JP2012500356A5 - - Google Patents

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エグゾーストターボチャージャを備える内燃機関
本発明は、請求項1の前提部分に示されている種類の車両用内燃機関に関する。さらに、本発明は、請求項1の前提部分に示されている種類の内燃機関用エグゾーストターボチャージャ、内燃機関を備える車両及びエグゾーストターボチャージャを備える内燃機関の作動方法に関する。
例えば、NOx及びすすなどの排出制限値がさらに厳しくなっていることから、エグゾーストターボチャージャ又は過給機関への要求も高まっている。それによって、例えば、高い排気ガス再循環率での内燃機関の平均負荷領域から高負荷領域のチャージ圧提供に関する要求が高まっており、このことから、エグゾーストターボチャージャのタービンは、形状的に益々縮小されている。別の表現を使うと、要求されているエグゾーストターボチャージャの高いタービン出力は、それぞれの内燃機関との相互作用における、タービンの保持性能の向上又は消費性能の軽減によって実現される。エグゾーストターボチャージャの性能に影響を及ぼすもう1つの要因は、エグゾーストシステムの中でタービンの下流に配置されている排気ガス後処理システム、例えばトラップオキシダイザ、触媒又はSCR装置から生じる。これらの排気ガス後処理システムは、エグゾーストターボチャージャの排気ガス出口の圧力上昇を引き起こす。このことにより、エグゾーストターボチャージャの出力を決定するタービン圧力勾配の低下が生じるが、この場合、タービンホイール前又はタービンハウジングの排気ガス入口前の圧力指数及びタービンホイール後又はタービンハウジングの排気ガス出口の圧力指数として、タービン圧力勾配が検出可能である。この理由からも、エグゾーストターボチャージャのコンプレッサの出力要求を満たすため、より小さい数値とそれに伴う低い効率に対してタービンサイズを再度設計しなければならない。この場合、従来技術から知られている排気ガスターボチャージャによってある程度の改善が提供されており、それらのタービンハウジングには、互いに無関係に流れることのできる、通常は非対称的に形成されている2つのスパイラルダクトが含まれ、これらのスパイラルダクトは、それぞれ、内燃機関の排気ガスシステムの異なる排気ガスラインに連結されている。排気ガスラインには、この場合、排気ガスライン側で、内燃機関の異なるシリンダ又はシリンダ群が割り当てられている。
排気ガスターボチャージャを備えるこのような種類の内燃機関は、例えば特許文献1から知られている。このターボチャージャは、内燃機関の吸気システム内にコンプレッサを有し、内燃機関の排気ガスシステム内にタービンを有している。このタービンはタービンハウジングを有しており、このタービンハウジングには、排気ガスシステムの排気ガスラインに連結されたスパイラルダクトとタービンホイールとが含まれ、タービンホイールはタービンハウジングの支持スペース内に配置され、シャフトによってトルク耐性に(共回転するように)タービンホイールと接続されているコンプレッサのコンプレッサホイールを駆動するために、スパイラルダクトから送られる内燃燃機関の排気ガスがこのタービンホイールに当てられる。スパイラルダクトのノズル断面が、回転可能な案内羽根を用いてタービンホイールを支持する支持スペースの中に変更可能に調整されることによって、このタービンハウジングには、さらに、変動するタービン形状が備えられる。
独国特許出願公開第10048237A1号明細書
通常、内燃機関の定格ポイント、チャージサイクル側及び燃料消費側によって決定される設計範囲では、非対称のスパイラルダクトを備えるエグゾーストターボチャージャによっても、特に、内燃機関の下方の負荷及び回転数範囲は、最適に作動させることが困難である。この目的のため、排気ガス流の必要速度を生じさせるために、これまでは基本的にスパイラルダクトのスパイラルインレット断面を比較的小さくしなければならなかった。さらに、タービンハウジングを製造するため通常使用されている低コストの砂型鋳造法では製造技術上の制限があるため、工程信頼性をもって製造可能であるのは、4.5mm以上のノズル断面をもつスパイラルダクトしかない。この場合、鋳造の際には、10%及びそれ以上の比較的高い分散が生じ、このことがエグゾーストターボチャージャの効率損失につながる。
従って、本発明の課題は、この種の過給機関において、低コストの製造方法を維持しつつ、広い作動範囲で効率の改善を可能にすることである。
この課題は、本発明に基づき、請求項1の特徴を備える車両用内燃機関と、請求項1の特徴を備える内燃機関のエグゾーストターボチャージャと、請求項1に基づく内燃機関を備えた車両と、請求項1に基づく内燃機関の作動方法と、によって解決される。本発明の適切かつ重要な発展形態を備える有利な実施形態は、それぞれの従属請求項に示されており、内燃機関及び排気ガスターボチャージャの有利な実施形態は、適用可能である限り、車両及び方法の有利な実施形態として見なすことができる。
低コストの製造方法を維持しつつ、広い作動範囲で効率の改善を可能にする内燃機関は、本発明に基づいて、エグゾーストターボチャージャのタービンが調整装置を含み、この調整装置によって、スパイラルダクトのスパイラルインレット断面及び支持スペースでのスパイラルダクトのノズル断面が共に調整可能であることによって作り出される。この方法で、一方では、低コストの製造方法(例えば砂型鋳造法など)の維持という目標が、タービンハウジング製造の製造許容誤差に対する要求をより少なくすることによって満たされ、他方では、タービンホイールへの噴射を構造的にとりわけ簡単かつ変更可能に調整することは、エグゾーストターボチャージャ及び内燃機関の効率を相応に上昇させることになり、コストの安い方法でこの目標を実現させることができる。本発明に基づく調整装置を使って、タービンの保持特性を適切に制御し、タービンホイールへの噴射を部分噴射と完全噴射との間で、とりわけ簡単に変更することができる。この場合、内燃機関は、基本的にガソリンエンジン、ディーゼルエンジン又はディゾットエンジンとして形成されている。
本発明の有利な実施形態では、調整装置が、タービンホイールの回転軸と同軸にタービンハウジング内に配置されている調整リングを含むように準備されており、この調整リングは、ノズル断面範囲に配置されている少なくとも1つの閉鎖体に接続され、この閉鎖体は、調整リングの回転運動及び/又は並進運動によって、少なくともスパイラルインレット断面及びノズル断面を小さくする位置とスパイラルインレット断面及びノズル断面を大きくする位置との間で移動可能である。このことが、構造的に簡単かつ取付けスペースを節約する方法となり、この方法は、両方の断面積の形状設計又は閉鎖体の形状設計に応じて、同時に、単純な回転運動により、相互にタービンの保持性能に影響を与える。タービンホイール前の案内羽根が回転する又は軸方向に移動する、従来技術から知られているバリオ装置と比べ、さらに、より低いコストでの機械的脆弱性の低下又は内燃機関の耐用年数にわたる機能保証に関して大きな利点がある。
その他の利点は、少なくとも1つの閉鎖体の断面が、翼状に形成されていることによって生じる。これにより、タービンホイールの流れを、とりわけ簡単に、様々な形状及びタービンハウジングの空気力学的特性に適応させることができ、このことから、内燃機関の全体的効率がさらに改善される。
本発明のもう1つの有利な実施形態においては、調整リングが、調整リングに接続されている調整レバーを有するように準備されており、この調整レバーは、タービンハウジングに通され、タービンハウジングに対してスパイラルインレット断面及びノズル断面を調整するために、回転運動及び/又は並進運動することができる。これによって、調整装置の調整リングの調整は、タービンハウジングの範囲外で、例えば割り当てられているアクチュエータによって行うことができる。この方法により、構造的な自由度が高まり、様々な種類の内燃機関、装備ライン及び同様のものに適応しやすくなる。
本発明のもう1つの実施形態において有利であるのは、タービンハウジングが、少なくとも1つの別のスパイラルダクトを有しており、このスパイラルダクトは排気ガスシステムの少なくとも1つの別の排気ガスラインに連結されていることである。このような多流の実施形態により、タービンは短い反応時間で高い効率を有し、全体として、内燃機関のより広い回転数範囲にわたって反応特性が改善される。この場合、排気ガス再循環能力を示すスパイラルダクト(排気ガス再循環(EGR)スパイラル)の1つ及び必要な内燃機関の特性を発生させる適切な空燃比を示すもう1つのスパイラルダクト(λスパイラル)が形成されるように準備することができ、これによって、燃料消費及び有害物質の排出(特にNOx/微粒子排出)の両方が顕著に低下する。同様に、一方のスパイラルダクトと少なくとも1つの別のスパイラルダクトとが、対称的及び/又は非対称的に形成されているように準備することもできる。
本発明のもう1つの有利な実施形態では、一方のスパイラルダクト及び少なくとも1つの別のスパイラルダクトのノズル断面が、タービンホイールの回転軸に沿って及び/又は回転軸を中心に隣り合い、タービンホイールの周囲に分配されて配置されるように準備されている。多流に形成されたタービンの一方のスパイラルダクトと少なくとも1つの別のスパイラルダクトとは、別の表現を用いると、並列に接続される及び/又は直列に接続されることができるため、極めて多様に排気ガスをこのタービンホイールに噴射させることができる。このことにより、構造的な自由度が高まる他に、内燃機関の全体的効率もさらに改善される。
一方のスパイラルダクトと少なくとも1つの別のスパイラルダクトのスパイラルインレット断面及び支持スペースでの一方のスパイラルダクトと少なくとも1つの別のスパイラルダクトのノズル断面を共に変更する調整装置が形成されている場合は、さらなる利点が生じる。すなわち、別の表現を用いると、これらのスパイラルダクトの保持特性は、調整装置によって共に変更することができ、それによって、タービンの比出力と絶対出力とが、とりわけ簡単かつ必要に応じて、調整又は制御可能である。
本発明のもう1つの有利な実施形態では、調整装置が、一方のスパイラルダクトと少なくとも1つの別のスパイラルダクトとの間排気ガスを流通させるように設けられている。このことにより、例えばタービンの定格ポイントにおいて、構造的に簡単な方法で、排気ガスラインの1つで保持特性を任意に低下させることができるようになる。この場合、EGRスパイラルとして形成されているスパイラルダクトが、λスパイラルとして形成されている別のスパイラルダクトの上流に配置されるように準備することができる。一般的な場合の流通機能を実現したい場合、内燃機関の全ての回転数範囲にわたって、確実に流通を行うことができるようにするため、より小さな流れ又はより小さなスパイラルダクトをより大きな流れ又はより大きなスパイラルダクトの上流に配置する。
もう1つの実施形態において有利であるのは、一方のスパイラルダクト及び/又は必要に応じて少なくとも1つの別のスパイラルダクトが、特に巻き角が350°より大きいフルスパイラルとして、及び/又は特に巻き角が350°〜30°の部分スパイラルとして、及び/又はセグメントスパイラルとして、対称的及び/又は非対称的に形成されていることである。このことによって、様々な種類の内燃機関に極めて多様に対応することができるようになるため、全体の効率を簡単に最適化することができる。
排気ガスを排気ガスシステムから吸気システムに送ることができる排気ガス再循環装置が準備されている場合は、さらに有利である。このことにより、本発明に基づく調整装置と組み合わせて、燃料消費及び有害物質の排出、特にNOx/微粒子排出に関して、内燃機関を必要な作動状態に調整することが極めて確実にできるようになる。
本発明のもう1つの有利な実施形態では、排気ガスシステムのタービンの上流にガスガイド装置が配置されるように準備されており、このガスガイド装置によって、内燃機関の多数のシリンダの排出口を少なくとも1つのスパイラルダクトに接続することができる、及び/又は排気ガスタービンを迂回させることができる。他の表現を用いると、接続及び迂回装置として形成することのできるガスガイド装置により、接続機能の場合には、タービンの静圧過給モードと動圧過給モードとの間での切替えを行うことができる。迂回機能の場合には、必要に応じて排気ガスタービンを迂回させることによって、簡単なチャージ圧コントロール方法が提供される。
本発明のもう1つの視点は、特に前述の実施例の1つによる内燃機関用排気ガスターボチャージャに関し、低コストの製造方法を維持しつつ、広い作動範囲で排気ガスターボチャージャ及びそれに割り当てられている内燃機関の効率の改善は、本発明に基づいて、タービンに調整装置が含まれ、この調整装置によって、スパイラルダクトのスパイラルインレット断面及び支持スペースでのスパイラルダクトのノズル断面が共に変更調整可能であることによって達成される。調整装置を用いることにより、タービンの複数の流路断面を共に変更することができ、それによって、排出ガスエネルギーをより有効に利用することが可能となり、特に、エグゾーストターボチャージャのタービンの保持特性及びそれに伴う出力が変更可能となり、確実に高い効率で調整することができるようになる。それに加えて、本発明に基づく排気ガスターボチャージャは、製造許容誤差に対する要求が比較的少ないため、例えば砂型鋳造法などの低コストの製造方法を用いることが可能である。この他に生じる利点は、前述の説明に書かれている。
本発明のもう1つの視点は、前述の実施例の1つによる内燃機関を備える車両及び/又は前述の実施例によるエグゾーストターボチャージャを備える車両に関する。ここから発生する利点については、特に低コストの製造方法を維持しつつ効率を向上させることに関して、前述の説明を参照することができる。
最後に、本発明のもう1つの視点は、前述の実施例の1つによる内燃機関の作動方法に関し、この場合は、スパイラルダクトのスパイラルインレット断面及び支持スペースでのスパイラルダクトのノズル断面が、内燃機関の作動状態に応じてタービンの調整装置により共に調整される。このことによっても、低コストの製造方法を維持しつつ、広い作動範囲での内燃機関の効率改善が達成される。ここでは、内燃機関の作動点に応じて、スパイラルインレット断面とノズル断面とが調整装置によって変更調整されるように準備することができる。例えば、エンジン回転数が低い場合は、排気ガスから最大のエネルギーを得るために、スパイラルインレット断面とノズル断面とが縮小されるように準備することができる。逆に、エンジン回転数が高い場合は、スパイラルインレット断面とノズル断面とが拡大されるように準備することができるため、低いタービン圧力状態で、必要なチャージ圧に達する。
以下に説明される複数の実施例及び図に基づいて、本発明のさらなる利点、特徴及び詳細が示され、図の中では、同一エレメント又は機能を同じくするエレメントには同一の番号が付されている。
第1の実施例に基づく、調整装置を含む、多流のエグゾーストターボチャージャを備える内燃機関の原理図である。 部分スパイラルとして形成されている2つのスパイラルダクトを備える、図1に示されたエグゾーストターボチャージャのタービン断面図である。ここでは、スパイラルダクトのスパイラルインレット断面とノズル断面を縮小する位置にある調整装置が示されている。 図1及び図2に示されているエグゾーストターボチャージャのタービンの側面の部分断面図である。 エグゾーストターボチャージャのもう1つのタービン断面図である。ここでは、図2と比較して、調整装置の調整リングが、スパイラルダクトのスパイラルインレット断面とノズル断面を最大に縮小する位置に動いている。 エグゾーストターボチャージャのもう1つのタービン断面図である。ここでは、図4と比較して、排気ガスが両方のスパイラルダクトの間で流通される流通位置にある調整装置が示されている。 第2の実施例に基づく内燃機関の原理図である。 図6に示されている内燃機関のエグゾーストターボチャージャのタービンの側面の部分断面図である。 第3の実施例に基づく内燃機関の原理図である。 図6〜8に示されているエグゾーストターボチャージャのタービンの、EGRスパイラルとして形成されているスパイラルダクトの断面図である。ここでは、スパイラルダクトのスパイラルインレット断面とノズル断面とを縮小する位置にある調整装置が示されている。 図8に示されているエグゾーストターボチャージャのタービンの、λスパイラルセグメントとして形成されているスパイラルダクトの断面図である。 調整装置の位置に応じた、図2〜5に示されているエグゾーストターボチャージャのスパイラルダクトのスパイラルインレット断面の面積変化グラフである。 調整装置の位置に応じた、図6〜7に示されているエグゾーストターボチャージャのスパイラルダクトのスパイラルインレット断面の面積変化グラフである。
図1は、第1の実施例に基づく、トラック用内燃機関の原理図を示している。この場合、内燃機関10は、基本的にディーゼルエンジン、ガソリンエンジン又はディゾットエンジンとして形成されることができ、6つのシリンダ11a〜fを含み、その中のシリンダ11a〜cは第1のシリンダ群12aにまとめられ、シリンダ11d〜fは第2のシリンダ群12bにまとめられている。シリンダ群12a、12bには、内燃機関10の排気ガスシステム15の2つの排気ガスライン14a、14bが割り当てられ、それらのラインのうち第1の排気ガスライン14aは、該当するマニホールドを介して、エグゾーストターボチャージャ20のタービン18の部分スパイラルとして形成されている第1のスパイラルダクト16aに連結され、第2の排気ガスライン14bは、同様にエグゾーストターボチャージャ20のタービン18の部分スパイラルとして形成されている第2のスパイラルダクト16bに接続されているこの場合、気体をスピンさせるスパイラルダクト16a,16bには、隣り合って配置された、互いに気密性にシールされている接続フランジ17a、17bが含まれている。接続フランジ17b及びスパイラルダクト16bの供給ダクト19は、注視の方向において、実質的にスパイラルダクト16aの下方を通り、図の平面における供給ダクト19の端部は、スパイラルインレット断面AS0、EGR及び静的なハウジングタブ101の前で現れている。ダブルフローのエグゾーストターボチャージャ20又はそのタービン18の構造は、さらに図2と合わせて説明され、図2には、タービンホイール周辺にわたって順番に接続されている両方のスパイラルダクト16a、16bを備えるタービンの断面図が示されている。
第2のスパイラルダクト16bと同様に部分スパイラルとして形成され、約135°の巻き角ψを有する第1のスパイラルダクト16aの上流には、排気ガスシステム15内にある排気ガス再循環装置22(EGR装置)が配置されており、この装置によって、一部の排気ガスを、排気ガスライン14aから内燃機関10の吸気システム24に運搬することができる。吸気システム24は、システム側に、エアフィルタ26と、エグゾーストターボチャージャ20のコンプレッサ30のコンプレッサホイール28の下流に配置されているインタークーラ32と、を含んでいる。排気ガス再循環装置22には、装置側に、制御可能な排気ガス再循環バルブ23及び排気ガスクーラ25が含まれ、この排気ガスクーラによって排気ガス温度を下げることができる。タービン18のタービンホイール34の上流には、第2の排気ガスライン14bがガスガイド装置36に連結されており、このガスガイド装置を使って排気ガスをタービン18に送ることができる。タービンホイール34は、通常、シャフト37によってトルク耐性にコンプレッサホイール28に接続されている。ガスガイド装置36は、装置側で、基本的にエグゾーストターボチャージャのタービンハウジング38の中に組み込むことができる、又は独立した構成部品エレメントとして形成することができる。タービンハウジング38の排気ガス出口40の下流には、排気ガスシステム15内にある排気ガス後処理システム42が配置されており、このシステムは、内燃機関10の実施形態に応じて、例えばトラップオキシダイザ、触媒又はSCR装置として形成することができる。
いわゆるEGRスパイラルとして形成されている第1のスパイラルダクト16aは、この場合、排気ガスの保持に働くため、このEGR装置22によって、圧力p3がかかる排気ガスシステム15から圧力p2Sがかかる吸気システム24に排気ガスを送ることができる。いわゆるλスパイラルとして形成されている第2のスパイラルダクト16は、その保持性能によって、内燃機関10の必要な空燃比を調達する。低コストの製造方法を維持しつつ、広い作動範囲で効率の改善を可能にするため、特に図2に示されているように、エグゾーストターボチャージャ20のタービン18には、調整装置44が含まれ、この調整装置によって、スパイラルダクト16a、16bのスパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGRと、支持スペース46(この中にタービンホイール34が配置されている)でのスパイラルダクト16a,16bの、半径方向に開かれた、ホイール流入プロセスに働くノズル断面AR、λ、AR、EGRとが、共に変更調整可能である。
調整装置44は、この場合、タービンホイール34の回転軸Dと同軸にタービンハウジング38内に配置されている調整リング48(図3を参照)を有しており、このリングは、ノズル断面AR、λ、AR、EGRの部分に配置されている2つの閉鎖体50a、50bに接続されている。ここでは、断面が翼状に形成されている閉鎖体50a、50bが、二重矢印IIに従って、回転軸Dを中心とする調整リング48の回転運動により、スパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGR及びノズル断面AR、λ、AR、EGRを縮小する位置と、スパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGR及びノズル断面AR、λ、AR、EGRを拡大する位置と、の間で動くことができる。閉鎖体50a、50bは、この場合、図2において初期位置から角度ε1だけ回転した状態で示されているため、スパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGRは、初期位置における最大のスパイラルインレット断面AS0、λ、AS0、EGRに比べて縮小されている。同時に、閉鎖体50a、50bによって、ノズル断面AR、λ、AR、EGRも縮小される。調整装置44を用いることによって、両方のタービン側(すなわちEGR及びλ側)は、スパイラルダクト16a、16bの形状設計及び閉鎖体50a、50bに応じて、同時に相互調整又は制御されることができる。閉鎖体50a、50bの全調整角範囲εにおけるスパイラルの様々な形状変化により、多様な組合せを作ることができる。従って、調整角範囲εの範囲内で、目標とするタービン18のEGR能力は、燃料消費及びNOx/微粒子排出に関して、内燃機関10の必要な作動状態を生み出すのに有効な空燃比のための、目標とするコンプレッサ30のエア輸送量と共に、構造的に簡単かつ低コストで変更できるように調整することができる。調整角範囲εは、特別なスパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGRの変更と組み合わせて、エンジン排気ガスの保持性能又はタービン18のスピン発生に影響を及ぼすことができる。すなわち、タービンの比出力auは、一般的数式au〜c1u〜1/Asに従って、周辺構成部品c1uに比例するため、スパイラルインレット断面Asの面積操作によって、タービンの比出力及び絶対出力を調整することができる(図2の速度三角形を参照)。
この場合、回転可能な調整装置44の取付け必要スペースは非常に小さい。タービンホイール34前の案内羽根が回転又は軸方向に移動する、従来技術から知られているバリオ装置と比べ、より低いコストでの機械的脆弱性の低下に関してさらに大きな利点があることから、メンテナンス経費及び交換部品経費の減少と共に、エンジン耐用年数にわたる機能が保証される。排気ガス再循環を担う排気ガスライン14aを流れる排気ガスの保持性能又は排気ガスシステム15のEGRセグメントの保持性能は、この場合、必要に応じて、EGR要求により、排気ガスライン14bの保持性能又はスパイラルダクト16aを備えるλセグメントの保持性能よりも高くなる。従って、このλセグメントは、好ましくはEGR輸送を生じさせるEGRセグメントの必要なマイナスの圧力勾配(p2s−p31)とは無関係に、燃料消費性能を促進する有効な充サイクル圧力差(p2s−p32)のために設計される。λセグメントの形状設計は、この場合、特に内燃機関10のエア必要量に影響されており、タービン18のλセグメントの名称はこのことに由来している。調整装置44の使用は、原則的に、乗用車の内燃機関10又はガソリンエンジン若しくはディゾットエンジン用のエグゾーストターボチャージャ20又はタービン18でも考えられ、少なくともガソリンエンジン使用の場合、ダブルフローのタービン18が、両方のフロー又はスパイラルダクト16a、16bの左右対称な保持性能を有するように準備されている。
図3には、さらに明瞭化するために、図1及び図2に示されているエグゾーストターボチャージャ20のタービン18の側面の部分断面図が示されている。この場合、特に、調整リング48に接続された調整レバー52が認められ、この調整レバーは、タービンハウジング38を通り、タービンハウジング38に対してスパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGR及びノズル断面AR、λ、AR、EGRを調整するために、回転可能に動くことができる。調整レバー52には、好ましくは、アクチュエータ(図示されていない)が割り当てられているため、調整レバー52又は調整リング48は、内燃機関10の作動状態に応じて動くことができる。
図4は、これまでの図に示された、エグゾーストターボチャージャ20のもう1つのタービン18の断面図であり、閉鎖体50a、50bを備える調整リング48は、図2と比較して、角度ε1に比べより大きい角度ε2で、スパイラルダクト16a、16bのスパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGR及びノズル断面AR、λ、AR、EGRを最大に縮小する位置に動いている。
図5は、これまでの図に示された、エグゾーストターボチャージャ20のもう1つのタービン18の断面図であり、閉鎖体50a、50bを備える調整リング48は、図2及び図4と比較して、二重矢印IIに従って角度ε3だけ回転し、矢印Vに従って、EGRスパイラルとして働くスパイラルダクト16aからλスパイラルとして働くスパイラルダクト16bに排気ガスが流通される流通位置へ移動している。このことによって、例えば定格ポイントにおいて必要とされるような、EGRスパイラル16aの保持性能を適切に低下させることができる。両方のフローのフロー利用又は定義は、別の表現を用いると、EGRスパイラル16aがλスパイラル16bの上流に配置されている限り、これまでの実施形態と比較して逆である。一般的な場合の流通を実現したい場合は、必然的に、より小さいフローがより大きいフローの上流に配置されることによって、流通を確実に行うことができる。
図6は、第2の実施例に基づく内燃機関10の原理図である。基本的な構造は、この場合、前述の説明からすでに明らかである。第1の実施例とは異なり、ここでは、エグゾーストターボチャージャ20のタービン18のスパイラルダクト16a、16bが、互いに並列に配置されている。図6は、図6に示されているエグゾーストターボチャージャ20のタービン18の側面断面図を示す図5と、及び図6〜8に示されているエグゾーストターボチャージャ20のタービン18の、EGRスパイラルとして形成されているスパイラルダクト16aの断面図を示す図9と合わせて、以下に説明される。EGRスパイラルとして形成され、EGR輸送を担っているスパイラルダクト16aは、ここでは、約135°の巻き角ψを備える部分スパイラルとして新たに形成されている。これに対して、平行に配置され、λ制御を担うスパイラルダクト16bは、ここでは、約350°の巻き角ψを有するフルスパイラルとして形成されている。調整装置44には、この実施例では、唯一の閉鎖体50aが含まれ、この閉鎖体によって、調整リング48が回転軸Dを中心に回転することにより、両方のスパイラルダクト16a、16bのスパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGR及びノズル断面AR、λ、AR、EGRを共に調整することができる。
図8は、第3の実施例に基づく内燃機関10の原理図である。これまでの実施例とは異なり、ガスガイド装置36が接続及び迂回装置として形成されているため、3つのシリンダ11d〜fの出口は、選択的に、1つ又は複数のスパイラルダクト16b〜dに接続できる、及び/又は排気ガスタービン18を迂回させることができる。エグゾーストターボチャージャ20のタービン18は、このために、EGRスパイラルとして形成された、排気ガスライン14aに接続されているスパイラルダクト16aを含み、このスパイラルダクト16aは、前述のように、EGR要求により巻き角ψを有する部分スパイラルとして形成され(図4を参照)、この巻き角は、必要なEGR性能(例えばEPA07限界値達成など)の理由から、最適な設計では、360°のフルスパイラルの明らかに下方で選択される。さらに、タービン18には、約120°の巻き角ψを有するλスパイラルセグメントとして形成されている3つのさらなるスパイラルダクト16b〜dが含まれ、これらのスパイラルダクトは、図10に断面図で詳しく示されている。スパイラルダクト16b〜dは、排気ガスライン14b〜dのそれぞれ1つと接続され、スパイラルダクト16aとは反対に、支持スペース46と並列に配置されており、タービン18のλ側での超動圧過給モードに使用される。マニホールド部分に配置されているガスガイド装置36を用いて、この超動圧過給モードと少なくともほぼ静圧過給モードとの間で切り替えることができる。閉鎖体50a〜dは、少なくとも間接的に調整リング48に接続され、新た同時に動かされる。代替として、閉鎖体50a及び50b〜dは、互いに別個に動くことができるように準備されることができる。
図11は、巻き角ψ及び調整装置44又は閉鎖体50a、50bの角度位置に応じた、図2〜5に示されているエグゾーストターボチャージャ20の直列接続されたスパイラルダクト16a、16bのスパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGRの面積変化グラフを示している。それぞれのスパイラルダクト16a、16bでは、流れの方向に沿って面積が小さくなることにより、流れが加速される。それぞれの基本スパイラルインレット断面AS0、λ、AS0、EGRは、流れが最大に使用できるスパイラル断面Aを意味している。閉鎖体50a、50bが角度εだけ同時に回転することにより、調整装置44の使用可能な回転角範囲において、AS、λ、AS、EGR上のΔAS、λ、ΔAS、EGRの分だけスパイラル面積が縮小される。同時に、これによって、前述したように、ノズル断面AR、λ、AR、EGRも相応に縮小される。
図12は、巻き角ψ及び調整装置44又は閉鎖体50a、50bの角度位置に応じた、図6〜7に示されているエグゾーストターボチャージャ20の並列接続されたスパイラルダクト16a、16bのスパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGRの面積変化グラフを示している。閉鎖体50aの調整角度範囲ψにおけるスパイラルインレット断面AS、λ、AS、EGRは、この例では、継続的に減少しており、このことによって、排気ガス流のスピン変化の感度を高めることができる。スパイラル設計の重点は、この場合、一定した流れのノズル出口角を実現することにあるのではなく、保持性能における変動を大きくするため、及びエンジンの必要空気量を保証するためのタービン出力を制御するために、ΔAS、λ、ΔAS、EGRの変動幅を大きくすることにある。

Claims (16)

  1. 内燃機関(10)の吸気システム(24)内にあるコンプレッサ(30)と、前記内燃機関(10)の排気ガスシステム(15)内にあるタービン(18)とを含み、前記タービン(18)がタービンハウジング(38)を有しており、該タービンハウジング(38)には、前記排気ガスシステム(15)の排気ガスライン(14a)に連結されたスパイラルダクト(16a)とタービンホイール(34)とが含まれ、該タービンホイールは、前記タービンハウジング(38)の支持スペース(46)内に配置され、シャフト(37)によってトルク耐性に前記タービンホイール(34)と接続されている前記コンプレッサ(30)のコンプレッサホイール(28)を駆動するために、前記スパイラルダクト(16a)から送られる前記内燃機関(10)の排気ガスが前記タービンホイールに噴射される、エグゾーストターボチャージャ(20)を備える車両用内燃機関(10)であって、
    前記タービン(18)が調整装置(44)を含み、該調整装置(44)が、タービンホイール(34)の回転軸(D)を中心として回転運動することができる、少なくとも1つの閉鎖体(50a)を含み、該閉鎖体(50a)は、少なくとも前記スパイラルダクト(16a)のスパイラルインレット断面(A )及び前記支持スペース(46)での前記スパイラルダクト(16a)のノズル断面(A )を小さくする位置と前記スパイラルインレット断面(A )及び前記ノズル断面(A )を大きくする位置との間で移動可能であり、
    これにより、前記スパイラルインレット断面(A)及び前記ノズル断面(A)が共に調整可能であることを特徴とする内燃機関(10)。
  2. 前記調整装置(44)が、前記タービンホイール(34)の回転軸(D)と同軸に前記タービンハウジング(38)内に配置されている調整リング(48)を含み、該調整リングは、前記ノズル断面(A)範囲に配置されている前記少なくとも1つの閉鎖体(50a)に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関(10)。
  3. 少なくとも1つの前記閉鎖体(50a)の断面が、翼状に形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の内燃機関(10)。
  4. 前記調整装置(44)が、前記調整リング(48)に接続されている調整レバー(52)を有し、該調整レバーは、前記タービンハウジング(38)に通されると共に前記タービンハウジング(38)に対して前記スパイラルインレット断面(A)及び前記ノズル断面(A)を調整するために、回転運動及び/又は並進運動することができることを特徴とする、請求項2又は3に記載の内燃機関(10)。
  5. 前記タービンハウジング(38)が、少なくとも1つの別のスパイラルダクト(16b〜d)を有し、該スパイラルダクトは、前記排気ガスシステム(15)の少なくとも1つの別の排気ガスライン(14b〜d)に連結されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関(10)。
  6. 前記スパイラルダクト(16a)及び少なくとも1つの別の前記スパイラルダクト(16b〜d)の前記ノズル断面(A)が、前記タービンホイール(34)の前記回転軸(D)に沿って及び/又は前記回転軸(D)を中心に前記タービンホイール(34)の周囲に分配されて隣り合って配置されることを特徴とする、請求項5に記載の内燃機関(10)。
  7. 前記調整装置(44)が、前記スパイラルダクト(16a)と少なくとも1つの別の前記スパイラルダクト(16b〜d)の前記スパイラルインレット断面(A)、及び前記支持スペース(46)での前記スパイラルダクト(16a)と少なくとも1つの別の前記スパイラルダクト(16b〜d)の前記ノズル断面(Aを共に変更調整するように形成されていることを特徴とする、請求項5又は6に記載の内燃機関(10)。
  8. 前記調整装置(44)は、前記スパイラルダクト(16a)と少なくとも1つの別の前記スパイラルダクト(16b)との間で排気ガスを流通させるように形成されていることを特徴とする、請求項5〜7のいずれか一項に記載の内燃機関(10)。
  9. 前記スパイラルダクト(16a)又は少なくとも1つの別の前記スパイラルダクト(16b〜d)が、巻き角(ψ)が350°より大きいフルスパイラルとして形成されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の内燃機関(10)。
  10. 前記スパイラルダクト(16a)又は少なくとも1つの別の前記スパイラルダクト(16b〜d)が、巻き角(ψ)が350°〜30°の部分スパイラルとして形成されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の内燃機関(10)。
  11. 前記スパイラルダクト(16a)及び少なくとも1つの別の前記スパイラルダクト(16b〜d)が、セグメントスパイラルとして、対称的又は非対称的に形成されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の内燃機関(10)。
  12. 排気ガスを前記排気ガスシステム(15)から前記吸気システム(24)に送ることができる排気ガス再循環装置(22)が設けられることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の内燃機関(10)。
  13. 前記排気ガスシステム(15)において、前記タービン(18)の上流にガスガイド装置(36)が配置され、該ガスガイド装置によって、前記内燃機関(10)の多数のシリンダ(11d〜f)の排出口を少なくとも1つのスパイラルダクト(16b〜d)に接続することができる、及び/又は排気ガス前記タービン(18)を迂回させることができることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の内燃機関(10)。
  14. 内燃機関(10)の吸気システム(24)内に取り付けるコンプレッサ(30)と、前記内燃機関(10)の排気ガスシステム(15)内に取り付けるタービン(18)とを備え、前記タービン(18)がタービンハウジング(38)を有しており、該タービンハウジング(38)には、前記排気ガスシステム(15)の排気ガスライン(14a)に連結されたスパイラルダクト(16a)とタービンホイール(34)とが含まれ、該タービンホイールは、前記タービンハウジング(38)の支持スペース(46)内に配置され、シャフト(37)によってトルク耐性に前記タービンホイール(34)と接続されている前記コンプレッサ(30)のコンプレッサホイール(28)を駆動するために、前記スパイラルダクト(16a)から送られる前記内燃機関(10)の排気ガスが噴射される、内燃機関(10)用エグゾーストターボチャージャ(20)であって、
    前記タービン(18)が調整装置(44)を含み、該調整装置(44)が、タービンホイール(34)の回転軸(D)を中心として回転運動することができる、少なくとも1つの閉鎖体(50a)を含み、該閉鎖体(50a)は、少なくとも前記スパイラルダクト(16a)のスパイラルインレット断面(A )及び前記支持スペース(46)での前記スパイラルダクト(16a)のノズル断面(A )を小さくする位置と前記スパイラルインレット断面(A )及び前記ノズル断面(A )を大きくする位置との間で移動可能であり、
    これにより、前記スパイラルインレット断面(A)及び前記ノズル断面(A)が共に変更調整できることを特徴とするエグゾーストターボチャージャ(20)。
  15. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の内燃機関(10)を備える、及び/又は請求項14に記載のエグゾーストターボチャージャ(20)を備える車両。
  16. 前記スパイラルダクト(16a)の前記スパイラルインレット断面(A )及び前記支持スペース(46)での前記スパイラルダクト(16a)の前記ノズル断面(A )が、前記内燃機関(10)の作動状態に応じて前記タービン(18)の前記調整装置(44)により共に調整される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の内燃機関(10)の作動方法。
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