JP2012254719A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストの増大や乗り心地の低下を招くことのない、優れたサポート性能を発揮するサイドサポート部を備えた車両用シートを提供すること。
【解決手段】乗員を幅方向両側から挟み込むように支持するサイドサポート部2が形成された、乗員の背もたれ部分となるシートバック1aおよび乗員の着座部分となるシートクッション1bを備え、前記シートバック1aおよび前記シートクッション1bに形成された前記サイドサポート部2の少なくともいずれか一方には、ダイラタント流体Dを含む袋体40が設けられている。
【選択図】図4
【解決手段】乗員を幅方向両側から挟み込むように支持するサイドサポート部2が形成された、乗員の背もたれ部分となるシートバック1aおよび乗員の着座部分となるシートクッション1bを備え、前記シートバック1aおよび前記シートクッション1bに形成された前記サイドサポート部2の少なくともいずれか一方には、ダイラタント流体Dを含む袋体40が設けられている。
【選択図】図4
Description
本発明は、幅方向両側から乗員を挟み込むように支持するサイドサポート部が形成された車両用シートに関する。
車両用シートには、乗員の幅方向両側を挟み込むようにして支持するサイドサポート部が設けられている。一般的なサイドサポート部が設けられた車両用シートでは、車両旋回時などにシート幅方向の慣性力(遠心力)が乗員に作用した際、乗員の身体が側方に流れ、乗員の身体がシートから外れてしまう(以下、このような状態を乗員の「横ずれ」と称する)おそれがあった。
このような乗員の横ずれを効果的に防止するサイドサポート部を備えた車両用シートとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の車両用シートは、通常時は自在に位置が変化するサイドサポート部が、車両旋回時には車両に作用する慣性力によってロックされるものである。したがって、かかる車両用シートによれば、シートへの昇降の容易性を確保したまま、乗員の横ずれが効果的に防止される。
しかし、上記特許文献1に記載の車両用シートは、慣性力によってサイドサポート部をロックする機構が複雑であり、部品点数が多く製造コストが嵩む。また、当該サイドサポート部をロックする機構を設けるスペースを確保するため、その分シートパッド(クッション材)を薄くするなどの措置が必要となる。その結果、乗り心地が低下するおそれがある。
上記実情に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、製造コストの増大や乗り心地の低下を招くことのない、優れたサポート性能を発揮するサイドサポート部を備えた車両用シートを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかる車両用シートは、乗員を幅方向両側から挟み込むように支持するサイドサポート部が形成された、乗員の背もたれ部分となるシートバックおよび乗員の着座部分となるシートクッションを備え、前記シートバックおよび前記シートクッションに形成された前記サイドサポート部の少なくともいずれか一方には、ダイラタント流体を含む袋体が設けられていることを要旨とする。
本発明にかかる車両用シートのサイドサポート部には、ダイラタント流体(急激に変形する場合には固体に近い挙動を示し、ゆっくりと変形する場合には流動性を示す流体)を含む袋体が設けられている。そのため、車両の急旋回などによって乗員の身体が側方に流れ、サイドサポート部にその荷重が掛かると、ダイラタント流体は固体のように固まり、乗員の身体は側方からしっかりと支えられる。つまり、乗員の横ずれが確実に防止される。さらに、ダイラタント流体を含む袋体は、ゆっくりと変形する場合には流動性があるため、乗員の体格差を吸収する部材としても機能する(あらゆる体格の乗員にフィットするサイドサポート部とすることができる)。
このような利点をもたらす上記構成は、ダイラタント流体を含む袋体をサイドサポート部に設けた簡単な構造であるため、製造コストの増大を招くことはない。また、ダイラタント流体を含む袋体を設けるスペースはそれほど大きくないため、シートパッドが薄くなることなどによる乗り心地の低下を招くこともない。
また、上記構成において、前記袋体は、前記ダイラタント流体を含むそれぞれが区画された複数の流体収容室を有していればよい。
このようにダイラタント流体を含む袋体が複数に分割された構成であれば、ダイラタント流体に含まれる粉体(固体)が局所的に溜まってしまうことが抑制される。換言すれば、サイドサポート部全体に亘ってダイラタント流体が収容された流体収容室が並べられた構成となるから、サイドサポート部全体に亘ってサポート性能に優れるサイドサポート部とすることができる。
また、上記構成において、前記袋体は、前記流体収容室同士を繋ぐ変形可能な連結部を有していればよい。
このような構成とすれば、サイドサポート部(サイドサポート部を構成するシートパッド)がどのような形状であろうとも、その形状に沿うようにダイラタント流体を含む袋体(流体収容室)を配置することができる。また、連結部の存在により各流体収容室同士を互いに離して配置することができるため、各収容室同士が干渉することによって各収容室内のダイラタント流体の変形が阻害されることが防止される。したがって、上述したダイラタント流体による作用(サイドサポート部のサポート性能や、シートのフィット感)がさらに向上する。
本発明にかかる車両用シートによれば、ダイラタント流体を含む袋体によって乗員の身体は側方からしっかりと支えられるため、乗員の横ずれが確実に防止される。また、製造コストの増大、乗り心地の低下を招くこともない。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明における上下方向(高さ方向)とは車両用シート1の高さ方向をいい、図1におけるZ方向をいう。前後方向とは車両用シート1の前後方向をいい、図1におけるX方向をいう。幅方向とは車両用シート1の幅方向(上下方向および前後方向に直交する方向)をいい、図1におけるY方向をいう。
本実施形態にかかる車両用シート1は、乗員の背もたれ部分となるシートバック1aと、乗員の着座部分となるシートクッション1bと、を備える。これらシートバック1aおよびシートクッション1bには、それぞれ、乗員を幅方向両側から挟み込むように支持するサイドサポート部2が形成されている。以下、シートクッション1bを中心にシートの構造(サイドサポート部2の構造)について詳細に説明する。なお、シートバック1aのサイドサポート部2の構造は、構成部材の方向性などが異なるだけでシートクッション1bのサイドサポート部2の構造とほぼ同じであるため、詳細な説明は省略する。
シートクッション1bは、金属製の材料で形成されたシートの骨格であるシートフレーム10と、このシートフレーム10を覆うように取り付けられるシートパッド20と、このシートパッド20を覆うシートカバー30と、シートパッド20とシートカバー30の間に設けられたダイラタント流体を含む袋体40と、を有する。
シートフレーム10は、シートクッション1bの幅方向両側に沿うサイドフレーム11が、シートクッション1bの前後方向両側に沿うパネル(前側に位置する部材)およびロッド(後側に位置する部材)12によって連結されてなる。シートフレーム10のサイドフレーム11の外面には、後述するダイラタント流体を含む袋体40を取り付けるための第一引掛部111が設けられている。つまり、第一引掛部111は、シートフレーム10の幅方向外側に一つずつ設けられている。この第一引掛部111は、前後方向に延びる軸状の部分を有する。また、同じくシートフレーム10のサイドフレーム11の外面には、シートカバー30を取り付けるための取付部112が形成されている。つまり、取付部112は、第一引掛部111と同様にシートフレーム10の幅方向外側に一つずつ設けられている。この取付部112は、前後方向に延びる軸状の部分を有する。第一引掛部111の前後方向に延びる軸状の部分は、取付部112の前後方向に延びる軸状の部分よりも下方に位置する。
シートパッド20は、例えば発泡体で形成されたクッション材である。シートパッド20の幅方向両側(以下両側部21と称する)は、中央(以下中央部22と称する)よりも上方に突出している。詳しくは、シートパッド20の両側部21は、中央部22の幅方向両端から上方に向かって段々と拡がるように上方に突出している。両側部21と中央部22の間には、前後方向に延びる吊り溝211が形成されている。また、この吊り溝211に沿うようにしてインサートワイヤ212がシートパッド20内に埋め込まれている。吊り溝211は、前後方向に沿って複数箇所(本実施形態では五箇所)がその他の部分よりも深く形成されている。そして、当該部分においてインサートワイヤ212は露出している。つまり、インサートワイヤ212は、吊り溝211の相対的に浅い部分に沿った部分はシートパッド20内に埋め込まれ、吊り溝211の相対的に深い部分に沿った部分は露出している。このインサートワイヤ212は、後述するダイラタント流体を含む袋体40を取り付けるための第二引掛部として機能する。
シートカバー30は、シートクッション1bの少なくとも一部を覆う。本実施形態では、シートクッション1bの表面(上面)および側面を覆うような形状である。シートカバー30の幅方向両側には、カバー取付フック31が取り付けられている。このカバー取付フック31は、シートフレーム10に設けられた取付部112に引っ掛けられている。また、シートカバー30におけるシートパッド20の中央部22とシートパッド20の両側部21を覆う部分の境界には、シートパッド20に埋め込まれたインサートワイヤ212に沿うカバー側ワイヤ(図示せず)が取り付けられている。このカバー側ワイヤとインサートワイヤ212は、結束部材(図示せず)によって結束されている。このように、カバー取付フック31が取付部112に引っ掛けられ、インサートワイヤ212とカバー側ワイヤが結束されることにより、シートカバー30が所定位置に取り付けられている。なお、このシートカバー30の取付構造は例示であり、所定位置にシートカバー30を取り付けることができる構造であれば、適宜変更可能である。例えば、シートカバー30のカバー取付フック31を取り付け部112に引っ掛ける構成ではなく、サイドフレーム11の下部に直接引っ掛ける構成としてもよい。
ダイラタント流体を含む袋体40は、シートパッド20の両側部21と、シートカバー30におけるシートパッド20の両側部21を覆う部分との間に設けられている。つまり、シートクッション1bのサイドサポート部2にダイラタント流体を含む袋体40が設けられている。このダイラタント流体を含む袋体40は、取付部材を介して所定位置に取り付けられる。取付部材は、ダイラタント流体を含む袋体40の両側に接続された接続部材51およびその接続部材51の先端に設けられた袋体取付フック52とを有する。接続部材51は、布材のような容易に変形する材料であれば、どのような材料であってもよいが、袋体40の取付を容易にするために伸縮性のある材料で形成されていることが好ましい。
この袋体取付フック52の一方側は、シートフレーム10のサイドフレーム11に設けられた第一引掛部111に引っ掛けられ、袋体取付フック52の他方側は、シートパッド20に埋め込まれたインサートワイヤ212(インサートワイヤ212の露出した部分)、すなわち第二引掛部に引っ掛けられる。これにより、ダイラタント流体を含む袋体40が所定位置に取り付けられている。なお、このダイラタント流体を含む袋体40の取付構造は例示であり、所定位置にダイラタント流体を含む袋体40を取り付けることができる構造であれば適宜変更可能である。
ダイラタント流体を含む袋体40の詳細な構成は次の通りである。袋体40は、それぞれが区画された複数の流体収容室41および各流体収容室41を繋ぐ連結部42を有する。すなわち、ダイラタント流体Dを収容する部分が複数に分割された構成である。各流体収容室41は、水平方向に平行な方向に延びるような形状であり、各室内に同一のダイラタント流体Dが収容されている。急激に変形する場合には固体に近い挙動を示すというダイラタント流体D特有の機能を発揮させるため、この各流体収容室41に収容されたダイラタント流体Dは、力が作用するとその形状が容易に変形するようになっている。
例えば、袋体40における各流体収容室41を伸縮性のある材料で形成すれば、各室内に収容されたダイラタント流体Dは形状が容易に変形する(伸縮性のある材料を押しのけるようにして変形する)。また、袋体40における各流体収容室41を伸縮性のない材料で形成する場合であっても、流体収容室41を構成する材料が縮みよったような状態(流体収容室41を構成する材料が内部のダイラタント流体Dによって膨れあがった状態ではなく、流体収容室41を構成する材料に皺がよっているような状態)であれば、当該縮みよった分、流体収容室41内にはダイラタント流体Dが移動することができる余裕があるということであるため、各室内に収容されたダイラタント流体Dは形状が容易に変形する。
このように構成される各流体収容室41同士は、例えば布材などによって構成される連結部42によって連結されている。連結部42は、容易に変形可能な部材であればどのような材料を用いてもよい。ただし、複数の流体収容室41を設計された通りの間隔で配置するため、伸縮性のない材料で形成されていることがより好ましい。本実施形態では、流体収容室41同士の間隔を同一に設定するため、各連結部42の長さは同じとなっている。
このような構成のダイラタント流体を含む袋体40を、上記接続部材51を介して第一引掛部111および第二引掛部に取り付けると、袋体40を構成する流体収容室41が所定の間隔(連結部42の長さによって決まる)をおいてシートパッド20の両側部21に沿って並ぶ。つまり、車両用シート1のサイドサポート部2の表面(乗員が接触する部分)に、ダイラタント流体を含む袋体40がシートカバー30に覆われた状態で位置する。
以上の構成を備える本実施形態にかかる車両用シート1によれば、次のような作用効果が奏される。
本実施形態にかかる車両用シート1のサイドサポート部2には、ダイラタント流体を含む袋体40が設けられている。そのため、車両の急旋回などによって乗員の身体Bが側方に流れ、サイドサポート部2にその荷重が掛かると、ダイラタント流体Dは固体のように固まるから、乗員の身体Bは側方からしっかりと支えられる。つまり、乗員の横ずれが確実に防止される。さらに、ダイラタント流体を含む袋体40は、ゆっくりと変形する場合には流動性があるため、図5に示すように、乗員の体格差を吸収する部材としても機能する(あらゆる体格の乗員にフィットするサイドサポート部2とすることができる)。このように、本実施形態にかかる車両用シート1は、サイドサポート部2に設けられたダイラタント流体Dによって、サイドサポート性能とシートのフィット感という二つのシート性能を大きく向上させることができるという点で優れるものである。
また、本実施形態は、製造コストの増大を招くことのない簡易な構成であるし、
ダイラタント流体を含む袋体40を設けるスペースはそれほど大きくないため、シートパッド20が薄くなることなどによる乗り心地の低下のおそれもない。
ダイラタント流体を含む袋体40を設けるスペースはそれほど大きくないため、シートパッド20が薄くなることなどによる乗り心地の低下のおそれもない。
また、本実施形態では、ダイラタント流体を含む袋体40が複数に分割された構成(複数の流体収容室41を有する構成)である。そのため、ダイラタント流体Dに含まれる粉体(固体)が局所的に溜まってしまうことが抑制される。換言すれば、サイドサポート部2全体に亘ってダイラタント流体Dが収容された流体収容室41が並べられた構成となるから、サイドサポート部2全体に亘ってサポート性能に優れるサイドサポート部2とすることができる。
特に、本実施形態では、各流体収容室41は水平方向に平行な方向に延びる形状(上下方向に傾斜していない形状)であるから、重力によってダイラタント流体Dに含まれる粉体(固体)が局所的に溜まってしまうことを抑制する効果が高い。例えば、シートパッド20の両側部21に沿って延びるような形状(図4、図5において斜めに延びる形状)とすれば、流体収容室41が上下方向に傾斜した状態となるから、その内部に収容されたダイラタント流体Dの粉体が重力によって流体収容室41の下方に溜まってしまい、ダイラタント流体D特有の機能が十分に発揮されないおそれがあるところ、本実施形態ではこのようなおそれがない。なお、水平方向に平行な方向に延びるような流体収容室41の形状は一例である。流体収容室41を重力の作用する方向に長い形状としなければ、同様の効果が奏される。例えば、球状の流体収容室41を水玉のようにシートパッド20の両側部21表面上に並べた構成としてもよい。シートバック1aに設けられる袋体40の各流体収容室41も、水平方向に平行な方向に延びる形状(上下方向に傾斜していない形状)とするなど、重力の作用する方向に長い形状としなければよい。
また、本実施形態において、ダイラタント流体Dが収容された流体収容室41同士は、変形可能な連結部42によって繋げられている。そのため、サイドサポート部2(サイドサポート部2を構成するシートパッド20)がどのような形状であろうとも、その形状に沿うようにダイラタント流体を含む袋体40(流体収容室41)を配置することができる。また、連結部42の存在により各流体収容室41同士を互いに離して配置することができるため、各収容室同士が干渉することによって各収容室内のダイラタント流体Dの変形が阻害されることが防止される。つまり、連結部42の存在により、サイドサポート部2のサポート性能がさらに向上するとともに、シートのフィット感もさらに向上する。
以上説明した上記実施形態にかかる車両用シート1の変形例として、例えば次のような構成が考えられる。上記実施形態では、袋体40は、それぞれが区画された複数の流体収容室41を有し、各流体収容室41に同一のダイラタント流体Dが収容されていることを説明したが、この各流体収容室41に収容されるダイラタント流体Dは、同一のものでなくてもよい。すなわち、流体に対する粉体(固体)の割合を変化させるなどした複数種のダイラタント流体Dを用意し、外側に位置する流体収容室41に収容されるダイラタント流体Dの方が、内側に位置する流体収容室41に収容されるダイラタント流体Dよりも、乗員の荷重がかかったときにより固く振る舞うものとすればよい。なお、内側から外側に向かって段々と固く振る舞うものとなる構成(外側ほど流体中の粉体の割合が多い構成)としてもよいし、内側に位置する複数の流体収容室41に含まれるダイラタント流体Dを同一の流体とし、それよりも外側に位置する複数の流体収容室41に含まれるダイラタント流体Dが固く振る舞うものとなる構成(外側に位置する複数の流体収容室41の方が流体中の粉体の割合が多い構成)にしてもよい。
このようにすれば、サイドサポート部2の外側部分においてより大きな力で乗員の身体Bを挟み込むこととなるから、乗員の身体Bをシートに拘束する性能がさらに向上する。つまり、乗員の横ずれ防止効果がさらに高まる。また、乗員の身体Bに接しやすい(常に接している)内側に位置する流体収容室41に収容されるダイラタント流体Dを固くする必要はないため、シートの乗り心地を大きく低下させずに済む。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、シートバック1aおよびシートクッション1bの両方が、ダイラタント流体を含む袋体40が設けられたサイドサポート部2を有する構成であることを説明したが、いずれか一方のサイドサポート部2のみにダイラタント流体を含む袋体40が設けられた構成としてもよい。
1 車両用シート
1a シートバック
1b シートクッション
2 サイドサポート部
20 シートパッド
30 シートカバー
40 ダイラタント流体を含む袋体
D ダイラタント流体
41 流体収容室
42 連結部
1a シートバック
1b シートクッション
2 サイドサポート部
20 シートパッド
30 シートカバー
40 ダイラタント流体を含む袋体
D ダイラタント流体
41 流体収容室
42 連結部
Claims (3)
- 乗員を幅方向両側から挟み込むように支持するサイドサポート部が形成された、乗員の背もたれ部分となるシートバックおよび乗員の着座部分となるシートクッションを備え、
前記シートバックおよび前記シートクッションに形成された前記サイドサポート部の少なくともいずれか一方には、ダイラタント流体を含む袋体が設けられていることを特徴とする車両用シート。 - 前記袋体は、前記ダイラタント流体を含むそれぞれが区画された複数の流体収容室を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
- 前記袋体は、前記流体収容室同士を繋ぐ変形可能な連結部を有することを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
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JP2011128929A JP2012254719A (ja) | 2011-06-09 | 2011-06-09 | 車両用シート |
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Cited By (2)
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EP3034353A1 (en) | 2014-12-19 | 2016-06-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
CN115230548A (zh) * | 2021-04-23 | 2022-10-25 | 丰田纺织株式会社 | 座椅装置 |
-
2011
- 2011-06-09 JP JP2011128929A patent/JP2012254719A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
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CN115230548B (zh) * | 2021-04-23 | 2023-09-29 | 丰田纺织株式会社 | 座椅装置 |
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