JP2012521119A - I/q不均衡の補償のための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【選択図】 図4
Description
を生成するブロック2への入力であるが、これは周波数応答W(ejω)を有するフィルタ3によってフィルタリングされる。フィルタ3の出力信号は、加算器ユニット4で信号o1(n)に付加され、信号o2(n)を生成する。
の形態であってもよく、ここでδ(n)は単位パルス、φ(i)は実数値のパラメータ、及び
は実数値のシーケンスである。
の形態であり、整数の前記有限セットの外側の場合Δ(i)(n)=0であってもよく、ここで
は実数値のパラメータであり、
は実数値のシーケンスである。
及び実数値のシーケンス
を生成するステップを備えることができる。
を
として、及び実数値のパラメータφ(i)を
として生成するステップを備えることができる。
のサンプル値を生成するステップを備え、ここで
は、i=1の場合、第1の反復のデフォルトのインパルス応答であり、
は、i>1の場合
によって与えられ、
は先行の反復の推定インパルス応答エラーである。さらに、各反復に対して、方法は、実数値の位相パラメータφ(i)を、i=1の場合、第1の反復のデフォルト値として生成し、i>1の場合
として生成するステップを備え、ここで
は先行の反復の推定位相パラメータエラーである。さらに、各反復に対して、方法は、
として、v(i)(n)で示される第1の補償済み複素デジタル信号を生成するステップを備え、ここで*は畳み込み演算子を示し、w1(n)=ja(n)かつw2(n)=jb(n)又はw1(n)=b(n)かつw2(n)=a(n)のいずれかである。加えて、各反復に対して、方法は、
に基づいて費用関数を最小化することにより、推定インパルス応答エラー
及び推定位相パラメータエラー
を生成するステップを備える。
及び
に基づいて、第2の補償済み複素デジタル信号
を生成するステップをさらに備える。
の形態であってもよく、ここでδ(n)は単位パルス、φ(i)は実数値のパラメータ、及び
は実数値のシーケンスである。
の形態であり、整数の前記有限セットの外側の場合Δ(i)(n)=0であってもよく、
は実数値のパラメータ、及び
は実数値のシーケンスである。Δ(i)(n)を決定するフィルタパラメータを生成するステップは、実数値のパラメータ
及び実数値のシーケンス
を生成するステップを備えることができる。
を
として、及び実数値のパラメータφ(i)を
として生成するステップを備えることができる。
によって定義されるg(n)の離散時間フーリエ変換G(ejωt)は、0≦ω<π/T又はそのサブセットのような、関連する角周波数帯域について
によって定義されるga(t)の連続時間フーリエ変換Ga(jω)と等しい。
の形態であることであって、ここでza(t)は離散時間ベースバンド信号z(n)=za(nT)=c(n)+jd(n)の対応するアナログ表現であり、これは送信機によって送信されたデータを表し、c(n)及びd(n)はいずれも実数値の信号である。直交受信機8の目的は、前記データの回復を可能にすることである。次いで、信号x(n)は、以下の形態で表記されてもよい。
ここで
及び
x(n)=g1(n)*p(n)±g2(n)*p*(n) (式4)
ここで、符号±は、異なる事例における+又は−を表す。以下で事例1と呼ばれる場合において、±は+を表し、以下で事例2と呼ばれる場合において、±は−を表す。式4において、
及び
h(n)*h1(n)=h2(n) (式8)
及び
φ=φ2−φ1 (式9)
h(n)*h2(n)=h1(n) (式11)
及び
φ=φ1−φ2 (式12)
及び
と示される。したがって、
であり、ここで、
及び
は実数値の信号である。
(すなわち、x(n)及びp(n)の実数部は等しい)であり、事例2において、
(すなわち、x(n)及びp(n)の虚数部は等しい)であることが観察される。このことは、以下で、I/Qの不均衡を補償するためのリソース効率の高い回路及び方法の導出に使用される。
f(n)=ejφh(n)−δ(n) (式15)
以下の結果が得られる。
f(n)=e−jφh(n)−δ(n) (式17)
以下の結果が得られる。
f(n)=hΔ(n)+jφδ(n)+jφhΔ(n)+(ejφ−1−jφ)・(δ(n)+hΔ(n)) (式19)
ここで、hΔ(n)=h(n)−δ(n)である。計算の効率の高い実施形態を得るために式19の式を使用する信号処理デバイス30の実施形態を示すブロック図は、図5に示される。この実施形態において、信号処理デバイスは、実数値の信号a(n)を入力信号として受信するように構成される。フィルタユニット70は、インパルス応答hΔ(n)を有する。さらに、信号処理デバイス30は、a(n)とフィルタユニット70の出力信号の和を生成するように構成される加算器ユニット75を備える。加えて、信号処理デバイス30は、加算器ユニット75によって生成される和に複素数値の係数ejφを乗じて、生成される積を出力するように構成される乗算ユニット80を備える。さらに、信号処理デバイス30は、乗算ユニット80からの前記積出力と−a(n)の和を生成するように構成される加算器ユニット85を備える。この和は、図4に示される実施形態において、補償フィルタ60からの複素数値の補償信号出力に対応する。加算器回路85は、前記和と信号x(n)を加算して、補償済みデジタル信号y(n)を形成するようにさらに構成される。図4と図5の比較において、補償フィルタ60(図4)の機能は、フィルタユニット70、乗算ユニット80、及び加算器ユニット75及び85(図5)によって実行されるが、加算器ユニット65(図4)の機能は、加算器ユニット85(図4)によって実行される。
すべてのτについて、E[z(t)z(t−τ)]=0 (式20)
(ただし、E[・]は期待値演算子)であるので、基礎をなす信号z(t)が適正であると仮定すると、信号処理デバイス30からの補償信号出力もまた、I/Qの不均衡が完全に補償される場合に適正でなければならない。
ここで、Lは適切に選択される間隔である。Lの長さは、たとえば、所定の用途向けの望ましい精度を得るために、コンピュータシミュレーション及び/又は測定に基づいて選択されてもよい。さらに、P(Δ(i)(n),k)に基づく費用関数は、たとえば以下のように定義されてもよく、
ここでRe及びImは、それぞれ実数部及び虚数部を示し、Kは適切に選択される間隔である。Kの長さは、たとえば、所定の用途向けの望ましい精度を得るために、コンピュータシミュレーション及び/又は測定に基づいて選択されてもよい。一般的な経験法則として、Kの長さは通常、Δ(i)(n)の長さと少なくとも同じ次数であるはずである。
は、たとえばすべてのnについてΔ(i)(n)=0である点周辺で、フィルタパラメータに関してC(Δ(i)(n))を線形化することにより、(式22によって、又は任意の他の適切な方法でフィルタパラメータの非線形費用関数として定義される)非線形費用関数C(Δ(i)(n))から導き出されてもよい。その結果、M個のフィルタパラメータにおける一次費用関数
が得られる。たとえば、一次方程式のセットは、各k∈Kについて、M個のフィルタパラメータに関して、(Re(P(Δ(i)(n),k)))2及び(Im(P(Δ(i)(n),k)))2を線形化し、結果として得られる一次方程式をゼロと等しくすることによって導き出されてもよい。この線形化された費用関数を解決するフィルタパラメータの値がC(Δ(i)(n))の最小値に正確に対応しないとしても、線形化された費用関数の解決は、通常、反復ごとに、解決、又は解決の領域に逐次向かって行き、最適な解決に接近することになる。この手法の利点は、非線形費用関数C(Δ(i)(n))を直接に最小化する場合よりも、必要な計算のリソースが少なくてすむということである。
ここで、φ(i)は実数値のパラメータであり、
は実数値のシーケンスである。f(i)(n)のこの形は、式19によって誘導される。
を有する。さらに、信号処理デバイス30は、(上記で、事例1の場合a(n)及び事例2の場合jb(n)を示すために使用される)w(n)とフィルタユニット170の出力信号の和を生成するように構成される加算器ユニット175を備える。加算器ユニット175は、基本的に、図5の加算器ユニット75に対応する。加えて、信号処理デバイス30は、加算器ユニット175によって生成される和に複素数値の係数
を乗じて、生成される積を出力するように構成される乗算ユニット180aを備える。この乗算ユニット180aは、基本的に、図5の乗算ユニット80に対応する。さらに、信号処理デバイス30は、乗算ユニット180aからの前記積出力と−w(n)の和を生成するように構成される加算器ユニット185aを備える。加算器ユニット185aは、基本的に、図5の加算器ユニット85に対応する。加算器ユニット185aの出力信号は、v(i)(n)で示される、第1の補償済み複素デジタル信号である。
及び実数値のシーケンス
と同じ長さを有する実数値のシーケンス
であってもよい。インパルス応答f(i)(n)を達成するために生成されるフィルタパラメータは、以下のように生成されうる、実数値のシーケンス
及び、以下のように生成されうる、実数値のパラメータφ(i)であってもよい。
は、図6に関連して上記の例に従ってNと示される有限長さを有する。推定されるインパルス応答エラーΔ(i)(n)は、nが整数の有限セットに属する場合
の形態であり、整数の前記有限セットの外側の場合Δ(i)(n)=0であってもよい。整数の前記有限セットは、
が非ゼロ値を採用することができる長さNの間隔である。式26によって与えられる式は、式23によって与えられるf(i)(n)並びに式24及び式25によってそれぞれ与えられるφ(i)及び
によるf(i+1)(n)−f(i)(n)の一次近似である。この状況の場合、インパルス応答f(i)(n)を達成するためのフィルタパラメータの数MはN+1である、つまり
のN個の実数値のサンプルと実数値のパラメータφ(i)である。N>1の場合、これは図6を参照して上記で提示された例よりも少なく、M=2Nであり、それによりフィルタパラメータの適応生成は、より少ない計算リソースを使用して実行することができるので、有利である。
又は、事例2の場合、
ただし、いずれの場合においてもg(n)*h(n)=δ(n)として、設定すると、いずれの場合もy(n)=p(n)である。すなわち、y(n)は、z(n)の一次関数であり、そこからz(n)は線形等化器を用いて回復されてもよい。2つの場合のh(n)、p(n)、及びφの定義は、式7〜式11によって与えられる。以下のように設定すると、
gΔ(n)=g(n)−δ(n) (式29)
式27は、以下のように書き換えられ、
式28は、以下のように書き換えられる。
gΔ(n)が実数値のシーケンスであることに留意されたい。
を有し、これは有限セットKのnに非ゼロ値を採用することができる。たとえば、セットKは、長さNの間隔であってもよく、それにより
は有限長Nを有する。さらに、信号処理デバイスは、フィルタユニット500aの出力信号とw2(n)の和を生成するように配置される加算器ユニット505を備える。さらに、信号処理デバイス30は、加算器ユニット505によって生成された和に係数1/cos(φ(i))を乗じるように配置される(ただし、φ(i)は実数値のパラメータである)乗算ユニット510を備える。
のサンプル値は、複数の反復で適応可能に生成される。各反復は、以下で反復インデックスiにより識別される。第1の反復の場合、i=1であり、
はデフォルトのインパルス応答でであってもよく、φ(i)は、
及びφ(i)=0のようなデフォルトの値であってもよい。それ以降の反復に対して、すなわちi>1の場合、
は
によって与えられ、φ(i)は
によって与えられ、ここで
は先行の反復の推定インパルス応答エラーであり、
は先行の反復の推定位相パラメータエラーである。図6〜図7及び図9を参照して説明されるフィルタパラメータの適応生成と同様に、推定インパルス応答エラー
及び推定位相パラメータエラー
は、
に基づいて費用関数を最小化することにより生成される。
及び
に基づいて第2の補償済み複素デジタル信号
を生成するようにさらに構成されてもよい。このために、信号処理デバイス30は、図11に示されるように、信号
を生成するように構成されるフィルタユニット500b、信号
を生成するように構成されるフィルタユニット520b、及びy(i)(n)の生成のために配置される加算器ユニット525a及び525bを備えることができる。
及び
の適応生成がどのように実行されうるかを示す流れ図であり、これは図11に示される信号処理デバイス30の実施形態に適用可能である。図9の流れ図と同様に、図12の流れ図は、図11を参照して上記で説明される反復プロセスのうちの1回の反復を示す。反復は、ステップ530において開始する。ステップ535において、有限長の実数値のインパルス応答
及び実数値の位相パラメータφ(i)のサンプル値。第1の反復の場合、i=1として、
はデフォルトのインパルス応答として生成される。i>1の場合、
は
により与えられる。同様に、第1の反復の場合、i=1として、実数値の位相パラメータφ(i)は、デフォルトの値として生成される。i>1の場合、φ(i)は
として生成される。ステップ540において、第1の補償済み複素デジタル信号v(i)(n)は、式32に従って生成される。さらに、ステップ545において、式33により定義されるu(i)(n)に基づいて前記費用関数を最小化することにより推定インパルス応答エラー
及び推定位相パラメータエラー
。反復はまた、前記第2の補償済みデジタル信号y(i)(n)を生成するステップを備えることができる。
及び
を適応可能に生成するための反復は、信号処理デバイス30が動作中である限り連続的に実行されてもよい。その他の実施形態において、反復は、反復を終了する特定の停止条件が満たされる場合、中止、又は終了されてもよい。そのような条件は、たとえば、
の(すべてのnにわたる)最大値が第1のしきい値を下回り、
が第2のしきい値を上回ることであってもよい。しきい値は、たとえばシステム仕様によって要求される特定の度合いのイメージ除去を達成するため、又はシステム仕様のその他の一部の基準を満たすために、たとえばシステム仕様、コンピュータシミュレーション、及び/又は測定に基づいて選択されてもよい。そのような動作は、たとえば、図12の流れ図に従って実行されるステップ410で、上記で説明される図10の流れ図に従って実行されてもよい。
を生成するように構成される。信号
は補償済みのデジタルI成分であり、信号
は補償済みのデジタルQ成分である。信号処理デバイス610は、信号処理デバイス610の出力ポート620aを介してI信号パス605aの入力ポートに
を供給し、信号処理デバイス610の出力ポート620bを介してQ信号パス605bの入力ポートに
を供給するように構成される。
及び
をそれぞれ対応するアナログ表現に変換するために、I信号パス605aに第1のデジタルアナログ変換器(DAC)625a、及びQ信号パス605bに第2のデジタルアナログ変換器(DAC)625bを備える。さらに、直交送信機600は、I信号パス605aとQ信号パス605bにそれぞれ、フィルタ630a及びフィルタ630bをさらに備える。フィルタ630a及び630bは、DAC625a及び625bからの不要な周波数成分出力を抑制するように配置される。図13において、フィルタ630a及び630bは、LPフィルタとして示される。しかし、その他の実施形態において、使用される信号帯域に応じて、フィルタ630a及び630bは代わりにBPフィルタであってもよい。
及び
は、それぞれ
及び
に対応するアナログ信号を示す。信号ra(t)が以下の形態で表記されうることが示されてもよく、
ここで
及び
である。さらに、x(n)が、等価の不均衡な離散時間ベースバンド信号を示すようにする。すなわち、x(n)は、(仮定上の)完全に均衡のとれた直交送信機に入力される場合、出力信号ra(t)をもたらすような、複素数値の信号を示す。x(n)が以下の形態で表記されうることが示されてもよく、
x(n)=g1(n)y(n)+g2(n)y+(n) (式35)
ここで
及び
である。式36及び式37において、h1(n)及びh2(n)は、それぞれ連続時間インパルス応答ha1(t)及びha2(t)に対応する離散時間インパルス応答を示す。
y(n)=z(n)+f(n)*c(n) (式38)
ここで、f(n)は複素数値のインパルス応答であり、
f(n)=ejφh(n)−δ(n) (式39)
h(n)*h1(n)=h2(n) (式40)
及び
φ=φ2−φ1 (式41)
以下の結果が得られる。
y(n)=z(n)+f(n)*jd(n) (式43)
ここで、f(n)は複素数値のインパルス応答であり、
f(n)=ejφh(n)−δ(n) (式44)
h(n)*h2(n)=h1(n) (式45)
及び
φ=φ1−φ2 (式46)
以下の結果が得られる。
― 入力ポート32を、信号処理デバイス610の入力ポート615a及び615bを備える複合入力ポート615に置き換える
― x(n)をz(n)に置き換える
― a(n)をc(n)に置き換える
― jb(n)をjd(n)に置き換える
― 出力ポート34を、信号処理デバイス610の出力ポート620a及び620bを備える複合出力ポート620に置き換える
上記の置き換えは、図4〜図7において大括弧内に示される。図4〜図7は、送信機の場合についてさらに詳細に説明されることはない。
さらに、Δ(i)(n)は、nが整数の有限セットに属する場合
の形態であり、ここで
は非ゼロの値を採用することができ、整数の前記有限セットの外側の場合Δ(i)(n)=0であってもよい。
は実数値のパラメータであり、
は実数値のシーケンスである。ステップ320は、実数値のパラメータ
及び実数値のシーケンス
を生成するステップを備えることができる。さらに、ステップ305は、i>1に対して、実数値のシーケンス
を
として、及び実数値のパラメータφ(i)を
として生成するステップを備えることができる。
Claims (41)
- 実数値の非補償デジタルI成分a(n)及び実数値の非補償デジタルQ成分b(n)を生成して、共に非補償の複素デジタル信号x(n)=a(n)+jb(n)を形成するように構成される直交受信機(8)の同相I及び直交Q信号パス(12a、12b)間の不均衡を補償するための方法であって、jは虚数単位を示し、nはシーケンスインデックスである、方法において、
複素数値のインパルス応答を有する補償フィルタ(60)でa(n)及びjb(n)のうちの1つをフィルタリングすることにより、複素補償信号を生成するステップと、
x(n)と前記複素補償信号の和として、第1の補償済み複素デジタル信号を生成するステップとを備える方法。 - 前記補償フィルタ(60)のフィルタパラメータを適応可能に生成するステップをさらに備える請求項1に記載の方法。
- 前記補償フィルタ(60)のフィルタパラメータを適応可能に生成するステップは、
各反復が反復インデックスiにより識別される複数の反復の各々について、
インパルス応答f(i)(n)を達成するためのフィルタパラメータを生成するサブステップであって、i=1の場合f(i)(n)は第1の反復のデフォルトのインパルス応答であり、i>1の場合f(i)(n)はf(i−1)(n)及びΔ(i−1)(n)に基づき、Δ(i−1)(n)は先行の反復の推定インパルス応答エラーである、サブステップと、
e(i)(n)で示される前記複素補償信号を、e(i)(n)=f(i)(n)*w(n)として生成するサブステップであって、*は畳み込み演算子を示し、w(n)はa(n)及びjb(n)のうちの前記1つを示す、サブステップと、
v(i)(n)で示される前記第1の補償済み複素デジタル信号を、v(i)(n)=x(n)+e(i)(n)として生成するサブステップと、
Δ(i)(n)を決定するフィルタパラメータを、u(i)(n)=v(i)(n)+Δ(i)(n)*w(n)に基づいて費用関数を最小化することにより生成するサブステップとを備える請求項2に記載の方法。 - 前記反復は、前記生成されたΔ(i)(n)に基づいて、第2の補償済み複素デジタル信号y(i)(n)=v(i)(n)+Δ(i)(n)*w(n)を生成するサブステップをさらに備える請求項3に記載の方法。
- 前記費用関数は一次費用関数である請求項3又は4に記載の方法。
- 前記費用関数は、u(i)(n)の妥当性測定(properness measure)に基づく請求項3〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記反復を終了するための条件が満たされるかどうかを決定するステップと、
前記条件が満たされる場合、
前記反復を終了するステップと、
前回の反復で生成されたフィルタパラメータに基づいて前記I信号パスと前記Q信号パス間の前記不均衡を引き続き補償するステップとをさらに備える請求項3〜6のいずれか一項に記載の方法。 - 前記インパルス応答f(i)(n)は以下の形態であり、
δ(n)は単位パルス、φ(i)は実数値のパラメータ、及び
は実数値のシーケンスである請求項3〜7のいずれか1項に記載の方法。 - Δ(i)(n)は、
nが整数の有限セットに属する場合
の形、及び整数の前記有限セットの外側の場合Δ(i)(n)=0の形態であり、
は実数値のパラメータであり、
は実数値のシーケンスである請求項8に記載の方法。 - Δ(i)(n)を決定するフィルタパラメータを生成するステップは、前記実数値のパラメータ
及び前記実数値のシーケンス
を生成するサブステップを備える請求項9に記載の方法。 - 前記インパルス応答f(i)(n)を達成するためのフィルタパラメータを生成するステップは、前記実数値のシーケンス
及び前記実数値のパラメータφ(i)をi>1の場合
として生成するサブステップを備える請求項10に記載の方法。 - 前記補償フィルタ(60)の前記インパルス応答は、hΔ(n)+jφδ(n)+jφhΔ(n)+(ejφ−1−jφ)・(δ(n)+hΔ(n))の形態であり、δ(n)は単位パルス、φは実数値のパラメータ、及びhΔ(n)は実数値のシーケンスである請求項2に記載の方法。
- 前記補償フィルタ(60)のフィルタパラメータを適応可能に生成するステップは、前記実数値のパラメータφ及び前記実数値のシーケンスhΔ(n)を適応可能に生成するサブステップを備える請求項12に記載の方法。
- 実数値の非補償デジタルI成分a(n)及び実数値の非補償デジタルQ成分b(n)を生成して、共に非補償の複素デジタル信号x(n)=a(n)+jb(n)を形成するように構成される直交受信機(8)の同相I及び直交Q信号パス(12a、12b)間の不均衡を補償するための方法であって、jは虚数単位を示し、nはシーケンスインデックスである、方法において、
各反復が反復インデックスiにより識別される複数の反復の各々について、
有限セットKのnに非ゼロ値を採択することができる有限長の実数値のインパルス応答
のサンプル値を生成するステップであって、
は、i=1の場合第1の反復のデフォルトのインパルス応答であり、
はi>1の場合
によって与えられ、
は先行の反復の推定されるインパルス応答エラーである、ステップと、
実数値の位相パラメータφ(i)を、i=1の場合第1の反復のデフォルト値として生成し、i>1の場合
として生成するステップであって、
は先行の反復の推定される位相パラメータエラーである、ステップと、
v(i)(n)で示される第1の補償済み複素デジタル信号を
として生成するステップであって、*は畳み込み演算子を示し、w1(n)=ja(n)かつw2(n)=jb(n)又はw1(n)=b(n)かつw2(n)=a(n)のいずれかである、ステップと、
に基づいて費用関数を最小化することにより、前記推定インパルス応答エラー
及び前記推定位相パラメータエラー
を生成するステップとを備える方法。 - 前記反復は、前記生成された
及び
に基づいて、第2の補償済み複素デジタル信号
を生成するサブステップをさらに備える請求項14に記載の方法。 - 前記費用関数は一次費用関数である請求項14又は15に記載の方法。
- 前記費用関数は、u(i)(n)の妥当性測定に基づく請求項14〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記反復を終了するための条件が満たされるかどうかを決定するステップと、
前記条件が満たされる場合、
前記反復を終了するステップと、
前回の反復で生成されたフィルタパラメータに基づいて前記I信号パスとQ信号パス間の前記不均衡を引き続き補償するステップとをさらに備える請求項14〜17のいずれか一項に記載の方法。 - 直交受信機(8)の同相I及び直交Q信号パス(12a、12b)間の不均衡を補償するための信号処理デバイス(30)であって、前記直交受信機(8)は、実数値の非補償デジタルI成分a(n)及び実数値の非補償デジタルQ成分b(n)を生成して、共に非補償の複素デジタル信号x(n)=a(n)+jb(n)を形成するように構成され、jは虚数単位を示し、nはシーケンスインデックスである、信号処理デバイス(30)において、前記非補償デジタル信号x(n)を受信して、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法を実行することにより前記不均衡を補償するように構成される信号処理デバイス(30)。
- 実数値の非補償デジタルI成分a(n)及び実数値の非補償デジタルQ成分b(n)を生成して、共に非補償の複素デジタル信号x(n)=a(n)+jb(n)を形成するための同相I及び直交Q信号パス(12a、12b)であって、jは虚数単位を示し、nはシーケンスインデックスである信号パスと、
前記I信号パスと前記Q信号パス間の不均衡を補償するための請求項19に記載の信号処理デバイス(30)とを備える直交受信機(8)。 - 非補償複素数値のデジタル信号z(n)=c(n)+jd(n)を表す無線周波数信号ra(t)を送信するように配置される直交送信機(600)の同相I及び直交Q信号パス(605a、605b)間の不均衡を、前記I信号パス(605a)に提供される補償済みデジタルI成分及び前記Q信号パス(605b)に提供される補償済みデジタルQ成分を持つ補償済み複素数値のデジタル信号を生成することにより補償するための方法であって、jは虚数単位を示し、nはシーケンスインデックスであり、c(n)は非補償デジタルI成分であり、d(n)は非補償デジタルQ成分である、方法において、
複素数値のインパルス応答を有する補償フィルタ(60)でc(n)及びjd(n)のうちの1つをフィルタリングすることにより、複素補償信号を生成するステップと、
z(n)と前記複素補償信号の和として、第1の補償済み複素デジタル信号を生成するステップとを備える方法。 - 前記補償フィルタ(60)のフィルタパラメータを適応可能に生成するステップをさらに備える請求項21に記載の方法。
- 前記補償フィルタ(60)のフィルタパラメータを適応可能に生成するステップは、
各反復が反復インデックスiにより識別される複数の反復の各々について、
インパルス応答f(i)(n)を達成するためのフィルタパラメータを生成するサブステップであって、i=1の場合f(i)(n)は第1の反復のデフォルトのインパルス応答であり、i>1の場合f(i)(n)はf(i−1)(n)及びΔ(i−1)(n)に基づき、Δ(i−1)(n)は先行の反復の推定インパルス応答エラーである、サブステップと、
e(i)(n)=f(i)(n)*w(n)として、e(i)(n)で示される前記複素補償信号を生成するサブステップであって、*は畳み込み演算子を示し、w(n)はc(n)及びjd(n)のうちの前記1つを示す、サブステップと、
v(i)(n)で示される前記第1の補償済み複素デジタル信号を、v(i)(n)=x(n)+e(i)(n)として生成するサブステップと、
前記信号ra(t)の実数ダウンコンバート(real downconversion)から得られる実数値の信号rBB(n)に基づいて費用関数を最小化することによりΔ(i)(n)を決定するフィルタパラメータを生成するサブステップとを備える請求項2に記載の方法。 - 前記反復は、前記生成されたΔ(i)(n)に基づいて、第2の補償済み複素デジタル信号y(i)(n)=v(i)(n)+Δ(i)(n)*w(n)を生成するサブステップをさらに備える請求項23に記載の方法。
- 前記費用関数は一次費用関数である請求項23又は24に記載の方法。
- 前記I及びQ信号パス間に不均衡のない直交送信機に信号z(t)を入力することにより生成される無線周波数信号の実数ダウンコンバートから得られたであろう信号に対応する信号qBB(n)を生成するステップをさらに備え、費用関数は、rBB(n)とqBB(n)との差に基づく請求項23〜25のいずれか一項に記載の方法。
- 前記費用関数は、前記差のL2ノルム(norm)又はL∞ノルムに基づく請求項26に記載の方法。
- 前記反復を終了するための条件が満たされるかどうかを決定するステップと、
前記条件が満たされる場合、
前記反復を終了するステップと、
前回の反復で生成されたフィルタパラメータに基づいて前記I信号パスと前記Q信号パス間の前記不均衡を引き続き補償するステップとをさらに備える請求項23〜27のいずれか一項に記載の方法。 - 前記インパルス応答f(i)(n)は以下の形態であり、
δ(n)は単位パルス、φ(i)は実数値のパラメータ、及び
は実数値のシーケンスである請求項23〜28のいずれか1項に記載の方法。 - Δ(i)(n)は、
nが整数の有限セットに属する場合
の形、及び整数の前記有限セットの外側の場合Δ(i)(n)=0の形態であり、
は実数値のパラメータであり、
は実数値のシーケンスである請求項29に記載の方法。 - Δ(i)(n)を決定するフィルタパラメータを生成するステップは、前記実数値のパラメータ
及び前記実数値のシーケンス
を生成するサブステップを備える請求項30に記載の方法。 - 前記インパルス応答f(i)(n)を達成するためのフィルタパラメータを生成するステップは、前記実数値のシーケンス
及び前記実数値のパラメータφ(i)をi>1の場合
として生成するサブステップを備える請求項31に記載の方法。 - 前記補償フィルタ(60)の前記インパルス応答は、
hΔ(n)+jφδ(n)+jφhΔ(n)+(ejφ−1−jφ)・(δ(n)+hΔ(n))の形態であり、δ(n)は単位パルス、φは実数値のパラメータ、及びhΔ(n)は実数値のシーケンスである請求項22に記載の方法。 - 前記補償フィルタ(60)のフィルタパラメータを適応可能に生成するステップは、前記実数値のパラメータφ及び前記実数値のシーケンスhΔ(n)を適応可能に生成するサブステップを備える請求項33に記載の方法。
- 非補償の複素数値のデジタル信号z(n)=c(n)+jd(n)を表す無線周波数信号ra(t)を送信するための直交送信機(600)の同相I及び直交Q信号パス(605a、605b)間の不均衡を補償するための信号処理デバイス(30)であって、jは虚数単位を示し、nはシーケンスインデックスであり、c(n)は非補償デジタルI成分であり、d(n)は非補償デジタルQ成分であり、前記不均衡を補償するための請求項21〜34のいずれか一項に記載の方法を実行することにより、前記非補償の複素数値のデジタル信号z(n)を受信して、前記I信号パス(605a)に提供される補償済みデジタルI成分及び前記Q信号パス(605b)に提供される補償済みデジタルQ成分を生成するように構成される信号処理デバイス(30)。
- 非補償の複素数値のデジタル信号z(n)=c(n)+jd(n)を表す無線周波数信号ra(t)を送信するための直交送信機(600)であって、
前記無線周波数信号ra(t)を生成するために、それぞれ補償済みデジタルI成分及び補償済みデジタルQ成分を受信するように配置される同相I及び直交Q信号パス(605a、605b)と、
前記I及び前記Q信号パス(605a、605b)間の不均衡を補償するための請求項35に記載の信号処理デバイス(30)とを備える直交送信機(600)。 - 請求項20に記載の前記直交受信機(8)及び/又は請求項36に記載の直交送信機(600)を備える電子装置(700)。
- 電子装置(700)は移動体通信端末又は無線基地局である請求項37に記載の電子装置(700)。
- コンピュータ機能を有する電子デバイスによってコンピュータプログラムコード手段が実行されるときに請求項1〜18又は請求項21〜34のいずれか一項に記載の方法を実行するために前記コンピュータプログラムコード手段を備えるコンピュータプログラム製品。
- コンピュータ機能を有する電子デバイス(730)によってコンピュータプログラムコード手段が実行されるときに請求項1〜18又は請求項21〜34のいずれか一項に記載の方法を実行するために前記コンピュータプログラムコード手段を備えるコンピュータプログラム製品を格納したコンピュータ可読媒体(720)。
- 請求項19又は35に記載の前記信号処理デバイス(30)を記述し、特定用途向けハードウェアユニットとして、構成可能ハードウェアユニットの構成を通じて、又はその組み合わせにより、そのコンピュータ支援製作を可能にするコンピュータ解釈可能ハードウェア記述コードを備えるハードウェア記述エンティティ。
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