JP2008206093A - 信号転送システムおよび信号転送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動通信の方式や通信事業者の数に依存することなく、回線非対応信号を転送できるようにする。
【解決手段】加入者収容判定部21は、発事業者11または他の携帯事業者12〜15から送信されたデータベース照会信号の宛先番号から加入者収容データベース12b〜15bをそれぞれ参照することで、自網に収容されている加入者宛の信号かどうかを判定し、転送部23は、加入者収容判定部21にて自網に収容されていない加入者宛の信号とそれぞれ判定された場合、転送先のルーティング情報を転送先情報データベース12c〜15cからそれぞれ取得し、その転送先のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加するとともに、転送元の事業者情報を判断するパラメータを付加した上で、他の携帯事業者12〜15にそれぞれ転送する。
【選択図】 図2

Description

本発明は信号転送システムおよび信号転送方法に関し、特に、3GPP(Third Generation Partnership Project)方式をサポートする携帯事業者(キャリア)間で移動加入者の電話番号を転送する方法に適用して好適なものである。
携帯電話の電話番号を変更することなく、加入者が契約する携帯電話事業者を変更できるようにするため、ナンバーポータビリティ制度が普及してきている。
このナンバーポータビリティの実現方式としては、総務省の「携帯電話の番号ポータビリティの在り方に関する研究会」報告書などに開示されているように、転送方式とリダイレクション方式とがある。
ここで、転送方式では、発信元事業者から移転元事業者へルーティングし、移転元事業者がユーザの移転先を示す情報を基に移転先事業者に転送される。なお、移転元事業者とは、電話番号の移転先の管理を任された事業者である。
また、リダイレクション方式では、発信元事業者から移転元事業者へルーティングし、移転元事業者が携帯電話ユーザの移転先を示す情報をデータベースに照会し、その結果を発信元事業者に通知することにより、発信元事業者から移転先事業者に直接ルーティングされる。
図13は、ナンバーポータビリティを実現する転送方式を示すブロック図である。
図13において、(1)発信網201のサーバ204は、発信元事業者から移転元事業者へCDEコードによるルーティングを行う。(2)発信元事業者から移転元事業者へCDEコードによるルーティングが行われると、移転元網202のサーバ205は、転送先情報データベース206を照会し、(3)移転先を示す情報を取得する。(4)そして、移転元網202のサーバ205は、移転先を示す情報を取得すると、移転先網203へルーティングする。(5)そして、移転先網203のサーバ207は、移転先網203へルーティングされると、加入者収容データベース208を照会し、加入者認証や在歴検索などを行った後、(6)携帯電話209への着信接続などのモビリティ/サービス制御を行う。
図14は、ナンバーポータビリティを実現するリダイレクション方式を示すブロック図である。
図14において、(1)発信網301のサーバ304は、発信元事業者から移転元事業者へCDEコードによるルーティングを行う。(2)発信元事業者から移転元事業者へCDEコードによるルーティングが行われると、移転元網302のサーバ305は、転送先情報データベース306を照会し、(3)移転先を示す情報を取得し、(4)その移転先を示す情報を発信網301のサーバ304に通知してから、リダイレクション(回線開放)を行う。(5)そして、発信網301のサーバ304は、移転先を示す情報を取得すると、移転先網303へルーティングする。(6)そして、移転先網303のサーバ307は、移転先網303へルーティングされると、加入者収容データベース308を照会し、加入者認証や在歴検索などを行った後、(7)携帯電話309への着信接続などのモビリティ/サービス制御を行う。
また、ITU−T勧告Q.711〜Q.719や、TTC標準JT−Q711〜JT−Q719に規定されているように、移動通信における装置間のメッセージ転送などでSCCP(Signaling Connection Control part)が利用されている。
図15は、SCCPにてナンバーポータビリティを実現する方式を示すブロック図である。
図15において、発事業者401および移転先事業者403は同一の3GPP標準に準拠しているものとし、発事業者401の交換機404から移転先事業者403のHLR(Home Location Register)408に信号を送るものとする。なお、HLR408は、移転先事業者403の移動加入者の契約情報や在圏位置情報を扱うことができる。
ここで、発事業者401と移転先事業者403との間には移転元事業者402が設けられ、発事業者401には、交換機404が設けられ、移転元事業者402には、交換機405および番号管理データベース406が設けられ、移転先事業者403には、交換機407およびHLR408が設けられている。
そして、交換機404は、着グローバルタイトル(宛先番号)に移動加入者の電話番号を設定し、交換機405に送る。そして、交換機405は、移動加入者の電話番号が設定された着グローバルタイトルを受け取ると、番号管理データベース406を参照することで、移転先事業者403のルーティング情報を取得し、その移転先事業者403のルーティング情報を着グローバルタイトルに付加して交換機407に送る。
そして、交換機407は、交換機405からの信号を受け取ると、着グローバルタイトルの加入者番号から、移動加入者を収容するHLR408を特定し、そのHLR408に信号を送る。
ここで、非特許文献1には、SCCPの信号転送をナンバーポータビリティに対応させる方法が規定されている。この方法では、電話のルーティングと同様に、発事業者または中継事業者が移転元事業者に移転先を問い合わせて移転先に信号を送ることができる。あるいは、信号が移転元事業者に届くと、移転元事業者から移転先事業者に信号を転送することができる。
3GPP標準TS23.066
しかしながら、移動通信の方式には異なるいくつかの方式があり、ナンバーポータビリティを相互に行う通信事業者には、3GPP標準に準拠した方式をとる事業者や、3GPP標準とは異なる方式をとる事業者が存在する。このため、従来のナンバーポータビリティの実現方式では、3GPP標準に準拠した方式をとる事業者の中に移転元事業者が存在せず、非特許文献1に規定された信号転送方式が適用できなくなるという問題があった。
ただし、3GPP標準に準拠した方式をとる事業者が1者しか存在しない場合、転送対象となる信号は、海外からこの事業者に送られる信号だけである。このため、この事業者は、送られてきた信号が自網と契約する加入者に関する信号かどうかを判定し、自網と契約する加入者に関する信号でなければ、エラーを返すか、あるいはその信号を破棄することができる。
また、3GPP標準に準拠した方式をとる事業者が2者しか存在しない場合、各事業者は、海外から信号を受信すると、その信号が自網と契約する加入者に関する信号かどうかを判定し、自網と契約する加入者に関する信号でなければ、その信号を相手の事業者に送ることができる。そして、各事業者は、相手の事業者からの信号を受け取ると、その信号が自網と契約する加入者に関する信号かどうかを判定し、自網と契約する加入者に関する信号でなければ、エラーを返すか、あるいはその信号を破棄することで、非特許文献1に規定された信号転送方式が適用可能となる。
一方、3GPP標準に準拠した方式をとる事業者が3者以上存在する場合、SCCPにてナンバーポータビリティを実現することはできない。
そこで、本発明の目的は、移動通信の方式や通信事業者の数に依存することなく、回線非対応信号を転送することが可能な信号転送システムおよび信号転送方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の信号転送システムによれば、データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係が登録された加入者収容データベースと、所定の規格に準拠した移動通信方式をとる3者以上の事業者間における転送先のルーティング情報が登録された転送先情報データベースと、自網に収容されていない加入者宛の信号を前記ルーティング情報に従って他の事業者に転送するデータベースサーバとを備えることを特徴とする。
また、請求項2記載の信号転送システムによれば、データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係が登録された加入者収容データベースと、移転元事業者の機能を代行する代理事業者へのルーティング情報が登録された転送先情報データベースと、自網に収容されていない加入者宛の信号を前記代理事業者へのルーティング情報に従って前記代理事業者に転送するデータベースサーバと、データベース照会信号の宛先番号と移転先のルーティング情報との関係が登録された移送先情報データベースと、前記代理事業者に送信された信号を前記移転先のルーティング情報に従って移転先網に転送する移転先情報データベースサーバとを備えることを特徴とする。
また、請求項3記載の信号転送システムによれば、データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係が登録された加入者収容データベースと、自網に収容されている加入者宛の信号の着信処理を行うデータベースサーバと、データベース照会信号の宛先番号と移転先のルーティング情報との関係が登録された移送先情報データベースと、自網に収容されていない加入者宛の信号を前記移転先のルーティング情報に従って移転先網に転送する移転先情報データベースサーバとを備えることを特徴とする。
また、請求項4記載の信号転送方法によれば、所定の規格に準拠した移動通信方式をとる3者以上の事業者間で信号転送経路を事前に設定するステップと、前記信号転送経路に従って前記規格に準拠した移動通信方式をとる全ての事業者に信号を転送することで、前記信号を移転先網に届けるステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項5記載の信号転送方法によれば、移転元事業者の機能を代行する1または複数の代理事業者を選定するステップと、前記代理事業者が信号受信時に宛先番号を照会し、前記信号を移転先網に転送するステップとを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、自網に収容されていない加入者宛の信号をルーティング情報に従って他の全ての事業者に転送することが可能となり、所定の規格に準拠した移動通信方式をとりながらナンバーポータビリティを相互に行う事業者が3者以上ある場合においても、移動通信の方式や通信事業者の数に依存することなく、回線非対応信号を転送することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る信号転送システムについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る信号転送システムの概略構成を示すブロック図である。
図1において、信号転送システムには、発事業者11および携帯事業者12〜15が存在しているものとする。なお、発事業者11は国際事業者、携帯事業者12〜15は3GPP標準に準拠した移動通信方式をとりながらナンバーポータビリティを相互に行う事業者とすることができる。
そして、図1の信号転送システムでは、発事業者11から送られた信号を携帯事業者12〜15間で順番に転送することで、加入者を収容するホーム網まで信号を届けることができる。
すなわち、発事業者11には、信号を送出するサーバ11aが設けられ、携帯事業者12〜15には、データベースサーバ12a〜15a、加入者収容データベース12b〜15bおよび転送先情報データベース12c〜15cがそれぞれ設けられている。
ここで、加入者収容データベース12b〜15bは、データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係を登録することができる。転送先情報データベース12c〜15cは、携帯事業者12〜15間における転送先のルーティング情報を登録することができ、携帯事業者12〜15間で予め合意された転送順序で信号を転送するためのルーティング情報を登録することができる。
例えば、携帯事業者12の転送先情報データベース12cには、携帯事業者13のルーティング情報、携帯事業者13の転送先情報データベース13cには、携帯事業者14のルーティング情報、携帯事業者14の転送先情報データベース14cには、携帯事業者15のルーティング情報、携帯事業者15の転送先情報データベース15cには、携帯事業者12のルーティング情報を登録することができる。
データベースサーバ12a〜15aは、転送先情報データベース12c〜15cをそれぞれ参照することで、自網に収容されていない加入者宛の信号をルーティング情報に従って他の携帯事業者12〜15に転送することができる。
なお、発事業者11から送られた信号を携帯事業者12〜15間で順番に信号を転送する方法以外にも、枝分かれしながら信号を転送するようにしてもよく、例えば、ツリー構造の経路を設定するようにしてもよい。
図2は、図1のデータベースサーバの概略構成を示すブロック図である。
図2において、データベースサーバ12a〜15aには、加入者収容判定部21、着信制御部22、転送部23および転送抑止部24がそれぞれ設けられている。
ここで、各データベースサーバ12a〜15aの加入者収容判定部21は、発事業者11または他の携帯事業者12〜15から送信されたデータベース照会信号の宛先番号から加入者収容データベース12b〜15bをそれぞれ参照し、自網に収容されている加入者宛の信号かどうかを判定することができる。
各データベースサーバ12a〜15aの着信制御部22は、自網に収容されている加入者宛の信号の着信処理をそれぞれ実行することができる。各データベースサーバ12a〜15aの転送部23は、加入者収容判定部21にて自網に収容されていない加入者宛の信号とそれぞれ判定された場合、転送先のルーティング情報を転送先情報データベース12c〜15cからそれぞれ取得し、その転送先のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加するとともに、転送元の事業者情報を判断するパラメータを付加した上で、他の携帯事業者12〜15にそれぞれ転送することができる。
各データベースサーバ12a〜15aの転送抑止部24は、発事業者11または他の携帯事業者12〜15から送信されたデータベース照会信号の転送元の事業者情報を判断するパラメータと、宛先番号の番号帯の組み合わせに基づいて、次の携帯事業者12〜15への信号の転送が許容されているかどうかを判定し、信号の転送が許容されていない場合には、データベース照会信号を破棄したり、エラーを返送したりすることができる。
ここで、宛先番号の一部分には、携帯事業者12〜15を特定する番号帯を含ませることができる。そして、番号帯Aは携帯事業者12、番号帯Bは携帯事業者13、番号帯Cは携帯事業者14、番号帯Dは携帯事業者15というように、宛先番号の番号帯を参照することで、発事業者11からデータベース照会信号を最初に受信する携帯事業者12〜15を特定することができる。
これにより、他の携帯事業者12〜15からの信号を受信した携帯事業者12〜15は、宛先番号の番号帯を参照することで、発事業者11からデータベース照会信号を最初に受信する携帯事業者12〜15を特定することが可能となるとともに、データベース照会信号に付加されたパラメータを参照することで、転送元の事業者情報を判断することができ、次の携帯事業者12〜15に転送が許容されているかどうかを判断することができる。
図3は、図1の信号転送システムの処理の流れを示す図である。
図3において、携帯事業者12のデータベースサーバ12aが、加入者X宛に来たデータベース照会信号を発事業者11から最初に受信したものとする(ステップS11)。そして、携帯事業者12のデータベースサーバ12aはデータベース照会信号を受信すると、データベースサーバ12aの加入者収容判定部21は、加入者収容データベース12bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS12)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ12aの着信制御部22はその信号の着信制御を実行する(ステップS13)。
一方、データベースサーバ12aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ12aの転送部23は、転送先情報データベース12cを参照することにより、携帯事業者13のルーティング情報を取得し、その携帯事業者13のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加するとともに、携帯事業者12の事業者情報を判断するパラメータを付加した上で(ステップS15)、携帯事業者13に転送する(ステップS14)。
そして、携帯事業者13のデータベースサーバ13aは携帯事業者12からの信号を受信すると、データベースサーバ13aの加入者収容判定部21は、加入者収容データベース13bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS16)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ13aの着信制御部22はその信号の着信制御を実行する(ステップS17)。
一方、データベースサーバ13aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ13aの転送部23は、転送先情報データベース13cを参照することにより、携帯事業者14のルーティング情報を取得し、その携帯事業者14のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加するとともに、携帯事業者13の事業者情報を判断するパラメータを付加した上で(ステップS19)、携帯事業者14に転送する(ステップS18)。
そして、携帯事業者14のデータベースサーバ14aは携帯事業者13からの信号を受信すると、データベースサーバ14aの加入者収容判定部21は、加入者収容データベース14bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS20)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ14aの着信制御部22はその信号の着信制御を実行する(ステップS21)。
一方、データベースサーバ14aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ14aの転送部23は、転送先情報データベース14cを参照することにより、携帯事業者15のルーティング情報を取得し、その携帯事業者15のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加するとともに、携帯事業者14の事業者情報を判断するパラメータを付加した上で(ステップS23)、携帯事業者15に転送する(ステップS22)。
そして、携帯事業者15のデータベースサーバ15aは携帯事業者14からの信号を受信すると、データベースサーバ15aの加入者収容判定部21は、加入者収容データベース15bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS24)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ15aの着信制御部22はその信号の着信制御を実行する(ステップS25)。
一方、データベースサーバ15aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が携帯事業者12〜15のいずれにも収容されていない加入者の番号である場合、転送抑止部24は、データベース照会信号を破棄するか、あるいは発事業者11にエラーを返送する(ステップS26)。
これにより、自網に収容されていない加入者宛の信号をルーティング情報に従って他の全ての携帯事業者12〜15に順次転送することが可能となり、3GPP標準に準拠した移動通信方式をとりながらナンバーポータビリティを相互に行う携帯事業者12〜15が3者以上ある場合においても、移動通信の方式や通信事業者の数に依存することなく、回線非対応信号を転送することが可能となる。
なお、エラーの検出方法としては、例えば、以下のいずれかの方法をとることができる。
・携帯事業者12は所定の間だけ携帯事業者13に転送した信号を記憶し、同じ信号が携帯事業者15から送信されたならば、その信号を破棄するか、あるいは発事業者11にエラーを返送する。
・携帯事業者12は携帯事業者13に転送する信号に転送回数の制限値を設定する。なお、この制限値は、関係する携帯事業者12〜15の数から1だけ引いた値、例えば、図1の例では3に設定することができる。そして、携帯事業者12〜15は他の携帯事業者12〜15から信号を受信するごとに制限値を1づつ減算し、携帯事業者15は制限値が0になったことを検出すると、その信号を破棄するか、あるいは発事業者11にエラーを返送することができる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る信号転送システムの概略構成を示すブロック図である。
図4において、信号転送システムには、発事業者31および携帯事業者32〜35が存在しているものとする。なお、発事業者31は国際事業者、携帯事業者32〜35は3GPP標準に準拠した移動通信方式をとりながらナンバーポータビリティを相互に行う事業者とすることができる。
そして、図4の信号転送システムでは、発事業者11から最初に信号を受けた携帯事業者32が他の残りの全ての携帯事業者33〜35に転送することで、加入者を収容するホーム網まで信号を届けることができる。
すなわち、発事業者31には、信号を送出するサーバ31aが設けられ、携帯事業者32〜35には、データベースサーバ32a〜35a、加入者収容データベース32b〜35bおよび転送先情報データベース32c〜35cがそれぞれ設けられている。
ここで、加入者収容データベース32b〜35bは、データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係を登録することができる。転送先情報データベース32c〜35cは、ナンバーポータビリティを相互に行う他の携帯事業者32〜35の全ての転送先のルーティング情報を登録することができる。
例えば、携帯事業者32の転送先情報データベース32cには、携帯事業者33〜35のルーティング情報、携帯事業者33の転送先情報データベース33cには、携帯事業者32、34、35のルーティング情報、携帯事業者34の転送先情報データベース34cには、携帯事業者32、33、35のルーティング情報、携帯事業者35の転送先情報データベース35cには、携帯事業者32〜34のルーティング情報を登録することができる。
データベースサーバ32a〜35aは、転送先情報データベース32c〜35cをそれぞれ参照することで、自網に収容されていない加入者宛の信号をルーティング情報に従って他の全ての携帯事業者32〜35にそれぞれ転送することができる。
図5は、図4のデータベースサーバの概略構成を示すブロック図である。
図5において、データベースサーバ32a〜35aには、加入者収容判定部41、着信制御部42、複製部43、転送部44および信号破棄部45がそれぞれ設けられている。
ここで、各データベースサーバ32a〜35aの加入者収容判定部41は、発事業者31または他の携帯事業者32〜35から送信されたデータベース照会信号の宛先番号から加入者収容データベース32b〜35bをそれぞれ参照し、自網に収容されている加入者宛の信号かどうかを判定することができる。各データベースサーバ32a〜35aの着信制御部42は、自網に収容されている加入者宛の信号の着信処理をそれぞれ実行することができる。各データベースサーバ32a〜35aの複製部43は、加入者収容判定部41にて自網に収容されていない加入者宛の信号とそれぞれ判定された場合、他の全ての携帯事業者32〜35の数だけ信号を複製することができる。
各データベースサーバ32a〜35aの転送部43は、加入者収容判定部41にて自網に収容されていない加入者宛の信号とそれぞれ判定された場合、他の全ての携帯事業者32〜35の転送先のルーティング情報を転送先情報データベース32c〜35cからそれぞれ取得し、その転送先のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加してから、他の全ての携帯事業者32〜35にそれぞれ転送することができる。各データベースサーバ32a〜35aの信号破棄部45は、他の携帯事業者32〜35から送信されたデータベース照会信号を自網の加入者収容データベース32b〜35bと照合し、その信号が自網に収容されている加入者宛の信号でない場合には、データベース照会信号を破棄することができる。
図6は、図4の信号転送システムの処理の流れを示す図である。
図6において、携帯事業者32のデータベースサーバ32aが、加入者X宛に来たデータベース照会信号を発事業者31から最初に受信したものとする(ステップS31)。そして、携帯事業者32のデータベースサーバ32aはデータベース照会信号を受信すると、データベースサーバ32aの加入者収容判定部41は、加入者収容データベース32bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS32)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ32aの着信制御部42はその信号の着信制御を実行する(ステップS33)。
一方、データベースサーバ32aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ32aの複製部43は、他の全ての携帯事業者33〜35の数だけ信号を複製する。そして、データベースサーバ32aの転送部43は、転送先情報データベース32cを参照することにより、他の全ての携帯事業者33〜35のルーティング情報を取得し、その携帯事業者32〜35のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加してから(ステップS35、S39、S43)、他の全ての携帯事業者33〜35に転送する(ステップS34)。
そして、携帯事業者33のデータベースサーバ33aは携帯事業者32からの信号を受信すると、データベースサーバ33aの加入者収容判定部41は、加入者収容データベース33bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS36)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ33aの着信制御部42はその信号の着信制御を実行する(ステップS37)。
一方、データベースサーバ33aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ33aの信号破棄部45は、データベース照会信号を破棄する(ステップS38)。
また、携帯事業者34のデータベースサーバ34aは携帯事業者32からの信号を受信すると、データベースサーバ34aの加入者収容判定部41は、加入者収容データベース34bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS40)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ34aの着信制御部42はその信号の着信制御を実行する(ステップS41)。
一方、データベースサーバ34aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ34aの信号破棄部45は、データベース照会信号を破棄する(ステップS42)。
また、携帯事業者35のデータベースサーバ35aは携帯事業者32からの信号を受信すると、データベースサーバ35aの加入者収容判定部41は、加入者収容データベース35bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS44)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ35aの着信制御部42はその信号の着信制御を実行する(ステップS45)。
一方、データベースサーバ35aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ35aの信号破棄部45は、データベース照会信号を破棄する(ステップS46)。
これにより、携帯事業者32は、自網に収容されていない加入者宛の信号をルーティング情報に従って他の全ての携帯事業者33〜35に一斉に転送することが可能となり、3GPP標準に準拠した移動通信方式をとりながらナンバーポータビリティを相互に行う携帯事業者32〜35が3者以上ある場合においても、移動通信の方式や通信事業者の数に依存することなく、回線非対応信号を転送することが可能となる。
図7は、本発明の第3実施形態に係る信号転送システムの概略構成を示すブロック図である。
図7において、信号転送システムには、発事業者51および携帯事業者52〜55が存在しているものとする。なお、発事業者51は国際事業者、携帯事業者52〜55は3GPP標準に準拠した移動通信方式をとりながらナンバーポータビリティを相互に行う事業者とすることができる。また、携帯事業者53は、移転元事業者の機能を代行する代理事業者としての役割も兼ね備えることができる。
そして、図7の信号転送システムでは、携帯事業者53が、発事業者51から送られた信号を移転元事業者の機能を代行しながら転送することで、加入者を収容するホーム網まで信号を届けることができる。
すなわち、発事業者51には、信号を送出するサーバ51aが設けられ、携帯事業者52、54、55には、データベースサーバ52a、54a、55a、加入者収容データベース52b、54b、55bおよび転送先情報データベース52c、54c、55cがそれぞれ設けられている。また、移転元事業者の機能を代行する携帯事業者53には、データベースサーバ53a、加入者収容データベース53b、移転先情報データベースサーバ53cおよび移転先情報データベース53dが設けられている。
ここで、携帯事業者52、54、55に関しては、加入者収容データベース52b、54b、55bは、データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係を登録することができる。転送先情報データベース52c、54c、55cは、移転元事業者の機能を代行する携帯事業者53のルーティング情報を登録することができる。
データベースサーバ52a、54a、55aは、転送先情報データベース52c、54c、55cを参照することで、自網に収容されていない加入者宛の信号をルーティング情報に従って携帯事業者53に転送することができる。
また、携帯事業者53に関しては、加入者収容データベース53bは、データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係を登録することができる。データベースサーバ53aは、加入者収容データベース53bを参照することで、自網に収容されている加入者宛の信号の着信制御を行うことができる。移転先情報データベース53dは、データベース照会信号の宛先番号に対応させて他の全ての携帯事業者52、54、55のルーティング情報を登録することができる。
なお、各携帯事業者52、54、55は、ナンバーポータビリティが実施されると、代理の携帯事業者53に事前に連絡をとり、移転先の携帯事業者52、54、55の登録を行うことができる。移転先情報データベースサーバ53cは、移転先情報データベース53dを参照することで、自網に収容されていない加入者宛の信号をルーティング情報に従って携帯事業者52、54、55に転送することができる。
図8(a)は図7のデータベースサーバの概略構成を示すブロック図、図8(b)は図7の移転先情報データベースサーバの概略構成を示すブロック図である。
図8(a)において、データベースサーバ52a、54a、55aには、加入者収容判定部21、着信制御部22および転送部23がそれぞれ設けられている。
ここで、各データベースサーバ52a、54a、55aの加入者収容判定部61は、発事業者51または代理の携帯事業者53から送信されたデータベース照会信号の宛先番号から加入者収容データベース52b、54b、55bをそれぞれ参照し、自網に収容されている加入者宛の信号かどうかを判定することができる。各データベースサーバ52a、54a、55aの着信制御部62は、自網に収容されている加入者宛の信号の着信処理をそれぞれ実行することができる。
各データベースサーバ52a、54a、55aの転送部63は、加入者収容判定部61にて自網に収容されていない加入者宛の信号とそれぞれ判定された場合、代理の携帯事業者53のルーティング情報を転送先情報データベース52c、54c、55cからそれぞれ取得し、代理の携帯事業者53のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加してから、代理の携帯事業者53にそれぞれ転送することができる。
また、図8(b)において、移転先情報データベースサーバ53cには、移転先判定部71および転送部72が設けられている。
ここで、移転先情報データベースサーバ53cの移転先判定部71は、データベース照会信号の宛先番号から各携帯事業者52、54、55の移転先情報を導出することができる。移転先情報データベースサーバ53cの転送部72は、移転先判定部71にて導出された各携帯事業者52、54、55の移転先情報に基づいて、移転先の携帯事業者52、54、55のルーティング情報を移転先情報データベース53dから取得し、移転先の携帯事業者52、54、55のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加してから、移転先の携帯事業者52、54、55に転送することができる。
図9は、図7の信号転送システムの処理の流れを示す図である。
図9において、携帯事業者52のデータベースサーバ52aが、加入者X宛に来たデータベース照会信号を発事業者51から最初に受信したものとする(ステップS51)。そして、携帯事業者52のデータベースサーバ52aはデータベース照会信号を受信すると、データベースサーバ52aの加入者収容判定部51は、加入者収容データベース52bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS52)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ52aの着信制御部62はその信号の着信制御を実行する(ステップS53)。
一方、データベースサーバ52aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ52aの転送部63は、転送先情報データベース52cを参照することにより、代理の携帯事業者53のルーティング情報を取得し、その代理の携帯事業者53のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加してから(ステップS55)、代理の携帯事業者53に転送する(ステップS54)。
そして、代理の携帯事業者53は、他の全ての携帯事業者52、54、55の移転先情報を管理し(ステップS56)、代理の携帯事業者53のデータベースサーバ53aは携帯事業者52からの信号を受信すると、データベースサーバ53aの加入者収容判定部61は、加入者収容データベース53bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS57)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ53aの着信制御部62はその信号の着信制御を実行する(ステップS58)。
一方、データベースサーバ53aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、移転先情報データベースサーバ53cの移転先判定部71は、データベース照会信号の宛先番号から各携帯事業者52、54、55の移転先情報を導出する。ここで、加入者Xが携帯事業者55のホーム網に収容されているものとすると、データベース照会信号の宛先番号から携帯事業者55の移転先情報が移転先判定部71にて導出される。
そして、移転先情報データベースサーバ53cの転送部72は、移転先判定部71にて導出された携帯事業者55の移転先情報に基づいて、移転先の携帯事業者55のルーティング情報を移転先情報データベース53dから取得し、移転先の携帯事業者55のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加してから(ステップS60)、移転先の携帯事業者55に転送する(ステップS59)。
そして、携帯事業者55のデータベースサーバ55aは代理の携帯事業者53からの信号を受信すると、データベースサーバ55aの加入者収容判定部61は、加入者収容データベース55bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS61)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ55aの着信制御部62はその信号の着信制御を実行する(ステップS62)。
一方、データベースサーバ55aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ55aは、データベース照会信号を破棄するか、あるいは発事業者51にエラーを返送する(ステップS63)。
これにより、自網に収容されていない加入者宛の信号を代理の携帯事業者53を介して転送することが可能となり、3GPP標準に準拠した移動通信方式をとりながらナンバーポータビリティを相互に行う携帯事業者52〜55が3者以上ある場合においても、移動通信の方式や通信事業者の数に依存することなく、回線非対応信号を転送することが可能となる。
図10は、本発明の第4実施形態に係る信号転送システムの概略構成を示すブロック図である。
図10において、信号転送システムには、発事業者81および携帯事業者82〜85が存在しているものとする。なお、発事業者81は国際事業者、携帯事業者82〜85は3GPP標準に準拠した移動通信方式をとりながらナンバーポータビリティを相互に行う事業者とすることができる。また、携帯事業者82〜85は、移転元事業者の機能を代行する代理事業者としての役割も兼ね備えることができる。
そして、図10の信号転送システムでは、携帯事業者82〜85は全移動加入者の移転先を把握し、発事業者81から送られた信号を最初に受けた携帯事業者82〜85が、移転元事業者の機能を代行しながらその信号を転送することで、加入者を収容するホーム網まで信号を届けることができる。
すなわち、発事業者81には、信号を送出するサーバ81aが設けられ、携帯事業者82〜85には、データベースサーバ82a〜85a、加入者収容データベース82b〜85b、移転先情報データベースサーバ82c〜85cおよび移転先情報データベース82d〜85dがそれぞれ設けられている。
ここで、加入者収容データベース82b〜85bは、データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係を登録することができる。データベースサーバ82a〜85aは、加入者収容データベース82b〜85bをそれぞれ参照することで、自網に収容されている加入者宛の信号の着信制御をそれぞれ行うことができる。移転先情報データベース82d〜85dは、データベース照会信号の宛先番号に対応させて他の全ての携帯事業者82〜85のルーティング情報をそれぞれ登録することができる。
なお、各携帯事業者82〜85は、ナンバーポータビリティが実施されると、他の全ての携帯事業者82〜85に事前に連絡をとり、移転先の携帯事業者82〜85の登録を行うことができる。移転先情報データベースサーバ82c〜85cは、移転先情報データベース82d〜85dをそれぞれ参照することで、自網に収容されていない加入者宛の信号をルーティング情報に従って他の携帯事業者82〜85に転送することができる。
図11(a)は図10のデータベースサーバの概略構成を示すブロック図、図11(b)は図10の移転先情報データベースサーバの概略構成を示すブロック図である。
図11(a)において、データベースサーバ82a〜85aには、加入者収容判定部91および着信制御部92がそれぞれ設けられている。
ここで、各データベースサーバ82a〜85aの加入者収容判定部91は、発事業者81または他の携帯事業者82〜85から送信されたデータベース照会信号の宛先番号から加入者収容データベース82b〜85bをそれぞれ参照し、自網に収容されている加入者宛の信号かどうかを判定することができる。各データベースサーバ82a〜85aの着信制御部82は、自網に収容されている加入者宛の信号の着信処理をそれぞれ実行することができる。
また、図11(b)において、移転先情報データベースサーバ82c〜85cには、移転先判定部101および転送部102がそれぞれ設けられている。
ここで、各移転先情報データベースサーバ82c〜85cの移転先判定部101は、データベース照会信号の宛先番号から他の携帯事業者82〜85の移転先情報を導出することができる。移転先情報データベースサーバ82c〜85cの転送部102は、移転先判定部101にて導出された他の携帯事業者82〜85の移転先情報に基づいて、移転先の携帯事業者82〜85のルーティング情報を移転先情報データベース82d〜85dからそれぞれ取得し、移転先の携帯事業者82〜85のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加してから、移転先の携帯事業者82〜85に転送することができる。
図12は、図10の信号転送システムの処理の流れを示す図である。
図12おいて、携帯事業者82のデータベースサーバ82aが、加入者X宛に来たデータベース照会信号を発事業者81から最初に受信したものとする(ステップS71)。そして、携帯事業者82は、他の全ての携帯事業者82〜85の移転先情報を管理し(ステップS72)、携帯事業者82のデータベースサーバ82aはデータベース照会信号を受信すると、データベースサーバ82aの加入者収容判定部81は、加入者収容データベース82bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS73)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ82aの着信制御部92はその信号の着信制御を実行する(ステップS74)。
一方、データベースサーバ82aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、移転先情報データベースサーバ82cの移転先判定部101は、データベース照会信号の宛先番号から他の携帯事業者82〜85の移転先情報を導出する。ここで、加入者Xが携帯事業者85のホーム網に収容されているものとすると、データベース照会信号の宛先番号から携帯事業者85の移転先情報が移転先判定部101にて導出される。
そして、移転先情報データベースサーバ82cの転送部102は、移転先判定部101にて導出された携帯事業者85の移転先情報に基づいて、移転先の携帯事業者85のルーティング情報を移転先情報データベース82dから取得し、移転先の携帯事業者85のルーティング情報をデータベース照会信号の宛先番号に付加してから(ステップS76)、移転先の携帯事業者85に転送する(ステップS75)。
そして、携帯事業者85のデータベースサーバ85aは携帯事業者82からの信号を受信すると、データベースサーバ85aの加入者収容判定部91は、加入者収容データベース85bを参照することにより、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号かどうかを判定する(ステップS77)。そして、データベース照会信号の宛先番号が自網に収容されている加入者の番号である場合、データベースサーバ85aの着信制御部92はその信号の着信制御を実行する(ステップS78)。
一方、データベースサーバ85aにて受信されたデータベース照会信号の宛先番号が自網に収容されていない加入者の番号である場合、データベースサーバ85aは、データベース照会信号を破棄するか、あるいは発事業者81にエラーを返送する(ステップS79)。
これにより、全ての携帯事業者82〜85は、自網に収容されていない加入者宛の信号を他の移転先の携帯事業者82〜85に転送することが可能となり、3GPP標準に準拠した移動通信方式をとりながらナンバーポータビリティを相互に行う携帯事業者82〜85が3者以上ある場合においても、移動通信の方式や通信事業者の数に依存することなく、回線非対応信号を転送することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る信号転送システムの概略構成を示すブロック図である。 図1のデータベースサーバの概略構成を示すブロック図である。 図1の信号転送システムの処理の流れを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る信号転送システムの概略構成を示すブロック図である。 図4のデータベースサーバの概略構成を示すブロック図である。 図4の信号転送システムの処理の流れを示す図である。 本発明の第3実施形態に係る信号転送システムの概略構成を示すブロック図である。 図8(a)は図7のデータベースサーバの概略構成を示すブロック図、図8(b)は図7の移転先情報データベースサーバの概略構成を示すブロック図である。 図7の信号転送システムの処理の流れを示す図である。 本発明の第4実施形態に係る信号転送システムの概略構成を示すブロック図である。 図11(a)は図10のデータベースサーバの概略構成を示すブロック図、図11(b)は図10の移転先情報データベースサーバの概略構成を示すブロック図である。 図10の信号転送システムの処理の流れを示す図である。 ナンバーポータビリティを実現する転送方式を示すブロック図である。 ナンバーポータビリティを実現するリダイレクション方式を示すブロック図である。 SCCPにてナンバーポータビリティを実現する方式を示すブロック図である。
符号の説明
11、31、51、81 発事業者
11a、31a、51a、81a サーバ
12〜15、32〜35、52〜55、82〜85 携帯事業者
12a〜15a、32a〜35a、52a〜55a、82a〜85a データベースサーバ
12b〜15b、32b〜35b、52b〜55b、82b〜85b 加入者収容データベース
12c〜15c、32c〜35c、52c〜55c、82d〜85d 転送先情報データベース
21、41、61、91 加入者収容判定部
22、42、62、92 着信制御部
23、44、63、72、102 転送部
24 転送抑止部
43 複製部
45 信号破棄部
53d、82c〜85c 移転先情報データベースサーバ
71、101 移転先判定部

Claims (5)

  1. データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係が登録された加入者収容データベースと、
    所定の規格に準拠した移動通信方式をとる3者以上の事業者間における転送先のルーティング情報が登録された転送先情報データベースと、
    自網に収容されていない加入者宛の信号を前記ルーティング情報に従って他の事業者に転送するデータベースサーバとを備えることを特徴とする信号転送システム。
  2. データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係が登録された加入者収容データベースと、
    移転元事業者の機能を代行する代理事業者へのルーティング情報が登録された転送先情報データベースと、
    自網に収容されていない加入者宛の信号を前記代理事業者へのルーティング情報に従って前記代理事業者に転送するデータベースサーバと、
    データベース照会信号の宛先番号と移転先のルーティング情報との関係が登録された移送先情報データベースと、
    前記代理事業者に送信された信号を前記移転先のルーティング情報に従って移転先網に転送する移転先情報データベースサーバとを備えることを特徴とする信号転送システム。
  3. データベース照会信号の宛先番号と自網に収容されている加入者との関係が登録された加入者収容データベースと、
    自網に収容されている加入者宛の信号の着信処理を行うデータベースサーバと、
    データベース照会信号の宛先番号と移転先のルーティング情報との関係が登録された移送先情報データベースと、
    自網に収容されていない加入者宛の信号を前記移転先のルーティング情報に従って移転先網に転送する移転先情報データベースサーバとを備えることを特徴とする信号転送システム。
  4. 所定の規格に準拠した移動通信方式をとる3者以上の事業者間で信号転送経路を事前に設定するステップと、
    前記信号転送経路に従って前記規格に準拠した移動通信方式をとる全ての事業者に信号を転送することで、前記信号を移転先網に届けるステップとを備えることを特徴とする信号転送方法。
  5. 移転元事業者の機能を代行する1または複数の代理事業者を選定するステップと、
    前記代理事業者が信号受信時に宛先番号を照会し、前記信号を移転先網に転送するステップとを備えることを特徴とする信号転送方法。
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