JP2012531155A - ネットワークによってクライアント間で互いに素であるデータ接続を確立する方法 - Google Patents

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Abstract

ネットワークによって2つのクライアント間で互いに素であるデータ接続を確立するための方法が提案される。この方法は、異なるデバイスにおける異なるステップを備える。第1のクライアントデバイスが、クライアント−ネットワークインタフェースを介して、第2のクライアントデバイスに対する少なくとも2つの互いに素であるデータ接続を要求するための1つまたは複数の接続要求メッセージをネットワークに送信する。この1つまたは複数の接続要求メッセージは、ネットワークリソースの第1の所定のセットを示す第1の通知するデータと、前記ネットワークリソースの第1のセットとは互いに素であるネットワークリソースの第2の所定のセットを示す第2の通知するデータとを含む。

Description

本発明は、クライアント間で互いに素であるデータ接続を確立するための方法およびネットワークエンドポイントノードに関する。
いくつかの状況において、クライアントが、互いに素であるトランスポートネットワークを介してデータ接続を確立することを所望する可能性がある。これらの互いに素であるデータ接続は、第1のクライアントデバイスに対するネットワークによって互いに素であるデータパス経由で確立されなければならず、これらの互いに素であるデータ接続は、第1のクライアントデバイスを第2のクライアントデバイスに接続し、第2のクライアントデバイスもやはり、そのネットワークに接続される。
ネットワークエンドポイントノードに対するいくつかのポート経由で接続されたクライアントの場合、クライアントは、そのようなネットワークエンドポイントノードから、そのネットワークの第2のネットワークエンドポイントノードに接続された第2のクライアントに対するいくつかのデータ接続を要求することができることが知られている。
クライアントが、第2のクライアントに対するネットワークを介して2つの互いに素であるデータ接続を有することの利点は、クライアントが、その2つの互いに素であるデータ接続を冗長なデータ接続として使用することができることである。このことは、クライアントが、第1のデータ接続経由のデータ伝送に障害が生じた場合に、第1のデータ接続経由のデータ伝送を保護することを所望する事例において望ましい。そのような事例において、クライアントは、データ伝送を第1のデータ接続から第2のデータ接続に切り換えることができる。その2つのデータ接続が互いに素であることをクライアントが知っていることにより、クライアントは、それらのデータ接続が互いに素であり、つまり、それらの接続が互いに素であるデータパス経由で確立されているため、ネットワーク内の単一のネットワークリソースの障害が、両方のデータ接続には影響を与えないことを確信することができる。
本発明の目的は、ネットワークを介して互いに素であるデータ接続を確立するための現在、知られている方法を改良することである。
本発明によれば、ネットワークによって2つのクライアント間で互いに素であるデータ接続を確立するための方法が提案される。この方法は、異なるデバイスにおける異なるステップを備える。
第1のクライアントデバイスが、クライアント−ネットワークインタフェースを介して、第2のクライアントデバイスに対する少なくとも2つの互いに素であるデータ接続を要求するための1つまたは複数の接続要求メッセージをネットワークに送信する。この1つまたは複数の接続要求メッセージは、ネットワークリソースの第1の所定のセットを示す第1の通知するデータと、ネットワークリソースの第1のセットとは互いに素であるネットワークリソースの第2の所定のセットを示す第2の通知するデータとを含む。
ネットワークは、ネットワークリソースの第1のセットから選択されたネットワークリソースを使用して、第1のデータパス経由で第1のデータ接続を確立する。さらに、ネットワークは、ネットワークリソースの第2のセットから選択されたネットワークリソースを使用して、第2のデータパス経由で第2のデータ接続を確立する。
この提供される方法は、クライアントが、単に、異なる通知するデータを含む1つまたは複数の要求メッセージを送信することによって、ネットワークエンドポイントノードから、互いに素であるデータ接続を要求することができるという利点を有する。クライアントは、データ接続のためにネットワークリソースが使用されるべきこと、ならびにそのデータ接続に対応するデータパスを明示する命令を、ネットワークエンドポイントノードに与えなくてもよい。
第1のクライアントデバイスが単一のネットワークエンドポイントノードに接続されたネットワークを示す図である。 第1のクライアントデバイスが2つのネットワークエンドポイントノードに接続されたネットワークを示す図である。 第1のクライアントデバイスが2つのネットワークエンドポイントノードに接続され、さらにデータ接続が、従来技術によりそれらのネットワークエンドポイントノードによって確立されるネットワークを示す図である。 第1の実施形態による、ネットワークリソースがネットワークリソースの互いに素であるセットに割り当てられるネットワークを示す図である。 確立された互いに素であるデータ接続を有するネットワークを示す図である。 第1の実施形態による互いに素であるデータ接続を確立するためのプロトコルのステップを示す図である。 第1の実施形態による互いに素であるデータ接続を確立するための代替のプロトコルのステップを示す図である。 さらなる代替のソリューションによる確立されたデータ接続を有するネットワークを示す図である。 さらなる代替のソリューションによるシグナリングプロトコルのステップを示す図である。 第1の実施形態による確立されたデータ接続と、変更されたデータパスとを有するネットワークを示す図である。 第2の実施形態による確立されたデータ接続を有するネットワークを示す図である。 第2の実施形態による確立されたデータ接続と、変更されたデータパスとを有するネットワークを示す図である。 第3の実施形態による確立されたデータ接続を有するネットワークを示す図である。 第3の実施形態による確立されたデータ接続と、変更されたデータパスとを有するネットワークを示す図である。 ネットワークエンドポイントノードを示すブロック図である。 クライアントデバイスを示すブロック図である。
図1は、第1のクライアントデバイスC1が、第1のポートP1、および第2のポートP2経由で接続されたネットワークNを示す。第1のポート接続PC1、および第2のポート接続PC2が、第1のクライアントデバイスC1のポートP1、P2からクライアントネットワークインタフェースCNIを介して第1のネットワークエンドポイントノードNEN1につながる。第1のネットワークエンドポイントノードNEN1は、異なるリンク、および異なるネットワークノードを経由して第2のネットワークエンドポイントノードNEN2に接続される。第1のネットワークエンドポイントノードNEN1は、第1のリンクL11経由で第1のネットワークノードNN1に接続され、ノードNN1から第2のリンクL12が第2のネットワークエンドポイントノードNEN2につながる。第3のリンクL21が第1のネットワークエンドポイントノードNEN1から第2のネットワークノードNN2につながり、ノードNN2から第4のリンクL22が第2のネットワークエンドノードNEN2につながる。第5のリンクL23が、第2のネットワークエンドノードNN2から第3のネットワークノードNN3につながる。第6のリンクL31が、第1のネットワークエンドノードNEN1と第3のネットワークノードNN3を接続する。第7のリンクL32が、第3のネットワークノードNN3を第2のネットワークエンドノードNEN2に接続する。第2のクライアントデバイスC2が、クライアントネットワークインタフェースCNIを介して第2のネットワークエンドノードNEN2に接続される。
第1のクライアントデバイスC1が、第1のポート接続PC1経由で第1のネットワークエンドポイントノードNEN1から、第2のクライアントC2に対する第1のデータ接続を要求する。ネットワーク、およびネットワークノード、ならびにネットワークエンドポイントノードがマルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)のプロトコルをサポートする事例において、第1のネットワークエンドポイントノードNEN1は、Open Shortest Path First Traffic Engineering(OSPF−TE)のプロトコルを使用してネットワークを通る第1のパスを決定することができる。図1の例によれば、この第1のパスPTH1は、ネットワークエンドポイントノードNEN1からリンクL21経由でネットワークノードNN2につながり、その後、リンクL23が続き、ネットワークノードNN3およびリンクL32を経由してネットワークエンドポイントノードNEN2につながる。使用されるリンクL21、L23、L32は、第1のパスPTH1={L21,L23,L32}のパスセグメントである。次に、第1のデータ接続CON1が、クライアントデバイスC1とクライアントデバイスC2の間の第1のパスPTH1経由で確立される。ネットワーク要素がMPLSをサポートするネットワークにおいて決定されたパスを確立する原理は、RSVP−TEとして知られているネットワーク要素間の通信プロトコルを介して実行される。このプロトコルは、ネットワークエンドポイントノードNEN1によって開始され、ノードNEN1は、第1のデータ接続CON1を確立するために第1のパスPTH1を確立することを要求する。
クライアントデバイスC1がクライアントデバイスC2に対して第2のデータ接続CON2を確立することを所望する事例において、デバイスC1が、ネットワークに対するポート接続PC2経由で要求を送信し、この要求は、ネットワークエンドポイントノードNEN1によって受信される。OSPF−TEプロトコルを介して、ネットワークエンドポイントノードNEN1は、第2のパスPTH2が第1のパスPTH1とは互いに素であるように、第2のデータ接続CON2のための第2のパスPTH2を決定することができる。このことは、第1のパスと第2のパスが、ネットワークエンドポイントノードNEN1、NEN2の間のデータ伝送のために共通のネットワークリソースを使用しないことを意味する。
このことによって、ネットワークエンドポイントノードNEN1は、第1のデータ接続CON1に対する互いに素であるデータ接続として第2のパスPTH2経由で第2のデータ接続CON2を確立することができる。OSPF−TEプロトコルに依拠する目的で、ネットワークエンドポイントノードNEN1は、ネットワークノードとネットワークエンドポイントノードによって交換されるメッセージから収集されたルーティングデータRDを格納する。ルーティングデータRDから、ネットワークエンドポイントノードNEN1は、ネットワークNのトポロジについての情報を有し、この情報は、ノードNEN1がパスを決定するためにいくつかのリンクを選択することを可能にする。
第2のパスPTH2は、ネットワークエンドポイントノードNEN1からリンクL11経由でネットワークノードNN1につながり、ノードNN1からリンクL12経由でネットワークエンドポイントノードNEN2に進む。第2のパスPTH2のために使用されるこれらのリンクは、第2のパスPTH2={L11,L12}のパスセグメントである。
図1に示されるネットワークNが、同期デジタル階層(SDH)タイプのネットワーク、または光トランスポートネットワーク(OTN)である事例において、汎用マルチプロトコルラベルスイッチング(GMPLS)の原理が、第1のネットワークエンドポイントノードNEN1によって、互いに素であるデータ接続を確立するための互いに素であるデータパスを決定し、確立するために活用されることが可能である。
図2は、第1のクライアントデバイスC1が第1のポートP1および第1のポート接続PC1経由で第1のネットワークエンドポイントノードNEN1に接続されたネットワークを示す。さらに、第1のクライアントデバイスC1は、第2のポートP2および第2のポート接続PC2経由で第2のネットワークエンドポイントノードNEN2に接続される。第1のネットワークエンドポイントノードNEN1と第2のネットワークエンドポイントノードNEN2は、異なるリンク、および異なるネットワークノードを経由して第3のネットワークエンドポイントノードNEN3に接続され、ノードNEN3には、第2のクライアントC2がクライアントネットワークインタフェースCNIを介して接続される。
図2のネットワークNは、ネットワークエンドポイントノードNEN1、NEN2、NEN3、ならびにさらなるリンク、およびさらなるネットワークノードを備える。第1のリンクL11が、第1のネットワークエンドポイントノードNEN1から第1のネットワークノードNN1につながる。第2のリンクL12が、第1のネットワークノードNN1から第1のネットワークエンドポイントノードNEN3につながる。第3のリンクL21が、第1のネットワークエンドポイントノードNEN1から第2のネットワークノードNN2につながる。第4のリンクL23が、第2のネットワークノードNN2から第3のネットワークエンドポイントノードNEN3につながる。第5のリンクL22が、第2のネットワークエンドポイントノードNEN2から第2のネットワークノードNN2につながる。第6のリンクL24が、第2のネットワークノードNN2から第3のネットワークノードNN3につながる。第7のリンクL31が、第2のネットワークエンドポイントノードNEN2から第3のネットワークノードNN3につながる。第8のリンクL32が、第3のネットワークノードNN3から第3のネットワークエンドポイントノードNEN3につながる。
図3は、第1のクライアントデバイスC1にデータ接続を提供するためにMPLSまたはGMPLSの原理を使用している場合に確立されるデータ接続を示す。図3に示されるネットワークは、図2に示されるすべての要素を示す。さらに、図3のネットワークは、第1のデータ接続CON1、第2のデータ接続CON21、および第3のデータ接続CON22を示す。これらのデータ接続の目的は、後段で詳細に説明される。
クライアントデバイスC1が、第1のポート接続PC1経由でネットワークエンドポイントノードNEN1から、クライアントデバイスC2に対する第1のデータ接続を要求するものと想定されたい。さらに、ネットワークエンドポイントノードNEN1が、ネットワークノードNN2を通過して、最終的に、ネットワークエンドポイントノードNEN3に到達する、リンクL21およびリンクL23を経由するパスを決定するものと想定されたい。
そのようなパスは、OSPF−TEプロトコルを使用して決定されることが可能である。RSVP−TEのプロトコルを使用して、このパスを確立した後、ネットワークエンドポイントノードNEN1は、このパスを経由する第1のデータ接続CON1を、第1のポート接続PC1経由でクライアントデバイスC1に提供する。
次のステップとして、クライアントデバイスC1が、第2のポート接続PC2経由でネットワークエンドポイントノードNEN2から、第1のデータ接続CON1とは互いに素であるべき、クライアントデバイスC2に対する第2のデータ接続を要求するものと想定されたい。ネットワークエンドポイントノードNEN2がOSPF−TEのプロトコルに依拠する事例において、ノードNEN2は、ネットワークNのトポロジについての知識を有するが、ネットワークエンドポイントノードNEN1によって決定され、確立されている、第1のデータ接続CON1のために使用されている第1のパスについての知識は有さない。したがって、ネットワークエンドポイントノードNEN2は、第1のデータ接続CON1とは互いに素であるべき第2のデータ接続を確立するために、いずれの種類のネットワークリソースが使用されるべきであるかという問題に関して十分な知識は有さない。
図3に示されるとおり、ネットワークエンドポイントノードNEN2は、ネットワークエンドポイントノードNEN2からリンクL22経由でネットワークノードNN22につながり、リンクL23経由でネットワークエンドポイントノードNEN3に進むパス経由で、第2のデータ接続CON21を確立することも可能である。そのような第2のデータ接続CON21のためのそのような第2のパスは、第1のデータ接続CON1とは互いに素でない第2のデータ接続である。また、ネットワークエンドポイントノードNEN2からリンクL31に沿ってネットワークノードNN3およびリンクL32に進むパス経由でネットワークエンドポイントノードNEN3につながる第3のデータ接続CON22も可能である。そのような第3のデータ接続CON22は、第1のデータ接続CON1とは互いに素であるデータ接続である。
問題は、第2のネットワークエンドポイントノードNEN2が、第2の接続CON21と第3の接続CON22を、第1の接続CON1に対するこれらの接続CON21、CON22の互いに素であることに関して区別することができないことである。このことは、MPLSからのOSPF−TEのプロトコル、またはGMPLSの等価のプロトコルが、ネットワークエンドポイントノードNEN1によって確立された第1のデータ接続CON1などの、異なるノードによって既に確立されているパスおよびデータ接続を認識するために、第2のネットワークエンドポイントノードNEN2に十分な情報を供給しないということに起因する。異なるネットワークエンドポイントノードによってそれまでに確立されているデータ接続とは互いに素であるべきデータ接続を確立するために、ネットワークエンドポイントノードは、従来技術によれば、他のネットワークエンドポイントノードによって既に確立されているパスおよびデータ接続を考慮に入れることができない。
ネットワークNの完全なトポロジ情報をクライアントデバイスC1に送ることは、一方で、クライアントデバイスC1が、所望に応じてデータパス、および対応するデータ接続を確立するためにネットワークNの然るべきネットワークリソースを選択することを可能にする。このことは、他方で、ネットワークNの完全なトポロジ情報がクライアントC1に送られるという欠点を有する。このことは、セキュリティの問題のためにネットワーク事業者には往々にして望ましくない。
(第1の実施形態)
ネットワーク事業者が、ネットワークリソースの互いに素であるセットにネットワークリソースを割り当てて、互いに素であるセットに依拠する互いに素であるデータ接続が、ネットワークを介して第1のクライアントデバイスC1から第2のクライアントデバイスC2までつながるようにする。ネットワークリソースの各セットは互いに素であり、つまり、単一のネットワークリソースは、ネットワークリソースの単一のセットに属することだけが可能である。
つまり、ネットワークリソースのセットは、ネットワークを介して第1のクライアントデバイスと第2のクライアントデバイスの間で、ネットワークリソースの単一のセットのネットワークリソースに依拠してのみ、データ接続を確立することが可能であるように構成される。さらに、ネットワークリソースの異なる互いに素であるセットに依拠するデータ接続は、共通のネットワークリソースを全く有さない。ネットワークリソースは、ネットワーク事業者によって或るセットに一意に指定される。このことは、単一のネットワークリソースがネットワークリソースの単一のセットに割り当てられることしか可能でないことを意味する。ネットワークリソースのセットは、単一のネットワークリソースを備えることも、複数のネットワークリソースを備えることも可能である。さらに、ネットワークは、ネットワークリソースの単一のセットを一意に識別するための通知データを作成し、この通知するデータを第1のクライアントに供給する。好ましいソリューションによれば、通知するデータは、単一のデータ値であり、そのような値は、ネットワークリソースのセットを一意に識別する番号、または別の値であることが可能である。このため、第1のクライアントから見て、通知するデータは、事前定義されたデータである。
ネットワークリソースをネットワークリソースのセットに割り当てるために、ネットワーク事業者は、ネットワークリソースにタグを割り当てることができ、このタグは、ネットワークリソースのセットを一意に識別する。その場合、ネットワークリソースのセットを一意に識別するための通知するデータは、ネットワークリソースの識別されたセットに属するすべてのネットワークリソースに割り当てられているタグであることが可能である。さらに、ネットワーク事業者は、ネットワークリソースの互いに素であるセットにネットワークリソースを指定する、指定するデータを作成することが可能である。この指定するデータは、ネットワークリソースを識別するためのデータと、それらのネットワークリソースを互いに素であるセットに割り当てる目的でそれらのネットワークリソースに割り当てられているタグとを備えることが可能である。次に、この指定するデータが、ネットワーク事業者によって、クライアントが接続されている可能性があるネットワークエンドポイントノードに供給される。この指定するデータは、さらなるネットワークデバイスに供給されてもよい。
この第1の実施形態において、リンクは、ネットワークリソースであるものと想定される。ネットワークノードは、ネットワークリソースであるとは想定されない。
図4は、図2に示されるすべての要素を有するネットワークN、および2つのクライアントデバイスを示す。さらに、図4は、さらなる要素を示し、これらの要素によって、互いに素であるデータ接続を確立する提案される方法が、次に、第1の実施形態に従って説明される。
図4によれば、ネットワークリソースの第1のセットSAが、リンクL21およびリンクL23から構成され、SA={L21,L23}である。このことが、タグAを第3のL21およびリンクL23に割り当てることによって図4に示される。ネットワークリソースの第1のセットSAとは互いに素であるネットワークリソースの第2のセットSBが、SB={L22,L24,L31,L32}として構成される。第2のセットSBのネットワークリソースには、図4で第2のタグBが割り当てられる。第1のセットSA、および第2のセットSBとは互いに素であるネットワークリソースの第3のセットSCが、SC={L11,L12}から構成される。第3のセットSCのネットワークリソースには、第3のタグCが割り当てられる。タグA、B、Cは、クライアントC1に供給される、通知するデータIDとして定義される。さらに、ネットワーク事業者によって作成された指定するデータが、このデータが格納されるネットワークエンドポイントノードNEN1、NEN2に供給される。ネットワークNのネットワーク事業者が、ネットワークリソースをネットワークリソースのセットに割り当て、さらにタグA、B、Cをネットワークリソースに割り当てると、もたらされる指定データが、指定データをネットワークのすべての要素が利用できるようにする目的で、ネットワークにわたってプロトコルを介して配信されることが可能である。
第1のクライアントデバイスC1に格納された通知するデータDDは、ネットワークリソースのセットをSA、SB、SCとして一意に識別するタグA、B、Cに過ぎないことが可能である。
クライアントC1が、ネットワークリソースの或るセットに属するネットワークリソースに基づいて、データ接続を確立することを所望する場合、クライアントは、通知するデータIDから対応するタグを単に選択し、遠隔クライアントC2のアドレスと、選択されたタグとを含む要求をネットワークエンドポイントノードNEN1に送信するだけでよい。すると、ネットワークエンドノードNEN1は、選択されたタグによって識別されるセットに属するネットワークリソースに基づいて、遠隔クライアントC2に対する第1のデータ接続を確立する。ネットワーク事業者による互いに素であるセットに対するネットワークリソースの適切な指定を想定すると、クライアントデバイスC1は、さらなるデータ接続のために通知するデータIDから異なるタグを選択し、遠隔クライアントC2のアドレスと、選択されたさらなるタグとを含む要求をネットワークエンドポイントノードNEN2に送信することによって、ネットワークエンドポイントノードNEN2からさらなる互いに素であるデータ接続を要求することができる。すると、ネットワークエンドノードNEN2は、選択されたさらなるタグによって識別されたセットに属するネットワークリソースに基づいて、遠隔クライアントC2に対するさらなるデータ接続を確立する。このことは、互いに素であり、異なるネットワークエンドノードNEN1、NEN2によって提供されているデータ接続をもたらす。
ネットワークリソースの識別されたセットのリソースだけを使用してデータ接続を確立するために、ネットワークエンドノードは、ネットワークエンドノードの中に格納された指定するデータDD、およびやはりネットワークエンドノードの中に格納されているルーティングデータに依拠する。ルーティングデータは、例えば、MPLSアルゴリズムまたはGMPLSアルゴリズムのために使用されるルーティングデータであることが可能である。
クライアントC1は、個々の互いに素であるデータ接続を要求するために、個々の通知するデータを有する個々の要求メッセージを個々のネットワークエンドノードに送信することができる。また、クライアントC1は、複数の互いに素であるデータ接続を要求するために、複数の通知するデータを伝送する1つの要求メッセージを送信することもできる。
次に、互いに素であるデータ接続を確立するための提案される方法の様々なステップが、図5Aおよび図5Bを使用して詳細に説明される。
図5Aは、図4に示されるすべての要素を有する同一のネットワークを示す。さらに、図5Aは、提案される方法により確立された第1のデータ接続CON1、および第2のデータ接続CON2を示す。図5Bは、クライアントデバイスとネットワークの間のシグナリングプロトコルの様々なステップを示す。
図5Bによれば、第1のクライアントデバイスC1が、デバイスC1の第1のポートP1経由でネットワークエンドポイントノードNEN1に要求メッセージREQを送信する。要求メッセージREQは、ネットワークリソースの第1のセットSAのネットワークリソースを介するクライアントデバイスC2に対するデータ接続を求める要求である。したがって、要求メッセージREQは、第2のクライアントのアドレスADR2(C2)と、タグAである、ネットワークリソースの第1のセットを識別する通知するデータとを含む。次のステップとして、ネットワークエンドポイントノードNEN1が、第1のセットSAのネットワークリソースだけから成る第1のパスPTH1を決定する。さらなるステップとして、ネットワークエンドポイントノードNEN1が、第1のパスPTH1を確立し、さらにこのことにより、第1のパスPTH1経由で第1のデータ接続CON1を確立する。ネットワークエンドポイントノードは、提供するメッセージPRV(CON1)を送信することによって、クライアントネットワークインタフェースCNIを介してクライアントデバイスC1に、確立された第1のデータ接続CON1を提供する。
図5Aによれば、第1のパスPTH1がPTH1={L21,L23}として決定される。第1のデータパスPTH1を介して確立された第1のデータ接続CON1が、図5Aに破線として示される。図5Bに示されるとおり、第1のデータ接続CON1は、クライアントネットワークインタフェースCNIを介して第1のクライアントデバイスC1に供給される。
次のステップとして、図5Bが、ネットワークエンドポイントノードNEN2に対するクライアントデバイスC1による第2の要求REQを示す。この第2の要求は、クライアントデバイスC1からクライアントデバイスC2につながる第2のデータ接続を求める要求である。第2のデータ接続CON2は、第1のデータ接続CON1とは互いに素でなければならない。互いに素であるデータ接続を求める、この要求は、クライアントデバイスC1によって、第2の要求メッセージの中に、第2のクライアントデバイスのアドレスADR(C2)だけでなく、ネットワークリソースの第1のセットSAとは互いに素であるネットワークリソースの第2のセットSBを一意に識別する、通知するデータとしてのタグBも含めることによって、行われる。この要求を受信すると、第2のネットワークNEN2は、第2のセットSBのネットワークリソースだけに基づく第2のパスPTH2を、パスPTH2={L31,L32}として決定する。第2のネットワークエンドポイントノードNEN2が、第2のパスPTH2を確立し、これにより、第1のデータ接続CON1とは互いに素である第2のデータ接続CON2も確立する。ネットワークエンドポイントノードNEN2は、第2のデータ接続CON2を、クライアントネットワークインタフェースCNIを介してクライアントデバイスC1に提供する。タグBを通知するデータとして含む第2の要求メッセージを受信することによって、ネットワークエンドポイントノードNEN2は、第1のデータ接続CON1とは互いに素である第2のデータ接続CON2を決定することを確実にする目的で、ネットワークエンドポイントノードNEN2の中に格納された指定データDDに依拠することができる。通知するデータBは、タグBも有するとして指定するデータDDの中で印が付けられ、したがって、ネットワークリソースの第2のセットSBに属するネットワークリソースを一意に識別する。
提案される方法は、ネットワークエンドポイントノードNEN2が、ネットワークエンドポイントノードNEN1によって提供されている第1のデータ接続CON1とは互いに素である第2のデータ接続CON2を提供することができるという利点を有する。つまり、異なるネットワークエンドポイントノードNEN1、NEN2は、他方のネットワークエンドポイントノードによってそれまでに確立されている他方のデータ接続に対して互いに素であるデータ接続を提供することができる。このことは、ネットワークエンドポイントノードの中に格納された指定データDD、および第1のクライアントデバイスC1の中に格納された通知するデータIDによって確実にされる。完全なトポロジ情報は、第1のクライアントデバイスC1に全く送られなくてもよい。このことは、ネットワークNのネットワークプロバイダに高いレベルのセキュリティを確実にする。
図3に関連して前述したとおり、従来技術によれば、第2のネットワークエンドポイントノードNEN2が、第1のネットワークエンドポイントノードNEN1によってそれまでに確立されている第1のデータ接続CON1に対して互いに素であるべき第2のデータ接続を提供することを確実にすることは可能ではない。次に、この問題が、前述した提案される方法の様々なステップを実行することによって解決される。
第1の実施形態によれば、通知データIDは、ネットワーク事業者によって供給されたタグA、B、Cを含む。第1の代替のソリューションによれば、第1のクライアントデバイスC1の中に格納された通知するデータIDは、それぞれの個々のタグA、B、Cに加えて、或る選択されたタグに対応するデータ接続を確立することができるネットワークエンドポイントノードに到達することが可能なポートP1、P2を識別するデータをさらに含む。図5Aを参照すると、第1の通知するデータは、第1のポートP1を識別するデータに加えて、第1のタグAを含む。このことは、第1のポートP1経由で、第1のタグAに対応するネットワークリソースの第1のセットSAを介してデータ接続を確立することができるネットワークエンドポイントノードである、第1のネットワークエンドポイントノードNEN1に到達することが可能であるということによる。このソリューションにおいて第2の通知するデータは、第2のポートP2を識別する識別データおよびタグBである。第3の通知するデータは、第1のポートP1を識別する識別データおよび第3のタグCである。或るポートを識別する或る識別データとともに或るタグを通知するデータとして格納することによって、クライアントデバイスC1は、いずれのポートP1、P2経由で、選択されたタグに対応するネットワークリソースのセットからのネットワークリソースを使用して、データ接続を要求することに成功することが可能であるかという知識を有する。
さらなる代替のソリューションによれば、通知するデータA、B、Cだけが、通知するデータIDとして第1のクライアントデバイスC1の中に格納される。通知するデータIDに加えて、或るポートP1、P2を識別する識別データは、全く格納されない。この代替のソリューションに関して、図5Cは、クライアントデバイスC1とネットワークエンドポイントノードNEN1、NEN2の間のシグナリングのためのプロトコルを示す。クライアントデバイスC1が、第2のポートP2経由で第2のネットワークエンドポイントノードNEN2に、ネットワークリソースの第1のセットSAに属する、タグAを有するネットワークリソースを使用するクライアントデバイスC2に対するデータ接続を要求する要求REQを送信する。ネットワークエンドポイントノードNEN2は、ネットワークリソースの第2のセットSBのネットワークリソースだけを使用してデータ接続を確立することはできないので、ノードNEN2は、クライアントネットワークインタフェースCNIを介して第1のクライアントデバイスC1に、この要求を確認しないという、メッセージNACKとして示されるメッセージを送信する。このメッセージNACKにより、クライアントデバイスC1は、要求に応じることが一般に可能でない、ポートP2においてその要求が行われたことを知らされる。このため、クライアントデバイスC1は、デバイスC1が、最初に要求されたデータ接続を、異なるポート経由で要求することを試みなければならないことを知らされる。したがって、同一の要求が再び行われるが、今度は、第1のポートP1経由で第1のネットワークエンドポイントノードNEN1に対して行われる。第1のネットワークエンドポイントノードNEN1は、この要求に応じることができるので、図5Bに既に示され、前段で詳細に説明されるパスPTHおよびデータ接続CONを決定し、確立するというプロトコルの様々なステップに進む。
図6Aは、互いに素であるデータ接続を確立する代替のソリューションを、図6Bに示される、このソリューションのシグナリングプロトコルのステップとともに示す。
図6Aは、1つの違いを除いて、図4に示されるすべての要素を有する同一のネットワークを示す。この違いは、リンクL22およびリンクL24がネットワークリソースの第2のセットSBに指定されないことである。したがって、リンクL22およびリンクL24にはタグが付けられておらず、ネットワークリソースの第2のセットSBは、SB={L31,L32}である。図6Aによれば、クライアントデバイスC1に格納された通知するデータIDは、タグA、B、Cだけを含む。クライアントデバイスC1は、いずれのポートP1、P2経由で、ネットワークリソースの或るセットのネットワークリソースに基づくデータパス経由のデータ接続が、ネットワークエンドポイントノードNEN1、NEN2から要求されることに成功する可能性があるかということについての知識を有さない。
図6Bによれば、クライアントデバイスC1が、ネットワークリソースの第2のセットSBに属するネットワークリソースに基づいて、クライアントデバイスC2に対するデータ接続を要求する要求メッセージを、ネットワークエンドポイントノードNEN2に送信する。ネットワークエンドポイントノードNEN2は、この要求を受けると、第1のパスPTH1をパスPTH1={L31,L32}として決定し、第1のパスPTH1経由で第1のデータ接続CON1を確立する。次に、第1のデータ接続CON1が、ネットワークエンドポイントノードNEN2によってクライアントネットワークインタフェースCNIを介してクライアントデバイスC1に提供される。第2の要求として、クライアントデバイスC1が、ネットワークリソースの第1のセットSAだけに属するネットワークリソースに基づくべき第2のポートP2経由のクライアントデバイスC2に対する第2のデータ接続を、第2のネットワークエンドポイントノードNEN2から要求する。図6Aに示されるとおり、ネットワークエンドポイントノードNEN2は、ネットワークリソースの第1のセットSAに属するネットワークリソースだけを使用するパスPTH2を決定することができない。しかし、ネットワークエンドポイントノードNEN2は、リンクL23であるネットワークリソースの第1のセットSAに属するネットワークリソース、ならびにネットワークリソースの他のいずれのセットにも割り当てられておらず、それまでに決定され、確立されているデータ接続のデータパスのためにまだ占有されてもいないネットワークリソースであるリンクL22を含むパスPTH2をPTH2={L22,L23}として決定することができる。クライアントデバイスC1の第2の要求を拒否する代わりに、ネットワークエンドポイントノードNEN2は、第2のデータ接続CON2を、このデータ接続が、それまでに確立されているデータ接続CON1とは互いに素であるデータ接続であるので、PTH2={L22,L23}として確立する。この第2のデータ接続CON2は、ネットワークリソースの要求されたセットSAのネットワークリソース、およびネットワークリソースのセットに割り当てられておらず、それまでの時点で確立されている、確立されたデータ接続のためにまだ使用されてもいないネットワークリソースに依拠する。
図6Bのシグナリングプロトコルによれば、パスPTH2={L22,L23}が、ネットワークエンドポイントノードNEN2によって決定されて、確立され、ノードNEN2は、このことにより、破線で示される第2のデータ接続CON2を確立する。第2のデータ接続CON2は、ネットワークエンドポイントノードNEN2によって、クライアントネットワークインタフェースPRV(CON2)を介してクライアントデバイスC1に提供される。さらに、通知メッセージMSGが、ネットワークエンドポイントノードNEN2によって、クライアントネットワークインタフェースCNIを介してクライアントデバイスC1に送信される。このメッセージMSGは、提供される第2のネットワーク接続CON2がその他のデータ接続とは互いに素であるが、ネットワークリソースの要求されるセットSAに属さないネットワークリソース、ならびにネットワークリソースの要求されるセットSAに属するネットワークリソースに依拠することを示す通知データを含む。
図7は、ネットワークリソースに障害が生じた場合に、ネットワークにおいてデータ接続を確立する代替のソリューションを示す。図7は、図4に示されるすべての要素を示す。さらに、図7は、第1のネットワークエンドポイントNEN1によって第1のポートP1経由で提供される、第1のクライアントデバイスC1に対する第1のデータ接続CON1を示す。第1のデータ接続CON1は、第1のデータパスPTH1={L21,L23}に依拠する。さらに、図7は、第1のネットワークエンドポイントノードNEN1によってクライアントデバイスC1の第1のポートP1経由で提供される第3のデータ接続CON3を示す。第3のデータ接続CON3は、ネットワークリソースの第3のセットSCのリンクによって形成される第3のデータパスPTH3に依拠し、PTH3={L11,L12}として第3のデータパスPTH3をもたらす。
図7によれば、第2のタグBが付けられ、このため、ネットワークリソースの第2のセットSBに属するリンクL32が、切断障害DCを有する。このため、ネットワークは、パスPTH2={L31,L32}に依拠して、図5Aに示される第2のデータ伝送CON2をもはや提供することができない。代わりに、ネットワークは、第2のデータ接続CON2を、PTH2A={L31,L24,L23}としての変更された第2のデータパスPTH2Aに依拠する、変更された第2のデータ接続CON2Aに変更しなければならない。現時点で、変更された第2のデータパスPTH2Aを経由する変更された第2のデータ接続CON2Aは、リンクL23である、ネットワークリソースの第1のセットSAに含まれるさらなるネットワークリソースに部分的に依拠する。このため、第2の変更されたデータ接続CON2Aは、第1のデータ接続CON1に対してもはや互いに素ではない。
第1の代替として、第2のデータ接続CON2が変更されるが、変更された第2のデータ接続CON2Aは、それでも、それまでに確立されている他のすべてのデータ接続とは互いに素である事例において、第2のネットワークエンドポイントノードNEN2が、クライアントデバイスC1に通知メッセージをシグナリングする。そのようなメッセージは、好ましくは、データ接続を確立するために使用されたネットワークリソースのセットSBを識別するネットワークリソースのタグBを含む。
第2の代替として、第2のデータ接続CON2が、変更された第2のデータ接続CON2Aに変更されて、変更された第2のデータ接続CON2Aが、それまでに確立されている他のすべてのデータ接続に対してもはや互いに素ではなく、それまでに確立されている或るデータ接続と少なくとも1つのさらなるネットワークリソースを共通で有し、そのさらなるネットワークリソースは、そのそれまでに確立されているデータ接続のネットワークリソースのセットからのものである事例において、ネットワークエンドポイントノードNEN2が、第1のクライアントデバイスC1に通知メッセージをシグナリングする。このメッセージは、好ましくは、変更された第2のデータ接続CON2Aの第2のラベルBを含む。代替のソリューションとして、このメッセージは、変更されたデータ接続CON2Aがリソースを共通で有するデータ接続CON1のラベルAをさらに含む。このことにより、クライアントC1は、いずれのデータ接続が共通のリソースを使用しているかを知らされる。
図7の例によれば、クライアントデバイスC1は、そのようなメッセージによって、第1のデータ接続CON1上で伝送されるトラフィックと、変更された第2のデータ接続CON2A上で伝送されるトラフィックがもはや、互いに素であるリソース上、および互いに素であるデータパス上で伝送されていないということについて知らされる。このため、クライアントデバイスC1は、データ接続CON1とデータ接続CON2Aが共通のネットワークリソースを使用しているので、データ接続CON1とデータ接続CON2Aの両方に関する障害の可能なリスクについて知らされる。リンクL23に障害が生じた場合、第1のデータ接続CON1と変更された第2のデータ接続CON2Aの両方に即時に障害が生じる。したがって、前述した情報を含む前述したメッセージは、或るデータが、第1のデータ接続CON1、および変更された第2のデータ接続CON2Aとは依然として互いに素である第3のデータ接続CON3経由で送信されるべきかどうかを、クライアントデバイスC1が決定することを可能にする。
好ましくは、この通知メッセージは、その2つのデータ接続CON1、CON2Aが、変更の後に現時点で共通で有するネットワークリソースのタイプを示す通知データを含む。
(第2の実施形態)
図8は、2つのクライアントデバイス、ならびに1つの違いを除いて、図4に示されるすべての要素を含むネットワークを示す。図8によれば、この違いは、リンクL23が、第1のファイバL231、および第2のファイバL232という2つのファイバから構成される光ファイバ束であることである。第1のファイバL231には、第1のファイバL231をネットワークリソースの第2のセットSBに指定して、SB={L22,L231,L31,L24,L33}をもたらす、第2のタグBが割り当てられる。第2のファイバL232には、第2のファイバL232をネットワークリソースの第1のセットSAに指定して、SA={L21,L232}をもたらす、第1のタグAが割り当てられる。
第1のデータ接続CON1が、第1のデータパスPTH1={L21,L23}を介してクライアントデバイスC1の第1のポートP1経由で第1のネットワークエンドポイントノードNEN1によって提供される。第2のデータ接続CON2が、第2のパスPTH2={L22,L231}を介してクライアントデバイスC1に第2のポートP2経由でネットワークエンドポイントノードNEN2によって提供される。この実施形態において、第1のデータ接続CON1と第2のデータ接続CON2は、1つの光ファイバ束L23の異なるファイバL231、L232を使用しているので、互いに素であると定義される。タグA、B、Cは、ネットワークNのネットワーク事業者によって、単独のリンクの粒度で配布されるだけでなく、単独のファイバ束の単独のファイバL231、L232の粒度でも配布される。図8に示されるさらなるリンクは、この例では、単一のファイバだけから成る光リンク、または電線を介する電気的データ接続のリンクであると考えられる。
図示される例によれば、リンクL32は、第1の切断DC1を被り、第1の切断DC1は、第2のデータ接続CON2が第2のパスPTH2={L22,L231}に沿ってルーティングされて、第1の接続CON1と第2の接続CON2が同一の光ファイバ束L23を通るが、ただし、異なるファイバL231、L232を通ることをもたらす原因である。代替のソリューションによれば、2つのデータ接続CON1、CON2は依然として、互いに素であると定義されるが、2つのデータ接続CON1、CON2が同一の光ファイバ束L23の異なるファイバL231、L232を通っているということは、その2つのファイバL231、L232が共有されるリスクグループSRGのものであるため、より高いリスクと見なされる。好ましくは、ネットワークエンドポイントノードNEN2は、第2のデータ接続CON2が、現時点で、別のデータ接続CON1の別のネットワークリソースL232の共有されるリスクグループSRGに入っているネットワークリソースに依拠することを示すメッセージを、クライアントデバイスC1にシグナリングする。好ましくは、ネットワークエンドポイントノードNEN1は、第1のデータ接続CON1に関する対応するメッセージもクライアントデバイスC1にシグナリングする。
図8に示されるネットワークを想定すると、図9に示されるネットワークは、ファイバ束L23の第1のファイバL231上で第2の切断障害DC2が生じた場合に、第2のデータ接続CON2を変更された第2のデータ接続CON2Aに変更することを示す。第2のデータパスPTH2は、第2のデータパスPTH2が変更された第2のデータパスPTH2A={L22,L232}によって置き換えられて、破線として示される第2のデータ接続CON2Aがもたらされるように変更される。第1のデータ接続CON1と変更された第2のデータ接続CON2Aは、現時点で、光ファイバ束L23の同一のファイバに依拠しているので、これら2つのデータ接続は、互いにもはや互いに素ではないと定義される。このため、第2のネットワークエンドポイントノードNEN2は、別のデータ接続CON1に対してもはや互いに素ではない第2のデータ接続CON2Aに変更されている第2のデータ接続CON2の第2のタグBを含むメッセージを、クライアントデバイスC1にシグナリングする。好ましくは、このメッセージは、変更された第2のデータ接続CON2Aが、現時点で、ネットワークリソースの第1のセットのネットワークリソースを共通で有するさらなるデータ接続CON1の第1のタグAをさらに含む。
(第3の実施形態)
図10は、2つの違いを除いて、図4に示されるすべての要素を示す。第1の違いは、リンクL22およびリンクL24がタグを割り当てられておらず、このため、ネットワークリソースのいずれのセットにも指定されていないことである。
第2の違いは、リンクがタグを割り当てられており、このため、ネットワークリソースのセットに指定されているだけでなく、ネットワークノードもタグを割り当てられており、このため、ネットワークリソースのセットに指定されていることである。ネットワークノードNN1は、第3のタグCを割り当てられており、このため、ネットワークリソースの第3のセットSCに指定されて、SC={NN1,L11,L12}がもたらされる。ネットワークノードNN2は、第1のタグAを割り当てられており、このため、ネットワークリソースの第1のセットSAに指定されて、SA={NN2,L21,L23}がもたらされる。ネットワークノードNN3は、第2のタグBを割り当てられており、このため、ネットワークリソースの第2のセットSBに指定されて、SB={NN3,L31,L32}がもたらされる。
第1のデータ接続CON1が、PTH1={L21,NN2,L23}として決定され、確立された第1のパスPTH1に基づいて、ネットワークエンドポイントノードNEN1によってクライアントデバイスC1の第1のポートP1経由で提供される。第2のデータ接続が、PTH2={L31,NN3,L32}として確立され、決定された第2のパスPTH2に基づいて、ネットワークエンドポイントノードNEN2によってクライアントデバイスC1の第2のポートP2経由で提供される。第3のデータ接続CON3が、PTH3={L11,NN1,L12}として決定され、確立された第3のパスPTH3に基づいて、ネットワークエンドポイントノードNEN1によってクライアントデバイスC1の第1のポート経由で提供される。
図10に示されるネットワークを想定すると、図11に示されるネットワークは、リンクL31に切断障害DCが生じた場合のネットワークの挙動を示す。第2のデータ接続CON2が、変更された第2のデータ接続CON2Aに変更されて、PTH2A={L22,NN2,L24,NN3,L23}として変更されたデータパスPTH2Aがもたらされる。変更された第2のデータ接続CON2Aは、それでも、リンクL22およびリンクL24であるネットワークリソースの他のいずれのセットにも含まれない、ネットワークリソースの第2のセットSB、または他のリンクであるリンクだけを経由してつながる。リンクが互いに素であるという点で、第1のデータ接続CON1と変更された第2のデータ接続CON2は、依然として、互いに素である。しかし、ネットワークノードが互いに素であるという点では、この第2のデータ接続CON2は、第2のデータ接続CON2と第1のデータ接続CON1がともに、ネットワークリソースの第1のセットSAに指定された第2のネットワークノードNN2を現時点で使用しているので、第1のデータ接続CON1に対してもはや互いに素ではない。このため、変更された第2のデータ接続CON2Aと第1のデータ接続CON1は、もはや互いに素ではないと定義される。したがって、ネットワークエンドポイントノードNEN2が、第2のポートP2経由でメッセージをクライアントデバイスC1にシグナリングする。このメッセージは、第2のデータ接続CON2が変更されていることを示す通知データを含む。さらに、このメッセージは、変更された第2のデータ接続CON2Aが、ネットワークNによってクライアントデバイスC1に提供される他のすべてのデータ接続CON1、CON3に対してもはや互いに素ではないことをクライアントデバイスC1に示す通知データを、好ましくは、含む。好ましくは、このメッセージは、変更されたデータ接続が、現時点で、ネットワークリソースを共通で有するデータ接続のタイプを示す通知データをさらに含む。そのような通知データは、変更されたデータ接続CON2Aがネットワークリソースを共通で使用しているデータ接続CON1のタグAであることが可能である。
(ネットワークエンドポイントデバイスの実施形態)
前述した実施形態のいずれかにおいてネットワークエンドポイントノードとして使用され得るネットワークエンドポイントデバイスの実施形態が、図12に示される。
ネットワークエンドポイントデバイス1000は、クライアントネットワークインタフェースCNIを介するクライアントデバイスC1を相手にしたデータ伝送のための第1のインタフェース手段1001を備える。ネットワークエンドポイントデバイス1000とクライアントデバイスC1の間のデータ伝送が、時分割多重化(TDM)に依拠する伝送である場合、第1のインタフェース手段1001は、TDM伝送のためのI/Oラインカード1002を備える。ネットワークエンドポイントデバイス1000とクライアントデバイスC1の間のデータ伝送が、波長分割多重化(WDM)に依拠する光伝送である場合、第1のインタフェース手段1001は、WDM伝送を実行するように構成されたI/Oラインカード1003をさらに備える。TDMの技術に依拠するネットワークは、同期デジタル階層(SDH)タイプのネットワーク、または光トランスポートネットワーク(OTN)であることが可能である。
ネットワークエンドポイントデバイス1000とクライアントデバイスC1の間のデータ伝送が、データパケットを介する伝送である場合、第1のインタフェース手段1001は、パケット処理のためのI/Oラインカード1004を備える。
第1のインタフェース手段100は、インタフェースIF3を介してスイッチングマトリックスSMとデータを交換する。また、スイッチングマトリックスSMは、インタフェースIF4を介して第2のインタフェース手段1011ともデータを交換する。
第2のインタフェース手段1011は、ネットワーク間インタフェースNNIを介してネットワークNにデータを伝送するように構成される。ネットワークエンドポイントデバイス1000とネットワークNの間のデータ伝送が、時分割多重化(TDM)に依拠する伝送である場合、第2のインタフェース手段1011は、TDM伝送のためのI/Oラインカード1012を備える。ネットワークエンドポイントデバイス1000とネットワークNの間のデータ伝送が、波長分割多重化(WDM)に依拠する光伝送である場合、第2のインタフェース手段1011は、WDM伝送を実行するように構成されたI/Oラインカード1013をさらに備える。TDMの技術に依拠するネットワークは、同期デジタル階層(SDH)タイプのネットワーク、または光トランスポートネットワーク(OTN)であることが可能である。
ネットワークエンドポイントデバイス1000とネットワークNの間のデータ伝送が、データパケットを介する伝送である場合、第2のインタフェース手段1011は、パケット処理のためのI/Oラインカード1014を備える。
第1のインタフェース手段1001は、クライアントC1から少なくとも1つの接続要求メッセージREQを受信するように構成される。要求メッセージREQは、遠隔クライアントに対するデータ接続を求める要求である。この要求メッセージは、遠隔クライアントのアドレスADR(C2)と、ネットワークリソースの所定のセットを示すための通知データ(A)とを含む。
ネットワークエンドポイントデバイス1000は、クライアントC1から要求メッセージREQを受信するため、およびクライアントC1とさらなるメッセージを交換するためにインタフェースIF1を介して第1のインタフェース手段1001に接続された制御システムCUを備える。
制御システムCUは、ネットワークリソースの示されたセットから選択されたネットワークリソースを使用してデータパスを決定するように構成される。この決定のために、制御システムは、MPLSプロトコルまたはGMPLSプロトコルのアルゴリズムを実行し、メモリユニットMUの中に格納されたルーティングデータRD、および指定するデータDDに依拠する。メモリユニットMUとデータを交換するために、制御システムCUは、インタフェースIF5を介してメモリユニットMUに接続される。指定データDDは、ネットワークまたはネットワーク事業者によってネットワークエンドポイントデバイス1000に供給されて、次に、メモリユニットMUの中に格納される。
決定されたデータパス経由で要求されたデータ接続を確立するために、制御ユニットCUは、MPLSプロトコルまたはGMPLSプロトコルに準拠してネットワークリソースを使用してメッセージの交換を開始する。メッセージの、この交換は、制御システムCUがインタフェースIF6を介して接続された制御プレーンCTRLを介して実行されることが可能である。代替として、制御システムCUは、第2のインタフェース手段1011を介してメッセージの、この交換を実行し、その場合、制御システムCUは、インタフェースIF2を介して第2のインタフェース手段1011に接続される。
制御システムCUは、クライアントC1とネットワークNの間のデータの交換を制御するために、制御インタフェースCIF2、CIF1、CIF3を介してスイッチングマトリックスSM、第1のインタフェース手段1001、および第2のインタフェース手段をさらに制御する。
制御システムは、単一のコントローラボード上に、またはインタフェースを介して互いに接続された複数のコントローラボード上に実施されることが可能である。
(クライアントデバイスの実施形態)
クライアントの或る実施形態が、図13に示されるとおり提案される。
クライアントデバイス2000は、クライアントネットワークインタフェースCNIを介してネットワークNのネットワークエンドポイントデバイスを相手にデータを伝送するためのインタフェース手段2001を備える。ネットワークエンドポイントデバイスとクライアントデバイス2000の間のデータ伝送が、時分割多重化に依拠する伝送である場合、インタフェース手段2001は、TDM伝送のためのI/Oラインカード2002を備える。ネットワークエンドポイントデバイスとクライアントデバイス2000の間のデータ伝送が、波長分割多重化に依拠する光伝送である場合、インタフェース手段2001は、WDM伝送を実行するように構成されたI/Oラインカード2003をさらに備える。TDMの技術に依拠するネットワークは、同期デジタル階層(SDH)タイプのネットワーク、または光トランスポートネットワーク(OTN)であることが可能である。
ネットワークエンドポイントデバイスとクライアントデバイス2000の間のデータ伝送が、データパケットを介する伝送である場合、インタフェース手段2001は、パケット処理のためのI/Oラインカード2004を備える。
クライアントデバイス2000は、少なくとも1つの通知するデータ(A)を格納するように構成されたメモリユニットMU2をさらに備える。通知するデータ(A)は、さらなる通知するデータによって示されるネットワークリソースのさらなるセットとは互いに素であるネットワークリソースの所定のセットを示す。少なくとも1つの通知するデータ(A)は、所定のデータであり、ネットワークによってクライアントデバイス2000に供給される。
クライアントデバイスは、通知するデータAを獲得するためにインタフェースIF11を介して接続された制御システムCU2を備える。制御システムは、少なくとも1つの接続要求メッセージをネットワークエンドポイントデバイスに送信するために、インタフェースIF12を介してインタフェース手段2001にさらに接続される。この少なくとも1つの接続要求メッセージは、ネットワークリソースのセットを一意に識別する通知するデータAを含む。この少なくとも1つの接続要求メッセージは、ネットワークリソースの示されたセットから選択されたネットワークリソースを使用するデータパスを経由する、遠隔クライアントデバイスに対するデータ接続を要求するために送信される。さらに、この要求メッセージは、遠隔クライアントのアドレスADR(C2)を含む。

Claims (10)

  1. ネットワーク(N)によってクライアント間で互いに素であるデータ接続を確立するための方法であって、
    第1のクライアントデバイス(C1)による、クライアント−ネットワークインタフェース(CNI)を介して、第2のクライアントデバイス(C2)に対する少なくとも2つの互いに素であるデータ接続(CON1、CON2)を要求する1つまたは複数の接続要求メッセージをネットワークに(N)送信し、前記1つまたは複数の接続要求メッセージが、ネットワークリソースの第1の所定のセット(SA)を一意に識別する第1の通知するデータ(A)と、ネットワークリソースの前記第1のセット(SA)とは互いに素であるネットワークリソースの第2の所定のセット(SB)を一意に識別する第2の通知するデータ(B)とを含むステップと、
    前記ネットワークによる、前記第1の通知するデータ(A)によって一意に識別されたネットワークリソースの前記第1のセット(SA)から選択されたネットワークリソースを使用して、第1のデータパス(PTH1)経由で前記第1のデータ接続(CON1)を確立するステップと、
    前記ネットワークによる、前記第2の通知するデータ(B)によって一意に識別されたネットワークリソースの前記第2のセット(SB)から選択されたネットワークリソースを使用して、第2のデータパス(PTH2)経由で前記第2のデータ接続(CON2)を確立するステップとを備え、前記通知するデータ(A、B)は、前記ネットワーク(N)によって前記第1のクライアント(C1)に供給される事前定義されたデータである、方法。
  2. 前記通知するデータ(A)が、ネットワークリソースの単一のセット(SA)を一意に識別するデータ要素である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ネットワーク(N)が、前記ネットワーク(N)が、前記第2のデータ接続(CON2)の前記第2のデータパス(PTH2)を変更された第2のデータパス(PTH2A)に変更して、ネットワークリソースの前記第1のセット(SA)の中に含まれる少なくとも1つのさらなるネットワークリソース(L23)に依拠する変更された第2のデータ接続(CON2A)がもたらされた場合、通知メッセージ(MSG)を前記第1のクライアントデバイス(C1)に送信する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記通知メッセージが、前記第2の通知データ(B)を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記通知メッセージが、前記第1の通知データ(A)も含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記さらなるネットワークリソースが、
    ネットワークノード(NN2、NEN3)間のリンク(L23)、
    ネットワークノード(NN2)、および
    ネットワークノード(NN2、NEN3)間の光ファイバ束(L23)のファイバ(L232)のオプションのうち1つである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  7. 前記第1のクライアントデバイス(C1)が、前記第1の通知するデータ(A)を含む第1の接続要求メッセージを第1のネットワークエンドポイントノード(NEN1)に送信し、さらに前記第1のクライアントデバイス(C1)が、前記第2の通知するデータ(B)を含む第2の接続要求メッセージを第2のネットワークエンドポイントノード(NEN2)に送信する、請求項1から2のいずれかに記載の方法。
  8. クライアント間でデータ接続を提供するためのネットワークエンドポイントデバイス(1000)であって、
    ネットワークリソースの所定のセットを一意に識別する前記クライアント通知データを供給し、ネットワークリソースの所定のセット(SA)を一意に識別する通知するデータ(A)を含む、第2のクライアントデバイス(C2)に対するデータ接続(CON1)を要求する少なくとも1つの接続要求メッセージを、第1のクライアント(C1)から受信するように構成された第1のインタフェース手段(1001)と、
    ネットワークリソースをネットワークリソースの互いに素であるセット(SA、SB)に一意に指定する指定するデータ(DD)と、ルーティングデータ(RD)とを供給するように構成されたメモリユニット(MU)と、
    前記指定するデータ(DD)、および前記ルーティングデータ(RD)を使用することによって、ネットワークリソースの前記一意に識別されるセット(SA)から選択されたネットワークリソースを使用するデータパス(PTH1)を決定し、前記第1のデータパス(PTH1)経由で前記要求されるデータ接続(CON1)を確立するためにさらなるネットワークデバイス(NN1、NN2、NN3、NEN3)とメッセージを交換するように構成された制御システム(CU)とを備える、ネットワークエンドポイントデバイス(1000)。
  9. 前記データパス(PTH1)を決定することができない場合、前記クライアントデバイス(C1)に拒否メッセージを送信する、請求項8に記載のネットワークエンドポイントデバイス(1000)。
  10. 互いに素であるデータ接続を要求するためのクライアントデバイス(C1)であって、
    ネットワークリソースの所定のセット(SA)を一意に識別する通知するデータ(A)を格納するように構成され、ネットワークリソースの前記一意に識別されるセット(SA)が、さらなる通知するデータ(B、C)によって示されるネットワークリソースのさらなるセット(SB、SC)とは互いに素であり、さらに前記通知するデータ(A)が、ネットワークによって前記クライアントデバイスに供給される事前定義されたデータである、メモリユニットと、
    ネットワークリソースの前記示されるセット(SA)から選択されたネットワークリソースを使用するデータパス(PTH1)経由で、第2のクライアントデバイス(C2)に対するデータ接続(CON1)を要求するための少なくとも1つの接続要求メッセージを、ネットワークエンドポイントデバイス(1000)に送信するように構成され、前記要求メッセージが、前記通知するデータ(A)を含む、コントローラとを備える、クライアントデバイス(C1)。
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