JP2013008375A - プロセス制御システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセスのコンフィギュレーションの変更を示すデータを、変更に責任があるユーザ,変更の時間及び日付,理由等の、変更に関する情報とともに記録する。
【解決手段】第1のデータベースは、プロセスの第1のコンフィギュレーションを表わす第1のデータを格納する一方、第2のデータベースは、プロセスの第2のコンフィギュレーションを表わす第2のデータを格納する。システムのコンフィギュレーション・ルーチンは、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納され、プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を容易にするためにプロセッサによって実行されるように設定してある。前記システムのバージョン制御ルーチンは、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納され、プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を示す第3のデータを第2のデータベースに格納するためにプロセッサによって実行されるように設定してある。
【選択図】図1

Description

本願発明は、一般には、プロセス制御システム及びその方法に関し、より詳しくは、バージョン制御を提供するために、プロセスを監視するとともに、該プロセスへの変更を記録するシステム及び方法に関する。
プロセス制御システムは、化学,石油,又はその他のプロセスに利用されるもののように、概して、アナログ及び/若しくはディジタル・バス又はその他の通信線又はチャネルを介して、少なくとも1つのホスト又はオペレータ・ワークステーションと一又は複数のフィールド・デバイスとに通信可能に結合される少なくとも1つの中央のプロセス・コントローラを備えている。前記フィールド・デバイス、即ち、例えば、バルブ,バルブポジショナー,スイッチ,及び送信機(例えば、温度,圧力,及び流量センサ)等は、バルブの開閉、及びプロセス・パラメータの測定の如きプロセスにおける機能を実行する。
前記プロセス・コントローラは、フィールド・デバイス及び/又は入力/出力(I/O)装置を介した該フィールド・デバイスに関するその他の情報によってなされたプロセス計測を示す信号を受信し、制御ルーチンを実行するためにこの情報を使用して、当該プロセスの動作を制御すべく、前記入力/出力装置を介してバス又はその他の通信チャネルを通じて前記フィールド・デバイスへ送信される制御信号を生成する。前記フィールド・デバイス及び前記コントローラからの情報は、プロセスの現在の状態を見ること、プロセスの操作を変更すること、及びプロセスを設定すること等のプロセスに関するどの様な要求機能であってもオペレータが行えるように、前記オペレータ・ワークステーションによって実行される一又は複数のアプリケーションについて利用できるようになされている。
幾つかのソフトウェア・ツールは、前記プロセスを設定する一方、変更することに関してオペレータを補助すべく開発されてきた。このようなツールは、前記フィールド・デバイス及びコントローラにより実行された各機能を表示する前記プロセスのグラフィカル形式の表示を、対応するアイテム又はオブジェクトとして提供する。該アイテムは、例えば、特定のフィールド・デバイスによって実行される機能の全てがグループ化又はリスト化されるように、階層的な環境に整理され、示され得る。このアイテムは、該アイテムが前記プロセスにおける機能の関係で示されるように、制御テンプレート内で表示され得る。例えば、制御テンプレートは、線を相互接続することによって規定された入力及び出力の関係を有する複数のアイテムを表した、相互接続された一連のブロックを有した連続的なフローチャートから構成され得る。
各アイテム(アイテム間の任意の入力又は出力の関係も含む)は、ソフトウェア・コンフィギュレーション・ツールに関連付けられたコンフィギュレーション・データベース内に格納されたデータによって定義される。データベース及びソフトウェア・ツールは、管理上の、プロセス・コンフィギュレーションの、及びその他の目的のためのデータにアクセスする多数のプロセス・オペレータ及びその他のユーザのための複数のワークステーションを主としてサポートするネットワークを介して利用可能になされている。しかし、例えば、或るオペレータが、別のオペレータのタスクに気付かなかったとき、又は前のコンフィギュレーション又は前記プロセスのバージョンへの戻り方を決められないほど余りにも多くの変更が生成されたときには、前記コンフィギュレーション・データベース内のデータの変更は、バージョン制御の問題に至ることがあり得る。例えば、本願出願人であるフィッシャー・ローズマウント・システムズ社から入手可能なDeltaV(商標)ソフトウェアを利用する従来のプロセス制御システムは、変更がなされた日付、及び該変更に責任があるユーザを示すデータを殆ど格納しないようになっている。このようなデータは、前記プロセスの前のバージョンのコンフィギュレーションを再構築することを、主としてユーザに可能とはさせない。
これらのバージョン制御に関することは、コンフィギュレーション管理ツール(例えば、Rational社のClearCase及びMicrosoft社のSourceSafe(登録商標))によって、ソフトウェア開発の背景において言及されている。詳述すれば、これらの製品は、以後のデバッグ及び開発の労力を支援するために、ソフトウェア・ルーチンの開発について追跡,制御,及び管理する。最後に、コードの現在のバージョン及び過去のバージョンの両方を示すデータが格納される。しかし、このようなコンフィギュレーション管理ツールは、データのテキスト形式の表現に通常限られていて、主としてグラフィカル形式で記述される情報を格納及び表示することに適しているわけではない。
グラフィカル形式のインタフェースは、計測システムに関連してプログラミングを容易にするためにNational Instruments社によって開発されている。National Instruments社のインターネット・ウェブサイト(www.ni.com)から集められた情報によれば、「LabVIEW」という名前で市場に出回っている製品は、グラフィカル形式のプログラミング言語(このグラフィカル形式のプログラミング・インタフェースをサポートするG言語)を利用している。このウェブサイトは、さらに、「LabVIEW」という製品が、プログラマーに、視覚的にG言語で記述されるコードの2つのファイル間の違いを比較させる開発ツールを備えていると記述している。
本願発明は、プロセスの前記コンフィギュレーションの変更を示すデータを、前記変更に責任があるユーザのアイデンティティー,前記変更の時間及び日付,並びに前記変更の背景となる理由等の、前記変更に関する情報とともに記録するためのプロセス制御システム及び方法を提供することを目的とする。
本願発明の1つの観点によれば、プロセスを制御することに役立つシステムは、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体と、該コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体と通信するプロセッサと、第1及び第2のデータベースとを備える。該第1のデータベースは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションを表わす第1のデータを格納し、前記第2のデータベースは、前記プロセスの第2のコンフィギュレーションを表わす第2のデータを格納する。本願発明のシステムは、コンフィギュレーション・ルーチン及びバージョン制御ルーチンを更に有し、両者は、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納され、前記プロセッサによって実行されるように構成される。前記コンフィギュレーション・ルーチンは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を容易にし、前記バージョン制御ルーチンは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を示す第3のデータを第2のデータベースに格納する。
好ましい実施形態によれば、前記第1のデータベースは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションが現在のコンフィギュレーション・バージョンと対応するように、コンフィギュレーション・データベースを有する。前記第2のデータベースは、前記プロセスの第2のコンフィギュレーションが過去のコンフィギュレーション・バージョンと対応するように、バージョン制御データベースを有することが好ましい。
別の好ましい実施形態によれば、前記プロセスの第1及び第2のコンフィギュレーションは、第1及び第2の複数のプロセス・アイテムをそれぞれ有する。該第1及び第2の複数のプロセス・アイテムのうちの各プロセス・アイテムは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションが前記第1の複数のプロセス・アイテムのうちの各プロセス・アイテムのアイテム・コンフィギュレーションを有するように、対応するアイテム・コンフィギュレーションを有し、また、前記プロセスの第2のコンフィギュレーションは、前記第2の複数のプロセス・アイテムのうちの各プロセス・アイテムのアイテム・コンフィギュレーションを有する。
さらに別の好ましい実施形態によれば、前記バージョン制御ルーチンは、前記第3のデータを収集するために前記プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を監視する。前記バージョン制御ルーチンは、チェックアウト/チェックイン手順をコンフィギュレーション・ルーチンに課すことによって前記変更を監視することが可能である。換言すれば、前記チェックアウト/チェックイン手順は自動である。
本願発明の別の観点によれば、プロセス・アイテムを有するプロセス制御システムは、プロセッサを有するコンピュータと、前記アイテムのバージョンを確定するためにプロセッサによって実行されるように構成されたプロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションと、前記プロセス・アイテムのバージョンへの変更を記録及び制御すべく前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションと通信するバージョン制御システムとを備えている。
本願発明の更に別の観点によれば、プロセス・アイテムを有するプロセスを制御する方法は、前記プロセス・アイテムの第1のバージョンを有する前記プロセスのコンフィギュレーションを確定するステップと、前記プロセス・アイテムの第2のバージョンを生成する前記プロセスのコンフィギュレーションの変更を制御するステップと、前記プロセスのコンフィギュレーションの変更と関連する情報を記録するステップとを有する。
本願発明に係るプロセス制御システム及び方法においては、以上に詳述したように、プロセスの前記コンフィギュレーションの変更を示すデータを、前記変更に責任があるユーザのアイデンティティー,前記変更の時間及び日付,並びに前記変更の背景となる理由等の、前記変更に関する情報とともに記録することができる。
複数のワークステーションを有するプロセス制御システムと、該複数のワークステーション上で実行されたプロセス・コンフィギュレーション・システムを利用するプロセスに指示し、該プロセスを設定するためのコントローラと、を示すブロック図である。 図1のワークステーションのうちの1つを介してユーザ・インタフェースを確立すべく前記プロセス・コンフィギュレーション・システムによって生成された典型的な画面表示である。 図1のワークステーションのうちの1つを介していま1つのユーザ・インタフェースを確立すべく前記プロセス・コンフィギュレーション・システムによって生成された別の典型的な画面表示である。 本願発明の1つの実施形態に係るバージョン制御及び監査証跡システムと統合される前記プロセス・コンフィギュレーション・システムを示すブロック図である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
プロセスには、概して多くの継続的な設計及び開発を必要とする。その結果として、前記プロセスのコンフィギュレーションの如何なる変更をも示すデータを記録することは、多くの場合には望ましいことである。例えば、このようなコンフィギュレーション情報は、政府機関によって監視される一方、製薬業界で利用されている。前記プロセス(前記プロセス制御システムも同様)がより複雑になるにつれて、前記プロセスの前のバージョンのコンフィギュレーションを正確に確定することがより面倒となる。
本願発明は、プロセスの前記コンフィギュレーションの変更を示すデータを、前記変更に責任があるユーザのアイデンティティー,前記変更の時間及び日付,並びに前記変更の背景となる理由等の、前記変更に関する情報とともに記録するためのシステム及び方法を提供する。本願発明のシステム及び方法が、ユーザに、任意の2つのバージョンの違いを比較させ、また、所望の前のコンフィギュレーション・バージョンに前記プロセスを戻させることを可能にするように、前記データは、本願発明に従って前記プロセス・コンフィギュレーションのバージョンとして格納される。
さて、図1を参照して、プロセス制御システム10は、通信ネットワーク16(例えば、イーサネット(登録商標)接続等)を介して、一又は複数のホスト・ワークステーション又はコンピュータ14(任意の種類のパーソナル・コンピュータ,ワークステーション等)に接続されたプロセス・コントローラ12を備えている。前記ホスト・ワークステーション14の各々は、プロセッサ18,メモリ20,及びディスプレイ22を備える。同様に、前記プロセス・コントローラ12は、ここでは例示だけに留めておくが、本願出願人であるフィッシャー・ローズマウント・システムズ社により販売されている「DeltaV(商標)」コントローラは、プロセッサ24と、プロセスの制御を実行するために該プロセッサ24で使用されるプログラム,制御ルーチン,及びデータを格納するメモリ26とを備えている。前記プロセス・コントローラ12は、異なるデバイス・ネットワーク(例えば、Fieldbusデバイス・ネットワーク30,HARTデバイス・ネットワーク32,及びProfibusデバイス・ネットワーク34を含む)内で多数のフィールド・デバイスに通信ネットワーク16を介して結合されている。勿論、前記プロセス・コントローラ12は、図1に示された前記デバイス・ネットワークに加えて又はその代わりに、4〜20mAのデバイス・ネットワーク及びその他のローカル又はリモートI/Oデバイス・ネットワークのようなその他の種類のフィールド・デバイス・ネットワークに接続され得る。前記プロセス・コントローラ12は、そこに格納され又はそれと関連する一又は複数のプロセス制御ルーチンを実行又は監視し、デバイス・ネットワーク30,32,及び34内のデバイスと、ホスト・ワークステーション14と通信して、一又は複数のユーザ,オペレータ,プロセス設計者等に前記プロセスに関連する情報を提供するために、前記プロセスを制御する。
典型的な事例において、前記Fieldbusデバイス・ネットワーク30は、FieldbusマスターI/Oデバイス44(一般には「リンク・マスター・デバイス」と称される)にFieldbusリンク42を介して接続されたFieldbusデバイス40を備え、ローカル接続を通じてプロセス・コントローラ12に接続されている。同様に、前記HARTデバイス・ネットワーク32は、標準的なローカル・バス又はその他の通信線を介して前記プロセス・コントローラ12に接続されたHARTマスターI/Oデバイス48に通信線を介して接続された多数のHARTデバイス46を備えることが可能である。前記Profibusデバイス・ネットワーク34は、ProfibusマスターI/Oデバイス55にProfibusリンク又はバス53を介して接続された3つのProfibusスレーブ・デバイス50,51,及び52を備えているものとして図示されている。前記ProfibusマスターI/Oデバイス55は、標準的なI/Oインタフェース・カードに取り付けられたProfibus PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードの形態とすることが可能である。
一般的に言って、図1のプロセス制御システム10は、バッチ・プロセスを実行するために使用され得る。これは、例えば、前記ホスト・ワークステーション14又はプロセス・コントローラ12のうちの1つが、バッチ・エグゼクティブ・ルーチンを実行するものであって、該ルーチンは、製品(例えば、食品又は薬品)を生産するために必要である一連の異なるステップ(一般には「フェーズ」と称される)を実行するために、一又は複数の前記フィールド・デバイス(恐らくその他の設備も同様である)の操作を指示する高水準の制御ルーチンである。異なるフェーズを実行するために、前記バッチ・エグゼクティブ・ルーチンは、実行されるべきステップ、或いはステップ,該ステップの順序等と関連する量及び時間を特定する、一般に「レシピ」と称されるものを使用する。そして、1つのレシピに対するステップは、例えば、原子炉容器(図示せず)を適切な材料で満たし、原子炉容器内の材料を混ぜ、或る時間で或る温度まで原子炉容器内の材料を熱し、原子炉容器を空にし、それから、次のバッチ処理の準備をすべく原子炉容器をきれいにすることを含むかも知れない。これらのステップの各々は、バッチ処理の対応するフェーズを規定することが可能であり、前記プロセス・コントローラ12内のバッチ・エグゼクティブ・ルーチンは、前記フェーズの各々のために異なる制御アルゴリズムを実行する。勿論、特定の材料,材料の量,加熱温度,及び時間等は、レシピに応じて異なり、従って、これらのパラメータは、製造又は生産される製品及び使用されるレシピに応じて、或るバッチ処理から別のバッチ処理へ変更されることが可能である。
また、前記プロセス制御システム10は、バッチ処理の一部として開始されるものに加えて事実上連続するプロセス操作の実行機能を備えることも可能である。このように、ここで使用されるように、前記「プロセス」は、前記プロセス制御システム10によって実行又は実施される任意の数のバッチ及び/又は連続するプロセス操作であるものとして理解され、また、これらを含み得ると理解されるべきである。前記プロセスの実行中においては、前記プロセス制御システム10は、「ランタイム・モード」であると言える。前記プロセス制御システム10が操作のコンフィギュレーション・モードにある間、ランタイム中に利用されるべき前記パラメータ及び制御アルゴリズムが規定される。前記コンフィギュレーション・モードの間(プロセス操作が実行されている期間と場合によっては重なることがあり得る)、一又は複数のホスト・ワークステーション14上で実行される一又は複数のソフトウェア・アプリケーションは、ユーザに、前記パラメータ,制御アルゴリズム等を指定することを可能にするために利用され、そのようにすることにより、一般には、ユーザが前記プロセスのコンフィギュレーションを設計することを可能にする。
さて、図2を参照して、前記プロセス制御システム10は、一又は複数のプロセス・コンフィギュレーション・アプリケーション(例えば、「Control Studio(商標)」及び「Recipe Studio(商標)」であり、これらは、両方とも本願出願人であるフィッシャー・ローズマウント・システムズ社から入手可能である)に基づいたプロセス・コンフィギュレーション・システムを備えている。前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーション(これはソフトウェアによって実行されることがあり得る)は、バッチ又は連続するプロセス操作の何れか(以下、全体に亘って「前記プロセス」と称す)又はその或る部分を設計するために利用される。図2は、ユーザが前記プロセス(プロセス制御システム)10を設定することを可能にする典型的なプロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションのメイン制御ウィンドウの画面表示である。図2のプロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションは、通信ネットワーク16内の中央のサーバ(図示せず)に対応し得るホスト・ワークステーション14の任意の1つで実行されることが好ましい。これに代えて、前記アプリケーションは、複数のホスト・ワークステーション14が実行を担うような分配方法にて実行することも可能である。
一般に、前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションは、図2に示された前記メイン制御ウィンドウを有するユーザ・インタフェースを提供する。前記メイン制御ウィンドウは、テキスト形式のプルダウン式のコマンド・メニュー60,図形的なコマンド・バー62,機能ライブラリ・フレーム64,及びフロー・ダイアグラム・フレーム66を有している。前記ユーザ・インタフェースのこれらの部分の各々は、典型的なウィンドウズ(登録商標)の操作手法に従って大きさを設定され、又は配置されることが可能である。複数のアイコン68が機能ライブラリ・フレーム64内に表示され、その各々が前記フロー・ダイアグラム・フレーム66内で生成された一連のフローチャートに組み込まれるべき、対応する機能ブロックを表わす。前記一連のフローチャートは、例えば、設計されるプロセスのフェーズ中に実行されるべき制御プログラムを規定することが可能である。前記制御プログラムを構築するには、ユーザが、例えば、ポインティング・デバイス(マウス等)を用いて、機能ライブラリ・フレーム64内の所望するアイコンを選択することによって一又は複数のアイコン68をアクティブにし、このアクティブにしたアイコンを前記フロー・ダイアグラム・フレーム66へドラッグする。それから、前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションは、前記フロー・ダイアグラム・フレーム66内に、追加(add)ブロック70(これは機能ブロックを表わす)のようなオブジェクトを生成する。前記フロー・ダイアグラム・フレーム66におけるブロック70と関連するデータは、該ブロック70が入力ポート,出力ポート等を有するか否か(示されている前記ブロックの一部として視覚的に表わされる)とともに、実行される機能を規定する。前記一連のフローチャート(例えば、入力パラメータ)に追加された機能ブロック及びその他のオブジェクトは、前記オブジェクト間のデータ関係を確立するために前記フロー・ダイアグラム・フレーム66において、ユーザによって(例えば、コマンド・バー62から選択された描画ツールを用いて)描かれた線で結合される。また、各機能ブロックが実行されるべき時間系列(順序)に関する情報は、ユーザによって指定されることが可能であり、また、表示されたオブジェクトと関連付けて示されることが可能である。
各機能ブロック,フェーズ等を表わすデータは、コンフィギュレーション・データベースに格納され、プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションによってアクセス及び展開される。本願発明の実施に際しては、如何なる特定の種類のデータベースにも限定されるものではなく、また、前記コンフィギュレーション・データベースは、如何なる形態又は構造をなしてあってもよい。例えば、前記コンフィギュレーション・データベースに格納されたデータは、ローカルに、又は前記コンフィギュレーション・データベースに格納されるデータが通信ネットワーク16に亘って分配されるように局所的に格納される必要はない。しかし、前記コンフィギュレーション・データベースは、前記プロセス・コンフィギュレーションを表わすデータ(例えば、前記フロー・ダイアグラム・フレーム66で設計される一連のフローチャート内に割り当てられた機能ブロック間の関係)を格納するホスト・ワークステーション14のうちの1つのメモリ20に配置されたオブジェクト指向のデータベースを備えていることが好ましい。一旦、前記一連のフローチャートが上述の機能性を使用して設計される場合、結果として生じる制御プログラムは、前記プロセス・コンフィギュレーションの合成アイテムとして格納されることが可能である。「Control Studio(商標)」ソフトウェア・システムによって開発された合成アイテムは、同様に、モジュール(図中「MOD」で示す)を構築すべく利用されることが可能である。また、そのために、モジュールを表わすデータを、前記コンフィギュレーション・データベースに格納することも可能である。合成アイテム及びモジュールの両方を、一連のフローチャートを使用して表わすことが可能である。
一連のフローチャートを使用して表わされ得るアイテムの更なる例は、レシピ,手順,及び単位手順を含む。これらのアイテムは、前記プロセスの一部として実行されるべきバッチ処理(又はその一部)を表わすプロセス・コンフィギュレーション・システム(「Recipe Studio(商標)」アプリケーション)の別の部分によって設計されることが可能である。前記「Recipe Studio(商標)」アプリケーションは、図2に示されるものと同様のユーザ・インタフェースを生成し、機能ブロックとともに、モジュールを表わすアイコンを有したライブラリ・フレームを提供することが可能である。それから、前記レシピ,手順,及び単位手順を表わすデータは、前記コンフィギュレーション・データベースに格納されることも可能である。
これとともに、これらの機能ブロック,モジュール,レシピ等を表わすデータは、それが前記プロセス制御システム10によって現在実行されているように、前記プロセスを規定することが可能である。このために、前記コンフィギュレーション・データベースは、指示が前記プロセス・コントローラ12及びフィールド・デバイスにダウンロードされたときに、アクセス及び利用される。
さて、図3を参照して、コンフィギュレーション・データベースに格納されたデータは、任意のデータベース管理上のインタフェースが利用され得る理解とともに、以下に「Explorerシステム」と称するコンフィギュレーション・データベース管理上のインタフェース(例えば、「DeltaV(登録商標)Explorer」)を介して、ユーザに提示され得る。前記Explorerシステムは、階層の要素を変更するためのコンフィギュレーション・ツールの組を有するウィンドウ型の環境におけるコンフィギュレーション階層を記述する。詳述すれば、前記Explorerシステムによって展開されたメイン制御ウィンドウ80は、前記コンフィギュレーション階層が表示される階層フレーム82と、前記階層の各コンポーネントのための追加情報が表示されるコンテンツ・フレーム84とを有する。前記階層フレーム82は、ライブラリ・フォルダ88及びシステム・コンフィギュレーション・フォルダ90を表わす2つの2番目の階層とともに、前記階層(例えば、プロセス・コンフィギュレーション全体を表わす最上位層86)の様々なレベルを識別する複数のアイコンを有している。前記ライブラリ・フォルダ88は、機能ブロック及び/又はモジュールが制御プログラムの一部としてフェーズ又はプロセス内で適用されるプロセス設計の間、前記情報が利用されることを含み得る。それから、前記システム・コンフィギュレーション・フォルダ90は、その中の一又は複数のフォルダ(例えば、レシピ・フォルダ92)におけるデザイン手順の結果を含む。前記2番目の階層を超える各フォルダは、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って、前記階層フレーム内で拡大又は縮小されることが可能である。これに代えて、フォルダの前記コンポーネントは、ポインタ等を使用して、前記フォルダの名前を選択することによってコンテンツ・フレーム84内に表示されることが可能である。例えば、「AREA A」と関連する制御プログラム「LOOP」のコンテンツは、コンテンツ・フレーム84内でその名前が識別される多数のアイテム又はオブジェクトを利用する。これらのアイテムのうちの1つを選択することは、前記アイテムのプロパティに関する情報(例えば、オブジェクトの種類,前記アイテムを展開するために使用されるアプリケーション,データ・ストレージの位置等)を、プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーション(例えば、「Control Studio」)一連のフローチャートのグラフィカル形式の表示とともに、また、一連のフローチャートが存在しない場合、テキスト表示とともに、ユーザに提供することが可能である。
図2及び図3にそれぞれ関連付けて説明された前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーション(例えば、「Control Studio(商標)」及び「Recipe Studio(商標)」)及び前記Explorerシステムによって提供されたツールは、任意の望ましい範囲において単一のアプリケーションに統合され得る点を注記しておく。さらに、前記プロセスのコンフィギュレーションが達成される方法は、本願発明の実施には関係がない。このように、説明の簡略化のために、以下に使用されるように、前記「コンフィギュレーション・アプリケーション」は、図3に関連付けて説明される前記Explorerシステムとともに、図2に関連付けて説明される前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションを含むと理解されるべきである。
図4を参照して、ユーザ・インタフェース94は、ユーザに一又は複数のコンフィギュレーション・アプリケーション96を実行させることを可能にするために、前記ホスト・ワークステーション14(図1参照)のうちの1つのディスプレイ22上に生成される。本願発明によれば、前記ユーザ・インタフェース94は、バージョン制御及び監査証跡システム98(以下、「VCATシステム」と称す)と関連しても生成され、一般に、前記プロセスのコンフィギュレーションに関する履歴情報を記録及び管理するために前記コンフィギュレーション・アプリケーション96と連動するようになっている。前記コンフィギュレーション・アプリケーション96及びVCATシステム98の両方は、上述したように、コンフィギュレーション・データベース100にアクセスして通信を行い、前記プロセスの現在のコンフィギュレーションを表わすデータを格納する。上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102とも通信し、本願発明に従って管理される。
前記バージョン制御データベース102は、前記プロセス・コンフィギュレーションで利用される各アイテムの任意の数の前のバージョンを示すコンフィギュレーション履歴データを有している。これと組み合わせて、前記アイテムの全てのための履歴データは、前記プロセスの過去のコンフィギュレーションを再構築するために使用されることが可能である。詳述すれば、前記コンフィギュレーション・データベース100(該コンフィギュレーション・データベース100にもはや存在しないものとともに)における各アイテムについて、そのアイテムのコンフィギュレーションを表わすデータとして複数のバージョンが格納される。例えば、或るアイテムが、それが生成された時から、3回変更されているものとする。前記バージョン制御データベース102は、従って、生成の時点でのこのアイテムのコンフィギュレーションを示すデータ、即ち「バージョン1」を有する。また、前記バージョン制御データベース102は、3回の変更の各々の後におけるこのアイテムのコンフィギュレーションを示すデータに対応する「バージョン2」,「バージョン3」,及び「バージョン4」も有している。
前記コンフィギュレーション履歴データは、このように、機能ブロック,モジュール,フェーズ,レシピ,及び前記プロセス・コンフィギュレーションのその他の任意の観点からなされる変更の全てについて表わしている。前記変更は、コンフィギュレーション・アプリケーション96を使用してなされることがあり得るが、必須ではない。しかし、このような場合には、本願発明の実施においては、図4で概略的に示されるように、また、以下に更に詳細に説明されるように、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96によって生成されたユーザ・インタフェース94に、上記VCATシステム98の機能性を統合することによって好ましくは達成される。このために、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96及びVCATシステム98は、単一の、統合システムとして組み合わせることが可能であるが、必須ではない。より明確にするために、しかし、本願発明に従って実行されるタスクは、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96及びVCATシステム98に各別に帰する。
上記VCATシステム98は、ホスト・ワークステーション14の一又は複数を使用し、前記プロセス・コンフィギュレーションへの如何なる変更についても監視を許容するように、実行されることが好ましい。このような監視は、上述した前記統合システムによって助成され得る。これに代えて、上記VCATシステム98は、オペレータ又はプロセス設計者によって利用されるホスト・ワークステーション14と対応しないワークステーション又はその他のデバイス上で実行されることが可能であるが、前記コンフィギュレーションの変更を示す記録データのために、プロセス制御システム10と通信する。
前記データベース100,102の一方又は両方におけるデータは、例えば、ホスト・ワークステーション14のうちの1つに関連付けられたメモリ20又は磁気的な若しくは光学的な記録媒体の如き、前記プロセス制御システム10内の任意の物理的な位置に配されたコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納されることが可能である。これに代えて、前記データベース100,102の一方又は両方は、これに格納されたデータに、前記ホスト・ワークステーション14がネットワーク(例えば、イントラネット,インターネット,又はその他の任意の通信媒体)を介してアクセスするように、リモート位置に格納されることが可能である。さらに、各データベース100,102に格納されたデータは、同一のコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納される必要はない。そして、データベース100,102の何れかの任意の部分が、その他の部分を格納するデバイス又はメディアとは別であるメモリ・デバイス又は記録媒体に格納されることも可能である。
図4において、上記VCATシステム98は、前記バージョン制御データベース102とは、識別が明確な別個のものとして示されている。その他の実施形態において、前記バージョン制御データベース102は、上記VCATシステム98の一部を形成する。同様に、前記コンフィギュレーション・データベース100及びバージョン制御データベース102は、個別で識別の明確なデータ構造を構成することが可能であるが、必須ではない。即ち、前記データベース100,102は、同一の記録媒体に配置されることがあり得、実際、前記プロセス制御システム10に貢献する共通のデータベースの一部を構成することが可能である。従って、ここで使用される「データベース」は、如何なる特定のデータ構造にも限定されるものと理解されるべきではない。
1つの実施形態においては、前記バージョン制御データベース102は、リレーショナル・データベースを備えている。これに代えて、前記バージョン制御データベース102は、バージョン制御ツール(例えば、Microsoft社の「Visual SourceSafe(登録商標)」)を提供するリファレンス・アプリケーションを使用し、バージョン制御データのストレージ(貯蔵所)として生成されることが可能である。さらに別の実施形態において、前記バージョン制御データベース102は、ファイル・ベースのものであることが可能である。
図5は、図3に示したものと同様のユーザ・インタフェース94を示す画面表示であって、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96と統合されたような、上記VCATシステム98によって提供される機能性を取り入れたものを示している。このような統合システムでは、一又は複数のツールが、前記プロセス制御システム10の管理の状況における上記VCATシステム98の実行及び制御のためのコンフィギュレーション・アプリケーション96に付与されている。例えば、上記VCATシステム98が有効とされ(以下に更に詳細に説明される)、ユーザがダブルクリック又はそれを選択することによって、コンフィギュレーション・アプリケーション96で管理されているアイテムを表示及び/又は変更しようとするとき、この先へ進む前に、コンフィギュレーション・データベース100から前記アイテムの「チェックアウト」に必要性についてユーザに警告するダイアログ110が、ユーザ・インタフェース94内に生成される。同様に、ユーザが新しいアイテムをプロセス・コンフィギュレーションに追加するとき、このような統合システムは、新しいアイテムを、バージョン制御データベース102及びコンフィギュレーション・データベース100の両方に自動的に追加し、コンフィギュレーション・アプリケーション96内でその生成を容易にするために前記アイテムをチェックアウトする。
要するに、上記VCATシステム98は、前記プロセスの設計に対して、チェックアウト/チェックイン環境を課すことが好ましい。この環境においては、上記VCATシステム98が前記アイテムに関する情報を記録することが可能であり、そのようにする際に、これから行う「チェックイン」操作に備えることが可能であるように、前記アイテムは、変更がなされ得る前に、チェックアウト(手動又は自動で)されなければならない。もし、例えば、コンテンツ・フレーム84内に示されるアイテム「MCOMMAND」が変更を必要とする場合、前記ユーザは、コンテンツ・フレーム84内のこのアイテムを選択し、前記ダイアログ110内の「はい」オプションを選択し、その後で、前記プロセスの現在のバージョンを格納しているコンフィギュレーション・データベース100がこのアイテムに関連付けられたデータを取り出すためにアクセスされる。取り出されたデータは、テキスト形式又はグラフィック形式の如き一又は複数の方法で表示され得る情報を表わす。このように、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96(例えば、Control Studio(商標))によって提供される機能性には、取り出された情報を表示又は変更することが必要であり得る。何れにしても、適切なアプリケーションが、前記情報を見るために、また、任意の好ましい変更をなすために利用され、その時には、前記ユーザは、主として保存タスクを実行する。
或るアイテムのコンフィギュレーションを見ることだけに関するコンフィギュレーション・アプリケーション96によって提供される機能性は、上記VCATシステム98との統合によって、影響を受ける必要はないことを注記しておく。即ち、上記VCATシステム98は、ユーザに、チェックアウト/チェックイン手順を要求すること又は開始させることなく、前記コンフィギュレーション情報の「読み出しのみ」のコピーを見させることが好ましい。
前記アイテムに関連付けられたこのような変更情報を格納するための保存タスクの開始は、前記アイテムのチェックインに好ましくは先行する。詳述すれば、前記保存タスクの実行によって、まず、コンフィギュレーション・アプリケーション96がコンフィギュレーション・データベース100において前記アイテムに関連付けられた変更情報を表わすデータを格納するようになる。次に、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102において、変更情報を表わすデータを格納するためにチェックイン・タスクの実行を開始する。該チェックイン・タスクの実行においては、ユーザにチェックイン操作に関してコメントを入力させるための別のダイアログ(図示せず)を生成することを含むことが可能である。このコメントは、例えば、前記コンフィギュレーションへの変更の背景となる理由を指し示すことが可能である。前記コメントを表わすデータは、それから、バージョン制御データベース102に格納され、変更されたコンフィギュレーションを表わすデータに関連付けられる。
チェックアウト/チェックイン環境は、コンフィギュレーション・データベース100においてバージョナブル(versionable)であるアイテムだけに限られていることが好ましい。一般に、バージョナブル・アイテムは、履歴のコンフィギュレーション情報が該アイテム自体に関連して維持又は格納される任意のアイテムを含むと理解されるべきである。好ましい実施形態において、バージョナブル・アイテムは、任意のモジュール,複合機能ブロック等のような、そのコンフィギュレーションが設計されているアイテムを含んでいる。その他のアイテム(例えば、モジュール・パラメータ)は、バージョナブルであると見なされないが、履歴情報は、モジュール・パラメータ又はその他の非バージョナブル(non-versionable)・アイテムを含む前記アイテムのために格納されたコンフィギュレーション情報を通じて格納されることが可能である。非バージョナブル・アイテムの別の例としては、ステップ又は移行がある。
1つの実施形態において、前記チェックアウト操作は、単一のチェックアウトだけができる程度に限られている。このように、2人以上のユーザが、同一アイテムをチェックアウトしようとすることはあり得ない。ユーザが以前チェックアウトされたアイテムをチェックアウトしようとするイベントにおいて、上記VCATシステム98は、ユーザに、前のチェックアウトに責任があるユーザのアイデンティティーとともに、前のチェックアウトを知らせるために、ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を生成する。これに代えて、上記VCATシステム98は、各アイテムの並列変更を追跡するために必要な機能性を有することが可能である。
別の実施形態において、前記チェックアウト操作の開始は、上記VCATシステム98に、バージョン制御データベース102内のアイテムが、選択されたアイテムへの変更によって影響を受けることがあり得るかについて判定させるべく、前記選択されたアイテムを解析させる。その他のアイテムは、例えば、これらが前記選択されたアイテムを利用する場合に影響を受けることがあり得る。前記選択されたアイテムへの変更によって影響を受けることがあり得る前記アイテムは、それから、チェックアウトされたアイテム(もしあれば)もユーザが選択できるようにするために、上記VCATシステム98によって生成されたダイアログ・ウィンドウ(図示せず)において確認されることができる。同様のダイアログ・ウィンドウは、前記選択されたアイテムによって参照され、依存され、又は前記選択されたアイテムに関連付けられた任意のチェックアウトされたアイテムについて、ユーザに警告するためのチェックイン手順の間、生成されることがあり得る。
前記チェックアウト及びチェックイン操作を開始するオプション、又は上記VCATシステム98内で実行されるその他のどの様なタスクも、多くの方法でユーザ・インタフェース94内に提供されることが可能である。前記コンフィギュレーション・アプリケーション96に関連して上述され、また、図示されたようなウィンドウ型の環境においては、ユーザが、最上段のメニュー・バー112から「ツール」オプションを選択することがあり得、これによって、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って複数の利用可能なタスクを表示させる。同一又は同様のメニューは、コンフィギュレーション・アプリケーション96のメイン制御ウィンドウ80において、或るアイテム上で「右クリック」することによって、ユーザ・インタフェース内に生成され得る。この場合、前記メニューは「状況メニュー」と称され得る。
図6及び図7は、上記VCATシステム98によってユーザ・インタフェース94内に生成され得るドロップダウン・メニュー114及び状況メニュー116の一例をそれぞれ示している。前記ドロップダウン・メニュー114は、ポインティング・デバイス等を介してユーザによって選択され得る複数のタスク・アイテムを有している。バージョン制御アイテム118は、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従ってバージョン制御サブメニュー120を生成すべく、ハイライトされて(ユーザによる適切な選択の後で)示される。順番に、バージョン制御サブメニュー120は、上記VCATシステム98によって開始及び/又は実行され得るタスクに応じた複数のタスク・アイテムを有している。前記状況メニュー116は、メイン制御ウィンドウ80内で選択されたアイテムに基づいて動作することができるVCATシステム98のタスクに応じた複数のタスク・アイテムを同様に有している。どちらのメニューにおいても、如何なる理由であっても実行が不能(例えば、不適合又は無許可)となっているコマンドは、異なるフォント,スタイル等で無効であるものとして表示されることが可能である。例えば、図6のサブ・メニュー120において、恐らく、選択されたアイテムは未だチェックアウトされておらず、従って、前記チェックイン・タスクは開始することができない。前記メニュー116,120を通じて利用できるようになされたタスクの各々は、上記VCATシステム98の操作に関連して以下に説明される。
さて、図8を参照して、ユーザが、前記状況メニュー116(図7参照)において「オプション」アイテムを、又は、これに代えて、別のメニュー(図示せず)に記述された「優先」アイテムを選択した場合、バージョン制御オプション・ダイアログ122が、上記VCATシステム98によって生成され、ユーザ・インタフェース94で表示される。バージョン制御オプション・ダイアログ122は、ユーザに、上記VCATシステム98によって生成された環境に対するユーザ選択を実現することを可能にする。下記の表1で詳細に記述されるように、前記バージョン制御オプション・ダイアログ122には、3つの対応するオプション間で切り換えるチェックボックスが設けられている。
Figure 2013008375
第1のオプションでは、ユーザが手動でアイテムをチェックアウトすることを望むか否か定める。前記バージョン制御オプション・ダイアログ122中の第2のオプションは、ユーザがアイテムの変更をしようとしたとき、又はアイテムの変更を開始したときに、該アイテムが自動的にチェックアウトされるどうかについてのものである。アイテムが自動的にチェックアウトされる場合には、上記VCATシステム98は、コンフィギュレーション・アプリケーション96を利用しているプロセス設計者にとって判り易いものとなる。第3及び最後のオプションは、ユーザが変更のための機会を用意するセッションの後でアイテムを保存しようとするときに、アイテムが、自動的にチェックアウト及びチェックインされるか否かについてのものである。
前記バージョン制御オプション・ダイアログ122は、各ユーザによって選択されるべき又は有効とされるべきその他のオプションを含むことが可能であることを注記しておく。例えば、各ユーザは、チェックイン操作の間、コメントを提供しないオプションを与えられることがあり得る。しかし、このようなコメントの供給に関する更なる詳細は、表2に関連して下記に提供される。
ユーザは、自動チェックアウトを選択することを望むかも知れない。なぜなら、例えば、バージョナブル・アイテムへの変更が、一又は複数のその他のバージョナブル・アイテムに影響を及ぼし、また、該一又は複数のその他のバージョナブル・アイテムへの変更に起因し得るからである。例えば、複合機能ブロックのようなアイテムの変更は、該複合機能ブロックを使用する一又は複数のモジュールに影響を及ぼすことがある。上記VCATシステム98は、各チェックアウト操作の間、その他のバージョナブル・アイテムが或るアイテムのコンフィギュレーションを変更するためにチェックアウトされる必要があるかについて決定することが好ましい。これらのその他のバージョナブル・アイテムの変更は、「必然的な変更」と称されることがある。ユーザが手動チェックアウトを選択した場合、上記VCATシステム98は、ユーザにこれらのアイテムをチェックアウトさせる。自動チェックアウトが有効とされる場合、上記VCATシステム98は、ユーザに促すことなく、前記必然的な変更が発生し得るその他のアイテムの各々を自動的にチェックアウトする。
ユーザは、バージョン制御サブメニュー120又は状況メニュー116を通じて提供される適切なコマンドを利用することによって、アイテムを手動でチェックアウト及びチェックインすることが可能である。好ましくは、上記VCATシステム98は、それから、選択されたアイテムがバージョナブル・アイテムであるか否かを判断する。この時、上記VCATシステム98は、前記選択されたアイテムが既にチェックアウトされているか否かも判断する。前記選択されたアイテムが既にチェックアウトされている場合には、メッセージ・ダイアログ(図示せず)は、この事実についてユーザに警告し、例えばボタンを通じて、前記メッセージ・ダイアログを閉じ、ユーザ・インタフェース94の前の状態に戻るための機会をユーザに提供する。
前記プロセス10のコンフィギュレーションが階層的な方法において記述されるので、上記VCATシステム98は、バージョナブルである下位アイテムを有するアイテムのチェックアウトを許容させなければならない。従って、チェックアウト操作の間、ユーザは、このような任意のアイテムを繰り返しチェックアウトするオプションを与えられている。同様のオプションは、チェックイン操作に関しても与えられる。1つの実施形態において、チェックアウト又はチェックインの繰り返しがユーザによって選択される場合、上記VCATシステム98は、チェックアウト(又はチェックイン)され得るバージョナブルな下位アイテムのリストをユーザに提供するダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を生成する。それから、ユーザは、前記リスト化されたアイテムの何れか1つを選択(又は選択解除)し、選択的な繰り返し操作を開始する。
上記VCATシステム98がコンフィギュレーション・アプリケーション96に統合されるとき、前記メイン制御ウィンドウ80内に表示されたアイテムの外見は、該アイテムがチェックアウトされていることを意味すべく変更されることが可能である。1つの実施形態において、チェックマークは、前記アイテムに関連付けられたアイコンを覆う。その他の様々な表現方法が利用され得ると理解されるべきである。異なる色のチェックマークを、特定のユーザを示すために、又はアイテムが現在のユーザ又は異なるユーザによってチェックアウトされたときに利用することも可能である。
さて、図9を参照して、チェックアウトされたアイテムは、前記バージョン制御サブメニュー120及び状況メニュー116において利用可能とされた適切なコマンドを使用して手動でチェックインされることが可能である。ユーザが手動チェックイン環境を続行することに決めたとき、チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124は、前記チェックイン手順のユーザの開始に基づいて生成されることが好ましい。前記チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124は、前記アイテムの変更に関してユーザが供給したコメントを受け付けるためのコメント・フィールド126を有している。コメントは、例えば、変更がなされた理由の説明を含むことが可能である。前記コメント・フィールド126に加えて、チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124は、下記の表2で詳細に記述されるその他の幾つかのオプションをユーザに提供する。
Figure 2013008375
特に、ユーザには、チェックインされるべきアイテム(これはチェックアウトもされるべき)に関連付けられた任意の下位アイテムがチェックインされるべきであることを示すオプション、また、アイテムが更なる変更のためにチェックアウトされ続けるべきであることを選択するオプションが付与されている。上述のように、前記チェックイン操作は、バージョン制御データベース102における前記コンフィギュレーションを表わすデータも、最新のコンフィギュレーション・バージョンとして格納する。しかし、この場合、たとえ前記アイテムがチェックインされているとしても、該アイテムのコンフィギュレーションへの更なる変更をなす機会は、アイテムがチェックアウトされたままであるので、存続し続ける。
チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124は、前記チェックイン手順を実行又はキャンセルするための「OK」ボタン128及び「キャンセル」ボタン130をそれぞれ備えるとともに、前記アイテムの現在のバージョン(コンフィギュレーション・データベース100に格納されたデータによって表わされる)と、チェックインされるべき変更されたバージョンとの比較を開始するための「違い」ボタン132を備える。比較情報は、コンフィギュレーション・データベース100とバージョン制御データベース102内の最新のバージョンとにアクセスすることで上記VCATシステム98によって生成され、ユーザ・インタフェース94を介して提示される。「違い」情報の生成及び提示は、以下に更に詳細に説明される。
或るアイテムにチェックインするにあたって、上記VCATシステム98は、前記アイテムがチェックインされていることを示すために該アイテムの外見を変更することが可能である。この外見の変更は、例えば、それに関連するアイコン上のチェックマークの除去に相当することがあり得る。上記VCATシステム98は、チェックアウトされたアイテムがチェックマーク等によってこのように示されることを確実にするために、ユーザに対して、コンフィギュレーション・データベース100におけるアイテムの全てのための状態更新を要求することができるようにする機能性を更に有することが可能である。例えば、2人以上のユーザが同時に前記プロセスを設定することに取り組んでおり、前記ユーザのうちの1人が別のユーザのユーザ・インタフェース94上に示されたアイテムを最近チェックアウトした場合、このような機能性は必要であり得る。
チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124内の「キャンセル」ボタンの選択は、チェックイン操作を開始することなくチェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124を閉じる。
しかし、上記VCATシステム98は、アイコン上のチェックマークを削除する「チェックアウトを元に戻す」タスクをユーザが開始することも可能とし、そして、前記アイテムが変更される場合、バージョン制御データベース102から最新のバージョンを示すデータを取り出し、該データをコンフィギュレーション・データベース100にインポートする。この手順は、チェックアウト操作の時点で現在のバージョンに、バージョナブル・アイテムのコンフィギュレーションを元に戻す。このタスクは、上記VCATシステム98に関連付けられたドロップダウン又は状況メニューを介して利用できるようにすることが可能である。
前記コンフィギュレーション・アプリケーション96は、チェックアウト/チェックイン操作を開始する追加の方法を提供することが可能である。例えば、ユーザは、Explorerシステム内のアイテムを選択することが可能であり、また、右クリック又は同様のポインタ操作を通じてそれに関連付けられた「プロパティ」にアクセスすることが可能である。それから、プロパティ・ウィンドウは、前記ウィンドウ内に表示された様々な「プロパティ」フィールドの内容について編集することを提供する標準的なウィンドウズ(登録商標)手法に従って生成される。モジュールは、例えば、それに関連付けられたテキスト形式の記述を有することが可能であるか、又は前記プロセス内で実行中の或るパラメータを利用することが可能である。テキスト形式の記述及びパラメータの値は、前記モジュールの「プロパティ」として指定され得る。ユーザがプロパティを変更して「OK」又は「適用」ボタンを選択する場合、上記VCATシステム98は、上述したようにチェックイン手順が開始された後で、(自動チェックアウトが有効とされていなければ)前記アイテムをチェックアウトすることをユーザに促す。同様の動作は、プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションのコマンド・メニューにおいて利用可能とされた「開く」コマンドの利用を通じて生成され得る。
ユーザが前記Explorerシステム内のアイテムの名前を変更しようとするとき、チェックアウト手順は、上記VCATシステム98によって開始されることも可能である。標準的なウィンドウズ(登録商標)手法に従って、ユーザは、アイテムに関連付けられた名前を、それを編集することを許容すべく、選択することが可能である。一旦、ユーザが名前を編集し終わり、変更に入ろうとすると、前記アイテムがチェックアウトされる場合に限って新しい名前が受け付けられる。アイテムが既にチェックアウトされている場合、前記アイテムは、コンフィギュレーション・データベース100において名前を変更され、前記アイテムの新しいバージョンを示すデータは、それがチェックインされるときに、バージョン制御データベース102に格納される。このとき、上記VCATシステム98は、名前を変更する操作を記述するコメントを表わすデータを更に生成することが可能であり、それから、このようなデータを、前記アイテムの新しいバージョンを示すデータと関連付けることが可能である。名前を変更されるべきアイテムが未だチェックアウトされていなければ、前記アイテムを、ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を介してチェックアウトする趣旨を(自動チェックアウトが有効とされていなければ)、ユーザに促す。
上述のように、アイテムの各々の前のコンフィギュレーションを表わすデータは、それに割り当てられたバージョンを反映するデータとともに、バージョン制御データベース102に格納される。前記バージョンは、数字によって識別されることが好ましいが、その他の任意の方法で示されることが可能である。バージョン番号に関連付けられた各々の前のコンフィギュレーション有することは、前記プロセスがランタイム環境であるときと同様に、バージョン制御データベース102の内容の解析の間、ユーザを補助することが可能である。このために、アイテムがプロセス・コントローラ12及び/又はバッチ・エグゼクティブ・ルーチンにダウンロードされるときに、前記アイテムのバージョン番号又は識別子が、アイテム・パラメータとして含まれていることが好ましい。(前記バッチ・エグゼクティブ・ルーチンは、バッチ・プロセスの実行を管理し、これに接続するプロセス・コントローラ12を監視するためにホスト・ワークステーション14上に常駐する。)換言すれば、プロセス制御システム10がプロセスを実行する準備をしているときにホスト・ワークステーション14からダウンロードされるデータは、ダウンロード操作に関係しているコンフィギュレーション・データベース100における或るアイテムのためのデータ(即ち、各モジュール,フェーズ,手続き的な要素等)を識別するバージョンを含んでいる。それから、前記バージョン情報は、ランタイム環境において、前記プロセス・コントローラ12及び/又はバッチ・エグゼクティブ・ルーチンを通じてプロセス・オペレータによって利用可能である。前記バージョン情報についての知識は、コンフィギュレーション・アプリケーション96内で作業しているプロセス・オペレータとプロセス設計者との間の通信を補助することが可能である。
アイテムをプロセス・コントローラ12にダウンロードすること、又はランタイム環境一般は、ダウンロード手順を通じてユーザを案内するユーザ・インタフェース94のためのコンフィギュレーション・アプリケーション96によって生成された一又は複数のダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を含むことを注記しておく。これらのダイアログ・ウィンドウは、上記VCATシステム98がそれに統合されないとき、コンフィギュレーション・アプリケーション96によって生成された同一のウィンドウに対応することが可能である。しかし、上記VCATシステム98は、ダウンロードされるべき全てのアイテムがダウンロード手順を進めされる前にチェックアウトされていないことを確かめることが可能である。もし何れかのアイテムがチェックアウトされた場合、上記VCATシステム98は、ユーザに状況を警告し、且つチェックアウトされたアイテムを識別するための一又は複数のエラー・ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を生成することが可能である。このようなエラー・ダイアログ・ウィンドウは、前記ダイアログ・ウィンドウにおいて識別された一又は複数のチェックアウトされたアイテムのチェックイン手順を開始させるように案内するために、その中にボタンを設けることによってチェックイン手順を容易にすることが可能である。
さて、図10を参照して、バージョン識別情報は、本願発明の1つの実施形態に係る上記VCATシステム98によって生成されたバージョン監査証跡レポート(以下、単に「監査証跡レポート」と称す)を通じてプロセス設計者が利用可能なようになされることが可能である。一般に、前記プロセス・コンフィギュレーションへの各変更又は修正は、前記プロセスに関連付けられた特定のバージョンとしてバージョン制御データベース102に記録される。前記バージョン及び前記変更の要旨を示すデータは、チェックインの日付及び時間,並びに前記アイテムにチェックインしたユーザ,及び前記変更の理由を表わすデータとリンクされることが可能ある。上記VCATシステム98は、また、チェックアウトの日付及び時間を表わすデータとともに、前記アイテムをチェックアウトしているユーザのアイデンティティーも格納することが可能であることを注記しておく。
前記監査証跡レポートは、ユーザ・インタフェース94に対して上記VCATシステム98によって生成された監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140を介してユーザに提供されることが可能である。詳述すれば、「履歴表示」タスクは、ユーザがコンフィギュレーション・アプリケーション96のうちの1つ内にある間、例えば、状況メニュー116を含む上述のテクニックのうちの1つを使用することによって前記ユーザによって開始されることが可能である。履歴の監査証跡は、その他の任意の提示装置(例えば、プリンタ)介してユーザに提供されることも可能であり、又は、例えば、監査証跡を表わすデータがネットワーク上を電気的に伝送されるように、前記レポートの電子版として具現化されること可能である。
前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、バージョン番号,チェックアウトに関連付けられたユーザ名,チェックインの日付及び時間,並びに変更又は動作についての記述に関するバージョン情報を提示するための複数のフィールド名を識別するヘッダ144を有するテーブル部142を備えている。前記バージョン情報は、図10に示す前記フィールド名の下方に行(又はレコード)として提示されている。各レコードは、ポインタを介して選択可能であり、様々な操作を開始することができる。前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウに関連して、上記VCATシステム98によって提供される機能性は、下記の表3に要約してある。
Figure 2013008375
表3に記述したように、ユーザは、そのバージョンに対応するテーブル部142の行を選択し、それから、表示ボタン143を選択することによって、前記アイテムのバージョンの詳細を見ることが可能である。それから、前記バージョン制御データベース102に格納されたデータは、アイテムの性質に基づいて、テキスト形式又はグラフィカル形式の何れか又は両方で前記アイテムの選択されたバージョンのコンフィギュレーション情報を提示すべくアクセスされる。或るアイテムは、例えば、テキストでのみ構成されることがあり得、従って、グラフィカル形式で見られることがないかも知れない。例えば、ワークステーション又はI/Oデバイスのようなバージョナブル・アイテムは、変更されることができるパラメータのみを含んでいる。前記パラメータは、テキストで記述され、従って、このようなアイテムにはグラフィカル形式の表示は利用できない。しかし、或るアイテムは、グラフィカル形式及びテキスト形式で見られることがあり得、アイテム(例えば、モジュール,複合機能ブロック,又は一連のフローチャート・アルゴリズムに基づいたその他のアイテム)を一般に有することが可能である。そのような場合に、ユーザは、前記フォーマット(形式)のうちの1つを選択することを促され得、又は、これに代えて、両方のフォーマットが提示されることがあり得る。
テキスト形式で示されるアイテムの一例は、図11に示されており、これはユーザ・インタフェース94のために上記VCATシステム98によって生成された画面表示である。該画面表示は、アイテムに関連付けられたテキスト形式の情報のためのフレーム148を有するテキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146を備える。該テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146は、ユーザに、以下に説明する幾つかの表示オプション又は操作を提供する。
図12は、グラフィカル形式で示されるアイテムの画面表示の一例である。テキスト形式用の画面表示のように、グラフィカル形式は、アイテムに関連付けられたグラフィカル形式の情報のためのフレーム152を有するグラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ150を通じて提示される。
図11及び表3に戻って、ユーザは、また、前記要求されたバージョンを強調表示させた後に、詳細ボタン154を選択することによって、特定のバージョンのために、チェックインの時点で記録される如何なるコメントも解析することが可能である。前記コメントは、チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124を通じて、好ましくは格納される。しかし、その他の方法は、特定のバージョンとともにコメントを表わすデータを関連付けるために利用されることがあり得る。前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、さらに、ユーザに、ポインタ(又はその他の選択機構)を使用することによって、アイテムの2つのバージョンをテーブル部142に対応する2つの記録を強調表示させるように選択させる。2つの記録を強調表示させることは、ユーザに、違いボタン156を選択することによって違い操作を開始させることを可能にし、それによって、上記VCATシステム98に、ユーザが前記2つのバージョンを比較することができるようにするフォーマットで、アイテムの各々の選択されたバージョンのためにコンフィギュレーション情報を提供する違いウィンドウ・ダイアログを生成させる。前記違い操作については、以下に更に詳細に説明する。単一の記録がハイライトされた場合、及び違いボタン156が選択された場合には、上記VCATシステム98は、前記選択されたバージョンが、コンフィギュレーション・データベース100に格納されたアイテムの現在のバージョンと比較されるように、前記違いウィンドウを生成する。
前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、通常、ユーザが、アイテムのコンフィギュレーションの前のバージョンのうちの1つを実行することも可能にする。詳述すれば、上記VCATシステム98は、前記選択されたアイテムに関連付けられたコンフィギュレーション・データベース100に格納されたデータを変更するために、前のコンフィギュレーション・バージョンを表わすデータを取り出すべくバージョン制御データベース102にアクセスするルーチンを開始することを、ユーザによって指示されることが可能である。それから、コンフィギュレーション・データベース100の変更は、コンフィギュレーション・データベース100にデータをバージョン制御データベース102からインポートすることによって発生することがあり得る。アイテムの前のコンフィギュレーション・バージョンに、及び1つの実施形態に従って、この「ロールバック」を実行するために、監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、テーブル部142での記録が一旦選択されてから、ユーザによって選択されることがあり得るロールバック・ボタン158を有している。
1つの実施形態において、上記VCATシステム98は、ランタイム環境での使用のためにプロセス・コントローラ12にダウンロードされたコンフィギュレーションに、ロールバックするためのオプションをユーザに提供する。このようなロールバック操作は、ドロップダウン又は状況メニューから「ダウンロードを回復」の如きタスク・アイテムの選択によって開始されることが可能であり、ダウンロードされたそれらのバージョンをリスト化するだけである特別の監査証跡ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)の、上記VCATシステム98による生成を含む。以下に更に詳細に説明するように、バージョン制御データベース102は、どのバージョンがランタイム環境での使用ためにダウンロードされたかを示すデータを有することが好ましい。それから、バージョンは、ユーザによって選択されることがあり得る。そして、そのどちらかのコンフィギュレーション情報が、上記VCATシステム98によってバージョン制御データベース102から取り出され、最新のコンフィギュレーション・バージョンとして格納される。
上記VCATシステム98は、コンフィギュレーション・データのインポート操作がコンフィギュレーション階層内のその他のアイテム及び該アイテムに依存するプロセスについてチェックすることに成功したか否かを判定することが好ましい。例えば、モジュールのコンフィギュレーション・バージョンが回復しているとき、該コンフィギュレーション・バージョンは、或る下位アイテム(例えば、複合機能)ブロックが存在することを要求することがあり得る。それから、前記モジュールは、前記ロールバック操作の成功がその下位アイテムの継続的な存在に依存する観点において「依存性」を有すると言える。モジュールは、依存性(例えば、埋め込まれた機能ブロック,結合された機能ブロック,エミュレーション・セット,アラームの種類,その他のモジュール,プラント・エリア,及びコントローラ)の多数の異なる種類を有することが可能である。従って、1つの実施形態において、上記VCATシステム98は、任意のバージョナブル・アイテムが削除されているかを判定するために、ロールバックの対象となっているアイテムの各々の下位アイテムをチェックする。
好ましい実施形態において、前記コンフィギュレーション・データベースにインポートされたデータは、アイテムの最新のコンフィギュレーション・バージョンとともに、バージョン制御データベース102にチェックインされる。該チェックインは、コンフィギュレーション・データベース100の変更と並行して発生し、ユーザがアイテムの前のコンフィギュレーション・バージョンへ戻ったことを示すコメントを表わすデータのストレージを含むことが好ましい。これに代えて、上記VCATシステム98は、カスタマイズされたコメントを入力する、デフォルトのコメント入力する、又は全くコメントを入力しないオプションをユーザに提供すべく、ダイアログ・ウィンドウを生成することが可能である。前記ロールバック・タスクが開始される前にアイテムがチェックされた場合には、上記VCATシステム98は、前記ロールバック・タスクが完了された後でアイテムをチェックアウトし続ける。
最後に、監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140を閉じて、その前の状態にユーザ・インタフェース94を戻すためのボタン160を有している。
図10に示すように、前記監査証跡レポートにおいて記録される動作(チェックイン操作以外)のうちの1つは、プロセス・コンフィギュレーション全体にラベルを設定する操作である。さて、図13を参照して、ユーザは、例えば、コンフィギュレーション・アプリケーションを使用して設計されたモジュールのうちの1つ内のバージョナブル・アイテムを選択することによって、上記VCATシステム98によって生成されたドロップダウン又は状況メニューの何れかを介してラベルセット・タスクを選択することによって、ラベルセット操作を開始することが可能である。これに応じて、上記VCATシステム98は、ラベル・フィールド164及びコメント・フィールド166を有するラベルセット・ダイアログ・ウィンドウ162を生成する。それから、バージョン制御データベース102における前記選択されたアイテム(及び下位アイテム)に適用するラベルの入力を、ユーザに促す。それから、バージョン制御データベース102に格納された各アイテムの最新のコンフィギュレーション・バージョンには、ユーザが入力したラベルが割り当てられる。また、バージョン制御データベース102に格納された監査証跡データは、前記ラベルの割り当てを反映すべく更新されるが、最新のコンフィギュレーション・バージョンに適用されることが好ましい。詳述すれば、監査証跡のコンフィギュレーション履歴データ内のバージョン動作は、前記バージョンが入力された名前を有する新しく割り当てられたラベルに対応するように反映し、これに関連付けられた詳細は、ラベルセット・ダイアログ・ウィンドウ162のコメント・フィールド166にユーザによって入力された情報に対応する。
ラベルをセットすることは、様々なアイテムのコンフィギュレーション・バージョンがプロセスでの実施のためにプロセス・コントローラ12にダウンロードされた場合、プロセス設計者が「コントローラ1にダウンロードされた」の如きラベルによって手動で注記することを可能とするように、プロセス設計者にとっては利点がある。しかし、上記VCATシステム98は、前記ランタイム・デバイスにダウンロードされているように、コンフィギュレーション・バージョンにフラッグを立てるべく、各々のダウンロードされたアイテムに対してラベルを自動的に割り当てることが好ましい。ダウンロードの日付及び時間、並びに並列ダウンロードされたアイテムのような更なる情報を表わすデータを、前記ラベルに関連して格納することも可能である。
従って、上記VCATシステム98は、プロセス全体又はその幾つかの部分のコンフィギュレーションを、バージョン制御データベース102において影響を受けたアイテムの各々に対して上述の手順でセットされたラベルに関連付けられたバージョンに回復する機能を提供することが可能である。1つの実施形態において、この機能は、コンフィギュレーション・アプリケーション96を使用して展開されたコンフィギュレーション階層におけるルート(又は最上位層の)アイテムのみに適用される。このような事例においては、「ラベルにシステムを回復する」タスクは、ユーザが、ルート・アイテムを選択し、ドロップダウン・メニュー又は図7に示されたメニューと同様の状況メニューから適切なタスク・アイテムを選択しようとするときに、開始され得る。或るラベルに前記システムを回復する意図をユーザに確認するために、上記VCATシステム98が、警告ダイアログ(図示せず)を生成することも可能である。それから、「ラベルにシステムを回復する」タスクが望ましいとユーザが示した場合には、当該システムが回復された前記ラベルの名前をユーザに促すことも可能である。これに代えて、上記VCATシステム98は、前記システムを、バージョン制御データベース102にセットされた最後のラベルへ自動的に回復することも可能である。何れにしても、システムをラベルに回復するタスクを一旦実行すると、上記VCATシステム98は、各アイテムに対するラベルに関連付けられたコンフィギュレーション・バージョンを表わすデータを取り出すべく、バージョン制御データベース102にアクセスし、取り出したデータをコンフィギュレーション・データベース100にインポートする。それから、上記VCATシステム98は、各アイテムに対する新しいコンフィギュレーション・バージョンを示すデータを、前記ラベルへの復元を反映するそれに関連付けられたデータとともに格納することによって、復元を反映すべく、バージョン制御データベース102を変更する。1つの実施形態において、このデータは、前記ラベルへの復元を示すコメントを表わすデータを格納することによって、コンフィギュレーション・バージョンに関連付けることが可能である。
1つの実施形態によれば、上記VCATシステム98は、コンフィギュレーション・データベース100から削除又は除去されたアイテムを表わすデータを、バージョン制御データベース102に依然として格納することが好ましい。このような場合には、バージョン制御データベース102は、前記削除されたアイテムを利用してプロセス・コンフィギュレーションに回復することをユーザが決めることに依存する。さて、図14を参照して、上記VCATシステム98は、ユーザに、コンフィギュレーション・データベース100から削除されているアイテムを除去できるようにすることも可能である。そのために、上記VCATシステム98は、このような削除されたアイテムのリストを有する回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168を生成する。該回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168は、ドロップダウン又は状況メニューにおける回復/除去タスク・アイテムの選択に基づいて生成されることも可能である。このようなタスク・アイテムは、コンフィギュレーション・アプリケーション96でのアイテムの選択の後で、使用可能又はユーザが利用できるようにすることも可能である。前記選択されたアイテムがコンフィギュレーション・データベース100から削除された一又は複数の下位アイテムを有する場合には、ユーザは、前記削除されたアイテムの一又は複数を表わすデータをコンフィギュレーション・データベース100に追加すべく、回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168を介して回復操作を開始することが可能である。
前記回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168は、前記ユーザによって選択されているリストにおける一又は複数の削除されたアイテムを元に戻すための回復ボタン170を有している。削除されたアイテムを回復するときに、上記VCATシステム98は、前記削除されたアイテムの最新のコンフィギュレーション・バージョンを取り出すべく、バージョン制御データベース102にアクセスし、それから、これに関連付けられたデータをコンフィギュレーション・データベース100にインポートすることが可能である。これに代えて、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102に格納されている複数のバージョンの程度、以前のコンフィギュレーション・バージョンの選択をユーザに促すことも可能である。
一方、回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168において提供される除去ボタン172の選択は、バージョン制御データベース102から前記アイテムに関連付けられた任意のデータを除去する結果となる。前記回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168に関する更なる詳細は、下記の表4で提供される。
Figure 2013008375
本願発明の1つの実施形態によれば、上記VCATシステム98は、コンフィギュレーション・アプリケーション96によって生成されず、展開されず、又は管理されないアイテムに対するバージョン制御及び監査証跡の機能性をサポートする。例えば、ユーザは、特定のアイテムの機能性を記述する文書処理プログラムで文書を生成することが可能である。コンフィギュレーション、即ち記述が変更されるときに、前記文書の如何なる編集であっても格納及び追跡することが望ましい。このために、Explorerシステムによってユーザ・インタフェース94に生成されたメイン制御ウィンドウ80は、新しいバージョン制御アイテムを指定すべく利用される。詳述すれば、第1のユーザは、「ユーザの作業領域」オブジェクト(例えば、Explorerシステムにおけるオブジェクト)を拡張する。それから、階層フレーム82内で新しいフォルダを生成するように案内されたタスク・アイテムは、ユーザによって選択され、新しいフォルダが、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って生成されて名前を付けられる。同様に、新しいアイテムを生成するように導かれたタスク・アイテムが選択され、それから、ユーザは、最近生成されたフォルダ内に新しいアイテムとして挿入するための文書又はファイルに対してブラウズする機会を提供される。前記文書又はファイルは、前記フォルダに一旦挿入されると、バージョン及びバージョンに関連する情報が格納され得る別のアイテムとしてバージョン制御データベース102に追加される。その後、前記ファイル又は文書のバージョンの何れかが、ドロップダウン又は状況メニューを介してユーザが利用可能なようになしてある入手タスク・アイテムを使用してバージョン制御データベース102から取り出されることが可能である。前記入手タスクは、取り出されたファイル(例えば、フレキシブル・ディスク)のための所望するストレージ位置を促すダイアログ・ウィンドウ(図示せず)をユーザに提供する。それから、前記ファイル又は文書(例えば、文書処理アプリケーション)を生成するために利用されるネイティブ・アプリケーションが、前記所望するストレージ位置から前記ファイル又は文書にアクセスすべく使用され得る。
さて、図15を参照して、上記VCATシステム98は、ユーザ・インタフェース94を介してユーザにバージョン制御フィードバック情報の表示のためのメッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174を生成することが好ましい。該メッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174は、各バージョン制御操作のテキスト形式の説明を、それが発生する際に、文書化のテキスト・ボックス176を有している。通常、メッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174は、クリア・ボタン178がユーザによって最後に選択された時点から発生した操作の履歴に亘って、ユーザがスクロールできるようにしてある。また、中止ボタン180は、次の機会にユーザがバージョン制御操作を中止することができるように設けられている。例えば、ユーザがロールバック操作を開始した場合、上記VCATシステム98による操作の実行は、例えば、該操作の実行が既に完了されていない限り、前記中止ボタン180の選択をもって停止されることが可能である。前記メッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174は、バージョン制御操作が或る時間発生しなかった場合、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って自動的に最小化することが可能である。それから、前記メッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174は、次のバージョン制御操作の開始の際に、ユーザ・インタフェース94上に自動的に再表示される。
さて、図11に基づいて、上記VCATシステム98がテキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146を介してアイテムのコンフィギュレーションのテキスト形式の表示が、ユーザに提供される方法を説明する。上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102における各アイテムのコンフィギュレーション情報をテキスト形式で表示することができるが、これは必須ではない。上述したように、或るアイテムは、その性質上、グラフィカル形式で表示されることもあり得るコンフィギュレーション情報を有することも可能である。
なお、或るアイテムのためのコンフィギュレーション情報が記述される前記フォーマットは、本願発明の実施には無関係である。しかし、上記VCATシステム98は、アイテムの1つのコンフィギュレーション・バージョン見るときと、2つのバージョンを比較するときとの両方で必要なユーザによる水平方向のスクロール量を最小化するテキスト形式のフォーマットを利用することが好ましい。さらに、キーワード及びラベルがオブジェクトの種類及びプロパティの如き属性を確認すべく利用することが好ましい。アイテムの種類を識別するラベルが利用され得る例としては、「パラメータ(PARAMETER)」,「機能ブロック(FUNCTION BLOCK)」,及び「コントローラ(CONTROLLER)」が含まれる。プロパティ・ラベルの例としては、「名前(NAME)」及び「説明(DESCRIPTION)」がある。それから、前記キーワード及びラベルは、適当な言語に翻訳され得る。例えば、日本語バージョンのユーザ・インタフェース94では、日本語でキーワードを表示する。前記言語における条件付きの及びその他の論理的な記述を、テキスト形式での表示用に、読み易いフォーマットに変換することも可能である。
1つの実施形態において、各アイテムのためのテキスト形式のフォーマットは、開始(BEGIN)及び終了(END)の如き区切り言語を含んでいる。例えば、図11に示すように、或るモジュールのコンフィギュレーションのバージョン番号「13」は、以下の「BEGIN」及び「END」によって区切られるパラメータを有している。
BEGIN Parameter "ABS PRESS CF"
END Parameter "ABS PRESS CF"
別の実施形態において、前記アイテムの名前は、以下の例の如きラベルに関して識別されないかも知れない。
BEGIN FUNCTION BLOCK
NAME = "AI1"
DEFINITION = "AI"
DESCRIPTION = "Analog Input"
LEFT = 200
TOP = 200
HEIGHT = 125
WIDTH = 400
END FUNCTION BLOCK
前記テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146は、検索ボタン200、下方へ検索ボタン202,及び上方へ検索ボタン204を有している。該ボタン200,202,及び204は、一般に、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従ってポインタ等によりそこで選択された文字列に基づいて、フレーム148内に記述されているテキスト形式の情報までユーザを案内する。このために、前記検索ボタン200を選択することによって検索操作を開始することは、上記VCATシステム98に、前記フレーム148でのユーザの案内を容易にする検索ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)生成させ得る。それから、或る文字列は、フィールドに入力され得るが、この文字列の第1の例が、例えば、前記検索ダイアログ・ウィンドウにおける「OK」ボタン(図示せず)を選択することによって検索されることが可能である。その後、ユーザは、前記ボタン202,204を、下方又は上方の何れかへそれぞれ前記文字列を検索すべく使用することが可能である。テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146を介して提供されるこれらの操作及びその他に関する更なる情報について、下記の表5で説明する。
Figure 2013008375
この時点で、テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146において記述されたテキスト形式の情報がバージョン制御データベース102に格納されたそれを表わすデータから上記VCATシステム98によって生成される方法をより詳細に記述することは、有益である。前記バージョン制御データが格納される方法が本願発明の或る観点の実施に重大でないことは、まず理解されるべきである。しかし、本願発明の1つの実施形態において、前記バージョン制御データは、ファイル型のフォーマットでバージョン制御データベース102に格納されることが好ましい。その他の実施形態においては、前記バージョン制御データベースがオブジェクト指向データベースを備えるように、前記データは、オブジェクト指向的に格納される。
前記バージョン制御データベース102は、本願出願人であるフィッシャー・ローズマウント・システムズ社から入手可能な前記DeltaV(商標)データベース管理アプリケーションを使用して好ましくは管理され、データベース100,102の両方を取り扱うために必要な範囲で変更される。これに代えて、Microsoft社のSQL Server(登録商標)Enterprise Managerをこの目的に利用することも可能である。
コンフィギュレーション・バージョンを表わすテキスト形式の情報を生成するために、上記VCATシステム98は、テキスト形式又はグラフィカル形式のフォーマットの何れかに変換することができる方法で、妥当なデータをエクスポートすべくバージョン制御データベース102に主としてアクセスするルーチンを実行する。このために、チェックイン操作の間、上記VCATシステム98は、XML(拡張可能なマークアップ言語)の如きマークアップ言語に従ってファイルにおけるバージョン制御データを表わすテキスト型の表示を格納する。この時点で生成された前記XML文書に含まれるテキストを、バージョン制御データベース102に格納される単一の文字列に順番に並べることも可能である。詳述すれば、1つの実施形態において、各バージョナブル・アイテムは、各コンフィギュレーション・バージョンに対応するデータベースのレコードを有することが可能である。その事例において、各コンフィギュレーション・バージョンのレコードは、該コンフィギュレーション・バージョンに関連付けられたバージョン制御データを表す、それに格納されたXMLテキストの単一の文字列を有することに供するフィールドを備えている。これらのコンフィギュレーション・バージョンのレコードは、バージョン制御データベース102(この場合、リレーショナル・データベース)において、複数のテーブルのうちの1つのテーブルを構成することが好ましい。前記リレーショナル・データベースは、以下のものを格納するように案内するその他のテーブルを有することが可能である。(1)各バージョナブル・アイテムが削除されたかどうか、現在のバージョンの識別子、前記アイテムが現在チェックアウトされているどうか、及びもし該当するならば、どこへ、(2)各バージョナブル・アイテムのための監査証跡情報など。
好ましい実施形態において、或るアイテムのコンフィギュレーションを完全に規定するために必要なコンフィギュレーション・データの全ては、各バージョンに対して別々に格納される。これに代えて、前記コンフィギュレーション・データは、バージョンの違いを規定するのみである方法で格納され得、その場合には、複数のデータベース・フィールドに関連付けられたデータは、特定のバージョンに対するXML文書を展開すべくアクセスされなければならない。
従って、バージョン制御データベース102に後でアクセスするときに、簡単に操作することができ、また、解析することができる構造を持つ方法で、前記バージョン制御データが記述される。図11の例で示されるコンフィギュレーション情報を展開するために、上記VCATシステム98は、読み易いテキスト形式で前記コンフィギュレーション情報を提供すべく、前記バージョン制御データのXML表示を変換する。XML形式化されたデータが処理される方法は、当業者には容易に理解されるべきであるが、次に更に詳細に記述される。
本願の出願時の段階で、XMLは、当業者には周知のマークアップ言語であり、ワールドワイド・ウェブ・コンソーシム(www.w3.org)によってXML1.0として標準化中である。その他のデータ方式が利用され得る一方で、多数のマークアップ言語の何れか1つの使用によって、前記アイテムのコンフィギュレーションのテキスト形式及びグラフィカル形式の表示の生成を容易にすることが好ましい。
一般的に言って、XMLで記述される文書は、単一のルート(又は文書)要素から始まるノードと同様に、宣言,コメント,及び処理命令からなる論理的な構造を有する。例えば、バージョナブル・アイテムは、制御方法の一部を表すために、最初の又はルート「モジュール」要素を有することが可能である。このモジュール要素は、名前(NAME)と呼ばれる属性ノードを含むことがあり得、前記モジュールの名前を含むテキスト・ノードを有する。加えて、前記モジュールに、該モジュールを記述するための要素ノードを含ませることも可能である。このような要素は、例えば、「アルゴリズムの種類(ALGORITHM TYPE」,「説明(DESCRIPTION)」,「実行速度(EXECUTION SPEED)」,及び「モジュールの種類(MODULE TYPE)」を含むことが可能である。これらの要素の各々は、前記コンフィギュレーションのその特定の一部を代表する値を保持するテキスト形式のノードを有することが可能である。前記モジュール要素ノードは、追加の要素を含む要素ノードを更に有することが可能であり、従って階層を生成する。例えば、モジュールは、「ステップ(STEP)」を含むことが可能であり、該ステップは、一又は複数の「動作(ACTION)要素」を有することが可能である。該動作要素は、順番に、「名前(NAME)」,「説明(DESCRIPTION)」,「動作の種類(ACTION TYPE)」等の如き要素を含んでいる。
このように、前記XMLフォーマットは、HTML文書にあるものと同様のタグを補助として用いてバージョン制御データを記述する。しかし、XML文書において、前記タグは、上述したように、格納されているデータの種類にカスタマイズされることが可能である。例えば、テキスト形式の表現が上述の如くに提供された機能ブロックは、XMLフォーマットで下記の如く記述される。
<Function Block>
<Name>AI1</Name>
<Name>AI1</Name>
<Definition>AI</Definition>
<Description>Analog Input</Description>
<Left>200</Left>
<Top>200 Top>
<Height>l25</Height>
<Width>400</Width>
</Function Block>
XML文書に格納されたデータは、前記バージョン制御データに関連付けられた複数のノードを有するデータ・ツリー構造を作成すべく前記文書を解析するために提供されるオブジェクト・モデルに従ってアクセスされる。本願発明の実施には、XMLに適用される際に、文書オブジェクト・モデルの如き幾つかの異なるオブジェクト・モデルの何れかを利用することが可能である。
このように、ユーザ・インタフェース94を介してテキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146で提供されるテキスト形式の情報は、コンフィギュレーション・バージョンに対する上述のオブジェクト・ノードを生成すべく、データベース・フィールドにXMLテキストをロードすることによって生成される。それから、前記文書オブジェクト・モデルは、コンフィギュレーション情報を引き出す目的から、また、選択されたバージョン及びアイテムに対して図11に示されたテキスト形式のフォーマットを生成する目的から、前記オブジェクト・ノードによって確立されたデータ構造をトラバース(traverse)すべく使用されることが可能である。
図12のグラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ150は、上述のXML型のルーチンからも生成される。当業者には容易に理解されるように、前記テキスト形式の情報を生成するために利用される同一のXML文書は、グラフィカル形式の表現をサポートすることが可能であり、或るオブジェクトがどの様に表示されるかについての知識とともに、前記ツリー構造における必要なオブジェクトを与えられる。限られた数の利用可能なオブジェクトの種類とともに、このような知識は、上記VCATシステム98によって提供される。例えば、或るアイテムが機能ブロックであることを前記XML文書が示すときに、上記VCATシステム98は、包括的に描写してある機能ブロックのルーチンを開始することが可能であり、そのようにする際に、その他のパラメータに従って機能ブロックを描くために、前記XML文書において提供されるデータを再び参照することが可能である。
全てのアイテムがグラフィカル形式で表示されることがあり得るというわけでないと理解されるべきである。しかし、グラフィカル形式で表示され得るアイテムは、機能ブロック又は一連のフローチャート・アルゴリズムによって一般に規定されるものを含むが、これに限定するものではない。
前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140におけるコンフィギュレーション・バージョンのユーザの選択から生じるグラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ150は、前記コンフィギュレーションの閲覧を容易にするためにユーザに様々なオプションを提供する。詳述すれば、前記表示ダイアログ・ウィンドウ150は、上述の方法に従ってテキスト形式でフレーム152において表示されるコンフィギュレーション情報をユーザに表示させるテキスト表示ボタン206を有している。該テキスト表示ボタン206は、また、フレーム152において表示される特定の下位アイテムに案内するようにすることも可能である。詳述すれば、ユーザは、下位アイテムを選択した後で、テキスト形式で下位アイテムのコンフィギュレーション情報を見るために前記テキスト表示ボタン206を選択することが可能である。これに代えて、前記下位アイテムは、選択されるべきアイテムとして、テキスト表示のタスクを提供する状況メニュー207を生成すべく、右クリック等を使用して選択されることが可能である。
前記表示ダイアログ・ウィンドウ150は、親表示ボタン208及び掘り下げボタン210を更に有している。該掘り下げボタン210は、グラフィカル形式で元々選択されたアイテムの下位アイテムに対して、コンフィギュレーション情報を(可能な範囲で)表示するためのオプションをユーザに提供する。前記フレーム152において一旦表示されたアイテム(例えば、複合機能ブロック212)がユーザによって選択された場合には、ユーザがポインタ等を用いて前記掘り下げボタン210を選択することを可能とする。それから、該ボタン210は、関連するグラフィカル形式のコンフィギュレーション情報を表示するために、前記下位アイテムに「掘り下げ」ていくために選択されることが可能である。前記掘り下げタスクは、状況メニュー207を使用して開始されることも可能である。
前記親表示ボタン208は、下位アイテムの表示を削除することによって、前記親アイテムのグラフィカル形式の表示に戻るためのオプションをユーザに提供する。これに代えて、親表示操作が上記VCATシステム98に、前記下位アイテムに関連付けられた前記ダイアログ・ウィンドウを閉じさせ、それによって、前記親アイテムのグラフィカル形式の表示に戻らせるように、前記下位アイテムは、個別のダイアログ・ウィンドウにおいて表示されることが可能である。
その他の実施形態において、グラフィカル形式の表示が下位アイテムに利用可能でない場合(例えば、それが複合機能ブロック又はモジュールを構成しない場合)には、テキスト表示ダイアログ・ウィンドウが生成される。グラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ内で下位アイテムに掘り下げていく行為が、最終的にテキスト表示ダイアログ・ウィンドウという結果となると理解される。
バージョン制御データベース102及びユーザ・インタフェース94の生成の間の中間物としての高速に(on-the-fly)生成されたXML文書を利用することは、コンフィギュレーション情報の提示への効率的な且つ柔軟な手引きを提供するものと理解される。しかし、より重大なのは、各コンフィギュレーション・バージョンに対してXML文書を生成することが、選択されたアイテムの2つのバージョンの高速な且つ効果的な比較も提供することにある。
或るアイテムのバージョンを比較することは、何がバージョン間の「違い」と共通に称されるかを判定するためにバージョン制御の一般的な状況に対して有用である。以上に説明したプロセス制御システム10に関しては、テキスト形式及びグラフィカル形式の両方で、或るアイテムの2つのバージョンの違いを表示するために有益である。好ましい実施形態において、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102に格納されたデータの上述したXML形式の処理を使用して、2つのバージョン間の違いについてテキスト形式及びグラフィカル形式の表示の両方のための違いダイアログ・ウィンドウを生成する。XML文書のツリー構造が前記オブジェクト・モデルに従って容易に解析されるので、或るアイテムの2つのバージョンは、対応する2つのXML文書を解析し、解析されたデータをオブジェクト単位で比較することによって、簡単に比較されることが可能である。
さて、図16参照して、テキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウ220は、第1のコンフィギュレーション・バージョン及び第2のコンフィギュレーション・バージョンに対するコンフィギュレーション情報を表示するための第1のフレーム222及び第2のフレーム224をそれぞれ有する。各フレーム222,224において表示されたテキスト形式の情報の水平方向及び垂直方向の両方へのスクロールは、公知のウィンドウズ(登録商標)手法を使用して提供される。前記第1のフレーム222は、古いバージョン(例えば、バージョン番号「13」)のコンフィギュレーション情報を記述することが可能である一方、前記第2のフレームは、新しいバージョン(例えば、バージョン番号「14」)のコンフィギュレーション情報を記述することが可能である。しかし、如何なる2つのバージョンも上記VCATシステム98によって比較され得る限り、前記バージョンが連続的に番号付けされる必要がないことを注記しておく。前記古いバージョンにあって、前記第1のフレーム222は、前記コンフィギュレーションのチェックアウト/チェックインの変更の結果として削除されたテキストの一又は複数の行を有することが可能である。このような削除された行に関連付けられたテキストは、残りのテキストに対して、異なる色(例えば、青),フォント,又はスタイルで示されることが好ましい。青色のテキストが、例えば、削除された行を表示するものであることを示すために、ボタン226が「削除された行」という青色のテキストを有することが可能である。同様に、前記フレーム224は、前記アイテムのコンフィギュレーションへの変更の結果として挿入された一又は複数の行のテキストを有することが可能である。テキストのこのような行は、例えば、「挿入されたテキスト」という緑色のテキストを有するボタン228とともに、緑色で記述されることが可能である。最後に、テキストの一又は複数の行の内容が、バージョン間で変更されていることがあり得る(但し、全体的に削除されるというわけではない)。このような行は、「変更された行」という赤色のテキストを有するボタン230とともに、前記フレーム222,224の両方において赤色で記述されることが可能である。任意の色又はスタイルの方式が、前述された差の種類を異ならせるために、また、変更されたテキストを両方のバージョンに共通のテキストから分離するために、利用され得ると理解される。
前記テキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウ220は、テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146に関連して上述した同一の案内機能を提供する、検索ボタン232,下方へ検索ボタン234,上方へ検索ボタン236,下へボタン238,及び上へボタン240を有している。これらの案内ツールは、ユーザによって開始される如何なる垂直方向へのスクロール操作も両方のフレームをスクロールする結果となるように、フレーム222,224の両方に適用されていることが好ましい。その他の実施形態において、これらの案内ツールは、(ウィンドウ環境におけるその他の標準的なスクロール手法と同様に)例えば、ユーザによってどのフレームが選択されているかに基づいて、前記フレーム222,224のうちの1つに適用されることが可能である。
比較されているバージョンのためのテキスト形式の情報は、隣り合わせで記述される必要はない。例えば、テキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウは、単一のフレームを代わりに有することが可能であり、共通のテキスト,変更されたテキスト,挿入された行,及び削除された行が、同様の色又はスタイルの方式を通じて表示及び区別される。前記2つのバージョンの違いは、赤線,下線,区切り記号等を使用してその状況によって示されることも可能である。
図17は、グラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウ250を示している。該グラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウ250は、前記グラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ150と同様の単一のフレーム・ウィンドウに基づいたものであるが、代わりに、バージョンを並列にすべく2つのフレームを隣り合わせにしたウィンドウを使用することが可能である。共通のオブジェクト,削除されたオブジェクト,追加されたオブジェクト,及び変更されたオブジェクトの間の違いを区別するために、色方式を再び採用することが可能である。色は、背景色,境界,マッチング,アウトライン等として前記オブジェクトに適用されることが可能である。ボタン252,254,及び256は、テキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウ220に関連して上述したような同一の方法における色方式を基調として記述される。例えば、ステップ・アイテムS1及び移行アイテムT1は、該アイテムが変更されていることを示すために色付きの境界(例えば、赤)で示される。更なるステップ・アイテムS2及び更なる移行アイテムT2は、該アイテムが削除又は除去されていることを示すために異なる色付きの境界(例えば、青)で示される。
前記色方式が、また、前記アイテムを相互接続する線にも適用され得ることを注記しておく。
色付きのアウトライン又はフレームで示されたアイテムへの典型的な変更は、動作をステップに加えること、及び移行の表現を変更することを含んでいる。前記機能ブロックの実行命令への変更は、前記実行命令を表示することに供するオブジェクトの一部だけを、縁取り(アウトライニング),枠付け(フレーミング)等によって示されることが可能である。この部分は、例えば、オブジェクトの底部に位置することがあり得る。或るオブジェクトがバージョン間で名前を変更された場合に、前記オブジェクトの2つのバージョンが削除及び追加されたことを示すために、前記色方式を採用することも可能である。これに代えて、上記VCATシステム98は、表面的な変更が表示されないように、バージョン間の実質的な違いを表示するのみのオプションをユーザに提供することも可能である。
前記グラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウ250は、選択されたアイテム及び任意の下位アイテムの両方に関して、前記ボタン206と同一の機能性を提供する表示テキスト・ボタン258を有している。
或る下位アイテムが変更されているように示される場合、上記VCATシステム98は、その下位アイテムに対してテキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウ又は別のグラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウの何れかを生成するために、前記アイテムを(その適切な選択を通じて)掘り下げる機能をユーザに提供する。1つの実施形態において、掘り下げることは、グラフィカル形式のダイアログ・ウィンドウが生成され得るそれらのアイテムに利用できるだけである。しかし、一般には、どの種類のダイアログ・ウィンドウが生成されたかは、前述した如く、アイテムの種類に依存する。下位アイテムへの掘り下げは、掘り下げボタン260の選択に伴って、開始されるようにすることも可能である。前のグラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウ250への復帰は、ボタン208と同一の方法で動作する親表示ボタン262の選択によって達成されることも可能である。
除去されているアイテムが、追加されているアイテムと前記グラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウの同一位置にあるとき、前記アイテムの1つを暗く表示することも可能である。加えて、コメントが変更されるときに、古いコメントは、グラフィカル形式の表示では見えないようにする。隠されたアイテム又はコメントをユーザに見せるために、上記VCATシステム98は、どのアイテム又はコメントが(例えば、最上位に)示されているかと、どのアイテムが隠されているかと、を切り換えるメカニズム(ポインタ等を使用してメニュー・アイテム又は選択シーケンスを通じて)を提供することが可能である。
好ましい実施形態において、違い表示ダイアログ・ウィンドウを含む上述のテキスト形式及びグラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウは、テキスト形式及びグラフィカル形式の表示の間で切り換えることをユーザに許容するボタン又はタスク・アイテム・シーケンスを有している。上記VCATシステム98は、両方の形式で表示され得るアイテムに対して、ダイアログ・ウィンドウでこのような機能性を有するだけであることが好ましい。
上記VCATシステム98は、バージョン制御環境にセキュリティ・チェックを課すことがあり得ると理解される。例えば、或るレベル又は種類の認証を必要とする操作(例えば、ロールバック)にあっては、上記VCATシステム98は、前記操作を実行する前に、ユーザが前記操作を開始する許可を与えられているか否かを判定することが可能である。
新しいユーザが上記VCATシステム98に追加されるときに、上記VCATシステム98は、所望する程度の認証をユーザに提供することを選択され得る又は選択され得ない複数のVCATの操作に対応する複数のチェックボックスを有している新しいユーザ・ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を生成することが可能である。
上記VCATシステム98が、該VCATシステム98を有効又は無効にするオプションで適切な認証を有することをユーザに提供することが可能であると更に理解される。一旦無効とされた場合には、上記VCATシステム98は、前記チェックアウト/チェックイン及びその他の手順を課すことなく前記コンフィギュレーション・アプリケーション96を動作させる。再有効化されたとき、上記VCATシステム98は、現在のコンフィギュレーション・データをバージョン制御データベース102に格納される最新のコンフィギュレーション・データと比較するために、コンフィギュレーション・データベース100にアクセスする整合ルーチンを実行することが好ましい。上記VCATシステム98が無効とされている期間に、コンフィギュレーションの変更に遭遇した各アイテムに対しては、新しいコンフィギュレーション・バージョンが、追加され、コンフィギュレーション・データベース100内の現在のバージョンを表わすデータが、それに関連付けられて格納される。新しいアイテムは、必要な範囲にバージョン制御データベース102において生成されることも可能である。さらに、上記VCATシステム98が再有効化されていることを意味するために、ラベルを、バージョン制御データベース102内の全てのアイテムに割り当てることが可能である。
また、前記整合ルーチンは、何時でも実行されることが可能である。或る事例において、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102を変更するために必要な範囲に、一又は複数のチェックアウトを元に戻す操作及び/又はチェックアウト操作を開始され得ると理解されるべきである。
上記VCATシステム98は、前記Explorerシステムによって管理されるコンフィギュレーション・データベース100をバックアップ及び回復するために利用されるルーチンと同様のデータベース・バックアップ/回復ルーチンを有することが可能である。その他の共通のデータベース・ユーティリティ、例えば、バージョン制御データベース102のデータ・ストレージ構造を修復することを促す「Clean Database」ルーチンは、上記VCATシステム98の一部として含まれることも可能である。
前記ユーザ・インタフェース94は、上記VCATシステム98及びコンフィギュレーション・アプリケーション96のユーザ及びオペレータにバージョン制御情報が提供される、唯一の出力デバイスでないことが好ましい。詳述すれば、一又は複数のルーチンは、プリンタ又はその他の提示デバイスに伝えるためのレポートの生成をサポートすべく、上記VCATシステム98によって実行されることが可能である。例えば、上記VCATシステム98は、どのアイテムがチェックアウトされるか、特定のアイテムの監査証跡、特定のユーザによってチェックアウトされたアイテムか、任意の削除された(但し、除去はされていない)アイテムか、そして、バージョン制御データベース102に格納されたデータに対する日付又はその他のパラメータでのチェックアウトのリストに関連する現在のバージョン制御情報のレポートを生成するようになされたタスク・アイテムを選択する機能をユーザに提供することが可能である。このような情報は、ローカル又はリモートに位置するか否かに拘わらず如何なる提示デバイスを介して提供されることが可能であり、或るフォーマットで又は任意のプロトコルに従って伝えられることが可能である。
このようなレポートの生成を容易にするために、上記VCATシステム98は、照会システムを有することが好ましい。該照会システムは、特定のユーザによる変更又は動作、指定された時間に発生した変更又はバージョン制御イベント、指定されたバージョン又はラベル内で発生した変更又はバージョン制御イベント、そして、特定のアイテム又はアイテムの範囲に関連する変更又はバージョン制御イベントのような、任意の数の対象を指向する検索基準を指定することを一般にユーザに許容する。ユーザが一又は複数の照会基準を入力した後で、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102にアクセスし、そのコンテンツを解析する検索ルーチンを開始する。好ましい実施形態において、上記VCATシステム98は、その他のバージョン制御操作が開始され、それと並列実行され得るように、バックグラウンドで前記検索ルーチンを実行する。
前記照会システムは、ユーザ・インタフェース94を介して、表示用の一又は複数のダイアログ・ウィンドウを生成することが可能である。2つのこのようなダイアログ・ウィンドウの例は、図18及び図19に示されている。履歴レポート・オプション・ダイアログ・ウィンドウ280は、ドロップダウン・メニュー又は状況メニューを介してこれに指示されたタスク・アイテムの選択に続くアイテムの選択の後で、生成されることが可能である。前記履歴レポート・オプション・ダイアログ・ウィンドウ280は、生成されるべき履歴レポートがラベル及び下位アイテムに関するバージョン制御情報を有するか否かを促すチェックボックスを提供する。ユーザ・フィールド282は、指定されたユーザによって開始された変更又はバージョン制御イベントに案内するための履歴レポートも提供する。最後に、「何日から」フィールド284及び「何日まで」フィールド286は、履歴レポートに対する期間を指定するために使用され得る。前記期間の開始日付及び終了日付のエントリを容易にするために、ポップアップ式のカレンダー又は典型的な日付が、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って各フィールド284,286に対して生成されたウィンドウに提供され得る。
図19を参照して、前記照会システムは、或る検索基準を識別するための状態検索部292及び検索範囲部294を有する一般的な検索ダイアログ・ウィンドウ290を生成することが可能である。前記状態検索部292は、チェックされた全てのアイテム又は或るユーザにチェックアウトされたアイテムを検索することを上記VCATシステム98に指示するためのチェックボックスを有している。前記ユーザは、ドロップダウン・ウィンドウを介してユーザ名を提示する機能を有したユーザ・フィールド296によって指定されることが可能である。前記検索範囲部294は、選択されたアイテム、選択されたアイテム及び全ての下位アイテム、又は、バージョン制御データベース102内の全てのアイテムのみに関するバージョン制御情報を検索することを、ユーザに許容する幾つかのチェックボックスを有している。
図5〜図19の画面表示は、その他の画面と同様に、標準的なウィンドウ式のコマンドでウィンドウ式のフォーマットを使用して生成及び変更されることが可能であるが、その他の任意のフォーマットも同様に使用されることが可能である。これらの画面表示のフォーマットは、例えば、上記VCATシステム98が、Explorerシステム又は前述したその他の特定のアプリケーション以外のコンフィギュレーション・アプリケーションに関連して使用されるような場合に、大幅に変更されることがあり得る。
ここで説明されたコンフィギュレーション・アプリケーション96及びVCATシステム98は、一又は複数のソフトウェア・ルーチンで実行されことが好ましいが、ハードウェア,ファームウェア等で具現化されるルーチンで実行されることが可能であり、プロセス制御システム10に関連付けられたその他の任意のプロセッサによって実行されることが可能である。従って、前述した操作及び手順の各々は、要求に応じて、標準的な多目的CPU又は特別に設計されたハードウェア又はファームウェアによって実行されることが可能である。ソフトウェアで実行されるとき、前記ソフトウェア・ルーチンは、磁気ディスク,レーザー・ディスク,又はその他の記録媒体、また、コンピュータ又はプロセッサ等のRAM又はROMの如き、コンピュータで読み取り可能な任意のメモリに格納されることが可能である。同様に、このソフトウェアは、例えば、コンピュータで読み取り可能なディスクによって、又はその他の可搬型のコンピュータ用記憶メカニズムによって、又は通信チャネル(例えば、電話線,インターネット等)を介して(これは、可搬型の記録媒体を介してこのようなソフトウェアを提供することと同一又は置き換え可能と見なされる)、等を含む任意の公知又は所望の伝送方法でユーザ又はプロセス制御システムに伝達されることが可能である。
このように、本願発明は、その説明の目的から、特定の例に関して記述されているものであって、本願発明を限定するものではない。また、本願発明においては、その目的及び範囲から逸脱することなく、開示されている実施形態の変更、追加、又は削除がなされ得ることは、当業者にとっては明らかである。
10 プロセス制御システム
12 プロセス・コントローラ
14 ホスト・ワークステーション
16 通信ネットワーク
18 プロセッサ
20 メモリ
24 プロセッサ
26 メモリ
30 Fieldbusデバイス・ネットワーク
32 HARTデバイス・ネットワーク
34 Profibusデバイス・ネットワーク
42 Fieldbusリンク
96 コンフィギュレーション・アプリケーション
98 VCATシステム(監査証跡システム)
100 コンフィギュレーション・データベース
102 バージョン制御データベース
本願発明は、一般には、プロセス制御システム及びその方法に関し、より詳しくは、バージョン制御を提供するために、プロセスを監視するとともに、該プロセスへの変更を記録するシステム及び方法に関する。
プロセス制御システムは、化学,石油,又はその他のプロセスに利用されるもののように、概して、アナログ及び/若しくはディジタル・バス又はその他の通信線又はチャネルを介して、少なくとも1つのホスト又はオペレータ・ワークステーションと一又は複数のフィールド・デバイスとに通信可能に結合される少なくとも1つの中央のプロセス・コントローラを備えている。前記フィールド・デバイス、即ち、例えば、バルブ,バルブポジショナー,スイッチ,及び送信機(例えば、温度,圧力,及び流量センサ)等は、バルブの開閉、及びプロセス・パラメータの測定の如きプロセスにおける機能を実行する。
前記プロセス・コントローラは、フィールド・デバイス及び/又は入力/出力(I/O)装置を介した該フィールド・デバイスに関するその他の情報によってなされたプロセス計測を示す信号を受信し、制御ルーチンを実行するためにこの情報を使用して、当該プロセスの動作を制御すべく、前記入力/出力装置を介してバス又はその他の通信チャネルを通じて前記フィールド・デバイスへ送信される制御信号を生成する。前記フィールド・デバイス及び前記コントローラからの情報は、プロセスの現在の状態を見ること、プロセスの操作を変更すること、及びプロセスを設定すること等のプロセスに関するどの様な要求機能であってもオペレータが行えるように、前記オペレータ・ワークステーションによって実行される一又は複数のアプリケーションについて利用できるようになされている。
幾つかのソフトウェア・ツールは、前記プロセスを設定する一方、変更することに関してオペレータを補助すべく開発されてきた。このようなツールは、前記フィールド・デバイス及びコントローラにより実行された各機能を表示する前記プロセスのグラフィカル形式の表示を、対応するアイテム又はオブジェクトとして提供する。該アイテムは、例えば、特定のフィールド・デバイスによって実行される機能の全てがグループ化又はリスト化されるように、階層的な環境に整理され、示され得る。このアイテムは、該アイテムが前記プロセスにおける機能の関係で示されるように、制御テンプレート内で表示され得る。例えば、制御テンプレートは、線を相互接続することによって規定された入力及び出力の関係を有する複数のアイテムを表した、相互接続された一連のブロックを有した連続的なフローチャートから構成され得る。
各アイテム(アイテム間の任意の入力又は出力の関係も含む)は、ソフトウェア・コンフィギュレーション・ツールに関連付けられたコンフィギュレーション・データベース内に格納されたデータによって定義される。データベース及びソフトウェア・ツールは、管理上の、プロセス・コンフィギュレーションの、及びその他の目的のためのデータにアクセスする多数のプロセス・オペレータ及びその他のユーザのための複数のワークステーションを主としてサポートするネットワークを介して利用可能になされている。しかし、例えば、或るオペレータが、別のオペレータのタスクに気付かなかったとき、又は前のコンフィギュレーション又は前記プロセスのバージョンへの戻り方を決められないほど余りにも多くの変更が生成されたときには、前記コンフィギュレーション・データベース内のデータの変更は、バージョン制御の問題に至ることがあり得る。例えば、本願出願人であるフィッシャー・ローズマウント・システムズ社から入手可能なDeltaV(商標)ソフトウェアを利用する従来のプロセス制御システムは、変更がなされた日付、及び該変更に責任があるユーザを示すデータを殆ど格納しないようになっている。このようなデータは、前記プロセスの前のバージョンのコンフィギュレーションを再構築することを、主としてユーザに可能とはさせない。
これらのバージョン制御に関することは、コンフィギュレーション管理ツール(例えば、Rational社のClearCase及びMicrosoft社のSourceSafe(登録商標))によって、ソフトウェア開発の背景において言及されている。詳述すれば、これらの製品は、以後のデバッグ及び開発の労力を支援するために、ソフトウェア・ルーチンの開発について追跡,制御,及び管理する。最後に、コードの現在のバージョン及び過去のバージョンの両方を示すデータが格納される。しかし、このようなコンフィギュレーション管理ツールは、データのテキスト形式の表現に通常限られていて、主としてグラフィカル形式で記述される情報を格納及び表示することに適しているわけではない。
グラフィカル形式のインタフェースは、計測システムに関連してプログラミングを容易にするためにNational Instruments社によって開発されている。National Instruments社のインターネット・ウェブサイト(www.ni.com)から集められた情報によれば、「LabVIEW」という名前で市場に出回っている製品は、グラフィカル形式のプログラミング言語(このグラフィカル形式のプログラミング・インタフェースをサポートするG言語)を利用している。このウェブサイトは、さらに、「LabVIEW」という製品が、プログラマーに、視覚的にG言語で記述されるコードの2つのファイル間の違いを比較させる開発ツールを備えていると記述している。
本願発明は、プロセスの前記コンフィギュレーションの変更を示すデータを、前記変更に責任があるユーザのアイデンティティー,前記変更の時間及び日付,並びに前記変更の背景となる理由等の、前記変更に関する情報とともに記録するためのプロセス制御システム及び方法を提供することを目的とする。
本願発明の1つの観点によれば、プロセスを制御することに役立つシステムは、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体と、該コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体と通信するプロセッサと、第1及び第2のデータベースとを備える。該第1のデータベースは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションを表わす第1のデータを格納し、前記第2のデータベースは、前記プロセスの第2のコンフィギュレーションを表わす第2のデータを格納する。本願発明のシステムは、コンフィギュレーション・ルーチン及びバージョン制御ルーチンを更に有し、両者は、コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納され、前記プロセッサによって実行されるように構成される。前記コンフィギュレーション・ルーチンは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を容易にし、前記バージョン制御ルーチンは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションが該プロセスの現在のコンフィギュレーションと同等のものであるか否か判定するとともに、プロセスの第1のコンフィギュレーションがこのプロセスの現在のコンフィギュレーションと同等のものであると判定された場合、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を示す第3のデータを第2のデータベースに格納する。前記バージョン制御ルーチンは、前記第3のデータを収集するために前記プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を監視し、前記バージョン制御ルーチンは、チェックアウト/チェックイン手順を前記コンフィギュレーション・ルーチンに課すことによって変更を監視することが可能である。換言すれば、前記チェックアウト/チェックイン手順は自動である。
好ましい実施形態によれば、前記第1のデータベースは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションが現在のコンフィギュレーション・バージョンと対応するように、コンフィギュレーション・データベースを有する。前記第2のデータベースは、前記プロセスの第2のコンフィギュレーションが過去のコンフィギュレーション・バージョンと対応するように、バージョン制御データベースを有することが好ましい。
別の好ましい実施形態によれば、前記プロセスの第1及び第2のコンフィギュレーションは、第1及び第2の複数のプロセス・アイテムをそれぞれ有する。該第1及び第2の複数のプロセス・アイテムのうちの各プロセス・アイテムは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションが前記第1の複数のプロセス・アイテムのうちの各プロセス・アイテムのアイテム・コンフィギュレーションを有するように、対応するアイテム・コンフィギュレーションを有し、また、前記プロセスの第2のコンフィギュレーションは、前記第2の複数のプロセス・アイテムのうちの各プロセス・アイテムのアイテム・コンフィギュレーションを有する
本願発明の別の観点によれば、プロセス・アイテムを有するプロセス制御システムは、プロセッサを有するコンピュータと、前記アイテムのバージョンを確定するためにプロセッサによって実行されるように構成されたプロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションと、前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションと通信し、プロセス・アイテムの確定されたバージョンが、プロセス・アイテムの現在バージョンと同等のものであるか否か判定し、プロセス・アイテムの確定されたバージョンが、プロセス・アイテムの現在バージョンと同等のものであると判定された場合、前記プロセス・アイテムの確定されたバージョンへの変更を記録及び制御すべく前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションと通信するバージョン制御システムとを備えている。前記バージョン制御システムは、第3のデータを収集するために前記プロセス・アイテムの確定されたバージョンの変更を監視するように構成され、前記バージョン制御システムは、チェックアウト/チェックイン手順を前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションに課すことによって変更を監視するように構成されている。
本願発明の更に別の観点によれば、プロセス・アイテムを有するプロセスを制御する方法は、前記プロセス・アイテムの第1のバージョンを有する前記プロセスのコンフィギュレーションを確定するステップと、プロセス・アイテムの第1のバージョンが、プロセス・アイテムの現在バージョンと同等のものであるか否か判定することによって前記プロセスのコンフィギュレーションの変更を制御するステップであって、プロセス・アイテムの第1のバージョンが、プロセス・アイテムの現在バージョンと同等のものであると判定された場合、前記プロセス・アイテムの第2のバージョンを生成するステップと、前記プロセスのコンフィギュレーションの変更と関連する情報を記録するステップとを有する。前記プロセスのコンフィギュレーションの変更を制御するステップは、チェックアウト/チェックイン手順を課すことを含んでいる。
本願発明に係るプロセス制御システム及び方法においては、以上に詳述したように、プロセスの前記コンフィギュレーションの変更を示すデータを、前記変更に責任があるユーザのアイデンティティー,前記変更の時間及び日付,並びに前記変更の背景となる理由等の、前記変更に関する情報とともに記録することができる。
複数のワークステーションを有するプロセス制御システムと、該複数のワークステーション上で実行されたプロセス・コンフィギュレーション・システムを利用するプロセスに指示し、該プロセスを設定するためのコントローラと、を示すブロック図である。 図1のワークステーションのうちの1つを介してユーザ・インタフェースを確立すべく前記プロセス・コンフィギュレーション・システムによって生成された典型的な画面表示である。 図1のワークステーションのうちの1つを介していま1つのユーザ・インタフェースを確立すべく前記プロセス・コンフィギュレーション・システムによって生成された別の典型的な画面表示である。 本願発明の1つの実施形態に係るバージョン制御及び監査証跡システムと統合される前記プロセス・コンフィギュレーション・システムを示すブロック図である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。 本願発明の多数の実施形態に係る前記プロセスの複数のバージョンのコンフィギュレーションに関する入力用及び出力用のユーザ・インタフェースを確立すべく、図4のバージョン制御及び監査証跡システムによって生成された画面表示である。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
プロセスには、概して多くの継続的な設計及び開発を必要とする。その結果として、前記プロセスのコンフィギュレーションの如何なる変更をも示すデータを記録することは、多くの場合には望ましいことである。例えば、このようなコンフィギュレーション情報は、政府機関によって監視される一方、製薬業界で利用されている。前記プロセス(前記プロセス制御システムも同様)がより複雑になるにつれて、前記プロセスの前のバージョンのコンフィギュレーションを正確に確定することがより面倒となる。
本願発明は、プロセスの前記コンフィギュレーションの変更を示すデータを、前記変更に責任があるユーザのアイデンティティー,前記変更の時間及び日付,並びに前記変更の背景となる理由等の、前記変更に関する情報とともに記録するためのシステム及び方法を提供する。本願発明のシステム及び方法が、ユーザに、任意の2つのバージョンの違いを比較させ、また、所望の前のコンフィギュレーション・バージョンに前記プロセスを戻させることを可能にするように、前記データは、本願発明に従って前記プロセス・コンフィギュレーションのバージョンとして格納される。
さて、図1を参照して、プロセス制御システム10は、通信ネットワーク16(例えば、イーサネット(登録商標)接続等)を介して、一又は複数のホスト・ワークステーション又はコンピュータ14(任意の種類のパーソナル・コンピュータ,ワークステーション等)に接続されたプロセス・コントローラ12を備えている。前記ホスト・ワークステーション14の各々は、プロセッサ18,メモリ20,及びディスプレイ22を備える。同様に、前記プロセス・コントローラ12は、ここでは例示だけに留めておくが、本願出願人であるフィッシャー・ローズマウント・システムズ社により販売されている「DeltaV(商標)」コントローラは、プロセッサ24と、プロセスの制御を実行するために該プロセッサ24で使用されるプログラム,制御ルーチン,及びデータを格納するメモリ26とを備えている。前記プロセス・コントローラ12は、異なるデバイス・ネットワーク(例えば、Fieldbusデバイス・ネットワーク30,HARTデバイス・ネットワーク32,及びProfibusデバイス・ネットワーク34を含む)内で多数のフィールド・デバイスに通信ネットワーク16を介して結合されている。勿論、前記プロセス・コントローラ12は、図1に示された前記デバイス・ネットワークに加えて又はその代わりに、4〜20mAのデバイス・ネットワーク及びその他のローカル又はリモートI/Oデバイス・ネットワークのようなその他の種類のフィールド・デバイス・ネットワークに接続され得る。前記プロセス・コントローラ12は、そこに格納され又はそれと関連する一又は複数のプロセス制御ルーチンを実行又は監視し、デバイス・ネットワーク30,32,及び34内のデバイスと、ホスト・ワークステーション14と通信して、一又は複数のユーザ,オペレータ,プロセス設計者等に前記プロセスに関連する情報を提供するために、前記プロセスを制御する。
典型的な事例において、前記Fieldbusデバイス・ネットワーク30は、FieldbusマスターI/Oデバイス44(一般には「リンク・マスター・デバイス」と称される)にFieldbusリンク42を介して接続されたFieldbusデバイス40を備え、ローカル接続を通じてプロセス・コントローラ12に接続されている。同様に、前記HARTデバイス・ネットワーク32は、標準的なローカル・バス又はその他の通信線を介して前記プロセス・コントローラ12に接続されたHARTマスターI/Oデバイス48に通信線を介して接続された多数のHARTデバイス46を備えることが可能である。前記Profibusデバイス・ネットワーク34は、ProfibusマスターI/Oデバイス55にProfibusリンク又はバス53を介して接続された3つのProfibusスレーブ・デバイス50,51,及び52を備えているものとして図示されている。前記ProfibusマスターI/Oデバイス55は、標準的なI/Oインタフェース・カードに取り付けられたProfibus PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードの形態とすることが可能である。
一般的に言って、図1のプロセス制御システム10は、バッチ・プロセスを実行するために使用され得る。これは、例えば、前記ホスト・ワークステーション14又はプロセス・コントローラ12のうちの1つが、バッチ・エグゼクティブ・ルーチンを実行するものであって、該ルーチンは、製品(例えば、食品又は薬品)を生産するために必要である一連の異なるステップ(一般には「フェーズ」と称される)を実行するために、一又は複数の前記フィールド・デバイス(恐らくその他の設備も同様である)の操作を指示する高水準の制御ルーチンである。異なるフェーズを実行するために、前記バッチ・エグゼクティブ・ルーチンは、実行されるべきステップ、或いはステップ,該ステップの順序等と関連する量及び時間を特定する、一般に「レシピ」と称されるものを使用する。そして、1つのレシピに対するステップは、例えば、原子炉容器(図示せず)を適切な材料で満たし、原子炉容器内の材料を混ぜ、或る時間で或る温度まで原子炉容器内の材料を熱し、原子炉容器を空にし、それから、次のバッチ処理の準備をすべく原子炉容器をきれいにすることを含むかも知れない。これらのステップの各々は、バッチ処理の対応するフェーズを規定することが可能であり、前記プロセス・コントローラ12内のバッチ・エグゼクティブ・ルーチンは、前記フェーズの各々のために異なる制御アルゴリズムを実行する。勿論、特定の材料,材料の量,加熱温度,及び時間等は、レシピに応じて異なり、従って、これらのパラメータは、製造又は生産される製品及び使用されるレシピに応じて、或るバッチ処理から別のバッチ処理へ変更されることが可能である。
また、前記プロセス制御システム10は、バッチ処理の一部として開始されるものに加えて事実上連続するプロセス操作の実行機能を備えることも可能である。このように、ここで使用されるように、前記「プロセス」は、前記プロセス制御システム10によって実行又は実施される任意の数のバッチ及び/又は連続するプロセス操作であるものとして理解され、また、これらを含み得ると理解されるべきである。前記プロセスの実行中においては、前記プロセス制御システム10は、「ランタイム・モード」であると言える。前記プロセス制御システム10が操作のコンフィギュレーション・モードにある間、ランタイム中に利用されるべき前記パラメータ及び制御アルゴリズムが規定される。前記コンフィギュレーション・モードの間(プロセス操作が実行されている期間と場合によっては重なることがあり得る)、一又は複数のホスト・ワークステーション14上で実行される一又は複数のソフトウェア・アプリケーションは、ユーザに、前記パラメータ,制御アルゴリズム等を指定することを可能にするために利用され、そのようにすることにより、一般には、ユーザが前記プロセスのコンフィギュレーションを設計することを可能にする。
さて、図2を参照して、前記プロセス制御システム10は、一又は複数のプロセス・コンフィギュレーション・アプリケーション(例えば、「Control Studio(商標)」及び「Recipe Studio(商標)」であり、これらは、両方とも本願出願人であるフィッシャー・ローズマウント・システムズ社から入手可能である)に基づいたプロセス・コンフィギュレーション・システムを備えている。前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーション(これはソフトウェアによって実行されることがあり得る)は、バッチ又は連続するプロセス操作の何れか(以下、全体に亘って「前記プロセス」と称す)又はその或る部分を設計するために利用される。図2は、ユーザが前記プロセス(プロセス制御システム)10を設定することを可能にする典型的なプロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションのメイン制御ウィンドウの画面表示である。図2のプロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションは、通信ネットワーク16内の中央のサーバ(図示せず)に対応し得るホスト・ワークステーション14の任意の1つで実行されることが好ましい。これに代えて、前記アプリケーションは、複数のホスト・ワークステーション14が実行を担うような分配方法にて実行することも可能である。
一般に、前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションは、図2に示された前記メイン制御ウィンドウを有するユーザ・インタフェースを提供する。前記メイン制御ウィンドウは、テキスト形式のプルダウン式のコマンド・メニュー60,図形的なコマンド・バー62,機能ライブラリ・フレーム64,及びフロー・ダイアグラム・フレーム66を有している。前記ユーザ・インタフェースのこれらの部分の各々は、典型的なウィンドウズ(登録商標)の操作手法に従って大きさを設定され、又は配置されることが可能である。複数のアイコン68が機能ライブラリ・フレーム64内に表示され、その各々が前記フロー・ダイアグラム・フレーム66内で生成された一連のフローチャートに組み込まれるべき、対応する機能ブロックを表わす。前記一連のフローチャートは、例えば、設計されるプロセスのフェーズ中に実行されるべき制御プログラムを規定することが可能である。前記制御プログラムを構築するには、ユーザが、例えば、ポインティング・デバイス(マウス等)を用いて、機能ライブラリ・フレーム64内の所望するアイコンを選択することによって一又は複数のアイコン68をアクティブにし、このアクティブにしたアイコンを前記フロー・ダイアグラム・フレーム66へドラッグする。それから、前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションは、前記フロー・ダイアグラム・フレーム66内に、追加(add)ブロック70(これは機能ブロックを表わす)のようなオブジェクトを生成する。前記フロー・ダイアグラム・フレーム66におけるブロック70と関連するデータは、該ブロック70が入力ポート,出力ポート等を有するか否か(示されている前記ブロックの一部として視覚的に表わされる)とともに、実行される機能を規定する。前記一連のフローチャート(例えば、入力パラメータ)に追加された機能ブロック及びその他のオブジェクトは、前記オブジェクト間のデータ関係を確立するために前記フロー・ダイアグラム・フレーム66において、ユーザによって(例えば、コマンド・バー62から選択された描画ツールを用いて)描かれた線で結合される。また、各機能ブロックが実行されるべき時間系列(順序)に関する情報は、ユーザによって指定されることが可能であり、また、表示されたオブジェクトと関連付けて示されることが可能である。
各機能ブロック,フェーズ等を表わすデータは、コンフィギュレーション・データベースに格納され、プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションによってアクセス及び展開される。本願発明の実施に際しては、如何なる特定の種類のデータベースにも限定されるものではなく、また、前記コンフィギュレーション・データベースは、如何なる形態又は構造をなしてあってもよい。例えば、前記コンフィギュレーション・データベースに格納されたデータは、ローカルに、又は前記コンフィギュレーション・データベースに格納されるデータが通信ネットワーク16に亘って分配されるように局所的に格納される必要はない。しかし、前記コンフィギュレーション・データベースは、前記プロセス・コンフィギュレーションを表わすデータ(例えば、前記フロー・ダイアグラム・フレーム66で設計される一連のフローチャート内に割り当てられた機能ブロック間の関係)を格納するホスト・ワークステーション14のうちの1つのメモリ20に配置されたオブジェクト指向のデータベースを備えていることが好ましい。一旦、前記一連のフローチャートが上述の機能性を使用して設計される場合、結果として生じる制御プログラムは、前記プロセス・コンフィギュレーションの合成アイテムとして格納されることが可能である。「Control Studio(商標)」ソフトウェア・システムによって開発された合成アイテムは、同様に、モジュール(図中「MOD」で示す)を構築すべく利用されることが可能である。また、そのために、モジュールを表わすデータを、前記コンフィギュレーション・データベースに格納することも可能である。合成アイテム及びモジュールの両方を、一連のフローチャートを使用して表わすことが可能である。
一連のフローチャートを使用して表わされ得るアイテムの更なる例は、レシピ,手順,及び単位手順を含む。これらのアイテムは、前記プロセスの一部として実行されるべきバッチ処理(又はその一部)を表わすプロセス・コンフィギュレーション・システム(「Recipe Studio(商標)」アプリケーション)の別の部分によって設計されることが可能である。前記「Recipe Studio(商標)」アプリケーションは、図2に示されるものと同様のユーザ・インタフェースを生成し、機能ブロックとともに、モジュールを表わすアイコンを有したライブラリ・フレームを提供することが可能である。それから、前記レシピ,手順,及び単位手順を表わすデータは、前記コンフィギュレーション・データベースに格納されることも可能である。
これとともに、これらの機能ブロック,モジュール,レシピ等を表わすデータは、それが前記プロセス制御システム10によって現在実行されているように、前記プロセスを規定することが可能である。このために、前記コンフィギュレーション・データベースは、指示が前記プロセス・コントローラ12及びフィールド・デバイスにダウンロードされたときに、アクセス及び利用される。
さて、図3を参照して、コンフィギュレーション・データベースに格納されたデータは、任意のデータベース管理上のインタフェースが利用され得る理解とともに、以下に「Explorerシステム」と称するコンフィギュレーション・データベース管理上のインタフェース(例えば、「DeltaV(登録商標)Explorer」)を介して、ユーザに提示され得る。前記Explorerシステムは、階層の要素を変更するためのコンフィギュレーション・ツールの組を有するウィンドウ型の環境におけるコンフィギュレーション階層を記述する。詳述すれば、前記Explorerシステムによって展開されたメイン制御ウィンドウ80は、前記コンフィギュレーション階層が表示される階層フレーム82と、前記階層の各コンポーネントのための追加情報が表示されるコンテンツ・フレーム84とを有する。前記階層フレーム82は、ライブラリ・フォルダ88及びシステム・コンフィギュレーション・フォルダ90を表わす2つの2番目の階層とともに、前記階層(例えば、プロセス・コンフィギュレーション全体を表わす最上位層86)の様々なレベルを識別する複数のアイコンを有している。前記ライブラリ・フォルダ88は、機能ブロック及び/又はモジュールが制御プログラムの一部としてフェーズ又はプロセス内で適用されるプロセス設計の間、前記情報が利用されることを含み得る。それから、前記システム・コンフィギュレーション・フォルダ90は、その中の一又は複数のフォルダ(例えば、レシピ・フォルダ92)におけるデザイン手順の結果を含む。前記2番目の階層を超える各フォルダは、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って、前記階層フレーム内で拡大又は縮小されることが可能である。これに代えて、フォルダの前記コンポーネントは、ポインタ等を使用して、前記フォルダの名前を選択することによってコンテンツ・フレーム84内に表示されることが可能である。例えば、「AREA A」と関連する制御プログラム「LOOP」のコンテンツは、コンテンツ・フレーム84内でその名前が識別される多数のアイテム又はオブジェクトを利用する。これらのアイテムのうちの1つを選択することは、前記アイテムのプロパティに関する情報(例えば、オブジェクトの種類,前記アイテムを展開するために使用されるアプリケーション,データ・ストレージの位置等)を、プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーション(例えば、「Control Studio」)一連のフローチャートのグラフィカル形式の表示とともに、また、一連のフローチャートが存在しない場合、テキスト表示とともに、ユーザに提供することが可能である。
図2及び図3にそれぞれ関連付けて説明された前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーション(例えば、「Control Studio(商標)」及び「Recipe Studio(商標)」)及び前記Explorerシステムによって提供されたツールは、任意の望ましい範囲において単一のアプリケーションに統合され得る点を注記しておく。さらに、前記プロセスのコンフィギュレーションが達成される方法は、本願発明の実施には関係がない。このように、説明の簡略化のために、以下に使用されるように、前記「コンフィギュレーション・アプリケーション」は、図3に関連付けて説明される前記Explorerシステムとともに、図2に関連付けて説明される前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションを含むと理解されるべきである。
図4を参照して、ユーザ・インタフェース94は、ユーザに一又は複数のコンフィギュレーション・アプリケーション96を実行させることを可能にするために、前記ホスト・ワークステーション14(図1参照)のうちの1つのディスプレイ22上に生成される。本願発明によれば、前記ユーザ・インタフェース94は、バージョン制御及び監査証跡システム98(以下、「VCATシステム」と称す)と関連しても生成され、一般に、前記プロセスのコンフィギュレーションに関する履歴情報を記録及び管理するために前記コンフィギュレーション・アプリケーション96と連動するようになっている。前記コンフィギュレーション・アプリケーション96及びVCATシステム98の両方は、上述したように、コンフィギュレーション・データベース100にアクセスして通信を行い、前記プロセスの現在のコンフィギュレーションを表わすデータを格納する。上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102とも通信し、本願発明に従って管理される。
前記バージョン制御データベース102は、前記プロセス・コンフィギュレーションで利用される各アイテムの任意の数の前のバージョンを示すコンフィギュレーション履歴データを有している。これと組み合わせて、前記アイテムの全てのための履歴データは、前記プロセスの過去のコンフィギュレーションを再構築するために使用されることが可能である。詳述すれば、前記コンフィギュレーション・データベース100(該コンフィギュレーション・データベース100にもはや存在しないものとともに)における各アイテムについて、そのアイテムのコンフィギュレーションを表わすデータとして複数のバージョンが格納される。例えば、或るアイテムが、それが生成された時から、3回変更されているものとする。前記バージョン制御データベース102は、従って、生成の時点でのこのアイテムのコンフィギュレーションを示すデータ、即ち「バージョン1」を有する。また、前記バージョン制御データベース102は、3回の変更の各々の後におけるこのアイテムのコンフィギュレーションを示すデータに対応する「バージョン2」,「バージョン3」,及び「バージョン4」も有している。
前記コンフィギュレーション履歴データは、このように、機能ブロック,モジュール,フェーズ,レシピ,及び前記プロセス・コンフィギュレーションのその他の任意の観点からなされる変更の全てについて表わしている。前記変更は、コンフィギュレーション・アプリケーション96を使用してなされることがあり得るが、必須ではない。しかし、このような場合には、本願発明の実施においては、図4で概略的に示されるように、また、以下に更に詳細に説明されるように、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96によって生成されたユーザ・インタフェース94に、上記VCATシステム98の機能性を統合することによって好ましくは達成される。このために、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96及びVCATシステム98は、単一の、統合システムとして組み合わせることが可能であるが、必須ではない。より明確にするために、しかし、本願発明に従って実行されるタスクは、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96及びVCATシステム98に各別に帰する。
上記VCATシステム98は、ホスト・ワークステーション14の一又は複数を使用し、前記プロセス・コンフィギュレーションへの如何なる変更についても監視を許容するように、実行されることが好ましい。このような監視は、上述した前記統合システムによって助成され得る。これに代えて、上記VCATシステム98は、オペレータ又はプロセス設計者によって利用されるホスト・ワークステーション14と対応しないワークステーション又はその他のデバイス上で実行されることが可能であるが、前記コンフィギュレーションの変更を示す記録データのために、プロセス制御システム10と通信する。
前記データベース100,102の一方又は両方におけるデータは、例えば、ホスト・ワークステーション14のうちの1つに関連付けられたメモリ20又は磁気的な若しくは光学的な記録媒体の如き、前記プロセス制御システム10内の任意の物理的な位置に配されたコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納されることが可能である。これに代えて、前記データベース100,102の一方又は両方は、これに格納されたデータに、前記ホスト・ワークステーション14がネットワーク(例えば、イントラネット,インターネット,又はその他の任意の通信媒体)を介してアクセスするように、リモート位置に格納されることが可能である。さらに、各データベース100,102に格納されたデータは、同一のコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納される必要はない。そして、データベース100,102の何れかの任意の部分が、その他の部分を格納するデバイス又はメディアとは別であるメモリ・デバイス又は記録媒体に格納されることも可能である。
図4において、上記VCATシステム98は、前記バージョン制御データベース102とは、識別が明確な別個のものとして示されている。その他の実施形態において、前記バージョン制御データベース102は、上記VCATシステム98の一部を形成する。同様に、前記コンフィギュレーション・データベース100及びバージョン制御データベース102は、個別で識別の明確なデータ構造を構成することが可能であるが、必須ではない。即ち、前記データベース100,102は、同一の記録媒体に配置されることがあり得、実際、前記プロセス制御システム10に貢献する共通のデータベースの一部を構成することが可能である。従って、ここで使用される「データベース」は、如何なる特定のデータ構造にも限定されるものと理解されるべきではない。
1つの実施形態においては、前記バージョン制御データベース102は、リレーショナル・データベースを備えている。これに代えて、前記バージョン制御データベース102は、バージョン制御ツール(例えば、Microsoft社の「Visual SourceSafe(登録商標)」)を提供するリファレンス・アプリケーションを使用し、バージョン制御データのストレージ(貯蔵所)として生成されることが可能である。さらに別の実施形態において、前記バージョン制御データベース102は、ファイル・ベースのものであることが可能である。
図5は、図3に示したものと同様のユーザ・インタフェース94を示す画面表示であって、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96と統合されたような、上記VCATシステム98によって提供される機能性を取り入れたものを示している。このような統合システムでは、一又は複数のツールが、前記プロセス制御システム10の管理の状況における上記VCATシステム98の実行及び制御のためのコンフィギュレーション・アプリケーション96に付与されている。例えば、上記VCATシステム98が有効とされ(以下に更に詳細に説明される)、ユーザがダブルクリック又はそれを選択することによって、コンフィギュレーション・アプリケーション96で管理されているアイテムを表示及び/又は変更しようとするとき、この先へ進む前に、コンフィギュレーション・データベース100から前記アイテムの「チェックアウト」に必要性についてユーザに警告するダイアログ110が、ユーザ・インタフェース94内に生成される。同様に、ユーザが新しいアイテムをプロセス・コンフィギュレーションに追加するとき、このような統合システムは、新しいアイテムを、バージョン制御データベース102及びコンフィギュレーション・データベース100の両方に自動的に追加し、コンフィギュレーション・アプリケーション96内でその生成を容易にするために前記アイテムをチェックアウトする。
要するに、上記VCATシステム98は、前記プロセスの設計に対して、チェックアウト/チェックイン環境を課すことが好ましい。この環境においては、上記VCATシステム98が前記アイテムに関する情報を記録することが可能であり、そのようにする際に、これから行う「チェックイン」操作に備えることが可能であるように、前記アイテムは、変更がなされ得る前に、チェックアウト(手動又は自動で)されなければならない。もし、例えば、コンテンツ・フレーム84内に示されるアイテム「MCOMMAND」が変更を必要とする場合、前記ユーザは、コンテンツ・フレーム84内のこのアイテムを選択し、前記ダイアログ110内の「はい」オプションを選択し、その後で、前記プロセスの現在のバージョンを格納しているコンフィギュレーション・データベース100がこのアイテムに関連付けられたデータを取り出すためにアクセスされる。取り出されたデータは、テキスト形式又はグラフィック形式の如き一又は複数の方法で表示され得る情報を表わす。このように、前記コンフィギュレーション・アプリケーション96(例えば、Control Studio(商標))によって提供される機能性には、取り出された情報を表示又は変更することが必要であり得る。何れにしても、適切なアプリケーションが、前記情報を見るために、また、任意の好ましい変更をなすために利用され、その時には、前記ユーザは、主として保存タスクを実行する。
或るアイテムのコンフィギュレーションを見ることだけに関するコンフィギュレーション・アプリケーション96によって提供される機能性は、上記VCATシステム98との統合によって、影響を受ける必要はないことを注記しておく。即ち、上記VCATシステム98は、ユーザに、チェックアウト/チェックイン手順を要求すること又は開始させることなく、前記コンフィギュレーション情報の「読み出しのみ」のコピーを見させることが好ましい。
前記アイテムに関連付けられたこのような変更情報を格納するための保存タスクの開始は、前記アイテムのチェックインに好ましくは先行する。詳述すれば、前記保存タスクの実行によって、まず、コンフィギュレーション・アプリケーション96がコンフィギュレーション・データベース100において前記アイテムに関連付けられた変更情報を表わすデータを格納するようになる。次に、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102において、変更情報を表わすデータを格納するためにチェックイン・タスクの実行を開始する。該チェックイン・タスクの実行においては、ユーザにチェックイン操作に関してコメントを入力させるための別のダイアログ(図示せず)を生成することを含むことが可能である。このコメントは、例えば、前記コンフィギュレーションへの変更の背景となる理由を指し示すことが可能である。前記コメントを表わすデータは、それから、バージョン制御データベース102に格納され、変更されたコンフィギュレーションを表わすデータに関連付けられる。
チェックアウト/チェックイン環境は、コンフィギュレーション・データベース100においてバージョナブル(versionable)であるアイテムだけに限られていることが好ましい。一般に、バージョナブル・アイテムは、履歴のコンフィギュレーション情報が該アイテム自体に関連して維持又は格納される任意のアイテムを含むと理解されるべきである。好ましい実施形態において、バージョナブル・アイテムは、任意のモジュール,複合機能ブロック等のような、そのコンフィギュレーションが設計されているアイテムを含んでいる。その他のアイテム(例えば、モジュール・パラメータ)は、バージョナブルであると見なされないが、履歴情報は、モジュール・パラメータ又はその他の非バージョナブル(non-versionable)・アイテムを含む前記アイテムのために格納されたコンフィギュレーション情報を通じて格納されることが可能である。非バージョナブル・アイテムの別の例としては、ステップ又は移行がある。
1つの実施形態において、前記チェックアウト操作は、単一のチェックアウトだけができる程度に限られている。このように、2人以上のユーザが、同一アイテムをチェックアウトしようとすることはあり得ない。ユーザが以前チェックアウトされたアイテムをチェックアウトしようとするイベントにおいて、上記VCATシステム98は、ユーザに、前のチェックアウトに責任があるユーザのアイデンティティーとともに、前のチェックアウトを知らせるために、ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を生成する。これに代えて、上記VCATシステム98は、各アイテムの並列変更を追跡するために必要な機能性を有することが可能である。
別の実施形態において、前記チェックアウト操作の開始は、上記VCATシステム98に、バージョン制御データベース102内のアイテムが、選択されたアイテムへの変更によって影響を受けることがあり得るかについて判定させるべく、前記選択されたアイテムを解析させる。その他のアイテムは、例えば、これらが前記選択されたアイテムを利用する場合に影響を受けることがあり得る。前記選択されたアイテムへの変更によって影響を受けることがあり得る前記アイテムは、それから、チェックアウトされたアイテム(もしあれば)もユーザが選択できるようにするために、上記VCATシステム98によって生成されたダイアログ・ウィンドウ(図示せず)において確認されることができる。同様のダイアログ・ウィンドウは、前記選択されたアイテムによって参照され、依存され、又は前記選択されたアイテムに関連付けられた任意のチェックアウトされたアイテムについて、ユーザに警告するためのチェックイン手順の間、生成されることがあり得る。
前記チェックアウト及びチェックイン操作を開始するオプション、又は上記VCATシステム98内で実行されるその他のどの様なタスクも、多くの方法でユーザ・インタフェース94内に提供されることが可能である。前記コンフィギュレーション・アプリケーション96に関連して上述され、また、図示されたようなウィンドウ型の環境においては、ユーザが、最上段のメニュー・バー112から「ツール」オプションを選択することがあり得、これによって、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って複数の利用可能なタスクを表示させる。同一又は同様のメニューは、コンフィギュレーション・アプリケーション96のメイン制御ウィンドウ80において、或るアイテム上で「右クリック」することによって、ユーザ・インタフェース内に生成され得る。この場合、前記メニューは「状況メニュー」と称され得る。
図6及び図7は、上記VCATシステム98によってユーザ・インタフェース94内に生成され得るドロップダウン・メニュー114及び状況メニュー116の一例をそれぞれ示している。前記ドロップダウン・メニュー114は、ポインティング・デバイス等を介してユーザによって選択され得る複数のタスク・アイテムを有している。バージョン制御アイテム118は、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従ってバージョン制御サブメニュー120を生成すべく、ハイライトされて(ユーザによる適切な選択の後で)示される。順番に、バージョン制御サブメニュー120は、上記VCATシステム98によって開始及び/又は実行され得るタスクに応じた複数のタスク・アイテムを有している。前記状況メニュー116は、メイン制御ウィンドウ80内で選択されたアイテムに基づいて動作することができるVCATシステム98のタスクに応じた複数のタスク・アイテムを同様に有している。どちらのメニューにおいても、如何なる理由であっても実行が不能(例えば、不適合又は無許可)となっているコマンドは、異なるフォント,スタイル等で無効であるものとして表示されることが可能である。例えば、図6のサブ・メニュー120において、恐らく、選択されたアイテムは未だチェックアウトされておらず、従って、前記チェックイン・タスクは開始することができない。前記メニュー116,120を通じて利用できるようになされたタスクの各々は、上記VCATシステム98の操作に関連して以下に説明される。
さて、図8を参照して、ユーザが、前記状況メニュー116(図7参照)において「オプション」アイテムを、又は、これに代えて、別のメニュー(図示せず)に記述された「優先」アイテムを選択した場合、バージョン制御オプション・ダイアログ122が、上記VCATシステム98によって生成され、ユーザ・インタフェース94で表示される。バージョン制御オプション・ダイアログ122は、ユーザに、上記VCATシステム98によって生成された環境に対するユーザ選択を実現することを可能にする。下記の表1で詳細に記述されるように、前記バージョン制御オプション・ダイアログ122には、3つの対応するオプション間で切り換えるチェックボックスが設けられている。
Figure 2013008375
第1のオプションでは、ユーザが手動でアイテムをチェックアウトすることを望むか否か定める。前記バージョン制御オプション・ダイアログ122中の第2のオプションは、ユーザがアイテムの変更をしようとしたとき、又はアイテムの変更を開始したときに、該アイテムが自動的にチェックアウトされるどうかについてのものである。アイテムが自動的にチェックアウトされる場合には、上記VCATシステム98は、コンフィギュレーション・アプリケーション96を利用しているプロセス設計者にとって判り易いものとなる。第3及び最後のオプションは、ユーザが変更のための機会を用意するセッションの後でアイテムを保存しようとするときに、アイテムが、自動的にチェックアウト及びチェックインされるか否かについてのものである。
前記バージョン制御オプション・ダイアログ122は、各ユーザによって選択されるべき又は有効とされるべきその他のオプションを含むことが可能であることを注記しておく。例えば、各ユーザは、チェックイン操作の間、コメントを提供しないオプションを与えられることがあり得る。しかし、このようなコメントの供給に関する更なる詳細は、表2に関連して下記に提供される。
ユーザは、自動チェックアウトを選択することを望むかも知れない。なぜなら、例えば、バージョナブル・アイテムへの変更が、一又は複数のその他のバージョナブル・アイテムに影響を及ぼし、また、該一又は複数のその他のバージョナブル・アイテムへの変更に起因し得るからである。例えば、複合機能ブロックのようなアイテムの変更は、該複合機能ブロックを使用する一又は複数のモジュールに影響を及ぼすことがある。上記VCATシステム98は、各チェックアウト操作の間、その他のバージョナブル・アイテムが或るアイテムのコンフィギュレーションを変更するためにチェックアウトされる必要があるかについて決定することが好ましい。これらのその他のバージョナブル・アイテムの変更は、「必然的な変更」と称されることがある。ユーザが手動チェックアウトを選択した場合、上記VCATシステム98は、ユーザにこれらのアイテムをチェックアウトさせる。自動チェックアウトが有効とされる場合、上記VCATシステム98は、ユーザに促すことなく、前記必然的な変更が発生し得るその他のアイテムの各々を自動的にチェックアウトする。
ユーザは、バージョン制御サブメニュー120又は状況メニュー116を通じて提供される適切なコマンドを利用することによって、アイテムを手動でチェックアウト及びチェックインすることが可能である。好ましくは、上記VCATシステム98は、それから、選択されたアイテムがバージョナブル・アイテムであるか否かを判断する。この時、上記VCATシステム98は、前記選択されたアイテムが既にチェックアウトされているか否かも判断する。前記選択されたアイテムが既にチェックアウトされている場合には、メッセージ・ダイアログ(図示せず)は、この事実についてユーザに警告し、例えばボタンを通じて、前記メッセージ・ダイアログを閉じ、ユーザ・インタフェース94の前の状態に戻るための機会をユーザに提供する。
前記プロセス10のコンフィギュレーションが階層的な方法において記述されるので、上記VCATシステム98は、バージョナブルである下位アイテムを有するアイテムのチェックアウトを許容させなければならない。従って、チェックアウト操作の間、ユーザは、このような任意のアイテムを繰り返しチェックアウトするオプションを与えられている。同様のオプションは、チェックイン操作に関しても与えられる。1つの実施形態において、チェックアウト又はチェックインの繰り返しがユーザによって選択される場合、上記VCATシステム98は、チェックアウト(又はチェックイン)され得るバージョナブルな下位アイテムのリストをユーザに提供するダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を生成する。それから、ユーザは、前記リスト化されたアイテムの何れか1つを選択(又は選択解除)し、選択的な繰り返し操作を開始する。
上記VCATシステム98がコンフィギュレーション・アプリケーション96に統合されるとき、前記メイン制御ウィンドウ80内に表示されたアイテムの外見は、該アイテムがチェックアウトされていることを意味すべく変更されることが可能である。1つの実施形態において、チェックマークは、前記アイテムに関連付けられたアイコンを覆う。その他の様々な表現方法が利用され得ると理解されるべきである。異なる色のチェックマークを、特定のユーザを示すために、又はアイテムが現在のユーザ又は異なるユーザによってチェックアウトされたときに利用することも可能である。
さて、図9を参照して、チェックアウトされたアイテムは、前記バージョン制御サブメニュー120及び状況メニュー116において利用可能とされた適切なコマンドを使用して手動でチェックインされることが可能である。ユーザが手動チェックイン環境を続行することに決めたとき、チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124は、前記チェックイン手順のユーザの開始に基づいて生成されることが好ましい。前記チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124は、前記アイテムの変更に関してユーザが供給したコメントを受け付けるためのコメント・フィールド126を有している。コメントは、例えば、変更がなされた理由の説明を含むことが可能である。前記コメント・フィールド126に加えて、チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124は、下記の表2で詳細に記述されるその他の幾つかのオプションをユーザに提供する。
Figure 2013008375
特に、ユーザには、チェックインされるべきアイテム(これはチェックアウトもされるべき)に関連付けられた任意の下位アイテムがチェックインされるべきであることを示すオプション、また、アイテムが更なる変更のためにチェックアウトされ続けるべきであることを選択するオプションが付与されている。上述のように、前記チェックイン操作は、バージョン制御データベース102における前記コンフィギュレーションを表わすデータも、最新のコンフィギュレーション・バージョンとして格納する。しかし、この場合、たとえ前記アイテムがチェックインされているとしても、該アイテムのコンフィギュレーションへの更なる変更をなす機会は、アイテムがチェックアウトされたままであるので、存続し続ける。
チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124は、前記チェックイン手順を実行又はキャンセルするための「OK」ボタン128及び「キャンセル」ボタン130をそれぞれ備えるとともに、前記アイテムの現在のバージョン(コンフィギュレーション・データベース100に格納されたデータによって表わされる)と、チェックインされるべき変更されたバージョンとの比較を開始するための「違い」ボタン132を備える。比較情報は、コンフィギュレーション・データベース100とバージョン制御データベース102内の最新のバージョンとにアクセスすることで上記VCATシステム98によって生成され、ユーザ・インタフェース94を介して提示される。「違い」情報の生成及び提示は、以下に更に詳細に説明される。
或るアイテムにチェックインするにあたって、上記VCATシステム98は、前記アイテムがチェックインされていることを示すために該アイテムの外見を変更することが可能である。この外見の変更は、例えば、それに関連するアイコン上のチェックマークの除去に相当することがあり得る。上記VCATシステム98は、チェックアウトされたアイテムがチェックマーク等によってこのように示されることを確実にするために、ユーザに対して、コンフィギュレーション・データベース100におけるアイテムの全てのための状態更新を要求することができるようにする機能性を更に有することが可能である。例えば、2人以上のユーザが同時に前記プロセスを設定することに取り組んでおり、前記ユーザのうちの1人が別のユーザのユーザ・インタフェース94上に示されたアイテムを最近チェックアウトした場合、このような機能性は必要であり得る。
チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124内の「キャンセル」ボタンの選択は、チェックイン操作を開始することなくチェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124を閉じる。
しかし、上記VCATシステム98は、アイコン上のチェックマークを削除する「チェックアウトを元に戻す」タスクをユーザが開始することも可能とし、そして、前記アイテムが変更される場合、バージョン制御データベース102から最新のバージョンを示すデータを取り出し、該データをコンフィギュレーション・データベース100にインポートする。この手順は、チェックアウト操作の時点で現在のバージョンに、バージョナブル・アイテムのコンフィギュレーションを元に戻す。このタスクは、上記VCATシステム98に関連付けられたドロップダウン又は状況メニューを介して利用できるようにすることが可能である。
前記コンフィギュレーション・アプリケーション96は、チェックアウト/チェックイン操作を開始する追加の方法を提供することが可能である。例えば、ユーザは、Explorerシステム内のアイテムを選択することが可能であり、また、右クリック又は同様のポインタ操作を通じてそれに関連付けられた「プロパティ」にアクセスすることが可能である。それから、プロパティ・ウィンドウは、前記ウィンドウ内に表示された様々な「プロパティ」フィールドの内容について編集することを提供する標準的なウィンドウズ(登録商標)手法に従って生成される。モジュールは、例えば、それに関連付けられたテキスト形式の記述を有することが可能であるか、又は前記プロセス内で実行中の或るパラメータを利用することが可能である。テキスト形式の記述及びパラメータの値は、前記モジュールの「プロパティ」として指定され得る。ユーザがプロパティを変更して「OK」又は「適用」ボタンを選択する場合、上記VCATシステム98は、上述したようにチェックイン手順が開始された後で、(自動チェックアウトが有効とされていなければ)前記アイテムをチェックアウトすることをユーザに促す。同様の動作は、プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションのコマンド・メニューにおいて利用可能とされた「開く」コマンドの利用を通じて生成され得る。
ユーザが前記Explorerシステム内のアイテムの名前を変更しようとするとき、チェックアウト手順は、上記VCATシステム98によって開始されることも可能である。標準的なウィンドウズ(登録商標)手法に従って、ユーザは、アイテムに関連付けられた名前を、それを編集することを許容すべく、選択することが可能である。一旦、ユーザが名前を編集し終わり、変更に入ろうとすると、前記アイテムがチェックアウトされる場合に限って新しい名前が受け付けられる。アイテムが既にチェックアウトされている場合、前記アイテムは、コンフィギュレーション・データベース100において名前を変更され、前記アイテムの新しいバージョンを示すデータは、それがチェックインされるときに、バージョン制御データベース102に格納される。このとき、上記VCATシステム98は、名前を変更する操作を記述するコメントを表わすデータを更に生成することが可能であり、それから、このようなデータを、前記アイテムの新しいバージョンを示すデータと関連付けることが可能である。名前を変更されるべきアイテムが未だチェックアウトされていなければ、前記アイテムを、ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を介してチェックアウトする趣旨を(自動チェックアウトが有効とされていなければ)、ユーザに促す。
上述のように、アイテムの各々の前のコンフィギュレーションを表わすデータは、それに割り当てられたバージョンを反映するデータとともに、バージョン制御データベース102に格納される。前記バージョンは、数字によって識別されることが好ましいが、その他の任意の方法で示されることが可能である。バージョン番号に関連付けられた各々の前のコンフィギュレーション有することは、前記プロセスがランタイム環境であるときと同様に、バージョン制御データベース102の内容の解析の間、ユーザを補助することが可能である。このために、アイテムがプロセス・コントローラ12及び/又はバッチ・エグゼクティブ・ルーチンにダウンロードされるときに、前記アイテムのバージョン番号又は識別子が、アイテム・パラメータとして含まれていることが好ましい。(前記バッチ・エグゼクティブ・ルーチンは、バッチ・プロセスの実行を管理し、これに接続するプロセス・コントローラ12を監視するためにホスト・ワークステーション14上に常駐する。)換言すれば、プロセス制御システム10がプロセスを実行する準備をしているときにホスト・ワークステーション14からダウンロードされるデータは、ダウンロード操作に関係しているコンフィギュレーション・データベース100における或るアイテムのためのデータ(即ち、各モジュール,フェーズ,手続き的な要素等)を識別するバージョンを含んでいる。それから、前記バージョン情報は、ランタイム環境において、前記プロセス・コントローラ12及び/又はバッチ・エグゼクティブ・ルーチンを通じてプロセス・オペレータによって利用可能である。前記バージョン情報についての知識は、コンフィギュレーション・アプリケーション96内で作業しているプロセス・オペレータとプロセス設計者との間の通信を補助することが可能である。
アイテムをプロセス・コントローラ12にダウンロードすること、又はランタイム環境一般は、ダウンロード手順を通じてユーザを案内するユーザ・インタフェース94のためのコンフィギュレーション・アプリケーション96によって生成された一又は複数のダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を含むことを注記しておく。これらのダイアログ・ウィンドウは、上記VCATシステム98がそれに統合されないとき、コンフィギュレーション・アプリケーション96によって生成された同一のウィンドウに対応することが可能である。しかし、上記VCATシステム98は、ダウンロードされるべき全てのアイテムがダウンロード手順を進めされる前にチェックアウトされていないことを確かめることが可能である。もし何れかのアイテムがチェックアウトされた場合、上記VCATシステム98は、ユーザに状況を警告し、且つチェックアウトされたアイテムを識別するための一又は複数のエラー・ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を生成することが可能である。このようなエラー・ダイアログ・ウィンドウは、前記ダイアログ・ウィンドウにおいて識別された一又は複数のチェックアウトされたアイテムのチェックイン手順を開始させるように案内するために、その中にボタンを設けることによってチェックイン手順を容易にすることが可能である。
さて、図10を参照して、バージョン識別情報は、本願発明の1つの実施形態に係る上記VCATシステム98によって生成されたバージョン監査証跡レポート(以下、単に「監査証跡レポート」と称す)を通じてプロセス設計者が利用可能なようになされることが可能である。一般に、前記プロセス・コンフィギュレーションへの各変更又は修正は、前記プロセスに関連付けられた特定のバージョンとしてバージョン制御データベース102に記録される。前記バージョン及び前記変更の要旨を示すデータは、チェックインの日付及び時間,並びに前記アイテムにチェックインしたユーザ,及び前記変更の理由を表わすデータとリンクされることが可能ある。上記VCATシステム98は、また、チェックアウトの日付及び時間を表わすデータとともに、前記アイテムをチェックアウトしているユーザのアイデンティティーも格納することが可能であることを注記しておく。
前記監査証跡レポートは、ユーザ・インタフェース94に対して上記VCATシステム98によって生成された監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140を介してユーザに提供されることが可能である。詳述すれば、「履歴表示」タスクは、ユーザがコンフィギュレーション・アプリケーション96のうちの1つ内にある間、例えば、状況メニュー116を含む上述のテクニックのうちの1つを使用することによって前記ユーザによって開始されることが可能である。履歴の監査証跡は、その他の任意の提示装置(例えば、プリンタ)介してユーザに提供されることも可能であり、又は、例えば、監査証跡を表わすデータがネットワーク上を電気的に伝送されるように、前記レポートの電子版として具現化されること可能である。
前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、バージョン番号,チェックアウトに関連付けられたユーザ名,チェックインの日付及び時間,並びに変更又は動作についての記述に関するバージョン情報を提示するための複数のフィールド名を識別するヘッダ144を有するテーブル部142を備えている。前記バージョン情報は、図10に示す前記フィールド名の下方に行(又はレコード)として提示されている。各レコードは、ポインタを介して選択可能であり、様々な操作を開始することができる。前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウに関連して、上記VCATシステム98によって提供される機能性は、下記の表3に要約してある。
Figure 2013008375
表3に記述したように、ユーザは、そのバージョンに対応するテーブル部142の行を選択し、それから、表示ボタン143を選択することによって、前記アイテムのバージョンの詳細を見ることが可能である。それから、前記バージョン制御データベース102に格納されたデータは、アイテムの性質に基づいて、テキスト形式又はグラフィカル形式の何れか又は両方で前記アイテムの選択されたバージョンのコンフィギュレーション情報を提示すべくアクセスされる。或るアイテムは、例えば、テキストでのみ構成されることがあり得、従って、グラフィカル形式で見られることがないかも知れない。例えば、ワークステーション又はI/Oデバイスのようなバージョナブル・アイテムは、変更されることができるパラメータのみを含んでいる。前記パラメータは、テキストで記述され、従って、このようなアイテムにはグラフィカル形式の表示は利用できない。しかし、或るアイテムは、グラフィカル形式及びテキスト形式で見られることがあり得、アイテム(例えば、モジュール,複合機能ブロック,又は一連のフローチャート・アルゴリズムに基づいたその他のアイテム)を一般に有することが可能である。そのような場合に、ユーザは、前記フォーマット(形式)のうちの1つを選択することを促され得、又は、これに代えて、両方のフォーマットが提示されることがあり得る。
テキスト形式で示されるアイテムの一例は、図11に示されており、これはユーザ・インタフェース94のために上記VCATシステム98によって生成された画面表示である。該画面表示は、アイテムに関連付けられたテキスト形式の情報のためのフレーム148を有するテキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146を備える。該テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146は、ユーザに、以下に説明する幾つかの表示オプション又は操作を提供する。
図12は、グラフィカル形式で示されるアイテムの画面表示の一例である。テキスト形式用の画面表示のように、グラフィカル形式は、アイテムに関連付けられたグラフィカル形式の情報のためのフレーム152を有するグラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ150を通じて提示される。
図11及び表3に戻って、ユーザは、また、前記要求されたバージョンを強調表示させた後に、詳細ボタン154を選択することによって、特定のバージョンのために、チェックインの時点で記録される如何なるコメントも解析することが可能である。前記コメントは、チェックイン・ダイアログ・ウィンドウ124を通じて、好ましくは格納される。しかし、その他の方法は、特定のバージョンとともにコメントを表わすデータを関連付けるために利用されることがあり得る。前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、さらに、ユーザに、ポインタ(又はその他の選択機構)を使用することによって、アイテムの2つのバージョンをテーブル部142に対応する2つの記録を強調表示させるように選択させる。2つの記録を強調表示させることは、ユーザに、違いボタン156を選択することによって違い操作を開始させることを可能にし、それによって、上記VCATシステム98に、ユーザが前記2つのバージョンを比較することができるようにするフォーマットで、アイテムの各々の選択されたバージョンのためにコンフィギュレーション情報を提供する違いウィンドウ・ダイアログを生成させる。前記違い操作については、以下に更に詳細に説明する。単一の記録がハイライトされた場合、及び違いボタン156が選択された場合には、上記VCATシステム98は、前記選択されたバージョンが、コンフィギュレーション・データベース100に格納されたアイテムの現在のバージョンと比較されるように、前記違いウィンドウを生成する。
前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、通常、ユーザが、アイテムのコンフィギュレーションの前のバージョンのうちの1つを実行することも可能にする。詳述すれば、上記VCATシステム98は、前記選択されたアイテムに関連付けられたコンフィギュレーション・データベース100に格納されたデータを変更するために、前のコンフィギュレーション・バージョンを表わすデータを取り出すべくバージョン制御データベース102にアクセスするルーチンを開始することを、ユーザによって指示されることが可能である。それから、コンフィギュレーション・データベース100の変更は、コンフィギュレーション・データベース100にデータをバージョン制御データベース102からインポートすることによって発生することがあり得る。アイテムの前のコンフィギュレーション・バージョンに、及び1つの実施形態に従って、この「ロールバック」を実行するために、監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、テーブル部142での記録が一旦選択されてから、ユーザによって選択されることがあり得るロールバック・ボタン158を有している。
1つの実施形態において、上記VCATシステム98は、ランタイム環境での使用のためにプロセス・コントローラ12にダウンロードされたコンフィギュレーションに、ロールバックするためのオプションをユーザに提供する。このようなロールバック操作は、ドロップダウン又は状況メニューから「ダウンロードを回復」の如きタスク・アイテムの選択によって開始されることが可能であり、ダウンロードされたそれらのバージョンをリスト化するだけである特別の監査証跡ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)の、上記VCATシステム98による生成を含む。以下に更に詳細に説明するように、バージョン制御データベース102は、どのバージョンがランタイム環境での使用ためにダウンロードされたかを示すデータを有することが好ましい。それから、バージョンは、ユーザによって選択されることがあり得る。そして、そのどちらかのコンフィギュレーション情報が、上記VCATシステム98によってバージョン制御データベース102から取り出され、最新のコンフィギュレーション・バージョンとして格納される。
上記VCATシステム98は、コンフィギュレーション・データのインポート操作がコンフィギュレーション階層内のその他のアイテム及び該アイテムに依存するプロセスについてチェックすることに成功したか否かを判定することが好ましい。例えば、モジュールのコンフィギュレーション・バージョンが回復しているとき、該コンフィギュレーション・バージョンは、或る下位アイテム(例えば、複合機能)ブロックが存在することを要求することがあり得る。それから、前記モジュールは、前記ロールバック操作の成功がその下位アイテムの継続的な存在に依存する観点において「依存性」を有すると言える。モジュールは、依存性(例えば、埋め込まれた機能ブロック,結合された機能ブロック,エミュレーション・セット,アラームの種類,その他のモジュール,プラント・エリア,及びコントローラ)の多数の異なる種類を有することが可能である。従って、1つの実施形態において、上記VCATシステム98は、任意のバージョナブル・アイテムが削除されているかを判定するために、ロールバックの対象となっているアイテムの各々の下位アイテムをチェックする。
好ましい実施形態において、前記コンフィギュレーション・データベースにインポートされたデータは、アイテムの最新のコンフィギュレーション・バージョンとともに、バージョン制御データベース102にチェックインされる。該チェックインは、コンフィギュレーション・データベース100の変更と並行して発生し、ユーザがアイテムの前のコンフィギュレーション・バージョンへ戻ったことを示すコメントを表わすデータのストレージを含むことが好ましい。これに代えて、上記VCATシステム98は、カスタマイズされたコメントを入力する、デフォルトのコメント入力する、又は全くコメントを入力しないオプションをユーザに提供すべく、ダイアログ・ウィンドウを生成することが可能である。前記ロールバック・タスクが開始される前にアイテムがチェックされた場合には、上記VCATシステム98は、前記ロールバック・タスクが完了された後でアイテムをチェックアウトし続ける。
最後に、監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140は、監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140を閉じて、その前の状態にユーザ・インタフェース94を戻すためのボタン160を有している。
図10に示すように、前記監査証跡レポートにおいて記録される動作(チェックイン操作以外)のうちの1つは、プロセス・コンフィギュレーション全体にラベルを設定する操作である。さて、図13を参照して、ユーザは、例えば、コンフィギュレーション・アプリケーションを使用して設計されたモジュールのうちの1つ内のバージョナブル・アイテムを選択することによって、上記VCATシステム98によって生成されたドロップダウン又は状況メニューの何れかを介してラベルセット・タスクを選択することによって、ラベルセット操作を開始することが可能である。これに応じて、上記VCATシステム98は、ラベル・フィールド164及びコメント・フィールド166を有するラベルセット・ダイアログ・ウィンドウ162を生成する。それから、バージョン制御データベース102における前記選択されたアイテム(及び下位アイテム)に適用するラベルの入力を、ユーザに促す。それから、バージョン制御データベース102に格納された各アイテムの最新のコンフィギュレーション・バージョンには、ユーザが入力したラベルが割り当てられる。また、バージョン制御データベース102に格納された監査証跡データは、前記ラベルの割り当てを反映すべく更新されるが、最新のコンフィギュレーション・バージョンに適用されることが好ましい。詳述すれば、監査証跡のコンフィギュレーション履歴データ内のバージョン動作は、前記バージョンが入力された名前を有する新しく割り当てられたラベルに対応するように反映し、これに関連付けられた詳細は、ラベルセット・ダイアログ・ウィンドウ162のコメント・フィールド166にユーザによって入力された情報に対応する。
ラベルをセットすることは、様々なアイテムのコンフィギュレーション・バージョンがプロセスでの実施のためにプロセス・コントローラ12にダウンロードされた場合、プロセス設計者が「コントローラ1にダウンロードされた」の如きラベルによって手動で注記することを可能とするように、プロセス設計者にとっては利点がある。しかし、上記VCATシステム98は、前記ランタイム・デバイスにダウンロードされているように、コンフィギュレーション・バージョンにフラッグを立てるべく、各々のダウンロードされたアイテムに対してラベルを自動的に割り当てることが好ましい。ダウンロードの日付及び時間、並びに並列ダウンロードされたアイテムのような更なる情報を表わすデータを、前記ラベルに関連して格納することも可能である。
従って、上記VCATシステム98は、プロセス全体又はその幾つかの部分のコンフィギュレーションを、バージョン制御データベース102において影響を受けたアイテムの各々に対して上述の手順でセットされたラベルに関連付けられたバージョンに回復する機能を提供することが可能である。1つの実施形態において、この機能は、コンフィギュレーション・アプリケーション96を使用して展開されたコンフィギュレーション階層におけるルート(又は最上位層の)アイテムのみに適用される。このような事例においては、「ラベルにシステムを回復する」タスクは、ユーザが、ルート・アイテムを選択し、ドロップダウン・メニュー又は図7に示されたメニューと同様の状況メニューから適切なタスク・アイテムを選択しようとするときに、開始され得る。或るラベルに前記システムを回復する意図をユーザに確認するために、上記VCATシステム98が、警告ダイアログ(図示せず)を生成することも可能である。それから、「ラベルにシステムを回復する」タスクが望ましいとユーザが示した場合には、当該システムが回復された前記ラベルの名前をユーザに促すことも可能である。これに代えて、上記VCATシステム98は、前記システムを、バージョン制御データベース102にセットされた最後のラベルへ自動的に回復することも可能である。何れにしても、システムをラベルに回復するタスクを一旦実行すると、上記VCATシステム98は、各アイテムに対するラベルに関連付けられたコンフィギュレーション・バージョンを表わすデータを取り出すべく、バージョン制御データベース102にアクセスし、取り出したデータをコンフィギュレーション・データベース100にインポートする。それから、上記VCATシステム98は、各アイテムに対する新しいコンフィギュレーション・バージョンを示すデータを、前記ラベルへの復元を反映するそれに関連付けられたデータとともに格納することによって、復元を反映すべく、バージョン制御データベース102を変更する。1つの実施形態において、このデータは、前記ラベルへの復元を示すコメントを表わすデータを格納することによって、コンフィギュレーション・バージョンに関連付けることが可能である。
1つの実施形態によれば、上記VCATシステム98は、コンフィギュレーション・データベース100から削除又は除去されたアイテムを表わすデータを、バージョン制御データベース102に依然として格納することが好ましい。このような場合には、バージョン制御データベース102は、前記削除されたアイテムを利用してプロセス・コンフィギュレーションに回復することをユーザが決めることに依存する。さて、図14を参照して、上記VCATシステム98は、ユーザに、コンフィギュレーション・データベース100から削除されているアイテムを除去できるようにすることも可能である。そのために、上記VCATシステム98は、このような削除されたアイテムのリストを有する回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168を生成する。該回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168は、ドロップダウン又は状況メニューにおける回復/除去タスク・アイテムの選択に基づいて生成されることも可能である。このようなタスク・アイテムは、コンフィギュレーション・アプリケーション96でのアイテムの選択の後で、使用可能又はユーザが利用できるようにすることも可能である。前記選択されたアイテムがコンフィギュレーション・データベース100から削除された一又は複数の下位アイテムを有する場合には、ユーザは、前記削除されたアイテムの一又は複数を表わすデータをコンフィギュレーション・データベース100に追加すべく、回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168を介して回復操作を開始することが可能である。
前記回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168は、前記ユーザによって選択されているリストにおける一又は複数の削除されたアイテムを元に戻すための回復ボタン170を有している。削除されたアイテムを回復するときに、上記VCATシステム98は、前記削除されたアイテムの最新のコンフィギュレーション・バージョンを取り出すべく、バージョン制御データベース102にアクセスし、それから、これに関連付けられたデータをコンフィギュレーション・データベース100にインポートすることが可能である。これに代えて、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102に格納されている複数のバージョンの程度、以前のコンフィギュレーション・バージョンの選択をユーザに促すことも可能である。
一方、回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168において提供される除去ボタン172の選択は、バージョン制御データベース102から前記アイテムに関連付けられた任意のデータを除去する結果となる。前記回復/除去ダイアログ・ウィンドウ168に関する更なる詳細は、下記の表4で提供される。
Figure 2013008375
本願発明の1つの実施形態によれば、上記VCATシステム98は、コンフィギュレーション・アプリケーション96によって生成されず、展開されず、又は管理されないアイテムに対するバージョン制御及び監査証跡の機能性をサポートする。例えば、ユーザは、特定のアイテムの機能性を記述する文書処理プログラムで文書を生成することが可能である。コンフィギュレーション、即ち記述が変更されるときに、前記文書の如何なる編集であっても格納及び追跡することが望ましい。このために、Explorerシステムによってユーザ・インタフェース94に生成されたメイン制御ウィンドウ80は、新しいバージョン制御アイテムを指定すべく利用される。詳述すれば、第1のユーザは、「ユーザの作業領域」オブジェクト(例えば、Explorerシステムにおけるオブジェクト)を拡張する。それから、階層フレーム82内で新しいフォルダを生成するように案内されたタスク・アイテムは、ユーザによって選択され、新しいフォルダが、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って生成されて名前を付けられる。同様に、新しいアイテムを生成するように導かれたタスク・アイテムが選択され、それから、ユーザは、最近生成されたフォルダ内に新しいアイテムとして挿入するための文書又はファイルに対してブラウズする機会を提供される。前記文書又はファイルは、前記フォルダに一旦挿入されると、バージョン及びバージョンに関連する情報が格納され得る別のアイテムとしてバージョン制御データベース102に追加される。その後、前記ファイル又は文書のバージョンの何れかが、ドロップダウン又は状況メニューを介してユーザが利用可能なようになしてある入手タスク・アイテムを使用してバージョン制御データベース102から取り出されることが可能である。前記入手タスクは、取り出されたファイル(例えば、フレキシブル・ディスク)のための所望するストレージ位置を促すダイアログ・ウィンドウ(図示せず)をユーザに提供する。それから、前記ファイル又は文書(例えば、文書処理アプリケーション)を生成するために利用されるネイティブ・アプリケーションが、前記所望するストレージ位置から前記ファイル又は文書にアクセスすべく使用され得る。
さて、図15を参照して、上記VCATシステム98は、ユーザ・インタフェース94を介してユーザにバージョン制御フィードバック情報の表示のためのメッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174を生成することが好ましい。該メッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174は、各バージョン制御操作のテキスト形式の説明を、それが発生する際に、文書化のテキスト・ボックス176を有している。通常、メッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174は、クリア・ボタン178がユーザによって最後に選択された時点から発生した操作の履歴に亘って、ユーザがスクロールできるようにしてある。また、中止ボタン180は、次の機会にユーザがバージョン制御操作を中止することができるように設けられている。例えば、ユーザがロールバック操作を開始した場合、上記VCATシステム98による操作の実行は、例えば、該操作の実行が既に完了されていない限り、前記中止ボタン180の選択をもって停止されることが可能である。前記メッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174は、バージョン制御操作が或る時間発生しなかった場合、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って自動的に最小化することが可能である。それから、前記メッセージ・ダイアログ・ウィンドウ174は、次のバージョン制御操作の開始の際に、ユーザ・インタフェース94上に自動的に再表示される。
さて、図11に基づいて、上記VCATシステム98がテキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146を介してアイテムのコンフィギュレーションのテキスト形式の表示が、ユーザに提供される方法を説明する。上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102における各アイテムのコンフィギュレーション情報をテキスト形式で表示することができるが、これは必須ではない。上述したように、或るアイテムは、その性質上、グラフィカル形式で表示されることもあり得るコンフィギュレーション情報を有することも可能である。
なお、或るアイテムのためのコンフィギュレーション情報が記述される前記フォーマットは、本願発明の実施には無関係である。しかし、上記VCATシステム98は、アイテムの1つのコンフィギュレーション・バージョン見るときと、2つのバージョンを比較するときとの両方で必要なユーザによる水平方向のスクロール量を最小化するテキスト形式のフォーマットを利用することが好ましい。さらに、キーワード及びラベルがオブジェクトの種類及びプロパティの如き属性を確認すべく利用することが好ましい。アイテムの種類を識別するラベルが利用され得る例としては、「パラメータ(PARAMETER)」,「機能ブロック(FUNCTION BLOCK)」,及び「コントローラ(CONTROLLER)」が含まれる。プロパティ・ラベルの例としては、「名前(NAME)」及び「説明(DESCRIPTION)」がある。それから、前記キーワード及びラベルは、適当な言語に翻訳され得る。例えば、日本語バージョンのユーザ・インタフェース94では、日本語でキーワードを表示する。前記言語における条件付きの及びその他の論理的な記述を、テキスト形式での表示用に、読み易いフォーマットに変換することも可能である。
1つの実施形態において、各アイテムのためのテキスト形式のフォーマットは、開始(BEGIN)及び終了(END)の如き区切り言語を含んでいる。例えば、図11に示すように、或るモジュールのコンフィギュレーションのバージョン番号「13」は、以下の「BEGIN」及び「END」によって区切られるパラメータを有している。
BEGIN Parameter "ABS PRESS CF"
END Parameter "ABS PRESS CF"
別の実施形態において、前記アイテムの名前は、以下の例の如きラベルに関して識別されないかも知れない。
BEGIN FUNCTION BLOCK
NAME = "AI1"
DEFINITION = "AI"
DESCRIPTION = "Analog Input"
LEFT = 200
TOP = 200
HEIGHT = 125
WIDTH = 400
END FUNCTION BLOCK
前記テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146は、検索ボタン200、下方へ検索ボタン202,及び上方へ検索ボタン204を有している。該ボタン200,202,及び204は、一般に、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従ってポインタ等によりそこで選択された文字列に基づいて、フレーム148内に記述されているテキスト形式の情報までユーザを案内する。このために、前記検索ボタン200を選択することによって検索操作を開始することは、上記VCATシステム98に、前記フレーム148でのユーザの案内を容易にする検索ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)生成させ得る。それから、或る文字列は、フィールドに入力され得るが、この文字列の第1の例が、例えば、前記検索ダイアログ・ウィンドウにおける「OK」ボタン(図示せず)を選択することによって検索されることが可能である。その後、ユーザは、前記ボタン202,204を、下方又は上方の何れかへそれぞれ前記文字列を検索すべく使用することが可能である。テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146を介して提供されるこれらの操作及びその他に関する更なる情報について、下記の表5で説明する。
Figure 2013008375
この時点で、テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146において記述されたテキスト形式の情報がバージョン制御データベース102に格納されたそれを表わすデータから上記VCATシステム98によって生成される方法をより詳細に記述することは、有益である。前記バージョン制御データが格納される方法が本願発明の或る観点の実施に重大でないことは、まず理解されるべきである。しかし、本願発明の1つの実施形態において、前記バージョン制御データは、ファイル型のフォーマットでバージョン制御データベース102に格納されることが好ましい。その他の実施形態においては、前記バージョン制御データベースがオブジェクト指向データベースを備えるように、前記データは、オブジェクト指向的に格納される。
前記バージョン制御データベース102は、本願出願人であるフィッシャー・ローズマウント・システムズ社から入手可能な前記DeltaV(商標)データベース管理アプリケーションを使用して好ましくは管理され、データベース100,102の両方を取り扱うために必要な範囲で変更される。これに代えて、Microsoft社のSQL Server(登録商標)Enterprise Managerをこの目的に利用することも可能である。
コンフィギュレーション・バージョンを表わすテキスト形式の情報を生成するために、上記VCATシステム98は、テキスト形式又はグラフィカル形式のフォーマットの何れかに変換することができる方法で、妥当なデータをエクスポートすべくバージョン制御データベース102に主としてアクセスするルーチンを実行する。このために、チェックイン操作の間、上記VCATシステム98は、XML(拡張可能なマークアップ言語)の如きマークアップ言語に従ってファイルにおけるバージョン制御データを表わすテキスト型の表示を格納する。この時点で生成された前記XML文書に含まれるテキストを、バージョン制御データベース102に格納される単一の文字列に順番に並べることも可能である。詳述すれば、1つの実施形態において、各バージョナブル・アイテムは、各コンフィギュレーション・バージョンに対応するデータベースのレコードを有することが可能である。その事例において、各コンフィギュレーション・バージョンのレコードは、該コンフィギュレーション・バージョンに関連付けられたバージョン制御データを表す、それに格納されたXMLテキストの単一の文字列を有することに供するフィールドを備えている。これらのコンフィギュレーション・バージョンのレコードは、バージョン制御データベース102(この場合、リレーショナル・データベース)において、複数のテーブルのうちの1つのテーブルを構成することが好ましい。前記リレーショナル・データベースは、以下のものを格納するように案内するその他のテーブルを有することが可能である。(1)各バージョナブル・アイテムが削除されたかどうか、現在のバージョンの識別子、前記アイテムが現在チェックアウトされているどうか、及びもし該当するならば、どこへ、(2)各バージョナブル・アイテムのための監査証跡情報など。
好ましい実施形態において、或るアイテムのコンフィギュレーションを完全に規定するために必要なコンフィギュレーション・データの全ては、各バージョンに対して別々に格納される。これに代えて、前記コンフィギュレーション・データは、バージョンの違いを規定するのみである方法で格納され得、その場合には、複数のデータベース・フィールドに関連付けられたデータは、特定のバージョンに対するXML文書を展開すべくアクセスされなければならない。
従って、バージョン制御データベース102に後でアクセスするときに、簡単に操作することができ、また、解析することができる構造を持つ方法で、前記バージョン制御データが記述される。図11の例で示されるコンフィギュレーション情報を展開するために、上記VCATシステム98は、読み易いテキスト形式で前記コンフィギュレーション情報を提供すべく、前記バージョン制御データのXML表示を変換する。XML形式化されたデータが処理される方法は、当業者には容易に理解されるべきであるが、次に更に詳細に記述される。
本願の出願時の段階で、XMLは、当業者には周知のマークアップ言語であり、ワールドワイド・ウェブ・コンソーシム(www.w3.org)によってXML1.0として標準化中である。その他のデータ方式が利用され得る一方で、多数のマークアップ言語の何れか1つの使用によって、前記アイテムのコンフィギュレーションのテキスト形式及びグラフィカル形式の表示の生成を容易にすることが好ましい。
一般的に言って、XMLで記述される文書は、単一のルート(又は文書)要素から始まるノードと同様に、宣言,コメント,及び処理命令からなる論理的な構造を有する。例えば、バージョナブル・アイテムは、制御方法の一部を表すために、最初の又はルート「モジュール」要素を有することが可能である。このモジュール要素は、名前(NAME)と呼ばれる属性ノードを含むことがあり得、前記モジュールの名前を含むテキスト・ノードを有する。加えて、前記モジュールに、該モジュールを記述するための要素ノードを含ませることも可能である。このような要素は、例えば、「アルゴリズムの種類(ALGORITHM TYPE」,「説明(DESCRIPTION)」,「実行速度(EXECUTION SPEED)」,及び「モジュールの種類(MODULE TYPE)」を含むことが可能である。これらの要素の各々は、前記コンフィギュレーションのその特定の一部を代表する値を保持するテキスト形式のノードを有することが可能である。前記モジュール要素ノードは、追加の要素を含む要素ノードを更に有することが可能であり、従って階層を生成する。例えば、モジュールは、「ステップ(STEP)」を含むことが可能であり、該ステップは、一又は複数の「動作(ACTION)要素」を有することが可能である。該動作要素は、順番に、「名前(NAME)」,「説明(DESCRIPTION)」,「動作の種類(ACTION TYPE)」等の如き要素を含んでいる。
このように、前記XMLフォーマットは、HTML文書にあるものと同様のタグを補助として用いてバージョン制御データを記述する。しかし、XML文書において、前記タグは、上述したように、格納されているデータの種類にカスタマイズされることが可能である。例えば、テキスト形式の表現が上述の如くに提供された機能ブロックは、XMLフォーマットで下記の如く記述される。
<Function Block>
<Name>AI1</Name>
<Name>AI1</Name>
<Definition>AI</Definition>
<Description>Analog Input</Description>
<Left>200</Left>
<Top>200 Top>
<Height>l25</Height>
<Width>400</Width>
</Function Block>
XML文書に格納されたデータは、前記バージョン制御データに関連付けられた複数のノードを有するデータ・ツリー構造を作成すべく前記文書を解析するために提供されるオブジェクト・モデルに従ってアクセスされる。本願発明の実施には、XMLに適用される際に、文書オブジェクト・モデルの如き幾つかの異なるオブジェクト・モデルの何れかを利用することが可能である。
このように、ユーザ・インタフェース94を介してテキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146で提供されるテキスト形式の情報は、コンフィギュレーション・バージョンに対する上述のオブジェクト・ノードを生成すべく、データベース・フィールドにXMLテキストをロードすることによって生成される。それから、前記文書オブジェクト・モデルは、コンフィギュレーション情報を引き出す目的から、また、選択されたバージョン及びアイテムに対して図11に示されたテキスト形式のフォーマットを生成する目的から、前記オブジェクト・ノードによって確立されたデータ構造をトラバース(traverse)すべく使用されることが可能である。
図12のグラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ150は、上述のXML型のルーチンからも生成される。当業者には容易に理解されるように、前記テキスト形式の情報を生成するために利用される同一のXML文書は、グラフィカル形式の表現をサポートすることが可能であり、或るオブジェクトがどの様に表示されるかについての知識とともに、前記ツリー構造における必要なオブジェクトを与えられる。限られた数の利用可能なオブジェクトの種類とともに、このような知識は、上記VCATシステム98によって提供される。例えば、或るアイテムが機能ブロックであることを前記XML文書が示すときに、上記VCATシステム98は、包括的に描写してある機能ブロックのルーチンを開始することが可能であり、そのようにする際に、その他のパラメータに従って機能ブロックを描くために、前記XML文書において提供されるデータを再び参照することが可能である。
全てのアイテムがグラフィカル形式で表示されることがあり得るというわけでないと理解されるべきである。しかし、グラフィカル形式で表示され得るアイテムは、機能ブロック又は一連のフローチャート・アルゴリズムによって一般に規定されるものを含むが、これに限定するものではない。
前記監査証跡ダイアログ・ウィンドウ140におけるコンフィギュレーション・バージョンのユーザの選択から生じるグラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ150は、前記コンフィギュレーションの閲覧を容易にするためにユーザに様々なオプションを提供する。詳述すれば、前記表示ダイアログ・ウィンドウ150は、上述の方法に従ってテキスト形式でフレーム152において表示されるコンフィギュレーション情報をユーザに表示させるテキスト表示ボタン206を有している。該テキスト表示ボタン206は、また、フレーム152において表示される特定の下位アイテムに案内するようにすることも可能である。詳述すれば、ユーザは、下位アイテムを選択した後で、テキスト形式で下位アイテムのコンフィギュレーション情報を見るために前記テキスト表示ボタン206を選択することが可能である。これに代えて、前記下位アイテムは、選択されるべきアイテムとして、テキスト表示のタスクを提供する状況メニュー207を生成すべく、右クリック等を使用して選択されることが可能である。
前記表示ダイアログ・ウィンドウ150は、親表示ボタン208及び掘り下げボタン210を更に有している。該掘り下げボタン210は、グラフィカル形式で元々選択されたアイテムの下位アイテムに対して、コンフィギュレーション情報を(可能な範囲で)表示するためのオプションをユーザに提供する。前記フレーム152において一旦表示されたアイテム(例えば、複合機能ブロック212)がユーザによって選択された場合には、ユーザがポインタ等を用いて前記掘り下げボタン210を選択することを可能とする。それから、該ボタン210は、関連するグラフィカル形式のコンフィギュレーション情報を表示するために、前記下位アイテムに「掘り下げ」ていくために選択されることが可能である。前記掘り下げタスクは、状況メニュー207を使用して開始されることも可能である。
前記親表示ボタン208は、下位アイテムの表示を削除することによって、前記親アイテムのグラフィカル形式の表示に戻るためのオプションをユーザに提供する。これに代えて、親表示操作が上記VCATシステム98に、前記下位アイテムに関連付けられた前記ダイアログ・ウィンドウを閉じさせ、それによって、前記親アイテムのグラフィカル形式の表示に戻らせるように、前記下位アイテムは、個別のダイアログ・ウィンドウにおいて表示されることが可能である。
その他の実施形態において、グラフィカル形式の表示が下位アイテムに利用可能でない場合(例えば、それが複合機能ブロック又はモジュールを構成しない場合)には、テキスト表示ダイアログ・ウィンドウが生成される。グラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ内で下位アイテムに掘り下げていく行為が、最終的にテキスト表示ダイアログ・ウィンドウという結果となると理解される。
バージョン制御データベース102及びユーザ・インタフェース94の生成の間の中間物としての高速に(on-the-fly)生成されたXML文書を利用することは、コンフィギュレーション情報の提示への効率的な且つ柔軟な手引きを提供するものと理解される。しかし、より重大なのは、各コンフィギュレーション・バージョンに対してXML文書を生成することが、選択されたアイテムの2つのバージョンの高速な且つ効果的な比較も提供することにある。
或るアイテムのバージョンを比較することは、何がバージョン間の「違い」と共通に称されるかを判定するためにバージョン制御の一般的な状況に対して有用である。以上に説明したプロセス制御システム10に関しては、テキスト形式及びグラフィカル形式の両方で、或るアイテムの2つのバージョンの違いを表示するために有益である。好ましい実施形態において、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102に格納されたデータの上述したXML形式の処理を使用して、2つのバージョン間の違いについてテキスト形式及びグラフィカル形式の表示の両方のための違いダイアログ・ウィンドウを生成する。XML文書のツリー構造が前記オブジェクト・モデルに従って容易に解析されるので、或るアイテムの2つのバージョンは、対応する2つのXML文書を解析し、解析されたデータをオブジェクト単位で比較することによって、簡単に比較されることが可能である。
さて、図16参照して、テキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウ220は、第1のコンフィギュレーション・バージョン及び第2のコンフィギュレーション・バージョンに対するコンフィギュレーション情報を表示するための第1のフレーム222及び第2のフレーム224をそれぞれ有する。各フレーム222,224において表示されたテキスト形式の情報の水平方向及び垂直方向の両方へのスクロールは、公知のウィンドウズ(登録商標)手法を使用して提供される。前記第1のフレーム222は、古いバージョン(例えば、バージョン番号「13」)のコンフィギュレーション情報を記述することが可能である一方、前記第2のフレームは、新しいバージョン(例えば、バージョン番号「14」)のコンフィギュレーション情報を記述することが可能である。しかし、如何なる2つのバージョンも上記VCATシステム98によって比較され得る限り、前記バージョンが連続的に番号付けされる必要がないことを注記しておく。前記古いバージョンにあって、前記第1のフレーム222は、前記コンフィギュレーションのチェックアウト/チェックインの変更の結果として削除されたテキストの一又は複数の行を有することが可能である。このような削除された行に関連付けられたテキストは、残りのテキストに対して、異なる色(例えば、青),フォント,又はスタイルで示されることが好ましい。青色のテキストが、例えば、削除された行を表示するものであることを示すために、ボタン226が「削除された行」という青色のテキストを有することが可能である。同様に、前記フレーム224は、前記アイテムのコンフィギュレーションへの変更の結果として挿入された一又は複数の行のテキストを有することが可能である。テキストのこのような行は、例えば、「挿入されたテキスト」という緑色のテキストを有するボタン228とともに、緑色で記述されることが可能である。最後に、テキストの一又は複数の行の内容が、バージョン間で変更されていることがあり得る(但し、全体的に削除されるというわけではない)。このような行は、「変更された行」という赤色のテキストを有するボタン230とともに、前記フレーム222,224の両方において赤色で記述されることが可能である。任意の色又はスタイルの方式が、前述された差の種類を異ならせるために、また、変更されたテキストを両方のバージョンに共通のテキストから分離するために、利用され得ると理解される。
前記テキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウ220は、テキスト表示ダイアログ・ウィンドウ146に関連して上述した同一の案内機能を提供する、検索ボタン232,下方へ検索ボタン234,上方へ検索ボタン236,下へボタン238,及び上へボタン240を有している。これらの案内ツールは、ユーザによって開始される如何なる垂直方向へのスクロール操作も両方のフレームをスクロールする結果となるように、フレーム222,224の両方に適用されていることが好ましい。その他の実施形態において、これらの案内ツールは、(ウィンドウ環境におけるその他の標準的なスクロール手法と同様に)例えば、ユーザによってどのフレームが選択されているかに基づいて、前記フレーム222,224のうちの1つに適用されることが可能である。
比較されているバージョンのためのテキスト形式の情報は、隣り合わせで記述される必要はない。例えば、テキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウは、単一のフレームを代わりに有することが可能であり、共通のテキスト,変更されたテキスト,挿入された行,及び削除された行が、同様の色又はスタイルの方式を通じて表示及び区別される。前記2つのバージョンの違いは、赤線,下線,区切り記号等を使用してその状況によって示されることも可能である。
図17は、グラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウ250を示している。該グラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウ250は、前記グラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウ150と同様の単一のフレーム・ウィンドウに基づいたものであるが、代わりに、バージョンを並列にすべく2つのフレームを隣り合わせにしたウィンドウを使用することが可能である。共通のオブジェクト,削除されたオブジェクト,追加されたオブジェクト,及び変更されたオブジェクトの間の違いを区別するために、色方式を再び採用することが可能である。色は、背景色,境界,マッチング,アウトライン等として前記オブジェクトに適用されることが可能である。ボタン252,254,及び256は、テキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウ220に関連して上述したような同一の方法における色方式を基調として記述される。例えば、ステップ・アイテムS1及び移行アイテムT1は、該アイテムが変更されていることを示すために色付きの境界(例えば、赤)で示される。更なるステップ・アイテムS2及び更なる移行アイテムT2は、該アイテムが削除又は除去されていることを示すために異なる色付きの境界(例えば、青)で示される。
前記色方式が、また、前記アイテムを相互接続する線にも適用され得ることを注記しておく。
色付きのアウトライン又はフレームで示されたアイテムへの典型的な変更は、動作をステップに加えること、及び移行の表現を変更することを含んでいる。前記機能ブロックの実行命令への変更は、前記実行命令を表示することに供するオブジェクトの一部だけを、縁取り(アウトライニング),枠付け(フレーミング)等によって示されることが可能である。この部分は、例えば、オブジェクトの底部に位置することがあり得る。或るオブジェクトがバージョン間で名前を変更された場合に、前記オブジェクトの2つのバージョンが削除及び追加されたことを示すために、前記色方式を採用することも可能である。これに代えて、上記VCATシステム98は、表面的な変更が表示されないように、バージョン間の実質的な違いを表示するのみのオプションをユーザに提供することも可能である。
前記グラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウ250は、選択されたアイテム及び任意の下位アイテムの両方に関して、前記ボタン206と同一の機能性を提供する表示テキスト・ボタン258を有している。
或る下位アイテムが変更されているように示される場合、上記VCATシステム98は、その下位アイテムに対してテキスト形式の違いダイアログ・ウィンドウ又は別のグラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウの何れかを生成するために、前記アイテムを(その適切な選択を通じて)掘り下げる機能をユーザに提供する。1つの実施形態において、掘り下げることは、グラフィカル形式のダイアログ・ウィンドウが生成され得るそれらのアイテムに利用できるだけである。しかし、一般には、どの種類のダイアログ・ウィンドウが生成されたかは、前述した如く、アイテムの種類に依存する。下位アイテムへの掘り下げは、掘り下げボタン260の選択に伴って、開始されるようにすることも可能である。前のグラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウ250への復帰は、ボタン208と同一の方法で動作する親表示ボタン262の選択によって達成されることも可能である。
除去されているアイテムが、追加されているアイテムと前記グラフィカル形式の違いダイアログ・ウィンドウの同一位置にあるとき、前記アイテムの1つを暗く表示することも可能である。加えて、コメントが変更されるときに、古いコメントは、グラフィカル形式の表示では見えないようにする。隠されたアイテム又はコメントをユーザに見せるために、上記VCATシステム98は、どのアイテム又はコメントが(例えば、最上位に)示されているかと、どのアイテムが隠されているかと、を切り換えるメカニズム(ポインタ等を使用してメニュー・アイテム又は選択シーケンスを通じて)を提供することが可能である。
好ましい実施形態において、違い表示ダイアログ・ウィンドウを含む上述のテキスト形式及びグラフィカル形式の表示ダイアログ・ウィンドウは、テキスト形式及びグラフィカル形式の表示の間で切り換えることをユーザに許容するボタン又はタスク・アイテム・シーケンスを有している。上記VCATシステム98は、両方の形式で表示され得るアイテムに対して、ダイアログ・ウィンドウでこのような機能性を有するだけであることが好ましい。
上記VCATシステム98は、バージョン制御環境にセキュリティ・チェックを課すことがあり得ると理解される。例えば、或るレベル又は種類の認証を必要とする操作(例えば、ロールバック)にあっては、上記VCATシステム98は、前記操作を実行する前に、ユーザが前記操作を開始する許可を与えられているか否かを判定することが可能である。
新しいユーザが上記VCATシステム98に追加されるときに、上記VCATシステム98は、所望する程度の認証をユーザに提供することを選択され得る又は選択され得ない複数のVCATの操作に対応する複数のチェックボックスを有している新しいユーザ・ダイアログ・ウィンドウ(図示せず)を生成することが可能である。
上記VCATシステム98が、該VCATシステム98を有効又は無効にするオプションで適切な認証を有することをユーザに提供することが可能であると更に理解される。一旦無効とされた場合には、上記VCATシステム98は、前記チェックアウト/チェックイン及びその他の手順を課すことなく前記コンフィギュレーション・アプリケーション96を動作させる。再有効化されたとき、上記VCATシステム98は、現在のコンフィギュレーション・データをバージョン制御データベース102に格納される最新のコンフィギュレーション・データと比較するために、コンフィギュレーション・データベース100にアクセスする整合ルーチンを実行することが好ましい。上記VCATシステム98が無効とされている期間に、コンフィギュレーションの変更に遭遇した各アイテムに対しては、新しいコンフィギュレーション・バージョンが、追加され、コンフィギュレーション・データベース100内の現在のバージョンを表わすデータが、それに関連付けられて格納される。新しいアイテムは、必要な範囲にバージョン制御データベース102において生成されることも可能である。さらに、上記VCATシステム98が再有効化されていることを意味するために、ラベルを、バージョン制御データベース102内の全てのアイテムに割り当てることが可能である。
また、前記整合ルーチンは、何時でも実行されることが可能である。或る事例において、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102を変更するために必要な範囲に、一又は複数のチェックアウトを元に戻す操作及び/又はチェックアウト操作を開始され得ると理解されるべきである。
上記VCATシステム98は、前記Explorerシステムによって管理されるコンフィギュレーション・データベース100をバックアップ及び回復するために利用されるルーチンと同様のデータベース・バックアップ/回復ルーチンを有することが可能である。その他の共通のデータベース・ユーティリティ、例えば、バージョン制御データベース102のデータ・ストレージ構造を修復することを促す「Clean Database」ルーチンは、上記VCATシステム98の一部として含まれることも可能である。
前記ユーザ・インタフェース94は、上記VCATシステム98及びコンフィギュレーション・アプリケーション96のユーザ及びオペレータにバージョン制御情報が提供される、唯一の出力デバイスでないことが好ましい。詳述すれば、一又は複数のルーチンは、プリンタ又はその他の提示デバイスに伝えるためのレポートの生成をサポートすべく、上記VCATシステム98によって実行されることが可能である。例えば、上記VCATシステム98は、どのアイテムがチェックアウトされるか、特定のアイテムの監査証跡、特定のユーザによってチェックアウトされたアイテムか、任意の削除された(但し、除去はされていない)アイテムか、そして、バージョン制御データベース102に格納されたデータに対する日付又はその他のパラメータでのチェックアウトのリストに関連する現在のバージョン制御情報のレポートを生成するようになされたタスク・アイテムを選択する機能をユーザに提供することが可能である。このような情報は、ローカル又はリモートに位置するか否かに拘わらず如何なる提示デバイスを介して提供されることが可能であり、或るフォーマットで又は任意のプロトコルに従って伝えられることが可能である。
このようなレポートの生成を容易にするために、上記VCATシステム98は、照会システムを有することが好ましい。該照会システムは、特定のユーザによる変更又は動作、指定された時間に発生した変更又はバージョン制御イベント、指定されたバージョン又はラベル内で発生した変更又はバージョン制御イベント、そして、特定のアイテム又はアイテムの範囲に関連する変更又はバージョン制御イベントのような、任意の数の対象を指向する検索基準を指定することを一般にユーザに許容する。ユーザが一又は複数の照会基準を入力した後で、上記VCATシステム98は、バージョン制御データベース102にアクセスし、そのコンテンツを解析する検索ルーチンを開始する。好ましい実施形態において、上記VCATシステム98は、その他のバージョン制御操作が開始され、それと並列実行され得るように、バックグラウンドで前記検索ルーチンを実行する。
前記照会システムは、ユーザ・インタフェース94を介して、表示用の一又は複数のダイアログ・ウィンドウを生成することが可能である。2つのこのようなダイアログ・ウィンドウの例は、図18及び図19に示されている。履歴レポート・オプション・ダイアログ・ウィンドウ280は、ドロップダウン・メニュー又は状況メニューを介してこれに指示されたタスク・アイテムの選択に続くアイテムの選択の後で、生成されることが可能である。前記履歴レポート・オプション・ダイアログ・ウィンドウ280は、生成されるべき履歴レポートがラベル及び下位アイテムに関するバージョン制御情報を有するか否かを促すチェックボックスを提供する。ユーザ・フィールド282は、指定されたユーザによって開始された変更又はバージョン制御イベントに案内するための履歴レポートも提供する。最後に、「何日から」フィールド284及び「何日まで」フィールド286は、履歴レポートに対する期間を指定するために使用され得る。前記期間の開始日付及び終了日付のエントリを容易にするために、ポップアップ式のカレンダー又は典型的な日付が、公知のウィンドウズ(登録商標)手法に従って各フィールド284,286に対して生成されたウィンドウに提供され得る。
図19を参照して、前記照会システムは、或る検索基準を識別するための状態検索部292及び検索範囲部294を有する一般的な検索ダイアログ・ウィンドウ290を生成することが可能である。前記状態検索部292は、チェックされた全てのアイテム又は或るユーザにチェックアウトされたアイテムを検索することを上記VCATシステム98に指示するためのチェックボックスを有している。前記ユーザは、ドロップダウン・ウィンドウを介してユーザ名を提示する機能を有したユーザ・フィールド296によって指定されることが可能である。前記検索範囲部294は、選択されたアイテム、選択されたアイテム及び全ての下位アイテム、又は、バージョン制御データベース102内の全てのアイテムのみに関するバージョン制御情報を検索することを、ユーザに許容する幾つかのチェックボックスを有している。
図5〜図19の画面表示は、その他の画面と同様に、標準的なウィンドウ式のコマンドでウィンドウ式のフォーマットを使用して生成及び変更されることが可能であるが、その他の任意のフォーマットも同様に使用されることが可能である。これらの画面表示のフォーマットは、例えば、上記VCATシステム98が、Explorerシステム又は前述したその他の特定のアプリケーション以外のコンフィギュレーション・アプリケーションに関連して使用されるような場合に、大幅に変更されることがあり得る。
ここで説明されたコンフィギュレーション・アプリケーション96及びVCATシステム98は、一又は複数のソフトウェア・ルーチンで実行されことが好ましいが、ハードウェア,ファームウェア等で具現化されるルーチンで実行されることが可能であり、プロセス制御システム10に関連付けられたその他の任意のプロセッサによって実行されることが可能である。従って、前述した操作及び手順の各々は、要求に応じて、標準的な多目的CPU又は特別に設計されたハードウェア又はファームウェアによって実行されることが可能である。ソフトウェアで実行されるとき、前記ソフトウェア・ルーチンは、磁気ディスク,レーザー・ディスク,又はその他の記録媒体、また、コンピュータ又はプロセッサ等のRAM又はROMの如き、コンピュータで読み取り可能な任意のメモリに格納されることが可能である。同様に、このソフトウェアは、例えば、コンピュータで読み取り可能なディスクによって、又はその他の可搬型のコンピュータ用記憶メカニズムによって、又は通信チャネル(例えば、電話線,インターネット等)を介して(これは、可搬型の記録媒体を介してこのようなソフトウェアを提供することと同一又は置き換え可能と見なされる)、等を含む任意の公知又は所望の伝送方法でユーザ又はプロセス制御システムに伝達されることが可能である。
このように、本願発明は、その説明の目的から、特定の例に関して記述されているものであって、本願発明を限定するものではない。また、本願発明においては、その目的及び範囲から逸脱することなく、開示されている実施形態の変更、追加、又は削除がなされ得ることは、当業者にとっては明らかである。
10 プロセス制御システム
12 プロセス・コントローラ
14 ホスト・ワークステーション
16 通信ネットワーク
18 プロセッサ
20 メモリ
24 プロセッサ
26 メモリ
30 Fieldbusデバイス・ネットワーク
32 HARTデバイス・ネットワーク
34 Profibusデバイス・ネットワーク
42 Fieldbusリンク
96 コンフィギュレーション・アプリケーション
98 VCATシステム(監査証跡システム)
100 コンフィギュレーション・データベース
102 バージョン制御データベース

Claims (26)

  1. プロセスを制御するシステムにおいて、
    コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体と、
    該コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体と通信するプロセッサと、
    前記プロセスの第1のコンフィギュレーションを表わす第1のデータを格納する第1のデータベースと、
    前記プロセスの第2のコンフィギュレーションを表わす第2のデータを格納する第2のデータベースと、
    前記コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納され、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を容易にするために前記プロセッサによって実行されるように構成されたコンフィギュレーション・ルーチンと、
    前記コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に格納され、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を示す第3のデータを前記第2のデータベースに格納するためにプロセッサによって実行されるように構成されたバージョン制御ルーチンと
    を備えることを特徴とするプロセス制御システム。
  2. 前記第1のデータベースは、前記プロセスの第1のコンフィギュレーションが現在のコンフィギュレーション・バージョンと対応するように、コンフィギュレーション・データベースを備えることを特徴とする請求項1記載のプロセス制御システム。
  3. 前記第2のデータベースは、前記プロセスの第2のコンフィギュレーションが過去のコンフィギュレーション・バージョンと対応するように、バージョン制御データベースを備えることを特徴とする請求項1記載のプロセス制御システム。
  4. 前記プロセスの第1及び第2のコンフィギュレーションは、第1及び第2の複数のプロセス・アイテムをそれぞれ有し、
    前記プロセスの第1のコンフィギュレーションが、前記第1の複数のプロセス・アイテムのそれぞれのプロセス・アイテムのアイテム・コンフィギュレーションを含み、
    前記プロセスの第2のコンフィギュレーションが、前記第2の複数のプロセス・アイテムのそれぞれのプロセス・アイテムのアイテム・コンフィギュレーションを含むように、
    前記第1及び第2の複数のプロセス・アイテムのそれぞれのプロセス・アイテムは、対応するアイテム・コンフィギュレーションを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のプロセス制御システム。
  5. 前記バージョン制御ルーチンは、前記第3のデータを収集するために前記プロセスの第1のコンフィギュレーションの変更を監視することを特徴とする請求項1記載のプロセス制御システム。
  6. 前記バージョン制御ルーチンは、チェックアウト/チェックイン手順を前記コンフィギュレーション・ルーチンに課すことによって変更を監視することを特徴とする請求項5記載のプロセス制御システム。
  7. 前記チェックアウト/チェックイン手順は、自動であることを特徴とする請求項6記載のプロセス制御システム。
  8. プロセス・アイテムを有するプロセス制御システムにおいて、
    プロセッサを有するコンピュータと、
    前記アイテムのバージョンを確定するためにプロセッサによって実行されるように構成されたプロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションと、
    前記プロセス・アイテムのバージョンへの変更を記録及び制御するために前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーションと通信するバージョン制御システムとを備えることを特徴とするプロセス制御システム。
  9. 前記プロセス・コンフィギュレーション・アプリケーション及び前記バージョン制御システムは、前記プロセス・アイテムのバージョンへの変更の記録及び制御がユーザにトランスペアレントな方法で発生するように、統合されていることを特徴とする請求項8記載のプロセス制御システム。
  10. 前記変更は、自動化された方法で記録及び制御されることを特徴とする請求項8記載のプロセス制御システム。
  11. 前記バージョン制御システムは、前記プロセス・アイテムの前のバージョンを示すデータを格納することを特徴とする請求項8記載のプロセス制御システム。
  12. 前記バージョン制御システムは、前記プロセス・アイテムのバージョンと前記プロセス・アイテムの前のバージョンとの違いを表示するユーザ・インタフェースを提供する比較ツールを有することを特徴とする請求項11記載のプロセス制御システム。
  13. 前記ユーザ・インタフェースは、視覚的に前記違いを表示することを特徴とする請求項12記載のプロセス制御システム。
  14. 前記バージョン制御システムは、前記プロセス・アイテムのバージョンを前記プロセス・アイテムの前のバージョンと差し替えるためのロールバック・ツールを有することを特徴とする請求項11記載のプロセス制御システム。
  15. 前記ロールバック・ツールは、前記プロセス・アイテムの何れかの下位アイテムが削除されたか否かについて自動的に判定することを特徴とする請求項14記載のプロセス制御システム。
  16. 前記プロセス・アイテムを反映するデータがダウンロードされるプロセス・コントローラを更に備え、
    前記バージョン制御システムは、前記プロセス・アイテムを反映するデータが前記プロセス・コントローラにダウンロードされるときに、これを反映すべく、前記プロセス・アイテムのバージョンを示す情報を格納する
    ことを特徴とする請求項8記載のプロセス制御システム。
  17. 前記プロセス・アイテムを反映するデータが実行のためにダウンロードされるプロセス・コントローラを更に備え、
    前記プロセス・コントローラにアクセスするプロセス・オペレータが現在実行されている前記プロセス・アイテムのバージョンについて知らされ得るように、前記データは、前記プロセス・アイテムのバージョンを示す情報を有する
    ことを特徴とする請求項8記載のプロセス制御システム。
  18. プロセス・アイテムを有するプロセスを制御する方法において、
    前記プロセス・アイテムの第1のバージョンを有する前記プロセスのコンフィギュレーションを確定するステップと、
    前記プロセス・アイテムの第2のバージョンを生成するために、前記プロセスのコンフィギュレーションの変更を制御するステップと、
    前記プロセスのコンフィギュレーションの変更に関連付けられた情報を記録するステップとを有することを特徴とするプロセス制御方法。
  19. 前記記録するステップは、トランスペアレントな方法で行われることを特徴とする請求項18記載のプロセス制御方法。
  20. 前記制御するステップ及び前記記録するステップのうちの少なくとも1つは、自動化された方法で実行されることを特徴とする請求項18記載のプロセス制御方法。
  21. 前記プロセス・アイテムの第1のバージョンと前記プロセス・アイテムの第2のバージョンとの違いを表示するユーザ・インタフェースを提供するステップを更に有することを特徴とする請求項18記載のプロセス制御方法。
  22. 前記ユーザ・インタフェースは、視覚的に、前記違いを表示することを特徴とする請求項21のプロセス制御方法。
  23. 前記プロセス・アイテムの第2のバージョンを前記プロセス・アイテムの第1のバージョンと差し替えるステップを更に有することを特徴とする請求項18記載のプロセス制御方法。
  24. 前記差し替えるステップは、前記プロセス・アイテムの何れかの下位アイテムが削除されたか否かを判定するステップを有することを特徴とする請求項23記載のプロセス制御方法。
  25. 前記プロセス・アイテムを反映するデータがプロセス・コントローラにダウンロードされたとき、これを反映すべく、前記プロセス・アイテムのダウンロードされたバージョンを示す情報を格納するステップを更に有することを特徴とする請求項18記載のプロセス制御方法。
  26. 前記プロセス・コントローラにアクセスするプロセス・オペレータが前記プロセス・アイテムの現在のバージョンを知らされるように、前記プロセス・アイテムの現在のバージョンを示す情報をプロセス・コントローラにダウンロードするステップを更に有することを特徴とする請求項18記載のプロセス制御方法。
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