JPH05133238A - 可変容量過給機 - Google Patents
可変容量過給機Info
- Publication number
- JPH05133238A JPH05133238A JP3322605A JP32260591A JPH05133238A JP H05133238 A JPH05133238 A JP H05133238A JP 3322605 A JP3322605 A JP 3322605A JP 32260591 A JP32260591 A JP 32260591A JP H05133238 A JPH05133238 A JP H05133238A
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- Japan
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- wall
- movable
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単純な構造で安価なノズル付可変容量過給機
を提供する。 【構成】 ノズル翼11間の通路をノズル翼11の高さ
方向に複数段に分割するリング状の薄い仕切板12をノ
ズルリングに設ける。ノズル翼入口側流路13を、固定
壁14と可動流路壁15とで挟まれた構成とし、該可動
流路壁15を、ノズル翼入口側流路13内に突出した
際、上記仕切板12の前縁に接する構成とする。可動流
路壁15とガス出口案内筒18との間にねじ21を設
け、該可動流路壁15とガス出口案内筒18を互いに螺
合する関係とする。上記可動流路壁15にレバー16を
取付け、該レバー16を外力によって周方向に作動し得
る構成とする。そして、上記可動流路壁15の作動によ
って、ノズル流路面積が変化するようになっている。
を提供する。 【構成】 ノズル翼11間の通路をノズル翼11の高さ
方向に複数段に分割するリング状の薄い仕切板12をノ
ズルリングに設ける。ノズル翼入口側流路13を、固定
壁14と可動流路壁15とで挟まれた構成とし、該可動
流路壁15を、ノズル翼入口側流路13内に突出した
際、上記仕切板12の前縁に接する構成とする。可動流
路壁15とガス出口案内筒18との間にねじ21を設
け、該可動流路壁15とガス出口案内筒18を互いに螺
合する関係とする。上記可動流路壁15にレバー16を
取付け、該レバー16を外力によって周方向に作動し得
る構成とする。そして、上記可動流路壁15の作動によ
って、ノズル流路面積が変化するようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変容量過給機に関
し、特に可変容量過給機の可変機構の構造に関する。
し、特に可変容量過給機の可変機構の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来の可変容量過給機の一例を示
す。該可変容量過給機は、ノズル翼1を駆動リンク機構
2、ノズル駆動軸3を介して回動させることにより、ノ
ズル翼入口側流路4の面積を変化させる構成となってい
る。なお、図9において、5はラジアルタービン動翼、
6はロータ軸、7は軸受台、8はガス入口ケーシング、
9はガス出口案内筒、10はブッシュを示す。
す。該可変容量過給機は、ノズル翼1を駆動リンク機構
2、ノズル駆動軸3を介して回動させることにより、ノ
ズル翼入口側流路4の面積を変化させる構成となってい
る。なお、図9において、5はラジアルタービン動翼、
6はロータ軸、7は軸受台、8はガス入口ケーシング、
9はガス出口案内筒、10はブッシュを示す。
【0003】また、他の従来例として、例えば特開昭5
6−129705号公報に記載されているように、ラジ
アルタービン動翼の入口流路幅を変化させる構成のもの
があるが、この場合ラジアルタービンはノズル翼のない
ベーンレスタイプである。
6−129705号公報に記載されているように、ラジ
アルタービン動翼の入口流路幅を変化させる構成のもの
があるが、この場合ラジアルタービンはノズル翼のない
ベーンレスタイプである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、以上述べた
従来例において、図9に示した前者のノズル翼1を回動
させてノズル翼入口側流路4の流路面積を変化させる構
成は、ノズル翼1、ノズル駆動軸3及び駆動リンク機構
2が必要であるため、構造が複雑で部品点数も多かっ
た。したがって、製造コストの上昇を招くと共に、メン
テナンスが困難であるという問題があった。
従来例において、図9に示した前者のノズル翼1を回動
させてノズル翼入口側流路4の流路面積を変化させる構
成は、ノズル翼1、ノズル駆動軸3及び駆動リンク機構
2が必要であるため、構造が複雑で部品点数も多かっ
た。したがって、製造コストの上昇を招くと共に、メン
テナンスが困難であるという問題があった。
【0005】また、特開昭56−129705号公報等
に開示された後者のラジアルタービン動翼入口の流路幅
を変化させる構成は、ノズル翼を回動させる方法に比べ
単純であるが、ノズル翼を有するラジアルタービンには
採用することができない。したがって、特開昭56−1
29705号公報等に記載されているように、ベーンレ
スタイプとなるため、ノズル翼付ラジアルタービンに比
べ性能が劣ると共に、ノズル翼の交換によって機関と過
給機との最適マッチングを図る手段がとれず、機関と過
給機のマッチング試験が困難となっていた。
に開示された後者のラジアルタービン動翼入口の流路幅
を変化させる構成は、ノズル翼を回動させる方法に比べ
単純であるが、ノズル翼を有するラジアルタービンには
採用することができない。したがって、特開昭56−1
29705号公報等に記載されているように、ベーンレ
スタイプとなるため、ノズル翼付ラジアルタービンに比
べ性能が劣ると共に、ノズル翼の交換によって機関と過
給機との最適マッチングを図る手段がとれず、機関と過
給機のマッチング試験が困難となっていた。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、単純な構造で安価なノズ
ル翼付可変容量過給機を提供することを目的とする。
決するためになされたもので、単純な構造で安価なノズ
ル翼付可変容量過給機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、ノズル翼を備えた可変容量過給機におい
て、ノズル翼間の通路をノズル翼高さ方向に複数段に分
割する仕切板を設けたノズルリングを具備すると共に、
該ノズルリングのガス入口側に軸方向に移動可能な可動
流路壁を設け、該可動流路壁がガス流路内に突出したと
き、該ノズルリングの仕切板前縁に接するよう上記可動
流路壁と上記仕切板とを配設し、かつ上記可動流路壁を
軸方向に移動させる手段を設けたものである。
め、本発明は、ノズル翼を備えた可変容量過給機におい
て、ノズル翼間の通路をノズル翼高さ方向に複数段に分
割する仕切板を設けたノズルリングを具備すると共に、
該ノズルリングのガス入口側に軸方向に移動可能な可動
流路壁を設け、該可動流路壁がガス流路内に突出したと
き、該ノズルリングの仕切板前縁に接するよう上記可動
流路壁と上記仕切板とを配設し、かつ上記可動流路壁を
軸方向に移動させる手段を設けたものである。
【0008】
【作用】上記の手段によれば、可動流路壁が軸方向に変
位し、ガス流路内に突出したとき、可動壁と仕切板の前
縁とが接するので、該仕切板で仕切られたノズル翼間通
路の可動流路壁側の入口が塞がれる。したがって、ノズ
ル面積が減少したことと同等になり、タービン入口の排
気ガスエネルギが増大して、ロータ回転数が増し、機関
の給気圧力が上昇する。一方、可動流路壁がガス流路内
から引き込まれた場合には、仕切板で仕切られたノズル
翼間通路両方にガスが流れるのでノズル面積は大とな
る。
位し、ガス流路内に突出したとき、可動壁と仕切板の前
縁とが接するので、該仕切板で仕切られたノズル翼間通
路の可動流路壁側の入口が塞がれる。したがって、ノズ
ル面積が減少したことと同等になり、タービン入口の排
気ガスエネルギが増大して、ロータ回転数が増し、機関
の給気圧力が上昇する。一方、可動流路壁がガス流路内
から引き込まれた場合には、仕切板で仕切られたノズル
翼間通路両方にガスが流れるのでノズル面積は大とな
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0010】図1は本発明に係る可変容量過給機の一実
施例を示す要部断面図、図2は同可変容量過給機の一部
正面図、図3は図1のIII−III線矢視図、図4は
可変容量過給機の動作説明図である。
施例を示す要部断面図、図2は同可変容量過給機の一部
正面図、図3は図1のIII−III線矢視図、図4は
可変容量過給機の動作説明図である。
【0011】これらの図において、ノズルリングにはノ
ズル翼11間の通路をノズル翼11の高さ方向に複数段
(本実施例においては2段)に分割するリング状の薄い
仕切板12を設けている。また、ノズル翼入口側流路1
3は、固定壁14と、軸方向に移動可能な円筒状の可動
流路壁15とで挟まれた構成となっており、該可動流路
壁15は、ノズル翼入口側流路13内に突出した際、上
記仕切板12の前縁に接するように配設されている。な
お、上記ノズル翼11はラジアルタービン動翼17の入
口に配設されている。
ズル翼11間の通路をノズル翼11の高さ方向に複数段
(本実施例においては2段)に分割するリング状の薄い
仕切板12を設けている。また、ノズル翼入口側流路1
3は、固定壁14と、軸方向に移動可能な円筒状の可動
流路壁15とで挟まれた構成となっており、該可動流路
壁15は、ノズル翼入口側流路13内に突出した際、上
記仕切板12の前縁に接するように配設されている。な
お、上記ノズル翼11はラジアルタービン動翼17の入
口に配設されている。
【0012】さらに、可動流路壁15の内側にはガス出
口案内筒18が配設されている。該ガス出口案内筒18
は可動流路壁15によってガス入口ケーシング19と分
離されるので、ガス出口フランジ20をガス入口ケーシ
ング19に締結することによりガス出口案内筒18を支
持した構成としている。
口案内筒18が配設されている。該ガス出口案内筒18
は可動流路壁15によってガス入口ケーシング19と分
離されるので、ガス出口フランジ20をガス入口ケーシ
ング19に締結することによりガス出口案内筒18を支
持した構成としている。
【0013】一方、可動流路壁15とガス出口案内筒1
8との間にはねじ21が設けられており、可動流路壁1
5とガス出口案内筒18とは互いに螺合された構成とな
っている。また、可動流路壁15にはレバー16が取り
付けられており、該レバー16は外力によって、図2に
示すように、ガス出口案内筒18の案内溝18Aに沿っ
て周方向に動かすことができるよう構成されている。さ
らに、可動流路壁15とガス入口ケーシング19との間
には、ノズル翼入口側流路13のガスが外部へ漏出する
のを防止するシールリング22が介装配置されている。
なお、図1において、符号23はロータ軸、24は軸受
台を示す。
8との間にはねじ21が設けられており、可動流路壁1
5とガス出口案内筒18とは互いに螺合された構成とな
っている。また、可動流路壁15にはレバー16が取り
付けられており、該レバー16は外力によって、図2に
示すように、ガス出口案内筒18の案内溝18Aに沿っ
て周方向に動かすことができるよう構成されている。さ
らに、可動流路壁15とガス入口ケーシング19との間
には、ノズル翼入口側流路13のガスが外部へ漏出する
のを防止するシールリング22が介装配置されている。
なお、図1において、符号23はロータ軸、24は軸受
台を示す。
【0014】以上のような構成において、機関から排出
された排気ガスは、ガス入口ケーシング19に導かれ、
ノズル翼11を通ってラジアルタービン動翼17を回転
させ、ガス出口案内筒18から外部へ流出するようにな
っている。また、可動流路壁15はレバー16を駆動す
ることにより、ロータ軸23を中心に回転し、ねじ21
の作用によって軸方向に移動する。なお、図3、図4は
可動流路壁15の引込時と突出時の状態を示し、矢印A
はガスの流れを示す。
された排気ガスは、ガス入口ケーシング19に導かれ、
ノズル翼11を通ってラジアルタービン動翼17を回転
させ、ガス出口案内筒18から外部へ流出するようにな
っている。また、可動流路壁15はレバー16を駆動す
ることにより、ロータ軸23を中心に回転し、ねじ21
の作用によって軸方向に移動する。なお、図3、図4は
可動流路壁15の引込時と突出時の状態を示し、矢印A
はガスの流れを示す。
【0015】次に、図5は本発明に係る可変容量過給機
の他の実施例を示す要部断面図、図6は同可変容量過給
機の一部正面図である。
の他の実施例を示す要部断面図、図6は同可変容量過給
機の一部正面図である。
【0016】これらの図において、仕切板12を有する
ノズル翼11と軸方向に移動可能な可動流路壁15とを
有する点は、上述した第1の実施例と同じである。しか
しながら、本実施例においては、可動流路壁15の反対
流路側に複数個の滑り機構25を介して複数個のねじ棒
26が接続されていると共に、該ねじ棒26はガス出口
フランジ20に開けられた貫通穴27及びねじ穴28を
通じて外部へ突出されている。そして、該ねじ棒26の
突出端部にはレバー29が取り付けられており、該レバ
ー29のピン30が駆動リング31の溝部31Aに嵌装
配置されている。
ノズル翼11と軸方向に移動可能な可動流路壁15とを
有する点は、上述した第1の実施例と同じである。しか
しながら、本実施例においては、可動流路壁15の反対
流路側に複数個の滑り機構25を介して複数個のねじ棒
26が接続されていると共に、該ねじ棒26はガス出口
フランジ20に開けられた貫通穴27及びねじ穴28を
通じて外部へ突出されている。そして、該ねじ棒26の
突出端部にはレバー29が取り付けられており、該レバ
ー29のピン30が駆動リング31の溝部31Aに嵌装
配置されている。
【0017】該駆動リング31は、複数個の駆動リング
サポート32によって軸中心と円心に保持され、レバー
33によって回動可能なようになっている。また、可動
流路壁15と入口ケーシング19との間、及び可動流路
壁15とガス出口案内筒18との間にはそれぞれシール
リング34,35が介装配置されている。なお、その他
の構成、例えばノズル翼入口側流路13、固定壁14、
ラジアルタービン動翼17、ロータ軸23、軸受台24
は上述した第1の実施例と同様なので、その説明は省略
する。
サポート32によって軸中心と円心に保持され、レバー
33によって回動可能なようになっている。また、可動
流路壁15と入口ケーシング19との間、及び可動流路
壁15とガス出口案内筒18との間にはそれぞれシール
リング34,35が介装配置されている。なお、その他
の構成、例えばノズル翼入口側流路13、固定壁14、
ラジアルタービン動翼17、ロータ軸23、軸受台24
は上述した第1の実施例と同様なので、その説明は省略
する。
【0018】以上のような構成によれば、レバー33を
駆動して駆動リング31を回転させると、駆動リング3
1の溝部31Aに嵌装されたレバー29が回動し、ねじ
棒26を回転させる。該ねじ棒26が回転すると、ねじ
穴28の作用によって、該ねじ棒26は軸方向に同じ量
だけ移動する。また、上記ねじ棒26は滑り機構25を
介して可動流路壁15に接続されているので、ねじ棒2
6の軸方向変位に応じて可動流路壁15は軸方向に変位
する。
駆動して駆動リング31を回転させると、駆動リング3
1の溝部31Aに嵌装されたレバー29が回動し、ねじ
棒26を回転させる。該ねじ棒26が回転すると、ねじ
穴28の作用によって、該ねじ棒26は軸方向に同じ量
だけ移動する。また、上記ねじ棒26は滑り機構25を
介して可動流路壁15に接続されているので、ねじ棒2
6の軸方向変位に応じて可動流路壁15は軸方向に変位
する。
【0019】次に、本発明によるノズル流路面積の可変
方法について図7、図8に基づいて説明する。可動流路
壁15がノズル翼入口側流路13に突出しない図7に示
す状態では、ガスは矢印Bで示すごとく仕切板12で仕
切られる流路の全てに流れる。すなわち、ノズル流路面
積は大となる。
方法について図7、図8に基づいて説明する。可動流路
壁15がノズル翼入口側流路13に突出しない図7に示
す状態では、ガスは矢印Bで示すごとく仕切板12で仕
切られる流路の全てに流れる。すなわち、ノズル流路面
積は大となる。
【0020】一方、図8に示すように、可動流路壁15
がアクチュエータ36の作用によってノズル翼入口側流
路13内に突出すると、仕切板12で仕切られたノズル
流路の入口を塞ぐ。この場合、可動流路壁15の突出量
によって、仕切板12で仕切られたノズル流路入口が塞
がれる通路数が変化する。該仕切板12で仕切られたノ
ズル流路入口が可動流路壁15によって塞がれると、ノ
ズルの流路面積は減少し、過給機のタービンの出力は増
大する。
がアクチュエータ36の作用によってノズル翼入口側流
路13内に突出すると、仕切板12で仕切られたノズル
流路の入口を塞ぐ。この場合、可動流路壁15の突出量
によって、仕切板12で仕切られたノズル流路入口が塞
がれる通路数が変化する。該仕切板12で仕切られたノ
ズル流路入口が可動流路壁15によって塞がれると、ノ
ズルの流路面積は減少し、過給機のタービンの出力は増
大する。
【0021】なお、ノズル流路面積は仕切板12の数に
応じて複数段階に変化させることができる。また、図
7、図8において、11はノズル翼、14は固定壁、1
7はラジアルタービン動翼、19はガス入口ケーシング
を示す。
応じて複数段階に変化させることができる。また、図
7、図8において、11はノズル翼、14は固定壁、1
7はラジアルタービン動翼、19はガス入口ケーシング
を示す。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る可変容
量過給機によれば、可動流路壁が軸方向に変位し、ガス
流路内に突出したとき、該可動流路壁と仕切板の前縁と
が接するよう構成されているので、該仕切板で仕切られ
たノズル翼間通路の可動流路壁側の入口が塞がれる。し
たがって、ノズル面積が減少したことと同等になり、こ
れによってタービン入口の排気ガスエネルギが増大し
て、ロータ回転数が増し、機関の給気圧力が上昇する。
一方、可動流路壁がガス流路内から引き込まれた場合に
は、仕切板で仕切られたノズル翼間通路両方にガスが流
れるので、ノズル面積は大となる。
量過給機によれば、可動流路壁が軸方向に変位し、ガス
流路内に突出したとき、該可動流路壁と仕切板の前縁と
が接するよう構成されているので、該仕切板で仕切られ
たノズル翼間通路の可動流路壁側の入口が塞がれる。し
たがって、ノズル面積が減少したことと同等になり、こ
れによってタービン入口の排気ガスエネルギが増大し
て、ロータ回転数が増し、機関の給気圧力が上昇する。
一方、可動流路壁がガス流路内から引き込まれた場合に
は、仕切板で仕切られたノズル翼間通路両方にガスが流
れるので、ノズル面積は大となる。
【0023】このように、本発明によれば、ノズル流路
面積を変化させる構造が簡単で、部品点数も少なくてす
むので、従来に比べて製造コストの大幅な低減を図るこ
とができると共に、メンテナンスも簡単であるという優
れた効果を奏する。
面積を変化させる構造が簡単で、部品点数も少なくてす
むので、従来に比べて製造コストの大幅な低減を図るこ
とができると共に、メンテナンスも簡単であるという優
れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る可変容量過給機の一実施例を示す
要部断面図である。
要部断面図である。
【図2】同可変容量過給機の一部正面図である。
【図3】図1のIII−III線矢視図である。
【図4】同可変容量過給機の動作説明図である。
【図5】本発明に係る可変容量過給機の他の実施例を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図6】同可変容量過給機の一部正面図である。
【図7】本発明に係る可変容量過給機の動作説明図であ
る。
る。
【図8】同じく、同可変容量過給機の動作説明図であ
る。
る。
【図9】従来の可変ノズル付過給機の一例を示す断面図
である。
である。
11 ノズル翼 12 仕切板 13 ノズル翼入口側流路 14 固定壁 15 可動流路壁 16 レバー 17 ラジアルタービン動翼 18 ガス出口案内筒 18A 案内溝 19 ガス入口ケーシング 20 ガス出口フランジ 21 ねじ 22 シールリング 23 ロータ軸 24 軸受台 25 滑り機構 26 ねじ棒 27 貫通穴 28 ねじ穴 29 レバー 30 ピン 31 駆動リング 31A 溝部 32 駆動リングサポート 33 レバー 34 シールリング 35 シールリング 36 アクチュエータ
Claims (3)
- 【請求項1】ノズル翼を備えた可変容量過給機におい
て、ノズル翼間の通路をノズル翼高さ方向に複数段に分
割する仕切板を設けたノズルリングを具備すると共に、
該ノズルリングのガス入口側に軸方向に移動可能な可動
流路壁を設け、該可動流路壁がガス流路内に突出したと
き、該ノズルリングの仕切板前縁に接するよう上記可動
流路壁と上記仕切板とを配設し、かつ上記可動流路壁を
軸方向に移動させる手段を設けたことを特徴とする可変
容量過給機。 - 【請求項2】可動流路壁を軸方向に移動させる手段とし
て、該可動流路壁とガス入口ケーシング又はガス出口案
内筒とを螺合し、該可動流路壁を回転させることによっ
て可動流路壁をガス流路内に出入させるよう構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の可変容量過給機。 - 【請求項3】可動流路壁を軸方向に移動させる手段とし
て、該可動流路壁の反対流路側に複数個の滑り機構を介
して軸を設けると共に、該軸の一部をケーシングに螺合
し、該軸を回転させる手段を設けたことを特徴とする請
求項1記載の可変容量過給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3322605A JPH05133238A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 可変容量過給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3322605A JPH05133238A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 可変容量過給機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133238A true JPH05133238A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18145579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3322605A Withdrawn JPH05133238A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 可変容量過給機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05133238A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2474344A (en) * | 2009-10-06 | 2011-04-13 | Cummins Ltd | Variable geometry turbine inlet |
CN102071977A (zh) * | 2009-10-06 | 2011-05-25 | 康明斯有限公司 | 涡轮机 |
WO2011042695A3 (en) * | 2009-10-06 | 2011-11-03 | Cummins Ltd | Variable geometry turbine |
WO2011042739A3 (en) * | 2009-10-06 | 2011-11-03 | Cummins Ltd | Variable geometry turbine |
WO2011042694A3 (en) * | 2009-10-06 | 2011-11-03 | Cummins Ltd | Variable geometry turbine |
WO2011042691A3 (en) * | 2009-10-06 | 2011-11-10 | Cummins Ltd | Variable geometry turbine |
WO2011042696A3 (en) * | 2009-10-06 | 2011-11-10 | Cummins Ltd | Variable geometry turbine |
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