JP2012509066A - 核酸送達系のための放出可能接合体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、核酸送達系およびそれを用いる標的遺伝子の発現のモジュレート方法に関する。特に、本発明は、エンドソーム放出促進部分を含む核酸接合体に関する。その核酸接合体はさらに、核局在化シグナル部分および/または細胞標的部分を含む。
【選択図】 図1
Description
R1は式(Ia1)または(Ia2)の基:
XはOまたはSであり;
R2は、水素、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーまたは下記式(Ib1)、(Ib2)または(Ib3)の基:
MはOまたはNR5であり;
R3は、OH、OR6、SH、SR7、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーまたは下記式(Ic1)、(Ic2)または(Ic3)の基:
Y1はO、SまたはNR8であり;
R4はC1-6アルキル、C1-6分岐アルキルまたは
R51-54は独立に水素、アミノ、アジド、カルボキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、水素、C1-6アルキル、C3-8分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリールおよび置換されたアリールの中から選択され;
R5およびR8は独立に水素、アミノ、アジド、カルボキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、C1-6アルキル、C3-8分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリールおよび置換されたアリールの中から選択され;
R6およびR7は独立に、C1-6アルキルまたはC1-6分岐アルキルであり;
R11は、水素、C1-6アルキル、官能基、標的基またはエンドソーム放出促進部分であり;
R12は、水素、C1-6アルキル、脱離基、官能基、標的基、核局在化シグナルペプチドまたは非抗原性ポリマーであり;
R13は、OH、OR6、SH、SR7、脱離基、官能基、標的基、生理活性剤および非抗原性ポリマー、または
式(Ia2)の基は存在し、(g)は0であり;
R14はエンドソーム放出促進部分であり;
R15-17は独立に、水素、ヒドロキシル、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-19分岐アルキル、C3-8シクロアルキルおよびC1-6アルコキシの中から選択され、R15-17は各場合で独立に同一であるか異なっており;
L1-3およびL6-9は独立に選択される二官能性連結基であり、L1-3およびL6-9は各場合で独立に、同一であるか異なっており;
L4-5は、独立に選択されるXに隣接する末端硫黄を含む二官能性スペーサーであり;
(c)は0または1であり;
(d)および(g)は独立に、0または1であり;
(b)、(e)、(f)、(h)、(i)、(j)および(k)は独立に、0または正の整数であり;
(n1)は、0または約1から約10の正の整数であり;
(n2)および(n3)は独立に、0または約1から約10の正の整数であり、
ただし、R1-3のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み、残りのR1-3のうちの少なくとも一つが生理活性剤または
1. 概要
本発明の1態様において、下記式(I)の化合物が提供される。
R1は下記式(Ia1)または(Ia2)の基:
XはOまたはS、好ましくはSであり;
R2は、水素、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーまたは下記式(Ib1)、(Ib2)または(Ib3)の基:
MはOまたはNR5、好ましくはNR5であり;
R3は、OH、OR6、SH、SR7、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーまたは下記式(Ic1)、(Ic2)または(Ic3)の基:
Y1はO、SまたはNR8、好ましくはOであり;
R4は、C1-6アルキル、C1-6分岐アルキルまたは
R51-54は独立に水素、アミノ、アジド、カルボキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、C1-6アルキル、C3-8分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリールおよび置換されたアリールの中から選択され、好ましくはR51はニトロであり、R52-54は水素であり;
R5およびR8は独立に水素、アミノ、アジド、カルボキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、C1-6アルキル、C3-8分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリールおよび置換されたアリール、好ましくは、水素、メチル、エチルおよびプロピルの中から選択され;
R6およびR7は独立に、C1-6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル)またはC3-6分岐アルキル(tert-ブチル)であり;
R11は、水素、C1-6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル)、官能基、標的基またはエンドソーム放出促進部分であり;
R12は、水素、C1-6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル)、脱離基、官能基、標的基、核局在化シグナルペプチドまたは非抗原性ポリマーであり;
R13は、OH、OR6、SH、SR7、脱離基、官能基、標的基、生理活性剤および非抗原性ポリマーの中から選択されるか、
R14はエンドソーム放出促進部分であり;
R15-17は独立に水素、ヒドロキシル、C1-6アルキルs、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-19分岐アルキル、C3-8シクロアルキルおよびC1-6アルコキシの中から選択され、(n1)、(n2)または(n3)が2以上である場合にR15-17は各場合で独立に同一であるか異なっており;
L1-3およびL6-9は独立に選択される二官能性連結基であり、(b)、(e)、(f)、(h)、(i)、(j)または(k)が2以上である場合にL1-3およびL6-9は各場合で独立に同一であるか異なっており;
L4-5は、独立に選択されるXに隣接する末端硫黄を含む二官能性スペーサーであり;
(c)は0または1であり;
(d)および(g)は独立に0または1、好ましくは1であり;
(b)、(e)、(f)、(h)、(i)、(j)および(k)は独立に、0または正の整数(すなわち、1、2、3、4、5、6)であり;
(n1)は0または約1から約10の正の整数、好ましくは0、1、2、3、4、5、6、より好ましくは0、1、2、3、さらに好ましくは1であり;
(n2)および(n3)は独立に、0または約1から約10の正の整数、好ましくは0、1、2、3、4、5、6、より好ましくは、0、1、2、3、さらに好ましくは0であり、
ただし、R1-3のうちの少なくとも一つ(すなわち、R1)がエンドソーム放出促進部分を含み、残りのR1-3のうちの少なくとも一つ(例えば、R1またはR3)が生理活性剤または
R1が生理活性剤または
R1が下記式(Ia1)または(Ia2)の基:
R2が下記式(Ib1)、(Ib2)または(Ib3)の基:
R3がOH、OR6または下記式(Ic1)、(Ic2)または(Ic3)の基:
R13は、(g)が0または1である場合は生理活性剤であり、または(g)が0である場合は
R2は水素、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーであり;
R3はOH、OR6、SH、SR7、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーである。
R11およびR14のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み;
R13は、(g)が0または1の場合は生理活性剤であり、または(g)が0の場合は
R2は水素、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーであり;
R3はOH、OR6、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーである。
R11は水素、標的基またはヒスチジン豊富ペプチドであり;
R12は水素、C1-6アルキル、脱離基、官能基、核局在化シグナルペプチドまたは非抗原性ポリマーであり;
R13は生理活性剤であり;
R14がヒスチジン豊富ペプチドを含む。
R11は水素、標的基またはヒスチジン豊富ペプチドであり;
R13は、(g)が0または1の場合に生理活性剤であり、または(g)が0の場合に
R14がヒスチジン豊富ペプチドを含み;
R2は水素、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーであり;
R3はOH、OR6、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーである。
R11は水素または標的基であり;
R12は水素、C1-6アルキル、脱離基、官能基または核局在化シグナルペプチドであり;
R13が生理活性剤を含み;
Hisはヒスチジンであり;
(n)は、3以上の正の整数(例えば、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16)である。
R11は水素または標的基であり;
R13は、(g)が0または1である場合生理活性剤であり、または(g)が0である場合、
R2は水素、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーであり;
R3はOH、OR6、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーであり;
Hisはヒスチジンであり;
(n)は、3以上の正の整数(例えば、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16)である。
式(I)の化合物に含まれるL1-3およびL6-9は独立に、
-(CR21R22)t1-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22)t1Y17-(CR23R24)t2-(Y18)a2-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22CR23R24Y17)t1-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22CR23R24Y17)t1(CR25R26)t4-(Y18)a2-[C(=Y16)]a3-、
-[(CR21R22CR23R24)t2Y17]t3(CR25R26)t4-(Y18)a2-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22)t1-[(CR23R24)t2Y17]t3(CR25R26)t4-(Y18)a2-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3(CR23R24)t2-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3Y14(CR23R24)t2-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3(CR23R24)t2-Y15-(CR23R24)t3-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3Y14(CR23R24)t2-Y15-(CR23R24)t3-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3(CR23R24CR25R26Y19)t2(CR27CR28)t3-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3Y14(CR23R24CR25R26Y19)t2(CR27CR28)t3-および
Y16はO、NR28またはS、好ましくはOであり;
Y14-15およびY17-19は独立に、O、NR29またはS、好ましくはOまたはNR29であり;
R21-27は独立に、水素、ヒドロキシル、カルボキシル、アミン、C1-6アルキル、C3-12分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、アラルキル、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、フェノキシおよびC1-6ヘテロアルコキシ、好ましくは水素、メチル、エチルおよびプロピルの中から選択され;
R28-29は独立に、水素、C1-6アルキル、C3-12分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、アラルキル、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、フェノキシおよびC1-6ヘテロアルコキシ、好ましくは水素、メチル、エチルおよびプロピルの中から選択され;
(t1)、(t2)、(t3)および(t4)は独立に、0または正の整数、好ましくは0または約1から約10の正の整数(例えば、1、2、3、4、5、6)であり;
(a2)および(a3)は独立に、0または1である。
-(CH2)t1-[C(=O)]a3-、
-(CH2)t1Y17-(CH2)t2-(Y18)a2-[C(=O)]a3-、
-(CH2CH2Y17)t1-[C(=O)]a3-、
-(CH2CH2Y17)t1(CH2)t4-(Y18)a2-[C(=O)]a3-、
-[(CH2CH2)t2Y17]t3(CH2)t4-(Y18)a2-[C(=O)]a3-、
-(CH2)t1-[(CH2)t2Y17]t3(CH2)t4-(Y18)a2-[C(=O)]a3-、
-(CH2)t1(Y17)a2[C(=O)]a3(CH2)t2-、
-(CH2)t1(Y17)a2[C(=O)]a3Y14(CH2)t2-、
-(CH2)t1(Y17)a2[C(=O)]a3(CH2)t2-Y15-(CH2)t3-、
-(CH2)t1(Y17)a2[C(=O)]a3Y14(CH2)t2-Y15-(CH2)t3-、
-(CH2)t1(Y17)a2[C(=O)]a3(CH2CH2Y19)t2(CH2)t3-および
-(CH2)t1(Y17)a2[C(=O)]a3Y14(CH2CH2Y19)t2(CH2)t3-
の中から選択され;
Y14-15およびY17-19は独立に、OまたはNHであり;
(t1)、(t2)、(t3)および(t4)は独立に、0または正の整数、好ましくは0または約1から約10の正の整数(例えば、1、2、3、4、5、6)であり;かつ
(a2)および(a3)は独立に、0または1である。
-(CH2)4-C(=O)-、-(CH2)5-C(=O)-、-(CH2)6-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-、-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-、-(CH2CH2O)2-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-、
-(CH2)4-C(=O)NH-、-(CH2)5-C(=O)NH-、-(CH2)6-C(=O)NH-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)-NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-、-CH2CH2O-CH2O-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)3-CH2CH2NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-、-CH2-O-(CH2CH2O)2-、
-(CH2)4-、-(CH2)3-、-O(CH2)2-、-C(=O)O(CH2)3-、-C(=O)NH(CH2)3-、
-C(=O)(CH2)2-、-C(=O)(CH2)3-、
-CH2-C(=O)-O(CH2)3-、
-CH2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2-OC(=O)-O(CH2)3-、
-CH2-OC(=O)-NH(CH2)3-、
-(CH2)2-C(=O)-O(CH2)3-、
-(CH2)2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
-(CH2)4-C(=O)-、-(CH2)5-C(=O)-、-(CH2)6-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-、
-(CH2)4-C(=O)NH-、-(CH2)5-C(=O)NH-、-(CH2)6-C(=O)NH-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)-NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-、-CH2CH2O-CH2O-.
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)3-CH2CH2NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-、-CH2-O-(CH2CH2O)2-、
-(CH2)4-、-(CH2)3-、-O(CH2)2-、-C(=O)O(CH2)3-、-C(=O)NH(CH2)3-、
-C(=O)(CH2)2-、-C(=O)(CH2)3-、-CH2-C(=O)-O(CH2)3-、
-CH2-C(=O)-NH(CH2)3-、-CH2-OC(=O)-O(CH2)3-、
-CH2-OC(=O)-NH(CH2)3-、
-(CH2)2-C(=O)-O(CH2)3-、
-(CH2)2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
(e)、(h)または(i)が2以上である場合、L2およびL6-7は各場合で独立に、同一であるか異なっている。
-(CH2)4-C(=O)-、-(CH2)5-C(=O)-、-(CH2)6-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-、-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-、-(CH2CH2O)2-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-、
-(CH2)4-C(=O)NH-、-(CH2)5-C(=O)NH-、-(CH2)6-C(=O)NH-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)-NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-、-CH2CH2O-CH2O-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)3-CH2CH2NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-、-CH2-O-(CH2CH2O)2-;
-(CH2)4-、-(CH2)3-、-O(CH2)2-、-C(=O)O(CH2)3-、
-C(=O)NH(CH2)3-、-C(=O)(CH2)2-、-C(=O)(CH2)3-、
-CH2-C(=O)-O(CH2)3-、
-CH2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2-OC(=O)-O(CH2)3-、
-CH2-OC(=O)-NH(CH2)3-、
-(CH2)2-C(=O)-O(CH2)3-、
-(CH2)2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
(f)、(j)または(j)が2以上である場合、L3およびL8-9は各場合で独立に、同一であるか異なっている。
本発明の別の態様において、式(I)の化合物に含められたL4-5は独立に、
-(CR′21R′22)t′1-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′2S-、
-(CR′21R′22)t′1Y′14-(CR′23R′24)t′2-(Y′15)a′2-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′3S-、
-(CR′21R′22CR′23R′24Y′14)t′1-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′2S-、
-(CR′21R′22CR′23R′24Y′14)t′1(CR′25R′26)t′2-(Y′15)a′2-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′3S-、
-[(CR′21R′22CR′23R′24)t′2Y′14]t′1(CR′25R′26)t′2-(Y′15)a′2-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′3S-、
-(CR′21R′22)t′1-[(CR′23R′24)t′2Y′14]t′2(CR′25R′26)t′3-(Y′15)a′2-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′4S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3(CR′23R′24)t′2S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3Y′15(CR′23R′24)t′2S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3(CR′23R′24)t′2-Y′15-(CR′23R′24)t′3S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3Y′14(CR′23R′24)t′2-Y′15-(CR′23R′24)t′3S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3(CR′23R′24CR′25R′26Y′15)t′2(CR′27CR′28)t′3S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3Y′17(CR′23R′24CR′25R′26Y′15)t′2(CR′27CR′28)t′3S-および
Y′16はO、NR′28またはS、好ましくはOであり;
Y′14-15およびY′17は独立に、O、NR′29またはS、好ましくはOまたはNR′29であり;
R′21-27は独立に、水素、ヒドロキシル、カルボキシル、アミン、C1-6アルキル、C3-12分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、アラルキル、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、フェノキシおよびC1-6ヘテロアルコキシ、好ましくは水素、メチル、エチルおよびプロピルからなる群から選択され;
R′28-29は独立に、水素、C1-6アルキル、C3-12分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、アラルキル、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、フェノキシおよびC1-6ヘテロアルコキシ、好ましくは水素、メチル、エチルおよびプロピルからなる群から選択され;
(t′1)、(t′2)、(t′3)および(t′4)は独立に、0または正の整数、好ましくは0または約1から約10の正の整数(例えば、1、2、3、4、5、6)であり;かつ
(a′2)および(a′3)は独立に、0または1である。
-(CH2)t′1-[C(=O)]a′3(CH2)t′2S-、
-(CH2)t′1Y′14-(CH2)t′2-(Y′15)a′2-[C(=O)]a′3(CH2)t′3S-、
-(CH2CH2Y′14)t′1-[C(=O)]a′3(CH2)t′2S-、
-(CH2CH2Y′14)t′1(CH2)t′2-(Y′15)a′2-[C(=O)]a′3(CH2)t′3S-、
-[(CH2CH2)t′2Y′14]t′1(CH2)t′2-(Y′15)a′2-[C(=O)]a′3(CH2)t′3S-、
-(CH2)t′1-[(CH2)t′2Y′14]t′2(CH2)t′3-(Y′15)a′2-[C(=O)]a′3(CH2)t′4S-,
-(CH2)t′1(Y′14)a′2[C(=O)]a′3(CH2)t′2S-,
-(CH2)t′1(Y′14)a′2[C(=O)]a′3Y′15(CH2)t′2S-,
-(CH2)t′1(Y′14)a′2[C(=O)]a′3(CH2)t′2-Y′15-(CH2)t′3S-、
-(CH2)t′1(Y′14)a′2[C(=O)]a′3Y′14(CH2)t′2-Y′15-(CH2)t′3S-、
-(CH2)t′1(Y′14)a′2[C(=O)]a′3(CH2CH2Y′15)t′2(CH2)t′3S-および
-(CH2)t′1(Y′14)a′2[C(=O)]a′3Y′17(CH2CH2Y′15)t′2(CH2)t′3S-
の中から選択され;
Y′14-15およびY′17は独立に、OまたはNHであり;
(t′1)、(t′2)、(t′3)および(t′4)は独立に、0または正の整数、好ましくは0または約1から約10の正の整数(例えば、1、2、3、4、5、6)であり; かつ
(a′2)および(a′3)は独立に、0または1である。
-(CH)6-S-、-(CH)5-S-、-(CH)4-S-、-(CH)3-S-、-(CH)2-S-、
-(CH2)4-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)5-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)6-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)4-C(=O)NHCH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2OC(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-(CH2CH2O)3-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)NHCH(COOH)CH2S-および
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)NHCH(COOH)CH2S-
の中から選択される。
-(CH)6-S-、-(CH)5-S-、-(CH)4-S-、-(CH)3-S-、-(CH)2-S-、
-(CH2CH2O)-CH2CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2S-、
-(CH2)4-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)5-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)6-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)4-C(=O)NHCH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2OC(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-(CH2CH2O)3-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)NHCH(COOH)CH2S-および
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)NHCH(COOH)CH2S-
の中から選択される。
一部の態様において、好適な脱離基には、ハロゲン(Br、Cl)、活性化カーボネート、カルボニルイミダゾール、環状イミドチオン、イソシアネート、N-ヒドロキシスクシニミジル、パラ-ニトロフェノキシ、N-ヒドロキシフタルイミド、N-ヒドロキシベンゾトリアゾリル、イミダゾール、トシレート、メシレート、トレシレート(tresylate)、ノシレート(nosylate)、C1-C6アルキルオキシ、C1-C6アルカノイルオキシ、アリールカルボニルオキシ、オルト-ニトロフェノキシ、N-ヒドロキシベンゾトリアゾリル、イミダゾール、ペンタフルオロフェノキシ、1,3,5-トリクロロフェノキシおよび1,3,5-トリフルオロフェノキシまたは当業者には明らかである他の好適な脱離基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明の別の態様において、非常に多様な生理活性剤が、本明細書に記載の式(I)の化合物で想到される。その生理活性剤には、医薬活性化合物、酵素、タンパク質、核酸(例えば、オリゴヌクレオチド)、抗体、モノクローナル抗体、一本鎖抗体およびペプチドなどがある。あるいは、式(I)の化合物は、アミン-、ヒドロキシル-またはチオール含有化合物などの生理活性剤を含む。
本明細書に記載の化合物は、様々な核酸(例えばオリゴヌクレオチド)を細胞又は組織に、および好ましくは細胞質および核に送達するために使用できる。核酸としては、プラスミド及びオリゴヌクレオチドが挙げられる。好ましくは、本明細書に記載の化合物は、オリゴヌクレオチドの送達のために使用される。
若しくは非架橋5'-ホスホルアミデート、ホスホロチオエート及び/又はホスホロジチオエート、架橋若しくは非架橋メチルホスホネート及び5'-メルカプト部分を挙げることができる。その内容が参照により本明細書に組み込まれている、Beaucage及びIyer、1993、Tetrahedron49、1925も参照のこと。
LNA(ロックド核酸);
PNA(ペプチド骨格を有する核酸);
低分子干渉RNA(siRNA);
マイクロRNA(miRNA);
ペプチド骨格を有する核酸(PNA);
ホスホロジアミデートモルホリノオリゴヌクレオチド(PMO);
トリシクロ-DNA;
デコイODN(二本鎖オリゴヌクレオチド);
触媒RNA配列(RNAi);
リボザイム;
アプタマー;
シュピーゲルマー(L-立体配座オリゴヌクレオチド);
CpGオリゴマー等、例えば、
その内容が参照により本明細書に組み込まれている、Tides 2002、Oligonucleotide and Peptide Technology Conferences、2002年5月6〜8日、Las Vegas、NV及びOligonucleotide & Peptide Technologies、2003年11月18日及び19日にて開示されているものが挙げられる。
(i)アンチセンススルビビンLNAオリゴマー(配列番号1)
mCs-Ts-mCs-As-as-ts-cs-as-ts-gs-gs-mCs-As-Gs-c;
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
SENSE5'-gcaugcggccucuguuugadTdT-3'(配列番号2)
ANTISENSE3'-dTdTcguacgccggagacaaacu-5'(配列番号3)
dTはDNAを表す。
ts-cs-ts-cs-cs-cs-as-gs-cs-gs-ts-gs-cs-gs-cs-cs-cs-as-t
小文字はDNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
TsGsGscsasasgscsastscscsTsGsTsa
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
TsAsGscscstsgstscsascststs MeCsTs MeCs
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
Gs MeCsTscscsasgsascsastscsas MeCsTs MeC
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
AsGs MeCscsaststscsaststscscsAs MeCs MeC
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
TsTsAststsgstsgscsastscsts MeCsAsG
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
CsGsTsgstsastststscscsgscsGsTsG
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
GsGs MeCsascsasgscscsasgstsgsGs MeCsG
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
MeCs MeCs MeCsasasgsgscsascstsgscsAsGsA
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
As MeCs MeCsasasgstststscststscsAsGs MeC
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
MeCsTs MeCscststsgsgstsgscsasgsTs MeCsT
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
Ts MeCsAsgsaststscsasasascs MeCs MeCsA
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
GsTsGststscstsascsascscsasTsTsA
大文字はLNAを表し、「s」はホスホロチオエート骨格を表す。
センス5′-(SH-C6)GCAUGCGGCCUCUGUUUGAdTdT-3′
アンチセンス3′-dTdTCGUACGCCGGAGACAAACU-5′
の配列を有するBcl2-siRNAを用いる。
5′-HS-C6-sTsGsGscsasasgscsastscscsTsGsTsa-3′;
(iii)C6-SH尾部で修飾されたアンチセンススルビビンLNAオリゴマー
5′-HS-C6-s mCsTs mCsAsastscscsastsgsgs mCsAsGsc-3′;
(iv)C6-SH尾部で修飾されたアンチセンスErbB3 LNAオリゴマー
5′-HS-C6-sTsAsGscscstsgstscsascststs MeCsTs MeC-3′
(v)C6-SH尾部で修飾されたアンチセンスErbB3 LNAオリゴマー
5′-HS-C6-sGs MeCsTscscsasgsascsastscsas MeCsTs MeC-3′
(vi)立体障害エステル尾部で修飾されたゲナセンス
場合により/好ましくは、本明細書に記載の化合物は、特定の細胞型又は組織型に対する標的リガンドを更に含む。当技術分野で公知の任意の技法は、過度に実験するまでもなく式(I)の化合物の任意の成分に標的基を結合させるのに使用できる。
C-TAT:(配列番号:17)CYGRKKRRQRRR;
C-(Arg)9:(配列番号:18)CRRRRRRRRR;
RGDは、直鎖又は環状の
葉酸は
アニサミドは、p-MeO-Ph-C(=O)OHである。
(i)C-diTAT(配列番号19)=CYGRKKRRQRRRYGRKKRRQRRR-NH2;
(ii)直鎖RGD(配列番号20)=RGDC;
(iii)環状RGD(配列番号21及び配列番号22)=c-RGDFC又はc-RGDFK;
(iv)RGD-TAT(配列番号23)=CYGRKKRRQRRRGGGRGDS-NH2及び
(v)Arg9(配列番号24)=RRRRRRRRR。
本発明の1態様において、本明細書に記載の化合物はエンドソーム放出促進部分/基を含む。エンドソーム放出促進基は、化合物が細胞に進入した後の細胞質ゾルへの生理活性剤の放出を促進する。
オリゴヌクレオチドが細胞質ゾルに放出されると、一部の治療性オリゴヌクレオチドは、それの生理活性を発現するためには核内で送達される必要がある。本発明において、核局在化シグナルペプチドはオリゴヌクレオチドを核に導くことができる。TATまたはCGVKRKKKP(配列番号28)などの一部の既知の核局在化シグナル部分を、そのために用いることができる。
本発明の別の態様は、本明細書に記載の化合物に連結された診断タグを有して製造されていても良い化合物であって、そのタグが診断または画像撮影を目的として選択されるものが提供される。
本発明のさらに別の態様は、ポリマーを含む本明細書に記載の化合物を提供する。本明細書に記載の化合物で想到されるポリマーは、好ましくは水溶性であって、実質的に非抗原性であり、例えばポリアルキレンオキサイド類(PAO類)などがある。本明細書に記載の化合物にはさらに、直鎖、末端分岐または多腕ポリアルキレンオキサイドなどもある。本発明のある好ましい態様では、ポリアルキレンオキサイドには、ポリエチレングリコール類およびポリプロピレングリコール類などがある。より好ましくは、そのポリアルキレンオキサイドにはポリエチレングリコール(PEG)などがある。
-O-(CH2CH2O)x-
によって表され、
式中において、(x)は約5から約2300の正の整数であることから、本明細書に記載の化合物のポリマー部分は約200から約100,000ダルトンの数平均分子量を有する。(x)は、そのポリマーについての重合度を表し、そのポリマーの分子量によって決まる。
-Y71-(CH2CH2O)x-CH2CH2Y71-、
-Y71-(CH2CH2O)x-CH2C(=Y72)-Y71-、
-Y71-C(=Y72)-(CH2)a11-Y73-(CH2CH2O)x-CH2CH2-Y73-(CH2)a11-C(=Y72)-Y71-および
-Y71-(CR71R72)a11-Y73-(CH2)b11-O-(CH2CH2O)x-(CH2)b11-Y73-(CR71R72)a11-Y71-
によって表すことができ、
式中において、
Y71およびY73は独立に、O、S、SO、SO2、NR73または結合であり;
Y72はO、SまたはNR74であり;
R71-74は独立に、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-19分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C2-6の置換されたアルケニル、C2-6の置換されたアルキニル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、アリールオキシ、C1-6ヘテロアルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C2-6アルカノイル、アリールカルボニル、C2-6アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、C2-6アルカノイルオキシ、アリールカルボニルオキシ、C2-6の置換されたアルカノイル、置換されたアリールカルボニル、C2-6の置換されたアルカノイルオキシ、置換されたアリールオキシカルボニル、C2-6の置換されたアルカノイルオキシおよび置換されたアリールカルボニルオキシ、好ましくは水素、メチル、エチルまたはプロピルの中から選択され;
(a11)および(b11)は独立に、0または正の整数、好ましくは0または約1から約6の正の整数(すなわち、1、2、3、4)、より好ましくは1であり;
(x)は、約5から約2300、例えば約5から約460の整数である。
Y61-62は独立に、O、SまたはNR61であり;
Y63はO、NR62、S、SOまたはSO2であり;
(w62)、(w63)および(w64)は独立に、0または正の整数であり;
(w61)は0または1であり;
mPEGはメトキシPEGであり;
PEGは前記で定義されており、ポリマー部分の合計分子量は約5,000から約100,000ダルトンであり;かつ
R61およびR62は独立に水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-19分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C2-6の置換されたアルケニル、C2-6の置換されたアルキニル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、アリールオキシ、C1-6ヘテロアルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C2-6アルカノイル、アリールカルボニル、C2-6アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、C2-6アルカノイルオキシ、アリールカルボニルオキシ、C2-6の置換されたアルカノイル、置換されたアリールカルボニル、C2-6の置換されたアルカノイルオキシ、置換されたアリールオキシカルボニル、C2-6の置換されたアルカノイルオキシおよび置換されたおよびアリールカルボニルオキシの中から選択される。
(u′)は約4から約455の整数であり;残基の3個以下の末端部分がメチルその他の低級アルキルでキャッピングされている。
代表的な具体的化合物の合成を実施例に示してある。しかしながら概して、本発明の化合物は、いくつかの手法で製造することができる。1実施形態において、本明細書に記載の式(I)の化合物の製造方法は、標的基にエンドソーム放出促進基を接合してから、得られた中間体を、ジスルフィド結合などの酸感受性連結基を介してオリゴヌクレオチドなどの生理活性剤に接合する段階を含む。別の実施形態において、本明細書に記載の式(I)の化合物の製造方法は、3個の異なる活性化基もしくは官能基を有する3官能性化合物を、細胞標的基、オリゴヌクレオチドまたは核局在化シグナルペプチドなどの3種類の異なる分子と反応させる段階を含む。
Oligoは、C1-6アルキルで修飾されたオリゴヌクレオチド(すなわち、-5′-(CH2)6-アンチセンス-スルビビンLNAオリゴマー、-5′-(CH2)6-アンチセンス-ErbB3 LNAオリゴマーおよび-5′-(CH2)6-アンチセンス-HIF-1α LNAオリゴマー)であり;
R′は、葉酸およびアニスアミドなどの標的基であり;
Rは核局在化シグナルペプチドである。
本発明の別の態様では、式(I)の化合物をナノ粒子組成物に含ませる。本発明のこの態様によれば、核酸(すなわち、オリゴヌクレオチド)送達のためのナノ粒子組成物は、陽イオン性脂質、融合脂質およびPEG脂質を含むことができる。
本明細書に記載の化合物または本明細書に記載の化合物を封入したナノ粒子は、単独で、又は他の療法と組み合わせて、細胞又は組織における標的遺伝子の発現レベルに関連しているか、又はそれに反応する任意の特質、疾患又は状態を予防するか、抑制するか、低減するか又は治療するための治療において使用できる。
本明細書に記載の化合物または本明細書に記載の化合物を封入したナノ粒子を含む医薬組成物/医薬製剤は、薬学的に使用できる製剤への活性化合物の加工を促進する賦形剤及び補助剤を含む、一つ又は複数の生理学的に許容される担体と共に製剤化できる。適切な製剤は、選択される投与経路、即ち、局所治療であるか、又は全身治療であるかに依存する。
治療有効量の決定は、特に本明細書の開示内容に照らして、十分当業者の能力の範囲内である。
化合物は、q3d×9で30又は60mg/kg/用量の量で静脈内に投与できる。
別段の指示がない限り、Varian Mercury 300NMR分光計及び溶媒として重水素化クロロホルムを用いて300MHzで1H NMRスペクトル及び75.46MHzで13C NMRスペクトルを得た。化学シフト(δ)を、テトラメチルシラン(TMS)からのダウンフィールドで100万分の一(ppm)で報告する。
反応混合物、並びに中間体及び最終生成物の純度を、Beckman Coulter System Gold(登録商標)HPLC装置でモニターする。1mL/分の流量で0.05%TFA中のアセトニトリル10〜90%の勾配、又は1mL/分の流量で50mM TEAA緩衝液中のアセトニトリル25〜35%の勾配を用いて、168ダイオードアレイUV検出器を備えたZORBAX(登録商標)300SB C8逆相カラム(150×4.6mm)又はPhenomenex Jupiter(登録商標)300A C18逆相カラム(150×4.6mm)を使用する。アニオン交換クロマトグラフィーを、Waters製のAP-Emptyグラスカラムに充填したApplied Biosystems製のPoros50HQ強アニオン交換樹脂を用いてGE Healthcare(Amersham Bioscience)製のAKTAエクスプローラー100Aで行った。脱塩は、Amersham Biosciences製のHiPrep26/10脱塩カラム(PEG-オリゴ用)を用いて達成された。
細胞を完全培地(F-12K又はDMEM、10%FBSで補足)中で維持した。各ウェル中に2.5×105細胞を含有する12ウェルプレートを37℃で終夜インキュベートした。細胞をOpti-MEM(登録商標)で1回洗浄し、Opti-MEM(登録商標)400μLを各ウェルに加えた。次いで、ナノ粒子の溶液又はオリゴヌクレオチドを含有するLipofectamine2000(登録商標)の溶液を各ウェルに加えた。細胞を4時間インキュベートし、次いで各ウェルに培地600μLを加え、24時間インキュベートした。処理の24時間後、ヒトErbB3遺伝子等の標的遺伝子及びGAPDH等のハウスキーピング遺伝子の細胞内mRNAレベルを、RT-qPCRで定量した。mRNAの発現レベルを正規化した。
インビトロmRNAダウンレギュレーション実験のために、製造業者の使用説明書に従って全RNAをRNAqueous Kit(登録商標)(Ambion)を用いて調製した。RNA濃度を、ナノドロップを用いてOD260nmで決定した。
全ての試薬はApplied Biosystems製であった: High Capacity cDNA Reverse Transcription Kit(登録商標)(4368813)、20×PCRマスターミックス(4304437)、並びにヒトGAPDH(Cat.#0612177)及びスルビビン(BIRK5 Hs00153353)用TaqMan(登録商標)遺伝子発現アッセイキット。全RNA2.0μgを、最終量50μLでのcDNA合成に使用した。反応を、PCRサーモサイクラーで25℃にて10分間、37℃にて120分間、85℃にて5秒間行い、次いで4℃で貯蔵した。リアルタイムPCRを、50℃-2分間、95℃-10分間及び95℃-15秒間/60℃-1分間のプログラムで40サイクル行った。各qPCR反応については、cDNA1μLを最終量30μLで使用した。
葉酸(250mg、0.566mmol)をDMSOに溶かし、NHS(110.5mg、0.956mmol)、TEA(118μL、0.956mmol)およびDCC(137.5mg、0.666mmol)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濾過し、得られたDMSO中の活性化葉酸-NHSを直接用いた。
ヒスチジン豊富ペプチド(化合物2、50mg、0.0728mmol)をDMF 1mLに溶かし、次にDIEA(26μL、0.149mmol)およびDMSO中の葉酸-NHS(化合物1、250mg、0.193mmol)溶液3mLを加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。混合物をC18prepによって精製して、生成物を単離した。LC-MSによって分子量を確認した。
葉酸に代えて、p-メトキシ安息香酸を、実施例6および7に記載の反応条件で処理して、p-メトキシ安息香酸NHSエステルを得る。
化合物3およびHS-C6-Oligo2(化合物4、7mg:HS-C6-アンチセンスErbB3オリゴヌクレオチド)を、pH6.5リン酸緩衝液(100mM)2mLに溶かす。4時間後に、反応混合物を水を用いるHiPrepカラムで精製して、生成物を単離する。LC-MSによって分子量を確認する。
化合物3およびHS-C6-Oligo2-FAM(化合物4a、7mg)を、pH6.5リン酸緩衝液(100mM)2mLに溶かした。4時間後に、反応混合物を水を用いるHiPrepカラムで精製して、生成物を単離した。LC-MSによって分子量を確認した。
Fmoc-Cys(S-tBu)-COOH(化合物6、1.0g、2.3mmol)の無水DCM(25mL)中溶液に、NHS(4.6mmol)、EDC(4.6mmol)およびDMAP(4.6mmol)を0℃で加え、次に0℃から室温まで2時間にわたって撹拌した。反応混合物を0.1N HClで2回洗浄した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して生成物を得た。生成物をそれ以上精製せずに用いた。
脱水アセトニトリル中の化合物7の溶液を、pH7.8、100mMリン酸ナトリウムおよびアセトニトリル(1:1)6mL中のNH2-C6-Oligo(化合物8)の溶液に加える。反応完了後、反応混合物を、A緩衝液(pH7.0、5M尿素、100mM KH2PO3、25%CH3CN)およびB緩衝液(2M KBr)を用いてSource15Qカラムで精製し、水を用いるHiPrepで脱塩を行って生成物を得る。分子量をLC-MSによって確認する。
脱水アセトニトリル中の化合物7の溶液を、pH7.8、100mMリン酸ナトリウムおよびアセトニトリル(1:1)6mL中のNH2-C6-Oligo-FAM(化合物8a、100mg)の溶液に加えた。反応完了後、反応混合物を、A緩衝液(pH7.0、5M尿素、100mM KH2PO3、25%CH3CN)およびB緩衝液(2M KBr)を用いてSource15Qカラムで精製し、水を用いるHiPrepで脱塩を行って生成物120mg(オリゴ当量)を得た。分子量をLC-MSによって確認した。
化合物9の水(2mL)中溶液を、ピペリジンおよびDMF(1:1)1mLで処理する。反応液を30分間撹拌し、水を用いるHiPrepカラムで脱塩して、生成物を得る。分子量をLC-MSによって確認する。
化合物9a(120mg)の水(2mL)中溶液を、ピペリジンおよびDMF(1:1)1mLで処理した。反応液を30分間撹拌し、水を用いるHiPrepカラムで脱塩して、生成物108mg(オリゴ当量)を得た。分子量をLC-MSによって確認した。
化合物10のpH7.8リン酸ナトリウム(100mM)5mLおよびアセトニトリル2.5mL中溶液を、化合物11(350mg、1.14mmol)のCH3CN2.5mL中溶液で処理する。反応混合物を約1時間撹拌し、HiPrepカラムで水によって脱塩して生成物を得る。分子量をLC-MSによって確認する。
化合物10a(108mg)のpH7.8リン酸ナトリウム(100mM)5mLおよびアセトニトリル2.5mL中溶液を、化合物11(350mg、1.14mmol)のCH3CN2.5mL中溶液で処理した。反応混合物を約1時間撹拌し、HiPrepカラムで水によって脱塩して生成物104mg(オリゴ当量)を得た。分子量をLC-MSによって確認した。
化合物12のpH7.0、5M尿素および100mMKH2PO4(20mL)中溶液をCGVKRKKKP(化合物13、15mg、4当量)で処理する。反応が完結した時点で、混合物をA緩衝液(pH7.0、5M尿素、100mMKH2PO3、25%CH3CN)およびB緩衝液(2M KBr)を用いてSource15Qカラムで精製して、尿素緩衝液中の生成物を得る。分子量をLC-MSによって確認する。生成物溶液を、それ以上精製せずにそのまま用いる。
化合物12a(23.9mg、0.037mmol)のpH7.0、5M尿素および100mMKH2PO4(10mL)中溶液をCGVKRKKKP(化合物13、15mg、4当量)で処理した。反応は1時間で完結し、混合物をA緩衝液(pH7.0、5M尿素、100mMKH2PO3、25%CH3CN)およびB緩衝液(2M KBr)を用いてSource15Qカラムで精製して、尿素緩衝液12mL中の生成物19mg(オリゴ当量)を得た。分子量をLC-MSによって確認した。生成物溶液を、それ以上精製せずにそのまま用いた。
化合物14の溶液を炭酸アンモニウム(100mL)中のDTT(92mg)5mLで処理する。反応が完結したら、混合物をpH6.5リン酸ナトリウム緩衝液中の1M尿素で脱塩して、脱塩緩衝液中の生成物を得る。分子量をLC-MSによって確認する。
化合物14aの溶液を炭酸アンモニウム(100mL)中のDTT(92mg)5mLで3時間処理した。反応液をpH6.5リン酸ナトリウム緩衝液中の1M尿素で脱塩して、脱塩緩衝液45mL中の生成物27mg(オリゴ当量)を得た。分子量をLC-MSによって確認した。
化合物15(オリゴ当量の9mg)の脱塩緩衝液中溶液に、化合物3または3aを加える。反応完結後、混合物をA緩衝液(pH7.0、5M尿素、100mMKH2PO3、25%CH3CN)およびB緩衝液(2M KBr)を用いてSource15Qカラムで精製し、PBSを用いてHiPrepカラムで脱塩して生成物を得る。分子量をLC-MSによって確認する。
化合物15a(オリゴ当量の2mg)の脱塩緩衝液中溶液に、化合物3を加えた。反応完結後、混合物をA緩衝液(pH7.0、5M尿素、100mMKH2PO3、25%CH3CN)およびB緩衝液(2M KBr)を用いてSource15Qカラムで精製し、PBSを用いてHiPrepカラムで脱塩して生成物を得た。分子量をLC-MSによって確認した。
核酸の細胞取り込みおよび細胞質局在化に対する本明細書に記載の化合物の効果を、KB細胞(ヒト腺癌)で評価した。細胞を、完全培地(10%FBSを補充したDMEM)中37℃で維持した。細胞を、化合物5aの溶液(HS-C6-Oligo2-FAM:アンチセンスErbB3オリゴヌクレオチド)で処理した。細胞をPBSで洗浄し、染色し、予め冷却しておいた70%EtOHで固定した。蛍光顕微鏡下にサンプルを調べた。処理した細胞サンプルの蛍光画像を図4に示してある。その画像では、FAMで標識したオリゴヌクレオチドが処理した細胞の細胞質ゾルで示されている。オリゴヌクレオチドはエンドソームから放出され、細胞質中に拡散した。その結果から、エンドソーム放出促進部分が、細胞中への治療性核酸の送達および細胞内での細胞質領域である細胞コンパートメントにそれらを局在化させる上で有効な手段であることがわかる。
標的遺伝子発現のモジュレーションに対する本明細書に記載の化合物の効果は、類表皮癌(A431)、前立腺癌(15PC3、LNCaP、PC3、CWR22)、肺癌(A549、HCC827、H1581)、乳癌(SKBR3)、大腸癌(SW480)、膵臓癌細胞(BxPC3)、胃癌細胞(N87)およびメラノーマ(518A2)などの多くの異なる癌細胞で評価される。細胞を化合物5(Oligo2またはスクランブル配列、Oligo-3とともに)で処理する。処理後、ヒトErbB3などの標的遺伝子およびGAPDHなどのハウスキーピング遺伝子の細胞内mRNAレベルをRT-qPCRによって定量する。GAPDHのレベルに対して正規化されたmRNAの発現レベルを比較する。mRNA低下データを確認するため、ウェスタンブロット法によってOligo-2およびOligo-3の両方の接合体を用いて、細胞からのタンパク質レベルも分析する。
標的遺伝子発現低下に対する本明細書に記載の化合物の効果を、ヒト癌細胞を異種移植したマウスで評価する。ヒト癌細胞を注射することで、マウスに異種移植腫瘍を確立する。右側腹部への細胞5×106個/マウスの皮下注射によって、ヌードマウスに15PC3ヒト前立腺腫瘍を確立する。腫瘍が約100mm3に達した時点で、マウスを、静脈投与で(i.v.)(あるいは、腹腔内投与で)またはq3d×4以上で60mg/kg、45mg/kg、30mg/kg、25mg/kg、15mg/kgまたは5mg/kg/用量(Oligo2の当量)で化合物5(Oligo2)で処理する。用量は、化合物5に含まれるオリゴヌクレオチドの量に基づいたものである。最終投与から24時間後にマウスを屠殺する。マウスから血漿サンプルを採取し、-20℃で保存する。腫瘍および肝臓サンプルもマウスから採取する。サンプルについて、mRNA KDの分析を行った。
Claims (54)
- 下記式(I)の化合物。
R1は式(Ia1)または(Ia2)の基:
XはOまたはSであり;
R2は、水素、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーまたは下記式(Ib1)、(Ib2)または(Ib3)の基:
MはOまたはNR5であり;
R3は、OH、OR6、SH、SR7、脱離基、官能基、標的基、非抗原性ポリマーまたは下記式(Ic1)、(Ic2)または(Ic3)の基:
Y1はO、SまたはNR8であり;
R4はC1-6アルキル、C1-6分岐アルキルまたは
R51-54は独立に水素、アミノ、アジド、カルボキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、水素、C1-6アルキル、C3-8分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリールおよび置換されたアリールからなる群から選択され;
R5およびR8は独立に水素、アミノ、アジド、カルボキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、水素、C1-6アルキル、C3-8分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリールおよび置換されたアリールからなる群から選択され;
R6およびR7は独立に、C1-6アルキルまたはC1-6分岐アルキルであり;
R11は、水素、C1-6アルキル、官能基、標的基またはエンドソーム放出促進部分であり;
R12は、水素、C1-6アルキル、脱離基、官能基、標的基、核局在化シグナルペプチドまたは非抗原性ポリマーであり;
R13は、OH、OR6、SH、SR7、脱離基、官能基、標的基、生理活性剤および非抗原性ポリマー、または
式(Ia2)の基は存在し、(g)は0であり;
R14はエンドソーム放出促進部分であり;
R15-17は独立に、水素、C1-6アルキルs、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-19分岐アルキル、C3-8シクロアルキルおよびC1-6アルコキシからなる群から選択され、R15-17は各場合で独立に同一であるか異なっており;
L1-3およびL6-9は独立に選択される二官能性連結基であり、L1-3およびL6-9は各場合で独立に、同一であるか異なっており;
L4-5は、独立に選択されるXに隣接する末端硫黄を含む二官能性スペーサーであり;
(c)は0または1であり;
(d)および(g)は独立に、0または1であり;
(b)、(e)、(f)、(h)、(i)、(j)および(k)は独立に、0または正の整数であり;
(n1)は、0または約1から約10の正の整数であり;
(n2)および(n3)は独立に、0または約1から約10の正の整数であり、
ただし、R1-3のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み、残りのR1-3のうちの少なくとも一つが生理活性剤、または式(Ia2)の基が存在しかつ(g)が0である場合は
- R1-3のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み、残りのR1-3のうちの少なくとも一つが生理活性剤を含む請求項1に記載の化合物。
- R11およびR14のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み;R12が核局在化シグナルペプチドであり;R13が生理活性剤を含む請求項2に記載の化合物。
- R12が核局在化シグナルペプチドである請求項7に記載の化合物。
- 前記ヒスチジン豊富ペプチドが約3から約25個のアミノ酸を含む請求項9に記載の化合物。
- 前記ヒスチジン豊富ペプチドが約3から約25個のアミノ酸を含む請求項13に記載の化合物。
- R1-3のうちの一つが生理活性剤を含み、R1-3のうちの他のものがエンドソーム放出促進部分を含み;R1-3のうちの別のものが核局在化シグナルペプチドを含む請求項1に記載の化合物。
- XがSであり;Y1がOであり;MがNHである請求項1に記載の化合物。
- 前記エンドソーム放出促進部分がヒスチジン豊富ペプチドを含む請求項1に記載の化合物。
- 前記ヒスチジン豊富ペプチドが約3から25個のアミノ酸を含み、前記ヒスチジン豊富ペプチドが約30%から約100%の範囲のヒスチジンを含む請求項18に記載の化合物。
- R1がヒスチジン豊富ペプチドを含み、R2がMに永久的に連結されており、R3がC(=Y1)に永久的に連結されている請求項1に記載の化合物。
- 前記核局在化シグナルペプチドが、CGVKRKKKP(配列番号28)、CYGRKKRRQRRR(配列番号29)、YGRKKRRQRRRC(配列番号30)、YGRKKRRQRRR(配列番号31)、PKKKRKVEDPYC(配列番号32)、VQRKRQKLM(配列番号33)およびCGYGPKKKRKVGG(配列番号34)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
- L1-3およびL6-9が独立に、
-(CR21R22)t1-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22)t1Y17-(CR23R24)t2-(Y18)a2-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22CR23R24Y17)t1-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22CR23R24Y17)t1(CR25R26)t4-(Y18)a2-[C(=Y16)]a3-、
-[(CR21R22CR23R24)t2Y17]t3(CR25R26)t4-(Y18)a2-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22)t1-[(CR23R24)t2Y17]t3(CR25R26)t4-(Y18)a2-[C(=Y16)]a3-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3(CR23R24)t2-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3Y14(CR23R24)t2-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3(CR23R24)t2-Y15-(CR23R24)t3-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3Y14(CR23R24)t2-Y15-(CR23R24)t3-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3(CR23R24CR25R26Y19)t2(CR27CR28)t3-、
-(CR21R22)t1(Y17)a2[C(=Y16)]a3Y14(CR23R24CR25R26Y19)t2(CR27CR28)t3-および
Y16がO、NR28またはSであり;
Y14-15およびY17-19が独立に、O、NR29またはSであり;
R21-27が独立に、水素、ヒドロキシル、カルボキシル、アミン、C1-6アルキル、C3-12分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、アラルキル、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、フェノキシおよびC1-6ヘテロアルコキシからなる群から選択され;
R28-29が独立に、水素、C1-6アルキル、C3-12分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、アラルキル、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、フェノキシおよびC1-6ヘテロアルコキシからなる群から選択され;
(t1)、(t2)、(t3)および(t4)が独立に、0または正の整数であり;
(a2)および(a3)が独立に、0または1である請求項1に記載の化合物。 - L1が、
-(CH2)4-C(=O)-、-(CH2)5-C(=O)-、-(CH2)6-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-、-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-、-(CH2CH2O)2-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-、
-(CH2)4-C(=O)NH-、-(CH2)5-C(=O)NH-、-(CH2)6-C(=O)NH-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)-NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-、-CH2CH2O-CH2O-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)3-CH2CH2NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-、-CH2-O-(CH2CH2O)2-、
-(CH2)4-、-(CH2)3-、-O(CH2)2-、-C(=O)O(CH2)3-、-C(=O)NH(CH2)3-、
-C(=O)(CH2)2-、-C(=O)(CH2)3-、
-CH2-C(=O)-O(CH2)3-、-CH2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2-OC(=O)-O(CH2)3-、-CH2-OC(=O)-NH(CH2)3-、
-(CH2)2-C(=O)-O(CH2)3-、-(CH2)2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
- L2およびL6-7が独立に、
-(CH2)4-C(=O)-、-(CH2)5-C(=O)-、-(CH2)6-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-、
-(CH2)4-C(=O)NH-、-(CH2)5-C(=O)NH-、-(CH2)6-C(=O)NH-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)-NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-、-CH2CH2O-CH2O-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)3-CH2CH2NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-、-CH2-O-(CH2CH2O)2-、
-(CH2)4-、-(CH2)3-、-O(CH2)2-、-C(=O)O(CH2)3-、-C(=O)NH(CH2)3-、
-C(=O)(CH2)2-、-C(=O)(CH2)3-、
-CH2-C(=O)-O(CH2)3-、-CH2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2-OC(=O)-O(CH2)3-、-CH2-OC(=O)-NH(CH2)3-、
-(CH2)2-C(=O)-O(CH2)3-、-(CH2)2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
(e)、(h)または(i)が2以上である場合、L2およびL6-7が各場合で独立に同一であるか異なっている請求項1に記載の化合物。 - L3およびL8-9が独立に、
-(CH2)4-C(=O)-、-(CH2)5-C(=O)-、-(CH2)6-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-、-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-、-(CH2CH2O)2-C(=O)-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-、
-(CH2)4-C(=O)NH-、-(CH2)5-C(=O)NH-、-(CH2)6-C(=O)NH-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)-NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)-NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)-NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)-NH-、
-(CH2CH2O)2-、-CH2CH2O-CH2O-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)3-CH2CH2NH-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-、-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-、
-CH2-O-CH2CH2O-、-CH2-O-(CH2CH2O)2-、
-(CH2)4-、-(CH2)3-、-O(CH2)2-、-C(=O)O(CH2)3-、-C(=O)NH(CH2)3-、
-C(=O)(CH2)2-、-C(=O)(CH2)3-、
-CH2-C(=O)-O(CH2)3-、-CH2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2-OC(=O)-O(CH2)3-、-CH2-OC(=O)-NH(CH2)3-、
-(CH2)2-C(=O)-O(CH2)3-、-(CH2)2-C(=O)-NH(CH2)3-、
-CH2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2)2-O-(CH2)2-、
-(CH2)2C(=O)NH(CH2)2-O-(CH2)2-、
-CH2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
-(CH2)2C(=O)O(CH2CH2O)2CH2CH2-、
(f)、(j)または(j)が2以上である場合に、L3およびL8-9が各場合で独立に同一であるか異なっている請求項1に記載の化合物。 - L4-5が独立に、
-(CR′21R′22)t′1-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′2S-、
-(CR′21R′22)t′1Y′14-(CR′23R′24)t′2-(Y′15)a′2-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′3S-、
-(CR′21R′22CR′23R′24Y′14)t′1-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′2S-、
-(CR′21R′22CR′23R′24Y′14)t′1(CR′25R′26)t′2-(Y′15)a′2-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′3S-、
-[(CR′21R′22CR′23R′24)t′2Y′14]t′1(CR′25R′26)t′2-(Y′15)a′2-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′3S-、
-(CR′21R′22)t′1-[(CR′23R′24)t′2Y′14]t′2(CR′25R′26)t′3-(Y′15)a′2-[C(=Y′16)]a′3(CR′27CR′28)t′4S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3(CR′23R′24)t′2S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3Y′15(CR′23R′24)t′2S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3(CR′23R′24)t′2-Y′15-(CR′23R′24)t′3S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3Y′14(CR′23R′24)t′2-Y′15-(CR′23R′24)t′3S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3(CR′23R′24CR′25R′26Y′15)t′2(CR′27CR′28)t′3S-、
-(CR′21R′22)t′1(Y′14)a′2[C(=Y′16)]a′3Y′17(CR′23R′24CR′25R′26Y′15)t′2(CR′27CR′28)t′3S-および
Y′16がO、NR′28またはSであり;
Y′14-15およびY′17が独立に、O、NR′29またはSであり;
R′21-27が独立に、水素、ヒドロキシル、カルボキシル、アミン、C1-6アルキル、C3-12分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、アラルキル、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、フェノキシおよびC1-6ヘテロアルコキシからなる群から選択され;
R′28-29が独立に、水素、C1-6アルキル、C3-12分岐アルキル、C3-8シクロアルキル、C1-6の置換されたアルキル、C3-8の置換されたシクロアルキル、アリール、置換されたアリール、アラルキル、C1-6ヘテロアルキル、置換されたC1-6ヘテロアルキル、C1-6アルコキシ、フェノキシおよびC1-6ヘテロアルコキシからなる群から選択され;
(t′1)、(t′2)、(t′3)および(t′4)が独立に、0または正の整数であり;
各(a′2)および(a′3)が独立に、0または1である請求項1に記載の化合物。 - L4が、
-(CH)6-S-、-(CH)5-S-、-(CH)4-S-、-(CH)3-S-、-(CH)2-S-、
-(CH2)4-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)5-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)6-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)4-C(=O)NHCH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2OC(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-(CH2CH2O)3-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)NHCH(COOH)CH2S-および
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)NHCH(COOH)CH2S-
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。 - L5が、
-(CH)6-S-、-(CH)5-S-、-(CH)4-S-、-(CH)3-S-、-(CH)2-S-、
-(CH2CH2O)-CH2CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2S-、
-(CH2)4-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)5-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)6-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)3-CH2O-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NH-C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2)4-C(=O)NHCH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2CH2C(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2OC(=O)NH-CH(COOH)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-(CH2CH2O)3-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2CH2O-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2CH2NHC(=O)CH(NH2)CH2S-、
-CH2-O-CH2CH2O-CH2C(=O)NHCH(COOH)CH2S-および
-CH2-O-(CH2CH2O)2-CH2C(=O)NHCH(COOH)CH2S-
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。 - (c)が1であり;R14がヒスチジン豊富ペプチドであり;R11が細胞表面標的基である請求項1に記載の化合物。
- 前記細胞表面標的基が葉酸またはアニスアミドである請求項29に記載の化合物。
- (b)および(c)が両方とも0であり、(d)が1であり、R11がヒスチジン豊富ペプチドである請求項1に記載の化合物。
- 前記生理活性剤が、-NH2含有部分、-OH含有部分および-SH含有部分からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
- 前記生理活性剤がオリゴヌクレオチドである請求項32に記載の化合物。
- 前記オリゴヌクレオチドが一本鎖もしくは二本鎖オリゴヌクレオチドである請求項33に記載の化合物。
- 前記オリゴヌクレオチドがアンチセンスオリゴヌクレオチドである請求項33に記載の化合物。
- 前記オリゴヌクレオチドが、デオキシヌクレオチド、リボヌクレオチド、ロックド核酸(LNA)、低分子干渉RNA(siRNA)、ミクロRNA(miRNA)、アプタマー類、ペプチド核酸(PNA)、ホスホロジアミデートモルホリノオリゴヌクレオチド類(PMO)、トリシクロ-DNA、二本鎖オリゴヌクレオチド(デコイODN)、触媒性RNA(RNAi)、アプタマー類、シュピーゲルマー類、CpGオリゴマー類およびこれらの組み合わせからなる群から選択される請求項33に記載の化合物。
- 前記オリゴヌクレオチドが、ホスホジエステルもしくはホスホロチオエート連結およびこれらの組み合わせを有する請求項33に記載の化合物。
- 前記オリゴヌクレオチドがLNAを有する請求項33に記載の化合物。
- 前記オリゴヌクレオチドが約8から約50個のヌクレオチドを有する請求項33に記載の化合物。
- 前記オリゴヌクレオチドが、腫瘍遺伝子類、血管新生経路促進遺伝子類、細胞増殖経路促進遺伝子類、ウィルス感染体遺伝子類および炎症経路促進遺伝子類の発現をモジュレートする請求項33に記載の化合物。
- 前記オリゴヌクレオチドが、アンチセンスbcl-2オリゴヌクレオチド類、アンチセンスHIF-1αオリゴヌクレオチド類、アンチセンススルビビンオリゴヌクレオチド類、アンチセンスErbB3オリゴヌクレオチド類、アンチセンスPIK3CAオリゴヌクレオチド類、アンチセンスHSP27オリゴヌクレオチド類、アンチセンスアンドロゲン受容体オリゴヌクレオチド類、アンチセンスGli2オリゴヌクレオチド類およびアンチセンスβ-カテニンオリゴヌクレオチド類からなる群から選択される請求項34に記載の化合物。
- 前記オリゴヌクレオチドが配列番号1、配列番号2および3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15および配列番号16に示された8以上の連続ヌクレオチドを含み、各核酸が天然核酸もしくは修飾核酸である請求項33に記載の化合物。
- 前記標的基が、RGDペプチド類、葉酸、アニスアミド、血管内皮細胞増殖因子、FGF2、ソマトスタチンおよびソマトスタチン類縁体、トランスフフェリン、メラノトロピン、ApoEおよびApoEペプチド、フォン・ヴィレブランド因子およびフォン・ヴィレブランド因子ペプチド、アデノウィルス線維タンパク質およびアデノウィルス線維タンパク質ペプチド類、PD1およびPD1ペプチド類、EGFおよびEGFペプチド類からなる群から選択される請求項33に記載の化合物。
- 請求項1に記載の化合物を含むナノ粒子組成物。
- 処置を必要とする哺乳動物に対して、有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有し、
R1-3のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み、残りのR1-3のうちの少なくとも一つがオリゴヌクレオチドを含む、哺乳動物での疾患の治療方法。 - 細胞を請求項1に記載の化合物と接触させる段階を有し、
R1-3のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み、残りのR1-3のうちの少なくとも一つがオリゴヌクレオチドを含む、細胞にオリゴヌクレオチドを導入する方法。 - 前記細胞が癌細胞である請求項47に記載の方法。
- ヒトの細胞もしくは組織を請求項1に記載の化合物と接触させる段階を有し、
R1-3のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み、残りのR1-3のうちの少なくとも一つがオリゴヌクレオチドを含む、ヒト細胞もしくは組織での遺伝子発現を阻害する方法。 - 前記細胞または組織が、癌細胞もしくは癌組織である請求項49に記載の方法。
- 処置を必要とする哺乳動物に対して有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有し、
R1-3のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み、残りのR1-3のうちの少なくとも一つがオリゴヌクレオチドを含む、哺乳動物で遺伝子発現を低下させる方法。 - 癌細胞を請求項1に記載の化合物と接触させる段階を有し、
R1-3のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み、残りのR1-3のうちの少なくとも一つがオリゴヌクレオチドを含む、癌細胞の成長または増殖を阻害する方法。 - 抗癌剤を投与する段階をさらに含む、請求項52に記載の方法。
- 処置を必要とする哺乳動物に対して有効量の請求項1に記載の化合物を投与する段階を有し、
請求項1に記載の前記化合物が請求項39に記載のナノ粒子に封入されており;R1-3のうちの少なくとも一つがエンドソーム放出促進部分を含み;残りのR1-3のうちの少なくとも一つがオリゴヌクレオチドを含む、哺乳動物での疾患を治療する方法。
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