JP2012532881A - 多発性硬化症を処置するためのテリフルノミドとインターフェロンベータとの組み合わせの使用 - Google Patents

多発性硬化症を処置するためのテリフルノミドとインターフェロンベータとの組み合わせの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、多発性硬化症の処置に使用する薬剤の調製のための、テリフルノミドとインターフェロンベータとのその組み合わせの使用に関連している。

Description

本発明は、多発性硬化症の処置に使用する薬剤の調製のための、テリフルノミドとインターフェロンベータとのその組み合わせの使用に関する。
多発性硬化症(MS)は、中枢神経系の脱髄を特徴とする、消耗性で炎症性の神経学的疾患である。この疾患は主に若年成人が冒され、女性における発生率が高い。この疾患の症状には、疲労、しびれ感、振せん、刺痛、知覚不全、視覚障害、めまい感、認知障害、泌尿器機能不全、運動の減少、及び抑うつが含まれる。4つの型で疾患の臨床パターンが分類される:再発寛解型、二次性進行型、一次性進行型及び進行再発型(非特許文献1)。
MSの正確な病因は未知であるが;この疾患の脱髄特性が、おそらく環境からの傷害、例えばウイルス感染により誘発される自己免疫反応の結果であるということが強く疑われる。具体的には、MSはT細胞媒介自己免疫炎症反応により引き起こされると仮定されている。自己免疫的根拠は、ミエリン塩基性タンパク質(MBP)に対して特異的な抗体がMS患者の血清及び脳脊髄液中で見出されており、そしてこれらの抗体が、MBPに対して反応性であるT細胞及び他のミエリンプロテオリピドと一緒に疾患活動性とともに増加するという事実により強く支持される。さらに、細胞レベルにおいて、T細胞増殖及び他の細胞事象、例えばB細胞及びマクロファージの活性化並びに血液脳関門の破壊に伴うサイトカインの分泌がミエリン及び乏突起膠細胞の破壊を生じ得るということが推測される(非特許文献2)。進行性MS(一次性及び二次性)は、脱髄と共に発生する神経変性プロセスに基づくかもしれない。
多発性硬化症の処置のための、(Z)−2−シアノ−3−ヒドロキシ−ブタ−2−エン酸−(4'−トリフルオロメチルフェニル)−アミド(テリフルノミド(teriflunomide)としても知られる、式I)の使用は特許文献1において開示されている。上述の特許は、テリフルノミドを多発性硬化症の処置に有効であることが知られている別の化合物と組み合わせてこの疾患を処置し得るかもしれないと開示するが、具体的な組み合わせが、多発性硬化症の処置においてそのような有効性及び安全性を示すとは全く開示されていない。
Figure 2012532881
米国特許第6,794,410号
S.L.Hauser and D.E.Goodkin,Multiple Sclerosis and Other Demyelinating Diseases in Harrison’s Principles of Internal Medicine,14th Edition,vol.2,Mc Graw−Hill,1998,pp.2409−2419 R.A.Adams,M.V.Victor and A.H.Ropper eds,Principles of Neurology,Mc Graw−Hill,New York,1997,pp.903−921
発明の要旨
本発明は、それを必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法であって、該患者にテリフルノミド約7mg又は約14mg、及び薬学的に有効な量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む方法に関する。
発明の詳細な説明
上記及び本発明の説明全体を通して使用される以下の用語は、別の指示がなければ、以下の意味を有すると理解されるものとする:
「臨床的に証明される有効な」は、臨床試験の結果が統計学的に有意である、すなわち、臨床試験の結果がアルファレベル0.05未満の偶然に起因していそうにないということを意味する。
「患者」は、哺乳動物、特にヒトを意味する。
「薬学的に有効な量」は、所望の治療効果を生じる際に有効な、本発明の化合物/組成物の量を意味する。
「安定用量(stable dose)のインターフェロンベータ−1a又は1b」は、例えば、ベータ−1a約30mcgを週に1回、特に筋内に、又はベータ−1a約22mcgを週に3回、特に皮下に、又はベータ−1a約44mcgを週に3回、特に皮下に、またはベータ−1b 0.25mgを1日おきに、特に皮下に投与することを意味する。
「処置する」又は「処置すること」は、症状を緩和すること、一時的若しくは永続的のいずれかで症状の因果関係を排除すること、又は指定された障害若しくは状態の症状の出現を予防するか若しくは遅くすることを意味する。
本発明の1つの特定の実施態様は、その処置を必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法であり、患者に、テリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法であり、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを同時に(concurrently)投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための臨床的に証明される有効な方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mgを1日に1回、及びベータ−1a約30mcgを週に1回投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mgを1日に1回、及びベータ−1a約22mcgを週に3回投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mgを1日に1回、及びベータ−1a約44mcgを週に3回投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mgを1日に1回、及びベータ−1b約0.25mgを1日おきに投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及びベータ−1a約30mcgを週に1回投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及びベータ−1a約22mcgを週に3回投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において多発性硬化症を処置するための方法に関し、該方法は,該患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及びベータ−1a約44mcgを週に3回投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、それを必要とする患者において再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及びベータ−1b約0.25mgを1日おきに投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、テリフルノミドが経口投与される、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関する。
本発明の別の特定の実施態様は、インターフェロンベータ−1aが筋内又は皮下投与される、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関する。
本発明の別の特定の実施態様は、インターフェロンベータ−1bが皮下投与される、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための方法に関する。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mg、及び薬学的に有効な量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための方法に関し、患者に、テリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための臨床的に証明される有効な方法に関し、患者に、テリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者においてT1−Gd病変の数を減少させるための臨床的に証明される有効な方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを同時に投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者よりも多い数のT1−Gd病変が該患者において減少する。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための臨床的に証明される有効な方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者よりも多い数のT1−Gd病変が、該方法により処置された患者において減少する。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで患者のT1−Gd病変の数が、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者の病変の数と比較して約82.6%〜約84.6%減少する。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための方法に関し、患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで患者のT1−Gd病変の数が、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者の病変の数と比較して約82.8%〜約84.4%減少する。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mg、及び薬学的に有効な量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための臨床的に証明される有効な方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための臨床的に証明される有効な方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを同時に投与することを含む。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための方法に関し、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで該方法により処置された患者のT1−Gd病変が安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者におけるよりも多く減少する。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための臨床的に証明される有効な方法に関し、患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで該患者においてT1−Gd病変が、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者におけるよりも多く減少する。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための方法に関し、患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで該方法により処置された患者におけるT1−Gd病変の体積が、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者の病変の体積と比較して、約64.7%〜約70.6%減少する。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド7mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを投与することを含み、ここで患者の約69.4%が、処置の約24週後にT1−Gd病変が認められない。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド7mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを投与することを含み、ここで患者の約69.4%が、処置の48週後にT1−Gd病変が認められない。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを投与することを含み、ここで患者の約81.6%が、処置の24週後にT1−Gd病変が認められない。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための方法に関し、患者にテリフルノミド14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを投与することを含み、ここで患者の約76.3%が、処置の48週後にT1−Gd病変を認められない。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、薬学的に有効な量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて患者に投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症の処置のための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて、1日に1回患者に投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症の処置のための臨床的に証明される有効な薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための臨床的に証明される有効な薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は患者に1日に1回投与され、該患者は安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを同時に投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者においてT1−Gd病変の数を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、薬学的に有効な量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者においてT1−Gd病変の数を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者においてT1−Gd病変の数を減少させるための臨床的に証明される有効な薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者においてT1−Gd病変の数を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は該患者に1日に1回投与され、該患者は安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを同時に投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者においてT1−Gd病変の数を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者におけるよりも多い数のT1−Gd病変が該患者において減少するように、安定用量のインターフェロンベータと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者においてT1−Gd病変の数を減少させるための臨床的に証明される有効な薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者におけるよりも多い数のT1−Gd病変が該患者において減少するように、安定用量のインターフェロンベータと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者においてT1−Gd病変の数を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mgの使用に関し、ここで該薬剤は、該患者におけるT1−Gd病変の数が、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者の病変の数と比較して約56%〜約84.6%減少するように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者においてT1−Gd病変の数を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、該患者におけるT1−Gd病変の数が、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者の病変の数と比較して約81%〜約82.8%減少するように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者におけるT1−Gd病変の体積を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、薬学的に有効な量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて1日に1回該患者に投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者におけるT1−Gd病変の体積を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて1日に1回該患者に投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者におけるT1−Gd病変の体積を減少させるための臨床的に証明される有効な薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて1日に1回該患者に投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者におけるT1−Gd病変の体積を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は患者に1日に1回投与され、該患者は安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを同時に投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者におけるT1−Gd病変の体積を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独により処置された患者におけるよりも多い体積のT1−Gd病変が該患者において減少されるように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者におけるT1−Gd病変の体積を減少させるための臨床的に証明される有効な薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mg又は約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独により処置された患者におけるよりも多い体積のT1−Gd病変が該患者において減少されるように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者におけるT1−Gd病変の体積を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者の病変の数と比較して、該患者におけるT1−Gd病変の体積が約46%減少されるように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者におけるT1−Gd病変の数を減少させるための薬剤の製造のための、テリフルノミド約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者の病変の数と比較して、該患者におけるT1−Gd病変の数が約66%減少されるように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて該患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mgの使用に関し、ここで該薬剤は、患者の約70%が処置の約24週後にT1−Gd病変を有していないように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための薬剤の製造のための、テリフルノミド約7mgの使用に関し、ここで該薬剤は、患者の約69%が処置の約48週後にT1−Gd病変を有していないように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための薬剤の製造のための、テリフルノミド約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、患者の約70%が処置の約24週後にT1−Gd病変を有していないように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて患者に1日に1回投与される。
本発明の別の特定の実施態様は、再発寛解型の多発性硬化症を処置するための薬剤の製造のための、テリフルノミド約14mgの使用に関し、ここで該薬剤は、患者の約76%が処置の約48週後にT1−Gd病変を有していないように、安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bと組み合わせて患者に1日に1回投与される。
安定用量のインターフェロンにテリフルノミドを加えることにより、安全性及び許容性に関してさらに懸念することなく、MRI活動性の点で、インターフェロン単独よりも疾患制御が改善されるということが今や臨床的に証明される。
本発明は、本発明の例となる、以下の非限定的な実施例を参照することによりよりよく理解され得る。しかし、これらは本発明の広範な範囲を限定するとは決して解釈されるべきではない。
実施例1
プラセボ対照、二重盲検、無作為化、3並行群間比較、層別化試験を、安定用量のインターフェロンベータを同時に投与される再発寛解型多発性硬化症患者において行った。インターフェロンベータの用量レベルを以下のように定義した:
・ 低用量:AVONEX(登録商標)(インターフェロンベータ−1a) 30mcgを週に1回筋肉内で、又はREBIF(登録商標)(インターフェロンベータ−1a) 22mcgを週に3回皮下で。
・ 高用量: REBIF(登録商標) 44mcgを週に3回皮下で、又はBETASERON(登録商標)(インターフェロンベータ−1b) 0.25mgを1日おきに皮下で。
各処置群において約40人の患者を処置した(プラセボ:41、7mg:37、及び14mg:38)。各群の3分の1の患者を低用量インターフェロンベータ1aで処置した。人口統計学的(demographic)及び疾患ベースライン特徴は、3処置群で概して同程度の量であった。試験対象集団の平均年齢は40.1歳であった。患者の大部分は女性(69.8%)であり、そして再発寛解型のMSを有しており(87.9%)、約8年前からMSと診断されており、そして患者の約40%は前年に再発していなかった。ベースライン総合障害度評価尺度スケール(Expanded Disability Status Scale;EDSS)スコアは処置群間で同様であった(約2.5)。
方法:
試験治療下発現有害事象(TEAE)、身体検査及び臨床検査のデータ(例えば肝機能試験、2〜8週ごと)、ECG及び腹部超音波検査(24週)から安全性を評価した。脳MRI(磁気共鳴画像)活動性(中央読み取り(central reading)を用いたT1−ガドリニウム(T1−Gd)を含む)を8週ごとに記録した。再発を記録し、そしてEDSSを24週目に行った。
結果:
安全性:患者の約90%が各群の24週処置期間を完了した。各群において一人の患者でTEAEのために処置を早期中止した。増加したALT/SGPT(アラニントランスアミナーゼ/血清グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)に起因するTEAEを有する患者の比率は、7mg(13.5%)又はプラセボ(12.2%)よりも14mg(28.9%)において高かった。そのうち、3xULN(中央検査室(central laboratory)についての正常範囲の上限より3倍高い)より高いALT/SGPTを有する患者の比率は低く(プラセボにおいて4.9%;7mgにおいて0%;14mgにおいて5.3%)、プラセボからの一人は処置を中止し、14mgから一人が処置を中止した。随伴するビリルビン増加の症例はなかった。免疫抑制に関連する可能性があるTEAE(白血球数、感染及び外寄生を含む)を有する患者の比率は、テリフルノミドグループにおいて少し高かった(プラセボ:32%、7mg:49%、14mg:50%)。これらの事象のうち、上気道感染症(上咽頭炎、副鼻腔炎)はプラセボ(14.6%)及び7mg(10.8%)よりも14mg(23.7%)で頻度が高いと思われた。これらの事象で処置中止に至ったものはなかった。
有効性 表1、2及び3に示されるように、24週の試験の調整した結果は、安定用量のIFN−ベータに加えてテリフルノミド7mg又は14mgを投与された患者が、脳磁気共鳴画像法において、IFN−ベータに加えたプラセボと比較してガドリニウム造影(enhancing)T1(T1−Gd)病変の数における有意な相対的危険性の減少(それぞれ82.6%(p=0.0009)及び84.4%(p<0.0001))を経験したということを示した。プラセボと比較して両方のテリフルノミドアームにおいてT1−Gd病変体積の用量依存的な相対的減少の傾向もあった(7mgで67.6%(p=0.1931)及び14mgで64.7%(p=0.0072))。T1−Gd病変を有していない患者の割合は、両方のテリフルノミドアームにおいて高かった(プラセボ:57.9%、7mg:69.4%、14mg:81.6%)。少数の再発が24週の間に報告された(プラセボで5、7mgで5、及び14mgで2)。
結論:安定用量のインターフェロンベータにテリフルノミドを加えることにより、24週の処置の間許容しうる安全性及び認容性を伴って、T1−ガドリニウムMRI活動性により評価された場合、インターフェロンベータ単独よりも疾患制御が改善された。
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実施例2
設計/方法: 実施例1における最初の6ヶ月間の処置について無作為化された116人の患者(プラセボ:41;7mg:37;14mg:38)のうち86人はこの6ヶ月の期間を完了し、そしてさらに6ヶ月の薬物療法を継続することを受け入れた(プラセボ:31、7mg:28、14mg:27)。安全性をTEAE、身体検査(6週ごと)、検査値(6週ごと)、ECG(完了来診(close−out visit)時)、膵臓超音波検査(完了来診時)及び脳MRI(完了来診時)から評価した。再発を記録し、そしてEDSSを6週ごとに行った。年換算再発率(ARR)を、IFN層及び地理的地域に対して調整したポアソンモデルにより推定した。以下の結果は、48週全体の二重盲検処置期間を報告する。
結果:ベースライン特徴は群間で同様であった:平均年齢40歳、70%女性、平均EDSS 2.5。患者の40%は前年に再発がなく、そして患者の33%は低用量IFN−ベータであった。
安全性:8つのTEAEが処置中止に至った(プラセボ:2;7mg:3;14mg:3)。肝障害TEAEは、主に無症候性肝臓酵素増加であった。6人の患者は随伴するビリルビン増加はなくALTが3ULNを上回って増加した(プラセボ:2;7mg:1;14mg:3)。最も頻繁に報告された治療下で発現した有害事象は、全体として上気道感染症(プラセボ:17.1%;7mg:16.2%;14mg:23.7%)であり、主に鼻咽頭炎及び副鼻腔炎、全ての型の頭痛(プラセボ:7.3%;7mg:5.4%;14mg:18.4%)、全ての胃腸障害(プラセボ:24.4%;7mg:18.9%;14mg:31.6%)であった。白血球数はテリフルノミド及びプラセボ処置群の両方において数値的に同程度であり(プラセボ:3;7mg:3;14mg:4)、そして好中球減少又は感染症のために処置を中止した患者はいなかった。
有効性:表4、5及び6に示されるように、48週の試験からの調整された結果は、安定用量のIFN−ベータに加えてテリフルノミド7mg又は14mgを投与された患者が、IFN−ベータに加えられたプラセボと比較して、IFN−ベータに加えられた場合に7mg及び14mgについてそれぞれ84.6%(p=0.0005)及び82.8%(p<0.0001)の、脳磁気共鳴画像化におけるT1−Gd病変の数の有意な相対危険度の減少を経験したということが示された。プラセボと比較して両方のテリフルノミドアームにおいて7mgで72.1%(p=0.1104)及び14mgで70.6%(p=0.0154)というT1−Gd病変体積の用量依存的な相対的減少の傾向があった。IFN−ベータと比較して、テリフルノミド7mg又は14mgの群でそれぞれ32.6%(p=0.43)及び57.9%(p=0.11)の年間剤再発率の用量依存性の減少傾向もあった。T1−Gd病変を有していない患者の割合は、両方のテリフルノミドアームで高かった(プラセボ:55.3%;7mg:69.4%;14mg:76.3%)。
結論:この1年の試験において、テリフルノミドを安定用量のIFN−ベータに加えることにより、全て良好な安全性及び認容性を伴って、MRI活動性により評価した場合にIFN−ベータ単独よりも疾患制御が改善され、そして臨床的再発の同様な減少の傾向が示された。
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Claims (19)

  1. 再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための方法であって、患者に、テリフルノミドを約7mg又は約14mg、及び薬学的に有効な量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む、上記方法。
  2. 患者に、テリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための臨床的に証明される有効な方法であって、患者に、テリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む、上記方法。
  4. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための方法であって、患者に、テリフルノミド約7mg又は約14mg、及び薬学的に有効な量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む、上記方法。
  5. 患者に、テリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための臨床的に証明される有効な方法であって、患者に、テリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む、上記方法。
  7. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための方法であって、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mg、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで、患者が安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを単独で投与される場合よりも多く患者のT1−Gd病変を減少させる、上記方法。
  8. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための臨床的に証明される有効な方法であって、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで、患者が安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを単独で投与される場合よりも多く患者のT1−Gd病変を減少させる、上記方法。
  9. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための方法であって、患者にテリフルノミド約7mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで患者のT1−Gd病変の数が、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者の病変の数と比較して約82.6%〜約84.6%減少する、上記方法。
  10. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の数を減少させるための方法であって、患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで患者のT1−Gd病変の数が、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者の病変の数と比較して約82.8%〜約84.4%減少する、上記方法。
  11. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための方法であって、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む、上記方法。
  12. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための臨床的に証明される有効な方法であって、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含む、上記方法。
  13. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための方法であって、患者にテリフルノミド約7mg又は約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで該方法により処置された患者のT1−Gd病変が安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者におけるよりも多く減少する、上記方法。
  14. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための臨床的に証明される有効な方法であって、患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで該患者においてT1−Gd病変が、安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者におけるよりも多く減少する、上記方法。
  15. 再発寛解型の多発性硬化症に罹患した患者のT1−Gd病変の体積を減少させるための方法であって、患者にテリフルノミド約14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1bを投与することを含み、ここで、該方法により処置された患者におけるT1−Gd病変の体積が安定用量のインターフェロンベータ−1a又は1b単独で処置された患者における病変の体積と比較して、約64.7%〜約70.6%減少する、上記方法。
  16. 再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための方法であって、患者にテリフルノミド7mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを投与することを含み、ここで患者の約69.4%が、処置の24週後にT1−Gd病変が認められない、上記方法。
  17. 再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための方法であって、患者にテリフルノミド7mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを投与することを含み、ここで患者の約69.4%が、処置の48週後にT1−Gd病変が認められない、上記方法。
  18. 再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための方法であって、患者にテリフルノミド14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを投与することを含み、ここで患者の約81.6%が、処置の24週後にT1−Gd病変が認められない、上記方法。
  19. 再発寛解型の多発性硬化症を、その処置を必要とする患者において処置するための方法であって、患者にテリフルノミド14mgを1日に1回、及び安定用量のインターフェロンベータ1a又は1bを投与することを含み、ここで患者の約76.3%が、処置の48週後にT1−Gd病変が認められない、上記方法。
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