JP2012520986A - 磁気熱量による熱発生器およびその熱交換方法 - Google Patents

磁気熱量による熱発生器およびその熱交換方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012520986A
JP2012520986A JP2012500287A JP2012500287A JP2012520986A JP 2012520986 A JP2012520986 A JP 2012520986A JP 2012500287 A JP2012500287 A JP 2012500287A JP 2012500287 A JP2012500287 A JP 2012500287A JP 2012520986 A JP2012520986 A JP 2012520986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
exchange
coolant
magnetocaloric effect
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012500287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5700258B2 (ja
Inventor
ハイツラー,ジャン−クロード
ムラー,クリスティアン
Original Assignee
クールテック アプリケーションズ エス.エイ.エス.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クールテック アプリケーションズ エス.エイ.エス. filed Critical クールテック アプリケーションズ エス.エイ.エス.
Publication of JP2012520986A publication Critical patent/JP2012520986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5700258B2 publication Critical patent/JP5700258B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B21/00Machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/002Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects by using magneto-caloric effects
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

本発明は、磁気熱量による熱発生器(1)であって、冷却液が一定容積である閉鎖した流体回路を流れるように、熱モジュール(2)の両端部(3および4)に少なくとも1つの熱交換器(7、27)を介して流体的に連結する駆動手段(26)を有することを特徴とする熱発生器に関する。
【選択図】図1A

Description

本発明は、磁気熱量による熱発生器であって、冷却端部および加熱端部を備える少なくとも1つの熱モジュールを有し、少なくとも1つの磁気熱量効果素子と、各磁気熱量効果素子を変動磁場下に置くようにする磁化配列であって、前記磁気熱量効果素子に加熱段階と冷却段階とを交互に生成する磁化配列と、前記磁気熱量効果素子と熱的に接触する冷却液が一方の端部の方向に流れたのちにもう一方の方向に流れ、またその逆に流れて磁場変動と同期化するように駆動する冷却液の駆動手段と、前記熱モジュールによって産生される熱エネルギーを前記熱発生器の少なくとも1つの外部装置と交換する少なくとも1つの交換手段とを有する熱交換器に関する。
また、本発明は、上記のように定義した熱モジュールによって産生される熱エネルギーの交換方法にも関する。
磁気冷却技術は20数年以上前から知られており、環境配慮および持続可能な開発の観点からこの技術がもたらす利点は承知している。また、この技術の熱出力および効率には限度があることも知られている。そのため、この分野に関わる研究者はこぞってこのような熱発生器の性能改善に取り組み、磁力、磁気熱量効果素子の性能、冷却液と磁気熱量効果素子との間の熱交換面積、熱交換器の性能など、さまざまなパラメータを研究している。
熱交換器は、熱発生器によって産生され、1つまたは複数の外部の適用物からくる別の流体(液体または気体)に向かって冷却液が運搬する熱エネルギーを移動させたり交換したりする機能を果たしている。この外部の適用物は、熱発生器を包囲する空気とすることができ、外部の適用物に搭載される板状の熱装置、サーマルチャンバまたは環境の冷房、空気調節、温度調節もしくは暖房をしようとするその他のあらゆる適用物などとすることができる。
従来の磁気熱量による熱発生器は、冷却液が交互に通過する磁気熱量効果素子を有する。従来の第1の構成では、この冷却液は、磁気熱量効果素子の第1の端部と通じている第1のセルと、磁気熱量効果素子の第2の端部と通じている第2のセルとの間を交互に流れ、前記セルのそれぞれに熱交換器が流体的に連結されている。磁気熱量サイクルに応じて熱交換器に冷却液を誘導するために、さまざまなバルブが用いられている。第2の構成では、各セルは油圧リングに搭載される熱交換器と流体的に連結している。
前述した第1の構成では、冷却液は2つのセルの間を交互に移動し、加熱段階または冷却段階の際に、磁気熱量効果素子から出るたび、および磁気熱量効果素子に入るたびに、外部の適用物の熱交換器を通過する。よってこの構成では、冷却液が作動している部品すべてを通り、外部の適用物と磁気熱量効果素子との熱交換器に連結している管路、導管および接続を全体的に移動して行き来するために、大量のエネルギーを供給する必要があり、循環方向が変わるたびに前記流体および作動中の部品の慣性の問題を解決しなければならない。このほか、さらに詳細には、非常に短時間の段階の場合で、流体の速度が速いか周波数が高い場合、この冷却液が方向を変えて磁気熱量効果素子に再度入る際には、熱交換器と冷却液との間の熱移動は達成されない。よって冷却液は、磁気熱量効果素子との最適な熱交換を実現することができる入力温度にはならない。
前記第2の構成では、磁気熱量効果素子の出力部と熱交換器との熱移動領域との間で、冷却液からの熱エネルギーの一部が失われる。
本発明は、上に述べた課題への解決策を提供してこのような欠点を緩和することを狙いとしている。そのために、本発明の磁気熱量による熱発生器は、熱発生器と外部の適用物との間の熱エネルギー移動が最適化されるように作製される。
そのため、本発明は、上で述べた類の磁気熱量による熱発生器であって、冷却液の前記駆動手段が、一定容積の閉鎖した流体回路内で、前記交換手段を介して前記熱モジュールのそれぞれの冷却端部および加熱端部に流体的に連結していることと、前記熱交換手段が、並列して連結する互いに異なる2つの交換領域を有し、この両領域が冷却液の循環方向を制御する制御手段を備えて冷却液がこの両領域を一方向のみに交互に通過するようになっていることとを特徴とする熱発生器に関する。
また、本発明は、本発明による熱発生器によって産生された熱エネルギーを、少なくとも1つの熱交換手段を介して少なくとも1つの外部装置と交換する方法であって、前記熱発生器が、冷却液が通過する両端部を備えている少なくとも1つの熱モジュールを有し、連続する加熱段階と冷却段階とに従わせる変動磁場の影響を受ける少なくとも1つの磁気熱量効果素子を有し、前記冷却液が、冷却液の駆動手段を介して前記端部の一方からもう一方への方向へ、またこの逆方向へ、磁場変動と交互に同期化するように各磁気熱量効果素子を通って流れる方法も目的とする。本方法は、各動作の段階で、一定容積である閉鎖した流体回路内の熱交換手段と接続する駆動手段によって冷却液を前記磁気熱量効果素子内に少しずつ移動させることと、各動作の段階で前記熱発生器によって産生される熱エネルギーであって、各熱交換手段の連続する2つの交換領域に加熱段階および冷却段階を有する各磁気サイクルで、前記冷却液によって運搬される熱エネルギーを交換することとを特徴とする。
こうすることにより、冷却または加熱の各段階で、前記端部の一方から出る冷却液は、前記交換手段の第1の交換領域を通って駆動手段の方へ誘導され、次の加熱または冷却の各段階で、前記駆動手段の冷却液は、前記交換手段の第2の交換領域を通ってこの同じ端部の方へ誘導される結果、前記端部を出た各流体部分は、第1の交換領域を通って駆動手段の方向へ、または第2の交換領域を通って同じ端部の方向へ、互いに混ざることも同じ回路または管路の部分で逆方向に移動することも一切なく、段階が変わるごとに少しずつ移動する。
有利なように、前記熱交換手段の第1の交換領域の入力部と第2の交換領域の出力部とを前記熱モジュールの対応する端部の一方に流体的に連結させ、第1の交換領域の出力部と第2の交換領域の入力部とを前記駆動手段に流体的に連結させることができる。
第1の実施形態では、駆動手段は、複動ジャッキのピストンとすることができ、このピストンの2つのチャンバがそれぞれ前記熱モジュールの前記端部の一方と前記熱交換手段を介して流体的につながるようにすることができる。
第2の実施形態では、前記熱モジュールは、少なくとも2つの磁気熱量効果素子であって、共通セルによって流体的に連結し、それぞれが加熱または冷却の別々の段階の影響を受け、冷却液が相反する方向に通過する磁気熱量効果素子を有することができ、前記駆動手段は、
− 前記共通セルに流体的に連結する中央の作動機と、
− 前記熱モジュールの端部の一方にそれぞれが流体的に連結する2つの端部の作動機
とを有することができる。
この実施形態では、前記中央の作動機および前記端部の作動機は、同じ操作装置が制御するピストンを有する。
本発明およびその利点は、添付の図を参照しながら非限定的な例として挙げた2つの実施形態を述べた以下の説明文を読めばさらに明らかになるだろう。
第1の実施形態による熱発生器の概略図である。 第1の実施形態による熱発生器の概略図である。 第1の実施形態による熱発生器の概略図である。 第1の実施形態による熱発生器の概略図である。 第2の実施形態による熱発生器の概略図である。 第2の実施形態による熱発生器の概略図である。
図に示す実施例では、同じ部品または部分には同じ符号を付している。
図は、本発明の2つの実施形態による熱発生器1、10の概略図であり、本発明は後述する最初の熱移動方法を実装している。この熱発生器1、10は、磁気熱量効果素子5を含む熱モジュール2、20を有する。当然ながら、この熱発生器は、2つ以上の熱モジュール2、20を有してもよく、各モジュールが2つ以上の磁気熱量効果素子5を有してもよい。
各磁気熱量効果素子5は、冷却液を通過させることができる1つまたは複数の磁気熱量効果材料で構成することができる。そのために、前記磁気熱量効果材料を多孔質にし、その孔が流体を通過させる通路を形成するようにすることができる。また、磁気熱量効果材料は、ミニチャンネルまたはマイクロチャンネルを加工した中実ブロックの形態をとったり、場合によっては溝入りで積層されたプレートの集合体でその間を冷却液が流れるもので構成したりすることもできる。また、磁気熱量効果材料は、粉末または粒子の形態をとってその隙間が流体の通路を形成するようにすることもできる。これ以外のあらゆる実施形態で、冷却液がそれぞれの磁気熱量効果素子5と熱交換することができるものも当然認められる。したがって、特定の構成では、薄板形状の磁気熱量効果素子で、冷却液は通過しないが、たとえばこの薄板の上面と下面を2つの相反する方向に循環する前記冷却液と熱的に接触し、この薄板を有する熱モジュールの両端部を形成する前記薄板の一方の端部で常に流体を流すものを有することができる。
熱モジュール2、20は、磁化配列25を介して変動磁場の影響を受け、磁化配列は、添付の一連の図が示すように、各磁気熱量効果素子5に対して相対的な動きをする永久磁石を組み立てるか、あるいは連続的に給電される電磁石または磁場変動を生成することができるほかのあらゆる類似の方法で構成することができる。
磁気熱量効果素子5は両端部を有し、たとえば第1の端部3が冷却端部、第2の端部が加熱端部であり、この両端部は熱モジュール2、20の両端部と同じである。この磁気熱量効果素子5を端部3および4の一方またはもう一方の方向へ冷却液が前記磁場変動と連携して流れ、この磁気熱量効果素子5の両端部3と4との間の温度勾配を生成したのちにそれを維持する。
図1A〜1Dに示す第1の実施形態では、冷却液は、冷却液の駆動手段26を形成する複動ジャッキのピストン6が動くことによって起こる往来の動きに沿って磁気熱量効果素子5を流れる。当然ながら、たとえば膜など、冷却液を動かすことができるこれ以外のあらゆる手段を用いてもよい。ピストン6またはこれに類似のものを動かすのは、図示していない操作装置によって制御され、カム、磁気装置、リニアモーター、または前記ピストンを往来の動きに沿って動かすことができるこれ以外のあらゆる手段で行うことができる。このピストン6は、ジャケットの容積を2つのチャンバ17および18に分離し、2つのチャンバは互いに隔離され、それぞれが熱モジュール2の端部3および4で流体的に連結している。
冷却液が流れる流体回路は閉鎖され、容積は一定である。図2Aおよび2Bに示す第2の実施形態では、冷却液の駆動手段16は、後述する3つのピストン21、22および23を有する。
図に示す2つの実施形態では、熱発生器1、10は、熱エネルギーを2つの外部装置と効率的に交換するように設計され、そのために2つの熱交換手段7、27を備え、同手段はそれぞれ熱モジュール2、20の端部3、4と連結して駆動手段26と連続している。各熱交換手段7、27は、冷却液が通過し、外部の適用物または外部装置と熱的に連結し、駆動手段26は熱モジュール2、20の両端部3、4と流体的に連結している。
記載した実施例では、熱発生器1、10は2つの同じ熱交換手段7、27を有するが、本発明は、一方の端部3または4と連結する単一の熱交換手段7、27、または場合によっては熱モジュール2、20の端部3および4と連結する異なる熱交換手段のみを有する熱発生器にも及ぶ。
熱交換手段7および27は、有利なように、冷却液が交互に通過する2つの交換領域8および9、ならびに28および29をそれぞれ有する。複数の交換領域8および9または28および29を有することによって、熱発生器1、10と前記交換手段7、27と熱的に連結している外部装置との間の熱交換容量を増大させることができる。
さらに、熱交換手段7、27を介して駆動手段26、16を熱モジュール2、20に流体的に連結させることによって、追加の駆動手段を解放して熱モジュール2、20および熱交換手段7、27に同時に冷却液を移動させる機能を持たせることができる。この構成によって、消費エネルギーの軽減、利得(パフォーマンス係数、COP)の獲得、および熱発生器1、10の外形寸法の縮小を達成することができる。
図に示す2つの熱発生器1、10において、熱交換手段7および27の2つの交換領域8、9および28、29は、駆動手段26、16が熱モジュール2、20の端部3、4と連結している流体回路の中で並列または分岐して配置されているため、冷却液が常に一方方向に流れている。さらに詳細には、冷却液は、熱モジュール2、20の端部3、4から出る際には第1の交換領域8、28の方向に流れたのちに、次の段階で熱モジュール2、20の端部3、4に入る際には第2の交換領域9、29の方向に流れる。このようにするために、冷却液の循環方向を制御する、たとえば逆止弁などの制御手段11は、前記流体回路内に取り付けられる。熱モジュール2、20の端部3および4は、それぞれ熱交換手段7、27のうちの対応する第1の交換領域8、28の入力部12および第2の交換領域9、29の出力部15に連結している。第1の交換領域8、28の出力部13および第2の交換領域9、29の入力部14は互いに駆動手段26、16のチャンバ17、18と流体的に連結している。
図1A〜1Dは、冷却液がP0〜P7およびP0’〜P7’の部分ごとに熱発生器1の中を流体回路を通って4つの連続する段階に分かれて少しずつ移動する様子を示している。段階とは、加熱段階または冷却段階のことであり、加熱段階とそれに続く冷却段階に相当する1回の磁気サイクルのことである。添付の図に示す磁気熱量効果材料5は、磁場下に置かれているときは加熱され、磁場から外れているとき、またはきわめて弱い磁場下に置かれているときは冷却される。
図1Aに示す段階は加熱段階であり、磁化配列25は磁気熱量効果材料5を磁場下に置いている。この段階では、ピストン6は左側へ移動し、図1Aの左にある冷却端部3から図1Aの右にある加熱端部4の方へ向かって磁気熱量効果材料5へ冷却液を移動させる(流体部分P6)。ピストン6のチャンバ17から出る冷却液(流体部分P3)は、熱交換手段7の第2の交換領域9の方向へ流れ、熱モジュール2の冷却端部3まで流れる(流体部分P4に次いでP5)。これらの循環方向は、閉鎖した流体回路に配置されている逆止弁11によって制御される。冷却液は磁気熱量効果材料5を通過し(部分P6)、その後、逆止弁11によって熱交換手段27の第1の交換領域28の方へ誘導され、ピストン6のチャンバ18の方向に流れる(流体部分P7、P0、Plに次いでP2)。冷却液はこの行程に従って駆動手段26のチャンバ18を充填する。
2つの逆止弁は、熱モジュール2、20の各端部3または4と、駆動手段26、16のこれに対応するチャンバ17または18との間の流体回路に対面して配置される。したがって、第1の交換領域8、28では、冷却液は、前記端部3または4からこれに対応するチャンバ17または18に向かってしか流れず(=流体の往回路)、第2の交換領域9、29では、冷却液は、前記チャンバ17または18からこれに対応する端部3または4に向かってしか流れない(=流体の復回路)。
図1Aに示す加熱段階では、冷却液は、冷却側にある熱交換手段7の第2の交換領域9、および加熱側にある交換手段27の第1の交換領域28のみに移動することがわかる。
図1Bに示す冷却段階である次の段階では、流体はほかの2つの交換領域、つまり冷却側にある交換手段7の第1の交換領域8、および加熱側にある交換手段27の第2の交換領域29のみに流れる。ピストン6は、右側に移動し、冷却液は磁気熱量効果材料5の加熱端部4から冷却端部3の方へ移動する(流体部分P6’)。ピストン6のチャンバ18から出る冷却液(流体部分P3’)は、熱交換手段27の第2の交換領域29の方向へ流れ、熱モジュール2の加熱端部4まで流れる(流体部分P4’に次いでP5’)。この循環方向は、閉鎖した流体回路に配置されている逆止弁11によって制御される。冷却液は磁気熱量効果材料5を通過し(部分P6’)、その後、逆止弁11によって熱交換手段7の第1の交換領域8の方へ誘導され、ピストン6のチャンバ17の方向に流れる(流体部分P7’、P0’、Pl’に次いでP2’)。冷却液はこの行程に従って駆動手段26のチャンバ17を充填する。
図1Cに示す次の加熱段階では、流体は、図1Aについて説明したのと同じように流れ、流体部分P7が流体部分P6に代わり、流体部分P6が流体部分P5に代わり、以下同様に代わる。
同じように、図1Dに示す次の冷却段階では、流体は、図1Bについて説明したのと同じように流れ、流体部分P7’が流体部分P6’に代わり、流体部分P6’が流体部分P5’に代わり、以下同様に代わる。
それぞれの熱的段階で、冷却液は熱交換手段7、27の別々の交換領域を通って流れる。熱モジュール2、20の端部3または4から出た流体は、熱交換手段7、27の対応する2つの交換領域8および9、または28および29を通過したあとにかぎってこの同じ端部3または4に戻る。したがって、熱発生器1と外部の適用物との間で最大のエネルギーを交換することができる。さらに、再び熱モジュール2に戻ってくる冷却液は、熱交換手段7および17を介して外部の適用物との大規模な熱交換を行うことができ、次の段階で再び磁気熱量効果材料5を通過するのに適切な温度に戻る。
さらに、この熱交換は、冷却液が少しずつ流れることと、それぞれの流体部分が2段階のうちの1段階しか移動しないこととによって有利になるため、交換時間が長くなり、それによって交換領域8、9、28、29での外部の適用物との熱交換が向上する。実際に、交換される全体の出力は、(移動しない流体の)静的な時間の間に交換される出力に(移動する流体の)動的な時間の間に交換される出力を加えたものと等しくなる。
図1A〜1Dに示す例では、第1の交換領域8、28の出力部13および第2の交換領域9、29の入力部14は、駆動手段26の対応するチャンバ17、18に直接連結している。この出力部および入力部を、駆動手段26の対応するチャンバ17または18に流体的に連結している分岐点で互いに流体的に連結するようにしてもよい。このような構成では、距離、さらに詳細にはこの分岐点と対象となるチャンバ17、18との間の容積をできるかぎり小さくして不感帯が現れないようにし、冷却液が前記不感帯を出ずにこの不感帯内を交互に移動することのないようにする必要がある。
図2Aおよび2Bに示す熱発生器10は、第2の実施形態であり、熱モジュール20は、常に異なる磁気熱量段階の影響を受ける2つの磁気熱量効果素子5を有する。したがって、磁気熱量効果素子5のうちの1つが磁場下にあって加熱されるとき、もう1つの磁気熱量効果素子は磁場外にあるか、きわめて弱い磁場下にあって冷却され、この逆も同様である。さらに、冷却液は2つの磁気熱量効果素子5を相反する方向に流れる。すなわち、熱モジュール20の端部3、4の一方またはもう一方の方向へ、またその逆に流れる。
この熱発生器10の熱モジュール20に連結している熱交換手段7および27は、図1A〜1Dに示す熱発生器1の熱交換手段と同じものである。ただし、冷却液の駆動手段16は別の構成である。実際に、駆動手段は中央の作動機21を有し、この作動機はピストンの形状に作製され、ピストンは2つの磁気熱量効果素子5の共通セル19に流体的に連結し、この共通セル19を通って冷却液が2つの磁気熱量効果素子5の方向、つまり逆方向に移動する。また、駆動手段は、2つの端部の作動機22および23も有し、この作動機も同じくピストンの形状に作製され、ピストンはそれぞれ熱モジュール20の一方の端部3およびもう一方の端部4に流体的に連結している。これらのピストン全体を動かすのは、図示していない単一の操作装置によって制御され、この装置はカム、磁気装置、リニアモーター、または前記ピストンを往来の動きに沿って動かすことができるこれ以外のあらゆる手段で行うことができる。
したがって、この構成では、各熱交換手段7、27は端部の作動機22および23のうちのいずれかに連結している。熱発生器10の動作は、熱交換手段7および27のそれぞれの交換領域8および9または28および29の2段階のうちの1段階で冷却液を循環させることに関しては、ほぼ同じである。
第1の段階を示す図2Aでは、図の左側にある磁気熱量効果素子5は加熱段階に従い、図の右側にある磁気熱量効果素子5は冷却段階に従う。ピストン21、22、23はすべて左の方へ移動し、冷却液は、ピストン22のチャンバから熱モジュール20の(冷却)端部3に連結している熱交換手段7の第2の交換領域9の方向へ流れ、右側にある磁気熱量効果素子5を通過するために、冷却側の前記端部3から共通セル19を通過して中央の作動機を形成するピストン21のチャンバまで流れるとともに、冷却液は、ピストン23のチャンバから熱モジュール20の(加熱)端部4に連結している熱交換手段27の第2の交換領域29の方向へ流れ、左側にある磁気熱量効果素子5を通過するために、加熱側の前記端部4から共通セル19を通過して中央の作動機を形成するピストン21のチャンバまで流れる。そのため、ピストン21のジャケットは、ほかのピストン22および23のジャケットの2倍の大きさである必要がある。
前述の例のように、冷却液の循環方向は、逆止弁11またはこれに類似のものによって制御される。
この熱発生器10では、熱交換手段7、27の第1の交換領域8、28の入力部12および第2の交換領域9、29の出力部15は、対応する端部3、4に直接流体的に連結している。ただし、図1A〜1Dの熱発生器1では、第1の交換領域8、28の入力部12および第2の交換領域9、29の出力部15は、互いに分岐点で連結しており、この分岐点自体は対応する端部3、4に連結している。2つのタイプの接続はいずれも2つの熱発生器1および10のそれぞれで行うことができる。しかしながら、分岐点のない直接の接続であれば、不感帯が現れないようにし、冷却液が前記不感帯を出ずにこの不感帯内を移動することのないようにすることができるため、有利である。
図2Aの段階では、冷却液は、交換手段7および27の第2の交換領域8および28を有する回路部分しか移動しないことがわかる。
図2Bに示す次の段階では、冷却側にある磁気熱量効果素子5はもはや磁場下にないか、またはきわめて弱い磁場下にあり、もう一方の磁気熱量効果素子5は磁場下にあり、ピストン21、22および23は右の方へ移動する。冷却液は中央のピストン21のチャンバから共通チャンバ19の方へ移動し、その後この冷却液は(左の)冷却側にある磁気熱量効果素子5を通過したのちに、同じ側にある熱交換手段7の第1の交換領域8を通過してピストン22のチャンバを充填するとともに、この冷却液は(右の)加熱側にある磁気熱量効果素子5を通過したのちに、同じ側にある熱交換手段27の第1の交換領域28を通過してピストン23のチャンバを充填する。
この段階でも同じく、冷却液は、2つの交換領域8および28、すなわち前の段階で冷却液が通過していない領域のみを通って移動する。
この構成でも同じく、流体は各交換領域8、28、9、29を通って少しずつ2段階のうちの1段階を移動する。したがって、交換時間は増大するが、これが加熱段階および冷却段階に影響を及ぼすことはない。これによってさらに良好で長い時間、熱発生器1、10によって産生される熱エネルギーを外部の適用物または装置のそれぞれと交換することが可能になる。
さらに、これは図示している2つの熱発生器1、10に対しても当てはまることだが、冷却液の各部分は常に同一方向に移動するため、循環方向の変更によって起こる慣性の問題を解決する必要がない。
そのために、第1および第2の交換領域8、28および9、29は、外部装置内に配置するか、あるいはこの装置に直接接触させて配置することができる。例として、交換領域は、たとえばアルミニウムまたは銅などの熱伝導性材料製の導管形状に作製することができ、外部装置は、液体の環境(たとえば加熱、冷却または温度調節用の浴)または気体(たとえば加熱、冷却または温度調節用のチャンバまたは容積)とすることができる。
記載した2つの実施形態では、冷却液の循環方向の制御手段は逆止弁である。ただし、この制御手段は、たとえば電気または差圧によって制御される油圧バルブなど、同じ機能を持つ同等のあらゆる手段に代替することができる。
最後に、本発明は、熱モジュール2、20に1つまたは2つの磁気熱量効果素子5のみを搭載することにも、熱モジュール2、20を1つのみ有する熱発生器1、10にも限定されるものではない。
記載した2つの熱発生器1、10は、本発明による熱エネルギーの交換方法を実装する。交換手段7、27によって、熱発生器によって産生されたエネルギーを外部装置と交換することが可能になる。そのために、流体は、磁気段階に応じて、2つの熱交換手段7、27の2つの交換領域9、28に次いで8、29を少しずつ交互に移動する。各交換領域9、28、8、29への流体の移動は一方向であり、この移動は、2つの熱交換手段7、27に接続している駆動装置によって行う。
本発明により、設定した目的、すなわち簡易な構造で、前記熱発生器1、10によって産生された最大の熱エネルギーを外部の適用物に移動させることができる少なくとも1つの熱交換手段7、27を備える熱発生器1、10を提供するとともに、熱モジュール2、20と外部(外部の装置または外部の適用物で構成される外部)との間の熱交換をもっとも効率よくすることができる方法を提供するという目的を達成することができることが本明細書から明らかになる。
本発明による方法および熱発生器1、10は、暖房、冷房、温度調節、冷却またはその他の分野で、競争に耐え得る価格で場所を取らない寸法に抑え、工業用にも家庭用にも用途を見出すことができる。
本発明は、記載した実施例に限定されるものではなく、添付の請求項に定義した保護範囲内である限り、当業者に自明のあらゆる修正および変形例も範囲に含まれる。

Claims (6)

  1. 磁気熱量による熱発生器であって、冷却端部(3)および加熱端部(4)を備える少なくとも1つの熱モジュール(2、20)を有し、少なくとも1つの磁気熱量効果素子(5)と、前記磁気熱量効果素子(5)を変動磁場下に置くようにする磁化配列であって、前記磁気熱量効果素子(5)に加熱段階と冷却段階とを交互に生成する磁化配列と、前記磁気熱量効果素子(5)と熱的に接触する冷却液が一方の端部(3)の方向に流れたのちにもう一方(4)の方向に流れ、またその逆に流れて磁場変動と同期化するように駆動する冷却液の駆動手段(26、16)と、前記熱モジュール(2、20)によって産生される熱エネルギーを前記熱発生器(1、10)の少なくとも1つの外部装置に転移させる少なくとも1つの熱交換手段(7、27)とを有する熱交換器(1、10)において、冷却液の前記駆動手段(26、16)が、一定容積の閉鎖した流体回路内で、前記交換手段(7、27)を介して前記熱モジュール(2、20)のそれぞれの冷却端部(3)および加熱端部(4)に流体的に連結していることと、前記熱交換手段(7、27)が、並列して連結する互いに異なる2つの交換領域(8および9、28および29)を有し、この両領域が冷却液の循環方向を制御する制御手段(11)を備えて冷却液がこの両領域を一方向のみに交互に通過するようになっていることとを特徴とする熱発生器(1、10)。
  2. 前記熱交換手段(7、27)の第1の交換領域(8、28)の入力部(12)と第2の交換領域(9、29)の出力部(15)とが前記熱モジュール(2、20)の対応する端部の一方(3、4)に流体的に連結していることと、第1の交換領域(8、28)の出力部(13)と第2の交換領域(9、29)の入力部(14)とが前記駆動手段(26、16)に流体的に連結していることとを特徴とする、請求項1に記載の熱発生器。
  3. 前記駆動手段は複動ジャッキのピストン(6)であり、該ピストンの2つのチャンバ(17、18)はそれぞれ前記熱モジュール(2)の前記端部の一方(3または4)と前記熱交換手段(7、27)を介して流体的につながっていることを特徴とする、請求項2に記載の熱発生器。
  4. 前記熱モジュール(20)が、少なくとも2つの磁気熱量効果素子(5)であって、共通セル(19)によって流体的に連結し、それぞれが加熱または冷却の別々の段階の影響を受け、冷却液が逆方向に通過する磁気熱量効果素子を有する、請求項2に記載の熱発生器において、前記駆動手段(16)は、
    − 前記共通セル(19)に流体的に連結する中央の作動機(21)と、
    − 前記熱モジュール(20)の端部の一方(3または4)にそれぞれが流体的に連結する2つの端部の作動機(22および23)
    とを有することを特徴とする熱発生器。
  5. 前記中央の作動機(21)および前記端部の作動機(22、23)は、同じ操作装置が制御するピストンを有することを特徴とする、請求項4に記載の熱発生器。
  6. 前記請求項のいずれか一項に記載の熱発生器(1、10)によって産生された熱エネルギーを、少なくとも1つの熱交換手段(7、27)を介して少なくとも1つの外部装置と交換する方法であって、前記熱発生器(1、10)が、冷却液が通過する両端部(3、4)を備えている少なくとも1つの熱モジュール(2、20)を有し、連続する加熱段階と冷却段階とに従わせる変動磁場の影響を受ける少なくとも1つの磁気熱量効果素子(5)を有し、前記冷却液が、冷却液の駆動手段(26、16)を介して前記端部(3、4)の一方からもう一方への方向へ、またこの逆方向へ、磁場変動と交互に同期化するように各磁気熱量効果素子(5)を通って流れる方法において、各動作の段階で、一定容積である閉鎖した流体回路内の熱交換手段(7、27)と接続する駆動手段(26、16)によって冷却液を前記磁気熱量効果素子(5)内に少しずつ移動させることと、各動作の段階で前記熱発生器によって産生される熱エネルギーであって、各熱交換手段(7、27)の連続する2つの交換領域(8、9および28、29)に加熱段階および冷却段階を有する各磁気サイクルで、前記冷却液によって運搬される熱エネルギーを交換することとを特徴とする方法。
JP2012500287A 2009-03-20 2010-03-16 磁気熱量による熱発生器およびその熱交換方法 Expired - Fee Related JP5700258B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0951805 2009-03-20
FR0951805A FR2943407B1 (fr) 2009-03-20 2009-03-20 Generateur thermique magnetocalorique et son procede d'echange thermique
PCT/FR2010/000215 WO2010106242A1 (fr) 2009-03-20 2010-03-16 Generateur thermique magnetocalorioue et son procede d'echange thermique

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012520986A true JP2012520986A (ja) 2012-09-10
JP5700258B2 JP5700258B2 (ja) 2015-04-15

Family

ID=41347680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012500287A Expired - Fee Related JP5700258B2 (ja) 2009-03-20 2010-03-16 磁気熱量による熱発生器およびその熱交換方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US9134051B2 (ja)
EP (1) EP2409093B1 (ja)
JP (1) JP5700258B2 (ja)
CN (1) CN102356286B (ja)
BR (1) BRPI1009279A2 (ja)
ES (1) ES2523875T3 (ja)
FR (1) FR2943407B1 (ja)
HK (1) HK1166844A1 (ja)
PL (1) PL2409093T3 (ja)
WO (1) WO2010106242A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525738A (ja) * 2010-04-28 2013-06-20 クールテック アプリケーションズ エス.エー.エス. 熱流束生成方法および磁気熱量による熱発生器
JP2016513784A (ja) * 2013-03-14 2016-05-16 クールテック アプリケーションズ エス.エー.エス. 熱装置
JP2018115792A (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 サンデンホールディングス株式会社 磁気ヒートポンプ装置
JPWO2021065792A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5488580B2 (ja) * 2011-01-27 2014-05-14 株式会社デンソー 磁気冷凍システムおよび自動車用空調装置
GB201111235D0 (en) * 2011-06-30 2011-08-17 Camfridge Ltd Multi-Material-Blade for active regenerative magneto-caloric or electro-caloricheat engines
FR2983281B1 (fr) * 2011-11-24 2015-01-16 Cooltech Applications Generateur thermique magnetocalorique
US9631842B1 (en) 2011-11-30 2017-04-25 EMC IP Holding Company LLC Magneto-caloric cooling system
US9709303B1 (en) 2011-11-30 2017-07-18 EMC IP Holding Company LLC Magneto-caloric cooling system
KR101866840B1 (ko) * 2012-03-26 2018-06-14 삼성전자주식회사 자기냉각장치
FR3015652A1 (fr) * 2013-12-23 2015-06-26 Cooltech Applications Appareil thermique
FR3016026B1 (fr) * 2013-12-27 2016-01-22 Cooltech Applications Generateur thermique magnetocalorique
CN103884065B (zh) * 2014-03-31 2016-05-18 辽宁鑫源重工有限公司 磁制冷机空调系统
US10541070B2 (en) 2016-04-25 2020-01-21 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Method for forming a bed of stabilized magneto-caloric material
US10274231B2 (en) * 2016-07-19 2019-04-30 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Caloric heat pump system
US10443585B2 (en) 2016-08-26 2019-10-15 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Pump for a heat pump system
US10386096B2 (en) 2016-12-06 2019-08-20 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magnet assembly for a magneto-caloric heat pump
US10527325B2 (en) 2017-03-28 2020-01-07 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance
US11009282B2 (en) 2017-03-28 2021-05-18 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance with a caloric heat pump
US10451320B2 (en) 2017-05-25 2019-10-22 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance with water condensing features
US10451322B2 (en) * 2017-07-19 2019-10-22 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance with a caloric heat pump
US10422555B2 (en) 2017-07-19 2019-09-24 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance with a caloric heat pump
US10520229B2 (en) 2017-11-14 2019-12-31 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Caloric heat pump for an appliance
US11022348B2 (en) 2017-12-12 2021-06-01 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Caloric heat pump for an appliance
US10876770B2 (en) 2018-04-18 2020-12-29 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Method for operating an elasto-caloric heat pump with variable pre-strain
US10830506B2 (en) 2018-04-18 2020-11-10 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Variable speed magneto-caloric thermal diode assembly
US10551095B2 (en) 2018-04-18 2020-02-04 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly
US10557649B2 (en) 2018-04-18 2020-02-11 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Variable temperature magneto-caloric thermal diode assembly
US10782051B2 (en) 2018-04-18 2020-09-22 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly
US10648705B2 (en) 2018-04-18 2020-05-12 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly
US10648706B2 (en) 2018-04-18 2020-05-12 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly with an axially pinned magneto-caloric cylinder
US10641539B2 (en) 2018-04-18 2020-05-05 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly
US10648704B2 (en) 2018-04-18 2020-05-12 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly
US11054176B2 (en) 2018-05-10 2021-07-06 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly with a modular magnet system
US10989449B2 (en) 2018-05-10 2021-04-27 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly with radial supports
US11015842B2 (en) 2018-05-10 2021-05-25 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly with radial polarity alignment
US11092364B2 (en) 2018-07-17 2021-08-17 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly with a heat transfer fluid circuit
US10684044B2 (en) 2018-07-17 2020-06-16 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Magneto-caloric thermal diode assembly with a rotating heat exchanger
US11193697B2 (en) 2019-01-08 2021-12-07 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Fan speed control method for caloric heat pump systems
US11168926B2 (en) 2019-01-08 2021-11-09 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Leveraged mechano-caloric heat pump
US11149994B2 (en) 2019-01-08 2021-10-19 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Uneven flow valve for a caloric regenerator
US11274860B2 (en) 2019-01-08 2022-03-15 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Mechano-caloric stage with inner and outer sleeves
US11112146B2 (en) 2019-02-12 2021-09-07 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Heat pump and cascaded caloric regenerator assembly
US11015843B2 (en) 2019-05-29 2021-05-25 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Caloric heat pump hydraulic system

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2589775A (en) * 1948-10-12 1952-03-18 Technical Assets Inc Method and apparatus for refrigeration
JPS59180254A (ja) * 1983-03-31 1984-10-13 株式会社東芝 連続磁気冷凍装置
JPS59183264A (ja) * 1983-04-01 1984-10-18 株式会社東芝 連続磁気冷凍装置
JPS59183265A (ja) * 1983-04-01 1984-10-18 株式会社東芝 連続磁気冷凍装置
US4507928A (en) * 1984-03-09 1985-04-02 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Reciprocating magnetic refrigerator employing tandem porous matrices within a reciprocating displacer
JPS62182557A (ja) * 1985-10-02 1987-08-10 ドイチエ フオルシユングス−ウント フエルズ−フスアンシユタルト フユア ルフト−ウント ラウムフア−ルト エ−.フアウ 蓄冷手段から熱を奪う方法とこの方法を実現する装置
JP2004333097A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Asmo Co Ltd 温度調整装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100412467C (zh) * 2000-08-09 2008-08-20 美国宇航公司 旋转床磁制冷装置
AU2002360563A1 (en) 2001-12-12 2003-06-23 Astronautics Corporation Of America Rotating magnet magnetic refrigerator
FR2864211B1 (fr) 2003-12-23 2007-01-12 Christian Muller Echangeur thermique comportant des moyens de raccordement d'elements thermiques de chauffage et de refroidissement
CN100476318C (zh) * 2004-04-01 2009-04-08 上海交通大学 热能驱动的磁性流体制冷系统
FR2890158A1 (fr) 2005-09-01 2007-03-02 Cooltech Applic Soc Par Action Generateur thermique a materiau magnetocalorique
US20080276623A1 (en) * 2007-05-11 2008-11-13 Naushad Ali Magnetic refrigerant material

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2589775A (en) * 1948-10-12 1952-03-18 Technical Assets Inc Method and apparatus for refrigeration
JPS59180254A (ja) * 1983-03-31 1984-10-13 株式会社東芝 連続磁気冷凍装置
JPS59183264A (ja) * 1983-04-01 1984-10-18 株式会社東芝 連続磁気冷凍装置
JPS59183265A (ja) * 1983-04-01 1984-10-18 株式会社東芝 連続磁気冷凍装置
US4507928A (en) * 1984-03-09 1985-04-02 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Reciprocating magnetic refrigerator employing tandem porous matrices within a reciprocating displacer
JPS62182557A (ja) * 1985-10-02 1987-08-10 ドイチエ フオルシユングス−ウント フエルズ−フスアンシユタルト フユア ルフト−ウント ラウムフア−ルト エ−.フアウ 蓄冷手段から熱を奪う方法とこの方法を実現する装置
JP2004333097A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Asmo Co Ltd 温度調整装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525738A (ja) * 2010-04-28 2013-06-20 クールテック アプリケーションズ エス.エー.エス. 熱流束生成方法および磁気熱量による熱発生器
JP2016513784A (ja) * 2013-03-14 2016-05-16 クールテック アプリケーションズ エス.エー.エス. 熱装置
JP2018115792A (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 サンデンホールディングス株式会社 磁気ヒートポンプ装置
JPWO2021065792A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08
WO2021065792A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 ダイキン工業株式会社 固体冷却モジュール
JP7339564B2 (ja) 2019-09-30 2023-09-06 ダイキン工業株式会社 固体冷却モジュール
JP7453593B2 (ja) 2019-09-30 2024-03-21 ダイキン工業株式会社 固体冷却モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
HK1166844A1 (en) 2012-11-09
FR2943407B1 (fr) 2013-04-12
EP2409093B1 (fr) 2014-08-20
ES2523875T3 (es) 2014-12-02
EP2409093A1 (fr) 2012-01-25
BRPI1009279A2 (pt) 2016-03-08
FR2943407A1 (fr) 2010-09-24
PL2409093T3 (pl) 2015-02-27
US20110314836A1 (en) 2011-12-29
CN102356286A (zh) 2012-02-15
CN102356286B (zh) 2013-08-28
WO2010106242A1 (fr) 2010-09-23
US9134051B2 (en) 2015-09-15
JP5700258B2 (ja) 2015-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5700258B2 (ja) 磁気熱量による熱発生器およびその熱交換方法
JP5464614B2 (ja) 磁気熱量による熱発生器
TWI429868B (zh) 具有磁熱材料的熱產生器
US8656725B2 (en) Thermal generator with magnetocaloric material
JP6327566B2 (ja) 磁気熱量効果型熱発生器
US7152404B2 (en) Power unit with reciprocating linear movement based on stirling motor, and method used in said power plant
KR101634832B1 (ko) 자기열량 열 발생기
JP2013525738A (ja) 熱流束生成方法および磁気熱量による熱発生器
JP6086340B2 (ja) 磁気熱量による熱発生器
CN102403925A (zh) 一种往复式运动活塞泵驱动的热磁发电系统
JP2017508940A (ja) 磁気熱量熱発生器及び磁気熱量熱発生器によって2次流体と呼ばれる流体を冷却するための方法
JP2016513784A (ja) 熱装置
US20110315348A1 (en) Magnetocaloric heat generator
US9885501B2 (en) Thermal appliance and method for optimizing the heat exchange thereof
RU2454614C1 (ru) Магнитокалорический рефрижератор

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140701

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5700258

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees