JP2012252295A - 画像観察用眼鏡 - Google Patents

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JP2012252295A JP2011127026A JP2011127026A JP2012252295A JP 2012252295 A JP2012252295 A JP 2012252295A JP 2011127026 A JP2011127026 A JP 2011127026A JP 2011127026 A JP2011127026 A JP 2011127026A JP 2012252295 A JP2012252295 A JP 2012252295A
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Abstract

【課題】装着性の良好な画像観察用眼鏡を提供する。
【解決手段】画像観察用眼鏡1は、画像観察部を保持する枠部22と、画像観察用眼鏡1を装着する装着者の側頭部に沿う一対のテンプル4と、枠部22とテンプル4との間に配置され、テンプル4を軸支する調整機構3と、を備え、調整機構3は、テンプル4に設けられ、テンプル4の回転中心周りに沿って形成された歯部71を有する調整ギア7と、歯部71に噛合してテンプル4の回転を規制する規制状態、および規制状態が解除された被規制状態が切り替え可能な切替部61と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、スクリーンやディスプレイに表示される画像を観察するための画像観察用眼鏡に関する。
近年、スクリーンやディスプレイに表示される画像を、専用の眼鏡を用いることで観察者に3次元画像として認識させたり、ディスプレイに表示される2つの画像のうち一方の画像を選択して観察させたりする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の眼鏡(眼鏡装置)は、フレーム部および一対の柄を備えている。フレーム部には、眼鏡を装着する装着者の左右の眼の前方に位置する液晶シャッターや偏光フィルターが設けられている。一対の柄は、フレームの両端にそれぞれ連結されている。そして、この眼鏡は、一対の柄が使用者の頭部を挟持するように装着される。
特開平10−243420号公報
しかしながら、特許文献1に記載の眼鏡は、使用者の様々な頭部寸法に対応するように構成されていないため、眼鏡の装着者によっては、一対の柄によって頭部が圧迫されて不快に感じたり、緩くて眼鏡の位置がずれて画像を適切に観察できなかったりする恐れがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る画像観察用眼鏡は、画像を観察する画像観察部を備えた画像観察用眼鏡であって、前記画像観察部を保持する枠部と、一対のテンプルと、前記枠部と前記テンプルとの間に配置され、前記テンプルを軸支する調整機構と、を備え、前記調整機構は、前記調整機構および前記テンプルのいずれか一方に設けられ、前記テンプルの回転中心周りに沿って形成された歯部を有する調整ギアと、前記歯部に噛合して前記テンプルの回転を規制する規制状態、および前記規制状態が解除された被規制状態が切り替え可能な切替部と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、画像観察用眼鏡は、テンプルを回転可能に軸支する調整機構を備え、調整機構には、歯部を有する調整ギア、および切替部が設けられている。そして、切替部は、歯部に噛合してテンプルの回転を規制する規制状態、および被規制状態が切り替え可能に構成されている。これによって、切替部を歯部に噛合させることで、枠部に対するテンプルの回転角を変えること、つまり、一対のテンプル間の距離を調整することができる。よって、装着者は、頭部のサイズに合うように一対のテンプル間の距離を調整し、この画像観察用眼鏡を装着することができる。したがって、テンプルの締め付けによる頭部の痛みや、画像観察用眼鏡の位置ずれが抑制され、装着性の良好な画像観察用眼鏡が可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る画像観察用眼鏡において、前記調整機構は、前記切替部を付勢する付勢部を備え、前記切替部は、前記付勢部の付勢力による前記規制状態と、前記付勢力に抗する力による前記被規制状態とが切り替え可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、切替部を押圧することで切替部を被規制状態にしてテンプルを回転させ、切替部への押圧を解除することで、切替部を歯部に噛合させて規制状態にすることが可能となる。よって、簡単な操作で一対のテンプル間の距離を調整することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係る画像観察用眼鏡において、前記切替部は、外部から前記テンプルへの押圧力が所定の値以下の場合においては前記規制状態を維持し、前記押圧力を超える前記テンプルへの操作力により、前記規制状態から前記被規制状態への切り替えが可能な弾性を有していることが好ましい。
この構成によれば、切替部は、画像観察用眼鏡が装着者に装着された状態等のテンプルへの外部からの押圧力が所定の値以下の場合においては、規制状態を維持し、押圧力を超える操作力により規制状態から被規制状態への切り替えが可能な弾性を有している。これによって、部品点数の増加や構造の複雑化を抑制して一対のテンプル間の距離を調整する構成が可能となる。また、テンプルを操作することで、規制状態と被規制状態とを切り替えることができるので、規制状態と被規制状態とを切り替えるための操作部を画像観察用眼鏡の外面に設ける必要がなく、画像観察用眼鏡の外観デザインの向上が図れる。
[適用例4]上記適用例に係る画像観察用眼鏡において、前記調整機構は、前記テンプルを軸支し、前記枠部に連結される連結部を有し、前記切替部は、前記連結部に収納され、前記調整ギアは、前記テンプルに設けられていることが好ましい。
この構成によれば、調整機構は、切替部を収納する連結部を備えているので、画像観察部を保持する枠部を複雑な構造にすることなく調整機構を構成することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係る画像観察用眼鏡において、前記連結部は、前記枠部に対して回転自在に軸支されていることが好ましい。
この構成によれば、連結部は、枠部に回転自在に軸支されているので、調整機構を複雑な構成にすることなく、連結部に軸支されているテンプルと共に折り畳み自在に構成することが可能となる。よって、一対のテンプル間の距離を調整可能としつつ、収納する際や持ち運ぶ際の利便性向上が図られた画像観察用眼鏡の提供が可能となる。
[適用例6]上記適用例に係る画像観察用眼鏡において、前記切替部に噛合する前記歯部に対応して露出する標記部を備えていることが好ましい。
この構成によれば、画像観察用眼鏡は、切替部に噛合する歯部に対応して露出する標記部を備えているので、使用者は、標記部を目視することで、切替部と歯部との噛合状態、つまり一対のテンプル間の距離の状態を容易に知ることが可能となる。よって、使用者は、一対のテンプル間の距離を調整するか否か、および調整する際の調整の方向を容易に判断できるので、使い勝手の良好な画像観察用眼鏡の提供が可能となる。
第1実施形態の画像観察用眼鏡を模式的に示す外観図。 第1実施形態における調整機構近傍の画像観察用眼鏡を模式的に示す部分断面図。 第1実施形態における調整機構近傍の画像観察用眼鏡を模式的に示す部分断面図。 第2実施形態における調整機構近傍の画像観察用眼鏡を模式的に示す部分断面図。 変形例の切替部を説明するための模式図。
(第1実施形態)
以下、第1施形態に係る画像観察用眼鏡について、図面を参照して説明する。なお、以下では、説明の便宜上、画像観察用眼鏡1を装着した装着者から見て、前方を+Y方向(前方向)、右方向を+X方向(右方向)、頭上側を+Z方向(上方向)として記載する。
図1は、本実施形態の画像観察用眼鏡1を模式的に示す外観図である。
画像観察用眼鏡1は、図1に示すように、本体部2、一対の調整機構3、および一対のテンプル4を備え、調整機構3が操作されることによって、一対のテンプル4間の距離を調整できるように構成されている。
本体部2は、画像観察部21、および枠部22を備えている。
画像観察部21は、装着者にとって右眼の前方に位置する画像観察部21R、左眼の前方に位置する画像観察部21Lを備えている。画像観察部21R,21Lは、光学部材(例えば、液晶シャッターや偏光フィルター等)や、メカ的なシャッター機構等を有して構成されている。装着者は、プロジェクターから投写された画像やディスプレイに表示された画像等を、この画像観察部21R,21Lを通して観察することで、立体画像や複数の画像のうち選択した画像の1つを認識することができる。
枠部22は、画像観察部21R,21Lを保持するように構成されている。枠部22は、右側(+X側)の端部22Rおよび左側(−X側)の端部22Lがそれぞれ後方(−Y方向)に突出している。端部22R,22Lは、左右対称に形成されている。
調整機構3は、端部22R,22Lにそれぞれ軸支される調整機構3R,3Lを有し、左右対称に形成されている。調整機構3R,3Lは、切替え機構6(図2参照)を備え、この切替え機構6が操作されることで、テンプル4間の距離が調整される。調整機構3については、後で詳細に説明する。
テンプル4は、調整機構3R,3Lにそれぞれ軸支されるテンプル4R,4Lを有し、左右対称に形成されている。画像観察用眼鏡1が装着者に装着されると、テンプル4Rは、装着者の側頭部の右側に沿い、テンプル4Lは、装着者の側頭部の左側に沿うように配置される。そして、調整機構3が操作されると、テンプル4R,4L間の距離(以下、「テンプル間距離」という)が調整される。
ここで、調整機構3近傍の画像観察用眼鏡1の構造について、詳細に説明する。前述したように、調整機構3R,3Lは、左右対称に形成されている。ここでは、調整機構3Rに注目して説明する。
図2は、調整機構3R近傍の画像観察用眼鏡1を模式的に示す部分断面図であり、(a)は、上方から見た図、(b)は、左方(−X方向)から見た図である。
枠部22の端部22Rには、図2(a)に示すように、−X側の角部に凹部221が形成されている。凹部221は、上下方向における中央部が窪むように形成され、上下の内面には、支持ピンP1の両端が挿入される穴(図示省略)が形成されている。
調整機構3Rは、図2に示すように、端部22Rに軸支される連結部5、連結部5に収納される切替え機構6、およびテンプル4Rの先端に形成された調整ギア7を備えている。
連結部5は、図2(a)に示すように、端部22Rに倣う形状を有して形成され、凹部221に挿入可能な凸部51、および切替え機構6を収納する収納部52を有している。詳細な説明は省略するが、連結部5は、複数の部材で構成され、この複数の部材が組み合わされることで、収納部52が形成される。
凸部51の中央部には、上下方向に貫通し、支持ピンP1が挿通される孔が形成されている。連結部5は、この凸部51の孔に支持ピンP1が挿通され、凸部51から突出する支持ピンP1の両端が凹部221の穴に挿入されて端部22Rに回転自在に軸支される。
収納部52は、図2に示すように、連結部5の−Y側の端面に開口部を有して形成され、前側(+Y側)の内面(ガイド面52A)は、上下方向に沿うように形成されている。収納部52の上側の壁部には、図2(b)に示すように、挿通孔52Hが設けられ、挿通孔52Hの前後には、上側の壁部から突出する突出部521が設けられている。
また、収納部52には、図2(a)に示すように、ガイド面52Aとで後述する切替部61の左右方向および前後方向の移動を規制し、切替部61の上下方向の移動を案内する案内部522が設けられている。さらに、収納部52には、図2(b)に示すように、上下の内面に支持ピンP2の両端が挿入されるガイド穴52Gが形成されている。
テンプル4Rの先端部41は、図2(a)に示すように、左右方向における中央部に設けられた平面視半円形状の接続部411を有している。そして、この接続部411には、支持ピンP2が挿通される。テンプル4Rは、接続部411の上下から飛び出す支持ピンP2の両端がガイド穴52Gに挿入されて連結部5に軸支される。
また、先端部41には、標記部としてのマーク「W」(Wideの頭文字)、「N」(Narrowの頭文字)が標記されている。具体的に、マーク「W」は、接続部411の−X側に設けられ、マーク「N」は、接続部411の+X端部側に設けられている。
調整ギア7は、接続部411の前側(+Y側)に設けられており、支持ピンP2の中心軸周り、つまり、テンプル4Rの回転中心周りに沿って形成された歯部71を有している。本実施形態では、歯部71は、図2(a)の図面視における時計回りに沿って形成された4つの歯部71a,71b,71c,71dを有している。そして、接続部411および調整ギア7は、収納部52内に配置される。
切替え機構6は、図2に示すように、切替部61、および付勢部としてのコイルバネ62を備えている。
切替部61は、ベース部611、操作部612および係合部613を有している。
ベース部611は略直方体に形成され、図2(a)に示すように、ガイド面52Aと案内部522との間に配置される。
操作部612は、ベース部611の上側の面から突出して形成されており、図2(b)に示すように、挿通孔52Hに挿通され、連結部5の上面より外部に突出している。
係合部613は、ベース部611の−Y側の面から突出して形成されており、先端部は、調整ギア7の歯部71と噛合可能に形成されている。
コイルバネ62は、図2(b)に示すように、ベース部611の下方に配置され、切替部61を上方に付勢する。なお、コイルバネ62に替えて板バネ等を付勢部として構成してもよい。
切替部61は、左右方向(±X方向)および前後方向(±Y方向)にガタがなく収納部52に収納される。また、切替部61は、コイルバネ62に付勢され、ベース部611の上側の面が突出部521に当接してそれ以上の上方への移動が規制される。切替部61は、突出部521に当接する状態で係合部613が歯部71に噛合可能となり、操作部612がコイルバネ62の付勢力を超えた力で下方に押圧されると、下方に移動して係合部613と歯部71との噛合が解除された状態となる。
テンプル4Rは、係合部613が歯部71に噛合された状態において、連結部5に対する回転が規制された規制状態となり、係合部613と歯部71との噛合が解除された被規制状態において、連結部5に対する回転が可能となる。このように、切替部61は、歯部71に噛合してテンプル4の回転を規制する規制状態、および規制状態が解除された被規制状態が切り替え可能に構成されている。また、切替部61は、コイルバネ62の付勢力による規制状態と、コイルバネ62に抗する力による被規制状態とが切り替えられる。
左右のテンプル4R,4Lは、規制状態において、連結部5と共に枠部22に対して回転可能となり、枠部22に対して折り畳み自在に構成されることとなる。そして、左右のテンプル4R,4Lは、操作部612が押圧されることで、連結部5に対する回転が可能となり、テンプル間距離が調整される。
ここで、テンプル間距離の調整方法について説明する。
テンプル4R,4Lは、規制状態において、折り畳まれた状態から後端が広げられると、連結部5と共に支持ピンP1の中心軸を中心に回転する。そして、テンプル4R,4Lが所定の位置まで回転されると、連結部5の端面が端部22R,22Lの端面に当接して回転が規制された状態(以下、オープン状態という)となり、画像観察用眼鏡1は、このオープン状態で使用者に装着される。
テンプル4R,4Lは、前述したように、操作部612が押圧されることで、連結部5に対する回転が可能となる。そして、テンプル4R,4Lは、歯部71a,71b,71c,71dのうちのいずれかに、係合部613が噛合されることで、テンプル間距離が調整される。
具体的に、テンプル間距離の調整方法について、調整機構3Rに注目して説明する。図3(a)〜(c)は、調整機構3R近傍の画像観察用眼鏡1を模式的に示す部分断面図であり、係合部613が歯部71a,71b,71c,71dのうち、異なる歯部71に噛合した状態を上方から見た図である。
図3(a)に示すように、テンプル4Rは、歯部71bと歯部71cとの間に係合部613が噛合されると、枠部22に対する回転角が調整可能な範囲内の略中間に位置する中間状態となる。そして、テンプル4R,4Lの双方が中間状態とされた場合には、図1に示すように、テンプル間距離は、調整可能な範囲における略中間の距離Lcを有することとなる。
また、中間状態においては、図3(a)に示すように、先端部41に標記されたマーク「N」、「W」は、連結部5で隠蔽された状態となる。
テンプル4Rは、中間状態から操作部612が押圧されて被規制状態になると、図3における時計回りおよび反時計回りの回転が可能となる。そして、操作部612の押圧が解除されることによって、係合部613が歯部71bと歯部71cとの間以外の歯部71との噛合が可能となり、テンプル間距離が調整される。
具体的に、テンプル4Rは、中間状態から時計回りに回転され、図3(b)に示すように、歯部71aと歯部71bとの間に係合部613が噛合するように回転されると、枠部22に対する回転角が中間状態より小さな幅狭状態となる。そして、テンプル4R,4Lの双方が幅狭状態とされた場合には、図1に示すように、テンプル間距離は、距離Lcより小さな距離Lnを有することとなる。
また、幅狭状態においては、図3(b)に示すように、先端部41に標記されたマーク「N」が露出し、マーク「W」が連結部5で隠蔽された状態となり、テンプル間距離が最も小さいことが外部から認識できる。
一方、テンプル4Rは、中間状態から反時計回りに回転され、図3(c)に示すように、歯部71cと歯部71dとの間に係合部613が噛合するように回転されると、枠部22に対する回転角が中間状態より大きな幅広状態となる。そして、テンプル4R,4Lの双方が幅広状態とされた場合には、図1に示すように、テンプル間距離は、距離Lcより大きな距離Lwを有することとなる。
また、幅広状態においては、図3(c)に示すように、先端部41に標記されたマーク「W」が露出し、マーク「N」が連結部5で隠蔽された状態となり、テンプル間距離が最も大きなことが外部から認識できる。
このように、画像観察用眼鏡1は、操作部612が押圧されることで連結部5に対してテンプル4R,4Lが回転可能となり、歯部71a,71b,71c,71dのうちのいずれかに、係合部613が噛合することで、テンプル間距離が調整される。そして、画像観察用眼鏡1は、切替部61に噛合する歯部71a,71b,71c,71dに対応して、つまりテンプル間距離に対応してマーク「N」、「W」の露出や隠蔽がなされる。
以上説明したように、本実施形態の画像観察用眼鏡1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)使用者の頭部サイズに対応して一対のテンプル4間の距離を調整できるので、テンプル4の締め付けによる頭部の痛みや、画像観察用眼鏡1の位置ずれが抑制され、装着性の良好な画像観察用眼鏡1が可能となる。
(2)操作部612を押圧し、テンプル4R,4Lを回転させるという簡単な操作で、テンプル間距離を変更することができるので、使用者は、自分の頭部に合わせて容易にテンプル間距離を調整することが可能となる。また、オープン状態においてもテンプル間距離を調整することができるので、テンプルを閉じる方向に回転させた後、テンプル間距離を調整する構成に比べ、使用者は、煩わしさを感じることなくテンプル間距離を調整することが可能となる。
(3)調整機構3は、切替部61を収納する連結部5を備えているので、画像観察部21を保持する枠部22を複雑な構造にすることなく調整機構3を構成することが可能となる。
(4)連結部5は、枠部22に回転自在に軸支されているので、調整機構3を複雑な構成にすることなく、連結部5に軸支されているテンプル4と共に折り畳み自在に構成することが可能となる。よって、一対のテンプル4間の距離を調整可能としつつ、収納する際や持ち運ぶ際の利便性向上が図られた画像観察用眼鏡1の提供が可能となる。
(5)画像観察用眼鏡1は、標記部としてのマーク「W」、「N」を備えているので、使用者は、標記部を目視することで、切替部61と歯部71との噛合状態、つまり一対のテンプル4間の距離の状態を容易に知ることが可能となる。よって、使用者は、一対のテンプル4間の距離を調整するか否か、および調整する際の調整の方向を容易に判断できるので、使い勝手の良好な画像観察用眼鏡1の提供が可能となる。また、左右のテンプル4R,4Lをバランスよく調整できるので、テンプル間距離を調整した際にも、さらに良好な装着性が可能となる。
(6)異なるサイズの枠部22を複数用意すること無く、異なるサイズの頭部に対応できるので、画像観察用眼鏡1の製造コストの低減や、在庫管理の簡素化が図れる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る画像観察用眼鏡10について、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態の画像観察用眼鏡1と同様の構造および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
本実施形態の画像観察用眼鏡10は、第1実施形態の調整機構3と構成の異なる調整機構13を備えている。
本実施形態の調整機構13は、第1実施形態の調整機構3と同様に、端部22R,22Lにそれぞれ軸支され、左右対称に形成されている。ここでは、端部22Rに軸支される調整機構13Rに注目して説明する。
図4は、調整機構13R近傍の画像観察用眼鏡10を模式的に示す部分断面図であり、上方から見た図である。
調整機構13Rは、図4に示すように、端部22Rに軸支される連結部15、連結部15に収納される切替部16、およびテンプル4Rの先端に形成され、第1実施形態と同様に形成された調整ギア7を備えている。
連結部15は、図4に示すように、第1実施形態の連結部5と同様の外形形状、および凸部51を有し、凸部51の孔に挿通された支持ピンP1の両端が凹部221の穴に挿入されて端部22Rに軸支される。
連結部15は、第1実施形態の連結部5の収納部52と形状の異なる収納部152を有している。
収納部152には、第1実施形態の収納部52と同様に、支持ピンP2によってテンプル4Rが軸支され、この収納部152内には、接続部411および調整ギア7が配置される。そして、収納部152は、切替部16の後述するベース部161を固定するように形成されている。
切替部16は、熱可塑性エラストマー等の弾性を有する部材で形成され、図4に示すように、ベース部161および係合部162を有している。
ベース部161は、図4に示すように、直方体状に形成され、収納部152内の+Y側の壁部に固定されている。
係合部162は、ベース部161の−Y側の面から突出して形成されており、先端部は、調整ギア7の歯部71と噛合可能に形成されている。そして、係合部162は、画像観察用眼鏡10が装着者に装着された状態等のテンプル4Rへの外部からの押圧力が所定の値以下の場合には、規制状態を維持するように形成されている。
そして、切替部16は、テンプル4Rに所定以上の操作力が加えられると、係合部162が倒れるように変形して、規制状態から被規制状態に切り替えられる。
具体的に、テンプル4Rに、図4における時計回りCW方向の操作力が加えられると、係合部162は、+X方向に倒れ、噛合されていた歯部71の−X側の歯部71との噛合が可能となる。つまり、テンプル4Rに時計回りCW方向の操作力が加えられると、テンプル間距離を狭くする方向の調整が可能となる。
一方、テンプル4Rに、図4における反時計回りCCW方向の操作力が加えられると、係合部162は、−X方向に倒れ、噛合されていた歯部71の+X側の歯部71との噛合が可能となる。つまり、テンプル4Rに反時計回りCCW方向の操作力が加えられると、テンプル間距離を広くする方向の調整が可能となる。
このように、切替部16は、画像観察用眼鏡10が装着者に装着された状態等のテンプル4Rへの外部からの押圧力が所定の値以下の場合には、規制状態を維持し、その押圧力を超えるテンプル4Rへの操作力により、規制状態から被規制状態への切り替えが可能な弾性を有して形成されている。なお、切替部16は、熱可塑性エラストマーに限らず他の弾性を有する部材で形成してもよい。
以上説明したように、本実施形態の画像観察用眼鏡10によれば、第1実施形態の効果(1)、(3)〜(6)に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)切替部16は、画像観察用眼鏡10が装着者に装着された状態等のテンプル4Rへの外部からの押圧力が所定の値以下の場合においては、規制状態を維持し、押圧力を超える操作力により規制状態から被規制状態への切り替えが可能な弾性を有している。これによって、部品点数の増加や構造の複雑化を抑制して一対のテンプル4間の距離を調整する構成が可能となる。
(2)テンプル4を操作することで、規制状態と被規制状態とを切り替えることができるので、規制状態と被規制状態とを切り替えるための操作部を画像観察用眼鏡10の外面に設ける必要がなく、画像観察用眼鏡10の外観デザインの向上が図れる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記第1実施形態の調整機構3は、切替部61が上下方向に移動されることによって、規制状態と被規制状態とが切り替えられるように構成されているが、切替部61が前後方向に移動されることによって、規制状態と被規制状態とが切り替えられるように構成してもよい。また、付勢部としてねじりコイルバネを用い、切替部61を回転させることによって、規制状態と被規制状態とが切り替えられるように構成してもよい。
前記実施形態の画像観察用眼鏡1,10は、切替部61,16,17が連結部5,15に収納され、調整ギア7がテンプル4に形成されているが、切替部61,16,17をテンプル4に配置し、調整ギア7を連結部5,15に設けるように構成してもよい。
連結部5,15と枠部22とを一体的に構成し、テンプル4を支持ピンP2を中心に折り畳み自在となるように構成してもよい。
前記第2実施形態では、係合部162が倒れるように変形することによって、規制状態と被規制状態とが切り替えられるように形成されているが、他の態様の変形で規制状態と被規制状態とが切り替えられるように形成してもよい。
例えば、切替部が捻られように変形することによって、規制状態と被規制状態とが切り替えられるように構成してもよい。図5は、変形例の切替部17を説明するための模式図である。図5に示すように、切替部17は、円柱形状のベース部171、およびベース部171から突出し、歯部71と噛合可能な係合部172を有している。そして、切替部17は、テンプル4に所定以上の操作力が加えられると、ベース部171が捻られように変形し、規制状態と被規制状態とが切り替えられる。
前記実施形態では、歯部71は、4つの歯部71a,71b,71c,71dで構成されているが、4つ以外で構成してもよい。
1,10…画像観察用眼鏡、2…本体部、3,3L,3R,13,13R…調整機構、4,4L,4R…テンプル、5,15…連結部、6…切替え機構、7…調整ギア、16,17,61…切替部、21,21L,21R…画像観察部、22…枠部、22L,22R…端部、62…コイルバネ、71,71a,71b,71c,71d…歯部、162,172,613…係合部、612…操作部。

Claims (6)

  1. 画像を観察する画像観察部を備えた画像観察用眼鏡であって、
    前記画像観察部を保持する枠部と、
    一対のテンプルと、
    前記枠部と前記テンプルとの間に配置され、前記テンプルを軸支する調整機構と、
    を備え、
    前記調整機構は、
    前記調整機構および前記テンプルのいずれか一方に設けられ、前記テンプルの回転中心周りに沿って形成された歯部を有する調整ギアと、
    前記歯部に噛合して前記テンプルの回転を規制する規制状態、および前記規制状態が解除された被規制状態が切り替え可能な切替部と、
    を備えていることを特徴とする画像観察用眼鏡。
  2. 請求項1に記載の画像観察用眼鏡であって、
    前記調整機構は、
    前記切替部を付勢する付勢部を備え、
    前記切替部は、前記付勢部の付勢力による前記規制状態と、前記付勢力に抗する力による前記被規制状態とが切り替え可能に構成されていることを特徴とする画像観察用眼鏡。
  3. 請求項1に記載の画像観察用眼鏡であって、
    前記切替部は、外部から前記テンプルへの押圧力が所定の値以下の場合においては前記規制状態を維持し、前記押圧力を超える前記テンプルへの操作力により、前記規制状態から前記被規制状態への切り替えが可能な弾性を有していることを特徴とする画像観察用眼鏡。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像観察用眼鏡であって、
    前記調整機構は、前記テンプルを軸支し、前記枠部に連結される連結部を有し、
    前記切替部は、前記連結部に収納され、
    前記調整ギアは、前記テンプルに設けられていることを特徴とする画像観察用眼鏡。
  5. 請求項4に記載の画像観察用眼鏡であって、
    前記連結部は、前記枠部に対して回転自在に軸支されていることを特徴とする画像観察用眼鏡。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の画像観察用眼鏡であって、
    前記切替部に噛合する前記歯部に対応して露出する標記部を備えていることを特徴とする画像観察用眼鏡。
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