JP2012527914A - 無針注射器用の注射液を保存するために適するシリンダー−ピストンユニット及び無気泡の自動又は手動での、また大気圧下でのシリンダー−ピストンユニットの充填方法 - Google Patents

無針注射器用の注射液を保存するために適するシリンダー−ピストンユニット及び無気泡の自動又は手動での、また大気圧下でのシリンダー−ピストンユニットの充填方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012527914A
JP2012527914A JP2012512232A JP2012512232A JP2012527914A JP 2012527914 A JP2012527914 A JP 2012527914A JP 2012512232 A JP2012512232 A JP 2012512232A JP 2012512232 A JP2012512232 A JP 2012512232A JP 2012527914 A JP2012527914 A JP 2012527914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
chamber
piston
piston unit
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012512232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5781503B2 (ja
Inventor
ルドルフ・マトゥシュ
Original Assignee
エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー filed Critical エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー
Publication of JP2012527914A publication Critical patent/JP2012527914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5781503B2 publication Critical patent/JP5781503B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J1/00Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
    • A61J1/14Details; Accessories therefor
    • A61J1/20Arrangements for transferring or mixing fluids, e.g. from vial to syringe
    • A61J1/2096Combination of a vial and a syringe for transferring or mixing their contents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/1782Devices aiding filling of syringes in situ
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/30Syringes for injection by jet action, without needle, e.g. for use with replaceable ampoules or carpules
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M2005/3128Incorporating one-way valves, e.g. pressure-relief or non-return valves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/28Syringe ampoules or carpules, i.e. ampoules or carpules provided with a needle
    • A61M5/285Syringe ampoules or carpules, i.e. ampoules or carpules provided with a needle with sealing means to be broken or opened
    • A61M5/286Syringe ampoules or carpules, i.e. ampoules or carpules provided with a needle with sealing means to be broken or opened upon internal pressure increase, e.g. pierced or burst
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B3/00Packaging plastic material, semiliquids, liquids or mixed solids and liquids, in individual containers or receptacles, e.g. bags, sacks, boxes, cartons, cans, or jars
    • B65B3/003Filling medical containers such as ampoules, vials, syringes or the like

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

本発明は、無針注射器用の、圧、水蒸気及び酸素に対して耐性のシリンダー−ピストンユニット(1)に関する。該ユニットはシリンダー(2)内に配置され、そして耐久的でかつ滅菌的な方式で注射液(4)を収容するために使用されるチャンバー(3);少なくとも、一つのノズル孔又は一つの出口エレメント(6)を有する前壁(5);圧力安定外シリンダー(13);及び圧、水蒸気及び酸素に耐性がありチャンバー(3)内に可動に配置されるピストン(7);を含んでなる。本発明によると、チャンバー(3)は、第一のチャンバー(8)及び第二の同心チャンバー(9)から成り、ここで第一のチャンバー(8)の横断面は第二のチャンバー(9)の横断面より大きく、そして各ノズル孔又は各出口エレメント(6)は、水蒸気及び酸素に耐性がある、そして過大圧力に曝されたときに開口する膜(26、27)によって滅菌方式でシールされる。本発明は、また、シリンダー−ピストンユニット(1)を自動的に又は手動で、大気圧下で充填する方法に関する。
【選択図】図4

Description

本発明は、水蒸気及び酸素を遮断し、そして無針注射器用に設計される、圧力安定シリンダー/ピストンユニットに関し、それはシリンダー中に配置された、そして注射液の長期間のそして滅菌での保存用に設計されたチャンバー;少なくとも一つのノズル孔又は一つの出口エレメントを備えた端部壁;圧力安定外シリンダー;及びチャンバー内に可動に配置された、そして水蒸気及び酸素を遮断する、圧力安定ピストン;を含む。
本発明は更に、無気泡の自動又は手動での、また大気圧下でのシリンダー−ピストンユニットの充填方法に関する。
シリンダー−ピストンユニットは、例えば、特許文献1、特許文献2又は特許文献3から知られる注射器及び使い捨て注射器において使用される。これらのシリンダー−ピストンユニットのどれも、それらが水蒸気及び酸素を遮断できない故に、注射液の(例えば、1年を超える)長期間の貯蔵に適していない。
注射液は液体薬剤として理解される。使用される専門用語をここで詳細に説明する。用語「薬剤」は当業者に知られている。これは、ヒト又は動物の薬剤用の物質又は物質の混合物として理解される。それらは薬学的に有効な物質及びこの活性物質を薬学的に使用可能にする更なる標準成分、特に水、から成る。
特許文献4は、シリンダー及びその中に誘導されるピストンを有するシリンダー−ピストンユニットを開示しており、ここでシリンダー及びピストンは、少なくとも一時期、活性物質で充填することができるチャンバーを囲み、そしてシリンダーはその前方端で少なくとも一つの出口エレメントを有する。チャンバーの断面又はシリンダー内壁の断面は少なくとも前方から後方への領域において増加する。出口エレメントに向かう方向の少なくとも前方領域で、ピストンは前方弾性スカートを有し、その前方外部端は、ピストンが装填されていないとき、輪郭線によって画成され、そしてスカートから、スカートを保持しているピストンのセクションへの移行領域中に横たわる表面よりも大きな断面表面を画成する。
特許文献5は、液体、ペースト又は粉体の形態の物質の貯蔵し又は投与するために使用される容器用のクロージャーシステムを開示しており、ここで該システムは貫通孔が供されたキャップ、及びクロージャーエレメントから成る。キャップは閉じられるべき開口部の領域中において容器上に存在する捕捉エレメントを用いて容器上で圧力ばめ及び/又はフォームフィット(form fit)を用いてクロージャーエレメントを保持する。容器の開口部を取り囲み、そしてそれをクロージャーエレメントが圧迫する端面は窪みを有する。本クロージャーエレメントは端面上に、そして少なくとも幾らかの領域で窪みに亘って横たわる、耐ウイルス性、耐バクテリア性そして耐胞子(spore)性のフィルムである。キャップが定位置にはめ込まれるとき、弾性リング又は接着リングはクロージャーエレメントと窪地の間に配置され、そして窪みを満たす。
特許文献6はシリンダー、及びシリンダー中を誘導され、そしてゴムシールによって滅菌状態で密封されたピストンを含むシリンダー−ピストンユニットを開示しており、ここでシリンダー及びピストンは、少なくとも一時期、活性物質で充填され得るチャンバーを囲み、そしてシリンダーはその前方端で少なくとも一つの出口エレメントを有する。後方位置中に置かれているピストンは静的後方シールエレメントによって滅菌状態でシリンダーに対して密封され、ここで両方のシールエレメントは各々シリンダーの壁及びピストンの壁をシール位置において圧迫する。各静的シールエレメントの背後に間をあけて配置されて、各シールエレメントを受け取るための駐留(parking)領域がある。ピストンが作動されるとき、個々の静的シールエレメントは、各々のシール位置から駐留領域中に置かれる駐留位置へと移動され、ここで駐留された位置における各シールエレメントはシリンダー壁のみか又はピストン壁のみのどちらかに触れる。二つの静的シールエレメントの間に配置されて、少なくとも一つの動的シールエレメントがピストン側上にあり、この動的シールエレメントは、少なくともピストンが作動されるとき、シリンダーの内壁を圧迫する。
前述のシリンダー−ピストンユニットにおいて、クロージャーエレメントは、真空応用プロセスにおいて事前に充填されたチャンバー内にピストンとして挿入される。真空下で本クロージャーエレメントはチャンバー内に導入された薬剤の液レベル上に置かれる。そのために要求されるこの方法及びデバイスは高価でありそして複雑である。
米国特許公開2008/0146997A1公報 DE10,2007,004,211A1公報 DE10,2007,008,369A1公報 DE10,2005,054,600A1公報 DE10,2006,040,888B3公報 DE10,2006,045,959B3公報
この先行技術から進み、本発明の目的は、
−水蒸気及び酸素を遮断し、そして注射液の長期間の滅菌での保存用に設計された圧力安定シリンダー/ピストンユニット、並びにデバイス及び方法に対するコストを削減するために、ピストンがより容易にそして大気圧下でシリンダー内に導入され得るトレイにおいても、無気泡のシリンダー−ピストンユニットの充填方法を供することである。しかしながら同時に、以下のために、例えば、臨床試料用の充填機械を全く必要としないような、例えば、小さなバッチ数の手動充填を可能にすることも意図される:
−過少用量(部分的投与)又は無用量(注射流の逆流)(ウエットショット(wet-shot)がない)を安全に避けること;
−注射チャンネルからの注射液の逆流を避けること;
−150マイクロリッターより多い投与容積から始まる可能性がある気泡形成を避けること;
これらの目的は、第一の場合において請求項1のデバイスによって達成される。従って、水蒸気及び酸素を遮断する圧力安定シリンダー−ピストンユニットは、チャンバーが第一のチャンバー及び第二の同心チャンバーを備えるように設計され、ここで第一のチャンバーの横断面が第二のチャンバーの横断面より大きく、そして各ノズル孔又は各出口エレメントが、水蒸気及び酸素を遮断する、そして過圧力で開口する膜によって滅菌方式で密閉することを特徴とする。そのような構成を使用することによって、その上にピストンが、例えば、第一のチャンバー内に挿入される際に絞られ、そして空気が逃げることを可能にするU−プロファイルのシールを用いて、ピストンが圧迫するようになる接触表面又は環状面が創出される。
目的2はノズル出口の設計によって達成される。
ノズル出口は、注射中に皮膚が押しつけられるように、そして注射液が比較的に低い圧力で皮膚に浸入するように、隆起した(突き出た)切頭円錐中で終る。これは、真皮に比べてよりゆるい組織を構成するその下に横たわる皮下脂肪組織によって助けられる。注射液の流れは自由流れにおいて皮膚に衝撃を与えない故に、それは部分的にも完全にも表面から離れて逆流できない。それは定量的に投与されそしてウエットショットが避けられる。
目的3は皮膚のプラグ状のクロージャーによって達成される。
ノズル出口がピストン、特に、内部ピストン本体によって閉じられる故に、隆起した切頭円錐は注射部位でプラグを形成する。もし、注射液の分布の結果、皮膚中の圧力が落ちるまで、それが皮膚上のその場に2、3秒間、残されるならば、逆流は全く起こり得ない。
目的4は、0.6ミリリッターまでが気泡無で投与することができるような複数ノズルモデル、例えば、4−ノズルモデルによって達成される。経験から、150マイクロリッターより多い容積を有する無針皮下注射が皮下気泡を引き起こすことが示される。例として、本明細書に提示された形態は4つの出口エレメントを有するため0.6ミリリッターまでの注射容積を投与することができる。
フランジ並びに水蒸気及び酸素を遮断し、そして例えば、U−プロファイルの形態の滅菌シール、又は水蒸気及び酸素を遮断するフランジと重なる別の形を有する滅菌シールを供する外部ピストンリングを有する内部ピストン本体中のピストンの好ましい実施態様により、ピストンに対して異なる材料が考えられ得る。チャンバー、つまり注射液で充填された第二のチャンバーを閉じるために、そして引き続く1年間までもの可能な貯蔵のために、外部ピストンリングは、薬剤用に認められた、例えば、West 4590のようなゴムで作られる。第一のチャンバー内に挿入されるや否や、外部ピストンリングは、それを通して移動された空気が無圧下でチャンバーから逃げることができる、チャンネル又は流端が上がるように押される。第二のチャンバー中に全部が置かれた気体クッションはピストンと注射液の間に留まる。更なる工程において、この気体クッションは、反転された(ノズルに対する空気)チャンバー及び第二のチャンバー内に押されているピストンの内部ピストン本体を用いて第二のチャンバーから除去される。内部ピストン本体のフランジ及び外径は、第二のチャンバーの内径に適合される。空気が完全に第二のチャンバーから除かれるとき、内部ピストン本体は第二のチャンバー内に全部が置かれる。内部ピストン本体の誘導は常にこの種の構成によって確保される。
駆動ユニットを用いた注射液の引き続く注射中に、シリンダー−ピストンユニットは、例えば、駆動ユニットのバネフックによって受け取られる。代替実施態様は、シリンダー−ピストンユニットを駆動ユニット内にねじ込み、それにフランジ又はバイオネットクロージャーを供することを含む。
注射のために、それに亘ってはめ込まれた膜と係合されたクロージャーキャップが取り外され、そして駆動ユニット(例えば、事前に張力をかけられたばね)によって作動されたピストンロッドの助けを借りて、フランジを有する内部ピストン本体は第二のチャンバーの端部まで、そしてノズル空出てくる液体の流速が皮膚を浸透するのに十分である程に迅速に押し込まれる。
好ましい実施態様において、内部ピストン本体は少なくとも一つのシールリップを備えるように設計され、ここで圧力が上がるので内部ピストン本体と第二のチャンバーの壁の間の漏れ気密性が増大する。
上述の目的は、無針注射器用のシリンダー−ピストンユニットを充填する、少なくとも以下の工程を含む方法によっても達成される:
−第二のチャンバーを注射液で充填すること、ここで注射液の容積が第二のチャンバーの容積より小さい;
−第二のチャンバーを閉じるために、それが環状面を圧迫するまで、第一のチャンバー内を空気が通過して流れるようにスクィーズした外側ピストンリングを用いてピストンを挿入すること、ここで気体クッションが第二のチャンバー中に留まる;
−シリンダー−ピストンユニットを水平軸の周りに約180度だけ回転させること、第二のチャンバー中の気体クッションが少なくとも一つのノズル孔又は出口エレメントまで上方に完全に上昇するまで待つこと;
−外側ピストンリングから第二のチャンバー内に、フランジを備えた内部ピストン本体を、ピストンロッドを用いて動かすこと、ここで気体クッションが第二のチャンバーからノズル孔又は出口エレメントを通して強制的に送られ、気体クッションが現れるとき、クロージャーキャップの膜又は別個の膜がノズル孔又は出口エレメント及び環状圧力輪郭A、B及びCから持ち上がって離れ、気体クッションの出現した後、再び、環状圧力輪郭A、B及びC上のノズル孔又は出口エレメントを滅菌方式で密閉する(過圧力バルブ機能)。
本方法により、シリンダー−ピストンユニットが完全に充填され、そして更なる手段を用いないで、それが別々に貯蔵され得るか、又は駆動ユニットにおいて使用することができることが確保される。膜を有するクロージャーキャップを供することによって、全ての時間で、環状圧力輪郭A、B及びC上の三つの場所で注射液が滅菌状態で密閉されて保持されることが確保される。
手動充填に対して、例えば、臨床試験に対して、ピストンは環状面の前方の2〜3ミリメーターに位置付けられる。上方を向いているノズルを用いて、外側ピストンリングを通してチャンバー内に注射液が注入される。ピストンを環状面まで前進させ、そして更に内部ピストン本体を前進させることによって、膜又は膜によって形成された過圧力バルブを通して空気が強制的に送られる。
本方法の開発において、気体クッションの完全な出現が検出されることが提案される。この目的のために、例えば、ノズル孔又は出口エレメントが、注射液の出現に対する光バリアーによって監視される。変化が検出されるや否や、内部ピストン本体の挿入が直接的に停止される。
空気は、注射液が要求するものよりもかなり低いピストンの前進力しか要求しない故に、ピストン前進のスイッチを切ることもそれによって制御され得る。
今日における液体秤量の正確さ及び射出成形されたチャンバーの精度を用いれば、ピストンロッドの前進運動を計算することも可能である。小さなバッチ数の場合、気泡の動きは目で見て監視される。
本発明の更なる特長及び詳細は、請求項から及び模式的図面に置いて描かれた例示的実施態様の以下の記述から明らかになるであろう。
膜と係合するクロージャーキャップを有するシリンダー/ピストンユニットのシリンダーの側部断面図を示す。 注射液を第二チャンバー内にのみ滅菌充填した後、例えば、充填機械のトレイ中に座する図1からのシリンダーを示す。 フランジを有する内部ピストン本体及び外部ピストンリングから成るピストンが、第一のチャンバー内に無圧、滅菌状態で、注射液で濡れていないそしてエアーポケットが残っている環状面上に同一平面で挿入された後の、図2からのシリンダーを示す。 エアーポケットが出口ノズルに移行するように、水平軸の周りで約180度だけ回転されたシリンダー/ピストンユニットの側部断面図を示す。 注射液が第二のチャンバーを完全に充填する図4に従うシリンダー/ピストンユニット、加えて代替の膜はめ込み、バネフック及びトリガーの側部断面図を示す。 膜を有するクロージャーキャップを除去した後のシリンダー/ピストンユニット、そして作動された注射及びトリガー経路を示す。 シリンジを使用した、単一ノズルのシリンダー/ピストンユニットの手動充填を示す。 シリンジを使用した、複数ノズルのシリンダー/ピストンユニットの手動充填を示す。 一つのノズルを有するシリンダーの端部壁の底面図を示す。 4つのノズルを有するシリンダーの端部壁の底面図を示す。
これらの図の全てにおいて、同じ技術的エレメントは同じ参照符号によって表示されている。
図1はシリンダー/ピストンユニット1の側部断面図を示す。水蒸気及び酸素を遮断するシリンダー2のチャンバー3は第一のチャンバー8によって、及び第二の同中心のチャンバー9によって形成され、ここで第一のチャンバー8の横断面は第二のチャンバー9の横断面より大きい。第一のチャンバー8から離れて向かう側上に、端部壁5を有して第二のチャンバー9が設計され、それは少なくとも一つのノズル孔又は少なくとも一つの出口エレメント6を有する。各ノズル孔又は各出口エレメント6は、隆起した切頭円錐29において、第二のチャンバー9を囲んでいる外シリンダー13の外側12上で終わり、そして端部壁5の内側14上で流出ロート15を有する。圧力安定外シリンダー13の外側12上に、例えば、ゴム又は透明シリコーンでできた、水蒸気及び酸素を遮断する膜26が出口エレメント6に亘って延ばされ、そして好ましくは、クロージャーキャップ10によって支持される。代替法として、膜27は、滅菌クロージャー及び過圧力バルブとして外シリンダー13上に固定され得る。
第一のチャンバー8と第二のチャンバー9の間に、好ましくは、環状面16として移行領域が形成される。移行領域の第一の実施態様によって、第一のチャンバー8の円筒状壁から環状面16への、そして環状面16から第二のチャンバー9の円筒状壁への移行部で(示されていない)半径が供される。この領域の第二の実施態様によって、(示されていない)斜面が供される。例えば、半径及び斜面、負又は正のキャンバー(negative or positive camber)及び凹又は凸の組合せを含む他の実施態様が考えることができる。一方、注射液4を充填するとき(図2参照)、そして一方、例えば、射出成形技術によって又はガラスから製造されるシリンダー2を製造するとき、本実施態様が役立つ。上述の実施態様のおかげで、垂直性、同中心性、肉厚などのような所定の性質を有するシリンダー2を達成するために、水蒸気及び酸素を遮断する特別な材料の流れ挙動が支持される。
公知のデバイスを用いて、注射液4は、第二のチャンバー9が完全には充填されないように、第二のチャンバー9内に導入される。充填は大気圧下で実行される。各シリンダー2の充填は別々に又はグループで実行され、ここで、例えば、トレイ中の4×5のマトリックスにおける20個のシリンダーが同時に充填される。
次いで、複数部品のクロージャーエレメントとしてのピストン7は、図3において示される通り、大気圧下で第一のチャンバー8内に押し込まれる。外部ピストンリング17並びに水蒸気及び酸素を遮断するフランジ22を有する内部ピストン本体18で構成されるクロージャーエレメントは、環状面16と接触されるまで第一のチャンバー8内に押し込まれる。外部ピストンリング17は、それが第一のチャンバー8内に挿入されるとき、それが第二のチャンバー9中に置かれた注射液4に如何なる圧力もかけないように、充填機械の設定頭部によって横方向に圧搾される。ストッパー又はクロージャー片の無圧挿入ための方法及びデバイスは知られている。例えば、外部ピストンリング17は、クロージャーエレメントと注射液4の間に置かれた気体、本件の場合は空気、が圧搾されず、代わりに逃げられるように変形される。設定頭部の除去の後、U―プロファイルのシールリングは滅菌状態で閉じ、水蒸気及び酸素を遮断する。
外部ピストンリング17、及びフランジ22を有する内部ピストン本体18で構成され、またピストンロッド21とは別々に設計することができるピストン7を置いた後、気泡/空気ポケット19及び注射液4は第二のチャンバー9中に置かれる。気泡/空気ポケット19を取り外すために、シリンダー−ピストンユニット1は水平軸の周りに約180度だけ回転される。取り付けられたクロージャーキャップ10及び膜26を有する端部壁5はここで図4において示される通り、上方を向く。第二のチャンバー9中に置かれた気泡/空気ポケット19は頂部へと上がり、そして注射液4の上方端20と1つ又は複数のノズル孔又は1つ又は複数の出口開口部6の間に置かれる。気泡/空気ポケット19が注射液4の上方端20に亘って全部が置かれるとき(これに要する時間は、なかでも注射液4の粘度、周囲温度などに依存し、そして引き続く方法工程において考慮される)、クロージャーエレメントの内部ピストン本体18はピストンロッド21及びフランジ22を用いて上方に動かされる。外部ピストンリング17は定位置に固定されたまま留まり、環状面16を圧迫する。フランジ22を有する内部ピストン本体18は、図5において示される通り、気泡/空気ポケット19が1つ又は複数のノズル孔又は1つ又は複数の出口開口部6を通して第二のチャンバー9から完全に逃げるまで、第二のチャンバー9内に押される。この目的のために、第二のチャンバー9中に過圧力があるとき、クロージャーキャップ10の膜26は環状圧力輪郭A、B及びCから離れて持ち上がる。滅菌空気はこのように滅菌膜26を通過しそしてシリンダーと透明なクロージャーキャップ10の間の隙間を通して逃げる。第二のチャンバー9からの気泡/空気ポケット19の完全な排除は、ノズル孔又は出口開口部6において検知される注射液4を用いたそれ自身公知の(光バリアー)測定方法及び測定デバイスによって検知される。別の変形例は、所定の位置まで遠く第二のチャンバー9内に押されている内部ピストン本体18を含む。更なる変形例において、空気が逃げた後、ピストンの前進力が突然増すとき、電子制御下で前進運動がスイッチオフされる。
図5において示される通り、フランジ22はピストンロッド21とは別に設計することができるものの、ピストンロッド21はフランジ22を備えるように設計される。完全に充填されたチャンバー9の場合、外部ピストンリング17の端部はピストンロッド21のフランジ22と同一面にある。内部ピストン本体18の事前に張力をかけられたシールリップの直径は、圧力上昇と共に、注射液4が該第二のチャンバー9から排出される際に、それが第二のチャンバー9中にシール状態で係合できるように選択される。圧力安定外シリンダー13は、スリット、ねじ、フランジ又はバイオネットのような保持体エレメント23を有してジャケット面11上に設計される。使い捨て注射器の駆動ユニットは保持体エレメント23の形を補足するために設計される。注射液を排出するために、フランジ22を有する内部ピストン本体18はピストンロッド21によって端部壁5の方向に動かされる。これは、例えば、使い捨て注射器に関する前述の引例においてより詳細に述べられた通り、事前に張力をかけられたばねによってなされる。シリンダー2及びフランジ22は、注射液4で充填されたシリンダー−ピストンユニットの12か月間の貯蔵中、水蒸気及び酸素を遮断しなければならない。
ガラスと並んで、シリンダー2及びフランジ22に対する適する材料は、例えば、シクロオレフィン類とエチレン又はα−オレフィン類(COC又はCOP)に基づく共重合体のような、透明で非晶性の熱可塑性プラスチックでもある。
外シリンダー13は、350バールまでの圧力に短時間(2、3ミリ秒)耐えることができなければならないので、圧力の安定な材料、例えば、ポリカーボナート(PC)又はポリウレタン(PU)で作られなければならない。
内部ピストン本体18用に使用される材料はテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン(FEP)である。これはシリンダー2又は内部部分の前述の材料と関連して自己潤滑性を有するため、内部ピストン本体18とシリンダー2の間に別の潤滑剤は全く不要である。選択され得る代替材料としては、パーフルオロアルコキシ共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン(ETFE)又はポリビニリデンフルオライド(PVDF)が挙げられる。
外部ピストンリング17用に使用される材料は、Helveot FM 257、Helveot FM 460、Stelmi 6422、Stelmi 6720、又はWest 4590のようなゴムである。膜26は滅菌状態で閉じる、そして水蒸気及び酸素を遮断するものと同じ材料で作られ得る。
図6は、膜26を有するクロージャーキャップを除去した後のシリンダー/ピストンユニット1、そして作動された注射を示す。端部壁12の外側の代替構成は左手側上に示される。ノズル6を囲んでいる切頭円錐29の隆起した構成のせいで、皮膚は押しつけられ、そのため注射流によってより容易に通過される。次いで注射液4は、真皮と比べてよりゆるい皮下脂肪組織中に広がる。定量投与はこのようにして確保される。ノズル6が底に横たわる内部ピストン本体18によって閉じられる故に、切頭円錐29は、注射液の逆流が避けかれるよう、皮膚チャンネル上の蓋として作用する。2、3秒後、加圧された注射液はよりゆるい皮下脂肪組織中に分布されるようになり、そして皮膚中の注射チャンネルが収縮してくる。次いで、注射器は注射部位から取り外される。
図7は、例えば、臨床試験のための複雑な充填機械を使用しない、手による滅菌充填を示す。この目的のために、製造時点で、フランジ22を有する内部ピストン本体18、及びプロファイルリング30によって閉じられた外部U−プロファイルピストンリング17から成るピストンユニット7は、環状面16の前方わずか2〜3ミリメーターの第一のチャンバー8内に置かれる。次いで、このシリンダー−ピストンユニット1はガンマ線滅菌される。次いで、滅菌状態のプロファイルリング30は病院において取り外すことができる。次いで、注射液で充填されたシリンジの針は、U−プロファイル17の中空スペース内に挿入することができ、U−プロファイルゴム17は突き刺され、そして上方の位置にあるノズル6を用いて第一のチャンバー8の残り及び第二のチャンバー9の部分が充填される。注射針が取り外された後、フランジ22を有する内部ピストン本体18及び外部U−プロファイルピストンリング17から成るピストンユニット7は、次いでノズル6の前方に残っている空気19が図5における通り、移動されるように、環状面16まで前進させられる。それが駆動ユニットに連結された後、システムは次いで貯蔵又は投与の準備がなされる。
図7において示されるものと同じように、複数ノズルシリンダー−ピストンユニットは、図8において示される通り、手で充填することができる。機械的充填は、単一ノズルタイプと同様になされる。
図9は、端部壁5及び一つのノズル6を有するシリンダー3の形態の底面図を示す。
図10は、端部壁5及び4つのノズル6を有するシリンダー3の形態の底面図を示す。
1 シリンダー/ピストンユニット
2 シリンダー;水蒸気及び酸素を遮断する
3 チャンバー
4 注射液
5 端部壁
6 ノズル孔又は出口エレメント
7 ピストン;外側ピストンリング17、内部ピストン本体18及びフランジ22から成る、
8 第一のチャンバー
9 第二のチャンバー
10 クロージャー片
11 ジャケット面
12 外側端部壁
13 外シリンダー、圧力安定
14 チャンバー又は流出ロートの内側
15 流出ロート
16 環状面
17 外側ピストンリング;U−プロファイルのリング
18 内部ピストン本体
19 気泡/空気ポケット
20 上方端
21 ピストンロッド
22 ピストンロッドのフランジ;分離した設計でもある
23 保持体エレメント
24 ばねフック
25 トリガー、トリガーチューブ
26 クロージャー片10上の膜
27 シリンダー上の膜;代替法として
28 トリガー経路
29 円錐;切頭した
30 プロファイルリング
A、B、C 環状圧力輪郭

Claims (10)

  1. シリンダー(2)内に配置され、注射液(4)の長期間の滅菌での保存用に設計されたチャンバー(3);
    少なくとも、一つのノズル孔又は一つの出口エレメント(6)を備えた端部壁(5);
    圧力安定外シリンダー(13);及び
    チャンバー(3)内に可動に配置され、水蒸気及び酸素を遮断する、圧力安定ピストン(7);
    を備える、水蒸気及び酸素を遮断し、無針注射器用に設計される圧力安定シリンダー−ピストンユニット(1)であって:
    チャンバー(3)が第一のチャンバー(8)及び第二の同心チャンバー(9)を備えるように設計され、ここで第一のチャンバー(8)の横断面が第二のチャンバー(9)の横断面より大きく、各ノズル孔又は各出口エレメント(6)が、水蒸気及び酸素を遮断し、そして過圧力で開口する膜(26、27)によって滅菌方式で密閉されることを特徴とする、上記シリンダー−ピストンユニット(1)。
  2. 請求項1に記載のシリンダー−ピストンユニットであって、膜(26)がクロージャー片(10)に連結されるか、又は膜(27)が滅菌クロージャー片かつ過圧力バルブとして別々に取り外し可能に設計されることを特徴とする、上記シリンダー−ピストンユニット。
  3. 請求項2に記載のシリンダー−ピストンユニットであって、クロージャーキャップ(10)が、ジャケット表面(11)に、又はシリンダー(13)の端部壁(12)に、又はトリガーチューブ(25)に解除自在に直接的に又は間接的に連結されるように設計されることを特徴とする、上記シリンダー−ピストンユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のシリンダー−ピストンユニットであって、第一のチャンバー(8)と第二のチャンバー(9)の間の移行領域が、環状面(16)として設計されることを特徴とする、上記シリンダー/ピストンユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリンダー−ピストンユニットであって、内部ピストン本体(18)及び外側スクィーズ可能なピストンリング(17)を有するフランジ(22)から成るピストン(7)が、それが水蒸気及び酸素を遮断し、圧力安定であり、滅菌方式で密閉するように設計されることを特徴とする、上記シリンダー−ピストンユニット。
  6. 請求項4に記載のシリンダー−ピストンユニットであって、内部ピストン本体(18)及びピストンロッド(21)のフランジ(22)は、滅菌シールを備え付け、水蒸気及び酸素を遮断するように、外側ピストンリング(17)と共に、そして後者がシリンダー(2)と共に設計されることを特徴とする、上記シリンダー−ピストンユニット。
  7. 請求項4又は5に記載のシリンダー−ピストンユニットであって、内部ピストン本体(18)は、第二のチャンバー(9)に向けられた端部で、圧力が増すにつれてよりきつく密閉する、少なくとも一つのシールリップを備えるように設計されることを特徴とする、上記シリンダー−ピストンユニット。
  8. 無針注射器用のシリンダー−ピストンユニット(1)を充填する方法であって、少なくとも以下:
    −第二のチャンバー(9)を注射液(4)で充填する工程であって、ここで注射液(4)の容積が第二のチャンバー(9)の容積より小さい、該工程;
    −第二のチャンバー(9)を密閉するために、第一のチャンバー(8)が環状面(16)を圧迫するまで、第一のチャンバー(8)内に空気が流れるようにスクィーズした外側ピストンリング(17)と共にピストン(7)を挿入する工程であって、ここで気体クッションが第二のチャンバー(9)中に留まる、該工程;
    −シリンダー−ピストンユニットを水平軸の周りに約180度通して回転させ、第二のチャンバー(9)中の気体クッションが少なくとも一つのノズル孔又は出口エレメント(6)まで上方に完全に上昇するまで待つ工程;
    −外側ピストンリング(17)から第二のチャンバー(9)内に、フランジ(22)を備えた内部ピストン本体(18)を、ピストン棒(21)を用いて動かす工程であって、ここで気体クッションが第二のチャンバー(9)から1つの又は複数のノズル孔又は1つの又は複数の出口エレメント(6)を通して強制的に送られ、気体クッションが現れるにつれて、クロージャーキャップ(10)の膜(26)又は別個の膜(27)が、1つの又は複数のノズル孔又は1つの又は複数の出口エレメント(6)、及び環状圧力輪郭A、B及びCから持ち上がって離れ、気体クッションの出現した後、再び環状圧力輪郭A、B及びC上の1つの又は複数のノズル孔又は1つの又は複数の出口エレメント(6)を滅菌方式で密閉する、該工程;
    を含む、方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、気体クッションの完全な出現を検出することを特徴とする、上記方法。
  10. 環状表面(16)の前方の2〜3ミリメーターに位置付けられているピストン(7)を用いて;
    ノズル(6)が上方を向いている状態で、外側ピストンリング(17)を通してチャンバー(3)内に注射液(4)が注入され;そして
    ピストン(7)を環状面(16)の所まで前進させ、そして更に内部ピストン本体(18)を前進させることによって、膜(26)又は膜(27)によって形成された過圧力バルブを通して空気が強制的に送られる;手動充填。
JP2012512232A 2009-05-29 2010-05-14 無針注射器用の注射液を保存するために適するシリンダー−ピストンユニット及び無気泡の自動又は手動での、また大気圧下でのシリンダー−ピストンユニットの充填方法 Expired - Fee Related JP5781503B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102009023334.2 2009-05-29
DE102009023334A DE102009023334A1 (de) 2009-05-29 2009-05-29 Zur Lagerung von Injektionslösungen geeignete Zylinder-Kolben-Einheit für einen nadelfreien Injektor und Verfahren zum blasenfreien automatischen oder manuellen Befüllen der Zylinder-Kolben-Einheit, auch bei Atmosphärendruck
PCT/EP2010/002975 WO2010136133A2 (de) 2009-05-29 2010-05-14 Zur lagerung von injektionslösungen geeignete zylinder-kolben-einheit für einen nadelfreien injektor und verfahren zum blasenfreien automatischen oder manellen befüllen der zylinder-kolben-einheit, auch bei atmosphärendruck

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012527914A true JP2012527914A (ja) 2012-11-12
JP5781503B2 JP5781503B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=43028516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012512232A Expired - Fee Related JP5781503B2 (ja) 2009-05-29 2010-05-14 無針注射器用の注射液を保存するために適するシリンダー−ピストンユニット及び無気泡の自動又は手動での、また大気圧下でのシリンダー−ピストンユニットの充填方法

Country Status (8)

Country Link
US (2) US8597233B2 (ja)
EP (1) EP2435113B1 (ja)
JP (1) JP5781503B2 (ja)
AR (1) AR076930A1 (ja)
DE (1) DE102009023334A1 (ja)
ES (1) ES2544031T3 (ja)
TW (1) TW201109054A (ja)
WO (1) WO2010136133A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102419910B1 (ko) * 2021-04-15 2022-07-14 주식회사 알테오젠 저용량 약액 충전 사전 충전형 주사기 및 그 제조방법

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012008297A1 (de) * 2011-11-16 2013-05-16 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Zylinder-Kolben-Einheit mit doppelwandigem Zylinder
WO2016133789A2 (en) 2015-02-18 2016-08-25 Perqflo, Llc Ambulatory infusion pump and reservoir assemblies for use with same
CN105036029B (zh) * 2015-07-13 2017-02-01 江苏星A包装机械集团有限公司 旋转式灌装机中的多通道进液装置
EP3202448A1 (en) * 2016-02-08 2017-08-09 F. Hoffmann-La Roche AG Device and method for safe and easy removal of a needle shield element from a pharmaceutical syringe
CN108904960B (zh) * 2018-07-20 2020-12-01 江苏泰德医药有限公司 一种呼吸科用高效给药装置
US10901253B2 (en) * 2018-10-02 2021-01-26 Aristocrat Technologies Australia Pty Limited Button deck assembly for an electronic gaming machine and method for making the same
KR102274614B1 (ko) * 2019-08-26 2021-07-07 제이에스케이바이오메드(주) 멀티노즐이 구비된 바늘 없는 주사기 및 이의 제조방법
CN214907986U (zh) * 2019-12-31 2021-11-30 杭州堃博生物科技有限公司 蒸汽消融设备
USD1029942S1 (en) 2020-04-14 2024-06-04 Aristocrat Technologies, Inc. (ATI) Gaming machine

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2567673A (en) * 1948-04-30 1951-09-11 Becton Dickinson Co Hypodermic injection assembly
JPH0444771A (ja) * 1990-06-11 1992-02-14 Terumo Corp 液体濾過装置
JPH07185001A (ja) * 1993-11-19 1995-07-25 Carl Freudenberg:Fa 使い捨て注射器
JPH10234820A (ja) * 1996-12-25 1998-09-08 Takeda Chem Ind Ltd 濃厚流動物質を併用する粉粒状剤及びこれらの複室型容器
JP2004500933A (ja) * 2000-06-20 2004-01-15 ロッシュ ディアグノスティクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 爆発式駆動装置を備えた無針式注射装置
JP2007527251A (ja) * 2003-02-04 2007-09-27 ベスパック・パブリック・リミテッド・カンパニー クロージャ部材

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2613628A1 (fr) 1987-04-10 1988-10-14 Emerit Andre Seringue a usage unique
US5312335A (en) 1989-11-09 1994-05-17 Bioject Inc. Needleless hypodermic injection device
AU6550990A (en) * 1989-11-09 1991-05-16 Bioject, Inc. Needleless hypodermic injection device
SE9101261D0 (sv) 1991-04-25 1991-04-25 Kabi Pharmacia Ab Injection container
US5200734A (en) 1992-01-06 1993-04-06 Lin Tieng Fu Detecting and alarming system for detecting shortcircuited or broken circuit
EP0688570A3 (de) 1994-06-21 1996-04-03 Wilhelm Gmeiner Insulinspritze
ATE552873T1 (de) 2002-07-02 2012-04-15 Terumo Corp Spritze und vorgefüllte spritze
EP1890752A1 (de) 2005-06-02 2008-02-27 Eckhard Dipl.-Ing. Schwöbel Mehrzylinderspritze
DE102005054600A1 (de) 2005-11-14 2007-05-24 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Zylinderkolbeneinheit mit einer nichtzylindrischen Kammer
DE102005062206B3 (de) 2005-12-24 2006-12-14 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Einweginjektor mit dauergeladenem Federenergiespeicher
EP1875934A1 (en) * 2006-07-06 2008-01-09 Novo Nordisk A/S Prefilled medical expelling device, dual chamber
DE102006040888B3 (de) 2006-08-31 2007-11-08 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Verschlusssystem für Behältnisse
DE102006045959B3 (de) 2006-09-27 2008-01-10 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Zylinderkolbeneinheit mit mindestens drei Dichtelementen
DE102007004211A1 (de) 2007-01-27 2008-07-31 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Einweginjektor mit mindestens einem Zughaken
DE102007008369A1 (de) 2007-02-16 2008-08-21 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Einweginjektor mit mindestens einem zentralen Zugstab

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2567673A (en) * 1948-04-30 1951-09-11 Becton Dickinson Co Hypodermic injection assembly
JPH0444771A (ja) * 1990-06-11 1992-02-14 Terumo Corp 液体濾過装置
JPH07185001A (ja) * 1993-11-19 1995-07-25 Carl Freudenberg:Fa 使い捨て注射器
JPH10234820A (ja) * 1996-12-25 1998-09-08 Takeda Chem Ind Ltd 濃厚流動物質を併用する粉粒状剤及びこれらの複室型容器
JP2004500933A (ja) * 2000-06-20 2004-01-15 ロッシュ ディアグノスティクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 爆発式駆動装置を備えた無針式注射装置
JP2007527251A (ja) * 2003-02-04 2007-09-27 ベスパック・パブリック・リミテッド・カンパニー クロージャ部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102419910B1 (ko) * 2021-04-15 2022-07-14 주식회사 알테오젠 저용량 약액 충전 사전 충전형 주사기 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010136133A3 (de) 2011-02-24
DE102009023334A1 (de) 2010-12-02
TW201109054A (en) 2011-03-16
JP5781503B2 (ja) 2015-09-24
AR076930A1 (es) 2011-07-20
WO2010136133A2 (de) 2010-12-02
US8597233B2 (en) 2013-12-03
US9038675B2 (en) 2015-05-26
EP2435113A2 (de) 2012-04-04
US20120101431A1 (en) 2012-04-26
US20140096865A1 (en) 2014-04-10
EP2435113B1 (de) 2015-07-01
ES2544031T3 (es) 2015-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5781503B2 (ja) 無針注射器用の注射液を保存するために適するシリンダー−ピストンユニット及び無気泡の自動又は手動での、また大気圧下でのシリンダー−ピストンユニットの充填方法
JP7389162B2 (ja) バイアル移送と注射の器具と方法
RU2428214C2 (ru) Ампула, применяемая в качестве шприца, и шприц, содержащий ампулу
US7410476B2 (en) Method and device for intradermally delivering a substance
JP4319357B2 (ja) 投薬アプリケーター
EP2863980B1 (en) Single use delivery device having primer element
US10022500B2 (en) Dual-chamber cylinder-piston unit for the lyophilisation, storage, reconstitution and application of injection solutions for an injector, and method for filling the cylinder-piston unit
JP5616360B2 (ja) 変位可能なストッパー部分を有する注射器
HU226261B1 (en) Injection devide for delivery of liquid from a high pressure source
CN102470215A (zh) 注射针组装体和药剂注射装置
MX2008014567A (es) Dispositivo para administrar un producto fluido.
WO2015155229A1 (en) A cartridge for a medical injection device
EP2554202A1 (en) Prefilled syringe
GB2490807A (en) Injector with rigid outer container
US8617123B2 (en) Pre-filled active vial having integral plunger assembly
CN109316352A (zh) 一种药液自动添加注射瓶装置及其生产装置与组装生产方法
JP2002172166A (ja) プレフィルドシリンジ
KR20200028838A (ko) 약액 디스펜서
JP4372363B2 (ja) 注射器兼容器用密封ゴム栓
JP2002078801A (ja) 液体注入器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141028

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5781503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees