JP2013005959A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】未消化の始動記憶を記憶保持している状態で遊技者による遊技球の発射停止行為を抑制し得るパチンコ遊技機を提案する。
【解決手段】遊技者により操作可能な消化ボタンの操作を有効とする操作有効条件が成立した場合に、未消化の始動記憶の全部または一部を当落判定して先読みして、当りがあった場合に操作促進演出態様を実行すると共に、該消化ボタンの操作により、未消化の始動記憶を当落判定して当り又はハズレを確定する急速消化を実行するようにしたものであるから、操作促進演出態様の実行によって遊技者の当り発生への期待感を刺激して消化ボタンの積極的な操作を促すことができる。そして、消化ボタンの操作によって、通常消化に比して短時間化された急速消化が実行されることから、遊技球の発射停止行為を抑制することができ、該行為によって遊技場が被る不利益を低減できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、始動口への遊技球流入に伴って始動記憶を発生し、該始動記憶を消化して当り確定した場合に、大入賞口を開閉する特別遊技作動を実行するパチンコ遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機としては、始動口への遊技球流入を契機として、特別図柄を変動開始し、その停止図柄態様により当りが確定した場合に、特別遊技作動を行う構成のものが広く知られている。そして、特別遊技作動を実行している状態では、多くの賞球が発生し易いことから、遊技者にとって多大な利益を獲得できる機会である。
上記のパチンコ遊技機では、始動口へ遊技球が流入すると、始動記憶を発生し、該始動記憶を消化することにより、特別図柄を変動開始するように制御処理している。そして、連続して始動口へ遊技球が流入した場合には、始動記憶を記憶してその消化が保留される。この消化保留されている始動記憶の記憶数(以下、未消化数)には上限となる制限数が設定されており、始動記憶の未消化数が制限数に達している場合(所謂、始動記憶が満杯の場合)には、始動口に遊技球が流入しても新たな始動記憶を発生しない(例えば、特許文献1)。すなわち、始動記憶の未消化数が制限数である場合には、次に始動記憶を消化するまで、新たな始動記憶が生じない。
一方、一般的なパチンコ遊技機では、上記した特別遊技作動の実行状態で始動記憶を消化しないことから、該特別遊技作動の実行状態では始動記憶が上記制限数に容易に達してしまい、始動口へ入賞しても始動記憶を発生しないという所謂ムダ球が生ずる。このようなムダ球の発生を抑制することを目的として、例えば特許文献2では、始動記憶を記憶可能な個数の上限である制限数を遊技状態に応じて変化させるようにした構成が提案されている。この構成では、特別遊技作動の実行状態で前記制限数を増加することによって、前記ムダ球の発生を抑制でき、遊技の興趣性を高めることができる。
特開2003−340070号公報 特開2001−62074号公報
ところで、未消化の始動記憶の個数が制限数に達している状態では、上述したように始動口へ入賞しても上記ムダ球となってしまうことから、パチンコ遊技に精通する遊技者は、始動記憶の未消化数が制限数に達している場合に遊技球の発射を停止する傾向が強い。このように遊技球の発射停止行為が行われると、パチンコ遊技機の稼動率が低下するため、遊技場の不利益になるという問題がある。また、特別遊技作動の実行状態で前記制限数を増加した上述の従来構成にあっても、当該特別遊技作動の満了後には通常の制限数を越える未消化の始動記憶が記憶されていることから、前記と同様に遊技球の発射停止行為が行われ易い。
本発明は、未消化の始動記憶を記憶保持している状態で遊技者による遊技球の発射停止行為を抑制し得るパチンコ遊技機を提案するものである。
本発明は、特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、始動記憶を発生して記憶する始動記憶発生手段と、未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動開始して、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定する始動記憶消化手段と、前記停止図柄態様により当り確定すると、大入賞口を開閉する開閉ラウンドを繰返す特別遊技作動を実行する特別遊技制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、遊技者により操作可能な消化ボタンが遊技機本体の前面側に配設され、前記始動記憶消化手段は、前記消化ボタンの操作を有効とする操作有効条件が成立した場合に、記憶している未消化の始動記憶の全部又は一部を当落判定する先読み判定処理と、該先読み判定処理により当りがあった場合に、消化ボタンの操作を遊技者に促すための操作促進演出態様を実行する促進演出処理と、前記操作有効条件が成立した場合に、前記消化ボタンの操作により、記憶している未消化の始動記憶を当落判定して当り又はハズレを確定する急速消化を実行する急速消化処理とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機である。
かかる構成にあって、消化ボタンの操作に従って実行する始動記憶を急速消化は、未消化の始動記憶を順次消化することにより特別図柄を変動開始して確定する一連の図柄生成行程を実行する通常の消化(以下、通常消化という)に比して、始動記憶の消化に要する時間を大幅に短縮できる。そして、操作有効条件が成立した場合に、先読み判定処理により未消化の始動記憶に当りがあると判定すると、促進演出処理により操作促進演出態様を実行することから、未消化の始動記憶による当り発生への遊技者の期待感を刺激できるため、遊技者に消化ボタンの積極的な操作を促すことができる。この消化ボタンの操作によって、未消化の始動記憶が比較的短時間で消化されることから、例え遊技球を発射停止してもその停止している時間を大幅に低減できるため、遊技球の発射停止行為を抑制するという作用効果を奏する。そして、遊技球の発射停止行為によって遊技場が被る不利益を低減することができる。
仮に、操作促進演出態様が実行されなくとも、消化ボタンの操作によって始動記憶を比較的短時間で消化できれば、新たな始動記憶の発生に向けた遊技球の発射を促進できる。そのため、遊技球の発射停止行為を抑制する効果は、ある程度発揮され得る。
上記した操作有効条件としては、例えば、未消化の始動記憶の個数(未消化数)が所定個数以上であること、上記したムダ球が所定個数に達したこと等を定めることができる。特に、所定の制限数を上限として始動記憶を発生して記憶する構成の場合には、未消化数が制限数に達していることを操作有効条件として定めることができる。この場合には、未消化数が制限数に達していれば、消化ボタンの操作によって始動記憶が消化されるため、遊技球の発射停止行為を抑制する効果が効率的に発揮され得る。
上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、始動記憶消化手段は、先読み判定処理が、始動記憶の当落判定と共にリーチ発生の有無を判定し、促進演出処理が、前記先読み判定処理により当り判定またはリーチ発生有りと判定した場合に、操作促進演出態様を実行するようにしている構成が提案される。ここで、リーチは、当り発生する確率を見かけ上高くするためのものであり、当りの場合だけでなくハズレの場合にも発生することがあるように制御処理される。
本構成にあっては、ハズレ判定し且つリーチ発生する場合にも、操作促進演出態様を実行することにより、遊技者の当り発生への期待感を刺激する機会を増やし、消化ボタンの積極的な操作を促すという作用効果を一層向上するようにしたものである。これにより、未消化の始動記憶の消化が一層促進されて、未消化の始動記憶が急速に減少するため、遊技球の発射も促進され、遊技球の発射停止行為を抑制できる。
尚、操作促進演出態様としては、先読み判定処理により当り判定した場合とリーチ発生有りを判定した場合とで夫々に異なる演出態様を実行するようにしても良いし、同じ演出態様を実行するようにしても良い。また、複数種類のリーチを選択的に実行する構成の場合には、促進演出処理が操作促進演出態様を実行するリーチ発生と実行しないリーチ発生とを選択して処理するようにしても良い。
上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、始動記憶消化手段は、急速消化処理による始動記憶の急速消化に伴って、当該始動記憶の当り又はハズレを確定表示する急速消化演出態様を実行する急速演出処理を備えている構成が提案される。
ここで、急速消化演出態様としては、その実行に要する時間を可及的に短縮されたものであることが好適であり、例えば、通常の図柄生成行程を実行せずに当り又はハズレを確定表示するのみとするものが好ましい。又は、急速消化演出態様が、急速消化することを表す短時間の急速演出と当り又はハズレの確定表示とから構成されるものとしても良い。いずれの場合にあっても、通常の図柄生成行程を実行する通常消化に比して、消化に要する時間が大幅に短縮され得る。
上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、始動記憶消化手段は、急速消化処理が、未消化の始動記憶を当落判定すると共にリーチ発生の有無を判定し、急速演出処理が、該急速消化処理による始動記憶の急速消化に伴って、リーチ発生有りと判定した場合にはリーチ発生の表示と当り又はハズレの確定表示とを備えた急速消化演出態様を実行するようにしている構成が提案される。
かかる構成にあっては、始動記憶の急速消化により実行する急速消化演出態様でリーチ発生を表示することから、急速消化によってもリーチの発生という遊技性を遊技者に提供できる。ここで、急速消化演出態様を構成するリーチ発生の表示としては、短時間で表示されるものが好適であり、例えば、リーチが発生したことのみを表示するものとしても良い。
上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、始動記憶消化手段の急速消化処理は、前記消化ボタンの操作に伴って、所定個数の未消化の始動記憶を夫々に当落判定する急速消化を連続して行うようにしている構成が提案される。
かかる構成にあっては、消化ボタンの操作一回毎に所定個数の始動記憶を連続して急速消化するようにしていることから、未消化の始動記憶の消化に要する時間を一層短縮することができる。したがって、本構成によれば、上述した本発明の作用効果が一層適正に発揮され得る。尚ここで、消化ボタンの操作一回毎に急速消化する始動記憶の個数としては、二個や三個などのように複数個に設定することが好適であり、この場合には消化ボタンの操作一回毎に複数個の始動記憶を繰返し連続して急速消化する。又は、操作一回毎に一個の始動記憶を急速消化するように設定しても良い。さらにまた、消化ボタンの操作一回毎に急速消化する個数を、所定条件に応じて変化させるようにしても良い。
上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、始動記憶発生手段は、特別遊技作動を実行していない状態で、始動口への遊技球入賞に伴って、所定の制限数を上限として始動記憶を発生して記憶する保留制限処理と、特別遊技作動を実行している状態で、始動口への遊技球入賞に伴って、前記保留制限処理で定めた制限数を越える個数の始動記憶を発生し且つ記憶可能とする保留増加処理とを備え、始動記憶消化手段は、前記制限数を越える未消化の始動記憶を記憶していることにより操作有効条件を成立し、先読み判定処理により未消化の始動記憶を当落判定し、当りがある場合に促進演出処理により操作促進演出態様を実行し、急速消化処理により消化ボタンの操作に伴って未消化の始動記憶を急速消化するようにしている構成が提案される。
かかる構成にあっては、特別遊技作動の実行状態で制限数を越える始動記憶の発生および記憶を可能とし、該特別遊技作動の満了後に制限数を超える未消化の始動記憶を記憶している場合には、操作有効条件を成立して、特別遊技作動の実行状態で増加した多数の始動記憶を消化ボタンの操作によって比較的短時間で未消化の始動記憶を消化できることから、特別遊技作動の満了後にあっても上記した遊技球の発射停止行為を抑制するができる。さらに、先読み判定処理により当りがある場合には操作促進演出態様を実行することから、消化ボタンの積極的な操作を促す効果が向上するため、始動記憶の消化が一層進み、前記した遊技球の発射停止行為を抑制する効果がさらに向上する。したがって、本構成によれば、特別遊技作動の実行状態でムダ球の発生を抑制できると共に、消化ボタンの操作によって遊技球の発射停止行為を抑制して遊技場の不利益を低減できる。
尚、保留増加処理にあっては、特別遊技作動の実行状態で、始動記憶を発生して記憶可能な個数を無制限としている構成、始動記憶を発生して記憶可能な個数として保留制限処理の制限数より多い増加制限数を定めている構成のいずれとすることもできる。
本発明のパチンコ遊技機は、上述したように、遊技者により操作可能な消化ボタンの操作を有効とする操作有効条件が成立した場合に、未消化の始動記憶の全部または一部を当落判定して先読みして、当りがあった場合に操作促進演出態様を実行すると共に、該消化ボタンの操作により、未消化の始動記憶を当落判定して当り又はハズレを確定する急速消化を実行するようにしたものであるから、操作促進演出態様の実行によって遊技者の当り発生への期待感を刺激して消化ボタンの積極的な操作を促すことができる。そして、消化ボタンの操作によって、通常消化に比して短時間化された急速消化が実行されるため、未消化の始動記憶の消化が比較的短時間で進行し、例え遊技球の発射停止行為を行ってもその停止時間を低減できる。これにより、遊技球の発射停止行為を抑制することができ、該行為によって遊技場が被る不利益を低減できる。
パチンコ遊技機1の斜視図である。 遊技盤10の正面図である。 遊技を制御する制御回路を示すブロック図である。 入賞検知処理を示すフロー図である。 特別図柄処理を示すフロー図である。 先読み演出処理を示すフロー図である。 急速消化処理を示すフロー図である。 画像表示器14における、通常の図柄生成行程を実行する際の演出態様を示す説明図である。 画像表示器14で表示実行する急速消化当り演出態様を示す説明図である。 画像表示器14で表示実行する急速消化ハズレ演出態様を示す説明図である。 画像表示器14で表示実行する急速消化リーチ態様を示す説明図である。
本発明にかかる実施例のパチンコ遊技機1を添付図面に従って説明する。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。遊技機本体3は、中央上部の略円形の開口部に遊技盤10(図2参照)が取り付けられた前枠5を備え、この前枠5の一側縁がヒンジ部材4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。さらに前枠5には、遊技盤10を覆うガラス板6が設けられている。また、前枠5の下部には、上受皿7と下受皿8とが上下に列設されており、下受皿8の右側方に発射ハンドル9が突設される。ここで、遊技機本体3により本発明の機台が構成されている。
図2は、遊技盤10の正面図である。遊技盤10の前面には、ガイドレール11によって略円形の遊技領域12が区画形成されている。遊技領域12の中央には、画像表示器14等の各種遊技部材を組み込んだセンターケース13が配設される。画像表示器14は、液晶表示器又はCRT表示器等からなり、その表示画面には演出図柄や各種演出画像等が表示される。本実施例にあっては、画像表示器14で特別図柄を示す三個の特別演出図柄A,B,Cを表示する(図8参照)。この特別演出図柄A,B,Cは、後述する特別図柄表示装置15で表示する特別図柄に従って変動および停止表示するように制御処理される。
この画像表示器14の下方には、特別図柄の始動記憶(以下、特別始動記憶)を記憶保持している個数を表す未消化数(特別図柄始動記憶数)を報知するための特別始動記憶数表示装置17a,17bが配設されている。ここで、四個のLEDからなる特別始動記憶数表示装置17aは、その点灯数により4個までの未消化数を報知する。一方、特別始動記憶数表示装置17bは、100個までの未消化数をその点灯数により報知する。
さらにまた、画像表示器14の周囲に複数のLED(発光ダイオード)が配設されており、この複数のLEDのうち、右上部の六個は特別図柄表示装置15であり、下部右側の二個は普通図柄表示装置16である。また、下部左側の四個は、普通図柄の始動記憶の未消化数を報知するための普通始動記憶数表示装置18である。
特別図柄表示装置15は、その六個のLEDの点灯態様によって特別図柄を表示するものである。後述するように、特別図柄表示装置15は、所定契機によって、各LEDを点滅させることにより夫々の特別図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した特別図柄の態様(停止図柄態様)で停止する。本実施例では、右端下側のLEDのみが点灯した停止図柄態様がハズレ停止図柄態様、それ以外の点灯による停止図柄態様が当り停止図柄態様として設定されており、特別図柄の当り停止図柄態様で停止表示された場合に、いわゆる「大当り」となって後述の特別遊技作動を実行する。
一方、普通図柄表示装置16は、二個のLEDの点灯態様によって普通図柄を表示するものである。後述する普通始動ゲート19を遊技球が通過すると、このLEDが順次点滅することで普通図柄を変動させ、その後に点灯したLEDによって普通図柄の当り又はハズレを確定し、当りの場合に後述の普通電動役物20を拡開作動する。
図2に示すように、センターケース13の左側には普通始動ゲート19が設けられている。この普通始動ゲート19を遊技球が通過すると、普通始動ゲート19に具備された普通始動スイッチS2(図3参照)が遊技球を検知し、これに伴って上記の普通図柄表示装置16のLEDが点滅開始する。
また、センターケース13の下方には、遊技球を流入可能とする始動口21を備えた普通電動役物20が配設されている。この始動口21の内部には、遊技球を検知する特別始動スイッチS1(図3参照)が配設されており、該始動口21への遊技球流入に伴って特別始動スイッチS1が遊技球を検知することによって特別図柄表示装置15のLEDが点滅開始する。この普通電動役物20は、左右一対の開閉翼片が、上下方向に起立して一個の遊技球が上方から入賞可能な間隔となる起立位置と、該起立位置から左右両側に逆ハ字形に拡開して遊技球の入賞を容易とする傾動位置とに変換駆動されるようになっている。そして、前記普通図柄(図示せず)が所定の当り図柄態様で確定した場合に、普通電動役物ソレノイド(図示せず)を駆動源として開閉翼片が所定時間(約 0.2秒間)傾動位置に拡開されて、始動口21に遊技球が入り易い状態となる。
さらに普通電動役物20の直下かつアウト口30の直上方位置には、大入賞口25を有する特別電動役物26が配設されている。この特別電動役物26は横長矩形状の開閉片27を具備している。開閉片27は内蔵する特別電動役物ソレノイドにより開閉制御され、これによって大入賞口25が開放状態と閉鎖状態に変換される。また、特別電動役物26の内部には入賞した遊技球を検知するカウントスイッチS3(図3参照)が設けられている。
また、普通電動役物20の両側に配設された一般入賞装置29に遊技球が入賞すると、一般入賞装置29に内蔵された一般入賞スイッチS4(図3参照)が球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて所定数の賞球が払い出される。
尚、本実施例にあって、上記した普通電動役物20の始動口21が、本発明の始動口であり、普通電動役物20内に設けられた特別始動スイッチS1が、本発明にかかる球検知手段である。また、特別図柄表示装置15が、本発明の図柄表示装置である。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を、図3を参照して説明する。
マイクロコンピュータを構成する主制御基板60には、パチンコ遊技機1の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられている。この主制御基板60は、遊技の統括的な制御を実行するものであり、その基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設される。この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。記憶装置ROMには、制御プログラムや、抽選データを参照して特別図柄の当落判定や該特別図柄の変動・停止態様、演出態様等を決定するための各種テーブルが格納されている。
一方、記憶装置RAMには、各種球検知スイッチからの球検知信号等が一時的に記憶される記憶エリア、各種のタイマや乱数カウンタ、計数カウンタ等を構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
さらに、この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマTMも接続されている。
ここで主制御用中央制御装置CPU、及び後述する各制御基板62〜68に設置される各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成したデータ又はコマンドを四つの制御基板62,63,64,68へ出力し、これらの各中央制御装置CPUがこのデータ等に従って所定の制御を処理実行することとなる。
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、演出制御基板62、図柄制御基板63、払出制御基板64、及び発射制御基板68の各入力ポートに向け、一方向に出力される。また、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して、特別始動スイッチS1や普通始動スイッチS2等の各種スイッチやセンサ等が接続されている。そして、主制御基板60が2msごとに、これらに内蔵された各スイッチの遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があると、その球検出信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物ソレノイドや特別電動役物ソレノイド等が接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に、これらに内蔵されたソレノイドやモータを作動させる。
上記の演出制御基板62には、パチンコ遊技機1で実行される演出全般を制御するための基板回路が設けられる。この基板回路は、演出を制御処理する演出制御用中央制御装置CPUに、多岐にわたる演出態様に関する固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。演出制御基板62の出力ポートには、画像表示器14を制御する画像制御基板65、音声演出を制御する音源制御基板66、及びLEDランプによる演出を制御する光源制御基板67が接続されている。そして、演出制御基板62は、主制御基板60からの演出コマンドが入力ポートに入力されると、演出制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、該演出コマンドで指示された演出態様を実行するために、画像制御基板65、音源制御基板66、及び光源制御基板67へ向けて制御コマンドを送信する。
上記の画像制御基板65には、画像表示器14の表示態様を制御するための基板回路が設けられる。画像制御基板65は、演出制御基板62から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の表示態様を表示するデータにしたがって表示用ドライバにより画像表示器14で所定態様を表出させる。
上記の音源制御基板66には、図示しないスピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられる。この音源制御基板66は、演出制御基板62から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の音データにしたがってサウンドジェネレータによりスピーカで効果音を出力させる。
上記の光源制御基板67には、遊技機本体3に配設された演出用ランプを制御するための基板回路が設けられている。この光源制御基板67は、演出制御基板62から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データにしたがって光源作動基板により各種の演出用ランプを点灯、点滅させる。
上記の図柄制御基板63には、特別図柄表示装置15、普通図柄表示装置16、特別始動記憶数表示装置17a,17b、普通始動記憶数表示装置18を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄制御用中央制御装置CPUに、各装置の動作プログラムや発光パターン等の固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この図柄制御基板63は、図柄制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データを、出力ポートを介して、各装置のLEDを発光作動するドライバを配した図柄作動基板に出力し、この図柄作動基板により各装置のLEDを点灯、点滅させる。
上記の払出制御基板64には、遊技球の貸球や賞球等の払出しを制御するための基板回路が設けられている。この払出制御基板64は、主制御基板60から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定のデータにしたがって貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払出しを実行する。また、払出制御基板64は、プリペイドカードの読込みや書込みを行うプリペイドカードユニットがCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。
上記の発射制御基板68には、球発射装置41を制御するための基板回路が設けられている。この発射制御基板68は、発射ハンドル9からの入力信号に応じた電圧強度で球発射装置41を駆動することにより、発射ハンドル9の回動角度に応じた強さで遊技球を打圧発射する。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動について説明する。なお、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動は、既存のパチンコ遊技機と同様であるため詳細な説明は省略する。
遊技盤10の遊技領域12に発射された遊技球が、普通電動役物20の始動口21へ流入すると、各種テーブルから乱数抽選が行われて特別図柄用の特別始動記憶が発生する(図4の入賞検知処理参照)。そして、特別始動記憶の消化に伴って特別図柄表示装置15でLEDが点滅して特別図柄が変動開始する(図5の特別図柄処理参照)。変動開始から所定時間経過すると、いずれかのLEDを点灯して特別図柄が変動停止して停止図柄態様を確定する。このように、特別始動記憶の消化によって特別図柄の変動開始から確定停止までの一連の図柄生成行程を実行する。ここで、特別図柄の停止図柄態様が当り停止図柄態様であると大当りとなり、後述の特別遊技作動を実行する。
また、上記の図柄生成行程の実行に伴って、スピーカや演出用ランプが所定態様で作動すると共に、画像表示器14の表示画面で演出用の図柄を表示する。ここで、画像表示器14の表示画面では、上記した特別図柄に対応する三個の特別演出図柄A,B,Cが表示され、これら特別演出図柄が特別図柄表示装置15での図柄生成行程に従って変動表示される。すなわち、画像表示器14の表示画面で表示する三個の特別演出図柄A,B,Cが、図8のように、特別始動記憶の消化に伴って変動開始し、所定時間経過後に停止して演出用の停止図柄態様を確定する。このように、画像表示器14の表示画面でも、特別図柄表示装置15による特別図柄の図柄生成行程に伴って、特別演出図柄A,B,Cによる図柄生成行程が表示実行される。さらに、画像表示器14による図柄生成行程では、場合によって遊技者の大当りへの期待感を高めるためにリーチ演出が表示実行される(図8(C)参照)。かかるリーチ演出を実行する場合は、リーチ演出しない場合よりも当り停止図柄態様で確定表示する確率が見かけ上高くなるように設定されており、遊技者はリーチ演出により大当りの期待感を高めるとともに、表示画面での多様な演出態様により、特別演出図柄の変動停止まで興奮を持続させることができる。
上記の特別始動記憶としては、記憶装置ROMに格納された特別図柄用の各種テーブルから夫々抽出した複数の乱数値によるデータ集合体から構成されており、該複数の乱数値は始動口21に流入した遊技球を特別始動スイッチS1が検知することによって夫々抽出される(図4の入賞検知処理参照)。特別始動記憶を構成する各乱数値は、上述したように、特別図柄の当落判定や図柄の変動・停止態様、演出態様等を決定するためのものであり、具体的には、当り又はハズレを判定するための大当り乱数値、当りとなる場合の停止図柄態様を決定するための大当り図柄乱数値、ハズレの停止図柄態様を決定するためのハズレ図柄乱数値、リーチの実行有無を決定するためのリーチ乱数値、リーチ演出を決定するためのリーチ演出態様乱数値等を含む。このような特別始動記憶を消化(通常消化)することにより、当該始動記憶の大当り乱数値を判定し、その判定結果に基づき、他の乱数値に従って停止図柄態様や演出態様を選定する処理(図5中の特別図柄変動停止態様選択処理)を行う。これに従って、図柄生成行程が実行される。
始動口21への入賞によって生成された特別始動記憶は、当該特別始動記憶の消化により図柄生成行程が開始されるまで、記憶装置RAMに設定された特別始動記憶領域に記憶保持される。具体的には、特別図柄の変動中および特別遊技作動の実行状態で生成された特別始動記憶は直ぐに消化されず、前記特別始動記憶領域に記憶保持される。ここで、特別始動記憶領域には所定個数の特別始動記憶を保持可能となっている。そして、特別始動記憶領域に記憶保持されている特別始動記憶の個数である未消化数Pを、上記した特別始動記憶数表示装置17a,17bの点灯数によって報知している。この特別始動記憶数表示装置17a,17bは、上記した図柄制御基板63により駆動制御される。尚、本実施例にあっては、未消化数Pが4個までの場合には、未消化数Pの増減に伴って特別始動記憶数表示装置17a,17bを点灯又は消灯させ、未消化数Pが4個より多い場合には、未消化数Pの増減に伴って特別始動記憶数表示装置17bを点灯又は消灯させると共に特別始動記憶数表示装置17aのLEDは点灯した状態を維持する。
尚、特別始動記憶領域に保持されている未消化の特別始動記憶を消化する場合には、該特別始動記憶を読み込み且つ特別始動記憶領域から消去する。尚、特別始動記憶の記憶・消化については、本発明の要部にかかり、詳しくは後述する。
特別図柄表示装置15で変動した特別図柄が当り停止図柄態様で確定停止すると、図示しない大入賞口処理に従って特別遊技作動を実行する。特別遊技作動は、大入賞口25が開閉する開閉ラウンドを所定回数実行する作動であり、上述したように、特別図柄が当り停止図柄態様で停止して大当りとなることにより開始する。その後、所定回数の開閉ラウンドを満了することにより当該特別遊技作動を満了する。ここで、一回の開閉ラウンドは、大入賞口25の30秒間開放または9個の入賞のいずれか一方を満足することにより満了する。特別遊技作動では、この開閉ラウンドを16回繰り返し実行する。このような特別遊技作動の実行状態では、大入賞口25へ100個以上の入賞が期待でき、遊技者は多量の賞球を獲得できる。
尚、上記した主制御基板60、図柄制御基板63、演出制御基板62(画像制御基板65、音源制御基板66、光源制御基板67)により、本発明にかかる始動記憶発生手段、始動記憶消化手段、遊技制御手段が構成されている。
次に本発明の要部について説明する。
遊技機本体3の前枠5には、図1のように、消化ボタン72を備えた消化ボタン装置71が下受皿8の左側に配設されている。この消化ボタン装置71は、消化ボタン72を囲むように枠部73を備え、該枠部73内に嵌挿された消化ボタン72が上下方向に移動可能となっている(図示せず)。そして、消化ボタン72を上方へ付勢する付勢バネを備え、消化ボタン72は常態で枠部73の上側に僅かに突出する位置に位置決めされる。そして、消化ボタン72は、遊技者が押圧操作することにより、付勢バネの付勢力に抗して降動し、押圧解除することにより、付勢バネの付勢力に従って昇動して前記常態の位置に復帰する。
さらに、消化ボタン装置71には、消化ボタン72の押圧操作を検知する押圧検知センサ74(図3参照)が配設されており、該押圧検知センサ74が上記した主制御基板60に接続されている。ここで、押圧検知センサ74は、フォトセンサにより構成されており、その発光部と受光部間を、押圧操作により降動した消化ボタン72によって遮断すると、操作信号を発生する。消化ボタン72が遊技者により押圧操作される毎に、押圧検知センサ74により発生した操作信号が主制御基板60に出力される。すなわち、一回の押圧操作毎に、操作信号が一回発生し、連続して複数回押圧操作すると、同数の操作信号が発生する。
本実施例にあっては、消化ボタン72が透明性材料から形成されており、該消化ボタン72の上面に押圧操作が有効であることを示す図柄が表示されている。消化ボタン装置71には、消化ボタン72の上面にその下方から光を照射するボタン用LED77(図3参照)が配設されている。このボタン用LED77から照射された光が消化ボタン72に当たることにより、該消化ボタン72の上面を光輝させて、遊技者に消化ボタン72の押圧操作が有効であることを報知する。このボタン用LED77は、光源制御基板に接続されており、演出制御基板62および光源制御基板67により発光制御される。後述する操作有効条件の成立から解除までの間で、このボタン用LED77を発光制御する。
上述した消化ボタン72を備えた消化ボタン装置71は、一般的な押圧操作用のボタン構造のものを適用することができるため、その詳細について省略する。
一方、本実施例の構成は、上記した特別始動記憶を記憶保持可能な上限の個数を、特別遊技作動を実行している実行状態と該特別遊技作動を実行していない非実行状態とで変更するようにしている。具体的には、特別遊技作動の非実行状態では、特別始動記憶を記憶保持可能な上限の個数として4個の制限数が設定されており、4個の特別始動記憶を記憶保持している場合に始動口21へ遊技球が入賞しても新たな特別始動記憶を発生しない。また、特別遊技作動の実行状態では、前記制限数(4個)より多い100個の増加制限数が特別始動記憶を記憶保持可能な上限の個数として設定されている。
すなわち、図4の入賞検知処理では、特別遊技フラグ=0(特別遊技作動の非実行状態)の場合、記憶保持可能な上限の個数n=4(制限数)を有効とし、特別遊技フラグ=1(特別遊技作動の実行状態)の場合、記憶保持可能な上限の個数n=100(増加制限数)を有効とする。これにより、図5の特別図柄処理により特別遊技フラグ=1となると、図示しない大入賞口処理により特別遊技フラグ=0となるまでの間で、前記上限の個数n=100を有効とする。
また、図5の特別図柄処理は、上述したように、特別遊技フラグ=0の場合に特別始動記憶の記憶個数(未消化数)Pが制限数(4個)以下であると、記憶保持している特別始動記憶をその発生順に従って順次通常消化する。一方、特別遊技フラグ=0の場合に特別図柄始動記憶を記憶保持している個数(未消化数)Pが4個を越えていると、急速消化フラグ=1とする。すなわち、特別遊技作動の満了後は、多くの場合に未消化数P>4となっており、急速消化フラグ=1となる。この急速消化フラグは、後述するように、始動記憶の消化により未消化数Pが4個以下となると、急速消化フラグ=0となる(図7の急速消化処理参照)。本実施例にあっては、急速消化フラグ=1となることにより操作有効条件が成立し、急速消化フラグ=0となることにより操作有効条件の成立を解除する。
ここで、特別図柄処理では、急速消化フラグ=0の場合に未消化数P>4であると、該急速消化フラグ=1として特別始動記憶の通常消化を実行せずに満了する。また、特別図柄処理では、急速消化フラグ=1の場合に、上記した消化ボタン72の押圧操作による操作信号を入力することによって特別始動記憶の消化を実行せずに満了し、操作信号を入力しなければ、未消化の特別始動記憶をその発生順に通常消化して特別図柄の図柄生成行程を実行する。
特別図柄処理により急速消化フラグ=1となると、図6の先読み演出処理により、先読み残数F=未消化数Pとして、未消化の始動記憶を当落判定する。そして、大当り乱数値が当りであった場合、およびリーチ乱数値がリーチ発生であった場合には、促進フラグ=1とし、先読みフラグ=1とする。一方、大当り乱数値がハズレであり且つリーチ乱数値がリーチ発生しない場合には、次の未消化の始動記憶を当落判定する。そして、ハズレ且つリーチ発生しない判定の場合には、先読み残数F=4まで連続して繰返し実行し、F=4となると、先読みフラグ=1とする。
上記の先読み演出処理では、先読みフラグ=1の場合に促進フラグ=1であると、画像表示器14の画面で上記した消化ボタン72の押圧操作を遊技者に促す操作促進演出Wを演出表示する操作促進演出処理を実行する。ここで、操作促進演出Wは、当り発生する可能性がある始動記憶が記憶されていることを遊技者に報知するものであって、本実施例では「もしかしたら・・・当りがあるかも!」というメッセージの表示演出としている(図9〜11参照)。このように画像表示器14に表示した操作促進演出Wによって、遊技者の当りへの期待感を向上でき、消化ボタン72の積極的な押圧操作を促すことができる。
尚、急速消化フラグ=1の場合には、演出制御基板62により消化ボタン装置71のボタン用LED77を発光制御するボタン用LED発光処理を実行し、消化ボタン72の押圧操作が有効であることを遊技者に報知する。また、急速消化フラグ=0の場合には、ボタン用LED77の発光制御を行わないことから、これによって消化ボタン72の押圧操作が無効であることを遊技者に知らせる。
上記した急速消化フラグ=1の状態で消化ボタン72が遊技者により押圧操作されると、その操作信号の入力により、図7の急速消化処理では、未消化数Pから1減算して最先に記憶した未消化の特別始動記憶を読み込み、その大当り乱数値を当落判定する。ここで、大当り乱数値を当り判定すると、大当り図柄乱数値やリーチ演出態様乱数値などを有効として、急速消化演出態様選択処理を実行する。本実施例の急速消化演出態様選択処理では、通常の図柄生成行程に比してリーチ発生前の演出を省略した急速消化当り演出パターンを選定する。この急速消化当り演出パターンとしては、図9のように、いきなりリーチ演出hが開始され、その後は通常の図柄生成行程と同様に当り演出停止図柄態様Mを確定するまでの一連のリーチ演出hと当り演出jと当り演出停止図柄態様Mとにより急速消化当り演出態様を表示実行するためのものである。例えば、図9(B)のように、特別図柄や特別演出図柄A,B,Cを変動開始することなく、小魚の魚群を表示するリーチ演出hが開始される。そして、これに伴って特別図柄が変動すると共に図9(C)〜(D)のように特別演出図柄A,B,Cが変動して、その後に当り演出停止図柄態様Mを確定停止すると共に図9(E)のように特別演出図柄A,B,Cによる当り演出停止図柄態様Mで停止表示して確定する。このような急速消化により特別始動記憶を当り判定した場合にも、前記急速消化当り演出態様によって当り確定までに要する時間を短縮できる。
このような急速消化当り演出態様を実行すると、急速消化処理では、促進フラグ=0、変動フラグ=1、急速消化フラグ=0として満了する。そして、図5の特別図柄処理により特別図柄表示装置15で当り停止図柄態様を表示して特別遊技フラグ=1とし、特別遊技作動を実行する。尚ここで、当り判定した場合には、未消化数P>4であっても急速消化処理を満了する。すなわち、本実施例では、特別始動記憶を当り判定することによっても、消化ボタン72の押圧操作を有効とする操作有効条件の成立を解除する。
一方、上記した急速消化処理により、読み込んだ特別始動記憶の大当り乱数値をハズレ判定した場合には、リーチ乱数値によりリーチ発生するか否かを判定する。ここで、リーチ発生しないことを判定した場合には、ハズレ図柄乱数値等を有効として、急速消化演出態様選択処理によりハズレ図柄乱数値に従ってハズレ停止図柄態様を決定して急速消化ハズレ演出パターンを選定する。これに従って、特別図柄表示装置15でハズレ停止図柄態様を確定表示すると共に図10(B)のように画像表示器14で特別演出図柄A,B,Cによるハズレ演出停止図柄態様Nを表示する急速消化ハズレ演出態様を表示実行する。また、ハズレ判定かつリーチ発生しない判定をした場合には、未消化数P>4であれば、消化ボタン72の押圧操作による操作信号の入力に従って連続して未消化の特別始動記憶を読み込んで当落判定する急速消化を繰返し実行する。すなわち、消化ボタン72が複数回連続して押圧操作されると、その操作回数に伴って前記急速消化が連続して繰返し実行される。そして、この連続した急速消化により未消化数P=4となると、急速消化フラグ=0として急速消化処理を満了する。
また、上記した急速消化処理により、ハズレ判定し且つリーチ発生することを判定した場合には、リーチ演出態様乱数値とハズレ図柄乱数値等を有効として、これら乱数値に従って急速消化演出態様選択処理により急速リーチ演出やハズレ停止図柄態様等を決定して急速消化リーチ演出パターンを選定する。これに従って、図11(B)のように画像表示器14に従って急速リーチ演出iを表示して、図11(C)のようにハズレ演出停止図柄態様Nを表示すると共に特別図柄表示装置15でハズレ停止図柄態様を確定して表示する急速消化リーチ演出態様を表示実行する。ここで、急速消化リーチ演出態様の急速リーチ演出iとしては、通常の図柄生成行程で実行されるリーチ演出hに比して、大幅に短縮されたものである。例えば、通常の図柄生成行程でのリーチ演出hが、図8(C)〜(D)のように、小魚の魚群が表れてその後をクジラが追うような演出を所定時間表示するものであることに対して、急速リーチ演出iは、図11(B)のように小魚の魚群をいきなり表出するのみであり、すぐ次には図11(C)のように当り演出jとハズレ演出停止図柄態様Nとを表示する画像に変換表示する演出とする。このように急速リーチ演出iは、リーチ演出が実行されたことを遊技者が理解できる程度に大幅に短縮されたものとして選定される。そして、この急速リーチ演出iにより、遊技者が上記した当りの場合に実行するリーチ演出と直ぐに判別し難くしている。
尚ここで、ハズレ判定かつリーチ発生を判定した場合には、未消化数P>4であっても、促進フラグ=0および急速消化フラグ=0として急速消化処理を満了する。そして、未消化数P>4であることから、上述したように特別図柄処理と先読み演出処理とにより同様の流れで処理が繰返し実行される。すなわち、本実施例では、急速消化処理により特別始動記憶をハズレ判定かつリーチ発生しない判定によって、消化ボタン72の押圧操作を有効とする操作有効条件の成立を一端解除し、未消化数P>4の場合には再び操作有効条件を成立する。そして、消化ボタン72が複数回連続して押圧操作されると、その操作回数に伴って上述した急速消化が連続して繰返し実行される。
この急速消化処理にあっても、特別図柄処理と同様に、特別始動記憶を読み込むと、当該特別始動記憶を記憶装置RAMの特別始動記憶領域から消去する。また、本実施例の急速消化処理では、消化ボタン72の押圧操作一回により発生する一の操作信号に伴って、一個の特別始動記憶を急速消化するようにしている。
また、急速消化フラグ=1の場合に、操作信号を入力していなければ、図5の特別図柄処理により未消化の特別始動記憶を順次通常消化して図柄生成行程を実行する。この図柄生成行程の実行中に消化ボタン72の押圧操作による操作信号を入力すると、図7の急速消化処理により、変動フラグ=1であることから、実行中の図柄生成行程について当り、ハズレ、リーチ発生を確認し、これらに基づいて急速消化演出態様選択処理により各演出態様パターンを決定する。そして、このパターンに従って急速消化演出態様を表示実行する。このように、図柄生成行程の実行中であっても、消化ボタン72の操作信号を入力すると、当該図柄生成行程の停止図柄態様を確定表示して、上述した急速消化を実行する。
上述したように本実施例の構成では、特別遊技作動の実行状態で特別始動記憶の上限を増加制限数(100個)として、非実行状態の上限である制限数(4個)よりも多くの特別始動記憶を発生かつ記憶可能としている。そして、特別遊技作動の満了後(特別遊技フラグ=0)に特別始動記憶の未消化数が制限数(4個)よりも多い場合には、未消化数が制限数の4個に減少するまで消化ボタン72の押圧操作を有効とし、該消化ボタン72の押圧操作に応じて特別始動記憶を当落判定して確定する急速消化を連続して繰返し実行可能とする。
また、本実施例の構成では、特別始動記憶の未消化数が4個までは上記した特別始動記憶数表示装置17aのLEDの点灯数によって報知し、100個までの未消化数は特別始動記憶数表示装置17bの点灯数により報知する。ここで、特別始動記憶数表示装置17a,17bは、図4の入賞検知処理により特別始動記憶の未消化数が増加する毎に一個毎点灯し、図5,7により未消化数Pを減少する毎に一個毎消灯する。そのため、図7の急速消化処理により、特別始動記憶の急速消化を繰返し連続して実行する場合には、特別始動記憶数表示装置17bで比較的短時間に順次一個毎連続して消灯していく。
上述した本実施例にあって、上記した操作促進演出Wを画像表示器14で表示実行する態様の具体例について説明する。
尚、特別始動記憶の通常消化により画像表示器14で表示される演出としては、例えば、図8(A)〜(B)のように特別演出図柄A,B,Cが変動開始して、特別演出図柄A,Cがリーチとなると、図8(C)〜(D)のようにリーチ演出hを表示するリーチ演出態様を表示して、特別演出図柄A=Cのリーチ演出図柄態様を表示する。その後に、図8(E)のように当り演出jを表示すると共に特別演出図柄A=B=Cの当り演出停止図柄態様Mを表示する。このように一連の図柄生成行程が画像表示器14で演出表示される。
特別遊技作動を満了して4個以上の特別始動記憶を記憶しているとした場合に、上記した先読み演出処理により特別始動記憶を先読し、例えば5番目に消化される特別始動記憶をハズレ判定しかつリーチ発生を判定すると、促進フラグ=1として、図10(A)のように画像表示器14の画面に「もしかしたら・・・当りがあるかも!」という操作促進演出Wを表示する。そして、消化ボタン72が押圧操作されると、図10(B)のように急速消化ハズレ演出態様の実行によりハズレ演出停止図柄態様Nを確定表示する。これは、ハズレ判定かつリーチ発生しない判定のためであり、前記5番目より前の未消化の特別始動記憶を消化ボタン72の押圧操作によって急速消化した場合に実行される。さらに、消化ボタン72が複数回連続して押圧操作されると、操作回数に応じて特別始動記憶を連続して繰返し急速消化して、急速消化ハズレ演出態様を繰返し連続して表示実行する(図10(A)〜(B)参照)。そして、消化ボタン72の押圧操作による5回目の急速消化によって、特別始動記憶をハズレ判定し且つリーチ発生を判定すると、図11(A)〜(B)のように画像表示器14の画面で小魚の魚群からなる急速リーチ演出iをいきなり表示して、次には図11(C)のように特別演出図柄A,B,Cのハズレ演出停止図柄態様Nが表示される。このように急速リーチ演出iからハズレ演出停止図柄態様Nに切り替わる急速消化リーチ演出態様を表示実行することによって、リーチ発生を想起させることができ、遊技者に当り発生するかもしれないという期待感を抱かせることができ、遊技者の遊技に対する感情を効果的に刺激できる。
そして、急速消化リーチ演出態様が表示実行されると、促進フラグ=0となることから、上記した操作促進演出Wの表示を解除すると共に、未消化数P>4であれば急速消化フラグ=1として先読み演出処理が実行される。ここで、例えば3番目に消化される特別始動記憶を当り判定すると、促進フラグ=1として、図10(A)のように再び上記の操作促進演出Wを表示する。これに伴って消化ボタン72が3回以上連続して押圧操作されると、図10(B)のように急速消化ハズレ演出態様を繰返し連続して表示実行する。そして、3回目の特別始動記憶の急速消化により当り判定すると、図9(A),(B)のように画像表示器14で小魚の魚群からなるリーチ演出hがいきなり表示されて、その後に図9(C)〜(D)のようにリーチ演出hが継続して表示されると共に、特別演出図柄A,B,Cがリーチ図柄態様により表示されて変動開始する。これからは通常の図柄生成行程と同様、図9(E)のように当り演出jが表示されて特別演出図柄A,B,Cが当り演出停止図柄態様Mで変動停止して当り確定する。このような急速消化当り演出態様を表示することにより、急速消化により当り確定する場合でも、リーチ発生する前の演出が省略されていることから、通常の図柄生成行程に比して時間短縮できる。
本実施例の構成によれば、特別遊技作動の実行状態では、特別始動記憶を発生可能な個数を非実行状態に比して増加していることから、始動口21へ入賞しても特別始動記憶を発生しないという所謂ムダ球の発生を可及的に抑制できる。これにより、始動口21への入賞によって生ずる特別始動記憶という利得が、特別遊技作動の実行状態でも確実に保持される。そして、特別遊技作動の実行状態では、遊技者が大入賞口25への入賞だけでなく、始動口21への入賞にも注視するようになるため、遊技の興趣性を向上することができる。さらに、特別遊技作動の満了後に消化ボタン72の押圧操作を有効とし、その押圧操作に応じて未消化の特別始動記憶を急速消化することによって、該消化に要する時間を可及的に短縮することができる。特に、未消化の特別始動記憶を先読みして当りやリーチが発生する場合には、それを遊技者に報知することによって、消化ボタン72の積極的な押圧操作を促すことができる。これにより、未消化の特別始動記憶が多数記憶されている状態で消化ボタン72が効果的に押圧操作され、これに伴って特別始動記憶を急速に減少できるため、遊技球の発射停止行為を抑制することができ、遊技球の発射停止に伴って遊技場が被る不利益を低減できる。
尚、本実施例の構成にあって、入賞検知処理により、本発明にかかる保留制限処理と保留増加処理とが構成されている。また、先読み演出処理によって本発明にかかる先読み判定処理と促進演出処理とが構成されており、急速消化処理によって本発明にかかる急速消化処理と急速演出処理とが構成されている。また、上述した急速消化当り演出態様、急速消化ハズレ演出態様、および急速消化リーチ演出態様が、本発明にかかる急速消化演出態様を構成している。
上述した実施例の構成では、遊技者に消化ボタン72の押圧操作を促す操作促進演出Wとしてメッセージを画像表示器14で表示するようにした構成であるが、その他の構成として、所定の演出図柄を表示するようにしても良いし、又は、スピーカによりメッセージを発声するようにしても良い。さらには、消化ボタン72のボタン用LED77を所定の点灯態様により実行すると共に、該点灯態様に同期して他のLEDやランプ等を点灯させるようにしても良い。
上述した実施例の構成では、急速消化処理により特別始動記憶を当り判定した場合にリーチ発生から図柄生成行程を開始するようにしているが、その他の構成として、当り判定した場合には通常の図柄生成行程を開始するようにしても良い。
また、上述した実施例の別例として、遊技機本体3に複数の消化ボタンを設け、各消化ボタン毎に急速消化する始動記憶の消化個数が夫々設定されているようにした構成とすることもできる。この構成では、各消化ボタン毎に夫々に異なる消化個数が設定されていることから、遊技者がいずれかの消化ボタンを選択的に押圧操作することによって、各消化ボタンの押圧操作に応じた消化個数の始動記憶が連続して急速消化される。
本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、上述の実施例以外の構成についても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更して実施可能である。
1 パチンコ遊技機
15 特別図柄表示装置(図柄表示装置)
21 始動口
25 大入賞口
72 消化ボタン
S1 特別始動スイッチ(球検知手段)

Claims (6)

  1. 特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、
    遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、
    始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、始動記憶を発生して記憶する始動記憶発生手段と、
    未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動開始して、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定する始動記憶消化手段と、
    前記停止図柄態様により当り確定すると、大入賞口を開閉する開閉ラウンドを繰返す特別遊技作動を実行する特別遊技制御手段と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    遊技者により操作可能な消化ボタンが遊技機本体の前面側に配設され、
    前記始動記憶消化手段は、
    前記消化ボタンの操作を有効とする操作有効条件が成立した場合に、記憶している未消化の始動記憶の全部又は一部を当落判定する先読み判定処理と、
    該先読み判定処理により当りがあった場合に、消化ボタンの操作を遊技者に促すための操作促進演出態様を実行する促進演出処理と、
    前記操作有効条件が成立した場合に、前記消化ボタンの操作により、記憶している未消化の始動記憶を当落判定して当り又はハズレを確定する急速消化を実行する急速消化処理と
    を備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 始動記憶消化手段は、
    先読み判定処理が、始動記憶の当落判定と共にリーチ発生の有無を判定し、
    促進演出処理が、前記先読み判定処理により当り判定またはリーチ発生有りと判定した場合に、操作促進演出態様を実行するようにしていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 始動記憶消化手段は、急速消化処理による始動記憶の急速消化に伴って、当該始動記憶の当り又はハズレを確定表示する急速消化演出態様を実行する急速演出処理を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 始動記憶消化手段は、
    急速消化処理が、未消化の始動記憶を当落判定すると共にリーチ発生の有無を判定し、
    急速演出処理が、該急速消化処理による始動記憶の急速消化に伴って、リーチ発生有りと判定した場合にはリーチ発生の表示と当り又はハズレの確定表示とを備えた急速消化演出態様を実行するようにしていることを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。
  5. 始動記憶消化手段の急速消化処理は、前記消化ボタンの操作に伴って、所定個数の未消化の始動記憶を夫々に当落判定する急速消化を連続して行うようにしていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
  6. 始動記憶発生手段は、
    特別遊技作動を実行していない状態で、始動口への遊技球入賞に伴って、所定の制限数を上限として始動記憶を発生して記憶する保留制限処理と、
    特別遊技作動を実行している状態で、始動口への遊技球入賞に伴って、前記保留制限処理で定めた制限数を越える個数の始動記憶を発生し且つ記憶可能とする保留増加処理と
    を備え、
    始動記憶消化手段は、
    前記制限数を越える未消化の始動記憶を記憶していることにより操作有効条件を成立し、
    先読み判定処理により未消化の始動記憶を当落判定し、当りがある場合に促進演出処理により操作促進演出態様を実行し、急速消化処理により消化ボタンの操作に伴って未消化の始動記憶を急速消化するようにしていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
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