JP2012511991A - 固形食品が内蔵されたスライディングストロー - Google Patents
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Abstract
【課題】固形食品が内蔵されたスライディングストローを提供すること。
【解決手段】本発明は、外ストロー100と、前記外ストロー100の内側面に水密性を維持するように挿入される内ストロー200と、前記外ストロー100の下端部の内側に挿入される水溶性または分散性の固形食品300と、を備えてなるが、前記内ストロー200の下端部は前記固形食品300が挿入される距離に見合う分だけ前記外ストロー100の下端部から上方に押し上げられており、前記内ストロー200の上端部は前記外ストロー100の上端部から所定の距離に見合う分だけ突き出、突き出た前記内ストロー200の上端部を前記外ストロー100の内部に押し込めば、前記内ストロー200の下端部が前記固形食品300を前記外ストロー100の外側に押し出すことを特徴とする。
【選択面】図1
【解決手段】本発明は、外ストロー100と、前記外ストロー100の内側面に水密性を維持するように挿入される内ストロー200と、前記外ストロー100の下端部の内側に挿入される水溶性または分散性の固形食品300と、を備えてなるが、前記内ストロー200の下端部は前記固形食品300が挿入される距離に見合う分だけ前記外ストロー100の下端部から上方に押し上げられており、前記内ストロー200の上端部は前記外ストロー100の上端部から所定の距離に見合う分だけ突き出、突き出た前記内ストロー200の上端部を前記外ストロー100の内部に押し込めば、前記内ストロー200の下端部が前記固形食品300を前記外ストロー100の外側に押し出すことを特徴とする。
【選択面】図1
Description
本発明は、外ストロー100と、前記外ストロー100の内側面に水密性を維持するように挿入される内ストロー200と、前記外ストロー100の下端部の内側に挿入される水溶性または分散性の固形食品300と、を備えてなる固形食品が内蔵されたスライディングストローに関する。
従来のストローには、折り紙を用いた飾り具を取り付けて審美感を図ったものと、ストローの長さがスライド式で伸びる伸縮ストローと、上部に蛇腹が設けられて曲がるフレキシブルストローと、スラッシュなどの小粒をすくって食べるように下端部にスプーンが設けられたストローなどがある。
この種の従来のストローは、審美感を図ると共に、飲料水を摂取し易くするための補助役割以外の機能を有していないという限界がある。
また、ファストフード店で販売する飲料水はほとんどがソフトドリンクであり、過剰で摂取する場合には肥満をはじめとする各種の成人病の原因となる。
このため、ファストフードまたは炭酸飲料の毒性を中和し、栄養のバランスを維持するために緑茶成分や健康補助食品(ビタミン、キトサン、紅参、カルシウム、セレニウム、乳酸菌など)を別途に摂取することが好ましい。しかしながら、このような緑茶成分や健康補助食品を別途に摂取することは厄介であり、相当の努力を注がない限り、緑茶成分や健康補助食品を正常に摂取することは極めて困難である。
このため、緑茶成分、健康補助食品または摂取しようとする様々な食品を溶媒または分散媒に溶かしたり分散させて摂取を一層簡便化させる手段が望まれ、その手段の一つとして、飲料用ストローを利用する方案が講じられた。
上述したように、従来のストローの限界点を克服するためになされた本発明の目的は、下記の通りである。
第一に、飲料用ストローの内部に水溶性または分散性の固形食品を内蔵しておき、必要に応じて、溶媒または分散媒に溶かしたり分散させて溶液と一緒に吸い込んで食べる手段を提供することを本発明の目的とする。
第二に、飲料用ストローに貯蔵溝部210などの収容空間を一体に設け、これを段階的に開放して収容空間に貯蔵された中身を溶かして溶液と一緒に飲む手段を提供することを本発明の他の目的とする。
第三に、多岐に亘る種類の健康補助食品をストローと一緒に提供してファストフードまたは炭酸飲料の毒性を中和し、栄養のバランスを維持して健康増進に寄与できる手段を提供することを本発明のさらに他の目的とする。
上述した目的を達成するためになされた本発明の構成は、下記の通りである。本発明は、飲料用ストローにおいて、外ストロー100と、前記外ストロー100の内側面に水密性を維持するように挿入される内ストロー200と、前記外ストロー100の下端部の内側に挿入される水溶性または分散性の固形食品300と、を備えてなるが、前記内ストロー200の下端部は前記固形食品300が挿入される距離に見合う分だけ前記外ストロー100の下端部から上方に押し上げられており、前記内ストロー200の上端部は前記外ストロー100の上端部から所定の距離に見合う分だけ突き出、突き出た前記内ストロー200の上端部を前記外ストロー100の内部に押し込めば、前記内ストロー200の下端部が前記固形食品300を前記外ストロー100の外側に押し出すことを特徴とする。
以下、添付図面に基づき、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態の斜視図及び断面図である。
本発明好ましい実施形態のスライディングストローは、外ストロー100の内側に内ストロー200が挿入されて水密性を維持するが、外ストロー100の上端部に突き出た内ストロー200の上端部を押下すると、外ストロー100の内部に内ストロー200が押し込まれるようになっている。
換言すると、外ストロー100及び内ストロー200は水密性を維持するが、摺動自在に結合される。
固形食品300は、水溶性または分散性の物質であり、溶媒または分散媒中に溶解若しくは分散されてストローを用いて溶液と一緒に摂取することができる。
ここで、溶媒や分散媒には特に制限がなく、通常、飲用する水や各種の飲料水が使用可能である。
この種の固形食品300は、その種類に特に制限がなく、溶媒または分散媒中に溶解若しくは分散可能な性質を有していれば固形食品300として用いられる。
具体的には、固形食品300は緑茶、コーヒー、ココア、紅茶、ビタミン、酵母、花粉、酵素、乳酸菌、クロレラ、胚芽、きのこ、冬虫夏草、キトサン、グルコサミン、人参、紅参、ハーブ、カルシウム、セレニウム及びアロエよりなる群から選ばれるいずれか一種の成分を含んでいてもよいが、固形食品300はこれらに限定されるものではなく、様々な種類の食品が固形物として製造されて使用され得る。
この種の固形食品300は、図1に示すように、前記外ストロー100の下端部の内側に挿入され、内ストロー200の下端部は固形食品300が挿入される距離に見合う分だけ外ストロー100の下端部から上方に押し上げられる。
また、内ストロー200の上端部は外ストロー100の上端部から所定の距離に見合う分だけ突き出る。
このため、突き出た内ストロー200の上端部を外ストロー100の内部に押し込めば、内ストロー200の下端部が固形食品300を外ストロー100の外側に押し出し、押し出された固形食品300は溶媒や分散媒中に溶解若しくは分散される。
下栓110は円筒状を呈し、外ストロー100の下端部の外周面に外嵌され、固形食品300を一層安全に外ストロー100の内部に保管すると共に、固形食品300を外部の汚染から遮断する役割を果たす。
上栓120は、図1に示すように、外ストロー100の上端部に突き出た内ストロー200の上端部を収容し、外ストロー100の上端部の外周面に外嵌される。
この状態で、上栓120を押下すると、上栓120は外ストロー100の上端部の外周面に沿って下降しつつその内部に収容された内ストロー200の上端部を外ストロー100の上端部の内側に押し込むこととなる。
このように下栓110および上栓120が設けられる場合には、下記の手順に従い固形食品300を摂取することとなる。
まず、下栓110を外し、上栓120を押下すると、内ストロー200の上端部が外ストロー100の内側に押し込まれつつ内ストロー200の下端部が外ストロー100の下端部に挿入されている固形食品300を外ストロー100の外側に押し出すこととなる。固形食品300が外ストロー100から分離されて排出されると、上栓120を外し、固形食品300が溶解若しくは分散された溶液をストローを用いて摂取すればよい。
図2は、本発明の他の具体的な実施形態の斜視図及び断面図であり、貯蔵溝部210が設けられた場合を示している。
貯蔵溝部210は、内ストロー200の下端部の外周面が内側に窪んだ貯蔵空間であり、水溶性または分散性の粉末や顆粒を保管することができる。
この貯蔵溝部210が順次多数設けられる場合、内ストロー200の上端部を外ストロー100の上端部の内側に押し込む距離に応じて貯蔵溝部210が段階的に外ストロー100の下端部の外側に開放される。
例えば、固形食品300がコーヒー固形物であり、貯蔵溝部210には砂糖粉末が貯蔵される場合、内ストロー200の上端部が外ストロー100の上端部に押し込まれることにより、1次的にコーヒー固形物が外ストロー100の外側に抜け出て水中に溶解され、次いで、砂糖粉末が水中に露出されて溶解される。このため、好みに応じて、ブラックコーヒーを作って飲んでもよく、砂糖入りのコーヒーを作って飲んでもよい。なお、砂糖の量も任意に調節することもできる。
場合によっては、多数の貯蔵溝部210に異なる成分の粉末を貯蔵して溶解若しくは分散される粉末の種類を選択してもよい。
例えば、固形食品300がコーヒー固形物であり、砂糖粉末およびクリーム粉末がそれぞれの貯蔵溝部210に保管されている場合に、ユーザーの好みに応じて、砂糖粉末またはクリーム粉末のみを溶解させてコーヒーを調製してもよく、砂糖及びクリーム粉末を両方とも溶解させてコーヒーを調製してもよい。
図3は、本発明の内ストロー200下端部がスプーン状220に拡開される場合を示している。
このように内ストロー200の下端部が外ストロー100の下端部に露出されてスプーン状220に拡開される場合に、固形食品300や貯蔵溝部210に貯蔵されていた粉末や顆粒を一層速やかに且つ手軽に溶解若しくは分散させることができる。
図4は、外ストロー100及び内ストロー200のそれぞれに外蛇腹130および内蛇腹230が設けられる場合を示している。
外ストロー100の所定の空間には多数の外蛇腹130が設けられる。
内ストロー200にも内蛇腹230が設けられるが、前記内ストロー200の上端部が前記外ストロー100の上端部の内側に押し込まれた状態で、前記外蛇腹130が形成された区間に対応する個所に多数の内蛇腹230が設けられる。
この内蛇腹230は、外蛇腹130が形成された前記外ストロー100区間を上下動可能な最大高さ以下に突き出て摺動可能であり、ストローの使用時には内蛇腹230及び外蛇腹130が重なり合って外ストロー100と一緒に内ストロー200を所定の角度で曲げることができる。
上述したように、本発明の具体的な実施形態を参照して本発明の技術的思想を説明したが、本発明の保護範囲がこれらの実施形態にのみ限定されることはなく、本発明の技術的要旨を変更しない範囲内において周知慣用技術の付加や削除、単純な数値限定や設計変更などの場合にも本発明の保護範囲に属することは言うまでもない。
上述した構成の本発明に係る技術効果は、下記の通りである。
第一に、飲料用ストローの内部に内蔵された水溶性または分散性の固形食品を手軽に溶媒または分散媒に溶かしたり分散させて摂取することができる。
換言すると、内ストロー200の上端部を押下する動作だけで、外ストロー100の下端部に挿入された固形食品300を溶媒または分散媒中に入れ、ストローを掻き回して固形食品300を溶解若しくは分散させた後にストローを用いて溶液を飲めるので、所望の食品を溶液化して一層手軽に摂取することができる。
第二に、飲料用ストローに貯蔵溝部210などの収容空間を一体に設け、これを段階的に開放して収容空間に貯蔵された中身を溶かして溶液と一緒に飲むことができる。
換言すると、固形食品300がコーヒー固形物であり、貯蔵溝部210には砂糖粉末が貯蔵される場合に、内ストロー200の上端部が外ストロー100の上端部に押し込まれることにより、1次的にコーヒー固形物が外ストロー100の外側に抜け出て水中に溶解され、次いで、砂糖粉末が水中に露出されて溶解される。このため、好みに応じて、ブラックコーヒーを作って飲んでもよく、砂糖入りのコーヒーを作って飲んでもよい。なお、砂糖の量も任意に調節することができ、場合によっては、多数の貯蔵溝部210に異なる成分の粉末を貯蔵して溶解若しくは分散される粉末の種類を選択することもできる。
第三に、多岐に亘る種類の健康補助食品をストローと一緒に提供してファストフードまたは炭酸飲料の毒性を中和し、栄養のバランスを維持して国民健康の増進に寄与することができる。
換言すると、炭酸飲料を飲む場合にも、ストローに内蔵された緑茶固形物を炭酸飲料に分散させて炭酸飲料と一緒に飲むことにより、炭酸飲料の毒性を中和し、栄養のバランスを維持することができる。
100:外ストロー
110:下栓
120:上栓
130:外蛇腹
200:内ストロー
210:貯蔵溝部
220:スプーン状
230:内蛇腹
300:固形食品
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300:固形食品
Claims (8)
- 飲料用ストローにおいて、
外ストロー(100)と、
前記外ストロー(100)の内側面に水密性を維持するように挿入される内ストロー(200)と、
前記外ストロー(100)の下端部の内側に挿入される水溶性または分散性の固形食品(300)と、
を備えてなるが、
前記内ストロー(200)の下端部は、前記固形食品(300)が挿入される距離に見合う分だけ前記外ストロー(100)の下端部から上方に押し上げられており、前記内ストロー(200)の上端部は、前記外ストロー(100)の上端部から所定の距離に見合う分だけ突き出、突き出た前記内ストロー(200)の上端部を前記外ストロー(100)の内部に押し込めば、前記内ストロー(200)の下端部が前記固形食品(300)を前記外ストロー(100)の外側に押し出すことを特徴とする固形食品が内蔵されたスライディングストロー。 - 前記外ストロー(100)の下端部の外周面に外嵌される円筒状の下栓(110)がさらに設けられることを特徴とする請求項1に記載の固形食品が内蔵されたスライディングストロー。
- 前記外ストロー(100)の上端部に突き出た前記内ストロー(200)の上端部を収容し、前記外ストロー(100)の上端部の外周面に外嵌される円筒状の上栓(120)がさらに設けられることを特徴とする請求項1に記載の固形食品が内蔵されたスライディングストロー。
- 前記内ストロー(200)の下端部の外周面が前記内ストロー(200)の中心軸に向かって内側に凹設された貯蔵溝部(210)がさらに設けられ、前記貯蔵溝部(210)には水溶性または分散性の粉末や顆粒が内蔵されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の固形食品が内蔵されたスライディングストロー。
- 前記貯蔵溝部(210)は順次多数設けられて、前記内ストロー(200)の上端部を前記外ストロー(100)の上端部の内側に押し込む距離に応じて前記貯蔵溝部(210)が段階的に前記外ストロー(100)の下端部の外側に開放されることを特徴とする請求項4に記載の固形食品が内蔵されたスライディングストロー。
- 前記内ストロー(200)の下端部の外周面の一方の側が切欠されて前記外ストロー(100)の下端部に露出される場合に、スプーン状(220)に拡開されることを特徴とする請求項4に記載の固形食品が内蔵されたスライディングストロー。
- 前記外ストロー(100)の所定の区間には外蛇腹(130)が設けられ、
前記内ストロー(200)には前記内ストロー(200)の上端部が前記外ストロー(100)の上端部の内側に押し込まれた状態で、前記外蛇腹(130)が形成された区間に対応する個所に多数の内蛇腹(230)が設けられるが、前記内蛇腹(230)は、前記外蛇腹(130)が形成された前記外ストロー(100)区間を上下動可能な最大高さ以下に突き出ていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の固形食品が内蔵されたスライディングストロー。 - 前記固形食品は、
緑茶、コーヒー、ココア、紅茶、ビタミン、酵母、花粉、酵素、乳酸菌、クロレラ、胚芽、きのこ、冬虫夏草、キトサン、グルコサミン、人参、紅参、ハーブ、カルシウム、セレニウム及びアロエよりなる群から選ばれるいずれか一種以上の成分を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の固形食品が内蔵されたスライディングストロー。
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