.44-7.47 (m, 3H) 11.70-11.73 (brs, 1H)
MS (+) : 449 [M+H]+.
実施例4−73 3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(4-メトキシブチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−81で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(4-メトキシブチル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(70mg、9%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.40 - 1.98 (m, 4H) 2.11 - 2.85 (m, 6H) 3.34 (s, 3H) 3.41 (t, J=6.0Hz, 2H) 4.08 - 4.33 (m, 1H) 5.76 (d, J=7.7Hz, 1H) 6.50 (d, J=8.9Hz, 1H) 6.93 - 7.37 (m, 5H) 7.45 (d, J=7.7Hz, 1H) 12.75 - 13.20 (brs, 1H)
MS (+) : 401 [M+H]+.
実施例4−74 6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−82で得られた(4-tert-ブチルフェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(122mg、19%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H) 2.10 - 2.58 (m, 4H) 4.14 - 4.30 (m, 1H) 5.90 (d, J=7.4Hz, 1H) 6.60 (d, J=6.3Hz, 1H) 6.70 - 6.98 (brs, 1H) 7.12 (d, J=8.3Hz, 2H) 7.45 (d, J=8.3Hz, 2H) 7.66 (d, J=7.7Hz, 1H)
MS (+) : 405 [M+H]+.
実施例4−75 6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2S)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−7で得られた(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用し、(5R)-5-{[(1-フェニル-1H-テトラゾール-5-イル)スルホニル]メチル}ピロリジン-2-オンを使用するかわりに参考例3−21で得られた(5S)-5-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−1(1)と同様に反応を実施して、(5S)-5-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)(750mg、99%)を得た。
(2) (5S)-5-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(11mg、3%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H) 2.02-2.22 (m, 1H) 2.25-2.53 (m, 3H) 4.15-4.32 (m, 1H) 5.93 (s, 1H) 5.99 (d, J=7.4 Hz, 1H) 6.33 (d, J=8.9 Hz, 1H) 7.08 (d, J=8.0 Hz, 2H) 7.45 (d, J=8.3 Hz, 2H) 7.51 (d, J=8.0Hz, 1H) 11.02-11.25 (brs, 1H)
MS (+) : 371 [M+H]+.
実施例4−76 4−77
6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2S)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−75(1)で得られた(5S)-5-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(Inertsil ODS−3 (20mm i.d.×250mm L, GL Sciences Inc.)、40℃、流速10mL/min、アセトニトリル:水=40 :60)で分離し、保持時間44分で溶出した単一ジアステレオマーを含む画分を濃縮することにより表題化合物を白色固体(46mg、13%(2工程))として得た。(実施例4−76)
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.30 (s, 9H) 1.80-2.05 (m, 1H) 2.10-2.55 (m, 5H) 3.59-3.75 (m, 1H) 3.95-4.11 (m, 1H) 6.07 (d, J=7.7 Hz, 1H) 7.22 (d, J=8.0 Hz, 2H) 7.34 (d, J=8.3 Hz, 2H) 7.52 (d, J=7.7 Hz, 1H) 7.55-7.73 (m, 1H) 12.50-12.90 (brs, 1H)
MS (+) : 373 [M+H]+.
また、保持時間49分で溶出した単一ジアステレオマーを含む画分を濃縮することにより表題化合物を白色固体(55mg、15%(2工程))として得た。(実施例4−77)
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.30 (s, 9H) 1.60-1.90 (m, 1H) 2.11-2.52 (m, 5H) 3.41-3.62 (m, 1H) 3.90-4.08 (m, 1H) 6.03 (d, J=7.7 Hz, 1H) 7.29 (d, J=8.6 Hz, 2H) 7.35 (d, J=8.3 Hz, 2H) 7.38-7.45 (brs, 1H) 7.49 (d, J=7.4 Hz, 1H) 11.70-12.10 (brs, 1H)
MS (+) : 373 [M+H]+.
実施例4−78
6-{(E)-1-(4-クロロフェニル)-2-[(3R)-1-(シクロプロピルカルボニル)ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−95で得られた(4-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−46(1)と同様に反応を実施して、tert-ブチル (3R)-3-[2-(4-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-カルボキシラート(EZ混合物)(1.03g、63%)とtert-ブチル (3R)-3-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-カルボキシラート(358mg、22%)を得た。
(2)tert-ブチル (3R)-3-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-カルボキシラートを使用し、アシル化剤としてシクロプロパンカルボニルクロリドを使用する以外は実質的に実施例4−46(2)(3)と同様に反応を順次実施して、{(3R)-3-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-イル}(シクロプロピル)メタノンを茶色アモルファス状物質(79mg、83%(2工程))として得た。
(3){(3R)-3-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-イル}(シクロプロピル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(62mg、83%)として得た。
L-Column ODS 4.6×250mm
0.01M Acetate Buffer : MeCN = 40 : 60 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 254nm
Rt = 7.843分
MS (+) : 409 [M+H]+.
MS (-) : 407 [M-H]-.
実施例4−79 3-クロロ-6-{(E)-1-(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-7-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−83で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-7-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(10mg、4%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.98 - 2.12 (m, 1H) 2.29 - 2.50 (m, 3H) 2.94 (s, 3H) 3.32 - 3.38 (m, 2H) 4.27 - 4.36 (m, 3H) 5.67 - 5.74 (brs, 1H) 6.11 - 6.19 (m, 2H) 6.51 (d, J=1.2 Hz, 1H) 6.54 - 6.60 (m, 1H) 6.60 - 6.68 (m, 1H) 7.50 - 7.55 (m, 1H) 9.81 - 10.14 (brs, 1H)
MS (+) : 386 [M+H]+.
実施例4−80 3-シクロプロピル-6-{(1R)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)実施例4−67(1)で得られた、(5R)-5-{(Z)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−65(2)と同様に反応を実施して、(2R)-2-{(Z)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}-5-オキソピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを無色油状物質(235mg、93%)として得た。
(2)(2R)-2-{(Z)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}-5-オキソピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)と同様に反応を実施して、(2R)-2-{2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エチル}-5-オキソピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを無色アモルファス状物質(211mg、89%)として得た。
(3)(2R)-2-{2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エチル}-5-オキソピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(211mg)の塩化メチレン(2mL)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加し、氷冷下75分間攪拌した。反応液に飽和重曹水を添加しクロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去し、(5R)-5-{2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エチル}ピロリジン-2-オン(176.5mg、quant.)を得た。
(4)(5R)-5-{2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エチル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施し、分取HPLC(Inertsil ODS−3(20 mm i.d.×250mm L, GL Sciences Inc.)、40℃、流速10 mL/min、アセトニトリル:水=40:60)で分離し、保持時間39分で溶出した単一ジアステレオマーを含む画分を濃縮することにより表題化合物を無色固体(12mg、15%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.70 (m, 2H) 0.81 - 1.06 (m, 2H) 1.21 (s, 3H) 1.24 (s, 3H) 1.62 - 1.81 (m, 1H) 1.91 - 2.48 (m, 6H) 2.79 - 2.96 (m, 1H) 3.42 - 3.58 (m, 1H) 3.93 - 4.05 (m, 1H) 5.97 (d, J=7.2 Hz, 1H) 6.91 (d, J=6.9 Hz, 1H) 7.18 (d, J=7.8 Hz, 2H) 7.21 - 7.34 (m, 2H) 7.43 (s, 1H) 11.75 - 12.08 (brs, 1H)
MS (+) : 365 [M+H]+.
実施例4−81 6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−84で得られた[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(37mg、19%)として得た。また、(5R)-5-[(Z)-2-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(65mg、32%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(17mg、48%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.68 (m, 2H) 0.92 - 1.08 (m, 2H) 1.28 (s, 3H) 1.30 (s, 3H) 2.00- 2.19 (m, 2H) 2.23 - 2.49 (m, 3H) 3.37 - 3.52 (m, 1H) 4.13 - 4.23 (m, 1H) 5.75 - 5.80 (m, 1H) 6.04 - 6.30 (brs, 1H) 6.30 - 6.48 (m, 1H) 6.86 (d, J=7.5 Hz, 1H) 6.98 - 7.07 (m, 1H) 7.14 (d, J=1.5 Hz, 1H) 7.34 (d, J=8.1 Hz, 1H) 10.65 - 11.79 (brs, 1H)
MS (+) : 397 [M+H]+.
実施例4−82 3-クロロ-6-{(Z)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−11で得られた、(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(プロパン-2-イル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(38mg)を得た。また、(5R)-5-{(Z)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(223mg)及びEZ混合物(230mg)を得た。
(2)(5R)-5-{(Z)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(37mg、20%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.23 (s, 3H) 1.25 (s, 3H) 1.85- 2.00 (m, 1H) 2.24 - 2.50 (m, 3H) 2.84 - 2.98 (m, 1H) 4.32 (td, J=8.1, 8.6 Hz, 1H) 6.08 - 6.18 (m, 2H) 7.11 - 7.35 (m, 4H) 7.59 - 7.68 (m, 1H) 12.53 - 13.01 (brs, 1H)
MS (+) : 357 [M+H]+.
実施例4−83 6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−85で得られた(4-tert-ブチルフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(216mg、55%)を得た。また、(5R)-5-[(Z)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(93mg、24%)及びEZ混合物(46mg、12%)を得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(74mg、36%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.65 (m, 2H) 0.90 - 1.04 (m, 2H) 1.36 (s, 9H) 2.00 - 2.18 (m, 2H) 2.22 - 2.46 (m, 3H) 4.16 - 4.27 (m, 1H) 5.86 (d, J=7.2 Hz, 1H) 6.15 - 6.25 (brs, 1H) 6.35 (d, J=9.8 Hz, 1H) 6.85 (d, J=7.2 Hz, 1H) 7.08 (d, J=7.8 Hz, 2H) 7.42 (d, J=8.4 Hz, 2H) 10.92 - 11.20 (brs, 1H)
MS (+) : 377 [M+H]+.
実施例4−84 3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−86で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(77mg、26%)として得た。また、(5R)-5-{2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を無色アモルファス状物質(179mg、60%)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(53mg、71%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.29 (s, 3H) 1.31 (s, 3H) 2.12 - 2.54 (m, 4H) 3.25 - 3.50 (m, 1H) 4.22 (td, J=7.8, 7.4 Hz, 1H) 5.85 (d, J=7.5 Hz, 1H) 6.40 (s, 1H) 6.47 (d, J=9.8 Hz, 1H) 7.06 (dd, J=7.8, 1.8 Hz, 1H) 7.17 (d, J=1.5 Hz, 1H) 7.36 (d, J=7.8 Hz, 1H) 7.51 (d, J=7.5 Hz, 1H) 12.44 - 12.56 (brs, 1H)
MS (+) : 391 [M+H]+.
実施例4−85 3-クロロ-6-{2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−82(1)で得られた、(5R)-5-{2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(Inertsil ODS−3 (20mm i.d.×250mm L, GL Sciences Inc.)、40℃、流速10mL/min、アセトニトリル:水=40:60)で分離し、保持時間35分で溶出した単一ジアステレオマーを含む画分を濃縮することにより表題化合物を無色固体(58mg、17%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.22 (s, 3H) 1.24 (s, 3H) 1.61-1.85 (m, 1H) 2.13-2.55 (m, 5H) 2.80 - 2.97 (m, 1H) 3.45 - 3.59 (m, 1H) 3.90 - 4.04 (m, 1H) 6.02 (d, J=7.7 Hz, 1H) 7.15 - 7.28 (m, 4H) 7.28 - 7.40 (brs, 1H) 7.49 (d, J=7.1 Hz, 1H) 11.67 - 11.99 (brs, 1H)
MS (+) : 359 [M+H]+.
実施例4−86 3-クロロ-6-{1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−84(1)で得られた、(5R)-5-{2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IA(10mm i.d.×250mm L, Daicel Chemical Industries, LTD.)、40℃、流速3mL/min、エタノール:へキサン=20:80)で分離し、保持時間32分で溶出した単一ジアステレオマーを含む画分を濃縮することにより表題化合物を無色固体(8.3mg、5%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.21 (s, 3H) 1.23 (s, 3H) 1.68 - 1.82 (m, 1H) 2.15 - 2.51 (m, 5H) 3.28 - 3.42 (m, 1H) 3.47 - 3.59 (m, 1H) 3.92 - 4.03 (m, 1H) 6.02 (d, J=7.7 Hz, 1H) 7.22 - 7.29 (m, 2H) 7.32 (s, 1H) 7.50 (d, J=7.4 Hz, 1H) 7.47 - 7.57 (brs, 1H) 12.14 - 12.40 (brs, 1H)
MS (+) : 393 [M+H]+.
実施例4−87 6-{1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−62で得られた(3-クロロ-4-エトキシフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(1.32g、35%)を得た。また、(5R)-5-[(Z)-2-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(0.97g、26%)及びEZ混合物(1.28g、34%)を得た。
(2)(5R)-5-[2-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(Inertsil ODS−3(20mm i.d.×250mm L, GL Sciences Inc.)、40℃、流速10mL/min、アセトニトリル:水=35:65)で分離し、保持時間65分で溶出した単一ジアステレオマーを含む画分を濃縮することにより表題化合物を白色固体(16mg、4%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.53 - 0.72 (m, 2H) 0.91 - 1.02 (m, 2H) 1.46 (t, J=6.9Hz, 3H) 1.60 - 1.85 (m, 1H) 2.07 -2.46 (m, 6H) 3.41-3.58 (m, 1H) 3.87 - 3.98 (m, 1H) 4.08 (q, J=6.9Hz, 2H) 5.95 (d, J=6.9Hz, 1H) 6.82 - 6.96 (m, 2H) 7.03 - 7.11 (brs, 1H) 7.20 (dd, J=8.2, 2.3Hz, 1H) 7.34 (d, J=2.3Hz, 1H) 11.67 - 11.88 (brs, 1H)
MS (+) : 401 [M+H]+.
実施例4−88 3-クロロ-6-{(E)-1-(4-シクロプロピルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−87で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-シクロプロピルフェニル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-シクロプロピルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を無色固体(322mg、72%)として得た。
(2)(5R)-5-[2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-シクロプロピルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(48mg、50%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.72 - 0.78 (m, 2H) 1.00 - 1.08 (m, 2H) 1.89- 1.99 (m, 1H) 2.10 - 2.50 (m, 4H) 4.21 (td, J=7.4 Hz, 7.8 Hz, 1H) 5.88 (d, J=7.7 Hz, 1H) 6.16 - 6.20 (brs, 1H) 6.39 (d, J=9.2 Hz, 1H) 7.04 (d, J=8.0 Hz, 2H) 7.12 (d, J=8.3 Hz, 2H) 7.48 (d, J=7.7 Hz, 1H) 11.90 - 12.07 (brs, 1H)
MS (+) : 355 [M+H]+.
実施例4−89 3-クロロ-6-(1-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)スルホニル]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル)ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例4−61で得られた3-クロロ-6-{(E)-1-{4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)スルホニル]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実施例2−3と実質的に同様の反応を実施して表題化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm1.73 - 1.98 (m, 2H), 2.19 - 2.60 (m, 11H), 2.88 - 3.16 (m, 4H), 3.48 - 3.86 (m, 1H), 4.04 - 4.23 (m, 1H), 6.05 - 6.15 (m, 1H), 7.47 - 7.64 (m, 3H), 7.67 - 7.77 (m, 2H).
MS (+) : 479 [M+H]+.
実施例4−90 3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−88で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]メタノンを使用する以外は実施例4−2と実質的に同様の反応を実施して表題化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.76 - 0.88 (m, 4H), 2.07 - 2.23 (m, 1H), 2.26 - 2.50 (m, 3H), 3.71 - 3.84 (m, 1H), 4.18 - 4.30 (m, 1H), 5.95 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.10 (s, 1H), 6.35 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.04 - 7.15 (m, 4H), 7.52 (d, J=7.6 Hz, 1H).
MS (+) : 371 [M+H]+.
実施例4−91
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例1−7で得られた(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンと参考例3−16で得られたtert-ブチル (3S)-3-[(1,3-ベンゾチアゾール-2-イルスルホニル)メチル]ピロリジン-1-カルボキシラートを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(3R)-3-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(EZ混合物)を白色アモルファス状物質(964mg、86%)として得た。
(2)(3R)-3-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(EZ混合物)を使用し、実施例4−46(2)と同様に反応を実施して、6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロ-2-メトキシピリジン(131mg、62%)を得た。
(3)6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロ-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(50mg、41%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.68 - 1.73 (m, 1H), 1.92 - 1.99 (m, 1H), 2.67 - 2.82 (m, 2H), 2.88 - 2.92 (m, 1H),3.01 - 3.11 (m, 2H), 5.95 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.40 (d, J = 9.8Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.6Hz, 2H), 7.47 (d, J=7.4 Hz, 1H).
MS (+) : 357 [M+H]+.
MS (-) : 355 [M-H]-.
実施例4−92
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-1-(シクロプロピルカルボニル)ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)実施例4−91(1)で得られた(3R)-3-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(EZ混合物)を使用し、実施例4−46(2)と同様に反応を実施して、6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロ-2-メトキシピリジン(EZ混合物)(3.01g、94%)を得た。
(2)6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロ-2-メトキシピリジン(EZ混合物)を使用し、アシル化剤としてシクロプロパンカルボニルクロリドを使用する以外は実質的に実施例4−46(3)と同様に反応を実施して、{(3R)-3-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-イル}(シクロプロピル)メタノン(EZ混合物)(106mg、91%)を得た。
(3){(3R)-3-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-イル}(シクロプロピル)メタノン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(57mg、55%)として得た。
L-Column ODS 4.6×250mm
0.01M Acetate Buffer : MeCN = 40 : 60 v/v, 40℃, 1.0mL/min,254nm
Rt = 10.331分
MS (+) : 425 [M+H]+.
MS (-) : 423[M-H]-.
実施例4−93
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
アシル化剤として塩化テトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニルを使用する以外は実質的に
実施例4−92(2)(3)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を白色固体(55mg、42%(2工程))として得た。
L-Columnl ODS 4.6×250mm
0.01M Acetate Buffer : MeCN = 40 : 60 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 254nm
Rt = 12.228分
MS (+) : 469 [M+H]+.
MS (-) : 467 [M-H]-.
実施例4−94
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-1-(3,4-ジフルオロベンジル)ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)アルキル化剤として4-(クロロメチル)-1,2-ジフルオロベンゼンを使用する以外は実質的に実施例4−92(2)(3)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色油状物質(34mg、15%(2工程))として得た。
(2)表題化合物(34mg)に4M塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(1mL)を加え、ソニケーションを1分行った後、溶媒を留去することにより表題化合物の一塩酸塩を白色固体(31mg、95%)として得た。
L-Column ODS 4.6×250mm
0.01M Acetate Buffer : MeCN = 40 : 60 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 254nm
Rt = 6.553分
MS (+) : 483 [M+H]+.
MS (-) : 481 [M-H]-.
実施例4−95
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3R)-1-(2-メチルプロピル)ピロリジン-3-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
アルキル化剤として1-クロロ-2-メチルプロパンを使用する以外は実質的に実施例4−92(2)(3)と同様に反応を順次実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(68mg、41%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.89 (dd, J=6.5, 2.5Hz, 6H), 1.35 (s, 9H), 1.65 - 1.80 (m, 2H), 1.94 - 2.08 (m, 1H), 2.13 - 2.24 (m, 2H), 2.27 - 2.33 (m, 1H), 2.42 - 2.50 (m, 1H), 2.61 - 2.78 (m, 2H), 2.80 - 2.93 (m, 1H), 5.97 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.42 (d, J=10.2Hz, 1H), 7.06 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.40 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.47 (d, J=7.8Hz, 1H), 10.04 - 10.28 (brs, 1H).
MS (+) : 413 [M+H]+.
MS (-) : 411 [M-H]-.
実施例4−96 4−97
6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(3S)-1-(シクロプロピルカルボニル)ピロリジン-3-イル]エチル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
実施例4−92(2)で得られた{(3R)-3-[2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-1-イル}(シクロプロピル)メタノン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=20 :80)で分離し、保持時間15分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(60mg、23%(2工程))として得た。また、保持時間21分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(73mg、28%(2工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL)
Hexane: EtOH = 90 : 10 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 254nm
Rt = 19.675分
MS (+) : 427 [M+H]+.
MS (-) : 425 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL)
Hexane: EtOH = 90 : 10 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 254nm
Rt = 27.095分
MS (+) : 427 [M+H]+.
MS (-) : 425 [M-H]-.
実施例4−91〜4−97の構造を以下に示す。
Figure 2013010750
実施例4−98
6-{(E)-1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−24で得られた(5R)-5-[(Z)-2-ブロモ-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(170mg)、4−クロロフェニルボロン酸(160mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(45mg)、トリ(2-フリル)ホスフィン(69mg)及び炭酸セシウム(492mg)の混合物に1,4−ジオキサン(4mL)及び水(0.4mL)を加え、90℃で2.5時間撹拌した。反応液に水及び酢酸エチルを加え、不溶物をセライトろ過後に酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:50→0:100)で精製し、(5R)-5-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを粗生成物(250mg)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(250mg)に1,4−ジオキサン(4mL)及び、48%臭化水素酸(2mL)を加え、65℃で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、表題化合物を無色粉末(65mg、68%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.48 - 0.70 (m, 2H), 0.92 - 1.12 (m, 2H), 1.95 - 2.18 (m, 2H), 2.16 - 2.55 (m, 3H), 3.94 - 4.28 (m, 1H), 5.67 - 5.85 (m, 1H), 6.16 - 6.28 (m, 1H), 6.45 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.07 - 7.17 (m, 2H), 7.35 - 7.51 (m, 2H), 11.36 - 11.69 (brs, 1H).
MS(+): 355 [M+H]+.
4−クロロフェニルボロン酸の代わりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル([4-(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、(4-フルオロフェニル)ボロン酸、(3,4-ジクロロフェニル)ボロン酸、(2-フルオロ-4-メチルフェニル)ボロン酸、[3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ボロン酸、[4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、(3-クロロ-4-メチルフェニル)ボロン酸、(4-クロロ-3-メチルフェニル)ボロン酸、[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]ボロン酸、(2-クロロ-4-メチルフェニル)ボロン酸、[4-クロロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ボロン酸、(3,4-ジフルオロフェニル)ボロン酸、(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ボロン酸、(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ボロン酸、(3,4-ジメチルフェニル)ボロン酸、[3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、[2,4-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、(6-クロロピリジン-3-イル)ボロン酸、(6-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸、(4-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)ボロン酸、2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イルボロン酸、(4-クロロ-3-メトキシフェニル)ボロン酸、(4-クロロ-3-エチルフェニル)ボロン酸、[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸、[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸、[3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸(参考例5−2)、[4-クロロ-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸(参考例5−3)、[4-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸(参考例5−4)、2-[4-(ジフルオロメチル)-3-フルオロフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−6)、2-[3-クロロ-4-(ジフルオロメチル)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−5)、2-[4-(ジフルオロメチル)-3-メチルフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−7)、[4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、2-[4-(ジフルオロメチル)-3-メトキシフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−8)、1-{[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]スルホニル}ピロリジン、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミド、[4-(モルホリン-4-イルスルホニル)フェニル]ボロン酸、N,N-ジメチル-N'-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]硫酸 ジアミド(参考例5−44)、N-(2-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)-N-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミド(参考例5−10)、4,4,5,5-テトラメチル-2-{4-[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}-1,3,2-ジオキサボロラン、[6-(メチルスルホニル)ピリジン-3-イル]ボロン酸)を使用する以外は、実施例4−98と実質的に同様の反応を実施して実施例4−99〜4−142の化合物群を合成した。
実施例4−99
3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(100mg、56%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.49 - 0.65 (m, 2H), 0.73 - 0.95 (m, 2H), 1.69 - 2.33 (m, 5H), 3.72 - 3.86 (m, 1H), 5.27 - 5.59 (m, 1H), 6.43 - 6.59 (m, 1H), 6.78 - 6.91 (m, 1H), 7.36 - 7.56 (m, 2H), 7.72 - 7.86 (m, 3H), 11.32 - 11.62 (brs, 1H).
MS(+): 389 [M+H]+.
実施例4−100
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(42mg、41%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.49 - 0.73 (m, 2H), 0.93 - 1.06 (m, 2H), 2.00 - 2.18 (m, 2H), 2.19 - 2.48 (m, 3H), 4.06 - 4.21 (m, 1H), 5.71 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.33 - 6.50 (m, 2H), 6.83 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.04 - 7.22 (m, 4H), 11.53 - 11.85 (brs, 1H).
MS(+): 339 [M+H]+ .
実施例4−101
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(3,4-ジクロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(20mg、17%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.45 - 0.77 (m, 2H), 0.89 - 1.13 (m, 2H), 1.98 - 2.18 (m, 2H), 2.20 - 2.49 (m, 3H), 4.00 - 4.23 (m, 1H), 5.67 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.57 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.62 - 6.74 (m, 1H), 6.83 (dd, J=7.4, 0.7Hz, 1H), 7.04 (dd, J=8.2, 2.0Hz, 1H), 7.28 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.51 (d, J=8.2Hz, 1H), 12.05 - 12.29 (brs, 1H).
MS(+): 389 [M+H]+
実施例4−102
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(2-フルオロ-4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(60mg、57%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.54 - 0.69 (m, 2H), 0.92 - 1.03 (m, 2H), 1.98 - 2.17 (m, 2H), 2.21 - 2.38 (m, 3H), 2.41 (s, 3H), 4.00 - 4.18 (m, 1H), 5.78 (d, J=7.2Hz, 1H), 5.82 - 5.91 (m, 1H), 6.56 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.90 - 7.08 (m, 3H), 11.13 - 11.37 (brs, 1H).
MS(+): 353 [M+H]+
実施例4−103
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(67mg、45%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.52 - 0.66 (m, 2H), 0.93 - 1.04 (m, 2H), 2.03 - 2.14 (m, 2H), 2.23 - 2.45 (m, 3H), 4.04 - 4.13 (m, 1H), 5.62 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.61 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 6.83 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.18 - 7.24 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.75 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.11 - 12.24 (brs, 1H).
MS(+): 423 [M+H]+.
実施例4−104
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(56mg、42%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.55 - 0.65 (m, 2H), 0.95 - 1.03 (m, 2H), 2.03 - 2.14 (m, 2H), 2.23 - 2.43 (m, 3H), 4.09 - 4.15 (m, 1H), 5.71 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.20 - 6.22 (m, 1H), 6.43 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.03 - 7.08 (m, 1H), 7.18 - 7.24 (m, 2H), 11.36 - 11.49 (brs, 1H).
MS(+): 373 [M+H]+.
実施例4−105
6-{(E)-1-[4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(60mg、40%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.54 - 0.67 (m, 2H), 0.94 - 1.06 (m, 2H), 2.08 - 2.16 (m, 2H), 2.23 - 2.44 (m, 3H), 4.06 - 4.11 (m, 1H), 5.63 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.40 (brs, 1H), 6.55 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.31 - 7.35 (m, 1H), 7.48 - 7.51 (m, 1H), 7.59 (d, J=8.3Hz, 1H), 11.84 - 12.04 (brs, 1H).
MS(+): 423 [M+H]+.
実施例4−106
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(54mg、48%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.56 - 0.64 (m, 2H), 0.95 - 1.02 (m, 2H), 2.01 - 2.17 (m, 2H), 2.24 - 2.41 (m, 3H), 2.43 (s, 3H), 4.10 - 4.21 (m, 1H), 5.79 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.08 (brs, 1H), 6.40 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.93 - 6.99 (m, 1H), 7.12 - 7.17 (m, 1H), 7.26 - 7.33 (m, 1H).
MS (+): 369 [M+H]+.
実施例4−107
6-{(E)-1-(4-クロロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(38mg、36%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.56 - 0.64 (m, 2H), 0.95 - 1.02 (m, 2H), 2.03 - 2.17 (m, 2H), 2.21 - 2.39 (m, 3H), 2.40 (s, 3H), 4.09 - 4.19 (m, 1H), 5.74 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.36 (brs, 1H) 6.45 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.90 - 6.98 (m, 1H), 7.02 - 7.05 (m, 1H) 7.36 - 7.42 (m, 1H).
MS (+): 369 [M+H]+.
実施例4−108
3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(22mg、18%(2工程))として得た。
MS (+): 390 [M+H]+.
実施例4−109
6-{(E)-1-(2-クロロ-4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(40mg、36%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.54 - 0.70 (m, 2H), 0.91 - 1.03 (m, 2H), 1.94 - 2.44 (m, 8H), 3.87 - 4.06 (m, 1H), 5.60 - 5.72 (m, 1H), 5.79 - 5.96 (m, 1H), 6.57 - 6.72 (m, 1H), 6.75 - 6.84 (m, 1H), 7.00 - 7.10 (m, 1H), 7.11 - 7.19 (m, 1H), 7.29 - 7.34 (m, 1H), 11.21 - 11.47 (brs, 1H).
MS(+): 369 [M+H]+.
実施例4−110
6-{(E)-1-[4-クロロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(35mg、28%(2工程))として得た。
MS(+): 423 [M+H]+.
実施例4−111
6-{(E)-1-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(46mg、35%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.53 - 0.64 (m, 2H), 0.93 - 1.02 (m, 2H), 2.07 - 2.17 (m, 2H), 2.21 - 2.44 (m, 3H), 4.09 - 4.16 (m, 1H), 5.65 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.60 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.93 - 6.97 (m, 1H), 6.99 - 7.04 (m, 2H), 7.45 (t, J=7.8Hz, 1H), 12.26 - 12.59 (brs, 1H).
MS(+): 373 [M+H]+.
実施例4−112
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(3,4-ジフルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(47mg、37%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.55 - 0.66 (m, 2H), 0.94 - 1.04 (m, 2H), 2.06 - 2.15 (m, 2H), 2.24 - 2.44 (m, 3H), 4.11 - 4.16 (m, 1H), 5.70 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.40 - 6.42 (m, 1H), 6.48 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.91 - 6.95 (m, 1H), 6.99 - 7.05 (m, 1H), 7.20 - 7.26 (m, 1H), 11.68 - 11.76 (brs, 1H).
MS(+): 357 [M+H]+.
実施例4−113
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(43mg、34%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.55 - 0.66 (m, 2H), 0.93 - 1.03 (m, 2H), 2.01 - 2.16 (m, 2H), 2.22 - 2.44 (m, 3H), 2.30 (d, J=1.4Hz, 3H), 4.10 - 4.20 (m, 1H), 5.79 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.13 (brs, 1H), 6.36 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.83 (s, 1H), 6.92 - 7.00 (m, 2H), 7.02 - 7.10 (m, 1H), 10.95 - 11.11 (brs, 1H).
MS(+): 353 [M+H]+.
実施例4−114
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(15mg、12%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.56 - 0.65 (m, 2H), 0.96 - 1.01 (m, 2H), 2.01 - 2.15 (m, 2H), 2.24 - 2.42 (m, 3H), 2.33 (s, 3H), 4.14 - 4.19 (m, 1H), 5.81 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.05 (brs, 1H), 6.37 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.83 (s, 3H), 7.22 - 7.26 (m, 1H), 10.96 - 11.12 (brs, 1H).
MS(+): 353 [M+H]+.
実施例4−115
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(3,4-ジメチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(93mg、75%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.57 - 0.65 (m, 2H), 0.94 - 1.00 (m, 2H), 2.00 - 2.13 (m, 2H), 2.23 - 2.42 (m, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 4.16 - 4.21 (m, 1H), 5.87 (brs, 1H), 5.92 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.26 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.84 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.86 - 6.91 (m, 2H), 7.18 (d, J=7.8Hz, 1H), 10.29 - 10.42 (brs, 1H).
MS(+): 349 [M+H]+.
実施例4−116
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(102mg、71%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.54 - 0.66 (m, 2H), 0.95 - 1.04 (m, 2H), 2.07 - 2.18 (m, 2H), 2.24 - 2.46 (m, 3H), 4.06 - 4.14 (m, 1H), 5.63 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.61 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.81 (brs, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.06 - 7.14 (m, 2H), 7.68 (t, J=7.6Hz, 1H), 12.16 - 12.36 (m, 1H).
MS(+): 407 [M+H]+.
実施例4−117
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(116mg、80%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.53 - 0.66 (m, 2H), 0.95 - 1.05 (m, 2H), 2.07 - 2.16 (m, 2H), 2.23 - 2.45 (m, 3H), 4.05 - 4.11 (m, 1H), 5.62 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.50 - 6.59 (m, 2H), 6.81 - 6.90 (m, 1H), 7.29 (t, J=9.6Hz, 1H), 7.37 - 7.44 (m, 2H), 11.96 - 12.13 (m, 1H).
MS(+): 407 [M+H]+.
実施例4−118
6-{(E)-1-[2,4-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(25mg、15%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.57 - 0.69 (m, 2H), 0.93 - 1.04 (m, 2H), 2.00 - 2.18 (m, 3H), 2.19 - 2.31 (m, 1H), 2.32 - 2.46 (m, 1H), 3.76 - 3.82 (m, 1H), 5.40 (dd, J=7.3, 1.4Hz, 1H), 6.78 (dd, J=7.3, 3.7Hz, 1H), 6.79 - 6.86 (m, 1H) , 7.39 - 7.52 (m, 1H), 7.89 - 7.94 (m, 1H), 8.05 (d, J=12.8Hz, 1H).
MS(+): 457 [M+H]+.
実施例4−119
6-{(E)-1-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(90mg、55%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.50 - 0.56 (m, 1H), 0.61 - 0.66 (m, 1H), 0.96 - 1.05 (m, 2H), 2.10 - 2.18 (m, 2H), 2.23 - 2.30 (m, 1H), 2.31 - 2.43 (m, 2H), 3.98 - 4.04 (m, 1H), 5.55 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.74 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.64 (s, 2H), 7.95 (s, 1H).
MS(+): 457 [M+H]+.
実施例4−120
6-{(E)-1-(6-クロロピリジン-3-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(49mg、39%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.55 - 0.59 (m, 1H), 0.61 - 0.66 (m, 1H), 0.97 - 1.07 (m, 2H), 2.08 - 2.16 (m, 2H), 2.26 - 2.44 (m, 3H), 4.09 - 4.14 (m, 1H), 5.64 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.49 - 6.53 (m, 1H), 6.62 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.41 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.51 (dd, J=8.3, 2.3Hz, 1H), 8.24 (d, J=1.8Hz, 1H).
MS(+): 356 [M+H]+.
実施例4−121
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(6-フルオロピリジン-3-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(2mg、2%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.56 - 0.67 (m, 2H), 0.97 - 1.07 (m, 2H), 2.06 - 2.15 (m, 2H), 2.27 - 2.45 (m, 3H), 4.10 - 4.15 (m, 1H), 5.68 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.11 (brs, 1H), 6.50 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.03 (dd, J=8.5, 2.5Hz, 1H), 7.63 (td, J=7.9, 2.5Hz, 1H), 8.06 - 8.09 (m, 1H), 11.43 - 11.55 (brs, 1H).
MS(+): 340 [M+H]+.
実施例4−122
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(30mg、24%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.52 - 0.61 (m, 2H), 1.24 - 1.32 (m, 2H), 2.03 - 2.10 (m, 2H), 2.22 (dd, J=12.8, 5.0Hz, 1H), 2.30 - 2.38 (m, 2H), 4.08 - 4.14 (m, 1H), 5.76 - 5.84 (m, 1H), 6.62 (td, J=8.2, 2.3Hz, 2H), 6.77 (dd, J=10.1, 2.3Hz, 1H), 6.79 - 6.83 (m, 1H), 6.89 - 6.94 (m, 1H), 6.96 - 7.02 (m, 1H).
MS(+): 355 [M+H]+.
実施例4−123
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(40mg、31%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.51 - 0.67 (m, 2H), 0.89 - 1.04 (m, 2H), 1.98 - 2.19 (m, 2H), 2.21 - 2.55 (m, 3H), 3.14 - 3.29 (m, 2H), 4.12 - 4.30 (m, 1H), 4.55 - 4.75 (m, 2H), 5.82 - 5.91 (m, 1H), 6.23 - 6.36 (m, 2H), 6.76 - 6.94 (m, 3H), 6.95 - 7.00 (m, 1H), 11.03 - 11.23 (brs, 1H).
MS(+): 363 [M+H]+.
実施例4−124
6-{(E)-1-(4-クロロ-3-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(45mg、33%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.55 - 0.67 (m, 2H), 0.94 - 1.03 (m, 2H), 2.04 - 2.15 (m, 2H), 2.22 - 2.45 (m, 3H), 3.89 (s, 3H), 4.14 - 4.19 (m, 1H), 5.77 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.36 (brs, 1H), 6.44 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.71 - 6.75 (m, 2H), 6.83 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.42 (d, J=8.7Hz, 1H), 11.41 - 11.59 (brs, 1H).
MS(+): 385 [M+H]+.
実施例4−125
6-{(E)-1-(4-クロロ-3-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(49mg、36%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.55 - 0.66 (m, 2H), 0.94 - 1.03 (m, 2H), 1.24 (t, J=7.6Hz, 3H), 2.03 - 2.15 (m, 2H), 2.22 - 2.43 (m, 3H), 2.78 (q, J=7.5Hz, 2H), 4.11 - 4.17 (m, 1H), 5.77 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.15 (s, 1H), 6.41 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.94 (dd, J=8.0, 2.1Hz, 1H), 7.03 (d, J=1.8Hz, 1H), 7.39 (d, J=8.3Hz, 1H), 11.21 - 11.33 (brs 1H).
MS(+): 383 [M+H]+.
実施例4−126
3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(52mg、49%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.55 - 0.65 (m, 2H), 0.94 - 1.04 (m, 2H), 2.05 - 2.16 (m, 2H), 2.24 - 2.44 (m, 3H), 4.10 - 4.16 (m, 1H), 5.70 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.36 (brs, 1H), 6.49 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.81 - 6.86 (m, 1H), 7.20 - 7.24 (m, 2H), 7.25 - 7.30 (m, 2H), 11.59 - 11.73 (brs, 1H).
MS(+): 405 [M+H]+.
実施例4−127
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(41mg、30%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.55 - 0.66 (m, 2H), 0.95 - 1.03 (m, 2H), 2.04 - 2.15 (m, 2H), 2.24 - 2.43 (m, 3H), 4.11 - 4.18 (m, 1H), 5.73 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.26 (brs, 1H), 6.44 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.57 (t, J=73.0Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.18 (s, 4H), 11.40 - 11.51 (brs, 1H).
MS(+): 387 [M+H]+.
実施例4−128
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(59mg、45%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.54 - 0.66 (m, 2H), 0.95 - 1.05 (m, 2H), 2.07 - 2.16 (m, 2H), 2.26 - 2.44 (m, 3H), 4.10 - 4.16 (m, 1H), 5.68 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.50 (brs, 1H), 6.53 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.85 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.11 - 7.15 (m, 1H), 7.30 - 7.32 (m, 1H), 7.37 - 7.41 (m, 1H), 11.83 - 12.01 (brs, 1H).
MS(+): 439 [M+H]+.
実施例4−129
6-{(E)-1-[4-クロロ-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(72mg、61%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.53 - 0.67 (m, 2H), 0.95 - 1.05 (m, 2H), 2.07 - 2.15 (m, 2H), 2.23 - 2.44 (m, 3H), 4.08 - 4.16 (m, 1H), 5.66 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.51 (brs, 1H), 6.57 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.10 (dd, J=8.0, 2.1Hz, 1H), 7.17 (s, 1H), 7.54 (d, J=8.3Hz, 1H), 12.12 - 12.27 (brs, 1H).
MS(+): 439 [M+H]+.
実施例4−130
6-{(E)-1-[4-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(12mg、41%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.56 - 0.66 (m, 2H), 0.95 - 1.04 (m, 2H), 2.04 - 2.15 (m, 2H), 2.25 - 2.44 (m, 3H), 4.11 - 4.16 (m, 1H), 5.72 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.27 (brs, 1H), 6.45 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.62 (t, J=72.9Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.00 - 7.03 (m, 1H), 7.10 (brs, 1H), 7.51 (d, J=8.3Hz, 1H), 11.40 - 11.56 (brs, 1H).
MS(+): 421 [M+H]+.
実施例4−131
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメチル)-3-フルオロフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(20mg、32%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.48 - 0.69 (m, 2H), 0.93 - 1.05 (m, 2H), 2.06 - 2.20 (m, 2H), 2.22 - 2.48 (m, 3H), 4.03 - 4.21 (m, 1H), 5.60 - 5.69 (m, 1H), 6.55 - 6.64 (m, 1H), 6.69 - 7.14 (m, 5H), 7.62 - 7.73 (m, 1H), 12.11 - 12.36 (brs, 1H).
MS(+): 389 [M+H]+.
実施例4−132
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(ジフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(50mg、46%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.50 - 0.79 (m, 2H), 0.88 - 1.08 (m, 2H), 2.02 - 2.20 (m, 2H), 2.22 - 2.48 (m, 3H), 4.02 - 4.19 (m, 1H), 5.55 - 5.70 (m, 1H), 6.57 - 6.68 (m, 1H), 6.75 - 7.18 (m, 3H), 7.20 - 7.30 (m, 2H), 7.66 - 7.79 (m, 1H), 12.16 - 12.44 (brs, 1H).
MS(+): 405 [M+H]+.
実施例4−133
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメチル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(50mg、36%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.88 - 1.10 (m, 2H), 2.01 - 2.41 (m, 5H), 2.43 - 2.49 (m, 3H), 4.05 - 4.22 (m, 1H), 5.64 - 5.76 (m, 1H), 6.43 - 6.57 (m, 2H), 6.60 - 7.01 (m, 2H), 7.03 - 7.15 (m, 2H), 7.49 - 7.62 (m, 1H), 11.75 - 12.02 (brs, 1H).
MS(+): 385 [M+H]+.
実施例4-134
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(70mg、47%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.42 - 0.75 (m, 2H), 0.93 - 1.09 (m, 2H), 2.03 - 2.19 (m, 2H), 2.21 - 2.42 (m, 3H), 3.96 (s, 3H), 4.06 - 4.20 (m, 1H), 5.62 - 5.74 (m, 1H), 6.45 - 6.54 (m, 1H), 6.55 - 6.64 (m, 1H), 6.79 - 6.88 (m, 1H), 7.01 - 7.12 (m, 1H), 7.27 - 7.41 (m, 2H), 11.90 - 12.10 (brs, 1H).
MS(+): 419 [M+H]+.
実施例4−135
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメチル)-3-メトキシフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(12mg、8.4%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.44 - 0.73 (m, 2H), 0.87 - 1.17 (m, 2H), 1.93 - 2.55 (m, 5H), 3.78 - 3.93 (m, 3H), 4.04 - 4.38 (m, 1H), 5.72 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.39 - 7.21 (m, 6H), 7.57 - 7.74 (m, 1H).
MS(+): 401 [M+H]+.
実施例4−136
3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(ピロリジン-1-イルスルホニル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(69mg、43%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.54 - 0.67 (m, 2H), 0.94 - 1.04 (m, 2H), 1.81 - 1.89 (m, 4H), 2.04 - 2.15 (m, 2H), 2.26 - 2.45 (m, 3H), 3.29 - 3.37 (m, 4H), 4.04 - 4.11 (m, 1H), 5.66 - 5.73 (m, 1H), 6.41 - 6.49 (m, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.34 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.90 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS(+): 454 [M+H]+.
実施例4−137
4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を薄茶色粉末(35mg、37%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.53 - 0.62 (m, 2H), 0.80 - 0.89 (m, 2H), 1.79 - 1.90 (m, 1H), 1.95 - 2.02 (m, 1H), 2.03 - 2.14 (m, 2H), 2.15 - 2.26 (m, 1H), 3.76 - 3.85 (m, 1H), 5.37 (brs, 1H), 6.49 (d, J=8.7Hz, 1H), 6.85 (brs, 1H), 7.39 - 7.46 (m, 4H), 7.79 (s, 1H), 7.86 (d, J=8.3Hz, 2H), 11.32 - 11.58 (brs, 1H).
MS(+): 400 [M+H]+.
実施例4−138
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(モルホリン-4-イルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(12mg、11%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.55 - 0.66 (m, 2H), 0.80 - 0.89 (m, 2H), 1.83 - 1.93 (m, 1H), 1.95 - 2.04 (m, 1H), 2.05 - 2.15 (m, 2H), 2.16 - 2.27 (m, 1H), 2.88 - 2.96 (m, 4H), 3.60 - 3.70 (m, 4H), 3.80 - 3.89 (m, 1H), 5.43 (brs, 1H), 6.44 - 6.57 (m, 1H), 6.86 (brs, 1H), 7.50 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.77 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.80 (s, 1H), 11.49 (brs, 1H).
MS(+): 470 [M+H]+.
実施例4−139
N'-(4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}フェニル)-N,N-ジメチル硫酸 ジアミド
表題化合物を灰色粉末(24mg、18%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.52 - 0.64 (m, 2H), 0.75 - 0.90 (m, 2H), 1.73 - 2.30 (m, 5H), 2.73 (s, 6H), 3.75 - 3.96 (m, 1H), 5.53 (s, 1H), 6.21 - 6.45 (m, 1H), 6.73 - 6.92 (m, 1H), 7.03 - 7.29 (m, 4H), 7.74 (s, 1H), 9.93 - 10.14 (m, 1H), 11.26 - 11.49 (m, 1H).
MS(+): 443 [M+H]+.
実施例4−140
4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチルベンゼンスルホンアミド
表題化合物を無色粉末(40mg、24%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.55 - 0.61 (m, 2H), 0.81 - 0.87 (m, 2H), 1.79 - 2.25 (m, 5H), 3.03 - 3.09 (m, 2H), 3.29 (s, 3H), 3.49 - 3.56 (m, 2H), 3.77 - 3.87 (m, 1H), 4.80 (t, J=5.5Hz, 1H), 5.34 - 5.44 (m, 1H), 6.43 - 6.53 (m, 1H), 6.78 - 6.88 (m, 1H), 7.41 - 7.49 (m, 2H), 7.74 - 7.83 (m, 2H).
MS(-): 456 [M-H]-.
実施例4−141
3-シクロプロピル-6-[(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-{4-[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(62mg、79%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 0.60 - 0.65 (m, 2H), 0.91 - 0.95 (m, 2H), 1.97 - 2.06 (m, 2H), 2.22 - 2.44 (m, 3H), 4.10 - 4.17 (m, 1H), 5.79 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.34 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.00 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.35 - 7.40 (m, 2H), 7.78 (d, J=7.8Hz, 2H).
MS(+): 421 [M+H]+.
実施例4−142
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[6-(メチルスルホニル)ピリジン-3-イル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(42mg、53%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 0.60 - 0.66 (m, 2H), 0.91 - 0.96 (m, 2H), 1.99 - 2.09 (m, 2H), 2.25 - 2.35 (m, 2H), 2.37 - 2.45 (m, 1H), 3.28 (s, 3H), 4.05 - 4.15 (m, 1H), 5.75 - 5.84 (m, 1H), 6.51 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.00 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.99 (dd, J=7.8, 1.8Hz, 1H), 8.17 (d, J=8.3Hz, 1H), 8.63 (d, J=2.3Hz, 1H).
MS(+): 400 [M+H]+.
実施例4−143
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
(1)4−クロロフェニルボロン酸の代わりに3−クロロ−4−ヒドロキシフェニルボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−98(1)と同様の反応を実施し、(5R)-5-[(E)-2-(3-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを茶色油状物質(160mg、69%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(3-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(160mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に、テトラヒドロ−4−ピラノ−ル(127mg)、2.2Mジイソプロピルアゾジカルボキシートのトルエン溶液(0.655mL)及びトリフェニルホスフィン(326mg)を加え、室温で4時間攪拌した。反応液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、(5R)-5-[(E)-2-[3-クロロ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルオキシ)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(120mg、61%)として得た。
(3)(5R)-5-[(E)-2-[3-クロロ-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルオキシ)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実施例4−98(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(40mg、34%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.44 - 0.72 (m, 2H), 0.91 - 1.10 (m, 2H), 1.78 - 1.97 (m, 2H), 1.99 - 2.19 (m, 4H), 2.23 - 2.50 (m, 3H), 3.54 - 3.72 (m, 2H), 3.94 - 4.09 (m, 2H), 4.10 - 4.29 (m, 1H), 4.50 - 4.70 (m, 1H), 5.79 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.31 - 6.49 (m, 2H), 6.80 - 6.90 (m, 1H), 6.92 - 7.06 (m, 2H), 7.14 - 7.21 (m, 1H), 11.37 - 11.65 (brs, 1H).
MS(+): 455 [M+H]+.
実施例4−144
3-シクロプロピル-6-[(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-(ピリジン-4-イル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−24で得られた(5R)-5-[(Z)-2-ブロモ-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(100mg)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、4−ピリジル−トリブチルチン(218mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(27mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(42mg)を加え、90℃で4時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、(5R)-5-[(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(ピリジン-4-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(42mg)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(ピリジン-4-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−98(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(20mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.51 - 0.69 (m, 2H), 0.88 - 1.05 (m, 2H), 1.95 - 2.17 (m, 2H), 2.23 - 2.63 (m, 3H), 3.93 - 4.21 (m, 1H), 5.66 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.49 (d, J=9.3Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.07 - 7.23 (m, 2H), 8.53 - 8.77 (m, 2H).
MS(+): 322 [M+H]+.
実施例4−145
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
実施例4−10で得られた6-{(E)-1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン(110mg)のクロロホルム(2mL)溶液に、三臭化ホウ素の1Mヘキサン溶液(0.8mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、表題化合物を無色アモルファス状物質(17.5mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.51 - 0.66 (m, 2H), 0.76 - 0.92 (m, 2H), 1.73 - 2.30 (m, 5H), 3.83 - 4.00 (m, 1H), 5.53 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.35 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.92 - 7.06 (m, 2H), 7.12 - 7.24 (m, 1H), 7.74 - 7.89 (m, 1H).
MS(+): 371 [M+H]+.
実施例4−146
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−18で得られた(5R)-5-[(Z)-2-ブロモ-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(531mg)、4-tert-ブチルフェニルボロン酸(570mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(147mg)、トリ(2-フリル)ホスフィン(224mg)及び炭酸セシウム(1.04g)の混合物に1,4−ジオキサン(8mL)及び水(2mL)を加え、90℃で2.5時間撹拌した。反応液に水及び酢酸エチルを加え、不溶物をセライトろ過後に酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10→60:40)で精製して、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを淡黄色アモルファス状物質(597mg)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(185mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に60%水素化ナトリウム(27mg)を加え、室温で20分撹拌し、次にヨウ化メチル(60μL)を加え、室温で4.5時間撹拌した。反応液に水及び酢酸エチルを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20)で精製して、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]-1-メチルピロリジン-2-オンを無色粉末(180mg)として得た。
(3)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]-1-メチルピロリジン-2-オン(152mg)の1,4−ジオキサン(6mL)溶液に48%臭化水素酸(3mL)を加え65℃で1時間撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→98:2)で精製して、無色粉末(151mg)を得た。これを酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、表題化合物を無色粉末(99mg)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 2.01 - 2.09 (m, 1H), 2.15 - 2.23 (m, 1H), 2.29 - 2.36 (m, 1H), 2.49 - 2.57 (m, 1H), 2.79 (s, 3H), 4.03 - 4.08 (m, 1H), 5.94 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.43 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.11 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.44 - 7.51 (m, 3H), 11.24 - 11.34 (brs, 1H).
MS(+): 385 [M+H]+.
実施例4−147
3-クロロ-6-{(E)-2-[(2R)-1-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−27で得られた(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-[(E)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(543mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液に6-ブロモ-3-クロロ-2-メトキシピリジン(361mg)、フッ化セシウム(246mg)、ヨウ化銅(170mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(92mg)を加え、65℃で1.5時間攪拌した。反応液に水、酢酸エチルを加えセライトろ過後、有機層を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→0:1)にて精製し、(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを黄色油状物質(268mg)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に参考例4−16及び実施例4−146(2)(3)と同様に反応を実施し、表題化合物を無色粉末(65mg、65%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.31 (d, J=7.0Hz, 6H), 1.98 - 2.41 (m, 3H), 2.46 - 2.63 (m, 1H), 2.80 (s, 3H), 2.88 - 3.13 (m, 1H), 3.92 - 4.19 (m, 1H), 5.88 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.50 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.32 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.48 (d, J=7.8Hz, 1H), 11.77 - 11.94 (brs, 1H).
MS(+): 371 [M+H]+.
4-tert-ブチルフェニルボロン酸の代わりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル((4-tert-ブチル-2-メトキシフェニル)ボロン酸、ナフタレン-2-イルボロン酸、ナフタレン-1-イルボロン酸、ビフェニル-4-イルボロン酸、(4-フェノキシフェニル)ボロン酸、(3-カルバモイルフェニル)ボロン酸、[4-(ベンジルオキシ)フェニル]ボロン酸、{4-[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル}ボロン酸、1-プロパン-2-イル-3-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]尿素(参考例5−45)、2-[4-(ジフルオロメチル)-3-(メチルスルホニル)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−9))を使用する以外は、実施例4−146(1)及び(3)と実質的に同様の反応を実施して実施例4−148〜4−157の化合物群を合成した。
実施例4−148
6-{(E)-1-(4-tert-ブチル-2-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(100mg、57%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 2.02 - 2.58 (m, 4H), 3.78 (s, 3H), 3.97 - 4.24 (m, 1H), 5.73 - 5.88 (m, 1H), 5.96 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.46 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.87 - 7.11 (m, 3H), 7.49 (d, J=7.6Hz, 1H), 10.98 - 11.27 (brs, 1H).
MS(+): 401 [M+H]+.
実施例4−149
3-クロロ-6-{(E)-1-(ナフタレン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(45mg、82%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 2.03 - 2.09 (m, 1H), 2.25 - 2.32 (m, 2H), 2.35 - 2.42 (m, 1H), 4.22 - 4.27 (m, 1H), 5.90 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.43 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.31 (dd, J=8.5, 1.6Hz, 1H), 7.54 - 7.56 (m, 2H), 7.61 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.78 - 7.79 (m, 1H), 7.90 - 7.93 (m, 2H), 7.95 (d, J=8.7Hz, 1H).
MS(+): 365 [M+H]+.
実施例4−150
3-クロロ-6-{(E)-1-(ナフタレン-1-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(68mg、52%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.98 - 2.06 (m, 1H), 2.21 - 2.28 (m, 2H), 2.43 - 2.50 (m, 1H), 3.90 - 4.01 (m, 1H), 5.76 (dd, J=7.6, 5.3Hz, 1H), 6.96 (m, J=8.7Hz, 1H), 7.35 - 7.44 (m, 2H), 7.50 - 7.63 (m, 3H), 7.73 (dd, J=12.8, 8.3Hz, 1H), 7.97 (dd, J=12.6, 8.0Hz, 2H).
MS(+): 365 [M+H]+.
実施例4−151
6-{(E)-1-(ビフェニル-4-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(80mg、57%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 2.22 - 2.31 (m, 1H), 2.31 - 2.40 (m, 2H), 2.44 - 2.52 (m, 1H), 4.26 - 4.31 (m, 1H), 5.89 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.53 (d, J=8.7Hz, 1H), 6.57 (s, 1H), 7.28 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.37 - 7.42 (m, 1H), 7.46 - 7.53 (m, 3H), 7.61 - 7.64 (m, 2H), 7.66 - 7.68 (m, 2H),
MS(+): 391 [M+H]+.
実施例4−152
3-クロロ-6-[(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-(4-フェノキシフェニル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(81mg、55%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 2.14 - 2.20 (m, 1H), 2.29 - 2.39 (m, 2H), 2.41 - 2.48 (m, 1H), 4.22 - 4.27 (m, 1H), 5.91 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.29 (s, 1H), 6.41 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.03 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.08 - 7.14 (m, 4H), 7.19 (t, J=7.3Hz, 1H), 7.40 (dd, J=8.5, 7.6Hz, 2H), 7.52 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 407 [M+H]+.
実施例4−153
3-{(E)-1-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ベンズアミド
表題化合物を無色粉末(40mg、37%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.73 - 2.32 (m, 4H), 3.77 - 3.94 (m, 1H), 5.44 - 5.70 (m, 1H), 6.46 - 6.57 (m, 1H), 7.26 - 8.06 (m, 8H), 11.93 - 12.22 (brs, 1H).
MS(-): 356 [M-H]-.
実施例4−154
6-{(E)-1-[4-(ベンジルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を黄色粉末(45mg、35%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 2.11 - 2.18 (m, 1H), 2.29 - 2.38 (m, 2H), 2.40 - 2.47 (m, 1H), 4.21 - 4.26 (m, 1H), 5.11 (s, 2H), 5.92 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.11 (s, 1H), 6.34 (d, J=8.7Hz, 1H), 7.01 - 7.05 (m, 2H), 7.07 - 7.11 (m, 2H), 7.35 - 7.47 (m, 5H), 7.50 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 421 [M+H]+.
実施例4−155
N-(4-{(E)-1-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}フェニル)メタンスルホンアミド
表題化合物を灰色粉末(79mg、92%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.92 - 2.08 (m, 1H), 2.23 - 2.45 (m, 3H), 3.03 (s, 3H), 4.14 - 4.31 (m, 1H), 5.93 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.31 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.16 - 7.25 (m, 2H), 7.31 - 7.37 (m, 2H), 7.63 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 408 [M+H]+.
実施例4−156
1-(4-{(E)-1-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}フェニル)-3-プロパン-2-イル尿素
表題化合物を無色粉末(58mg、33%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.10 (d, J=6.5Hz, 6H), 1.75 - 1.96 (m, 1H), 2.01 - 2.24 (m, 3H), 3.67 - 3.84 (m, 1H), 3.92 - 4.03 (m, 1H), 5.48 - 5.70 (m, 1H), 6.00 - 6.08 (m, 1H), 6.26 - 6.43 (m, 1H), 7.07 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.62 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 11.89 - 12.16 (brs, 1H).
MS(+): 415 [M+H]+.
実施例4−157
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメチル)-3-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(46mg、42%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 2.20 - 2.58 (m, 4H), 3.21 (s, 3H), 4.02 - 4.12 (m, 1H), 5.68 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.72 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.02 - 7.11 (brs, 1H), 7.43 - 7.87 (m, 3H), 7.93 - 8.06 (m, 2H), 12.98 - 13.26 (brs, 1H).
MS(+): 443 [M+H]+.
4-tert-ブチルフェニルボロン酸の代わりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル([4-(メチルスルフィニル)フェニル]ボロン酸、[4-(メチルカルバモイル)フェニル]ボロン酸、(4-カルバモイルフェニル)ボロン酸)を使用し、(5R)-5-[(Z)-2-ブロモ-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(参考例4−18)の代わりに、6-{(Z)-1-ブロモ-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン(参考例4−19)を使用する以外は、実施例4−146(1)と実質的に同様の反応を実施して実施例4−158〜4−160の化合物群を合成した。
実施例4−158
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(メチルスルフィニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(7.7mg、6.5%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 2.20 - 2.41 (m, 3H), 2.42 - 2.62 (m, 1H), 2.82 (s, 3H), 4.07 - 4.23 (m, 1H), 5.64 - 5.75 (m, 1H), 6.62 (d, J=10.3Hz, 1H), 7.34 (d, J=12.3Hz, 1H), 7.43 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.48 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.75 (m, J=6.8Hz, 2H), 12.88 - 13.22 (brs, 1H).
MS(+): 377 [M+H]+.
実施例4−159
4-{(E)-1-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-N-メチルベンズアミド
表題化合物を無色粉末(11mg、10%)として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.96 - 2.05 (m, 1H), 2.21 - 2.32 (m, 2H), 2.33 - 2.42 (m, 1H), 2.92 (s, 3H), 4.08 - 4.19 (m, 1H), 5.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.37 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.33 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.60 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.88 (s, 2H).
MS(+): 372 [M+H]+.
実施例4−160
4-{(E)-1-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ベンズアミド
表題化合物を無色粉末(2mg、4.4%)として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.91 - 2.02 (m, 1H), 2.13 - 2.40 (m, 3H), 4.04 - 4.13 (m, 1H), 5.75 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.54 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.27 - 7.36 (m, 3H), 7.90 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS(+): 358 [M+H]+.
実施例4−161
4-{(E)-1-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-N,N-ジメチルベンズアミド
(1)4-tert-ブチルフェニルボロン酸の代わりに、4−カルボキシフェニルボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−146(1)と同様の反応を実施し、4-{(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}安息香酸を茶色油状物質(131mg、97%)として得た。
(2)4-{(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}安息香酸(131mg)のクロロホルムとN, N−ジメチルホルムアミドの混合溶液(4mL、3:1)にジメチルアミン塩酸塩(43mg)、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(121mg)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(97mg)及びトリエチルアミンを加え、室温で3時間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→80:20)にて精製し、4-{(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-N,N-ジメチルベンズアミドを茶色油状物質(139mg、99%)として得た。
(3)4-{(E)-1-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-N,N-ジメチルベンズアミドを使用する以外は実質的に実施例4−146(3)と同様の反応を実施し、表題化合物を薄茶色粉末(5mg、3%)として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.96 - 2.05 (m, 1H), 2.22 - 2.44 (m, 3H), 3.03 (s, 3H), 3.10 (s, 3H), 4.14 - 4.21 (m, 1H), 5.88 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.37 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.32 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.50 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.61 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 386 [M+H]+.
実施例4−162
6-{(E)-1-(4-tert-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オンの代わりに、実施例4−148で得られた6-{(E)-1-(4-tert-ブチル-2-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-クロロピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例4−145と同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(35mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.27 (s, 9H), 1.73 - 1.92 (m, 1H), 1.95 - 2.33 (m, 3H), 3.77 - 3.94 (m, 1H), 5.40 - 5.59 (m, 1H), 6.35 - 6.51 (m, 1H), 6.80 - 6.96 (m, 2H), 6.99 - 7.07 (m, 1H), 7.60 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.65 - 7.72 (brs, 1H).
MS(+): 387 [M+H]+.
実施例4−163
N-(3-{(E)-1-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}フェニル)アセトアミド
4-tert-ブチルフェニルボロン酸の代わりに、(3−アセトアミドフェニル)ボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−146(1)及び(3)と同様の反応を実施し、得られた粗生成物に無水酢酸(0.5mL)を加え、室温で30分間攪拌した。反応液を1M 塩酸にあけ、酢酸エチルにて抽出を行った。その有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、表題化合物を無色粉末状物質(6.0mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 2.14 (s, 3H), 2.29 - 2.75 (m, 4H), 4.02 - 4.19 (m, 1H), 5.72 - 5.87 (m, 1H), 6.63 - 6.74 (m, 1H), 6.87 - 6.95 (m, 1H), 7.04 - 7.14 (m, 1H), 7.35 - 7.50 (m, 2H), 8.17 - 8.27 (m, 1H), 8.31 - 8.39 (m, 1H), 8.94 - 9.05 (m, 1H), 13.19 - 13.33 (brs, 1H).
MS(+): 372 [M+H]+.
実施例4−164
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-メトキシピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−26で得られた(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(604mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液に参考例4−33で得られた6-ヨード-3-メトキシ-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン(657mg)、フッ化セシウム(269mg)、ヨウ化銅(185mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(102mg)を加え、65℃で1.5時間攪拌した。反応液に水、酢酸エチルを加えセライトろ過後、有機層を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1→1:1)にて精製し、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-{5-メトキシ-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-ピリジン-2-イル}エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを黄色油状物質(449mg)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-{5-メトキシ-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-ピリジン-2-イル}エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(202mg)のクロロホルム(4mL)溶液に水(0.2mL)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(72mg)を加え、65℃で21時間攪拌した。クロロホルムを加え、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→95:5→9:1)にて精製し、6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-メトキシピリジン-2(1H)-オン(65mg)を得た。
(3)6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-メトキシピリジン-2(1H)-オン(65mg)のトリフルオロ酢酸(2mL)溶液にアニソール(1mL)を加え、80℃で9時間攪拌した。減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製して表題化合物を無色粉末(29mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.02 - 2.19 (m, 1H), 2.24 - 2.49 (m, 3H), 3.87 (s, 3H), 4.13 - 4.28 (m, 1H), 5.91 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.17 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.47 - 6.56 (m, 1H), 6.64 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 367 [M+H]+.
実施例4−165
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−26で得られた(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(609mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液に参考例4−34で得られた3-(ジフルオロメトキシ)-6-ヨード-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン(727mg)、フッ化セシウム(270mg)、ヨウ化銅(187mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(103mg)を加え、75℃で2時間攪拌した。反応液に水、酢酸エチルを加えセライトろ過後、有機層を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→1:1)にて精製し、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-{5-(ジフルオロメトキシ)-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-ピリジン-2-イル}エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを無色ガム状物質(511mg)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-{5-(ジフルオロメトキシ)-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-ピリジン-2-イル}エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(511mg)のクロロホルム(8mL)溶液に水(0.4mL)、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(1.72g)を加え、65℃で16時間攪拌した。反応液に水を加え、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:0→1:1→クロロホルム:メタノール=1:0→95:5→9:1)にて精製し、表題化合物を無色油状物質(96mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.20 - 1.25 (m, 1H), 1.36 (s, 9H), 2.04 - 2.22 (m, 1H), 2.24 - 2.53 (m, 3H), 4.15 - 4.28 (m, 1H), 5.87 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.37 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.46 - 6.59 (m, 1H), 6.69 - 7.25 (m, 1H), 7.10 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.44 (d, J=8.4Hz, 2H), 12.11 - 12.46 (brs, 1H).
MS(+): 403 [M+H]+.
実施例4−166
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-2(1H)-オン
6-ヨード-3-メトキシ-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジンの代わりに参考例4−35で得られた6-ヨード-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-3-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジンを使用する以外は実質的に実施例4−164(1)及び(3)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色アモルファス状物質(170mg、60%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.21 (d, J=6.1Hz, 6H), 1.31 (s, 9H), 1.72 - 1.92 (m, 1H), 1.97 - 2.31 (m, 3H), 3.77 - 3.96 (m, 1H), 4.34 - 4.67 (m, 1H), 5.29 - 5.53 (m, 1H), 6.17 - 6.35 (m, 1H), 6.66 - 6.83 (m, 1H), 7.07 - 7.22 (m, 2H), 7.36 - 7.56 (m, 2H), 7.69 - 7.84 (m, 1H), 11.38 - 11.59 (brs, 1H).
MS(+): 395 [M+H]+.
実施例4−167
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-プロポキシピリジン-2(1H)-オン
6-ヨード-3-メトキシ-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジンの代わりに参考例4−32で得られた6-ヨード-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]-3-プロポキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例4−164(1)及び(3)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色アモルファス状物質(170mg、73%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.95 (t, J=7.4Hz, 3H), 1.31 (s, 9H), 1.62 - 1.75 (m, 2H), 1.77 - 1.93 (m, 1H), 1.97 - 2.26 (m, 3H), 3.72 - 3.93 (m, 3H), 5.34 - 5.50 (m, 1H), 6.20 - 6.32 (m, 1H), 6.63 - 6.77 (m, 1H), 7.07 - 7.21 (m, 2H), 7.39 - 7.50 (m, 2H), 7.68 - 7.83 (m, 1H), 11.40 - 11.54 (brs, 1H),
MS(+): 395 [M+H]+.
実施例4−168
3-(シクロペンチルオキシ)-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)窒素雰囲気下、参考例4−29で得られた(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-{(E)-2-(トリブチルスタンナニル)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(184mg)、参考例4−37で得られた3-(シクロペンチルオキシ)-6-ヨード-2-メトキシピリジン(169mg)、フッ化セシウム(80mg)、ヨウ化銅(60mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(30mg)を加えて65℃で3時間撹拌した。反応液を放冷後、水、酢酸エチルを加えてセライトろ過し、ろ液を酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→1:1)にて精製し、(5R)-5-{(E)-2-[5-(シクロペンチルオキシ)-6-メトキシピリジン-2-イル]-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを薄黄色油状物質(184mg)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-[5-(シクロペンチルオキシ)-6-メトキシピリジン-2-イル]-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(184mg)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に48%臭化水素酸(3mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣のトリフルオロ酢酸(4mL)、アニソール(2mL)溶液を80℃で6時間撹拌した。反応液を減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:1→4:1)で精製後、酢酸エチル−ジエチルエーテル−ヘキサンで粉末化させ、表題化合物を無色アモルファス状物質(59mg、47%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.50 - 1.60 (m, 2H), 1.74 - 2.00 (m, 6H), 2.15 - 2.53 (m, 4H), 4.01 - 4.17 (m, 1H), 4.59 - 4.71 (m, 1H), 5.63 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.34 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.57 (d, J=8.1Hz, 1H), 6.96 - 7.06 (brs, 1H), 7.37 (d, J=7.9Hz, 2H), 7.70 (d, J=8.1Hz, 2H), 12.29 - 12.52 (brs, 1H).
MS(+): 433 [M+H]+.
実施例4−169
6-{(E)-1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(3-ヒドロキシプロポキシ)ピリジン-2(1H)-オン
参考例4−38で得られた3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)-6-ヨード-2-メトキシピリジン及び参考例4−28で得られた(5R)-5-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−168(1)(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を薄茶色アモルファス状物質(56mg、69%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.92 - 2.02 (m, 3H), 2.18 - 2.32 (m, 2H), 2.32 - 2.40 (m, 1H), 3.72 (t, J=6.2Hz, 2H), 4.03 (t, J=6.2Hz, 2H), 4.07 - 4.13 (m, 1H), 5.78 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.18 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.20 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.44 (d, J=8.7Hz, 2H).
MS(+): 389 [M+H]+.
実施例4−170
3-(3-ヒドロキシプロポキシ)-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
3-(シクロペンチルオキシ)-6-ヨード-2-メトキシピリジンの代わりに、参考例4−38で得られた3-(3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロポキシ)-6-ヨード-2-メトキシピリジンを使用する以外は、実質的に実施例4−168(1)(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色アモルファス状物質(47mg、58%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.94 - 2.03 (m, 3H), 2.19 - 2.32 (m, 2H), 2.33 - 2.41 (m, 1H), 3.72 (t, J=6.2Hz, 2H), 4.00 - 4.10 (m, 3H), 5.73 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.25 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.43 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.75 (d, J=7.8Hz, 2H).
MS(+): 423 [M+H]+.
実施例4−171
3-(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロポキシ)-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
3-(シクロペンチルオキシ)-6-ヨード-2-メトキシピリジンの代わりに、参考例4−39で得られた3-(3-{[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}-2,2-ジメチルプロポキシ)-6-ヨード-2-メトキシピリジンを使用する以外は、実質的に実施例4−168(1)(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色アモルファス状物質(8mg、33%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.10 (d, J=5.3Hz, 6H), 2.04 - 2.52 (m, 4H), 3.65 - 3.83 (m, 2H), 4.04 - 4.17 (m, 1H), 4.23 - 4.37 (m, 2H), 5.66 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.31 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.64 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.28 - 7.33 (brs, 1H), 7.38 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.70 (d, J=7.9Hz, 2H).
MS(+): 451 [M+H]+.
実施例4−172
3-シクロプロピル-6-{(Z)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
参考例4−20で得られた6-ブロモ-3-シクロプロピル-2-メトキシピリジン及び参考例4−30で得られた(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-{(E)-2-(トリブチルスタンナニル)-2-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は、実質的に実施例4−168(1)(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色アモルファス状物質(45mg、10%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.49 - 0.70 (m, 2H), 0.86 - 1.07 (m, 2H), 1.97 - 2.22 (m, 2H), 2.31 - 2.60 (m, 3H), 4.16 - 4.34 (m, 1H), 5.77 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.43 - 6.55 (m, 1H), 6.60 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.80 - 6.94 (m, 1H), 7.36 - 7.48 (m, 1H), 7.89 - 8.04 (m, 1H), 8.88 - 9.04 (m, 1H), 12.19 - 12.44 (brs, 1H).
MS(+): 390 [M+H]+.
実施例4−173
3-アミノ-6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)窒素雰囲気下、参考例4−26で得られた(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(296mg)、参考例4−31(1)で得られた6-ヨード-2-メトキシピリジン-3-アミン(220mg)、フッ化セシウム(135mg)、ヨウ化銅(93mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)溶液にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(50mg)を加えて65℃で3時間撹拌した。反応液を放冷後、水、酢酸エチルを加えてセライトろ過し、ろ液を酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:4)にて精製し、(5R)-5-[(E)-2-(5-アミノ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを薄茶色アモルファス状物質(152mg、68%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(5-アミノ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(198mg)のトリフルオロ酢酸(4mL)、アニソール(2mL)溶液を80℃で6時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:4)で精製し、(5R)-5-[(E)-2-(5-アミノ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを薄茶色固体(61mg、44%)として得た。
(3)(5R)-5-[(E)-2-(5-アミノ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(20mg)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に48%臭化水素酸(0.5mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→4:1)で精製し、クロロホルム−酢酸エチルで結晶化させ、表題化合物を薄茶色粉末(8mg、44%)として得た。
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.26 (s, 9H), 1.80 - 1.96 (m, 1H), 2.08 - 2.33 (m, 3H), 3.99 - 4.09 (m, 1H), 5.66 (d, J=7.8Hz, 1H), 5.94 (d, J=9.3Hz, 1H), 6.46 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.05 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.39 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 352 [M+H]+.
実施例4−174
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(ジメチルアミノ)ピリジン-2(1H)-オン
(1)氷冷下、実施例4−173(2)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-アミノ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(40mg)のアセトニトリル(2mL)溶液に37%ホルムアミド水溶液(40μL)を加えて10分撹拌した。ここに、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(120mg)を加えて室温で15時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧下溶媒留去後、(5R)-5-{(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[5-(ジメチルアミノ)-6-メトキシピリジン-2-イル]エテニル}ピロリジン-2-オンを黄色油状物質(41mg)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[5-(ジメチルアミノ)-6-メトキシピリジン-2-イル]エテニル}ピロリジン-2-オン(41mg)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に48%臭化水素酸(0.5mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→4:1)で精製し、クロロホルム−酢酸エチルで結晶化させ、表題化合物を薄黄色粉末(11mg、26%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.92 - 2.06 (m, 1H), 2.22 - 2.47 (m, 3H), 2.89 (s, 6H), 4.11 - 4.22 (m, 1H), 5.72 - 5.80 (brs, 1H), 5.97 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.05 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.54 (d, J=9.9Hz, 1H), 7.07 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.43 (d, J=8.4Hz, 2H).
MS(+): 380 [M+H]+.
実施例4−175
3-アセチル-6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)窒素雰囲気下、参考例4−26で得られた(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(1.00g)、参考例4−40で得られた1-(6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-イル)エタノン(674mg)、フッ化セシウム(447mg)、ヨウ化銅(308mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(170mg)を加えて65℃で1時間撹拌した。反応液を放冷後、水、酢酸エチルを加えてセライトろ過し、ろ液を酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、(5R)-5-[(E)-2-(5-アセチル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを淡黄色アモルファス状物質(773mg)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(5-アセチル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(300mg)の1,4−ジオキサン(3.0mL)溶液に48%臭化水素酸(3.0mL)を加えて65℃で0.5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣(278mg)のトリフルオロ酢酸(1mL)溶液にアニソール(2mL)を加え、80℃で4.5時間攪拌した。減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製して表題化合物を黄色粉末(103mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.94 - 2.11 (m, 1H), 2.18 - 2.48 (m, 3H), 2.61 (s, 3H), 4.18 - 4.32 (m, 1H), 6.04 - 6.17 (m, 1H), 6.46 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.18 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.53 (d, J=8.5Hz, 2H), 8.03 - 8.17 (m, 1H).
MS(+): 379 [M+H]+.
実施例4−176
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン
(1)実施例4−175(1)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-アセチル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(773mg)のメタノール溶液へ氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(108mg)を加え40分攪拌した。反応液を水にあけクロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:0→1:1)で精製し、(5R)-5-{(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[5-(1-ヒドロキシエチル)-6-メトキシピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(388mg)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[5-(1-ヒドロキシエチル)-6-メトキシピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(100mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に氷冷下、水素化ナトリウム(22mg、60% in oil)を加え同温にて15分攪拌した。室温へ昇温し、二硫化炭素(66.7μL)を加えて30分攪拌した。ヨウ化メチル(68.5μL)を加え、3.5時間攪拌した。反応液に水を加えクロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させて、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、O-[1-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-イル)エチル] S-メチル カルボノジチオアートを無色油状物質(109mg)として得た。
(3)O-[1-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-イル)エチル] S-メチル カルボノジチオアート(109mg)のトルエン(2mL)溶液に水素化トリブチルスズ(91μL)、アゾビスイソブチロニトリル(8.5mg)を加え、120℃で30分攪拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを無色油状物質(65mg)として得た。
(4)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-エチル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(59mg)の1,4−ジオキサン(0.6mL)溶液に48%臭化水素酸(0.6mL)を加えて65℃で1.5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→3:1)で精製し、6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オンを無色油状物質(49mg)として得た。
(5)6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-エチルピリジン-2(1H)-オン(49mg)のトリフルオロ酢酸(0.5mL)溶液にアニソール(0.25mL)を加え、65℃で7時間攪拌した。トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、更に5時間撹拌後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製した。得られた結晶(25mg)を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して表題化合物を無色粉末(20mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.18 (t, J=7.5Hz, 3H), 1.36 (s, 9H), 1.99 - 2.09 (m, 1H), 2.24 - 2.44 (m, 3H), 2.50 - 2.60 (m, 2H), 4.16 - 4.26 (m, 1H), 5.59 - 5.70 (m, 1H), 6.04 (d, J=6.8Hz, 1H), 6.20 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.07 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.18 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.44 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 365 [M+H]+.
実施例4−177
3-ブロモ-6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
参考例4−42で得られた (5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−98(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を薄黄色アモルファス状物質(13mg、21%)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.10 - 2.19 (m, 1H), 2.31 - 2.42 (m, 2H), 2.44 - 2.53 (m, 1H), 4.18 - 4.33 (m, 1H), 5.94 (d, J=7.79 Hz, 1H), 6.21 (brs., 1H), 6.37 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.03 - 7.12 (m, 2H), 7.46 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.74 (d, J=7.8Hz, 1H).
実施例4−178
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-フェニルピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−42で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(80mg)の1,4−ジオキサン(1.5mL)−水(0.5mL)溶液に、フェニルボロン酸(57mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(19mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(32mg)、炭酸セシウム(151mg)を加えて、外温65℃で3時間撹拌した。反応液を放冷後酢酸エチルで希釈し、ろ過した。ろ液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)にて精製し、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(6-メトキシ-5-フェニルピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを橙色油状物質(81mg)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(6-メトキシ-5-フェニルピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(81mg)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に48%臭化水素酸(1mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→4:1)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで固化させ、目的物を薄黄色アモルファス状物質(41mg、43%、(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 1.84 - 1.98 (m, 1H), 2.11 - 2.34 (m, 3H), 4.09 - 4.23 (m, 1H), 5.99 - 6.04 (brs, 1H), 6.08 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.31 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.30 - 7.49 (m, 6H), 7.64 - 7.71 (m, 2H).
MS(+): 413 [M+H]+.
フェニルボロン酸の代わりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル(ピリジン-4-イルボロン酸、ピリジン-3-イルボロン酸、2,4-ジメチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3-チアゾール、1-(2-メチルプロピル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,2-オキサゾール)を使用する以外は実施例4−178(1)(2)と実質的に同様の反応を実施し、実施例4−179〜4−184の化合物群を合成した。
実施例4−179
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3,4'-ビピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を薄黄色アモルファス状物質(37mg、37%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 1.87 - 2.04 (m, 1H), 2.15 - 2.42 (m, 3H), 4.09 - 4.25 (m, 1H), 6.13 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.37 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.53 - 6.61 (brs, 1H), 7.12 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.46 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.59 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.66 (d, J=5.8Hz, 2H), 8.62 (d, J=5.4Hz, 2H).
MS(+): 414 [M+H]+.
実施例4−180
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3,3'-ビピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を薄黄色アモルファス(39mg、55%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 1.87 - 2.01 (m, 1H), 2.19 - 2.38 (m, 3H), 4.14 - 4.27 (m, 1H), 6.14 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.17 - 6.22 (brs, 1H), 6.34 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.31 - 7.37 (m, 1H), 7.46 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.53 (d, J=7.3Hz, 1H), 8.08 - 8.14 (m, 1H), 8.53 - 8.59 (m, 1H), 8.84 - 8.90 (m, 1H).
MS(+): 414 [M+H]+.
実施例4−181
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(2,4-ジメチル-1,3-チアゾール-5-イル)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を薄橙色アモルファス状物質(17mg、16%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 1.97 - 2.08 (m, 1H), 2.26 - 2.43 (m, 3H), 2.45 (s, 3H), 2.66 (s, 3H), 4.15 - 4.27 (m, 1H), 6.14 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.28 - 6.32 (m, 2H), 7.13 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.44 - 7.52 (m, 3H).
MS(+): 448 [M+H]+.
実施例4−182
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-[1-(2-メチルプロピル)-1H-ピラゾール-4-イル]ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を薄黄色アモルファス状物質(13mg、21%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.93 (d, J=6.4Hz, 6H), 1.37 (s, 9H), 2.11 - 2.29 (m, 2H), 2.31 - 2.43 (m, 2H), 2.50 - 2.58 (m, 1H), 3.96 (d, J=7.3Hz, 2H), 4.25 - 4.31 (m, 1H), 6.28 - 6.33 (m, 2H), 6.39 - 6.44 (m, 1H), 7.10 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.47 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.81 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 8.25 (s, 1H).
MS(+): 459 [M+H]+.
実施例4−183
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を薄黄色アモルファス状物質(46mg、64%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 1.93 - 2.09 (m, 1H), 2.24 - 2.51 (m, 3H), 3.92 (s, 3H), 4.17 - 4.28 (m, 1H), 6.02 (s, 1H), 6.13 - 6.22 (m, 2H), 7.11 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.46 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.59 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.84 (s, 1H), 8.30 (s, 1H).
MS(+): 417 [M+H]+.
実施例4−184
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(1,2-オキサゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を薄黄色アモルファス状物質(16mg、31%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 1.95 - 2.16 (m, 1H), 2.23 - 2.53 (m, 3H), 4.20 - 4.32 (m, 1H), 6.17 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.32 (d, J=9.3Hz, 1H), 6.51 - 6.57 (brs, 1H), 7.12 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.47 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.58 (d, J=7.5Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 9.35 (s, 1H).
MS(+): 404 [M+H]+.
実施例4−185
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-フェノキシピリジン-2(1H)-オン
(1)窒素雰囲気下、参考例4−42で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(100mg)、フェノール(43mg)のN−メチルピロリジン(2mL)溶液に炭酸セシウム(151mg)を加えて室温で5分撹拌した。ここに、ヨウ化銅(22mg)、2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオン(10mg)を加えて、120℃で6時間撹拌した。反応液に水、酢酸エチルを加えてセライトろ過し、ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:4)で精製し、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(6-メトキシ-5-フェノキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン及び(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンの混合物(61mg)を得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(6-メトキシ-5-フェノキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン及び(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンの混合物(61mg)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に48%臭化水素酸(2mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣を分取HPLC(Waters Sunfire 19x150mm 5μm、rate:20mL/min、eluent:A=アセトニトリル、B=0.1%トリフルオロ酢酸水溶液、gradient:10〜90%)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで固化させ、表題化合物を無色アモルファス状物質(22mg、22%(2工程))として得た。また、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンの粗生成物(15mg)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.35 (s, 9H), 2.00 - 2.11 (m, 1H), 2.19 - 2.42 (m, 3H), 4.09 - 4.22 (m, 1H), 5.87 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.17 - 6.27 (m, 2H), 6.79 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.04 - 7.15 (m, 5H), 7.30 - 7.37 (m, 2H), 7.42 (d, J=8.4Hz, 2H).
MS(+): 429 [M+H]+.
実施例4−186
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
実施例4−185(2)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンの粗生成物(15mg)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に48%臭化水素酸(0.5mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→4:1)で精製した。酢酸エチル−ヘキサンで粉末化させ、表題化合物を橙色粉末(2mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.01 - 2.14 (m, 1H), 2.30 - 2.49 (m, 3H), 4.15 - 4.30 (m, 1H), 5.98 - 6.03 (m, 1H), 6.21 - 6.25 (brs, 1H), 6.28 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.50 - 6.56 (m, 1H), 7.09 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.31 - 7.39 (m, 1H), 7.44 (d, J=8.4Hz, 2H).
MS(+): 337 [M+H]+.
フェノールの代わりに、それぞれ対応するフェノール類(p−クレゾール、4−クロロフェノール、4−(トリフルオロ)フェノール)を使用する以外は、実質的に実施例4−185(1)(2)と同様の反応を実施し、実施例4−187〜4−189の化合物群を合成した。
実施例4−187
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(4-メチルフェノキシ)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(17mg、17%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.35 (s, 9H), 2.03 - 2.12 (m, 1H), 2.23 - 2.47 (m, 6H), 4.11 - 4.24 (m, 1H), 5.91 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.06 - 6.13 (brs, 1H), 6.18 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.74 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.99 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.08 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.14 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.43 (d, J=8.4Hz, 2H).
MS(+): 443 [M+H]+.
実施例4−188
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(4-クロロフェノキシ)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(9mg、8%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.35 (s, 9H), 2.00 - 2.16 (m, 1H), 2.21 - 2.54 (m, 3H), 4.14 - 4.26 (m, 1H), 5.88 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.28 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.89 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.92 - 6.97 (brs, 1H), 7.01 (d, J=8.9Hz, 2H), 7.08 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.27 - 7.31 (m, 2H), 7.42 (d, J=8.2Hz, 2H).
MS(+): 463 [M+H]+.
実施例4−189
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-[4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(3mg、2%、(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.02 - 2.15 (m, 1H), 2.22 - 2.58 (m, 3H), 4.16 - 4.29 (m, 1H), 6.03 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.27 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.80 - 6.89 (brs, 1H), 7.04 - 7.15 (m, 5H), 7.45 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 497 [M+H]+.
実施例4−190
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(4-ヒドロキシブチル)ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−42(1)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(300mg)の1,4−ジオキサン(3mL)−水(1mL)溶液に、トランス−4−(tert-ブチルジメチルシロキシ)−1−ブテン−1−イルボロン酸ピナコールエステル(296mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(48mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(73mg)、炭酸セシウム(354mg)を加えて、外温65℃で3時間撹拌した。反応液を放冷後酢酸エチルで希釈し、セライトろ過を行った。ろ液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)にて精製し、(5R)-5-[(E)-2-{5-[(1E)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブタ-1-エン-1-イル]-6-メトキシピリジン-2-イル}-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを黄色油状物質(399mg、100%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-{5-[(1E)-4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブタ-1-エン-1-イル]-6-メトキシピリジン-2-イル}-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(226mg)のメタノール(5mL)溶液に10%パラジウム−活性炭素(50mg)、臭化亜鉛(II)(25mg)を加えて、水素雰囲気下室温で5時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈してセライトろ過した。ろ液を水、飽和食塩水で順次洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:9)にて精製し、(5R)-5-[(E)-2-[5-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)-6-メトキシピリジン-2-イル]-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを無色油状物質(140mg、62%)として得た。
(3)(5R)-5-[(E)-2-[5-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)-6-メトキシピリジン-2-イル]-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(24mg)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に48%臭化水素酸(0.5mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。得られた残渣のトリフルオロ酢酸(2mL)、アニソール(1mL)溶液を70℃で5時間撹拌した。反応液を減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:1→4:1)、分取HPLC(Waters Sunfire 19x150mm 5μm、rate:20mL/min、eluent:A=アセトニトリル、B=0.1%トリフルオロ酢酸水溶液、gradient:10〜90%)で精製し、表題化合物を無色アモルファス状物質(4mg、26%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.53 - 1.75 (m, 4H), 1.99 - 2.13 (m, 1H), 2.23 - 2.43 (m, 3H), 2.51 - 2.67 (m, 2H), 3.62 - 3.73 (m, 2H), 4.15 - 4.26 (m, 1H), 5.83 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.40 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.49 - 6.57 (brs, 1H), 7.09 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.15 - 7.23 (m, 1H), 7.41 (s, 2H).
MS(+): 409 [M+H]+.
実施例4−191
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-[4-(ジメチルアミノ)ブチル]ピリジン-2(1H)-オン
(1)(5R)-5-[(E)-2-[5-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)-6-メトキシピリジン-2-イル]-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(140mg)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液にテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリドのテトラヒドロフラン溶液(1mL)を加えて、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:10)にて精製し、(5R)-5-{(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[5-(4-ヒドロキシブチル)-6-メトキシピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを無色油状物質(101mg、86%)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[5-(4-ヒドロキシブチル)-6-メトキシピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(144mg)のクロロホルム(2mL)溶液にトリエチルアミン(50μL)、メタンスルホニルクロリド(25μL)を加えて室温で3時間撹拌した。ここにトリエチルアミン(50μL)、メタンスルホニルクロリド(25μL)をさらに加えて室温で1時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去し、4-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-イル)ブチル メタンスルホナートを粗生成物として得た。4-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-イル)ブチル メタンスルホナートに2Mのジメチルアミン(メタノール溶液)(3mL)を加えて、室温で17時間撹拌した。反応液を減圧下溶媒留去後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→4:1)で精製し、(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-{5-[4-(ジメチルアミノ)ブチル]-6-メトキシピリジン-2-イル}エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを無色油状物質として得た。
(3)(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-{5-[4-(ジメチルアミノ)ブチル]-6-メトキシピリジン-2-イル}エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンの1,4−ジオキサン(2mL)溶液に48%臭化水素酸(1.5mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液を飽和重曹水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣のトリフルオロ酢酸(4mL)、アニソール(2mL)溶液を80℃で5時間撹拌した。反応液を飽和重曹水にあけ、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:1→3:1)で精製し、ジエチルエーテル−ヘキサンで固化させ、表題化合物を薄黄色アモルファス状物質(13mg、12%(4工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.47 - 1.58 (m, 4H), 2.00 - 2.09 (m, 1H), 2.21 (s, 6H), 2.25 - 2.44 (m, 5H), 2.49 - 2.58 (m, 2H), 4.16 - 4.27 (m, 1H), 5.72 - 5.77 (brs, 1H), 6.03 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.17 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.07 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.18 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.44 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 436 [M+H]+.
トランス−4−(tert-ブチルジメチルシロキシ)−1−ブテン−1−イルボロン酸ピナコールエステルの代わりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル((1E)-プロパ-1-エン-1-イルボロン酸、(1E)-ペンタ-1-エン-1-イルボロン酸、シクロペンタ-1-エン-1-イルボロン酸、[(E)-2-シクロヘキシルエテニル]ボロン酸、[(E)-2-フェニルエテニル]ボロン酸、[(1E)-3-フェニルプロパ-1-エン-1-イル]ボロン酸、tert-ブチル(ジメチル){[(2E)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]オキシ}シラン)を使用する以外は実施例4−190(1)〜(3)と実質的に同様の反応を実施し、実施例4−192〜4−198の化合物群を合成した。
実施例4−192
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-プロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(6.1mg、6%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.95 (t, J=7.4Hz, 3H), 1.36 (s, 9H), 1.50 - 1.72 (m, 2H), 1.96 - 2.13 (m, 1H), 2.22 - 2.45 (m, 3H), 2.50 (t, J=7.5Hz, 2H), 4.14 - 4.29 (m, 1H), 5.88 - 6.03 (m, 2H), 6.24 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.16 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.44 (d, J=7.8Hz, 2H), 9.95 - 10.21 (brs, 1H).
MS(+): 379 [M+H]+
実施例4−193
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-ペンチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(4mg、4%(4工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.82 - 0.94 (m, 3H), 1.27 - 1.41 (m, 13H), 1.51 - 1.62 (m, 2H), 1.98 - 2.16 (m, 1H), 2.22 - 2.44 (m, 3H), 2.48 - 2.57 (m, 2H), 4.13 - 4.27 (m, 1H), 5.91 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.29 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.33 - 6.39 (brs, 1H), 7.10 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.15 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.43 (d, J=8.4Hz, 2H).
MS(+): 407 [M+H]+.
実施例4−194
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロペンチルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(15mg、14%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.41 - 1.54 (m, 2H), 1.64 - 1.79 (m, 4H), 1.94 - 2.12 (m, 3H), 2.22 - 2.51 (m, 3H), 3.12 - 3.29 (m, 1H), 4.13 - 4.27 (m, 1H), 5.90 - 6.01 (m, 1H), 6.06 - 6.15 (m, 1H), 6.19 - 6.28 (m, 1H), 7.01 - 7.12 (m, 2H), 7.16 - 7.22 (m, 1H), 7.36 - 7.47 (m, 2H), 9.97 - 10.31 (brs, 1H).
MS(+): 405 [M+H]+.
実施例4−195
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(2-シクロヘキシルエチル)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(19mg、16%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 0.86 - 1.04 (m, 2H), 1.13 - 1.40 (m, 13H), 1.41 - 1.51 (m, 2H), 1.60 - 1.86 (m, 5H), 1.92 - 2.07 (m, 1H), 2.20 - 2.42 (m, 3H), 2.44 - 2.56 (m, 2H), 4.14 - 4.27 (m, 1H), 5.90 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.24 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.17 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.28 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.51 (d, J=8.1Hz, 2H).
MS(+): 447 [M+H]+.
実施例4−196
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(2-フェニルエチル)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を黄色粉末(13mg、11%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.32 - 1.38 (m, 9H), 1.91 - 2.09 (m, 1H), 2.21 - 2.41 (m, 3H), 2.69 - 2.93 (m, 4H), 4.13 - 4.26 (m, 1H), 5.85 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.25 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.07 - 7.28 (m, 8H), 7.50 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 441 [M+H]+.
実施例4−197
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(3-フェニルプロピル)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(30mg、46%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.86 - 1.97 (m, 2H), 2.04 (m, J=17.6Hz, 1H), 2.27 - 2.46 (m, 3H), 2.54 - 2.62 (m, 2H), 2.63 - 2.71 (m, 2H), 4.15 - 4.26 (m, 1H), 5.76 - 5.86 (brs, 1H), 6.01 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.19 (d, J=8.9Hz, 1H), 7.07 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.13 - 7.25 (m, 6H), 7.44 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 455 [M+H]+.
実施例4−198
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(3-ヒドロキシプロピル)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(14mg、26%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.95 - 2.15 (m, 3H), 2.28 - 2.45 (m, 3H), 2.63 (t, J=7.5Hz, 2H), 4.15 - 4.27 (m, 1H), 4.38 (t, J=6.5Hz, 2H), 5.81 - 5.88 (brs, 1H), 6.02 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.23 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.19 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.45 (d, J=8.4Hz, 2H).
MS(+): 395 [M+H]+.
(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンの代わりに、(5R)-5-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(参考例4−28)及び(5R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-{(E)-2-(トリブチルスタンナニル)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(参考例4−29)を使用する以外は実質的に実施例4−190(1)〜(3)と同様に反応を実施し、実施例4−199、200の化合物を合成した。
実施例4−199
6-{(E)-1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(4-ヒドロキシブチル)ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(50mg、32%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.48 - 1.70 (m, 4H), 1.92 - 2.09 (m, 1H), 2.18 - 2.41 (m, 3H), 2.45 - 2.56 (m, 2H), 3.52 - 3.60 (m, 2H), 4.08 - 4.22 (m, 1H), 5.85 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.31 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.23 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.31 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.47 (d, J=8.5Hz, 2H).
MS(+): 387 [M+H]+.
実施例4−200
3-(4-ヒドロキシブチル)-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
無色アモルファス状物質(39mg、28%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 2.23 - 2.40 (m, 4H), 2.66 - 2.84 (m, 1H), 2.92 - 3.15 (m, 3H), 3.19 - 3.28 (m, 2H), 4.25 - 4.33 (m, 2H), 4.78 - 4.91 (m, 1H), 6.53 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.12 (d, J=9.5Hz, 1H), 8.05 (d, J=7.1Hz, 1H), 8.18 (d, J=8.1Hz, 2H), 8.50 (d, J=8.2Hz, 2H).
MS(+): 421 [M+H]+.
実施例4−201
3-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)プロパンアミド
(1)窒素雰囲気下、参考例4−26で得られた(5R)-5-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(471mg)、参考例4−41で得られた3-(6-ブロモ-2-メトキシピリジン-3-イル)プロパン酸 tert-ブチル(436mg)、フッ化セシウム(209mg)、ヨウ化銅(144mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4.5mL)溶液にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(80mg)を加えて65℃で1時間撹拌した。反応液を放冷後、水、酢酸エチルを加えてセライトろ過し、ろ液を酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、tert-ブチル 3-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-イル)プロパノアートを茶色油状物質(293mg)として得た。
(2)tert-ブチル 3-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-イル)プロパノアート(293mg)のトリフルオロ酢酸(2mL)溶液にアニソール(1mL)を加え、65℃で2時間攪拌した。減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製して3-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-イル)プロパン酸を無色アモルファス状物質(172mg)として得た。
(3)3-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-イル)プロパン酸(172mg)の1,4−ジオキサン(1.7mL)溶液に48%臭化水素酸(1.7mL)を加えて65℃で2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製し、3-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)プロパン酸を黄色油状物質(153mg)として得た。
(4)3-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)プロパン酸(77.8mg)のテトラヒドロフラン(1.6mL)溶液に1,1'-カルボニルジイミダゾール(24.8mg)を加え、更に、28%アンモニア水(0.2mL)を加え、15時間撹拌した。反応系を減圧下、濃縮して残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製して3-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)プロパンアミドを無色アモルファス状物質(82.6mg)として得た。
(5)3-(6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)プロパンアミド(82.6mg)のトリフルオロ酢酸(0.6mL)溶液にアニソール(0.3mL)を加え、80℃で19時間攪拌した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製して表題化合物を無色油状物質(14mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.31 - 1.38 (m, 9H), 1.90 - 2.09 (m, 1H), 2.19 - 2.41 (m, 3H), 2.44 - 2.60 (m, 2H), 2.72 - 2.83 (m, 2H), 4.14 - 4.26 (m, 1H), 5.86 - 5.93 (m, 1H), 6.28 (d, J=9.3Hz, 1H), 7.10 - 7.20 (m, 2H), 7.30 - 7.37 (m, 1H), 7.45 - 7.53 (m, 2H).
MS(+): 408 [M+H]+.
実施例4−202
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボニトリル
(1)参考例4−42(1)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(90mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液にシアン化銅(27mg)を加え、外温180℃で2時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-カルボニトリル(32mg、40%)を得た。
(2)6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メトキシピリジン-3-カルボニトリル(32mg)のアニソール(1mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えて、85℃で終夜撹拌した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:5)で精製した化合物を1,4−ジオキサン(1mL)に溶かし、48%臭化水素酸(1mL)を加えて65℃で1時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:5→クロロホルム:メタノール=5:1)で精製し、表題化合物(8mg、36%)を無色個体として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 2.22 - 2.43 (m, 3H), 2.54 - 2.62 (m, 1H), 4.24 - 4.30 (m, 1H), 6.06 - 6.11 (m, 1H), 6.52 - 6.65 (m, 2H), 7.09 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.48 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.78 (d, J=7.3Hz, 1H).
MS(+): 362 [M+H]+.
実施例4−203 4−204
6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(1-ヒドロキシシクロブチル)ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−42(1)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(100mg)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶かし、−78℃でn-ブチルリチウムを加えた。30分間撹拌した後、シクロブタノンを滴下した。さらに30分間撹拌した後、反応液に塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、5-{2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[5-(1-ヒドロキシシクロブチル)-6-メトキシピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(EZ混合物)(35mg)を得た。
(2)5-{2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[5-(1-ヒドロキシシクロブチル)-6-メトキシピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(EZ混合物)(35mg)のアニソール(1mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えて、85℃で終夜撹拌した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:5)で精製した化合物を1,4−ジオキサン(1mL)に溶かし、48%臭化水素酸(1mL)を加えて65℃で1時間撹拌した。反応液に重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣を分取HPLC(Waters Sunfire 19x150mm 5μm、rate:20mL/min、eluent:A=アセトニトリル、B=0.1%トリフルオロ酢酸水溶液、gradient:10〜90%)で精製し、表題化合物の一方の異性体(A)(1mg、8%)及びもう一方の異性体(B)(1.0mg、8%)を無色粉末として得た。
異性体(A)
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.34 (s, 9H), 1.55 - 1.66 (m, 1H), 1.83 - 2.52 (m, 9H), 2.71 (t, J=9.6Hz, 1H), 4.14 - 4.22 (m, 1H), 6.16 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.28 (d, J=8.7Hz, 1H), 6.43 (brs, 1H), 6.65 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.05 - 7.12 (m, 2H), 7.44 - 7.53 (m, 3H).
MS(+): 407[M+H]+.
異性体(B)
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.55 - 1.66 (m, 1H), 1.84 - 2.49 (m, 9H), 2.97 - 3.04 (m, 1H), 4.20 - 4.30 (m, 1H), 6.28 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.41 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.60 (brs, 1H), 6.73 (d, J=8.7Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.47 (s, 2H), 7.57 - 7.66 (m, 1H).
MS(+): 407[M+H]+.
実施例4−205
3-ベンジル-6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−42(2)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(30mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に、0.05Mベンジル亜鉛(II) 臭化物(385μL)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(8.0mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(15mg)を加え、マイクロウェーブ照射下、110℃で1時間撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:0)にて精製し、(5R)-5-[(E)-2-(5-ベンジル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(23mg)を得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(5-ベンジル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(23mg)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、48%臭化水素酸(1mL)を加えて65℃で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下溶媒留去した。残渣を分取HPLC(Waters Sunfire 19x150mm 5μm、rate:20mL/min、eluent:A=アセトニトリル、B=0.1%トリフルオロ酢酸水溶液、gradient:10〜90%)で精製し、表題化合物(11mg、50%)を無色個体として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.35 (s, 9H), 1.96 - 2.06 (m, 1H), 2.24 - 2.35 (m, 2H), 2.35 - 2.47 (m, 1H), 3.81-3.95 (m, 2H), 4.15-4.27 (m, 1H), 5.73-5.88 (m, 1H), 5.90-6.04 (m, 1H), 6.19 (brs, 1H), 7.05 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.18 - 7.25 (m, 3H), 7.27 - 7.31 (m, 2H), 7.42 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS(+): 427 [M+H]+.
実施例4−206
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(メチルスルファニル)ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−42(1)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(150mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)溶液にナトリウムチオメトキシド(44mg)を加えて室温で20時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→0:10)にて精製し、(5R)-5-{(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[6-メトキシ-5-(メチルスルファニル)ピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを無色油状物質(53mg、34%)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[6-メトキシ-5-(メチルスルファニル)ピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(53mg)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に48%臭化水素酸(1.5mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣のトリフルオロ酢酸(4mL)、アニソール(2mL)溶液を80℃で6時間撹拌した。反応液を減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:1→3:1)、分取HPLC(Waters Sunfire 19x150mm 5μm、rate:20mL/min、eluent:A=アセトニトリル、B=0.1%トリフルオロ酢酸水溶液、gradient:10〜90%)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで粉末化させ、表題化合物を無色粉末(10mg、27%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.10 - 2.22 (m, 1H), 2.25 - 2.47 (m, 6H), 4.15 - 4.26 (m, 1H), 5.92 - 5.99 (m, 2H), 6.39 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.99 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.44 (d, J=8.4Hz, 2H).
MS(+): 383 [M+H]+.
実施例4−207 4−208
3-シクロプロピル-6-{(1R)-1-(3,4-ジクロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン(実施例4−207)
3-シクロプロピル-6-{(1S)-1-(3,4-ジクロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン(実施例4−208)
(1)(5R)-5-[(Z)-2-ブロモ-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(300mg)、3,4-ジクロロフェニルホウ酸(340mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(81mg)、トリ(2-フリル)ホスフィン(124mg)及び炭酸セシウム(867mg)の混合物に1,4−ジオキサン(4mL)及び水(0.5mL)を加え、90℃で3時間撹拌した。反応液に水及び酢酸エチルを加え、不溶物をセライトろ過後に酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:50→0:100)で精製して、(5R)-5-[(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(3,4-ジクロロフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(250mg、69%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(3,4-ジクロロフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(100mg)のメタノール(3mL)溶液に臭化亜鉛(20mg)及び10%パラジウム−活性炭素(40mg)を加え、水素雰囲気下、室温で18時間撹拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下濃縮し、(5R)-5-[2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(3,4-ジクロロフェニル)エチル]ピロリジン-2-オンの粗生成物をアモルファス状物質(120mg)として得た。
(3)(5R)-5-[2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(3,4-ジクロロフェニル)エチル]ピロリジン-2-オン(120mg)の1,4−ジオキサン(4mL)溶液に48%臭化水素酸(2mL)を加え65℃で1時間撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→90:10)で精製し、表題化合物の(R,S)混合物を褐色アモルファス状物質(78mg)として得た。これをキラルHPLCカラム(CHIRALPAK IB, Hexane : Ethanol=20:80 v/v, 40 ℃, 10 mL/min, 210nm )で分取して、3-シクロプロピル-6-{(1R)-1-(3,4-ジクロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オンを無色アモルファス状物質(33mg)として、3-シクロプロピル-6-{(1S)-1-(3,4-ジクロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オンを無色アモルファス状物質(21mg)として得た。
実施例4−207;
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.52 - 0.68 (m, 2H), 0.93 - 1.07 (m, 2H), 1.70 - 1.85 (m, 1H), 2.07 - 2.40 (m, 6H), 3.49 - 3.65 (m, 1H), 3.97 - 4.12 (m, 1H), 5.92 - 6.04 (m, 1H), 6.90 - 7.02 (m, 1H), 7.07 - 7.15 (m, 1H), 7.15 - 7.22 (m, 1H), 7.29 - 7.36 (m, 1H), 7.62 - 7.74 (m, 1H), 13.04 - 13.16 (brs, 1H).
MS(+): 391 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 4.670min.
実施例4−208;
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.53 - 0.66 (m, 2H), 0.93 - 1.14 (m, 2H), 1.72 - 1.87 (m, 1H), 2.08 - 2.48 (m, 6H), 3.49 - 3.66 (m, 1H), 4.03 - 4.18 (m, 1H), 5.94 - 6.06 (m, 1H), 6.89 - 7.02 (m, 1H), 7.12 - 7.22 (m, 1H), 7.36 - 7.47 (m, 2H), 7.78 - 7.88 (m, 1H), 13.28 - 13.51 (brs, 1H),
MS(+): 391 [M+H]+
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 9.879min.
実施例4−209 4−210
3-シクロプロピル-6-{1-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)2,3−ジヒドロー1−ベンゾフランー5−イルボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−207、208(1)と同様に反応を実施し、(5R)-5-[(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを無色アモルファス物質(240mg)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(240mg)のメタノール(3mL)溶液に10%パラジウム−活性炭素(50mg)を加え、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、(5R)-5-[2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル)エチル]ピロリジン-2-オンをアモルファス状物質(200mg)として得た。
(3)(5R)-5-[2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル)エチル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−207、208(3)と同様に反応を実施し、表題化合物の(R,S)混合物を黄色アモルファス状物質(78mg)として得た。これをキラルHPLCカラム(CHIRALPAK IB, Hexane : Ethanol=30:70 v/v, 40 ℃, 10 mL/min, 210nm )で分取して、表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(50mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(45mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.49 - 0.70 (m, 2H), 0.84 - 1.03 (m, 2H), 1.71 - 1.83 (m, 1H), 1.97 - 2.47 (m, 6H), 3.07 - 3.24 (m, 2H), 3.44 - 3.62 (m, 1H), 3.86 - 4.02 (m, 1H), 4.47 - 4.66 (m, 2H), 5.86 - 6.03 (m, 1H), 6.66 - 6.78 (m, 1H), 6.85 - 6.96 (m, 1H), 7.00 - 7.08 (m, 1H), 7.09 - 7.18 (m, 2H).
MS(+): 365 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.949min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.47 - 0.71 (m, 2H), 0.88 - 1.11 (m, 2H), 1.68 - 1.85 (m, 1H), 2.07 - 2.42 (m, 6H), 3.11 - 3.30 (m, 2H), 3.49 - 3.70 (m, 1H), 3.91 - 4.09 (m, 1H), 4.50 - 4.65 (m, 2H), 5.90 - 6.09 (m, 1H), 6.67 - 6.78 (m, 1H), 6.90 - 6.98 (m, 1H), 7.05 (dd, J=8.16, 1.79Hz, 1H), 7.09 - 7.18 (m, 1H), 7.35 - 7.51 (m, 1H), 12.59 - 12.84 (brs, 1H).
MS(+): 365 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 7.756min.
それぞれ対応するボロン酸((3-クロロ-4-フルオロフェニル)ボロン酸、(4-クロロ-3-メチルフェニル)ボロン酸、(3-クロロ-4-メチルフェニル)ボロン酸、(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ボロン酸、[3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、[4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸、(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ボロン酸、2-[3-クロロ-4-(ジフルオロメチル)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−5)、(4-クロロ-3-メトキシフェニル)ボロン酸、[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸、2-[4-(ジフルオロメチル)-3-メチルフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−7)、2-[4-(ジフルオロメチル)-3-フルオロフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−6))を使用し、実施例4−207、208あるいは実施例4−209、210と実質的に同様の反応を実施し、実施例4−211〜4−234の化合物群を得た。
実施例4−211 4−212
6-{1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=50:50)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(65mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(37mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.59 - 0.67 (m, 2H), 0.94 - 1.00 (m, 2H), 1.70 - 1.77 (m, 1H), 2.07 - 2.40 (m, 6H), 3.47 - 3.52 (m, 1H), 3.97 (dd, J=9.6, 6.0Hz, 1H), 5.98 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.93 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.03 (brs, 1H), 7.10 (t, J=8.5Hz, 1H), 7.22 - 7.27 (m, 1H), 7.41 - 7.45 (m, 1H), 11.97 - 12.10 (brs, 1H).
MS(+): 375 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.360min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.57 - 0.65 (m, 2H), 0.98 - 1.07 (m, 2H), 1.74 - 1.82 (m, 1H), 2.12 - 2.18 (m, 1H), 2.21 - 2.40 (m, 5H), 3.55 - 3.60 (m, 1H), 4.08 (dd, J=10.3, 5.3Hz, 1H), 5.98 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.97 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.10 (t, J=8.5Hz, 1H), 7.18 - 7.22 (m, 1H), 7.38 (dd, J=6.7, 2.1Hz, 1H), 7.71 (brs, 1H), 13.17 - 13.26 (brs, 1H).
MS(+): 375 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 7.915min.
実施例4−213 4−214
6-{1-(4-クロロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=20:80)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(33mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(21mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.51 - 0.73 (m, 2H), 0.83 - 1.04 (m, 2H), 1.68 - 1.83 (m, 1H), 2.02 - 2.38 (m, 9H), 3.36 - 3.59 (m, 1H), 3.86 - 4.01 (m, 1H), 5.87 - 6.04 (m, 1H), 6.85 - 6.96 (m, 1H), 7.06 - 7.18 (m, 1H), 7.20 - 7.34 (m, 3H), 11.89 - 12.11 (brs, 1H).
MS(+): 371 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 4.503min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.49 - 0.68 (m, 2H), 0.93 - 1.13 (m, 2H), 1.70 - 1.86 (m, 1H), 2.06 - 2.41 (m, 9H), 3.48 - 3.67 (m, 1H), 4.00 - 4.10 (m, 1H), 5.93 - 6.01 (m, 1H), 6.87 - 6.99 (m, 1H), 7.06 - 7.14 (m, 1H), 7.14 - 7.21 (m, 1H), 7.26 - 7.36 (m, 1H), 7.68 - 7.80 (m, 1H), 13.04 - 13.24 (brs, 1H).
MS(+): 371 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 8.440min.
実施例4−215 4−216
6-{1-(3-クロロ-4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=20:80)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(48mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(35mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.51 - 0.68 (m, 2H), 0.90 - 1.02 (m, 2H), 1.62 - 1.74 (m, 1H), 1.99 - 2.41 (m, 9H), 3.40 - 3.57 (m, 1H), 3.90 - 4.01 (m, 1H), 5.93 - 6.03 (m, 1H), 6.87 - 6.96 (m, 1H), 7.07 - 7.21 (m, 2H), 7.26 - 7.31 (m, 1H), 7.33 - 7.37 (m, 1H), 11.98 - 12.20 (brs, 1H).
MS(+): 371 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 4.520min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.52 - 0.68 (m, 2H), 0.93 - 1.07 (m, 2H), 1.70 - 1.85 (m, 1H), 2.07 - 2.40 (m, 9H), 3.49 - 3.65 (m, 1H), 3.97 - 4.12 (m, 1H), 5.92 - 6.04 (m, 1H), 6.90 - 7.02 (m, 1H), 7.07 - 7.15 (m, 1H), 7.15 - 7.22 (m, 1H), 7.29 - 7.36 (m, 1H), 7.62 - 7.74 (m, 1H), 13.04 - 13.16 (brs, 1H).
MS(+): 371 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 9.608min.
実施例4−217 4−218
6-{1-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=50:50)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(50mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(33mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.58 - 0.67 (m, 2H), 0.93 - 0.99 (m, 2H), 1.70 - 1.78 (m, 1H), 2.06 - 2.12 (m, 1H), 2.14 - 2.40 (m, 5H), 3.46 - 3.54 (m, 1H), 3.96 - 4.02 (m, 1H), 5.99 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.93 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.05 (brs, 1H), 7.09 - 7.13 (m, 1H), 7.21 - 7.25 (m, 1H), 7.32 - 7.37 (m, 1H), 12.11 - 12.26 (m, 1H).
MS(+): 375 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.820min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.56 - 0.65 (m, 2H), 0.97 - 1.07 (m, 2H), 1.74 - 1.82 (m, 1H), 2.13 - 2.19 (m, 1H), 2.20 - 2.40 (m, 5H), 3.55 - 3.61 (m, 1H), 4.06 - 4.12 (m, 1H), 5.98 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.97 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.04 - 7.08 (m, 1H), 7.13 - 7.17 (m, 1H), 7.35 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.68 (brs, 1H), 13.15 - 13.27 (m, 1H).
MS(+): 375 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 9.481min.
実施例4−219 4−220
3-シクロプロピル-6-{1-[3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=50:50)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(68mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(36mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.59 - 0.68 (m, 2H), 0.94 - 1.00 (m, 2H), 1.71 - 1.79 (m, 1H), 2.06 - 2.13 (m, 1H), 2.18 - 2.44 (m, 5H), 3.47 - 3.54 (m, 1H), 4.05 - 4.10 (m, 1H), 6.02 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.95 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.09 (brs, 1H), 7.27 - 7.34 (m, 2H), 7.52 - 7.58 (m, 1H), 12.32 - 12.45 (brs, 1H).
MS(+): 409 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.098min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.57 - 0.66 (m, 2H), 0.98 - 1.08 (m, 2H), 1.76 - 1.83 (m, 1H), 2.15 - 2.42 (m, 6H), 3.56 - 3.62 (m, 1H), 4.15 - 4.20 (m, 1H), 6.01 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.98 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.22 (d, J=9.6Hz, 2H), 7.56 (t, J=7.8Hz, 1H), 7.79 (brs, 1H), 13.30 - 13.42 (brs, 1H).
MS(+): 409 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 7.120min.
実施例4−221 4−222
6-{1-[4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=50:50)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(87mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(42mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.58 - 0.67 (m, 2H), 0.92 - 0.99 (m, 2H), 1.71 - 1.79 (m, 1H), 2.06 - 2.12 (m, 1H), 2.17 - 2.45 (m, 5H), 3.47 - 3.53 (m, 1H), 4.07 (dd, J=9.2, 6.4Hz, 1H), 5.99 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.93 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.14 (brs, 1H), 7.47 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.55 (dd, J=8.4, 2.2Hz, 1H), 7.71 (d, J=2.2Hz, 1H), 12.37 - 12.49 (brs, 1H).
MS(+): 425 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.100min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.57 - 0.65 (m, 2H), 0.98 - 1.08 (m, 2H), 1.75 - 1.82 (m, 1H), 2.13 - 2.19 (m, 1H), 2.21 - 2.41 (m, 5H), 3.56 - 3.62 (m, 1H), 4.15 (dd, J=10.6, 5.0Hz, 1H), 5.98 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.98 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.44 - 7.49 (m, 2H), 7.64 (d, J=1.4Hz, 1H), 7.77 (brs, 1H), 13.18 - 13.31 (brs, 1H).
MS(+): 425 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 7.961min.
実施例4−223 4−224
3-シクロプロピル-6-{1-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=50:50)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(40mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(24mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.57 - 0.65 (m, 2H), 0.92 - 0.98 (m, 2H), 1.69 - 1.76 (m, 1H), 2.06 - 2.39 (m, 6H), 2.25 (d, J=1.4Hz, 3H), 3.46 - 3.51 (m, 1H), 3.89 (dd, J=9.9, 5.7Hz, 1H), 5.97 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.79 (brs, 1H), 6.91 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.95 - 6.99 (m, 1H), 7.08 - 7.13 (m, 2H), 11.10 - 11.21 (brs, 1H).
MS(+): 355 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.246min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.56 - 0.63 (m, 2H), 0.96 - 1.04 (m, 2H), 1.74 - 1.81 (m, 1H), 2.13 - 2.37 (m, 6H), 2.26 (d, J=1.4Hz, 3H), 3.54 - 3.60 (m, 1H), 4.01 (dd, J=9.4, 6.2Hz, 1H), 5.98 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.93 - 6.99 (m, 2H), 7.07 - 7.12 (m, 2H), 7.39 (brs, 1H), 12.52 - 12.64 (brs, 1H).
MS(+): 355 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=40:60 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 6.970min.
実施例4−225 4−226
6-{1-[3-クロロ-4-(ジフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=30:70)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(70mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(40mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.56 - 0.70 (m, 2H), 0.93 - 1.02 (m, 2H), 1.71 - 1.79 (m, 1H), 2.03 - 2.46 (m, 6H), 3.43 - 3.56 (m, 1H), 4.01 - 4.14 (m, 1H), 5.98 - 6.07 (m, 1H), 6.66 - 7.13 (m, 2H), 7.30 - 7.38 (m, 1H), 7.39 - 7.46 (m, 1H), 7.48 - 7.54 (m, 1H), 7.56 - 7.65 (m, 1H), 12.41 - 12.59 (brs, 1H).
MS(+): 407 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=30:70 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 6.895min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.52 - 0.71 (m, 2H), 0.90 - 1.14 (m, 2H), 1.70 - 1.91 (m, 1H), 2.08 - 2.47 (m, 6H), 3.47 - 3.67 (m, 1H), 4.10 - 4.20 (m, 1H), 5.93 - 6.08 (m, 1H), 6.68 - 7.15 (m, 2H), 7.31 - 7.47 (m, 2H), 7.56 - 7.68 (m, 1H), 7.83 - 7.97 (m, 1H), 13.30 - 13.49 (brs, 1H).
MS(+): 407 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=30:70 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 8.434min.
実施例4−227 4−228
6-{1-(4-クロロ-3-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=50:50)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(52mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(29mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.57 - 0.64 (m, 2H), 0.91 - 0.98 (m, 2H), 1.70 - 1.78 (m, 1H), 2.07 - 2.13 (m, 1H), 2.17 - 2.40 (m, 5H), 3.48 - 3.54 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.95 (dd, J=9.9, 5.7Hz, 1H), 5.99 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.87 (dd, J=8.0, 2.1Hz, 1H), 6.90 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.02 (d, J=1.9Hz, 1H), 7.05 (brs, 1H), 7.32 (d, J=8.3Hz, 1H), 11.76 - 11.86 (brs, 1H).
MS(+): 387 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 5.090min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.57 - 0.63 (m, 2H), 0.96 - 1.04 (m, 2H), 1.74 - 1.80 (m, 1H), 2.16 - 2.38 (m, 6H), 3.58 - 3.64 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 4.06 (dd, J=9.2, 6.0Hz, 1H), 6.00 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.86 - 6.90 (m, 2H), 6.95 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.32 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.57 (brs, 1H), 12.98 - 13.07 (brs, 1H).
MS(+): 387 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 8.486min.
実施例4−229 4−230
3-シクロプロピル-6-{1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=50:50)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(59mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(35mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.57 - 0.65 (m, 2H), 0.92 - 0.98 (m, 2H), 1.69 - 1.77 (m, 1H), 2.06 - 2.13 (m, 1H), 2.15 - 2.24 (m, 2H), 2.26 - 2.39 (m, 3H), 3.46 - 3.52 (m, 1H), 3.99 (dd, J=9.6, 6.0Hz, 1H), 5.97 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.49 (t, J=73.8Hz, 1H), 6.92 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.99 (brs, 1H), 7.09 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.35 (d, J=8.7Hz, 2H), 11.65 - 11.77 (brs, 1H).
MS(+): 389 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.742min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.56 - 0.64 (m, 2H), 0.96 - 1.05 (m, 2H), 1.74 - 1.81 (m, 1H), 2.14 - 2.38 (m, 6H), 3.56 - 3.61 (m, 1H), 4.10 (dd, J=9.9, 5.7Hz, 1H), 5.98 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.49 (t, J=73.8Hz, 1H), 6.96 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.32 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.63 (brs, 1H), 12.98 - 13.09 (brs, 1H).
MS(+): 389 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 7.778min.
実施例4−231 4−232
3-シクロプロピル-6-{1-[4-(ジフルオロメチル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=30:70)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(65mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(50mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δppm 0.45 - 0.68 (m, 2H), 0.85 - 1.08 (m, 2H), 1.64 - 1.83 (m, 1H), 2.01 - 2.49 (m, 9H), 3.36 - 3.62 (m, 1H), 3.88 - 4.10 (m, 1H), 5.91 - 6.03 (m, 1H), 6.48 - 6.97 (m, 2H), 7.13 - 7.33 (m, 3H), 7.42 - 7.52 (m, 1H). MS(+): 387 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.923min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δppm 0.50 - 0.68 (m, 2H), 0.92 - 1.10 (m, 2H), 1.71 - 1.89 (m, 1H), 2.11 - 2.38 (m, 6H), 2.41 (s, 3H), 3.52 - 3.67 (m, 1H), 4.04 - 4.18 (m, 1H), 5.92 - 6.06 (m, 1H), 6.51 - 6.92 (m, 1H), 6.93 - 6.99 (m, 1H), 7.13 - 7.31 (m, 2H), 7.43 - 7.52 (m, 1H), 7.74 - 7.87 (m, 1H), 13.04 - 13.29 (brs, 1H).
MS(+): 387 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 9.239min.
実施例4−233 4−234
3-シクロプロピル-6-{1-[4-(ジフルオロメチル)-3-フルオロフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=30:70)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(40mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(40mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δppm 0.53 - 0.70 (m, 2H), 0.89 - 1.02 (m, 2H), 1.68 - 1.85 (m, 1H), 2.00 - 2.48 (m, 6H), 3.39 - 3.63 (m, 1H), 3.99 - 4.18 (m, 1H), 5.95 - 6.04 (m, 1H), 6.59 - 7.07 (m, 2H), 7.19 - 7.39 (m, 3H), 7.47 - 7.62 (m, 1H), 12.38 - 12.66 (brs, 1H).
MS(+): 391 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.843min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δppm 0.51 - 0.74 (m, 2H), 0.91 - 1.14 (m, 2H), 1.72 - 1.89 (m, 1H), 2.09 - 2.51 (m, 6H), 3.52 - 3.68 (m, 1H), 4.08 - 4.25 (m, 1H), 5.95 - 6.10 (m, 1H), 6.64 - 7.06 (m, 2H), 7.12 - 7.25 (m, 2H), 7.48 - 7.60 (m, 1H), 7.80 - 7.94 (m, 1H), 13.26 - 13.57 (brs, 1H).
MS(+): 391 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 9.704min.
実施例4−235 4−236
3-クロロ-6-{1-(4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
実施例4−48(1)で得られた(5R)-5-[2-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}フェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用し、ヨウ化メチルを使用するかわりにヨウ化エチルを使用する以外は実質的に実施例1−16(2)(3)及び4−209、210(2)(3)と同様に反応を順次実施し、表題化合物の(R,S)混合物を無色アモルファス状物質(240mg)として得た。これをキラルHPLC(CHIRALCEL OD-H, 40℃,流速7mL/min,エタノール:へキサン=0:100)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(38mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(35mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.20 - 1.54 (m, 3H), 1.59 - 1.90 (m, 1H), 2.00 - 2.72 (m, 5H), 3.35 - 3.64 (m, 1H), 3.77 - 4.28 (m, 3H), 5.98 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.78 - 6.95 (m, 2H), 7.16 - 7.29 (m, 2H), 7.28 - 7.36 (m, 1H), 7.49 (d, J=7.5Hz, 1H), 11.75 - 12.12 (brs, 1H).
MS(+): 361 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), hexane:i-PrOH=50:50 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 9.196min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.41 (t, J=7.0Hz, 3H), 1.82 - 2.01 (m, 1H), 2.09 - 2.58 (m, 5H), 3.53 - 3.73 (m, 1H), 3.95 - 4.07 (m, 3H), 6.00 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.69 - 6.95 (m, 2H), 7.14 - 7.24 (m, 2H), 7.51 (d, J=7.6Hz, 2H), 12.64 - 13.05 (brs, 1H).
MS(+): 361 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), hexane:i-PrOH=50:50 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 11.535min.
実施例4−235、236と実質的に同様の反応を実施し、実施例4−237〜4−241の化合物群を得た。
実施例4−237 4−238
3-クロロ-6-{1-[4-エトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
CHIRALCEL OD-H (40℃,流速7mL/min,エタノール:へキサン=0:100)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(60mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(40mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 )δ ppm 1.43 (t, J=6.9Hz, 3H), 1.69 - 1.81 (m, 1H), 2.15 - 2.50 (m, 5H), 3.45 - 3.60 (m, 1H), 3.96 - 4.05 (m, 1H), 4.11 (q, J=6.9Hz, 2H), 6.00 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.97 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.41 - 7.47 (m, 1H), 7.48 - 7.57 (m, 3H), 12.38 - 12.50 (brs, 1H).
MS(+): 429 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), EtOH v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 7.749min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.43 (t, J=7.0Hz, 3H), 1.82 - 2.00 (m, 1H), 2.11 - 2.54 (m, 5H), 3.61 - 3.75 (m, 1H), 4.01 - 4.17 (m, 3H), 6.04 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.95 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.41 - 7.51 (m, 2H), 7.54 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.82 - 7.90 (brs, 1H), 13.06 - 13.21 (brs, 1H).
MS(+): 429 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), EtOH v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 10.645min.
実施例4−239 4−240
3-クロロ-6-{1-(4-エトキシ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
CHIRALCEL OD-H (40℃,流速7mL/min,エタノール:へキサン=0:100)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(38mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(21mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.19 - 1.51 (m, 3H), 1.58 - 1.86 (m, 2H), 2.05 - 2.70 (m, 7H), 3.32 - 3.69 (m, 1H), 3.78 - 4.07 (m, 3H), 6.00 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.77 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.00 - 7.15 (m, 2H), 7.21 - 7.35 (m, 1H), 7.49 (d, J=7.6Hz, 1H), 11.63 - 11.95 (brs, 1H).
MS(+): 375 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), hexane:i-PrOH=50:50 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 8.549min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.42 (t, J=7.0Hz, 3H), 1.79 - 1.98 (m, 1H), 2.11 - 2.57 (m, 8H), 3.55 - 3.74 (m, 1H), 3.88 - 4.12 (m, 3H), 6.02 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.76 (d, J=8.2Hz, 1H), 6.99 - 7.11 (m, 2H), 7.22 - 7.27 (m, 1H), 7.51 (d, J=7.6Hz, 1H), 12.52 - 12.81 (brs, 1H).
MS(+): 375 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), hexane:i-PrOH=50:50 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 10.983min.
実施例4−241
3-クロロ-6-{1-(4-エトキシ-3-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
CHIRALCEL OD-H (40℃,流速7mL/min,エタノール:へキサン=0:100)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマーを無色アモルファス状物質(19mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.35 - 1.53 (m, 3H), 1.64 - 1.83 (m, 1H), 2.06 - 2.55 (m, 5H), 3.41 - 3.62 (m, 1H), 3.90 - 4.00 (m, 1H), 4.09 (q, J=7.0Hz, 2H), 6.00 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.85 - 6.97 (m, 1H), 7.02 - 7.14 (m, 2H), 7.35 - 7.45 (m, 1H), 7.51 (d, J=7.6Hz, 1H), 12.12 - 12.39 (brs, 1H).
MS(+): 379 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), hexane:i-PrOH=50:50 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm , Rt = 8.798min.
実施例4−242 4−243
6-{2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-3-プロピルピリジン-2(1H)-オン
実施例4−99で得られた3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例4−207、208(2)と同様に反応を実施し、表題化合物の(R,S)混合物を無色アモルファス状物質(50mg)を得た。
CHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=50:50)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(21mg)として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(21mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.97 (t, J=7.4Hz, 3H), 1.54 - 1.82 (m, 3H), 2.14 - 2.41 (m, 5H), 2.46 - 2.56 (m, 2H), 3.42 - 3.58 (m, 1H), 4.02 - 4.18 (m, 1H), 6.02 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.13 - 7.25 (m, 2H), 7.47 - 7.65 (m, 4H), 12.06 - 12.25 (brs, 1H).
MS(+): 393 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 3.957min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.98 (t, J=7.3Hz, 3H), 1.58 - 1.72 (m, 2H), 1.74 - 1.89 (m, 1H), 2.10 - 2.46 (m, 5H), 2.49 - 2.72 (m, 2H), 3.49 - 3.67 (m, 1H), 4.11 - 4.27 (m, 1H), 5.97 - 6.11 (m, 1H), 7.20 - 7.31 (m, 1H), 7.42 - 7.52 (m, 2H), 7.55 - 7.64 (m, 2H), 7.65 - 7.73 (m, 1H), 12.87 - 13.37 (brs, 1H).
MS(+): 393 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 5.234min.
実施例4−244 4−245
6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-メトキシピリジン-2(1H)-オン
実施例4−164で得られた6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-メトキシピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例4−207、208(2)と同様に反応を実施し、表題化合物の(R,S)混合物を得た。それをキラルHPLCカラム(CHIRALCEL OD-H, Hexane : Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 7.0 mL/min, 210nm )で分取して、表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(9.5mg)として、またもう一方のジアステレオマー(B)をを無色粉末(11.9mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.30 (s, 9H), 1.64 - 1.80 (m, 1H), 2.02 - 2.53 (m, 5H), 3.43 - 3.57 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.87 - 3.99 (m, 1H), 5.98 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.64 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.15 - 7.25 (m, 2H), 7.30 - 7.37 (m, 2H), 7.39 - 7.46 (m, 1H).
MS(+): 369 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), hexane:EtOH=50:50 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 5.136min
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.30 (s, 9H), 1.79 - 1.94 (m, 1H), 2.09 - 2.47 (m, 5H), 3.49 - 3.62 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.89 - 3.99 (m, 1H), 5.95 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.65 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.19 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.34 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.43 - 7.50 (m, 1H).
MS(+): 369 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), hexane:EtOH=50:50 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 6.333min.
実施例4−246 4−247
6-{-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2(1H)-オン
実施例4−165で得られた6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例4−207、208(2)と同様に反応を実施し、表題化合物の(R,S)混合物を得た。それをキラルHPLCカラム(CHIRALCEL OD-H, Hexane : Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 7.0 mL/min, 210nm )で分取して、表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(20mg)として、またもう一方のジアステレオマー(B)を無色粉末(24mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.30 (s, 9H), 1.62 - 1.81 (m, 1H), 2.13 - 2.46 (m, 5H), 3.44 - 3.58 (m, 1H), 4.00 (t, J=7.8Hz, 1H), 6.02 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.68 - 7.18 (m, 1H), 7.20 - 7.28 (m, 3H), 7.31 - 7.39 (m, 2H), 7.63 - 7.74 (m, 1H), 12.22 - 12.67 (brs, 1H).
MS(+): 405 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), hexane:EtOH=50:50 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 4.094min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.30 (s, 9H), 1.74 - 1.94 (m, 1H), 2.14 - 2.50 (m, 5H), 3.51 - 3.65 (m, 1H), 4.02 (t, J=7.8Hz, 1H), 6.11 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.59 - 7.17 (m, 1H), 7.22 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.29 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.33 - 7.40 (m, 2H), 7.64 - 7.74 (brs, 1H).
MS(+): 405 [M+H]+.
CHIRALCEL OD-H 4.6×250mm 5μm (DAICEL), hexane:EtOH=50:50 v/v, 40℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 5.620min.
実施例4−98〜4−247の構造を以下に示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
実施例4−248 4−249
3-シクロプロピル-6-{2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)4-トリフルオロメチルフェニルボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−98(1)と同様に反応を実施して(5R)-5-{(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを淡緑色固体(167mg、70%)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=40 :60)で分離し、保持時間11分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(47mg、29%(2工程))として得た。また、保持時間23分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(39mg、24%(2工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.72 (m, 2H), 0.90 - 1.05 (m, 2H), 1.64 - 1.80 (m, 1H), 1.95 - 2.40 (m, 6H), 3.40 - 3.55 (m, 1H), 4.05 - 4.20 (m, 1H), 6.00 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.92 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.45 - 7.70 (m, 5H), 12.30 - 12.70 (m, 1H).
MS (+) : 391 [M+H]+.
MS (-) : 389 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.65 (m, 2H), 0.95 - 1.10 (m, 2H), 1.70 - 1.85 (m, 1H), 2.14 - 2.40 (m, 6H), 3.53 - 3.65 (brs, 1H), 4.15 - 4.25 (m, 1H), 5.99 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.96 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.45 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.58 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.85 (s, 1H), 13.20 - 13.38 (brs, 1H).
MS (+) : 391 [M+H]+.
MS (-) : 389 [M-H]-.
実施例4−250 4−251
6-{1-(3-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例1−55で得られた(4-{[tert-ブチル(ジメチルシリル]オキシ}-3-クロロフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[2-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)(173mg、58%)を得た。
(2)(5R)-5-[2-(4-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-3-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間18分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(42mg、33%(2工程))として得た。また、保持時間54分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(30mg、23%(2工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 0.46 - 0.70 (m, 2H), 0.76 - 1.00 (m, 2H), 1.60 - 1.85 (m, 1H), 1.90 - 2.42 (m, 6H), 3.40 - 3.60 (m, 1H), 3.75 - 3.95 (m, 1H), 6.20 - 6.35 (m, 1H), 6.75 - 6.93 (m, 1H), 6.93 - 7.15 (m, 2H), 7.22 - 7.35 (m, 1H).
MS (+) : 373 [M+H]+.
MS (-) : 371 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 0.45 - 0.70 (m, 2H), 0.77 - 0.95 (m, 2H), 1.70 - 1.89 (m, 1H), 1.89 - 2.05 (m, 1H), 2.05 - 2.40 (m, 5H), 3.40 - 3.55 (m, 1H), 3.80 - 3.92 (m, 1H), 6.25 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.86 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.00 - 7.12 (m, 2H), 7.26 (s, 1H).
MS (+) : 373 [M+H]+.
MS (-) : 371 [M-H]-.
実施例4−252 4−253
6-{1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
(1)4-クロロフェニルボロン酸を使用する以外は、実質的に実施例4−248、249(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを淡黄色アモルファス状物質(219mg、100%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10 mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間5分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(17mg、15%(2工程))として得た。また、保持時間43分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(14mg、13%(2工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.66 (m, 2H), 0.92 - 0.96 (m, 2H), 1.60 - 1.80 (m, 1H), 2.04 - 2.41 (m, 6H), 3.43 - 3.52 (m, 1H), 4.00 - 4.04 (m, 1H), 5.96 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.91 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.26 - 7.33 (m, 4H), 7.36 - 7.48 (brs, 1H), 12.10 - 12.50 (brs, 1H).
MS (+) : 357 [M+H]+.
MS (-) : 355 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.59 - 0.61 (m, 2H), 0.98 - 1.01 (m, 2H), 1.68 - 1.76 (m, 1H), 2.11 - 2.39 (m, 6H), 3.55 - 3.59 (m, 1H), 4.08 - 4.11 (m, 1H), 5.96 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.94 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.24 - 7.31 (m, 4H), 7.72 - 7.84 (brs, 1H), 13.00 - 13.40 (brs, 1H).
MS (+) : 357 [M+H]+.
MS (-) : 355 [M-H]-.
実施例4−254 4−255
6-{1-[3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
(1)3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を使用する以外は、実質的に実施例4−248、249(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[(E)-2-[3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(154mg、40%)を得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-[3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10 mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間14分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(45mg、30%(2工程))として得た。また、保持時間51分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(51mg、34%(2工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.80 - 1.00 (m, 2H), 1.60 - 1.82 (m, 1H), 2.00 - 2.45 (m, 6H), 3.35 - 3.55 (m, 1H), 4.00 - 4.20 (m, 1H), 6.06 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.93 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.46 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.55 - 7.64 (m, 2H), 7.85 - 8.01 (brs, 1H), 12.40 - 13.05 (brs, 1H).
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.75 (m, 2H), 0.85 - 1.10 (m, 2H), 1.70 - 1.90 (m, 1H), 2.00 - 2.65 (m, 6H), 3.45 - 3.65 (m, 1H), 4.07 - 4.25 (m, 1H), 6.09 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.97 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.37 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.61 (d, J=8.3Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 12.76 - 13.60 (brs, 1H).
実施例4−256
3-クロロ-6-{(E)-1-(4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例1−91で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-メチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)(287mg、73%)を得た。
(2)(5R)-5-[2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-メチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(33mg、33%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.11 - 2.52 (m, 4H), 2.41 (s, 3H), 4.14 - 4.30 (m, 1H), 5.86 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.32 (s, 1H), 6.43 (d, J =9.2Hz, 1H), 7.07 (d, J=7.9Hz, 2H), 7.25 (d, J=7.6Hz, 2H), 7.59 (d, J=7.6Hz, 1H), 12.22 - 12.32 (brs, 1H).
MS (+) : 329 [M+H]+.
MS (-) : 327 [M-H]-.
実施例4−257
3-クロロ-6-{(E)-1-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例1−90で得られた(3-クロロ-4-エチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−256(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[2-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を無色アモルファス状物質(394mg、81%)として得た。また、(5R)-5-[(E)-2-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(72mg、15%)を得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(39mg、56%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.29 (t, J=7.4Hz, 3H), 2.10 - 2.55 (m, 4H), 2.81 (q, J=7.5Hz, 2H), 4.10 - 4.30 (m, 1H), 5.74 - 5.86 (m, 1H), 6.28 - 6.60 (m, 2H), 7.04 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.11 - 7.59 (m, 3H), 12.25 - 12.8 (brs, 1H).
MS (+) : 377 [M+H]+.
MS (-) : 375 [M-H]-.
実施例4−258
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
参考例1−92で得られた[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−256と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(65mg、21%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.41 - 0.65 (m, 2H), 0.85 - 1.04 (m, 2H), 1.42 (d, J=6.3Hz, 6H), 1.98 - 2.45 (m, 5H), 4.08 - 4.22 (m, 1H), 4.50 - 4.68 (m, 1H), 5.60 - 5.72 (m, 1H), 6.59 (d, J=8.9Hz, 1H), 6.80 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.88 - 7.02 (m, 2H), 7.08 - 7.14 (m, 1H), 7.30 - 7.40 (brs, 1H), 12.20 - 12.75 (brs, 1H).
MS (+) : 413 [M+H]+.
MS (-) : 411 [M-H]-.
実施例4−259
6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
参考例1−93で得られた[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル][4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−256と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(70mg、29%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.12 - 2.60 (m, 4H), 4.00 - 4.20 (m, 1H), 5.75 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.75 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.40 (d, J=7.4Hz, 2H), 7.51 (s, 1H), 7.66 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.74 (d, J=8.0Hz, 2H), 12.60 - 13.10 (brs, 1H).
MS (+) : 417 [M+H]+.
MS (-) : 415 [M-H]-.
実施例4−260
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
参考例1−94で得られた(3-クロロ-4-メトキシフェニル)(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−256と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(25mg、17%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.44 - 0.67 (m, 2H), 0.88 - 1.05 (m, 2H), 2.00 - 2.45 (m, 5H), 3.94 (s, 3H), 4.10 - 4.23 (m, 1H), 5.65 - 5.75 (m, 1H), 6.53 (d, J=8.9 Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.95 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.04 (dd, J=8.3, 2.1Hz, 1H), 6.90 - 7.10 (brs, 1H), 7.14 (d, J=1.5Hz, 1H), 11.95 - 12.55 (brs, 1H).
MS (+) : 385 [M+H]+.
MS (-) : 383 [M-H]-.
実施例4−261
3-クロロ-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)3-(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−146(1)と同様に反応を実施して(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(134mg、75%)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(57mg、46%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.20 - 2.60 (m, 4H), 4.05 - 4.18 (m, 1H), 5.69 (d, J=7.7Hz, 1H), 6.63 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.75 - 6.95 (brs, 1H), 7.37 - 7.55 (m, 3H), 7.62 (t, J=7.1Hz, 1H), 7.70 (d, J=7.7Hz, 1H), 12.82 - 13.31 (brs, 1H).
MS (+) : 383 [M+H]+.
MS (-) : 381 [M-H]-.
3-(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸のかわりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル(2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸、6-(5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン-2-イル)-2,2-ジメチル-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン(参考例5−12)、2-[4-(3-メトキシプロピル)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−28))を使用する以外は、実施例4−261と実質的に同様の反応を実施して実施例4−262〜4−264の化合物群を合成した。
実施例4−262
3-クロロ-6-{(E)-1-[2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
炭酸セシウムを使用するかわりに炭酸カルシウムを使用し、表題化合物を白色固体(23mg、13%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 2.20 - 2.40 (m, 3H), 2.40 - 2.60 (m, 1H), 3.98 - 4.12 (m, 1H), 5.66 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.82 (d, J= 9.3Hz, 1H), 7.40 - 7.50 (m, 3H), 7.54 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.50 - 7.70 (brs, 1H), 13.15 - 13.50 (brs, 1H).
MS (+) : 401 [M+H]+.
MS (-) : 399 [M-H]-.
実施例4−263
3-クロロ-6-{(E)-1-(2,2-ジメチル-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-6-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(53mg、30%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.38 (s, 6H), 1.84 (t, J=6.9Hz, 2H), 2.04 - 2.18 (m, 1H), 2.27 - 2.48 (m, 3H), 2.78 (t, J=6.6Hz, 2H), 4.23 - 4.31 (m, 1H), 5.96 - 6.02 (brs, 1H), 6.02 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.25 (d, J=8.7Hz, 1H), 6.80 - 6.91 (m, 3H), 7.52 (d, J=7.6 Hz, 1H), 11.00 - 11.20 (brs, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
MS (-) : 397 [M-H]-.
実施例4−264
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(3-メトキシプロピル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(31mg、60%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.86 - 2.05 (m, 2H), 2.05 - 2.56 (m, 4H), 2.74 (t, J=8.1Hz, 2H), 3.37 (s, 3H), 3.43 (t, J=6.5Hz, 2H), 4.12 - 4.29 (m, 1H), 5.88 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.18 (s, 1H), 6.40 (d, J=9.4Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.26 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.49 (d, J=7.8Hz, 1H), 11.66 - 12.09 (brs, 1H).
MS (+) : 387 [M+H]+.
MS (-) : 385 [M-H]-.
実施例4−265
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例5−11で得られた5,5-ジメチル-2-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-1,3,2-ジオキサボリナンを使用する以外は実質的に実施例4−98(1)と同様に反応を実施して(5R)-5-{(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを無色固体(61mg、45%)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(30mg、51%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.45 - 0.75 (m, 2H), 0.80 - 1.10 (m, 2H), 2.00 - 2.50 (m, 5H), 2.51 (s, 3H), 4.00 - 4.20 (m, 1H), 5.65 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.55 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.65 (s, 1H), 6.81 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.05 - 7.18 (m, 2H), 7.65 (d, J=8.6Hz, 1H), 11.60 - 12.40 (brs, 1H).
MS (+) : 403 [M+H]+.
MS (-) : 401 [M-H]-.
5,5-ジメチル-2-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-1,3,2-ジオキサボリナンのかわりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル(4-クロロ-2-フルオロフェニルボロン酸、2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸、2-(4-シクロプロピルフェニル)-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン(参考例5−13)、2-[3-クロロ-4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン(参考例5−14)、2-[3-クロロ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン(参考例5−15)、2-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン(参考例5−17)、4,4,5,5-テトラメチル-2-[4-(2,2,2-トリフルオロエチル)フェニル]-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−27)、2-[4-(ジフルオロメチル)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−29)、5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシフェニルボロン酸、3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニルボロン酸、4-イソプロポキシフェニルボロン酸)を使用する以外は、実施例4−265と実質的に同様の反応を実施して実施例4−266〜4−276の化合物群を合成した。
実施例4−266
6-{(E)-1-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(40mg、33%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.45 - 0.70 (m, 2H), 0.80 - 1.10 (m, 2H), 1.75 - 2.50 (m, 5H), 3.95 - 4.15 (m, 1H), 5.61 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.65 - 7.00 (m, 3H), 7.05 - 7.25 (m, 3H), 12.20 - 13.10 (brs, 1H).
MS (+) : 373 [M+H]+.
MS (-) : 371 [M-H]-.
実施例4−267
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(24mg、19%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.90 - 1.00 (m, 2H), 2.02 - 2.50 (m, 5H), 3.95 - 4.09 (m, 1H), 5.61 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.32 - 6.40 (brs, 1H), 6.80 (d, J=9.3Hz, 1H), 6.81 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.34 (dd, J=7.2, 7.2Hz, 1H), 7.47 (d, J=9.0Hz, 1H), 7.50 (d, J=7.8Hz, 1H), 12.20 - 12.50 (brs, 1H).
MS (+) : 407 [M+H]+.
MS (-) : 405 [M-H]-.
実施例4−268
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-シクロプロピルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(33mg、11%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.67 (m, 2H), 0.70 - 0.79 (m, 2H), 0.93 - 1.08 (m, 4H), 1.87 - 2.16 (m, 3H), 2.21 - 2.45 (m, 3H), 4.12 - 4.23 (m, 1H), 5.82 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.09 - 6.12 (brs, 1H), 6.34 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.03 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.10 (d, J=8.2Hz, 2H), 10.96 - 11.11 (brs, 1H).
MS (+) : 361 [M+H]+.
MS (-) : 359 [M-H]-.
実施例4−269
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(111mg、75%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.75 (m, 2H), 0.81 - 0.94 (m, 4H), 0.95 - 1.10 (m, 2H), 2.00 - 2.20 (m, 2H), 2.25 - 2.50 (m, 3H), 3.78 - 3.90 (m, 1H), 4.15 - 4.27 (m, 1H), 5.87 (d, J=7.4Hz, 1H), 5.91 - 5.96 (brs, 1H), 6.29 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.87 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.00 - 7.13 (m, 1H), 7.16 (d, J=3.3Hz, 1H), 7.35 (d, J=8.3Hz, 1H), 10.40 - 10.78 (brs, 1H).
MS (+) : 411 [M+H]+.
MS (-) : 409 [M-H]-.
実施例4−270
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(97mg、58%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.77 (m, 2H), 0.91 - 1.02 (m, 2H), 2.00 - 2.20 (m, 2H), 2.21 - 2.50 (m, 3H), 4.08 - 4.22 (m, 1H), 4.40 - 4.55 (m, 2H), 5.73 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.37 - 6.51 (brs, 1H), 6.48 (d, J=8.9Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.95 - 7.11 (m, 2H), 7.20 - 7.30 (m, 1H), 11.55 - 12.00 (brs, 1H).
MS (+) : 453 [M+H]+.
MS (-) : 451 [M-H]-.
実施例4−271
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(67mg、45%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.59 (m, 2H), 0.95 - 0.98 (m, 2H), 1.28 (t, J=7.4Hz, 3H), 2.08 - 2.17 (m, 2H), 2.24 - 2.42 (m, 3H), 2.79 (q, J=7.4Hz, 2H), 4.09 - 4.18 (m, 1H), 5.69 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.58 (d, J=7.7Hz, 1H), 6.82 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.84 - 6.99 (brs, 1H), 7.00 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.27 (d, J=7.7Hz, 1H), 11.90 - 12.50 (brs, 1H).
MS (+) : 383 [M+H]+.
MS (-) : 381 [M-H]-.
実施例4−272
3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(2,2,2-トリフルオロエチル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(39mg、47%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.90 - 1.05 (m, 2H), 2.05 - 2.20 (m, 2H), 2.20 - 2.46 (m, 3H), 3.43 (q, J=10.7Hz, 2H), 4.08 - 4.22 (m, 1H), 5.64 - 5.76 (m, 1H), 6.50 - 6.63 (m, 1H), 6.63 - 6.97 (brs, 1H), 6.82 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.18 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.36 (d, J=7.8Hz, 2H), 12.00 - 12.40 (brs, 1H).
MS (+) : 403 [M+H]+.
MS (-) : 401 [M-H]-.
実施例4−273
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(15mg、10%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.67 (m, 2H), 0.93 - 1.04 (m, 2H), 2.06 - 2.47 (m, 5H), 4.05 - 4.28 (m, 1H), 5.64 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.62 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.71 (t, J=55.5Hz, 1H), 6.82 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.75 - 6.90 (brs, 1H), 7.31 (d, J=9.0Hz, 2H), 7.58 (d, J=7.8Hz, 2H), 12.10 - 12.50 (brs, 1H).
MS (+) : 371 [M+H]+.
MS (-) : 369 [M-H]-.
実施例4−274
6-{(E)-1-(5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(34mg、24%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.54 - 0.61 (m, 2H), 0.94 - 1.00 (m, 2H), 2.00 - 2.18 (m, 2H), 2.20 - 2.42 (m, 3H), 3.96 (s, 3H), 4.03 - 4.15 (m, 1H), 5.67 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.74 - 6.80 (m, 4H), 7.09 (d, J=7.4Hz, 1H), 12.20 - 12.70 (brs, 1H).
MS (+) : 403 [M+H]+.
実施例4−275
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-フルオロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を淡黄色固体(36mg、33%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.90 - 1.10 (m, 2H), 1.41 (d, J=5.7Hz, 6H), 1.91 - 2.20 (m, 2H), 2.20 - 2.50 (m, 3H), 4.12 - 4.28 (m, 1H), 4.60 (sep, J=6.1Hz, 1H), 5.81 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.29 (s, 1H), 6.36 (d, J=8.9Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.1Hz, 2H), 6.85 - 6.95 (m, 1H), 7.00 (dd, J=8.3, 8.0Hz, 1H), 11.13 - 11.58 (brs, 1H).
MS (+) : 397 [M+H]+.
MS (-) : 395 [M-H]-.
実施例4−276
3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(17mg、25%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.65 (m, 2H), 0.90 - 1.20 (m, 2H), 1.37 (d, J=6.0Hz, 6H), 2.00 - 2.20 (m, 2H), 2.20 - 2.50 (m, 3H), 4.15 - 4.30 (m, 1H), 4.58 (sep, J=6.0Hz, 1H), 5.83 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.25 - 6.40 (m, 1H), 6.25 - 6.50 (brs, 1H), 6.84 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.90 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.05 (d, J=8.4Hz, 2H), 11.00 - 11.60 (brs, 1H).
MS (+) : 379 [M+H]+.
実施例4−277
3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(ヒドロキシメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)4-(ヒドロキシメチル)フェニルボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−261(1)と同様に反応を実施して(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(ヒドロキシメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オンを無色アモルファス状物質(142mg、88%)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(ヒドロキシメチル)フェニル]エテニル}ピロリジン-2-オン(142mg)のアセトニトリル(1.5mL)溶液にクロロトリメチルシラン(0.123mL)、ヨウ化カリウム(263mg)を室温下、順次加えた後、60℃で2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=1:10)で精製し、表題化合物を無色固体(19mg、14%)として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.75 - 2.00 (m, 1H), 2.00 - 2.30 (m, 3H), 3.82 - 3.97 (m, 1H), 4.53 (d, J=5.1Hz, 2H), 5.23 (t, J=5.7Hz, 1H), 5.40 - 5.70 (m, 1H), 6.45 (d, J=8.6Hz, 1H), 7.18 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.37 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.60 (d, J=7.7Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 11.90 - 12.25 (brs, 1H).
MS (+) : 345 [M+H]+.
MS (-) : 343 [M-H]-.
実施例4−278
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
参考例4−24で得られた(5R)-5-[(Z)-2-ブロモ-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン、参考例5−31で得られた2-[3-クロロ-4-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナンを使用する以外は実質的に実施例4−277と同様に反応を実施して、表題化合物を無色固体(50mg、77%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.45 - 0.73 (m, 2H), 0.90 - 1.15 (m, 2H), 1.50 - 1.80 (m, 2H), 1.80 - 2.20 (m, 8H), 2.20 - 2.50 (m, 3H), 4.10 - 4.30 (m, 1H), 4.75 - 4.95 (m, 1H), 5.80 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.32 (s, 1H), 6.37 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.94 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.99 (dd, J=8.3, 2.0Hz, 1H), 7.15 (d, J=1.8Hz, 1H), 11.20 - 11.70 (brs, 1H).
MS (+) : 439 [M+H]+.
MS (-) : 437 [M-H]-.
2-[3-クロロ-4-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナンのかわりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル(4-プロポキシフェニルボロン酸、3-クロロ-4-プロポキシフェニルボロン酸、2-[3-クロロ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−32)、2,3-ジフルオロ-4-エトキシベンゼンボロン酸、2-[4-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン(参考例5−33)、(4-エトキシ-3-フルオロ)フェニルボロン酸、4-シアノフェニルボロン酸、(2-クロロ-4-エトキシ)フェニルボロン酸、4,4,5,5-テトラメチル-2-[4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−36)、3-シアノ-4-フルオロフェニルボロン酸)を使用する以外は、実施例4−278と実質的に同様の反応を実施して実施例4−279〜4−288の化合物群を合成した。
実施例4−279
3-シクロプロピル-6-[(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-(4-プロポキシフェニル)エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(19mg、33%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.70 (m, 2H), 0.92 - 1.03 (m, 2H), 1.08 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.80 - 1.93 (m, 2H), 1.95 - 2.19 (m, 2H), 2.23 - 2.50 (m, 3H), 3.90 - 4.04 (m, 2H), 4.18 - 4.30 (m, 1H), 5.55 - 5.69 (m, 1H), 5.95 - 6.02 (m, 1H), 6.09 - 6.19 (m, 1H), 6.87 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.90 - 7.00 (m, 2H), 7.06 (d, J=8.6Hz, 2H), 9.10 - 9.70 (brs, 1H).
MS (+) : 379 [M+H]+.
MS (-) : 377 [M-H]-.
実施例4−280
6-{(E)-1-(3-クロロ-4-プロポキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(44mg、44%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.75 (m, 2H), 0.92 - 1.07 (m, 2H), 1.08 - 1.20 (m, 3H), 1.84 - 1.99 (m, 2H), 2.00 - 2.20 (m, 2H), 2.21 - 2.50 (m, 3H), 4.00 - 4.11 (m, 2H), 4.13 - 4.30 (m, 1H), 5.79 - 5.90 (m, 1H), 6.00 - 6.12 (brs, 1H), 6.29 - 6.32 (m, 1H), 6.80 - 6.91 (m, 1H), 6.92 - 7.08 (m, 2H), 7.11 - 7.22 (m, 1H), 10.58 - 11.18 (brs, 1H).
MS (+) : 413 [M+H]+.
MS (-) : 411 [M-H]-.
実施例4−281
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(53mg、71%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.68 (m, 2H), 0.90 - 1.05 (m, 2H), 2.00 - 2.50 (m, 5H), 4.06 - 4.20 (m, 1H), 5.64 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.61 (t, J=72.3Hz, 1H), 6.58 - 6.68 (m, 1H), 6.83 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.08 - 7.16 (m, 1H), 7.26 - 7.30 (m, 2H), 7.30 - 7.50 (brs, 1H), 12.30 - 12.65 (brs, 1H).
MS (+) : 421 [M+H]+.
MS (-) : 419 [M-H]-.
実施例4−282
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-エトキシ-2,3-ジフルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(22mg、29%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.71 (m, 2H), 0.90 - 1.10 (m, 2H), 1.51 (t, J=6.8Hz, 3H), 2.00 - 2.21 (m, 2H), 2.21 - 2.50 (m, 3H), 4.00 - 4.28 (m, 1H), 4.18 (q, J=7.0Hz, 2H), 5.74 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.08 (s, 1H), 6.64 (d, J=8.9Hz, 1H), 6.74 - 6.88 (m, 3H), 11.50 - 12.10 (brs, 1H).
MS (+) : 401 [M+H]+.
MS (-) : 399 [M-H]-.
実施例4−283
6-{(E)-1-[4-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色固体(30mg、30%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.41 - 0.75 (m, 2H), 0.81 - 1.10 (m, 2H), 1.50 - 2.53 (m, 13H), 4.10 - 4.37 (m, 1H), 4.68 - 4.90 (m, 1H), 5.78 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.40 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.71 (s, 1H), 6.82 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.88 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.05 (d, J=8.1Hz, 2H), 11.62 - 12.09 (brs, 1H).
MS (+) : 405 [M+H]+.
MS (-) : 403 [M-H]-.
実施例4−284
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-エトキシ-3-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(25mg、35%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.48 - 0.65 (m, 2H), 0.90 - 1.05 (m, 2H), 1.49 (t, J=6.9Hz, 3H), 2.00 - 2.18 (m, 2H), 2.20 - 2.45 (m, 3H), 4.10 - 4.25 (m, 3H), 5.71 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.48 - 6.56 (m, 1H), 6.82 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.84 - 7.12 (m, 4H), 12.10 - 12.45 (brs, 1H).
MS (+) : 383 [M+H]+.
MS (-) : 381 [M-H]-.
実施例4−285
4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ベンゾニトリル
表題化合物を白色固体(23mg、28%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.67 (m, 2H), 0.90 - 1.05 (m, 2H), 2.00 - 2.50 (m, 5H), 4.00 - 4.15 (m, 1H), 5.55 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.64 (d, J=9.3Hz, 1H), 6.90 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.37 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.35 - 7.55 (brs, 1H), 7.73 (d, J=8.7Hz, 2H), 12.35 - 12.80 (brs, 1H).
MS (+) : 346 [M+H]+.
MS (-) : 344 [M-H]-.
実施例4−286
6-{(E)-1-(2-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を淡黄色固体(26mg、41%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.65 (m, 2H), 0.90 - 1.00 (m, 2H), 1.45 (t, J=6.9Hz, 3H), 1.95 - 2.50 (m, 5H), 4.06 (q, J=7.1Hz, 2H), 3.90 - 4.15 (m, 1H), 5.61 (d, J=13.8Hz, 1H), 6.68 - 6.95 (m, 4H), 6.95 - 7.10 (m, 2H), 11.20 - 12.08 (brs, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
MS (-) : 397 [M-H]-.
実施例4−287
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(2-フルオロエトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を白色固体(18mg、17%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.72 (m, 2H), 0.92 - 1.09 (m, 2H), 2.00 - 2.19 (m, 2H), 2.22 - 2.50 (m, 3H), 4.11 - 4.24 (m, 1H), 4.34 - 4.49 (m, 2H), 5.76 - 6.11 (m, 2H), 6.25 - 6.39 (m, 1H), 6.86 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.01 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.14 (d, J=8.0Hz, 2H), 10.60 - 11.00 (brs, 1H).
MS (+) : 419 [M+H]+.
MS (-) : 417 [M-H]-.
実施例4−288
5-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-フルオロベンゾニトリル
表題化合物を淡橙色固体(80mg、56%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.73 (m, 2H), 0.91 - 1.10 (m, 2H), 2.07 - 2.53 (m, 5H), 4.00 - 4.12 (m, 1H), 5.58 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.58 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.88 - 7.08 (brs, 1H), 7.27 - 7.37 (m, 1H), 7.40 - 7.53 (m, 2H), 12.00 - 12.34 (brs, 1H).
MS (+) : 364 [M+H]+.
MS (-) : 362 [M-H]-.
実施例4−289
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
(1)窒素雰囲気下、参考例5−30で得られた4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロプロピルスルホニル)ベンゼン(1.45g)、ホウ酸トリイソプロピル(5.54g)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液に外温−78℃冷却下、n−ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液、9.2mL)を滴下した後、同温下3時間撹拌した。1M塩酸(10mL)を加え、反応溶液を塩基性にしたままクロロホルムで抽出した。水層に1M塩酸(10mL)を加え酸性にした後、クロロホルムで抽出し、有機層を減圧下溶媒を留去することにより3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニルボロン酸の粗生成物(1.02g)を得た。
(2)3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニルボロン酸(250mg)を使用する以外は実質的に実施例4−265と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(50mg、48%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.48 - 0.71 (m, 2H), 0.89 - 1.07 (m, 2H), 1.09 - 1.21 (m, 2H), 1.32 - 1.48 (m, 2H), 2.05 - 2.57 (m, 5H), 3.00 - 3.16 (m, 1H), 4.01 - 4.18 (m, 1H), 5.61 (d, J=7.3 Hz, 1H), 6.67 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.30 (dd, J=8.3, 1.7Hz, 1H), 7.42 (d, J=1.7 Hz, 1H), 8.08 (d, J=8.3Hz, 1H), 12.13 - 12.65 (brs, 1H).
MS (+) : 459 [M+H]+.
MS (-) : 457 [M-H]-.
実施例4−290
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
4-(シクロプロピルスルホニル)フェニルボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−289(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(150mg、60%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.48 - 0.69 (m, 2H), 0.87 - 1.06 (m, 2H), 1.06 - 1.19 (m, 2H), 1.35 - 1.51 (m, 2H), 2.03 - 2.64 (m, 6H), 4.00 - 4.16 (m, 1H), 5.58 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.67 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.81 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.33 - 7.49 (m, 3H), 7.96 (d, J=7.9Hz, 2H), 12.35 - 12.84 (brs, 1H).
MS (+) : 425 [M+H]+.
MS (-) : 423 [M-H]-.
実施例4−291
6-{(E)-1-[4-(ベンジルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
1-(ベンジルスルホニル)-4-ブロモベンゼンを使用する以外は実質的に実施例4−289と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(15mg、6%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.57 - 0.66 (m, 2H), 0.80 - 0.89 (m, 2H), 1.77 - 1.93 (m, 1H), 1.95 - 2.30 (m, 4H), 3.69 - 3.79 (m, 1H), 4.71 (s, 2H), 5.23 - 5.39 (brs, 1H), 6.53 (d, J=9.0Hz, 1H), 6.83 - 6.93 (m, 1H), 7.12 (d, J=7.4 Hz, 2H), 7.21 - 7.34 (m, 3H), 7.40 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.71 (d, J=7.4Hz, 2H), 7.80 (s, 1H), 11.38 - 11.58 (brs, 1H).
MS (+) : 475 [M+H]+.
MS (-) : 473 [M-H]-.
実施例4−292
4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-N,N-ジメチルベンゼンスルホンアミド
4-(N,N-ジメチルスルファモイル)フェニルボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−289(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色固体(51mg、39%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.53 - 0.63 (m, 2H), 0.95 - 0.98 (m, 2H), 2.07 - 2.48 (m, 5H), 2.77 (s, 6H), 4.03 - 4.13 (m, 1H), 5.56 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.67 (d, J=8.9Hz, 1H), 6.81 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.39 - 7.46 (m, 3H), 7.84 (d, J=8.6Hz, 2H), 12.46 - 12.73 (brs, 1H).
MS (+) : 428 [M+H]+.
MS (-) : 426 [M-H]-.
実施例4−293
6-{(E)-1-[4-(ベンジルスルホニル)-3-クロロフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
1-(ベンジルスルホニル)-4-ブロモ-2-クロロベンゼンを使用する以外は実質的に実施例4−289と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(120mg、40%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.53 - 0.68 (m, 2H), 0.96 - 1.05 (m, 2H), 2.06 - 2.28 (m, 3H), 2.30 - 2.50 (m, 2H), 3.88 - 3.98 (m, 1H), 4.69 (s, 2H), 5.46 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.68 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.81 (d, J=7.3 Hz, 1H), 7.12 (dd, J=8.1, 1.5Hz, 1H), 7.17 (s, 1H), 7.24 - 7.32 (m, 5H), 7.39 (d, J=1.3Hz, 1H), 7.80 (d, J=7.9Hz, 1H), 12.43 - 12.60 (brs, 1H).
MS (+) : 509 [M+H]+.
MS (-) : 507 [M-H]-.
実施例4−294 4−295
3-シクロプロピル-6-{1-(4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例1−58で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して、(5R)-5-[2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-メチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)(332mg、91%)を得た。
(2)(5R)-5-[2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-メチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、3-シクロプロピル-6-{(Z)-1-(4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを白色固体(140mg、44%)として得た。また、3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを白色固体(78mg、24%)として得た。
(3)3-シクロプロピル-6-{(Z)-1-(4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)と同様に反応を実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間14分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(55mg、46%)として得た。また、保持時間37分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(38mg、32%)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.72 (m, 2H), 0.85 - 1.05 (m, 2H), 1.62 - 1.83 (m, 1H), 1.90 - 2.50 (m, 6H), 2.32 (s, 3H), 3.43 - 3.60 (m, 1H), 3.99 (dd, J=9.6, 5.6Hz, 1H), 5.94 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.90 (d, J=6.9Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.24 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.37 (s, 1H), 11.87 - 12.21 (brs, 1H).
MS (+) : 337 [M+H]+.
MS (-) : 335 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.67 (m, 2H), 0.92 - 1.17 (m, 2H), 1.48 - 1.93 (m, 1H), 2.10 - 2.45 (m, 6H), 2.33 (s, 3H), 3.52 - 3.66 (m, 1H), 3.98 - 4.14 (m, 1H), 5.99 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.94 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.20 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.49 (s, 1H), 12.57 - 13.13 (brs, 1H).
MS (+) : 337 [M+H]+.
MS (-) : 335 [M-H]-.
実施例4−296 4−297
3-クロロ-6-{1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
参考例1−30で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−294、295と同様に反応を実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間17分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色アモルファス状物質(18mg、6%(3工程))として得た。また、保持時間35分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色アモルファス状物質(19mg、6%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (d, J=5.7Hz, 6H), 1.60 - 1.83 (m, 1H), 2.05 - 2.50 (m, 5H), 3.40 - 3.60 (m, 1H), 3.90 - 4.10 (m, 1H), 4.40 - 4.60 (m, 1H), 6.03 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.89 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.15 - 7.20 (m, 1H), 7.35 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.51 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.70 - 7.90 (brs, 1H), 12.30 - 12.80 (brs, 1H).
MS (+) : 409 [M+H]+.
MS (-) : 407 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.25 - 1.45 (m, 6H), 1.70 - 2.02 (m, 1H), 2.15 - 2.55 (m, 5H), 3.55 - 3.75 (m, 1H), 3.90 - 4.10 (m, 1H), 4.40 - 4.65 (m, 1H), 6.06 (d, J=7.8Hz, 1H), 6.89 (d, J=8.9Hz, 1H), 7.05 - 7.20 (m, 1H), 7.32 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.53 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.80 - 8.05 (brs, 1H), 12.90 - 13.30 (brs, 1H).
MS (+) : 409 [M+H]+.
MS (-) : 407 [M-H]-.
実施例4−298 4−299
3-シクロプロピル-6-{1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例1−57で得られた(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)[4-(シクロプロピルスルファニル)-3-メチルフェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2と同様に反応を実施して、3-シクロプロピル-6-{(Z)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン(95mg、19%(2工程))を得た。
(2)3-シクロプロピル-6-{(Z)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを用いる以外は実質的に実施例1−2と同様に反応を実施して3-シクロプロピル-6-{(Z)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを無色アモルファス状物質(65mg、63%)として得た。
(3)3-シクロプロピル-6-{(Z)-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを用いる以外は実質的に実施例4−294,295(3)と同様に反応を実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=40 :60)で分離し、保持時間20分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(18mg、28%)として得た。また、保持時間35分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(18mg、27%)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.54 - 0.72 (m, 2H), 0.92 - 1.10 (m, 4H), 1.28 - 1.41 (m, 2H), 1.53 - 1.84 (m, 1H), 2.01 - 2.16 (m, 1H), 2.16 - 2.47 (m, 5H), 2.47 - 2.63 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 3.38 - 3.56 (m, 1H), 3.97 - 4.14 (m, 1H), 6.04 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.95 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.32 - 7.42 (m, 2H), 7.88 (d, J=8.3Hz, 1H), 11.70 - 12.28 (brs, 1H).
MS (+) : 441 [M+H]+.
MS (-) : 439 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.49 - 0.71 (m, 2H), 0.92 - 1.15 (m, 4H), 1.29 - 1.38 (m, 2H), 1.69 - 1.89 (m, 1H), 2.06 - 2.48 (m, 6H), 2.48 - 2.62 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 3.49 - 3.68 (m, 1H), 4.03 - 4.21 (m, 1H), 6.03 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.98 (d, J=6.6Hz, 1H), 7.18 - 7.36 (m, 2H), 7.78 (s, 1H), 7.99 (d, J=7.9Hz, 1H).
MS (+) : 441 [M+H]+.
MS (-) : 439 [M-H]-.
実施例4−300 4−301
6-{1-[3-クロロ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
実施例4−270で得られた6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例4−294,295(3)と同様に反応を実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=25 :75)で分離し、保持時間21分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色アモルファス状物質(1mg、2%)として得た。また、保持時間63分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色アモルファス状物質(3mg、5%)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.57 - 0.72 (m, 2H), 0.91 - 1.03 (m, 2H), 1.67 - 1.82 (m, 1H), 2.01 - 2.45 (m, 6H), 3.40 - 3.59 (m, 1H), 3.89 - 4.00 (m, 1H), 4.30 - 4.48 (m, 2H), 6.00 (d, J=6.6Hz, 1H), 6.85 - 7.00 (m, 3H), 7.15 - 7.33 (m, 1H), 7.41 (s, 1H), 11.40 - 12.00 (brs, 1H).
MS (+) : 455 [M+H]+.
MS (-) : 453 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.70 (m, 2H), 0.95 - 1.11 (m, 2H), 1.70 - 1.88 (m, 1H), 2.09 - 2.45 (m, 6H), 3.50 - 3.65 (m, 1H), 4.00 - 4.13 (m, 1H), 4.30 - 4.47 (m, 2H), 6.00 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.94 (d, J=8.3Hz, 1H), 6.97 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.20 (dd, J=8.6, 2.1Hz, 1H), 7.39 (d, J=2.1Hz, 1H), 7.60 - 7.74 (brs, 1H), 12.68 - 13.39 (brs, 1H).
MS (+) : 455 [M+H]+.
MS (-) : 453 [M-H]-.
実施例4−302 4−303
3-シクロプロピル-6-{1-(4-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
実施例4−5で得られた3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例4−294、295(3)と同様に反応を実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間13分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(25mg、22%)として得た。また、保持時間34分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(31mg、27%)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.84 - 1.03 (m, 2H), 1.22 (td, J=7.6, 0.7Hz, 3H), 1.52 - 1.82 (m, 1H), 2.01 - 2.42 (m, 6H), 2.62 (q, J=7.6Hz, 2H), 3.43 - 3.56 (m, 1H), 3.94 (dd, J=9.2, 6.6Hz, 1H), 5.97 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.91 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.95 - 7.06 (m, 1H), 7.12 - 7.28 (m, 4H), 11.05 - 11.58 (brs, 1H).
MS (+) : 351 [M+H]+.
MS (-) : 349 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.66 (m, 2H), 0.90 - 1.06 (m, 2H), 1.22 (t, J=7.6Hz, 3H), 1.69 - 1.88 (m, 1H), 2.09 - 2.41 (m, 6H), 2.62 (q, J=7.6Hz, 2H), 3.50 - 3.64 (m, 1H), 4.04 (dd, J=8.6, 8.6Hz, 1H), 6.00 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.94 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.08 - 7.28 (m, 4H), 7.32 - 7.50 (m, 1H).
MS (+) : 351 [M+H]+.
MS (-) : 349 [M-H]-.
実施例4−304 4−305
3-クロロ-6-{1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
実施例4−59で得られた3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例4−294、295(3)と同様に反応を実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mmi.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=40 :60)で分離し、保持時間23分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(19mg、12%)として得た。また、保持時間30分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(21mg、13%)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.00 - 1.20 (m, 2H), 1.20 - 1.44 (m, 2H), 1.61 - 1.92 (m, 1H), 2.11 - 2.63 (m, 5H), 2.92 - 3.08 (m, 1H), 3.47 - 3.62 (m, 1H), 4.03 - 4.18 (m, 1H), 6.13 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.43 - 7.70 (m, 4H), 7.99 (d, J=8.2Hz, 1H), 12.24 - 12.90 (brs, 1H).
MS (+) : 455 [M+H]+.
MS (-) : 453 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.97 - 1.13 (m, 2H), 1.19 - 1.39 (m, 2H), 1.80 - 2.00 (m, 1H), 2.08 - 2.22 (m, 1H), 2.22 - 2.71 (m, 4H), 2.92 - 3.06 (m, 1H), 3.79 - 3.92 (m, 1H), 4.10 - 4.21 (m, 1H), 6.19 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.41 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.59 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.95 (d, J=8.2Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 12.85 - 13.51 (brs, 1H).
MS (+) : 455 [M+H]+.
MS (-) : 453 [M-H]-.
実施例4−306 4−307
3-シクロプロピル-6-{1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
実施例4−290で得られた6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例4−294、295(3)と同様に反応を実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間47分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(37mg、31%)として得た。また、保持時間77分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(65mg、55%)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.56 - 0.77 (m, 2H), 0.90 - 1.18 (m, 4H), 1.27 - 1.47 (m, 2H) 1.60 - 1.90 (m, 1H), 2.02 - 2.57 (m, 7H), 3.38 - 3.60 (m, 1H), 4.07 - 4.22 (m, 1H), 6.05 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.95 (d, J=7.0 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.58 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.83 (d, J=8.6 Hz, 2H), 12.00 - 12.50 (brs, 1H).
MS (+) : 427 [M+H]+.
MS (-) : 425 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.69 (m, 2H), 0.94 - 1.11 (m, 4H), 1.39 - 1.50 (m, 2H), 1.70 - 1.89 (m, 1H), 2.09 - 2.51 (m, 7H), 3.53 - 3.68 (m, 1H), 4.17 - 4.29 (m, 1H), 6.03 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.98 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.52 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.85 (d, J=7.0Hz, 2H), 7.90 (s, 1H), 12.95 - 13.50 (brs, 1H).
MS (+) : 427 [M+H]+.
MS (-) : 425 [M-H]-.
実施例4−308 4−309
3-クロロ-6-{1-(4-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例1−9で得られた(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-エチルフェニル)メタノンを使用する以外は実質的に実施例4−2(1)と同様に反応を実施して(5R)-5-[2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-エチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を無色アモルファス状物質(460mg、89%)として得た。
(2)(5R)-5-[2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-エチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(EZ混合物)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10 mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間14分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色アモルファス状物質(168mg、38%(2工程))として得た。また、保持時間24分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色アモルファス状物質(124mg、28%(2工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.23 (t, J=7.8Hz, 3H), 1.65 - 1.85 (m, 1H), 2.10 - 2.55 (m, 5H), 2.64 (q, J=7.8Hz, 2H), 3.45 - 3.65 (m, 1H), 3.85 - 4.10 (m, 1H), 6.02 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.05 - 7.40 (m, 5H), 7.50 (d, J=7.8Hz, 1H), 11.50 - 11.80 (brs, 1H).
MS (+) : 345 [M+H]+.
MS (-) : 343 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.22 (t, J=7.5 Hz, 3H), 1.80 - 2.05 (m, 1H), 2.15 - 2.55 (m, 5H), 2.63 (q, J=7.5Hz, 2H), 3.57 - 3.75 (m, 1H), 3.95 - 4.15 (m, 1H), 6.04 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.05 - 7.35 (m, 4H), 7.52 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.53 - 7.70 (m, 1H), 12.00 - 13.05 (brs, 1H).
MS (+) : 345 [M+H]+.
MS (-) : 343 [M-H]-.
(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-エチルフェニル)メタノンのかわりに、それぞれ対応するケトン((5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(3-クロロ-4-メチルフェニル)メタノン(参考例1−16)、 (5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-プロピルフェニル)メタノン(参考例1−18)、 (4-tert-ブチルフェニル)[6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン(参考例1−82)、(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル) (4-シクロプロピルフェニル)メタノン(参考例1−87)、(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン(参考例1−91)、[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン(参考例1−84)、[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル](5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン(参考例1−92)、3-クロロ-4-エチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン(参考例1−90))を使用する以外は、実施例4−308、4−309と実質的に同様の反応を実施して実施例4−310〜4−325の化合物群を合成した。
実施例4−310 4−311
3-クロロ-6-{1-(3-クロロ-4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L, Daicel Chemical Industries, LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30:70)で分離し、保持時間15分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色アモルファス状物質(180mg、36%(3工程))として得た。また、保持時間28分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色アモルファス状物質(141mg、29%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.65 - 1.83 (m, 1H), 2.10 - 2.50 (m, 5H), 2.35 (s, 3H), 3.41 - 3.61 (m, 1H), 3.90 - 4.05 (m, 1H), 6.01 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.10 - 7.40 (m, 4H), 7.51 (d, J=7.8 Hz, 1H), 11.90 - 12.25 (brs, 1H).
MS (+) : 365 [M+H]+.
MS (-) : 363 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.80 - 2.00 (m, 1H), 2.10 - 2.60 (m, 5H), 2.34 (s, 3H), 3.60 - 3.80 (m, 1H), 3.95 - 4.10 (m, 1H), 6.01 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.05 - 7.35 (m, 3H), 7.54 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.71 - 7.95 (brs, 1H), 12.90 - 13.30 (brs, 1H).
MS (+) : 365 [M+H]+.
MS (-) : 363 [M-H]-.
実施例4−312 4−313
3-クロロ-6-[2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-(4-プロピルフェニル)エチル]ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間14分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色アモルファス状物質(85mg、23%(3工程))として得た。また、保持時間26分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色アモルファス状物質(71mg、19%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.92 (t, J=7.5 Hz, 3H), 1.50 - 1.80 (m, 3H), 2.10 - 2.46 (m, 5H), 2.53 (t, J=7.5 Hz, 2H), 3.40 - 3.58 (m, 1H), 3.95 - 4.11 (m, 1H), 6.05 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.1 Hz, 2H), 7.27 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.48 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.95 - 8.10 (brs, 1H), 12.30 - 12.95 (brs, 1H).
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.93 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.48 - 1.75 (m, 2H), 1.85 - 2.70 (m, 6H), 2.55 (t, J=7.5 Hz, 2H), 3.50 - 3.75 (m, 1H), 3.95 - 4.16 (m, 1H), 6.03 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.14 (d, J=7.5 Hz, 2H), 7.23 (d, J=7.5 Hz, 2H), 7.50 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.80 - 8.05 (brs, 1H), 12.90 - 13.40 (brs, 1H).
MS (+) : 359 [M+H]+.
MS (-) : 357 [M-H]-.
実施例4−314 4−315
6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間10分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を無色固体(108mg、26%(3工程))として得た。また、保持時間14分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を無色固体(104mg、24%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.28 (s, 9H), 1.61 - 1.79 (m, 1H), 2.12 - 2.51 (m, 5H), 3.45 - 3.58 (m, 1H), 4.04 - 4.14 (m, 1H), 6.15 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.25 - 7.40 (m, 4H), 7.69 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.70 - 7.89 (brs, 1H), 12.85 - 13.00 (brs, 1H).
MS (+) : 407 [M+H]+.
MS (-) : 405 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.29 (s, 9H), 1.80 - 1.97 (m, 1H), 2.16 - 2.51 (m, 5H), 3.47 - 3.62 (m, 1H), 4.05 - 4.17 (m, 1H), 6.29 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.29 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.35 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.74 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.67 - 7.85 (brs, 1H), 13.02 - 13.40 (brs, 1H).
MS (+) : 407 [M+H]+.
MS (-) : 405 [M-H]-.
実施例4−316 4−317
3-クロロ-6-{1-(4-シクロプロピルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(Inertsil ODS−3 (20mm i.d.×250mm L,GL Sciences Inc.)、40℃、流速10mL/min、アセトニトリル:水=37 :63)で分離し、保持時間28分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を無色固体(62mg、14%(3工程))として得た。また、保持時間31分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を無色固体(33mg、8%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.63 - 0.70 (m, 2H), 0.91 - 1.00 (m, 2H), 1.80 - 1.99 (m, 2H), 2.14 - 2.51 (m, 5H), 3.60 - 3.72 (m, 1H), 4.02 (t, J= 7.2 Hz, 1H), 6.02 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.03 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.19 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.41 - 7.53 (brs, 1H), 7.51 (d, J=7.5 Hz, 1H), 12.73 - 12.90 (brs, 1H).
MS (+) : 357 [M+H]+.
MS (-) : 355 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.63 - 0.70 (m, 2H), 0.92 - 1.00 (m, 2H), 1.61 - 1.78 (m, 1H), 1.80 - 1.92 (m, 1H), 2.11 - 2.50 (m, 5H), 3.44 - 3.57 (m, 1H), 3.96 (dd, J= 9.5, 5.9 Hz, 1H), 6.00 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.05 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.22 (d, J=8.1 Hz, 2H), 7.25 - 7.31 (brs, 1H), 7.49 (d, J=7.5 Hz, 1H), 11.87 - 12.50 (brs, 1H).
MS (+) : 357 [M+H]+.
MS (-) : 355 [M-H]-.
実施例4−318 4−319
3-クロロ-6-{1-(4-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間15分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(70mg、29%(3工程))として得た。また、保持時間27分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(68mg、28%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.64 - 1.80 (m, 1H), 1.95 - 2.55 (m, 5H), 2.32 (s, 3H), 3.44 - 3.59 (m, 1H), 4.07 (dd, J=8.9, 6.3 Hz, 1H), 6.01 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.15 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.25 (d, J=9.2 Hz, 2H), 7.49 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 12.15 - 12.55 (brs, 1H).
MS (+) : 331 [M+H]+.
MS (-) : 329 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.86 - 2.03 (m, 1H), 2.08 - 2.55 (m, 5H), 2.33 (s, 3H), 3.56 - 3.73 (m, 1H), 4.05 (dd, J=7.6, 7.6 Hz, 1H), 6.01 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.15 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.21 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.50 (d, J=7.6 Hz, 2H), 7.70 (s, 1H), 12.95 - 13.24 (brs, 1H).
MS (+) : 331 [M+H]+.
MS (-) : 329 [M-H]-.
実施例4−320 4−321
6-{1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:へキサン=20:80)で分離し、保持時間19分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(9mg、7%(3工程))として得た。また、エタノール:へキサン=35:65で分離し、保持時間42分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(5mg、4%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.54 - 0.70 (m, 2H), 0.86 - 1.05 (m, 2H), 1.21 (d, J=6.8 Hz, 6H), 1.64 - 1.91 (m, 1H), 2.05 - 2.44 (m, 6H), 3.25 - 3.43 (m, 1H), 3.43 - 3.57 (m, 1H), 3.90 - 4.01 (m, 1H), 5.97 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.91 (d, J=7.1 Hz, 1H), 7.17 - 7.40 (m, 4H), 11.90 - 12.18 (brs, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
MS (-) : 397 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.67 (m, 2H), 0.94 - 1.09 (m, 2H), 1.22 (d, J=7.1 Hz, 6H), 1.70 - 1.90 (m, 1H), 2.09 - 2.45 (m, 6H), 3.27 - 3.44 (m, 1H), 3.50 - 3.65 (m, 1H), 4.05 (dd, J=9.8, 5.4 Hz, 1H), 6.01 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.96 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.15 - 7.33 (m, 3H), 7.71 - 7.80 (brs, 1H), 13.00 - 13.21 (brs, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
MS (-) : 397 [M-H]-.
実施例4−322 4−323
6-{1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70、17分より50:50)で分離し、保持時間35分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(71mg、4%(3工程))として得た。また、エタノール:へキサン=15:85で分離し、保持時間33分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(34mg、2%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.76 (m, 2H), 0.91 - 1.12 (m, 2H), 1.36 (d, J=6.3 Hz, 6H), 1.63 - 1.82 (m, 1H), 2.05 - 2.50 (m, 6H), 3.44 - 3.62 (m, 1H), 3.95 (dd, J=9.6, 5.6 Hz, 1H), 4.44 - 4.66 (m, 1H), 5.96 (d, J=7.3 Hz, 1H), 6.88 (d, J=8.6 Hz, 1H), 6.91 (d, J=6.9 Hz, 1H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 12.00 - 12.30 (brs, 1H).
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.79 (m, 2H), 0.95 - 1.17 (m, 2H), 1.37 (d, J=5.9 Hz, 6H), 1.69 - 1.97 (m, 1H), 2.10 - 2.68 (m, 6H), 3.49 - 3.69 (m, 1H), 3.92 - 4.16 (m, 1H), 4.42 - 4.68 (m, 1H), 5.99 (d, J=7.3 Hz, 1H), 6.88 (d, J=8.6 Hz, 1H), 6.96 (d, J=7.3 Hz, 1H), 7.14 (dd, J=8.3, 2.0 Hz, 1H), 7.33 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 12.81 - 13.50 (brs, 1H).
MS (+) : 415 [M+H]+.
MS (-) : 413 [M-H]-.
実施例4−324 4−325
3-クロロ-6-{1-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間15分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(32mg、11%(3工程))として得た。また、保持時間34分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(20mg、6%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.14 - 1.35 (m, 3H), 1.64 - 1.84 (m, 1H), 1.92 - 2.51 (m, 5H), 2.72 (q, J=7.5 Hz, 2H), 3.44 - 3.65 (m, 1H), 3.93 - 4.12 (m, 1H), 6.03 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.13 - 7.30 (m, 2H), 7.34 (s, 1H), 7.51 (d, J= 7.5 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 12.18 - 12.71 (brs, 1H).
MS (+) : 379 [M+H]+.
MS (-) : 377[M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.21 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.80 - 2.05 (m, 1H), 2.05 - 2.57 (m, 5H), 2.71 (q, J=7.4 Hz, 2H), 3.55 - 3.79 (m, 1H), 3.90 - 4.15 (m, 1H), 6.07 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.10 - 7.25 (m, 2H), 7.30 (s, 1H), 7.53 (d, J= 7.5 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 12.85 - 13.32 (brs, 1H).
MS (+) : 379 [M+H]+.
MS (-) : 377 [M-H]-.
実施例4−326 4−327
6-{1-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例5−34で得られた2-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナンを使用する以外は実質的に実施例4−265(1)と同様に反応を実施して(5R)-5-[(E)-2-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンの粗生成物(323mg)を得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン(323mg)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70、20分より60:40、35分より30:70)で分離し、保持時間19分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(49mg、21%(3工程))として得た。また、保持時間41分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(39mg、17%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.85 - 1.00 (m, 2H), 1.60 - 1.80 (m, 1H), 2.00 - 2.45 (m, 6H), 3.40 - 3.55 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.90 - 4.06 (m, 1H), 6.00 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.85 (d, J=8.6 Hz, 1H), 6.92 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.21 - 7.31 (m, 1H), 7.38 (d, J=2.1 Hz, 1H), 7.82 - 7.93 (brs, 1H), 12.10 - 12.67 (brs, 1H).
MS (+) : 387 [M+H]+.
MS (-) : 385 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.53 - 0.70 (m, 2H), 0.90 - 1.10 (m, 2H), 1.70 - 1.88 (m, 1H), 2.05 - 2.45 (m, 6H), 3.50 - 3.65 (m, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.99 - 4.12 (m, 1H), 6.00 (d, J=6.8 Hz, 1H), 6.86 (d, J=8.3 Hz, 1H), 6.95 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.19 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 1H), 7.34 (d, J=2.1 Hz, 1H), 7.85 - 8.00 (brs, 1H), 12.90 - 13.45 (brs, 1H).
MS (+) : 387 [M+H]+.
MS (-) : 385 [M-H]-.
2-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナンのかわりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル(4-エトキシフェニルボロン酸、5,5-ジメチル-2-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-1,3,2-ジオキサボリナン(参考例5−11)、2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸、4-クロロ-2-フルオロフェニルボロン酸、2-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン(参考例5−17)、2-[4-(3-メトキシプロピル)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン(参考例5−28)、2-[4-(ジフルオロメチル)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(参考例5−29)、3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニルボロン酸(実施例4−289(1))、2-[3-クロロ-4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン(参考例5−14)、5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシフェニルボロン酸、4-イソプロポキシフェニルボロン酸、3-フルオロ-4-イソプロポキシフェニルボロン酸、4-プロポキシフェニルボロン酸)を使用する以外は、実施例4−326、4−327と実質的に同様の反応を実施して実施例4−328〜4−353の化合物群を合成した。
実施例4−328 4−329
3-シクロプロピル-6-{1-(4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間16分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(25mg、16%(3工程))として得た。また、保持時間36分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(22mg、13%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.47 - 0.70 (m, 2H), 0.80 - 1.02 (m, 2H), 1.39 (t, J=6.8 Hz, 3H), 1.58 - 1.82 (m, 1H), 1.90 - 2.45 (m, 6H), 3.38 - 3.59 (m, 1H), 3.99 (q, J=6.8 Hz, 2H), 3.90 - 4.05 (m, 1H), 5.95 (d, J=7.1 Hz, 1H), 6.83 (d, J=9.2 Hz, 2H), 6.90 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.24 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.46 (s, 1H), 11.80 - 12.25 (brs, 1H).
MS (+) : 367 [M+H]+.
MS (-) : 365 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.42 - 0.68 (m, 2H), 0.80 - 1.07 (m, 2H), 1.40 (t, J=7.0 Hz, 3H), 1.65 - 1.97 (m, 1H), 2.05 - 2.42 (m, 6H), 3.45 - 3.70 (m, 1H), 4.00 (q, J=7.0 Hz, 2H), 3.85 - 4.12 (m, 1H), 5.97 (d, J=7.0 Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.4 Hz, 2H), 6.93 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.22 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.71 (s, 1H), 12.81 - 13.29 (brs, 1H).
MS (+) : 367 [M+H]+.
MS (-) : 365 [M-H]-.
実施例4−330 4−331
3-シクロプロピル-6-{1-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間12分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(38mg、11%(3工程))として得た。また、保持時間33分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(38mg、11%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.78 (m, 2H), 0.85 - 1.08 (m, 2H), 1.60 - 2.60 (m, 7H), 2.44 (s, 3H), 3.40 - 3.60 (m, 1H), 4.00 - 4.20 (m, 1H), 5.99 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.92 (d, J=7.1 Hz, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.30 (d, J=6.6 Hz, 1H), 7.27 - 7.58 (brs, 1H), 7.54 (d, J=8.3 Hz, 1H), 11.95 - 12.74 (brs, 1H).
MS (+) : 405 [M+H]+.
MS (-) : 403 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.90 - 1.10 (m, 2H), 1.68 - 1.19 (m, 1H), 2.10 - 2.48 (m, 6H), 2.46 (s, 3H), 3.50 - 3.70 (m, 1H), 4.05 - 4.20 (m, 1H), 6.00 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.97 (d, J=6.8 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 7.24 (d, J=9.2 Hz, 1H), 7.56 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 11.94 - 13.38 (brs, 1H).
MS (+) : 405 [M+H]+.
MS (-) : 403[M-H]-.
実施例4−332 4−333
3-シクロプロピル-6-{1-[2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間12分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(27mg、9%(3工程))として得た。また、保持時間30分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(18mg、6%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.57 - 0.68 (m, 2H), 0.90 - 1.00 (m, 2H), 1.70 - 1.85 (m, 1H), 2.00 - 2.15 (m, 1H), 2.15 - 2.40 (m, 4H), 2.40 - 2.57 (m, 1H), 3.50 - 3.60 (m, 1H), 4.32 - 4.42 (m, 1H), 6.03 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.92 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.99 - 7.10 (brs, 1H), 7.30 (d, J=10.5 Hz, 1H), 7.39 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.65 (dd, J=7.7, 7.7 Hz, 1H), 12.40 - 12.85 (brs, 1H).
MS (+) : 409 [M+H]+.
MS (-) : 407 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.90 - 1.10 (m, 2H), 1.70 - 1.90 (m, 1H), 2.10 - 2.50 (m, 6H), 3.50 - 3.70 (m, 1H), 4.35 - 4.50 (m, 1H), 6.02 (d, J=6.0 Hz, 1H), 6.95 (d, J=6.0 Hz, 1H), 7.29 (d, J=12.0 Hz, 1H), 7.43 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.62 (dd, J=7.5, 7.5 Hz, 1H), 8.15 - 8.25 (brs, 1H), 13.15 - 13.50 (brs, 1H).
実施例4−334 4−335
6-{1-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間15分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(44mg、22%(3工程))として得た。また、保持時間36分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(30mg、15%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.80 - 1.05 (m, 2H), 1.65 - 1.85 (m, 1H), 2.00 - 2.60 (m, 6H), 3.40 - 3.60 (m, 1H), 4.20 - 4.40 (m, 1H), 6.00 (d, J=7.1 Hz, 1H), 6.91 (d, J=7.1 Hz, 1H), 6.98 - 7.15 (m, 2H), 7.28 - 7.40 (brs, 1H), 7.40 - 7.50 (m, 1H), 12.30 - 13.00 (brs, 1H).
MS (+) : 375 [M+H]+.
MS (-) : 373 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.80 - 1.10 (m, 2H), 1.65 - 1.85 (m, 1H), 2.05 - 2.50 (m, 6H), 3.50 - 3.67 (m, 1H), 4.25 - 4.42 (m, 1H), 5.98 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.93 (d, J=6.8 Hz, 1H), 7.05 (dd, J=9.8, 2.1 Hz, 1H), 7.09 - 7.19 (m, 1H), 7.30 - 7.47 (m, 1H), 8.05 - 8.20 (brs, 1H), 12.95 - 13.60 (brs, 1H).
MS (+) : 375 [M+H]+.
MS (-) : 373[M-H]-.
実施例4−336 4−337
6-{1-(3-クロロ-4-エチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=40 :60)で分離し、保持時間11分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を無色固体(41mg、11%(3工程))として得た。また、保持時間34分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を無色固体(18mg、5%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.59 - 0.63 (m, 2H), 0.91 - 0.97 (m, 2H), 1.20 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.69 - 1.77 (m, 1H), 2.07 - 2.37 (m, 6H), 2.71 (q, J=7.6 Hz, 2H), 3.48 - 3.54 (m, 1H), 3.96 - 4.01 (m, 1H), 5.98 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.92 (d, J=6.8 Hz, 1H), 7.16 - 7.23 (m, 2H), 7.35 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.40 - 7.48 (brs, 1H), 12.05 - 12.35 (brs, 1H).
MS (+) : 385 [M+H]+.
MS (-) : 383 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.57 - 0.63 (m, 2H), 0.99 - 1.05 (m, 2H), 1.21 (t, J=7.6 Hz, 3H), 1.75 - 1.81 (m, 1H), 2.17 - 2.39 (m, 6H), 2.72 (q, J=7.6 Hz, 2H), 3.56 - 3.61 (m, 1H), 4.02 - 4.06 (m, 1H), 6.00 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.96 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.16 - 7.30 (m, 3H), 7.60 - 7.70 (brs, 1H), 12.85 - 13.20 (brs, 1H).
MS (+) : 385 [M+H]+.
MS (-) : 383 [M-H]-.
実施例4−338 4−339
3-クロロ-6-{1-[4-(3-メトキシプロピル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間19分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(6mg、11%(3工程))として得た。また、保持時間33分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(7mg、12%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.63 - 1.80 (m, 1H), 1.80 - 1.93 (m, 2H), 2.11 - 2.50 (m, 5H), 2.75 (t, J=7.4 Hz, 2H), 3.34 (s, 3H), 3.38 (t, J=6.1 Hz, 2H), 3.44 - 3.58 (m, 1H), 3.94 (dd, J=9.4, 5.3 Hz, 1H), 6.03 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 7.14 - 7.25 (m, 4H), 7.50 (d, J=7.4 Hz, 1H), 11.28 - 11.60 (brs, 1H).
MS (+) : 389 [M+H]+.
MS (-) : 387 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.77 - 1.98 (m, 3H), 2.13 - 2.50 (m, 5H), 2.66 (t, J=7.4 Hz, 2H), 3.34 (s, 3H), 3.37 (t, J=6.1 Hz, 2H), 3.60 - 3.75 (m, 1H), 4.02 (dd, J=7.0, 7.0 Hz, 1H), 6.07 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.13 - 7.24 (m, 4H), 7.32 (s, 1H), 7.52 (d, J=7.8 Hz, 1H), 12.32 - 12.57 (brs, 1H).
MS (+) : 389 [M+H]+.
MS (-) : 387 [M-H]-.
実施例4−340 4−341
3-シクロプロピル-6-[1-[4-(ジフルオロメチル)フェニル]-2-(5-オキソピロリジン-2-イル)エチル]ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=40 :60)で分離し、保持時間15分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(32mg、11%(3工程))として得た。また、保持時間30分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(24mg、7%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.60 - 0.70 (m, 2H), 0.92 - 1.00 (m, 2H), 1.65 - 1.85 (m, 1H), 2.05 - 2.48 (m, 6H), 3.43 - 3.56 (m, 1H), 4.06 - 4.17 (m, 1H), 5.99 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.60 (t, J=56.4 Hz, 1H), 6.92 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.40 - 7.55 (m, 5H), 12.20 - 12.60 (brs, 1H).
MS (+) : 373 [M+H]+.
MS (-) : 371 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.59 - 0.61 (m, 2H), 0.99 - 1.01 (m, 2H), 1.75 - 1.80 (m, 2H), 2.14 - 2.40 (m, 5H), 3.54 - 3.67 (m, 1H), 4.12 - 4.24 (m, 1H), 6.00 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.61 (d, J=56.4 Hz, 1H), 6.95 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.42 - 7.46 (m, 4H), 7.88 - 7.98 (brs, 1H), 13.10 - 13.50 (brs, 1H).
MS (+) : 373 [M+H]+.
MS (-) : 371 [M-H]-.
実施例4−342 4−343
6-{1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間45分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(17mg、7%(3工程))として得た。また、保持時間84分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(19mg、8%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.57 - 0.74 (m, 2H), 0.92 - 1.18 (m, 4H), 1.23 - 1.42 (m, 2H), 1.49 - 1.87 (m, 1H), 2.00 - 2.48 (m, 6H), 2.92 - 3.07 (m, 1H), 3.42 - 3.56 (m, 1H), 4.11 (dd, J=8.9, 6.3 Hz, 1H), 6.08 (d, J=7.3 Hz, 1H), 6.98 (d, J=7.3 Hz, 1H), 7.31 - 7.44 (m, 1H), 7.49 (dd J=7.9, 1.3 Hz, 1H), 7.66 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.96 (d, J=7.9 Hz, 1H), 12.13 - 12.71 (brs, 1H).
MS (+) : 461 [M+H]+.
MS (-) : 459 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.70 (m, 2H), 0.96 - 1.16 (m, 4H), 1.29 - 1.39 (m, 2H), 1.72 - 1.88 (m, 1H), 2.07 - 2.49 (m, 6H), 2.94 - 3.07 (m, 1H), 3.53 - 3.67 (m, 1H), 4.18 (dd, J=10.6, 4.3 Hz, 1H), 6.05 (d, J=7.3 Hz, 1H), 7.00 (d, J=6.9 Hz, 1H), 7.42 (d, J=8.3 Hz, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.97 (d, J=8.3 Hz, 1H), 13.04 - 13.48 (brs, 1H).
MS (+) : 461 [M+H]+.
MS (-) : 459 [M-H]-.
実施例4−344 4−345
6-{1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間18分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(45mg、24%(3工程))として得た。また、保持時間58分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(44mg、23%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.45 - 0.70 (m, 2H), 0.70 - 0.88 (m, 4H), 0.88 - 1.05 (m, 2H), 1.60 - 1.83 (m, 1H), 2.00 - 2.70 (m, 6H), 3.35 - 3.60 (m, 1H), 3.65 - 3.83 (m, 1H), 3.90 - 4.10 (m, 1H), 6.00 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.92 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.10 - 7.31 (m, 2H), 7.36 (d, J=2.1 Hz, 1H), 7.65 - 7.90 (brs, 1H), 12.00 - 12.63 (brs, 1H).
MS (+) : 413 [M+H]+.
MS (-) : 411 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.69 (m, 2H), 0.69 - 0.90 (m, 4H), 0.90 - 1.10 (m, 2H), 1.68 - 1.88 (m, 1H), 2.00 - 2.45 (m, 6H), 3.50 - 3.65 (m, 1H), 3.70 - 3.82 (m, 1H), 3.95 - 4.12 (m, 1H), 6.02 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.95 (d, J=7.1 Hz, 1H), 7.10 - 7.25 (m, 2H), 7.32 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.90 - 8.05 (brs, 1H), 12.65 - 13.50 (brs, 1H).
MS (+) : 413 [M+H]+.
MS (-) : 411 [M-H]-.
実施例4−346 4−347
6-{1-(5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間17分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(31mg、13%(3工程))として得た。また、保持時間51分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(18mg、8%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.59 - 0.63 (m, 2H), 0.93 - 0.97 (m, 2H), 1.72 - 1.79 (m, 1H), 2.04 - 2.42 (m, 6H), 3.51 - 3.53 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 4.15 - 4.28 (m, 1H), 5.99 (d, J=7.4 Hz, 1H), 6.65 (d, J=11.5 Hz, 1H), 6.91 (d, J=7.0 Hz, 1H), 7.00 - 7.25 (brs, 1H), 7.46 (d, J=8.6 Hz, 1H), 12.20 - 12.60 (brs, 1H).
MS (+) : 405 [M+H]+.
MS (-) : 403 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.65 (m, 2H), 0.95 - 1.10 (m, 2H), 1.80 - 1.90 (m, 1H), 2.05 - 2.40 (m, 6H), 3.50 - 3.70 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 4.20 - 4.35 (m, 1H), 5.98 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.64 (d, J=11.4 Hz, 1H), 6.94 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.42 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.90 - 8.05 (brs, 1H), 13.10 - 13.35 (brs, 1H).
MS (+) : 405 [M+H]+.
MS (-) : 403 [M-H]-.
実施例4−348 4−349
3-シクロプロピル-6-{2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間18分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(36mg、17%(3工程))として得た。また、保持時間31分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(23mg、11%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.52 - 0.65 (m, 2H), 0.88 - 1.00 (m, 2H), 1.31 (d, J=6.3 Hz, 6H), 1.62 - 1.80 (m, 1H), 2.08 - 2.42 (m, 6H), 3.42 - 3.56 (m, 1H), 3.94 - 4.05 (m, 1H), 4.50 (septet, 1H), 5.97 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.75 - 6.85 (m, 2H), 6.91 (d, J=6.9 Hz, 1H), 7.25 (d, J=9.3 Hz, 2H), 7.60 - 7.85 (m, 1H), 11.90 - 12.40 (brs, 1H).
MS (+) : 381 [M+H]+.
MS (-) : 379 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.47 - 0.75 (m, 2H), 0.85 - 1.10 (m, 2H), 1.34 (d, J=5.7 Hz, 6H), 1.58 - 1.85 (m, 1H), 1.85 - 2.50 (m, 6H), 3.40 - 3.64 (m, 1H), 3.85 - 4.10 (m, 1H), 4.92 (septet, J=5.9 Hz, 1H), 5.98 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.84 - 7.00 (m, 2H), 7.06 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.11 (dd, J=11.9, 2.0 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 11.90 - 12.48 (brs, 1H).
MS (+) : 381 [M+H]+.
実施例4−350 4−351
3-シクロプロピル-6-{1-[3-フルオロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間15分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(24mg、7%(3工程))として得た。また、保持時間45分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(17mg、5%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.47 - 0.75 (m, 2H), 0.85 - 1.10 (m, 2H), 1.34 (d, J=5.7 Hz, 6H), 1.58 - 1.85 (m, 1H), 1.85 - 2.50 (m, 6H), 3.40 - 3.64 (m, 1H), 3.85 - 4.10 (m, 1H), 4.92 (septet, J=5.9 Hz, 1H), 5.98 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.84 - 7.00 (m, 2H), 7.06 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.11 (dd, J=11.9, 2.0 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 11.90 - 12.48 (brs, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
MS (-) : 397 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.75 (m, 2H), 0.90 - 1.15 (m, 2H), 1.34 (d, J=6.0 Hz, 6H), 1.65 - 2.00 (m, 1H), 2.00 - 2.50 (m, 6H), 3.40 - 3.75 (m, 1H), 3.96 - 4.20 (m, 1H), 4.40 - 4.65 (m, 1H), , 6.01 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.80 - 7.22 (m, 4H), 7.88 (s, 1H), 12.96 - 13.46 (brs, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
MS (-) : 397 [M-H]-.
実施例4−352 4−353
3-シクロプロピル-6-[2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-(4-プロポキシフェニル)エチル]ピリジン-2(1H)-オン
分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間14分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色アモルファス状物質(31mg、20%(3工程))として得た。また、保持時間33分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色アモルファス状物質(38mg、25%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.72 (m, 2H), 0.85 - 1.12 (m, 5H), 1.62 - 1.90 (m, 3H), 2.02 - 2.44 (m, 6H), 3.40 - 3.59 (m, 1H), 3.80 - 4.07 (m, 3H), 5.96 (d, J=7.1 Hz, 1H), 6.86 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.91 (d, J=7.1 Hz, 1H), 7.25 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.30 - 7.43 (m, 1H), 11.17 - 12.55 (brs, 1H).
MS (+) : 381 [M+H]+.
MS (-) : 379 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.90 - 1.10 (m, 5H), 1.69 - 1.90 (m, 3H), 2.19 - 2.42 (m, 6H), 3.50 - 3.69 (m, 1H), 3.90 (t, J=6.8 Hz, 2H), 4.00 - 4.14 (m, 1H), 5.99 (d, J=7.1 Hz, 1H), 6.86 (d, J=8.6 Hz, 2H), 6.94 (d, J=6.8 Hz, 1H), 7.23 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.72 (s, 1H), 12.10 - 13.77 (brs, 1H).
MS (+) : 381 [M+H]+.
MS (-) : 379 [M-H]-.
実施例4−354 4−355
3-シクロプロピル-6-{1-(4-エトキシ-3-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)(4-エトキシ-3-フルオロ)フェニルボロン酸を使用する以外は実質的に実施例4−265(1)と同様に反応を実施して(5R)-5-[(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-エトキシ-3-フルオロフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを白色固体(289mg、98%)として得た。
(2)(5R)-5-[(E)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-エトキシ-3-フルオロフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オン(221mg)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)と同様に反応を実施して(5R)-5-[2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-エトキシ-3-フルオロフェニル)エチル]ピロリジン-2-オンの粗生成物(222mg)を得た。
(3)(5R)-5-[2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-エトキシ-3-フルオロフェニル)エチル]ピロリジン-2-オン(222mg)のアセトニトリル(4.4mL)溶液にクロロトリメチルシラン(0.17mL)、ヨウ化カリウム(370mg)を室温下加えた後、50℃で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣を分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=40 :60)で分離し、保持時間13分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(71mg、33%(2工程))として得た。また、保持時間28分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(71mg、33%(2工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.85 - 1.05 (m, 2H), 1.42 (t, J=6.9 Hz, 3H), 1.60 - 1.80 (m, 1H), 2.05 - 2.55 (m, 6H), 3.42 - 3.55 (m, 1H), 3.95 - 4.10 (m, 3H), 5.99 (d, J=7.2 Hz, 1H), 6.82 - 6.95 (m, 2H), 7.04 - 7.18 (m, 2H), 7.76 - 7.89 (m, 1H), 12.15 - 12.60 (brs, 1H).
MS (+) : 385 [M+H]+.
MS (-) : 383 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.56 - 0.66 (m, 2H), 0.90 - 1.05 (m, 2H), 1.43 (t, J=6.9 Hz, 3H), 1.57 - 1.85 (m, 1H), 2.00 - 2.45 (m, 6H), 3.50 - 3.65 (m, 1H), 4.05 - 4.15 (m, 3H), 6.01 (d, J=6.9 Hz, 1H), 6.85 - 7.15 (m, 4H), 7.87 - 8.00 (m, 1H), 13.15 - 13.40 (brs, 1H).
MS (+) : 385 [M+H]+.
MS (-) : 383 [M-H]-.
実施例4−356 4−357
6-{1-[3-クロロ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
参考例5−32で得られた2-[3-クロロ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを使用する以外は実施例4−354、355と同様に反応を実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10mL/min、エタノール:ヘキサン=20 :80、30分より40:60)で分離し、保持時間25分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(40mg、17%(3工程))として得た。また、保持時間48分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(13mg、6%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.46 - 0.78 (m, 2H), 0.82-1.16 (m, 2H), 1.55 - 1.87 (m, 1H), 1.89 - 2.78 (m, 6H), 3.39 - 3.61 (m, 1H), 3.99 - 4.19 (m, 1H), 6.05 (d, J =7.3 Hz, 1H), 6.49 (t, J =73.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J =7.3 Hz, 1H), 7.16 (d, J =8.6 Hz, 1H), 7.35 (dd, J =8.6, 1.7 Hz, 1H), 7.54 (d, J =1.7 Hz, 1H), 7.85 - 8.02 (m, 1H), 12.35 - 12.85 (brs, 1H).
MS (+) : 423 [M+H]+.
MS (-) : 421 [M-H]-.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.53 - 0.69 (m, 2H), 0.90 - 1.13 (m, 2H), 1.50 - 1.92 (m, 1H), 2.05 - 2.45 (m, 6H), 3.51 - 3.66 (m, 1H), 4.06 - 4.17 (m, 1H), 6.02 (d, J=7.3 Hz, 1H), 6.51 (t, J=73.3 Hz, 1H), 6.98 (d, J=7.3 Hz, 1H), 7.16 - 7.25 (m, 2H), 7.44 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.83 - 8.00 (m, 1H), 13.15 - 13.50 (brs, 1H).
MS (+) : 423 [M+H]+.
MS (-) : 421 [M-H]-.
実施例4−358
6-{1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
(1)実施例4−83(1)で得られた(5R)-5-[(Z)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オン)(93mg)を使用する以外は実質的に実施例4−80(2)と同様に反応を実施して(2R)-2-[(Z)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]-5-オキソピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチルを粗生成物(126mg)として得た。
(2)(2R)-2-[(Z)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]-5-オキソピロリジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(125mg)を使用する以外は実質的に実施例4−69、70(2)(3)と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)40℃、流速10 mL/min、エタノール:ヘキサン=10 :90)で分離し、保持時間44分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマーを白色アモルファス状物質(32mg、34%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.66 (m, 2H), 0.85 - 1.00 (m, 2H), 1.28 (s, 9H), 1.62 - 1.80 (m, 1H), 2.04 -2.40 (m, 6H), 3.42 - 3.55 (m, 1H), 3.96 - 4.08 (m, 1H), 5.99 (d, J=7.5 Hz, 1H), 6.91 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.20 - 7.36 (m, 4H), 7.60 -7.75 (brs, 1H), 11.85 - 12.30 (brs, 1H).
MS (+) : 379 [M+H]+.
MS (-) : 377 [M-H]-.
実施例4−248〜4−358の構造を以下に示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
実施例4−359
6-{(E)-1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−43で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-クロロフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(200mg)の1,4−ジオキサン(3mL)−水(1mL)溶液に、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル(216mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(33.7mg)、トリ(2−フリル)ホスフィン(51.5mg)、炭酸セシウム(239mg)を加えて、外温80℃で3時間撹拌した。反応液を放冷後酢酸エチルで希釈し、セライトろ過した。ろ液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)にて精製し、(5R)-5-{(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを無色油状物質(125mg、63%)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オン(63mg)の1,4−ジオキサン(1.25mL)溶液に48%臭化水素酸(1.25mL)を加えて65℃で30分撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製し、6-{(E)-1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オンを黄色アモルファス状物質(100mg、81%)として得た。
(3)6-{(E)-1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-1-(2,4-ジメトキシベンジル)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン(100mg)のトリフルオロ酢酸(1mL)溶液にアニソール(0.5mL)を加え、70℃で5時間攪拌した。減圧下、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製して、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶後、表題化合物を淡黄色粉末(51.2mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.91 - 2.12 (m, 1H), 2.19 - 2.47 (m, 3H), 4.08 - 4.26 (m, 1H), 5.96 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.37 (d, J=9.2Hz, 1H), 7.26 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.49 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.79 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.99 - 8.50 (m, 2H).
MS(+): 381 [M+H]+.
実施例4−360
6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}-3-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-クロロフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンの代わりに、参考例4−44で得られた(5R)-5-{(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−359(1)〜(3)と同様の反応を実施し、表題化合物を淡黄色粉末(22.6mg、14%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.93 - 2.12 (m, 1H), 2.21 - 2.48 (m, 3H), 4.06 - 4.20 (m, 1H), 5.91 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.44 (d, J=9.8Hz, 1H), 7.49 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.74 - 7.84 (m, 3H), 7.97 - 8.16 (m, 1H), 8.26 - 8.46 (m, 1H).
MS(+): 415 [M+H]+.
実施例4−361
6-{(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-クロロフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンの代わりに、参考例4−42(2)で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−359(1)(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を薄橙色アモルファス状物質(37mg、40%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.30 (s, 9H), 1.81 - 1.92 (m, 1H), 2.02 - 2.12 (m, 2H), 2.14 - 2.23 (m, 1H), 3.87 - 3.93 (m, 1H), 5.53 - 5.65 (m, 1H), 6.40 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.16 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.43 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.67 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.73 - 7.76 (brs, 1H), 7.93 - 8.42 (m, 2H), 11.48 - 11.61 (brs, 1H), 12.72 - 12.93 (brs, 1H).
MS(+): 403 [M+H]+.
実施例4−359〜4−361の構造を以下に示す。
Figure 2013010750
4−クロロフェニルボロン酸の代わりに、それぞれ対応するボロン酸もしくはボロン酸エステル([4-(アゼチジン-1-イルスルホニル)フェニル]ボロン酸、[4-(シクロプロピルスルファモイル)フェニル]ボロン酸、[4-(プロパン-2-イルスルファモイル)フェニル]ボロン酸、{4-[(2-ヒドロキシエチル)スルファモイル]フェニル}ボロン酸、2-(4-クロロ-3-エトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン、4,4,5,5-テトラメチル-2-{4-[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}-1,3,2-ジオキサボロラン、2-クロロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミド、2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミド)を使用する以外は、実施例4−98と実質的に同様の反応を実施して実施例4−362〜4−369の化合物群を合成した。
実施例4−362
6-{(E)-1-[4-(アゼチジン-1-イルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(52mg、33%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.54 - 0.65 (m, 2H), 0.93 - 1.03 (m, 2H), 2.06 - 2.15 (m, 4H), 2.23 - 2.34 (m, 2H), 2.37 - 2.44 (m, 1H), 3.21 (dquin, J=13.5, 6.7Hz, 2H), 3.45 (t, J=6.4Hz, 2H), 4.09 (dd, J=6.4, 1.5Hz, 1H), 5.65 (d, J=7.4Hz, 1H), 5.69 - 5.74 (m, 1H), 6.58 (d, J=9.1Hz, 1H), 6.81 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.37 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.93 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS (-): 438 [M-H]-.
実施例4−363
N-シクロプロピル-4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を無色粉末(45mg、53%(2工程))として得た
1H NMR (500 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 0.47 - 0.66 (m, 6H), 0.89 - 0.98 (m, 2H), 1.96 - 2.09 (m, 2H), 2.18 - 2.46 (m, 4H), 4.08 - 4.18 (m, 1H), 5.79 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.38 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.98 - 7.04 (m, 1H), 7.42 - 7.49 (m, 2H), 7.91 - 8.00 (m, 2H).
MS (+): 440 [M+H]+.
実施例4−364
4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-N-(プロパン-2-イル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を無色粉末(55mg、67%(2工程))として得た。
1H NMR (500 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 0.58 - 0.68 (m, 2H), 0.89 - 0.96 (m, 2H), 1.06 (dd, J=6.5, 1.5Hz, 6H), 1.96 - 2.08 (m, 2H), 2.21 - 2.45 (m, 3H), 3.38 - 3.48 (m, 1H), 4.02 - 4.18 (m, 1H), 5.76 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.37 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.00 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.38 - 7.47 (m, 2H), 7.89 - 7.99 (m, 2H).
MS (+): 442 [M+H]+.
実施例4−365
4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-N-(2-ヒドロキシエチル)ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を無色粉末(52mg、33%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.56 - 0.60 (m, 2H), 0.81 - 0.86 (m, 2H), 1.82 - 2.24 (m, 5H), 2.84 (t, J=6.4Hz, 2H), 3.37 - 3.42 (m, 2H), 3.79 - 3.85 (m, 1H), 4.70 - 4.74 (m, 1H), 6.49 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.83 - 6.88 (m, 1H), 7.43 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.83 (d, J=8.7Hz, 2H),
MS (-): 442 [M-H]-.
実施例4−366
6-{(E)-1-(4-クロロ-3-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色粉末(40mg、25%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.43 - 0.74 (m, 2H), 0.88 - 1.17 (m, 2H), 1.41 - 1.52 (m, 3H), 1.96 - 2.48 (m, 5H), 3.97 - 4.32 (m, 3H), 5.63 - 5.87 (m, 1H), 6.37 - 6.59 (m, 2H), 6.65 - 6.77 (m, 2H), 6.78 - 6.89 (m, 1H), 7.33 - 7.49 (m, 1H), 11.65 - 12.04 (brs, 1H).
MS (+): 399 [M+H]+.
実施例4−367
3-シクロプロピル-6-[(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-{4-[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}エテニル]ピリジン-2(1H)-オン
表題化合物を無色アモルファス状物質(29mg、25%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 0.60 - 0.67 (m, 2H), 0.92 - 0.97 (m, 2H), 1.97 - 2.10 (m, 2H), 2.25 - 2.46 (m, 3H), 4.05 - 4.15 (m, 1H), 5.81 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.44 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.04 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.63 - 7.70 (m, 2H), 8.13 - 8.21 (m, 2H).
MS (+): 453 [M+H]+.
実施例4−368
2-クロロ-4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ベンゼンスルホンアミド
表題化合物を無色粉末(32mg、21%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.59 (td, J=5.6, 3.7Hz, 2H), 0.83 - 0.86 (m, 2H), 1.82 - 1.88 (m, 1H), 1.95 - 2.01 (m, 1H), 2.03 - 2.15 (m, 2H), 2.17 - 2.23 (m, 1H), 3.81 (dt, J=9.7, 6.5Hz, 1H), 5.39 - 5.57 (m, 1H), 6.51 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.87 (d, J=6.6Hz, 1H), 7.36 (dd, J=7.8, 1.7Hz, 1H), 7.53 (d, J=1.7Hz, 1H), 7.82 (s, 1H), 8.00 (d, J=8.3Hz, 1H).
MS (-): 432 [M-H]-.
実施例4−369
4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-フルオロベンゼンスルホンアミド
表題化合物を無色粉末(28mg、19%(2工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.57 - 0.61 (m, 2H), 0.83 - 0.86 (m, 2H), 1.81 - 1.90 (m, 1H), 1.98 (tt, J=8.5, 5.3Hz, 1H), 2.04 - 2.15 (m, 2H), 2.16 - 2.24 (m, 1H), 3.83 (dt, J=9.5, 6.6Hz, 1H), 5.36 - 5.54 (m, 1H), 6.50 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.82 - 6.89 (m, 1H), 7.20 (dd, J=7.8, 1.2Hz, 1H), 7.36 (d, J=10.7Hz, 1H), 7.78 - 7.84 (m, 2H).
MS (-): 416 [M-H]-.
実施例4−370 4−371
6-{1-[3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
3,4−ジクロロフェニルボロン酸の代わりに、参考例5−2で得られた[3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸を使用する以外は、実施例4−207、208と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物の(R, S)混合物を得た。その混合物をCHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=50:50)で分離して表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(75mg、43%(3工程))として、もう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(19mg、11%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.60 - 0.67 (m, 2H), 0.95 - 0.99 (m, 2H), 1.71 - 1.79 (m, 1H), 2.08 - 2.14 (m, 1H), 2.16 - 2.40 (m, 5H), 3.48 - 3.54 (m, 1H), 3.99 - 4.04 (m, 1H), 6.00 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.94 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.13 (brs., 1H), 7.25 - 7.29 (m, 1H), 7.32 - 7.35 (m, 1H), 7.54 (d, J=2.1Hz, 1H), 12.23 - 12.35 (m, 1H).
MS (+): 441 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 4.461min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 0.58 - 0.66 (m, 2H), 0.98 - 1.07 (m, 2H), 1.75 - 1.83 (m, 1H), 2.12 - 2.18 (m, 1H), 2.21 - 2.41 (m, 5H), 3.55 - 3.61 (m, 1H), 4.09 - 4.14 (m, 1H), 6.01 (d, J=7.0Hz, 1H), 6.99 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.25 - 7.28 (m, 2H), 7.46 (d, J=1.7Hz, 1H), 7.81 (brs, 1H), 13.26 - 13.36 (m, 1H).
MS (+): 441 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 9.686 min.
実施例4−372 4−373
6-{1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
(1)実施例4−359(1)で得られた(5R)-5-{(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−359(3)と同様に反応を実施し、(5R)-5-{(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エテニル}ピロリジン-2-オンを黄色油状物質(218mg)として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エテニル}ピロリジン-2-オン(122mg)のメタノール(3mL)溶液に、水素ガス気流下、10%パラジウム−活性炭素(60mg)及び酢酸(2mL)を加え、室温で20時間攪拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣に飽和重曹水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を減圧下溶媒留去し、(5R)-5-{2-(4-クロロフェニル)-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エチル}ピロリジン-2-オンの粗生成物を黄色油状物質(77mg)として得た。
(3)(5R)-5-{2-(4-クロロフェニル)-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エチル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−98(2)と同様の反応を実施し、表題化合物の(R,S)混合物(43mg)を得た。その混合物をCHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=20:80)で分離し、表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(11mg)としてもう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(12mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 2.25 - 2.41 (m, 1H), 2.65 - 3.01 (m, 5H), 4.06 - 4.17 (m, 1H), 4.53 - 4.63 (m, 1H), 7.02 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.87 - 7.95 (m, 4H), 8.45 (d, J=7.5Hz, 1H), 8.61 - 8.95 (brs, 2H).
MS (+): 383 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm , Rt = 6.944 min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.75 - 1.91 (m, 1H), 2.14 - 2.41 (m, 5H), 3.45 - 3.58 (m, 1H), 3.93 - 4.06 (m, 1H), 6.43 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.28 - 7.39 (m, 4H), 7.87 (d, J=7.3Hz, 1H), 8.03 - 8.37 (brs, 2H).
MS (+): 383 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0mL/min, 210nm, Rt = 17.841 min.
実施例4−374 4−375
6-{2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}-3-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
参考例4−43で得られた(5R)-5-[(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-(4-クロロフェニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンの代わりに、参考例4−44で得られた(5R)-5-{(E)-2-(5-ブロモ-6-メトキシピリジン-2-イル)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンを使用する以外は、実質的に実施例4−359(1)(3)、実施例4−372(2)(3)と同様の反応を順次実施し、表題化合物の(R, S)の混合物を得た。その混合物をCHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=20:80)で分離し、表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(15mg)としてもう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(20mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.67 - 1.86 (m, 1H), 2.09 - 2.53 (m, 5H), 3.47 - 3.67 (m, 1H), 4.02 - 4.17 (m, 1H), 6.47 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.52 - 7.60 (m, 2H), 7.60 - 7.67 (m, 2H), 7.86 (d, J=7.3Hz, 1H), 8.19 (s, 2H).
MS (+): 417 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL mL/min, 210nm, Rt = 6.124min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, METHANOL-d4) δ ppm 1.77 - 1.93 (m, 1H), 2.16 - 2.42 (m, 5H), 3.47 - 3.59 (m, 1H), 4.07 - 4.18 (m, 1H), 6.47 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.49 - 7.57 (m, 2H), 7.57 - 7.67 (m, 2H), 7.89 (d, J=7.3Hz, 1H), 8.10 - 8.34 (brs, 2H).
MS (+): 417 [M+H]+.
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=50:50 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 15.900min.
実施例4−376
6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−28で得られた(5R)-5-[(E)-2-(4-クロロフェニル)-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]-1-(2,4-ジメトキシベンジル)ピロリジン-2-オンの代わりに、参考例4−45で得られた(5R)-5-[(E)-2-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-(トリブチルスタンナニル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に参考例4−43、実施例4−359(1)(3)と同様の反応を実施し、(5R)-5-{(E)-2-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エテニル}ピロリジン-2-オンを薄黄色アモルファス状物質(275mg、43%(3工程))として得た。
(2)(5R)-5-{(E)-2-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エテニル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−98(2)と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物を黄色粉末(32mg、55%)として得た。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δppm 1.02 - 1.09 (m, 2H), 1.10 - 1.18 (m, 2H), 1.80 - 1.91 (m, 1H), 2.02 - 2.12 (m, 2H), 2.15 - 2.24 (m, 1H), 2.87 - 2.95 (m, 1H), 3.79 - 3.87 (m, 1H), 5.49 - 5.64 (brs, 1H), 6.52 (d, J=9.5Hz, 1H), 7.51 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.67 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.76 - 7.82 (m, 1H), 7.92 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.95 - 8.07 (brs, 1H), 8.22 - 8.39 (brs, 1H), 11.53 - 11.80 (brs, 1H), 12.77 - 12.97 (brs, 1H).
MS(+): 451 [M+H]+
実施例4−377 4−378
6-{1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
(1)実施例4−376(1)で得られた(5R)-5-{(E)-2-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エテニル}ピロリジン-2-オン(175mg)のメタノール(3mL)溶液に、水素ガス気流下、10%パラジウム−活性炭素(175mg)及び濃塩酸(1mL)を加え、室温で5時間攪拌した。反応液をセライトろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣に飽和重曹水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を減圧下溶媒留去し、(5R)-5-{2-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エチル}ピロリジン-2-オンの粗生成物を無色アモルファス状物質(129mg、73%)として得た。
(2)(5R)-5-{2-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[6-メトキシ-5-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2-イル]エチル}ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例4−98(2)と同様の反応を実施し、表題化合物の(R,S)混合物(84mg)を得た。その混合物をCHIRALPAK IB (40℃,流速10mL/min,エタノール:へキサン=15:85)で分離し、表題化合物の一方のジアステレオマー(A)を無色アモルファス状物質(30mg)としてもう一方のジアステレオマー(B)を無色アモルファス状物質(23mg)として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δppm 0.88 - 0.95 (m, 2H), 0.99 - 1.05 (m, 2H), 1.48 - 1.58 (m, 1H), 1.91 - 2.10 (m, 4H), 2.20 - 2.28 (m, 1H), 2.69 - 2.78 (m, 1H), 4.03 (t, J=7.8 Hz, 1H), 6.16 - 6.31 (brs, 1H), 7.59 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.66 - 7.73 (m, 2H), 7.76 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.83 - 8.27 (brs, 2H), 11.52 - 11.90 (brs, 1H), 12.45 - 12.86 (brs, 1H).
MS(+): 453 [M+H]+
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=30:70 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 8.061min.
ジアステレオマー(B);
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δppm 0.93 - 1.01 (m, 2H), 1.04 - 1.11 (m, 2H), 1.58 - 1.69 (m, 1H), 1.99 - 2.17 (m, 4H), 2.26 - 2.34 (m, 1H), 2.76 - 2.83 (m, 1H), 4.10 (t, J=8.1Hz, 1H), 6.22 - 6.36 (brs, 1H), 7.60 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.70 - 7.77 (m, 2H), 7.83 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.89 - 8.09 (brs, 1H), 8.12 - 8.35 (brs, 1H), 11.45 - 11.78 (brs, 1H), 12.55 - 12.94 (brs, 1H).
MS(+): 453 [M+H]+
CHIRALPAK IB 4.6×250mm 5μm (DAICEL), Hexane:Ethanol=30:70 v/v, 40 ℃, 1.0 mL/min, 210nm, Rt = 14.495min.
実施例4−379
6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}-1',2',3',6'-テトラヒドロ-3,4'-ビピリジン-2(1H)-オン
4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボン酸 tert-ブチルを使用する以外は実質的に実施例4−360と同様に反応を実施し、表題化合物を淡橙色粉末(9mg)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.81 - 2.11 (m, 1H), 2.15 - 2.63 (m, 5H), 2.94 - 3.16 (m, 2H), 3.49 - 3.83 (m, 3H), 3.98 - 4.10 (m, 1H), 5.54 - 5.75 (m, 1H), 6.51 - 6.59 (m, 1H), 6.61 - 6.72 (m, 1H), 7.13 - 7.24 (m, 1H), 7.31 - 7.46 (m, 2H), 7.61 - 7.81 (m, 3H).
MS (+): 430 [M+H]+.
以下に、実施例4−362〜4−379の構造を示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
実施例4−380 4−381
4-{1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ベンゾニトリル
4-シアノフェニルボロン酸を使用する以外は、実施例4−354、355と同様に反応を順次実施して、分取HPLC(CHIRALPAK IB(20mm i.d.×250mm L,Daicel Chemical Industries,LTD.)、40℃、流速10 mL/min、エタノール:ヘキサン=30 :70)で分離し、保持時間23分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちの一方のジアステレオマー(A)を白色固体(72mg、21%(3工程))として得た。また、保持時間46分で溶出した画分を濃縮することで、表題化合物のうちのもう一方のジアステレオマー(B)を白色固体(28mg、8%(3工程))として得た。
ジアステレオマー(A);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.56 - 0.70 (m, 2H), 0.85 - 1.05 (m, 2H), 1.63 - 1.83 (m, 1H), 2.00 - 2.50 (m, 6H), 3.35 - 3.55 (m, 1H), 4.05 - 4.20 (m, 1H), 6.02 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.93 (d, J=7.5Hz, 1H) , 7.54 (d, 8.4Hz, 2H) , 7.59 (d, 8.4Hz, 2H), 7.70 - 7.86 (brs, 1H), 12.30 - 12.90 (brs, 1H).
MS (+) : 348 [M+H]+ .
MS (-) : 346 [M-H]- .
ジアステレオマー(B);
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.55 - 0.69 (m, 2H), 0.95 - 1.20 (m, 2H), 1.65 - 1.95 (m, 1H), 2.10 - 2.50 (m, 6H), 3.54 - 3.66 (m, 1H), 4.15 - 4.25 (m, 1H), 6.02 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.98 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.48 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.63 (d, J=8.1Hz, 2H), 8.00 - 8.12 (brs, 1H), 13.15 - 13.55 (brs, 1H).
MS (+) : 348 [M+H]+ .
MS (-) : 346 [M-H]- .
実施例4−382
3-シクロプロピル-6-{(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-[4-(プロパン-2-イルスルホニル)フェニル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
4-ブロモ-1-(プロパン-2-イルスルホニル)ベンゼンを使用する以外は、実施例4−289と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(53mg、25%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.66 (m, 2H), 0.92 - 1.02 (m, 2H), 1.36 (d, J=6.5 Hz, 6H), 2.07 - 2.45 (m, 5H), 3.20 - 3.34 (m, 1H), 4.00 - 4.10 (m, 1H), 5.54 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.69 (d, J=9.4Hz, 1H), 6.80 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.44 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.50 (s, 1H), 7.95 (d, J=7.8Hz, 2H), 12.56 - 12.77 (brs, 1H).
MS (+) : 427 [M+H]+.
MS (-) : 425 [M-H]-.
実施例4−383
4-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-2-メチルベンゾニトリル
参考例5−46で得られた4-(5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン-2-イル)-2-メチルベンゾニトリルを使用する以外は、実質的に実施例4−278と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色固体(39mg、54%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.85 - 1.10 (m, 2H), 2.02 - 2.55 (m, 5H), 2.58 (s, 3H), 4.00 - 4.15 (m, 1H), 5.55 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.63 (d, J=9.6Hz, 1H), 6.77 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.17 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 7.65 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.70 - 7.80 (brs, 1H), 12.20 - 13.20 (brs, 1H).
MS (+) : 360 [M+H]+ .
実施例4−384
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-{4-[2-(メチルスルホニル)エチル]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
4,4,5,5-テトラメチル-2-{4-[2-(メチルスルホニル)エチル]フェニル}-1,3,2-ジオキサボロラン(US2006043289参照)を使用する以外は、実施例4−289(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を淡褐色固体(46mg、24%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.58 - 0.61 (m, 2H), 0.81 - 0.86 (m, 2H), 1.86 - 2.24 (m, 5H), 2.93 (s, 3H), 3.02-3.08 (m, 2H) , 3.45 - 3.57 (m, 2H), 3.83 - 3.88 (m, 1H), 5.31 - 5.48 (brs, 1H), 6.40 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.16 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.35 (d, J=7.7Hz, 2H), 7.77 (s, 1H), 11.32 - 11.45 (brs, 1H).
MS (+) : 427 [M+H]+.
MS (-) : 425 [M-H]-.
実施例4−385
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-{4-[(3-ヒドロキシプロピル)スルホニル]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
参考例5−48で得られた{3-[(4-ブロモフェニル)スルホニル]プロポキシ}(tert-ブチル)ジメチルシランを使用する以外は、実施例4−289と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色固体(11mg、5%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 0.58 - 0.59 (m, 2H), 0.82 - 0.85 (m, 2H), 1.69 - 2.27 (m, 7H), 3.33 - 3.38 (m, 2H), 3.44 (q, J=5.7Hz, 2H), 3.78 - 3.85 (m, 1H), 4.66 (t, J=5.4 Hz, 1H), 5.34 - 5.42 (brs, 1H), 6.50 (d, J=10.4Hz, 1H), 6.80 - 6.88 (brs, 1H), 7.51 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.82 (s, 1H), 7.93 (d, J=8.3Hz, 2H), 11.45 - 11.57 (brs, 1H).
MS (+) : 443 [M+H]+.
MS (-) : 441 [M-H]-.
実施例4−386
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-フルオロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
3-フルオロ-4-(メチルスルホニル)フェニルボロン酸を使用する以外は、実施例4−289(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を淡黄色固体(90mg、38%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.51 - 0.71 (m, 2H), 0.92 - 1.10 (m, 2H), 2.00 - 2.54 (m, 5H), 3.31 (s, 3H), 4.00 - 4.13 (m, 1H), 5.63 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.65 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.84 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.04 - 7.25 (m, 3H), 7.98 - 8.12 (m, 1H), 12.06 - 12.42 (brs, 1H).
MS(+) : 417 [M+H]+ .
MS(-) : 415 [M-H]- .
実施例4−387
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
参考例5−47で得られた4-ブロモ-2-クロロ-1-(プロパン-2-イルスルホニル)ベンゼンを使用する以外は、実施例4−289と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(36mg、14%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.78 (m, 2H), 0.90 - 1.15 (m, 2H), 1.25 - 1.50 (m, 6H), 2.00 - 2.60 (m, 5H), 3.70 - 3.95 (m, 1H), 3.95 - 4.23 (m, 1H), 5.58 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.66 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 7.32 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 8.16 (dd, J=7.9, 1.0Hz, 1H), 12.20 - 12.80 (brs, 1H).
MS (+) : 461 [M+H]+.
MS (-) : 459 [M-H]-.
実施例4−388
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-メトキシ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
実施例4−386で得られた3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-フルオロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン(10mg)のメタノール(0.5mL)溶液に28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(14μL)を加えた後、70℃で30分間攪拌した。反応液を室温に放冷後、3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-フルオロ-4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン(50mg)、メタノール(3mL)、さらに、28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(80μL)を加えた後、70℃で2時間攪拌した。反応液を室温に放冷後、28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(1mL)を加えた後、70℃で1時間攪拌した。反応液を室温に放冷後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=1:10)で精製し、表題化合物を淡黄色固体(40mg、65%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.57 - 0.76 (m, 2H), 0.95 - 1.12 (m, 2H), 2.04 - 2.57 (m, 5H), 3.30 (s, 3H), 4.02 (s, 3H), 4.05 - 4.20 (m, 1H), 5.65 - 5.80 (m, 1H), 6.44 - 6.69 (m, 2H), 6.84 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.88 - 6.93 (m, 1H), 6.95 - 7.05 (m, 1H), 8.06 (d, J=8.3Hz, 1H), 11.40 - 11.89 (brs, 1H).
MS(+) : 429 [M+H]+ .
MS(-) : 427 [M-H]- .
実施例4−389
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-{4-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
1-ブロモ-4-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]ベンゼンを使用する以外は、実施例4−289と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(53mg、21%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.14 - 0.27 (m, 2H), 0.53 - 0.71 (m, 4H), 0.92 - 1.15 (m, 3H), 2.01 - 2.19 (m, 2H), 2.20 - 2.50 (m, 3H), 3.09 (d, J=6.8Hz, 2H), 3.99 - 4.12 (m, 1H), 5.62 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.28 (s, 1H), 6.53 (d, J=8.9Hz, 1H), 6.83 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.40 (d, J=8.3Hz, 2H), 8.01 (d, J=8.6Hz, 2H), 11.30 - 11.68 (brs, 1H).
MS (+) : 439 [M+H]+ .
MS (-) : 437 [M-H]- .
実施例4−390
6-{(E)-1-[4-(シクロペンチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
1-ブロモ-4-(シクロペンチルスルホニル)ベンゼンを使用する以外は、実施例4−289と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(29mg、11%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.48 - 0.72 (m, 2H), 0.93 - 1.19 (m, 2H), 1.50 - 2.53 (m, 13H), 3.45 - 3.63 (m, 1H), 3.99 - 4.14 (m, 1H), 5.61 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.58 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.66 (s, 1H), 6.83 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.40 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.97 (d, J=8.3Hz, 2H), 11.77 - 12.22 (brs, 1H).
MS (+) : 453 [M+H]+ .
MS (-) : 451 [M-H]- .
実施例4−391
6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロペンチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
参考例5−49で得られた4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロペンチルスルホニル)ベンゼンを使用する以外は、実施例4−289と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(25mg、25%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.50 - 0.70 (m, 2H), 0.93 - 1.10 (m, 2H), 1.53 - 2.52 (m, 13H), 3.96 - 4.21 (m, 2H), 5.60 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.64 (d, J=9.2Hz, 1H), 6.85 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 7.31 (dd, J=8.3, 1.7Hz, 1H), 7.40 (d, J=1.7Hz, 1H), 8.18 (d, J=8.3Hz, 1H), 12.17 - 12.53 (brs, 1H).
MS (+) : 487 [M+H]+ .
MS (-) : 485 [M-H]- .
実施例4−392
2-クロロ-5-{(E)-1-(5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ベンゾニトリル
参考例5−50で得られた2-クロロ-5-(5,5-ジメチル-1,3,2-ジオキサボリナン-2-イル)ベンゾニトリルを使用する以外は、実質的に実施例4−278と同様に反応を実施して、表題化合物を黄色固体(64mg、34%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.45 - 0.70 (m, 2H), 0.80 - 1.06 (m, 2H), 1.92 - 2.55 (m, 5H), 3.90 - 4.13 (m, 1H), 5.52 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.69 (d, J=9.8Hz, 1H), 6.78 (d, J=7.1Hz, 1H), 7.40 - 7.52 (m, 1H), 7.52 - 7.65 (m, 2H), 8.15 - 8.35 (brs, 1H), 12.60 - 13.11 (brs, 1H).
MS (+) : 380 [M+H]+.
MS (-) : 378 [M-H]-.
実施例4−393
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-メトキシフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
参考例5−51で得られた2-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-メトキシフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを使用する以外は、実質的に実施例4−278と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(29mg、27%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.53 - 0.65 (m, 2H), 0.88 - 1.40 (m, 2H), 2.05 -2.50 (m, 5H), 3.88 (s, 3H), 4.10 - 4.24 (m, 1H), 5.69 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.53 (d, J=9.3Hz, 1H), 6.61 (t, J=75.3Hz, 1H), 6.75 - 6.90 (m, 3H), 7.20 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.32 - 7.53 (brs, 1H), 12.30 - 12.55 (brs, 1H).
MS (+) : 417 [M+H]+ .
MS (-) : 415 [M-H]- .
実施例4−394
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
参考例5−52で得られた2-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-メチルフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを使用する以外は、実質的に実施例4−278と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(64mg、55%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.53 - 0.67 (m, 2H), 0.85 - 1.08 (m, 2H), 2.05 - 2.50 (m, 5H), 2.31 (s, 3H), 4.05 - 4.24 (m, 1H), 5.63 - 5.74 (m, 1H), 6.55 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.56 (t, J=74.4Hz, 1H), 6.79 (d, J=9.0 Hz, 1H), 6.96 - 7.15 (m, 3H), 7.21 - 7.40 (brs, 1H), 12.10 - 12.60 (brs, 1H).
MS (+) : 401 [M+H]+ .
MS (-) : 399 [M-H]- .
実施例4−395
3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-フルオロフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
参考例5−53で得られた2-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-フルオロフェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを使用する以外は、実質的に実施例4−278と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(70mg、41%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.40 - 0.70 (m, 2H), 0.80 - 1.05 (m, 2H), 2.00 - 2.50 (m, 5H), 4.00 - 4.20 (m, 1H), 5.60 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.60 (t, J=73.0Hz, 1H), 6.64 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.77 (d, J=7.4Hz, 1H), 6.90 - 7.10 (m, 2H), 7.20 - 7.35 (m, 1H), 7.70 - 7.90 (brs, 1H), 12.43 - 13.00 (brs, 1H).
MS (+) : 405 [M+H]+.
MS (-) : 403 [M-H]-.
実施例4−396
6-{(E)-1-{3-クロロ-4-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]フェニル}-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
参考例5−54で得られた4-ブロモ-2-クロロ-1-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]ベンゼンを使用する以外は、実施例4−289と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(35mg、14%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.22 - 0.34 (m, 2H), 0.51 - 0.73 (m, 4H), 0.95 - 1.12 (m, 3H), 2.07 - 2.53 (m, 5H), 3.41 (d, J=7.4Hz, 2H), 4.00 - 4.15 (m, 1H), 5.61 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.64 (d, J=9.5Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.86 (d, J=7.4Hz, 1H), 7.34 (dd, J=8.2, 1.7Hz, 1H), 7.41 (d, J=1.8Hz, 1H), 8.24 (d, J=8.0Hz, 1H), 11.95 - 12.30 (brs, 1H).
MS(+) : 473 [M+H]+ .
MS(-) : 471 [M-H]- .
以下に、実施例4−380〜4−396の構造を示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
実施例5−1
(E)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン及び (Z)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例1−40で得られた[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)メタノン(700mg)のアセトニトリル(7mL)溶液に、48%臭化水素酸(7mL)を室温で加え、95℃で1時間攪拌した。室温で反応液を飽和重曹水で中和し、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=50:1)で精製し、6-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)ベンゾイル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オンを淡黄色固体(632mg、95%)として得た。
(2)6-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)ベンゾイル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(32mg)のテトラヒドロフラン−メタノール(1:1、1mL)溶液に氷冷下、水(0.32mL)及びOxone(登録商標)(201mg)を順次加え、室温で1時間攪拌した。室温でさらにOxone(登録商標)(201mg)を加え2時間攪拌した。室温でさらにOxone(登録商標)(201mg)を加え終夜攪拌した。別途、6-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)ベンゾイル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(300mg)のテトラヒドロフラン−メタノール(1:1、10mL)溶液に、氷冷下、水(3mL)及びOxone(登録商標)(3.135g)を順次加え、室温で終夜攪拌した。反応液に水を加え、反応液を一緒にしてクロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0→50:1)で精製し、6-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)ベンゾイル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(258mg、70%)を淡黄色アモルファス状物質として得た。
(3)6-[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)ベンゾイル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(220mg)のn-ブタノール(2mL)溶液に室温でO−シクロペンチルヒドロキシルアミン(0.3mL)を加え、マイクロウェーブ照射下、200℃で2時間攪拌した。室温でさらにO−シクロペンチルヒドロキシルアミン(0.3mL)を加え、マイクロウェーブ照射下、200℃で3時間攪拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1→1:1)で精製し、さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:酢酸エチル=50:1→25:1)で精製し、得られた低極性生成物を酢酸エチル/ヘキサン溶液にて粉末化し、濾過操作により(E)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オンを白色固体(95mg、34%)として得た。高極性生成物を酢酸エチル/ヘキサン溶液にて粉末化し、濾過操作により(Z)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オンを白色固体(36mg、13%)として得た。
(E)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.51 - 1.66 (m, 4H), 1.70 - 1.90 (m, 4H), 2.18 (s, 3H), 3.34 (s, 3H), 4.78 - 4.87 (m, 1H), 5.72 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.14 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.38 (dd, J=8.2, 1.6Hz, 1H), 7.48 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.23 (d, J=8.2Hz, 1H), 9.57 - 9.72 (brs, 1H).
MS (+) : 409 [M+H]+.
(Z)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルホニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.52 - 1.83 (m, 4H), 1.84 - 2.08 (m, 4H), 2.18 (s, 3H), 3.29 (s, 3H), 4.83 - 5.00 (m, 1H), 5.95 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.22 - 7.35 (m, 1H), 7.56 (dd, J=8.2, 1.6Hz, 1H), 7.69 (d, J=1.6Hz, 1H), 8.16 (d, J=8.2Hz, 1H), 10.17 - 10.52 (brs, 1H).
MS (+) : 409 [M+H]+.
実施例5−2
(E)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン及び (Z)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
実施例5−1(1)で得られた6-[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)ベンゾイル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オンを使用する以外は実質的に実施例5−1(3)と同様に反応を実施して(E)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(45.7mg、17%)及び (Z)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン(27.4mg、10%)を白色固体として得た。
(E)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル](シクロペンチルオキシイミノ)メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.50 - 1.70 (m, 4H), 1.70 - 1.89 (m, 4H), 2.17 (d, J=0.8Hz, 3H), 2.52 (s, 3H), 4.78 (quintet, J=4.1Hz, 1H), 5.84 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.14 (dd, J=7.0, 1.2Hz, 1H), 7.16 - 7.22 (m, 2H), 7.24 - 7.29 (m, 1H), 9.61 - 9.78 (brs, 1H).
MS (+) : 377 [M+H]+.
(Z)-6-{[3-クロロ-4-(メチルスルファニル)フェニル[(シクロペンチルオキシイミノ)メチル]-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.54 - 1.79 (m, 4H), 1.79 - 2.08 (m, 4H), 2.18 (d, J=0.8Hz, 3H), 2.50 (s, 3H), 4.80 - 4.92 (m, 1H), 6.01 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.2Hz, 1H), 7.23 (dd, J=7.0, 0.8Hz, 1H), 7.33 (dd, J=8.2, 2.0Hz, 1H), 7.48 (d, J=2.0Hz, 1H), 10.05 - 10.17 (brs, 1H).
MS (+) : 377 [M+H]+.
実施例5−3
(E)-6-{(シクロペンチルオキシイミノ)[4-(メチルスルホニル)フェニル]メチル}-3-メチルピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例1−36で得られた(6-メトキシ-5-メチルピリジン-2-イル)[4-(メチルスルファニル)フェニル]メタノンを使用する以外は実質的に実施例5−1と同様に反応を実施して表題化合物を白色固体状物質(67.5mg、39%(3工程))として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.45-1.90 (m, 8H), 2.17 (d, J=0.8Hz, 3H), 3.14 (s, 3H), 4.75-4.90 (m, 1H), 5.71 (d, J=7.0Hz, 1H), 7.13 (dd, J=7.0, 1.2Hz, 1H), 7.46-7.52 (m, 2H), 8.00-8.07 (m, 2H), 9.60-9.90 (brs, 1H).
MS (+) : 375 [M+H]+.
実施例6−16-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-ヒドロキシプロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
参考例4−4で得られた(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(5mg、26%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 (s, 9H), 4.29 (d, J=6.7 Hz, 2H), 6.12 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.48 (t, J=6.1 Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.54 (d, J=7.8 Hz, 1H).
MS (+) : 318 [M+H]+.
実施例6−2 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(2-オキソ-1,3-オキサゾリジン-3-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)氷冷下、2−オキサゾリジノン(153mg)のテトラヒドロフラン(1.0mL)溶液に水素化ナトリウム(純度60%、60mg)のテトラヒドロフラン(1.0mL)懸濁液を加えて室温で30分撹拌した。ここに、参考例4−5で得られた6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(303mg)を加えて室温で20時間撹拌した。反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)で精製し、3-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1,3-オキサゾリジン-2-オンを薄茶色粉末(298mg、98%)として得た。
(2)3-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1,3-オキサゾリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(148mg、52%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 3.56 - 3.66 (m, 2H), 3.99 (d, J=6.5 Hz, 2H), 4.27 - 4.36 (m, 2H), 6.03 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.43 (t, J=6.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J=8.1 Hz, 2H), 7.46 (d, J=8.2 Hz, 2H), 7.51 (d, J=7.5 Hz, 1H), 10.36 - 10.67 (brs, 1H).
MS (+) : 387 [M+H]+.
実施例6−3 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(2-オキソピロリジン-1-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
2−オキサゾリジノンの代わりに2−ピロリジノンを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(3mg、21%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.91 - 2.08 (m, 2H), 2.36 (t, J=8.2 Hz, 2H), 3.40 (t, J=7.1 Hz, 2H), 4.01 (d, J=6.5 Hz, 2H), 5.98 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.38 (t, J=6.5 Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.44 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.49 (d, J=7.6Hz, 1H), 10.57 - 10.70 (m, 1H).
MS (+) : 385 [M+H]+.
実施例6−4 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(2-オキソピペリジン-1-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
2−オキサゾリジノンの代わりに2−ピペリジノンを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(6mg、24%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.73 - 1.81 (m, 4H), 2.33 - 2.44 (m, 2H), 3.10 - 3.19 (m, 2H), 4.07 (d, J=6.5 Hz, 2H), 6.13 (d, J=7.8 Hz, 1H), 6.24 (t, J=6.5 Hz, 1H), 7.11 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.45 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.50 (d, J=7.6 Hz, 1H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
実施例6−5 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(モルホリン-4-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
2−オキサゾリジノンの代わりにモルホリンを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(54mg、69%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.35 - 2.55 (m, 4H), 3.06 (d, J=6.5 Hz, 2H), 3.63 - 3.82 (m, 4H), 6.14 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.41 (t, J=6.6 Hz, 1H), 7.07 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.44 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.51 (d, J=7.6 Hz, 1H), 9.02 - 9.30 (brs, 1H).
MS (+) : 387 [M+H]+.
実施例6−6 1-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]アゼパン-2-オン
Figure 2013010750
2−オキサゾリジノンの代わりにε−カプロラクタムを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(4mg、16%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.59 - 1.80 (m, 6H), 2.49 - 2.58 (m, 2H), 3.17 - 3.26 (m, 2H), 4.08 (d, J=6.7 Hz, 2H), 6.14 (d, J=7.8 Hz, 1H), 6.22 (t, J=6.6 Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.2 Hz, 2H), 7.46 (d, J=8.1 Hz, 2H), 7.51 (d, J=7.6 Hz, 1H).
MS (+) : 413 [M+H]+.
実施例6−7 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(1,1-ジオキシド-1,2-チアゾリジン-2-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
2−オキサゾリジノンの代わりに1,1−ジオキシド−1−イソチアゾリジンを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(27mg、30%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.28 - 2.41 (m, 2H), 3.11 - 3.20 (m, 2H), 3.26 (t, J=6.8 Hz, 2H), 3.75 (d, J=6.7 Hz, 2H), 6.11 (d, J=7.8 Hz, 1H), 6.43 (t, J=6.7 Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.45 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.52 (d, J=7.6 Hz, 1H).
MS (+) : 421 [M+H]+.
実施例6−8 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(ピロリジン-1-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
2−オキサゾリジノンの代わりにピロリジンを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(57mg、63%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.75 - 1.85 (m, 4H), 2.48 - 2.63 (m, 4H), 3.22 (d, J=6.7 Hz, 2H), 6.15 - 6.21 (m, 1H), 6.47 (t, J=6.7 Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.43 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.52 (d, J=8.1 Hz, 1H).
MS (+) : 371 [M+H]+.
実施例6−9 1-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]ピロリジン-2,5-ジオン
Figure 2013010750
2−オキサゾリジノンの代わりにスクシンイミドを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(50mg、52%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.68 (s, 4H), 4.22 (d, J=6.2 Hz, 2H), 6.08 - 6.17 (m, 2H), 7.19 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.44 - 7.54 (m, 3H).
MS (+) : 399 [M+H]+.
実施例6−10 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-フェノキシプロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)氷冷下、参考例4−4で得られた(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-オール(199mg)、フェノール(63mg)、トリブチルホスフィン(189mg)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液にN,N,N',N'-テトラメチルアゾジカルボジイミド(104mg)を加えて、室温で20時間撹拌した。反応液を減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1)で精製し、6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-フェノキシプロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンを黄色油状物質(212mg、87%)として得た。
(2)6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-フェノキシプロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(3mg、2%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 4.59 (d, J=6.4 Hz, 2H), 6.24 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.48 (t, J=6.3 Hz, 1H), 6.79 - 6.85 (m, 2H), 6.96 (t, J=7.2 Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.20 - 7.33 (m, 2H), 7.46 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.54 (d, J=7.6 Hz, 1H).
MS (+) : 394 [M+H]+.
実施例6−11 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(2-オキソピリジン-1(2H)-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
フェノールの代わりに2−ヒドロキシピリジンを使用する以外は、実質的に実施例6−10と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(103mg、59%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.37 (s, 9H), 4.61 (d, J=6.5 Hz, 2H), 6.15 (d, J=7.2Hz, 2H), 6.44 (t, J=6.7 Hz, 1H), 6.59 (d, J=9.8 Hz, 1H), 7.03 - 7.07 (m, 1H), 7.17 (d, J=8.2 Hz, 2H), 7.30 - 7.36 (m, 1H), 7.48 - 7.52 (m, 3H).
MS (+) : 395 [M+H]+.
実施例6−12 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(1,1-ジオキシド-1,2-チアゾリジン-2-イル)ブタ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-オールの代わり参考例4−10で得られた(3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-エン-1-オール、フェノールの代わりに1,1−ジオキシド−1−イソチアゾリジンを使用する以外は、実質的に実施例6−10と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(2mg、2%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 (s, 9H), 2.27 - 2.34 (m, 2H), 2.40 - 2.45 (m, 2H), 3.10 (t, J=6.7 Hz, 2H), 3.12 - 3.17 (m, 4H), 6.13 (d, J=7.8 Hz, 1H), 6.30 (t, J=7.3 Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.49 (d, J=7.8 Hz, 1H), 9.05 - 9.16 (brs, 1H).
MS (+) : 435 [M+H]+.
実施例6−13 1-[(3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)ブタ-3-エン-1-イル]ピロリジン-2,5-ジオン
Figure 2013010750
(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-オールの代わり参考例4−10で得られた(3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-エン-1-オール、フェノールの代わりにスクシンイミドを使用する以外は、実質的に実施例6−10と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(102mg、59%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.35 (s, 9H), 2.42 - 2.52 (m, 2H), 2.64 (s, 4H), 3.62 (t, J=6.6 Hz, 2H), 6.15 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.21 (t, J=7.5 Hz, 1H), 7.02 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.41 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.51 (d, J=7.6 Hz, 1H).
MS (+) : 413 [M+H]+.
実施例6−14 6-[(E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(2-オキソピロリジン-1-イル)エテニル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)窒素雰囲気下、参考例4−7で得られた6-[(E)-2-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)エテニル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(109mg)、2−ピロリドン(73mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(11mg)、rac-2,2'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1'-ビナフチル (22mg)、炭酸セシウム(329mg)のトルエン(3mL)溶液を外温130℃で4時間撹拌した。反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、1-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを黄色粉末(82mg、75%)として得た。
(2)1-[(E)-2-(4-tert-ブチルフェニル)-2-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)エテニル]ピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(11mg、15%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.85 - 1.98 (m, 2H), 2.44 (t, J=8.1 Hz, 2H), 2.95 (t, J=7.3 Hz, 2H), 6.20 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.43 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.51 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H).
MS (+) : 371[M+H]+.
実施例6−15 6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-オキソ-3-(ピロリジン-1-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
Figure 2013010750
(1)参考例4−6で得られた(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン酸(137mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(80mg)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(61mg)を加えて室温で15分撹拌した後、ピペリジン(50mg)を加えて、室温で15時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、これを飽和重曹水、水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、減圧下溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-1-(ピロリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オンを無色油状物質(63mg、40%)として得た。
(2)(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-1-(ピロリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色粉末(23mg、38%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.33 (s, 9H), 1.67 - 1.76 (m, 4H), 3.23 - 3.31 (m, 2H), 3.34 - 3.42 (m, 2H), 6.17 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.62 (s, 1H), 7.23 (d, J=8.6 Hz, 2H), 7.36 - 7.42 (m, 2H), 7.55 (d, J=7.6 Hz, 1H).
MS (+) : 385 [M+H]+.
実施例6−16
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(3-メチル-2-オキソイミダゾリジン-1-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(123mg)のアセトニトリル(2mL)溶液に、1−メチル−2−イミダゾリジノン(80mg)、炭酸カリウム(135mg)を加えて室温で3.5日撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→0:10)にて精製し、1-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-3-メチルイミダゾリジン-2-オンを黄色油状物質(13mg、10%)として得た。
(2)1-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-3-メチルイミダゾリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施し、表題化合物を緑色粉末(3mg、22%)として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.38 (s, 9H), 2.81 (s, 3H), 3.23 - 3.34 (m, 4H), 3.91 (d, J=6.9Hz, 2H), 6.12 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.31 (t, J=6.6Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.46 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.52 (d, J=7.8Hz, 1H), 9.33 - 9.53 (brs, 1H).
MS(+): 400 [M+H]+.
実施例6−17
2-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-1-オン
(1)実施例1−92(2)で得られた(3E)-4-(5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-イル)-4-[4-(メチルスルファニル)フェニル]ブタ-3-エン-1-オールの代わりに、参考例4−4で得られた(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例1−94(1)及び実施例1−1(2)と同様に反応を順次実施して、2-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオンを灰色粉末(184mg、69%(2工程))として得た。
(2)氷冷下、2-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオン(50mg)のメタノール(2mL)懸濁液に水素化ホウ素ナトリウム(52mg)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣のトリフルオロ酢酸(2mL)溶液を氷冷下撹拌しているところに、水素化ホウ素ナトリウム(50mg)を加えて、室温で1時間撹拌した。反応液を氷冷し、1M水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを12以上にした後、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製後、酢酸エチルにて粉末化させた。析出した結晶をろ取し、乾燥させて表題化合物を無色粉末(11mg、23%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 4.34 (d, J=6.5Hz, 2H), 4.38 (s, 2H), 6.11 (d, J=7.1Hz, 1H), 6.43 (t, J=6.5Hz, 1H), 7.18 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.40 - 7.58 (m, 6H), 7.84 (d, J=6.8Hz, 1H).
MS(+): 433 [M+H]+.
実施例6−18
1-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]アゾカン-2-オン
1−メチル−2−イミダゾリジノンの代わりにアゾカン−2−オンを使用する以外は実質的に実施例6−16と同様に反応を実施し、表題化合物を薄灰色粉末(3mg、2%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.41 - 1.54 (m, 6H), 1.74 - 1.88 (m, 2H), 2.46 - 2.54 (m, 2H), 3.33 - 3.42 (m, 2H), 4.03 (d, J=6.5Hz, 2H), 6.13 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.29 (t, J=6.5Hz, 1H), 7.11 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.45 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.51 (d, J=7.6Hz, 1H).
MS(+): 427 [M+H]+.
実施例6−19
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(1-メチル-2-オキソピロリジン-3-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)窒素雰囲気下、N−メチルピロリドン(0.7mL)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液を−78℃で撹拌しているところに、リチウムジイソプロピルアミド溶液(2.2M、0.5mL)を滴下し、同温で30分撹拌した。ここに6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(182mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液をゆっくり滴下し、−78℃で1時間撹拌した。反応液に水を加えて室温へ昇温し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:10)で精製し、3-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1-メチルピロリジン-2-オンを無色油状物質(176mg、93%)として得た。
(2)3-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1-メチルピロリジン-2-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(112mg、66%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.35 (s, 9H), 1.52 - 1.70 (m, 1H), 2.19 - 2.36 (m, 2H), 2.55 - 2.75 (m, 2H), 2.83 (s, 3H), 3.18 - 3.36 (m, 2H), 5.96 - 6.04 (m, 1H), 6.39 - 6.50 (m, 1H), 7.08 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.41 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.47 (d, J=7.6Hz, 1H).
MS(+): 399 [M+H]+.
実施例6−20
3-クロロ-6-[(1E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-3-(2-オキソピロリジン-1-イル)プロパ-1-エン-1-イル]ピリジン-2(1H)-オン
参考例4−5で得られた6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンの代わりに、参考例4−12で得られた6-{(1E)-3-ブロモ-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]プロパ-1-エン-1-イル}-3-クロロ-2-メトキシピリジンを使用する以外は、実施例6−3及び実施例1−2と実質的に同様の反応を順次実施し、表題化合物を無色粉末(8mg、5%(3工程))として得た。
1H NMR (600 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.08 - 1.19 (m, 2H), 1.38 - 1.47 (m, 2H), 1.98 - 2.10 (m, 2H), 2.33 - 2.43 (m, 2H), 2.51 - 2.58 (m, 1H), 3.45 (t, J=7.1Hz, 2H), 3.97 (d, J=6.4Hz, 2H), 5.82 (d, J=7.3Hz, 1H), 6.54 (t, J=6.6Hz, 1H), 7.48 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.51 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.01 (d, J=8.3Hz, 2H), 10.78 - 11.02 (brs, 1H).
MS(+): 433 [M+H]+.
実施例6−21
3-クロロ-6-[(1E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-3-(2-オキソ-1,3-オキサゾリジン-3-イル)プロパ-1-エン-1-イル]ピリジン-2(1H)-オン
参考例4−5で得られた6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンの代わりに、参考例4−12で得られた6-{(1E)-3-ブロモ-1-[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]プロパ-1-エン-1-イル}-3-クロロ-2-メトキシピリジンを使用する以外は、実施例6−2及び実施例1−2と実質的に同様の反応を順次実施し、表題化合物を無色粉末(61mg、37%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.08 - 1.17 (m, 2H), 1.39 - 1.47 (m, 2H), 2.48 - 2.60 (m, 1H), 3.74 (dd, J=8.7, 7.3Hz, 2H), 3.97 (d, J=6.4Hz, 2H), 4.33 (dd, J=8.9, 7.1Hz, 2H), 5.74 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.77 (t, J=6.6Hz, 1H), 7.40 - 7.54 (m, 3H), 8.01 (d, J=8.2Hz, 2H).
MS(+): 435 [M+H]+.
実施例6−22
3-クロロ-6-{(1E)-3-(2-オキソ-1,3-オキサゾリジン-3-イル)-1-[4-(プロパン-2-イル)フェニル]プロパ-1-エン-1-イル}ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−3で得られた(2Z)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)-3-ヨードプロパ-2-エン-1-オールを使用する以外は実施的に参考例4−5と同様の反応を実施し、6-[(1Z)-3-ブロモ-1-ヨードプロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンを赤色油状物質(2.3g、100%)として得た。
(2)6-[(1Z)-3-ブロモ-1-ヨードプロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例6−2(1)と同様の反応を実施し、3-[(2Z)-3-ブロモ-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1,3-オキサゾリジン-2-オンを薄茶色油状物質(225mg、18%)として得た。
(3)窒素雰囲気下、4−イソプロピルフェニルボロン酸及び3-[(2Z)-3-ブロモ-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1,3-オキサゾリジン-2-オンを使用する以外は実施例4−98(1)(2)と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(32mg、25%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.29 (d, J=7.0Hz, 6H), 2.96 (quin, J=7.2Hz, 1H), 3.62 (s, 2H), 3.99 (d, J=6.5Hz, 2H), 4.26 - 4.36 (m, 2H), 5.93 - 6.02 (m, 1H), 6.41 - 6.51 (m, 1H), 7.11 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.30 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.50 (d, J=7.6Hz, 1H).
MS(+): 373 [M+H]+.
実施例6−23
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-オキソ-2,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例4−13で得られた(3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-エンニトリル(101mg)のイソプロパノール(3mL)溶液を105℃で撹拌しているところに50%ヒドロキシルアミン水溶液(0.1mL)を滴下し、同温で2時間撹拌した。反応液を放冷後、減圧下溶媒を留去した。残渣の1,4−ジオキサン(3mL)溶液にカルボニルジイミダゾール(72mg)を加えて120℃で30分、さらにカルボニルジイミダゾール(55mg)を加えて140℃で30分撹拌した。反応液を放冷後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥させてろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)で精製し、3-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1,2,4-オキサジアゾール-5(2H)-オンを橙色油状物質(73mg、62%)として得た。
(2)3-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1,2,4-オキサジアゾール-5(2H)-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(1mg、2%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 3.62 (d, J=6.8Hz, 2H), 6.05 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.52 (t, J=7.0Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.46 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.63 (d, J=7.8Hz, 1H).
MS(+): 386 [M+H]+.
実施例6−24
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-4-ヒドロキシブタ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
参考例4−10で得られた(3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-エン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(33mg、34%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.39 - 2.51 (m, 2H), 2.94 - 3.08 (m, 1H), 3.74 - 3.86 (m, 2H), 5.95 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.57 (t, J=7.1Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.41 (d, J=8.2Hz, 2H), 7.50 (d, J=7.6Hz, 1H), 11.39 - 11.66 (brs, 1H).
MS(+): 332 [M+H]+.
実施例6−25
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(ピロリジン-1-イル)ブタ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
NaH及び2−オキサゾリジノンの代わりにピロリジンを使用し、参考例4−10で得られた(3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-エン-1-オールを使用する以外は実質的に参考例4−5及び実施例6−2と同様の反応を順次実施し、表題化合物を薄茶色粉末(13mg、14%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 1.87 - 1.98 (m, 4H), 2.48 - 2.62 (m, 2H), 2.75 - 3.07 (m, 6H), 5.93 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.54 (t, J=7.0Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.39 - 7.52 (m, 3H).
MS(+): 385 [M+H]+.
実施例6−26
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-4-フェノキシブタ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
イソインドリン−1,3−ジオンの代わりにフェノールを使用し、参考例4−10で得られた(3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-エン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例6−17(1)と同様に反応を実施し、表題化合物を淡黄色粉末(4mg、2%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 2.56 - 2.67 (m, 2H), 4.03 (t, J=6.3Hz, 2H), 6.16 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.44 (t, J=7.6Hz, 1H), 6.85 - 6.90 (m, 2H), 6.96 (t, J=6.8Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.27 - 7.32 (m, 2H), 7.44 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.51 (d, J=7.6Hz, 1H).
MS(+): 408 [M+H]+.
実施例6−27
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(2-オキソピロリジン-1-イル)ブタ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
イソインドリン−1,3−ジオンの代わりにスクシンイミドを使用し、参考例4−10で得られた(3E)-4-(4-tert-ブチルフェニル)-4-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)ブタ-3-エン-1-オールを使用する以外は実質的に実施例6−17(1)(2)と同様に反応を実施し、表題化合物を無色粉末(15mg、31%(3工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.35 (s, 9H), 1.85 - 2.01 (m, 2H), 2.31 - 2.45 (m, 4H), 3.07 - 3.16 (m, 2H), 3.34 - 3.43 (m, 2H), 6.14 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.24 (t, J=7.5Hz, 1H), 7.06 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.43 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.50 (d, J=7.6Hz, 1H).
MS(+): 399 [M+H]+.
実施例6−28
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-フェニルプロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
フェニルボロン酸及び参考例4−5で得られた6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンを使用する以外は実質的に実施例4−98と同様の反応を実施し、表題化合物を無色粉末(17mg、18%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 3.47 (d, J=7.6Hz, 2H), 6.16 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.44 (t, J=7.6Hz, 1H), 7.11 - 7.22 (m, 4H), 7.28 - 7.34 (m, 3H), 7.43 - 7.53 (m, 3H).
MS(+): 378 [M+H]+.
実施例6−29 6−30
6-[1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(2-オキソ-1,3-オキサゾリジン-3-イル)プロピル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
4−イソプロピルフェニルボロン酸及び実施例6−22(2)で得られた3-[(2Z)-3-ブロモ-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1,3-オキサゾリジン-2-オンを使用する以外は実施例4−209、210(1)(2)(3)と実質的に同様の反応を実施し、表題化合物の(R,S)混合物を無色アモルファス状物質(46mg)として得た。これをキラルHPLC(CHIRALCEL OD-H, 40℃,流速8mL/min,エタノール:へキサン=34:66, 210nm)で分離して表題化合物の一方のエナンチオマー(A)を無色アモルファス状物質(18mg、33%、Rt=11.5min)として、もう一方のエナンチオマー(B)を無色アモルファス状物質(18mg、33%、Rt=14.5min)として得た。
ジアステレオマー (A)
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.30 (s, 9H), 2.22 - 2.40 (m, 2H), 3.17 - 3.41 (m, 2H), 3.47 - 3.59 (m, 2H), 3.81 - 3.90 (m, 1H), 4.19 - 4.30 (m, 2H), 6.16 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.21 (d, J=8.5Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.53 (d, J=7.5Hz, 1H).
MS(+): 389 [M+H]+.
ジアステレオマー (B)
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.30 (s, 9H), 2.26 - 2.41 (m, 2H), 3.18 - 3.40 (m, 2H), 3.48 - 3.59 (m, 2H), 3.82 - 3.90 (m, 1H), 4.17 - 4.33 (m, 2H), 6.16 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.22 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.32 - 7.39 (m, 2H), 7.53 (d, J=7.5Hz, 1H).
MS(+): 389 [M+H]+.
実施例6−31
3-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1-メチルピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン
1-メチルウラシルを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(18mg、43%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 3.39 (s, 3H), 4.64 (d, J=5.9Hz, 2H), 5.73 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.07 - 6.15 (m, 2H), 7.13 (d, J=7.9Hz, 1H), 7.20 - 7.28 (m, 2H), 7.42 - 7.51 (m, 3H), 8.76 - 8.93 (brs, 1H).
MS (+) : 426 [M+H]+.
MS (-) : 424 [M-H]-.
実施例6−32
1-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]ピリミジン-2(1H)-オン
2(1H)-ピリミジノンを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(42mg、42%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 4.66 (d, J=6.3Hz, 2H), 5.95 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.29 (dd, J=6.3, 4.0Hz, 1H), 6.68 (t, J=6.3Hz, 1H), 7.18 (d, J=7.9Hz, 2H), 7.42 - 7.54 (m, 3H), 7.78 (dd, J=6.6, 3.0Hz, 1H), 8.51 - 8.62 (m, 1H), 11.46 - 11.95 (brs, 1H).
MS (+) : 396 [M+H]+.
MS (-) : 394 [M-H]-.
実施例6−33
2-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]ピリダジン-3(2H)-オン
3(2H)-ピリダジノンを使用し、水素化ナトリウムを使用するかわりに炭酸カリウムを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(25mg、62%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.36 (s, 9H), 4.85 (d, J=6.6Hz, 2H), 6.14 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.43 (t, J=6.3Hz, 1H), 6.94 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.14 - 7.28 (m, 3H), 7.42 - 7.54 (m, 3H), 7.74 - 7.82 (m, 1H), 8.93 - 9.50 (brs, 1H).
MS (+) : 396 [M+H]+.
MS (-) : 394 [M-H]-.
実施例6−34
3-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]ピリミジン-4(3H)-オン
4(3H)-ピリミジノンを使用し、水素化ナトリウムを使用するかわりに炭酸カリウムを使用する以外は、実質的に実施例6−2と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(32mg、40%(2工程))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.37 (s, 9H), 4.59 (d, J=6.6Hz, 2H), 6.05 (d, J=7.7Hz, 1H), 6.45 (d, J=6.3Hz, 1H), 6.56 (t, J=6.3Hz, 1H), 7.17 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.45 - 7.55 (m, 3H), 7.87 (d, J=6.6Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 10.06 - 10.42 (brs, 1H).
MS (+) : 396 [M+H]+.
MS (-) : 394 [M-H]-.
実施例6−35
N-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]アセトアミド
(1)氷冷下、フタルイミドカリウム(45mg)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に、室温下、参考例4−5で得られた6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(79mg)を加えた後、同温下30分撹拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製し、2-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオンを白色固体(98mg、quant.)として得た。
(2)2-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオン(98mg)のエタノール溶液に、ヒドラジン一水和物(13μL)を加えた後、加熱還流下3時間攪拌後、室温で一晩攪拌した。反応液に飽和食塩水を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒留去し、(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-アミンの粗生成物を得た。
(3)(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-アミンのピリジン溶液(1mL)に無水酢酸(21μL)を加え、室温で1.5時間攪拌した。反応液に1M塩酸を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1→1:1)で精製し、N-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]アセトアミドを淡黄色アモルファス状物質(50mg、67%(2工程))として得た。
(4)N-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]アセトアミドを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(12mg、25%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.35 (s, 9H), 2.01 (s, 3H), 4.07 (d, J=5.3Hz, 2H), 5.97 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.14 - 6.32 (brs, 1H), 6.46 (t, J=6.3Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.42 (d, J=7.9Hz, 2H), 7.52 (d, J=7.6Hz, 1H), 11.85 - 12.12 (brs, 1H).
MS (+) : 359 [M+H]+.
MS (-) : 357[M-H]-.
実施例6−36
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(4-メチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-4-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)4-メチル-2-ピラゾリン-5-オンを使用し、水素化ナトリウムを使用するかわりに炭酸カリウムを使用する以外は、実質的に実施例6−2(1)と同様に反応を実施して、4-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-4-メチル-2,4-ジヒドロ-3H-ピラゾール-3-オンを淡黄色固体(66mg、39%)として得た。また、6-{(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-[(4-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)オキシ]プロパ-1-エン-1-イル}-3-クロロ-2-メトキシピリジンと2-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-4-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾール-3-オンの混合物(90mg、54%)を得た。
(2)4-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-4-メチル-2,4-ジヒドロ-3H-ピラゾール-3-オンを使用する以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(29mg、75%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.27 (s, 3H), 1.37 (s, 9H), 2.42 - 2.60 (m, 2H), 5.86 (d, J=7.9Hz, 1H), 6.24 (t, J=8.3Hz, 1H), 7.04 - 7.10 (m, 2H), 7.29 (s, 1H), 7.41 - 7.49 (m, 3H), 9.67 (s, 1H), 11.60 - 11.80 (brs, 1H).
MS (+) : 398 [M+H]+.
MS (-) : 396 [M-H]-.
実施例6−37
6-[(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(4-メチル-5-オキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-1-イル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
実施例6−36(1)で得られた6-{(1E)-1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-[(4-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)オキシ]プロパ-1-エン-1-イル}-3-クロロ-2-メトキシピリジンと2-[(2E)-3-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)プロパ-2-エン-1-イル]-4-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾール-3-オンの混合物を用いる以外は実質的に実施例1−1(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を白色固体(17mg、10%(2工程:6-[(1E)-3-ブロモ-1-(4-tert-ブチルフェニル)プロパ-1-エン-1-イル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンからの収率))として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3 ) δ ppm 1.35 (s, 9H), 1.92 (d, J=0.7Hz, 3H), 4.53 (d, J=6.7Hz, 2H), 6.08 (d, J=7.7Hz, 1H), 6.37 (t, J=6.7Hz, 1H), 6.88 (s, 1H), 7.15 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.41 - 7.49 (m, 3H).
MS (+) : 398 [M+H]+.
MS (-) : 396 [M-H]-.
以下に、実施例6−16〜6−37の構造を示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
実施例7−1
6-{(シクロペンチルオキシ)[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例1−68で得られた[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル][6-メトキシ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メタノン(400mg)の1,4−ジオキサン(4mL)溶液に、48%臭化水素酸(2mL)を加えて65℃で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:5)で精製し、6-{[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]カルボニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン(210mg、55%)を得た。
(2)6-{[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]カルボニル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン(110mg)のクロロホルム(3mL)溶液に、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(125mg)を加えて、室温で終夜撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水溶液を加えて、クロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチルのみ)で精製し、6-{[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](ヒドロキシ)メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン(40mg、36%)を得た。
(3)6-{[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル](ヒドロキシ)メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン(40mg)のシクロペンタノール(500μL)溶液に、メタンスルホン酸(250μL)を加えて、100℃で6時間撹拌した。反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。残渣を分取HPLC(Waters Sunfire 19x150mm 5μm、rate:20mL/min、eluent:A=アセトニトリル、B=0.1%トリフロオロ酢酸水溶液、gradient:10〜90%)で精製し、表題化合物を無色アモルファス状物質(25mg、52%)として得た。
1H NMR (600MHz, CDCl3) δ ppm 0.65 - 0.72 (m, 2H), 1.04 - 1.12 (m, 2H), 1.46 - 1.62 (m, 2H), 1.65 - 1.83 (m, 6H), 2.14 - 2.20 (m, 1H), 3.94 - 4.03 (m, 1H), 5.23 (s, 1H), 6.03 (d, J=7.3Hz, 1H), 7.25 (d, J=8.7Hz, 2H), 7.36 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.69 (d, J=7.3Hz, 1H), 10.36 (brs, 1H).
MS(+): 410 [M+H]+.
実施例7−2
6-{(シクロペンチルオキシ)[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン
6-{(シクロペンチルオキシ)[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メチル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2(1H)-オン(25mg)のクロロホルム(1mL)溶液に3-クロロ過安息香酸(31mg)を加えて、室温で終夜撹拌した。反応液にチオ硫酸ナトリウム水溶液、重曹水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去した。残渣を分取HPLC(Waters Sunfire 19x150mm 5μm、rate:20mL/min、eluent:A=アセトニトリル、B=0.1%トリフロオロ酢酸水溶液、gradient:10〜90%)で精製し、表題化合物を無色アモルファス状物質(7mg、26%)として得た。
1H NMR (600MHz, CDCl3) δ ppm 0.84 - 0.91 (m, 1H), 1.01 - 1.09 (m, 2H), 1.24 - 1.32 (m, 1H), 1.34 - 1.39 (m, 2H), 1.68 - 1.81 (m, 6H), 2.41 - 2.50 (m, 1H), 3.97 - 4.04 (m, 1H), 5.36 (s, 1H), 6.12 - 6.22 (m, 1H), 7.57 - 7.63 (m, 2H), 7.72 - 7.77 (m, 1H), 7.88 - 7.94 (m, 2H).
MS(+): 442 [M+H]+.
実施例7−3
3-シクロプロピル-6-[[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル](2,4-ジフルオロフェノキシ)メチル]ピリジン-2(1H)-オン
(1)参考例1−51(6)で得られた5-シクロプロピル-6-メトキシピリジン-2-カルバルデヒド(437mg)の1,4−ジオキサン(6mL)溶液に48%臭化水素酸(3mL)を加えて、65 ℃で2時間撹拌した。反応液を水にあけて、クロロホルム/メタノール(2:1)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=75:25→0:100)で精製し、5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-カルバルデヒドを黄色粉末(278mg、69%)として得た。
(2)5-シクロプロピル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-カルバルデヒド(228mg)のクロロホルム(10mL)溶液にp-メトキシベンジルクロライド(329mg)を加えた後、反応管をアルミ箔で覆い遮光条件とし、炭酸銀(771mg)を加えて室温で3時間撹拌した。不溶物をろ別後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=92:8→34:66)で精製し、5-シクロプロピル-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン-2-カルバルデヒドを無色油状物質(417mg、86%)として得た。
(3)(4-ブロモフェニル)(シクロプロピル)スルファン(440mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を−78℃に冷却し、n-ブチルリチウム(2.6M、0.74 mL)をゆっくり滴下して、30分撹拌した。5-シクロプロピル-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン-2-カルバルデヒド(417mg)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液をゆっくり滴下し、−78 ℃で4.5時間撹拌した。反応液を氷浴撹拌にして飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=95:5→62:38)で精製し、{5-シクロプロピル-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン-2-イル}[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メタノールを黄色油状物質(469mg、73%)として得た。
(4){5-シクロプロピル-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン-2-イル}[4-(シクロプロピルスルファニル)フェニル]メタノール(469mg)のクロロホルム(15 mL)溶液を氷浴撹拌し、m-クロロ過安息香酸(560mg)を粉体で加え、室温に戻して、3.5時間撹拌した。再び反応液を氷浴撹拌して、チオ硫酸ナトリウムと炭酸カリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=92:8→34:66)で精製し、{5-シクロプロピル-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン-2-イル}[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]メタノールを薄黄色油状物質(403mg、80%)として得た。
(5){5-シクロプロピル-6-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン-2-イル}[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]メタノール(390mg)のテトラヒドロフラン(12mL)溶液に2,4-ジフルオロフェノール(219mg)、トリブチルホスフィン(340mg)、N, N, N', N'-テトラメチルアゾジカルボキシアミド(289mg)を順次加えて窒素置換後、外温86℃で6時間還流撹拌し、室温に戻して終夜撹拌した。反応液を水にあけて、炭酸カリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過後減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=92:8→34:66)で精製し、3-シクロプロピル-6-{[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル](2,4-ジフルオロフェノキシ)メチル}-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジンを黄色ガム状物質(373mg、77%)として得た。
(6)3-シクロプロピル-6-{[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル](2,4-ジフルオロフェノキシ)メチル}-2-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ピリジン(90mg)のクロロホルム(5mL)溶液にトリフルオロ酢酸(50mg)を加えて、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=88:12→0:100)で精製し、表題化合物を黄色粉末(53mg、74%)として得た。
1H NMR (600MHz, CDCl3) δ ppm 0.61 - 0.67 (m, 2H), 0.91 - 0.96 (m, 2H), 1.03 - 1.08 (m, 2H), 1.34 - 1.38 (m, 2H), 2.02 - 2.08 (m, 1H), 2.42 - 2.48 (m, 1H), 6.04 (s, 1H), 6.15 (d, J=6.9Hz, 1H), 6.70 (t, J=7.8 Hz, 1H), 6.86 (ddd, J=11.0, 8.3, 2.8Hz, 1H), 6.90 - 6.96 (m, 2H), 7.71 (d, J=8.3Hz, 2H), 7.90 (d, J=8.3Hz, 2H).
MS(+): 458 [M+H]+.
実施例7−4
6-[(4-tert-ブチルフェニル)(シクロペンチルスルファニル)メチル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)1-ブロモ-4-tert-ブチルベンゼンを使用する以外は実質的に参考例1−1(2)と同様の反応を実施して、(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノールを無色固体(1.26g、76%)として得た。
(2)(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノール(110mg)の1,2−ジクロロエタン(2mL)溶液に室温下、シクロペンチルメタノール(0.039mL)、塩化パラジウム(6.0mg)を加えた後、80℃で6時間攪拌した後、室温で2日間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1)で精製し、6-[(4-tert-ブチルフェニル)(シクロペンチルメトキシ)メチル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンを淡赤色油状物質(112mg、86%)として得た。
(3)6-[(4-tert-ブチルフェニル)(シクロペンチルメトキシ)メチル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(64mg)のシクロペンタンチオール(1mL)溶液に塩化アルミニウム(66mg)を氷冷下加えた後、40℃で2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をプレパラティブTLC(ヘキサン:酢酸エチル=1:10)で精製し、表題化合物を淡黄色固体(15mg、25%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.22 (s, 9H), 1.35 - 2.00 (m, 8H), 2.75 - 3.00 (m, 1H), 4.92 (s, 1H), 6.16 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.14 - 7.24 (m, 2H), 7.27 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.44 (dd, J=7.7, 2.6Hz, 1H), 10.04 - 11.03 (brs, 1H).
MS(+): 376 [M+H]+.
MS(-): 374 [M-H]-.
実施例7−5
6-[(4-tert-ブチルフェニル)(シクロペンチルアミノ)メチル]-3-クロロピリジン-2(1H)-オン
(1)実施例7−4(1)で得られた(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メタノール(200mg)、トリエチルアミン(0.27mL)のシクロヘキサン(4mL)溶液に室温下、塩化スルフリル(0.37mL)を加えた後、同温下17時間攪拌した。反応終了後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1)で精製し、6-[(4-tert-ブチルフェニル)(クロロ)メチル]-3-クロロ-2-メトキシピリジンを無色油状物質(203mg、96%)として得た。
(2)6-[(4-tert-ブチルフェニル)(クロロ)メチル]-3-クロロ-2-メトキシピリジン(200mg)のアセトニトリル(4mL)溶液にシクロヘキシルアミン(0.30mL)、炭酸水素ナトリウム(259mg)を室温下順次加えた後、6時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:50→1:10)で精製し、N-[(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メチル]シクロペンタンアミンを淡黄色アモルファス状物質(201mg、87%)として得た。
(3)N-[(4-tert-ブチルフェニル)(5-クロロ-6-メトキシピリジン-2-イル)メチル]シクロペンタンアミンを使用する以外は実質的に実施例4−277(2)と同様に反応を実施して、表題化合物を無色アモルファス状物質(25mg、13%)として得た。
1H NMR (300MHz, CDCl3) δ ppm 1.30 (s, 9H), 1.10 - 2.10 (m, 9H), 3.02 (quint, J =6.6Hz, 1H), 4.66 (s, 1H), 5.95 (dd, J=7.2, 0.6Hz, 1H), 7.17 (d, J=8.1Hz, 2H), 7.35 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.46 (d, J=7.5Hz, 1H), 9.57 - 11.43 (brs, 1H).
MS(+): 359 [M+H]+.
MS(-): 357[M-H]-.
以下に、実施例7−1〜実施例7−5の構造を示す。
Figure 2013010750
本発明化合物のGK活性化作用を評価するには、例えば、試験例に記載した方法など、公知の手法に従って行うことができる。
本発明化合物のGK活性化作用を、以下の試験例に記載した方法を用いて測定した。
(試験例1.)−GK活性化試験−
試験化合物のGK活性化試験は、Irwin A.Roseらの方法(J.Biol.Chem.1964 Jan;239:12−7)を一部改変して実施した。
本アッセイで使用する酵素源ヒト肝臓型GKは、アミノ末端にGST(Glutathione S−transferase)を付加した融合タンパク質として大腸菌に発現させ、Glutathione Sepharose 4B(アマシャムバイオサイエンス社)を用いて精製した。
試験は平底の96ウェルプレート(住友ベークライト社)を用いて行った。プレートの各ウェルに試験化合物のジメチルスルホキシド(DMSO)溶液ならびに、コントロールとしてDMSOを、DMSO終濃度1%になるように添加した。さらに、それぞれ終濃度、25mM Hepes−KOH(pH=7.1)、25mM KCl、2mM MgCl、2mM ATP、4mM14C標識グルコース(室町薬品)、1mM DTT(ジチオスレイトール)を添加した。最後に、ヒト肝臓型GKをウェルあたり0.24マイクログラムになるように添加して、反応開始した。反応は室温で行った。
20分後、25mM Hepes−KOH(pH=7.1)で懸濁したAG1−X4樹脂(BioRad社)を添加し、反応生成物である標識グルコース6リン酸を結合させた。全量をマルチスクリーンプレート(ミリポア社)に移して、水で樹脂を洗浄した。その後、0.5M NaCl溶液で、樹脂と結合した標識グルコース6リン酸を溶出した。溶出した標識グルコース6リン酸の標識活性を測定することで、GK活性の指標とした。
試験化合物によって最大に活性化されたGK活性を最大活性化能として、その50%を活性化するのに必要な試験化合物濃度をEC50値として表記した。
結果を以下に示す。
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
Figure 2013010750
GK EC50
10nM-500nM = A
500nM-3000nM = B
3000nM-10000nM = C
本発明化合物の製剤例を以下に示す。
製剤例1
以下の成分を含有する顆粒剤を製造する。
成分 式[1]で表される化合物 10mg
乳糖 700mg
コーンスターチ 274mg
HPC−L 16mg
1000mg
式[1]で表される化合物と乳糖を60メッシュのふるいに通す。コーンスターチを120メッシュのふるいに通す。これらをV型混合機にて混合する。混合末に低粘度ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)水溶液を添加し、練合、造粒(押し出し造粒 孔径0.5〜1mm)した後、乾燥する。得られた乾燥顆粒を振動ふるい(12/60メッシュ)で篩過し顆粒剤を得る。
製剤例2
以下の成分を含有するカプセル充填用散剤を製造する。
成分 式[1]で表される化合物 10mg
乳糖 79mg
コーンスターチ 10mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
100mg
式[1]で表される化合物と乳糖を60メッシュのふるいに通す。コーンスターチを120メッシュのふるいに通す。これらとステアリン酸マグネシウムをV型混合機にて混合する。10倍散100mgを5号硬ゼラチンカプセルに充填する。
製剤例3
以下の成分を含有するカプセル充填用顆粒剤を製造する。
成分 式[1]で表される化合物 15mg
乳糖 90mg
コーンスターチ 42mg
HPC−L 3mg
150mg
式[1]で表される化合物と乳糖を60メッシュのふるいに通す。コーンスターチを120メッシュのふるいに通す。これらをV型混合機にて混合する。混合末に低粘度ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)水溶液を添加し、練合、造粒した後、乾燥する。得られた乾燥顆粒を振動ふるい(12/60メッシュ)で篩過し整粒し、その150mgを4号硬ゼラチンカプセルに充填する。
製剤例4
以下の成分を含有する錠剤を製造する。
成分 式[1]で表される化合物 10mg
乳糖 90mg
微結晶セルロース 30mg
ステアリン酸マグネシウム 5mg
CMC-Na 15mg
150mg
式[1]で表される化合物と乳糖と微結晶セルロース、CMC−Na(カルボキシメチルセルロース ナトリウム塩)を60メッシュのふるいに通し、混合する。混合末にステアリン酸マグネシウムを添加し、製剤用混合末を得る。本混合末を直打し150mgの錠剤を得る。
製剤例5
静脈用製剤は次のように製造する。
式[1]で表される化合物 100mg
飽和脂肪酸グリセリド 1000ml
上記成分の溶液は通常、1分間に1mlの速度で患者に静脈内投与される。
本発明化合物は、優れたGK活性化作用を有し、糖尿病治療だけでなく、肥満治療、高脂血症などの糖尿病関連疾患、又は網膜症、腎症、動脈硬化などの糖尿病性慢性合併症の治療及び予防薬を提供することができる。

Claims (24)

  1. 式[1]
    Figure 2013010750
    {式[1]中、
    Aで示される環はベンゼン環又はピリジン環を示し、
    は、R−Z−を示し、
    ここで−Z−は、単結合を示すか、下記式[2]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が、式[2]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ホルミル基、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、ホルミルアミノ基、スルファモイル基又はウレイド基を示し、
    Xは、下記に示す式[3]で表されるいずれかの構造を示し、
    Figure 2013010750
    は水素原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、ORZ3、SRZ3又はNRZ3Z4を示し、
    Z1、RZ2、RZ3及びRZ4は、同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基を示し、
    Y1及びRY2は、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基又はヒドロキシ基を示し、
    Yは−O−、−S−又は−NRZ5−を示し、
    Z5は、水素原子又は低級アルキル基を示し、
    は、RY1とともに、該置換基が結合する炭素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成するか(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
    又はRは、RZ5とともに、該置換基が結合する窒素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成するか(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
    又は、Rは、R−Z−を示し、
    ここで−Z−は、単結合を示すか、下記式[4]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が、式[4]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ホルミル基、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、ホルミルアミノ基、スルファモイル基又はウレイド基を示し、
    Z6及びRZ7は、同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基を示し、
    はORC又はNRCZ8を示し、
    Cは、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    Z8は、水素原子又は低級アルキル基を示し、
    又はRZ8は、Rとともに、該置換基が結合する窒素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成してもよく(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
    置換基群A1は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級シクロアルキル基、アリール基(該アリール基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、ヘテロシクリル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級シクロアルキルカルボニル基、ヘテロシクリルカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
    置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示し、
    及びRは、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基(該低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)又はヒドロキシ基を示し、
    又は、隣り合うRとRは一緒になって、該置換基が結合しているベンゼン環又はピリジン環と共にC−C12縮合二環式炭化水素環又はC−C11縮合二環式ヘテロシクロ環を形成し(ここで該C−C12縮合二環式炭化水素環又はC−C11縮合二環式ヘテロシクロ環は、置換されていないか又は下記の置換基群A4から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
    及び置換基群A4は、同一又は異なってハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルカノイル基、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールオキシ基又はヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A3から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    置換基群A3は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルコキシカルボニル基又はカルバモイル基を示し、
    Vは単結合又は低級アルキレン基を示し、
    Wは単結合、エーテル結合又は低級アルキレン基(該低級アルキレン基はエーテル結合を含んでも良い)を示す。}
    で表される2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  2. 式[1]
    Figure 2013010750
    {式[1]中、
    Aで示される環はベンゼン環又はピリジン環を示し、
    は、R−Z−を示し、
    ここで−Z−は、単結合を示すか、下記式[2]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が、式[2]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ホルミル基、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、ホルミルアミノ基、スルファモイル基又はウレイド基を示し、
    Xは、下記に示す式[3]で表されるいずれかの構造を示し、
    Figure 2013010750
    は水素原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、ORZ3、SRZ3又はNRZ3Z4を示し、
    Z1、RZ2、RZ3及びRZ4は、同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基を示し、
    Y1及びRY2は、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基又はヒドロキシ基を示し、
    Yは−O−、−S−又は−NRZ5−を示し、
    Z5は、水素原子又は低級アルキル基を示し、
    は、RY1とともに、該置換基が結合する炭素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成するか(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
    又はRは、RZ5とともに、該置換基が結合する窒素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成するか(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
    又は、Rは、R−Z−を示し、
    ここで−Z−は、単結合を示すか、下記式[4]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が、式[4]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、ホルミル基、ヒドロキシ基、アミノ基、カルバモイル基、ホルミルアミノ基、スルファモイル基又はウレイド基を示し、
    Z6及びRZ7は、同一又は異なって水素原子又は低級アルキル基を示し、
    はORC又はNRCZ8を示し、
    Cは、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    Z8は、水素原子又は低級アルキル基を示し、
    又はRZ8は、Rとともに、該置換基が結合する窒素原子と一緒になって形成され、さらに窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1つ以上含んでもよい飽和又は不飽和の3から8員環を形成してもよく(該環は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
    置換基群A1は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
    置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示し、
    及びRは、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基又は低級シクロアルコキシ基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)を示し、
    又は、隣り合うRとRは一緒になって、該置換基が結合しているベンゼン環又はピリジン環と共にC−C12縮合二環式炭化水素環又はC−C11縮合二環式ヘテロシクロ環を形成し(ここで該C−C12縮合二環式炭化水素環又はC−C11縮合二環式ヘテロシクロ環は、置換されていないか又は下記の置換基群A4から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、
    及び置換基群A4は、同一又は異なってハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級シクロアルコキシ基、アリール基、ヘテロアリール基又はヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A3から同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    置換基群A3は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルコキシ基、アリールオキシ基、アリール低級アルコキシ基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリル低級アルコキシ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、モノ低級シクロアルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基又は低級アルコキシカルボニル基を示し、
    Vは単結合又は低級アルキレン基を示し、
    Wは単結合、エーテル結合又は低級アルキレン基(該低級アルキレン基はエーテル結合を含んでも良い)を示す。}
    で表される請求項1に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  3. 式[5]
    Figure 2013010750
    で表される請求項1又は2に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  4. 式[6]
    Figure 2013010750
    で表される請求項3に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  5. 式[7]
    Figure 2013010750
    {式[7]中、
    は、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[8]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式[8]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    置換基群A1は、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
    置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示す。}
    で表される請求項4に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  6. が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[9]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式[9]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、水素原子又は低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    が、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級アルコキシ基を示し、
    が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は単結合を示し、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    が、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はアリール基を示す、
    請求項5に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  7. 式[10]
    Figure 2013010750
    {式[10]中、
    は、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[8]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式[8]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    置換基群A1は、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
    置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示す。}
    で表される請求項4に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  8. が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[9]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式[9]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基を示し、
    が、水素原子、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)又は低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルコキシ基又はヒドロキシ基を示し、
    が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は単結合を示し、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級シクロアルキルカルボニル基、ヘテロシクリルカルボニル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    が、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルカノイル基、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、アリール基、ヘテロアリール基又はアリールオキシ基(該アリールオキシ基は、置換されていないか、ハロゲン原子及び低級アルキル基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)を示す、
    請求項7に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  9. が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[11]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式[11]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又はハロゲン原子を示し、
    が、水素原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示し、
    が、水素原子又はハロゲン原子を示し、
    が、塩素原子又はシクロプロピル基を示す、
    請求項8に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  10. が、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、1つのオキソ基又は低級アルカノイル基で置換されている。)である、請求項6又は9に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  11. が、式[12]
    Figure 2013010750
    で表される基である、請求項10に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  12. 以下に示すいずれかの2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
    6-{(E)-1-(3-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-(4-クロロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-(4-クロロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-(4-クロロ-3-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(ジフルオロメチル)-3-フルオロフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-(5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-(4-エトキシ-2,3-ジフルオロフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-(2-クロロ-4-エトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-[(E)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]-1-{4-[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}エテニル]ピリジン-2(1H)-オン、
    3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(エチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロペンチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-クロロ-6-{(E)-1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-クロロ-6-{(E)-1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エテニル}ピリジン-2(1H)-オン
  13. 式[13]
    Figure 2013010750
    で表される請求項3に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  14. 式[14]
    Figure 2013010750
    {式[14]中、
    は、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[8]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式 [8]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    置換基群A1は、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
    置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示す。}
    で表される請求項13に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  15. が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[9]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式[9]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、水素原子又は低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)を示し、
    が、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)又は低級アルコキシ基を示し、
    が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は単結合を示し、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    が、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はアリール基を示す、
    請求項14に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  16. 式[15]
    Figure 2013010750
    {式[15]中、
    は、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[8]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式[8]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基(該低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A1から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    置換基群A1は、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基は、置換されていないか、下記の置換基群A2から同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルキルチオ基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基又はオキソ基を示し、
    置換基群A2は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルアミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、オキソ基又はアミノ基を示す。}
    で表される請求項13に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  17. が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[9]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式[9]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、モノ低級アルキルアミノ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、1個の低級アルキル基で置換されている。)を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ヘテロシクリル基、低級アルコキシ基及びジ低級アルキルアミノ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)低級シクロアルキル基、アリール基又はヘテロシクリル基を示し、
    が、水素原子、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1個から3個の基で置換されている。)又は低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級アルコキシ基又はヒドロキシ基を示し、
    が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は単結合を示し、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は置換されていないか、低級シクロアルキル基、アリール基、ヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、ヒドロキシ基及び低級アルカノイルアミノ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、ヒドロキシ基及びオキソ基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)又はヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基は、置換されていないか、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルカノイル基、低級シクロアルキルカルボニル基、ヘテロシクリルカルボニル基、低級アルキルスルホニル基及びオキソ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から2個の基で置換されている。)を示し、
    が、ハロゲン原子、カルバモイル基、低級アルカノイル基、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、ハロゲン原子及びヒドロキシ基からなる群より同一又は異なって選ばれる1から3個の基で置換されている。)、低級シクロアルキル基(該低級シクロアルキル基は、置換されていないか、1個のヒドロキシ基で置換されている。)、低級アルコキシ基(該低級アルコキシ基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、アリール基、ヘテロアリール基又はアリールオキシ基(該アリールオキシ基は、置換されていないか、ハロゲン原子及び低級アルキル基からなる群より選ばれる1個の基で置換されている。)を示す、
    請求項16に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  18. が、R−Z−を示し、
    ここで、−Z−は、単結合を示すか、下記式[11]のいずれかを示し、
    Figure 2013010750
    −Z−が式[11]のいずれかを示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)、低級シクロアルキル基又はヘテロシクリル基を示し、
    −Z−が単結合を示すとき、
    は、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1から3個のハロゲン原子で置換されている。)又はハロゲン原子を示し、
    が、水素原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、置換されていないか、1個から3個のハロゲン原子で置換されている。)、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示し、
    が、水素原子又はハロゲン原子を示し、
    が、塩素原子又はシクロプロピル基を示す、
    請求項17に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  19. が、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、1つのオキソ基又は低級アルカノイル基で置換されている。)である、請求項15又は18に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  20. が、式[12]
    Figure 2013010750
    で表される基である、請求項19に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  21. 以下に示すいずれかの2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
    6-{1-(4-クロロ-3-メチルフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{1-[4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{1-[4-(ジフルオロメチル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{1-[4-(ジフルオロメチル)-3-フルオロフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
    6-{1-[3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{1-[3-クロロ-4-(プロパン-2-イルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{1-[3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
    6-{1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルオキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{1-(5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシフェニル)-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    6-{1-[3-クロロ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン、
    3-シクロプロピル-6-{1-[4-(シクロプロピルスルホニル)-3-メチルフェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
    3-クロロ-6-{1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}ピリジン-2(1H)-オン、
    6-{1-[3-クロロ-4-(シクロプロピルスルホニル)フェニル]-2-[(2R)-5-オキソピロリジン-2-イル]エチル}-3-シクロプロピルピリジン-2(1H)-オン
  22. 式[16]
    Figure 2013010750
    で表される請求項3に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  23. 式[17]
    Figure 2013010750
    で表される請求項3に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
  24. 式[18]
    Figure 2013010750
    で表される請求項3に記載の2−ピリドン化合物、該化合物の互変異性体、立体異性体、又はその薬学的に許容される塩、又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する糖尿病又は肥満の予防又は治療薬。
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