JP2012520162A - 脱毛装置 - Google Patents

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フリーダー、グリーシャバー
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ブラウン ゲーエムベーハー
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Abstract

本発明は、第1のクランプ面(12c)を有する第1のクランプ要素(12a)と、第2のクランプ面(12d)を有する第2のクランプ要素(12b)と、第1の閉位置において、第1のクランプ面(12c)と第2のクランプ面(12d)との間の距離(d)を画定するための、少なくとも1つのスペーサ(13;13a;13b)と、を含み、第1のクランプ要素(12a)及び第2のクランプ要素(12b)は、第1のクランプ面と第2のクランプ面との間の隙間に1本又は複数本の毛髪が入ることができる開位置と、第1の閉位置と、の間で移動可能であるように配置されている、脱毛装置に関する。このような脱毛装置は、硬毛を引き抜くのに特に適している一方で、顔の皮膚領域に特異的に存在する軟毛は、距離(d)に関連するその厚さが小さいという理由から、引き抜かれる。

Description

本発明は、脱毛装置に関し、特に、第1のクランプ要素と第2のクランプ要素とを有する脱毛装置に関し、作動中、第1のクランプ要素及び第2のクランプ要素は、1本又は複数の毛髪が第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間の隙間に入ることができる開位置と、毛髪が第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間に挟まれる閉位置と、の間で移動可能である。
最初の段落による脱毛装置は、当該技術分野において既知である。手動で作動可能な毛抜きは、例えば、顔の毛をむしろ個別に除去するために使用される。動力駆動の機械的な脱毛装置が既知であり、例えば、国際公開特許第WO 2006/037392(A1)号は、モータ駆動式脱毛ヘッドを備える脱毛装置を記載しており、当該ヘッドはいくつかの毛抜きユニットを有しており、当該毛抜きユニットはそれぞれ、脱毛装置の作動中にクランプ接触状態になる第1のクランプ要素と第2のクランプ要素とを有する。
国際公開特許第WO 2006/037392(A1)号
既知の装置の欠点は、顔は身体のうちではるかにデリケートな部位であるにもかかわらず、顔の毛の除去が、脚に生える毛の除去と全く同じやり方で行われるということである。
このため、顔の毛の脱毛に特に適した脱毛装置を提供することが望ましい。
上述の要望を満たすこのような脱毛装置は、独立請求項1の主題によって定義される。更なる実施形態が、従属の請求項によって定義される。
提案される脱毛装置は、第1のクランプ面を有する第1のクランプ要素と、第2のクランプ面を有する第2のクランプ要素と、を含む。脱毛装置は、複数の対の第1のクランプ要素及び第2のクランプ要素を含んでもよい。第1のクランプ要素及び第2のクランプ要素は、第1のクランプ面と第2のクランプ面との間の隙間に毛髪が入ることができる開位置と、第1の閉位置と、の間で移動可能であるように配置されている。脱毛装置は、第1の閉位置において、第1のクランプ面と第2のクランプ面との間の距離を画定するための、1つのスペーサを更に含む。
上記説明による脱毛装置により、濃い毛髪(硬毛)のみを選択的に引き抜き、薄い毛髪(具体的には軟毛)を皮膚に残すことが可能になる。特に、顔の脱毛において、このことは、薄くて低色素性の軟毛が皮膚に残存した状態で、濃くて通常は色素性の硬毛を除去することが可能になる。これにより、脱毛中の引き抜きによる痛みが少なくなり、引き抜かれない軟毛(「産毛」とも呼ばれる)に起因して、顔の皮膚の自然でビロードのような外観が維持される。このように、脱毛装置は、毛髪の選択的引き抜きを行う。
一実施形態では、スペーサによって画定される距離は、約5マイクロメートル〜約40マイクロメートルの範囲内にある。特に、この距離は、約10マイクロメートル〜30マイクロメートルにある。この実施形態のある実現形態では、2つのクランプ面の間で画定される距離は、約10マイクロメートル、約15マイクロメートル、約20マイクロメートル、約25マイクロメートル、又は約30マイクロメートルに設定される。この距離は、第1のクランプ面と第2のクランプ面との間の最小距離であることを理解されたい。距離は、第1のクランプ面と第2のクランプ面との間で一定であるべきではなく、具体的には、第1のクランプ面及び第2のクランプ面は、ある部分では、より大きな距離で分離されていてもよい。最小距離は、第1のクランプ面及び第2のクランプ面の効果的クランプ全幅にわたって延びる線について、本質的に達成されるべきである。
別の実施形態では、スペーサは、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素の上に存在する少なくとも高台部又は隆起部分によって実現される。2つ以上のこのようなスペーサが存在する場合、1つのスペーサは、第1のクランプ要素の上に形成されてもよく、別のスペーサは、第2のクランプ要素の上に形成されてもよい。次に、スペーサが配置されて、これらスペーサが一緒に第1の閉位置の距離を画定する。この実施形態の改良版では、スペーサは、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素の一体の一部分として実現されてもよい。この実施形態の別の改良版では、スペーサは、第1のクランプ要素又は第2のクランプ要素に貼付けられる(接合される)箔又は薄いシートによって形成されてもよい。これは、比較的簡単で費用効率の高いスペーサの実現形態である。
更なる実施形態では、スペーサは、第1のスペーサ位置と第2のスペーサ位置との間で移動可能であるように配置される。第1のスペーサ位置において、第1のクランプ要素及び第2のクランプ要素は第1の閉位置を達成し、第1の閉位置では、第1のクランプ面と第2のクランプ面との間に距離が維持される。その結果、第1のクランプ面と第2のクランプ面との間のクランプがきつくなるのが阻止される。第2のスペーサ位置において、第1のクランプ要素及び第2のクランプ要素は第2の閉位置を達成し、第2の閉位置では、第1のクランプ面及び第2のクランプ面が密接なクランプ接触状態になり、距離は維持されない。スペーサを移動可能に配置することによって、ユーザーは脱毛装置を、脱毛装置が毛髪を選択的に引き抜くモードと、脱毛装置が標準様式で機能するモードと、の間で切り替えることができる。明らかに、第2の閉位置では、第1のクランプ面と第2のクランプ面との間に残余距離が維持され、この残余距離は、例えば、第1のクランプ要素及び第2のクランプ要素の平坦性の表面粗さ及び/又は許容誤差に起因する。このような残余距離は、数マイクロメートルを超えて増加せず、例えば、2マイクロメートル又は3マイクロメートルの距離が維持され得る。
先の実施形態の改良版では、脱毛装置は、第1のスペーサ位置と第2のスペーサ位置との間でスペーサを移動させるための、スペーサ作動ユニットを含む。
更なる実施形態では、脱毛ユニットは、第1のクランプ要素及び第2のクランプ要素を開位置と第1の閉位置との間で移動させるための作動ユニットを含む。
一実施形態では、脱毛装置は、電動脱毛装置、具体的には、電動のモータ駆動式脱毛装置である。
本発明は、様々な実施形態の詳細な説明により、及び図を参照して更に明らかにされる。図中、
提案される脱毛装置の概略図。 クランプ要素及びスペーサの第1の実施形態を示す、脱毛ヘッドの脱毛シリンダーの一部の概略図。 調整可能なスペーサの概略図。 第1の閉位置にある、協働するクランプ要素の一対の第2の実施形態の上面図。 図4Aに示される第2の実施形態による第1のクランプ要素の正面図。 第1の閉位置にある、協働するクランプ要素の一対の第3の実施形態の上面図。 図4Cに示される第2の実施形態による第1のクランプ要素の正面図。
図1は、当該技術分野において一般的に既知である脱毛装置1の概略図である。脱毛装置1は、ハウジング2と、ハウジング2に着脱可能に取り付けられたヘッド部10とを含む。ハウジング2内部には、(再充電可能な)電池(例えば、ニッケルカドミウム電池又はLiイオン蓄電池)などのエネルギー源30、及びエネルギー源30に連結されるモータ20が配置される。この概略実施形態では、モータ20は、伝達歯車22と噛み合う歯車21を駆動する。ヘッド部10は脱毛シリンダー11を含み、この脱毛シリンダー11は、一点鎖線で示されているその長手方向軸Aを中心に回転するように設けられる。ヘッド部10がハウジング2に取り付けられると、伝達歯車22は、脱毛シリンダー11に連結された歯車23と噛み合う。作動中、回転運動は、歯車21、22、及び23の噛み合い構成を介して、モータ20から脱毛シリンダー11に伝達される。脱毛シリンダー11は、それぞれが第1のクランプ要素12aと第2のクランプ要素12bとを含む、複数のクランプユニット12を含み、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bは、当該技術分野において既知であるように、毛髪を挟むように互いの方に向けて、及び分離して第1のクランプ要素12aと第2のクランプ要素12bとの間の隙間に毛髪が送り込まれるのを可能にするように、繰り返し移動する。第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bの繰り返されるクランプ運動は、脱毛シリンダー11が回転している状態で影響を受ける。記載されるような脱毛シリンダー11は、例えば、欧州特許第0 921 744(B1)号の中でより詳細に論じられており、当該特許は参照により本明細書に組み込まれる。第1のクランプ要素及び第2のクランプ要素が脱毛シリンダーの全直径にわたって延びない脱毛シリンダーの別の実現形態が、例えば、国際特許出願第2006/037392(A1)号に記載されており、当該特許出願もまた、参照により本明細書に組み込まれる。脱毛シリンダー11の具体的な実現形態は、その実現形態が、作動の際に第2のクランプ要素12bとクランプ接触する第1のクランプ要素12aを含むが、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bのうちの一方が、例えば、固定して取り付けられた要素として、又は更には脱毛シリンダー11自体の一体の一部分(例えば、脱毛シリンダー11内の開口の壁要素)として実現される限り、本出願には関連しない。
図2は、提案される脱毛装置の例示的な脱毛シリンダー11の一部、及び図1に示されるヘッド部10の中に同様に位置決めされる作動ユニット14の概略図である。図2は、欧州特許第0 921 744(B1)号に記載されている脱毛シリンダーの概略図であり、当該特許の対応の内容は、参照により本明細書に組み込まれるものとする。説明を簡単にするために、脱毛シリンダー11の外側表面19が、点線で示されている。脱毛シリンダー11の図示された部分は、互いに対して向かい合って配置された2対の第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bを有する。この2組の第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bのそれぞれは、主として同様に配置されかつ作動されるので、かかる対の一方のみが、より詳細に説明される。欧州特許第0 921 744(B1)号に記載されるように、後続する対の第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bは、円周方向に互いに対して角度を付けられてもよい。第1のクランプ要素12aは、脱毛シリンダー11にわたって延び、枢着部16を中心に回転可能となるように、中心軸17に取り付けられる。枢着部16は、この場合も先と同様に一点鎖線によって示される長手方向軸A上に位置決めされる。第2のクランプ要素12bもまた、脱毛シリンダー11にわたって延びるが、固定して取り付けられない。
作動ユニット14はベースプレート14aを含み、ベースプレート14aには、加圧プレート14cに力を及ぼすバネ要素14bが取り付けられ、この加圧プレート14cは、脱毛シリンダー11内に取り付けられた作動要素14dに順次作用する。作動中に脱毛シリンダー11が方向Rに回転すると、脱毛シリンダー11内の空洞の中に設けられた作動要素14dが、加圧プレート14cの表面上で摺動する。バネ要素14bによって、加圧プレート14cは、図2において上部の作動要素14dに関して示されているように、作動要素14を脱毛シリンダーに押し込む。このため、作動要素14dは、次に、第1のクランプ要素12aに作用を及ぼし、その結果、第1のクランプ要素12は、矢印Sで示される旋回方向に、枢着部16を中心に旋回する。例えば、欧州特許第0 921 744(B1)号に記載されているような既知の装置では、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bは、次に、密接にクランプ接触した状態になり、対応の第1のクランプ要素12aの第1のクランプ面12cと、第2のクランプ要素12bの第2のクランプ面12dとは、隙間なしに互いに接触し合う(第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間に1本の毛髪又は数本の毛髪がクランプされる場合には、隙間が生じるが、クランプされた毛髪がない場合は、隙間は維持されないことになる)。提案される脱毛装置では、スペーサ13が、第1のクランプ要素12aと第2のクランプ要素12bとの間に配置されるので、(最小)幅dを有する隙間18が、第1のクランプ面12cと第2のクランプ面12dとの間に維持される。幅dが、約5マイクロメートル(μm)〜40μmの範囲内、又は特に10μm〜30μmの範囲内にあるように選択される場合、典型的な直径が30μmを下回る軟毛は効果的にクランプされず、したがって、通常は皮膚から引き抜かれない。上で定義された距離dが、第1のクランプ面と第2のクランプ面との間に維持されたとしても、軟毛よりも大きな直径を有する硬毛だけが、効果的にクランプされる。女性の硬毛の典型的な直径は、約60μm±20μm(毛髪は、約1.2〜1.7の典型的な楕円率を有する)であるので、例えば、閉位置において、この一対のクランプ要素12aと12bとの間に距離d=30μmが維持される場合、典型的な硬毛は効果的にクランプされて、そのため皮膚から引き抜かれる。その結果、可視的かつ非審美的な色素沈着を有することの多い硬毛のみが、皮膚から引き抜かれる。残存する軟毛によってもたらされる皮膚の自然な(ビロードのような)印象が維持される一方で、非審美的な印象を有すると考えられる硬毛は除去される。
図3は、図2にも示されている、一対の第1のクランプ12a及び第2のクランプ12bの概略図であるが、移動可能なスペーサ13を備える。スペーサ13は、それぞれ、点線で示される第1のスペーサ位置(第1のスペーサ位置にあるスペーサ13の効果は、スペーサがその第1のスペーサ位置にある図2を参照して論じられた)から第2のスペーサ位置まで、矢印B又はB’で示される方向にそれぞれ移動可能である。その第2のスペーサ位置にあるスペーサ13が、図3において実線で示されている。第2のスペーサ位置では、閉位置において、第1のクランプ要素12aの第1のクランプ面12cと、第2のクランプ要素12bの第2のクランプ面12dとの間の距離をスペーサ13がもはや画定しない位置まで、スペーサ13を移動させている。図3に示されるこの第2の閉位置では、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bは、互いに緊密な(又は密接な、即ち隙間のない)クランプ接触状態になる。したがって、移動可能なスペーサ13を備える実施形態では、ユーザーは、脱毛装置を、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bが隙間のないクランプ接触(第2の閉位置)状態になる通常の様式で使用すべきか、又は第1の閉位置において第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bが距離を画定するスペーサ13によって互いに離間する特定の顔脱毛の様式で使用すべきかを、決定することができる。
代替の実施形態では、スペーサは、中心軸17の周囲に配置される支持シリンダーに固定して取り付けられるディスク上の、角度的に及び半径方向に制限された高台部として実現され得る。図2に示される実施形態では、支持シリンダーは、そこを通ってクランプ要素が延びる開口を有する。ディスクはそれぞれ、一対の第1のクランプ要素12aと第2のクランプ要素12bとの間の支持シリンダーまで、垂直に延びる。この支持シリンダーを、中心軸17を中心にしてある角度だけ回転させることにより、固定して取り付けられたディスクもまた回転し、それにより高台部は、クランプ要素12a、12bが、第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間の距離dをもはや画定しないように、クランプ要素12a、12bの外側で回転する。したがって、ディスクが固定して取り付けられたシリンダーを回転させることによって、ユーザーが第1のスペーサ位置を切り替えることができるようにするスペーサ作動ユニットが設けられ、第1のスペーサ位置では、ディスク上の高台部として実現されたスペーサは、第1の閉位置が達成されるように第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間の距離を画定し、第2のスペーサ位置では、ディスク上の高台部として実現されたスペーサは、第2の閉位置が達成されるように第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間の距離をもはや画定しない。
別の実施形態では、スペーサはまた、中心軸17に取り付けられるディスク上に形成される可動要素として提供され、当該ディスクは、それぞれ、一対の第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間で延びる。可動要素は、少なくとも第1のスペーサ位置の間で移動可能であるように、ディスク上に配置され、第1のスペーサ位置では、可動要素は、第1の閉位置が達成されるように第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間の距離を画定し、第2のスペーサ位置では、高台部として実現されたスペーサは、第2の閉位置が達成されるように第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間の距離をもはや画定しない。例えば、可動要素として実現されたスペーサは、アンダーカット溝の中を誘導され得、アンダーカット溝の中には、第1及び第2のスペーサ位置がスナップ嵌め用凹所によって画定されており、可動要素は溝の中に移動すると、スナップ嵌め用凹所に嵌り込む。
図4Aは、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bの例示的な実施形態の皮膚接触側の概略上面図であり、図4Bは、図4Aに示される例示的な実施形態における、第1のクランプ要素12aの頂部領域のクランプ面の正面図である。図4Aは、第1の閉位置にある第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bの皮膚接触側を示す。スペーサ13aは、第1のクランプ要素12aの製造プロセスにおいて2つのスペーサ13aの間の材料を除去することによって、第1のクランプ要素12aの一体の部分(複数)として実現される。材料の除去工程は、ミリング、研削、エッチング又は任意のその他の好適な技術によって行われ得る。その結果、第1のクランプ要素の第1のクランプ面12c、及び第2のクランプ要素12bの第2のクランプ面12dは、第1の閉位置において隙間18が維持されるように、距離dだけ離間する。スペーサ13aが存在するクランプ要素の側面は、作動中にカバーされる又は被覆され得、第1の閉位置において依然として隙間のない接触状態になる第1及び第2のクランプ要素の側面によって、軟毛が挟まれないように及び引き抜かれないようにする。このようなカバーは、図4Aにおいて点線で示されている。
前述の脱毛シリンダーの実施形態では、(例えば、図2に示されるように)第1のクランプ要素12aを枢着部16を中心に旋回させることによって、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bは第1の閉位置に至る。第1の閉位置において、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bは、したがって、互いに対して角度付けされている。したがって、角度付けされた構成は、第1のクランプ要素12aと第2のクランプ要素12bとの間の、皮膚接触面から中心軸17までの高さ方向の距離の増加をもたらすので、第1のクランプ要素12aの第1のクランプ面12cは、クランプされる可能性のある毛髪の全長にわたって第1のクランプ要素12aの材料を除去することによって実現される必要はない。図4Bに示されるように、材料が除去された領域は、高さ方向に限定されている。正確な寸法は、具体的な実施形態によって決まる。
脱毛シリンダーの別の実施形態では、第1及び第2のクランプ要素の一方を旋回させることなくこれらを一緒に押すことによって、即ち、これらを共に直線的に移動させることによって、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bは、第1の閉位置に至る。このような実施形態では、材料が除去された領域は、第1のクランプ要素と第2のクランプ要素との間に送り込まれる典型的な軟毛と、高さ方向において同じ長さになるように、設計される。
図4Cは、第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bの別の例示的な実施形態の皮膚接触側の概略上面図であり、図4Dは、図4Cに示される例示的な実施形態における、第1のクランプ要素12aの頂部領域のクランプ面の正面図である。この実施形態では、スペーサ13bは高台部分によって実現され、具体的には、第1のクランプ要素12aの基材シート材料に接着剤で接着された、溶接された、又は別様に接合された薄い金属箔又はプラスチック箔によって実現されてもよい。図4Cに示される第1の閉位置において、第1のクランプ要素12aの第1のクランプ面12c、及び第2のクランプ要素12bの第2のクランプ面12dは、隙間18が維持されるように、距離dだけ離間する。第1のクランプ要素12a及び第2のクランプ要素12bの側面は、これらの面が隙間のない接触状態になるときに毛髪がクランプされないように、図4Cにおいて点線で示されるように、作動中にカバーされ得る。
図4A〜4Dに示される実施形態は、本発明を制限するものとして解釈されるべきではない。具体的には、クランプ要素の一体の部分(複数)として、又はクランプ要素に接合された箔若しくは薄いシートとして実現されるスペーサ13a、13bは、第1のクランプ要素及び/又は第2のクランプ要素上で実現され得、また第1及び第2のクランプ要素のクランプ面上の任意の他の部分に設置され得る。特に、皮膚接触側が部分的に密接なクランプ接触をしないように、したがって、これらの部分の軟毛のクランプを回避するためにカバーを取り除くことができるように、スペーサは、クランプ要素の皮膚接触面に対してより遠位の部分において実現され得る。
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に規定がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図している。

Claims (9)

  1. 第1のクランプ面(12c)を有する第1のクランプ要素(12a)と、
    第2のクランプ面(12d)を有する第2のクランプ要素(12b)と、
    前記第1の閉位置において、前記第1のクランプ面(12c)と前記第2のクランプ面(12d)との間の距離(d)を画定するための、少なくとも1つのスペーサ(13;13a;13b)と、を含み、
    前記第1のクランプ要素(12a)及び前記第2のクランプ要素(12b)は、前記第1のクランプ面と前記第2のクランプ面との間の隙間に1本又は複数本の毛髪が入ることができる開位置と、第1の閉位置と、の間で移動可能であるように配置されている、脱毛装置。
  2. 前記距離(d)が、約5マイクロメートル〜約40マイクロメートル、特に約10マイクロメートル〜約30マイクロメートルの範囲内にある、請求項1に記載の脱毛装置。
  3. 前記スペーサ(13;13a;13b)が、前記第1のクランプ要素(12a)又は前記第2のクランプ要素(12b)上に存在する、少なくとも1つの高台部又は隆起部分によって形成される、請求項1又は2に記載の脱毛装置。
  4. 前記スペーサ(13;13a;13b)が、前記第1のクランプ要素(12a)又は前記第2のクランプ要素(12b)の一体の一部分である、請求項3に記載の脱毛装置。
  5. 前記スペーサ(13;13a;13b)が、前記第1のクランプ要素(12a)又は前記第2のクランプ要素(12b)に貼付けられる箔又は薄いシートである、請求項3に記載の脱毛装置。
  6. 前記スペーサ(13)が、移動可能であるように配置され、かつ、作動中に前記第1の閉位置が達成される第1のスペーサ位置と、作動中に第2の閉位置が達成される第2のスペーサ位置と、を有し、
    前記第2の閉位置において、前記第1のクランプ面(12c)及び前記第2のクランプ面(12d)が、本質的に互いの間に距離(d)がない状態で互いにクランプ接触される、請求項1に記載の脱毛装置。
  7. 前記第1のスペーサ位置と前記第2のスペーサ位置との間で、前記スペーサ(13)を移動させるための、スペーサ作動ユニットを更に含む、請求項6に記載の脱毛装置。
  8. 前記開位置と前記第1の閉位置との間で、前記第1のクランプ要素(12a)及び前記第2のクランプ要素(12b)を移動させるための、作動ユニット(14a、14b、14c、15、20、21、22)を更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の脱毛装置。
  9. 前記脱毛装置が電動脱毛装置である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の脱毛装置。
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