JP2012519088A - 両端に小身を備える往復刃鋸ブレード及びそれに関連する方法 - Google Patents

両端に小身を備える往復刃鋸ブレード及びそれに関連する方法 Download PDF

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Abstract

往復刃鋸ブレードの第1端部に第1小身、第2端部に第2小身を設ける。第1及び第2小身はいずれも往復刃鋸のチャックに連結可能であり、そのいずれかがチャックに連結される。その往復刃鋸ブレードの鋸目は、その第1端部付近から第2端部付近に亘る略均一な鋸目である。往復刃鋸のチャックに第1小身を連結すると鋸身の第1端部がその往復刃鋸に固定される一方第2小身が本ブレードの自由端を占めその往復刃鋸による駆動で往復運動させうるようになり、また往復刃鋸のチャックに第2小身を連結すると鋸身の第2端部がその往復刃鋸に固定される一方第1小身が本ブレードの自由端を占めその往復刃鋸による駆動で往復運動させうるようになる。

Description

本発明は鋸ブレード、特に両端に小身(こみ)を備える往復刃鋸ブレード及びそれに関連する方法に関する。
既存の往復刃鋸ブレードは、一般に、躯体(鋸身)、鋸身の一辺に沿いある軸方向間隔で複数本の歯が並ぶ切断縁(鋸目)、並びに鋸目から見て鋸身の逆側に位置する辺に存する不稼働縁(背)を備えている。その手許側の端(元身)には、往復刃鋸のチャックに随時連結することが可能な箆状部分(小身)が設けられている。刃先側の端(末身)には小身がなく、往復刃鋸のチャックに連結することができない。そのため末身は自由端となる。鋸目は、その自由端の突端にかけて形成されている。
往復刃鋸は、往復刃鋸ブレードの元身に備わる小身のみを連結可能なチャックを備え、ワークピースを刳りつつ往復運動するよう元身側からブレードを駆動する手持ち式動力鋸である。往復刃鋸にはコード式、コードレス式等の種類がある一般的な電動機駆動型往復刃鋸のほか気圧駆動型往復刃鋸があり、またその往復駆動で発生させうる切断作用にはオービタル切断、リニア切断、アングル切断等がある。往復刃鋸はレシプロソー乃至ジグソー、往復刃鋸ブレードはレシプロブレード乃至ジグソーブレードと呼ばれることもある。ジグソーは、ハンドル及び短めで薄いブレードを備え、使用時にブレードを水平面沿いに動かせるよう構成されている。レシプロソーは、一般に、ジグソーのそれに類するブレード実装アセンブリを備えるが、長めのブレードと、鉛直面沿いに動かせる形態のハンドルとを備えている。往復刃鋸としては、Milwaukee Electric Tool CorporationがSawzall(商標)なるブランド名で販売しているものや、Porter−Cable CorporationがTiger Saw(商標)なるブランド名で販売しているものがよく知られている。往復刃鋸ブレードはこれらレシプロソー、ジグソー等の往復刃鋸で使用可能である。その使用に際しては、元身側が往復刃鋸のチャックに連結される一方、末身側がチャックに連結されず自由端となる。
チャックや小身は標準化乃至共通化されているので、往復刃鋸のユーザ等は、その摩耗が進んだときや他の用途向けのものに換装したいときに、往復刃鋸ブレードを容易に交換することができる。例えば、歯が細かいブレードは金属の切断に適するし、研磨性のブレードはタイルの切断に適する。同様に、長尺な汎用型のブレードは、乾式壁、木材、木の枝、更には爪に至るまで、様々な素材の切断に使用することができる。
ジグソー、レシプロソー等といった往復刃鋸の最も一般的で安全な使用形態は、往復刃鋸本体が安定化・低振動化するようそのフット乃至シューをワークピースに当接させ、ワークピースが刳られるようブレードを動力で押し引きさせる形態である。鋸身やワークピース自体をユーザが押し引きする必要はない。一般的な往復刃鋸ブレードの長さに比べ薄いワークピースが多く、また往復刃鋸ブレードのストロークが例えば約3/4〜5/4インチ程度と短いことから(1インチ=約0.025m)、往復刃鋸ブレードで摩耗が発生、進行する部分は限られる。鋸目のうち元身寄りにあり、フット乃至シューに隣接する部分である。この部分即ち主切断縁が摩耗しきった往復刃鋸ブレードは捨てざるを得ない。しかし、その時点では、末身寄り部分が摩耗しきっていないこと、即ちその摩耗寿命がかなり残っていることが多い。この問題は、特に、比較的高価な往復刃鋸ブレードや比較的高価な鋸目形成素材を使用している往復刃鋸ブレード、例えばカーバイドやダイアモンドを含むグリットでその鋸目が形成された往復刃鋸ブレードにて先鋭化する。
この問題への対策として、ブレード製造業者等は、従来から、ユーザ等の許で鋸目全体が活用され無駄やコストが抑制されるよう短めの往復刃鋸ブレードを提供している。しかしながら、短めの往復刃鋸ブレードではできることが限られ、厚手のワークピースをうまく取り扱うことができない。結局のところ、往復刃鋸のユーザ等は、ワークピース別の条件に合致するよう様々な長さの往復刃鋸ブレードを揃えることを余儀なくされる。これは、コストやブレード交換頻度の増加につながる。
米国特許第7174644号明細書
本発明の目的の一つは、従来技術で生じる上掲の難点乃至問題のうち1個又は複数個を解決することにある。
ここに、本発明の一実施形態に係る往復刃鋸ブレードは、往復刃鋸に備わる単一のチャックにその一端を連結すると他端が自由端になり、その状態で往復刃鋸により往復駆動される往復刃鋸ブレードであって、第1端部及び第2端部を有する鋸身と、鋸身の第1端部にあり往復刃鋸のチャックに連結することが可能な第1小身と、鋸身の第2端部にありやはり往復刃鋸のチャックに連結することが可能な第2小身と、鋸身の第1端部付近から第2端部付近に亘る略均一な鋸目と、を備える。本実施形態では、往復刃鋸のチャックに第1小身を連結すると鋸身の第1端部がその往復刃鋸に固定される一方第2小身が本ブレードの自由端を占めその往復刃鋸による駆動で往復運動させうるようになり、また往復刃鋸のチャックに第2小身を連結すると鋸身の第2端部がその往復刃鋸に固定される一方第1小身が本ブレードの自由端を占めその往復刃鋸による駆動で往復運動させうるようになる。
本実施形態では、例えば、その略均一な鋸目としてグリットで形成された鋸目を使用する。そのグリットとしてはカーバイド、ダイアモンド又はその双方を含むもの等を使用する。個々の小身は、例えば、小身本体と、小身本体からブレード長手方向に沿い外方に延びる小幅な小身茎と、を有し、本ブレードの対応する端部からブレード長手方向に沿い外方に延びる構成とする。
本実施形態では、或いは、第1小身又は第2小身の一部又は全体を容易に除去でき、その除去で突端付の自由端が鋸身に生じるように溝を形成する。その溝は、第1小身又は第2小身を除去すると鋸身に突端付の自由端が生じるよう概ね背と鋸目の間に形成する。或いは、第1小身、第2小身又はその双方の輪郭を形成する1本又は複数本の溝、並びにその溝から外方へと延びる尖頭部分を形成する。この構成では、手作業を通じ対応する溝の位置で尖頭部分を切り取ると使用可能な小身がそこに現れる。或いは、第1小身の輪郭を形成する1本又は複数本の第1溝、並びに鋸身の第2端部上で第2小身より内寄りを占める1本又は複数本の第2溝を形成する。この構成では、手作業を通じ対応する第2溝の位置で第2小身を切り取ると尖頭部分がそこに現れる。
本発明の他の実施形態に係る往復刃鋸ブレードは、往復刃鋸に備わる単一のチャックに一方の端部が連結され、自由端となる他方の端部が往復刃鋸による駆動を受け往復運動する往復刃鋸ブレードであって、第1端部及び第2端部を有する鋸身と、鋸身の第1端部にあり往復刃鋸のチャックに連結すると鋸身の第1端部が往復刃鋸に可動実装され第2端部が自由端となる第1手段と、鋸身の第2端部にあり往復刃鋸のチャックに連結すると鋸身の第2端部が往復刃鋸に可動実装され第1端部が自由端となる第2手段と、第1手段第2手段間に略均一な切断縁をもたらす第3手段と、を備える。本実施形態では、往復刃鋸のチャックに第1手段を連結すると鋸身の第1端部が往復刃鋸に固定される一方第2手段が往復刃鋸で往復運動させうる自由端となり、また往復刃鋸のチャックに第2手段を連結すると鋸身の第2端部が往復刃鋸に固定される一方第1手段が往復刃鋸で往復駆動可能な自由端となる。
本実施形態では、例えば、対応する切取線を境に本ブレードから手作業でその手段を切り取るとその切取線と同じかたちの突端が現れるよう、第1手段、第2手段又はその双方より内寄りに切取線を形成する。或いは、第1手段、第2手段又はその双方の輪郭を、対応する切取線を境に本ブレードから尖頭部分を切り取ると往復刃鋸のチャックに連結可能な第1手段、第2手段又はその双方が現れるよう、対応する尖頭部分内にある切取線によって形成する。
本実施形態では、例えば、その第1手段を第1小身、第2手段を第2小身、第3手段をグリット鋸目又は歯入れ鋸目とする。第2小身は、例えば第1小身とほぼ同じ構成とする。
本発明の他の実施形態に係る方法は、
(i)鋸身、第1端部及び第2端部、鋸身の第1端部に位置する第1小身、鋸身の第2端部に位置する第2小身、並びに鋸身の第1端部付近から第2端部付近に亘る略均一な鋸目を備える往復刃鋸ブレードを準備するステップと、
(ii)往復刃鋸ブレードの第1小身を往復刃鋸のチャックに装着する一方第2小身で往復刃鋸ブレードに第1自由端を発生させるステップと、
(iii)往復刃鋸ブレードの第1自由端を往復刃鋸による駆動で往復運動させるステップと、
(iv)往復刃鋸ブレードの第1小身を往復刃鋸のチャックから外しその第1小身で往復刃鋸ブレードに第2自由端を発生させる一方往復刃鋸ブレードの第2小身を往復刃鋸のチャックに装着するステップと、
(v)往復刃鋸ブレードの第2自由端を往復刃鋸による駆動で往復運動させるステップと、
を有する。
本実施形態では、例えば、
鋸目の第1領域即ち第1小身寄りの領域がワークピースに接触し第2領域に比べ高速で摩耗するステップをステップ(iii)中で、
鋸目の第2領域即ち第2小身寄りの領域がワークピースに接触し摩耗するステップをステップ(v)中で、
それぞれ実行するのが望ましい。
往復刃鋸ブレードの元身寄り部分、即ち往復刃鋸のチャック乃至シューに隣接していて主切断縁として使用される部分は、そのブレードの末身にある自由端に比べ高速で摩耗する。本発明によれば、そうした場合に、その往復刃鋸ブレードの小身をチャックから外し、反転即ち180°回転させ、そして他方の小身をチャックに差すことで、そのブレードのうち比較的未使用に近い部分を新たに主切断部分とすることができる。従って、本発明によれば、従来の往復刃鋸ブレードに比べかなり長い摩耗寿命を有する往復刃鋸ブレードが得られる。これは、特に、カーバイドやダイアモンドを含むグリットを使用したグリット鋸目等、比較的高価で長尺な鋸目を有する往復刃鋸ブレードで有益なことである。
本発明の一実施形態に係り、その一端に第1小身、他端に第2小身があり、両小身間に亘り略均一なグリット鋸目が存するレシプロソーブレードの側立面図である。 本発明の他の実施形態に係り、その一端に第1小身、他端に第2小身があり、両小身間に亘り略均一なグリット鋸目が存するジグソーブレードの側立面図である。 本発明の他の実施形態に係り、その一端に第1小身、他端に第2小身があり、両小身間に亘り略均一なグリット鋸目が存するジグソーブレードの側立面図である。 図1Aに示した往復刃鋸ブレードに備わる略均一な鋸目を詳示する部分拡大断面図である。 図1Aに示した往復刃鋸ブレードに備わる小身のうち一つを詳示する部分拡大側立面図である。 図1Bに示した往復刃鋸ブレードに備わる小身のうち一つを詳示する部分拡大側立面図である。 図3Cに示した往復刃鋸ブレードに備わる小身のうち一つを詳示する部分拡大側立面図である。 本発明の他の実施形態に係る往復刃鋸ブレードの部分拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係る往復刃鋸ブレード及びその略均一な鋸目の部分拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係り、それを境に第1小身及び第2小身を随時除去可能な溝が形成されている往復刃鋸ブレードの側立面図である。 本発明の他の実施形態に係り、一端側の溝を境に尖頭部分を除去すると使用可能な小身がその端に現れ、他端側の溝を境に小身を除去するとその端に突端が生じるよう、鋸身の端部付近に溝が形成されている往復刃鋸ブレードの側立面図である。
以下、別紙図面を参照し好適な実施形態に関し詳細に説明する。それを参照することにより、上述のものを含め本発明又はその好適な実施形態の目的及び効果がより明解に理解することができよう。
図1Aに、本発明の一実施形態に係りその両端に小身を備える往復刃鋸ブレードを示す。参照符号10はその全体を指し示している。上述の通り、往復刃鋸とは、鋸ブレードを随時連結可能なチャックその他の機構を備え、その機構を使用しそのブレードを往復駆動することが可能な鋸、例えばジグソーやレシプロソーのことである。ブレード10は、そうした往復刃鋸によって往復駆動され、前進する押しストロークと後退する引きストロークとを繰り返す。そのストロークそれぞれにて、ブレード10のポジションは最前進ポジション・最後退ポジション間で変化し、ワークピースはその変化に伴う切断作用を受ける。このとき、ブレード10は、その一端が往復刃鋸のチャックに連結され他端が自由端になっている状態で、当接先のワークピースを刳っている。
そのブレード10の鋸身11、特にその第1端部12Aには第1小身12Bがあり、第2端部14Aには第2小身14Bがある。図示の通り、第1端部12A側の小身12Bは鋸身11の一端にあり、図示しない往復刃鋸のチャックに連結することが可能である。同様に、第2端部14A側の小身14Bは鋸身11の他端にあり、やはり往復刃鋸のチャックに第1端部12Aに連結することが可能である。小身12B及び14Bは、ブレード10がレシプロソーに対しコンパチブルになるよう、即ちレシプロブレードになるよう構成されている。そのブレード10には更に鋸目16及び背18が形成されている。鋸目16は鋸身11の一辺に沿い端部12B・14B間に、また背18はその鋸目16から見て鋸身11の逆側の辺にある。具体的には、鋸目16が鋸身11の一端付近から他端付近に亘り略均一な鋸目(後述)、背18がその鋸目16に対し略平行な不稼働縁となっている。但し、本件技術分野で習熟を積まれた方々(いわゆる当業者)であれば本願における開示に基づき認識できる通り、背の向き、形状、構成等は、所望の切断動作等が実現されるよう必要に応じ変形することができる。
その第1小身12Bを往復刃鋸例えばレシプロソーのチャックに連結すると、第1端部12Aが往復刃鋸に固定される一方、その往復刃鋸ブレード10の第2端部14A乃至第2小身14Bによって、その往復刃鋸による駆動で往復運動させうる自由端が形成される。逆に、第1小身12Bの代わりに第2小身14Bを往復刃鋸のチャックに連結すると、第2端部14Aが往復刃鋸に固定される一方、そのブレード10の第1端部12A乃至第1小身12Bによって、その往復刃鋸による駆動で往復運動させうる自由端が形成される。即ち、ブレード10に備わる端部のうち、往復刃鋸のチャックに連結される端部は常に1個(12A又は14A)だけで、他の1個は、その往復刃鋸による駆動で往復運動し接触先のワークピースを刳る自由端となる。また、ブレード10は、その一端のみが往復刃鋸のチャックに連結された状態で駆動され、ワークピースが刳られるようその自由端が往復運動するので、スクロール鋸ブレード使用時等に比べ往復刃鋸を効率的に稼働させるには、ブレード10の鋸身11に十分な剛性を持たせねばならない。そのため、この例では、炭素鋼、バネ鋼等の金属を用い鋸身11を形成し、図1Aに示す長さLを約6〜12インチの範囲内、幅Wを約1/2〜3/2インチの範囲内、図2に示す厚みTを約25/1000〜75/1000インチの範囲内としている。
図1Aに示す通り、その鋸目16は、第1小身12B寄りを占めており第1主切断縁となる第1部分12Cと、第2小身14B寄りを占めており第2主切断縁となる第2部分14Cとを有している。この構成の長所は、一つには、その主切断縁(12C又は14C)が摩耗したときに、往復刃鋸ブレード10を往復刃鋸に対し反転させることで、他方の部分14C又は12Cを主切断縁にすることができる点にある。例えば、ブレード10の第1小身12Bがチャックに連結されているときには、そのブレード10の元身寄りにある第1部分12Cがブレード10の主切断縁となるので、ブレード10の自由端(14A)寄りにある第2部分14Cに比べ、第1部分12Cの方が多く損傷乃至摩耗するのが普通である。この現象は、ブレード10の元身寄り部分即ち往復刃鋸のフット乃至シューに隣接する部分が使用中に必然的にワークピースと接触すること、一般的なブレード長に比べワークピースが薄いこと、一般的な往復刃鋸のストローク長が割合に短いこと等、様々な要因によって発生する。それによって主切断縁たる第1部分12Cの損傷乃至摩耗が進んだら、往復刃鋸のチャックから第1小身12Bを外し、ブレード10を反転即ち180°回転させ、第2小身14Bをチャックに差し連結することで、第2部分14Cをブレード10の主切断縁にすればよい。その結果、ブレード10の摩耗寿命は、その一端にしか小身がない従来型の往復刃鋸ブレードに比べ顕著に延びることとなる。この効果が特に顕著となるのは、ダイアモンドその他のカーバイドを含むグリットを使用したグリット鋸目等、比較的高価な鋸目を有する往復刃鋸ブレードにこの構成を適用した場合である。
その鋸目16を形成するための切断要素20は、図示の通り、鋸身11の第1端部12A付近から第2端部14A付近に亘り略均一に分布している。鋸身11の一端から他端に亘り略均一にグリットを付着させ、それを切断要素20として使用してもよいし、鋸身11の一端から他端に亘り略均一なパターンで歯を入れ、それを切断要素20として使用してもよい。その鋸目16による反復的な切断作用をワークピースに及ぼすには、往復刃鋸を用い、往復刃鋸ブレード10を押し方向又は引き方向にストロークさせればよい。
同図では、この切断要素20が、鋸目16に付着した外来の素材乃至部材、例えばダイアモンド乃至カーバイドを含むグリットとして描かれている。グリットを切断要素20とする形態で実施する際には、ブレード10のどの端が往復刃鋸のチャックに連結されているかによらず、本ブレード10の押し・引き両ストローク間でワークピースへの切断作用の及ぼし方が略同一な鋸目16が生じるよう、方向性無しでグリットを付着させるとよい。略均一なパターンで歯を入れる形態で実施する際には、ブレード10のどの端が往復刃鋸のチャックに連結されているかによらず、本ブレード10の押し・引き両ストローク間でワークピースへの切断作用の及ぼし方が略同一な鋸目16が生じるよう、歯を方向性のない形状及び寸法にするとよい。それらの実施形態では、切断要素20の分布が鋸目16の全長に亘り略均一であるため、ブレード10の一端から他端に亘り略均一で方向性のない鋸目16が生じる。切断要素20によって形成される鋸目16が、鋸身11の一端から他端に亘り略均一で方向性のない鋸目16であるので、ブレード10に備わる端部12A及び14Aのうちいずれが往復刃鋸のチャックに連結されるか、またいずれが往復刃鋸のチャックに連結されず自由端となるかによらず、ワークピースに対し略同一の切断作用が及ぶことになる。言い換えれば、ワークピースに及ぶ切断作用が、第1小身12Bがチャックに連結されているときでも第2小身14Bがチャックに連結されているときでも略同一になる。
その切断要素20は、図2に示す通り前縁及び両側面に付着し鋸目16を形成している。鋸身11の両側面には、その鋸目16の長手方向に沿い延び且つその鋸目16から見て背側に拡がるよう、やや内方に窪んだ後退面22が形成されている。切断要素20、例えばダイアモンド乃至カーバイドを含むグリットは、その一端から他端に亘る均一な鋸目16が生じるよう、鋸身11の前縁及び後退面22に沿い略均一に付着しそこに固着される。鋸身11とその後退面22で形成される隅部21が切断要素20で完全に埋まらないため、この図の構成では切断要素20・隅部21間に隙間23が生じている。なお、いわゆる当業者であれば本願による開示に基づき認識できるように、鋸目16及びその上の切断要素20は、例示した構成及び素材に限らず、また現在既知であるか未知であるかを問わず、様々な形態、様々な素材で形成することができる。例えば、ダイアモンド鋸目、カーバイド鋸目を初めとする種々のグリット鋸目のほか、カーバイドチップ鋸目やバイメタル鋸目である。
他方、往復刃鋸ブレード10に備わる第1小身12B及び第2小身14Bは、図3Aに示す通りそれぞれ本体28を備えている。その本体28は、第1前縁30、第1側縁32及び第1背34を有している。前縁30は鋸身11の鋸目16と略平行で、そこから並進的に所定距離ずれている。このずれをもたらす顎36は、鋸目16の一端から図示の通り曲線状に延びている。顎36でもたらされるずれの度合いは、いわゆる当業者にとり既知な諸要因に従い設定するのが望ましい。側縁32は略直線状で、側縁32及び背34の双方に対し略垂直である。背34も前縁30と略平行で略直線状に延びており、好ましいことに顎36によって鋸身11の背18から所定距離ずらされている。小身本体28には、更に、自身を貫く小身孔38や、側縁32・背34間を結ぶ小身面取り40も設けられている。孔38を設けるのは、一つには、チャック等のクランプ装置に対するブレード10の連結乃至クランプ強度ひいては安全性を高めるためである。この連結は、相応の構成を有するクランプ装置を用い、スタッド、ピン等の連結要素を孔38に通すことで行われる。従って、孔38の大きさ、形状、位置、構成等は、種々のチャック乃至連結要素を容れうるように設定するのが望ましい。また、面取り40は小身本体28に備わる背34の一部であり、図示の通り略曲線状となっている。面取り40を設けるのは、一つには、チャック等の各種クランプ装置に小身本体28を効果的且つ効率的に差せるようにするためである。なお、いわゆる当業者であれば本願による開示に基づき認識できるように、ここで述べた特徴を有する小身は一例に過ぎない。本発明に係る往復刃鋸ブレードには、現在既知のものか未知のものかを問わず、様々な形状、様々な構成で小身を設けることができる。例えば、切断縁に対し斜交する小身、上掲の諸特徴のうち幾つかを別様の構成とした小身、上掲の諸特徴のうち幾つかを省略した小身、上掲のものに幾つかの特徴を追加した小身等である。
同図に示す通り、往復刃鋸ブレード10の小身本体28からは、それより狭幅な小身茎42が外方へと延びている。これは、往復刃鋸に備わる小身連結用の装置例えばチャックに収まる部分であり、第2前縁44、第2側縁46及び第2背48を有している。前縁44は、図示の通り小身本体28の前縁30と略平行でそれに連なっている。側縁46は略直線状で、前縁44や鋸目16に対し略垂直である。背48は、図示の通り小身本体28の背34から所定距離ずれている。そのずれの度合いは、いわゆる当業者にとり既知な諸要因に従い設定するのが望ましい。前縁30及び44、或いは小身本体28の背34や鋸身11の背18に対し、茎(なかご)42の背48はある所定の角度をなしている。図示の通りその角度を0にすること、即ち前縁30及び44に対し茎42の背48を略平行にすることも可能である。なお、いわゆる当業者であれば本願による開示に基づき認識できるように、ここで述べた特徴を有する小身茎は一例に過ぎない。本発明に係る往復刃鋸ブレードには、現在既知のものか未知のものかを問わず、様々な形状、様々な構成で小身茎を設けることができる。例えば、係属中の米国特許出願第11/106907号(出願日:2005年4月15日,名称:テーパ付小身茎を備える往復刃鋸ブレード(Reciprocating Saw Blade With Tapered Tang Stem),譲受人:本願出願人)に記載されている諸形態の小身乃至テーパ付小身茎である。この参照を以て、同出願の全内容を本願に組み込むことにする。
これら、往復刃鋸ブレードに備わる小身12B及び14Bは、上述の通りチャックに連結することが可能な寸法及び形状を有している。第1小身12Bや第2小身14Bは、例えば、広く用いられている往復刃鋸やチャックに対しコンパチブルな標準的乃至在来的小身(1/2インチ寸ユニバーサル小身等)にすることも、往復刃鋸用の特殊なチャック(早替えチャック等)に対しコンパチブルでそのチャックに随時連結可能な形状及び寸法にすることも、両者を互いに別種のチャック、別種の往復刃鋸等に適する別々の構成にすることも可能である。本発明は、これらの形態に限らず、また本件技術分野で既知か未知かを問わず、様々な構成の小身乃至チャックを包含するものである。
図1B及び図3Bに、本発明の他の実施形態に係る往復刃鋸ブレードを示す。参照符号110はその全体を指し示している。このブレード110は上述した往復刃鋸ブレード10とよく似ているので、その構成要素に係る参照符号としては対応部材のそれに符号「1」を冠したものを用いることにする。ブレード10に対するブレード110の主要な相違点は、ブレード110がレシプロソーではなくジグソーに対しコンパチブルになるよう第1小身112B及び第2小身114Bが構成されており、従ってブレード110がレシプロソーブレードではなくジグソーブレードとなっていることである。更に、小身112B及び114Bはジグソーブレード上に設けられることが多いt−シャンク型であり、ジグソー側にあるt−シャンクコンパチブルのチャックに随時連結することができる。
図3Bに示す通り、このブレード110の第1小身112B及び第2小身114Bは、めいめい、鋸身111から第1幅W1に亘り延びる第1部分170、そこから第2幅W2に亘り延びる第2部分172、並びにそこから第3幅W3に亘り延びる第3部分174を有している。第1部分170、第2部分172及び第3部分174は、いずれも、鋸目116や背118から所定距離ずれた位置を占め互いに略平行な複数の側縁を有している。第1部分170の側縁は、自部分170の幅W1が鋸身111の幅Wを下回るよう鋸目116及び背118から見て略均等に後退している。第1部分170の長さL1は概ね鋸身111の長さLを下回っている。第1部分170の側縁と鋸目116及び背118は第1顎169を介し連なっており、その顎169は鋸目116の一端に連なっている。図示の通り、第1顎169は、第1部分170の側縁の端や鋸目116及び背118の端で鋭角をなすよう直線状に延びている。第2部分172の側縁は、自部分172の幅W2が鋸身111の幅Wを下回り第1部分170の幅W1を上回るよう鋸目116及び背118から見て略均等に後退している。第2部分172の長さL2は第1部分170の長さL1を下回っている。第2部分172の側縁の端と第1部分170の側縁の端は第2顎171を介し連なっており、その顎171は図示の通り第1部分170の一端に連なり曲線状に延びている。第3部分174の側縁は、自部分174の幅W3が鋸身111の幅W及び第2部分172の幅W2を下回り第1部分170の幅W1を上回るよう鋸目116及び背118から見て略均等に後退している。第3部分174の長さL3は第1部分170の長さL1及び第2部分172の長さL2を上回っている。第3部分174の側縁の端と第2部分172の側縁の端は第3顎173を介し連なっており、その顎173は図示の通り第2部分172の一端に連なり曲線状に延びている。
第3部分174には更に窄まり側縁175が形成されている。図示の通り、それらの側縁175は、鋭角をなすよう第3部分174の側縁の端から端縁176の端まで直線的に後退している。その端縁176は鋸目116及び背118に対し略垂直であり、対応する小身112B又は114Bの突端となっている。窄まり側縁175を設けるのは、一つには、種々のチャックを初めとするクランプ装置にその小身112B又は114Bを効果的且つ効率的に差せるようにするためである。第3部分174には、更に、自身を貫く小身孔138が形成されている。この孔138を設けるのは、一つには、チャック等のクランプ装置に対するブレード110の連結乃至クランプ強度ひいては安全性を高めるためである。この連結は、相応の構成を有するクランプ装置を用い、スタッド、ピン等の連結要素を孔138に通すことで行われる。従って、孔138の大きさ、形状、位置、構成等は、種々のチャック乃至連結要素を容れうるように設定するのが望ましい。
図1C及び図3Cに、本発明の他の実施形態に係る往復刃鋸ブレード構成を示す。参照符号210はその全体を指し示している。このブレード210は上述した往復刃鋸ブレード10及び110とよく似ているので、その構成要素に係る参照符号としては対応部材のそれに符号「2」を冠したもの又は符号「1」を符号「2」に変えたものを用いることにする。ブレード10に対するブレード210の主要な相違点は、ブレード210がレシプロソーではなくジグソーに対しコンパチブルになるよう第1小身212B及び第2小身214Bが構成されており、従ってブレード210がレシプロソーブレードではなくジグソーブレードとなっていることである。また、ブレード110に対するブレード210の主要な相違点は、小身212B及び214Bがt−シャンク型のジグソー用小身ではなく、ユニバーサルシャンク型のジグソー用小身となっていることである。ユニバーサルシャンク型のジグソー用小身はジグソーブレードに設けられることが多いので、このジグソーブレードは、ジグソー側で多用される様々なチャックに随時連結することができる。
図3Cに示す通り、このブレード210に備わるユニバーサルシャンク型の第1小身212B及び第2小身214Bは、めいめい、鋸身211の背218から段差なく延びる背218’を有している。小身212B及び214Bは、鋸身211上の鋸目216と略平行でその鋸目216から所定距離ずれた位置にある前縁280も有している。そのずれをもたらす顎278は鋸目216の一端に連なっており、図示の通り曲線状に延びている。顎278でもたらされるずれの度合いは、いわゆる当業者にとり既知な諸要因に従い設定するのが望ましい。前縁280は略直線状であり、鋸目216に対し略平行に、またその先に連なる端縁282に対し略垂直に延びている。端縁282の中央には奥まった弧状部290、即ち鋸身211側に向かいその小身212B又は214B内に後退した部分が形成されている。また、このブレード210の小身212B及び214Bには、自身を貫く小身孔238も形成されている。この孔238を設けるのは、一つには、チャック等のクランプ装置に対するブレード210の連結乃至クランプ強度ひいては安全性を高めるためである。この連結は、相応の構成を有するクランプ装置を用い、スタッド、ピン等の連結要素を孔238に通すことで行われる。従って、孔238の大きさ、形状、位置、構成等は、種々のチャック乃至連結要素を容れうるように設定するのが望ましい。
図4Aに、本発明の他の実施形態に係る往復刃鋸ブレードを示す。参照符号310はその全体を指し示している。このブレード310は上述した往復刃鋸ブレード10とよく似ているので、その構成要素に係る参照符号としては対応部材のそれに符号「3」を冠したものを用いることにする。ブレード10に対するブレード310の主要な相違点は、まず、鋸身311の前縁乃至頂縁と側面が略平坦なことである。次に、鋸身311の前縁を覆う略平坦な前縁乃至頂縁325、並びに鋸身311の各側面に沿い前縁325から背側に延びる略平坦な側縁327が、切断要素320の略均一な付着によって形成されていることである。
図4Bに、本発明の他の実施形態に係る往復刃鋸ブレードを示す。参照符号410はその全体を指し示している。このブレード410上述した往復刃鋸ブレード10及び310とよく似ているので、その構成要素に係る参照符号としては対応部材のそれに符号「4」を冠したもの又は符号「3」を符号「4」に置き換えたものを用いることにする。ブレード10及び310に対するブレード410の主要な相違点は、まず、鋸身411の前縁乃至頂縁と側面が略平坦なことである。次に、鋸身411の前縁を覆う略平坦な前縁乃至頂縁425、並びに鋸身411の側面からはみ出し前縁乃至頂縁425より背側に延びるが鋸身411の側面には被さらない略平坦な側縁427が、切断要素420の略均一な付着によって形成されていることである。なお、いわゆる当業者であれば本願による開示に基づき認識できるように、ここで述べた切断要素は一例に過ぎない。本発明に係る往復刃鋸ブレードでは、現在既知のものか未知のものかを問わず、様々な形状、様々な構成の切断要素を用いることができる。例えば、上掲の諸特徴のうち幾つかを別様の構成とした切断要素、上掲の諸特徴のうち幾つかを省略した切断要素、上掲のものに幾つかの特徴を追加した切断要素等である。
図5に、本発明の他の実施形態に係る往復刃鋸ブレードを示す。参照符号510はその全体を指し示している。このブレード510は上述した往復刃鋸ブレード10とよく似ているので、その構成要素に係る参照符号としては対応部材のそれに符号「5」を冠したものを用いることにする。ブレード10に対するブレード510の主要な相違点は、鋸身511の端部に面するよう且つ背側に近づくにつれ対応する小身512B又は514Bから遠ざかるよう、ブレード510の鋸身511に溝550が形成されていることである。この溝550は、それに対応する鋭角点乃至突端554が形成されるよう、鋸目516から背518へと直線状に延びそれら鋸目516及び背518と鋭角をなしている。溝550は、鋸身511に所定の深さで形成された例えば略V字状断面の溝である。その深さは、例えばペンチを用いた手作業で溝550を境に隣接部分552を折り取ること又は切り取ることができるが、使用中に溝550の位置でブレード510が折れてしまわない程度の強度は保たれる、といった深さである。ブレード510の両側面に、ブレード510を挟み対をなすようその位置を揃えて複数本の溝550を設けてもよい。なお、いわゆる当業者であれば本願による開示に基づき認識できるように、溝550は、現在既知のものか未知のものかを問わず、様々な形状、様々な構成で設けることができる。
従って、この溝550は、鋸身511と対応する小身512B又は514Bとを分ける境界線になる。溝550と鋸目516との間に鋭角点乃至突端554が生じるよう溝550を鋸目516及び背518に対し斜交させてあるので、溝550は、鋸身511の一部分552即ち小身512B又は514Bに隣接する部分552(背518の一部分を含む)と、鋸身511の他の部分とを分ける境界線にもなる。ユーザは、使用に当たり、この溝550を挟み所定強度の力を加えることで、その溝550を境に往復刃鋸ブレード510を破断させることができる。即ち、対応する小身512B又は514B、並びに鋸身511のうちそれに隣接する部分552をそのブレード510から除去し、鋸目516上に鋭角点乃至突端554を現出させることができる。こうした溝550は、例えば、鋸目516の対応する部分512C又は514Cが鈍ったときや損傷したときに重宝なものである。そうした場合、ユーザは、小身512B及び514Bのうち摩耗した部分512C又は514Cに接する方の小身を除去することで、ブレード510を、その一端に鋭角点乃至突端554、他端に小身512B又は514Bがあり、鋸目516のうち綺麗で使用可能な部分512C又は514Cがその小身に隣接している状態にすることができる。なお、いわゆる当業者であれば本願による開示に基づき認識できるように、ここで述べた特徴を有する溝は一例に過ぎない。本発明に係る往復刃鋸ブレードには、現在既知のものか未知のものかを問わず、様々な形状、様々な構成で溝を設けることができる。例えば、背側に突端を発生させる溝や、背と鋸目の間に突端を発生させる溝である。単一の溝で生じる効果と同一又は類似の効果が生じるように複数本の溝を設けることもできる。鋸身側に(あまり)張り出さないよう一方又は双方の小身に溝を設けることもできる。
図6に、本発明の他の実施形態に係る往復刃鋸ブレードを示す。参照符号610はその全体を指し示している。このブレード610は上述した往復刃鋸ブレード10及び510とよく似ているので、その構成要素に係る参照符号としては対応部材のそれに符号「6」を冠したもの又は符号「5」を符号「6」に変えたものを用いることにする。ブレード10及び510に対するブレード610の主要な相違点は、小身614Bの輪郭を形成する溝658がブレード610上に形成されその溝658の先に尖頭部分656が延びていることである。尖頭部分656は、鋸身611及び小身614Bに連なり小身614Bを囲むよう、また背618及び鋸目616が鋸身611から尖頭部分656を経て側縁660まで途切れなく連なるよう、相応の寸法及び形状で形成されている。尖頭部分656の側縁660は、鋸目616との間に鋭角点乃至突端662が生じるよう、鋸目616及び背618に対し鋭角をなす方向に沿い鋸目616から背618まで延びている。尖頭部分656は、更に直線状の縁664が備わっており、これは面取り付の隅部が生じるように鋭角点乃至突端662と鋸目616の間を結んでいる。ブレード610は、更に、溝658から見て逆側の端部にも溝650を備えている。この溝650は、その位置にて手作業により切り取り又は折り取ると、ブレード610が破断し突端付の鋸目が生じるように形成されている。
ユーザは、主切断縁として使用している部分612Cが摩耗したとき、ペンチ等を用いた手作業で溝658を境に尖頭部分656を破断させることで、往復刃鋸のチャックに連結可能な小身614Bを現出させることができる。ユーザは、未現出の小身614Bと尖頭部分656との間にある溝658を挟み、所定強度の力を加えることで、尖頭部分656を除去しその小身614Bを現出させることができる。溝658は、例えば、鋸目616の一部分即ち最初から現出している方の小身612Bに隣接している部分612Cが鈍ったときや、その部分612Cが損傷したときに重宝なものである。そうした場合、ユーザは、未現出小身614Bに隣接する尖頭部分656を除去することで、その往復刃鋸ブレードを、鋸身611の両端に小身があり、鋸目616のうち綺麗で使用可能な部分614Cが新規現出側の小身614Bに隣接している状態にすることができる。ユーザは、更に、摩耗した部分612Cに隣接していて最初から現出している方の小身612Bを除去することで、その往復刃鋸ブレードを、その一端に鋭角点乃至突端654、他端に新規現出側の小身614Bがあり、鋸目616のうち綺麗で使用可能な部分614Cが新規現出側の小身614Bに隣接している状態にすることができる。なお、いわゆる当業者であれば本願による開示に基づき認識できるように、ここで述べた特徴を有する尖頭部分656及びそれに対応する溝658は一例に過ぎない。本発明に係る往復刃鋸ブレードには、現在既知のものか未知のものかを問わず、様々な形状、様々な構成でそれらを設けることができる。例えば、背側に突端を発生させる溝や、背と鋸目の間に突端を発生させる溝である。突端を除去しやすくなるよう複数本の溝を設けることや、複数の縁、部位乃至パターンへと延びるよう複数本の溝を設けることもできる。先頭部分が小身の縁全部に連なることを避けることや、鋸身の縁が先頭部分に亘らないようにすることもできる。
いわゆる当業者であれば本願による開示に基づき認識できるように、上述のものを含め本発明の諸実施形態には、別紙特許請求の範囲によって定義される本発明の技術的範囲内で様々な変形乃至修正を施すことができる。上述した往復刃鋸ブレードに備わる要素の多くは一例に過ぎず、用途上の必要に合致するよう希望乃至必要に応じ変形することができる。例えば、カーバイドチップ歯、バイメタル歯、在来的な炭素鋼歯等の歯を入れることで鋸目を形成してもよい。更に、本発明に係る往復刃鋸ブレードには、既知のものか未知のものかを問わず、様々な被覆を施すことができる。例えば、窒化チタン(TiN)、窒化アルミニウムチタン(AlTiN)等による被覆である。また、そのブレードの押し・引き両ストローク間でワークピースへの切断作用の及ぼし方が異なるように鋸目を形成してもよい。即ち、押しストロークに比べ引きストロークの方が切断作用が強くなるようにしてもよいし、その逆にしてもよい。そうした構成では、第1端部12Aにある第1小身12Bがチャックに連結されているときにはブレードの押し・引き両ストロークのうち一方が役立ち、第2端部14Aにある第2小身14Bがチャックに連結されているときには他方が役立つ。本願でいう「均一な鋸目」付の鋸ブレードには、このように、鋸にどちらの端部が連結されているかに応じ、役立つストロークが押し・引き両ストローク間で切り替わるものが包含される。そうした構成を有するブレードを使用する場合、ユーザは、往復刃鋸に対するブレードの向きを適宜反転させることで、押し・引き両ストロークのうち自分が望む方のストロークで切断作用が発生するよう、自分の往復刃鋸を調整することができる。また、本願では、語句「略均一な鋸目」を、その鋸目の長手方向に沿い略同一な鋸目、均一な鋸目又は細かなばらつきのない鋸目という意味で使用している。本願では、語句「方向性のない鋸目」を、往復刃鋸のチャックにそのブレードのどの端部が連結されているかによらずブレードの押し・引き両ストローク間で略同一な切断作用を及ぼす鋸目という意味で使用している。総じて、好適な諸実施形態に関するこれまでの詳細な説明は、要旨限定ではなく例示として理解されるべきものである。
10 ブレード、11 鋸身、12A 第1端部、12B 第1小身、12C 第1部分、14A 第2端部、14B 第2小身、14C 第2部分、16 鋸目、18 背。

Claims (25)

  1. 往復刃鋸に備わる単一のチャックに一方の端部が連結され、自由端となる他方の端部が往復刃鋸による駆動を受け往復運動する往復刃鋸ブレードであって、
    第1端部及び第2端部を有する鋸身と、
    鋸身の第1端部にあり往復刃鋸のチャックに連結することが可能な第1小身と、
    鋸身の第2端部にありやはり往復刃鋸のチャックに連結することが可能な第2小身と、
    鋸身の第1端部付近から第2端部付近に亘る略均一な鋸目と、
    を備え、往復刃鋸のチャックに第1小身を連結すると鋸身の第1端部がその往復刃鋸に固定される一方第2小身が本ブレードの自由端を占めその往復刃鋸による駆動で往復運動させうるようになり、また往復刃鋸のチャックに第2小身を連結すると鋸身の第2端部がその往復刃鋸に固定される一方第1小身が本ブレードの自由端を占めその往復刃鋸による駆動で往復運動させうるようになる往復刃鋸ブレード。
  2. 請求項1記載の往復刃鋸ブレードであって、その略均一な鋸目がグリットで形成された鋸目である往復刃鋸ブレード。
  3. 請求項2記載の往復刃鋸ブレードであって、そのグリットがカーバイド、ダイアモンド又はその双方を含む往復刃鋸ブレード。
  4. 請求項3記載の往復刃鋸ブレードであって、その略均一な鋸目が、本ブレードの押し・引き両ストローク間でワークピースへの切断作用の及ぼし方が略同一な鋸目である往復刃鋸ブレード。
  5. 請求項1記載の往復刃鋸ブレードであって、その略均一な鋸目が、本ブレードの押し・引き両ストローク間でワークピースへの切断作用の及ぼし方が異なる鋸目である往復刃鋸ブレード。
  6. 請求項5記載の往復刃鋸ブレードであって、その略均一な鋸目が、専ら、チャックに第1小身が連結されているときには押し・引き両ストロークのうち一方で、また第2小身が連結されているときには他方で、切断作用を及ぼす鋸目である往復刃鋸ブレード。
  7. 請求項1記載の往復刃鋸ブレードであって、個々の小身が、小身本体と、小身本体からブレード長手方向に沿い外方に延びる小幅な小身茎と、を有し、本ブレードの対応する端部からブレード長手方向に沿い外方に延びる往復刃鋸ブレード。
  8. 請求項1記載の往復刃鋸ブレードであって、第1小身又は第2小身の一部又は全体を容易に除去できるよう溝が形成された往復刃鋸ブレード。
  9. 請求項8記載の往復刃鋸ブレードであって、第1小身又は第2小身の一部又は全体を除去すると突端付の自由端がその鋸身に生じる往復刃鋸ブレード。
  10. 請求項8記載の往復刃鋸ブレードであって、概ね、その鋸身の背とそこから隔たった部位にある鋸目との間に、第1小身又は第2小身の一部又は全体を容易に除去できるよう1本又は複数本の溝が形成された往復刃鋸ブレード。
  11. 請求項10記載の往復刃鋸ブレードであって、小身を除去するとその鋸身に突端付の自由端が生じるようその溝が形成された往復刃鋸ブレード。
  12. 請求項1記載の往復刃鋸ブレードであって、第1小身、第2小身又はその双方の輪郭を形成する1本又は複数本の溝、並びにその溝から外方へと延びる尖頭部分が形成されており、手作業を通じ対応する溝の位置で尖頭部分を切り取ると、使用可能な小身がそこに現れる往復刃鋸ブレード。
  13. 請求項12記載の往復刃鋸ブレードであって、第1小身の輪郭を形成する1本又は複数本の第1溝、並びに鋸身の第2端部上で第2小身より内寄りを占める1本又は複数本の第2溝が形成されており、手作業を通じ対応する第2溝の位置で第2小身を切り取ると、尖頭部分がそこに現れる往復刃鋸ブレード。
  14. 往復刃鋸に備わる単一のチャックに一方の端部が連結され、自由端となる他方の端部が往復刃鋸による駆動を受け往復運動する往復刃鋸ブレードであって、
    第1端部及び第2端部を有する鋸身と、
    鋸身の第1端部にあり往復刃鋸のチャックに連結すると鋸身の第1端部が往復刃鋸に可動実装され第2端部が自由端となる第1手段と、
    鋸身の第2端部にあり往復刃鋸のチャックに連結すると鋸身の第2端部が往復刃鋸に可動実装され第1端部が自由端となる第2手段と、
    第1手段第2手段間に略均一な切断縁をもたらす第3手段と、
    を備え、往復刃鋸のチャックに第1手段を連結すると鋸身の第1端部が往復刃鋸に固定される一方その往復刃鋸による駆動で往復運動させうる自由端が第2手段によって形成され、また往復刃鋸のチャックに第2手段を連結すると鋸身の第2端部が往復刃鋸に固定される一方その往復刃鋸による駆動で往復運動させうる自由端が第1手段によって形成される往復刃鋸ブレード。
  15. 請求項14記載の往復刃鋸ブレードであって、その第1手段が第1小身、第2手段が第2小身、第3手段がグリット鋸目又は歯入れ鋸目である往復刃鋸ブレード。
  16. 請求項15記載の往復刃鋸ブレードであって、その第2小身が第1小身とほぼ同じ構成の往復刃鋸ブレード。
  17. 請求項15記載の往復刃鋸ブレードであって、そのグリットがカーバイド粒子、ダイアモンド粒子又はその双方を含む往復刃鋸ブレード。
  18. 請求項14記載の往復刃鋸ブレードであって、対応する切取線を境に本ブレードから手作業でその手段を切り取るとその切取線と同じかたちの突端が現れるよう、第1手段、第2手段又はその双方より内寄りに切取線が形成された往復刃鋸ブレード。
  19. 請求項18記載の往復刃鋸ブレードであって、第1手段又は第2手段の輪郭が、対応する切取線を境に本ブレードから尖頭部分を切り取ると往復刃鋸のチャックに連結可能な第1手段又は第2手段が現れるよう、対応する尖頭部分内にある切取線によって形成された往復刃鋸ブレード。
  20. (i)鋸身、第1端部及び第2端部、鋸身の第1端部に位置する第1小身、鋸身の第2端部に位置する第2小身、並びに鋸身の第1端部付近から第2端部付近に亘る略均一な鋸目を備え、往復刃鋸で使用可能な往復刃鋸ブレードを準備するステップと、
    (ii)往復刃鋸ブレードの第1小身を往復刃鋸のチャックに装着する一方第2小身で往復刃鋸ブレードに第1自由端を発生させるステップと、
    (iii)往復刃鋸ブレードの第1自由端を往復刃鋸による駆動で往復運動させるステップと、
    (iv)往復刃鋸ブレードの第1小身を往復刃鋸のチャックから外しその第1小身で往復刃鋸ブレードに第2自由端を発生させる一方往復刃鋸ブレードの第2小身を往復刃鋸のチャックに装着するステップと、
    (v)往復刃鋸ブレードの第2自由端を往復刃鋸による駆動で往復運動させるステップと、
    を有する方法。
  21. 請求項12記載の方法であって、
    そのステップ(iii)が、鋸目のうち第1小身寄りに位置する第1領域がワークピースに接触し第2領域に比べ高速で摩耗するステップを含み、
    そのステップ(v)が、鋸目のうち第2小身寄りに位置する第2領域がワークピースに接触し摩耗するステップを含む方法。
  22. 請求項12記載の方法であって、準備される往復刃鋸ブレードが、略均一なグリット鋸目を有する方法。
  23. 請求項14記載の方法であって、そのグリットがカーバイド、ダイアモンド又はその双方を含む方法。
  24. 請求項15記載の方法であって、往復刃鋸ブレードの押し・引き両ストローク間でワークピースへの切断作用の及ぼし方が略同一な方法。
  25. 請求項16記載の方法であって、
    そのステップ(iii)が、ワークピースに鋸目を接触させ往復刃鋸ブレードの押し・引き両ストロークのうち専ら一方で切断作用を及ぼすステップを含み、
    そのステップ(v)が、ワークピースに鋸目を接触させ往復刃鋸ブレードの押し・引き両ストロークのうち専らステップ(iii)とは異なる方のストロークで切断作用を及ぼすステップを含む方法。
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