JP2012253279A - 太陽光発電モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線材とバス電極とが十分な機械的接合強度と接続信頼性を獲得し、太陽電池素子のそりを小さくできる太陽光発電モジュールを得ること。
【解決手段】実施の形態の太陽光発電モジュール100は、受光面1a側にて所定方向に延伸したバス電極2aと前記受光面の反対側の面に形成された裏面電極とを備えた太陽電池素子1を、前記受光面が同一方向を向くように複数個並列して備え、前記太陽電池素子の前記バス電極とそれに隣接する前記太陽電池素子の前記裏面電極とを電気的に接続する配線材4と、前記バス電極と前記配線材とに挟まれて両者を接合し、前記バス電極の側面を覆う樹脂接着剤3とを備え、前記所定方向に垂直で且つ前記受光面に平行な方向の前記配線材の幅は前記バス電極の幅より長いことを特徴とする。
【選択図】図1−3

Description

本発明は、複数の太陽電池素子を配線材で接続した太陽光発電モジュールおよびその製造方法に関するものである。
従来、太陽電池素子は、シリコン基板と、シリコン基板の光電変換部領域に生成された光生成キャリアを集電する細線電極と、細線電極と接続して、集電した光生成キャリアを配線材に伝達するための受光面配線材接続用電極(以下バス電極とする)を含んで構成されている。
配線材は、銅(Cu)などの良導体金属材料または良導体金属表面をはんだコートされたものから成る。バス電極はこの配線材を接合するための電極であり、細線電極と交差するように形成されている。バス電極は、細線電極と同じように、ガラスまたは樹脂をバイダーとして、銀(Ag)などの良電導材の粒子がフィラーとして含有した導電性ペーストを焼成して形成される。通常、バス電極と配線材とは、下記特許文献1に示されるように、はんだで接合される。はんだは、Sn−3Ag−0.5Cu(融点218℃)などのSn主体のPbフリーはんだ、またはPb−Sn(融点183℃)が用いられる。
このようにあらかじめシリコン基板に形成したバス電極を用いて配線材の接合を行う方法においては、以下のような問題がある。すなわち、太陽光発電セルの全長にわたり配線材を接合するが、太陽電池素子のシリコンと配線材の銅との熱膨張差により、太陽電池素子が反り破損する場合がある。
そのため、上記問題に対して、従来、下記特許文献2に示されるように、配線材を電極に樹脂接着剤にて接合する方法が提案されている。すなわち、電極上面に樹脂接着剤を配置し、その上に配線材を配置し、押し付けた状態で、樹脂接着剤を熱硬化させて配線材を接続する方法である。電極と配線材は接触にて電気的に接続され、接触を維持する力は樹脂接着剤の収縮力に依存する。この構成では、電極にて集電された光生成キャリアは、直接、配線材に流れる。配線材は、はんだの約1/10のヤング率をもつ樹脂でシリコン基板に接合しているため、太陽電池素子のそりを小さくすることができる。
特開2005−217148号公報 国際公開第2009/011209号
しかしながら上記従来の技術によれば、例えば特許文献2にあるように、バス電極よりも幅の狭い配線材を樹脂接着剤にてシリコン基板に接着する場合、配線材からはみ出した樹脂接着剤が太陽光線により劣化するため、接続信頼性が低下するという問題がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、配線材とバス電極とが十分な機械的接合強度と接続信頼性を得ることができ、さらに太陽電池素子のそりを小さくすることができる太陽光発電モジュールおよびその製造方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、受光面側にて所定方向に延伸したバス電極と前記受光面の反対側の面に形成された裏面電極とを備えた太陽電池素子を、前記受光面が同一方向を向くように複数個並列して備え、前記太陽電池素子の前記バス電極とそれに隣接する前記太陽電池素子の前記裏面電極とを電気的に接続する配線材と、前記バス電極と前記配線材とに挟まれて両者を接合し、前記バス電極の側面を覆う樹脂接着剤とを備え、前記所定方向に垂直で且つ前記受光面に平行な方向の前記配線材の幅は前記バス電極の幅より長いことを特徴とする。
本発明によれば、バス電極の側面を樹脂接着剤で覆ってバス電極と配線材を接続することで、配線材とバス電極の十分な機械的接合強度を得ることができる。さらに、配線材の幅が広いため、太陽光線による樹脂の劣化を抑制し高い接続信頼性を維持することができる。また、バス電極と配線材とが、ヤング率がはんだの約1/10以下の樹脂にて接着しているため、太陽電池素子のそりを小さくするという効果を奏する。
図1−1は、本発明の実施の形態1にかかる複数の太陽電池素子を配線材にて接続した太陽光発電モジュールのストリングの断面図を示す図である。 図1−2は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池ストリングの斜視図を示す図である。 図1−3は、本発明の実施の形態1にかかる配線材とバス電極の接合部を、バス電極の延伸方向に観た断面図である。 図1−4は、本発明の実施の形態1にかかる配線材とバス電極の接合部を、バス電極の延伸方向に観た断面図である。 図2−1は、本発明の実施の形態2にかかる配線材とバス電極の接合部を、バス電極の延伸方向に観た断面図である。 図2−2は、本発明の実施の形態2にかかる配線材とバス電極の接合部を、バス電極の延伸方向に観た断面図である。 図3−1は、本発明の実施の形態2にかかる配線材とバス電極の接合部を、バス電極の延伸方向に観た断面図である。 図3−2は、本発明の実施の形態2にかかる配線材とバス電極の接合部を、バス電極の延伸方向に観た断面図である。 図4−1は、本発明の実施の形態3にかかる太陽光発電モジュールの製造方法の一工程を示す上面図である。 図4−2は、図4−1のA−A線に沿った、バス電極の延伸方向に観た断面図である。 図5−1は、本発明の実施の形態3にかかる太陽光発電モジュールの製造方法の一工程を示す上面図である。 図5−2は、図5−1のA−A線に沿った、バス電極の延伸方向に観た断面図である。 図6−1は、本発明の実施の形態3にかかる太陽光発電モジュールの製造方法の一工程を示す上面図である。 図6−2は、図6−1のA−A線に沿った、バス電極の延伸方向に観た断面図である。
以下に、本発明にかかる太陽光発電モジュールおよびその製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1−1〜図1−4は、本発明にかかる実施の形態1の太陽光発電モジュールの構造を示す図である。図1−1は、複数の太陽電池素子1を配線材4にて接続した太陽光発電モジュール100のストリングの断面図を示す。図1−2は、バス電極2aと配線材4の接合部を含む太陽電池ストリング10の斜視図を示す。また、図1−3および図1−4は、配線材4とバス電極2aの接合部を、バス電極2aの延伸方向に観た断面図である。
図1−1に示されるように、太陽光発電モジュール100は、複数の太陽電池素子1の第1の面である受光面1aのバス電極2aと第2の面である裏面1bの裏面集電電極2c(裏面電極)を交互に配線材4を用いて接続した太陽電池ストリング10を備える。さらに、太陽電池ストリング10の受光面1a側に受光面保護材11を配置し、裏面1b側に裏面保護材12を配置している。太陽電池ストリング10と受光面保護材11の間、および太陽電池ストリング10と裏面保護材12の間は、それぞれ封止材13で満たされている。受光面1a上に形成されたバス電極2aと配線材4とは、樹脂接着剤3にて接合されている。
図1−2は、太陽電池ストリング10の斜視図を示す。太陽電池ストリング10は、複数の太陽電池素子1を配線材4で接続したものからなる。太陽電池素子1は、例えば、100〜200μmほどの厚みのp型シリコンを基板として以下のように構成される。p型層となるp型シリコン基板の受光面側1aには、リン拡散によってn型拡散層(不純物層拡散層:図示せず)が形成され、さらに入射光の反射を防止して変換効率を向上させるためのシリコン窒化膜よりなる反射防止膜が表面処理により設けられて、太陽電池素子1の第1の面すなわち受光面1a(光電変換部領域)となっている。
さらに、受光面1aには電力の取り出しを目的としたバス電極2aと細線電極2bが設けられている。また、p型シリコン基板(以下、単に基板)の第2の面すなわち裏面1bには、高濃度不純物を含んだp+層が形成されている。裏面1bは受光面1aとは反対側の面である。さらに、図1−1に示されるように、入射光の反射および電力の取り出しを目的として裏面1bに、第1の面と同じく上述した裏面集電電極2c(第2の集電電極)が設けられている。
図1−3は、バス電極2aと配線材4が樹脂接着剤3の導電粒子5によって電気的に接続している様子を示す断面図である。図1−3では、1本分のバス電極2aを含んだ断面を示している。図1−3の紙面垂直方向がバス電極2aの延伸方向であり、この図が示すように、バス電極2aの延伸方向に垂直で且つ受光面1aに平行な方向の配線材4の幅はバス電極2aの幅より長い。樹脂接着剤3には導電粒子5が含有されており、配線材4とバス電極2aの間は導電粒子5を介して電気的に接合している。
導電粒子5はNiまたはプラスチックボール表面にAuなどの金属膜が形成された粒子を用いる。バス電極2aはスパッタまたは蒸着などの薄膜形成、またはめっきなどにより、Ag、Cu、Auなどの良導体金属で形成される。樹脂接着剤3がバス電極2aの側面2dまで覆っており、接着面積を大きくすることで接合信頼性を向上することができる。また、樹脂接着剤3は配線材4よりはみ出さないため、樹脂接着剤3が太陽光線により劣化することはない。
図1−4は、樹脂接着剤3が太陽電池素子1の表面(受光面1a)とも接着している状態を示す。図1−4の紙面垂直方向がバス電極2aの延伸方向であり、図1−3と同様に、バス電極2aの延伸方向に垂直で且つ受光面1aに平行な方向の配線材4の幅はバス電極2aの幅より長い。図1−4では、樹脂接着剤3が太陽電池素子1の受光面1aにもさらに接着することで、接着面積を大きくすることができる。接着面積の増大による接着力の向上によって、接合信頼性をさらに向上させることができる。
一方、太陽電池素子1の第2の面(裏面1b)には、上述したように裏面集電電極2cが設けられている。裏面集電電極2cは第1の面の受光面1a側の配線材4に対応した位置(配線材4と太陽電池素子1の厚さ方向に重なる位置)に設けられている。裏面集電電極2cとしては、裏面1bの全面に形成されている場合、銀で形成された電極が配線材4と同じ方向であって太陽電池素子1の長手方向に線上に形成されている場合、または島状に形成されている場合がある。本実施の形態では図1の断面図に示すように、裏面集電電極2cは島状に形成されたものを第1の面1aのバス電極2aと同じ方法を用いて配線材4と接合した。
なお、本実施の形態では複数の太陽電池素子1が接続されてなる太陽電池ストリング10と受光面保護材11、裏面保護材12、および封止材13とを含んだものを太陽光発電モジュール100としているが、これに限らず配線材4が接合されたバス電極2aと裏面集電電極2cを有する太陽電池素子1を含むものを太陽光発電モジュール100とみなしてもかまわない。
また、本実施の形態の太陽電池素子1は概略平板状を成すが、太陽電池素子1は、平板状のものに限られるものではなく、例えば、フレキシブルなシート状、或いは立方体状などでもよく、受光面1aに形成されたバス電極2aに配線材4が接合される太陽電池素子であれば適用することができる。
なお、本実施の形態においては、太陽電池ストリング10としては複数の太陽電池素子1を配線材4で相互接続したものを用いて示したが、太陽電池ストリング10が備える太陽電池素子1が1枚であってもかまわない。
さらに、本実施の形態のバス電極2aは、1つの太陽電池素子1の受光面1aあたり2本が形成されているが、バス電極2aは2本でなくともよく、受光面1aに1本以上が形成されている太陽電池素子1であれば太陽電池ストリング10を形成することができる。また、図1−2において細線電極2bは受光面1aに複数本が平行に形成されているが、複数本の細線電極2bは必ずしも平行でなくてもよく、太陽電池素子1の受光面1aに複数本が形成されているであればかまわない。
実施の形態2.
図2−1および図2−2は、本発明にかかる実施の形態2の太陽光発電モジュール200の構造を、バス電極2aの延伸方向に観た断面図であり、図2−1および図2−2は、太陽電池素子1の受光面1a上のバス電極2aと配線材4を接合した状態の断面図を示す。本実施の形態においても、図2−1および図2−2に示すようにバス電極2aの延伸方向に垂直で且つ受光面1aに平行な方向の配線材4の幅はバス電極2aの幅より長くなっている。
図2−1においては、樹脂接着剤3がバス電極2aの側面2dを覆っている。図2−2においては、樹脂接着剤3がバス電極2aに加えて太陽電池素子1の表面の受光面1aに接着することで接着力を向上させている。バス電極2aはガラスまたは樹脂をバインダーとして良導体の粒子を含有したペーストを焼成して形成されるため、バス電極2aの表面には凹凸2eが形成されている。
バス電極2a上に凹凸2eが形成されていることで、バス電極2aと樹脂接着剤3の接触面積が増すため、バス電極2aと樹脂接着剤3の機械的な接合強度を向上させることができる。また、配線材4とバス電極2a上の凸部が直接接触することにより電気的接続を得ることができる。本実施の形態においては、樹脂接着剤3に図1−3および図1−4に示した導電粒子5を用いなくても電気的接続は得られる。しかし、図3−1および図3−2の太陽光発電モジュール300に示すように、導電粒子5をバス電極2a上の凹部内に位置するように設けて電気的接続面積を増やしても良い。
実施の形態3.
図4−1、図4−2、図5−1、図5−2、図6−1、および図6−2は、本発明にかかる実施の形態3の太陽光発電モジュール400の製造方法の各工程を示す図である。図4−1は、太陽電池素子1の受光面1aの平面図である。後述する図5−1および図6−1も同じ方向から観た平面図である。また、図4−2、図5−2、および図6−2はバス電極2aの延伸方向に観た断面図であり、1本分のバス電極2aを含んだ断面を示している。
図4−1に示すように受光面1aには、バス電極2aが2本と細線電極2bが複数本平行に形成されている。図4−2は、バス電極2aの延伸方向と交差する方向の断面を示す図4−1のA−A線に沿った断面図である。図4−2に示されるように、バス電極2aは、実施の形態2と同様にガラスまたは樹脂をバインダーとして良導体の粒子を含有したペーストを焼成して形成することにより、バス電極2aの表面に凹凸2eが形成されていてもよい。
図5−1は、図4−1に引き続き、バス電極2aよりも受光面1aに平行な方向の幅の広い樹脂接着剤3を配置した状態の受光面1aの様子を示す平面図である。図5−2は、バス電極2aの延伸方向と交差する方向の断面を示す図5−1のA−A線に沿った断面図である。樹脂接着剤3はバス電極2aの側面2dを覆いやすくするために、バス電極2aの受光面1aに平行な方向の幅よりも幅が広いものを用いている。即ち、図5−2の紙面垂直方向がバス電極2aの延伸方向なので、バス電極2aの延伸方向に垂直で且つ受光面1aに平行な方向の樹脂接着剤3の幅はバス電極2a幅より長い。
樹脂接着剤3には、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂を用いる。また、配線材4とバス電極2aが電気的に接続する面積を増大するために、樹脂接着剤3に導電性の粒子を含んだものを用いてもよい。
図6−1は、図5−1に引き続き、受光面1a側のバス電極2aと樹脂接着剤3の上面に配線材4を位置合わせし、押し付け加熱した状態の受光面1aの様子を示す平面図である。図6−2は、図6−1のA−A線に沿った太陽光発電モジュール400の断面図であり、紙面垂直方向がバス電極2aの延伸方向である。図6−2に示すように、バス電極2aの延伸方向に垂直で且つ受光面1aに平行な方向の配線材4の幅はバス電極2aの幅より長くなっている。
配線材4とバス電極2aの間の樹脂接着剤3は加圧より押し出され、バス電極2aの側面2dを覆い、太陽電池素子1の表面である受光面1aとも接着している。配線材4とバス電極2aの電気的な接続はバス電極2aの凹凸部2eの凸部と配線材4との接触によりなされ、配線材4とバス電極2aの接合の維持は、バス電極2aの凹凸部2eの凹部、バス電極2aの側面2d、及び太陽電池素子1の表面に押し出された樹脂接着剤3によってなされる。
本実施の形態においては、樹脂接着剤3が太陽電池素子1の表面である受光面1aまで接着している場合を示したが、樹脂接着剤3の使用量を減らして太陽電池1の受光面1aに接着していない構造となっていてもよい。また、本実施の形態においては、樹脂接着剤3が導電粒子5を含有しない場合について説明したが、樹脂接着剤3が導電粒子5を含有してもよい。
上記説明したように、本実施の形態にかかる太陽光発電モジュールの製造方法においては、バス電極2aの延伸方向に垂直且つ受光面1aに平行な方向のバス電極2aの幅を配線材4の幅より狭くする。これにより、バス電極2aの側面2dを覆う樹脂接着剤3のはみ出しが少なくなり、太陽光線による樹脂の劣化を抑制することが可能となる。さらに、バス電極2aの側面2dを樹脂接着剤3で覆うことによって接着面積を増大して接着力を向上させることができるので高い接続信頼性を得ることができる。また配線材4は、はんだの約1/10のヤング率をもつ樹脂でシリコン基板に接合しているため、太陽電池素子1のそりを小さくすることができる。
更に、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。
例えば、上記実施の形態1乃至3それぞれに示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。更に、上記実施の形態1乃至3にわたる構成要件を適宜組み合わせてもよい。
以上のように、本発明にかかる太陽光発電モジュールおよびその製造方法は、複数の太陽電池素子が配線材によって接続された太陽光発電モジュールおよびその製造方法に好適なものである。
1 太陽電池素子
1a 受光面(第1の面)
1b 裏面(第2の面)
2a バス電極
2b 細線電極
2c 裏面集電電極
2d バス電極の側面
2e バス電極の凹凸部
3 樹脂接着剤
4 配線材
5 導電粒子
10 太陽電池ストリング
11 受光面保護材
12 裏面保護材
13 封止材
100、200、300、400 太陽光発電モジュール

Claims (9)

  1. 受光面側にて所定方向に延伸したバス電極と前記受光面の反対側の面に形成された裏面電極とを備えた太陽電池素子を、前記受光面が同一方向を向くように複数個並列して備え、
    前記太陽電池素子の前記バス電極とそれに隣接する前記太陽電池素子の前記裏面電極とを電気的に接続する配線材と、
    前記バス電極と前記配線材とに挟まれて両者を接合し、前記バス電極の側面を覆う樹脂接着剤と、
    を備え、
    前記所定方向に垂直で且つ前記受光面に平行な方向の前記配線材の幅は前記バス電極の幅より長いことを特徴とする太陽光発電モジュール。
  2. 前記樹脂接着剤は、前記太陽電池素子の前記受光面にも接着している
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電モジュール。
  3. 前記バス電極の前記受光面側の表面には凹凸が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽光発電モジュール。
  4. 前記樹脂接着剤は導電粒子を含有し、当該導電粒子を介して前記バス電極と前記配線材とが電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の太陽光発電モジュール。
  5. 前記太陽電池素子の受光面側には、前記バス電極に交差して複数の細線電極が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽光発電モジュール。
  6. 受光面側にて所定方向に延伸したバス電極と前記受光面の反対側の面に形成された裏面電極とを備えた太陽電池素子の前記バス電極上に、前記所定方向に垂直で且つ前記受光面に平行な方向の幅が前記バス電極よりも長い樹脂接着剤を配置する工程と、
    前記バス電極の上から前記樹脂接着剤を挟んで、前記所定方向に垂直で且つ前記受光面に平行な方向の幅が前記バス電極よりも長い配線材を位置合わせして加熱して押し付ける工程と、
    を含むことを特徴とする太陽光発電モジュールの製造方法。
  7. 前記押し付ける工程により、前記樹脂接着剤は前記太陽電池素子の前記受光面にも接着する
    ことを特徴とする請求項6に記載の太陽光発電モジュールの製造方法。
  8. 前記樹脂接着剤を配置する工程の前に、前記バス電極の前記受光面側の表面に凹凸を形成しておく
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の太陽光発電モジュールの製造方法。
  9. 前記樹脂接着剤は導電粒子を含有し、前記押し付ける工程により、前記導電粒子を介して前記バス電極と前記配線材とが電気的に接続される
    ことを特徴とする請求項6、7または8に記載の太陽光発電モジュールの製造方法。
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