JP2012500811A - ヘキサヒドロジベンゾピラノン類の改良合成方法 - Google Patents

ヘキサヒドロジベンゾピラノン類の改良合成方法 Download PDF

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Abstract

本願は、トリフリック無水物、トリフリック酸、及び硫酸から選択されるルイス酸の存在下、5−置換レゾルシノールを、1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンと縮合することによる、ナビロンなどの6a,10a−シス−ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オン誘導体の改良合成方法に関する。出発原料の1,4−シクロヘキサジエン誘導体は、ベンゼン誘導体を、気体アンモニアと、アルコールと、リチウム、ナトリウム、もしくはカリウムなどのアルカリ金属とで反応させる、改良されたバーチ還元方法によって調製される。

Description

本発明は、ナビロンなどの、ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オン類の改良合成方法に関する。
ナビロンは、6a,10a−1−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルヘプチル)−6,6−ジメチル−6,6a,7,8,10,10a−ヘキサヒドロ−9H−ジベンゾ[b,d]ピラン−9−オンの一般名である。薬学的に活性な市販のナビロン(及び、ナビロンという名前で一般的に理解されているもの)は、トランス−ナビロン(trans−nabilone)、つまり、6a,10a−トランス−1−ヒドロキシ−3−(1,1−ジメチルヘプチル)−6,6−ジメチル−6,6a,7,8,10,10a−ヘキサヒドロ−9H−ジベンゾ[b,d]ピラン−9−オンである。
Figure 2012500811
トランス−ナビロンは、通常、(6aS,10aS)異性体と、(6aR,10aR)異性体とからなるラセミ混合物である。
ナビロンは、大麻植物由来の化合物ではなく、マリファナの主成分(THC)を模倣した合成カンナビノイドであり、通常、従来の制吐薬(吐き気止め薬)が効かない患者において、化学療法誘発悪心・嘔吐の治療のために使用されている。また、エイズ患者における食欲不振や体重減少の治療において、また、慢性痛管理のための補助療法としても使用されてきた。症例研究では、線維筋痛や多発性硬化症などの症状に対する様々な効果も実証されている。
ナビロンは、ヘキサヒドロジベンゾピラノン類として知られる化合物の一種である。ナビロン及び関連ジベンゾピラノン類の臨床有用性の点から、このような化合物の製造方法の改良及び代替方法の発見に力が注がれてきた。6a,10a−トランス−ヘキサヒドロジベンゾピラノン類の初期の合成方法には、多工程、低い全収率、さらには、分離が難しい6a,10a−シス異性体と6a,10a−トランス異性体がかなりの割合で混合している物が生じるという問題があった(米国特許番号3,507,885参照)。
6a,10a−シス−ヘキサヒドロジベンゾピラノン類の3段階合成方法が、Archer等,J.Org.Chem.,42,2277(1977)において発表されている。また、Archer等は、6a,10a−シス異性体を、対応する6a,10a−トランス異性体に変換する方法も提供している(米国特許番号4,054,582、及びArcher等,J.Org.Chem.,42,2277(1977)参照)。Archer等の合成方法の概要を下記に説明する。
Figure 2012500811
上記合成方法の大規模な商業利用には問題がある。Archer等は、第一工程において、化合物を液体アンモニア中、−73℃で反応させる古典的なバーチ還元を用いている。大きな規模では、このような低温を採用したり、大量の液体アンモニアが必要となる状況は好ましいものでない。第二工程では、塩化スズ(SnCl)をルイス酸触媒として使用する縮合/環付加反応を行っている。スズは有毒であるため、最終産物に非常に近い工程の反応でスズを使用するのは問題であり、人的摂取や規制認可の点からして、最終生成物に残留しているかもしれないスズは微量であっても、好ましいものでない。
したがって、上記問題を回避する、ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オン類の改良合成方法が望まれている。
本発明の目的は、大規模商業生産に適した、ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オン類の改良合成方法を提供することにある。
第一の態様において、本発明は、下記一般式
Figure 2012500811
(式中、Rは、C5〜10アルキル、C5〜10アルケニル、C5〜8シクロアルキル、もしくはC5〜8シクロアルケニルであり、6a位の水素原子と10a位の水素原子とは、互いにシス配向している)で表される6a,10a−シス−ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オンの製造方法を提供するものであり、該方法は、(ii)下記一般式
Figure 2012500811
(式中、Rは、上記の通りである)で表される5−置換レゾルシノールを、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(TfO)、トリフルオロメタンスルホン酸(TfOH)、もしくは硫酸からなるルイス酸の存在下、下記一般式
Figure 2012500811
(式中、Rは、C1〜4アルキルである)で表される1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンと反応させる工程を含む。
本添付の図面と併せ、以下の本発明の具体的な実施形態の記載を参照することにより、本発明のその他の態様及び特徴は、当業者に明らかとなるであろう。
本発明は、ナビロンなどの、6a,10a−ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オン類の改良合成方法を提供する。本発明は大規模な工業的合成に特に有用であり、cGMP(医薬品適正製造基準)によく適合したものである。
本願で使用されているように、「6a,10a−シス」という用語は、本願記載のヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オン化合物の6a位及び10a位に結合している水素原子同士の互いに対する配向を意味する。つまり、「6a,10a−シス」と示される化合物は、その6a位及び10a位に結合している水素原子同士が、分子面の同一側に配向している化合物である。少なくとも2つの異性体、すなわち、6aR,10aS異性体と6aS,10aR異性体とが、前記「6a,10a−シス」の表示に包含されると理解される。したがって、前記「6a,10a−シス」の表示には、前記化合物の個々の鏡像異性体(エナンチオマー)、及びそのようなエナンチオマーの混合物が包含される。前記「6a,10a−トランス」の表示には、少なくとも2つの異性体、すなわち、6aS,10aS異性体及び6aR,10aR異性体が、包含されると理解される。したがって、前記「6a,10a−トランス」の表示には、前記化合物の個々のエナンチオマー、及びそのようなエナンチオマーの混合物が包含される。
本願で使用されているように、「アルキル」という用語は、非環状の分岐もしくは非分岐飽和炭化水素(すなわち、炭素及び水素のみを含有する)の任意の炭素原子から1個の水素原子を除くことで得られる一価基を意味し、−C2n+1で表すことができる。「C1〜4アルキル」という用語は、nが1〜4であるアルキル基を意味する。「C1〜4アルキル」の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、及びイソブチルが挙げられる。「C5〜10アルキル」という用語は、nが5〜10であるアルキル基を意味する。「C5〜10アルキル」の例としては、n−ペンチル、イソヘキシル、1−メチルヘキシル、1,2−ジメチルヘプチル、1,1−ジメチルヘプチル、1,2,3−トリメチルヘプチル、n−デシル、1,1−ジメチルオクチル、及び1−エチル−1−メチルヘキシルが挙げられる。
本願で使用されているように、「アルケニル」という用語は、1以上の炭素−炭素二重結合を有する非環状の分岐もしくは非分岐飽和炭化水素(すなわち、炭素及び水素のみを含有する)から得られる、合計少なくとも2個の炭素原子が存在する一価基を意味する。二重結合が1つしか存在ない場合には、前記アルケニルは、一般式−C2n−1で表すことができる。「C5〜10アルケニル」という用語は、炭素数5〜10のアルケニル基を意味し、ゆえに、二重結合が1つしか存在しない場合、すなわち、一般式−C2n−1においては、nは5〜10である。「C5〜10アルケニル」の例としては、2−ヘキセニル、3−ヘプテニル、1−メチル−1−ヘプテニル、1,2−ジメチル−1−ヘプテニル、3−オクテニル、1−エチル−2−オクテニル、1,1−ジメチル−3−オクテニル、及びその関連基が挙げられる。
本願で使用されているように、「C5〜8シクロアルキル」という用語は、側鎖を有するもしくは有しない飽和単環式炭化水素の環炭素原子から1個の水素原子を除いて得られる、全炭素数5〜8の一価基を意味する。「C5〜8シクロアルキル」の例としては、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロオクチルが挙げられる。
本願で使用されているように、「C5〜8シクロアルケニル」という用語は、環内に1以上の炭素−炭素二重結合を有する単環式炭化水素(側鎖を有しても有しなくてもよい)の環炭素原子から1個の水素原子を除いて得られる、全炭素数5〜8の一価基を意味する。「C5〜8シクロアルケニル」の例としては、1−シクロヘキセニル、2−シクロヘプテニル、1−シクロオクテニル、及びその類が挙げられる。
本発明による6a,10a−ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オン類の調製方法は、以下のスキームで表される。
Figure 2012500811
工程1:1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエン調製のための還元反応
気体アンモニア及びアルコールの存在下、2−(4−アルコキシフェニル)プロパン−2−オールをIA群金属と有機溶媒中で反応させ、1,4−シクロヘキサジエン誘導体を形成させる。Rは、C1〜4アルキルであり、C1〜4アルキル基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、及びイソブチルが挙げられる。一実施形態において、Rはメチルである。
前記IA群金属は、リチウム、ナトリウム、もしくはカリウムであり得る。ある実施形態において、前記IA群金属はリチウムである。前記アルコールは、通常、エタノール、イソプロパノール、もしくはt−ブタノールであり、一実施形態において、前記アルコールは、t−ブタノールである。前記反応は、バーチ還元条件下で還元されない有機溶媒中で行われる。そのような溶媒としては、エーテル類が挙げられる。ある実施形態において、前記溶媒は、ジオキサンもしくはテトラヒドロフランであり得る。一実施形態において、前記溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)である。
前記反応は、通常、−10℃〜25℃、もしくは−30℃〜25℃の温度にて行われるが、−20℃〜50℃、もしくは−50℃〜50℃にて行ってもよい。一実施形態において、前記反応は室温にて行われる。他の実施形態において、前記反応は、最終反応物添加の間及びその後しばらくの間(例えば1時間)、0℃未満の温度に維持され、その後、室温にて継続される。
通常、2−(4−アルコキシフェニル)プロパン−2−オール:リチウム:アルコールのモル比は、1:4〜10:6〜10である。一実施形態において、前記モル比は、1:6:6である。他の実施形態において、前記モル比は、1:4:6である。
最初の試みでは、反応生成物のワークアップ及び単離において、標準的な方法を用いた。この方法には、水もしくは水性NHClでのクエンチング(quenching)、上層の有機層の分離及び濃縮、及びその後のアセトニトリルとヘキサン間での分配という段階が含まれる。アセトニトリル溶液を濃縮し目的物を得たが、得られた生成物は油状物であり、収率は45〜60%とかなり低く、純度も80%以下と低かった。
生成物シクロヘキサジエンをアセトニトリルとヘキサン間での分配に付すのではなく、ヘキサンから低温結晶化させる工程を含む新規改良方法を見出した。さらに、前記生成物は、空気に暴露されると容易に酸化することが判明したため、全ての操作は不活性雰囲気下で行った。それにより、収率が75%まで上昇し、生成物1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンの純度も高くなった。
工程2:6a,10a−シス−ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オン調製のための環付加反応
ルイス酸触媒と任意による水との存在下、1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンを5−置換レゾルシノールと反応させる。
は、「C5〜10アルキル」基であってもよく、その例としては、n−ペンチル、イソヘキシル、1−メチルヘキシル、1,2−ジメチルヘプチル、1,1−ジメチルヘプチル、1,2,3−トリメチルヘプチル、n−デシル、1,1−ジメチルオクチル、及び1−エチル−1−メチルヘキシルなどの基が挙げられる。さらに、Rは、「C5〜10アルケニル」基とすることもでき、その例としては、2−ヘキセニル、3−ヘプテニル、1−メチル−1−ヘプテニル、1,2−ジメチル−1−ヘプテニル、3−オクテニル、1−エチル−2−オクテニル、1,1−ジメチル−3−オクテニル、及びその関連基が挙げられる。アルキル基及びアルケニル基のほか、Rは、C5〜8シクロアルキル基もしくはC5〜8シクロアルケニル基のいずれかでもよい。Rによって表される典型的なシクロアルキル基としては、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロオクチルが挙げられ、Rによって表される典型的なシクロアルケニル基としては、1−シクロヘキセニル、2−シクロヘプテニル、1−シクロオクテニル、及びその類が挙げられる。一実施形態において、Rは、1,1−ジメチルヘプチルである。
本発明の方法で用いることができる5−置換レゾルシノールの例としては、5−n−ペンチルレゾルシノール、5−n−ヘキシルレゾルシノール、5−(1−メチル−2−エチルヘキシル)レゾルシノール、5−(1,1−ジメチルオクチル)レゾルシノール、5−(1,2−ジメチルブチル)レゾルシノール、5−(1−ヘキセニル)レゾルシノール、5−(1,2−ジメチル−1−ヘプテニル)レゾルシノール、5−(1−エチル−2−オクテニル)レゾルシノール、5−シクロヘキシルレゾルシノール、5−シクロヘプチルレゾルシノール、5−(1−シクロペンテニル)レゾルシノール、5−(1−シクロヘキセニル)レゾルシノール、5−(2−シクロヘプテニル)レゾルシノール、及びその類が挙げられる。一実施形態において、前記レゾルシノールは、5−(1,1−ジメチルヘプチル)レゾルシノールである。
前記の1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンにおいて、Rは、C1〜4アルキルであり、C1〜4アルキル基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、及びイソブチルが挙げられる。一実施形態において、Rはメチルである。使用される前記シクロヘキサジエンの前記レゾルシノールに対するモル比は、通常、0.5〜3である。一実施形態において、使用される前記シクロヘキサジエンの前記レゾルシノールに対するモル比は、1.5である。
主生成物の収率及び主生成物が何なのかは、触媒により劇的に変化するため、触媒の選択は重要である。触媒は、トリフリック無水物としても知られているトリフルオロメタンスルホン酸無水物(TfO)、トリフリック酸としても知られているトリフルオロメタンスルホン酸(TfOH)、もしくは硫酸であり得る。一実施形態において、前記触媒は、トリフリック無水物である。前記触媒は、通常、前記レゾルシノールに対して等モル量、もしくは等モル量をわずかに超える量にて使用される。しかし、前記触媒のレゾルシノールに対するモル比は、0.2〜4の範囲で変更可能であり、0.5〜3.3、もしくは1〜2の範囲としてもよい。
前記反応において、水が存在してもよい。水を使用する場合、水は、通常、前記レゾルシノールに対し、モル比0.2〜4にて存在する。一実施形態において、レゾルシノールに対する水のモル比は、3〜4である。
前記反応は、一般的には、ハロゲン化溶剤、エーテル、もしくは芳香族溶剤などの有機溶媒中で行われる。前記溶媒の例としては、ジクロロメタン(DCM)、トルエン、THF、ヘキサン、及びメチルt−ブチルエーテル(MTBE)が挙げられる。その他の使用可能な溶媒としては、1,1−ジブロモエタン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジブロモエタン、1−ブロモ−2−クロロエタン、1−ブロモプロパン、クロロプロパン、ベンゼン、クロロベンゼン、キシレン、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、及びメチルエチルエーテルが挙げられる。
前記方法は、任意の温度で行うことができ、特には約−30℃〜30℃の範囲、また、簡便には約−20℃〜20℃の範囲で行うことができる。また、特に、約−20℃〜約0℃の範囲で行い、その後、おおよそ室温まで加温してもよい。一実施形態において、前記反応は、約−20℃の温度で行われ、その後、混合物を室温まで加温する。
6a,10a−トランス異性体への変換
6a,10a−シス異性体は、周知の方法(例えば、Archer等,J.Org.Chem.,42,2277(1977)内の2283頁,第1列参照)によって、6a,10a−トランス異性体へと容易に変換され得る。
出発原料の合成
出発原料p−アルコキシアセトフェノンからの、1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ベンゼンの合成方法は周知である。例えば、前記p−アルコキシアセトフェノンを、ハロゲン化メチルマグネシウム(例えば、THF中にて塩化メチルマグネシウム、もしくはエーテル(EtO)中にて臭化メチルマグネシウム)と反応させて得ることができる。例えば、米国特許番号4,148,809の第5列、及びArcher等,J.Org.Chem.,Vol.42,No.13,1977,2282頁の第2列を参照。
レゾルシノール誘導体の合成方法は、周知である。例えば、Harrington等,J.Org.Chem.2000,Vol.65,6576〜6582頁参照。
1−メトキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ベンゼンの合成
Figure 2012500811
1−メトキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ベンゼンを、Archer等,J.Org.Chem.,Vol.42,No.13,1977,2282頁の第2列((22)の合成を参照)の記載に基づく合成方法により合成した。4−メトキシアセトフェノン(151.18g、1mol)の無水THF(300ml)溶液を、1N塩化メチルマグネシウム(1360ml、1.36mol)のTHF溶液に、1時間かけて添加した。その際、内部温度は、10〜15℃に維持した。添加終了後、反応混合物を約4.5時間加熱還流した。TLCにより反応終了を確認した後、内部温度を15℃未満に維持しつつ、水0.2Lを3時間かけて徐添し、反応物をクエンチした。前記反応混合物を、沈殿物からデカントし、真空下で濃縮した。残った白色の沈殿物を、メチルt−ブチルエーテル(MTBE)(2×200mL)で洗浄し、濃縮した。得られた残渣を合し、MTBE(400mL)に溶解し、水(200mL)を添加した。有機層で抽出した後、水層をさらにMTBE(3×50mL)で洗浄した。得られた有機層を合し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固し、黄色油状の2−(4−メトキシフェニル)プロパン−2−オール156g(収率94%、純度96%(HPLC定量))を得た。
1−メトキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンの合成(工程1の第一実施例)
Figure 2012500811
オーバーヘッドスターラー、温度計、滴下漏斗、及び冷却用フィンガーを備えた3L丸底フラスコに、2−(4−メトキシフェニル)プロパン−2−オール(100g、0.6mol)と、無水THF(800ml)とをアルゴン下で添加した。粒状リチウム(25.1g、3.61mol)を前記溶液中に懸濁させた。前記懸濁液を、−10℃まで冷却した後、オレンジ色のアマルガム様液体が懸濁金属リチウムを完全に覆うまで、気体アンモニアを懸濁液中にバブリングした。温度を+10℃未満に維持しつつ、t−BuOH(345ml、3.61mol)のTHF(345ml)溶液を添加した。前記混合物を室温で一晩攪拌した。内部温度を+15℃未満に維持しつつ、水(250ml)の徐添により前記反応物をクエンチした。前記混合物に、水(500ml)をさらに添加した。上層の有機層を分離し、真空下で蒸発濃縮した。残渣をジクロロメタン(DCM:300ml)に溶解し、水(2×300ml)及び塩水(100ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。前記溶媒を、真空下で蒸発させた。油状の残渣を、アセトニトリルとヘキサン間で分配した。アセトニトリル層を分離し濃縮して、黄色がかった油状のジエン体58.4g(58%)を得た。
1−メトキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンの合成(工程1の第二実施例)
Figure 2012500811
オーバーヘッドスターラー、温度計、及び滴下漏斗を備えた22L丸底フラスコに、2−(4−メトキシフェニル)プロパン−2−オール(750g、4.5mol)、無水THF(7.5L)、及びt−BuOH(2001.4g、27mol)をアルゴン下添加した。前記混合物を−30℃まで冷却した。前記反応混合物に気体アンモニアを30分間バブリングした。前記溶液に、粒状リチウム(125g、18mol)を少量づつ、1〜1.5時間かけて添加した。ゆっくりとアンモニアを流入させながら、20時間攪拌を続けた。前記反応物を、−20℃で、NHCl(961g)の水(2.7L)溶液によりクエンチした。上層を分離し、浴温30℃にて、ロータリーエバポレーターで濃縮した(これら全ての操作、及びこれに続く操作は、不活性雰囲気下で行った)。さらに、水層をMTBE(3×1L)で抽出した。濃縮物及び抽出物を合し、水及び塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させて、浴温35℃にて濃縮乾固させた。油状の粗生成物をヘキサン(725ml)と混合し、濾過した。濾液を−70℃の冷凍室に入れ、24時間放置した。固形物をデカントし、−70℃に予め冷却したヘキサン(2×100mL)で洗浄した(洗浄毎にデカンテーションを行った)。20℃で真空下乾燥させ、目的物562gを得た(回収率74%、HPLC純度89%)。
シス−ナビロンの合成(工程2の実施例)
Figure 2012500811
オーバーヘッドスターラー、温度計、還流冷却器、及び滴下漏斗を備えた3Lの四頸丸底フラスコに、5−(1,1−ジメチルヘプチル)レゾルシノール(220g、931mmol)を入れた。DCM(1320ml)を攪拌しながら添加した。攪拌下、懸濁液に、水(50ml、2793mmol)を添加し、その後、レゾルシノールが溶解するまでゆっくりとした溶媒還流を維持しつつ、トリフリック無水物(263g、931mmol)を滴下した。前記混合物を−20℃まで冷却し、−20±3℃の温度を維持しつつ、1−メトキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエン(261g、1396mmol)のDCM(250ml)溶液を滴下した。全てのジエンを添加した後、前記混合物を0℃まで暖め、その温度で2時間攪拌した。前記反応混合物に、DCM(1000ml)をさらに添加し、その溶液を、水(2×1L)及び塩水(0.5L)で連続して洗浄し、硫酸ナトリウム(300g)で乾燥させた。前記溶媒を真空下で除去した。固形化した残渣を、ヘキサン(250ml)で共蒸発させて乾固させた。次いで、新しいヘキサン(500ml)を加え、浴温65℃で30分間かけて砕き粉末化した。前記懸濁液を0℃まで冷却し、1時間放置した。析出物を濾取し、冷ヘキサン(100ml)で洗浄し、一定重量となるまで真空下で乾燥させた。シス−ナビロン289g(83.3%)が得られた。
同様の方法を用い、以下の条件でもシス−ナビロンを合成した。
Figure 2012500811
シス−ナビロンからトランス−ナビロンへの変換
Figure 2012500811
Archer等,J.Org.Chem.,Vol.42,No.13,1977,2283頁の第1列(化合物7から化合物6への異性化)に記載された合成方法により、トランス−ナビロンを合成した。
上記の本発明の実施形態は、実施例のみに限定されるものではないことを意図したものである。添付の請求項により唯一定義される本発明の範囲から逸脱することなく、当業者により、特定の実施形態に対する変更、修正、及び変化がなされ得る。
前記の全参照は、参照することにより本願に組み込まれる。

Claims (18)

  1. 下記一般式
    Figure 2012500811
    (式中、Rは、C5〜10アルキル、C5〜10アルケニル、C5〜8シクロアルキル、もしくはC5〜8シクロアルケニルであり、6a位の水素原子と10a位の水素原子とは、互いにシス配向している)で表される6a,10a−シス−ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オンの製造方法であり、該方法は、(ii)下記一般式
    Figure 2012500811

    (式中、Rは、上記の通りである)で表される5−置換レゾルシノールを、(a)トリフルオロメタンスルホン酸無水物(TfO)、トリフルオロメタンスルホン酸(TfOH)、もしくは硫酸であるルイス酸、及び(b)有機溶媒の存在下、下記一般式
    Figure 2012500811
    (式中、Rは、C1〜4アルキルである)で表される1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンと反応させる工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1の方法であり、前記ルイス酸がTfOであることを特徴とする方法。
  3. 請求項1もしくは2の方法であり、前記工程(ii)が、水の存在下で行われることを特徴とする方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかの方法であり、Rがメチルであり、Rが1,1−ジメチルヘプチルであることを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかの方法であり、さらに、(i)下記一般式
    Figure 2012500811
    (式中、Rは、請求項1と同様である)で表される1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ベンゼンを、
    (a)一般式ROH(Rは、C1〜4アルキルである)で表されるアルコール、
    (b)気体アンモニア、及び
    (c)リチウム、ナトリウム、もしくはカリウム
    の存在下で還元し、下記一般式で表される1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンを生成する工程を含むことを特徴とする方法。
    Figure 2012500811
  6. 請求項5の方法であり、前記工程(i)が、−20〜50℃の温度にて行われることを特徴とする方法。
  7. 請求項6の方法であり、前記工程(i)が、前記アルコールの添加後に室温で行われることを特徴とする方法。
  8. 請求項5〜7のいずれかの方法であり、前記工程(i)が、有機溶媒中で行われることを特徴とする方法。
  9. 請求項8の方法であり、前記有機溶媒が、ジオキサンもしくはテトラヒドロフランであることを特徴とする方法。
  10. 請求項5〜9のいずれかの方法であり、前記工程(i)が、不活性雰囲気下で行われることを特徴とする方法。
  11. 請求項1〜10のいずれかの方法であり、前記の全工程が、不活性雰囲気下で行われることを特徴とする方法。
  12. 請求項5〜10のいずれかの方法であり、−60〜−75℃の温度でヘキサン中で結晶化することによって、1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンを精製することを特徴とする方法。
  13. 請求項1〜12のいずれかの方法を行う、6a,10a−トランス−ヘキサヒドロジベンゾ[b,d]ピラン−9−オンの製造方法であり、該方法は、さらに、(iii)前記工程(ii)の生成物を、AlClと反応させ、6a,10a−トランス体を生成する工程を含むことを特徴とする方法。
  14. 下記一般式
    Figure 2012500811
    (式中、Rは、C1〜4アルキルである)で表される1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ベンゼンの還元方法であり、該方法は、前記1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ベンゼンを、
    (a)一般式ROH(Rは、C1〜4アルキルである)で表されるアルコール、
    (b)気体アンモニア、及び
    (c)リチウム、ナトリウム、もしくはカリウム
    と反応させ、下記一般式で表される1−アルコキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1,4−シクロヘキサジエンを生成する工程を含むことを特徴とする方法。
    Figure 2012500811
  15. 請求項14の方法であり、前記反応が、−30〜50℃の温度にて行われることを特徴とする方法。
  16. 請求項14の方法であり、前記反応が、前記アルコールの添加後に室温で行われることを特徴とする方法。
  17. 請求項14〜16のいずれかの方法であり、前記反応が、有機溶媒中で行われることを特徴とする方法。
  18. 請求項17の方法であり、前記有機溶媒が、ジオキサンもしくはテトラヒドロフランであることを特徴とする方法。
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