JP2012505662A - 水溶性セルロース誘導体を用いる、トランス脂肪酸の吸収を低減する方法 - Google Patents
水溶性セルロース誘導体を用いる、トランス脂肪酸の吸収を低減する方法 Download PDFInfo
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Abstract
食品の総質量基準で、1食当たり少なくとも0.5gのトランス脂肪酸;および少なくとも1.33質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体;を含む食品、トランス脂肪酸を摂取した哺乳動物に対するトランス脂肪酸の弊害を改善する方法、ならびにトランス脂肪酸含有食品を摂取する哺乳動物に吸収される能力を有するトランス脂肪酸の量を低減する方法を提供する。
Description
関連出願の相互参照
本件は、米国仮出願第61/106,167号(2008年10月17日出願)の利益を主張する。
本件は、米国仮出願第61/106,167号(2008年10月17日出願)の利益を主張する。
分野
本発明は哺乳動物の健康および栄養摂取に関する。
本発明は哺乳動物の健康および栄養摂取に関する。
連邦委託研究に関する記載
本発明は、米国農務省との共同研究開発契約(第58−3K95−5−1072号)の下でなされたものである。
本発明は、米国農務省との共同研究開発契約(第58−3K95−5−1072号)の下でなされたものである。
背景
他の食物脂肪と異なり、トランス脂肪酸は生物学的機能に必須ではなく、これらは健康的にも良くない。混乱を避けるため、天然由来のトランス脂肪共役リノール酸は健康効果を与える場合があり、よって「トランス脂肪酸」は典型的には、共役系ではない1つ以上のトランス結合を含有する脂肪酸を意味する。
他の食物脂肪と異なり、トランス脂肪酸は生物学的機能に必須ではなく、これらは健康的にも良くない。混乱を避けるため、天然由来のトランス脂肪共役リノール酸は健康効果を与える場合があり、よって「トランス脂肪酸」は典型的には、共役系ではない1つ以上のトランス結合を含有する脂肪酸を意味する。
トランス脂肪酸は、部分水素化植物油中のこれらの形態の長所による食品へのこれらの関与を見出すのみである。トランス脂肪酸は、植物油の部分水素化(これらの安定性および品質保持期間を増大させるために行う)の副生成物である。
これらの脂肪に基づくカロリーの寄与は別として、食物中のトランス脂肪酸は具体的に強い批判がなされてきた。トランス脂肪酸は、人体中の低密度リポタンパクLDL(悪玉)コレステロールレベルを増大させ、そして高密度リポタンパクHDL(善玉)コレステロールレベルを低下させ、心臓疾患のリスクを増大させるからである。検討はまた、トランス脂肪酸を脳卒中および2型糖尿病と結び付ける。保健機関は、トランス脂肪酸を避けることを推奨し、そして幾つかの国および米国の少なくとも1つの州は、地元生産の食物中のトランス脂肪酸を禁止することを試みてきた。米国食品医薬品局(FDA)は異なる取組みを採り、生産者が制度外食物の栄養成分表パネル上にトランス脂肪を列挙すること(1食当たり0.5g以上存在する場合)を求め、よって消費者はトランス脂肪酸を避ける選択が可能である。これは常に実用的なわけではない。部分水素化植物油(従ってトランス脂肪酸)はしばしばファーストフードおよびスナックにおいて見出され、これは最も情報通の消費者に対してさえも高度に望ましいからである。
よって、求められるのは哺乳類によるトランス脂肪酸の吸収を低減する方法である。
要約
一態様において、本発明は、食品の総質量基準で、1食当たり少なくとも0.5gのトランス脂肪酸および少なくとも1.33質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体を含む食品を提供する。
一態様において、本発明は、食品の総質量基準で、1食当たり少なくとも0.5gのトランス脂肪酸および少なくとも1.33質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体を含む食品を提供する。
別の態様において、本発明は、トランス脂肪酸を摂取した哺乳動物に対するトランス脂肪酸の弊害を改善する方法であって、1種以上の水溶性セルロース誘導体を哺乳動物に投与することを含む方法を提供する。
別の態様において、本発明は、トランス脂肪酸含有食品を摂取する哺乳動物に吸収される能力を有するトランス脂肪酸の量を低減する方法であって、1種以上の水溶性セルロース誘導体を食品に組入れるステップ、または1種以上の水溶性セルロース誘導体を食品の摂取の前、間もしくは後に哺乳動物に投与するステップ、の少なくとも1つを含む方法を提供する。
詳細な説明
一態様において、本発明は、食品の総質量基準で、1食当たり少なくとも0.5gのトランス脂肪酸および少なくとも1.33質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体を含む食品を提供する。
一態様において、本発明は、食品の総質量基準で、1食当たり少なくとも0.5gのトランス脂肪酸および少なくとも1.33質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体を含む食品を提供する。
用語「トランス脂肪酸」は、共役系ではない1つ以上のトランス結合を含有する脂肪酸を意味する。上記のように、トランス脂肪酸は、部分水素化植物油の不所望の副生成物である。エライジン酸は一般的なトランス脂肪酸である。
トランス脂肪酸を食物中に組入れるための2つの主要な手段は、マーガリンまたは植物性ショートニングの食物への添加または部分水素化油中での食物のフライを含む。この用途の目的のために、食品は、典型的には部分水素化植物油で調理された任意の調理済食品であることができる。このような食物の例としては、焼いたもの(クッキー、クラッカー、ケーキ、パイ、マフィン、ドーナツ、および特定のパン(例えばハンバーガーバンズ)が挙げられる)、揚げ物および揚げる前の食物(ドーナツ、フレンチフライ、フライドチキン、チキンナゲット、フィッシュスティック、およびタコス皮が挙げられる)、スナック食(ポテトチップ、コーンチップ、トルティーヤチップ、ピーナツバター、ホイップトッピング、インスタントマッシュポテト、キャンディ、およびポップコーンが挙げられる)、ならびにプレパッケージミックス(ケーキミックス、パンケーキミックス、ビスケットミックス、コーンブレッドミックス、フロスティングミックス、チョコレートドリンクミックス、特定の冷凍食品、ピザ生地、焼くだけのベーカリー製品、トースターペストリー、ワッフル、パンケーキが挙げられる)が挙げられる。歴史的に、ファーストフードレストランは、その予め調理された食物および比較的低コストの揚げ油の使用に起因してトランス脂肪酸と関わってきた。
トランス脂肪酸を回避するための以前の方策は、部分水素化植物油をよりコスト高の代替物に置き換えてきたが、今や水溶性セルロース誘導体を哺乳動物の食餌に組入れることが、食物の摂取によって哺乳動物によって吸収されるトランス脂肪酸の量を低減することによって有利な効果を有することを見出した。これは「バルク繊維効果」ではないと考えられる。水溶性セルロース誘導体が微結晶セルロースよりも大幅により有効であることが見出されたからである。
本発明の食品は、食品の総質量基準で少なくとも1.33質量%、好ましくは2〜10質量%、より好ましくは2〜6質量%の水溶性セルロース誘導体を含む。食品中の水溶性セルロース誘導体の最も好ましいパーセントは、主として栄養学的および官能的な検討によって決定される種々の要因に左右される。
一態様において、水溶性セルロース誘導体は水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである。用語「セルロース誘導体」は、水不溶性である傾向がある修飾されていないセルロース自体は包含しない。本明細書で用いる用語「水溶性」は、セルロース誘導体の水中の溶解性が、100グラムの蒸留水中、25℃および1気圧で少なくとも2グラム、好ましくは少なくとも3グラム、より好ましくは少なくとも5グラムであることを意味する。
好ましいセルロース誘導体は、水溶性のセルロースエステルおよびセルロースエーテルである。好ましいセルロースエーテルは、水溶性カルボキシC1−C3アルキルセルロース,例えばカルボキシメチルセルロース;水溶性カルボキシC1−C3アルキルヒドロキシC1−C3アルキルセルロース,例えばカルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース;水溶性C1−C3アルキルセルロース,例えばメチルセルロース;水溶性C1−C3アルキルヒドロキシC1−C3アルキルセルロース,例えばヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはエチルヒドロキシエチルセルロース;水溶性ヒドロキシC1−C3アルキルセルロース,例えばヒドロキシエチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセルロース;水溶性混合ヒドロキシC1−C3アルキルセルロース,例えばヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロース、水溶性混合C1−C3アルキルセルロース,例えばメチルエチルセルロース;または水溶性アルコキシヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロースであり、アルコキシ基は直鎖または分岐鎖で2〜8個の炭素原子を有する。より好ましいセルロースエーテルは、メチルセルロース、メチルエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびカルボキシメチルセルロースであり、これらは当業者により水溶性セルロースエーテルに分類される。最も好ましい水溶性セルロースエーテルは、メチルモル置換DSメトキシルが0.5〜3.0、好ましくは1〜2.5のメチルセルロース、および、DSメトキシルが0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0、およびMSヒドロキシプロポキシルが0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2のヒドロキシプロピルメチルセルロースである。メチルセルロースのメトキシル量は、ASTM法D1347−72(再承認1995)に従って評価できる。ヒドロキシプロピルメチルセルロースのメトキシルおよびヒドロキシプロポキシルの量は、ASTM法D−2363−79(再承認1989)によって評価できる。メチルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えばK100M,K250M,K4M,KlM,F220M,F4MおよびJ4Mのヒドロキシプロピルメチルセルロース)は、The Dow Chemical Companyから市販で入手可能である。2種以上の水溶性セルロース誘導体の組合せもまた有用である。
水溶性セルロース誘導体は、一般的に、2質量パーセント水溶液として摂氏20度で測定される粘度5cps〜2,000,000cps(=mPa・s)、好ましくは50cps〜1,000,000cps、より好ましくは1,000cps〜500,000cps、特に10,000cps〜300,000cpsを有する。粘度は回転式粘度計で測定できる。
好ましくは、水溶性セルロース誘導体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースであり、そしてより好ましくは、水溶性セルロース誘導体は、DSメトキシルが0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0、およびMSヒドロキシプロポキシルが0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2のヒドロキシプロピルメチルセルロースである。
更に別の態様において、本発明は、トランス脂肪酸を摂取した哺乳動物に対するトランス脂肪酸の弊害を改善する方法であって、1種以上の水溶性セルロース誘導体を哺乳動物に投与することを含む方法を提供する。
更に別の態様において、本発明は、トランス脂肪酸含有食品を摂取する哺乳動物に吸収される能力を有するトランス脂肪酸の量を低減する方法であって、1種以上の水溶性セルロース誘導体を食品に組入れるステップ、または1種以上の水溶性セルロース誘導体を、食品の摂取の前、間もしくは後に哺乳動物に投与するステップ、の少なくとも1つを含む方法を提供する。
食品中の1種以上の水溶性セルロース誘導体の存在、または1種以上の水溶性セルロース誘導体の食品との組合せでの投与は、特に有効である。水溶性セルロース誘導体は、好ましくは、水溶性セルロース誘導体の1日用量が一般的に哺乳動物の体重1キログラム当たり1日20〜700ミリグラムの水溶性セルロース誘導体となるような量で、食品中に組入れ、または食品の摂取の前、間または後に投与する。好ましくは約2〜30g、より好ましくは約3〜25gの水溶性セルロース誘導体が、大型哺乳動物(例えば人間)によって摂取される。水溶性セルロース誘導体の最も好ましい量は種々の要因(例えば食餌の脂肪含有量)に左右される。
水溶性セルロース誘導体を食品と別に投与する場合、これは、例えば、粉末化、逆腸溶性コートまたはマイクロカプセル化されたセルロースエーテルであって香味付けされたドリンク配合物中に懸濁されたものの形状で、タブレット、カプセル、小袋またはカプレットとして、投与できる。水溶性セルロース誘導体を食品と別に投与する場合、食品とともに適切な時間枠内で、好ましくは食品の摂取の前または後約30分間以内に、より好ましくは食品の摂取の前または後約15分間以内に摂取するのがよい。
好ましくは、水溶性セルロース誘導体はヒドロキシプロピルメチルセルロースであり、そしてより好ましくは、水溶性セルロース誘導体は、DSメトキシルが0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0、およびMSヒドロキシプロポキシルが0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2のヒドロキシプロピルメチルセルロースである。
一態様において、水溶性セルロース誘導体は、食品の総質量基準で少なくとも1.33質量%の量で存在する。
例
以下の例は例示のみの目的であり、本発明の範囲の限定を意図しない。全てのパーセントは特記がない限り質量基準である。
以下の例は例示のみの目的であり、本発明の範囲の限定を意図しない。全てのパーセントは特記がない限り質量基準である。
例1
オスのシリアンゴールデンハムスター(開始時体重が80〜90グラムの間である)(LVG strain,Charles River Laboratory,Willmington,MA)に標準ラボ飼料(ラボ「chow」)を7日間与えて順応させた。
オスのシリアンゴールデンハムスター(開始時体重が80〜90グラムの間である)(LVG strain,Charles River Laboratory,Willmington,MA)に標準ラボ飼料(ラボ「chow」)を7日間与えて順応させた。
順応させたハムスターを次いで表1中に記載する6つの群の1つ(具体的な飼料群における処置または対照)に割り当てた:
成分はグラム単位で列挙し、更なる詳細は以下の通りである:
スーパーサイズ−ハンバーガー/フレンチフライ食(フリーズドライおよび粉末化したもの)。エネルギー摂取量は約33.62%であり、そしてトランス脂肪含有量は約1.3%であった。
スーパーサイズ−ハンバーガー/フレンチフライ食(フリーズドライおよび粉末化したもの)。エネルギー摂取量は約33.62%であり、そしてトランス脂肪含有量は約1.3%であった。
パウンドケーキ−フリーズドライおよび粉末化したパウンドケーキ。エネルギー摂取量は約32.8%であり、そしてトランス脂肪含有量は約0.7%であった。
ピザ−フリーズドライおよび粉末化したピザ。エネルギー摂取量は約26.5%であり、そしてトランス脂肪含有量は約0.3%であった。
ビタミンミックス−1.0g/Kg ビタミンAパルミテート(500,000 IU/g),0.6g/Kg ビタミンD3(400,000 IU/g),10.0g/Kg ビタミンEアセテート(500 IU/g),10.0g/Kg イノシトール,0.4g/Kg メナジオン硫酸水素ナトリウム,9.0g/Kg ナイアシン,1.5g/Kg リボフラビン,2.0g/Kg チアミンHCl,0.7g/Kg ピリドキシンHCl,4.0g/Kg パントテン酸カルシウム、0.06g/Kg ビオチン,0.2g/Kg 葉酸,1.0g/Kg ビタミンB12(0.1%),および959.54g/Kg スクロース。[NRC Nutrient Requirements of Laboratory Animals,3rd Revised Edition,1978.Dyets,Inc.,Dr.H.L.Yowellによる推奨]
ミネラルミックス−388.2g/Kg リン酸カリウム,二塩基,85.6g/Kg リン酸カルシウム,二塩基,363.9g/Kg 炭酸カルシウム,109.0g/Kg 塩化ナトリウム,28.56g/Kg 酸化マグネシウム,22.94g/Kg クエン酸第二鉄,U.S.P.,0.06g/Kg 炭酸コバルト,0.29g/Kg 炭酸第二銅,0.01g/Kg フッ化ナトリウム,0.06g/Kg ヨウ化カリウム,0.22g/Kg 炭酸マンガン,1.11g/Kg 炭酸亜鉛,0.04g/Kg 酢酸クロム,0.01g/Kg 亜セレン酸ナトリウム。[NRC Nutrient Requirements of Laboratory Animals,3rd Revised Edition,1978.Dyets,Inc.,Dr.H.L.Yowellによる推奨]
HPMC−ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC),メトキシル量19〜24%、ヒドロキシプロポキシル量7〜12%、および2質量%水溶液として20℃にて測定される粘度約250,000mPa・s(cps)を有するもの。存在する場合、用量は約4%(wt/wt)であった。
MCC−微結晶セルロース(MCC)。存在する場合、用量は約4%(wt/wt)であった。
検討は、Animal Care and Use Committee Western Regional Research Center,USDA,Albany,CAによって承認されたものであり、実験動物のケアおよび使用のための全てのガイドラインに従った。動物に表1による飼料(これらに20日間割り当てられるもの)を与え、10日および20日で糞便を回収した。各回収時間にて糞便をフリーズドライした。
糞便を10分間SPEX 8000または80000のミキサーミルで、2つのタングステンカーバイドボールをタングステンカーバイドシリンダー内で用いて粉砕した。約0.15gの粉砕した糞便をDIONEX 11mL Accelerated Solvent Extractor(ASE)セルに計り入れ、そして約3.5gの珪藻土(砂)と大まかに撹拌しながら組合せた。100μLの、グリセリルトリエルケートのテトラヒドロフラン(THF)中500μg/mL溶液をセルに添加し、そして混合物を2つのセルロースフィルター間に挟んだ。
セル内容物を、600mLのヘキサン、400mLの2−プロパノール、および20mLの酢酸を含有する抽出溶媒で、DIONEX ASEシステムで以下の条件で抽出した:予熱1分、圧力2175psi、加熱5分、温度60℃、静止10分、フラッシュ60%、パージ120秒、サイクル=2。これにより20mLのサンプル抽出回収物が得られた。
混合後、9.0mLの抽出物を風袋計量した16×125mmねじ蓋式培養管内に入れた。抽出物を45℃水浴中で窒素パージにて送風乾燥した。4mLアリコートのアセトニトリルを添加し、そして混合物を再度送風乾燥した。
サンプルを、以下の手順を用いて誘導体化した:
1.300μLアリコートの0.5N NaOH(MeOH(メタノール)中)を、培養管内の各サンプルに添加した。
2.管に蓋をし、ボルテックスし、そして100℃にて5分間、加熱ブロック内に入れた。
3.サンプルを約1分間冷やした。
4.サンプルの蓋を開け、そして350μLの14%の三フッ化ホウ素(MeOH中)を添加した。
5.サンプルに蓋をし、ボルテックスし、そして100℃にて5分間、加熱ブロック内に入れた。
6.サンプルを約1分間冷やした。
7.バイアルの蓋を開け、そして2mLのヘプタン(0.200mg/mLノナデカン(ヘプタン中))を添加した。
8.バイアルに再度蓋をし、ボルテックスし、そして100℃にて5分間、加熱ブロック内に戻し入れた。
9.サンプルを約1分間冷やした。
10.バイアルの蓋を開け、そして1mLの塩飽和H2O溶液を添加した。
11.これらに再度蓋をして5分間ロッカー上に置いた。
12.これらを次いで1500rpmにて10分間遠心分離した。
13.パスツールピペットを用い、約1mLの有機(上部)層をガスクロマトグラフィ(GC)バイアル内に移した。
1.300μLアリコートの0.5N NaOH(MeOH(メタノール)中)を、培養管内の各サンプルに添加した。
2.管に蓋をし、ボルテックスし、そして100℃にて5分間、加熱ブロック内に入れた。
3.サンプルを約1分間冷やした。
4.サンプルの蓋を開け、そして350μLの14%の三フッ化ホウ素(MeOH中)を添加した。
5.サンプルに蓋をし、ボルテックスし、そして100℃にて5分間、加熱ブロック内に入れた。
6.サンプルを約1分間冷やした。
7.バイアルの蓋を開け、そして2mLのヘプタン(0.200mg/mLノナデカン(ヘプタン中))を添加した。
8.バイアルに再度蓋をし、ボルテックスし、そして100℃にて5分間、加熱ブロック内に戻し入れた。
9.サンプルを約1分間冷やした。
10.バイアルの蓋を開け、そして1mLの塩飽和H2O溶液を添加した。
11.これらに再度蓋をして5分間ロッカー上に置いた。
12.これらを次いで1500rpmにて10分間遠心分離した。
13.パスツールピペットを用い、約1mLの有機(上部)層をガスクロマトグラフィ(GC)バイアル内に移した。
誘導体化サンプルはガスクロマトグラフィによって以下の条件に従って分析した:
クロマトグラフ:Agilent 6890シリーズGC
カラム:60m×0.25mm(L×ID),0.25μm df,
検出器:FID(フレームイオン化検出器)
温度:
オーブン:200℃(5分),250℃まで5℃/分にて5分間,最終保持時間
インジェクター:250℃
検出器:260℃
キャリア:3mL/分,200℃(62.5psi)にて
スプリット:25mL/分
構成:ヘリウム27mL/分
エア:400mL/分
水素:30mL/分
サンプルサイズ:2μL
データシステム:EZChrom Elite Version 3.2.1
クロマトグラフ:Agilent 6890シリーズGC
カラム:60m×0.25mm(L×ID),0.25μm df,
検出器:FID(フレームイオン化検出器)
温度:
オーブン:200℃(5分),250℃まで5℃/分にて5分間,最終保持時間
インジェクター:250℃
検出器:260℃
キャリア:3mL/分,200℃(62.5psi)にて
スプリット:25mL/分
構成:ヘリウム27mL/分
エア:400mL/分
水素:30mL/分
サンプルサイズ:2μL
データシステム:EZChrom Elite Version 3.2.1
較正のために、0.200mg/mLノナデカンおよび0.10mg/mLエルカ酸メチル(ヘプタン中)を含有するようにスパイク標準を準備した。較正溶液は、10mgのNuCheck Standard 1Aを1.0mLの容量フラスコ内に計り出すことによって調製した。このフラスコに、110μLのスパイク標準を添加した。フラスコを、0.200mg/mLのノナデカンを含有するヘプタンで容量希釈した。NuCheck Standard 1Aは、20%のパルミチン酸メチル(C16:0),ステアリン酸メチル(C18:0),オレイン酸メチル(C18:1),リノール酸メチル(C18:2)およびリノレン酸メチル(C18:3)の各々を含有していた。よって、較正溶液は、2000μg/mLのこれらの5つの成分、更に200μg/mLのノナデカンおよび11μg/mLのエルカ酸メチルを含有していた。
トランス脂肪酸は、モノ不飽和トランス脂肪酸C16:1,C18:1,C18:2およびC20:1の合計によって評価した。トランス脂肪酸は、スパイク実験によって、そしてGCカラム製造元による文献において与えられる溶出順序によって同定した。結果を表2に列挙する。
結果はmg/g単位で報告する。処置群(4%HPMCを与えたもの)は、対照群に対して、トランス脂肪酸の排泄の顕著な増大を有した。よって、HPMCは、動物の身体によって吸収されるトランス脂肪酸の低減に寄与した。アスタリスクを付して示したデータは、95%信頼区間で顕著であった。
例2
オスのシリアンゴールデンハムスター(開始時体重が80〜90グラムの間である)(LVG strain,Charles River Laboratory,Willmington,MA)に標準ラボ飼料(ラボ「chow」)を7日間与えて順応させた。
オスのシリアンゴールデンハムスター(開始時体重が80〜90グラムの間である)(LVG strain,Charles River Laboratory,Willmington,MA)に標準ラボ飼料(ラボ「chow」)を7日間与えて順応させた。
順応させたハムスターを次いで表3中に記載する3つの飼料群の1つに割り当てた:
成分はグラム単位で列挙し、更なる詳細は以下の通りである:
ボローニャ−フリーズドライおよび粉末化したボローニャであり、トランス脂肪含有量約1.0%を有した。
ボローニャ−フリーズドライおよび粉末化したボローニャであり、トランス脂肪含有量約1.0%を有した。
チーズ−フリーズドライおよび粉末化したチーズであり、トランス脂肪含有量約0.4%を有した。
ポテトチップ−フリーズドライおよび粉末化したポテトチップであり、トランス脂肪含有量約0.3%を有した。
ビタミンミックス−1.0g/Kg ビタミンAパルミテート(500,000 IU/g),0.6g/Kg ビタミンD3(400,000 IU/g),10.0g/Kg ビタミンEアセテート(500 IU/g),10.0g/Kg イノシトール,0.4g/Kg メナジオン硫酸水素ナトリウム,9.0g/Kg ナイアシン,1.5g/Kg リボフラビン,2.0g/Kg チアミンHCl,0.7g/Kg ピリドキシンHCl,4.0g/Kg パントテン酸カルシウム、0.06g/Kg ビオチン,0.2g/Kg 葉酸,1.0g/Kg ビタミンB12(0.1%),および959.54g/Kg スクロース。[NRC Nutrient Requirements of Laboratory Animals,3rd Revised Edition,1978.Dyets,Inc.,Dr.H.L.Yowellによる推奨]
ミネラルミックス−388.2g/Kg リン酸カリウム,二塩基,85.6g/Kg リン酸カルシウム,二塩基,363.9g/Kg 炭酸カルシウム,109.0g/Kg 塩化ナトリウム,28.56g/Kg 酸化マグネシウム,22.94g/Kg クエン酸第二鉄,U.S.P.,0.06g/Kg 炭酸コバルト,0.29g/Kg 炭酸第二銅,0.01g/Kg フッ化ナトリウム,0.06g/Kg ヨウ化カリウム,0.22g/Kg 炭酸マンガン,1.11g/Kg 炭酸亜鉛,0.04g/Kg 酢酸クロム,0.01g/Kg 亜セレン酸ナトリウム。[NRC Nutrient Requirements of Laboratory Animals,3rd Revised Edition,1978.Dyets,Inc.,Dr.H.L.Yowellによる推奨]
HPMC−ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC),メトキシル量19〜24%、ヒドロキシプロポキシル量7〜12%、および2質量%水溶液として20℃にて測定される粘度約250,000mPa・s(cps)を有するもの。存在する場合、用量は約4%(wt/wt)であった。
MCC−微結晶セルロース(MCC)。存在する場合、用量は約4%(wt/wt)であった。
検討は、Animal Care and Use Committee Western Regional Research Center,USDA,Albany,CAによって承認されたものであり、実験動物のケアおよび使用のための全てのガイドラインに従った。動物に表3による飼料(これらに割り当てられるもの)を与え、6日で糞便を回収した。
糞便中のトランス脂肪酸含有量を例1で記載したようにして分析した。結果を表4に列挙する。
結果はmg/g単位で報告する。処置群(4%HPMCを与えたもの)は、対照群に対して、トランス脂肪酸の排泄の顕著な増大を有した。よって、HPMCは、動物の身体によって吸収されるトランス脂肪酸の低減に寄与した。アスタリスクを付して示したデータは、95%信頼区間で顕著であった。
本発明は、本明細書において具体的に開示および例示された態様に限定されないことが理解される。発明の種々の改変が当業者に明らかとなろう。このような変化および改変は特許請求の範囲の範囲から逸脱することなくなされることができる。
更に、各々の列挙される範囲は、範囲の全ての組合せおよび下位組合せ、更にこれに含まれる具体的な数値を包含する。加えて、本明細書において列挙または記載される各々の特許、特許出願および公開公報の開示は参照によりその全部を本明細書に組入れる。
更に、各々の列挙される範囲は、範囲の全ての組合せおよび下位組合せ、更にこれに含まれる具体的な数値を包含する。加えて、本明細書において列挙または記載される各々の特許、特許出願および公開公報の開示は参照によりその全部を本明細書に組入れる。
本発明は以下の態様を有する。
[1] 食品の総質量基準で、
1食当たり少なくとも0.5gのトランス脂肪酸;および
少なくとも1.33質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体;
を含む、食品。
[2] 食品の総質量基準で少なくとも3質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体を含む、上記[1]に記載の食品。
[3] 水溶性セルロース誘導体が、水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである、上記[1]に記載の食品。
[4] 水溶性セルロース誘導体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[1]に記載の食品。
[5] 水溶性セルロース誘導体が、DS メトキシル が0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0であり、そしてMS ヒドロキシプロポキシル が0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2である、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[1]に記載の食品。
[6] トランス脂肪酸を摂取した哺乳動物に対するトランス脂肪酸の弊害を改善する方法であって、:
1種以上の水溶性セルロース誘導体を哺乳動物に投与すること
を含む、方法。
[7] 水溶性セルロース誘導体が、水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである、上記[6]に記載の方法。
[8] 水溶性セルロース誘導体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[6]に記載の方法。
[9] 水溶性セルロース誘導体が、DS メトキシル が0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0であり、そしてMS ヒドロキシプロポキシル が0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2である、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[6]に記載の方法。
[10] 哺乳動物が人間であり、そして水溶性セルロース誘導体を、約2〜30g、より好ましくは約3〜25gの量で投与する、上記[6]に記載の方法。
[11] トランス脂肪酸含有食品を摂取する哺乳動物に吸収される能力を有するトランス脂肪酸の量を低減する方法であって:
1種以上の水溶性セルロース誘導体を食品に組入れるステップ;または
1種以上の水溶性セルロース誘導体を、食品の摂取の前、間もしくは後に哺乳動物に投与するステップ;
を含む、方法。
[12] 水溶性セルロース誘導体が、水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである、上記[11]に記載の方法。
[13] 水溶性セルロース誘導体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[11]に記載の方法。
[14] 水溶性セルロース誘導体が、DS メトキシル が0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0であり、そしてMS ヒドロキシプロポキシル が0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2である、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[11]に記載の方法。
[15] 水溶性セルロース誘導体が、食品の総質量基準で少なくとも1.33質量%の量で存在する、上記[11]に記載の方法。
[16] 水溶性セルロース誘導体が、食品の総質量基準で少なくとも3質量%の量で存在する、上記[11]に記載の方法。
[17] 哺乳動物が人間であり、そして水溶性セルロース誘導体を、約2〜30g、より好ましくは約3〜25gの量で投与する、上記[11]に記載の方法。
本発明は以下の態様を有する。
[1] 食品の総質量基準で、
1食当たり少なくとも0.5gのトランス脂肪酸;および
少なくとも1.33質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体;
を含む、食品。
[2] 食品の総質量基準で少なくとも3質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体を含む、上記[1]に記載の食品。
[3] 水溶性セルロース誘導体が、水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである、上記[1]に記載の食品。
[4] 水溶性セルロース誘導体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[1]に記載の食品。
[5] 水溶性セルロース誘導体が、DS メトキシル が0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0であり、そしてMS ヒドロキシプロポキシル が0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2である、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[1]に記載の食品。
[6] トランス脂肪酸を摂取した哺乳動物に対するトランス脂肪酸の弊害を改善する方法であって、:
1種以上の水溶性セルロース誘導体を哺乳動物に投与すること
を含む、方法。
[7] 水溶性セルロース誘導体が、水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである、上記[6]に記載の方法。
[8] 水溶性セルロース誘導体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[6]に記載の方法。
[9] 水溶性セルロース誘導体が、DS メトキシル が0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0であり、そしてMS ヒドロキシプロポキシル が0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2である、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[6]に記載の方法。
[10] 哺乳動物が人間であり、そして水溶性セルロース誘導体を、約2〜30g、より好ましくは約3〜25gの量で投与する、上記[6]に記載の方法。
[11] トランス脂肪酸含有食品を摂取する哺乳動物に吸収される能力を有するトランス脂肪酸の量を低減する方法であって:
1種以上の水溶性セルロース誘導体を食品に組入れるステップ;または
1種以上の水溶性セルロース誘導体を、食品の摂取の前、間もしくは後に哺乳動物に投与するステップ;
を含む、方法。
[12] 水溶性セルロース誘導体が、水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである、上記[11]に記載の方法。
[13] 水溶性セルロース誘導体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[11]に記載の方法。
[14] 水溶性セルロース誘導体が、DS メトキシル が0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0であり、そしてMS ヒドロキシプロポキシル が0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2である、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、上記[11]に記載の方法。
[15] 水溶性セルロース誘導体が、食品の総質量基準で少なくとも1.33質量%の量で存在する、上記[11]に記載の方法。
[16] 水溶性セルロース誘導体が、食品の総質量基準で少なくとも3質量%の量で存在する、上記[11]に記載の方法。
[17] 哺乳動物が人間であり、そして水溶性セルロース誘導体を、約2〜30g、より好ましくは約3〜25gの量で投与する、上記[11]に記載の方法。
Claims (17)
- 食品の総質量基準で、
1食当たり少なくとも0.5gのトランス脂肪酸;および
少なくとも1.33質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体;
を含む、食品。 - 食品の総質量基準で少なくとも3質量%の1種以上の水溶性セルロース誘導体を含む、請求項1に記載の食品。
- 水溶性セルロース誘導体が、水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである、請求項1に記載の食品。
- 水溶性セルロース誘導体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項1に記載の食品。
- 水溶性セルロース誘導体が、DSメトキシルが0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0であり、そしてMSヒドロキシプロポキシルが0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2である、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項1に記載の食品。
- トランス脂肪酸を摂取した哺乳動物に対するトランス脂肪酸の弊害を改善する方法であって、:
1種以上の水溶性セルロース誘導体を哺乳動物に投与すること
を含む、方法。 - 水溶性セルロース誘導体が、水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである、請求項6に記載の方法。
- 水溶性セルロース誘導体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項6に記載の方法。
- 水溶性セルロース誘導体が、DSメトキシルが0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0であり、そしてMSヒドロキシプロポキシルが0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2である、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項6に記載の方法。
- 哺乳動物が人間であり、そして水溶性セルロース誘導体を、約2〜30g、より好ましくは約3〜25gの量で投与する、請求項6に記載の方法。
- トランス脂肪酸含有食品を摂取する哺乳動物に吸収される能力を有するトランス脂肪酸の量を低減する方法であって:
1種以上の水溶性セルロース誘導体を食品に組入れるステップ;または
1種以上の水溶性セルロース誘導体を、食品の摂取の前、間もしくは後に哺乳動物に投与するステップ;
を含む、方法。 - 水溶性セルロース誘導体が、水溶性のセルロースエーテルまたはセルロースエステルである、請求項11に記載の方法。
- 水溶性セルロース誘導体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項11に記載の方法。
- 水溶性セルロース誘導体が、DSメトキシルが0.9〜2.2、好ましくは1.1〜2.0であり、そしてMSヒドロキシプロポキシルが0.02〜2.0、好ましくは0.1〜1.2である、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項11に記載の方法。
- 水溶性セルロース誘導体が、食品の総質量基準で少なくとも1.33質量%の量で存在する、請求項11に記載の方法。
- 水溶性セルロース誘導体が、食品の総質量基準で少なくとも3質量%の量で存在する、請求項11に記載の方法。
- 哺乳動物が人間であり、そして水溶性セルロース誘導体を、約2〜30g、より好ましくは約3〜25gの量で投与する、請求項11に記載の方法。
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