JP2012500268A - 7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの多形体を製造するための方法 - Google Patents

7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの多形体を製造するための方法 Download PDF

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Abstract

7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶を製造するための新規な方法が開示される。

Description

本発明は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶(crystalline Form II)を製造するための新規な方法に関する。
式(A):
Figure 2012500268
の構造を有する7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドは、末梢型ベンゾジアゼピン受容体に対して高親和性を有しており、神経変性疾患の処置に有用であることが知られている。7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの製造、物理的特性及び有利な薬理学的特性は、例えば特許文献1(特許文献2も)及び特に特許文献3(特許文献4も)(これらは両方ともそれらの全体が参照により加入される)に記載される。これらの特許に記載される方法は、限定された溶解性を有する1つの確立された結晶形(本明細書ではI型結晶と指定する)での7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの単離を結果として生じる。
特許文献5は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの新規な結晶形(II型結晶と指定する)及びII型結晶を製造するための方法を記載する。
米国特許第6,262,045号 WO99/06406 米国特許第6,395,729号 WO00/44384 WO2007/027525
7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ
−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶を含む製剤の開発を可能にするためには、再現可能でありかつ迅速で効率的なやり方で必要な程度の多形純度のII型結晶を生じる、II型結晶の製造方法を見出すことが必要である。
発明の要旨
本発明は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶を製造するための新規な方法を提供し、この方法は、噴霧乾燥技術を利用することにより、II型結晶のI型結晶への変換を最小限にする。
7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのI型結晶及びII型結晶(本発明の局面に従って製造されたII型結晶を含む)のX線粉末ディフラクトグラム(diffractogram)のオーバーレイ図である。 7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのI型結晶及びII型結晶(本発明の局面に従って製造されたII型結晶を含む)を比較したフーリエ変換赤外(FTIR)スペクトルである。 7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶(本発明の局面に従って製造されたII型結晶を含む)の示差走査熱量測定サーモグラムのオーバーレイ図である。 以前に記載された7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶と本発明の局面に従って製造されたII型結晶とを比較したX線粉末ディフラクトグラムのオーバーレイ図である。 以前に記載された7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのI型結晶及びII型結晶と、本発明の局面に従って製造されたII型結晶とを比較したX線粉末ディフラクトグラムのオーバーレイ図である。 以前に記載された7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのI型結晶及びII型結晶と、本発明の局面に従って製造されたII型結晶を含む医薬製剤とを比較したX線粉末ディフラクトグラムのオーバーレイ図である。
本発明の詳細な説明
定義及び略号
上記の、及び本明細書の記載全体にわたって使用される以下の略号は、他の指示がなければ、以下の意味を有すると理解されるべきである:
DCM ジクロロメタン
DSC 示差走査熱量測定
EtOH エタノール
g グラム
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
mg ミリグラム
mL ミリリットル
mm ミリメートル
XRPD x線粉末回折法
上記の、及び本明細書の記載全体にわたって使用される以下の用語は、他の指示がなければ、以下の意味を有すると理解されるべきである。
本明細書で使用される「I型結晶」は、本明細書に記載される特徴的なデータを使用して特徴付けられ得る7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの結晶形を記載することを意図される。典型的なデータは図1及び2に見られる。
本明細書で使用される「II型結晶」は、本明細書に記載される特徴的なデータを使用して特徴付けられ得る7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの結晶形を記載することを意図される。典型的なデータは図1及び2に見られる。
本明細書で使用される用語「原体」は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドを指す。
用語「周囲温度」又は「室温」は、約20℃〜約30℃の範囲の温度を指す。
物質が1つより多くの結晶形で存在する能力は多形と定義され;特定の物質の異なる結晶形は「多形体」と呼ばれる。一般的に、多形は物質の分子がそのコンホメーションを変化させる能力又は異なる分子間若しくは分子内相互作用(特に水素結合)を形成する能力に影響され、これは異なる多形体の結晶格子中の異なる原子配置に反映される。対照的に、物質の全体的な外見の形態は「モルホロジー」として知られ、これは内部構造に言及することなく、存在する結晶及び面の外見的な形状に言及する。結晶は、例えば成長速度、撹拌及び不純物の存在のような異なる状態に基づいて異なるモルホロジーを示し得る。
物質の異なる多形体は、異なるエネルギーの結晶格子を有し得、従って固体状態において、それらは異なる物理的特性、例えば密度、融点、色、安定性、溶解性などを示し得、これが今度は所定の多形体の安定性、溶解速度及び/又はバイオアベイラビリティー、並びに医薬品及び医薬組成物としての使用についてのその適性に影響を及ぼし得る。
7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶は、I型結晶に勝る利点を有する。例えばII型結晶は、I型結晶の溶解度及び溶出速度よりも高い溶解度及び大きい溶出速度を有する。一般的に、より高い溶解度及び溶出速度を有する多形体が通常より低い溶解度及び溶出速度を有する多形体よりも物理的に安定性が低いことが知られている。それにも関わらずII型結晶は、医薬品におけるその使用を支持するために十分な安定性プロフィールを有する。
本発明は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶を製造するための新規な方法を提供し、この方法は迅速な溶媒除去をもたらし、そしてII
型結晶からI型結晶への固体の変換の危険性を最小限にする。
本発明によれば、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶を製造するための方法は、原体の溶液を噴霧乾燥してII型結晶を製造することを含む。
本明細書で使用される「噴霧乾燥」は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの溶液又は分散を噴霧して液滴の細かい霧を形成することを意味し、この霧は直ちに乾燥チャンバーに入り、ここでこれらは乾燥ガスと接触する。溶媒は液滴から乾燥ガス中に蒸発して液滴を凝固させる。固体を乾燥ガスから分離して単離する。
本明細書で使用される「乾燥チャンバー」は、粒子を乾燥させるために熱いガス、例えば強制空気、窒素、窒素の豊富な空気、又はアルゴンを利用し使用する室(例えば容器、タンク、管材又はコイル)を指す。次いで固体はサイクロンのような粒子分離器で単離され得る。
本明細書で使用される用語「サイクロン」は、回転効果及び重力を使用して固体及び/又は流体の混合物を分離するボルテックス分離器を指す。
一局面において、本発明の噴霧乾燥方法は、原体を適切な溶媒に分散又は溶解して供給液を形成すること、及びノズル(アトマイザー)を介して供給液を溶媒除去系中に送り込むことを含み、この溶媒除去系において溶媒が除去されて固体粉末が形成される。
本発明の別の局面において、少なくとも一部(a potion of)の溶媒が乾燥チャンバーにおいて除去され、そして固体は流動床室、タンブル乾燥機、又は固定、移動もしくは流動固体床内での直接的もしくは間接的な加熱を利用する当該分野で一般的に使用される他の方法により、乾燥及び/又はアニーリングされる。
本発明の別の局面は、ほぼ周囲温度と溶媒の沸点未満の温度との間の温度、特に周囲温度付近で原体の供給液を調製することを含む。
噴霧乾燥機内の入口ガス温度は制御することができる。好ましくは噴霧乾燥機の入口温度は約50℃と約130℃との間、より好ましくは約90℃と約120℃との間である。50℃付近のようなより低い温度では、生成される固体は単離の時点でII型結晶と非結晶性物質の混合物を含有し得る。
非結晶性物質は、エージング又はアニーリングの際にII型結晶に変換することができる。従って、本発明の一局面には、噴霧乾燥した物質をエージング又はアニーリングする工程が含まれる。
ほぼ周囲温度から約100℃の範囲の温度、例えば約20℃〜約90℃の範囲の温度で保持することにより固体をエージング又はアニーリングする。固体は、固体がII型結晶以外の7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの他の多形体(非結晶性物質を含む)を実質的に含まなくなるまでこのような条件下で維持される。
アニーリングは、例えば典型的なオーブンで又は流動床内で達成され得る。
供給液は、当該分野で周知の従来の手段、例えば二流体超音波ノズル、二流体非超音波ノズル、ロータリーアトマイザーなどにより噴霧され得る。
本明細書で使用される「適切な溶媒」は、その適切な溶媒中で原体が適切な溶解度、例えば約1mg/mLより大きい溶解度を有する溶媒又は溶媒混合物である。適切な溶媒の例としては、ジクロロメタン、クロロホルム、エタノール、メタノール、2−プロパノール、酢酸エチル、アセトン、ジメチルアセトアミド、又はそれらの混合物が挙げられる。好ましい適切な溶媒は、ジクロロメタンとエタノールの混合物を含む。特に適切な溶媒はジクロロメタンを含む。
本発明の一局面において、適切な溶媒はジクロロメタンを含み、そして噴霧乾燥機の入口温度は約80℃と約105℃との間である。
供給液を形成するために、薬物を適切な溶媒中に約0.1%質量/体積から約10%質量/体積の間の濃度、好ましくは約1%質量/体積と6%質量/体積の間の濃度で溶解又は分散する。
本発明の一局面において、本発明の方法にしたがって製造されたII型結晶は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの総量に対して少なくとも90質量%、特に少なくとも95質量%、そして最も特に98質量%を超える多形体純度を有する。
好ましい局面において、本発明は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの他のいずれの多形体も実質的に含まない、本明細書で定義された7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶を製造するための方法を提供する。
さらなる好ましい局面において、本発明は、不純物を実質的に含まない、本明細書で定義された7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶を製造する方法を提供する。
「実質的に含まない」は、II型結晶が、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの他の多形体又は不純物を10質量%未満、好ましくは5質量%未満、そしてより好ましくは2質量%未満含有することを意味する。
本発明に従って噴霧乾燥した物質は、当該分野で一般的に使用される1つ又はそれ以上の薬学的に許容しうる添加剤と混合され得る。このような添加剤としては、1つ又はそれ以上のフィラー;希釈剤、例えば微結晶セルロース、ラクトース、マンニトール、アルファ化デンプンなど;崩壊剤、例えばデンプングリコール酸ナトリウム、クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウムなど;滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリルフマル酸ナトリウムなど;甘味料、例えばスクロース、サッカリンなど;矯味矯臭剤、例えばペパーミント、サリチル酸メチル、オレンジフレーバー(orange flavoring)など;着色剤;保存料;緩衝剤;溶解度増強剤、例えば界面活性剤など;並びに使用される投与経路及び投薬形態によって他の添加剤が挙げられ得る。
従って、本発明の別の局面は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドII型結晶を1つ又はそれ以上の薬学的に許容しうる添加剤とともに製剤化して、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドを含む組成物を提供する工程を含む。
1つ又はそれ以上の薬学的に許容しうる添加剤はまた、添加剤が製造されるII型結晶の相対量を実質的に減少させない場合、噴霧乾燥の前に原体の溶液(供給液)に加えてもよい。
「実質的に減少させる」は、供給液に加えられた薬学的に許容しうる添加剤と共に製造されたII型結晶の量が、添加剤を添加せずに製造されたII型結晶の相対量に対して25%よりも多く減少することを意味する。本発明の一局面において、薬学的に許容しうる添加剤は、例えば本明細書に記載されるように示差走査熱量測定及び/又はX線粉末回折により測定される場合に感知できる量までII型結晶の量に影響を与えない。
特定のポリマーは、原体の非晶質形態の安定性を増加させ得るので、噴霧乾燥生成物の結晶化度に影響を与え得る量で供給液に加えられるべきではない。従って供給液は、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリメタクリル酸類ポリマー及びポリビニルピロリドンからなる群より選択されるポリマーを含むポリマーを実質的に含むべきではない。
「実質的にポリマーを含まない」は、原体と比較して10質量%未満、好ましくは5質量%未満、そしてより好ましくは1質量%未満のポリマーを供給液が含有することを意味する。本発明の一局面において、供給液はポリマーを含まない。
本発明の別の局面において、供給液は原体及び適切な溶媒からなる。
固体状態の形態の噴霧乾燥生成物は、X線粉末回折(XPRD)、示差走査熱量測定(DSC)、フーリエ変換赤外分光法(FTIR)、又は当業者に公知の他の標準的な技術により確認され得る。原体中の非晶質物質の程度は、好ましくは示差走査熱量測定及び/又はX線粉末回折により測定され;一方、X線粉末回折及びフーリエ変換赤外分光法は、I型結晶とII型結晶とを判別するために有利に使用される。
本発明に従って製造されたII型結晶のX線粉末回折パターンは、II型結晶について以前に観察されたものと一致する。
以下の実施例は、本発明をさらに説明するが、本発明をそれらに限定しない。本明細書において記載される手順に適した7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミド出発物質としては、米国特許第6,395,729に記載される手順により製造された7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドが挙げられるがこれに限定されない。本明細書に記載される手順に従うII型結晶の製造には7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのいずれの多形体を出発物質として使用してもよい。
実施例1
原体2.7gをジクロロメタン(DCM)及びエタノール(EtOH)の50/50(体積)混合物150mLに20℃で溶解した。この混合物を約1時間撹拌した。得られた透明な供給液は、Buchi B290ミニスプレードライヤー中、0.7mmノズル(Buchiより市販されている)を通して供給液を約2〜3mL/分にてポンプで送ることにより、噴霧乾燥した。システムは入口ガス温度90℃及び出口ガス温度約60〜70℃で操作した。溶媒を除去してII型結晶の固体(約1.8g)を単離した。XRPDは、この物質が主に結晶であることを示した。XRPD及びFTIRの両方を使用して多形相が主にII型結晶であると確認した(図1及び2、「90C」と表示)。
実施例2
原体1.8gをDCM及びEtOHの50/50(体積)混合物100mLに20℃で溶解した。この混合物を約1時間撹拌した。得られた透明な供給液はBuchi B290ミニスプレードライヤー中、0.7mmノズル(Buchiより市販されている)を通して供給液を約2〜3mL/分にてポンプで送ることにより、噴霧乾燥した。システムは入口ガス温度100℃及び出口ガス温度約65〜75℃で操作した。溶媒を除去してII型結晶の固体(約1.1g)を単離した。XRPDは、この物質が主に結晶であることを示した。XRPD及びFTIRの両方を使用して多形相が主にII型結晶であると確認した(図1、2、「100C」と表示)。
実施例3
原体1.8gをDCM及びEtOHの50/50(体積)混合物100mLに20℃で溶解した。この混合物を約1時間撹拌した。得られた透明な供給液はBuchi B290ミニスプレードライヤー中、0.7mmノズル(Buchiより市販されている)を通して供給液を約2〜3mL/分にてポンプで送ることにより、噴霧乾燥した。システムは入口ガス温度50℃及び出口ガス温度約45℃で操作した。
単離された固形物をDSC(図3、「50C入口初期」と表示)及びXRPD(図4、「50C初期」と表示)により分析し、これらは無定形物質の存在を示した。この物質を、サンプルを室温に2日間維持することによりエージングした。固形の生成物をDSCにより再分析し、これはII型結晶が優勢であること、及び無定形物質のレベルが減少したことを示した(図3を参照のこと、「50C入口2日周囲」と表示)。XRPDを使用して、エージングした物質の多形相が主にII型結晶であることを確認した(図4、「50C2日周囲」と表示)。
実施例4
原体4.0gをDCM及びEtOHの50/50(体積)混合物200mLに20℃で溶解した。この混合物を約1時間撹拌した。得られた透明溶液は、Buchi B290ミニスプレードライヤー中、0.7mmノズル(Buchiより市販されている)を通して溶液を約2〜3mL/分にてポンプで送ることにより、噴霧乾燥した。システムは入口ガス温度100℃及び出口ガス温度約70℃で操作した。溶媒を除去して固形物(約3.0g)を単離した。次いでこの固形物を80℃で1時間アニーリングしてII型結晶の固形物を得た。
生成物をDSCにより分析し、これは無定形原体の証拠を示さなかった。さらに、このサンプルの高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による分析は、アニーリング処理後に不純物プロファイルの変化を示さなかった。サンプルの純度は処理の前後の両方で99.7%であった。多形相は、XRPDにより主にII型結晶であると確認した(図5、「100C」と表示)。
実施例5
原体8.7gをDCM160mLに溶解し;この混合物を約1時間撹拌した。得られた透明な供給液は、Buchi B290ミニスプレードライヤー中、0.7mmノズル(Buchiより市販されている)を通して供給液を約2〜3mL/分にてポンプで送ることにより、噴霧乾燥した。システムは入口ガス温度95〜100℃及び出口ガス温度約70℃で操作した。溶媒を除去して固形物(5.9g)を単離した。生成物を80℃で約1.5時間アニーリングした。
生成物をDSCにより分析し、これは残留無定形固体を示さず、そしてXRPDにより分析し、これは実質的に純粋なII型結晶の存在及びI型結晶を示すピークが存在しないことを示した。
実施例6
医薬製剤
上記の実施例5にしたがって製造したサンプルを使用して、以下の組成を有する湿式造粒製剤を調製した:
材料 %
実施例5の生成物 33.4
ラクトース 30.0
微結晶セルロース(50ミクロン) 30.0
デンプングリコール酸ナトリウム 3.3
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 2.5
ラウリル硫酸ナトリウム 0.75
実施例5の原体生成物、ラクトース、微結晶セルロース(Avicel(登録商標)、FMC BioPolymer,Philadelphia,Pennsylvaniaから市販されている)、及びデンプングリコール酸ナトリウムを、20メッシュふるいを用いて5回篩別することにより予混合した(pre-blended)。造粒用流体(granulating fluid)のため、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを熱水に濃度5%で溶解し、次いで20℃に冷却した。ラウリル硫酸ナトリウムをその冷却した造粒用流体に濃度1.5%で溶解した。約50%の水(固形物の総質量に対して)を使用して顆粒(the granulation)を調製した;造粒用流体を、乳鉢と乳棒で混合しながら予混合した粉末に滴下した。顆粒を50℃で2時間乾燥し、次いで乳鉢及び乳棒で粉砕した後、分析した。
XRPDデータは、湿式造粒プロセスの間にII型結晶の固形物がI型結晶に変換した証拠を示さなかった(図6、「II型結晶湿式造粒」と表示)。従って、この方法により製造されたII型結晶のサンプルは、医薬製剤に関して安定であると思われる。
以下の実験は、上の実施例に記載される手順にしたがって製造された結晶生成物に対して行われ、そして特許出願公開第WO2007/027525号においてすでに記載された7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの固体形態と比較及び対比した。
実験
粉末(Power)X線回折法(XRPD)
XRPDパターンは、Bruker D8(登録商標)ADVANCE 粉末X線回折計で銅K−アルファ線を使用して得た。装置に平行ビームオプティクスを取り付け管電圧及びアンペア数はそれぞれ40kV及び40mAに設定した。サンプルを1.0度/分の
速度で角2シータの2から40度で走査した。
当業者は、ピーク位置がサンプルの高さの相違によりわずかに影響され得ることが分かるだろう。従って、本明細書に記載されるピーク位置は、プラスマイナス(+/−)0.15度(2シータ)の変動を受けることがある。相対強度は、結晶のサイズ及びモルホロジーに依存して変化し得る。
表1は、WO2007/027525で提供されるように、II型結晶についての粉末X線回折パターンの特徴的なピーク位置、d間隔及び相対強度を示す。
Figure 2012500268
特に、11.47、9.97及び5.71でのピーク[度(2シータ)+/−0.15度(2シータ)で表される]はII型結晶に特徴的である。
表IIは、WO2007/027525で提供されるように、I型結晶についての粉末X線回折パターンの特徴的なピーク位置、d間隔及び相対強度を示す。
Figure 2012500268
II型結晶のパターンは、I型結晶と比較して独特のパターンを示す。5.71度(2シータ)における特徴的なピークはII型結晶のパターンにおいて観察されるが、I型結晶のパターンでは見られない。特徴的なI型結晶のピークである約10.79度のピークが存在しないことは、有意なレベルのI型結晶がII型結晶のパターンにおいて観察されないことを示す。
図1は、WO2007/027525にすでに記載されているように製造されたII型結晶のXRPDパターンと比較した、そしてI型結晶と比較した、実施例1及び2にしたがって製造されたII型結晶のXRPDパターンを示す。
実施例1及び2(それぞれ「90C」及び「100C」と表示する)にしたがって製造された固体形態のXRPDパターンは、I型結晶の証拠を示さず、そしてすでに記載されたII型結晶と一致する。
図4は、実施例3に従って製造された、単離の時点及び周囲温度(約20℃)にて2日後でのサンプルのXRPDパターンを示す。物質はエージング後に、II型結晶の含量が増加し無定形含量が減少した。
図5は、実施例4に従って噴霧乾燥(「100C」と表示)及びアニーリングにより製造されたサンプルのXRPDパターンを示す。このパターンはすでに記載されたII型結晶のパターンと一致する。
図6は、実施例5にしたがって製造されたII型結晶を使用して実施例6にしたがって調製された湿式顆粒のXRPDパターンを示す。湿式造粒後のXRPDパターンにおいてI型結晶が生成した証拠はなかった。このデータは、II型結晶が湿式造粒に関して安定であることを示す。
フーリエ変換赤外分光法(FTIR)
フーリエ変換IRスペクトルは、Nicolet 750 Magnaブランドのシステムを用いて得た。原体を無味臭化カリウム(KBr)と共に原体1mg/KBr 100mgの濃度で粉砕し、そして分析のために12,000lbsで打錠してディスク(2
00mg)にした。
FTIRスペクトル(図2を参照のこと)は、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶が約1656、1643〜1644、1595、1522、1489、1454、1397、1325及び1282cm-1にピークを有することを示していた。すでに記載されているように、特に1656及び1643〜1644cm-1のピークはII型結晶に特徴的である。
I型結晶とII型結晶のIRスペクトル(図2)の比較は2つの明確に異なるパターンを示していた。詳細には、II型結晶のアミド領域は、独特で特徴的なピークを約1643〜1644cm-1及び1656cm-1に示し、これらはI型結晶のスペクトルには存在しない。さらに、I型結晶の約1307cm-1のバンドは上記のII型結晶のいずれのサンプルにおいても観察されない。
実施例1及び2(それぞれ「90C」及び「100C」と表示)にしたがって製造された固体形態のFTIRスペクトルはI型結晶の証拠を示さず、すでに記載されているII型結晶と一致する。
示差走査熱量測定(DSC)
TA Instrumentsブランドの示差走査熱量計を使用してDSC走査を行った。システムを、使用に先立ってインジウムを用いて較正した。サンプルを(蓋に穴の開いた)アルミニウムパンに封入した。1分あたり100℃の線形昇温速度でDSCサーモグラムを取得した。溶融物を急冷(quench cooling)することにより無定形原体を単離することができる。得られた物質は、再加熱すると、約80℃と約160℃との間で発熱を伴って再結晶した。再結晶ピークが存在しないことは、高度な結晶化度を示すために使用され得る。従って、DSCは無定形物質が存在しないことを決定するために利用される。
WO2007/027525に記載されるようなII型結晶のDSC走査は、200℃〜220℃の領域におけるより高い融点の結晶相への変換(変換発熱(transuformation exotherm))、続いてI型結晶の融点と一致する融解吸熱を示す。変換が起こる温度領域のDSCサーモグラムの形状は、昇温速度、粒径、及びサンプル質量に依存するようである。一般的に、DSCは主にII型結晶を含有するサンプルでI型結晶を検出するには有用でない。
実施例3にしたがって製造された固体形態のDSC走査は、エージング前に無定形物質が最初に存在していることを示す(図3、「50C入口初期」と表示)。実施例3にしたがって製造された固形物のエージング後のDSC走査(図3、「50C入口2日周囲」と表示)は、すでに特徴付けされているII型結晶と一致する(図3、「II型結晶」と表示)。II型結晶への変化はXRPDにより確認された(図4)。変化の速度及び無定形物質のレベルは、無定形物質に固有の不安定性に起因してより低い温度(例えば50℃)において変わりやすいと予測されるだろう。
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
実施例4において利用されたHPLC法パラメータは以下のとおりである:システム HP1050、カラム−Waters C8 Symmetry Shield 5um(4.6x150mm)、移動相(「A」):水中0.05%ギ酸、移動相(「B」):アセトニトリル中0.05%ギ酸、注入量:10μl、波長:258nm、及び流量:0.8mL/分。以下のタイムテーブルにしたがってグラジエント法を使用した。
時間 %A %B
0 50 50
8 50 50
23 40 60
35 50 50
実施例4に従って製造されたサンプルの純度は、処理の前及び後で99.7%であった。

Claims (22)

  1. 7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶を製造する方法であって、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドを含む溶液を噴霧乾燥してII型結晶を形成することを含み、該溶液はポリマーを実質的に含まない、上記方法。
  2. II型結晶が、約5.71度(2シータ)にピークを含むX線回折パターンを示す、請求項1に記載の方法。
  3. X線回折パターンが、約11.47及び約9.97度(2シータ)にピークをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. X線回折パターンが、約19.21、約18.43、約15.95及び約11.97度(2シータ)にピークをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. II型結晶が、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの他の多形のいずれも実質的に含まない、請求項1に記載の方法。
  6. 噴霧乾燥が、溶液を約50℃と約130℃との間の入口温度を有する噴霧乾燥機に通して処理することを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 入口温度が約90℃と約120℃との間である、請求項6に記載の方法。
  8. 7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの濃度が、約0.1%と約10%(質量/体積)との間である、請求項1に記載の方法。
  9. 7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドの濃度が、約1%と約6%(質量/体積)との間である、請求項1に記載の方法。
  10. 溶液が1つ又はそれ以上の薬学的に許容しうる添加剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 1つ又はそれ以上の薬学的に許容しうる添加剤とともにII型結晶を製剤化して、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドを含む組成物にすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. a) 7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドを適切な溶媒に溶解して供給液を形成する工程;
    b) 供給液を噴霧する工程;及び
    c) 溶媒を除去して固形物を形成する工程
    を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 適した溶媒は、ジクロロメタン、クロロホルム、エタノール、メタノール、2−プロパノール、酢酸エチル、アセトン及びジメチルアセトアミドからなる群より選択される1つ又はそれ以上の溶媒を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 適した溶媒がエタノール及びジクロロメタンを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 適した溶媒がジクロロメタンを含む、請求項12に記載の方法。
  16. 固形物をエージングする工程をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  17. 7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドを、約周囲温度と適した溶媒の沸点との間の温度で適した溶媒に溶解する、請求項12に記載の方法。
  18. 7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドを、約周囲温度で適した溶媒に溶解する、請求項12に記載の方法。
  19. 式(A):
    Figure 2012500268
    の化合物のII型結晶を製造するための方法であって、
    a) 化合物を適した溶媒に溶解して供給液を形成すること[ここで供給液は、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリメタクリル酸エステル類ポリマー、及びポリビニルピロリドンからなる群より選択されるポリマーを含有しない];
    b) 供給液を、アトマイザーを通して溶媒除去系中にポンプで送ること;
    c) 溶媒を除去すること;及び
    d) 固形物を単離すること
    を含む、方法。
  20. 溶媒除去系がチャンバーを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 固形物がサイクロンで単離される、請求項19に記載の方法。
  22. 請求項1〜10及び12〜21のいずれか1項に記載の方法により製造された、7−クロロ−N,N,5−トリメチル−4−オキソ−3−フェニル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリダジノ[4,5−b]インドール−1−アセトアミドのII型結晶。
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