JP2017508940A - 磁気熱量熱発生器及び磁気熱量熱発生器によって2次流体と呼ばれる流体を冷却するための方法 - Google Patents

磁気熱量熱発生器及び磁気熱量熱発生器によって2次流体と呼ばれる流体を冷却するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、磁気熱量熱発生器(10)に関し、磁気熱量熱発生器(10)は、前後に交互に流れる1次流体と呼ばれる熱伝達流体を使用して、磁気熱量要素(M11、M12、M21、M22)の2つの段階(E1、E2)に流体接続する1次回路(P10)を備え、前記段階(E1、E2)は、磁気システム(2)の可変磁界を受け、1次システムは、低温側(F)及び高温側(C)を備え、低温側(F)及び高温側(C)に対して、前記段階(E1、E2)の磁気熱量要素(M11、M12、M21、M22)が互いに流体接続される。1次回路の少なくとも低温側(F)は、高温側(C)の注入ポイント(I1)と呼ばれる1次回路の別のポントに、バイパスパイプ(D1)によって接続された出口ポイント(S1)を備え、1次流体が、出口ポイント(S1)から注入ポイント(I1)向かってだけ変位されることを可能にする。本発明の別の主題は、前記磁気熱量熱発生器を使用して前記2次流体を冷却するための方法である。【選択図】 図1A

Description

本発明は、磁気熱量熱発生器に関し、磁気熱量熱発生器は、前後に交互に流れる1次流体と呼ばれる熱伝達流体によって磁気熱量要素に流体接続する少なくとも1つの1次回路を備え、前記磁気熱量要素は、磁気システムであって、各磁気熱量要素において、磁気加熱相と磁気冷却相を交互に生成する、磁気システムの可変磁界を受け、前記1次回路は、低温側及び高温側を備え、低温側及び高温側において、磁気熱量要素は互いに流体接続される。
本発明はまた、磁気熱量熱発生器によって2次流体と呼ばれる流体を冷却するための方法に関する。
周囲温度における磁気冷凍技術は30年以上の間知られており、環境配慮および持続可能な開発の観点からこの技術がもたらす利点は広く認識されている。また、この技術の発熱出力および効率の観点からの限界もまたよく知られている。その結果、この分野で行われる全ての研究は、磁化力、磁気熱量素子の性能、熱伝達流体と磁気熱量要素との間の熱交換表面、熱交換器の性能等の種々のパラメータを調整することによってこうした熱発生器の性能を改善する傾向がある。
これらの熱発生器は、或る材料の磁気熱量効果(MCE:magnetocaloric effect)であって、その材料が可変磁界を受けると、その材料の温度が変動することにある、磁気熱量効果(MCE)を使用する。こうした発生器において、磁気熱量材料は、磁化相と脱磁相の連続物を受け、熱交換が、1次流体と呼ばれる熱伝達流体によって実施されて、前記材料によって生成される熱エネルギーを収集し、これらの材料において考えられる最大の温度変動(温度勾配)を達成する。このために、1次流体の循環が交互に行われ、この1次流体が、磁気熱量材料を通過するチャネル又は細孔内で循環する。磁気熱量サイクルは、2つの相、すなわち、磁化相と脱磁相を含み、全ての相において利用可能なエネルギーに変換する。このサイクルは、数ヘルツの周波数まで繰返される。これらの相中で、1次流体は、磁気熱量材料を通って流れ、いわゆる磁化相中において材料の接触部において昇温する、又は、いわゆる脱磁相中において材料の接触部において降温することになる。前記材料のエントロピー変動に対応する磁気熱量効果は、材料の温度がそのキューリ温度に近いときに最大である。
ここで、磁気熱量熱発生器は、磁気熱量熱発生器が生成する熱エネルギーを少なくとも1つの外部アプリケーションとの間で交換できなければならない。この交換は、前記熱発生器によって生成される熱エネルギーを、前記磁気熱量熱発生器の外部にある1つ又は幾つかのアプリケーションに返還する、又は、前記磁気熱量熱発生器の外部にある1つ又は幾つかのアプリケーションとの間で熱交換するという目的を持つ1つ又は幾つかの熱交換器によって一般に達成される。これらの外部アプリケーションは、例えば、熱発生器、熱デバイス、又は格納容器を囲む空気である可能性がある。
古典的な構成において、磁気熱量熱発生器の磁気熱量要素は、熱交換器によって高温側で互いに接続され、対称的に、磁気熱量要素は、同様に、別の熱交換器によって低温側で互いに接続される。しかし、こうした構成が制限を有することを経験が示した。
これは、特に、発生器の低温側が利用されるときにそうである。1次流体の温度に関して大きな温度差を示すアプリケーション又は2次回路との熱交換を実施することは、発生器の低温側のかなりの加熱及び発生器の熱効率のかなりの低下をもたらす。換言すれば、熱発生器において確立される熱勾配が低下するため、磁気熱量効果によって生成される出力の一部が、この勾配を回復させるために使用されなければならず、その結果、出力のこの部分は、外部アプリケーション(複数可)によって利用又は使用されない可能性がある。
同様に、熱発生器の高温側が利用されるとき、発生器の高温側を冷却し、発生器の熱効率を低下させるというリスクが存在する。
熱発生器の出力を最適に利用するため、したがって、1次回路と2次回路との間での熱交換特性を最適化することが必要である。
本発明は、先に述べた問題に対する解決策を提供することによってこれらの欠点を克服することを目標とする。そのために、本発明による磁気熱量熱発生器は、熱発生器と、冷凍されるか、冷却されるか、又は加熱される外部アプリケーション(複数可)との間の熱エネルギー伝達を最適化して、磁気熱量熱発生器内で確立される熱勾配及びその熱出力に考えられる最低の影響を及ぼすように設計される。本発明の別の主題は、2次回路内を循環する流体を連続的に冷却するのに特に適した磁気熱量熱発生器である。
そのために、本発明は、プリアンブルに述べる種類の磁気熱量熱発生器を提供し、磁気熱量熱発生器は。1次回路の前記高温側及び前記低温側は、少なくとも1つのバイパスパイプによって注入ポイントと呼ばれる1次回路の別のポントに接続された少なくとも1つの出口ポイントを備え、1次流体が、出口ポイントから注入ポイント向かってだけ、一方向だけに変位されることを可能にすることを特徴とする。
好ましい実施形態において、磁気熱量要素は、少なくとも2つの段階に分配される可能性があり、前記段階の一方の段階の磁気熱量要素は低温側で互いに流体接続される可能性があり、前記段階の別の段階の磁気熱量要素は高温側で互いに流体接続される可能性がある。
第1の変形において、接続済みの2つの段階の磁気熱量要素は、絶えず反転磁気相内にある可能性がある。別の変形において、接続済みの2つの段階の磁気熱量要素は、絶えず同一磁気相内にある可能性がある。
本発明によれば、バイパスパイプは、少なくとも1つの熱交換ゾーンによって2次回路に熱接続される可能性がある。
更に、前記熱交換ゾーンは、1次流体と前記2次回路の2次流体との間で逆流変位か、並流変位か、又は交差流変位を達成するように設計される可能性がある。
バイパスパイプは、有利には、バイパスパイプ内で循環する1次流体の流量を調整するためのデバイスを備える可能性がある。
一実施形態において、前記少なくとも1つの出口ポイントは、1次回路の低温側に位置付けられる。この実施形態において、出口ポイントは、1次回路の高温側に位置付けられる可能性がある。
第2の実施形態において、注入ポイントは、1次回路の高温側に位置付けられる。この実施形態において、注入ポイントは、1次回路の低温側に位置付けられる可能性がある。
両方の実施形態において、注入ポイントは、変形として、磁気熱量要素の2つの段階の間に位置付けられる可能性がある。
更なる変形において、注入ポイントは、各段階の連続する磁気熱量要素の間に位置付けられる可能性がある。
本発明は、同様に、プリアンブルで述べた磁気熱量熱発生器によって2次流体と呼ばれる流体を冷却するための方法を提供し、方法は、少なくとも1つの熱交換ゾーンによって2次流体が磁気熱量熱発生器のバイパスパイプまで循環する2次回路に熱接続すること、及び、前記2次流体を前記2次回路内で連続して循環させることにあることを特徴とする。
こうした方法は、永続的に再生される2次流体の冷却を達成するのに特に適する。そのため、本方法は、2次回路内を流れる2次流体を冷却するために有利であり、2次回路は自分自身にループバックせず、また、2次回路内で、2次流体の油圧流及び熱流は連続である。
本発明及びその利点は、添付の図を参照して非限定的な例として挙げた実施形態の以下の説明においてよりよく明らかにされるであろう。
図1Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第1の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図1Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第1の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図2Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第2の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図2Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第2の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図3Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第3の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図3Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第3の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図4Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第4の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図4Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第4の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図5Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第5の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図5Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第5の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図6Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第6の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図6Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第6の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図7Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第7の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図7Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第7の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図8Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第8の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図8Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第8の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図9は、図7A及び7Bに概略的に示す2つの段階を備える熱発生器の略斜視図である。 図10Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第9の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図10Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第9の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図11Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第10の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図11Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第10の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図12Aは、逆の磁気相のうちの一方の磁気相にある、第11の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。 図12Bは、逆の磁気相のうちの別の磁気相にある、第11の実施形態の変形による熱発生器の2つの段階の略図である。
示す実施形態の例において、同一の要素又は部分は同じ数字参照を有する。
本発明は、磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224を備える磁気熱量熱発生器10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110に関する。示す実施形態の変形において、これらの磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224は、少なくとも2つの熱段階に分配される。1次流体と呼ばれる熱伝達流体は、前記磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224を通過しながら、少なくとも1つの1次回路内で交互移動で変位される。1次流体の機能は、一方で、磁気熱量熱発生器10、20、30、40、50、60、70、80の2つの端、すなわち、低温側Fと高温側Cの間の前記熱段階の磁気熱量要素内で熱勾配を確立し維持することであり、他方、前記発生器内で生成される熱エネルギーを、少なくとも1つの外部アプリケーション、すなわち、熱発生器10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110に属さないものとの間で交換する又は返還することを可能にすることである。この交換又はこの返還は、熱交換器によって実現される可能性がある交換ゾーンによって行われる。この交換ゾーンは、1次流体と外部アプリケーションに属する2次回路の2次流体との間で熱交換を達成することを可能にする。
これが示されなくても、本発明は、同様に、磁気熱量要素の1つの段階だけを有することを可能にする。
1次流体及び2次流体は、好ましくは液体である。2次流体は、好ましくは、外部アプリケーションを冷却するか、加熱するか、又はテンパリングするためポンプ又は任意の同様のデバイスによって連続的に変位される。磁気熱量要素と接触状態にあることを意図される1次流体は、水、例えばグリコール等の不凍液製品を有する水、液体ガス(加圧済み又は未加圧)、又は塩水で作られる可能性がある。
各磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224は、1次流体がそれを通って流れる可能性がある1つ又は幾つかの磁気熱量材料で作られる可能性がある。本発明のために、磁気熱量要素は、磁気熱量材料を含む物理的要素として理解されなければならない。磁気熱量要素は、特に、幾つかの型の磁気熱量材料を含む可能性がある。そのために、前記磁気熱量要素は、流体の通過によってその細孔が形成するように多孔性である可能性がある。磁気熱量要素は、同様に、ミニチャネル又はマイクロチャネルがその中で機械加工されるか、モールドされるか、又は注入される1つ又は幾つかの固体ブロックの形態を有する可能性がある。磁気熱量要素は、同様に、熱伝達流体がその間を流れる可能性がある重合せ式の、おそらくは溝付きのプレートの組立体で作られる可能性がある。磁気熱量要素は、最後に、ギャップが流体通路を形成するように粉末又は粒子の形態を有する可能性がある。1次流体が、磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224を構成する材料との熱交換を達成することを可能にする任意の他の実施形態が、もちろん適する可能性がある。磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224を構成する磁気熱量材料は、好ましくは、低温側Fから高温側Cに向かって最低から最高に向かって異なるキューリ温度を有する。
示す実施形態の変形において、磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224に磁界変動を受けさせる磁気システムは、永久磁石2等(図9)を備え、前記磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224に対して移動して、前記磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224において、磁界が印加又は増加されるときの加熱相、そして、磁界が除去又は減少されるときの冷却相を交互に生成する。この磁気システムは、同様に、シーケンシャルに駆動される電磁石又は磁界変動を発生する傾向がある任意の他の同様な手段の形態を有する可能性がある。1次回路内での1次流体の循環方向の反転は、磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224の磁化相及び脱磁相と同期して、磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224において考えられる最大の温度勾配を確立する。そのために、加熱相において磁気熱量要素を通過する1次流体−すなわち、磁化−は、高温側Cに向かって変位され、その後、1次流体が冷却相において磁気熱量要素を通過するとき−すなわち、脱磁−、低温側Fに向かって変位される。1次流体の循環方向は、添付図において矢印で示される。
そのため、図1は、本発明の第1の実施形態の変形による、磁気熱量熱発生器10の2つの段階E、Eを接続する1次回路P10を示す。1次回路は、2つの段階E、Eを接続し、1次流体を前後の交互移動で変位させる2つのアクチュエータ3を備える。そのため、1次回路P10は、1次流体回路の2つの平行分岐を備え、2つの平行分岐は、前記磁気熱量要素を通過し、高温側C及び低温側F上で互いに接続される。磁気システムは永久磁石2によって示される。2つの段階E、Eはアクチュエータ3を通して接続され、アクチュエータ3は、例えば、モバイルコントロールカムのプロファイルによって移動するピストンである。例えば膜等のこうしたピストンは、剛性又は変形可能である可能性がある。もちろん、1次流体を変位できる任意の他の手段を使用できる。更に、ピストン等の変位は、操作デバイスによって制御される可能性があり、操作デバイスは、コントロールカム、磁気デバイス、リニアモータ、又は、前記アクチュエータを前後に移動できる任意の等価な手段である可能性がある。
更に、段階Eの磁気熱量要素M11、M12は、1次回路P10の低温側Fに接続され、段階Eの磁気熱量要素M21、M22は、1次回路P10の高温側Cに接続される。本発明によれば、1次回路P10の低温側Fは、バイパスパイプDによって前記1次回路P10の高温側C内の注入ポイントIに流体接続された出口ポイントSを備える。このバイパスパイプDは、出口ポイントSから注入ポイントIに向かって流体が流れることを可能にするだけであるデバイスを備える。1次流体の循環方向を制御するこうしたデバイスは、例えば、逆止弁4である可能性がある。このバイパスパイプDは、1次流体が、2次回路6の2次流体との熱交換を実施する低温交換ゾーンZF1を通過する。
そのため、流体の循環方向をバイパスパイプD内に強制することは、脱磁相において磁気熱量要素の低温側Fを出る流体だけが、このバイパスパイプDに向かって方向付けられる可能性があることを保証することを可能にする。この結果から、2次回路の冷却能力が最適化される。
バイパスパイプDからやって来る1次流体は、低温交換ゾーンZF1を通過した後、昇温されている。しかし、1次流体は、1次回路P10の高温側Cに再注入されるため、この加熱は、1次回路P10の低温側Fの温度に制限された影響を及ぼし、そのことは、冷凍の場合に特に有利である。これは、更に、低温交換ゾーンZF1内でかなりの交換を達成することを可能にする。
この実施形態の変形は、同様に、バイパスパイプが、低温側の出口ポイントを1次回路の高温側の注入ポイントに接続できる単一段階を有する実施形態に置換可能である。
1次回路P10は、その高温側C上に2つの連続する高温交換ゾーンZC1、ZC2を備え、注入ポイントIは、これらの2つの交換ゾーンZC1とZC2との間に位置付けられる。これは非常に有利である。その理由は、これが、冷却相において磁気熱量要素を通過する1次回路P10の部分内に、バイパスパイプDからやって来る1次流体を注入することを可能にするからである。そのため、1次流体は、図1Aに示す相において降温される磁気熱量要素M22に向かって再注入され、また、図1Bに示す、続く又は逆の磁気相において降温される磁気熱量要素M21に向かって再注入される。これは、同様に、注入ポイントIにおける流体の混合を促進することを可能にする。
高温交換ゾーンZC1、ZC2は、例えば、2次流体回路7による熱交換によって、熱発生器によって生成される熱を排出すること、又は、別の外部アプリケーションを昇温することを可能にする。
本発明によれば、バイパスパイプDは、有利には、バイパスパイプD内を循環する1次流体用の流量調整デバイス5を備える可能性がある。この調整デバイス5は、低温交換ゾーンZF1内で1次回路P10と2次回路6との間の熱交換能力を決定すること、及び、1次回路P10とバイパスパイプDとの間のヘッド損失を調整することを可能にする。この特性は、示す全ての実施形態の変形に置換される可能性がある。
更に、示す全ての例において、出口ポイントは1次回路の低温側F内に位置付けられ、したがって、その低温出力の最適使用のために最適化された磁気熱量熱発生器を示す。本発明は、同様に、これらの出口ポイントを高温側に配置し、古典的な交換を低温側Fで実施することを可能にする。こうした配置構成は、1次回路の高温側Cの温度に対するこの熱交換による影響を制限しながら、熱発生器によって生成される熱を利用することを可能にし、それは、加熱の場合に特に有利である。したがって、これは、その出口ポイントが1次回路の高温側に位置付けられるバイパスパイプに接続された交換ゾーンにおいてかなりの交換を達成することを可能にする。換言すれば、示す例の全体は、高温側C及び低温側Fを反転することによって置換されて、より高い加熱能力を取得する、又は、外部アプリケーションの2次流体の温度を増加させる可能性がある。
図2A及び2Bは、磁気熱量熱発生器20の1次回路P20の一実施形態の変形を示し、この変形は、その高温側Cによって図1A及び1Bに示す変形と異なる。この変形において、1次回路P20の高温側Cは、その入口及び出口がそれぞれ注入ポイントI、Iを形成する単一高温交換ゾーンZC3を備える。バイパスパイプDは2つのパイプ部分に分割し、これらのパイプ部分は、それぞれ逆止弁を備える。これは、同様に、バイパスパイプDからやって来る1次流体が、冷却を受けている磁気熱量要素M21、M22に向かって常に再注入されることを保証する。先に述べた熱発生器10内の2つの高温交換ゾーンZC1及びZC2と対照的に単一高温交換ゾーンZC3を有するこうした構成は、熱発生器20の構造を簡略化すること、したがって、その原価を低減することを可能にする。
図3A及び3Bは、磁気熱量熱発生器30の別の実施形態の変形を示す。この変形において、発生器は2つのバイパスパイプD、Dを備える。バイパスパイプDは、段階E、低温側Fの磁気熱量要素M11に直接接続される低温側Fの出口ポイントSを、段階E、高温側Cの磁気熱量要素M22に直接接続される高温側Cの注入ポイントIに接続し、磁気熱量要素M22は、常に他の磁気熱量要素M11と同じ磁化状態に、すなわち、図3Aの冷却相にある。同様に、バイパスパイプDは、段階E、低温側Fの磁気熱量要素M12に直接接続される低温側Fの出口ポイントSを、段階E、高温側Cの磁気熱量要素M21に直接接続される高温側Cの注入ポイントIに接続し、磁気熱量要素M21は、常に他の磁気熱量要素M12と同じ磁化状態に、すなわち、図3Aの加熱相にある。こうした構成において、また、図3Aに示す磁化状態において、1次流体が、磁気熱量要素M11を通過し、低温交換ゾーンZF2を通過するバイパスパイプDをたどって、段階E2、高温側Cの磁気熱量要素M22の注入ポイントIで再注入されるときに、1次流体が冷却される。低温熱交換ゾーンZF2において昇温した低温側Fからやって来る1次流体を高温側Cで一方向に再注入することは、この再注入流体が高温側Cにおいて1次流体の温度よりわずかに低い又は冷たい温度を有する場合、この再注入流体による熱伝導/移動による磁気熱量要素M22の冷却と、脱磁による磁気熱量効果による冷却の両方を達成することを可能にする。これは、磁気熱量要素M22の予冷と同等である可能性がある。これは、高温側Cと低温側Fとの間の1次回路P30における熱勾配を下方にシフトすること、したがって、熱発生器30の冷凍能力を増加させることをもたらす可能性がある。図3Aに示す磁化状態において、第2のバイパスパイプD内に流体変位が全く存在しない。各バイパス分岐又はパイプは独立しており、その流量は別々に調整可能である。
逆に、図3Bに示す逆の磁化状態において、第1のバイパスパイプD内で1次流体変位が全く存在せず、一方、1次流体は、低温交換ゾーンZF3を通過する第2のバイパスパイプD内で変位状態にあり、段階E2、高温側Cの磁気熱量要素M21内の注入ポイントIで再注入される。高温側Cでの熱交換は、従来の方法で達成される。段階E2、高温側Cの2つの磁気熱量要素の端は、熱交換ゾーンZC4によって分離され、熱交換ゾーンZC4は、熱発生器30によって生成される熱を排出するため、又は、例えば第2の2次流体回路7との熱交換によって別の外部アプリケーションを加熱するために意図される。
図4A及び4Bは、バイパスパイプD及びDの注入ポイントI及びIが2つの段階EとEとの間に位置することによって、先の図の熱発生器30と異なる磁気熱量熱発生器40の一実施形態の変形を示す。この配置構成は、1次回路P40内に再注入される1次流体の温度が、2つの段階EとEとの間に位置する注入ポイントI、Iにおける1次流体の温度に対応する、又は、対応する傾向がある場合に特に有利である。
図5A及び5Bは、一方で、段階がより多くの磁気熱量要素M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224を備えること、及び、他方で、バイパスパイプD及びDの注入ポイントI及びIが、低温側Fに位置する段階E10の連続する磁気熱量要素M111とM113との間及びM112とM114との間に位置することによって、先の図4A及び4Bの磁気熱量熱発生器50の一実施形態の変形を示す。この配置構成は、低温交換ゾーンZF6、ZF7を出る1次流体の温度が、連続する関連する材料M111とM113との間及びM112とM114との間で循環する1次流体の温度に近い場合に特に有利である。実際には、1次回路内で循環する流体と同じ温度を有する1次流体を1次回路P50内に再注入することは、1次回路内に確立される熱勾配に影響を及ぼさない。これは、熱発生器50の熱出力を、その効率にネガティブな影響を及ぼすことなく低温交換ゾーンZF6、ZF7によって利用することを可能にする。
更に、熱発生器50内により多くの磁気熱量要素を埋め込むことは、その熱出力及び/又はその熱勾配を増加させることを可能にする。
図6A及び6Bに示す磁気熱量熱発生器60は、図4A及び4Bの熱発生器40の一実施形態の変形であり、磁気熱量熱発生器60が交換ゾーンZF8を有する1つのバイパスパイプDだけを備え、このパイプが、低温交換ゾーンZF8の後で2つの部分に分割されて、注入ポイントI及びIで1次流体を再注入することによって、熱発生器40と異なる。この再注入は、図4A及び4Bを参照して述べた再注入と同じである。磁気熱量熱発生器60は、1次流体の循環のためにわずかなパイプしか必要としないため、熱発生器60の体積を減少させるという更なる利点を有する。
図7A及び7Bに示す磁気熱量熱発生器70は、先の図6A及び6Bの熱発生器60の一実施形態の変形であり、段階E10及びE20がより多くの磁気熱量要素M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224を備えて、熱発生器70の熱出力及び/又はその熱勾配を増加させ、したがって、低温交換ゾーンZF9によって2次回路の2次流体を冷却する熱発生器70の能力を増加させることによって、熱発生器60と異なる。1次回路P70は、交換ゾーンZF9を有する1つのバイパスパイプD10だけを備え、このパイプが、低温交換ゾーンZF9の後で2つの部分に分割されて、注入ポイントI10及びI11で1次流体を再注入する。図9は、図7Bに示す磁化状態において、3つの1次回路を備えるこの熱発生器70の斜視図である。3つの1次回路の全てのコンポーネントは、図上で見えない。この図9は、特に、熱発生器70の前記1次回路の3つの低温熱交換ゾーンZF9、Z’F9、及びZ”F9並びに前記1次回路のうちの1つの1次回路の高温熱交換ゾーンZ’C5を特定する。熱発生器70は、3つの磁気ロータR、R、Rを有する磁気配置構成を備え、それらの磁気ロータは、熱発生器70の長手方向軸を中心とする回転によって、磁気熱量要素に磁界変動を受けさせる。磁気ロータR、R、Rは、それぞれ、永久磁石2がその上に取付けられるフレームを備える。磁気熱量要素は、2つの固定支持体SUP1、SUP2に取付けられる。1次流体は、制御カムC70によって作動されるピストン3によって形成されるアクチュエータによって変位され、制御カムC70のカムプロファイルは、ロータR上で実現されるか、設置されるか、機械加工されるか、又は、コークされる。
図8A及び8Bに示す磁気熱量熱発生器80は、先の図5A及び5Bの熱発生器50の一実施形態の変形であり、熱発生器80が、交換ゾーンZF10を有する1つのバイパスパイプD11だけを備え、このパイプが、低温交換ゾーンZF10の後で2つの部分に分割されて、注入ポイントI及びIで1次流体を再注入することによって、熱発生器50と異なる。この再注入は、図5A及び5Bを参照して述べた再注入と同じである。磁気熱量熱発生器80は、1次流体の循環のためにわずかなパイプしか必要としないため、熱発生器80の体積を減少させるという更なる利点を有する。
図9に示す磁気熱量熱発生器90は、共通バイパスパイプ部分D12’を有する2つのバイパスパイプD12及びD13を備える。熱発生器90は、1次流体変位手段又はアクチュエータ3によって接続された2つの段階E及びEを備える。第1の段階Eは熱発生器90の低温側Fに配置され、他の段階Eは高温側Cに配置される。
第1のバイパスパイプD12は、熱発生器90の低温端F上の出口ポイントSを、アクチュエータ3と磁気熱量要素M11の高温端との間の、段階Eの高温端上の1次回路P90内に位置付けられる注入ポイントI12に接続する。第2のバイパスパイプD13は、熱発生器90の低温端F上の出口ポイントSを、アクチュエータ3と磁気熱量要素M12の高温端との間に位置付けられる、第1の段階Eの高温端上の1次回路P90内に位置付けられる1次回路の他のポイントに接続する。バイパスパイプD12及びD13は、共通パイプ部分D12’を備え、共通パイプ部分D12’に、1次流体と2次回路61の2次流体との間で熱交換を達成するために意図される低温交換ゾーンZF11が一体化される。更に、バイパスパイプD12及びD13は、それぞれ、1次流体の循環方向を制御するデバイスを備える。
そのため、2次回路61の2次熱伝達流体との熱交換を実施できる熱交換器を備える共通バイパスパイプ部分D12’は、低温側Fに位置付けられる段階Eの磁気熱量要素M11及びM12の低温側を出る1次流体を、磁気熱量要素M11及びM12が脱磁相にあるときに受取る。こうして、1次流体は、サイクルの最も冷たい温度に達すると、この共通バイパスパイプ部分D12’を常に通過する。このことから、交換ゾーンZF11における熱交換が最適化されることがもたらされる。更に、冷却される2次回路との熱交換によってその温度の上昇を受けた1次流体は、その後、温度が最低でない1次回路のポイントI12、I13において、熱段階EとEとの間で1次回路に再注入される。交換ゾーンZF11において1次回路と2次回路との間で交換できる熱パワーを調節するため、バイパスパイプD12及びD13に向かって循環できる流体流量を調整できることは、特に有利である。そのため、この交換ゾーンZF11を通過する1次流体の体積流量が高くなればなるほど、交換が益々重要になる。有利には、バイパスパイプ内への交換ゾーンZF11の配置のおかげで、交換ゾーンZF11内の熱交換による1次流体の温度の上昇は、熱発生器90の動作、特に、高い効率で熱勾配を維持する熱発生器90の能力にほとんど又は更に全く影響を及ぼさない。これは、1次流体の温度が最低でない1次回路のP90のゾーン内への、熱交換後に加熱された1次流体の再注入によって可能にされる。
図10A及び10Bに示す熱発生器90は、交換ゾーンZF11を通して2次回路内で絶えず循環する2次流体を連続動作で冷却又はテンパリングするのに特に有利である。実際には、熱交換ゾーンZF11を1次流体が一方向に循環するバイパスパイプD12、D13内で直列に一体化して配置することは、熱交換ゾーンZF11内での交差流交換を達成することを可能にし、それは、熱交換に有利になる。
図11A及び11Bに示す磁気熱量熱発生器100は、熱発生器90に関して述べた利点と同じ利点を提示する。熱発生器100は、1次回路のP100内の1次流体の変位によって、また、磁気熱量要素M11、M12、M21、及びM22の磁気サイクルによって熱発生器90と異なる。実際には、示す1次回路のP100において、磁気熱量要素は直列に接続され、1次流体又はアクチュエータ3を変位するための手段は、2つの対向する方向に対する1次流体の交互の変位を保証する。1次流体は、磁気熱量要素M11、M12、M21、及びM22が脱磁状態にあるとき、低温側Fに向かって磁気熱量要素M11、M12、M21、及びM22を通過し、磁気熱量要素M11、M12、M21、及びM22が磁化状態にあるとき、高温側Cに向かって磁気熱量要素M11、M12、M21、及びM22を通過する。バイパスパイプの注入ポイントI12及びI13は、この変形において同じ磁化状態にある磁気熱量要素M11とM21との間及びM12とM22との間に配置される。
図12A及び12Bに示す磁気熱量熱発生器110は、熱発生器90に関して述べた利点と同じ利点を提示する。熱発生器110は、バイパスパイプD14及びD15の注入ポイントI14及びI15の配置によって熱発生器90と異なる。実際には、各注入ポイントI14及びI15は、高温段階Eの磁気熱量要素M11と高温交換ゾーンZC6との間、及び、高温段階Eの磁気熱量要素M22と高温交換ゾーンZC6との間に配置される。したがって、各注入ポイントI14及びI15は、1次回路内の低温交換ゾーンZF11内でその温度が上昇した1次流体を、加熱を受けた1次流体がそこから出て高温交換ゾーンZC6に向かって流れる磁気熱量要素M21又はM22の出口で注入することを可能にする。ここでも同様に、一次流体の温度に対する熱交換の影響は減少し、そのことが、熱発生器110効率を減少させることなく、低温交換ゾーンZF11内での熱交換を達成することを可能にする。
もちろん、本発明による磁気熱量熱発生器10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110は、幾つかの1次回路を備える可能性がある。更に、これらの1次回路は、添付図に示すものと異なる多数の磁気熱量要素を備える可能性がある。
更に、磁気熱量要素M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、及びM224の形状は、長方形部品に限定されない。別の形状が考慮される可能性がある。更に、全ての磁気熱量要素は、互いに直列に取付けられた又は流体接続された幾つかの部品で作られる可能性がある。
本説明は、本発明が、規定された目的に達することを可能にする、すなわち、磁気熱量熱発生器10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110の低温側F又は高温側Cで、熱発生器の効率を最適化しながら熱発生器の動作を乱すことなく、重要な熱交換を達成することを可能にすることを明確に示す。
熱発生器並びに本発明による方法は、例えば、加熱、空気調節、テンパリング、冷却等の領域のような全ての熱領域において、しかし、それらに限定することなく、競合コストでかつ低減された空間要件によって、用途を見出す可能性がある。
本発明は、述べた実施形態の例に限定されるのではなく、添付請求の範囲に規定される保護範囲内に留まりながら、当業者に明らかなあらゆる修正および変形にも拡張される。

Claims (14)

  1. 磁気熱量熱発生器(10、20、30、40、50、60、70、80)において、前後に交互に流れる1次流体と呼ばれる熱伝達流体によって、磁気熱量要素(M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224)に流体接続する少なくとも1つの1次回路(P10、P20、P30、P40、P50、P60、P70)を備え、前記磁気熱量要素(M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224)は、磁気システム(2)であって、各磁気熱量要素(M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224)において、磁気加熱相と磁気冷却相を交互に生成する、磁気システム(2)の可変磁界を受け、前記1次回路は、低温側(F)及び高温側(C)を備え、前記低温側(F)及び高温側(C)において、磁気熱量要素(M11、M12;M111、M112等M21、M22、M223、M224)は互いに流体接続される、磁気熱量熱発生器(10、20、30、40、50、60、70、80)であって、
    前記1次回路の前記高温側(C)及び前記低温側(F)は、少なくとも1つのバイパスパイプ(D、D、D、D、D、D、D、D、D、D10、D11)によって注入ポイント(I、I、I、I、I、I、I、I、I、I10、I11)と呼ばれる前記1次回路の別のポントに接続された少なくとも1つの出口ポイント(S、S、S、S、S、S)を備え、前記1次流体が、前記出口ポイント(S、S、S、S、S、S)から前記注入ポイント(I、I、I、I、I、I、I、I、I、I10、I11)向かってだけ変位されることを可能にすることを特徴とする、熱発生器。
  2. 前記磁気熱量要素(M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224)は、少なくとも2つの段階(E、E、E10、E20)に分配されること、及び、前記段階(E、E10)の一方の段階の前記磁気熱量要素(M11、M12;M111、M112)は前記低温側(F)で互いに流体接続され、前記段階(E、E20)の別の段階の前記磁気熱量要素(M21、M22、M223、M224)は前記高温側(C)で互いに流体接続されることを特徴とする、請求項1に記載の熱発生器。
  3. 前記バイパスパイプ(D、D、D、D、D、D、D、D、D、D10、D11)は、少なくとも1つの熱交換ゾーン(ZF1、ZF2、ZF3、ZF4、ZF5、ZF6、ZF7、ZF8、ZF9、ZF10、ZF11)によって2次回路(6)に熱接続されることを特徴とする、請求項1から2のいずれか1項に記載の熱発生器。
  4. 前記熱交換ゾーン(ZF1、ZF2、ZF3、ZF4、ZF5、ZF6、ZF7、ZF8、ZF9、ZF10、ZF11)は、前記1次流体と前記2次回路(6)の2次流体との間で逆流変位を達成するように設計されることを特徴とする、請求項3に記載の熱発生器。
  5. 前記熱交換ゾーン(ZF1、ZF2、ZF3、ZF4、ZF5、ZF6、ZF7、ZF8、ZF9、ZF10)は、前記1次流体と前記2次回路(6)の前記2次流体との間で並流変位を達成するように設計されることを特徴とする、請求項3に記載の熱発生器。
  6. 前記熱交換ゾーン(ZF1、ZF2、ZF3、ZF4、ZF5、ZF6、ZF7、ZF8、ZF9、ZF10)は、前記1次流体と前記2次回路(6)の前記2次流体との間で交差流変位を達成するように設計されることを特徴とする、請求項3に記載の熱発生器。
  7. 前記バイパスパイプ(D、D、D、D、D、D、D、D、D、D10、D11)は、前記バイパスパイプ内で循環する前記1次流体の流量を調整するためのデバイス(5)を備えることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の熱発生器。
  8. 前記少なくとも1つの出口ポイント(S、S、S、S、S、S)は、前記1次回路の前記低温側(F)に位置付けられることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の熱発生器。
  9. 前記少なくとも1つの出口ポイントは、前記1次回路の前記高温側(C)に位置付けられることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の熱発生器。
  10. 前記注入ポイント(I、I、I、I、I)は、前記1次回路の前記高温側(C)に位置付けられることを特徴とする、請求項8に記載の熱発生器。
  11. 前記注入ポイントは、前記1次回路の前記低温側(F)に位置付けられることを特徴とする、請求項9に記載の熱発生器。
  12. 前記注入ポイント(I、I、I11、I12、I13)は、前記磁気熱量要素(M11、M12、M21、M22、M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224)の前記2つの段階(E、E、E10、E20)の間に位置付けられることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の熱発生器。
  13. 前記注入ポイント(I、I)は、各段階(E10、E20)の連続する磁気熱量要素(M111、M112、M113、M114、M221、M222、M223、M224)の間に位置付けられることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の熱発生器。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の磁気熱量熱発生器によって2次流体と呼ばれる流体を冷却するための方法であって、方法は、前記2次流体が循環する前記2次回路を少なくとも1つの熱交換ゾーン(ZF1、ZF2、ZF3、ZF4、ZF5、ZF6、ZF7、ZF8、ZF9、ZF10、ZF11)によって前記磁気熱量熱発生器のバイパスパイプ(D、D、D、D、D、D、D、D、D、D10、D11)に熱接続すること、及び、前記2次流体を前記2次回路内で連続して循環させることであることを特徴とする、方法。
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