JP2012508772A5

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Info

Publication number: JP2012508772A5
Application number: JP2011536533A
Authority: JP
Filing date: 2009-11-13
Publication date: 2012-12-27

Description

［００２８］さらに当然のことながら、数回の実験で、特に所定のインビトロでのＭ３刺激に対する実験で（データ示さず）、本発明者等は、グレープシード抽出物およびレモン抽出物が用いられる場合、Ｍ３受容体の相乗的な刺激を観察した。例えばレモン抽出物およびグレープシード抽出物が質量比で９：１の割合で用いられる場合、２４％の活性化レベルが達成されたが、一方で抽出物単独での予想されるレベルの合計は１８％（１２＋６％）であったと思われる。特筆すべきことに、レモン抽出物と緑茶抽出物とを同じ比率で組み合わせた場合、その作用は単に累積的であった（１８％）。従って、特に好ましい組み合わせは、レモン抽出物とグレープシード抽出物とを組み合わせた場合であり、ここで抽出物の質量比は、２５：１〜２：１であり、より好ましくは１５：１〜４：１、最も好ましくは１２：１〜５：１である。

Claims

口腔内湿潤化の増進あるいは唾液分泌減退に関連する症状の軽減の少なくとも一方をもたらす方法であって、該方法は：
グレープシード抽出物と柑橘系果物からの抽出物の組み合わせを唾液分泌促進成分として含む経口投与のための局所用組成物であって、該組合せが唾液分泌促進成分として有効であり、症状の軽減を提供する又は口腔内湿潤化を増進するのに有効な濃度で存在する、組成物を製剤化すること；
グレープシード抽出物と柑橘系果物からの抽出物が症状の軽減を提供すること又は口腔内湿潤化を増進することを示す試験結果を得ること；および、
該組成物を該試験結果と共に提供すること、
を含む、上記方法。
前記唾液分泌減退に関連する症状が、ドライマウス、口臭、唾液の増粘、味覚の変化、および、発話または嚥下の困難からなる群より選択される、請求項１に記載の方法。
前記局所用製剤が、チューインガム、溶解性ストリップ、タブレット、ロゼンジ、マウスリンス、スプレー、練り歯磨き、軟膏、発泡体、唾液の増量剤、および、粉末（任意にキャリアーに含浸させてもよい）からなる群より選択される、請求項１に記載の方法。
前記グレープシード抽出物と柑橘系果物からの抽出物が相乗的な量で存在する、請求項１に記載の方法。
前記グレープシード抽出物と柑橘系果物からの抽出物が、局所用組成物の１質量％に等しい、またはそれ未満の濃度で存在する、請求項１に記載の方法。
前記グレープシード抽出物と柑橘系果物からの抽出物が、局所用組成物の０．１質量％に等しい、またはそれ未満の濃度で存在する、請求項１に記載の方法。
前記柑橘系果物からの抽出物とグレープシード抽出物が９：１の質量比で存在する、請求項１に記載の方法。
前記柑橘系果物からの抽出物がレモン抽出物である、請求項１に記載の方法。
前記試験結果が、プロアントシアニジンおよびグレープシード抽出物の少なくとも一方のＭ３受容体アゴニスト活性を実証するインビトロでの試験結果であるか、または、ヒトにおける唾液流量の増加を実証するインビボでの試験結果である、請求項１に記載の方法。
口腔の快適性および口腔湿度レベルを増進する口腔ケア製品であって、該製品は、唾液分泌を促進する活性成分として、少なくとも一種のプロアントシアニジン含有植物抽出物および柑橘系果物からの抽出物の組み合わせを、口腔湿度レベルを増加させるのに有効な濃度で含む組成物を含み、ここで該組成物は、経口で局所投与するために製剤化される、上記口腔ケア製品。
口腔湿度レベルの増加が、ドライマウス、口臭、唾液の増粘、味覚の変化、および、発話または嚥下の困難の少なくとも一つを緩和する、請求項１０に記載の口腔ケア製品。
前記局所用製剤が、チューインガム、溶解性ストリップ、タブレット、ロゼンジ、マウスリンス、スプレー、練り歯磨き、軟膏、発泡体、唾液の増量剤、および、粉末（任意にキャリアーに含浸させてもよい）からなる群より選択される、請求項１０に記載の口腔ケア製品。
前記プロアントシアニジン含有植物抽出物が、グレープシード抽出物、ビルベリー抽出物、クランベリー抽出物、クロフサスグリ抽出物、紅茶抽出物、および、チョークベリー抽出物からなる群より選択される抽出物の一部として前記組成物に包含される、請求項１０に記載の口腔ケア製品。
前記プロアントシアニジン含有植物抽出物および柑橘系果物からの抽出物の少なくとも一方が、局所用組成物の１質量％に等しい、またはそれ未満の濃度で存在する、請求項１０に記載の口腔ケア製品。
柑橘系果物からの抽出物およびプロアントシアニジン含有植物抽出物が９：１の質量比で存在する、請求項１０に記載の口腔ケア製品。
口腔の快適性あるいは口腔内の湿潤化の少なくとも一方を増進する口腔ケア製品であって、該製品は、Ｍ３受容体アゴニスト活性を有することが実証されている植物抽出物の組み合わせを含み、該植物抽出物の組み合わせは唾液分泌を促進する活性成分として口腔内の湿潤化を増進するのに有効な濃度で存在し、ここで該組成物は、経口で局所投与するために製剤化される、上記製品。
前記植物抽出物の組み合わせが、ドライマウス、口臭、唾液の増粘、味覚の変化、および、発話または嚥下の困難の少なくとも一つを緩和するのに有効な濃度で存在する、請求項１６に記載の口腔ケア製品。
前記局所用製剤が、チューインガム、溶解性ストリップ、タブレット、ロゼンジ、マウスリンス、スプレー、練り歯磨き、軟膏、発泡体、唾液の増量剤、および、粉末（任意にキャリアーに含浸させてもよい）からなる群より選択される、請求項１６に記載の口腔ケア製品。
前記植物抽出物が、グレープシード抽出物および柑橘系果物からの抽出物である、請求項１６に記載の口腔ケア製品。
柑橘系果物からの抽出物およびグレープシード抽出物が９：１の質量比で存在する、、請求項１９に記載の口腔ケア製品。
口腔湿度レベルの上昇を生じることによりヒトに口腔の快適性を提供する方法であって：
該方法は、グレープシード抽出物と柑橘系果物からの抽出物の組み合わせを唾液分泌促進剤として含む、経口投与のための局所用組成物を製剤化し、使用することを含み、
該組合せは唾液分泌促進剤として有効であり、口腔湿度レベルを上昇させるのに有効な濃度で存在する、前記方法。