JP2012525174A - オストミー器具の連結システム、およびオストミー器具 - Google Patents

オストミー器具の連結システム、およびオストミー器具 Download PDF

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Abstract

本発明の一実施形態に従って、オストミー器具のための連結システムが開示される。この連結システムは、「着用者の体表面から遠ざかるように延在して、ガイド手段および浅いランド領域を形成する突出部を有するウェーハ部分」と「上記ガイド手段に対して相対的な所望位置において、上記ランド領域と係合するガイドを有するポーチ部分」と「上記ガイド内の凹所に配置され、上記ランド領域に粘着固定される粘着層」とを備える。

Description

本発明はオストミー器具に関する。さらに詳しくは、本発明は、オストミー器具の連結システムに関する。
いわゆる「ツーピース」タイプのオストミー器具は、よく知られている。その器具は、本質的に、着用者/使用者の皮膚開口部周囲に粘着固定される粘着フェースプレートと、フェースプレートに着脱可能に接続される回収ポーチとで構成される。フェースプレートおよびポーチは、互いに整列可能なストマ受入開口と、一対の連結器具を有する。この連結器具によって、フェースプレートおよびポーチを開口周囲で固定し、これらのパーツを一体に接続する。
そのようなツーピースの器具は、従来のワンピースの器具(ポーチとフェースプレートが永久に接続されている)に対して、次のような利点を有する。すなわち、1つのフェースプレートに対して、多数のポーチを連続して使用できる。したがって、ツーピース器具のユーザーは、フェースプレートを長期間に渡って皮膚に粘着したままにしておくことができ、不快および不自由を感じることなく、粘着性フェースプレートを頻繁に着脱した場合に生じる皮膚の炎症も無い。使用済みのポーチを単に取り外して、新しいポーチと取り換えるだけで足りる。さらに、ツーピースの器具を使用すれば、ポーチをフェースプレートに取り付ける際に、ストマを見ることができる。
しかしながら、ツーピースの器具を有効なものとするためには、漏れの問題を解消することが重要である。何故なら、液体、固体、または気体が少し漏れただけで、着用者に相当な不自由および当惑を与えるからである。
信頼性が高く、使用中に不用意に外れることもなく、それでいて、意図的な組付けおよび取外しが容易であって、かつ、単一のフェースプレートリングに対して、多くのポーチリングを連続して連結したり、外したりした場合にも漏れが生じることのない、連結システムを開発することについて、過去に多大な努力が費やされた。
既存の器具の幾つかは、上の目的を達成するにおいて、他の物よりも優れていたが、その有効性は、他の目的を損なうものであった。すなわち、着用者の体から目立つ程の距離で突出することがなく、着用者の衣服を通して不自然な出っ張りを作り出さないよう、外形が十分に低いカップリング組立体を提供することが犠牲となっていた。
したがって、オストミー器具用として、外形が低く、漏れの生じない連結システムを提供する必要がある。
本発明の一実施形態にしたがい、オストミー器具連結システムを開示する。
このオストミー器具連結システムは、
着用者の体表面から遠ざかるように延在して、ガイド手段および浅いランド領域を形成する突出部を有するウェーハ部分と、
上記ガイド手段に対して相対的な所望位置において、上記ランド領域と係合するガイドを有するポーチ部分と、
上記ガイド内の凹所に配置され、上記ランド領域に粘着固定される粘着層と、を備えている。
本発明の他の実施形態は、オストミー器具を開示する。
このオストミー器具は、
着用者の体表面から遠ざかるように延在して、ガイド手段および浅いランド領域を形成する突出部を有するウェーハ部分と、
上記ウェーハ部分に形成されていて、ストマを囲むウェーハ部分中央開口部と、
上記ガイド手段に対して相対的な所望位置において、上記ランド領域と係合するガイドを有するポーチ部分と、
上記ポーチ部分に形成されていて、上記ウェーハ部分中央開口部と整合するポーチ部分中央開口部と、
上記ガイド内の凹所に配置され、上記ランド領域に粘着固定される粘着層と、
オストミーポーチ開口部を有していて、当該オストミーポーチ開口部が上記ポーチ部分中央開口部と整合するように、上記ポーチ部分の末端側ポーチ表面に取り付けられるオストミーポーチと、を備えている。
本発明のさらに他の実施形態は、オストミー器具のウェーハ部品にポーチ部分を連結する方法を開示する。
この方法は、
ウェーハ部分のガイド手段およびポーチ部分のガイドを用いて、ウェーハ部分上でポーチ部分を位置決めする工程と、
上記ガイド内の凹所に配置された粘着層を、上記ウェーハ部分のランド領域に粘着固定する工程と、を含んでいる。
本発明の一実施形態に係る連結システムの概略断面図。 本発明の他の実施形態に係るウェーハ部分およびポーチ部分を示す図。 本発明の他の実施形態に係るガイド手段を示す図。 本発明の他の実施形態に係るガイドを示す図。 本発明の他の実施形態に係る、閉じた形状の構造体である粘着層を示す図。 本発明の一実施形態に従ってポーチ部分がウェーハ部分上に配置された場合のウェーハ部分およびポーチ部分の概略断面図。 本発明の一実施形態に従って粘着層がランド領域に粘着された場合のウェーハ部分およびポーチ部分の概略断面図。 本発明の一実施形態に係るオストミー器具を示す図。 オストミー器具のウェーハ部分にポーチ部分を連結する方法を示す図。
本発明の実施形態およびその利点は、添付の図面を参照しておこなう次の説明から最も良く理解できる。
「オストミー」という用語は、広く解釈するものとし、人工肛門成形、人工尿路形成、回腸切開術を含む。本発明による教示は、フィステル、自制ケアおよび創傷ケアに採用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る、外形の低い連結システム100の概略断面図である。連結システム100は、ウェーハ部分105と、ポーチ部分125と、粘着層140とを含む。ウェーハ部分105は、本体表面から隆起してガイド手段120を形成する隆起部110と、浅いランド領域115とを有する。ポーチ部分125は、ガイド手段120に対して相対的に望ましい位置においてランド領域115と係合するガイド185を有する。粘着層140は、ガイド185内の凹所に存在し、ランド領域115に粘着する。
ウェーハ部分105は、基端側ウェーハ表面145および末端側ウェーハ表面150を含んでいる。基端側ウェーハ表面145とは、ウェーハ部分105の着用者の体表面に近い側を指している。末端側ウェーハ表面150とは、基端側ウェーハ表面と比較して、着用者の体表面からより遠い側を指している。
基端側ウェーハ表面145は、基端側粘着層150’を含んでいる。この粘着層が、ウェーハ部分105を着用者の体表面に取り付ける。ポーチ部分125は、ここに開示した外形の低い連結システム100を用いて、末端側ウェーハ表面150へ取り付けられる。ウェーハ部分105の末端側ウェーハ表面150は平坦であるので、ポーチ部分125をウェーハ部分105上に配置する前においても、およびポーチ部分125をウェーハ部分105から外した後においても、いずれの場合にも、末端側ウェーハ表面150のクリーニングが容易になる。
図1に例示したように、隆起部110は体表面から離れ、ポーチ部分125に向かって上昇するように隆起している。隆起部110により、ガイド手段120が形成される。ガイド手段120は、ランド領域115の周縁に位置するか否かに応じて、ランド領域115を取り囲むか、あるいはランド領域115上に位置する。
ポーチ部分125は、ガイド手段120と関連して、ランド領域115上に位置する。図1において、ガイド手段120は、ランド領域115の境界または周囲を定義する構造体である。浅いランド領域115という場合の「浅い」は、ガイド手段120の高さに対するランド領域115の相対的な高さのことを意味している。すなわち、HL<HRである。
ポーチ部分125は、基端側ポーチ表面155および末端側ポーチ表面160を含む。基端側ポーチ表面155とは、ポーチ部分125の着用者の体表面に近い側を指しており、当該表面155は、ランド領域115に接触して配置される。末端側ポーチ表面160とは、ポーチ部分125の反対側を指していて、当該表面160側にオストミーバッグがシール固定される。
その一方の壁165が図示されているオストミーバッグは、熱溶着部195等の既知のシール方法を用いて、末端側ポーチ表面160にシール固定される。基端側ポーチ表面155は、内縁ガイド130および外縁ガイド135を有するガイド185を含んでいる。内縁ガイド130および外縁ガイド135により、ガイドの領域が決まる。
粘着層140は、内縁ガイド130と外縁ガイド135の間の凹所において、閉じた形状の構造体として形成されている。内縁ガイド130あるいは外縁ガイド135と言う場合の「内」および「外」は、ポーチ中心から見てガイド185の最も内側の端縁および最も外側の端縁の各半径方向距離部を指している。内縁ガイド130は、ポーチ中心により近い側に位置している。
外縁ガイド135によって決まるポーチ部分125の寸法は、ランド領域115の寸法よりも小さい。環状の外縁ガイドおよび環状のランド領域が採用される1つの実施形態では、外縁ガイド135で決まるポーチ部分125の直径は、ウェーハ部分105の環状ランド領域115の直径よりも小さい。つまり、d<Dとなる。
これにより、ガイド手段120の半径方向内側において、ガイド185をランド領域115に係合させることができる。その結果、オストミー器具の現実の使用において、内縁ガイド130がランド領域115と協働して、粘着層140を体内廃棄物から保護する。
さらに、ウェーハ部分105は、ウェーハ部分中央開口部170を含んでいて、当該開口部170は、ウェーハ部分105が着用者の体表面に固定されたときに着用者のストマを囲む。また、ポーチ部分125は、ポーチ部分中央開口部175を含んでいて、当該開口部175は、ポーチ部分がウェーハ部分105上に置かれたときに、ウェーハ部分中央開口部170と整合する。
オストミーポーチ165は、オストミーポーチ開口部180を含んでいて、当該開口部180がポーチ部分中央開口部175と整合するように、末端側ポーチ表面160へシール固定される。ガイド手段120およびガイド185によって、ポーチ125は、ウェーハ部分105上で適切に位置決めされる。
そのような位置決めは、ウェーハ部分105上にポーチ部分125を、所望の向きで、かつポーチ部分中央開口部175がウェーハ部分中央開口部170と整合するように配置することを含んでいる。これは、ガイド185を、ガイド手段120に対して相対的に、実質的に中央に位置合わせされるように配置することで達成される。この所望の向きは、ポーチ部分にシール固定されるオストミーポーチの方向を自分で決めることができるように、着用者が、ウェーハ部分105上にポーチ部分125を配置することを含んでいる。
環状のポーチ部分125が環状のウェーハ部分105上に置かれる1つの実施形態においては、そのような位置決めは、ポーチ部分をウェーハ部分に対して相対的に回転させて、着用者の体に対するオストミーバッグの相対的な所望の向き(例えば、横向き、吊下げ)を達成することを含んでいる。これによって、着用者またはオペレーターは、着用者の体から目立つような距離では突出せず、着用者の衣服を通して目立った突出が生じないように、オストミーバッグ165の向きを決めることができる。さらに、着用者またはオペレーターは、例えば夜間において横たえる位置等、他の所望の向きにバッグの位置を決めることもできる。
閉じた形状の構造体である粘着層140は、ライナー(図示せず)で保護されていてもよい。ライナーは、ポーチ部分125をウェーハ部分105上で位置決めする前に除去される。粘着層140を十分に保護し、容易に剥離できるものであれば、どのようなシート材料であっても、ライナーとして採用できる。現実の使用においては、ライナーを粘着層140から取り外して、接着剤を露出させる。その後、粘着層140をウェーハ部分105上に配置して、ランド領域115に粘着固定する。
粘着層140の粘着固定とは、ポーチ部分125およびウェーハ部分105を一緒に押圧し、好ましくは可撓性を有する内縁ガイド130および外縁ガイド135を撓ませて、それによって、粘着層140をウェーハ部分105のランド領域115に粘着固定することを含んでいる。
ガイド185に圧力を加えた結果としてこれら可撓性パーツを上のように撓ませることによって、粘着層140(ポーチ部分125に張力が作用しない通常の状態では、ガイド185内の凹んだ位置に存在する)がランド領域115と接触するまで、内縁ガイド130および外縁ガイド135は、互いに十分な距離をおいて遠ざかるよう延在することが可能となる。
ガイド185に加えられた圧力によって、内縁ガイド130および外縁ガイド135が拡がって、十分な距離をもって延在する。これにより、粘着層140がランド領域115と接触する。またそれだけではなく、粘着層をランド領域に粘着固定して、ポーチ部分125がウェーハ部分105から不用意に分離することを確実に防ぐ。
1つの実施形態では、ウェーハ部分105およびポーチ部分125は、薄く、フラットで、可撓性がある。ウェーハ部分105およびポーチ部分125、薄くて、可撓性があって、熱可塑性を有するフィルムまたは発泡体で構成することができる。しかしながら、これらのパーツは、多孔性の熱可塑性フィルム、閉鎖セル発泡体、あるいはファブリックで構成されてもよい。
他の実施形態では、ウェーハ部分105およびポーチ部分125は、プラスチックから構成してもよく、その場合には、内縁ガイド130および外縁ガイド135の曲げおよび拡張が可能となる。
粘着層140および150’は、従来の感圧性接着剤および親水コロイドを含んでいてもよい。
ポーチ部分125は、リリースハンドル190を含んでいてもよい。リリースハンドル190は、オストミーポーチを取り外す際に、ウェーハ部分105のランド領域115に対する粘着層140の粘着に打ち勝って、ポーチ部分をウェーハ部分から分離することを助ける
ここで、図2A〜2Cを参照すると、本発明の異なる実施形態に係るウェーハ部分205およびポーチ部分225が図示している。
1つの実施形態では、図2Aに図示したように、ポーチ部分225およびウェーハ部分205は環状パーツである。ポーチ部分225に形成されたリリースハンドル290、ポーチ部分中央開口部275、およびウェーハ部分中央開口部270も図示している。
図2Bおよび図2Cに示したように、本発明の他の様々な実施形態においては、ウェーハ部分205およびポーチ部分225は、例えば四角形等の規則的な形状、あるいは不規則な形状を含めて、所望のいかなる形状であってもよい。
図3A〜3Fは、本発明の異なった実施形態に係るガイド手段320を図示している。1つの実施形態では、図3Aに示したように、ガイド手段320は、ウェーハ部分305の末端側ウェーハ表面350の周縁に形成されたガイドリングである。ウェーハ部分305の中央開口370、およびランド領域315も図示している。
他の実施形態においては、ガイド手段320は、周縁のガイド手段、非周縁のガイド手段、連続的なガイド手段、離散的なガイド手段、規則的な形状のガイド手段、不規則な形状のガイド手段、角度の付いたガイド手段、およびそれらの組合せから選択される。図3Bは、非周縁のガイドリング320を開示している。
さらに別の実施形態として、図3Cおよび図3Dにおいてそれぞれ、環状のウェーハ部分305’および矩形のウェーハ部分305”に形成した、離散的で、非周縁で、規則的な形状のガイド手段320を図示している。ランド領域315は離散的なガイド手段によって決まり、当該離散的なガイド手段によって観念的な境界線が形成される(破線の曲線または直線で表示)。同様にして、離散的な周縁のガイド手段もまた、本発明の範囲内で可能である。
図1に示した鉛直のガイド手段120に加えて、他の実施形態においては、ガイド手段は、角度の付いたガイド手段320’および320”を含んでいる。図3Eでは、角度は外側を向いていて、図3Fでは、角度は内側を向いている。図3Eおよび3Fは、外側を向いた周縁のガイド手段320’、および内側を向いた周縁のガイド手段320”を示しているが、様々な実施形態において、本発明には、角度の付いた非周縁のガイド手段、および異なるポーチ部分に対してそのようなガイド手段を使用することも含まれている。
図4A〜4Fは、本発明の別の実施形態におけるポーチ部分425のガイドを示している。このガイドの内縁ガイドおよび外縁ガイドは、連続的な縁ガイド、離散的な縁ガイド、規則的な形状の縁ガイド、不規則な形状の縁ガイド、周縁のガイド、非周縁のガイド、およびそれらの組合せから選択される。
1つの実施形態では、図4Aに示したように、環状ガイド485は、環状の内縁ガイド430および外縁ガイド435を有していて、リング状構造を構成し、閉じた形状の構造体を定めている。その中の凹所に粘着層440が位置している。ポーチ部分中央開口部475も図示している。
他の実施形態において(図4B)、不規則な形状のガイド485’は、不規則な形状の内縁ガイド430’および不規則な形状の外縁ガイド435’を含んでいる。
図4Cでは、規則的なガイド485”は、規則的な形状の内縁ガイドおよび外縁ガイドを有している。例えば、八角形の内縁430”および八角形の外縁ガイドする435”である。
図4Dでは、離散的なガイド485'''は、各々が所望の規則的な形状を有しており、内縁ガイド430'''および外縁ガイド435'''を含んでいる。
図4Eでは、離散的なガイド485''''は、各々が所望の不規則な形状を有しており、内縁ガイド430''''および外縁ガイド435''''を含んでいる。
他の実施形態においては、図4F(i)に示したように、ガイドは、内縁ガイド430'''''および平坦な外縁ガイド435'''''を含んでいる。圧力が加えられたとき、図4F(ii)に示したように、平坦な外縁ガイド435'''''が撓みながらガイド手段に当接する。また、内縁ガイド430'''''は、拡張して十分な距離だけ延在し、粘着層440'''''がウェーハ部分405のランド領域415'''''に接触する。
ガイドは、ポーチ部分425の基端側ポーチ表面455に対して、その周縁に存在していても、非周縁に存在していてもよい。さらに、図4A〜4Fは、環状のポーチ部分425における1または複数のガイドを図示しているが、様々な実施形態においては、別のポーチ部分にそのようなガイドを使用することもまた、本発明の範囲内である。
図5A〜5Fは、本発明の別の実施形態における、粘着層のための閉じた形状の構造体を図示している。閉じた形状の構造体である粘着層は、連続的な層、離散的な層、規則的な形状の層、不規則な形状の層、およびそれらの組合せから選択される。
1つの実施形態では、図5Aに示したように、閉じた形状の構造体は、環状ガイド585の環状内縁ガイド530と環状外縁ガイド535の間に囲まれたリング状の粘着層540を含んでいる。ポーチ部分中央開口部575も図示している。
他の実施形態において、閉じた構造体は、所望形状の規則的で連続的な粘着層を含んでいる。例えば、矩形のガイド内の凹所に配置された矩形の連続的な粘着層や、不規則なガイド内に配置された不規則で連続的な粘着層であってもよい。
図5Bに示した他の実施形態では、閉じた構造体は、不規則なガイド585’の内縁ガイド530’と外縁ガイド535’の間の凹所に配置された離散的な粘着層540’を含んでいる。
図5Cは不規則なガイド535’を、図5Dは離散的なガイド585'''を、それぞれ示している。連続的かつ規則的、離散的かつ規則的、連続的かつ不規則、または離散的かつ不規則であるガイド内に配置された、連続的かつ規則的、離散的かつ規則的、連続的かつ不規則、または離散的かつ不規則である閉じた形状の構造体の多数の組合せが、本発明の範囲内となる。
主として、周辺リングを基本とするガイド手段を有する環状のウェーハ部分と、環状の内縁ガイドおよび環状の外縁ガイド(これらの間の凹所に粘着層が配置される)を有する周辺ガイドを基本とする環状のポーチ部分とについて、本発明を説明している。
しかしながら、明細書での説明に従って、本発明の精神の範囲内において、連結システム100のいずれかの構成要素の構造または形状を修正することができる。したがって、そのような修正は、本発明の範囲内である。
図6は、本発明の一実施形態にしたがってポーチ部分がウェーハ部分上に位置した場合における、ウェーハ部分605およびポーチ部分625の概略断面図を示している。ポーチ部分625はウェーハ部分605の上面に位置し、そのとき、基端側ポーチ表面655は、末端側ウェーハ表面650のランド領域615内において当該領域615上に位置する。ランド領域615は、ガイド手段620によって定まる。
このシナリオにおいて、ポーチ部分625は所望の向きで配置され、ポーチ部分中央開口部675がウェーハ部分中央開口部670と整合する。これには、ポーチ部分にシール固定されるオストミーポーチの向きを着用者が決定できるように、ポーチ部分をウェーハ部分の上に置くことを含んでいる。
環状のポーチ部分625が環状のウェーハ部分605の上に置かれる1つの実施形態では、上のような位置決めは、ウェーハ部分に対して相対的にポーチ部分を回転させて、着用者の体に対するオストミーバッグの相対的な所望の向き(例えば、横向き、吊下げ)を達成することを含んでいる。これによって、着用者またはオペレーターは、着用者の体から目立つような距離では突出せず、着用者の衣服を通して目立った突出が生じることのないように、オストミーバッグの向きを決めることができる。さらに、着用者またはオペレーターは、例えば夜間において横たえる位置等、他の所望の向きにバッグの位置を決めることもできる。
位置決めしているとき、粘着層640は、ランド領域615に接しておらず、非接触位置に保持されている。その理由は、ガイド685が、粘着層640とランド領域615の間に分離領域を生成するからである。さらに、位置決めしているとき、ガイド685は、ガイド手段620と係合しておらず、ある距離だけ離れている。
図7は、本発明の一実施形態におけるウェーハ部分705およびポーチ部分725の概略断面図を示しており、粘着層740がランド領域715へ接着した状態にある。
一旦位置決めが達成されると、ポーチ部分725およびウェーハ部分705の両方に圧力が付加され、ガイド785の内縁ガイド730および外縁ガイド735を撓ませる。この撓みによって、内縁ガイド730および外縁ガイド735が拡張し、粘着層740(ポーチ部分725に張力が作用しない通常の状態では、ガイド785内の凹んだ位置に存在する)がウェーハ部分705のランド領域715と接触するまで、互いに遠ざかるように十分な距離だけ延在する。
張力が作用しない通常の状態とは、粘着層がランド領域715と接触する前にはベースとなっているガイド785内の粘着層740に圧力が生じていない状態を意味している。
粘着層740がランド領域715と接触した後、可撓性のある内縁ガイド730および外縁ガイド735が撓むと、粘着層に張力が作用するが、ランド領域715への接着は、ポーチ部分725とウェーハ部分705を、漏れの無い状態でしっかりと係合した状態に維持するのに十分である。図示した実施形態において、外縁ガイド735が拡張することによって、ガイド785とガイド手段720が図示したように係合する。
離散的なガイドおよび離散的なガイド手段を採用する場合のような他の実施形態においては、内縁ガイドおよび外縁ガイドの両方がガイド手段と係合して、連結されたウェーハ部分とポーチ部分の間を通過する体内廃棄物から粘着層を保護する。
十分に理解されるように、粘着層740は、ガイド785に圧力を加えることでランド領域715へ粘着固定される。その状態において、内縁ガイド730および外縁ガイド735は、粘着層740上をまたぐようにして、連結部を通過する本体廃棄物から粘着層を保護する。
図8は、本発明の一実施形態に係るオストミー器具800を示している。このオストミー器具800は、上に説明した外形の低い連結システムを採用している。
オストミー器具800は、「体表面から遠ざかるように延在してガイド手段820を構成する突出部810と、浅いランド領域815とを有するウェーハ部分805」と「ウェーハ部分805に形成されていて、ストマを囲むウェーハ部分中央開口部870」と「ガイド手段820に対する相対的な所望位置において、ランド領域815と係合するガイド885を備えたポーチ部分825」と「ポーチ部分825に形成されていて、ウェーハ部分中央開口部870と整合するポーチ部分中央開口部875」と「ガイド885内の凹所に配置され、ランド領域815に粘着する粘着層840」と「オストミーポーチ開口部880を有していて、当該オストミーポーチ開口部880がポーチ部分中央開口部875と整合するように末端側ポーチ表面860に取り付けられるオストミーポーチ865」とを含んでいる。参照符号Aは、着用者の体表面を表わしている。
図9A〜9Dは、オストミー器具のウェーハ部分にポーチ部分を連結する方法を示している。この方法は、「ウェーハ部分905のガイド手段920およびポーチ部分925のガイド985を用いて、ポーチ部分925をウェーハ部分905上で位置決めすること」および「ガイド985内の凹所に配置された粘着層940を、ウェーハ部分905のランド領域915に粘着固定すること」を含んでいる。ガイド985は、内縁ガイド930および外縁ガイド935を含んでいて、粘着層940は、内縁ガイド930と外縁ガイド935の間の凹所に配置されている。
この方法はさらに、「基端側ウェーハ表面945上に配置した基端側粘着層950’を用いて、ウェーハ部分905を着用者に粘着固定すること」および「オストミーポーチ開口部980がポーチ部分中央開口部975と整合するように、オストミーポーチ開口部980を有するオストミーポーチ965を、ポーチ部分925の本体末端側に取り付けること」を含んでいる。
まず図9Aを参照して、ポーチ部分925をウェーハ部分905の上に置く前に、ライナー940aを粘着層940から剥がす。
図9Bおよび9Cは、それぞれ、粘着層940の位置決めおよび粘着固定を図示している。
位置決めには、「ウェーハ部分905上にポーチ部分925を所望の向きで配置すること」および「ポーチ部分中央開口部975とウェーハ部分中央開口部970を整合させること」を含んでいる。これには、ポーチ部分925にシール固定されるオストミーポーチの向きを着用者が決定できるように、ポーチ部分925をウェーハ部分905上に配置することが含まれる。
環状のポーチ部分925が環状のウェーハ部分905上に配置される1つの実施形態においては、そのような位置決めは、ウェーハ部分905上でポーチ部分925を回転させて、着用者の体に対するオストミーバッグの相対的な所望の向き(例えば、横向き、吊下げ)を達成することを含んでいる。これによって、着用者またはオペレーターは、着用者の体から目立つような距離では突出せず、着用者の衣服を通して目立った突出が生じることのないように、オストミーバッグの向きを決めることができる。
粘着固定には、ポーチ部分925およびウェーハ部分905の両方に圧力を付加して、可撓性のある外縁ガイド930および内縁ガイド935を撓ませることで、ウェーハ部分905のランド領域915に粘着層940を粘着固定することが含まれる。
ガイド985に圧力を加えた結果としてこれら可撓性パーツを上のように撓ませることによって、粘着層940(ポーチ部分925に張力が作用しない通常の状態では、ガイド985内の凹んだ位置に存在する)がランド領域915と接触するまで、内縁ガイド930および外縁ガイド935は、互いに十分な距離をおいて遠ざかるよう延在することが可能となる。
図9Dは、オストミーポーチを使用状態から取り外す場合には、ポーチ部分に設けたリリースハンドル990を用いて、ポーチ部分925をウェーハ部分905から分離することを示している。これは、ポーチ部分925の粘着層940が、ウェーハ部分905のランド領域915に粘着するのを防止するのに役立つ。
図1〜9が本発明の特定の用途および実施形態を説明していると認識することは重要である。そしてそれは、本明細書の開示範囲を制限することを意図したものではない。上の説明全体に渡り、説明することを目的として、環状のポーチ部分、環状のウェーハ部分、ガイド・リング、および周縁ガイド等、多数の特定の詳細構造を説明したが、それは、本発明の完全な理解を提供することを目的としたものである。
しかしながら、この分野に熟練した者であれば、詳細な説明が部分的に欠けていたとしても、また、異なる実施形態を幾つか組み合わせることで、本発明を実施可能であることは明白である。本発明の根本原理は、事実上無限の組合せを用いて採用可能である。
従って、本発明の範囲および精神は、特許請求の範囲の文言によって判定されるべきである。

Claims (35)

  1. 着用者の体表面から遠ざかるように延在して、ガイド手段および浅いランド領域を形成する突出部を有するウェーハ部分と、
    上記ガイド手段に対して相対的な所望位置において、上記ランド領域と係合するガイドを有するポーチ部分と、
    上記ガイド内の凹所に配置され、上記ランド領域に粘着固定される粘着層と、を備えたオストミー器具連結システム。
  2. 上記ガイドは、内縁ガイドおよび外縁ガイドを含んでいて、
    上記粘着層は、当該内縁ガイドと外縁ガイドの間の凹所に配置されている、請求項1記載のシステム。
  3. 上記ウェーハ部分に形成されていて、ストマを囲むウェーハ部分中央開口部と、
    上記ポーチ部分に形成されていて、上記ウェーハ部分中央開口部と整合するポーチ部分中央開口部と、
    上記ガイド内の凹所に配置され、上記ランド領域に粘着固定される粘着層と、
    オストミーポーチ開口部を有していて、当該オストミーポーチ開口部が上記ポーチ部分中央開口部と整合するように、上記ポーチ部分の末端側ポーチ表面に取り付けられるオストミーポーチと、をさらに有していて、
    上記ガイド手段およびガイドが、ウェーハ部分上でポーチ部分の位置決めを行う、請求項1または2記載のシステム。
  4. 上記位置決めは、ウェーハ部分上にポーチ部分を所望の向きで配置すること、およびポーチ部分中央開口部をウェーハ部分中央開口部に整合させることを含む、請求項3記載のシステム。
  5. 上記オストミーポーチは、熱溶着等の方法で末端側ポーチ表面にシール固定される、請求項1〜4のいずれか1つに記載のシステム。
  6. 上記ウェーハ部分およびポーチ部分は、環状のパーツおよび所望形状のパーツから選択され、
    上記ガイド手段は、周縁のガイド手段、非周縁のガイド手段、連続的なガイド手段、離散的なガイド手段、規則的な形状のガイド手段、不規則な形状のガイド手段、角度の付いたガイド手段、およびそれらの組合せから選択され、
    上記内縁ガイドおよび外縁ガイドは、連続的な縁ガイド、離散的な縁ガイド、規則的な形状の縁ガイド、不規則な形状の縁ガイド、周縁のガイド、非周縁のガイド、およびそれらの組合せから選択され、
    上記粘着層は、連続的な層、離散的な層、規則的な形状の層、不規則な形状の層、およびそれらの組合せから選択される、請求項1〜5のいずれか1つに記載のシステム。
  7. 上記ウェーハ部分およびポーチ部分は、薄く、平坦で、可撓性を有している、請求項1〜6のいずれか1つに記載のシステム。
  8. 外縁で決まるポーチ部分の寸法は、ランド領域の寸法よりも小さく、例えば、環状の外縁で決まるポーチ部分の直径が、ウェーハ部分の環状ランド領域の直径よりも小さい、請求項1〜7のいずれか1つに記載のシステム。
  9. 上記ポーチ部分をウェーハ部分上に配置する前に、上記粘着層から剥離されるライナーをさらに含む、請求項1〜8のいずれか1つに記載のシステム。
  10. 上記ポーチ部分およびウェーハ部分の両方に圧力を作用させることで、内縁ガイドおよび外縁ガイドが撓む、請求項1〜9のいずれか1つに記載のシステム。
  11. 上記内縁ガイドおよび外縁ガイドを撓ませて十分な距離だけ拡張することができ、それにより、ポーチ部分に張力が作用しない通常の状態においては、内縁ガイドと外縁ガイドの間の凹所に位置している粘着層を、圧力を加えてウェーハ部分のランド領域へ粘着固定する、請求項10記載のシステム。
  12. 基端側ウェーハ表面上に設けられていて、ウェーハ部分を着用者の体表面上に粘着固定する基端側粘着層をさらに含む、請求項1〜11のいずれか1つに記載のシステム。
  13. 上記内縁ガイドおよび外縁ガイドは、粘着層をまたぐように延在して、ウェーハ部分とポーチ部分の間を通過する体内廃棄物から粘着層を保護する、請求項1〜12のいずれか1つに記載のシステム。
  14. 上記ポーチ部分に設けられていて、ウェーハ部分からポーチ部分を分離する際に、粘着層がランド領域に粘着するのを防止することを助けるリリースハンドルさらに含む、請求項1〜13のいずれか1つに記載のシステム。
  15. 着用者の体表面から遠ざかるように延在して、ガイド手段および浅いランド領域を形成する突出部を有するウェーハ部分と、
    上記ウェーハ部分に形成されていて、ストマを囲むウェーハ部分中央開口部と、
    上記ガイド手段に対して相対的な所望位置において、上記ランド領域と係合するガイドを有するポーチ部分と、
    上記ポーチ部分に形成されていて、上記ウェーハ部分中央開口部と整合するポーチ部分中央開口部と、
    上記ガイド内の凹所に配置され、上記ランド領域に粘着固定される粘着層と、
    オストミーポーチ開口部を有していて、当該オストミーポーチ開口部が上記ポーチ部分中央開口部と整合するように、上記ポーチ部分の末端側ポーチ表面に取り付けられるオストミーポーチと、を備えるオストミー器具。
  16. 上記ガイドは内縁ガイドおよび外縁ガイドを含んでいて、当該内縁ガイドおよび外縁ガイド間の凹所に上記粘着層が配置されている、請求項15記載のオストミー器具。
  17. 上記ガイド手段およびガイドにより、ウェーハ部分上でのポーチ部分の位置決めが為される、請求項15または16記載のオストミー器具。
  18. 上記位置決めは、ウェーハ部分上にポーチ部分を所望の向きで配置すること、およびポーチ部分中央開口部をウェーハ部分中央開口部に整合させることを含む、請求項17記載のオストミー器具。
  19. 上記ウェーハ部分およびポーチ部分は、環状のパーツおよび所望形状のパーツから選択され、
    上記ガイド手段は、周縁のガイド手段、非周縁のガイド手段、連続的なガイド手段、離散的なガイド手段、規則的な形状のガイド手段、不規則な形状のガイド手段、角度の付いたガイド手段、およびそれらの組合せから選択され、
    上記内縁ガイドおよび外縁ガイドは、連続的な縁ガイド、離散的な縁ガイド、規則的な形状の縁ガイド、不規則な形状の縁ガイド、周縁のガイド、非周縁のガイド、およびそれらの組合せから選択され、
    上記粘着層は、連続的な層、離散的な層、規則的な形状の層、不規則な形状の層、およびそれらの組合せから選択される、請求項15〜18のいずれか1つに記載のオストミー器具。
  20. 上記ウェーハ部分は、薄く、平坦で、可撓性を有しており、
    上記ポーチ部分は、薄い、請求項15〜19のいずれか1つに記載のオストミー器具。
  21. 外縁で決まるポーチ部分の寸法は、ランド領域の寸法よりも小さく、例えば、環状の外縁で決まるポーチ部分の直径が、ウェーハ部分の環状ランド領域の直径よりも小さい、請求項15〜20のいずれか1つに記載のオストミー器具。
  22. 上記ポーチ部分およびウェーハ部分の両方に圧力を作用させることで、内縁ガイドおよび外縁ガイドが撓む、請求項15〜21のいずれか1つに記載のオストミー器具。
  23. 上記内縁ガイドおよび外縁ガイドを撓ませて十分な距離だけ拡張することができ、それにより、ポーチ部分に張力が作用しない通常の状態においては、内縁ガイドと外縁ガイドの間の凹所に位置している粘着層を、圧力を加えてランド領域へ粘着固定する、請求項22記載のオストミー器具。
  24. 上記ウェーハ部分の基端側に設けられていて、ウェーハ部分を着用者の体に粘着固定する基端側粘着層をさらに含む、請求項15〜23のいずれか1つに記載のオストミー器具。
  25. 上記内縁ガイドおよび外縁ガイドは、粘着層をまたぐように延在して、当該システムの連結部を通過する体内廃棄物から粘着層を保護する、請求項15〜24のいずれか1つに記載のオストミー器具。
  26. 上記ポーチ部分に設けられていて、ウェーハ部分からポーチ部分を分離する際に、粘着層がランド領域に粘着するのを防止することを助けるリリースハンドルさらに含む、請求項15〜25のいずれか1つに記載のオストミー器具。
  27. ウェーハ部分のガイド手段およびポーチ部分のガイドを用いて、ウェーハ部分上でポーチ部分を位置決めする工程と、
    上記ガイド内の凹所に配置された粘着層を、上記ウェーハ部分のランド領域に粘着固定する工程と、を含むオストミー器具のウェーハ部品にポーチ部分を連結する方法。
  28. 上記ガイドは、内縁ガイドおよび外縁ガイドを含んでいて、当該内縁ガイドおよび外縁ガイドの間の凹所に粘着層が配置されている、請求項27記載の方法。
  29. 上記ポーチ部分をウェーハ部分上に配置する前に、上記粘着層からライナーを剥離する工程をさらに含む、請求項27記載の方法。
  30. 上記位置決めする工程は、ウェーハ部分上にポーチ部分を所望の向きで配置すること、およびポーチ部分中央開口部をウェーハ部分中央開口部に整合させることを含む、請求項27〜29のいずれか1つに記載の方法。
  31. 上記粘着固定する工程は、ポーチ部分およびウェーハ部分の両方に圧力を作用させることで内縁ガイドおよび外縁ガイドを撓ませ、粘着層をウェーハ部分のランド領域に粘着固定することを含む、請求項28記載の方法。
  32. 上記内縁ガイドおよび外縁ガイドを撓ませて十分な距離だけ拡張することができ、それにより、ポーチ部分に張力が作用しない通常の状態においては、内縁ガイドと外縁ガイドの間の凹所に位置している粘着層が、圧力を付加されてランド領域へ粘着固定される、請求項31記載の方法。
  33. 上記ウェーハ部分の基端側表面に設けた基端側粘着層を用いて、ウェーハ部分を着用者に粘着固定する工程をさらに含む、請求項27記載の方法。
  34. オストミーポーチ開口部を有するオストミーポーチを、当該オストミーポーチ開口部が上記ポーチ部分中央開口部と整合するように、ポーチ部分の末端側表面に取り付ける工程をさらに含む、請求項27〜33のいずれか1つに記載の方法。
  35. 上記ポーチ部分に設けられたリリースハンドルを用いて、ウェーハ部分からポーチ部分を分離し、それによって、粘着層がランド領域に粘着するのを防止することを助ける、請求項27〜34のいずれか1つに記載の方法。
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