JP4997196B2 - 通信ネットワークシステム、パス計算装置、通信路確立制御方法 - Google Patents

通信ネットワークシステム、パス計算装置、通信路確立制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4997196B2
JP4997196B2 JP2008206093A JP2008206093A JP4997196B2 JP 4997196 B2 JP4997196 B2 JP 4997196B2 JP 2008206093 A JP2008206093 A JP 2008206093A JP 2008206093 A JP2008206093 A JP 2008206093A JP 4997196 B2 JP4997196 B2 JP 4997196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
adaptation
service
path calculation
ticket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008206093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010045439A (ja
Inventor
一宏 草間
周二 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2008206093A priority Critical patent/JP4997196B2/ja
Priority to US12/481,621 priority patent/US8340104B2/en
Priority to AT09007899T priority patent/ATE521167T1/de
Priority to EP20090007899 priority patent/EP2151959B1/en
Priority to CN2009101493768A priority patent/CN101645842B/zh
Publication of JP2010045439A publication Critical patent/JP2010045439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4997196B2 publication Critical patent/JP4997196B2/ja
Priority to US13/692,252 priority patent/US20130121338A1/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/50Routing or path finding of packets in data switching networks using label swapping, e.g. multi-protocol label switch [MPLS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/44Distributed routing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/03Topology update or discovery by updating link state protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/04Interdomain routing, e.g. hierarchical routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/12Shortest path evaluation
    • H04L45/124Shortest path evaluation using a combination of metrics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/28Routing or path finding of packets in data switching networks using route fault recovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/30Routing of multiclass traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/42Centralised routing

Description

本発明は、通信ネットワークシステム、パス計算装置、通信路確立制御方法に係り、特に、管理ドメインまたは管理対象レイヤが複数存在する通信ネットワークにおいて、管理ドメインを跨って、或いはレイヤを跨って、通信路を確立するための通信ネットワークシステム、通信装置、通信路確立制御方法に関する。
通信ネットワークに通信路を動的に設定するための技術として、MPLS(IETF,RFC3031,E. Rosen他,“Multiprotocol Label Switching Architecture”)、GMPLS(IETF,RFC3945,Eric Mannie他,“Generalized Multi−Protocol Label Switching Architecture”)等の技術がある。本技術は、GMPLS RSVP−TE(IETF,RFC3473,L.Berger他,“Generalized Multi−Protocol Label Switching (GMPLS) Signaling Resource ReserVation Protocol−Traffic Engineering (RSVP−TE) Extensions”)等のシグナリングプロトコルにより、TDMスイッチや時分割多重装置やパケットスイッチ等のネットワーク装置により構成された通信ネットワーク上に、仮想的な通信路であるところのLSP(Label Switched Path)を設定する。
GMPLS或いはネットワークが、複数のレイヤ又は複数の管理ドメインによって構成される場合に、レイヤ又は管理ドメインを跨った通信路をシグナリングにより確立する方式として、特許文献1記載の技術や非特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1記載の技術によれば、RSVP−TEにより通信路を確立する際に、各通信路を利用するサービス毎に、通信路が利用するリンク(すなわち下位レイヤの通信路)を決定することが可能となる。具体的には、下位レイヤの通信路にサービス識別子を予め付与しておき、上位レイヤのエッジノードがサービス識別子を載せて通信路確立要求を発行する。レイヤ境界のノードは、選択可能なリンクの内、リンクが保持するサービス識別子が、受信した通信路確立要求に含まれるサービス識別子に一致するリンクを選択する。
非特許文献1記載の技術は、第一の管理ドメイン(以下ドメイン1)内のノードと、第二の管理ドメイン(以下ドメイン2)内のノードの間に、GMPLSにより通信路を確立する際、各々のドメインを管理するPCE(Path Computation Element)と呼ばれる管理実体間の、協調処理により通信路の経路を決定する手段を提供する。
具体的には、起点ノードがドメイン1のPCE(以下PCE1)に経路計算を要求すると、PCE1はドメイン1内の区間(以下区間1)について、通信路の経路を計算し、引き続きPCE2に対して、ドメイン2内の区間(以下区間2)について通信路の経路の計算を要求する。PCE2は、区間2の計算結果に対応するキー情報(Path Key)をPCE1に対して返す。PCE1は、区間1の経路と区間2のPath Keyとを、起点ノードに返す。
起点ノードは、区間1の経路と区間2のPath Keyとを載せた、通信路確立要求を発行し、ドメイン1とドメイン2の間の境界ノードは、受け取ったPath Keyを用いてPCE2に問い合わせることで、区間2の経路を取得し、区間2について通信路を確立する。
特開2005−252385号公報 R.Bradford他,"Preserving Topology Confidentiality in Inter−Domain Path Computation and Signaling",IETF Internet draft,draft−bradford−pce−path−key−00.txt,2006−6−16
本発明は、例えば、通信路を確立しようとする際に、ネットワーク設計者がその都度判断することなく、自動的に通信路の保守要件(例:確立しようとする通信路が通過する、各リンクの保守属性が満足すべき制約条件式)及びネットワーク資源の保守属性(例:リンクをどのように保守するかを特徴付ける属性)を考慮して、通信路が各ホップで使用するリンクを決定することを可能とする。また、本発明は、サービス種別や保守要件毎に異なる、レイヤ間や管理ドメインをまたがって通信路を接続する際のアダプテーション(各種接続機能)を自動的に設定可能とする。
ここでネットワーク資源の保守属性とは、通信路が使用するデータスイッチやネットワークインタフェース、各ホップのリンク等のネットワーク資源の、保守に関する属性である。保守属性には、例えば、計画工事の時間帯、障害時の交換対応時間帯、定期交換対象有無、保守担当者、製造ベンダ、予備品有無、MTBF(Mean Time Between Failure)、MTTR(Mean Time To Repair)、物品番号、物品のバージョン番号、障害切り分け試験機能有無、賠償責任保険の加入有無、無償交換保証契約有無、などを含む。
通信路の保守要件とは、サービスを提供する通信路が使用する、ネットワーク資源が満たすべき保守属性であり、前記保守属性に対する制約条件式で表現される。

特許文献1記載の技術によれば、あるレイヤの通信路が使用する、下位レイヤの通信路を、サービス識別子毎に制御することが可能となる。しかしながら、その制御はサービス識別子の比較に基づくため、同じサービスであるならば、保守要件が異なっていても、同じ下位レイヤ通信路に収容されてしまう可能性がある。例えば、「広域LANサービス100Mbps」という同じサービスであるならば、日中のサービス途断が許容されない金融業向けサービスと、夜間〜深夜のサービス途断が許容されないTV放送アクセス回線とが、同一の下位レイヤ通信路に収容されることがあり得る。その為、下位レイヤにおける設備更改などの保守作業の時間が制約を受ける。

また特許文献1記載の技術は、アダプテーションを制御する方法を規定してはいない。アダプテーションもまた保守要件と同様多種多様であり、同様の課題が発生すると考えられる。
非特許文献1記載の技術は、ドメイン1とドメイン2が、各々のドメイン内のトポロジを互いに隠蔽することが主な目的であり、本発明が解決しようとする課題と直接の関連性は少ない。しかし、特許文献1と組み合わせ、さらにPCE2がアダプテーションもまた決定するようにすることで、GMPLSシグナリングで運ぶデータサイズを小さくすることが可能と考えられる。しかしながら、制御シーケンスが複雑となることが、新たな課題となる。
本発明は、以上の点に鑑み、制御シーケンスを煩雑にすることなく、通信路が各ホップで使用するリンクと、管理ドメイン或いはレイヤ境界でのアダプテーションを、サービス種別や保守要件に応じて適切に自動選択することを目的とする。
本発明では、第一に、提供しようとするサービスの識別子及び、サービスの属性を、通信路の確立制御メッセージに載せて、パス確立を要求する手段を、起点ノードに設ける。
第二に、パス確立制御メッセージを受信した際に、サービス識別子及び/又はサービスの属性を含むパス計算要求を、パス計算装置に送信し、パス計算装置から受信した応答に含まれるアダプテーション情報に基づいて、自ノードのアダプテーションを設定する手段を、各ノードに設ける。
第三に、サービス識別子及び/又はサービスの属性を元に、通信路の保守要件及びアダプテーションを決定する手段を、各パス計算装置に設ける。各パス計算装置は、前記通信路の保守要件及びアダプテーションを決定する手段を用いて、受信したパス確立制御メッセージに含まれるサービスの識別子及び/又はサービス固有の属性を評価することで、通信路の保守要件及び/又はアダプテーションを決定する。
第四に、各ノードやノード間のリンク等のネットワーク資源の保守属性を保持する手段を前記パス計算装置に設ける。更に、ネットワーク資源の保守属性と前記通信路の保守要件とを比較することで、前記保守要件を満足可能なリンクやノードを、パス計算を要求された区間のエンドツーエンドに渡って選択することで、パスの経路を決定し、決定したパス経路とアダプテーションを要求元に返す手段を、各パス計算装置に設ける。
第五に、前記パス計算装置に、パス計算を要求された区間の一部区間について、更に詳細のパスの経路及び/またはアダプテーションの決定を、第二のパス計算装置に要求し、応答を受取り、自パス計算装置が決定したパスの経路及びアダプテーション情報の、前記一部区間の部分に、前記受取った応答に含まれる経路及び/又はアダプテーション情報を挿入することで、自パス計算装置が受取ったパス計算要求の応答を生成する手段を設ける。
第六に、前記パス計算装置に、前記アダプテーション情報に、アダプテーションの種別に非依存なタグ情報を割当て、アダプテーションとタグ情報の対応関係を保持する手段と、前記応答のアダプテーションに代えてタグ情報を返す手段と、前記パス計算要求に前記タグ情報が含まれる場合に、対応するアダプテーションを返す手段をとを設ける。
第七に、前記パス計算装置に、前記タグ情報を割当てる際に、該タグ情報の有効期間を設定し、有効期間が満了した場合には該タグ情報を無効とする手段を設ける。
第八に、前記タグ情報を通信路の確立制御メッセージに載せて、パス確立を要求する手段並びに、前記タグ情報を載せた確立制御メッセージを受取った際に、前記タグ情報の発行元にタグ情報の展開を要求し、展開結果を受け取る手段とを各ノードに設け、タグ情報の展開要求を受付ける手段と、展開する手段と、展開した結果を返す手段とを、前期パス計算装置に設ける。
本発明は、例えば、
複数のデータ転送装置を備え、該複数のデータ転送装置間で通信路確立制御信号の転送により通信路を確立する通信ネットワークシステムであって、
前記複数のデータ転送装置は、制御情報転送手段を備え、
前記通信路確立制御信号は、前記通信路が提供するサービスの識別子を含み、
前記通信路確立制御信号は、前記サービスの識別子により識別されるサービスを特徴付ける、サービス属性を含むことを特徴とする通信ネットワークシステムである。
また、本発明の通信ネットワークシステムでは、
前記データ転送装置は、前記サービスの識別子と、前記サービスの属性と、に基づいて前記通信路確立制御信号によって確立される通信路の保守要件を特定し、
前記データ転送装置は、前記通信ネットワークシステムを構成するネットワーク資源の保守属性を保持し、
前記データ転送装置は、前記保守要件と前記保守属性を比較することで、前記保守要件を満足する前記ネットワーク資源を前記通信路確立制御信号によって確立される通信路のネットワーク資源として選択することができる。
さらに、本発明の通信ネットワークシステムでは、
複数の管理ドメイン及び/又は複数のレイヤから構成され、
前記データ転送装置は、前記管理ドメイン間及び/又は前記レイヤ間での、通信路毎に制御可能なアダプテーション機能を備え、
前記データ転送装置は、前記サービスの識別子と、サービスの属性と、に基づいて前記アダプテーション機能の設定を行うことができる。
本発明の第1の解決手段によると、
複数のノードと、第1のパス計算装置とを備え、複数のノード間でパスを確立するための制御信号を転送して、パスを確立する通信ネットワークシステムであって、
前記第1のパス計算装置は、
サービス識別子、サービス属性、保守要件及びアダプテーションを対応付けて記憶するサービス定義テーブルと、
リンク及びリンクの保守属性を対応付けて記憶するリンク属性テーブルと、
を備え、

前記ノードは、
セッション識別子、サービス識別子、サービス属性及び明示的経路、及び、アダプテーション情報を対応付けて記憶するセッション管理テーブル
を備え、

パスの起点となる第1のノードは、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算要求を、前記第1のパス計算装置に送り、

前記第1のパス計算装置は、
受け取ったサービス識別子及びサービス属性を元に、サービス定義テーブルを用いて、確立しようとする通信路が通過する各ホップのリンクが満足すべき保守要件を決定し、
決定した保守要件を満足する保守属性をもつ複数のリンクを前記リンク属性テーブルから抽出し、抽出された複数のリンクから構成されるネットワーク上に、各ホップにおいて保守要件を満足可能な通信路の経路候補を決定し、及び/又は、
サービス識別子及びサービス属性を元に、前記サービス定義テーブルを検索することにより、パスの端点における各種接続機能であるアダプテーション情報を決定し、
決定した経路候補及び/又はアダプテーション情報を含むパス計算応答を作成し、パス計算応答を要求元の前記第1のノードに返し、

前記第1のノードは、
受取ったパス応答に、アダプテーション情報が含まれる場合に、
受取ったパス計算応答に含まれるアダプテーション情報を、サービス識別子及びサービス属性及び明示的経路と関連付けて前記セッション管理テーブルに保持し、
前記第1のパス計算装置から受信したパス計算応答に含まれるアダプテーション情報に基づいて、自ノードのアダプテーション機能を設定し、
サービス識別子、サービス属性付きの明示的経路を含むパス確立要求を次ホップの第2のノードに送る
ようにした通信ネットワークシステムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
複数のノードと、パス計算装置とを備え、複数のノード間でパスを確立するための制御信号を転送して、パスを確立する通信ネットワークシステムにおけるパス計算装置であって、
前記パス計算装置は、
サービス識別子、サービス属性、保守要件及びアダプテーションを対応付けて記憶するサービス定義テーブルと、
リンク及びリンクの保守属性を対応付けて記憶するリンク属性テーブルと、
を備え、

前記ノードは、
セッション識別子、サービス識別子、サービス属性及び明示的経路、及び、アダプテーション情報を対応付けて記憶するセッション管理テーブル
を備え、

前記パス計算装置は、
パスの起点となる第1のノードから、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算要求を受け取り、
受け取ったサービス識別子及びサービス属性を元に、サービス定義テーブルを用いて、確立しようとする通信路が通過する各ホップのリンクが満足すべき保守要件を決定し、
決定した保守要件を満足する保守属性をもつ複数のリンクを前記リンク属性テーブルから抽出し、抽出された複数のリンクから構成されるネットワーク上に、各ホップにおいて保守要件を満足可能な通信路の経路候補を決定し、及び/又は、
サービス識別子及びサービス属性を元に、前記サービス定義テーブルを検索することにより、パスの端点における各種接続機能であるアダプテーション情報を決定し、
決定した経路候補及び/又はアダプテーション情報を含むパス計算応答を作成し、パス計算応答を要求元の前記第1のノードに返す
ようにしたパス計算装置が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
複数のノードと、第1のパス計算装置とを備え、複数のノード間でパスを確立するための制御信号を転送して、パスを確立する通信ネットワークシステムにおける通信路確立制御方法であって、
前記第1のパス計算装置は、
サービス識別子、サービス属性、保守要件及びアダプテーションを対応付けて記憶するサービス定義テーブルと、
リンク及びリンクの保守属性を対応付けて記憶するリンク属性テーブルと、
アダプテーションチケットとアダプテーションの対応関係を記憶したチケット内容管理テーブル、
を備え、
前記ノードは、
セッション識別子、サービス識別子、サービス属性及び明示的経路、及び、アダプテーション情報を対応付けて記憶するセッション管理テーブル
を備え、

パスの起点となる第1のノードは、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算要求を、前記第1のパス計算装置に送り、

前記第1のパス計算装置は、
受け取ったサービス識別子及びサービス属性を元に、サービス定義テーブルを用いて、確立しようとする通信路が通過する各ホップのリンクが満足すべき保守要件を決定し、
決定した保守要件を満足する保守属性をもつ複数のリンクを前記リンク属性テーブルから抽出し、抽出された複数のリンクから構成されるネットワーク上に、各ホップにおいて保守要件を満足可能な通信路の経路候補を決定し、
サービス識別子及びサービス属性を元に、前記サービス定義テーブルを検索することにより、パスの端点における各種接続機能であるアダプテーション情報を決定し、アダプテーション情報に対するアダプテーション種別に非依存なタグ情報であり、発行元のパス計算装置識別子とチケット識別子とを含むアダプテーションチケットを発行し、アダプテーション情報とチケット識別子を、チケット内容管理テーブルに格納し、
経路上のノードの識別子と、発行されたアダプテーションチケットとを、確立しようとする通信路上に現れる順に明示的経路オブジェクトに含み、且つ、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算応答を作成し、パス計算応答を要求元の前記第1のノードに返し、

前記第1のノードは、
受け取ったパス計算応答に含まれる明示的経路を先頭から解釈し、アダプテーションチケットが現れたなら、アダプテーションチケットに含まれるチケット発行元のパス計算装置識別子で示される前記第1のパス計算装置に対して、該アダプテーションチケットを含むパス計算要求を発行し、
前記第1のパス計算装置は、アダプテーションチケットを含むパス計算要求を受取ると、アダプテーションチケット発行時に保持したアダプテーション情報を、前記チケット内容管理テーブルから取り出し、アダプテーション情報と明示的経路を含むパス計算応答を要求元の前記第1のノードに返し、

前記第1のノードは、
受取ったパス計算応答に含まれるアダプテーション情報を、サービス識別子及びサービス属性及び明示的経路と関連付けて前記セッション管理テーブルに保持し、
前記第1のパス計算装置から受信したパス計算応答に含まれるアダプテーション情報に基づいて、自ノードのアダプテーション機能を設定し、
サービス識別子、サービス属性、及び、アダプテーションチケット付きの明示的経路を含むパス確立要求を次ホップの第2のノードに送る
ようにした通信路確立制御方法が提供される。
本発明によると、サービス種別と、各サービス固有の属性情報を、通信路確立要求時に通信路毎に、レイヤ間や管理ドメイン間で交換可能となる。そのため、レイヤ間や管理ドメイン間で予め制御情報をやり取りすることなく、サービス種別やサービスの属性に応じた、保守要件の特定に基づく収容関係の決定や、アダプテーションの決定が可能となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。

1.通信ネットワークシステム

第1実施形態では、シグナリングプロトコルとして、GMPLS拡張RSVP−TEを用い、リンクステート型ルーティングプロトコルとして、GMPLS拡張OSPF−TEを用いた場合について説明するが、IS−IS(“OSI IS−IS Intra−domain Routing Protocol”,IETF RFC1142)やGMPLS CR−LDP(IETF RFC3472, “Generalized Multi−Protocol Label Switching (GMPLS) Signaling Constraint−based Routed Label Distribution Protocol (CR−LDP) Extensions”)等の他のプロトコルであっても同様に、本実施形態を適用することができる。
図1は、本発明の第1実施形態のネットワークシステムのブロック図である。
第1実施形態のネットワークシステムは、確立しようとする通信路61とは異なるリンク上で、GMPLS拡張RSVP−TE及びGMPLS拡張OSPF−TEのメッセージが送受信されるGMPLSネットワークである。

第1実施形態のネットワークシステムは、パケットネットワーク1及び/又はTDMネットワーク2を備える。
パケットネットワーク1とTDMネットワーク2は、各々ひとつ以上のGMPLSスイッチと、これらの間でユーザデータをやり取りするためのリンク、同じく制御情報を転送する制御情報転送装置A41〜制御情報転送装置B42、並びにGMPLSスイッチからの要求に基づきパスが通過すべき経路及びアダプテーションを計算するパケットレイヤパス計算装置A81〜TDMレイヤパス計算装置A82を備える。
パケットネットワーク1におけるGMPLSスイッチは、具体的にはパケットスイッチA11〜B12及び/又はパケット−TDM連携スイッチA13〜A14であり、リンクはパケットリンク51〜パケットリンク54である。パケットスイッチA11〜B12及びパケット−TDM連携スイッチA13〜A14は、確立すべきパスの経路及びアダプテーションを、パケットレイヤパス計算装置A81に問い合わせることが出来る。
TDMネットワーク2におけるGMPLSスイッチは、具体的にはパケット−TDM連携スイッチA13〜A14及び/又はTDM Sw装置A15であり、リンクはTDMリンク61〜TDMリンク64である。パケット−TDM連携スイッチA13〜A14及びTDM Sw装置A15は、確立すべきパスの経路及びアダプテーション(パケットのカプセル化処理、トラフィックフローの分離/統合、QoSマッピング、警報転送処理、符号変換等の、(特に、レイヤ間や管理ドメインをまたがって通信路を接続する際の)ネットワーク間の各種接続機能)を、TDMレイヤパス計算装置A82に問い合わせることが出来る。
各々のGMPLSスイッチは、ユーザデータをやり取りするための、ひとつ以上のインタフェース部と、ユーザデータの転送先を制御するための、ひとつ以上のスイッチ部と、インタフェース部及びスイッチ部を制御するための、制御部とを持つ。
パケットスイッチA11〜B12において、インタフェース部は、具体的にはパケットリンクを終端するパケットインタフェース部である。同様に、スイッチ部はパケットスイッチ部である。
TDM Sw装置A15において、インタフェース部は、具体的には、TDMリンクを終端するTDMインタフェース部である。同様に、スイッチ部はTDMスイッチ部である。
パケット−TDM連携スイッチA13〜A14におけるインタフェース部は、具体的にはパケットリンクを終端するパケットインタフェース部と、TDMリンクを終端するTDMインタフェース部である。同様に、スイッチ部として、パケットスイッチ部とTDMスイッチ部の両方を持つ。
パケットインタフェース部は、パケットリンクを通じて、隣接するパケットスイッチ又はパケット−TDM連携スイッチのパケットインタフェース部との間で、パケット多重のユーザデータをやり取りする。
TDMインタフェース部は、TDMリンクを通じて、隣接するTDMスイッチ又はパケット−TDM連携スイッチのTDMインタフェース部との間で、時分割多重のユーザデータをやり取りする。
本実施形態のネットワークシステムが、複数レイヤ即ちパケットネットワーク1及びTDMネットワーク2の両方により構成される場合、パケットネットワーク1はパケットリンクとして、更に、1つ以上のパケットリンク(TDM−LSP:time division multiplex−label switched path)55〜パケットリンク(TDM−LSP)57を伴って構成される。
パケットネットワーク1及びTDMネットワーク2は、GMPLSに準拠して制御され、ユーザデータは確立されたPSC−LSP(packet path switching capable−label switched path)34〜35上を伝送される。
パケットネットワーク1のA4〜B4間に確立されるPSC−LSP34は、パケットSw装置A11のパケットインタフェース部11aとパケットインタフェース部11d、パケットリンク51、パケット−TDM連携Sw装置A13のパケットインタフェース部13aとパケット−TDM連携Sw装置B14のパケットインタフェース部14a、パケットリンク53、パケットSw装置B12のパケットインタフェース部12cとパケットインタフェース部12aを通過し、これらのパケット多重により分割される帯域資源を用いて構成される。
PSC−LSP34が通過するパケット−TDM連携インタフェース部13dとパケット−TDM連携インタフェース部14cは、TDMレイヤにおけるパスの障害時無瞬断自動切換え機能を具備しており、パケット−TDM連携インタフェース部13d〜パケット−TDM連携インタフェース部14dの区間において障害が発生した際に、自律的に障害から復旧する。
PSC−LSP34の一部区間を構成するパケットリンク(TDM−LSP)55は、更に下位レイヤである、TDMインタフェース部13f、TDMリンク61、TDMインタフェース部15a、TDMインタフェース部15b、TDMリンク62及びTDMインタフェース部14fを通過し、並びに/若しくは、TDMインタフェース部13g、TDMリンク63及びTDMインタフェース部14gを通過し、これらの時分割多重により分割される帯域資源(即ち個々のタイムスロット)を用いて構成される。
同様に、PSC−LSP35は、パケットSw装置A11のパケットインタフェース部11aとパケットインタフェース部11d、パケットリンク52、パケット−TDM連携Sw装置C16のパケットインタフェース部16aとパケット−TDM連携インタフェース部16d、パケットリンク(TDM−LSP)57、パケット−TDM連携Sw装置D17のパケット−TDM連携インタフェース部17d、パケットインタフェース部17a、パケットリンク54、パケットSw装置B12のパケットインタフェース部12dとパケットインタフェース部12bを通過し、これらのパケット多重により分割される帯域資源を用いて構成される。
PSC−LSP35の一部区間を構成するパケットリンク(TDM−LSP)57は、更に下位レイヤである、TDMインタフェース部16f、TDMリンク64、TDMインタフェース部17fを通過し、これらの時分割多重により分割される帯域資源(即ち個々のタイムスロット)を用いて構成される。
パケットネットワーク1とTDMネットワーク2は、ITU−T G.805 “Generic functional architecture of transport networks”等にて規定される、トランスポートネットワークのレイヤリングコンセプトに基づく、クライアント/サーバ関係にある。2つのレイヤ間におけるクライアント/サーバ関係とは、クライアントレイヤのパスを構成する一部のリンクが、サーバレイヤにおけるパスによりサポートされることを指す。本図においては、パケットネットワーク1を基準に捉えると、TDMネットワーク2はサーバレイヤネットワークであり、TDMネットワーク2を基準に捉えると、パケットネットワーク1はクライアントレイヤネットワークである。
パケットリンク(TDM−LSP)55及びパケットリンク(TDM−LSP)57は、TDMネットワーク2におけるパス(LSP)であると同時に、パケットネットワーク1におけるリンクを構成する。
インタフェース部は、あるGMPLSスイッチ中では、インタフェース識別子によって識別される。TDMネットワーク2の中ではルータ識別子とインタフェース識別子の組により、一意に識別される。
図2に、図1中のインタフェース部のインタフェース識別子を示す。例えば、パケットインタフェース部11aのインタフェース識別子は101である。また、パケットインタフェース部11aが属するパケットSw装置A11のルータ識別子が10.0.1.1であるので、[10.0.1.1, 101]という組により、パケットネットワーク1及びTDMネットワーク2の中で一意に識別される。

リンクは、リンク識別子によって、ネットワークシステムの中で一意に識別される。リンク識別子は、該リンクが接続するインタフェース部の、ルータ識別子とインタフェース識別子の組である。
図3に、図1中のリンクのリンク識別子を示す。例えば、パケットリンク51は、[10.0.1.1, 103]と[10.0.1.3, 101]とを接続しているため、そのリンク識別子は[10.0.1.1, 103, 10.0.1.3, 101]となる。

通信路確立要求装置71は、操作端末、装置管理システム(Element Management System)のネットワーク管理システム、ストレージ管理サーバやビデオサーバ等のアプリケーションシステム等であり、PSC−LSP34〜35の確立を要求する。図1では1台のみ示しているが、確立する通信路の端点に応じて、任意の台数を設置してもよい。また、通信路確立要求装置71は、シグナリングの起点・終点等の端点のGMPLSスイッチに接続されていてもよいし、パス確立要求を受ける適宜の各GMPLSスイッチに接続されていてもよいし、全ての又は複数の適宜のGMPLSスイッチに接続されるようにしてもよい。
通信路確立要求装置71がパケットネットワーク1に対してPSC−LSPの確立を要求するプロトコルとしては、telnet(IETF,RFC854)等を用いたコマンドの投入、RSVP−TEやO−UNI(Optical Internetworking Forum, User Network Interface (UNI) 1.0 Signaling Specification)等のシグナリングプロトコル、HTTP(IETF RFC1945)やSIP(IETF RFC2543)、RTSP(IETF RFC2326)等のアプリケーションプロトコル、SOAP(World Wide Web Consortium,SOAP Version 1.2)やIIOP(Object Management Group, CORBA(TM)/IIOP(TM) Specification)等のリモートプロシージャコールプロトコル等を使用可能である。
通信路確立要求装置71がPSC−LSP34の確立を要求すると、パケットSw装置A11、パケット−TDM連携Sw装置A13、パケット−TDM連携Sw装置B14及びパケットSw装置B12が、シグナリングプロトコル(例えば、GMPLS拡張RSVP−TE)によるメッセージを互いに送受信し、各スイッチ内のパケットスイッチ部の状態を更新することによって、PSC−LSP34が確立される。PSC−LSP34が採るべき経路、すなわち、PSC−LSP34が通過すべきGMPLSスイッチ及びインタフェース部、並びに、アダプテーションは、通信路確立要求装置71が明示的に指定しても良いし、各GMPLSスイッチがパス計算装置に問い合わせることで決定しても良い。後者の場合、通信路確立要求装置71はサービス識別子及びサービス属性を付与してパス確立を要求し、各GMPLSスイッチは指定されたサービス識別子及びサービス属性をシグナリングプロトコルによって交換し、各GMPLSスイッチは必要に応じ、サービス識別子及びサービス属性を含めたパス計算要求をパス計算装置に送り、パス計算装置はサービス識別子及びサービス属性に基づいて、経路及びアダプテーションを決定してGMPLSスイッチに返すことで、PSC−LSP34の経路及びアダプテーションを制御する。
同様に、通信路確立要求装置71がPSC−LSP35の確立を要求すると、パケットSw装置A11、パケット−TDM連携Sw装置C16、パケット−TDM連携Sw装置D17及びパケットSw装置B12が、シグナリングプロトコルによるメッセージを互いに送受信し、各スイッチ内のパケットスイッチ部の状態を更新することによって、PSC−LSP35が確立される。各GMPLSスイッチは必要に応じ、サービス識別子及びサービス属性を含めたパス計算要求をパス計算装置に送り、パス計算装置はサービス識別子及びサービス属性に基づいて、経路及びアダプテーションを決定してGMPLSスイッチに返すことで、PSC−LSP34の経路及びアダプテーションを制御する。
パケットスイッチA11〜B12、パケット−TDM連携スイッチA13〜A14、TDM Sw装置A15は、ルーティングプロトコルの一つであるGMPLS拡張OSPF−TEのメッセージを送受信することによって、ネットワークのトポロジを入手することができる。GMPLS拡張OSPF−TEのメッセージは、制御情報転送装置A41及び/又は制御情報転送装置B42を介してやり取りされる。
GMPLSでは、ユーザデータとシグナリングプロトコルとは、同じ経路上で転送される必要はない。本実施形態では、例えばPSC−LSP34上のユーザデータはパケットSw装置A11、パケット−TDM連携スイッチA13〜A14、パケットSw装置B12(通信インタフェース11b、11d、13b、13d、14d、14b、12d、12b)を経由して転送されるのに対し、GMPLS拡張RSVP−TEやGMPLS拡張OSPF−TEのメッセージは、制御情報転送装置A41及び/又は制御情報転送装置B42を経由して転送される。
また、GMPLS拡張RSVP−TEやGMPLS拡張OSPF−TEのメッセージは、Generic Routing Encapsulation(IETF RFC2784)等のトンネリングプロトコルによりカプセル化されていてもよい。
制御情報転送装置A41及び制御情報転送装置B42は、IP(Internet Protocol)ルータやIEEE 802.3D MACブリッジ等の、パケット転送機能を持つ装置である。
2.GMPLSスイッチ(ノード)

次に、各GMPLSスイッチのハードウェア構成と動作について、説明する。
図4は、パケットインタフェース部11a〜11dのブロック図である。
パケットインタフェース部11a〜11dは、光受信器401、受信パケットヘッダ解析部402、送信パケットヘッダ生成部403、光送信器404及びパケットレイヤ障害管理部405を備える。
光受信器401は、他のGMPLSスイッチから光信号を受信し、パケットデータにデコードして受信パケットヘッダ解析部402に送る。受信パケットヘッダ解析部402は、受信したパケットのヘッダ情報により、パケットスイッチ部112が解釈可能な内部的な転送先情報を生成し、パケットスイッチ部112に送る。
パケットスイッチ部112は、GMPLS拡張RSVP−TEメッセージのやり取りによって決定されたパケットクロスコネクト情報に基づき、パケットを送出すべきインタフェース部を決定し、決定されたインタフェース部にパケットを転送する。
転送されるパケットは、パケットスイッチ部112から送信パケットヘッダ生成部403に渡される。送信パケットヘッダ生成部403は、次ホップへの転送に必要なヘッダ情報を生成し、光送信器404を介して、光信号として、隣接のGMPLSスイッチのパケットインタフェース部に送信する。
パケットレイヤ障害管理部405は、制御部111からの指示に基づいて、パケットレイヤに於ける障害有無を診断し、障害有無情報を制御部111に通知する。障害有無を診断する単位は、確立されたPSC−LSP単位や、パケットリンク、或いは更に下位レイヤの信号単位などである。
障害有無を診断する手段としては、光信号のパワーロスやフレーム同期外れ、CRC(Cyclic Redundancy Check)等による符号検査等の受動的な検査方法や、Ethernet(登録商標)−OAM(ITU−T Y.1731, IEEE802.1ag)、MPLS−OAM(ITU−T,Y.1711)、ICMP(IETF,RFC0792)等の障害検出信号のやり取りによる、能動的な検査方法を使用可能である。
受信パケットヘッダ解析部402や送信パケットヘッダ生成部403はまた、パケットのカプセル化処理、トラフィックフローの分離/統合、QoSマッピング、警報転送処理、符号変換等の、ネットワーク間のアダプテーション(Adaptation)処理を行っても良い。適合化処理もまた、制御部111からの指示に基づいて、制御される。
パケットのカプセル化処理としては、MPLS Label Stack Encoding(IETF,RFC3032)やPseudo Wire Emulation(PWE3;IETF,RFC3985)、Generic Framing Procedure(GFP;ITU−T,G.7041)等が考えられる。
QoS処理としては、DiffServ(“Differentiated Services and Tunnels”,IETF,RFC2983)のDSCP値とIEEE 802.1Dのプライオリティ値のマッピング、TrTCM(“A Two Rate Three Color Marker”,IETF,RFC2698)によるトラフィック量に基づくDSCP値決定、L2〜L7ヘッダ情報に基づく選択的パケット廃棄、uRPF(Reverse Path Forwarding)による選択的パケット廃棄などが考えられる。
トラフィックフローの分離/統合処理としては、OTN(Optical Transport Network)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)/MPLS伝送路のパスプロテクション機能、Virtual conCATenation(VCAT;ITU−T, G.783),Link Capacity Adjustment Scheme(LCAS;ITU−T,G.7042)、リンクアグリゲーション、L2〜L7ヘッダ情報に基づくポリシールーティングなどが考えられる。
警報転送処理としては、MPLS−OAMで検出した障害警報をトリガに、Ethernet(登録商標)−OAMの障害情報を新たに発行する、などが考えられる。
符号変換処理としては、誤り訂正符号の挿入、プロトコル変換、データ圧縮伸張、メディアストリームのトランスコードなどが考えられる。
パケットSw装置B12、パケット−TDM連携スイッチA13〜A14のパケットインタフェース部の構成や動作また、パケットインタフェース部11a〜11dと同等である。
図5は、TDM Sw装置A15のTDMインタフェース部15a〜15bの構成と動作を表すブロック図である。
TDMインタフェース部15a〜15bは、光送信器602及び光受信器603から構成される。
光送信器602は、隣接のTDMスイッチやパケット−TDM連携スイッチのTDMインタフェース部から受信した、時分割多重された信号を光信号に載せて隣接GMPLSスイッチのTDMインタフェース部に送信する。光受信器603は、隣接GMPLSスイッチのTDMインタフェース部から光信号を受信し、TDMスイッチ部133に渡す。
TDMスイッチ部133は、GMPLS拡張RSVP−TEメッセージのやり取りによって決定された、TDMクロスコネクト情報に基づき、信号を送出すべきインタフェース部を決定し、決定されたインタフェース部に信号を転送する。
図6は、パケット−TDM連携Sw装置A13のパケット−TDM連携インタフェース部13dの構成と動作を表すブロック図である。パケット−TDM連携インタフェース部13d、パケット−TDM連携インタフェース部14d、パケット−TDM連携インタフェース部14d、パケット−TDM連携インタフェース部16d、パケット−TDM連携インタフェース部17dもまた同様の構成と動作である。
パケット−TDM連携インタフェース部13dは、パケット処理部13daとTDMフレーム処理部13dbとを備える。
パケット処理部13daは、送信パケットヘッダ生成部501、受信パケットヘッダ解析部507、レイヤ間警報転送部509、パケットレイヤ障害管理部510、パケットレイヤ警報挿入部511とを備える。
TDMフレーム処理部13dbは、送信フレームヘッダ生成部A502a、送信フレームヘッダ生成部B502b、データバッファA503a、データバッファB503b、受信フレームヘッダ解析部A504a、受信フレームヘッダ解析部B504b、データバッファA505a、データバッファB505b、受信フレーム選択部506、TDMレイヤ障害管理部508とを備える。
次に、パケットSw装置A11が持つ制御部111の構成と動作について説明する。
図7は、パケットスイッチA11〜B12の制御部111のブロック図である。
制御部111は、CPU1111、メモリ1112、バスなどの内部通信路1113、通信インタフェース1114、装置制御インタフェース1115及び二次記憶装置1116を備える。
通信インタフェース1114は、制御情報転送装置に接続され、他のGMPLSスイッチとの間でGMPLS拡張RSVP−TEメッセージをやり取りする。装置制御インタフェース1115は、パケットスイッチ部、パケットインタフェース部と接続され、これらを制御する。また、メモリ1112には、プログラム11121とデータ11122が必要に応じて格納されている。
パケットSw装置B12の制御部121もまた、制御部111と同様である。
TDM Sw装置A15の制御部もまた、制御部111と同等であるが、接続先のインタフェース部及びスイッチ部が、各々TDMインタフェース部及びTDMスイッチ部となる。
パケット−TDM連携スイッチA13〜A14の制御部もまた、制御部111と同等であるが、接続先のインタフェース部がパケットインタフェース部とTDMインタフェース部、スイッチ部がパケットスイッチ部とTDMスイッチ部となる。
3.メッセージフォーマット

図8Aは、GMPLSスイッチがやり取りする、GMPLS拡張RSVP−TEメッセージ100の内容を示すフォーマット図である。
GMPLS拡張RSVP−TEメッセージ100は、RSVPメッセージ種別1001、セッション識別子1002、サービス識別子1003、サービス属性1004、明示的経路1005、その他のRSVPオブジェクト1_1006、その他のRSVPオブジェクト2_1007及びその他のRSVPオブジェクトn1008を含む。
RSVPメッセージ種別1001、セッション識別子1002、明示的経路1005は、RSVP標準に基づくオブジェクトである。
GMPLS拡張RSVP−TEメッセージ100には、パス確立要求を意味するPATHメッセージと、パス確立応答及び資源割り当てを意味するRESVメッセージなどがある。RSVPメッセージ種別1001はこれらの種別を表す。セッション識別子1002は、GMPLSにより確立される通信路(LSP;Label Switched Path)を識別するための識別子である。明示的経路1005オブジェクトは、確立しようとする通信路が通過すべき点を、上流のGMPLSスイッチが指定するためのオブジェクトである。
サービス識別子1003及びサービス属性1004は、本実施の形態で導入するオブジェクトであり、確立しようとするパスが提供するサービスの種別と、サービスの詳細を特徴付ける個々のサービス固有の属性である。
その他のRSVPオブジェクト1_1006、その他のRSVPオブジェクト2_1007及びその他のRSVPオブジェクトn1008は、RSVP標準に基づく、上記以外のオブジェクトである。
図8Bは、PSC−LSP34を確立する場合に、パケットSw装置A11がパケット−TDM連携Sw装置A13に対して発行するパス要求メッセージを示す。
このパス要求メッセージはパス確立要求であるので、RSVPメッセージ種別1001はPATHとなっている。起点ノード及び終点ノードのルータ識別子が、10.0.1.2及び10.0.1.1であるので、GMPLS標準に基づいて、セッション識別子1002として“dst=10.0.1.2,tunnelId=1,extId=10.0.1.1”が格納されている。
サービス識別子1003、サービス属性1004には、テレビジョンのリアルタイム中継回線サービスであること、サービスグレードが“high”であることが、示されている。
明示的経路1005は、パスが通過すべき経路を示している。この値は、パケットレイヤパス計算装置A81からの応答に含まれる、経路1722が格納されている。明示的経路1005はGMPLS標準のRSVPオブジェクトではあるが、本実施の形態特徴的な構成要素としてチケットサブオブジェクトを追加拡張している。チケットサブオブジェクトは、パス計算装置によって決定され、パス計算装置が決定したアダプテーション情報に対する、アダプテーション種別に非依存なタグ情報を表現する。チケットサブオブジェクトは、ticket(xxx,yyy)形式で表記され、xxxの部分はチケットを発行したパス計算装置の識別子、yyyの部分は発行元のパス計算装置内でユニークなチケット識別子である。なお、チケットサブオブジェクトは、例えば、アダプテーションチケットに相当する。
パス計算装置が経路1722を決定する方法については、図10と図17等を用いて後に説明する。

図8Cも同様に、PSC−LSP35を確立する場合に、パケットSw装置A11がパケット−TDM連携Sw装置A13に対して発行するパス要求メッセージの内容を示す。PSC−LSP35は企業向けサービスであること、VoIPを使用しないことが、示されている。
図9Aは、パケットSw装置A11の制御部111がパケットレイヤパス計算装置A81に、パス計算を要求する際のメッセージである、PCReqメッセージのフォーマットを示す図である。PCReqメッセージ160は、要求種別161と要求1_162を含んで構成され、更に加えて、要求2_163〜要求m164を含んでも良い。要求1_162は、リクエストパラメータ1621、端点1622、サービス識別子1623、サービス属性1624、アダプテーションチケット1625を含む。要求2_163〜要求m164もまた同様である。
他のパケットスイッチ、パケット−TDM連携スイッチ、TDMスイッチが、パケットレイヤパス計算装置A81、TDMレイヤパス計算装置A82に要求する際のメッセージフォーマットもまた同様である。

図9Bは、パケットレイヤパス計算装置A81が、パケットSw装置A11の制御部111に、パス計算結果を応答する際のメッセージである、PCReqメッセージのフォーマットを示す図である。PCRepメッセージ170は、メッセージ種別171と応答1_172を含んで構成され、更に加えて、応答2_173〜応答m174を含んでも良い。応答1_172は、リクエストパラメータ1721、経路1722、アダプテーション1_1723、アダプテーション2_1724、アダプテーションn1725を含む。応答2_173〜応答m174もまた同様である。アダプテーション1723は、一例として、リソースクラス17231、リソース識別子17232、パラメータ17233を含むことができる。
4.ソフトウェア構成
(パス計算装置)

図10は、パケットレイヤパス計算装置A81、TDMレイヤパス計算装置A82のソフトウェア構成を示す図である。
パス計算ソフトウェア803は、制御メッセージ送受信部8031がパス計算要求であるPCReqメッセージ160を受信すると、受信したPCReqメッセージ160をデコードし、パス計算処理部8032がサービス定義テーブル8033とリンク属性テーブル8034を用いて、パスの経路とアダプテーションを決定し、制御メッセージ送受信部8031がPCRepメッセージ170を組み立てて、要求元に返す。
パス計算要求元がパス計算装置である場合、アダプテーションそのものに代えて、アダプテーション情報へのタグ情報であるところの、アダプテーションチケットを割当て、PCRepメッセージ170として返す。アダプテーションチケットとアダプテーションの対応関係は、チケット内容管理テーブル8036に保持し、また、チケットの有効期間を定めて、チケットの有効/無効の区分を、チケット有効性管理テーブル8035にて管理する。
パス計算処理部8032がパスの経路を決定する際には、PCReqメッセージ160に含まれるサービス識別子1623とサービス属性1624を元に、サービス定義テーブル8033を用いて通信路の保守要件を決定し、リンク属性テーブル8034に登録された全リンクの内、導かれた通信路の保守要件を満足するリンクを全て抽出し、抽出されたリンク群により構成されるネットワーク上において、Shortest Path First等の経路探索アルゴリズムを適用することにより、経路を決定する。
パス計算処理部8032の処理の詳細については、図17を用いて後に説明する。
(GMPLSスイッチ)
図11は、制御部111のソフトウェア構成を示す図である。他のGMPLSスイッチも同様である。
シグナリング処理部8014は、制御メッセージ送受信部8016を介して、他のGMPLSスイッチとGMPLS拡張RSVP−TEメッセージをやり取りする。また、通信路確立要求装置71からのパス確立要求を受け付ける。
シグナリング処理部8014が制御メッセージ送受信部8016経由で、パス確立要求を通信路確立要求装置71又から受信、或いは上流のGMPLSスイッチからPATHメッセージを受信すると、受信したメッセージの内容を、セッション管理テーブル8020に格納する。
明示的経路1005の内容を検査し、明示的経路1005の2つ目のサブオブジェクトが、隣接するノードのインタフェースを示しているのであれば、GMPLS標準に従って示されたインタフェースのノードに、PATHメッセージを転送する。隣接するノードのインタフェースを示していない場合、パス計算装置にパス計算を要求する。
2つ目のサブオブジェクトがチケットである場合、チケットに記されているチケット発行元のパス計算装置に、パス計算要求としてチケットに対応するアダプテーション情報の提供を要求する。2つ目のサブオブジェクトがチケットでない場合、デフォルトのパス計算装置に対して、パス計算を要求する。パス計算要求には、端点1622として自ノードの識別子とパス終点とを含め、PATHメッセージのサービス識別子1003及びサービス属性1004をPCReqメッセージのサービス識別子1623及びサービス属性1624として含める。
パス計算応答をパス計算装置から受取った際には、PCRepメッセージの経路1722をセッション管理テーブル8020の明示的経路13016として格納し、以後、GMPLS標準に従ってPATHメッセージを下流ノードに転送する。
シグナリング処理部8014が、RESVメッセージを下流のGMPLSスイッチから受信すると、セッション管理テーブル8020に格納されたリンク情報に基づき、クロスコネクション設定値を組み立て、スイッチ部に設定する。また、セッション管理テーブル8020に格納されたアダプテーション情報に基づき、インタフェース部を設定する。
シグナリング処理部8014の処理の詳細については、図18、図19を用いて後に説明する。
5.テーブル

(パス計算装置)
以下に、パス計算装置が備える各テーブルについて説明する。
図13A及び図13Bは、サービス定義テーブル8033の構成図である。
サービス定義テーブル8033は、サービス識別子条件1101、サービス属性条件1102、保守要件1103及びアダプテーション1104の各列を含んでいる。
各行は、受信したパス確立要求に基づき、保守要件1103及びアダプテーション1104を決定する、if−thenルールを示している。
パス計算処理部8032は、受信したパス計算要求に含まれるサービス識別子1623及びサービス属性1624を、各行のサービス識別子条件1101及びサービス属性条件1102を充たすか評価し、条件を充たすならば通信路の保守要件及びアダプテーションとして、同じ行の保守要件1103及びアダプテーション1104の値を採用する。
例えば、図8Bに示したPSC−LSP34のパス確立メッセージに含まれる、サービス識別子条件1003及びサービス属性条件1004は、図13Aに示したサービス定義テーブル8033の3行目の条件を充たすので、通信路の保守要件は“max_fail_time < 100msec,maintenance_time must_be_in”“0:00−5:00”となる。これは、サービス断時間が100m秒以内であるべきこと、保守時間帯は“must_be_in”内(すなわち0:00−5:00)であるべきことを示している。同様に、アダプテーションは、“PSC.toGbEAlarm_forwarder.guardTime=50msec”となる。
同様に、PSC−LSP35については図8Cに示した値を用いて、図13Aに示したサービス定義テーブル8033の2行目の条件を満足するので、同じ行の保守要件1103及びアダプテーション1104の値が採用される。
図14Aは、パケットレイヤパス計算装置A81が保持するリンク属性テーブル8034の構成図である。
リンク属性テーブル8034は、スイッチングケーパビリティ1401、運用属性1402、リンク端Aのルータ識別子A14031及びI/F識別子A14032、リンク端Bのルータ識別子B14041及びI/F識別子14042及びリンク保守属性1405の各列を持つ。
パケットレイヤパス計算装置A81が保持するリンク属性テーブル8034は、パケットレイヤにおける全てのリンクの構成及び属性を保持し、全体としてはパケットレイヤのネットワークトポロジを表現する。
図14Bは同様に、TDMレイヤパス計算装置A82が保持するリンク属性テーブル8034の構成図である。
TDMレイヤパス計算装置A82が保持するリンク属性テーブル8034は、TDMレイヤにおける全てのリンクの構成及び属性を保持し、全体としてはパケットレイヤのネットワークトポロジを表現する。

図20は、チケット有効性管理テーブル8035の構成を示す図である。チケット有効性管理テーブル8035は、チケット番号80351及び有効性タイマ80352の各列から構成される。有効性タイマ80352の値は、時間の経過に伴って自動的に減算される。
図21は、チケット内容管理テーブル8036の構成を示す図である。チケット内容管理テーブル8036は、チケット番号80361、リソースクラス80362、リソース識別子80363及びパラメータ80364の各列から構成される。
(GMPLSスイッチ)
以下に、GMPLSスイッチが備える各テーブルについて説明する。
図15は、リンク管理テーブル8010の構成図である。
リンク管理テーブル8010は、スイッチングケーパビリティ1201、自ノードI/F1202、対向装置ルータ識別子1203、対向装置I/F識別子1204、運用状態1205及び下位レイヤセッション識別子1206の各列を持つ。
リンク管理テーブル8010の各行の内、スイッチングケーパビリティ1201がPSCのものはパケットリンク1本を、スイッチングケーパビリティ1201がLSCのものはTDMリンク1本を、それぞれ表している。
図中の値は、パケット−TDM連携Sw装置A13の例を示している。
下位レイヤセッション識別子1206の値が空欄のものは、下位レイヤがGMPLSによって制御されるLSPではないことを示している。
下位レイヤセッション識別子1206の値に“TDM”のみが格納されているものは、TDM−LSPを確立可能であるが、まだ確立していないことを表している。下位レイヤセッション識別子1206の値に“LSC”及びセッション識別子が格納されているものは、TDM−LSPが既に確立されていることを表している。
図16A及び図16Bは、セッション管理テーブル8020の構成図である。
セッション管理テーブル8020は、RSVP情報1301及びアダプテーション情報1302の各列を持つ。
RSVP情報1301は更に、セッション識別子13011、前ホップ13012、次ホップ13013、サービス識別子13014、サービス属性13015及び明示的経路13016、その他のRSVPオブジェクト13017〜13018等に分けられている。
図16Aの値は、パケットSw装置A11の例を示しており、1行目及び2行目は、PSC−LSP34及びPSC−LSP35に、各々対応している。
また、図16Bの値は、パケット−TDM連携Sw装置A13の例を示しており、1行目は、PSC−LSP34に、対応している。
前ホップから受け取ったパス確立要求メッセージの明示的経路1005には、次ホップのIF_IDの値は指定されていなかったが、シグナリング処理部8014の方路決定処理により決定された値が、格納されている。
また、PSC−LSP34については、アダプテーション情報1302には、シグナリング処理部8014のアダプテーション決定処理により決定された、アダプテーション動作値が格納されている。
前ホップ13012、次ホップ13013及びラベルの値を用いて、パケットスイッチ部を設定することにより、通信路が確立される。ラベルの取り扱いについては、GMPLS標準との差異は無いので、説明は省略する。
また、PSC−LSP34については、アダプテーション情報1302の値がパケットインタフェース部に設定され、TDMイヤでの障害警報が、パケットレイヤに転送されるようになる。
6.処理
(通信路確立制御)
図12A〜図12Cは、通信路を確立する際に各GMPLSスイッチがやり取りするGMPLS拡張RSVP−TEのメッセージと、各GMPLSスイッチとパス計算装置が互いにやり取りするパス計算要求/応答メッセージと、各GMPLSスイッチの制御部の処理のシーケンスを表す、シーケンス図である。
通信路確立要求装置71が発行したパス確立要求をパケットSw装置A11が受信すると(901)、パケットSw装置A11は、受け取ったサービス識別子及びサービスの属性を添えたパス計算要求(PCReq)を、パケットレイヤパス計算装置A81に送る(902)。パケットレイヤパス計算装置A81は、受け取ったサービス識別子及びサービスの属性を元に、サービス定義テーブル8033を用いて、確立しようとする通信路(PSC−LSP)が通過する各ホップのリンクが満足すべき保守要件を決定する(9021)。
次に、保守要件を満足するリンクをリンク属性テーブル8034から抽出し、抽出されたリンクから構成されるネットワーク上にSPF(Shortest Path First)などの経路探索アルゴリズムを適用することにより、各ホップに置いて保守要件を満足可能な、通信路の経路候補を決定する(9022)。経路候補は複数であっても良い。
決定した経路候補がサーバレイヤパスを含む、すなわち、経路候補を構成する何れかのホップのリンクが、サーバレイヤであるTDM−LSPにより構成されるべきである場合、該リンクの端点をTDM−LSPの端点とし(9023)、パス計算要求(PCReq)をTDMレイヤパス計算装置A82に送る。パス計算要求には、サービス識別子及びサービス属性を添える(903)。
TDMレイヤパス計算装置A82は、パケットレイヤパス計算装置A81と同様に、サービス定義テーブル8033を用いて、確立しようとする通信路(TDM−LSP)が通過する各ホップのリンクが満足すべき保守要件を決定し(9031)、リンク属性テーブル8034を用いて、各ホップに置いて保守要件を満足可能な、TDM−LSPの経路候補を決定する(9032)。次に、TDMレイヤパス計算装置A82は、サービス識別子及びサービスの属性を元に、サービス定義テーブル8033を検索することにより、TDM−LSPの端点におけるアダプテーションを決定し(9033)、要求元がパス計算装置であるならば、決定したアダプテーションに対してチケット番号を割当てて(9034)、経路とアダプテーションチケットを、要求元にPCRepメッセージとして返す(904)。
パケットレイヤパス計算装置A81は、次に、サービス識別子及びサービスの属性を元に、サービス定義テーブル8033を検索することにより、PSC−LSPの端点におけるアダプテーションを決定し(9041)、アダプテーションチケットを発行し、チケット内容管理テーブルに格納する(9042)。経路上の各インタフェースの識別子、PSC−LSPの端点におけるアダプテーションチケット及びTDM−LSPの端点におけるアダプテーションチケットを、確立しようとする通信路上に現れる順に明示的経路オブジェクト1722に格納し、要求元にPCRepメッセージとして返す(905)。
パケットSw装置A11は、受取った明示的経路オブジェクト1722を、GMPLS拡張RSVP−TEの明示的経路オブジェクト1005として隣接ノードから受取ったと見立てて解釈する。
GMPLS拡張RSVP−TEにおいては、PATHメッセージを受取ったGMPLSスイッチ(ここでは、パケットSw装置A11)は、各サブオブジェクトを先頭から解釈し、解釈に従って自ノードを制御し、自ノード上の資源を示すサブオブジェクトを取り除いた明示的経路オブジェクトを、(例えば、明示的経路に含まれるノード識別子等に従い、)ネクストホップに転送する。本実施の形態においては、明示的経路オブジェクトは、本発明の特徴構成要素である、チケットサブオブジェクトを含むことが可能であり、サブオブジェクトを先頭から解釈する際に、チケットサブオブジェクトが現れたなら、チケットサブオブジェクトに含まれるチケット発行元識別子16251で示されるパス計算装置に対して、パス計算要求を発行する。このパス計算要求には、アダプテーションチケットを含める。
本図の例では、ステップ905で受取った明示的経路オブジェクトにチケットサブオブジェクトが含まれており、そのため、チケット発行元識別子16251が示すパケットレイヤパス計算装置A81に対して、アダプテーションチケットを含むパス計算要求を発行している(912)。
アダプテーションチケットを含むパス計算要求を受取ったパス計算装置は、アダプテーションチケット発行時に保持したアダプテーション情報を、チケット内容管理テーブルから取り出し(9121)、要求元に返す(913)。
パケットSw装置A11は、受取ったアダプテーション情報を、RSVPのセッションと関連付けてセッション管理テーブルに保持する(9051)。
次に、パケットSw装置A11は、GMPLS RSVP標準に基づき、PATHメッセージを、(例えば、明示的経路にネクストホップとして定められたノード識別子に従い、)パケット−TDM連携Sw装置A13に送る(914)。但し、この際のPATHメッセージには、サービス識別子、サービス属性及びアダプテーションチケットを含む点が、標準とは異なる本発明の特徴である。
パケット−TDM連携Sw装置A13は、パケットSw装置A11と同様に、明示的経路オブジェクト1005を順に解釈し、アダプテーションチケットが現れた為、パス計算要求を発行する(914)。TDMレイヤパス計算装置A82はパケットレイヤパス計算装置A81と同様にアダプテーション情報をテーブルから取り出し(9141)、要求元に返す(915)。返されたアダプテーション情報は、RSVPのセッションと関連付けてセッション管理テーブルに格納される(9151)。
以後、パケット−TDM連携Sw装置B14、パケットSw装置B12の順に、PATHメッセージがやり取りされ(916,921)、必要に応じてパス計算装置への問い合わせ応答がなされ(917,9171,918,919,9191,920,922,9221,923)、セッション及びアダプテーション情報等が各ノードに保持される(9181,9201,9231)。
パケットSw装置B12はパス終点である為、以後、GMPLS拡張RSVP−TEのRESVメッセージの処理に移る。

パケットSw装置B12は、アダプテーション情報を取り出して、アダプテーション及びクロスコネクションを、インタフェース部及びスイッチ部に設定する(9301,9302)。
以後、GMPLS拡張RSVP−TE標準の動作に基づいて、前ホップへRESVメッセージを転送する(931,932,933)。経路上の他のGMPLSスイッチもまた、アダプテーション及びクロスコネクションを、インタフェース部及びスイッチ部に設定する(9311〜9314,9321〜9324,9331〜9332)。
(パス計算装置)
図17は、パス計算ソフトウェア803がパス計算要求(PCReqメッセージ)を受信した際の、パス計算処理部8032の処理を表すフローチャートである。
パス計算ソフトウェア803がパス計算要求(PCReqメッセージ)を受信すると、受信したPCReqメッセージにアダプテーションチケット1625が含まれているか否かを判定し(1701)、含まれているならばアダプテーションチケット1625に含まれるチケット番号16252に一致するエントリがチケット有効性管理テーブル8035に存在することと、該エントリの有効性タイマ80352が正の値であることにより、チケットの有効性を判定する。有効であるならば、チケット内容管理テーブル8036から、アダプテーションチケット1625のチケット番号16252が、チケット番号80361に一致するエントリを全て選択し、PCRepメッセージのアダプテーションに格納して、要求元に応答を返す(1704)。
受信したPCReqメッセージにアダプテーションチケット1625が含まれていない場合、サービス識別子1623及びサービス属性1624を元に、サービス定義テーブル8033を検索し、保守要件1103を導く(1702)。次に、リンク属性テーブル8034から、保守属性1405列が保守要件1103を満足するエントリを全て選択し、選択されたエントリが示すリンク群(例えば、リンク端子A、リンク端子B等)が表現するネットワークを対象として、SPF等の経路計算アルゴリズムを用いてパス終端までの経路を計算する(1703)。
導かれた結果の各ホップのリンクに、サーバレイヤのパス(計算対象がパケットレイヤであるならばTDM−LSP)を含んでいる否かを検査し(1705)、含まれているならば、サーバレイヤのパス計算装置に、該サーバレイヤパスに関するパス計算を要求する。パス計算のPCReqには、自らが受信したPCReqメッセージのサービス識別子1623及びサービス属性1624を引継ぎ、また、該リンクの両端を端点1622として渡す。サーバレイヤのパス計算装置からパス計算応答(PCRep)を受取ったら、受取ったPCRepに含まれるアダプテーションチケット1625を、ステップ1703で導いた結果の、対応するホップの箇所に挿入する(1706)。
次に、現在自らが計算しているパスの端点における、アダプテーションを、サービス識別子1623及びサービス属性1624を元に決定する。アダプテーションの決定は、サービス識別子1623及びサービス属性1624に合致する、サービス定義テーブル8033のエントリを選択し、選択したエントリのアダプテーション1104を結果とする事に拠る(1707)。
次に、要求元がパス計算装置であるならば(1708)、決定したアダプテーションに対してチケット番号を割当てて、チケット有効性管理テーブル8035とチケット内容管理テーブル8036に登録し(1710)、1703で導いた経路とアダプテーションチケットを、要求元にPCRepメッセージとして返す(1711)。
要求元がパス計算装置ではなくネットワーク装置である場合、ステップ1703で導いた経路と、ステップ1707で導いたアダプテーションを、要求元にPCRepメッセージとして返す(1709)。
(GMPLSスイッチ)
図18は、シグナリング処理部8014がPATHメッセージ(パス確立要求)を受信した際の動作を表すフローチャートである。
PATHメッセージを受信すると、明示的経路1005の2番目のサブオブジェクトが存在しない(1個しかない)或いはチケットであるか否かを判定する(1801)。
真であるならばデフォルトのパス計算装置に、パス計算を要求する。PCReqメッセージのサービス識別子1623とサービス属性1624には、PATHメッセージのサービス識別子1003とサービス属性1004を格納する。明示的経路1005の2番目のサブオブジェクトがチケットであるならば、そのチケットをPCReqのアダプテーションチケット1625に格納する。パス計算装置からパス計算応答であるPCRepメッセージを受取ったら、経路とアダプテーションを取り出し、セッション管理テーブル8020の明示的経路13016とアダプテーション情報1302に格納する(1802)。
自ノードが、受信したPATHメッセージにより要求された通信路の終点ノードであるならば(1803)、ステップ1802でセッション管理テーブル8020に格納したアダプテーションを、インタフェース部に設定し(1804)、スイッチ部に対してクロスコネクションを設定する(1805)。この際、上流側リンクの情報と、上流側及び下流側のラベル値が必要になるが、これらの解決方法は、GMPLS拡張RSVP−TE標準と同等であるため、説明は省略する。引き続き、GMPLS拡張RSVP−TE標準に基づいて、RESVメッセージを生成して上流に転送する(1806)。
ステップ1803において、自ノードが、受信したPATHメッセージにより要求された通信路の終点で無いと判断した場合、すなわち経路の中間ノードである場合、PATHメッセージを次ホップに送信する(1807)。転送するPATHメッセージの決定方法は、GMPLS拡張RSVP−TE標準と同等であるため、説明は省略する。但し、サービス識別子1003及びサービス属性1004については、上流から受信したものを、下流に転送するPATHメッセージにそのまま付与することとする。
図19は、シグナリング処理部8014がRESVメッセージを受信した際の動作を表すフローチャートである。
RESVメッセージを受信すると、受信したメッセージに含まれるセッション識別子1002を用いてセッション管理テーブル8020を検索して取り出し(1901)、アダプテーションを取り出してインタフェース部に設定し(1902)、同様に次ホップリンク情報を取り出して、スイッチ部にクロスコネクションを設定する(1903)。これらの処理は、ステップ1805及び1805と同等である。
引き続き、自ノードが要求された通信路の起点ノードであるか否かを判断し(1904)、そうでないならば、GMPLS拡張RSVP−TE標準に基づいてRESVメッセージを前ホップに転送する。
起点ノードであるならば、以上により通信路が確立される。
7.追記
以上のように、通信路確立要求装置71が、サービス種別と、各サービス固有の属性情報を、シグナリングプロトコルに載せて、通信路が通過する各GMPLSスイッチに通知し、通知された情報を元に各GMPLSスイッチが保守要件を判断し、判断結果に基づいて収容関係やアダプテーションの決定を行う。これにより、収容関係制御のための情報やアダプテーション特定のための情報を、管理システム間等で通信路確立制御と独立してやり取りすることなく、個々の通信路毎に制御可能となる。
また、サービスの保守要件の一種である、サービス途断許容時間に基づいて、収容関係やアダプテーションを決定することにより、複数の通信路がインタフェース等のネットワーク資源を共有する場合において、各通信路のサービス途断許容時間帯が異なることに起因して保守が不可能となることを、防ぐことが可能となる。
本実施の形態では、シグナリングプロトコルをやり取りするシーケンス中に、各GMPLSスイッチにて、方路決定処理やアダプテーション決定処理を実行しているが、これらの処理を通信路確立要求装置71において実行しても良い。
その場合、各GMPLSスイッチが互いにシグナリングプロトコルメッセージをやり取りすることで実行する、各GMPLSスイッチの方路決定処理と、アダプテーション決定処理を、通信路確立要求装置71内で仮想的に実行する。決定した割当資源やアダプテーションは、シグナリングプロトコルではなく、SNMP,CORBA,netconf,telnet等の管理プロトコルを用いて、各ノードのスイッチやインタフェースに設定される。この形態によれば、シグナリング機構を持たないネットワークにおいて、保守要件に応じたパス制御を実現可能である。
本発明は、確立した通信路を用いて通信を行うネットワークシステムに適用することができる。特に、GMPLS又はMPLSシグナリングプロトコル又はMPLS RSVP−TE等を用いてLSPを確立する、GMPLS又はMPLSネットワークに適用すると好適である。
ネットワークシステムのブロック図である。 各GMPLSスイッチが持つインタフェース部のインタフェース識別子の一覧表である。 各GMPLSスイッチ間のリンクのリンク識別子の一覧表である。 パケットインタフェース部のブロック図である。 TDMインタフェース部のブロック図である。 パケット−TDM連携インタフェース部のブロック図である。 パケットSw装置持つ制御部並びにパス計算装置のブロック図である。 GMPLSスイッチが互いにやり取りする、GMPLS拡張RSVP−TEメッセージ100の内容を示すフォーマット図である。 PSC−LSP34を確立する場合に、パケットSw装置A11が発行するパス要求メッセージの具体的な内容を示す図である。 PSC−LSP35を確立する場合に、パケットSw装置A11が発行するパス要求メッセージの具体的な内容を示す図である。 GMPLSスイッチがパス計算装置に、或いはパス計算装置が別のパス計算装置に、パス計算を要求する際の要求メッセージの内容を示すフォーマット図である。 パス計算装置が、パス計算要求元のGMPLSスイッチ又はパス計算装置に、パス計算を結果を返す際の応答メッセージの内容を示すフォーマット図である。 パス計算装置のソフトウェア構成図である。 GMPLSスイッチの制御部のソフトウェア構成図である。 通信路確立の際のシーケンス図(1)である。 通信路確立の際のシーケンス図(2)である。 通信路確立の際のシーケンス図(3)である。 パス計算装置が保持するサービス定義テーブル8033サービス定義テーブル8033(パケットレイヤ)の構成図である。 パス計算装置が保持するサービス定義テーブル8033サービス定義テーブル8033(TDMレイヤ)の構成図である。 パス計算装置が保持するリンク属性テーブル8034(パケットレイヤパス計算装置A)の構成図である。 パス計算装置が保持するリンク属性テーブル8034(TDMレイヤパス計算装置A)の構成図である。 GMPLSスイッチが保持するリンク管理テーブル8010の構成図である。 GMPLSスイッチが保持するセッション管理テーブル8020(パケットSw装置A)の構成図である。 GMPLSスイッチが保持するセッション管理テーブル8020(パケット−TDM連携Sw装置A)の構成図である。 PCReqメッセージ受信時のパス計算装置の動作を表すフローチャートである。 PATHメッセージ受信時のGMPLSスイッチの動作を表すフローチャートである。 RESVメッセージ受信時のGMPLSスイッチの動作を表すフローチャートである。 パス計算装置が保持するチケット有効性管理テーブル8035の構成図である。 パス計算装置が保持するチケット内容管理テーブル8036の構成図である。
符号の説明
1 パケットネットワーク
2 TDMネットワーク
11、12 パケットSw装置
13,14 パケット−TDM連携Sw装置
15 TDM Sw装置
31,32,33 PSC−LSP
41,42 制御情報転送装置
51,52,53,54 パケットリンク
55,56,57 パケットリンク(LSC−LSP)
61,62,63,64 TDMリンク
71 通信路確立要求装置
111,121,131,141,151 制御部
112、122,132,143 パケットスイッチ部
133,143,153 TDMスイッチ部
11a〜11d、12a〜12d、13a〜13b、14a〜14b パケットインタフェース部
12c〜12e、13c〜13e パケット−TDM連携インタフェース部
13f〜13h、14f〜14h、15a〜d TDMインタフェース部
100 GMPLS拡張RSVP−TEメッセージ
801 制御部ソフトウェア
8010 リンク属性テーブル
8011 サービス定義テーブル
8018 ネットワークトポロジテーブル
8020 セッション管理テーブル

Claims (19)

  1. 複数のノードと、第1のパス計算装置とを備え、複数のノード間でパスを確立するための制御信号を転送して、パスを確立する通信ネットワークシステムであって、
    前記第1のパス計算装置は、
    サービス識別子、サービス属性、保守要件及びアダプテーションを対応付けて記憶するサービス定義テーブルと、
    リンク及びリンクの保守属性を対応付けて記憶するリンク属性テーブルと、
    を備え、

    前記ノードは、
    セッション識別子、サービス識別子、サービス属性及び明示的経路、及び、アダプテーション情報を対応付けて記憶するセッション管理テーブル
    を備え、

    パスの起点となる第1のノードは、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算要求を、前記第1のパス計算装置に送り、

    前記第1のパス計算装置は、
    受け取ったサービス識別子及びサービス属性を元に、サービス定義テーブルを用いて、確立しようとする通信路が通過する各ホップのリンクが満足すべき保守要件を決定し、
    決定した保守要件を満足する保守属性をもつ複数のリンクを前記リンク属性テーブルから抽出し、抽出された複数のリンクから構成されるネットワーク上に、各ホップにおいて保守要件を満足可能な通信路の経路候補を決定し、及び/又は、
    サービス識別子及びサービス属性を元に、前記サービス定義テーブルを検索することにより、パスの端点における各種接続機能であるアダプテーション情報を決定し、
    決定した経路候補及び/又はアダプテーション情報を含むパス計算応答を作成し、パス計算応答を要求元の前記第1のノードに返し、

    前記第1のノードは、
    受取ったパス応答に、アダプテーション情報が含まれる場合に、
    受取ったパス計算応答に含まれるアダプテーション情報を、サービス識別子及びサービス属性及び明示的経路と関連付けて前記セッション管理テーブルに保持し、
    前記第1のパス計算装置から受信したパス計算応答に含まれるアダプテーション情報に基づいて、自ノードのアダプテーション機能を設定し、
    サービス識別子、サービス属性付きの明示的経路を含むパス確立要求を次ホップの第2のノードに送る
    ようにした通信ネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    サービス識別子及びサービス属性を含むパス確立要求を前記第1のノードへ発行する通信路確立要求装置をさらに備え、
    前記第1のノードは、前記通信路確立要求装置からパス確立要求を受けると、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算要求を前記第1のパス計算装置に送ることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  3. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    前記パス計算装置は、
    前記決定したアダプテーション情報を、前記明示的経路に挿入し、
    前記決定したアダプテーションを設定すべき対象のネットワーク資源を、前記明示的経路に挿入する箇所により指定する
    ことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  4. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    明示的経路に基づくリンク上の各ノード間で、パス確立要求がやり取りされ、必要に応じて前記第1又は第2のパス計算装置への問い合わせ応答がなされ、セッション及びアダプテーション情報が各ノードに保持されることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  5. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    起点の前記第1のノードは、
    提供しようとするサービスの識別子及びサービス属性をパス確立要求のメッセージに含めて、パス確立を要求する手段を備えたことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  6. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    パス終点である第3のノードは、パス計算応答に含まれるアダプテーション情報を取り出して、アダプテーション及びクロスコネクションを、インタフェース部及びスイッチ部に設定し、前ホップへパス確立応答メッセージを転送することを特徴とする通信ネットワークシステム。
  7. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    各前記ノードは、パス確立応答を下流のノードから受信すると、前記セッション管理テーブルに格納されたアダプテーション情報に基づき、インタフェース部を設定することを特徴とする通信ネットワークシステム。
  8. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    前記第1のパス計算装置は、
    決定した経路候補を構成する何れかのホップのリンクが、サーバレイヤであるパスにより構成されるべきである場合、該リンクの端点を該パスの端点として含み、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算要求をサーバレイヤの第2のパス計算装置に送り、

    前記第2のパス計算装置は、
    前記第1のパス計算装置と同様に、前記サービス定義テーブルを用いて、確立しようとする通信路が通過する各ホップのリンクが満足すべき保守要件を決定し、前記リンク属性テーブルを用いて、各ホップにおいて保守要件を満足可能なパスを決定し、
    サービス識別子及びサービス属性を元に、前記サービス定義テーブルを検索することにより、前記パスの端点におけるアダプテーション情報を決定すること
    を特徴とする通信ネットワークシステム。
  9. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    前記第1のパス計算装置は、
    受信したパス確立要求に含まれるサービスの識別子及び/又はサービス固有の属性を評価することで、通信路の保守要件及び/又はアダプテーションを決定する手段と、
    各ノードやノード間のリンクを含むネットワーク資源の保守要件を保持する手段と、
    ネットワーク資源の保守属性と前記通信路の保守要件とを比較することで、前記保守要件を満足可能なリンクやノードを、パス計算を要求された区間のエンドツーエンドに渡って選択することで、パスの経路を決定し、決定したパス経路とアダプテーションを要求元に返す手段と、
    を備えたことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  10. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、

    前記第1のパス計算装置は、
    更に、アダプテーションチケットとアダプテーションの対応関係を記憶したチケット内容管理テーブルを備え、
    前記アダプテーション情報に、アダプテーションの種別に非依存なタグ情報であるアダプテーションチケットを割当て、アダプテーションとアダプテーションチケットの対応関係を保持する手段と、
    前記応答のアダプテーションに代えてアダプテーションチケットを返す手段と、
    前記パス計算要求に前記アダプテーションチケットが含まれる場合に、対応するアダプテーションを返す手段と
    を備えたこと並びに、

    前記各ノードは、
    前記パス計算装置から受取ったパス計算応答に含まれる、アダプテーションチケットを含んだ明示的経路を、パス確立要求に挿入して隣接する下流ノードにパス確立を要求する手段と、
    受け取ったパス確立要求に含まれる明示的経路を先頭から解釈し、アダプテーションチケットが現れたなら、アダプテーションチケットに含まれるチケット発行元のパス計算装置識別子で示される前記第1のパス計算装置に対して、該アダプテーションチケットを含むパス計算要求を発行する手段
    を備えたこと並びに、

    前記第1のパス計算装置は、アダプテーションチケットを含むパス計算要求を受取ると、アダプテーションチケット発行時に保持したアダプテーション情報を、前記チケット内容管理テーブルから取り出し、アダプテーション情報と明示的経路を含むパス計算応答を要求元の前記第1のノードに返す手段と
    を備えたこと
    を特徴とする通信ネットワークシステム。
  11. 請求項10に記載の通信ネットワークシステムであって、
    前記第1のパス計算装置は、前記アダプテーションチケットを割当てる際に、該アダプテーションチケットの有効期間を設定し、有効期間が満了した場合には該アダプテーションチケットを無効とする手段
    を備えたことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  12. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    前記第1のパス計算装置は、
    パス計算を要求された区間の一部区間について、更に詳細のパスの経路及び/またはアダプテーションの決定を、第2のパス計算装置に要求し、応答を受取り、自パス計算装置が決定したパスの経路及びアダプテーション情報の、前記一部区間の部分に、前記受取った応答に含まれる経路及び/又はアダプテーション情報を挿入することで、自パス計算装置が受取ったパス計算要求の応答を生成する手段
    を備えたことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  13. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    前記アダプテーション情報によるアダプテーション機能は、前記ノードが転送するデータについて、カプセル化機能、フローを分配又は統合する機能、管理アラームを選択的に転送する機能のうちいずれかひとつ又は複数を有することを特徴とする通信ネットワークシステム。
  14. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    前記アダプテーション情報によるアダプテーション機能は、前記ノードが転送するデータについて、QoSマッピング機能、及び/又は、符号変換機能を有することを特徴とする通信ネットワークシステム。
  15. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    前記通信路の保守要件と前記ネットワーク資源の保守属性は、サービスを提供すべき時間帯に関する情報、及び/又は、サービスの停止を許容する時間の長さに関する情報、を含むことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  16. 請求項1に記載の通信ネットワークシステムであって、
    前記パス確立要求又は前記パス確立応答が、MPLS又はGMPLS拡張RSVPであることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  17. 複数のノードと、パス計算装置とを備え、複数のノード間でパスを確立するための制御信号を転送して、パスを確立する通信ネットワークシステムにおけるパス計算装置であって、
    前記パス計算装置は、
    サービス識別子、サービス属性、保守要件及びアダプテーションを対応付けて記憶するサービス定義テーブルと、
    リンク及びリンクの保守属性を対応付けて記憶するリンク属性テーブルと、
    を備え、

    前記ノードは、
    セッション識別子、サービス識別子、サービス属性及び明示的経路、及び、アダプテーション情報を対応付けて記憶するセッション管理テーブル
    を備え、

    前記パス計算装置は、
    パスの起点となる第1のノードから、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算要求を受け取り、
    受け取ったサービス識別子及びサービス属性を元に、サービス定義テーブルを用いて、確立しようとする通信路が通過する各ホップのリンクが満足すべき保守要件を決定し、
    決定した保守要件を満足する保守属性をもつ複数のリンクを前記リンク属性テーブルから抽出し、抽出された複数のリンクから構成されるネットワーク上に、各ホップにおいて保守要件を満足可能な通信路の経路候補を決定し、及び/又は、
    サービス識別子及びサービス属性を元に、前記サービス定義テーブルを検索することにより、パスの端点における各種接続機能であるアダプテーション情報を決定し、
    決定した経路候補及び/又はアダプテーション情報を含むパス計算応答を作成し、パス計算応答を要求元の前記第1のノードに返す
    ようにしたパス計算装置。
  18. 請求項17に記載のパス計算装置であって、
    前記パス計算装置は、
    アダプテーション情報に代えてアダプテーションチケットを返し、及び/又は、
    パス計算要求にアダプテーションチケットが含まれるならば、アダプテーションチケットに対応するアダプテーション情報を返すこと
    を特徴とするパス計算装置。
  19. 複数のノードと、第1のパス計算装置とを備え、複数のノード間でパスを確立するための制御信号を転送して、パスを確立する通信ネットワークシステムにおける通信路確立制御方法であって、
    前記第1のパス計算装置は、
    サービス識別子、サービス属性、保守要件及びアダプテーションを対応付けて記憶するサービス定義テーブルと、
    リンク及びリンクの保守属性を対応付けて記憶するリンク属性テーブルと、
    アダプテーションチケットとアダプテーションの対応関係を記憶したチケット内容管理テーブル、
    を備え、
    前記ノードは、
    セッション識別子、サービス識別子、サービス属性及び明示的経路、及び、アダプテーション情報を対応付けて記憶するセッション管理テーブル
    を備え、

    パスの起点となる第1のノードは、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算要求を、前記第1のパス計算装置に送り、

    前記第1のパス計算装置は、
    受け取ったサービス識別子及びサービス属性を元に、サービス定義テーブルを用いて、確立しようとする通信路が通過する各ホップのリンクが満足すべき保守要件を決定し、
    決定した保守要件を満足する保守属性をもつ複数のリンクを前記リンク属性テーブルから抽出し、抽出された複数のリンクから構成されるネットワーク上に、各ホップにおいて保守要件を満足可能な通信路の経路候補を決定し、
    サービス識別子及びサービス属性を元に、前記サービス定義テーブルを検索することにより、パスの端点における各種接続機能であるアダプテーション情報を決定し、アダプテーション情報に対するアダプテーション種別に非依存なタグ情報であり、発行元のパス計算装置識別子とチケット識別子とを含むアダプテーションチケットを発行し、アダプテーション情報とチケット識別子を、チケット内容管理テーブルに格納し、
    経路上のノードの識別子と、発行されたアダプテーションチケットとを、確立しようとする通信路上に現れる順に明示的経路オブジェクトに含み、且つ、サービス識別子及びサービス属性を含むパス計算応答を作成し、パス計算応答を要求元の前記第1のノードに返し、

    前記第1のノードは、
    受け取ったパス計算応答に含まれる明示的経路を先頭から解釈し、アダプテーションチケットが現れたなら、アダプテーションチケットに含まれるチケット発行元のパス計算装置識別子で示される前記第1のパス計算装置に対して、該アダプテーションチケットを含むパス計算要求を発行し、
    前記第1のパス計算装置は、アダプテーションチケットを含むパス計算要求を受取ると、アダプテーションチケット発行時に保持したアダプテーション情報を、前記チケット内容管理テーブルから取り出し、アダプテーション情報と明示的経路を含むパス計算応答を要求元の前記第1のノードに返し、

    前記第1のノードは、
    受取ったパス計算応答に含まれるアダプテーション情報を、サービス識別子及びサービス属性及び明示的経路と関連付けて前記セッション管理テーブルに保持し、
    前記第1のパス計算装置から受信したパス計算応答に含まれるアダプテーション情報に基づいて、自ノードのアダプテーション機能を設定し、
    サービス識別子、サービス属性、及び、アダプテーションチケット付きの明示的経路を含むパス確立要求を次ホップの第2のノードに送る
    ようにした通信路確立制御方法。
JP2008206093A 2008-08-08 2008-08-08 通信ネットワークシステム、パス計算装置、通信路確立制御方法 Expired - Fee Related JP4997196B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008206093A JP4997196B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 通信ネットワークシステム、パス計算装置、通信路確立制御方法
US12/481,621 US8340104B2 (en) 2008-08-08 2009-06-10 Communication network system, path calculation device, and communication path establishment control method
AT09007899T ATE521167T1 (de) 2008-08-08 2009-06-16 Pfadberechnungsvorrichtung zur berechnung und steuerung von pfaden in einem netzwerk
EP20090007899 EP2151959B1 (en) 2008-08-08 2009-06-16 Path calculation device for calculating and controlling paths in a network
CN2009101493768A CN101645842B (zh) 2008-08-08 2009-06-18 通信网络系统、通路计算装置、通信信道确立控制方法
US13/692,252 US20130121338A1 (en) 2008-08-08 2012-12-03 Communication network system, path calculation device, and communication path establishment control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008206093A JP4997196B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 通信ネットワークシステム、パス計算装置、通信路確立制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010045439A JP2010045439A (ja) 2010-02-25
JP4997196B2 true JP4997196B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=40974453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008206093A Expired - Fee Related JP4997196B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 通信ネットワークシステム、パス計算装置、通信路確立制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8340104B2 (ja)
EP (1) EP2151959B1 (ja)
JP (1) JP4997196B2 (ja)
CN (1) CN101645842B (ja)
AT (1) ATE521167T1 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE527790T1 (de) * 2009-06-24 2011-10-15 Alcatel Lucent Verfahren zur herstellung von disjunkt- datenverbindungen zwischen kunden über ein netzwerk
CN102201972B (zh) * 2010-03-25 2015-05-20 中兴通讯股份有限公司 一种基于g.709的多级复用路由计算方法和路径计算装置
CN102202247B (zh) 2010-03-25 2015-07-22 中兴通讯股份有限公司 一种基于g.709的多级复用的信令控制方法和系统
CN102136994B (zh) * 2010-08-02 2014-04-30 华为技术有限公司 一种建立标签交换路径的方法、系统和节点设备
US8982775B2 (en) * 2010-11-02 2015-03-17 Infinera Corporation GMPLS signaling for networks having multiple multiplexing levels
WO2012097878A1 (en) * 2011-01-21 2012-07-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Timer value negotiation for path configuration based on rsvp-te
EP2686995B1 (de) 2011-03-16 2017-11-15 Unify GmbH & Co. KG Verfahren zum aufbau einer kommunikationsverbindung
CN102238443B (zh) * 2011-06-01 2013-11-20 电子科技大学 一种满足波长连续性约束条件的跨域路径建路方法
WO2013008890A1 (ja) * 2011-07-12 2013-01-17 古河電気工業株式会社 通信システム、通信経路制御方法及び通信装置
CN102957525B (zh) * 2011-08-17 2017-06-13 中兴通讯股份有限公司 一种物理混合自动重传请求指示信道的配置方法及装置
JP5771832B2 (ja) * 2012-02-14 2015-09-02 株式会社日立製作所 伝送システム、管理計算機、及び論理パス構築方法
US20130232193A1 (en) * 2012-03-04 2013-09-05 Zafar Ali Control-Plane Interface Between Layers in a Multilayer Network
CN103078791B (zh) 2013-01-31 2016-08-10 华为技术有限公司 Oam报文处理方法、设备及系统
US9444675B2 (en) * 2013-06-07 2016-09-13 Cisco Technology, Inc. Determining the operations performed along a service path/service chain
CN104253750B (zh) * 2013-06-26 2018-10-09 华为技术有限公司 路径获取方法、路径计算单元、路径计算客户端及系统
CN104283812B (zh) * 2013-07-08 2017-10-31 中国电信股份有限公司 一种标识用户接入带宽的方法和系统
US9258210B2 (en) 2013-10-01 2016-02-09 Juniper Networks, Inc. Dynamic area filtering for link-state routing protocols
US9537753B2 (en) * 2014-03-03 2017-01-03 Cisco Technology, Inc. Opaque profile identifiers for path computation element protocol
JP2016005170A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 株式会社日立製作所 通信システムおよびネットワーク制御装置
US20170111469A1 (en) * 2015-10-15 2017-04-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for assigning dynamic identifier to electronic device and device thereof
CN112671643B (zh) * 2017-03-30 2022-05-13 上海层峰网络科技有限公司 一种基于mpls的sdn业务隔离及选路的装置
CN114051224B (zh) * 2021-08-09 2023-12-05 吴钟博 一种无人机密集编队支撑网络的协同中继选择方法
CN116249130A (zh) * 2021-12-07 2023-06-09 中兴通讯股份有限公司 一种信息处理方法、电子设备和存储介质
CN114124964B (zh) * 2022-01-24 2022-06-24 阿里云计算有限公司 通信系统、通道调度方法、设备及存储介质

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000307637A (ja) * 1999-04-16 2000-11-02 Nec Corp マルチメディア端末装置及び網間接続装置
US7315897B1 (en) * 2002-09-13 2008-01-01 Alcatel Lucent Adaptable control plane architecture for a network element
JP4162959B2 (ja) * 2002-09-27 2008-10-08 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス 地図データ処理装置
US7215644B2 (en) * 2003-03-19 2007-05-08 Alcatel Lucent Inter-domain constraint-based shortest path first technique for supporting hierarchical routing in interconnected multi-domain optical transport networks
US7672317B2 (en) * 2003-12-29 2010-03-02 Nokia Corporation Method, system, and devices for transmitting information between a user equipment and an IP packet gateway
JP4148160B2 (ja) 2004-03-01 2008-09-10 日本電信電話株式会社 階層化MPLS(MultiProtocolLabelSwitching)ネットワークトンネル通信方法
CN101656672A (zh) * 2004-04-14 2010-02-24 日本电气株式会社 链路特性设置方法、路由计算方法及其系统
JP2005323129A (ja) 2004-05-10 2005-11-17 Hitachi Communication Technologies Ltd 通信路経路決定方法
ATE364270T1 (de) * 2004-09-01 2007-06-15 Alcatel Lucent Verfahren zur herstellung eines back-up pfades in einem transportnetz
JP4374307B2 (ja) 2004-10-20 2009-12-02 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー ラベルスイッチパスの経路制御方法
US7558276B2 (en) * 2004-11-05 2009-07-07 Cisco Technology, Inc. System and method for retrieving computed paths from a path computation element using a path key
US20060221865A1 (en) * 2005-03-30 2006-10-05 Tellabs Operations, Inc. Method and system for autonomous link discovery and network management connectivity of remote access devices
JP4602950B2 (ja) * 2006-08-08 2010-12-22 日本電信電話株式会社 Vpnサービス管理方法
JP2008206093A (ja) 2007-02-22 2008-09-04 Ntt Docomo Inc 信号転送システムおよび信号転送方法
JP4765980B2 (ja) 2007-03-30 2011-09-07 株式会社日立製作所 通信ネットワークシステム
US8095680B2 (en) * 2007-12-20 2012-01-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Real-time network transport protocol interface method and apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP2151959A1 (en) 2010-02-10
CN101645842A (zh) 2010-02-10
ATE521167T1 (de) 2011-09-15
US20130121338A1 (en) 2013-05-16
CN101645842B (zh) 2013-11-06
EP2151959B1 (en) 2011-08-17
US8340104B2 (en) 2012-12-25
JP2010045439A (ja) 2010-02-25
US20100034205A1 (en) 2010-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4997196B2 (ja) 通信ネットワークシステム、パス計算装置、通信路確立制御方法
US11451471B2 (en) Using PCE as SDN controller
US10250459B2 (en) Bandwidth on-demand services in multiple layer networks
US7680029B2 (en) Transmission apparatus with mechanism for reserving resources for recovery paths in label-switched network
US7558276B2 (en) System and method for retrieving computed paths from a path computation element using a path key
JP4765980B2 (ja) 通信ネットワークシステム
JP4374307B2 (ja) ラベルスイッチパスの経路制御方法
US7787364B2 (en) Control scheme for standby channel route
EP2685685B1 (en) Method and related apparatus for establishing link-diverse traffic paths in a telecommunications network
US20090103533A1 (en) Method, system and node apparatus for establishing identifier mapping relationship
US20090285097A1 (en) Method and system for providing traffic engineering interworking
Saad et al. RFC 8776: Common YANG Data Types for Traffic Engineering
Oki et al. Generalized traffic engineering protocol for multi-layer GMPLS networks
Liu et al. Extending OSPF routing protocol for shared mesh restoration
Domancich et al. PCE for GMPLS networks
Yao et al. A PCE-based redundancy-aware path selection scheme for multi-layer network

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120514

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees