JP2013002184A - 先導機に用いられる閉塞チャンバー機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】水中部であってもその先導機を容易に回収することができ、これにより到達立坑の構築が不要となり、工事費の低減を図ることができる。
【解決手段】先導機1の後端とケーシング2との間に介在されるとともに、推進方向の前後に分離可能な前部チャンバー20Aと後部チャンバー20Bとが設けられ、これら前部チャンバー20A及び後部チャンバー20Bには互いに間隔をもって配置される隔壁22A、22Bがそれぞれ設けられ、一対の隔壁22A、22Bによって閉塞されたチャンバーRに水を注入させることが可能な注水孔が設けられた構成の閉塞チャンバー機構を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】先導機1の後端とケーシング2との間に介在されるとともに、推進方向の前後に分離可能な前部チャンバー20Aと後部チャンバー20Bとが設けられ、これら前部チャンバー20A及び後部チャンバー20Bには互いに間隔をもって配置される隔壁22A、22Bがそれぞれ設けられ、一対の隔壁22A、22Bによって閉塞されたチャンバーRに水を注入させることが可能な注水孔が設けられた構成の閉塞チャンバー機構を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、先導機に用いられる閉塞チャンバー機構に関する。
従来、推進工法により地山から水中部に貫通する小口径の長尺管路を構築する場合、削孔完了後に水中で先導機を回収する必要性が生じることに加え、発進坑側から削孔内に本管を挿入し、また、孔内をグラウト注入で固める際、先端部より削孔内(発進坑内)に水が流入するために作業が困難となる。そのため、一般的には、水中部に到達立坑を設置し、推進した先導機を到達立坑内に到達させて搬出している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、水中に到達立坑を構築して、その到達立坑に先導機を到達させる従来の施工にあっては、先導機が到達する位置の水深が深い場合や地盤が硬質な場合など、施工条件によっては、その到達立坑の構築にかかるコストが増大するという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、水中部であってもその先導機を容易に回収することができ、これにより到達立坑の構築が不要となり、工事費の低減を図ることができる先導機に用いられる閉塞チャンバー機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る先導機に用いられる閉塞チャンバー機構では、推進方向の後方にケーシングを設けて推進する先導機に用いられる閉塞チャンバー機構であって、先導機の後端とケーシングとの間に介在されるとともに、推進方向の前後に分離可能な前部チャンバーと後部チャンバーとが設けられ、これら前部チャンバー及び後部チャンバーには互いに間隔をもって配置される隔壁がそれぞれ設けられ、一対の隔壁によって閉塞されたチャンバー内に水を注入させることが可能な注水孔が設けられていることを特徴としている。
本発明では、前部チャンバーの隔壁と後部チャンバーの隔壁とによって閉塞されたチャンバーに注水孔より水を流入させることで、チャンバー内を加圧することができ、チャンバーの内部圧力を外部よりも大きくすることで、後部チャンバーに対して前部チャンバーを先導機とともに前方へ押し出すことができる。これにより、前部チャンバー及び先導機を後部チャンバーから切り離すことが可能となり、分離した先導機を回収することができる。
また、チャンバー内の水圧を利用して前部チャンバーを進行方向の前方へ移動させることが可能であるため、先導機の回収作業が容易になるとともに、その分離作業に大掛かりな装置が不要となることから、工事費の低減を図ることが可能となる。
また、チャンバー内の水圧を利用して前部チャンバーを進行方向の前方へ移動させることが可能であるため、先導機の回収作業が容易になるとともに、その分離作業に大掛かりな装置が不要となることから、工事費の低減を図ることが可能となる。
また、先導機が水中部にある場合であっても、チャンバー内の水圧を水中部の水圧より高圧とすることで、前部チャンバー及び先導機を前方に向けて移動させ、後部チャンバーに対して切り離すことができる。しかも、前部チャンバーが切り離された状態でもケーシング側には後部チャンバーの隔壁が設けられているので、ケーシング内への水中部の水の流入を防止することができる。そのため、先導機の回収後におけるケーシング内での作業を水の無い環境で行うことができるうえ、その後にケーシング内に設置する設備も水に曝すことがなく、品質を確保できるという利点がある。
そして、上述したようにチャンバー内を加圧することで、前部チャンバーを容易に移動させ、潜水作業員が水中部より分離作業を行うことができる。つまり、水中での先導機の回収作業を行うことが可能となるので、先導機の到達部が水中部である場合であっても到達立坑を水中部に構築しておく必要がなくなり、大幅なコストの低減を図ることができる。
そして、上述したようにチャンバー内を加圧することで、前部チャンバーを容易に移動させ、潜水作業員が水中部より分離作業を行うことができる。つまり、水中での先導機の回収作業を行うことが可能となるので、先導機の到達部が水中部である場合であっても到達立坑を水中部に構築しておく必要がなくなり、大幅なコストの低減を図ることができる。
また、本発明に係る先導機に用いられる閉塞チャンバー機構では、隔壁には、開閉扉が設けられていることが好ましい。
本発明では、前部チャンバー及び後部チャンバーの両隔壁のそれぞれに開閉扉が設けられているので、先導機の推進時には、開閉扉を開放し、その開口に推進に必要な排泥管や動力ケーブル等の配管類を通過させておくことができる。そして、推進が完了して先導機を回収する際には、各隔壁の開口を通過する配管類を撤去してから開閉扉を閉じ、その後、上述したようにチャンバーに水を注入して前部チャンバーを移動させることができる。
本発明の先導機に用いられる閉塞チャンバー機構によれば、前部チャンバーと後部チャンバーのそれぞれの隔壁によって閉塞されるチャンバー内を水で加圧することで、後部チャンバーに対して前部チャンバーを先導機とともに移動させて切り離すことが可能となるので、先導機が水中部であってもその先導機を容易に回収することができ、これにより到達立坑の構築が不要となり、工事費の低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態による先導機に用いられる閉塞チャンバー機構について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施の形態による先導機1は、例えば海底などから深層水を取水するための配管用として設けられる推進坑を地山から水中部へ向けて推進する施工に用いられる。
先導機1の後端に取り付けられる本実施の形態の閉塞チャンバー部20は、推進完了後に水中部に先導機1を進出させた状態において、推進させたケーシング2内に水を流入させずにそのケーシング2に対して先導機1を切り離すことを可能にする構成となっている。
ケーシング2は、発進側に設置される元押しジャッキ(図示省略)により推進力が与えられ、先導機1の推進とともに順次継ぎ足されて推進坑内を推し進められる。
先導機1の後端に取り付けられる本実施の形態の閉塞チャンバー部20は、推進完了後に水中部に先導機1を進出させた状態において、推進させたケーシング2内に水を流入させずにそのケーシング2に対して先導機1を切り離すことを可能にする構成となっている。
ケーシング2は、発進側に設置される元押しジャッキ(図示省略)により推進力が与えられ、先導機1の推進とともに順次継ぎ足されて推進坑内を推し進められる。
図1に示す先導機1は、発進側に設けられた前記元押しジャッキによって推力を得て地山を推進するものであり、その後端が閉塞チャンバー部20を介してチャンバー取付け部30に連結されている。なお、チャンバー取付け部30は、後続するケーシング2の先端部分(ケーシング先端2a)に接続した構成となっている。
ここで、先導機1において、推進方向で到達側を「前方」、「前側」といい、発進側を「後方」、「後側」という。
ここで、先導機1において、推進方向で到達側を「前方」、「前側」といい、発進側を「後方」、「後側」という。
先導機1は、外周部を形成する円筒状のスキンプレート11と、スキンプレート11の切羽面にカッタ12とを備え、後端側でリングパッキン13を介して閉塞チャンバー部20に連結した構成となっている。先導機1の内部には、カッタ12の駆動装置や送泥管14(図5(a)参照)、或いは掘進に必要な動力ケーブル類15(図5(a)参照)や配管類が設けられている。
なお、本実施の形態では、ケーシング2の内部に作業員が入ってすべての作業を行うことができるように、先導機1は外径寸法で1000mm程度以上のものを対象としている。
なお、本実施の形態では、ケーシング2の内部に作業員が入ってすべての作業を行うことができるように、先導機1は外径寸法で1000mm程度以上のものを対象としている。
閉塞チャンバー部20を介して先導機1に連結されるチャンバー取付け部30は、先導機1と同径の円筒体31からなり、円筒体31の前後端部の内周面にそれぞれリングパッキン32、33を介して前端側が閉塞チャンバー部20の後端に対して液密に連結するとともに、後端側がケーシング2の外周面に液密に連結する構成となっている。これにより、チャンバー取付け部30の前後の連結部から水が坑内に流入するのが防止されている。
閉塞チャンバー部20は、先導機1及びチャンバー取付け部30と同径の円筒状をなすとともに、前後に2分割された前部外周プレート21Aと後部外周プレート21Bを有し、それら前部外周プレート21Aと後部外周プレート21Bのそれぞれに坑内断面方向に仕切る隔壁22A、22Bが設けられている。前部外周プレート21A及び後部外周プレート21Bは、連結部Tにおいて全周にわたってオーバーラップされ、前部外周プレート21Aと後部外周プレート21Bとの間に周方向全周にわたってリングパッキン23が設けられている。つまり、前部外周プレート21Aと後部外周プレート21B同士が液密な状態で連結されている。ここで、一対の隔壁22A、22B同士によって囲まれて閉塞される空間をチャンバーRという。
また、一対の隔壁22A、22Bは、チャンバーR内に水を流入させた状態で所定の水圧に耐え得る強度及び耐圧に設定されている。
また、一対の隔壁22A、22Bは、チャンバーR内に水を流入させた状態で所定の水圧に耐え得る強度及び耐圧に設定されている。
一対の前隔壁22A、22Bには、それぞれ作業員や機器、排泥管14及び推進に必要な動力ケーブル類15や配管類(図5(a)参照)等が通過可能な開口22a、22bが設けられおり、その開口22a、22bを閉じることが可能な開閉扉24A、24Bが設けられている(図2参照)。図2に示すように、開閉扉24A、24Bは、それぞれ隔壁22A、22Bの後面に開閉ヒンジ25によって回動可能に支持され、後側より開閉操作ができ、上側に向けて開くようになっている。
また、開閉扉24A、24Bには、それぞれ外周部の全周にわたって適宜な間隔をもって複数のボルト孔24a、24a、…が設けられており、開口22a、22bを閉じた状態でボルト(図示省略)によって隔壁22A、22Bに固定することが可能となっている。
また、開閉扉24A、24Bには、それぞれ外周部の全周にわたって適宜な間隔をもって複数のボルト孔24a、24a、…が設けられており、開口22a、22bを閉じた状態でボルト(図示省略)によって隔壁22A、22Bに固定することが可能となっている。
また、図3に示すように、前部外周プレート21Aには、外部に連通する注水孔26が設けられており、その注水孔26には開閉弁27が設けられている。そして、閉塞チャンバー部20は、図4(a)に示すように、注水孔26からチャンバーR内に水を注入してチャンバーRの内圧を高めることで、図4(b)に示すように前部チャンバー20Aと後部チャンバー20Bとの間のリングパッキン23の部分(連結部T)から前部チャンバー20Aを前方に移動させることが可能であり、これにより前部チャンバー20Aと後部チャンバー20Bとを切り離すことが可能な構成となっている。
次に、上述した構成からなる閉塞チャンバー部20を用いた先導機1の回収手順にについて、図面に基づいて説明する。
先導機1の回収は、図5(a)に示すように、先導機1の全体が地山Gから水中部Wに突出した状態の位置(到達位置)で行われる。先導機1の推進中の削孔時には、閉塞チャンバー部20の一対の開閉扉24A、24Bは開放状態になっており、隔壁22A、22Bの開口22a、22b(図1参照)に送泥管14や動力ケーブル類15、ホース類を通過させて配置されている。
先導機1の回収は、図5(a)に示すように、先導機1の全体が地山Gから水中部Wに突出した状態の位置(到達位置)で行われる。先導機1の推進中の削孔時には、閉塞チャンバー部20の一対の開閉扉24A、24Bは開放状態になっており、隔壁22A、22Bの開口22a、22b(図1参照)に送泥管14や動力ケーブル類15、ホース類を通過させて配置されている。
そして、図5(b)に示すように、先導機1が水中部Wに到達したときには、図5(a)に示す送泥管14や機器類(例えば、電気機器)や動力ケーブル類15、ホース類を発進側に撤去し、開閉扉24A、24Bを閉鎖する。
続いて、図4(a)及び図6(a)に示すように、水中部W側から閉塞チャンバー部20の開閉弁27を操作して注水孔26を開き、チャンバーR内に水中部Wの水を流入させて加圧し(先導機1が地盤面上に着底している場合等、切り離しに大きな抵抗力を必要とする場合には、別途加圧ポンプによりチャンバーR内の加圧も可能となる)、水中部Wの水圧よりも大きくなるようにする。これにより、図4(b)及び図6(b)に示すように、水圧により前部チャンバー部20Aが進行方向前方に押し出されることになるため、水中部W側から潜水作業員により閉塞チャンバー部20の連結部Tで前部チャンバー20A側を後部チャンバー20Bから分離させ、その前部チャンバー20Aと先導機1を回収する。
続いて、前部チャンバー20Aと先導機1を回収した後のケーシング2に後部チャンバー20Bが固定され、後端側の隔壁22Bによってケーシング2の先端開口が塞がれているので、水中部Wより取水する取水管を発進側から水の無い環境でケーシング2内に配設することができる。
さらに、取水管とケーシングとの間にモルタルを注入し、そのモルタルが硬化した後にチャンバー取付け部30から後部チャンバー20を切り離して撤去し、取水管の先端に水中ホースを接続する等の作業を行う。なお、チャンバー取付け部30は、後部チャンバー20と同様にケーシング先端2a(図1)から切り離して撤去するようにしても良いし、ケーシング先端2aに残した状態であってもかまわない。
図1及び図4(a)、(b)に示すように、前部チャンバー20Aの隔壁22Aと後部チャンバー20Bの隔壁22Bとによって閉塞されたチャンバーRに注水孔26より水を流入させることで、チャンバーR内を加圧することができ、そのチャンバーRの内部圧力を外部よりも大きくすることで、後部チャンバー20Bに対して前部チャンバー20Aを先導機1とともに前方へ押し出すことができる。これにより、前部チャンバー20A及び先導機1を後部チャンバー20Bから切り離すことが可能となり、分離した先導機1を内部機器を浸水させることなく回収することができる。なお、回収した先導機1は、例えばごくごく手間が少ないオーバーホールを行った後、再利用することができ、低コスト化を図ることができる。
また、チャンバーR内の水圧を利用して前部チャンバー20Aを進行方向の前方へ移動させることが可能であるため、先導機1の回収作業が容易になるとともに、その分離作業に大掛かりな装置が不要となり、例えば潜水作業員が運搬可能な小型のジャッキ等を用いて分離作業を行うことができることから、工事費の低減を図ることが可能となる。
また、先導機1が水中部Wにある場合であっても、チャンバーR内の水圧を水中部Wの水圧より高圧とすることで、前部チャンバー20A及び先導機1を前方に向けて移動させ、後部チャンバー20Bに対して切り離すことができる。しかも、前部チャンバー20Aが切り離された状態でもケーシング2側には後部チャンバー20Bの隔壁22Bが設けられているので、ケーシング2内への水中部Wの水の流入を防止することができる。そのため、先導機1の回収後におけるケーシング2内での作業を図6(b)に示すように水の無い環境で行うことができるうえ、その後にケーシング2内に設置する設備も水に曝すことがなく、品質を確保できるという利点がある。
そして、上述したようにチャンバーR内を加圧することで、前部チャンバー20Aを容易に移動させ、潜水作業員が水中部Wより分離作業を行うことができる。つまり、水中での先導機1の回収作業を行うことが可能となるので、本実施の形態のように先導機1の到達部が水中部Wである場合であっても到達立坑を水中部Wに構築しておく必要がなくなり、大幅なコストの低減を図ることができる。
また、前部チャンバー20A及び後部チャンバー20Bの両隔壁22A、22Bのそれぞれに開閉扉24A、24Bが設けられているので、先導機1の推進時には、開閉扉24A、24Bを開放し、その開口22a、22bに推進に必要な排泥管14や動力ケーブル類15等の配管類を通過させておくことができる。
そして、推進が完了して先導機1を回収する際には、各隔壁22A、22Bの開口22a、22bを通過する配管類を撤去してから開閉扉24A、24Bを閉じ、その後、上述したようにチャンバーRに水を注入して前部チャンバー20Aを移動させることができる。
そして、推進が完了して先導機1を回収する際には、各隔壁22A、22Bの開口22a、22bを通過する配管類を撤去してから開閉扉24A、24Bを閉じ、その後、上述したようにチャンバーRに水を注入して前部チャンバー20Aを移動させることができる。
上述のように本実施の形態による先導機に用いられる閉塞チャンバー機構では、前部チャンバー20Aと後部チャンバー20Bのそれぞれの隔壁22A、22Bによって閉塞されるチャンバーR内を水で加圧することで、後部チャンバー20Bに対して前部チャンバー20Aを先導機1とともに移動させて切り離すことが可能となるので、先導機1が水中部Wであってもその先導機1を容易に回収することができ、これにより到達立坑の構築が不要となり、工事費の低減を図ることができる。
以上、本発明による先導機に用いられる閉塞チャンバー機構の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では閉塞チャンバー部20の前部外周プレート21Aに設けた注水孔26よりチャンバーR内に水を注入して加圧することで、先導機1を分離させているが、このような方法に限定されることはない。例えば、前部外周プレート21Aと後部外周プレート21Bとの間にジャッキを介在させてジャッキの押圧力を利用して前部チャンバー20A及び先導機1を後部チャンバー20Bに対して分離させることも可能である。
また、注水孔26の位置、数量も本実施の形態に限定されることはない。要は、チャンバーR内に水を注入することができればよいので、後部外周プレート21Bや後部側の隔壁22Bに注水孔を設けるようにしても良い。
また、注水孔26の位置、数量も本実施の形態に限定されることはない。要は、チャンバーR内に水を注入することができればよいので、後部外周プレート21Bや後部側の隔壁22Bに注水孔を設けるようにしても良い。
また、本実施の形態ではケーシング2と閉塞チャンバー部20との間にチャンバー取付け部30を設けた構成としているが、このチャンバー取付け部30省略して後部チャンバー20Bをケーシング先端2aに直接連結するようにしても良い。
さらに、先導機1の形態についてもとくに制限されることはない。
さらにまた、開閉扉24A、24Bの形状や開閉方向等の構成についても、適宜変更可能である。
また、一対の隔壁22A、22B同士の間隔、すなわちチャンバーRの大きさについてもとくに限定されることはなく、適宜設定することが可能である。
さらに、先導機1の形態についてもとくに制限されることはない。
さらにまた、開閉扉24A、24Bの形状や開閉方向等の構成についても、適宜変更可能である。
また、一対の隔壁22A、22B同士の間隔、すなわちチャンバーRの大きさについてもとくに限定されることはなく、適宜設定することが可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 先導機
2 ケーシング
2a ケーシング先端
20 閉塞チャンバー部
20A 前部チャンバー
20B 後部チャンバー
21A 前部外周プレート
21B 後部外周プレート
22A、22B 隔壁
22a、22b 開口
23 リングパッキン
24A、24B 開閉扉
25 開閉ヒンジ
30 チャンバー取付け部
R チャンバー
T 連結部
W 水中部
2 ケーシング
2a ケーシング先端
20 閉塞チャンバー部
20A 前部チャンバー
20B 後部チャンバー
21A 前部外周プレート
21B 後部外周プレート
22A、22B 隔壁
22a、22b 開口
23 リングパッキン
24A、24B 開閉扉
25 開閉ヒンジ
30 チャンバー取付け部
R チャンバー
T 連結部
W 水中部
Claims (2)
- 推進方向の後方にケーシングを設けて推進する先導機に用いられる閉塞チャンバー機構であって、
前記先導機の後端と前記ケーシングとの間に介在されるとともに、推進方向の前後に分離可能な前部チャンバーと後部チャンバーとが設けられ、
これら前部チャンバー及び後部チャンバーには互いに間隔をもって配置される隔壁がそれぞれ設けられ、該一対の隔壁によって閉塞されたチャンバー内に水を注入させることが可能な注水孔が設けられていることを特徴とする先導機に用いられる閉塞チャンバー機構。 - 前記隔壁には、開閉扉が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の先導機に用いられる閉塞チャンバー機構。
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