JP2013005071A - 移動無線通信装置、チャネルサーチ要否判定方法及びプログラム - Google Patents

移動無線通信装置、チャネルサーチ要否判定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに特段の操作を要求することなく、無用なチャネルスキャンの実行を回避し、消費電力を削減する。
【解決手段】第1の無線通信ネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて取得した位置及びそのときの時刻をそれぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて蓄積する。最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線通信ネットワークに対するチャネルスキャンの要否を判定する。前記判定の結果に基づいてチャネルスキャンを実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は移動無線通信装置に関し、特に、移動無線通信装置におけるチャネルサーチの要否の判定に関する。
いわゆるスマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話に代表される携帯電話、タブレットPC型端末やモバイルルータ等の携帯端末装置の中には、2または3以上の無線アクセスネットワークへの接続機能を持つものがある。以下に具体例を示すように、通常はほぼシームレスに接続可能だが通信伝送レートが遅い無線アクセスネットワーク1に接続し、通信伝送レートは速いが接続可能なエリアが限られている無線アクセスネットワーク2のエリアに入ったときのみ、無線アクセスネットワーク2にハンドオーバまたは時分割で無線アクセスネットワーク1と2双方に接続しようとした場合、通常、無線アクセスネットワーク2のチャネルサーチを繰り返す必要がある。電池駆動で、消費電力が利用時間にダイレクトに影響する携帯端末装置では、無線アクセスネットワーク2のチャネルサーチを効率的に行い、消費電力を抑えたい。無線アクセスネットワーク2のエリアに入ったかどうかをユーザが判断し、手動で無線アクセスネットワーク2の接続機能を起動/停止する等の手動操作が考えられるが、ユーザに都度操作が要求される点で利便性が低く、また、操作をし忘れる可能性がある。
無線アクセスネットワークの具体例を以下に述べる。図10に示すように、PDC、GSM、3G(W−CDMA、CDMA2000)、LTE、Mobile−WiMAX等のMobile Wireless Access、MWAと呼ばれる無線アクセスシステムでは、一般に、移動局の電源を入れると、端末はまず近くにある基地局を探す。そして最寄りの移動局に対して「自分はここにいる」という情報を送る。この動作を位置登録と呼ぶ。この位置登録の情報はネットワークを介して位置情報データベースに送られる。移動局は電源を入れたときだけでなく、移動したときにも位置登録を行う。これを最寄りの基地局が変わるたびにやると、頻度が高すぎて移動局の電池が消耗してしまうことが起こりうる。そこでいくつかの基地局をまとめた、ある程度広いエリアを位置登録エリアと定義して、位置登録エリアが変わると位置登録情報を送るようにしている場合もある。この情報を用いて、たとえば「東京都港区愛宕付近」などの移動局が位置している大まかな住所を基地局から取得するサービスがある(NTTドコモのiエリアなど)。
また、図11に示すように、無線LAN等のNomadic Wireless Access、NWAと呼ばれる無線アクセスネットワークでは、一般に、親機(Access Point,AP)がその存在を示すBeaconパケットを定期的に送出している。子機(Station,STA)は最初に自分の設定できるチャネルをスキャン(探索)して、近傍に存在しているAPのBeacon情報(暗号設定、SSID等)を収集する。収集したBeacon情報から接続可能なAPを選んで、そのAPとMACレベルでの接続を確立する。
APの配置についてMWAとNWAとを比較すると、一般に、MWAの無線ネットワークでは、端末が移動してもシームレスに接続を維持できる程度にAPが密に配置されていることが多いのに対し、NMAの無線ネットワークでは、APが離散的に配置されていることが多い。
図12のAPの配置例では、MWA無線ネットワークである無線アクセスネットワーク1のAPは、隣り合うAPのエリアが互いに重なるように配置されているのに対して、NWA無線ネットワークである無線アクセスネットワーク2のAPは、各APのエリアが孤立している。図13の例でもMWA無線ネットワークでは隣り合うAPのエリアが互いに重なっている。NWA無線ネットワークは、図中左上の2つのAPからなるグループと、図中右下の2つのAPからなるグループからなり、同じグループのAPのエリアは互いに重なっているが、異なるグループのAPのエリアは隔絶している。
このように、一般にNWA無線ネットワークでは、MWA無線ネットワークのように移動しながらシームレスに接続を維持できるほどAPの配置は密ではない。また、もし近傍にAPがあっても暗号設定を知らないAPであれば接続できない。
PDC、3G(W−CDMA、CDMA2000)等の人口カバー率が100%に近いMWAネットワークでは、移動局はどこに移動してもほぼシームレスに接続を維持できる。しかし、LTE、Mobile−WiMAX等のサービスインから間もないMWAネットワークや無線LAN等のNWAネットワークでは、接続可能なエリアが限られており、全国的に見れば飛び石となっている。このため、移動局またはSTAは接続可能なエリアから外れると位置登録またはチャネルサーチを定期的に繰り返さねばならず、移動局またはSTAの電池が消耗してしまう。
現在、複数の会社が公衆無線LANサービスを提供しており、ユーザは、同一の移動無線通信装置を用いて複数の会社と並行して接続契約を交わすことができる。例えば、同一のユーザが、会社A提供の公衆無線LANサービスaと、別の会社B提供の公衆無線LANサービスbの両方の利用契約を交わし、基本的には公衆無線LANサービスaを利用しつつも、一時的に公衆無線LANサービスbを利用する、といった利用形態が見られる。この種の技術は例えば特許文献1に開示されている。
従来の技術によれば、接続を確立したアクセスポイントは、会社A、Bに関わらず登録される。このため、上述の利用形態において公衆無線LANサービスbの一時的な利用が終わった後も、ユーザが意図的に削除する操作を行なわない限り、公衆無線LANサービスbのアクセスポイントに関する登録情報は保持されることとなる。その結果、接続契約が終了し、既に接続を受け付けない状態になっている公衆無線LANサービスbのアクセスポイントに対してもチャネルスキャンを行ない、無駄な電力を消費してしまうことがある。
特開2008−60742号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ユーザに特段の操作を要求することなく、無用なチャネルスキャンの実行を回避し、消費電力を削減することが可能な移動無線通信装置及びそのチャネルスキャン要否判定方法を提供することである。
上述の課題を解決するため、本発明は、その一態様として、第1の無線通信ネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて取得した位置及びそのときの時刻をそれぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて蓄積する記憶装置と、最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線通信ネットワークに対するチャネルスキャンの要否を判定する判定手段と、前記判定の結果に基づいてチャネルスキャンを実行するチャネルスキャン手段とを備えることを特徴とする移動無線通信装置を提供する。
また、本発明は、他の一態様として、移動無線通信装置のコンピュータを、第1の無線通信ネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて取得した位置及びそのときの時刻をそれぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて記憶装置に蓄積する手段、最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線通信ネットワークに対するチャネルスキャンの要否を判定する判定手段、及び、前記判定の結果に基づいてチャネルスキャンを実行するチャネルスキャン手段として機能させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、他の一態様として、第1の無線通信ネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて、前記移動無線通信装置が、少なくとも位置及びそのときの時刻を取得し、それぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて記憶装置に蓄積する蓄積段階と、前記移動無線通信装置が最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線通信ネットワークに対するチャネルスキャンの要否を前記移動無線通信装置が判定する判定段階と、前記判定の結果に基づいてチャネルスキャンを実行するチャネルスキャン段階とを含むことを特徴とするチャネルスキャン要否判定方法を提供する。
本発明によれば、移動無線通信装置は、過去に接続が確立した位置だけではなくその時刻を接続履歴(接続位置、接続時刻)として蓄積し、現在の位置及び時刻と比較して、チャネルスキャンの要否を判定する。
本発明の一実施の形態である携帯電話機11のブロック図である。 設定保存用メモリ16に保存される無線LANへの接続履歴の例である。 接続履歴の登録処理のフローチャートである。 無線LANのチャネルサーチ処理のフローチャートである。 設定保存用メモリ16に保存される無線LANへの接続履歴の例である。 時刻情報を含む接続履歴の登録処理のフローチャートである。 時刻情報を参照して行なう無線LANのチャネルサーチ処理のフローチャートである。 時刻情報を参照して行なう無線LANのチャネルサーチ処理のフローチャートである。 無線LANのチャネルサーチ処理のフローチャートである。 MWA(Mobile Wireless Access)の無線アクセスシステムの概要を説明するための図である。 NWA(Nomadic Wireless Access)の無線アクセスシステムの概要を説明するための図である。 MWAとNWAのAPの一般的な配置例を説明するための図である。 MWAとNWAのAPの一般的な配置例を説明するための図である。
本発明の移動無線通信端末は、無線アクセスネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと無線接続が確立する毎に、その位置(接続位置)、時刻(接続時刻)等を取得し、互いに関連づけて接続履歴として記憶装置に記憶、蓄積していく。そして、無線アクセスネットワークとの接続が未確立のとき、予め記憶した接続履歴に基づいて、無線アクセスネットワークのチャネルサーチの要否を判定する。
本発明の一実施の形態である携帯電話機11について説明する。図1を参照すると、携帯電話機11は、CPU(中央処理装置)12を搭載しており、CPU12はバス13を介して装置内の各部と接続されている。
ROM14は、CPU12が実行するための各種の制御用プログラムや後述の処理、たとえば図4のステップ42で使用される判定値等の固定的なデータを格納したリード・オンリ・メモリである。
作業用メモリ15はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)によって構成されており、CPU12がプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを格納するようになっている。携帯電話機11の現在位置と接続履歴に記憶された接続位置情報とを比較する際の取得した現在位置の情報もこの作業用メモリ15の所定の領域に格納される。
設定保存用メモリ16は、携帯電話機11が無線アクセスネットワーク2に接続したときの接続履歴等の設定情報を記憶するメモリであり、不揮発性メモリで構成されている。
タイマ部17は、携帯電話機11の内部時計を維持するための計時回路である。携帯電話機11が無線アクセスネットワーク2に接続したときの時刻情報を取得することができる。
GPS受信部19は、GPS衛星からの信号を受け取るアンテナ、増幅器、復調器などから成る受信回路であり、GPS制御部18は、GPS受信部19を制御する制御回路である。復調されるデータは、NMEAフォーマットの位置情報や測位時刻等である。携帯電話機11が無線アクセスネットワーク2に接続したときの位置情報および時刻情報を取得することができる。
表示制御部20は、表示部21の表示を制御する制御回路である。表示部21は、図示しない携帯電話機11本体の前面に配置されており、白黒あるいはカラーの液晶パネルあるいは有機EL(電子蛍光)等の表示装置である。
キー入力部22は、操作キー23を含む各種のキーからのキー入力を受け付ける入力回路である。操作キー23はテンキーや所定のファンクションキーから構成される特定の操作キーである。
表示部21および操作キー23は、携帯電話機11の設定操作等を行う入出力デバイスである。本実施例の構成とは異なるが、いわゆるスマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話では、表示部21が液晶タッチパネル等で、操作キー23が表示部21上に表示される構成のものがある。また、いわゆるモバイルルータでは、携帯端末装置自体は表示部21および操作キー23を含まない構成で、有線LANや無線LAN等のネットワーク経由でパソコン等の外部端末と接続し、外部端末の液晶ディスプレイ等とキーボード等により、携帯端末装置の設定操作等を行うものもある。いずれも本実施例と比べて構成はやや異なるが、実現される機能に違いはない。
送受信部25は、無線アクセスネットワーク1に対して信号を送受信するアンテナ、増幅器、復調器、変調器などから成る送受信回路であり、通信制御部24は、送受信部25の通信を制御する制御回路である。ここでは一例として、無線アクセスネットワーク1は3G(W−CDMA)とする。3G(W−CDMA)では、位置登録情報から、たとえば「東京都港区愛宕付近」などの携帯電話機11が位置している大まかな住所を基地局から取得することができる。携帯電話機11が無線アクセスネットワーク2に接続したときの位置情報を取得することができる。
送受信部27は、無線アクセスネットワーク2に対して信号を送受信するアンテナ、増幅器、復調器、変調器などから成る送受信回路であり、通信制御部26は、送受信部27の通信を制御する制御回路である。ここでは一例として、無線アクセスネットワーク2は無線LANとする。
設定保存用メモリ16に保存される無線LANへの接続履歴について図2を参照して説明する。本図は無線LANへの接続履歴の一例である。この例では、携帯電話機11が無線LANへ接続したときの携帯電話機11の位置の履歴であり、GPS受信部19とGPS制御部18によって測位した経緯度で表している。たとえば、項番m、m+2、m+3は自宅のAPへの接続履歴で、ほぼ同じ位置を示しており、頻繁に履歴が残っている。
次に、携帯電話機11の動作について説明する。携帯電話機11は後述する接続履歴登録処理とチャネルサーチ処理を行なう。最初に、接続履歴として接続位置を用い、接続時刻を用いない接続履歴登録処理及びチャネルサーチ処理について説明する。概略を説明すると、接続履歴登録処理において、CPU12は、通信制御部26、送受信部27により無線アクセスネットワーク2との接続が確立する毎に、GPS制御部18、GPS受信部19によりGPS測位を行なって位置情報を取得し、その位置を接続位置情報として設定保存用メモリ16に保存することにより、接続履歴を蓄積していく。
接続履歴登録処理により蓄積した接続履歴に基づいて、CPU12はチャネルサーチ処理を行なう。即ち、無線アクセスネットワーク2への接続が未確立のとき、CPU12は、GPS測位して取得した携帯電話機11の現在位置と、接続履歴中の接続位置とを比較し、接続位置のいずれかひとつから予め定められた所定の地理的範囲内に携帯電話機11が位置するか否かを判定する。この判定結果がイエスの場合、CPU12は、通信制御部26、送受信部27により無線アクセスネットワーク2に対するチャネルサーチを実行する。
接続履歴登録処理について更に説明する。無線LANは、一般に、親機(Access Point,AP)がその存在を示すBeaconパケットを定期的に送出している。子機(Station,STA)すなわち携帯電話機11は最初に自分の設定できるチャネルをスキャン(探索)して、近傍に存在しているAPのBeacon情報(暗号設定、SSID等)を収集する。収集したBeacon情報から接続可能なAPを選んで、そのAPとMACレベルでの接続を確立する。APは通常、暗号設定がされているため、はじめて接続するAPに対しては、携帯電話機11の表示部21および操作キー23等を使いユーザが手動操作で暗号入力して、接続を確率する。このとき接続が確立されたAPのSSIDと暗号は設定保存用メモリ16に記憶され、一度接続を確立したAPに対しては、次回以降、SSIDに紐付けされた暗号をプログラムが自動的に入力することで、ユーザの操作を介さずにAPと接続確立することができる。以上の過程は、一般的であるため図示しない。
図3を参照すると、携帯電話機11は、前記したユーザ操作またはプログラムにより、APに接続確立すると(ステップS31:Y)、GPS制御部18からGPS受信部19を起動して、GPS信号を受信、復調、デコードして測位を実施する(ステップS32)。この測位情報から、携帯電話機11の位置情報を設定保存用メモリ16の所定の領域に無線LAN接続履歴として格納する(ステップS33)。接続履歴の位置情報は、図2に示したように、APとの接続を確立する毎に、追加されていく。
次に、図4を参照してチャネルサーチ処理について説明する。携帯電話機11は、GPS制御部18からGPS受信部19を起動して、GPS信号を受信、復調、デコードして測位を実施し(ステップS41)、取得した位置と、設定保存用メモリ16に格納した無線LAN接続履歴の接続位置とを比較する(ステップS42)。ここでは、ステップS41にて取得した位置が、無線LAN接続履歴中の接続位置のいずれかから半径300m以内にあるか否かを判定するものとする。
現在位置が接続位置から300m以内にない場合、ステップS41からの処理を繰り返す(ステップS42:N)。
ある場合は(ステップS42:Y)、近くに過去に接続実績のあるAPがある可能性が高いので、通信制御部26および送受信部27を起動して、無線LANのチャネルサーチを実施する(ステップS43)。
収集したBeacon情報から接続可能なAPがある場合は(ステップS44:Y)、そのAPとの接続を確立する(ステップS45)。周囲に接続可能なAPがない場合は(ステップS44:N)、ステップ41のGPS測位まで戻る。
上述の説明ではステップS42において判定値として半径300mを用いたが、この判定値は他の値でもよい。また、ステップS42では、現在位置が接続位置から判定値の距離内にあるか否かを判定したが、その代わりに、予め区分した電子地図を記憶し、この電子地図上で現在位置と同じ区分に接続位置が存在するか否かを判定することとしてもよい。これら判定値、電子地図及びその区分に関するデータは、接続履歴登録処理、チャネルサーチ処理に係るプログラムとともに、ROM14に固定値として格納されていてもよいが、ユーザが表示部21および操作キー23等を使って手動操作で設定して、設定保存用メモリ16に格納されるものであってもよい。
また、携帯電話機11において、GPS測位に代えて、通信制御部24および送受信部25を用いて、3G(W−CDMA)の位置登録情報から、たとえば「東京都港区愛宕付近」などの携帯電話機11が位置している大まかな住所等を基地局から取得することで測位を実施してもよい。このとき、図3のステップS31と図4のステップS41は、通信制御部24から送受信部25を制御することで、3G(W−CDMA)の基地局から位置情報を取得する処理に代わる。3G(W−CDMA)の位置登録情報からの測位では、GPS程の精度は期待できないため、前記した図4のステップS42の判定も「基地局から取得した大まかな住所が同じなら無線LANのチャネルサーチ実施」等のように、GPSに比べて曖昧な判定となるが、一方で、GPS制御部18およびGPS受信部19が不要の構成となり、携帯電話機11自体のコストを抑えることができる。また、地下や建物内等でGPS受信が困難な場所であっても、3G(W−CDMA)の位置登録が可能な場所であれば同様の効果が得られる。
携帯電話機11の上述の動作によれば、通信制御部26および送受信部27を常に起動しておく必要がなく、過去にAPに接続した実績のある位置に近づいたときにだけ起動して、チャネルサーチを実行するため、無線LANに接続するチャンスは逃さずに無駄な消費電力を削減できるという効果がある。
ユーザが表示部21および操作キー23等を使って手動操作によって、無線LANに接続できる位置にある/ないときに通信制御部26および送受信部27を起動/停止することはすでに一般に行なわれている。このような手法に対し、携帯電話機11では、接続履歴登録処理及びチャネルサーチ処理をプログラムにより自動的に実行するので、ユーザの手動操作によって通信制御部26および送受信部27を起動/停止する場合と比べて、第一にユーザの操作を簡易にすることができる。また、処理が自動化されているので、無線LANに接続可能な位置に移動したときに、通信制御部26および送受信部27を起動すること、逆に、無線LANに接続可能な位置から離れたときに、通信制御部26および送受信部27を停止する手順を忘れてしまうことがない。
次に、接続履歴として接続位置に加えて接続時刻を用いる接続履歴登録処理及びチャネルサーチ処理を携帯電話機11が行なうときの動作について説明する。
接続履歴登録処理において、CPU12は、無線アクセスネットワーク2に接続したときの接続時刻情報を取得し、上述の接続位置情報と互いに関連づけて設定保存用メモリ16に接続履歴情報として格納する。時刻は、タイマ部17にて取得したものを用いてもよいし、GPS制御部18、GPS受信機19を介して取得したNMEAデータ内の測位時刻を用いてもよい。
ここで格納する接続履歴情報の例を図5に示す。図2でも記載した項番nと項番m+4とは、いずれもカフェにおける公衆無線LANのAPへの接続履歴であるが、項番nは過去に契約していたが現在は解約しているA社公衆無線LAN、項番m+4は現在契約しているB社公衆無線LANの履歴である。
チャネルサーチ処理において、CPU12は、携帯電話機11の現在位置が、接続位置情報のうちの一つから予め定められた所定の地理的範囲以内に位置し、かつ、現在時刻が該接続位置情報に関連づけて記憶された接続時刻情報から予め定められた所定の時間範囲以内にあるか否かを判定し、ある場合に通信制御部26及び送受信部27にて無線アクセスネットワーク2に対するチャネルサーチを行う。
図6を参照して接続時刻情報を登録する接続履歴登録処理について説明する。図6のステップS61及びS62についてはそれぞれ図3のステップS31、S32と同様の処理を行なうが、ステップS63では位置情報に加えて時刻情報を接続履歴に追加している点でステップS33と異なる。ステップS63では、携帯電話機11の位置情報とともにGPSのNMEAデータ内の測位時刻を接続履歴に加える。
図7を参照して接続時刻情報を参照して行なう無線LANのチャネルサーチ処理について説明する。図7のステップS71、S73〜S75についてはそれぞれ図4のステップS41、S43〜S45と同様の処理を行なうが、ステップS72では現在位置だけではなく現在時刻をも接続履歴中の接続位置、接続時刻と比較している点でステップS42と異なる。ステップS72では、接続履歴内のすべての履歴の内のいずれかの位置ではなく、接続履歴のうち、S41で取得した測位時刻から遡って180日以内に接続に成功した位置から半径300m以内の範囲にある場合に(ステップS72:Y)、通信制御部26および送受信部27を起動して、無線LANのチャネルサーチを実行する(ステップS73)。
図5の接続履歴情報が設定保存用メモリ16に格納されているとする。かつて、図5の項番nの位置では、A社公衆WANのAPに接続可能であったが、既にA社との利用契約は解約しているため、現在はこのAPへの接続は行えない。しかし、図3、4に記載の動作を行なう場合、CPU12は通信制御部26および送受信部27を起動して無線LANのチャネルサーチを繰り返し実行し、その分電力を消費する。
これに対して、図6、7に記載の動作を行なう場合、項番nの位置では無線LANのチャネルサーチは実行されない。従って、消費電力を一層削減することができる。
上述の説明ではステップS72において、期間の判定値として180日、距離の判定値として半径300mを用いたが、この判定値は他の値でもよい。また、ステップS72では、現在位置が接続位置から判定値の距離内にあるか否かを判定したが、その代わりに、予め区分した電子地図を記憶し、この電子地図上で現在位置と同じ区分に接続位置が存在するか否かを判定することとしてもよい。これら判定値、電子地図及びその区分に関するデータは、接続履歴登録処理、チャネルサーチ処理に係るプログラムとともに、ROM14に固定値として格納されていてもよいが、ユーザが表示部21および操作キー23等を使って手動操作で設定して、設定保存用メモリ16に格納されるものであってもよい。
GPS測位した位置情報に代えて、通信制御部24および送受信部25を用いて取得する3G(W−CDMA)の位置登録情報を用いることとしてもよい。この場合、GPS制御部18およびGPS受信部19が不要の構成となり、携帯電話機11自体のコストを抑えることができることができると共に、地下や建物内等でGPS受信が困難な場所であっても、3G(W−CDMA)の位置登録が可能な場所であれば、同様の消費電力削減効果を得ることができる。
図7のチャネルサーチ処理では、ステップS74にて接続可能なAPが見つからない場合にはステップS71に戻る。従って、ステップS73にてチャネルサーチを実行した直後や、そのチャネルサーチを実行した位置近傍であっても、携帯電話機11はステップS71からステップS74からなるループを繰り返す。一般に、チャネルサーチの直後やチャネルサーチを実行した位置の近傍では、チャネルサーチが失敗する可能性が高いと考えられる。例えば、ステップS71からステップS74のループを1分毎に実行すると仮定すると、1分毎に失敗の可能性が高いチャネルサーチを繰り返すことになる。この点に鑑みて、チャネルサーチに失敗した場合、所定の条件を満足するまで次回のチャネルサーチを実行しないことが考えられる。
チャネルサーチ失敗後の次回のチャネルサーチに条件を課するチャネルサーチ処理の例について図8を参照して説明する。
携帯電話機11は、GPS制御部18からGPS受信部19を起動して、GPS信号を受信、復調、デコードして測位を実施し(ステップS81)、取得した位置が、設定保存用メモリ16に保存された無線LAN接続履歴の内、S81で取得した測位時刻から遡って180日以内の履歴の内のいずれかの位置から半径300m以内の範囲にない場合は、ステップS81からの処理を繰り返す(ステップS82:N)。
ある場合は(ステップS82:Y)、通信制御部26および送受信部27を起動して、無線LANのチャネルサーチを実行する(ステップS83)。収集したBeacon情報から接続可能なAPがある場合は(ステップS84:Y)、そのAPとの接続を確立する(ステップS85)。
周囲に接続可能なAPがない場合(ステップS84:N)、ステップS81またはステップS87で取得した最後の位置および測位時刻の情報を作業用メモリ15に格納し(ステップS86)、再びGPS制御部18およびGPS受信部19でGPS信号を受信、復調、デコードして測位を実施する(ステップS87)。
位置および測位時刻がステップS86で作業用メモリ15に保存した位置および測位時刻から、50m以上移動または5分以上経過していない場合は、ステップS87からの処理を繰り返す(ステップS88:N)。ステップS88で、50m以上移動または5分以上経過している場合は、再びS82の処理へ進む(ステップS88:Y)。
接続履歴内の、ステップS82で180日以内としている所定の期間以内の履歴の内、公衆無線LANの契約を解約したり、APが撤去された等の理由で接続できなくなった位置に、ステップS82で半径300m以内としている所定の範囲以内に近づいた場合、前の実施例の図7の処理では、再び所定の範囲の外に出ない限りは、ステップS71〜S74が繰り返されて、携帯電話機11は、無線LANに接続できないまま、チャネルサーチを繰り返してしまう。本実施例の図8の処理によれば、ステップS88の処理により、前回ステップS84でAPに接続できなかったときの位置および測位時刻から、携帯電話機11が50m以上移動、または5分以上経過しない限りはチャネルサーチが行われず、前記した環境での無駄なチャネルサーチを回避または軽減できる。
本チャネルサーチ処理では、180日以内、半径300m以内をステップS82の判定値として用いたが、これら判定値はこれらに限定されるものではなく、他の適切な値を用いることとしてもよい。また、本チャネルサーチ処理では、ステップS88の判定値を50m以上移動または5分以上経過としているが、判定値の値はこれらに限定されるものではなく、他の値を用いることとしてもよい。更に、これら判定値は、前記の処理のためのプログラムとともに、ROM14に固定値として格納されていてもよいが、ユーザが表示部21および操作キー23等を使って手動操作で設定して、設定保存用メモリ16に格納されるものであってもよい。
たとえば、ステップS88の判定値の内の所定の期間を9999分等にすれば、ステップS84で接続できなかった位置から再び離れない限り、再びチャネルサーチが行われることはほとんどない。ただし、接続できるAPの近くに来ているのに、ステップS84の処理時に、他の無線装置からの無線干渉等の一時的な理由で接続に失敗した等の場合を考えれば、ステップS88の判定値の内の所定の期間は、本実施例の通り、5分以上経過等として、移動しなくとも再びチャネルサーチを実行する処理とした方が望ましい。
他のチャネルサーチ処理について図9を参照して説明する。
携帯電話機11は、GPS制御部18からGPS受信部19を起動して、GPS信号を受信、復調、デコードして測位を実施し(ステップS91)、取得した位置が、設定保存用メモリ16に保存された無線LAN接続履歴の内のいずれかの位置から半径300m以内の範囲にない場合は、ステップS91からの処理を繰り返す(ステップS92:N)。
ある場合は(ステップS92:Y)、通信制御部26および送受信部27を起動して、無線LANのチャネルサーチを実行する(ステップS93)。収集したBeacon情報から接続可能なAPがある場合は(ステップS94:Y)、そのAPとの接続を確立する(ステップS95)。
ステップS94で、周囲に接続可能なAPがない場合(ステップS94:N)、ステップS91またはステップS97で取得した最後の位置情報を作業用メモリ15に格納し(ステップS96)、再びGPS制御部18およびGPS受信部19でGPS信号を受信、復調、デコードして測位を実施する(ステップS97)。この位置がステップS96で作業用メモリ15に保存した位置および測位時刻から、50m以上移動していない場合は、ステップS97からの処理を繰り返す(ステップS98:N)。ステップS98で、50m以上移動している場合は、再びS92の処理へ進む(ステップS98:Y)。
接続履歴の内、公衆無線LANの契約を解約したり、APが撤去された等の理由で接続できなくなった位置に、ステップS92で半径300m以内としている所定の範囲以内に近づいた場合、図4のチャネルサーチ処理では、再び所定の範囲の外に出ない限りは、ステップS41〜S44が繰り返されて、携帯電話機11は、無線LANに接続できないまま、チャネルスキャンを繰り返してしまう。これに対して、本チャネルサーチ処理では、ステップS98の処理により、前回ステップS94でAPに接続できなかったときの位置から、携帯電話機11が50m以上移動しない限りはチャネルスキャンが行われず、前記した環境での無駄なチャネルスキャンを回避または軽減できる。
本チャネルサーチ処理では、180日以内、半径300m以内をステップS92の判定値として用いたが、これら判定値はこれらに限定されるものではなく、他の適切な値を用いることとしてもよい。また、本チャネルサーチ処理では、ステップS88の判定値を50m以上移動としているが、判定値の値はこれに限定されるものではなく、他の値を用いることとしてもよい。更に、これら判定値は、前記の処理のためのプログラムとともに、ROM14に固定値として格納されていてもよいが、ユーザが表示部21および操作キー23等を使って手動操作で設定して、設定保存用メモリ16に格納されるものであってもよい。
上記の実施形態及び実施例の一部又は全部は以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
第1の無線通信ネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて取得した位置及びそのときの時刻をそれぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて蓄積する記憶装置と、
最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線通信ネットワークに対するチャネルサーチの要否を判定する判定手段と、
前記判定の結果に基づいてチャネルサーチを実行するチャネルサーチ手段と
を備えることを特徴とする移動無線通信装置。
(付記2)
前記判定手段は、前記時刻tから予め定められた期間内にある接続時刻に関連づけられた接続位置と、前記位置pとを比較して前記判定を行なうことを特徴とする、付記1に記載の移動無線通信装置。
(付記3)
前記チャネルサーチ手段にて前記第1の無線通信ネットワークとの接続確立に失敗した場合、前記判定手段は、前記記憶装置に蓄積した時刻の中で最後のものから予め定められた期間が経過した後、前記判定を行なうことを特徴とする、付記1及び付記2のいずれかに記載の移動無線通信装置。
(付記4)
前記チャネルサーチ手段にて前記第1の無線通信ネットワークとの接続確立に失敗した場合、前記判定手段は、前記記憶装置に蓄積した位置の中で最後のものから予め定められた距離の移動を測定した後、前記判定を行なうことを特徴とする、付記1乃至付記3のいずれかに記載の移動無線通信装置。
(付記5)
前記移動無線通信装置は、前記第1の無線通信ネットワークとは異なる第2の無線通信ネットワークにおける位置登録情報、及び、前記移動無線通信装置が備えるGPS受信機によるGPS測位のいずれかに基づいて、位置を取得することを特徴とする、付記1乃至付記4のいずれかに記載の移動無線通信装置。
(付記6)
移動無線通信装置のコンピュータを、
第1の無線通信ネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて取得した位置及びそのときの時刻をそれぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて記憶装置に蓄積する手段、
最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線通信ネットワークに対するチャネルサーチの要否を判定する判定手段、及び、
前記判定の結果に基づいてチャネルサーチを実行するチャネルサーチ手段として機能させるためのプログラム。
(付記7)
前記判定手段は、前記時刻tから予め定められた期間内にある接続時刻に関連づけられた接続位置と、前記位置pとを比較して前記判定を行なうことを特徴とする、付記6に記載のプログラム。
(付記8)
前記チャネルサーチ手段にて前記第1の無線通信ネットワークとの接続確立に失敗した場合、前記判定手段は、前記記憶装置に蓄積した時刻の中で最後のものから予め定められた期間が経過した後、前記判定を行なうことを特徴とする、付記6及び付記7のいずれかに記載のプログラム。
(付記9)
前記チャネルサーチ手段にて前記第1の無線通信ネットワークとの接続確立に失敗した場合、前記判定手段は、前記記憶装置に蓄積した位置の中で最後のものから予め定められた距離の移動を測定した後、前記判定を行なうことを特徴とする、付記6乃至付記8のいずれかに記載のプログラム。
(付記10)
前記移動無線通信装置は、前記第1の無線通信ネットワークとは異なる第2の無線通信ネットワークにおける位置登録情報、及び、前記移動無線通信装置が備えるGPS受信機によるGPS測位のいずれかに基づいて、位置を取得することを特徴とする、付記6乃至付記9のいずれかに記載のプログラム。
(付記11)
第1の無線通信ネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて、前記移動無線通信装置が、少なくとも位置及びそのときの時刻を取得し、それぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて記憶装置に蓄積する蓄積段階と、
前記移動無線通信装置が最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線通信ネットワークに対するチャネルサーチの要否を前記移動無線通信装置が判定する判定段階と、
前記判定の結果に基づいてチャネルサーチを実行するチャネルサーチ段階と
を含むことを特徴とするチャネルサーチ要否判定方法。
(付記12)
前記時刻tから予め定められた期間内にある接続時刻に関連づけられた接続位置と、前記位置pとを比較して前記判定を行なうことを特徴とする、付記11に記載のチャネルサーチ要否判定方法。
(付記13)
前記チャネルサーチ段階にて前記第1の無線通信ネットワークとの接続確立に失敗した場合、更に、前記記憶装置に蓄積した時刻の中で最後のものから予め定められた期間が経過した後、前記判定段階を行なうことを特徴とする、付記11及び付記12のいずれかに記載のチャネルサーチ要否判定方法。
(付記14)
前記チャネルサーチ段階にて前記第1の無線通信ネットワークとの接続確立に失敗した場合、更に、前記記憶装置に蓄積した位置の中で最後のものから予め定められた距離の移動を測定した後、前記判定段階を行なうことを特徴とする、付記11乃至付記13のいずれかに記載のチャネルサーチ要否判定方法。
(付記15)
前記移動無線通信装置は、前記第1の無線通信ネットワークとは異なる第2の無線通信ネットワークにおける位置登録情報、及び、前記移動無線通信装置が備えるGPS受信機によるGPS測位のいずれかに基づいて、位置を取得することを特徴とする、付記11乃至付記14のいずれかに記載のチャネルサーチ要否判定方法。
11 携帯電話機
12 CPU(中央処理装置)
13 バス
14 ROM
15 作業用メモリ
16 設定保存用メモリ
17 タイマ部
18 GPS制御部
19 GPS受信部
20 表示制御部
21 表示部
22 キー入力部
23 操作キー
24 通信制御部
25 送受信部
26 通信制御部
27 送受信部

Claims (10)

  1. 第1の無線アクセスネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて取得した位置及びそのときの時刻をそれぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて蓄積する記憶装置と、
    最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線アクセスネットワークに対するチャネルサーチの要否を判定する判定手段と、
    前記判定の結果に基づいてチャネルサーチを実行するチャネルサーチ手段と
    を備えることを特徴とする移動無線通信装置。
  2. 前記判定手段は、前記時刻tから予め定められた期間内にある接続時刻に関連づけられた接続位置と、前記位置pとを比較して前記判定を行なうことを特徴とする、請求項1に記載の移動無線通信装置。
  3. 前記チャネルサーチ手段にて前記第1の無線アクセスネットワークとの接続確立に失敗した場合、前記判定手段は、前記記憶装置に蓄積した時刻の中で最後のものから予め定められた期間が経過した後、前記判定を行なうことを特徴とする、請求項1及び請求項2のいずれかに記載の移動無線通信装置。
  4. 前記チャネルサーチ手段にて前記第1の無線アクセスネットワークとの接続確立に失敗した場合、前記判定手段は、前記記憶装置に蓄積した位置の中で最後のものから予め定められた距離の移動を測定した後、前記判定を行なうことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動無線通信装置。
  5. 前記移動無線通信装置は、前記第1の無線アクセスネットワークとは異なる第2の無線アクセスネットワークにおける位置登録情報、及び、前記移動無線通信装置が備えるGPS受信機によるGPS測位のいずれかに基づいて、位置を取得することを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の移動無線通信装置。
  6. 移動無線通信装置のコンピュータを、
    第1の無線アクセスネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて取得した位置及びそのときの時刻をそれぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて記憶装置に蓄積する手段、
    最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線アクセスネットワークに対するチャネルサーチの要否を判定する判定手段、及び、
    前記判定の結果に基づいてチャネルサーチを実行するチャネルサーチ手段として機能させるためのプログラム。
  7. 前記判定手段は、前記時刻tから予め定められた期間内にある接続時刻に関連づけられた接続位置と、前記位置pとを比較して前記判定を行なうことを特徴とする、請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記チャネルサーチ手段にて前記第1の無線アクセスネットワークとの接続確立に失敗した場合、前記判定手段は、前記記憶装置に蓄積した時刻の中で最後のものから予め定められた期間が経過した後、前記判定を行なうことを特徴とする、請求項6及び請求項7のいずれかに記載のプログラム。
  9. 前記移動無線通信装置は、前記第1の無線アクセスネットワークとは異なる第2の無線アクセスネットワークにおける位置登録情報、及び、前記移動無線通信装置が備えるGPS受信機によるGPS測位のいずれかに基づいて、位置を取得することを特徴とする、請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のプログラム。
  10. 第1の無線アクセスネットワークを構成する複数の無線基地局のいずれかと移動無線通信装置との間での無線接続の確立に応じて、前記移動無線通信装置が、少なくとも位置及びそのときの時刻を取得し、それぞれ接続位置及び接続時刻として互いに関連づけて記憶装置に蓄積する蓄積段階と、
    前記移動無線通信装置が最後に取得した位置pと接続位置とを比較する位置比較、及び、前記位置pを取得した時刻tと、前記位置比較にて比較した接続位置に関連づけられた接続時刻とを比較する時刻比較の両方を行ない、位置比較及び時刻比較の両方の結果に基づいて、前記第1の無線アクセスネットワークに対するチャネルサーチの要否を前記移動無線通信装置が判定する判定段階と、
    前記判定の結果に基づいてチャネルサーチを実行するチャネルサーチ段階と
    を含むことを特徴とするチャネルサーチ要否判定方法。
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