本明細書において、“バイオディスク(biodisc)”とは、核酸混成分析装置、バイオ物質分析装置、個別化医薬(personalized medicine)のための患者の体質分析装置、小便分析装置、血液分析装置、環境汚染(大気汚染、水質汚染、食中毒)分析装置、生化学分析装置または免疫学的分析装置のような各種の診断分析装置に適用できるようにラボオンチップ(lab on a chip)が集積されたバイオディスク、デジタルバイオディスク、薄膜化学分析装置、またはバイオディスクに搭載された半導体メモリーを有するバイオメモリーディスクを含むことができる。
“バイオディスクドライブ”とは、バイオディスクのローディング、挿入、搭載、分離または一体化を許容することによってバイオディスクの駆動を制御し、そのデータを測定及び分析する機器のことをいう。
“バイオチップ”は、DNAチップ、ラボオンチップ、蛋白質チップ(Protein chip)、簡易検査キット(Rapid test Kit)またはテストストリップ(Test strip)を含むが、これらに限定されるものではない。
“バイオチップ分析装置”とは、バイオチップのローディング、挿入、搭載、分離または一体化を許容することによって、データを測定し、そのデータの結果を判定する機器のことをいう。
“バイオ分析装置”とは、バイオディスクドライブ及び/またはバイオチップ分析装置を含む。
“診療装置”とは、医療診療に使用される体温計、血圧計、カメラ、聴診器、体脂肪測定器、動脈硬化診断器、超音波画像診断器、小便検査装置、脈拍計、血糖測定器、採血装置、心電図計、X−Ray装置、酸素飽和度検査装置、認知症検査装置、CAT(Computerized Axial Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、カプセル内視鏡、拡大鏡、カメラ付き拡大鏡、医療計測機器、生体信号感知装置、及び生体信号(糖尿、肥満、血圧、脈拍、心電図、体温など)を測定する機能を有するバイオシャツを含む。
“仮想医師”とは、インターネットフォンにソフトウェアとして常駐する医師のことであり、ユーザーにバイオ分析装置の使用方法を案内及び指示したり、測定されたデータを数学的計算により自体分析して診断結果を出力する。
本発明の一実施例よれば、有線または無線インターネットに連結されて医療サービスと関連した情報または音声信号を送受信するインターネットフォン、バイオディスクまたは光学ディスクのローディングを許容するトレイ(tray)、該トレイにローディングされたバイオディスクまたは光学ディスクを回転させるモーター、及び該モーターを制御するバイオディスクドライブを含む、インターネットフォン装置を提供する。
本発明の一実施例によれば、インターネットフォン装置は、有線または無線接続手段を通じて連結され、該インターネットフォン装置に内蔵されたバイオ分析装置を制御するためのグラフィックユーザーインターフェース(GUI、Graphic User Interface)を提供するユーザーコンピュータをさらに含むことができる。
本発明の一実施例によれば、インターネットフォン装置は、有線または無線接続手段を通じて連結され、上記バイオ分析装置に対するグラフィックユーザーインターフェース(GUI)画面を提供するモニタをさらに含むことができる。
上記接続手段は、USB(Universal Serial Bus)、赤外線通信、RF通信、有/無線インターネット、有無線インターネットを提供する固定装置、及びブルトゥース(bluetooth)からなる群より選択される。上記ユーザーコンピュータは、上記バイオ分析装置を駆動及び制御するために、上記接続手段を通じて制御命令をインターネットフォン装置に転送する。
上記インターネットフォン装置は、バイオチップまたはバイオディスク上のバーコードを読み取るためのバーコードリーダーをさらに含むことができる。好ましくは、上記バーコードは、上記バイオディスク及びバイオチップの製品IDを含む。
上記インターネットフォン装置は、動物RFID(Radio Frequency Identification)、または上記診療装置、バイオチップまたはバイオディスク上のRFICのID及びその内容を読み取るためのRFIDリーダーをさらに含むことができる。
上記RFIDリーダーは、上記診療装置、バイオチップまたはバイオディスクを認証するための認証部、測定データをRFICに記録するための記録部を備えることができる。
本発明によれば、好ましくは、仮想医師あるいは遠隔医師によりなされた過去診断結果の累積された履歴を、上記遠隔医療診断サーバーから受信して上記RFICに保存する。
本発明によれば、会員登録及び認証手順で使用されるパスワード(個人ID及び個人パスワード)が上記RFICに保存されることで、上記バイオディスク及びバイオチップが個人的に暗号化できる。
また、上記パスワード(個人ID及び個人パスワード)は、遠隔医療診断サーバーに転送されて保存される。好ましくは、上記パスワードは、GUIあるいはインターネットフォンを通じて遠隔医療診断サーバーに接続する時に用いられる。
動物RFIDは、動物の体内に注入されたり皮膚に付けられ、各動物の固有識別番号を含む。上記RFID及びRFICは、ISO 11784及びISO 11785のような周知の国際標準、またはその修正に基づいてなされる。暗号化された個人情報及び製品IDがRFICに保存されるので、非承認の者がバイオディスク及びバイオディスクの情報を使用することは不可能である。
また、動物の種、年齢、原産地などに関する情報が、上記RFIDに付けられたタグに記録され、よって、これらの情報を無線RFIDリーダーにより認識することができる。動物の履歴を動物RFIDを用いて追跡できるので、狂牛病、口蹄疫、鳥類毒感などのような動物疾病が発生した時、その動物の防疫に対する効果的な対策を早い時間で取ることができる。動物の飼育、屠殺及びその肉の処理及び加工に関する情報を得ることができ、消費者への正確な提供が可能である。上記動物RFIDは、農産物及び食品履歴追跡システムにも適用可能であり、消費者に食品に対する正確な情報を提供することができる。
上記インターネットフォン装置は、上記バイオ分析装置から得た測定データ、及びバイオ分析装置のバージョン、製造日、及び製品IDからなる群より選択された製品情報を保存するメモリー部をさらに含むことができる。該メモリー部に保存された測定データは、ハードディスクドライブ(HDD、hard disc drive)に転送されて保存されてもよく、遠隔医師または遠隔医療診断サーバーに転送されてもよい。
上記メモリー部に保存されたバイオ分析装置の製品IDは、上記バイオ分析装置の製品認証のために、インターネット網を通じて遠隔医療診断サーバーに提供される。すなわち、遠隔医療診断サーバーは、上記製品IDをデータベースに保存された真正商品IDと比較することによって上記バイオ分析装置の製品認証を行う。
上記製品IDの認証に失敗した場合、上記バイオ分析装置の動作がなされないことが好ましい。
本発明によれば、バイオディスクまたはバイオチップは、製品認証に通過したバイオ分析装置により認証されることが好ましい。この場合、RFICリーダーは、オフライン(off−line)連結またはインターネット連結にかかわらず、上記バイオディスクまたはバイオチップ上のRFICから製品情報を読み取って、バイオディスクまたはバイオチップを認証する。
上記製品IDは、製品のシリアル番号でよく、認証に失敗したバイオ分析装置は、上記遠隔医療診断サーバーから駆動ソフトウェアをダウンロードできず、動作しないことがある。
上記インターネットフォン装置は、バイオ分析装置の製品IDに対応する駆動ソフトウェアを自動ダウンロードしてアップグレードされる。上記インターネットフォン装置は、上記バイオディスク上のバーコード情報、上記バイオディスクの製品ID、上記バイオ分析装置の製品ID、動物RFIDまたは測定データを、インターネットを通じて遠隔地医療診断サーバーに転送することができる。また、上記インターネットフォン装置は、動物RFIDを動物RFID管理サーバーに転送することによって当該動物の身分認証を行う動物認識ソフトウェアをさらに含むことができる。上記インターネットフォン装置は、遠隔通信のためのローカルサーバー、ホームネットワークシステムまたは家電機器と連動するホームネットワークシステムへの連結を可能にするインターフェース部をさらに含んだり、またはこれらのサーバーとシステムをさらに含むことができる。また、上記インターネットフォン装置は、上記接続手段により診療装置に連結され、診療装置から得られた患者に関する診療データを遠隔医師に転送することができる。
また、上記インターネットフォン装置は、上記接続手段を通じてマウス、及びGUI画面を提供するモニタに連結され、マウスを移動及びクリックすることによって、GUI画面上に表示されたメニューを選択し、上記バイオ分析装置を駆動及び制御する。上記インターネットフォン装置は、バイオディスクまたはバイオチップがサンプルなくバイオ分析装置にローディングされた場合、上記バイオディスクまたはバイオチップを自動でイジェクトまたはアンローディングするようとの命令を転送したり、警告メッセージをユーザーに送るサンプル感知部をさらに含むことができる。上記インターネットフォン装置は、バイオドライブによりバイオディスクが認識されない、既に使用したバイオディスクがローディングされる、またはバイオディスクの有効期間が経過した場合、バイオ分析装置からバイオディスクを自動でイジェクトまたはアンローディングするようとの命令を転送したり、警告メッセージをユーザーに送ったりするバイオディスク有効性検査部をさらに含むことができる。
上記インターネットフォン装置は、バイオチップによりバイオディスクが認識されない、既に使用したバイオチップがローディングされる、バイオチップの有効期間が経過した場合、バイオ分析装置からバイオチップを自動でイジェクトまたはアンローディングするようとの命令を転送したり、警告メッセージをユーザーに送ったりするバイオチップ有効性検査部をさらに含むことができる。上記インターネットフォン装置は、バイオディスクまたはバイオチップによるサンプル分析中に、ユーザーがバイオディスクまたはバイオチップのアンローディングまたは分析中断を要求する場合、当該分析を継続して進行する、警告メッセージをユーザーに送る、またはログイン情報(個人ID及びパスワード)を要求する分析中断処理部をさらに含むことができる。すなわち、該分析中断処理部は、パスワードが正しいため、ユーザーによるバイオディスクまたはバイオチップのアンローディングまたは分析中断の要求を受け入れる場合、及びバイオディスクまたはバイオチップによるサンプル分析中に、ユーザーがバイオディスクまたはバイオチップのアンローディングまたは分析中断を要求する場合、バイオ分析装置からバイオディスクまたはバイオチップをイジェクトまたはアンローディングするようとの命令を転送する。また、パスワードによりバイオディスクまたはバイオチップの分析が中断された場合、この分析中断事実は、上記RFICに保存される履歴管理項目に含まれたり、遠隔医療診断サーバーに保存されたりすることができる。
上記バイオ分析装置は、遠隔医師に制御権の譲渡がなされた場合、遠隔医師により実時間制御されてよい。遠隔医師によりバイオ分析装置が実時間で制御されることが可能であるから、バイオ分析装置に慣れていないユーザーにも、遠隔医師が容易に医療サービスを提供することができる。上記の“制御権の譲渡”とは、インターネットフォン装置の遠隔制御権を遠隔医師に渡すことを指す。したがって、バイオ分析装置の遠隔制御権を獲得した遠隔医師は、上記GUIあるいは上記バイオ分析装置の動作を制御したり、バイオ分析装置の動作を制御するためにインターネットフォン装置に命令を直接転送したり、またはこのようなバイオ分析装置の動作を実時間でモニタしたりすることができる。
上記インターネットフォン装置は、上記バイオ分析装置の遠隔制御権を遠隔医師に譲渡するための制御権譲渡ボタンをさらに含むことができる。上記バイオディスクは、疾病診断分析装置、核酸混成分析装置、バイオ物質分析装置、個別化医薬(personalized medicine)のための患者の体質分析装置、小便分析装置、血液分析装置、環境汚染分析装置、生化学分析装置、及び免疫学的分析装置からなる群より選択された一つ以上の装置を含むことができる。例えば、バイオディスクは、核酸混成分析装置、バイオ物質分析装置、個別化医薬のため患者の体質分析装置、小便分析装置、血液分析装置、環境汚染(大気汚染、水質汚染、食中毒)分析装置、生化学分析装置または免疫学的分析装置のような各種の診断分析装置に適用できるようにラボオンチップ(lab on a chip)が集積されたバイオディスク、デジタルバイオディスク、薄膜化学分析装置、またはバイオメモリーディスクを含むことができる。
上記バイオディスクは、ラボオンチップに必須な流体の流れを制御するためのバルブと、生体物質、環境検査対象物質のようなバイオ物質を分析するための分析装置と、を含む。また、該バイオ分析装置は、ELISA(Emzyme−Linked Immunosorbent Assay)分析方法が採用されたラボオンチップ、ラピッドテスト(Rapid test)方法が採用されたラボオンチップ;食中毒菌、残留抗生剤、残留農薬、遺伝子変形食品、空気汚染、水質汚染、食品アレルギー、親子確認(paternity)、肉の種類及び原産地を検査するためのラボオンチップ;及び、流体内の少量のバイオ物質または化学物質を診断及び探知する小型または薄膜分析装置を含む。
上記バイオ分析装置は、血液、尿またはバイオ物質を定性、定量分析して、癌、血糖、血液型、体脂肪、肥満、血の粘度(Viscosity)、血圧、心血管疾患、血中酸素飽和度、個別化医薬のための患者の体質、アルツハイマー、認知症(dementia)、肝臓疾患、心筋硬塞、AIDS、環境汚染、性病、妊娠、遺伝子、コレステロール、GOT、GPTなどの各種疾病に関連した検査を行うことができる。例えば、水質汚染は、水中の重金属汚染、大腸菌濃度などを分析することによって測定される。有機水銀、シアン化合物、有機リン、カドミウム、ヒ素、フェノール、銅、鉛及びクロムによる汚染が分析されることで、重金属汚染を測定する。空気中のSO2、埃(TSP)、一酸化炭素(CO)、二酸化窒素(NO2)、炭化水素(HC)、オゾン(O3)、鉛(Pb)などの含有量が、大気汚染分析のために測定される。尿の分析において、上記バイオ分析装置は、白血球(Leucocyte)、血液、蛋白質、ニトレート(Nitrite)、pH、比重(Specific gravity)、グルコース、ケトン、アスコルビン酸(Ascorbic acid)、ウロビリノーゲン(Urobilinogen)、ビリルビン(bilirubin)体脂肪、血圧を分析する。
上記バイオ物質は、DNA、オリゴヌクレオチド、RNA、PNA、リガンド(ligand)、受容体(receptor)、抗原、抗体、牛乳、尿、唾液(saliva)、髪の毛、農作物サンプル、野菜サンプル、肉類サンプル、魚類サンプル、鳥類サンプル、汚水(汚染された水)、家畜サンプル、食品サンプル、食材、保管飲食、口腔細胞、組織サンプル、精液、蛋白質またはその他生体物質からなる群より選択されてよい。また、上記バイオディスクは、ラボオンチップのためのプロトコル、分析アルゴリズム、分析(assay)のための標準制御値、分析サイトに関する位置情報、生物情報学(bioinformatics)情報、自己診断(self diagnosis)に関する情報、バイオディスクドライバソフトウェア、及び患者のための臨床分析に関する教育情報、診断結果によって患者を遠隔地の医師または病院と通信可能にする各種ウェブサイトとリンク、暗号化された個人情報、履歴などを保存するために、メモリー内蔵型RFIC(または電子タグ)を含むことができる。上記インターネットフォン装置は、上記RFIC及び遠隔医療診断サーバーから情報を読み出し、バイオ分析装置にローディングされたバイオディスクまたはバイオチップの種類、バージョン、製造日、有効期間と、疾病診断項目と、使用上の注意事項と、履歴管理項目の詳細内訳と、医療データと、次の検診日からなる群より選択された情報をユーザーに提供する医療情報読取り部をさらに含むことができる。
他の側面によれば、本発明のインターネットフォン装置は、バイオ分析装置にローディングされたバイオディスクまたはバイオチップのRFICから読み取られた製品IDあるいは製品シリアル番号を遠隔医療診断サーバーに送出し、該製品IDあるいは製品シリアル番号に該当する情報を遠隔医療診断サーバーから受信し、製品の種類、バージョン、製造日及び有効期間と、疾病診断項目と、使用上の注意事項と、履歴管理項目の詳細内訳と、医療データと、次の検診日とからなる群より選択された情報をユーザーに提供する情報アクセス部をさらに含むことを特徴とする。すなわち、該情報アクセス部は、既に使用されたバイオディスクまたは既に使用されたバイオチップがバイオ分析装置にローディングされる時、医療データ、履歴管理項目の詳細内訳及び次の検診日のような、上記RFICから読み取られた情報を、オンラインを通じてユーザーに提供する。
情報へのアクセスを許容するために、上記情報アクセス部は、遠隔医療診断サーバーに保存されているパスワードに対するパスワード認証手順を行う。上記履歴管理項目の詳細内訳は、過去検診結果、過去病歴及び追跡管理内容を含むことができる。
上記RFICには、遠隔医師及び仮想医師により提供される診断結果及びその遠隔医師のIDが保存される。
したがって、上記遠隔医師のIDに基づき、遠隔医療診断を行った医師を知ることができる。上記バイオディスクドライブは、上記バイオディスクのローディング、挿入、搭載、分離または一体化を許容することによって、該バイオディスクを駆動及び制御し、反応結果を測定及び分析する機器を含む。したがって、上記インターネットフォン装置は、バイオ分析装置内に設置された光学測定装置、電気化学測定装置、蛍光測定装置、インピーダンス測定装置またはイメージセンサー装置を含む変換器と結合された探知装置(detector)またはバイオセンサーを用いて上記バイオディスクの分析サイト(assay site)からデータを測定及び分析することができる。この分析された情報がデジタル情報としてインターネット網を通じて送受信されてよく、これにより医師及び患者に遠隔医療診断サービスを提供することができる。具体的に、上記インターネットフォン装置は、上記バイオ分析装置の動作のオン/オフ(On/Off)を制御したり、バイオ分析装置の動作状況を表示したり、測定されたデータを数値またはグラフ形式で表示したり、仮想医師または遠隔医師による遠隔医療診断サービスを提供したり、ユーザー認識部によりユーザーが認証されたのちインターネットを通じて医療診断サービスをユーザーに提供したり、ホッピング(hopping)医療診断サービスを提供したりすることができる。上記仮想医師は、インターネットフォン装置にソフトウェアとして常駐するもので、上記バイオ分析装置の使用方法を案内または指示する案内部と、測定されたデータを数学的計算によって自体分析して診断結果を出力する診断部と、を含む。
上記診断部は、(i)バイオ分析装置の測定データを数学的計算によって分析して得られた診断結果を、数値形式、グラフ形式または上−中−下のレベルを持つ階段形式として現在の測定データをカットオフレベルと対比して医療サービス窓に表示したり、(ii)診断結果をメッセージ伝達手段を用いてユーザーに通知したり(iii)上記診断結果を上記RFICに記録したり(iv)上記診断結果を遠隔医療診断サーバーに保存したりする機能を有することができる。好ましくは、上記インターネットフォン装置は、遠隔医師との遠隔診断を通じて定期的検診のみを義務的に行い、定期的検診期間以外の場合は、仮想医師が測定データを自体分析して診断結果を患者または遠隔医療診断サーバーに通報するホッピング医療診断サービス部をさらに含むことができる。
該ホッピング医療診断サービス部は、定期的検診がなされなかった場合、またはあらかじめ定められた定期検診期間が過ぎた場合、仮想医師による検診が中止されるようにインターネットフォン装置を制御する。すなわち、仮想医師による検診を受けるためには、必ず、ユーザーは遠隔医師との定期検診を行わなければならない。該ホッピング医療診断サービス部は、定期的検診期間でなくても、ユーザーが希望する場合、仮想医師により異常状態が検出された場合、仮想医師による診断サービスが一定回数以上行われた場合、または患者が遠隔医師から最後に遠隔医療診断サービスを受けてから一定期間(例:6ケ月)が経過した場合は、義務的に医師との遠隔診断を行うホッピング医療診断サービス機能を有する。義務定期検査(定期検診)間隔、仮想医師による連続サービスの制限回数またはカットオフレベルのようなホッピング医療診断サービスの詳細内訳は、患者の過去病歴、患者の現在病歴、医師の所見、性別、年齢、疾病によって変わることがあり、好ましくは、医師により決定されるとよい。
初期会員登録時には、上記ホッピング医療診断サービスの詳細内訳が初期値(default)に設定されてよく、遠隔医療診断サービス終了の度に医師が診断結果に基づいて変更することができる。このホッピング医療診断サービスにおいて義務定期検査(定期検診)間隔は6ケ月でよく、仮想医師による連続診断サービスの制限回数は10回〜30回でよい。上記ユーザー認識部は、パスワード認識装置または指紋認識装置を含むことができる。好ましくは、指紋認識ソフトウェアが自動でユーザーを認証するのに用いられてよい。上記インターネットフォン装置は、ユーザーコンピュータの電源がオフになっても、当該インターネットフォン装置の電源のみをオン(on)状態にしてバイオディスクドライブを駆動させることでバイオディスクあるいは光学ディスクを動作させることができる。上記インターネットフォン装置は、上記バイオ分析装置の電源オン/オフボタン、光学ディスクのための再生ボタン、停止ボタン(Stop button)及び探索ボタンから構成された群より選択された一つ以上のボタンを含むことができる。
上記インターネットフォン装置は、バイオ分析装置の待機電源をオン/オフするための電源スイッチをさらに含むことができる。上記インターネットフォン装置は、バイオチップのローディング/アンローディングを可能にするスロット(slot)またはトレイと、上記バイオチップの反応信号を測定して反応結果を分析するバイオチップ分析装置と、をさらに含むことができる。上記バイオチップとは、疾病分析、核酸混成分析、バイオ物質分析、個別化医薬のための患者の体質分析、小便分析、血液分析、環境汚染分析、生化学分析、または免疫学的分析を行う装置のことをいう。例えば、バイオチップは、DNAチップ、ラボオンチップ、蛋白質チップ、簡易検査キット(Rapid test Kit)またはテストストリップ(Test strip)を含むことができる。したがって、上記インターネットフォン装置は、上記バイオディスクドライブ及びバイオチップ分析装置を含むバイオ分析装置を含むことができる。上記テストストリップには、発色過程または電気化学的過程がなされる。上記インターネットフォン装置に内蔵されたバイオディスクドライブは、DVD、CD、CD−R、CD−RWまたはDVD−Rのような一般光学ディスクを再生または駆動することができる。上記インターネットフォン装置は、光学ディスクの再生信号を出力したり記録する信号を入力するためのビデオ及びオーディオ向け入/出力ポートをさらに含むことができる。
上記インターネットフォン装置のバイオディスクドライブは、ユーザーコンピュータの電源をオン(on)状態にしなくても、DVD、CD、CD−R、CD−RWまたはDVD−Rのような一般光学ディスクを駆動できるから、スタンドアロン(stand alone)タイプのDVDプレーヤーとして動作することが可能である。上記インターネットフォン装置は、イヤホン連結部をさらに含むことができる。上記インターネットフォン装置は、遠隔医療診断に対して決済をしたり、電子医療保険カードを認証したりするためのカードリーダーまたは医療クーポンカードリーダーをさらに含むことができる。該カードリーダーのカード挿入口またはカードスリット(slit)は、インターネットフォン装置の縁部に形成されてよい。
本発明の一実施例によれば、インターネットフォン装置は、上記サンプル感知部、バイオディスク有効性検査部、バイオチップ有効性検査部、分析中断処理部、医療情報読取り部、情報アクセス部、ホッピング医療診断サービス部を含む中央制御部を有する。上記インターネットフォン装置は、上記バイオ分析装置を駆動制御することができ、上記バイオ分析装置から提供されたデータを分析プログラムによって数値に変換することによってインターネット網を介した遠隔医療診断を行うことができる。上記インターネットフォン装置は、上記バイオ分析装置から獲得したバイオディスクのバーコード、バイオディスクの製品ID、バイオディスクドライブの製品ID、動物RFID、診療装置の製品IDまたは測定データを、遠隔医療分析サーバーに転送することができる。
上記インターネットフォン装置は、表示装置をさらに含み、上記バイオ分析装置の測定結果を数値、グラフ、または上−中−下の形式で表示したり、上記バイオ分析装置による診断結果を表示したり、ユーザーのバイオ分析装置の使用状況を実時間で表示したり、課金内訳を表示したり、医師から受信した医療データまたは処方せんを表示したりすることができる。上記インターネットフォン装置は、上記バイオ分析装置の動作を制御するための分析開始(Start)ボタン、分析停止(Stop)ボタン、電源オン/オフ(on/off)ボタン、イジェクトまたはアンローディングボタン、遠隔転送ボタン、診断結果確認ボタン、課金内訳確認ボタン、及び決済承認ボタンから構成された群より選択された一つ以上の機能選択ボタンを含むことができる。例えば、上記イジェクトボタンまたはアンローディングボタンにより、バイオ分析装置にローディングされたバイオディスクまたはバイオチップがアンローディングされてよい。当該分析が完了すると、ユーザーは、上記遠隔転送ボタンをクリックして医師に測定データを転送する。上記インターネットフォン装置は、遠隔医師または遠隔医療診断サーバーがインターネットフォン装置に定期検診時間を転送した場合、この定期検診時間を表示するための表示手段をさらに含むことができる。
本発明の一実施例によれば、上記インターネットフォン装置は、有線または無線インターネットに連結され、医療サービスと関連した情報を送受信したり音声信号を送受信するためのインターネットフォンと、該インターネットフォンへのバイオチップのローディング及びアンローディングを可能にするスロットまたはトレイと、バイオセンサーまたは探知装置を制御して、当該ローディングされたバイオチップの反応結果を分析するバイオチップ分析装置と、を含む。
本発明の一実施例によれば、有線または無線インターネットに連結され、医療サービスと関連した情報を送受信したり音声信号を送受信するためのインターネットフォンと、該インターネットフォンへのバイオディスクまたは光学ディスクのローディングを可能にするトレイと、該トレイにローディングされたバイオディスクまたは光学ディスクを回転させるためのモーターと、該モーターを制御するバイオディスクドライブと、を含む。
本発明の一実施例によれば、上記インターネットフォン装置は、有線または無線インターネットに連結され、医療サービスと関連した情報を送受信したり音声信号を送受信するためのインターネットフォンと、該インターネットフォンと上記接続手段を通じて連結され、バイオディスクまたは光学ディスクのインターネットフォンへのローディングを可能にするトレイと、上記トレイにローディングされたバイオディスクまたは光学ディスクを回転させるためのモーターと、該モーターを制御するバイオディスクドライブと、を含む。
上記インターネットフォン装置は、上記接続手段を通じて上記インターネットフォンに連結され、GUI画面を提供するモニタをさらに含むことができる。
本発明の一実施例によれば、上記インターネットフォン装置は、有線または無線インターネットに連結され、医療サービスと関連した情報を送受信したり音声信号を送受信するためのインターネットフォンと、上記接続手段を通じてインターネットフォンと連結され、上記バイオ分析装置に対するGUI画面及び測定データを提供するモニタと、該モニタへのバイオディスクまたは光学ディスクのローディングを可能にするトレイと、該トレイにローディングされたバイオディスクまたは光学ディスクを回転させるためのモーターと、該モーターを制御するバイオディスクドライブと、を含む。
上記バイオチップ分析装置は、上記モニタに内蔵されてよい。
本発明の一実施例によれば、上記インターネットフォン装置は、バイオディスクまたは光学ディスクのローディングを可能にするトレイと、該トレイにローディングされたバイオディスクまたは光学ディスクを回転させるためのモーターと、モーターを制御するバイオディスクドライブを持つ固定部と、上記有線または無線インターネット網を通じて上記固定部に連結され、医療サービスと関連した情報を送受信したり音声信号を送受信するインターネットフォンと、を含む。
上記固定部は、有線または無線接続手段を通じて上記インターネットフォンに連結され、上記バイオ分析装置に対するGUI画面を提供するモニタを含むことができる。
上記固定部は、バイオチップ分析装置を内蔵することができる。
上記インターネットフォン装置は、IPTV(Internet Protocol Television)のセットトップボックスを有することができる。
高速ネットワークを通じて提供されるIPTVプログラムの動映像と停止画像を、上記接続手段により前記モニタ上に表示することができる。
IPTVは、両方向通信を通じたVOD(Video On Deman)サービスを提供するインターネットプロトコルベースのテレビで、IPTVのセットトップボックスに高速インターネットを連結することで、ユーザーがGUI画面上で所望のTV番組を選択できるようにする。
このIPTVは病院サーバーと連結され、GUI画面上に各種の遠隔医療診断サービスを表示することができる。
本発明の一実施例によれば、上記インターネットフォン装置は、有線または無線インターネットに連結され、医療サービスと関連した情報を送受信したり音声信号を送受信するためのインターネットフォンと、上記接続手段を通じてインターネットフォンと連結され、上記バイオ分析装置に対するGUI及びIPTVサービスを提供するセットトップボックスと、該インターネットフォンまたはセットトップボックスへのバイオディスクまたは光学ディスクのローディングを可能にするトレイと、該トレイにローディングされたバイオディスクまたは光学ディスクを回転させるためのモーターと、該モーターを制御するバイオディスクドライブと、を含む。
本発明によれば、上記インターネットフォン装置は、上記接続手段に連結され、GUI画面からメニューを選択するためのマウス、キーボード、携帯装置またはリモコンをさらに含むことができる。
本発明の一実施例によれば、上記バイオ分析装置あるいは診療装置により測定データを得る段階;上記遠隔医療サービスを提供する遠隔医師または仮想医師に接続する段階;及び、上記測定データを上記遠隔医師あるいは遠隔医療診断サーバーに転送する段階を含む遠隔医療サービス方法が提供される。この遠隔医療サービス方法は、上記測定データを上記遠隔医師が分析して診断結果を、メッセージ伝達手段を通じてユーザーに通報する段階をさらに含むことができる。好ましくは、上記メッセージ伝達手段は、イーメール、携帯電話の文字メッセージを含むことができる。上記遠隔医療サービス方法は、遠隔医師または遠隔医療診断サーバーを介して上記インターネットフォン装置に定期検診時期になったことを通報する段階をさらに含むことができる。上記遠隔医療サービス方法は、上記バイオディスクの製品IDまたはバイオディスクドライバの製品IDを読み取る段階をさらに含むことができる。上記遠隔医療サービス方法は、上記製品IDをウェブサイトサーバーに転送して製品IDを認証する段階をさらに含むことができる。
上記遠隔医療サービス方法は、上記製品IDに対応するプロトコル及び分析アルゴリズムを含む駆動ソフトウェアをインターネット網を通じてダウンロードすることで、上記インターネットフォン装置をアップグレードする段階をさらに含むことができる。上記遠隔医療サービス方法は、上記測定データを表示する段階をさらに含むことができる。上記遠隔医療サービス方法は、遠隔医師にインターネットフォン装置に対する制御権を譲渡する制御権譲渡段階をさらに含むことができる。
上記遠隔医療サービス方法は、上記仮想医師により診療を行う段階をさらに含むことができる。上記遠隔医療サービス方法は、上記バイオ分析装置により測定された測定データを診療ソフトウェアを用いて自体分析し、ユーザーに診断結果を通報する段階と、上記測定データと診断結果を保存したり、遠隔医療診断サーバーに転送する段階と、をさらに含むことができる。
上記遠隔医療サービス方法は、ホッピング医療診断サービスの内訳またはスケジュールを表示する段階をさらに含むことができる。本発明に係る遠隔医療サービス方法は、定期検診時点に遠隔医師に測定データを転送し、上記測定データに対する診断及び評価を遠隔医師に要請する定期検診と、上記定期検診時点以外の時間に上記測定データに対する診断及び評価を仮想医師に要請する非定期検診と、を含むことができる。