JP2012526916A - 外観が改善された被覆金属ストリップを製造する方法 - Google Patents

外観が改善された被覆金属ストリップを製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明の主題は、金属腐食防止コーティングを有する金属ストリップを製造する方法であって、
−金属ストリップを、溶融金属浴に通すこと、次いで、
−被覆金属ストリップを、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低い酸化力を有するガスを金属ストリップの両面に噴霧するノズルによってワイピングすること、次いで、
・ワイピングラインおよびワイピングノズルの上面によって底面で、
・ノズルの真上で金属ストリップの両面に設置され、ワイピングラインに関して少なくとも10cmの高さを有する2つの閉じ込めボックスの上部によって上端で、
・閉じ込めボックスの側方部によって側面で、
−金属ストリップを上記で境界された閉じ込めゾーンに通すこと、
を含み、
閉じ込めゾーン内の雰囲気は、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低く、0.15体積%の酸素および99.85体積%の窒素からなる雰囲気より高い酸化力を有する、方法と、コーティング装置と、この方法を実行するための閉じ込めワイピング装置(10;20;30)である。

Description

本発明は、外観が改善された金属ストリップを製造する方法に関し、より詳細には、陸用自動車用のシェル部品の製造のために使用されることを目的とする金属ストリップを製造する方法に関するが、それに限定されるものではない。
陸用自動車用部品の製造を対象とした鋼板は、一般的に、腐食防止のために亜鉛系金属層で被覆されており、亜鉛系金属層は、亜鉛系流体浴中での溶融めっきによって、または亜鉛イオンを含む電気メッキ槽中での電着によって付着される。
シェル部品の製造を対象とする亜鉛鋼板は、次いで成形操作を受け、ホワイトボディを成形するように組み立てられ、次いで少なくとも1つの塗装のコートで被覆され、それによってより大きな腐食防止および魅力的な表面外観をもたらす。
この目的のために、従来、自動車メーカーは、まず、ホワイトボディに電気泳動コーティングを適用し、続いて、プライマー塗装コート、ベース塗装コート、および任意にワニスコートを行う。満足な塗装された表面外観を得るために、90から120μmの全体塗装厚みが一般的に適用され、例えば、20から30μmの厚みの電気泳動コーティング、40から50μmの厚みのプライマー塗装コート、および30から40μmの厚みのベース塗装コートから構成されている。
ある自動車メーカーは、塗装系の厚さを90μm未満に低減するために、電気泳動ステップを省略する、または生産性を向上させるために塗装コートの数を低減することを提案している。しかし、現在のところ、この塗装系の厚みの低減は、常に、部品の最終塗装された表面外観にとって不利となり、工業生産において実行されていない。
これは、ベース基材としての役割をする亜鉛系コーティングの表面が、いわゆる「うねり」を有するからであり、それらは、現在、いわゆる「オレンジピール」の外観を有する不利な条件で塗装の厚いコートによってのみ補われることができ、「オレンジピール」はボディ部品には容認できない。
表面のうねりWは、短波長(<0.8mm)の幾何学的な凹凸に相当する、粗さRと区別される、かなり長波長(0.8から10mm)の僅かに疑似周期的で、幾何学的な凹凸である。
本発明では、うねりプロファイルの算術平均Waは、μmで表されて、板の表面うねりを特徴づけるために使用され、うねりは、0.8mmのカットオフしきい値で測定され、Wa0.8で示される。
本発明の目的は、腐食防止コーティングで被覆された金属ストリップを製造する方法を提供し、そのうねりWa0.8は、先行技術の金属ストリップよりも小さく、このようにして、先行技術の部品と比較して、より小さい全体塗装厚みを必要とする塗装金属部品を製造することを可能にする。本発明の他の目的は、そのような方法を実行するための装置を提供する。
この目的のために、本発明の第1の主題は、金属腐食防止コーティングを有する金属ストリップを製造する方法からなり、方法は:
−金属ストリップを、溶融金属浴に通すステップと、次いで、
−被覆金属ストリップを、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低い酸化力を有するガスを金属ストリップの両面に噴霧するノズルによってワイピングするステップと、次いで、
・ワイピングラインおよび前記ワイピングノズルの上面によって底面で、
・前記ノズルの真上で金属ストリップの両面に設置され、ワイピングラインに関して少なくとも10cmの高さを有する2つの閉じ込めボックスの上部によって上端で、
・前記閉じ込めボックスの側方部によって側面で、
−金属ストリップを上記で境界された閉じ込めゾーンに通すステップと、
を含み、
前記閉じ込めゾーン内の雰囲気は、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低く、0.15体積%の酸素および99.85体積%の窒素からなる雰囲気より高い酸化力を有する、方法によって成形される。
実施の好ましい方法では、本発明による方法は、さらに、個々にまたは組み合わせて取られる次の特徴を含んでいてもよい:
−閉じ込めボックスは、ワイピングラインに関して少なくとも15cm、好ましくは20cm、さらに30cmの高さを有する。
−閉じ込めボックスには、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低く、好ましくは、0.15体積%の酸素および99.85体積%の窒素からなる雰囲気より高い酸化力を有するガスが供給される。
−ワイピングガスは窒素からなる。
−金属ストリップは鋼ストリップである。
本発明の主題は、また、金属ストリップの連続溶融めっきのための装置であって、
−金属ストリップを走行するための手段と、
−溶融金属浴を含むタンクと、
−金属ストリップが溶融金属浴から出た後に、金属ストリップの経路の両面に設置された少なくとも2つのワイピングノズルからなる閉じ込めワイピング装置と、
を含み、各ノズルは、少なくとも1つのガス出口オリフィスを備え、上面を含み、その面は、閉じ込めボックスを載せており、金属ストリップに対向する面に開いており、各ボックスは、少なくとも1つの上部および2つの側方部を含む。
好ましい実施形態において、本発明による装置は、さらに、個々にまたは組み合わせて取られる次の特徴を含んでいてもよい:
−閉じ込めボックスの上部は、端板および上板からなる、
−各閉じ込めボックスは、ノズルの上面から閉じ込めボックスの上部まで延在する一連の縦ブレードによって区分される、
−閉じ込めボックスの側方部の端と金属ストリップとの間の距離Dは、10から100mmである、
−ワイピングラインに関して閉じ込めボックスの高さHは、10cm以上である、
−閉じ込めワイピング装置は、さらに、ワイピングノズルの出口オリフィスの一部に対向する金属ストリップの両面に騒音防止板を含む、
−閉じ込めボックスは、さらに、金属ストリップの端に対向する騒音防止板上に閉じ込めボックス間に設置された端閉じ込め片を含む:
−端閉じ込め片は、水平および垂直に移動されてもよい:
−各端閉じ込め片は、金属ストリップと平行な2つの長方形板からなり、金属ストリップの端に対向して設置された側板によって接続されている、
−各端閉じ込め片は、金属ストリップが走行する面に対して傾斜され、金属ストリップの端に対向して設置されたそれらの垂直端に沿ってともに結合された2つの長方形板からなる、
−端閉じ込め片は、さらに、長方形板を接続する復帰手段を含み、長方形板は、金属ストリップが閉じ込めボックスの側方部に接するために走行する平面に対して十分に傾斜されている、
−装置は、金属ストリップの端に対向し、ワイピングノズルの出口オリフィスの一部に対向するように延在する閉じ込めボックス間に設置された端閉じ込め片を含む、
−ワイピングノズルは、被覆される金属ストリップと少なくとも等しい幅を備えた長手方向溝の形態で単一の出口オリフィスを備えている。
本発明のさらなる主題は、上のように定義された閉じ込めワイピング装置である。
本発明の特徴および利点は次の説明にわたってよりはっきりと明らかになり、その説明は限定しない実施例によって付与される。
本発明の方法を概略的に示す図である。 本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の斜視図である。 本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の斜視図である。 図3の装置の断面図である。 本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の斜視図である。 本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の斜視図である。 図6の装置の断面図である。 図6の装置の平面図である。 本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の底面図である。 図10は、本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の平面図である。
図1を参照すると、本発明による方法の第1のステップは、鋼ストリップなどの金属ストリップBをタンク2に含まれた溶融金属を含むコーティング浴1に連続的を通す。金属ストリップBは、このコーティング浴1に浸漬される前に、一般的に、特に表面を下処理するために、炉内で焼きなまし操作を受ける。
工業ライン上のストリップの走行速度は、一般的に、例えば、40m/分から200m/分、好ましくは120m/分より速いことが好ましく、さらには150m/分より速い。
本発明による方法で使用されるコーティング浴の組成は、特に、亜鉛ベースまたは亜鉛合金ベースであってもよいが、アルミニウムベースまたはアルミニウム合金ベースであってもよい。これらの両方の元素は、腐食からストリップを保護する。
コーティング浴の組成は、また、Si、Sb、Pb、Ti、Ca、Mn、Sn、La、Ce、Cr、Ni、ZrまたはBiなどの任意の添加元素を、0.3重量%以下の量で含んでいてもよい。これらの様々な元素は、特に、例えば、コーティングの耐食性またはその脆性またはその接着性を改善することを可能にする。当業者は、コーティングの特性に対するそれら元素の影響が分かり、所望のさらなる目的に応じて、それら元素を使用する。これらの元素は、本発明による方法によって得られるうねりを妨げないことも確認された。しかし、ある状況では、チタン含有量を0.01%未満に、または0.005%未満に限定することが好ましく、この元素が、自動車メーカーによって使用される脱脂浴およびリン酸処理浴内で汚染の問題を引き起こす可能性があるからである。
最後に、コーティング浴は、タンクに供給されたインゴットに起因する、またはコーティング浴を通るストリップに起因する不可避の不純物を含んでいてもよい。このように、これらコーティング浴は、特に、鉄などを含んでいてもよい。
コーティング浴は、液相の温度+10℃と750℃との間の温度で維持され、液相の温度は、その組成に応じて変化する。したがって、本発明で使用されるコーティングの範囲については、この温度は、350から750℃にある。液相温度は、合金が完全に溶融状態である温度より高い温度であることが想起される。
タンク2を通った後、金属ストリップBは、その両面が被覆され、次いで、ストリップBの両面に設置されるノズル3によってワイピング操作を施され、ノズルは、ストリップBの表面上に、ワイピングガスを噴霧する。この慣例の操作は、当業者に知られており、コーティングの厚みが正確に調節されることを可能にし、その間にコーティングは未だ凝固しない。
本発明による方法の本質的特徴のうちの1つは、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低い酸化力を有するワイピングガスを選択することにある。特に、純窒素または純アルゴン、あるいは窒素またはアルゴンと、例えば酸素、CO/CO混合物またはH/HO混合物などの酸化ガスとの混合物を使用することが可能である。不活性ガスの添加なしで、CO/CO混合物またはH/HO混合物を使用することも可能である。
ワイピングステップ後、本発明による方法の他の本質的特徴は:
−ワイピングラインLおよびワイピングノズル3の上側外面によって底面で、
−ノズル3の真上で金属ストリップの両面に設置され、ワイピングラインLに関して少なくとも10cmの高さを有する2つの閉じ込めボックスCの上部によって上端で、
−閉じ込めボックスCの側方部によって側面で境界された閉じ込めゾーンの通過であり、閉じ込めゾーン内の雰囲気は、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低く、0.15体積%の酸素および99.85体積%の窒素からなる雰囲気より高い酸化力を有する。
ストリップを囲む雰囲気の酸化力を決定するために、平衡でのその等価酸素分圧が評価される。
存在する唯一の酸化ガスが、Oであり、不活性ガス(窒素またはアルゴン)と混合される場合には、この圧力は、Oの体積含有量に等しく、Oの体積含有量は、適切なセンサーによってリアルタイムで測定されることができる。
OまたはCOなどの他の酸化ガスが存在し、例えば、HまたはCOなどの還元ガスと混合される場合には、等価酸素分圧は、当該ガス温度で質量作用の法則によって計算される。
例えば、H/HO対については、反応は以下のように表される:
+1/2O←→H
熱力学平衡では、ガスの分圧は、次の式に従う:
Figure 2012526916
ここで、Rは理想気体定数であり、Tはケルヴィンでのガス温度であり、ΔGは反応に関連する自由エネルギーの変化であり、それは、熱力学表において、定数Rに関して取られた値に応じて、カロリー/モルまたはジュール/モルで確認することができる。
当該ガス混合物について、pOの値、つまり平衡での等価酸素分圧は、前記の式から得られる。
本発明の状況では、pOは、閉じ込め雰囲気において0.0015から0.04である必要がある。
本発明者らは、本発明によるワイピングガスを使用し、ストリップをそのような閉じ込めゾーンに通すことによって、驚くべきことに、先行技術の被覆ストリップより小さなうねりを有するコーティングが得られることを実際に発見した。
本出願の状況では、用語「ワイピングライン」は、図1の文字Lによって示されるように、ノズルとストリップを接続する最短部分を意味し、次にワイピングガスが通る最小経路に対応することが理解される。
本発明による方法で使用される閉じ込めボックスは、低い酸化力を有するガス、あるいは不活性ガスが供給されてもよく、または、それらは、ノズルから抜けるワイピングガスの流れによって単に供給されてもよい。
ワイピングガスの酸化力は、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる混合物の酸化力に限定され、コーティングのうねりは、この酸化度を超えて先行技術のうねりより改善されないからである。
その一方、閉じ込め雰囲気の酸化力のための下限値が付与され、0.15体積%の酸素および99.85体積%の窒素からなる混合物の酸化力に設定されており、この閉じ込め雰囲気が十分に酸化していなければ、その使用は未凝固コーティングからの亜鉛気化を促進するからであり、蒸気は、次いで、閉じ込めボックスを汚し、および/または、ストリップ上に再付着される可能性があり、したがって、受け入れ難い可視欠陥を生成する。
すべての種類のワイピングノズルが、本発明による方法を実行するために使用されてもよいが、ブレード形の出口オリフィスを有するノズルを選択することが特に好ましく、その幅は、被覆されるストリップの幅を超え、この種のノズルが、ワイピングゾーンの底部が適切に閉じ込められることができるからである。特に、三角形の断面のノズルが、図1に概略的に示されており、有利に使用されてもよい。これらのノズルは、浴の表面より上に30あるいは40cmに一般的に設置される。
これらの設定を留意することによって、以下に示されるテストが実証するように、当該コーティングのうねりの驚くべき著しい低減が観察される。
被覆ストリップが完全に冷却される場合、被覆ストリップは調質操作を受けてもよく、その後の成形操作を容易にする組織が付与されることを可能にする。これは、調質操作は、成形される前に、ストリップに適用された油の良好な保持を促進することによって、適切に成形操作が実行されるために十分なストリップの表面に粗さを付与するからである。
この調質操作は、陸用自動車用ボディ部品の製造を対象とした金属板に一般的に実行される。本発明による金属板が、例えば、家庭用電気器具の製造を対象とする場合、このさらなる操作は実行されない。
板は、次いで、調質されていてもされていなくても、例えば、次いで塗装されることができる部品を成形するために、延伸、曲げ、またはプロファイリング、好ましくは延伸によって成形操作を受ける。家庭用電気器具用部品の場合には、この塗装コートは、また、それ自体知られている物理的手段および/または化学的手段によって任意にベークされてもよい。この目的のために、塗装された部品は、熱風炉または誘導炉を通される、またはUVランプ下もしくは電子ビーム装置下を通されることができる。
自動車部品の製造については、板は、電気泳動浴に浸漬され、プライマー塗装コート、ベース塗装コート、および任意にワニストップコートが、連続して適用される。
電気泳動コーティングを部品に適用する前に、部品は、前記コーティングが接着することを確実にするために、予め脱脂され、次いで、リン酸で処理される。電気泳動コーティングは、部品にさらなる腐食防止をもたらす。プライマー塗装コートは、スプレーコーティングによって一般的に適用され、部品の最終外観をもたらし、砂利およびUV放射から部品を保護する。ベース塗装コートは、部品にその色およびその最終外観を付与する。ワニスコートは、部品の表面に良好な機械的強度、攻撃的化学薬品に対する良好な抵抗性および魅力的な表面外観を付与する。
亜鉛めっきされた部品を保護し、最適な表面外観を確保するために使用される塗装コート(または塗装系)は、例えば、10から20μmの厚みの電気泳動コーティング、30μm未満の厚みのプライマー塗装コート、および40μm未満の厚みのベース塗装コートを有する。
塗装系がさらにワニスコートを含む場合には、様々な塗装コートの厚さは一般的に以下である:
−電気泳動コーティング:10から20μm未満、
−プライマー塗装コート:20μm未満、
−ベース塗装コート:20μm未満、有利には10μm未満、
−ワニスコート:好ましくは30μm未満。
また、塗装系は、電気泳動コーティングを含まなくてもよく、プライマー塗装コート、ベース塗装コート、および任意にワニスコートのみを含んでいてもよい。
試験
試験は、IF−Ti鋼からなる冷延金属ストリップ上で行われ、ストリップは、可変組成浴を含むタンクを通された。浴は組成の液相の温度より上の温度70℃で保持された。
浴を出ると、得られたコーティングは、約7μmのコーティング厚みを得るために、2つの従来のノズルによって窒素でワイプされた。
コーティング浴の出口とポストワイピングゾーンとの間の鋼ストリップの経路は、4つのゾーンに分割された:
−浴の出口からワイピングラインの下10cmの距離までのゾーン1、
−ゾーン1の端からワイピングラインまでのゾーン2、
−ゾーン2の端からワイピングラインの上10cmの距離までのゾーン3、
−ゾーン3の端から金属コーティングの凝固点までのゾーン4。
様々な窒素系雰囲気が、次の表に示される体積分率の酸素を含む、あるいは空気からなる閉じ込めボックスがこれらの各ゾーンに設置された。特定センサーがボックス内の酸素含有量を検査するために使用された。
板が被覆された時点で、板から3組の試料が得られた。第1の組はさらなる変形を受けず、第2の組は、3.5%等二軸(マーシニャク)変形モードで延伸され、一方、第3の組は、まず、1.5%伸長で調質操作を受け、次いで、第2の組と同様に延伸された。
試験が進むとともに、うねりWa0.8が測定された。この測定は、圧延方向に対して45°で測定された、長さが50mmである板のプロファイルを決定するために、スライドなしで、機械的プローブを使用することにある。5次多項式によるその一般的形態の近似値が、得られた信号から決定された。うねりWaは、次いで、0.8mmのカットオフしきい値で、ガウスフィルタによって粗さRaから分離された。得られた結果は、次の表に付与される:
Figure 2012526916
試験の結果を検討すると、方法は、多くのタイプのコーティングに適用可能であることがはっきり理解されることが可能である。
さらに、得られたコーティングのうねりのレベルに対する方法の影響が見られることが可能である。特に、試験1、3、5、7、11、13、17は、ワイピング雰囲気が制御されない場合、うねりが満足なレベルでないことを示す。
試験8、14は、過剰に高い酸素含有量、したがって、過剰に高い酸化力を備えたワイピング雰囲気が、たとえそれらが先行技術よりわずかに良好であっても、満足なレベルが達成されることを可能にしないことを示す。
試験10、16は、さらに、閉じ込め雰囲気中で最小の酸化力を保持する必要性および亜鉛気化を防ぐためにコーティング浴上でストリップを閉じ込めない必要性を示し、受け入れ難い可視欠陥を引き起こす。
本発明による方法を実行するために、本発明者らは、様々な閉じ込めワイピング装置を開発し、以下のように表す添付図2から図10を参照して限定しない表示のために説明される:
−図2は、本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の斜視図である、
−図3は、本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の斜視図である、
−図4は、図3の装置の断面図である、
−図5は、本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の斜視図である、
−図6は、本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の斜視図である、
−図7は、図6の装置の断面図である、
−図8は、図6の装置の平面図である、
−図9は、本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の底面図である、
−図10は、本発明による閉じ込めワイピング装置の実施形態の平面図である。
まず図3を参照すると、これは、本発明による閉じ込めワイピング装置20の第1の実施形態を示し、ストリップBの両面に同じ高さで設置された2つの同一のワイピングノズル3を含む。これらのワイピングノズル3は、三角形の概略形状を有し、各々は、2つの側面三角形板5、5’(表されていない)によってともに固定される2つの長手方向金属板4、4’(見えない)からなる。長手方向金属板4、4’は、表されていない手段によって伝えられる、加圧されたワイピングガスが通ることを可能にするために、細い溝がそれらの間に残存するようにともに結合されている。
閉じ込めワイピング装置20は、また、各ノズル3の上側外面に各々設置され、前記金属板に溶接された2つの閉じ込めボックス21、22を含み、前記スペースは、上金属板4から成形されている。ボックス22は、2つの側板24と、水平板25および垂直板23からなる上部とのアセンブリからなる。板24、25は、好ましくは、同じ幅を有し、ノズル3の深さ以下であってもよい。
ボックス21は、ボックス22とすべての点で同一である。
最後に、閉じ込めワイピング装置20は、「騒音防止バッフル」と呼ばれる2つの金属板6を含み、その機能は、金属ストリップBが存在しない側面ゾーンで互いに面する各ノズル3から出るワイピングガス流を防ぐことである。このように、可変幅のストリップは、同じコーティング装置を通り抜けることができ、そのような板6の挿入は、特に、非常に大きな振幅の音振動が生成されることを防ぐために有用である。
以下、図4を参照すると、これは、2つのワイピングノズル3が表される図3の装置の断面図を示し、矢印は、ストリップの両面でのワイピングガスの流れを示す。文字Hによって表された閉じ込めボックス21、22の高さは、ワイピングラインとボックスの上部との間で測定される。本発明による方法では、この高さは、うねりの点から満足な結果を得るために、少なくとも10cmでなければならない。
ストリップBからボックス21、22が離れた距離Dは、側板24および上板25の幅によって変化する。様々な試験を終了すると、本発明者らは、10から100mmの距離Dが、ストリップBとのいかなる接触も回避するために、ストリップBの経路からさらに十分に遠いままでありながら、ワイピングガスが十分に取り出されることを可能にすることを実証した。
ノズル3の端とストリップBとの間の距離Zは、従来のように、3から25mmであることが好ましい。
以下、図2を参照すると、これは、本発明による閉じ込めワイピング装置10の他の実施形態を示す。前記のように、この装置は、図3の場合に記載されたものと同一のワイピングノズル3と、騒音防止板6と、を含む。
それは、さらに、ワイピングノズル3の上面4に設置、固定された2つの閉じ込めボックス11、12を含む。ボックス12は、ここでは、2つの三角形側板14に結合された傾斜上板13を含む。ボックス11は、ボックス12と同一である。
図3のボックスに関して、ボックス11、12は、最大の場合にはノズル3の深さと等しくてもよい幅を有する。
この実施形態では、閉じ込めボックス11、12の高さHは、ワイピングラインと板13の上端との間で測定される。
この実施形態は、特に、図3のものよりも小さい体積を含む利点を有し、それによって、閉じ込め雰囲気を制御することをより容易にし、そのようなガスを供給することが必要な場合に少量の不活性ガスが消費されることを可能にする。
以下、図5を参照すると、これは、本発明による閉じ込めワイピング装置30の他の実施形態を示す。それは、図3の装置20と全体として同一であり、特に、水平板35に結合された垂直板33と、側面パッド34とからなる上部を含む2つの閉じ込めボックス31、32を含む。各ボックス31、32も、ワイピングノズル3の上面から閉じ込めボックス31、32の上部35まで延在する一連の縦ブレード38によって区分される。
この特有の配置は、閉じ込めボックス31、32への酸素の進入を限定する利点を有する。
図6は、図3に示されるものに類似する本発明による閉じ込め装置の他の実施形態を示すが、騒音防止板6上の閉じ込めボックス21、22間に設置され、ストリップBの端に対向する端閉じ込め片26をさらに含む。それらの名前が示すように、これらの端閉じ込め片は、ストリップBの端に沿ってストリップBを囲む雰囲気をさらに閉じ込める機能を有する。
好ましい実施形態では、これらの端閉じ込め片が、被覆ストリップの様々な構成に適合するために、水平または垂直に移動されてもよい。
図6に示される実施形態では、端閉じ込め片26は、ストリップBと平行で、ストリップBの端に対向して設置された側板によって結合された2つの長方形板からなる。
図7は、騒音防止板6上の閉じ込め片26の相対的位置を示す。
図8に示されるように、側板の幅Cは、所望の端閉じ込めの範囲に依存して変化することが可能である。
図9は、本発明による閉じ込め片の他の実施形態を示す。閉じ込め片27は、ストリップBが走行する平面に対して傾斜され、ストリップBの端に対向するそれらの垂直端に沿って結合された2つの長方形板からなる。
この実施形態は、図6に示された設計もさることながら、酸素の進入を限定するという利点を有する。2つの長方形板の傾斜された位置決めは、ボックス内部から外部へのガス流れを促進し、ボックス外部から内部へのガス流れを妨げる。
図10は、本発明による閉じ込め片の他の実施形態を示し、閉じ込め片28が、さらに、復帰手段29を含み、ここで、スプリングの形態をとり、傾斜された長方形板をともに結合する。これらの板は、ストリップBが、閉じ込めボックス21、22の側方部に接するように走行する平面に対して傾斜している。
上述の端閉じ込め片は、騒音防止板6上に設置される。しかし、それらに騒音防止板の機能を与えるために、ワイピングノズルの出口オリフィスの範囲までそれらを延在することが可能であり、そのような板の使用を無意味にする。

Claims (19)

  1. 金属腐食防止コーティングを有する金属ストリップを製造する方法であって、
    −金属ストリップを、溶融金属浴に通すこと、次いで、
    −被覆金属ストリップを、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低い酸化力を有するガスを金属ストリップの両面に噴霧するノズルによってワイピングすること、次いで、
    ・ワイピングラインおよび前記ワイピングノズルの上面によって底面で、
    ・前記ノズルの真上で金属ストリップの両面に設置され、ワイピングラインに関して少なくとも10cmの高さを有する2つの閉じ込めボックスの上部によって上端で、
    ・前記閉じ込めボックスの側方部によって側面で、
    −金属ストリップを上記で境界された閉じ込めゾーンを通すこと、
    を含み、
    前記閉じ込めゾーン内の雰囲気が、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低く、0.15体積%の酸素および99.85体積%の窒素からなる雰囲気より高い酸化力を有する、方法。
  2. 前記閉じ込めボックスが、ワイピングラインに関して少なくとも15cmの高さを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記閉じ込めボックスには、4体積%の酸素および96体積%の窒素からなる雰囲気より低い酸化力を有するガスが供給される、請求項1または2に記載の方法。
  4. ワイピングガスが窒素からなる、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 金属ストリップが鋼ストリップである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 金属ストリップの連続溶融めっきのための装置であって、
    −金属ストリップを走行するための手段と、
    −溶融金属浴(1)を含むタンク(2)と、
    −金属ストリップが溶融金属浴(1)から出た後に、金属ストリップの経路の両面に設置された少なくとも2つのワイピングノズル(3)からなる閉じ込めワイピング装置(10;20;30)と、
    を含み、
    各ノズル(3)が、少なくとも1つのガス出口オリフィスを備え、上面(4)を含み、その面が、閉じ込めボックス(11、12;21、22;31、32)を載せており、金属ストリップに対向する面に開いており、各ボックス(11、12;21、22;31,32)が、少なくとも1つの上部(13;23、25;33、35)および2つの側方部(14;24;34)を含む、装置。
  7. 閉じ込めボックス(21、22;31、32)の前記上部が、端板(23;33)および上板(25;35)からなる、請求項6に記載の装置。
  8. 前記各閉じ込めボックス(31、32)が、ノズル(3)の上面から前記閉じ込めボックス(31、32)の上部(35)まで延在する一連の縦ブレード(36)によって区分される、請求項6または7に記載の装置。
  9. 前記閉じ込めボックス(11、12;21、22;31,32)の側方部(14;24;34)の端と金属ストリップとの間の距離Dが、10から100mmである、請求項6から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. ワイピングラインに関して前記閉じ込めボックス(11、12;21、22;31,32)の高さHが、10cm以上である、請求項6から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記閉じ込めワイピング装置(10;20;30)が、前記ワイピングノズル(3)の出口オリフィスの一部に対向する金属ストリップの両面に騒音防止板(6)をさらに含む、請求項6から10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記閉じ込めボックス(11、12;21、22;31,32)が、金属ストリップの端に対向する前記騒音防止板(6)上に前記閉じ込めボックス(11、12;21、22;31,32)間に設置された端閉じ込め片(26;27;28)をさらに含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記端閉じ込め片(26;27;28)が、水平および垂直に移動されてもよい、請求項12に記載の装置。
  14. 前記各端閉じ込め片(26)が、金属ストリップと平行な2つの長方形板からなり、金属ストリップの端に対向して設置された側板によって接続されている、請求項12または13に記載の装置。
  15. 前記各端閉じ込め片(27;28)が、金属ストリップが走行する面に対して傾斜され、金属ストリップの端に対向して設置されたそれらの垂直端に沿ってともに結合された2つの長方形板からなる、請求項12から14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記端閉じ込め片(28)が、前記長方形板を接続する復帰手段(29)をさらに含み、前記長方形板が、金属ストリップが前記閉じ込めボックス(21、22)の側方部に接するために走行する平面に対して十分に傾斜されている、請求項15に記載の装置。
  17. 金属ストリップの端に対向し、前記ワイピングノズル(3)の出口オリフィスの一部に対向するように延在する前記閉じ込めボックス(11、12;21、22;31,32)間に設置された端閉じ込め片を含む、請求項6から10のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記ワイピングノズル(3)が、被覆される金属ストリップと少なくとも等しい幅を備えた長手方向溝の形態で単一の出口オリフィスを備えている、請求項6から17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 請求項6から18のいずれか一項に記載の閉じ込めワイピング装置(10;20;30)。
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