JP2012531285A - 駆動機構及び薬物送達デバイス - Google Patents

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クラオディア・マーティアス
シュテッフェン・ラープ
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サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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Abstract

ハウジング(2)、移動部材(14)、駆動部材(16)及びピストンロッド(18)を含んでなる、薬物送達デバイス(1)のための駆動機構(13)。移動部材(14)は、薬物(5)の用量を送達するためにハウジング(2)に対して移動部材回転軸(20)周りを回転するように構成される。駆動部材(16)は、ハウジング(2)に対して駆動部材回転軸(39)周りを回転可能であるように構成される。駆動部材(16)は移動部材(14)内に配置される。薬物(5)の用量を送達するときは、駆動部材(16)は駆動部材回転軸(39)周りを回転する。薬物(5)の用量を送達するときは、駆動部材(16)及び移動部材(14)は機械的に相互作用し、移動部材回転軸(20)周りの移動部材(14)の回転を、駆動部材回転軸(39)周りの駆動部材(16)の回転に変換し、ここで駆動部材回転軸(39)周りの駆動部材(16)の回転は、ハウジング2に対してピストンロッド(18)の直進運動に変換される。
【選択図】 図3

Description

本開示は、薬物送達デバイスのための駆動機構及びかかる駆動機構を組み入れている薬物送達デバイスに関する。
薬物送達デバイスは、通常使用者が薬物の用量を設定し送達することを可能にする。
特許文献1では、シリンジ駆動装置は、ピストンを駆動するために備え付けられるヒンジラック(hinged rack)を含んで記載されている。
EP0204997A1
本開示の目的は、改良薬物送達デバイス、例えば高い用量精度を有するデバイス並びに小用量の薬物を送達する可能性を提示するデバイスの供給を容易にする駆動機構を提供することである。
この目的は、独立クレームで記載される駆動機構で実現され得る。更なる特長は従属クレームの対象である。
1つの態様によれば、薬物送達デバイスのための駆動機構が提供される。薬物送達デバイスはハウジングを含む。デバイスは更に移動部材(transfer member)を含む。デバイスは駆動部材を有する。薬物送達デバイスはピストンロッドを含む。移動部材は、薬物の用量を送達するためにハウジングに対して移動部材回転軸周りを回転するように構成され得る。駆動部材は、ハウジングに対して駆動部材回転軸の周りを回転するように構成され得る。薬物の用量を送達するときは、駆動部材は駆動部材回転軸周りを回転し得る。薬物の用量を送達するときは、駆動部材及び移動部材は、移動部材回転軸周りの移動部材の回転を、駆動部材回転軸周りの駆動部材の回転に変換するために機械的に相互作用してもよく、ここで駆動部材回転軸周りの駆動部材の回転は、ハウジングに対してピストンロッドの直進運動(translatory movement)に変換される。
1つの態様は、上記駆動機構を含む薬物送達デバイスに関する。デバイスは更に複数用量の薬物を保持するカートリッジを含む。カートリッジは恒久的又は取り外し可能なように薬物送達デバイスのハウジングに取り付けてよい。
薬物送達デバイスは複数用量の薬物を保持するカートリッジを含んでよい。好ましくは、薬物は、長期間作用型又は短時間作用型インスリン、ヘパリン又は成長ホルモンなどの液剤である。薬物送達デバイスはペン型デバイス、例えばペン型注入器であってよい
移動部材及び駆動部材の機械的相互作用は、例えば、係合を経て薬物の用量を送達するとき、ハウジングに対する移動部材回転軸周りの移動部材の回転を、駆動部材回転軸周りの駆動部材の回転に変換し得る。駆動部材回転軸周りの駆動部材の回転は、駆動部材及びピストンロッドの機械的相互作用に因り、ハウジングに対してピストンロッドの直進運動に更に変換し得る。好ましくは、移動部材回転軸は、薬物送達デバイスのハウジングに沿って、とりわけハウジングの主縦軸に沿って軸方向に広がる。駆動部材回転軸は、横方向に、とりわけ垂直に、ハウジングの主縦軸に対して広がり得る。
移動部材は移動スリーブ(transfer sleeve)であってよい。移動部材の内部に配置されている駆動部材により、省スペース及び信頼性よく作動する駆動機構が実現される。
移動部材、ピストンロッド及び駆動部材を含む駆動機構により、駆動機構のエラーを少なくする傾向にし、それ故に駆動機構の長寿命を保証し、そしてとりわけ薬物送達デバイスに駆動機構を組み入れることで、ごく少数の作動部材を有する駆動機構が実現される。また、少数の作動部材は、駆動機構、及びそれ故に、薬物送達デバイスを構成し、容易に操作可能で特に使用者に使いやすい薬物送達デバイスを提供する。
実施態様によれば、移動部材は内側ねじ山を含んでよい。駆動部材は第1のギアを含んでよい。駆動部材の第1のギアは、移動部材の内側ねじ山を係合するように構成され得る。
好ましくは、駆動部材の第1のギアはギアホイールである。好ましくは、第1のギアは複数の歯を含む。駆動部材の回転運動は駆動部材及び移動部材の係合によって実現されてよい。該係合に因り、移動部材の回転運動は、薬物の用量を送達するとき、ハウジングに対して駆動部材の回転運動に変換されてよい。
実施態様によれば、駆動部材は第2のギアを含んでよい。薬物の用量を送達するとき、ハウジングに対する駆動部材回転軸周りの駆動部材の第2のギアの回転は、ハウジングに対してピストンロッドの直進運動に変換されてよい。
好ましくは、駆動部材の第2のギアはギアホイールであってよい。駆動部材の第2のギアは、ハウジングに対して駆動部材回転軸周りの第2のギアの回転運動を、薬物の用量を投薬するために、ハウジングに対してピストンロッドの直進運動に、とりわけハウジングに対して遠位方向にピストンロッドの動きへと変換させるように、ピストンロッドに結合し、好ましくは、ピストンロッドと係合してもよい。
実施態様によれば、駆動部材の第1のギア及び第2のギアは互いに対して回転ロックされてよい。あるいは、駆動部材の第1のギア及び第2のギアは一体型に形成されてもよい。
2つのギアの機械的協動、例えばインターロックは、薬物の用量を送達するとき、駆動部材の第1のギア及び駆動部材の第2のギア間の相対的回転運動を防止してよい。
実施態様によれば、移動部材及び駆動部材は、ハウジングに対する回転運動に抗して固定されてよい。
好ましくは、移動部材及びハウジングのインターロック並びに駆動部材及びハウジングのインターロックは、ハウジングに対して移動部材及び駆動部材の直線変位を防止する。
実施態様によれば、移動部材は第1のセクション及び第2のセクションを含んでよい。移動部材の第1のセクションの直径は及び移動部材の第2のセクションの直径より大きくてよい。ピストンロッドは、薬物の用量を送達するとき、移動部材の第1のセクションを通してガイドされるように配置されてよい。
移動部材の第1のセクション及び移動部材の第2のセクションは、便宜上互いに異なっている。移動部材の内側ねじ山は移動部材の第1のセクションに配置されてよい。これは、薬物の用量を送達するとき、移動部材の回転運動がハウジングに対して駆動部材の回転運動に変換するように、移動部材の第1のセクションと駆動部材の第1のギアとの係合を可能にする。駆動部材は、内側ねじ山を含む移動部材の部分に配置されてよい。好ましくは、ピストンロッドは、薬物の用量を送達するとき、少なくとも移動部材の第1のセクションを通して動いてよい。ピストンロッドが移動部材に配置されることにより、駆動機構のための省スペース配置が実現されてよい。
実施態様によれば、ピストンロッドは歯を含み得る。駆動部材の第2のギアは複数の歯を含んでよい。駆動部材の第2のギアの歯は、駆動部材回転軸周りの駆動部材の第2のギアの回転運動を、ハウジングに対してピストンロッドの直進運動に変換させるために、ピストンロッドの歯を係合するように構成されてよい。
駆動部材のピストンロッドと第2のギアの機械的相互作用、好ましくは、係合は、ハウジングに対する駆動部材回転軸周りの駆動部材の第2のギアの回転運動を、薬物の用量を投薬するために、ハウジングに対してピストンロッドの遠心移動に変換してよい。
実施態様によれば、駆動部材の第1のギアの直径は、駆動部材の第2のギアの直径と異なっている。
このように、第1のギア及び第2のギアは、最小用量の薬物、即ち駆動機構を経由して更に確実に送達することができる少量を投薬するために、ピストンロッドを最小限度直線的に変位させるように適合されてよい。
別の実施態様によれば、駆動機構は用量部材を含んでよい。薬物の用量を設定するときは、用量部材をハウジングに対して軸方向に変位するように構成されてよい。薬物の用量を送達するときは、用量部材はハウジングに対して回転してよい。移動部材は用量部材と協動してよい。薬物の用量を送達するときは、移動部材は、ハウジングに対して移動部材回転軸周りの用量部材の回転運動に従ってよい。
用量を送達するとき、ハウジングに対して移動部材回転軸周りの用量部材の回転運動が、ハウジングに対して移動部材回転軸周りの移動部材の回転運動に変換されてもよいように、好ましくは、移動部材及び用量部材は連結され、例えばスプライン結合されてよい。
別の実施態様によれば、駆動機構は用量ダイヤル部材を含んでよい。薬物の用量を設定するとき、用量ダイヤル部材はハウジングに対してそして用量部材に対して回転するように構成されてよい。薬物の用量を送達するとき、用量ダイヤル部材はハウジングに対して反対方向に回転するように構成されてよい。用量ダイヤル部材は、ハウジングに対して移動部材回転軸周りに回転してよい。
好ましくは、薬物の用量を送達するときは、ハウジングに対して移動部材回転軸周りの用量ダイヤル部材の回転運動が、薬物の用量を送達するとき、ハウジングに対して移動部材回転軸周りの用量部材の回転運動に変換されるように、用量ダイヤル部材と用量部材間には機械的協動がある。好ましくは、薬物の用量を送達するときは、用量ダイヤル部材と用量部材間の機械的協動は、薬物の用量が設定されるとき、用量ダイヤル部材が移動部材回転軸周りに、そして用量部材に対して回転してもよいように、制限され又は防止されてよい。
実施態様によれば、駆動機構はクラッチ機構を含んでよい。クラッチ機構は第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材を含んでよい。第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材は、薬物の用量を送達するとき、互いに機械的に協動するように適合されてよく、それにより用量部材及び用量ダイヤル部材を回転ロックする。
用量を送達するときだけ、クラッチ機構は第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材の機械的協動をもたらしてよい。第1のクラッチ部材は用量部材又はそれに固定したそれぞれのクラッチ部材であってよい。第2のクラッチ部材は用量ダイヤル部材又はそれに固定したそれぞれのクラッチ部材であってよい。好ましくは、用量を送達するときは、用量部材及び用量ダイヤル部材はいずれも移動部材回転軸周りで回転してよい。
実施態様によれば、クラッチ機構はスプリングを含んでよい。薬物の用量を設定するときは、移動部材回転軸周りの用量部材の回転が、薬物の用量を設定するとき防止されるように、スプリングが第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材の機械的協動を防止するように構成されてよい。例えば、スプリングは用量設定時にクラッチ部材を係合から外れるようにバイアスされてよい。
実施態様によれば、少なくとも1つの移動部材、用量ダイヤル部材及び用量部材は、薬物の用量を送達するとき、移動部材回転軸周りに回転してよい。
好ましくは、移動部材、用量ダイヤル部材及び用量部材の機械的相互作用、例えばスプライニング又はクラッチ係合が存在する。機械的相互作用に因り、用量を送達するとき、ハウジングに対して移動部材回転軸周りの移動部材、用量ダイヤル部材及び用量部材の共通回転があってよい。
更なる機構及び改良が、添付図に関連して典型的実施態様の以下の記載から明らかになる。
薬物送達デバイスの典型的実施態様の部分的側断面図を概略的に示す。 薬物の用量設定後又は中の典型的駆動機構の側断面図を概略的に示す。 薬物の用量送達中の図2の典型的駆動機構の側断面図を概略的に示す。
類似エレメント、同種のエレメント及び同様に機能するエレメントが、図中の同じ参照数字で与えられてよい。
図1では、薬物送達デバイス1はハウジング2を含むように示されている。ハウジング2は外側ハウジングであってよい。薬物送達デバイス1は、恒久的に又は取り外し可能なようにカートリッジホルダ4内に保持されるカートリッジ3を含む。カートリッジ3は薬物5、好ましくは複数用量の薬物5を含む。薬物5は、好ましくは、例えばインスリン、類似の短時間作用型又は長時間作用型インスリン、ヘパリン又は成長ホルモンを含む液剤である。
本明細書で使用する用語「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで一実施態様において、薬学的に活性な化合物は、最大で1500Daまでの分子量を有し、及び/又は、ペプチド、蛋白質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、抗体、酵素、抗体、ホルモン、若しくはオリゴヌクレオチド、又は上記の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈又は肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、癌、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症、及び/又は関節リウマチの治療、及び/又は、予防に有用であり、
ここで更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の治療、及び/又は、予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリン、又はヒトインスリン類似体若しくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)、又はその類似体若しくは誘導体、又はエキセンジン−3又はエキセンジン−4、若しくはエキセンジン−3又はエキセンジン−4の類似体若しくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、例えば、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;ヒトインスリンであり、ここで、B28位におけるプロリンは、Asp、Lys、Leu、Val又はAlaで代替され、そして、B28位において、Lysは、Proで代替されてもよく;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、及びDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイル ヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、及びB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、例えば、エキセンジン−4(1−39)、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドを意味する。
エキセンジン−4誘導体は、例えば、以下の化合物リスト:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);又は
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
ここで、基−Lys6−NH2は、エキセンジン−4誘導体のC−末端と連結してもよく;
又は以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
H−desAsp28 Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
desMet(O)14,Asp28,Pro36,Pro37,Pro38 エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5,desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2
又は前述のいずれかのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物;
から選択される。
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(ホリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン (ソマトロピン)、デスモプレッシン、テルリプレッシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどのRote Liste、2008年版、50章に表示されている脳下垂体ホルモン又は視床下部ホルモン又は規制活性ペプチド及びそれらの拮抗剤である。
多糖類としては、例えば、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、又は超低分子量ヘパリン、若しくはその誘導体などのグルコアミノグリカン、又はスルホン化された、例えば、上記多糖類のポリスルホン化形体、及び/又は、薬学的に許容可能なその塩がある。ポリスルホン化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例としては、エノキサパリンナトリウム塩がある。
薬学的に許容可能な塩は、例えば、酸付加塩及び塩基塩がある。酸付加塩としては、例えば、HCl又はHBr塩がある。塩基塩は、例えば、アルカリ又はアルカリ土類金属、例えば、Na+、又は、K+、又は、Ca2+から選択されるカチオン、又は、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、ここで、R1〜R4は
互いに独立に、水素;場合により置換されるC1−C6アルキル基;場合により置換されるC2−C6アルケニル基;場合により置換されるC6−C10アリール基、又は場合により置換されるC6−C10ヘテロアリール基である。薬学的に許容される塩の更なる例は、“Remington's Pharmaceutical Sciences”17編、Alfonso R.Gennaro(編集),Mark
Publishing社,Easton, Pa., U.S.A.,1985 及び Encyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容可能な溶媒和物としては、例えば、水和物がある。
カートリッジ3は出口6及び膜7を有する。薬物5は出口6を通してカートリッジ3から投薬することができる。薬物送達デバイス1は、好ましくはカートリッジホルダ4内にニードルアセンブリ(示されていない)を取り付けるために、取り付け手段8を更に含む。薬物送達デバイス1は用量ダイヤル部材21及び用量ボタン10を含む。用量ボタン10は用量部材(図2の用量部材22を参照)の一部であるか、又は別々の部材であってよい。後者の場合は、用量ボタン10は用量部材22に固定され、具体的に用量部材22に対する回転運動に抗して固定されてよい。デバイス1はピストンロッド18及びピストン19を含む。
薬物送達デバイス1及びハウジング2は遠位端及び近位端を有する。デバイス1の遠位端は、薬物送達デバイス1の投薬端に最も近い薬物送達デバイス1のその端を指す、矢印11によって示される。デバイス1の近位端は、デバイス1の投薬端から最も離れているデバイス1のその端を指す矢印12によって示される。
薬物送達デバイス1はペン型デバイス、特に、ペン型注入器であってよい。デバイス1は使い捨て又は再使用可能デバイスであってよく、そして一定用量の薬物5又は好ましくは使用者設定可能用量の薬物5が設定されてよい。薬物送達デバイス1は、例えば注射針マウント(needle mount)、注射針保持体及び注射針シールで覆われた注射針を含むニードルアセンブリ(図1には示されていない)を含んでもよい。ニードルアセンブリは、好ましくは取り外し可能なようにカートリッジホルダ4の遠位端に取り付けられてもよく、又は取り付け手段8に、例えばスナップフィット(snap-fit)エレメントに取り外し可能なように取り付けられてもよい。あるいは、薬物送達デバイス1は、無針デバイスであってよい。このときは、取り付け手段8は省かれてもよい。
ハウジング2は近位端及び遠位端を有する。ハウジング2は、薬物送達デバイス1の安全で安心な取り扱いを可能にするようにデザインされてよい。ハウジング2は、薬物送達デバイス1の内部部品(例えばカートリッジホルダ4、ピストン9、ピストンロッド18、駆動機構13(図2及び3参照))をハウジングし、固定し、保護しそしてガイドするように構成されてよい。好ましくは、ハウジング2は、液体、夾雑物及び塵埃などの汚染物質への曝露を制限又は防止する。ハウジング2は、単一又は複数部品であってよい。ハウジング2は、図1に示されるように管状又は円筒形状を含んでもよい。あるいは、ハウジング2は非管状を含んでもよい。
カートリッジホルダ4は−恒久的又は取り外し可能なように−取り付けられ、好ましくは、薬物送達デバイス1のハウジング2に接着され又はねじ留めされてよい。カートリッジ3は、好ましくは取り外し可能なようにカートリッジホルダ4内に保持される。カートリッジホルダ4はカートリッジ3を機械的に安定化する。加えて又はあるいは、カートリッジホルダ4は、カートリッジホルダ4にカートリッジ3を固定し、好ましくは取り外し可能なように固定するために、固定部材(図1には明示されてない)、例えばスナッピング手段が備え付けられてよい。カートリッジホルダ4に取り外し可能なように固定されるカートリッジ3は、カートリッジホルダ4から分離してよく、それにより例えば、カートリッジ3中に既にあった薬物5の全用量がもはや投薬されてしまっている場合、交換用カートリッジ3がカートリッジホルダ4に導入されることを可能にする。
出口6は、カートリッジ3の保管中に薬物5を外部の影響から護る膜7によって覆われてもよい。薬物5の送達のために、膜7は貫通、例えば孔開けされてよい。膜7は更に上記で説明されるニードルアセンブリによって孔開けされてよい。
ピストン9はカートリッジ3内に保持される。ピストン9は好ましくは弾性材料を含んでよい。ピストン9はカートリッジ3に対して可動であってよい。ピストン9はカートリッジ3を近位にシールしてよい。カートリッジ3に対して遠位方向でのピストン9の動きは、薬物5が出口6を通してカートリッジ3から投薬されるようにさせる。
ピストンロッド18は薬物送達デバイス1のハウジング2を通して作動してよい。ピストンロッド18は、例えば薬物5を投薬する目的で、薬物送達デバイス1を通して軸運動を伝達するためにデザインされてよい(更なる詳細は図2及び3を参照)。ピストンロッド18は可撓性又は剛性材料で作製されてよい。ピストンロッド18は円形又は非円形断面を有してよい。ピストンロッド18は単一又は複数体構造であってよい。
薬物送達デバイス1は用量ダイヤル部材21及び用量ボタン10を含む。用量ダイヤル部材21及び用量ボタン10の操作は図2及び図3の説明との関連で、後に記載される。薬物送達デバイス1は、薬物5の用量を設定しそして送達するために更に駆動機構13(図1には示されていない)を含む。駆動機構13は図2及び図3と関連して記載される。
薬物送達デバイス1は、手動で、特に非電気的に駆動されるデバイスであってよい。薬物5の用量を送達するとき、用量ダイヤル部材21をハウジング2に対して動かす、例えば回転させそして軸方向に変位させるようにする力は、駆動機構13によってピストンロッド18に伝達されてよい。好ましくは、力は使用者によってかけられてもよい。
図2は、既述のように薬物送達デバイス1(図2には明示されていない)で実施するのに好適な駆動機構13を示す。図2は薬物5の用量設定後又は中の駆動機構13を示す。
以下に示される駆動機構13は、30IU以上の用量、例えば50IU以上の用量を設定し送達するために設定してもよく、それにより高い用量精度をもたらす。あるいは、駆動機構13は、高い用量精度を有しながら、5IU以下の用量、好ましくは1IU以下の用量のためにデザインされてよい。
駆動機構13は薬物送達デバイス1のハウジング2内に配置される。駆動機構13は移動部材14を含む。移動部材14は第1のセクション14A及び第2のセクション14Bを含む。駆動機構13は駆動部材16を含む。駆動部材16は、複数の歯17Aを有する第1のギア16A及び複数の歯17Bを有する第2のギア16Bを含む。第1のギア16A及び第2のギア16Bはそれぞれギアホイールであってよい。第1のギア16Aの歯17Aは第2のギア16Bの歯17Bと異なっていてよい。特に第1のギア16Aの歯17Aの数は第2のギア16Bの歯17Bの数と異なっていてよい。加えて又は従って、第1のギア16Aの歯17Aのスペーシングは第2のギア16Bの歯17Bのスペーシングと異なっていてよい。駆動部材16は移動部材14の内側に配置されてよい。
駆動機構13は更には9を有するピストンロッド18を含む。ピストンロッド18はその遠位端にシュー(shoe)を含む。シューはピストンを接触させるように適宜適合される。駆動機構は、用量部材22及びクラッチ機構27が備えられている。駆動機構13は、図1の記載に関連して既述した用量ダイヤル部材21を含む。
移動部材14は2つの部分、即ち第1のセクション14A及び第2のセクション14Bを含み、ここで第1のセクション14Aは本実施態様では移動部材14の第2のセクション14Bより大きい直径を有する。この実施態様では、第1のセクション14Aは内側ねじ山15を含む。加えて又はあるいは、内側ねじ山15は移動部材14の第2のセクション14B内に配置されてよい。
移動部材14はハウジング2に対し直進運動に抗して固定されてよい。移動部材14は、遠位停止部材24により、ハウジング2に対し遠位方向への直進運動に抗して固定されてよい。遠位停止部材24はハウジング2の一部又はその挿入部分であってよい。加えて又はあるいは、遠位停止部材24はハウジング2に連結されてよい。遠位停止部材24は内部で半径方向に突出してよい。遠位停止部材24は、ハウジング2に対し遠位方向に移動部材14の動きを防止するために、ハウジング2の内側で周囲に配置されてよい。移動部材14は、それぞれの近位停止部材(図2には明示されていない)によりハウジング2に対して近位方向への直進運動に抗して固定されてよい。近位停止部材は、ハウジング2内のこの部分の周囲に広がる移動部材14の第1のセクション14Aの近位端に配置されてよい。第1のセクション14Aの近位端では、移動部材14は第1のショルダー37A及び第2ショルダー37Bを含む。特に、それぞれのショルダー37A及び37Bは、第1のセクション14Aに対して内部で半径方向に広がる第1のセクション14A及び第2のセクション14B間の移行時に配置される。それぞれのショルダー37A及び37Bは、ハウジングの主縦軸に対して横方向に広がる。それぞれのショルダー37A及び37Bは、ハウジング2に対して近位方向への移動部材14の動きを防止するために、近位停止部材に隣接してよい。ショルダー37A及び37Bは、別々のショルダー又は単一ショルダーのパーツであってよい。
移動部材14は、移動部材14の近位端で用量部材22に連結してよい。特に、移動部材14の第2のセクション14Bは用量部材22に連結してよい。好ましくは、用量部材22は移動部材14と係合する。移動部材14は、例えば用量部材22のガイドリブ(guide rib)29及び対応の移動部材14のガイドノッチ(guide notch)(明示されていない)によって、用量部材22にスプライン結合されてよい。好ましくは、ガイドリブ29は、ハウジング2の主縦軸に沿って用量部材22の内部に広がる。対応のガイドノッチは、ハウジング2の主縦軸に沿って移動部材14の外側に、特に移動部材14の第2のセクション14Bの外側に広がってよい。用量部材22及び移動部材14のスプライン結合された連結は、移動部材14に対して用量部材22の相対的回転運動を防止してよく、逆の場合も同じである。移動部材14及び用量部材22は恒久的に回転ロックされてよい。
移動部材14は、ハウジング2に対して回転可能なように構成される。移動部材14は移動部材回転軸20周りに回転してよい。好ましくは、移動部材14は、駆動機構13の操作の記載に関連して後に説明するように、薬物5の用量を送達するときだけハウジング2に対して回転する。移動部材14は、薬物5の用量を設定するときはハウジング2に対して回転しない。
移動部材回転軸20は、移動部材14、用量部材22及び用量ダイヤル部材21を通して広がってよい。移動部材回転軸20はハウジング2の主縦軸であってよい。
ピストンロッド18は、薬物5の用量を送達するときは、内側ねじ山15を適宜含む、移動部材14の第1のセクション14Aを通して動くように配置されてよい。好ましくは、ピストンロッド18は、薬物5の用量を送達するとき、移動部材の第1のセクション14A及び第2のセクション14Bを通して動く。
ピストンロッド18はハウジング2に対して直線的にだけ動くように構成される。ピストンロッド18はハウジング2に対して回転可能ではないように構成される。ピストンロッド18は、用量を送達するときは、ハウジング2に対して遠位方向に動く。ピストンロッド18は、用量を設定するときは、ハウジング2に対して近位方向に動かない。ピストンロッド18は、薬物5の用量を設定する場合及び送達するときは、ハウジング2に対して回転運動が防止されてよい。
ピストンロッド18は歯19を含む。ピストンロッド18は例えばギアロッドであってよい。ギアロッドは、ピストン9の近位端に隣接しそれでピストン9を前進させるために、ピストンロッド18とピストン9との間に配置された更なるベアリング部材(明示されていない)が、余分になるという利点を有してよい。
ピストンロッド18は、ガイドリブ23によって薬物5の用量を送達するとき、ハウジング2に対して移動部材14を通して動くとき軸方向にガイドされてよい。ガイドリブ23はハウジング2の一部であってよく、好ましくは、ガイドリブ23はハウジング2と一体で形成されてもよい。あるいは、ガイドリブ23はハウジング2に連結されてもよい。ガイドリブ23は、ハウジング2の主縦軸に沿って広がってもよく、好ましくはハウジング2の内面から内部に半径方向にシフトしてよい。
ピストンロッド18は、ピストン9と相互作用するように配置されたピストンロッド18の遠位端に表面30を含んでよい。表面30は、ハウジング2の主縦軸に対して横方向に広がってよい。表面30は、ピストンロッド18がその遠位端で備え付けられるシューの一部であってよい。用量を送達するときは、ピストンロッド18は後により詳細に説明するように、ハウジング2に対して遠位方向に動いてよい。それにより、ピストンロッド18の表面30はピスト9に隣接してよい。ハウジング2に対して遠位方向に動くときは、ピストンロッド18は、ハウジング2に対してそしてカートリッジ3(図2に示されていない)に対して遠位方向にピストン9を押し、それにより薬物5の用量を投薬する。
駆動部材16は第1のギア16A及び第2のギア16Bを含み、ここで第1のギア16A及び第2のギア16Bは好ましくは互いに回転ロックされ、これは第1のギア16Aが第2のギア16Bに対して回転することができず、逆の場合も同じであることを意味する。駆動部材16の第1のギア16A及び第2のギア16Bは単一であってよい。駆動部材16の第1のギア16Aの直径は、駆動部材16の第2のギア16Bの直径と異なってよい。好ましくは、第1のギア16A、即ち移動部材14と相互作用するギアはより大きい直径を含む。加えて又はあるいは、第1のギア16A及び第2のギア16Bは等しい直径を含んでもよい。第1のギア16Aの歯17Aの数は駆動部材16の第2のギア16Bの歯17Bの数と異なってよい。第1のギア16Aの歯17A間のスペーシングは、駆動部材16の第2のギア16Bの歯17B間のスペーシングと異なってよい。
駆動部材16は、移動部材14の内側に配置されてよく、従って駆動機構13の省スペース実現をもたらす。好ましくは、駆動部材16及び移動部材14は、適宜内側ねじ山15にかかわるウォーム(worm)ギアを示す。駆動部材16の第1のギア16Aの歯17Aは、内側ねじ山15を係合するように配置されてよい。駆動部材16の第2のギア16Bの歯17Bは、ピストンロッド18の歯19を係合するように配置されてよい。
好ましくは、駆動部材16は、ハウジング2に対してそして移動部材14に対して、例えばハウジング2に取り付けられたギア支持体36によって直進運動に抗して固定される。加えて又は従って、ギア支持体38は移動部材14に取り付けられてよい。
駆動部材16はハウジング2に対して回転するように構成される。それにより、駆動部材16、即ち駆動部材16の第1のギア16A及び第2のギア16Bは、移動部材回転軸20、即ち本実施態様におけるハウジング2の主縦軸に対して、横方向に好ましくは垂直に動いてよい、駆動部材回転軸39周りに回転してよい。それにより、薬物5の用量を送達するときは、移動部材回転軸20周りの移動部材14の回転は、駆動部材16の第1のギア16Aの回転に変換されてよく、そしてそれ故に、駆動部材16の第1のギア16Aの歯17Aを経て用量を送達するときは、駆動部材回転軸39の周りの第1のギア16A及び第2のギア16Bの回転ロッキングに因る第2のギア16Bの回転は、回転移動部材14の内側ねじ山15を係合する。本実施態様では、駆動部材16は、駆動機構13の操作の記述に関連して後に説明するように、薬物5の用量を送達するときだけ、ハウジング2に対して回転してよい。
駆動部材16が回転すると、例えば薬物5の用量を送達するときは、駆動部材回転軸39周りの駆動部材16の回転は、駆動部材16の第2のギア16Bの歯17Bを経て薬物5の用量を送達するときは、ハウジング2に対して遠位方向にピストンロッド18の直線運動に変換されてよく、ピストンロッド18の歯19をうまく係合させて、それによりピストンロッド18を前進させる。
駆動部材16の第1のギア16A及び第2のギア16Bの異なる直径に因り、そして特に内側ねじ山15の形状に因り、第2のギア16Bは係合しており、用量を送達するとき、用量ダイヤル部材21又は移動部材の回転運動の、ハウジング2に対してピストンロッド18の直線運動への変換は、ピストンロッド18の限界遠位変位だけをもたらし、そしてそれ故に、小用量の薬物5の投薬を、一方で尚高い用量精度をもたらすように適合されてよい。ピストンロッド18の限界遠位変位は、第1のギア16A及び第2のギア16Bの歯17A及び歯17Bの異なる数に因り実現されてよい。加えて又はそれ故に、ピストンロッド18の限界遠位変位は、第1のギア16A及び第2のギア16Bの歯17A及び歯17Bの異なるスペーシングに因り実現されてよい。ハウジング2に対して遠位方向でピストンロッド18の変位の程度を低減するために、第2のギア16Bの歯17Bの数は増加すべきであり、即ち例えば、第1のギア16Aの歯17Aの数よりも多くてよい。加えて又はあるいは、ハウジング2に対して遠位方向でピストンロッド18の変位の程度を低減するために、移動部材14の内側ねじ山15は緩勾配にされてよい。ピストンロッド18は、移動部材回転軸20に沿ってハウジング2に対して遠位方向に変位されてよい。
駆動部材16は薬物15の用量を設定するときは回転せず、そして薬物5の用量を設定するとき、それに対応して駆動部材16の第1のギア16A及び駆動部材16の第2のギア16Bはハウジング2に対して回転しないことから、用量を設定するときは、ハウジング2に対して近位方向にピストンロッド18の直線運動は起こらない。
駆動機構13は用量ダイヤル部材21を含む。用量ダイヤル部材21は、用量ダイヤル部材21の近位端において外側に配置された用量ダイヤルグリップ38を含んでよい。用量ダイヤルグリップ38は、薬物5の用量を設定するために使用者が握ってハウジング2に対して回転してよい。特に、用量ダイヤルグリップ38は、送達すべき用量を設定するときは、用量ボタン10に対して回転されてよい。本実施態様に因り、容易に管理可能かつ操作可能な薬物送達デバイス1が得られるのである。
用量ダイヤル部材21はハウジング2内の挿入スリーブとしてデザインされてよい。用量ダイヤル部材21はハウジング2に対して可動性である。用量ダイヤル部材21は好ましくはハウジング2に連結される。用量ダイヤル部材21は、用量ダイヤル部材21の外側に配置されたねじ山28を含む。ねじ山25は、ハウジング2及び用量ダイヤル部材21のねじ山込みされた係合に対して、ハウジング2の内側に備え付けられる。従って用量ダイヤル部材21の回転は、ハウジング2に対して用量ダイヤル部材21の軸方向運動をもたらす。
用量ダイヤル部材21は、薬物5の用量を設定するためにハウジング2に対して第1の方向に回転してよい。それにより、用量ダイヤル部材21は軸方向、特に近位方向に動かされる。用量ダイヤル部材21は、薬物5の用量を送達時にハウジング2に対して第2の方向に回転可能であってよい。それにより、用量ダイヤル部材21は軸方向、特に遠位方向に動かされる。第2の方向は第1の方向の反対であってよい。用量ダイヤル部材21の回転は、例えば、ハウジング2の主縦軸周りに起こってよい。
用量ダイヤル部材21が薬物5の用量を設定するとき、ハウジング2に対して軸方向に変位する距離は、薬物5の用量サイズを決めることになってよい。ハウジング2に対する用量ダイヤル部材21の近位端位置及び遠位端位置は、ハウジング2に対する用量ダイヤル部材21の近位及び遠位運動を制限するそれぞれの停止機構によって決定されてよい。
駆動機構13は用量ダイヤル部材21内で少なくとも部分的に配置されてよい用量部材22を含む。用量部材22は用量ダイヤル部材21内に保持されてよい。用量部材22は、用量部材22の近位端にくぼみ(indentation)41を含む。特に、くぼみ41は、用量部材22の近位端に配置される、用量ボタン10までの用量部材22間の移行時に配置される。くぼみ41は遠位端及び近位端を含む。用量ダイヤル部材21は用量ダイヤル部材21の近位端に開口部を含む。具体的には、用量ボタン10は、用量ダイヤル部材21の近位端において用量ダイヤル部材21の開口部から突出する。用量ボタン10は用量部材22の一部であってよく、又は用量部材22に連結された別々の部材であってよい。用量ボタン10は用量部材22に対して回転不可能であってよい。用量ボタン10は、薬物送達デバイス1の簡単な操作を提供する、薬物5の設定用量を投薬するために使用者によって押されてよい。
本実施態様では、用量ダイヤル部材21及び、特に、用量ダイヤルグリップ38は、薬物5の用量を設定するとき、ハウジング2に対してそして用量部材22に対して第1の方向に回転してよい。用量を設定するときは、即ち第1の方向に用量ダイヤル部材21を回転するときは、用量ダイヤル部材21のハウジング2とのねじ山込みされた係合に因り、用量ダイヤル部材21はハウジング2に対して近位で動く。用量ダイヤル部材21及び特に、用量ダイヤルグリップ38は、薬物の用量を送達するとき、ハウジング2に対して第2の方向に回転してよく、第2の方向は第1の方向に対して反対となる。用量を設定するときは、用量ダイヤル部材21が用量部材22に隣接するまで、用量ダイヤル部材21はハウジングに対して遠位で回転して動く。
用量ダイヤル部材21はショルダー40を、好ましくは近位領域に含む。ショルダー40は用量ダイヤル部材21に対して内部に突出する。スプリング26は、用量ダイヤル部材21の近位端において用量ダイヤル部材21内で一体化されてよい。あるいは、スプリングは別々の部品であってよい。ショルダー40は用量部材22のくぼみ41に隣接し、特に、ショルダー40はくぼみ41の近位又は遠位端に隣接する。ショルダー40、スプリング26及びくぼみ41の遠位又は近位端の機械的相互作用に因り、薬物の用量を設定する場合及び送達するときは、用量部材22は用量ダイヤル部材21の軸方向運動に従う。これは用量ダイヤル部材21が用量を設定するとき、ハウジング2に対して近位方向に用量部材を引っ張ることを意味する。用量ダイヤル部材21は、用量を送達するときハウジング2に対して遠位方向に用量部材を押す。従って、用量の設定時に、用量部材22及び用量ダイヤル部材21間には相対的な軸方向運動はない。
用量部材22及び用量ダイヤル部材21は、クラッチ機構27により取り外し可能なように回転ロック可能であってよい。クラッチ機構27は第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材を含んでよい。第1のクラッチ部材は、例えば用量部材22に配置されてよい。第2のクラッチ部材は、例えば用量ダイヤル部材21に配置されてよい。あるいは、例えば、第1のクラッチ部材は用量部材22であって、そして第2のクラッチ部材は用量ダイヤル部材21であってよく、又は逆の場合も同じである。クラッチ機構27はスプリング26を含む。スプリングは、用量設定時にクラッチ部材を係合から守る。
例えば、ハウジング2、第1のクラッチ部材、本実施態様では用量部材22に対して、遠位方向に用量部材22の用量ボタン10を押すことにより、クラッチ機構27をアクティブ化するときは、特に用量ボタン10を、ハウジング2に対して及び第2のクラッチ部材、本実施態様では用量ダイヤル部材21に対して遠位方向に限界まで押してよい。用量部材22及び用量ダイヤル部材21は隣接してよい。特に、用量部材22の近位端に配置されたくぼみ41の近位端は用量ダイヤル部材21のショルダー40に隣接する。
それにより、第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材は機械的に協動してよい。例えば、第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材に配置された歯(図2に明示されていない)は機械的に協動し、例えば、用量部材22及び用量ダイヤル部材21が回転ロックされるようにインターロックしてよい。用量ボタン10が解除される場合、スプリング26は用量部材22及び用量ダイヤル部材21を相互からロック解除する。
回転ロッキング時点で、移動部材回転軸20周りのハウジング2に対する用量ダイヤル部材21の回転運動は、移動部材回転軸20周りのハウジング2に対して用量部材22の回転運動に変換されてよい。例えば本実施態様において用量ボタン10を押すことにより、薬物5の用量が設定された後にだけ、即ち後により詳細に説明するように、薬物5を送達するとき、好ましくはクラッチ機構27のアクティブ化を生じる。クラッチ機構27のアクティブ化状態を保つために、それ故用量部材22及び用量ダイヤル部材21の回転ロック状態を保つために、使用者は薬物5の用量を送達する間、用量ボタン10を押し続けなければならない。
クラッチ機構27の非アクティブ化は、例えば使用者が用量ボタン10を押すことを停止したとき、好ましくは薬物5の用量が送達された後に生じる。
用量ボタンを解除した後に、スプリング26は、第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材がもはや機械的に協動することができないように、ハウジング2に対して近位に第1のクラッチ部材(本実施態様では用量部材22、特に用量ボタン10)を自動的に押す。それ故に、用量部材22及び用量ダイヤル部材21は、使用者が用量ボタン10を解除した後にはもはや回転ロックされない。
以下に、図1のカートリッジ3から薬物5の用量を設定するための駆動機構13の操作が記載される。図2は、用量が設定された後又は用量設定時の駆動機構13の状態を示す。特に、図2はハウジング2に対して既に近位に動いた後の用量ダイヤル部材21及び用量部材22を示す。図1のカートリッジ3から薬物5の用量を送達するための駆動機構13の操作が、図3の説明に関連して記載される。
本実施態様では、薬物5の用量を設定するときは、用量ダイヤル部材21は用量部材22に対して回転される。クラッチ機構27はアクティブ化されず、即ち用量ボタン10は使用者が押さなくてよい。それ故、第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材は機械的に協動せず、即ちそれらは回転ロックされない。用量を設定するとき、これは、用量を設定するとき、用量部材22に対して用量ダイヤル部材21の回転運動を可能にする。用量部材22は、既述のように特にショルダー40、くぼみ41の近位又は遠位端及びスプリング26の相互作用に因り、用量ダイヤル部材21の軸方向運動に従う。従って、用量部材22及び用量ダイヤル部材21間に相対的軸方向運動は存在しない。クラッチ機構27のアクティブ化は、用量が設定された後に生じてよい。本実施態様では、クラッチ機構27は、使用者が用量ボタン10を押すことによりアクティブ化されてよい。用量ボタン10は従ってハウジング2に対して、特に、クラッチ機構が相互作用するまで用量ダイヤル部材21に対して遠位方向に動いてよい。
薬物5の用量を設定するために、使用者は、矢印31で示されるように、ハウジング2に対して移動部材回転軸20周りに第1の方向に、用量ダイヤル部材21、特に用量ダイヤルグリップ38を手動で回転してよい。加えて、用量ダイヤル部材21はハウジング2に対して近位方向に軸方向に動く。
用量を設定するときは、用量ダイヤル部材21は用量部材22で回転ロックされず、用量ダイヤル部材21は、それによりハウジング2に対してそして用量部材22に対して回転する。用量設定方向での移動部材回転軸20周りの用量ダイヤル部材21の回転は、矢印32で示されるように、ハウジング2に対して近位方向に用量部材22の直線運動に変換される。それ故、用量部材22は用量を設定するとき軸方向にだけ動く。用量部材22は薬物5の用量を設定するとき回転するのが防止される。
用量部材22は用量を設定するときは回転せず、そして用量部材22は移動部材14にスプライン結合されることから、移動部材回転軸20周りの移動部材14の回転運動は、用量を設定するとき防止される。
それ故に、移動部材14、即ち移動部材14の内側ねじ山15を係合する歯17Aを経て、移動部材14によって駆動するように適合される第1のギア16Aによって駆動される駆動部材16は、用量を設定するとき、ハウジング2に対して駆動部材回転軸39周りに回転しない。それは駆動部材16第1のギア16Aで回転ロックされることから、駆動部材16の第2のギア16Bは同様に回転しない。それ故に、駆動部材16の回転は用量を設定するとき防止されることから、ピストンロッド18は直線的に変位するのが防止され、即ちピストンロッド18は、薬物5の用量を設定するとき、ハウジング2に対して近位方向に動くのが防止される。それ故に、薬物送達デバイス1の高い用量精度が実現されると考えられる。
用量ダイヤル部材21は薬物5の所望用量に対応した角度だけ回転しているときは、その用量が投薬されてよい。加えて又は従って、ハウジング2に対して用量ダイヤル部材21の近位変位の程度が薬物5の所望用量に対応するときは、その用量が投薬されてよい。図3は、薬物5の用量の送達時における図2の駆駆動機構13を示す。
一旦、薬物5の用量が設定されると、使用者は、例えば用量ボタン10を押すことにより、クラッチ機構27をアクティブ化してよい。その結果として、用量部材22−特に用量ボタン10−はハウジング2に対して及び用量ダイヤル部材21に対して遠位方向に押される。それ故に、第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材、例えば本実施態様では用量部材22及び用量ダイヤル部材21は、前述のように用量部材22及び用量ダイヤル部材21が取り外し可能なように回転ロックされるように、機械的に協動し、特に互いを係合する。
使用者が用量ボタン10を押した後で、即ち使用者がクラッチ機構27をアクティブ化した後で、用量ダイヤル部材21は矢印33に示すように、ハウジング2に対して移動部材回転軸20周りの第2の方向に回転し、それによりハウジング2に対して遠位方向に動く。回転の第2の方向は、用量ダイヤル部材21が薬物の用量を設定するとき回転した第1の方向と反対である。
第2の方向への用量ダイヤル部材21の回転中、即ち用量送達中、使用者はクラッチ機構27をアクティブ化状態に保つために用量ボタン10を押し続ける。そうしなければ、使用者が用量ボタン10を押すことを止めた場合、スプリング26は近位方向に用量部材22を押すことになり、それ故に、用量部材22及び用量ダイヤル部材21をもはや回転ロックされないようにするクラッチ機構27を非アクティブ化する。
回転ロックされたときは、ハウジング2に対して第2の方向において移動部材回転軸20周りの用量ダイヤル部材21の回転は、矢印32で示されるように、ハウジング2に対して第2の方向で移動部材回転軸20周りの用量部材22の回転に変換される。また、用量部材22は、ハウジング2に対して用量ダイヤル部材21の遠心移動後に遠位に動く。
移動部材14は、用量部材22と係合、好ましくはスプライン結合されることから、ハウジング2に対して第2の方向で移動部材回転軸20周りの用量部材22の回転は、ハウジング2に対して第2の方向で、移動部材回転軸20周りの移動部材14の回転に変換される(矢印33A参照)。その結果として、用量を設定するときは、用量ダイヤル部材21、用量部材22及び移動部材14は、同じ回転軸周り、即ち本実施態様における移動部材回転軸20周りを回転する。
移動部材14が回転するときは、移動部材14及び駆動部材16は機械的に相互作用し、即ち駆動部材16の第1のギア16Aの歯17Aは移動部材14の内側ねじ山15をうまく係合させ、そしてそれ故に、ハウジング2に対して第2の方向で、移動部材回転軸20周りの移動部材14の回転は、駆動部材16、即ちハウジング2に対して駆動部材回転軸39周りで、駆動部材16の第1のギア16A及び第2のギア16Bの回転に変換され、ここで駆動部材回転軸39は移動部材回転軸20に対して横方向に動く。駆動部材16の回転は矢印34によって示される。
駆動部材16、特にハウジング2に対して駆動部材回転軸39周りに回転する、駆動部材16の第2のギア16Bでは、第2のギア16Bの歯17Bはピストンロッド18の歯19とうまく係合、そして駆動部材16の第2のギア16Bの回転運動は、ハウジング2に対してピストンロッド18の変位に変換される(矢印35を参照)。それ故、ピストンロッド18はカートリッジ3(図3には示されない)に対してピストン9を変位してよく、それによりカートリッジ3の出口6を通して薬物5の用量を投薬する(図1参照)。ピストンロッド18は、移動部材回転軸20に沿ってハウジング2に対して遠位方向に変位してよい。
薬物の用量を投薬した後、スプリング26は用量部材22、特に近位方向に用量ボタン10を押し、用量部材22及び用量ダイヤル部材21の更なる機械的協動を防止することから、使用者は用量ボタン10を解除して、それ故にクラッチ機構27を非アクティブ化する。従って、薬物5の別の用量設定が可能になる。
本明細書に示される駆動機構13は、わずかな数の作動部材(即ち移動部材14、駆動部材16、ピストンロッド18、用量部材22及び用量ダイヤル部材21)だけを含むという利点を有する。これは駆動機構13がエラーする傾向を少なくし、それ故に、薬物送達デバイス1の長期寿命を保証する。
加えて、移動部材14の内側ねじ山15の対応成形に因り、高い用量精度で小用量の投薬が実現されると考えられる。加えて又は従って、高い用量精度での小用量投薬は、駆動部材16の第1のギア16A及び第2のギア16Bの異なる直径に因り実現されてよい。加えて又は従って、駆動部材16の歯17A及び歯17Bの対応スペーシングに因り、高い用量精度での小用量の投薬が実現されてよい。加えて又は従って、歯17A及び歯17Bの対応数は、高い用量精度での小用量の投薬を可能にする。
それにより、薬物送達デバイス1は、高い用量精度で5IU以下の用量、好ましくは1IU以下を投薬するためにデザインされてよい。あるいは、薬物送達デバイス1は、高い用量精度を提供する30IU以上の用量、例えば50IUの用量を送達するために使用されてよい。
他の実施態様は以下の特許請求の範囲の範囲内にある。異なる実施態様の要素は、本明細書に明確に記載されていない実施態様を形成するために組み合わされてもよい。
参照数字
1 薬物送達デバイス
2 ハウジング
3 カートリッジ
4 カートリッジホルダ
5 薬物
6 出口
7 膜
8 取り付け手段
9 ピストン
10 用量ボタン
11 遠位端
12 近位端
13 駆動機構
14 移動部材
14A 第2のセクション
14B 第1のセクション
15 ねじ山
16 駆動部材
16A 駆動部材の第1のギア
16B 駆動部材の第2のギア
17A 歯
17B 歯
18 ピストンロッド
19 歯
20 移動部材回転軸
21 用量ダイヤル部材
22 用量部材
23 ガイドリブ
24 停止部材
25 ねじ山
26 スプリング
27 クラッチ機構
28 ねじ山
29 ガイドリブ
30 表面
31 矢印
32 矢印
33 矢印
33A 矢印
34 矢印
35 矢印
36 ギア支持体
37A 第1のショルダー
37B 第2ショルダー
38 用量ダイヤルグリップ
39 駆動部材回転軸
40 ショルダー
41 くぼみ

Claims (15)

  1. 薬物送達デバイス(1)のための駆動機構(13)であって、
    −ハウジング(2);
    −薬物(5)の用量を送達するための、ハウジング(2)に対して移動部材回転軸(20)周りを回転するように構成される移動部材(14);
    −移動部材(14)内に配置され、ハウジング(2)に対して駆動部材回転軸(39)周りを回転可能であるように構成される駆動部材(16);
    −ピストンロッド(18);
    を含んでなり、
    薬物(5)の用量を送達するとき、駆動部材(16)が駆動部材回転軸(39)周りを回転し、そして薬物(5)の用量を送達するとき、駆動部材(16)及び移動部材(14)が機械的に相互作用して、移動部材回転軸(20)周りの移動部材(14)の回転を、駆動部材回転軸(39)周りの駆動部材(16)の回転に変換し、駆動部材回転軸(39)周りの駆動部材(16)の回転が、ハウジング(2)に対するピストンロッド(18)の直進運動に変換される、
    上記薬物送達デバイス(1)のための駆動機構(13)。
  2. 移動部材(14)が内側ねじ山(15)を含んでなり、そして駆動部材(16)が第1のギア(16A)を含んでなり、駆動部材(16)の第1のギア(16A)が移動部材(14)の内側ねじ山(15)を係合するように構成される、請求項1に記載の駆動機構(13)。
  3. 駆動部材(16)が第2のギア(16B)を含んでなり、薬物(5)の用量を送達するとき、ハウジング(2)に対する駆動部材回転軸(39)周りの駆動部材(16)の第2のギア(16B)の回転がハウジング(2)に対するピストンロッド(18)の直進運動に変換される、請求項2に記載の駆動機構(13)。
  4. 駆動部材(16)の第1のギア(16A)及び第2のギア(16B)が互いに対して回転ロックされるか、又は単一に形成される、請求項3に記載の駆動機構(13)。
  5. 移動部材(14)及び駆動部材(16)が、ハウジング(2)に対する直進運動に抗して固定される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動機構(13)。
  6. 移動部材(14)が第1のセクション(14A)及び第2のセクション(14B)を含んでなり、移動部材(14)の第1のセクション(14A)の直径が移動部材(14)の第2のセクション(14B)の直径より大きく、そしてピストンロッド(18)が、薬物(5)の用量を送達するとき、移動部材(14)の第1のセクション(14A)を通してガイドされるように配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動機構(13)。
  7. 内側ねじ山(15)が移動部材(14)の第1のセクション(14A)に配置される、請求項6及び請求項2又は請求項2に従属する任意の請求項に記載の駆動機構(13)。
  8. ピストンロッド(18)が歯(19)を含んでなり、そして駆動部材(16)の第2のギア(16B)が複数の歯(17B)を含んでなり、駆動部材(16)の第2のギア(16B)の歯(17B)が、駆動部材回転軸(39)周りの駆動部材(16)の第2のギア(16B)の回転を、ハウジング(2)に対するピストンロッド(18)の直進運動に変換するために、ピストンロッド(18)の歯(19)と係合するように構成される、請求項3〜7のいずれか1項に記載の駆動機構(13)。
  9. 駆動部材(16)の第1のギア(16A)の直径が駆動部材(16)の第2のギア(16B)の直径と異なる、請求項8に記載の駆動機構(13)。
  10. 駆動機構(13)が、薬物(5)の用量を設定するとき、ハウジング(2)に対して軸方向に変位するように、そして薬物(5)の用量を送達するとき、ハウジング(2)に対して回転するように構成される用量部材(22)を含んでなり、移動部材(14)が用量部材(22)と機械的に協動し、そして薬物(5)の用量を送達するとき、移動部材(14)が、ハウジング2に対する移動部材回転軸(20)周りの用量部材(22)の回転運動に追従する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の駆動機構(13)。
  11. 駆動機構(13)は、薬物(5)の用量を設定するとき、ハウジング(2)に対してそして用量部材(22)に対して回転するように構成され、薬物(5)の用量を送達するとき、ハウジング(2)に対して反対方向に回転するように構成される用量ダイヤル部材(21)を含んでなり、用量ダイヤル部材(21)がハウジング2に対して移動部材回転軸(20)周りを回転する、請求項10に記載の駆動機構(13)。
  12. 駆動機構(13)が、第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材を含んでなるクラッチ機構(27)を含んでなり、第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材が薬物(5)の用量を送達するとき、互いに機械的に協動するように適合され、それにより用量部材(22)及び用量ダイヤル部材(21)を回転ロックする、請求項11に記載の駆動機構(13)。
  13. クラッチ機構(27)が、薬物(5)の用量を設定するとき、第1のクラッチ部材及び第2のクラッチ部材の機械的協動を防止するように構成されるスプリング(26)を含んでなる、請求項10、又は請求項12又はそれに従属する任意の請求項に記載の駆動機構(13)。
  14. 移動部材(14)、用量ダイヤル部材(21)及び用量部材(22)が、薬物(5)の用量を送達するとき、移動部材回転軸(20)周りを回転する、請求項10〜13のいずれか1項に記載の駆動機構(13)。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の駆動機構(13)を含んでなり、更にカートリッジ(3)、複数用量の薬物(5)を保持するカートリッジ(3)を含んでなる、薬物送達デバイス(1)。
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